JP6123056B2 - 景品排出機構 - Google Patents

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Description

本発明は、貯留部の内部に貯留された複数の景品を一つずつ排出口から外部に排出する景品排出機構に関する。
貯留部の内部に貯留された複数の景品を一つずつ排出口から外部に排出する景品排出機構が存在する。また、複数の景品として、内部に各種の物を収容するカプセル状の景品が利用される場合がある。このような景品を排出する景品排出機構の一つとして、各カプセルが縦列に並ぶ複数の筒体を有し、各筒体の最下方のカプセルを順に排出するとともに、検出板により最下方のカプセルの有無を検出するカプセル払出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2又は3が存在する。
特許第3068004号公報 特許第4821103号公報 特許第4204287号公報
特許文献1の装置では、筒体毎に最下方のカプセルの有無が検出される。つまり、筒体毎に次回にカプセルを排出可能か否か検出される。一方で、対価の徴収等に伴い、円盤状の配送盤を回転させ、この回転を通じて一つずつカプセルを排出する排出機構(いわゆるガチャガチャ)も存在する。このような排出機構では、前払いで対価を徴収する場合も多い。前払いの場合、カプセルを排出できなければ対価を返還する必要が生じてしまう。しかし、例えば対価として電子通貨が使用される場合等、対価の返還が難しい場合も多い。このため、このような装置においても、同様に、次回にカプセルを排出可能か否か管理する必要性が生じる場合がある。さらに、次回に排出可能なカプセル残数の確認だけでは十分でない可能性もある。
そこで、本発明は、次回だけでなく次々回以降に排出予定の在庫を含む景品残数を管理することができる景品排出機構を提供することを目的とする。
本発明の景品排出機構は、貯留部の内部に貯留された複数の景品を一つずつ排出口から外部に排出する景品排出機構であって、前記複数の景品が一つずつ通過する大きさにそれぞれ開口する複数の通過口部を有し、前記複数の通過口部のうちの一つの通過口部が前記排出口の位置に対応するように配置される第1部材と、各景品が通過するように開口する接続口部を有し、当該接続口部が前記排出口の位置と対応するように前記第1部材と前記排出口との間に配置され、前記一つの通過口部以外の残りの通過口部を各景品が通過せず各通過口部に留まるように塞ぐ第2部材と、前記一つの通過口への各景品の侵入を制限する制限部材と、前記残りの通過口部の少なくとも一部に対して各景品が留まっているか否かの検出を実行する複数の景品検知センサと、を備え、前記第1部材は、前記第2部材に沿って各通過口が順に前記一つの通過口として機能するように各通過口に留まる各景品とともに回転し、前記複数の景品検知センサは、前記第1部材の回転に伴い前記残りの通過口のうち次回及び次々回に順に前記一つの通過口部として機能する二つの通過口部に対して少なくとも前記検出を実行する、ものである。
本発明の一形態に係る景品排出機構及びそれを使用するゲーム機を含むゲームシステムの外観を概略的に示す図。 景品排出機構及びゲーム機の制御系の要部の構成を示す図。 正面側蓋及び上面側蓋を外した状態の貯留部の斜視図の一例を模式的に示す図。 図3の例における正面図を模式的に示す図。 図3の例における左側面図を模式的に示す図。 図4のVI−VI線に関する断面図を模式的に示す図。 図3の例において更に囲い部を外した状態の貯留部を模式的に示す図。 図7の例の貯留部の平面図を模式的に示す図。 配送処理ルーチンのフローチャートの一例を示す図。 位置調整処理ルーチンのフローチャートの一例を示す図。
以下、本発明の一形態に係る景品排出機構について説明する。図1は、本発明の一形態に係る景品排出機構及びそれを使用するゲーム機を含むゲームシステムの外観を概略的に示す図である。図1に示すように、一例として、ゲームシステム1は、景品排出機構GP及び2台のゲーム機GMを含んでいる。
景品排出機構GPは、内部に貯留する景品をユーザに提供するための機構である。一例として、景品排出機構GPは、これらの2台のゲーム機GMに接続されて使用される。景品排出機構GPは、例えば、貯留部6及び排出部7を備えている。貯留部6は、複数の景品を貯留するための部分である。貯留部6には、例えば、景品としての複数のカプセル8が貯留される。
貯留部6の正面側には正面側蓋6aが、上面側には上面側蓋6bが、それぞれ設けられている。正面側蓋6a及び上面側蓋6bは、貯留部6の正面側の壁或いは上面を形成するための蓋部材である。貯留部6の内部には、正面側蓋6a及び上面側蓋6bによって空間が形成される。正面側蓋6aには、一例として、半球体状の立体的な窓9が設けられる。このため、貯留部6は、窓9を通して内部のカプセル8の情報を視覚的に外部に提供する。カプセル8は、内部にフィギュア等の各種の物理的な特典(物)を収容するカプセル型の球形の容器である。つまり、カプセル8には、実際の特典(景品)が収容されている。
一方、排出部7は、貯留部6の内部の景品をユーザに提供するための部分である。排出部7には、下側排出口7aが形成される。下側排出口7aは、接続通路(不図示)に接続される。接続通路は、貯留部6の内部と外部とを接続する通路である。つまり、下側排出口7aは、接続通路を介して貯留部6の内部と外部とを接続する開口である。そして、貯留部6のカプセル8は、下側排出口7aを介して排出部7(外部)に排出される。具体的には、景品排出機構GPは、景品条件が満たされた場合に、貯留部6の内部の各カプセル8を一つずつ下側排出口7aから外部に排出する。このように景品排出機構GPは、一例として、貯留部6のカプセル8を適宜ユーザに提供するベンダーユニット(いわゆるガチャガチャ)として構成されている。
一方、ゲーム機GMは、一例として、業務用(商業用)のゲーム機として構成されている。業務用のゲーム機は、有料或いは無料で所定範囲のゲームをプレイさせるゲーム機である。一例として、ゲーム機GMは、有料でゲームを提供する。具体的には、ゲーム機GMは、例えば、所定の対価の消費と引き換えに、その対価に応じた範囲で景品排出機構GPを利用するゲームを提供する。ゲーム機GMは、例えば、店舗等の商業施設に適当な台数ずつ設置される。
ゲーム機GMは、筐体Cを備えている。筐体Cには、モニタMOが設けられている。モニタMOの表面には、透明なタッチパネルTPが重ね合わされている。タッチパネルTPは、指等の接触位置に応じた信号を出力する公知の入力装置である。また、筐体Cの前面には、コイン回収機構SOが設けられる。コイン回収機構SOは、コインの徴収及び返却等を実行するための機構である。コイン回収機構SOは、コイン投入口SO1及びコイン排出口SO2を有している。コイン投入口SO1はコインの投入に、コイン排出口SO2はコインの排出に、それぞれ使用される。また、一例として、コインを通じて所定の対価が消費(支払い)される。なお、ゲーム機GMには、その他にもボリューム操作スイッチ、電源スイッチ、電源ランプといった通常の業務用のゲーム機が備えている各種の入力装置及び出力装置が設けられてよい。
