JP2018097640A - 施設管理装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】監視管理対象の情報や監視管理対象で発生した事象を、通知対象のユーザに対してより確実に通知できるようにする。【解決手段】設備情報取得部１０３は、ログイン時に入力されたユーザ情報に対応するログインの時間帯における権限をユーザ情報記憶部１０１より取り出す。設備情報取得部１０３は、ユーザ情報記憶部１０１より取り出した権限に対応する監視管理対象の施設設備の情報を、設備情報記憶部１０２より取り出す。表示制御部１０４は、設備情報取得部１０３が取り出した施設設備の情報を表示部１０７に表示する。検出部１０５は、設備情報取得部１０３が取り出した施設設備の情報で特定される施設設備で発生した事象を検出する。通知部１０６は、検出部１０５が検出した事象を通知する。【選択図】 図１

Description

本発明は、施設内の各種設備の状態を監視管理する施設管理装置および方法に関するものである。
テナントビルなどにおいては、施設設備の運転制御および運転状態の監視管理が、２４時間体制で実施されている（特許文献１参照）。施設設備の運転制御および監視管理を行うための施設管理装置は中央監視室や警備室などに設置されている。また、各施設管理装置において、複数のオペレータにより運転操作および監視確認が実施されている。
このような監視管理システムには、監視および管理の対象となる設備や機器が多数にわたり、これらを表す情報も多種多様にわたっている。また、システムの効率化および様々な安全性確保の観点より、システム内で発生したエラー、異常などの事象を、システムのユーザに迅速に通知することが重要となる。例えば、モニターにより、常時表示エリアやポップアップ画面などにより、発生した事象を表示することで、事象の通知を行っている。このような監視管理システムでは、ログインしたユーザの権限により、監視および管理対象の範囲が異なっている場合が多い。
特開２０１１−１１３１８１号公報
ところで、２４時間体制で全ての監視管理を実施する中央管理の部署は、監視管理対象となる施設以外に配置され、遠隔で監視管理を実施している場合が多い。一方、緊急対応を実施するための部署は、対象となる設備内に配置されている。このような設備内に配置されている緊急対応用の現場部署においては、時刻によって必要な警報が異なる場合がある。例えば、商用施設のビル管理では、昼間と夜間とでは、注意すべき警報が異なる場合がある。
しかしながら、従来のシステムでは、例えば夜間では重要とならない警報であっても、現場部署における端末装置にログインしているユーザに通知されることになる。監視管理範囲が、ユーザ毎に異なっているが、同一のユーザにおいても、昼間と夜間とで監視範囲が異なっている場合、夜間においては不要な警報が、ユーザに通知されることになる。このような情報過多の状況は、実際に必要な重要情報（警報）を見逃す原因となる。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、監視管理対象の情報や監視管理対象で発生した事象を、通知対象のユーザに対してより確実に通知できるようにすることを目的とする。
本発明に係る施設管理装置は、ユーザを識別するユーザ識別と時間帯毎の権限とを対応づけて記憶するユーザ識別記憶部と、監視管理対象となる施設設備の情報を権限に対応づけて記憶する設備情報記憶部と、ログイン時に入力されたユーザ識別に対応するログインの時間帯における権限をユーザ識別記憶部より取り出し、取り出した権限に対応する施設設備の情報を設備情報記憶部より取り出すように構成された設備情報取得部と、設備情報取得部が取り出した施設設備の情報を表示部に表示するように構成された表示制御部と、設備情報取得部が取り出した施設設備の情報で特定される施設設備で発生した事象を検出するように構成された検出部と、検出部が検出した事象を通知するように構成された通知部とを備える。
上記施設管理装置において、ユーザ識別によるログイン状態の経過時間を計測するように構成された時間測定部と、時間測定部が測定した時間が規定値を超えるとユーザ識別によるログイン状態を解消するように構成されたログイン状態変更部とを備えるようにしてもよい。
また、本発明に係る施設管理方法は、ログイン時に入力されたユーザ識別に対応するログインの時間帯における権限をユーザ識別記憶部より取り出し、取り出した権限に対応する施設設備の情報を設備情報記憶部より取り出す第１ステップと、第１ステップで取り出した施設設備の情報を表示部に表示する第２ステップと、第１ステップで取り出した施設設備の情報で特定される施設設備で発生した事象を検出する第３ステップと、第３ステップで検出した事象を通知する第４ステップとを備え、ユーザ識別記憶部は、ユーザを識別するユーザ識別と時間帯毎の権限とを対応づけて記憶し、設備情報記憶部は、監視管理対象となる施設設備の情報を上記権限に対応づけて記憶する。
