JP6122722B2 - ガス供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクに燃料ガスを充填するガス供給装置に係り、特に、ガス供給路の先端に設けられた充填カップリングを燃料自動車の燃料タンクの接続口に結合接続し、加圧された水素ガスや天然ガス(CNG)等の燃料ガス(以下、これらを総称して燃料ガスという)を自動車に充填するガス供給装置に関する。
圧縮天然ガス(CNG)を燃料にして走行するCNG車、水素ガスを燃料にして走行する燃料電池車等といった自動車に圧縮天然ガス、水素ガス等といった燃料ガスを充填するガス充填所がある。ガス充填所には、充填対象となる自動車の燃料タンクに燃料ガスを充填するガス供給装置が設置される。ガス供給装置は、ガス蓄圧器(蓄ガス器)に高圧に加圧されて貯留されている燃料ガスを、ディスペンサユニットを用いて自動車の燃料タンクに充填する構成になっている。
ガス供給装置において、ディスペンサユニットは、特許文献1、特許文献2に記載されているように、ディスペンサ筐体内に、充填対象への燃料ガスのガス充填量を計測する流量計、燃料ガスの供給/遮断を行う遮断弁、燃料ガスの充填流量や充填圧力を制御する制御弁等の機器を収容し、ディスペンサ筐体からは、先端に充填カップリングを備えた充填ホースを延設した構成になっている。
ガス充填作業では、充填ホース先端の充填カップリングを充填対象の燃料タンクの接続口(充填口)に結合接続することによって、充填カップリング、燃料タンクの接続口それぞれに設けられている常閉の弁を開弁させた後、遮断弁、制御弁を開弁することによって、充填対象の燃料タンクに燃料ガスを充填する。また、充填対象へのガス充填量、ガス充填圧力、単価等といったガス充填作業に関する情報は、ディスペンサ筐体に設けられた表示器に表示され、確認できる。
特開2002−372192号公報 特開2008−232418号公報
ところで、上述したようなディスペンサユニットを有したガス供給装置にあっては、ディスペンサ筐体内には、ガス蓄圧器に貯留されている高圧に加圧された燃料ガスを充填ホースに供給するガス供給管路が配設されているとともに、このガス供給管路には、流量計、遮断弁、制御弁といった機器に加え、ガス蓄圧器から供給される高圧に加圧された燃料ガスの供給ガス圧を検出する1次圧力センサ、充填カップリングが結合接続された充填対象の燃料タンクに充填されている燃料ガスの充填ガス圧を検出する2次圧力センサが配設されている。ガス供給装置では、ディスペンサユニットは、ガス充填作業中、1次圧力センサ、2次圧力センサそれぞれの検出出力を随時取り込みながら、遮断弁、制御弁等といった機器を制御して、充填対象の燃料タンクへの燃料ガスのガス充填を行う。
そのため、ガス供給装置では、ディスペンサユニットの1次圧力センサ、2次圧力センサといった充填制御のための情報を提供する圧力センサに異常・故障が生じた場合は、ディスペンサユニットで正常な充填作業が行えなくなってしまう、という問題点があった。
例えば、1次圧力センサに異常・故障が生じ、1次圧力センサが実際の燃料ガスの供給ガス圧よりも高い値で検出するようになると、ガス蓄圧器から実際に供給される燃料ガスの供給ガス圧が予め設定された設計圧力(例えば、75MPa)よりも低いにもかかわらず、1次圧力センサはこの設計圧力(75MPa)で検出するようになってしまい、制御弁の弁開量に対応した本来の燃料ガスの供給がなされず、充填時間の増大を招く。また、1次圧力センサが実際の燃料ガスの供給ガス圧よりも低い値で検出するようになると、ガス蓄圧器から実際に供給される燃料ガスの供給ガス圧が設計圧力(75MPa)よりも高いにもかかわらず、1次圧力センサはこの設計圧力(75MPa)で検出するようになってしまい、制御弁の弁開量に対応した本来の燃料ガスの供給よりも過分な供給がなされ、過充填を生じさせてしまう。
同様に、2次圧力センサに異常・故障が生じ、2次圧力センサが実際の燃料ガスの充填ガス圧よりも高い値で検出するようになると、実際に燃料タンクに充填されている燃料ガスの充填ガス圧が燃料タンクにおける燃料ガスの充填最高圧力(例えば、70MPa)よりも低いにもかかわらず、2次圧力センサはこの充填最高圧力(70MPa)で検出するようになってしまい、充填対象への燃料ガスの充填不足を生じさせてしまう。また、2次圧力センサが実際の燃料ガスの充填ガス圧よりも低い値で検出するようになると、実際に燃料タンクに充填されている燃料ガスの充填ガス圧が充填最高圧力(70MPa)よりも高いにもかかわらず、2次圧力センサはこの充填最高圧力以下の値で検出するようになってしまい、充填対象への燃料ガスの過充填を生じさせてしまう。
本発明は、上述した問題点を鑑みなされたものであって、ガス供給装置のディスペンサユニットにおいて、充填制御のための情報を提供する1次圧力センサ及び/又は2次圧力センサの異常・故障を容易かつ確実に検出でき、正常な充填作業を実行可能なガス供給装置を提供すること目的とする。