次に、ゲームシステム1の制御系の要部について説明する。図2は、景品排出機構GP及びゲーム機GMの制御系の要部の構成を示す図である。図2に示すように、ゲーム機GMには、コンピュータとしての制御ユニット10と、記憶ユニット11と、が設けられている。制御ユニット10は、マイクロプロセッサと、そのマイクロプロセッサの動作に必要な内部記憶装置(一例としてROM及びRAM)等の各種周辺装置とを組み合わせたコンピュータユニットとして構成されている。制御ユニット10には、一例として、記憶ユニット11が接続される。なお、制御ユニット10には、上述のモニタMO、タッチパネルTP、コイン回収機構SOに加え、例えば、その他にも公知のゲーム機と同様に、スピーカ、カードリーダ(一例として近距離無線通信を利用し、記憶媒体に記録された各種の情報を非接触状態で読み取る周知の装置)等の各種の出力装置或いは入力装置が接続され得る。しかし、それらの図示は省略した。
記憶ユニット11は、電源の供給がなくても記憶を保持可能なように、例えば、磁気記録媒体や光記録媒体、フラッシュSSD(Solid State Drive)などにより構成されている。記憶ユニット11には、ゲームプログラム14及びゲームデータ15が記憶されている。ゲームプログラム14は、ゲーム機GMがゲームを提供するために必要なコンピュータプログラムである。ゲームプログラム14の実行に伴って、制御ユニット10の内部には、ゲーム提供部17が設けられる。ゲーム提供部17は、ゲームを提供するために必要な各種処理を実行する。ゲーム提供部17は、コンピュータハードウェアとコンピュータプログラムとの組み合わせにより実現される論理的装置である。なお、制御ユニット10の内部には、その他にも各種の論理的装置が設けられ得る。しかし、それらの図示は省略した。
ゲームデータ15は、ゲームプログラム14の実行に伴って参照され得るデータである。ゲームデータ15は、例えば、画像データ、及び効果音データを含んでいる。画像データは、ゲームに必要な各種画像を表示するためのデータである。効果音データは、ゲームに必要な各種の音声を再生するためのデータである。なお、ゲームデータ15は、その他にもゲームに必要な各種のデータを含み得る。しかし、それらの図示は省略した。
一方、景品排出機構GPは、上述の貯留部6に加え、一例として、駆動源としてのモータ18、排出検知センサ19、及び景品検知センサとしてのカプセル検知センサDSを備えている。また、景品排出機構GPは、制御ユニット20及び記憶ユニット21も備えている。制御ユニット20は、マイクロプロセッサと、そのマイクロプロセッサの動作に必要な内部記憶装置(一例としてROM及びRAM)等の各種周辺装置とを組み合わせたコンピュータユニットとして構成されている。制御ユニット20には、例えば、記憶ユニット21、モータ18、排出検知センサ19、及びカプセル検知センサDSが接続される。なお、制御ユニット20には、例えば、その他にも各種の出力装置或いは入力装置が接続され得る。しかし、それらの図示は省略した。
記憶ユニット21は、電源の供給がなくても記憶を保持可能なように、例えば、磁気記録媒体や光記録媒体、フラッシュSSD(Solid State Drive)などにより構成されている。記憶ユニット21には、景品管理用プログラム24及び景品管理用データ25が記憶されている。景品管理用プログラム24は、景品排出機構GPがカプセル8の管理(排出を含む)をするために必要なコンピュータプログラムである。一方、景品管理用データ25は、景品管理用プログラム24の実行に伴って参照され得るデータである。景品管理用プログラム24の実行に伴って、制御ユニット20の内部には、景品提供部27が設けられる。景品提供部27は、景品を管理するために必要な各種処理を実行する。景品提供部27は、コンピュータハードウェアとコンピュータプログラムとの組み合わせにより実現される論理的装置である。なお、制御ユニット20の内部には、その他にも各種の論理的装置が設けられ得る。しかし、それらの図示は省略した。
貯留部6は、一例として、箱部33、第1部材としての配送円盤34、第2部材としての底面盤35、及び制限部材としての制限バネ36を備えている。箱部33は、貯留部6の上側の部分である。具体的には、箱部33は、一例として、内部にカプセル8を収容するための空間を有する部分である。箱部33は、例えば、貯留部6の周囲及び上面を形成する。したがって、箱部33は、上述の正面側蓋6a及び上面側蓋6bを含む。つまり、箱部33には、正面側蓋6aによって正面側の壁が、上面側蓋6bによって上面が、それぞれ形成される。
配送円盤34は、貯留部6の内部のカプセル8を排出部7に配送するための部材である。配送円盤34は、一例として、箱部33の下方に配置される。換言すれば、配送円盤34は、箱部33に貯留された各カプセル8を排出部7に配送するために各カプセル8の下方に配置される。また、配送円盤34は、一例として、モータ18によって回転駆動される。そして、配送円盤34は、回転に伴い、排出部7からカプセル8が一つずつ排出されるように下方に位置する各カプセル8を順に一つずつ配送する。また、底面盤35は、配送円盤34の配送を補助するように配送円盤34の更に下方に配置される部材である。制限バネ36は、貯留部6の内部の各カプセル8の移動を一部制限するように配置されるバネである。
一方、カプセル検知センサDSは、カプセル8の配送の有無を検知するためのセンサである。具体的には、一例として、カプセル検知センサDSは、配送円盤34の配送状況を検知するために使用される。また、カプセル検知センサDSは、例えば、リーダDS1及びフォトセンサDS2を含んでいる。フォトセンサDS2は、赤外線等を発光する発光素子を利用した周知のセンサである。フォトセンサDS2は、その検知結果を制御ユニット20に出力する。また、一例として、フォトセンサDS2の動作は、制御ユニット20によって制御されてもよい。
一方、リーダDS1は、ICチップ(RFIDの一種でICタグと呼ばれることもある)の情報を読み取るための周知の装置である。リーダDS1は、例えば、ICチップから情報を取得することによりカプセル検知センサDSとして機能する。具体的には、例えば、各カプセル8には、ICチップ38が設けられている。各ICチップ38には、例えば、各カプセル8に収容される具体的景品の種類等の内容、各景品8aを識別するための景品ID、出荷時期、出荷場所等の景品の管理に必要な各種の情報が記録される。リーダDS1は、例えば、ICチップ38の読み取り結果、つまり取得した各種の情報を制御ユニット20に提供(出力)する。そして、制御ユニット20は、一例として、ICチップ38の情報の取得の有無によりカプセル8の配送状況を検知する。このようにリーダDS1は、ICチップ38の情報の提供の有無によりカプセル検知センサDSとして機能する。また、一例として、リーダDS1の動作は、制御ユニット20によって制御されてもよい。
モータ18は、上述のように配送円盤34を回転駆動させるための動力源である。モータ18の動作は、制御ユニット20によって制御される。排出検知センサ19は、下側排出口7aから排出されるカプセル8の有無を検知するためのセンサである。例えば、排出検知センサ19は、下側排出口7aを通過するカプセル8の有無を検出する周知のセンサでよい。具体的には、例えば、排出検知センサ19は、下側排出口7aを通過するカプセル8の進行によって押される部材(進行自体は妨げない)を有していてよい。また、排出検知センサ19は、カプセル8の進行により押された場合にカプセル8の排出を示す信号を出力してよい。排出検知センサ19は、一例として、このように構成されてよい。したがって、排出検知センサ19は、一例として、接続通路の下側排出口7a付近に配置される。また、排出検知センサ19の検知結果は、制御ユニット20に出力される。
