JP2000274594A - 昇圧供給装置の試験システム及び試験方法 - Google Patents

昇圧供給装置の試験システム及び試験方法

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JP2000274594A
JP2000274594A JP11078698A JP7869899A JP2000274594A JP 2000274594 A JP2000274594 A JP 2000274594A JP 11078698 A JP11078698 A JP 11078698A JP 7869899 A JP7869899 A JP 7869899A JP 2000274594 A JP2000274594 A JP 2000274594A
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filling
fuel gas
test
pressure
gas
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JP11078698A
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Mikiya Hirai
幹也 平井
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇圧供給装置のリリーフ弁の動作試験を行う
ことができる試験システムを提供すること。 【解決手段】 昇圧供給装置2とこの装置を試験する試
験装置82を含む試験システム。昇圧供給装置2は、燃
料用ガスを昇圧するための昇圧手段と、昇圧された燃料
用ガスを充填する充填ホース14と、燃料用ガスを蓄え
るためのブローダウンタンクと、ブローダウンタンク内
の圧力を所定圧に維持するためのリリーフ弁とを具備す
る。また、試験装置82は、燃料用ガスが充填される充
填容器84を備える。昇圧供給装置2の充填ホース14
を試験装置82に接続して燃料用ガスを充填容器84に
充填し、しかる後昇圧手段を作動停止させた状態で充填
容器84に充填された燃料用ガスを昇圧供給装置2のブ
ローダウンタンクに戻し、これによってリリーフ弁の作
動試験を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料用ガスを昇圧
して供給する昇圧供給装置を試験する試験システム及び
試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、天然ガス自動車等への燃料用ガ
スの供給を手軽に行うために、昇圧供給装置が使用され
ている。このような昇圧供給装置の一例として、例え
ば、特開平10−128038号公報に開示されたもの
が知られている。この公知の昇圧供給装置は、燃料用ガ
スを昇圧するための昇圧手段と、昇圧手段によって昇圧
された燃料用ガスを天然ガス自動車に充填する充填ホー
スと、充填後に充填ホースに残留する燃料用ガスを蓄え
るためのブローダウンタンクと、ブローダウンタンクに
関連して設けられたブローダウンタンク弁及びリリーフ
弁とを備えている。
【0003】この昇圧供給装置による天然ガス自動車の
燃料タンクへの燃料用ガスの供給は、次のように行われ
る。即ち、昇圧手段が作動することによって、低圧の燃
料用ガスが昇圧され、昇圧された燃料用ガスが充填ホー
スを通して車両側の燃料タンクに供給される。燃料タン
ク内の燃料用ガスが所定の充填圧になると、昇圧手段の
作動が自動的に停止し、燃料タンクへの燃料用ガスの供
給が終了する。
【0004】燃料用ガスの供給が終了すると、ブローダ
ウンタンク弁が開状態となり、充填ホース内に残留する
昇圧された燃料用ガスがブローダウンタンク弁を通して
ブローダウンタンク内に流入し、このタンク内に蓄えら
れる。このとき、ブローダウンタンク内の圧力が所定値
を超えると、リリーフ弁が開状態となり、ブローダウン