上記施設管理方法において、ユーザ識別によるログイン状態の経過時間が規定値を超えると上記ユーザ識別によるログイン状態を解消する第５ステップを備えるようにしてもよい。
以上説明したことにより、本発明によれば、監視管理対象の情報や監視管理対象で発生した事象を、通知対象のユーザに対してより確実に通知できるという優れた効果が得られる。
図１は、本発明の実施の形態における施設管理装置の構成を示す構成図である。 図２は、本発明の実施の形態における施設管理方法について説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図１は、本発明の実施の形態における施設管理装置の構成を示す構成図である。この施設管理装置は、ユーザ情報記憶部１０１、設備情報記憶部１０２、設備情報取得部１０３、表示制御部１０４、検出部１０５、通知部１０６、表示部１０７を備える。
ユーザ情報記憶部１０１は、ユーザを識別するユーザ識別と時間帯毎の権限とを対応づけて記憶する。
設備情報記憶部１０２は、監視管理対象となる施設設備の情報を上記の権限に対応づけて記憶する。設備情報記憶部１０２は、監視管理対象となる施設設備に関する情報としては、例えば、施設を識別するための識別情報、施設設備の名称である「コンプレッサー」および「ドライヤー」、および圧力，温度，風量などの目標値・状態値があり、また、運転時間，発停回数，原単位などがある。
設備情報取得部１０３は、ログイン時に入力されたユーザ識別に対応するログインの時間帯における権限をユーザ情報記憶部１０１より取り出す。また、設備情報取得部１０３は、ユーザ情報記憶部１０１より取り出した権限に対応する施設設備の情報を、設備情報記憶部１０２より取り出す。
表示制御部１０４は、設備情報取得部１０３が取り出した施設設備の情報を表示部１０７に表示する。
検出部１０５は、設備情報取得部１０３が取り出した施設設備の情報で特定（識別）される施設設備で発生した事象を検出する。施設設備で発生した事象は、例えば、施設設備で発生した異常である。通知部１０６は、検出部１０５が検出した事象を通知する。施設設備で発生した事象が、例えば異常であれば、事象の通知は、警報となる。事象の通知は、例えば、表示部１０７に表示する。また、検出された事象が異常の場合、警報器（不図示）などを動作させて警報を発令させることで通知してもよい。
また、実施の形態における施設管理装置は、時間計測部１０８、ログイン状態変更部１０９を備える。時間測定部１０８は、ユーザ識別によるログイン状態の経過時間を計測する。例えば、時間測定部１０８は、初期設定されているデフォルトユーザ以外のユーザ識別によるログイン状態が開始されると、このログイン状態の経過時間を計測する。ログイン状態変更部１０９は、時間測定部１０８が測定した時間（ログイン時間）が規定値を超えるとユーザ識別によるログイン状態を解消する。例えば、ログイン状態変更部１０９は、ログイン状態を解消した後、上記デフォルトユーザによるログイン状態とする。
次に、本発明の実施の形態における施設管理装置の動作例（施設管理方法）について、図２のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップＳ２０１で、デフォルトユーザ以外のユーザ識別によるログインがなされると（ステップＳ２０１のｙｅｓ）、ステップＳ２０２で、設備情報取得部１０３が、ログイン時に入力されたユーザ識別に対応するログインの時間帯における権限をユーザ情報記憶部１０１より取り出す。次に、ステップＳ２０３で、設備情報取得部１０３が、取り出した権限に対応する施設設備の情報を、設備情報記憶部１０２より取り出す［第１ステップ］。
次に、ステップＳ２０４で、表示制御部１０４が、設備情報取得部１０３が取り出した施設設備の情報を表示部１０６に表示する［第２ステップ］。例えば、施設設備を識別する識別子とともに「コンプレッサー」が表示され、また、風量の目標値・状態値、運転時間，発停回数などが表示される。
次に、ステップＳ２０５で、ログイン状態変更部１０９が、ログイン時間が規定値を超えているかどうかを判断する。時間測定部１０８により、上記ユーザ識別によるログイン状態の経過時間（ログイン時間）が測定されている。ログイン状態変更部１０９が、ログイン時間が規定値を超えてないと判断すると（ステップ２０５のｎｏ）、ステップＳ２０６に進む。