図3〜図8を参照して、景品排出機構GPについて更に説明する。図3は、正面側蓋6a及び上面側蓋6bを外した状態の貯留部6の斜視図の一例を模式的に示す図である。図3に示すように、箱部33の内部には、多数のカプセル8を収容するための空間が形成される。また、例えば、箱部33は、囲い部33aを有している。囲い部33aは、内部空間を囲む側壁を形成する部材である。より具体的には、囲い部33aは、貯留部6の内部空間を形成する側壁のうち、正面側蓋6aが形成する正面側の壁以外の周囲の側壁を形成する。また、一例として、箱部33の下方には、筒状に下方に延びる筒状部BHが形成される。
図4は、図3の例における正面図、つまり正面側蓋6a及び上面側蓋6bを外した状態の貯留部6の正面図を模式的に示す図である。図4に示すように、一例として、貯留部6の下方には、モータ18が配置される。より具体的には、モータ18は、一例として、筒状部BHの更に下方に配置される。
図5は、図3の例における左側面図、つまり正面側蓋6a及び上面側蓋6bを外した状態の貯留部6の側面図を模式的に示す図である。図5に示すように、一例として、貯留部6の下方には、更に回転検知スイッチ40、及びリーダDS1が設けられる。回転検知スイッチ40は、例えば、配送円盤34等の回転に伴い信号を出力するためのスイッチである。回転検知スイッチ40は、一例として、配送円盤34の回転を検知するセンサとして機能する。つまり、回転検知スイッチ40は、一例として、例えば、配送円盤34等の回転状況を取得するためのユニットとして機能する。回転検知スイッチ40は、一例として検知結果、つまり配送円盤34等の回転状況の情報を制御ユニット20に出力する。
一方、リーダDS1は、一例として、アンテナ制御基板41及びアンテナ基板42を含んでいる。アンテナ基板42は、ICチップ38の読み取りを実行するための周知のユニットである。アンテナ制御基板41は、アンテナ基板42の動作を制御するための周知のユニットである。つまり、リーダDS1は、箱部33の内部の各カプセル8が有するICチップ38を筒状部BHの更に下方から読み取るように配置される。
図6は、図4のVI−VI線に関する断面図を模式的に示す図である。図6に示すように、一例として、筒状部BHの下方には、リーダDS1と同様にフォトセンサDS2が配置される。つまり、リーダDS1及びフォトセンサDS2は、底面盤35を挟んで配送円盤34の反対側に配置される。また、筒状部BHの内部には、配送円盤34及び底面盤35が上から順に配置される。一例として、配送円盤34は回転可能に配置される一方で、底面盤35は移動しないように固定的に配置される。
一例として、配送円盤34は、複数の通過口部CHを有している。各通過口部CHは、配送円盤34の上面側34Uと底面側34Dとを接続するように開口する部分である。換言すれば、各通過口部CHは、配送円盤34の上方に位置する各カプセル8が配送円盤34の下方まで通過可能なように開口する部分である。したがって、各通過口部CHは、配送円盤34を厚さ(高さ)方向に貫くように形成される。また、各通過口部CHは、カプセル8の大きさ(半径)を基準に所定の高さ(深さ)に形成される。さらに、各通過口部CHの上部側の開口の一部には、延長部34bも形成される。延長部34bは、各通過口部CHの高さを延長するように延びる部分である。結果として、各通過口部CHには、上部側の一部において延長部34bにより他の部分よりも高い部分が形成される。
一方、底面盤35は、筒状部BHの底面に沿うように盤面状に形成されている。結果として、底面盤35は、各通過口部CHの下側を塞ぎ、各通過口部CHの底面として機能する。つまり、底面盤35は、各カプセル8の通過を妨げ、各カプセル8を各通過口部CH内に留まらせるように配置される。
さらに、配送円盤34及び底面盤35の中央部には、攪拌部43が設けられる。攪拌部43は、貯留部6の内部のカプセル8を攪拌するためのユニットである。具体的には、攪拌部43は、一例として、配送円盤34及び底面盤35の中央部を貫くように配置される。そして、攪拌部43は、配送円盤34と同様に、モータ18により回転駆動される。また、攪拌部43には、一例として、上部に2つの攪拌用バネ43aが設けられる。各攪拌用バネ43aは、攪拌効率を向上させるために垂直方向と交差する斜め上方に延びるように配置される。攪拌用バネ43aは、攪拌部43とともに回転する。つまり、攪拌部43は、攪拌用バネ43aにより貯留部6の内部の各カプセル8の状態(位置等)に影響を与えるように回転する。
図7は、図3の例において更に囲い部33aを外した状態の貯留部6を模式的に示す図である。図7に示すように、一例として、配送円盤34には、6つの通過口部CHが形成される。また、各通過口部CHは、一例として、各カプセル8が通過可能なように各カプセル8に対応する大きさ及び形状に形成される。具体的には、各通過口部CHは、例えば、各カプセル8の通過に支障がなく、かつ複数のカプセル8が侵入しないように各カプセル8よりも一回り程度大きい円形形状に形成される。つまり、各通過口部CHは、一例として、各カプセル8が一つずつ通過する大きさ及び形状に形成される。
一方、各通過口部CHの下方は、底面盤35により塞がれている。このため、各通過口部CHには、そこを通過せずに留まるカプセル8が収容される。結果として、配送円盤34が回転する場合には、この回転に伴い各通過口部CHはそこに留まるカプセル8、つまりそこに収容されるカプセル8とともに回転する。また、各通過口部CHの延長部34bは、配送円盤34の回転方向RDに沿ってその後方側に位置するように配置される。つまり、延長部34bは、各通過口部CHの回転方向RDと反対側の上方に設けられる。このため、配送円盤34の回転時には、延長部34bは、各カプセル8の各通過口部CHへの収容を補助するように機能する。結果として、配送円盤34は、このような通過口部CHを通じて各通過口部CH内のカプセル8を回転方向に順に配送する。
また、配送円盤34の上方には、制限バネ36が配置される。より具体的には、制限バネ36は、6つの通過口部CHのうちの一つの上方を横切るように配置される。結果として、制限バネ36は、この一つの通過口部CHへのカプセル8の侵入を制限する。一方、制限バネ36は、各通過口部CHに収容された状態のカプセル8の高さよりも高い位置に配置されている。このため、制限バネ36は、配送円盤34の回転に伴い、各通過口部CHとともに下方に位置するように移動するカプセル8の妨げにはならない。つまり、制限バネ36は、下方に位置する通過口部CHへのカプセル8の直接の侵入を制限する一方で、配送円盤34の配送に伴うカプセル8の下方への移動は許容するように配置されている。
