JP6122759B2 - 書道練習用筆記具 - Google Patents

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本発明は、書道練習用の筆記具に関するものである。
書は道具として毛筆を使用する以上、この毛筆を上手に扱える必要があり、美しい文字を書くためには、何度も筆の扱い方を練習することが重要である。しかしながら、書の練習をする際には準備も後片付けも手間がかかると共に、小学生低学年の子供などは、服や周囲を墨で汚したり、繊細な筆を駄目にしてしまう可能性も高い。この手の問題を解決できる可能性のあるものとしては、後記特許文献で提案されるものが挙げられる。
特許文献1では、線の太さを自由にコントロールできるものであって、磁気画板に使用する、軸体の先端に弾性磁石で形成されたペン先を備えた筆記具が提案されている。
特許文献2では、細長い保持軸の先端に少なくとも後端部にゴム板からなる強い弾性力を有する弾性部材を取付け、弾性部材の先端部に弾性部材とは別体の筆記用磁石を設け、筆記用磁石に、弾性部材の先端面より広い面積を有する筆記面を、弾性部材の軸線に平行か又は傾斜させて設けた磁気表示板用筆記具が提案されている。
特開平7−309096号公報 実公平8−8154号公報
しかしながら、前記特許文献1で提案されるような筆記具では、筆記線幅の変化にも限度があり、毛筆のような書き味には程遠いものしか得られない。また、強い筆記圧を繰り返し加えると、弾性磁石の弾性限界がきて脆くなり、ペン先がへたる可能性もある。
また、前記特許文献2で提案されるような筆記具では、力の加わるベクトルが単純であるために書き味が固く、毛筆の書き味を再現するのは難しいし、筆圧をかけた際には保持軸と弾性部材が固着している部分への負荷も大きく、壊れやすい。また、筆圧を強くしても、磁石と弾性部材の境界面付近は浮きやすく、実際に書いた文字は下部分がかすれたものになりがちであって、実際に綺麗に書ける筆記線幅は少ない。
本発明は上記実情を考慮したもので、その解決課題は、書の練習をする際には準備も後片付けも手間がかからず、小学生低学年の子供などが、服や周囲を墨で汚したり、繊細な筆を駄目にしてしまう可能性もなく、且つ、毛筆のような扱い方で、毛筆のような書き味を再現できる書道練習用筆記具を提供することである。
前記の課題を解決するための本発明は、磁気表示板に使用する筆記具であって、筆管の先端に、一辺が筆管に沿い、他辺が手先方向に向けて屈曲したくの字状のバネ材を取付け、そのバネ材の少なくとも先端部分の底面には、磁性体が固着していることを特徴とする。
そして、より毛筆に近い書き味を再現するためには、磁性体は、厚みのある平板状で、且つ、筆記面が先端に向かって暫時幅狭形状であることが好ましい。
本発明のような構成であれば、くの字状のバネ材によって、毛筆のように筆管を立てた状態で筆圧を加えやすい状態であると共に、筆管を立てた状態でかけられた筆圧は、毛筆のようなわずかな弾力に押し返されつつ、少なくとも異なる2方向のベクトルに加わる力となり、その結果、書く文字に太さの緩急をつけたり、ハネやハライなどの変化をつけたり、文字に丸みをつけたりすることが容易な、まるで毛筆のような書き味を再現することが可能である。また、本発明のような構成であれば、書の練習をする際には準備も後片付けも手間がかからず、小学生低学年の子供などが、服や周囲を墨で汚したり、繊細な筆に筆圧をかけすぎて壊してしまう可能性もない。
また磁性体が、厚みのある平板形状で、且つ、筆記面が先端に向かって暫時幅狭形状であれば、毛筆の穂首が筆管から円錐状に伸びている様を再現でき、より毛筆のような書き味を得ることができる。
本発明による書道練習用筆記具の第一実施形態を示す斜視図である。 (イ)、(ロ)図は、本発明による書道練習用筆記具の、筆圧をかける前と筆圧をかけた後の状態を示す側面図である。 本発明による書道練習用筆記具のバネ材(板バネ)の屈曲角度を示すための側面図である。 (イ)、(ロ)、(ハ)図は、本発明の書道練習用筆記具における筆記面の様々な形状を例示した平面図である。 本発明による書道練習用筆記具の第二実施形態を示す斜視図である。
以下、この発明の実施の形態を図1から図5を参照して詳細に説明する。本発明の書道練習用筆記具1の第一実施形態は、図1に示すように、筆管2と、板バネ3と、磁性体4と、固定部材5と、で構成されている。そして、本発明の書道練習用筆記具1は、図2(イ)、図2(ロ)に示すように、磁気表示板10に接触することで、磁気表示板10の表面に文字を書くことができるものである。なお、磁気表示板10は、従来からある、表面に文字や絵を書くことができる磁気泳動表示部材であって、内部に内包する磁性体が、筆記具に設けられた磁石の磁力により前面に引き寄せられることで文字や絵を書くことができるものである。