ステップＳ２０６で、検出部１０５が、設備情報取得部１０３が取り出した施設設備の情報で特定される施設設備で発生した事象を検出すると（ステップＳ２０６のｙ）［第３ステップ］、ステップＳ２０７で、通知部１０６が、検出部１０５が検出した事象を通知する［第４ステップ］。検出部１０５が、上記の施設設備で発生した事象を検出しない場合（ステップＳ２０６のｎｏ）、ステップＳ２０４に戻る。
なお、ステップＳ２０５で、ログイン状態変更部１０９が、ログイン時間が規定値を超えていることを検出すると（ステップＳ２０５のｙｅｓ）、ログイン状態変更部１０９は、上記ユーザ識別によるログイン状態を解消する［第５ステップ］。また、ログイン状態変更部１０９は、ログイン状態を解消すると、初期設定されているデフォルトユーザによるログイン状態とする。また、ステップＳ２０１で、デフォルトユーザ以外のユーザ識別によるログインがなされない場合、ステップＳ２０９で、終了の判断を行い、終了が判断されると（ステップＳ２０９のｙ）、施設管理装置の動作を終了する。
上述した施設管理装置は、ＣＰＵ（Central Processing Unit；中央演算処理装置）と主記憶装置と外部記憶装置とネットワーク接続装置となどを備えたコンピュータ機器であり、主記憶装置に展開されたプログラムによりＣＰＵが動作することで、上述した各機能が実現される。また、各機能は、複数のコンピュータ機器に分散させるようにしてもよい。
以上に説明したように、本発明では、まず、ユーザを識別するユーザ識別をユーザに対応する時間帯毎の権限とともに用いる。また、本発明では、ログイン時に入力されたユーザ識別に対応するログインの時間帯における権限に対応する施設設備の情報を表示する。また、本発明では、ログイン時に入力されたユーザ識別に対応するログインの時間帯における権限に対応する施設設備で発生した事象を通知する。この結果、本発明によれば、施設設備の情報や施設設備で発生した事象を、通知対象のユーザに対してより確実に通知できるようになる。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形および組み合わせが実施可能であることは明白である。
１０１…ユーザ情報記憶部、１０２…設備情報記憶部、１０３…設備情報取得部、１０４…表示制御部、１０５…検出部、１０６…通知部、１０７…表示部、１０８…時間計測部、１０９…ログイン状態変更部。

Claims (4)

  1. ユーザを識別するユーザ識別と時間帯毎の権限とを対応づけて記憶するユーザ識別記憶部と、
    監視管理対象となる施設設備の情報を前記権限に対応づけて記憶する設備情報記憶部と、
    ログイン時に入力されたユーザ識別に対応するログインの時間帯における権限を前記ユーザ識別記憶部より取り出し、取り出した前記権限に対応する施設設備の情報を前記設備情報記憶部より取り出すように構成された設備情報取得部と、
    前記設備情報取得部が取り出した施設設備の情報を表示部に表示するように構成された表示制御部と、
    前記設備情報取得部が取り出した施設設備の情報で特定される施設設備で発生した事象を検出するように構成された検出部と、
    前記検出部が検出した事象を通知するように構成された通知部と
    を備えることを特徴とする施設管理装置。
  2. 請求項１記載の施設管理装置において、
    前記ユーザ識別によるログイン状態の経過時間を計測するように構成された時間測定部と、
    前記時間測定部が測定した時間が規定値を超えると前記ユーザ識別によるログイン状態を解消するように構成されたログイン状態変更部と
    を備えることを特徴とする施設管理装置。
  3. ログイン時に入力されたユーザ識別に対応するログインの時間帯における権限をユーザ識別記憶部より取り出し、取り出した前記権限に対応する施設設備の情報を設備情報記憶部より取り出す第１ステップと、
    前記第１ステップで取り出した施設設備の情報を表示部に表示する第２ステップと、
    前記第１ステップで取り出した施設設備の情報で特定される施設設備で発生した事象を検出する第３ステップと、
    前記第３ステップで検出した事象を通知する第４ステップと
    を備え、
    前記ユーザ識別記憶部は、前記ユーザを識別するユーザ識別と時間帯毎の権限とを対応づけて記憶し、
    前記設備情報記憶部は、監視管理対象となる前記施設設備の情報を前記権限に対応づけて記憶することを特徴とする施設管理方法。
  4. 請求項３記載の施設管理方法において、
    前記ユーザ識別によるログイン状態の経過時間が規定値を超えると前記ユーザ識別によるログイン状態を解消する第５ステップを備えることを特徴とする施設管理方法。
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