図8は、図7の例の貯留部6の平面図を模式的に示す図である。ただし、図8の例では、説明の便宜のため、攪拌用バネ43aの図示は省略している。図8に示すように、一例として、貯留部6の下方には、上側排出口7bが設けられる。上側排出口7bは、貯留部6の内部のカプセル8を外部に排出するための開口である。上側排出口7bは、下方に位置する接続通路に向かって開口している。つまり、上述のように、上側排出口7bは、接続通路を介して下側排出口7aと接続される。また、上側排出口7bは、通過口部CHと同様に、一例として、一つのカプセル8を排出しつつ他のカプセル8の侵入を抑制するように、カプセル8よりも一回り大きい程度の円形状に形成されている。
同様に、底面盤35は、接続口部35aを有している。接続口部35aは、上側排出口7bにカプセル8を提供するために開口する部分である。具体的には、接続口部35aは、底面盤35の上面側と底面側とを接続するように開口する。したがって、底面盤35の上面側は、接続口部35aを介して上側排出口7bと接続される。そして、接続口部35aは、上側排出口7bに対応する位置に配置される。一例として、接続口部35aは、制限バネ36の下方に位置する通過口部CH(以下、便宜的に接続通過口部CH1と呼ぶ場合がある)の位置に配置される。
また、接続口部35aは、通過口部CH等と同様に、一つのカプセル8を通過させつつ他のカプセル8の侵入を抑制するように、カプセル8よりも一回り大きい程度の円形状に形成されている。結果として、底面盤35は、接続通過口部CH1では接続口部35aにより接続通過口部CH1を通過したカプセル8を上側排出口7bに提供するように形成されている。一方で、底面盤35は、上述の通り、接続通過口部CH1以外の残りの5つの通過口部CHでは各通過口部CHの下側を塞ぐように形成されている。
また、底面盤35の接続通過口部CH1以外の残りの5つの通過口部CHの位置には、小開口部としてのセンサ用の孔45が更に設けられている。センサ用の孔45は、カプセル検知センサDSがカプセル8を検知するために使用する孔である。具体的には、センサ用の孔45は、例えば、リーダDS1やフォトセンサDS2が電波や光を各通過口部CH内のカプセル8に対して出力するための孔である。センサ用の孔45は、接続口部35aと同様に、底面盤35の上面側と底面側とを接続するように開口する。ただし、センサ用の孔45は、接続口部35aよりも小さい。具体的には、カプセル8の直径よりもはるかに小さい。このため、カプセル8は、センサ用の孔45を通過できない。また、リーダDS1及びフォトセンサDS2は、筒状部BHの下に配置されている。したがって、筒状部BHにも同様にセンサ用の孔45が設けられている。
一方、配送円盤34は、各通過口部CHの一つが上側排出口7bの位置に対応するように配置される。つまり、配送円盤34は、各通過口部CHの一つが接続通過口部CH1として機能するように配置される。一方で、各通過口部CHの位置は、配送円盤34の回転に伴い順に変化する。具体的には、例えば、各通過口部CHの位置は、この回転に伴い回転方向RDに順に各通過口部CHが接続通過口部CH1として機能するように変化する。具体的には、接続通過口部CH1の回転方向RDの一つ手前に位置する通過口部CH(以下、便宜的に次回通過口部CH2と呼ぶ場合がある)が次回に、二つ手前に位置する通過口部CH(以下、便宜的に次々回通過口部CH3と呼ぶ場合がある)が次々回に、それぞれ順に接続通過口部CH1として機能する。以降の各通過口部CHについても同様である。
また、各通過口部CHは、内部のカプセル8とともに回転する。結果として、この回転に伴い、各通過口部CHが接続通過口部CH1として順に機能するように内部に収容するカプセル8を上側排出口7bの位置に配送する。また、接続通過口部CH1の位置には、接続口部35aが設けられている。したがって、接続通過口部CH1は、他の通過口部CHと異なり、接続口部35aを介して上側排出口7bに接続される。このため、各カプセル8は、接続通過口部CH1の位置において上側排出口7bに提供される。配送円盤34は、一例として、このような回転により、各通過口部CHを介して貯留部6の内部のカプセル8を一つずつ上側排出口7bに提供する。そして、接続通過口部CH1が本発明の一つの通過口部として機能する。また、接続通過口部CH1以外の残りの5つの通過口部が本発明の残りの通過口部として機能する。
カプセル検知センサDSは、接続通過口部CH1以外の通過口部CH毎に設けられる。つまり、センサ用の孔45を介した筒状部BHの下方には、5つの通過口部CHにそれぞれ対応する5つのカプセル検知センサDSが配置される。一例として、5つのカプセル検知センサDSは、1つのリーダDS1と4つのフォトセンサDS2により構成される。具体的には、一例として、回転方向RDに接続通過口部CH1の一つ手前の通過口部CH、つまり次回通過口部CH2の下方には、リーダDS1が配置される。したがって、次回通過口部CH2において、換言すれば排出される一つ手前の位置においてリーダDS1を介して各カプセル8のICチップ38に記録される情報が取得される。一方、その他の4つの通過口部CH、つまり接続通過口部CH1及び次回通過口部CH2以外の各通過口部CHの下方には、フォトセンサDS2が配置される。そして、次回通過口部CH2が本発明の次回通過口部として機能する。
また、配送円盤34及び底面盤35の中央部には、攪拌部43用の挿入口46が形成される。挿入口46は、配送円盤34及び底面盤35を貫くように形成されている。挿入口46には、攪拌部43が挿入されている。したがって、カプセル8の中央部の移動は攪拌部43によって制約を受ける。具体的には、接続通過口部CH1への中央部側からの侵入が抑制される。結果として、上側排出口7bから排出されるカプセル8は、配送円盤34による配送に限定される。一例として、景品排出機構GPは、このように構成される。
次に、ゲーム機GMが提供するゲームについて説明する。ゲーム機GMは、景品排出機構GPを利用する各種のゲームを提供してよい。例えば、ゲーム機GMは、アクションゲーム、ロールプレイングゲーム、シミュレーションゲーム、パズルゲーム、シューティングゲーム等を提供してよい。また、ゲーム機GMは、例えば、景品条件が満たされた場合に景品の提供に景品排出機構GPを提供する。景品条件は、例えば、ゲームのプレイ状況に応じて満たされてよい。或いは、単に対価の支払いにより満たされてもよい。
次に、配送処理及び位置調整処理について説明する。配送処理は、配送円盤34にカプセル8を配送させるための処理である。より具体的には、配送処理は、一例として、配送円盤34の回転及びその停止を制御するために実行される。一方、位置調整処理は、リーダDS1とカプセル8のICチップ38との通信を最適にするための処理である。より具体的には、位置調整処理は、一例として、リーダDS1とICチップ38のアンテナとを平行にするようにカプセル8を揺らすために実行される。一例として、配送処理は図9のルーチンを通じて、位置調整処理は図10のルーチンを通じて、それぞれ制御ユニット20によって実現される。より具体的には、図9及び図10のルーチンは、一例として、制御ユニット20の景品提供部27を通じて実行される。
なお、制御ユニット20或いはゲーム機GMの制御ユニット10は、例えば、その他にも景品排出機構GPを制御するため、或いはゲームを実行するための各種の周知な処理等を実行する。そこには、リーダDS1及びフォトセンサDS2の検知結果を使用する各種の処理も含まれる。このような処理として、制御ユニット20は、例えば、在庫数(5つ以上あるか等)を管理するための処理を実行する。或いは、ゲーム機GMの制御ユニット10は、例えば、在庫数に応じてゲームを制御する(例えば、残数がない場合は景品排出機構GPの利用を停止させる、或いは景品排出機構GPを利用するゲームの提供を停止させる)ための処理等を実行する。しかし、これらの詳細な説明は省略する。