本発明は、上記した課題を解決するために、ガス供給装置のディスペンサユニットにおいて、充填ホース先端の充填カップリングが充填対象の燃料タンクの接続口に接続されておらず、充填カップリングから燃料ガスが放出されない、燃料タンクの接続口との非接続状態で、予め定められたセンサ確認指示の入力により、充填カップリングを充填対象の燃料タンクの接続口に接続した後に入力される予め定められた充填開始指示が入力されなくても、充填ホースに燃料ガスを供給するガス供給管路が配設された遮断弁、制御弁を開弁状態にし、その際における1次圧力センサによる検出圧力の値と2次圧力センサによる検出圧力の値とが同等(等しい又は略等しい)になっているか否かに基づいて、1次圧力センサ及び/又は2次圧力センサの異常・故障を判別するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、ガス供給装置のディスペンサユニットにおいて、充填制御のための情報を提供する1次圧力センサ及び/又は2次圧力センサの異常・故障を容易かつ確実に検出でき、充填対象への燃料ガスの充填不足、過充填、充填時間の増大、等といった問題を未然に防ぎ、正常な充填作業を実行可能にする。
上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施の形態に係るガス供給装置のシステム構成図である。 図1にシステム構成を示したガス供給装置のディスペンサユニットによるガス充填作業、並びにセンサ確認作業の一実施例のフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態に係るガス供給装置について、自動車としての燃料電池車に燃料ガスとして水素ガスを充填するガス供給装置を例に、図面に基づいて説明する。なお、本発明に係るガス供給装置については、燃料電池車に水素ガスを充填するガス供給装置に限らず、例えば、CNG車に圧縮天然ガス(CNG)を充填するガス供給装置等、自動車に燃料ガスを充填するガス供給装置であるならば、適用可能である。
図1は、本実施の形態に係るガス供給装置のシステム構成図である。
ガス供給装置10は、ガス供給ステーション(ガス充填所)90に設置され、ディスペンサユニット30によって、ガス蓄圧器(蓄ガス器)22に貯留されている水素ガス(燃料ガス)を、充填対象の燃料電池車(自動車)80の燃料タンク81に充填する。
ガス蓄圧器22は、その流入口が圧縮機21の吐出ポートと連通され、圧縮機21から、逆止弁23を介して、予め設定された設計圧力(例えば、75MPa)の水素ガスの供給を受ける。ガス蓄圧器22は、ガス供給源として、この設計圧力(75MPa)の水素ガスを貯留する。この場合、設計圧力(75MPa)は、充填対象の燃料タンク81における水素ガスの充填最高圧力(例えば、70MPa)よりも高くなるように、予め設定されている。
圧縮機21には、例えば多段式圧縮機が用いられる。図示の例では、圧縮機21は、図示せぬガス蓄圧器に貯留されている低圧の水素ガスを加圧して、ガス蓄圧器22に貯留する設計圧力(75MPa)の水素ガスを生成し、ガス供給源であるガス蓄圧器22に貯留する。圧縮機21は、その一段目の吸入ポートが、前述の低圧の水素ガスを貯留するガス蓄圧器(図示せず)に接続されている。圧縮機21は、この低圧の水素ガスを段階的に圧縮して、設計圧力(75MPa)の水素ガスを生成する。
通常、圧縮機21やガス蓄圧器22は、ガス充填作業を受ける燃料電池車80への安全面等の理由から、燃料電池車80の進入・退出やガス充填作業の邪魔にならない、ディスペンサユニット30とは離れたガス供給ステーション90の敷地内適所に、圧力発生ユニット20として設置される。そのため、ガス蓄圧器22に貯留されている水素ガスは、敷地面地下を延設されたガス供給配管91を介して、ガス充填作業エリアのディスペンサユニット30に供給されるようになっている。
ディスペンサユニット30は、ガス蓄圧器22から水素ガスの供給を受け、これを燃料電池車80の燃料タンク81に充填する。ガス蓄圧器22は、少なくとも1台以上の燃料電池車80に充填可能な水素ガスを貯留可能になっており、ディスペンサユニット30に対するガス供給源になる。
ディスペンサユニット30は、先端に充填カップリング(充填ノズル)52を備えた充填ホース51が、途中に緊急離脱カップリング(安全接手)53を配して、ディスペンサ筐体31から延設された構成になっている。
充填カップリング52は、ガス充填作業時に、ガス充填作業を受ける燃料電池車80の燃料タンク81の接続口である充填口カップリング82に接続される。充填カップリング52及び充填口カップリング82には、それぞれ内部に常閉の弁(図示せず)が内蔵されており、両カップリング52、82が結合接続された接続状態では、各弁が開弁して両カップリング52、82間は連通状態になり、両カップリング52、82が切り離された接続解除状態では、各弁が閉弁した状態になり、両カップリング52、82それぞれは燃料ガスが放出されない閉状態になり、ガスの流出が防止される。ガス充填作業が行われていない待機時は、充填カップリング52は、充填口カップリング82から切り離されて、通常、ディスペンサ筐体31に設けられた収納部33に掛止保持されている。一方、燃料電池車80の充填口カップリング82は、逆止弁83を介して、燃料タンク81に連通接続されている。