タンク内の燃料用ガスがリリーフ弁を通して大気中に排
出される。このようなブローダウンタンク内の圧力上昇
は、例えば、車両側のレセプタクルに内蔵されている逆
止弁が破損している場合に発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような昇圧供給装
置を製造して使用するに際し、正常に作動するか否かの
動作試験を行うのが望ましい。例えば、ブローダウンタ
ンクに関連するリリーフ弁が故障している場合、仮に逆
止弁が破損していると燃料タンクからの燃料用ガスがブ
ローダウンタンク弁を通してブローダウンタンク内に流
入し、ブローダウンタンク内の圧力が異常に上昇して破
損に至る。また、昇圧手段を作動制御する制御手段等が
故障している場合、昇圧手段を作動させて車両側の燃料
タンクに充填するときに燃料用ガスを所定の充填圧とな
るように充填することができない。
【0006】従来、このような昇圧供給装置の動作試験
を行うことができる試験システム及び試験方法が存在せ
ず、このような動作試験を行うことができる昇圧供給装
置の試験システム及び試験方法の実現が強く望まれてい
た。本発明の目的は、昇圧供給装置のリリーフ弁の動作
試験を行うことができる試験システム及び試験方法を提
供することである。
【0007】また、本発明の他の目的は、昇圧供給装置
による過充填防止試験を行うことができる試験システム
及び試験方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料用ガスを
昇圧するための昇圧手段と、前記昇圧手段によって昇圧
された燃料用ガスを充填する充填ホースと、前記充填ホ
ース内に残存する燃料用ガスを蓄えるためのブローダウ
ンタンクと、前記ブローダウンタンク内の圧力が所定値
を超えると燃料用ガスを外部に排出するリリーフ弁とを
具備する昇圧供給装置と;燃料用ガスが充填される充填
容器を備えた試験装置と;を備え、前記昇圧供給装置の
前記充填ホースを前記試験装置に接続して昇圧された燃
料用ガスを前記充填容器に充填し、しかる後前記昇圧手
段を作動停止させた状態で前記充填容器に充填された燃
料用ガスを前記昇圧供給手段の前記ブローダウンタンク
に戻すことを特徴とする昇圧供給装置の試験システムで
ある。
【0009】本発明に従えば、充填ホースが試験装置に
接続され、昇圧手段によって昇圧された燃料用ガスが試
験装置の充填容器に充填される。この充填の後、昇圧手
段の作動が停止され、この停止状態において充填容器内
の燃料用ガスがブローダウンタンク内に戻される。かく
すると、燃料用ガスの流入によってブローダウンタンク
内の圧力が上昇し、この圧力値が所定値を超えるとリリ
ーフ弁が開状態となり、このようにリリーフ弁が動作す
ることを確認することによって、リリーフ弁の動作試験
を行うことができる。尚、燃料用タンク内の燃料用ガス
がブローダウンタンク内に流入したときにリリーフ弁が
開放されるように、試験装置の充填容器の容量が設定さ
れる。
【0010】また、このような試験システムにおいて、
燃料用タンク内の燃料用ガスの圧力が所定圧になると昇
圧手段が自動的に停止するように構成し、このように構
成して昇圧手段が所要の通りに自動停止するかを確認す
ることによって、燃料用ガスの過充填防止試験を行うこ
とができる。
【0011】また、本発明では、前記試験装置は、燃料
用ガスが充填される充填補助容器と、この充填補助容器
及び前記充填容器を連通、遮断するための容量調整弁と
を更に備え、前記容量調整弁を開放することによって、
前記充填補助容器が前記充填容器に連通されることを特
徴とする。
【0012】本発明に従えば、試験装置は、充填容器に
加えて充填補助容器及び容積調整弁を備えている。容積
調整弁を閉状態にすると、この充填補助容器は充填容器
と連通されず、従って試験装置の充填容器は充填容器の
容量となり、試験装置の充填容器は小さくなる。一方、
容積調整弁を開状態にすると、充填補助容器は充填容器
と連通され、従って試験装置の充填容器は充填容器及び