図9は、配送処理を実現する配送処理ルーチンのフローチャートの一例を示す図である。図9のルーチンは、一例として、回転条件が満たされた場合に実行される。回転条件は、例えば、景品条件が満たされた場合に満たされる。つまり、一例として、景品条件が回転条件として機能してよい。
図9のルーチンが開始されると、景品提供部27は、まずステップS11において配送円盤34を回転させる。つまり、配送円盤34の回転を開始させる。具体的には、配送円盤34は、モータ18によって駆動される。このため、景品提供部27は、ステップS11において配送円盤34が回転を開始するようにモータ18を制御する。
続くステップS12において、配送条件が満たされるか否か判別し、景品提供部27は配送条件が満たされた場合に配送円盤34の回転を停止させる。一例として、配送条件は、接続通過口部CH1として機能する通過口部CHが変更された場合に満たされる。より具体的には、一例として、次回通過口部CH2が接続通過口部CH1の位置に来た場合、つまり次回通過口部CH2が接続通過口部CH1として機能する位置まで回転した場合に満たされる。また、この判別には、一例として、回転検知スイッチ40の検知結果が使用される。つまり、一例として、次回通過口部CH2が接続通過口部CH1として機能する位置は、回転検知スイッチ40によって検知されてよい。具体的には、例えば、モータ18が配送円盤34を回転させるための駆動軸には、次回通過口部CH2が接続通過口部CH1として機能する位置を回転検知スイッチ40に検知させるための突起等の通知部(不図示)が設けられていてよい。一例として、回転検知スイッチ40は、この通知部により次回通過口部CH2の位置を検知してよい。或いは、回転検知スイッチ40は、回転角を検知してもよい。つまり、景品提供部27は、ステップS12において、次回通過口部CH2が接続通過口部CH1として機能する位置まで回転した場合に配送円盤34の回転を停止させる。一方、配送条件が満たされるまで、景品提供部27は、配送円盤34の回転を継続させる。なお、次回通過口部CH2が接続通過口部CH1の位置に来たことを検知出来ない場合に配送円盤34の回転が継続することを抑制するために、配送条件は、例えば、所定時間経過した場合にも満たされてよい。
次のステップS13において、次回通過口部CH2が接続通過口部CH1として機能する位置まで回転した回数をカウントアップする。具体的には、今回が初回の場合には“1”としてカウントアップされる。同様に2回目に次回通過口部CH2が接続通過口部CH1として機能する位置まで回転した場合、つまり次回通過口部CH2に続いて次々回通過口部CH3が接続通過口部CH1として機能する位置まで回転した場合には“2”としてカウントアップされる。以降も同様である。
続くステップS14において、景品提供部27は、停止条件が満たされたか否か判別する。停止条件は、例えば、下側排出口7aからカプセル8が排出された場合に満たされる。カプセル8の排出は、例えば、排出検知センサ19の検知結果に基づいて判断される。つまり、配送円盤34により正しくカプセル8が配送された場合に満たされる。或いは、停止条件は、例えば、ステップS13のカウント結果に基づき、カウント数が“5”までカウントアップされた場合にも満たされてよい。この場合、配送円盤34により正しくカプセル8が配送されていないものの、各通過口部CHのいずれにもカプセル8が収容されていなかったことが想定される。つまり、カプセル8の在庫がないことが想定される。この場合にも停止条件が満たされる。
ステップS14の判別結果が否定的結果の場合、つまり停止条件が満たされない場合、景品提供部27は、ステップS11に戻り、以降の処理を再度実行する。つまり、ステップS11〜ステップS13の処理を繰り返す。一方、ステップS14の判別結果が肯定的結果の場合、つまり停止条件が満たされる場合、景品提供部27は、今回のルーチンを終了する。これにより、各通過口部CHを通じてカプセル8を上側排出口7bに配送するように配送円盤34の回転が制御される。また、例えば次回通過口部CH2等にカプセル8が収容されていない場合でもカプセル8を収容する通過口部CHが接続通過口部CH1として機能するまで配送円盤34の回転が継続する。つまり、カプセル8が上側排出口7bから排出されるまで回転を継続するように配送円盤34が制御される。一方で、カプセル8を収容し得る全ての通過口部CHが接続通過口部CH1として機能した後には、カプセル8が排出されていなくても回転が停止される。
図10は、位置調整処理を実現する位置調整処理ルーチンのフローチャートの一例を示す図である。図10のルーチンは、例えば、接続通過口部CH1として機能する通過口部CHが変更される毎に実行される。つまり、図10のルーチンは、一例として配送条件が満たされる毎に実行される。
図10のルーチンが開始されると、景品提供部27は、まずステップS21において調整条件が満たされるか否か判別する。この判別には、例えば、カプセル検知センサDSの検出結果が利用される。具体的には、調整条件は、一例として、カプセル検知センサDSのうちリーダDS1の検出結果に基づいて、リーダDS1がカプセル8のICチップ38の情報を取得していない場合に満たされる。換言すれば、調整条件は、リーダDS1がICチップ38の情報を取得できない場合に満たされる。この判別結果が否定的結果の場合、つまり調整条件が満たされない場合、景品提供部27は、以降の処理をスキップして、今回のルーチンを終了する。なお、調整条件は、例えば、更にフォトセンサDS2の検知結果を要件に含んでいてもよい。例えば、調整条件は、一例として、次回通過口部CH2が次々回通過口部CH3として機能する位置においてフォトセンサDS2によってカプセル8の収容が検知されている場合に満たされてもよい。つまり、一例として、調整条件は、フォトセンサDS2及びリーダDS1の検知結果に基づいて次回通過口部CH2にカプセル8が収容されていながらICチップ38の情報が取得できない場合に満たされてもよい。
一方、ステップS21の判別結果が肯定的結果の場合、つまり調整条件が満たされる場合、景品提供部27は、ステップS22に進む。ステップS22において、景品提供部27は、配送円盤34を揺らすようにモータ18を制御する。具体的には、接続通過口部CH1として機能する通過口部CHが変更されない範囲で回転方向RD及びそれと逆方向に回転するように配送円盤34を1回動作させる。回数は、例えば、回転方向RD及びそれと逆方向への回転、つまり回転方向RDの前後への回転で1回としてカウントされる。つまり、景品提供部27は、一例として、ステップS22において、モータ18を介して、配送円盤34を回転方向RDの前後に1回揺らすように回転させる動作を配送円盤34に実行させる。
続くステップS23において、景品提供部27は、再度調整条件が満たされるか否か判別する。つまり、景品提供部27は、リーダDS1がカプセル8のICチップ38の情報を取得したか否か再度判別する。この判別結果が肯定的結果の場合、つまりリーダDS1がICチップ38の情報を取得した場合、景品提供部27は、以降の処理をスキップして今回のルーチンを終了する。