ディスペンサ筐体31内には、一端側がガス供給配管91との接続部になり、他端側が充填ホース51の基端側との接続部になったガス供給管路41が設けられている。図示の例では、ガス供給管路41は、一端側から他端側に、1次圧力センサ42、流量計43、流量調整弁44、遮断弁45、冷却器46、2次圧力センサ47、燃料温度センサ48が順次配設された構成になっている。
1次圧力センサ42は、ガス蓄圧器22から供給される水素ガスの供給ガス圧を検出する。そのため、1次圧力センサ42は、流量調整弁44並びに遮断弁45に対して上流側(ガス蓄圧器側)のガス供給管路41に設けられている。
流量計43は、燃料タンク81に供給された水素ガスのガス供給量を計測する。流量計43には、例えば、センサチューブと呼ばれる管路を振動させるコリオリ式質量流量計が適用される。コリオリ式質量流量計は、振動する管路内を流れる水素ガスのガス流量に応じたコリオリ力による管路の流入側と流出側との位相差が流量に比例することを基にして、ガス供給管路41を流れる水素ガスの質量流量を計測する。
流量調整弁44は、燃料タンク81に供給される水素ガスの流量を制御する。図示の例では、流量調整弁44は、弁体を開閉調整する駆動媒体に圧縮空気を利用した空圧作動式の開閉調整弁からなる。流量調整弁44は、圧縮空気による作動圧室の加圧状態に応じて弁開度を変化させ、水素ガスの流量(通過流量)を調整する構成になっている。
図示の例では、アクチュエータとしての作動圧室は、パイロット44p1を介して、圧縮空気供給源93と連通される一方、パイロット44p2を介して、大気圧開放された構成になっている。パイロット44p1は、電動式の切換弁からなり、アクチュエータとしての作動圧室を圧縮空気供給源93又は大気圧雰囲気のいずれか一方に対して選択的に連通させる。また、パイロット44p2は、電動式の可変開閉弁からなり、アクチュエータの作動圧室と大気圧雰囲気との間の連通状態を、可変開閉弁の弁開量(全開〜全閉)に応じて調整する。
このようなパイロット44p1,44p2を備えた流量調整弁44では、パイロット44p1を圧縮空気供給源93に連通させた圧縮空気の供給状態で、パイロット44p2の弁開状態が全閉状態に調整されていると、アクチュエータの作動圧室の圧力状態は、圧縮空気供給源93からの圧縮空気の供給圧力に対応した最大加圧状態になり、流量調整弁44の弁開量は最大(例えば、全開)となり、水素ガスの流量は最大になる。また、パイロット44p1を圧縮空気供給源93に連通させた圧縮空気の供給状態で、パイロット44p2の弁開状態が適宜開弁状態に調整されていると、アクチュエータの作動圧室からはパイロット44p2の弁開量に応じて圧縮空気供給源93から供給された圧縮空気が大気圧雰囲気へ放出され、アクチュエータの作動圧室の圧力状態は、この圧縮空気の放出量に応じた、最大加圧状態に対して減圧調整された圧力状態になる。この結果、流量調整弁44の弁開量は、アクチュエータの作動圧室の減圧状態に応じて絞られ、水素ガスの流量が調整される。また、パイロット44p1を大気圧雰囲気に連通させた、圧縮空気供給源93から圧縮空気が供給されない大気圧開放状態では、アクチュエータの作動圧室の圧力状態は大気圧状態に減圧され、流量調整弁44の弁開量は最小(例えば、全閉)になり、水素ガスの流量は最小(0も含む)になる。このように、流量調整弁44は、その弁開状態をアクチュエータの作動圧室の圧力状態に応じて調整することができ、水素ガスの流量を最大及び最小からなる流量範囲で任意調整することができる。
遮断弁45は、ガス供給管路41を連通/遮断する。図示の例では、遮断弁45も、弁体を開閉するアクチュエータの駆動媒体に圧縮空気を利用した空圧作動式の開閉弁からなる。パイロット45pは、電動式の切換弁からなり、アクチュエータとしての作動圧室を圧縮空気供給源93又は大気圧雰囲気のいずれか一方に対して選択的に連通させる。遮断弁45は、パイロット45pの切り換えに応じて、アクチュエータの作動圧室が圧縮空気の供給状態又は大気圧開放状態になり、弁体が開弁状態(水素ガス供給状態)又は閉弁状態(水素ガス遮断状態)になる。
これに伴い、空圧作動式の流量調整弁44及び遮断弁45を備えた図示のディスペンサユニット30では、ディスペンサ筐体31内に、流量調整弁44、遮断弁45それぞれに駆動媒体である圧縮空気を供給するための圧縮空気管路49が配設されている。圧縮空気管路49は、一端側が圧縮空気供給源93からの圧縮空気供給配管92との接続部になり、他端側は分岐端となって、流量調整弁44のパイロット44p1、遮断弁45のパイロット45pそれぞれの圧縮空気流入ポートに接続されている。圧縮空気供給配管92は、ガス供給ステーション90に備えられている圧縮空気供給源93で生成した乾燥圧縮空気を、ディスペンサユニット30の流量調整弁44及び遮断弁45に供給するために、敷地内に配設された配管である。