充填補助容器の合計容量となり、試験装置の充填容器は
大きくなる。このように、容積調整弁を切り換えること
によって、試験装置における、燃料用ガスが充填される
タンク容積を変えることができる。
【0013】また、本発明では、前記試験装置は、前記
充填容器に関連して設けられた放出弁を備え、前記放出
弁を開放することによって、前記充填容器に充填された
燃料用ガスが大気に排出されることを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、充填容器に関連して放出
弁が設けられ、この放出弁を通して燃料用ガスが排出さ
れることを確認することによって、予めブローダウンタ
ンク内に充填されていた気体が排出されたことを確認す
るパージ試験を行うことができる。
【0015】更に、本発明は、燃料用ガスを昇圧するた
めの昇圧手段と、前記昇圧手段によって昇圧された燃料
用ガスを充填する充填ホースと、前記充填ホース内に残
存する燃料用ガスを蓄えるためのブローダウンタンク
と、前記ブローダウンタンク内の圧力が所定値を超える
と燃料用ガスを外部に排出するリリーフ弁とを具備する
昇圧供給装置を、燃料用ガスが充填される充填容器を備
えた試験装置を用いて試験を行う試験方法であって、前
記昇圧手段を作動させて昇圧した燃料用ガスを前記充填
ホースを通して前記試験装置の前記充填容器に充填して
過充填防止試験を行い、次いで、前記充填容器に充填さ
れた燃料用ガスを前記昇圧供給装置の前記ブローダウン
タンクに流入させて前記リリーフ弁の作動試験を行うこ
とを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、昇圧手段を作動させて燃
料用ガスを充填ホースを通して試験装置の充填容器に充
填することによって過充填防止試験が行われ、次いで充
填容器に充填した燃料用ガスをブローダウンタンクに流
入させることによってリリーフ弁の作動試験が行われ、
燃料用ガスを試験装置の充填容器に充填し、その後排出
するという一連の動作でもって過充填防止試験及びリリ
ーフ弁の作動試験を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従う昇圧供給装置の試験システム及び試験方法につ
いて説明する。図1は、昇圧供給装置の使用例を簡略的
に示す図であり、図2は、図1の昇圧供給装置の構造を
簡略的に示す断面図であり、図3は、図2の昇圧供給装
置の制御系を簡略的に示すブロック図であり、図4は、
図2の昇圧供給装置の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【0018】図1を参照して、昇圧供給装置2は、例え
ば、図1に示すようにして使用される。この昇圧供給装
置2は、低圧ガスライン4を介して低圧ガス供給源6に
接続される。低圧ガスライン4は例えば低圧ガス管から
構成され、この低圧ガスライン4にはガスメータ8及び
開閉弁10が配設されている。また、低圧ガス供給源6
は、例えば、燃料用ガスが充填されたガスタンクから構
成され、このガスタンク内の燃料用ガスが低圧、例えば
2kPa(200mmAq)でもって低圧ガスライン4
に供給される。尚、燃料用ガスとしては天然ガス、代替
天然ガス(メタン等)、都市ガス、プロパンガス等が用
いられる。
【0019】昇圧供給装置2は、略四角柱形状の装置本
体12を備え、この装置本体12内に図2に示す通りの
各種構成要素が装備されている。この装置本体12内の
構成については後述する。装置本体2からは充填ホース
14が延びており、その先端部には充填ノズル16が装
着されている。一方、燃料用ガスは車両18、船舶等に
燃料として用いられ、車両18としては例えば乗用車、
バス等の自動車であり、また船舶としては遊覧船等の小
型船舶である。車両18は、燃料用ガスが充填される燃
料タンク20を備えるとともに、その燃料充填口にレセ
プタクル22が設けられ、このレセプタクル22が燃料