一方、ステップS23の判別結果が否定的結果の場合、つまりリーダDS1がICチップ38の情報を依然として取得していない場合、景品提供部27は、ステップS24に進む。ステップS24において、景品提供部27は、配送円盤34を所定回数揺らしたか否か、つまり配送円盤34を揺らした回数が所定回数に該当するか否か判別する。所定回数として、例えば、3回が採用されてよい。したがって、景品提供部27は、例えば、ステップS24において、今回のルーチンで配送円盤34を回転方向の前後に回転させる動作を3回実行したか否か、つまり配送円盤34を回転方向の前後に3回揺らしたか否か判別する。この判別結果が否定的結果の場合、つまり配送円盤34を回転方向の前後に揺らした回数が3回に該当しない場合、揺らした回数を1回カウントアップしてステップS22に戻る。そして、景品提供部27は、ステップS22において、上述の処理を再度実行する。
一方、ステップS24の判別結果が肯定的結果の場合、つまり配送円盤34を回転方向の前後に揺らした回数が3回に該当する場合、景品提供部27は、今回のルーチンを終了する。これにより、リーダDS1がICチップ38の情報を取得していない場合、つまりリーダDS1がICチップ38の情報を取得できない場合に配送円盤34が揺れるように回転方向及びそれとは逆方向に動作する。また、1回の揺れでもICチップ38の情報が取得できない場合には、3回まで配送円盤34が揺らされる。一方で、配送円盤34の3回の揺れに伴い、たとえICチップ38の情報が取得できていなくとも、配送円盤34の動作は停止される。
以上に説明したように、この形態の景品排出機構GPによれば、配送円盤34により、貯留部6内の各カプセル8が一つずつ配送され、排出される。また、接続通過口部CH1以外の5つの通過口部CHの下方には、これらがカプセル8を収容しているか否か検出するカプセル検知センサDSが設けられている。つまり、カプセル検知センサDSによって次回以降に配送を予定する各通過口部CHがカプセル8を配送可能か否か検知される。したがって、カプセル検知センサDSを通じて、景品残数として少なくとも5つ以上の在庫或いは5つ以内の具体的な在庫数を検知することができる。これにより、次回だけでなく次々回以降に排出予定の在庫を含む景品残数、具体的には5つ以上を示す景品残数或いは5つ以内の具体的な数を示す景品残数を管理することができる。
また、次回通過口部CH2においてリーダDS1がカプセル8のICチップ38から情報を取得できない場合には、配送円盤34が揺らされる。カプセル8は球状である。このため、この揺れに伴い、カプセル8の向きは次回通過口部CH2内で変化する。つまり、リーダDS1がICチップ38から情報を取得できない場合にリーダDS1とカプセル8のICチップ38との通信が最適に実行されるようにカプセル8の向きを変化させることができる。そして、この揺れは、ICチップ38の情報が取得できるまで3回に亘って継続される。これにより、ICチップ38の情報の取得精度を向上させることができる。一方で、配送円盤34の3回の揺れに伴い、たとえICチップ38の情報が取得できていなくとも、配送円盤34の動作は停止される。したがって、カプセル8の残数が少なく次回通過口部CH2にカプセル8が侵入できない場合等に配送円盤34が揺れ続けることを防止することができる。
さらに、排出検知センサ19によってカプセル8の排出が検知される。そして、カプセル8が排出されるまで配送円盤34の回転を継続させるようにモータ18が制御される。これにより、より確実にカプセル8を排出することができる。一方で、カプセル8の排出が検知された場合には配送円盤34の回転を停止させるようにモータ18は制御される。或いは、仮にカプセル8の排出が検知されない場合でもカプセル8を収容し得る全ての通過口部CHが接続通過口部CH1として機能した後には、配送円盤34の回転は停止される。したがって、在庫がない場合に配送円盤34が回転し続けることを抑制することができる。
以上の形態において、景品排出機構GPの制御ユニット20が、景品提供部27を通じて図9のルーチンを実行することにより本発明の回転制御手段として機能する。また、景品排出機構GPの制御ユニット20が、景品提供部27を通じて図10のルーチンを実行することにより本発明の動作制御手段として機能する。
本発明は上述の形態に限定されず、適宜の形態にて実施することができる。例えば、上述の形態では、カプセル検知センサDSは、接続通過口部CH1以外の残り5つの全ての通過口部CHのカプセル8の有無を検出するように配置されている。しかし、本発明は、このような形態に限定されない。例えば、上述の形態では、景品排出機構GPは、2台のゲーム機GMに接続されている。この場合、2台のゲーム機GMから同時にカプセル8の排出が要求された場合でも、2つ以上の在庫が検知できれば、これらのゲーム機GMの要求は満たされる。このため、例えば、カプセル検知センサDSは、残り5つの通過口部CHのうち次回通過口部CH2及び次々回通過口部CH3を含む少なくとも一部に対して検出を実行するように配置されてもよい。したがって、次回通過口部CH2及び次々回通過口部CH3が本発明の二つの通過口部として機能する。
上述の形態では、カプセル検知センサDSは、リーダDS1を含んでいる。しかし、本発明は、このような形態に限定されない。例えば、カプセル検知センサDSは、リーダDS1を含まず、全てフォトセンサDS2により構成されてもよい。或いは、その反対でもよい。例えば、カプセル検知センサDSとして、複数のリーダDS1が使用される場合、排出される複数の景品の内容等を把握することができる。このため、例えば、複数のリーダDS1が接続通過口部CH1及び次回通過口部CH2等の連続する各通過口部CHを対象とするように配置されている場合、排出される各景品の内容等及びその順番を把握することができる。したがって、例えば、5つの通過口部CHのいずれかに希少な景品を収容するカプセル8が入っている場合、“もうすぐ希少な景品がでます”等、正確な時期を明らかにせず期待感を向上させるような演出を実現することができる。また、カプセル検知センサDSは、リーダDS1及びフォトセンサDS2にも限定されない。各通過口部CHのカプセル8の有無を検知出来る限り、カプセル検知センサDSとして各種のセンサが利用されてよい。したがって、カプセル検知センサDSは、貯留部6の下方に限定されず、種類に応じて適宜な位置に配置されてよい。
上述の形態では、景品としてカプセル8が利用されている。しかし、景品はカプセル8に限定されない。景品として、各種の態様のものが採用されてよい。また、各通過口部CH、接続口部35a、各排出口7a、7b等の形状や大きさ等も各種の景品に応じて各種景品を排出出来るように適宜に形成されてよい。また、上述の形態では、下方からカプセル8が排出されるように、例えば、配送円盤34、底面盤35、及び各排出口7a、7bは、貯留部6の下方に配置されている。しかし、本発明は、このような形態に限定されない。各景品を一つずつ排出出来る限り、例えば、配送円盤34、底面盤35、及び上側排出口7bは、各景品が側面から排出されるように貯留部6の側方に配置されてもよい。