圧縮空気供給源93も、圧力発生ユニット20と同様に、燃料電池車80の進入・退出やガス充填作業の邪魔にならない、ディスペンサユニット30とは離れたガス供給ステーション90の敷地内適所に設置される。圧縮空気供給源93は、ディスペンサユニット30の流量調整弁44及び遮断弁45を含む、ガス供給ステーション90内の各装置の圧縮空気利用機器それぞれに駆動媒体として供給する乾燥圧縮空気を生成する。圧縮空気供給源93は、例えば、エアードライヤーが付設された圧縮機を含み、供給先の装置の圧縮空気利用機器でドレンを生じさせない、乾燥圧縮空気を生成する。
冷却器46は、充填直前のガスを氷点下(例えば、−20℃)に冷却して、燃料タンク81の温度がガス充填作業に伴って上昇することを防止する。冷却器46は、遮断弁45と2次圧力センサ47との間でガス供給管路41に設けられた熱交換器と、熱交換器に接続され、例えばコンプレッサ、ポンプ等の駆動機構が搭載されたチラーユニットとによって構成されている。チラーユニットは、通電によるその作動時には、例えばエチレングリコール等を含んだ冷却液を熱交換器との間に循環させる。
2次圧力センサ47は、充填カップリング52が結合接続された充填対象の燃料タンク81に充填されている燃料ガスの充填ガス圧を検出する。燃料温度センサ48は、燃料タンク81に供給される水素ガスの供給温度を検出する。そのため、2次圧力センサ47は、流量調整弁44並びに遮断弁45に対して下流側(充填カップリング側)のガス供給管路41に設けられている。
ディスペンサ筐体31の筐体面の作業者が操作し易い位置には、充填開始スイッチ62、充填停止スイッチ63、プリセットスイッチ64が備えられた操作部61が設けられている。充填開始スイッチ62は、ガス充填作業において、作業者によって充填カップリング52が燃料タンク81の充填口カップリング82に接続された後、流量調整弁44、遮断弁45を開弁させて燃料タンク81への水素ガスの充填を開始する際に、作業者によって操作される操作スイッチである。これに対し、充填停止スイッチ63は、ガス充填作業において、ガス充填中で開弁状態になっている流量調整弁44、遮断弁45を閉弁させて燃料タンク81への水素ガスの充填を終了させるため、作業者によってに操作される操作スイッチである。プリセットスイッチ64は、水素ガスの充填を開始する前に、予めガス充填量又はガス充填圧をプリセット値として設定入力するための操作スイッチである。
さらに、ディスペンサ筐体31には、これら充填開始スイッチ62、充填停止スイッチ63、プリセットスイッチ64に加えて、センサ確認スイッチ100が設けられている。センサ確認スイッチ100は、例えばガス供給装置10のメンテナンス時等に、1次圧力センサ42、2次圧力センサ47それぞれの検出出力に異常・故障があるか否かを確認する際、その確認指示を行う操作スイッチである。そのため、センサ確認スイッチ100は、充填開始スイッチ62や充填停止スイッチ63のように充填作業を行う度に作業者によって毎回操作されるものではないので、図示の例では、操作部61とは別のディスペンサ筐体31の箇所に配置されている。例えば、ディスペンサ筐体31の筐体面に形成された、ロック機構付きの扉で閉塞されている収納部に配置されている。また、ディスペンサ筐体31の視認し易い筐体面位置には、充填対象へのガス充填量、ガス充填圧力、単価等といったガス充填に関する情報を表示する表示器65が設けられている。
制御装置70は、電源回路、メモリ,CPUを備えたマイクロコンピュータ等を含んで構成され、外部電源94から電源ライン95を介して電力供給を受け、ディスペンサユニット30の各部の作動を制御する。
そのため、制御装置70には、操作部61における充填開始スイッチ62、充填停止スイッチ63、プリセットスイッチ64それぞれの操作信号、センサ確認スイッチ100の操作信号、1次圧力センサ42からのガス蓄圧器22から供給される水素ガスの供給ガス圧の検出出力、流量計43からの燃料タンク81に供給されている水素ガスの質量流量の計測出力、2次圧力センサ47からの充填カップリング52が結合接続された充填対象の燃料タンク81に充填されている水素ガスの充填ガス圧、燃料温度センサ48からの燃料タンク81に供給される水素ガスの供給温度の検出出力が、それぞれ入力される。
制御装置70は、これら操作信号、検出出力、及び計測出力の入力に基づいて、流量調整弁44、遮断弁45、冷却器46、及び表示器65を作動制御して、ディスペンサユニット30による燃料電池車80の燃料タンク81に対するガス充填作業、並びに1次圧力センサ42及び/又は2次圧力センサ47に異常・故障があるか否かを確認するセンサ確認作業を、次のようにして実行制御する。
図2は、制御装置によって実行制御されるディスペンサユニットによるガス充填作業、並びにセンサ確認作業の一実施例のフローチャートである。