筆管2は、略円柱形状であって、その太さは、板バネ3の幅とほぼ同等、12mm程度である。そして、材質としては、竹やプラスチックが好適であるが、毛筆で時折見られるような、翡翠や紫檀、陶磁やべっこう、漆塗りのものであってもよい。そして、筆管2の先端には、板バネ3の上端部が埋設し、板バネ3は、固定部材5によって筆管2に固定されている。なお、固定部材5は、図1に示すような、針金のようなものが好適であるが、特にこれに限定したものではない。なお、執筆法、言い換えるならば、この筆管2の持ち方としては、人差し指と中指を筆管2にかけ、親指は指先を筆管2の軸にあて、薬指で軸を下からあてがって持つ方法、いわゆる双鉤法が好適であり、この方法の場合、指2本が筆管2にかかるため安定しやすく、圧が加わり筆力が出るため力強い線が表現出来るが、使用方法として特にこれに限定したものではない。また、筆を持つ位置は、楷書を書くときは筆管2の下部を、行書を書くときは筆管2の中ほどを、草書を書くときは筆管2の上部を持つのがよいとされているが、個人差が大きいため、本発明でも特に限定するものではない。
板バネ3は、上記に示したように、その上端部が筆管2に埋設しているものであって、板バネ3の上端部より下部は、筆管2の先端から、筆管2の短手方向端部側に屈曲しつつ、筆管2の長手方向に延伸しているような形で設けられるものである。そして、本実施形態例では、図1、図2(イ)に示すように、一辺が筆管に沿い、中程から大きく屈曲して他辺が手先方向に向いたくの字状のものである。そして、本実施形態例の板バネ3の屈曲角度αは、120度から140度程度、言い換えるならば、図3に示すように、筆管2の長手方向に平行な面と、磁気表示板10と平行な面とのなす角度、筆倒角度βは、40度から60度程度となるように、屈曲角度αは規定されている。そして、板バネ3の素材としては、ステンレスバネ鋼が好適であり、その厚みは0.3mmから0.35mm程度、幅は10mmから12mm程度、屈曲軸の位置は、板バネ3の長手方向中央よりやや下部であって、書道練習用筆記具1をほぼ垂直に立て、筆圧を200g重から300g重かけることで、図2(ロ)に示すような状態、言い換えるならば、磁気表示板10に磁性体4の筆記面4a全体が当接する状態になることが望ましい。なお、この200g重から300g重という筆圧は、一般的な毛筆で書を書く際にかける筆圧と同程度のものであって、この筆圧で磁気表示板10に磁性体4の筆記面4a全体が当接する構成にすることは、本発明の書道練習用筆記具1の書き味を実際の毛筆に可能な限り近づけるための工夫である。なお、上記板バネ3は、中程から大きく屈曲したくの字状のものであれば、その中で細かく複数回屈曲していても問題なく、そのことによって、異なるベクトルに力が複雑に加わり、複数のねじれも生まれ、複数の毛が束ねられた毛筆のような筆感をより再現することも可能である。
磁性体4は、図1に示すように、板バネ3の屈曲軸から固定点まで、言い換えるならば板バネ3の少なくとも先端部分の底面に平行に固着するものであって、2mmから3mm程度の厚みを持つ、略平板状のものである。そして、磁性体4の筆記面4aの短手方向の幅は16mmから18mm程度、長手方向の幅は30mmから35mm程度であって、全体的な形状は、先端に向かって暫時幅狭形状、言い換えるならば、略三角形状のものである。この形状は、図4(イ)、図4(ロ)、図4(ハ)に示すように、様々な形状のバリエーションを含むものであり、毛筆の略円錐形状の穂先に似たものを適宜選択できるものである。そして素材は、本発明の書道練習用筆記具1の書き味を実際の毛筆に可能な限り近づけるために、磁力ができるだけ強く、且つ、柔軟な、ゴム磁石であることが望ましい。なお、本発明の書道練習用筆記具1を用いて線を書く場合、図3に示す筆倒角度βが40度以下だと、磁性体4の筆記面4aが磁気表示板10に接する面積は小さくなるため、かすれた、自分の想定とは異なる線しか書けない。このことは、実際に毛筆を40度以下の角度に倒して線を書くと、一本の線の中に筆圧の違う部分が生じやすく、線がかすれやすくなる様を再現するための工夫であって、本発明の書道練習用筆記具1を使用して文字を書く際には、毛筆と同じように、できる限り筆を立てることが綺麗な文字を書く際のポイントである。
なお、本発明の書道練習用筆記具1は、図5で示す第二実施形態のように、筆管2の両端部にダルマ6や、コツ7、かけひも8などを有するものであっても問題はなく、その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 書道練習用筆記具
2 筆管
3 バネ材(板バネ)
4 磁性体
4a 筆記面
5 固定部材
6 ダルマ
7 コツ
8 かけひも
10 磁気表示板
α 屈曲角度
β 筆倒角度




















Claims (2)

  1. 磁気表示板に使用する筆記具であって、筆管の先端に、一辺が筆管に沿い、他辺が手先方向に向けて屈曲したくの字状のバネ材を取付け、前記バネ材の少なくとも先端部分の底面には、磁性体が固着していることを特徴とする、書道練習用筆記具。
  2. 前記磁性体は、厚みのある平板状であって、且つ、筆記面が先端に向かって暫時幅狭形状であることを特徴とする、請求項1記載の書道練習用筆記具。
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