タンク20に接続されている。レセプタクル22には、
燃料タンク20に充填された燃料用ガスが漏れないよう
に逆止弁(図示せず)が設けられている。尚、この逆止
弁は、レセプタクル22に内蔵することに代えて、又は
ことれとともに燃料タンク20とレセプタクル22との
間に配設してもよい。
【0020】燃料用ガスを供給するときには、開閉弁1
0が開状態となり、低圧ガス供給源6からの低圧燃料用
ガスが低圧ガスライン4を通って昇圧供給装置2に送給
され、低圧ガスライン4を通って流れる燃料用ガスの流
量はガスメータ8によって計量される。昇圧供給装置2
は、後述する如くして燃料用ガスを昇圧し、昇圧した燃
料用ガスが充填ホース14を通して充填ノズル16から
車両18側のレセプタクル22を通って燃料タンク20
に充填され、このようにして低圧の燃料用ガスが昇圧さ
れて高圧で燃料タンク20内に蓄えられる。
【0021】次に、図2を参照して図示の昇圧供給装置
2について説明すると、図示の昇圧供給装置2は、ブロ
ーダウンタンク24及び昇圧手段26を備えており、こ
れらが装置本体12内に設けられている。ブローダウン
タンク24は所定容量のタンクから構成され、低圧ガス
ライン4がこのブローダウンタンク24に接続され、低
圧ガス供給源6(図1)からの低圧燃料用ガスはブロー
ダウンタンク24に送給される。昇圧供給装置2は、第
1圧力計28,ガス遮断弁30及び第1逆止弁32を備
え、これらが低圧ガスライン4のガスメータ8とブロー
ダウンタンク24との間の部位に配設されている。第1
圧力計28は低圧ガスライン4を流れる低圧の燃料用ガ
スの圧力を検出する。ガス遮断弁30は、例えば電磁弁
から構成され、低圧ガスライン4を開放、遮断する。ま
た、逆止弁32はブローダウンタンク24内の燃料用ガ
スが低圧ガスライン4を通して逆流するのを防止する。
【0022】昇圧手段26は、電動モータ34と、この
電動モータ34によって作動される多段圧縮機36から
構成されている。ブローダウンタンク24は低圧ガスラ
イン38を介して多段圧縮機36に接続され、ブローダ
ウンタンク24内の燃料用ガスは多段圧縮機36に供給
される。多段圧縮機36は低圧の燃料用ガスを圧縮して
昇圧する。装置本体12には緊急分離カプラ40が設け
られており、この緊急分離カプラ40と多段圧縮機36
とが高圧ガスライン42を介して接続されている。この
緊急分離カプラ40には充填ホース14の一端部が着脱
自在に接続されている。かく構成されているので、多段
圧縮機36によって昇圧された高圧の燃料用ガスは、高
圧ガスライン42及び緊急分離カプラ40を通して充填
ホース14に送給され、この充填ホース14の充填ノズ
ル16から車両側の燃料タンク20(図1)に供給され
る。この高圧ガスライン42には第2圧力計44が設け
られ、第2圧力計44は高圧ガスライン42、従って燃
料タンク20内の燃料用ガスの圧力を検出する。
【0023】高圧ガスライン42は、ブローダウンタン
クライン46を介してブローダウンタンク24に接続さ
れ、このブローダウンタンクライン46にはブローダウ
ンタンク弁48が配設されている。従って、ブローダウ
ンタンク弁48が開状態になると、高圧ガスライン42
中の燃料用ガスがブローダウンタンクライン46を通し
てブローダウンタンク24に流入する。また、高圧ガス
ライン42にはガス排出ライン50が接続され、このガ
ス排出ライン50に第1リリーフ弁52が配設されてい
る。この第1リリーフ弁52は、高圧ガスライン42の
圧力が第1圧力値、例えば220MPaを超えると開状
態となり、高圧ガスライン42内の燃料用ガスをガス排
出ライン50を通して装置本体12外に、この場合大気
中に排出し、この高圧ガスライン42内の圧力が異常に
上昇するのを防止する。更に、ブローダウンタンク24
はリリーフライン54を介してガス排出ライン50に接
続され、このガス排出ライン54には第2リリーフ弁5
6が配設されている。第2リリーフ弁56は、ブローダ