制御装置70は、外部電源94からの電源供給を受け、ディスペンサユニット30の稼動中、燃料温度センサ48の検出出力を随時読み込み、充填対象に供給される燃料ガスの温度が所定設定温度(例えば、−20℃)より上昇しないように、冷却器46を作動制御している。
その上で、充填カップリング52がディスペンサ筐体31に設けられた収納部33に掛止保持されているガス充填作業の待機時は、充填カップリング52が収納部33から取り外されて燃料電池車80の充填口カップリング82に結合接続され、操作部61の充填開始スイッチ62が操作されて、ガス充填作業の開始が指示されたか否か(ステップS10)、及び、操作部61とは別に配置されたセンサ確認スイッチ100が操作されて、センサ確認作業の開始が指示されたか否か(ステップS20)を、制御装置70は、充填開始スイッチ62、センサ確認スイッチ100のそれぞれ操作信号の入力を基に監視している。
制御装置70は、このステップS10,S20による監視中に、ステップS10でガス充填作業の開始の指示を検出すると、ステップS11〜S13に示したガス充填作業の実行制御を行う一方、ステップS20でセンサ確認作業の開始の指示を検出すると、ステップS21〜S28に示したセンサ確認作業の実行制御を行うようになっている。
したがって、ガス供給装置10のディスペンサユニット30では、制御装置70がステップS11〜S13に示したガス充填作業の実行制御中に、センサ確認スイッチ100が操作されても、実行中のガス充填作業が妨げられることがないとともに、制御装置70がステップS21〜S28に示したセンサ確認作業の実行制御中、操作部61の充填開始スイッチ62が操作されても、実行中のセンサ確認作業が妨げられることがないようになっている。
<ガス充填作業>
ガス充填作業では、制御装置70は、ステップS10で、充填開始スイッチ62の操作に基づくガス充填作業の開始指示を検出すると、操作部61の充填開始スイッチ62の操作と併せてプリセットスイッチ64の操作によりガス充填量又はガス充填圧のプリセット値が予め設定されているか否かを確認し、プリセット値が設定されている場合にはこの設定されたプリセット値を記憶した上で、流量調整弁44のパイロット44p1,44p2、遮断弁45のパイロット45pをそれぞれ作動制御して、それぞれのアクチェータの作動圧室へ圧縮空気供給源93から乾燥圧縮空気を供給することによって流量調整弁44、遮断弁45を開弁作動し、充填対象の燃料電池車80の燃料タンク81への水素ガスの充填を開始する(ステップS11)。
そして、制御装置70は、上述した冷却器46の作動制御に加え、随時、1次圧力センサ42、2次圧力センサ47の検出出力、及び流量計43、燃料温度センサ48の計測出力を取り込み、これらに基づき、流量調整弁44による水素ガスの流量制御、表示器65に表示する充填対象へのガス充填量等の演算表示制御を行っている。
例えば、制御装置70は、これら検出出力や計測出力を監視しつつ、流量調整弁44の弁開度等を予め設定された制御方式で調整することにより、ガス供給管路41を介して燃料電池車80の燃料タンク81に供給される水素ガスの圧力、流量を適切な状態に制御する。この場合、予め設定された制御方式としては、例えば、定圧上昇制御方式や定流量制御方式等が該当する。
定圧上昇制御方式では、ガス充填時、2次圧力センサ47により検出された圧力値から得られる、充填対象の燃料タンク81側の圧力上昇率が、予め設定された所定の圧力上昇率に一致するようにパイロット44p1,44p2を作動制御して、流量調整弁44の弁開度を制御する。一方、定流量制御方式では、ガス充填時、流量計43より計測された単位時間当たりの流量が、予め設定された所定の流量に一致するようにパイロット44p1,44p2を作動制御して、流量調整弁44の弁開度を制御する。
そして、これら流量調整弁44による水素ガスの流量制御とともに、制御装置70は、ガス充填量等の演算表示制御として、流量計43からの計測出力である流量パルスを積算して水素ガスの充填量(体積)を演算し、この演算された充填量を、2次圧力センサ47により検出された、充填カップリング52が結合接続された充填対象の燃料タンク81に充填されている燃料ガスのガス充填圧力等とともに、表示器65に表示制御する。
さらに、制御装置70は、これら水素ガスの流量制御、ガス充填量等の演算表示制御とともに、水素ガスの充填開始後は、ガス充填量等の演算表示制御で演算された充填量が予め操作部61のプリセットスイッチ64の操作により設定されたプリセット値に達したか否か、操作部61の充填停止スイッチ63の操作信号が入力されたか否か、2次圧力センサ47により検出された圧力値が燃料タンク81の上限圧力である水素ガスの充填最高圧力(70MPa)に達したか否かを随時監視することによって、水素ガスの充填を終了させるか否かを監視している(ステップS12)。