同様に、ゲーム機GMは、業務用のゲーム機に限定されない。ゲーム機GMとして、例えば、家庭用の据置型ゲーム機(ゲームを実行可能な据置型のパーソナルコンピュータを含む)、携帯型のゲーム機(ゲームを実行可能なスマートフォン、タブレットPC、携帯型のパーソナルコンピュータ等の携帯端末を含む)等、適宜の形態が採用されてよい。また、上述の形態では、制御ユニット10及び記憶ユニット11がゲーム機GMに設けられている。しかし、本発明のゲーム機は、このような形態に限定されない。例えば、クラウドコンピューティングを利用してネットワーク上に論理的に制御ユニット10及び記憶ユニット11が設けられてもよい。つまり、ゲーム機GMは、各種のネットワークを通じて制御ユニット10処理結果を表示して提供する端末として構成されていてもよい。
以下に、上述の内容から得られる本発明の一例を記載する。なお、以下の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明の景品排出機構は、貯留部(6)の内部に貯留された複数の景品(8)を一つずつ排出口(7b)から外部に排出する景品排出機構(GP)であって、前記複数の景品が一つずつ通過する大きさにそれぞれ開口する複数の通過口部(CH)を有し、前記複数の通過口部のうちの一つの通過口部(CH1)が前記排出口の位置に対応するように配置される第1部材(34)と、各景品が通過するように開口する接続口部(35a)を有し、当該接続口部が前記排出口の位置と対応するように前記第1部材と前記排出口との間に配置され、前記一つの通過口部以外の残りの通過口部を各景品が通過せず各通過口部に留まるように塞ぐ第2部材(35)と、前記一つの通過口への各景品の侵入を制限する制限部材(36)と、前記残りの通過口部の少なくとも一部に対して各景品が留まっているか否かの検出を実行する複数の景品検知センサ(DS)と、を備え、前記第1部材は、前記第2部材に沿って各通過口が順に前記一つの通過口として機能するように各通過口に留まる各景品とともに回転し、前記複数の景品検知センサは、前記第1部材の回転に伴い前記残りの通過口のうち次回及び次々回に順に前記一つの通過口部として機能する二つの通過口部(CH2、CH3)に対して少なくとも前記検出を実行する、ものである。
本発明によれば、第1部材と排出口との間には、排出口に対応する位置に接続口部を有する一方で、それ以外の位置では各通過口部を塞ぐ第2部材が介在している。つまり、第1部材の各通過口部は、接続口部の位置において排出口に接続される一方で、それ以外の位置では第1部材により各景品の通過が妨げられる。そして、第1部材は、各通過口部の位置が順に排出口の位置と一致するように回転する。このため、第1部材の回転に伴い各通過口部を介して一つずつ順に接続口部の位置に景品が配送され、排出される。さらに、少なくとも次回及び次々回に接続口部に対応する位置に移動する各通過口部に景品が留まっているか否かが景品検出センサによって検知される。つまり、景品検知センサによって次回及び次々回に景品の配送が予定される各通過口部が景品の配送を可能か否か検知される。したがって、景品検知センサを通じて景品残数として少なくとも2つ以上の在庫を検知することができる。これにより、次回だけでなく次々回以降に排出予定の在庫を含む景品残数を管理することができる。
景品検知センサは、各種の態様で配置されてよい。例えば、本発明の景品排出機構の一態様において、各景品検知センサは、前記少なくとも一部に前記検出が実行されるように前記少なくとも一部の通過口部毎に配置されてもよい。また、この態様において、各景品には、ICチップ(38)が設けられ、前記複数の景品検知センサは、前記ICチップから情報を取得することによりセンサとして機能するリーダ(DS1)を含み、前記リーダは、前記次回に前記一つの通過口部として機能する次回通過口部(CH2)に対して前記検出を実行するように前記次回通過口部に対応する位置に配置されてもよい。
本発明の複数の景品検知センサがリーダを含む一態様として、前記リーダが前記ICチップから情報を取得できない場合に、前記次回通過口部に留まる景品の向きに影響を与えるように前記第1部材を動作させる動作制御手段(20)を更に備える態様が採用されてもよい。リーダとICチップの向きとの関係によってはリーダがICチップの情報を取得できない場合がある。この場合、次回通過口部に留まる景品の向きに影響を与えるように第1部材が動作する。つまり、リーダがICチップの情報を取得できない場合に取得対象の景品の向きを変化させることができる。これにより、ICチップの情報の取得精度を向上させることができる。また、この態様において第1部材の動作として各種の動作が採用されてよい。例えば、本発明の景品排出機構の一態様において、前記動作制御手段は、前記一つの通過口部として機能する通過口部が変更しない範囲で前記第1部材が回転方向(RD)の前後に所定回数回転するように前記第1部材を動作させてもよい。
また、景品検知センサとして、各種のセンサが採用されてよい。例えば、各景品検知センサが通過口部毎に設けられる態様において、前記複数の景品検知センサは、少なくとも一つのフォトセンサ(DS2)を含み、前記フォトセンサは、前記第1部材を挟んで前記第2部材の反対側に配置され、前記第1部材には、各景品より小さい少なくとも一つの小開口部(45)が前記フォトセンサに対応する位置に当該フォトセンサのために更に形成されていてもよい。
景品検知センサの検知対象は、次回及び次々回に排出口の位置に移動する通過口部を含む限り、適宜に設定されてよい。例えば、本発明の景品排出機構の一態様において、前記複数の景品検知センサは、前記少なくとも一部として前記残りの通過口部の全てに対して前記検出を実行してもよい。
第1部材の回転及び停止は、適宜に制御されてよい。例えば、本発明の景品排出機構の一態様として、前記排出口から排出される景品の有無を検知するための排出検知センサ(19)と、前記第1部材を回転駆動させる駆動源(18)と、前記駆動源を制御する回転制御手段(20)と、を更に備え、前記回転制御手段は、回転条件を満たした場合には前記第1部材の回転を開始させる一方で、停止条件を満たした場合には前記回転を停止させるように前記駆動源を制御し、前記停止条件は、前記景品の排出を前記排出検知センサが検知した場合に満たされる態様が採用されてもよい。また、この態様において、前記第1部材には、前記複数の通過口部として6つの通過口部が形成され、前記停止条件は、前記景品の排出が検知されない場合でも5つの通過口部が順に前記一つの通過口部として機能するように回転した場合に満たされてもよい。排出口に対応する位置の通過口部は、既に景品の配送が終わっている。また、新しい景品の侵入は制限部材により制限される。このため、景品は残りの5つの通過口部により配送が予定される。そして、これら5つの通過口部のいずれも景品を配送できない場合、景品が貯留部内に残っていない可能性が高い。この場合、これらの5つの通過口部の全てが景品を配送出来なかった場合にも第1部材の回転が停止される。したがって、在庫がない場合に第1部材が回転し続けることを抑制することができる。
貯留部には、各種の景品が貯留されてよい。例えば、本発明の景品排出機構の一態様として、前記複数の景品は、いずれもカプセル型の球形に形成され、前記複数の通過口部及び前記接続口部は、いずれも前記球形に対応する円形に開口していてもよい。