ウンタンク24内の圧力が第2圧力値、例えば0.2M
Paになると開状態になり、ブローダウンタンク24内
の燃料用ガスをリリーフライン54及びガス排出ライン
50を通して大気中に排出し、ブローダウンタンク24
内の圧力が異常に上昇するのを防止する。この第2圧力
値は、例えば0.2〜0.5MPaに設定される。
【0024】この昇圧供給装置2は、図3に示す制御系
によって作動制御される。図2と共に図3を参照して、
昇圧供給装置2は、各種構成要素を作動制御するための
制御手段60を備え、制御手段60は例えばマイクロプ
ロセッサから構成される。この制御手段60は第1メモ
リ62及び第2メモリ64を備え、第1メモリ62に
は、低圧ガスライン4を通して送給される燃料用ガスの
圧力値、例えば1kPaが記憶され、第2メモリ64に
は、車両側の燃料タンク20に充填される燃料用ガスの
圧力値、例えば温度との関係で設定される圧力値(約2
0MPa程度)がマップでもって記憶されている。装置
本体12には操作パネル66が設けられ、この操作パネ
ル66には、入力手段68を構成する運転ボタン70及
び停止ボタン72(図1も参照)が設けられ、入力手段
68からの信号は制御手段60に送給される。また、第
1圧力計28及び第2圧力計44の検出信号も制御手段
60に送給される。更に、装置本体12には周囲温度を
検出する温度センサ74が設けられ、この温度センサ7
4からの信号も制御手段60に送給される。制御手段6
0は、入力手段68、第1圧力計28、第2圧力計44
及び温度センサ74からの信号に基づいて、ガス遮断弁
30、昇圧手段26の電動モータ34及びブローダウン
タンク弁48を次の通りに作動制御する。
【0025】図2〜図4を参照して、車両18の燃料タ
ンク20に燃料用ガスを供給するには、充填ホース14
の充填ノズル16を車両18のレセプタクル22に接続
して昇圧供給装置2の操作パネル66の運転ボタン70
を押圧すればよい。かくすると、ステップS−1からス
テップS−2に進み、第1圧力計28の検出値が第1圧
力値(例えば1kPa)であるか否かが判断される。制
御手段60は、第1圧力計28からの検出値と第1メモ
リ62に記憶された記憶圧力値とを比較し、第1圧力計
28の検出値が上記記憶圧力値以上であるとガス遮断弁
30を開状態にする(ステップS−3)。第1圧力計2
8の検出値が上記記憶圧力値よりも小さいと、制御手段
60はガス遮断弁60を開放されず、後述する燃料用ガ
スの供給が行われることはない。尚、このときは、低圧
ガスライン4等に何らかの異常が存在して低圧ガスライ
ン4のガス圧が低下しており、従って低圧ガスライン4
の圧力低下を知らせる警報手段(図示せず)が作動して
警報が出る。
【0026】ガス遮断弁30が開放されると、低圧ガス
ライン4からの低圧燃料用ガスがガス遮断弁30及び逆
止弁32を通してブローダウンタンク24に送給され
る。次いで、ステップS−4に進み、昇圧手段26の電
動モータ34が起動され、これによって多段圧縮機36
が作動される。かくすると、ブローダウンタンク24か
らの燃料用ガスが昇圧され、昇圧された燃料用ガスが高
圧ガスライン42及び充填ホース14を通して車両18
の燃料タンク20に供給される。
【0027】昇圧供給装置2から燃料用ガスを供給する
と、燃料タンク20内の圧力が上昇し、この燃料タンク
20内の圧力は、これと連通する高圧ガスライン42の
第2圧力計44によって検出される。そして、燃料用ガ
スが燃料タンク20内に所要の通りに充填される、即ち
周囲温度と燃料用ガスの圧力との関係によって設定され
る所定充填圧(第2メモリ64にマップとして記憶され
ている圧力値)まで充填されると、ステップS−5から
ステップS−6に進み、電動モータ34の回転が停止
し、多段圧縮機36の作動が停止し、燃料タンク20へ
の燃料用ガスの供給が終了する。尚、停止ボタン72を
押圧すると、この停止ボタン72からの信号が制御手段
60に送給され、制御手段60は電動モータ34の作動