そして、制御装置70は、充填量のプリセット値への到達、充填停止スイッチ63の操作、又は燃料タンク81の上限圧力への到達の中のいずれ1つが生じたのを検出することにより、ステップS12でガス充填の終了を検出すると、流量調整弁44については、パイロット44p1を圧縮空気供給源93からの圧縮空気の供給状態からアクチュエータの作動圧室内の大気圧開放状態に切り換えて、アクチュエータの作動圧室に供給され、かつ貯留されている既存の乾燥圧縮空気が大気圧開放されて流量調整弁44が閉弁する状態にし、遮断弁45についても、パイロット45pを圧縮空気供給源93からの圧縮空気の供給状態からアクチュエータの作動圧室内の大気圧開放状態に切り換えることにより、アクチュエータの作動圧室に貯留されている既存の乾燥圧縮空気が大気圧開放されて遮断弁45が閉弁する状態にする。すなわち、制御装置70は、流量調整弁44、遮断弁45それぞれのアクチュエータの作動圧室に貯留されている既存の乾燥圧縮空気を大気圧開放し、作動圧室の圧力状態を大気圧状態にすることによって、遮断弁45、流量調整弁44を閉弁する。これにより、燃料電池車80の燃料タンク81への水素ガスの充填を終了させる(ステップS13)。
このガス充填の終了後、燃料電池車80の充填口カップリング82に結合接続されていた充填カップリング52は、作業者により取り外され、ディスペンサ筐体31に設けられた収納部33に掛止保持されて戻される。
<センサ確認作業>
一方、センサ確認作業では、制御装置70は、センサ確認スイッチ100の操作に基づくセンサ確認作業の開始指示を検出すると、流量調整弁44のパイロット44p1,44p2、遮断弁45のパイロット45pをそれぞれ作動制御して、それぞれのアクチェータの作動圧室へ圧縮空気供給源93からの乾燥圧縮空気を供給することによって流量調整弁44、遮断弁45を開弁作動させる(ステップS21)。
ここで、制御装置70は、前述したステップS10,S20により、センサ確認作業とガス充填作業は排他的にかつ選択的に実行するようになっているので、流量調整弁44、遮断弁45を開弁作動しても、充填カップリング52は充填口カップリング82から切り離されて充填カップリング52の弁は閉弁状態になっているので、充填カップリング52から燃料ガスは放出されず、ガス供給管路41及び充填ホース51からなるガス供給路は閉塞状態になっている。
そのため、燃料タンク81に供給される水素ガスの供給ガス圧を計測するため、ガス供給管路41の、流量調整弁44及び遮断弁45の下流側位置、図示の例では冷却器46の下流側位置に配置された2次圧力センサ47は、ガス供給管路41及び充填ホース51からなるガス供給路が充填対象の燃料タンク81との連通が断たれ、ガス供給管路41及び充填ホース51からなるガス供給路の容量は、充填対象の燃料タンク81が連通されている場合よりも小さくなり、その検出出力は、短時間で、充填対象の燃料タンク81における水素ガスの充填最高圧力(70MPa)よりも高くなり、ガス蓄圧器22に貯留された水素ガスの設計圧力(75MPa)近傍に上昇して安定することになる。
これに基づき、制御装置70には、流量調整弁44及び遮断弁45が開弁されてからこの閉塞された流量調整弁44及び遮断弁45の下流側のガス供給管路41及び充填ホース51に水素ガスが充満(飽和)するのに要する所定時間が、この流量調整弁44及び遮断弁45の下流側のガス供給管路41及び充填ホース51からなるガス供給路の容量、及びガス蓄圧器22に貯留された水素ガスの設計圧力(75MPa)等を基に演算され、予め記憶されている。
そこで、制御装置70は、ステップS21で流量調整弁44及び遮断弁45が開弁してから、この所定時間が経過したか否かを監視し(ステップS22)、所定時間が経過した場合には、2次圧力センサ47により検出された検出信号の大きさに基づく圧力値P2が、1次圧力センサ42からの検出信号の大きさに対応する、ガス蓄圧器22から供給される水素ガスの供給ガスの圧力値P1(1次圧力センサ42に異常・故障が無い場合は、75MPa)と略等しくなっているか否かを比較確認する(ステップS23)。
そして、制御装置70は、この比較確認の結果、2次圧力センサ47により検出された圧力値が1次圧力センサ42により検出された圧力値と同等(等しい又は略等しい)の関係になっている場合は、1次圧力センサ42及び2次圧力センサ47はいずれも正常であると判断して、表示器65の表示、又は図示せぬスピーカから音声発声等を用いて、1次圧力センサ42及び2次圧力センサ47が正常で、ディスペンサユニット30による正常な充填作業が保障されていることを、所定時間の間、報知し続けた上で(ステップS24〜S26)、ガス供給装置10のディスペンサユニット30を用いた新たなガス充填作業の実施を許容する。
一方、制御装置70は、この比較確認の結果、2次圧力センサ47により検出された圧力値が1次圧力センサ42により検出された圧力値に略等しくならない場合は、1次圧力センサ42又は2次圧力センサ47の少なくとも一方に異常・故障があると判断して、表示器65の表示、又は図示せぬスピーカから音声発声等を用いて、1次圧力センサ42及び/又は2次圧力センサ47に異常・故障が生じていることを報知する(ステップS27)ことにより、そのセンサ素子や検出回路等の保守点検作業を実行させる(ステップS28)。