また、各種の位置から景品が排出されるように、排出口等は各種の位置に配置されてよい。例えば、本発明の景品排出機構の一態様において、前記第1部材、前記第2部材、及び前記排出口は、前記貯留部の内部の各景品が下方から排出されるように前記複数の景品の下方に順に配置されてもよい。
6 貯留部
8 カプセル(景品)
18 モータ(駆動源)
19 排出検知センサ
20 制御ユニット(コンピュータ、動作制御手段、回転制御手段)
34 配送円盤(第1部材)
35 底面盤(第2部材)
36 制限バネ(制限部材)
7b 上側排出口(排出口)
35a 接続口部
GP 景品排出機構
DS カプセル検知センサ(景品検知センサ)
CH 通過口部
CH1 接続通過口部(一つの通過口部)
CH2 次回通過口部(二つの通過口部の一方)
CH3 次々回通過口部(二つの通過口部の他方)

Claims (10)

  1. 貯留部の内部に貯留された複数の景品を一つずつ排出口から外部に排出する景品排出機構であって、
    前記複数の景品が一つずつ通過する大きさにそれぞれ開口する複数の通過口部を有し、前記複数の通過口部のうちの一つの通過口部が前記排出口の位置に対応するように配置される第1部材と、
    各景品が通過するように開口する接続口部を有し、当該接続口部が前記排出口の位置と対応するように前記第1部材と前記排出口との間に配置され、前記一つの通過口部以外の残りの通過口部を各景品が通過せず各通過口部に留まるように塞ぐ第2部材と、
    前記一つの通過口への各景品の侵入を制限する制限部材と、
    前記残りの通過口部の少なくとも一部に対して各景品が留まっているか否かの検出を実行する複数の景品検知センサと、
    を備え、
    前記第1部材は、前記第2部材に沿って各通過口が順に前記一つの通過口として機能するように各通過口に留まる各景品とともに回転し、
    前記複数の景品検知センサは、前記第1部材の回転に伴い前記残りの通過口のうち次回及び次々回に順に前記一つの通過口部として機能する二つの通過口部に対して少なくとも前記検出を実行
    各景品検知センサは、前記少なくとも一部に前記検出が実行されるように前記少なくとも一部の通過口部毎に配置され、
    各景品には、ICチップが設けられ、
    前記複数の景品検知センサは、前記ICチップから情報を取得することによりセンサとして機能するリーダ及び当該リーダとは異なるセンサとして少なくとも一つのフォトセンサを含み、
    前記リーダは、前記次回に前記一つの通過口部として機能する次回通過口部に対して前記検出を実行するように前記次回通過口部に対応する位置に配置され、
    前記フォトセンサは、少なくとも前記次々回に前記一つの通過口部として機能する通過口部に対して検出を実行するように配置されている、ことを特徴とする景品排出機構。
  2. 前記フォトセンサは、前記第1部材を挟んで前記第2部材の反対側に配置され、
    前記第1部材には、各景品より小さい少なくとも一つの小開口部が前記フォトセンサに対応する位置に当該フォトセンサのために更に形成されている、請求項1に記載の景品排出機構。
  3. 貯留部の内部に貯留された複数の景品を一つずつ排出口から外部に排出する景品排出機構であって、
    前記複数の景品が一つずつ通過する大きさにそれぞれ開口する複数の通過口部を有し、前記複数の通過口部のうちの一つの通過口部が前記排出口の位置に対応するように配置される第1部材と、
    各景品が通過するように開口する接続口部を有し、当該接続口部が前記排出口の位置と対応するように前記第1部材と前記排出口との間に配置され、前記一つの通過口部以外の残りの通過口部を各景品が通過せず各通過口部に留まるように塞ぐ第2部材と、
    前記一つの通過口部への各景品の侵入を制限する制限部材と、
    前記残りの通過口部の少なくとも一部に対して各景品が留まっているか否かの検出を実行する複数の景品検知センサと、
    前記第1部材を動作させる動作制御手段と、
    を備え、
    前記第1部材は、前記第2部材に沿って各通過口部が順に前記一つの通過口部として機能するように各通過口部に留まる各景品とともに回転し、
    前記複数の景品検知センサは、前記第1部材の回転に伴い前記残りの通過口部のうち次回及び次々回に順に前記一つの通過口部として機能する二つの通過口部に対して少なくとも前記検出を実行し、
    各景品検知センサは、前記少なくとも一部に前記検出が実行されるように前記少なくとも一部の通過口部毎に配置され、
    各景品には、ICチップが設けられ、
    前記複数の景品検知センサは、前記ICチップから情報を取得することによりセンサとして機能するリーダを含み、
    前記リーダは、前記次回に前記一つの通過口部として機能する次回通過口部に対して前記検出を実行するように前記次回通過口部に対応する位置に配置され、
    前記動作制御手段は、前記リーダが前記ICチップから情報を取得できない場合に、前記次回通過口部に留まる景品の向きに影響を与えるように前記第1部材を動作させる、景品排出機構。
  4. 前記動作制御手段は、前記一つの通過口部として機能する通過口部が変更しない範囲で前記第1部材が回転方向の前後に所定回数回転するように前記第1部材を動作させる、請求項に記載の景品排出機構。
  5. 前記複数の景品検知センサは、少なくとも一つのフォトセンサを含み、
    前記フォトセンサは、前記第1部材を挟んで前記第2部材の反対側に配置され、
    前記第1部材には、各景品より小さい少なくとも一つの小開口部が前記フォトセンサに対応する位置に当該フォトセンサのために更に形成されている、請求項3又は4に記載の景品排出機構。
  6. 前記複数の景品検知センサは、前記少なくとも一部として前記残りの通過口部の全てに対して前記検出を実行する、請求項1〜のいずれか一項に記載の景品排出機構。
  7. 前記排出口から排出される景品の有無を検知するための排出検知センサと、
    前記第1部材を回転駆動させる駆動源と、
    前記駆動源を制御する回転制御手段と、
    を更に備え、
    前記回転制御手段は、回転条件を満たした場合には前記第1部材の回転を開始させる一方で、停止条件を満たした場合には前記回転を停止させるように前記駆動源を制御し、
    前記停止条件は、前記景品の排出を前記排出検知センサが検知した場合に満たされる、請求項1〜のいずれか一項に記載の景品排出機構。
  8. 前記第1部材には、前記複数の通過口部として6つの通過口部が形成され、
    前記停止条件は、前記景品の排出が検知されない場合でも5つの通過口部が順に前記一つの通過口部として機能するように回転した場合には満たされる、請求項に記載の景品排出機構。
  9. 前記複数の景品は、いずれもカプセル型の球形に形成され、
    前記複数の通過口部及び前記接続口部は、いずれも前記球形に対応する円形に開口している、請求項1〜のいずれか一項に記載の景品排出機構。
  10. 前記第1部材、前記第2部材、及び前記排出口は、前記貯留部の内部の各景品が下方から排出されるように前記複数の景品の下方に順に配置される、請求項1〜のいずれか一項に記載の景品排出機構。
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