その結果、1次圧力センサ42及び/又は2次圧力センサ47に異常・故障が生じている場合はディスペンサユニット30による正常な充填作業が保障されないので、図示の例では、例えばステップS28に示した保守点検作業が済むまで、制御装置70はステップS10に示したガス充填作業の開始が指示されたか否かの確認を行わないようにして、ディスペンサユニット30を用いた、新たなガス充填作業を一時的に実施できないようにしている。
このように、本実施の形態に係るガス供給装置10のディスペンサユニット30においては、充填制御のための情報を提供する1次圧力センサ42及び/又は2次圧力センサ47の異常・故障を容易かつ確実に検出できるので、充填対象への燃料ガスの充填不足、過充填、充填時間の増大といった問題を未然に防ぎ、正常な充填作業が実行可能である。
なお、本実施の形態に係るガス供給装置10の各部の具体的な構成は、上述した具体的な構成に限定されない。
例えば、図2に示したセンサ確認作業では、ステップS20でセンサ確認スイッチ100の操作によるセンサ確認指示の入力によりセンサ確認作業を開始する構成としたが、例えば、収納部33に設けられた充填カップリング52が収納されたことを検知する収納検知スイッチの出力による、所定回数の充填カップリング52の収納検知(すなわち、所定回数のガス充填作業の実施)や、始業時の制御装置70のパワーオン・リセット等をセンサ確認指示として、センサ確認作業を開始する構成としてもよい。
また、図2に示したセンサ確認作業では、ステップS22で予め設定されている所定時間の経過を待って、ステップS23で2次圧力センサ47により検出された圧力値と1次圧力センサ42により検出された圧力値とを比較確認する構成としたが、所定時間の経過によらず、2次圧力センサ47により検出された圧力値が、流量調整弁44、遮断弁45の開弁作動による圧力上昇後、変動しなくなり安定するのを待って、ステップS23で比較確認する構成としてもよい。
また、ガス蓄圧器22に貯留されている高圧に加圧された燃料ガスが流量調整弁44及び遮断弁45の下流側のガス供給管路41及び充填ホース51に導入されるのに伴い、加えて、この高圧に加圧された燃料ガスの導入により流量調整弁44及び遮断弁45の下流側のガス供給管路41及び充填ホース51内における燃料ガスの圧力が増加するのに伴い、流量調整弁44並びに遮断弁45に対して上流側(ガス蓄圧器側)のガス供給管路41に設けられている燃料温度センサ48による燃料ガスの検出温度も上昇変化するようになる。そして、この燃料温度センサ48による燃料ガスの検出温度も、流量調整弁44及び遮断弁45の下流側のガス供給管路41及び充填ホース51内における燃料ガスの圧力変化と同様に、圧力均衡によって燃料ガスの導入がなくなれば安定化する。そこで、2次圧力センサ47の出力安定の検出に代えて、燃料温度センサ48の出力安定の検出を検出することも可能である。
また、流量調整弁44、及び遮断弁45の構成は、空圧作動式の開閉調整弁や開閉弁に限るものではなく、電動直動式の開閉調整弁や開閉弁であってもよい。
さらに、本発明に係るガス供給装置10の実施の形態は、図1で点線で示したように、2次圧力センサ47の下流側のガス供給管路41に、さらに手動式若しくは自動式の常開の開閉弁110を配設した構成であってもよい。
この場合、例えば、手動式の開閉弁110を設ける場合は、センサ確認スイッチ100と同様に、充填作業を行う度に作業者によって毎回操作されるものではなく、センサ確認作業の間だけ閉弁されるものなので、その操作部は、センサ確認スイッチ100と一緒に収納部に配置されているのが好ましい。また、自動式の常開の開閉弁110を設ける場合は、制御装置70により、例えば図2のステップS21で示した流量調整弁44、遮断弁45の開弁作動(すなわち、センサ確認作業の実行開始)とともに又は開弁作動に先立って閉弁され、ステップS26で示した1次圧力センサ42及び2次圧力センサ47の正常報知の停止(すなわち、センサ確認作業の実行終了)とともに開弁する構成にすればよい。
このような開閉弁110を2次圧力センサ47の下流側のガス供給管路41に配設し、センサ確認作業の実行中は開閉弁110を手動若しくは自動で閉弁状態にしておくことによって、センサ確認作業中、例えば充填カップリング52を充填口カップリング82に結合接続してしまうことによる充填カップリング52からの燃料ガスの流出や、充填カップリング52を充填口カップリング82に結合接続した不適切な状態でのセンサ確認作業の実施を防止することができる。さらに、充填ホース51を充満させる必要がないので、安定化待ちの時間が短くなり、センサ確認作業時間を短縮できる。
また、本発明に係るガス供給装置10の実施の形態は、図1で点線で示したように、2次圧力センサ47の下流側のガス供給管路41に、さらに手動式若しくは自動式の常閉の開閉弁120を配設した構成であってもよい。
このような脱圧弁120を2次圧力センサ47の下流側のガス供給管路41に配設し、例えば図2のステップS21で示した流量調整弁44、遮断弁45の開弁作動前に、脱圧弁120を一端開閉させて2次圧力センサ47の下流側のガス供給管路41内の圧力を一旦減圧してから始めることによって、予め設定された設計圧力に対して充填対象の燃料タンクにおける燃料ガスの充填最高圧力が極めて近い関係にあるガス充填作業の終了後でも、センサ確認作業の実施は、流量調整弁44並びに遮断弁45に対して下流側(充填カップリング側)の、2次圧力センサ47側のガス供給管路41内の圧力を、流量調整弁44並びに遮断弁45に対して上流側(ガス蓄圧器側)の、1次圧力センサ42側の設計圧力に対して差がある状態にしてから行えるので、ステップS23で示した比較確認が容易になり、センサ確認作業の信頼性が一層向上する。
10 ガス供給装置、 20 圧力発生ユニット、 21 圧縮機、
22 ガス蓄圧器、 23 逆止弁、 30 ディスペンサユニット、
31 ディスペンサ筐体、 33 収納部、 41 ガス供給管路、
42 1次圧力センサ、 43 流量計、 44 流量調整弁、
45 遮断弁、 46 冷却器、 47 2次圧力センサ、
48 燃料温度センサ、 49 圧縮空気管路、 51 充填ホース、
52 充填カップリング、 53 緊急離脱カップリング、
61 操作部、 62 充填開始スイッチ、 63 充填停止スイッチ、
64 プリセットスイッチ、 65 表示器、 70 制御装置、
80 燃料電池車、 81 燃料タンク、 82 充填口カップリング、
90 ガス供給ステーション、 91 ガス供給配管、
92 圧縮空気供給配管、 93 圧縮空気供給源、 94 外部電源、
95 電源ライン、 100 センサ確認スイッチ、 110 開閉弁、
120 脱圧弁。

Claims (3)

  1. ディスペンサ筐体内に配設され、加圧された燃料ガスがガス蓄圧器から供給されるガス供給管路と、
    前記ディスペンサ筐体から延設され、基端側が前記ガス供給管路に連通された充填ホースと、
    該充填ホースの先端側に備えられ、充填対象の燃料タンクの接続口との結合接続により開弁し、当該燃料タンクの接続口からの取り外しにより閉弁する内蔵弁を備えた充填カップリングと、
    前記ガス供給管路に設けられ、前記充填カップリングが接続口に結合接続された燃料タンクへの燃料ガスの供給/遮断を行う遮断弁と、
    前記ガス供給管路に前記遮断弁とともに設けられ、当該燃料タンクに前記遮断弁を介して供給される燃料ガスの流量を調整する流量調整弁と、
    前記遮断弁並びに前記流量調整弁に対して前記ガス蓄圧器側の前記ガス供給管路に設けられ、前記ガス蓄圧器から供給される燃料ガスの供給ガス圧を検出する1次圧力センサと、
    前記遮断弁並びに前記流量調整弁に対して前記充填カップリング側の前記ガス供給管路に設けられ、前記充填カップリングが充填対象の燃料タンクの接続口との結合接続された状態で、当該燃料タンクに供給された燃料ガスの充填ガス圧を検出する2次圧力センサと、
    ガス充填開始の指示入力により、前記遮断弁を供給状態にするとともに前記流量調整弁の弁開度を予め設定された制御方式で調整して、前記充填カップリングが接続口に結合接続された燃料タンクへの燃料ガスの充填を開始し、ガス充填終了の指示入力により、前記遮断弁を遮断状態にして、前記充填カップリングが接続口に結合接続された充填対象の燃料タンクへの燃料ガスの充填を終了させる制御装置と、
    1次圧力センサ及び2次圧力センサのセンサ確認指示を制御装置に入力するセンサ確認指示部と、
    前記制御装置に設けられ、前記確認指示部からのセンサ確認指示の入力に基づき、前記充填カップリングが充填対象の燃料タンクの接続口との結合接続されていない前記内蔵弁が閉弁している状態で、前記遮断弁及び前記流量調整弁を開弁させた後、前記2次圧力センサによる検出圧力の値が前記1次圧力センサによる検出圧力の値と同等になっている否かに基づいて、前記1次圧力センサ及び/又は前記2次圧力センサの異常・故障を検出する異常検出部と
    を備えていることを特徴とするガス供給装置。
  2. 前記異常検出部は、前記2次圧力センサによる検出圧力の値が前記1次圧力センサによる検出圧力の値と同等になっている否かの判断を、前記遮断弁及び前記流量調整弁を開弁させた後、前記遮断弁並びに前記流量調整弁に対して前記充填カップリング側の圧力又は温度の安定化を待って行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のガス供給装置。
  3. 前記2次圧力センサの下流側の、前記遮断弁並びに前記流量調整弁に対して前記ガス蓄圧器側の前記ガス供給管路には、前記異常検出部による前記遮断弁及び前記流量調整弁の遮断弁の開弁作動とともに、又は当該開弁作動に先立って閉弁される常開の開閉弁が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガス供給装置。
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