を停止し、これによっても燃料用ガスの供給が終了す
る。
【0028】燃料用ガスの供給が終了すると、ステップ
S−7に進み、ガス遮断弁30が閉状態となり、低圧ガ
スライン4からの燃料用ガスの供給が停止する。次い
で、ステップS−8に進み、ブローダウンタンク弁48
が開状態になり、高圧ガスライン42及び充填ホース1
4内に存在する昇圧された燃料用ガスがブローダウンタ
ンクライン46を通してブローダウンタンク24内に流
入し、高圧ガスライン42及び充填ホース14内のガス
圧力が低下する。このとき、車両18のレセプタクル2
2には逆止弁(図示せず)が装備されており、従って、
燃料タンク20に充填された燃料用ガスが充填ホース1
4を通して逆流することはない。尚、このようにしてブ
ローダウンタンク24内の圧力が上昇して第2圧力値、
例えば0.2MPaを超えると第2リリーフ弁56が開
放され、ブローダウンタンク24内の燃料用ガスがリリ
ーフライン54及びガス排出ライン50を通して大気に
排出される。このようにして充填ホース14内の圧力が
低下した後、充填ホース14を車両18のレセプタクル
22から外し、かくして燃料用ガスの充填操作が終了す
る。
【0029】この昇圧供給装置2を使用するに際し、図
5に示す試験装置82を用いて動作試験が行われる。図
5は、上記昇圧供給装置2及び試験装置82を含む試験
システムを簡略的に示し、図示の試験システムにおける
試験装置82は、充填容器84を備えている。充填容器
84は、例えば金属製パイプ、金属製容器等から構成さ
れ、その容量は例えば約100cc程度に設定される。
試験装置82は、更に、第1充填補助容器86及び第2
充填補助容器88を備え、第1充填補助容器86及び第
2充填補助容器88も、充填容器84と同様に、金属製
パイプ、金属製容器等から構成される。この第1充填補
助容器86の容量は例えば約80cc程度に設定され、
第2充填補助容器88の容量は例えば約150cc程度
に設定される。尚、これら第1充填補助容器86及び第
2充填補助容器88の容量は、昇圧供給装置2のブロー
ダウンタンク24の容量、燃料タンク20に充填される
燃料用ガスの圧力等を考慮して適宜設定される。
【0030】試験装置82は、昇圧供給装置2の充填ホ
ース14の先端部に装着された充填ノズル16が接続さ
れるレセプタクル90を有している。このレセプタクル
90は、車両18に設けられるレセプタクル22とほぼ
同一の構成であるが、逆止弁は備えていない。従って、
後述する如くして充填容器84に充填された燃料用ガス
は、このレセプタクル90を通して昇圧供給装置2側に
逆流する。
【0031】レセプタクル90は、例えばガス管から構
成されるガスライン92を介して充填容器84に接続さ
れている。また、レセプタクル90は、ガスライン92
から分岐する第1分岐ライン94を介して第1充填補助
容器86に接続され、第1分岐ライン94から分岐する
第2分岐ライン96を介して第2充填補助容器88に接
続されている。第1分岐ライン94には第1容量調整弁
98が配設され、第2分岐ライン96には第2容量調整
弁100が配設され、これら第1容量調整弁98及び第
2容量調整弁100は、例えば手動開閉弁又は電磁開閉
弁から構成される。第1容量調整弁98(又は第2容量
調整弁100)を開状態にすると、充填容器84と第1
充填補助容器86(又は第2充填補助容器88)とが連
通され、従って燃料用ガスが充填される試験装置82の
充填容器は、充填容器84及び第1充填補助容器86
(又は第2充填補助容器)の合計容量となり、その容量
が例えば約180cc(又は約250cc)となる。ま
た、第1容量調整弁98及び第2容量調整弁100を開
状態にすると、充填容器84、第1充填補助容器86及
び第2充填補助容器88が連通され、試験装置82の充
填容器はこれらタンク84,86,88の合計容量とな
り、その容量は例えば約330ccとなる。このよう
に、第1容量調整弁98及び第2容量調整弁100を開
放、閉塞することによって、試験装置82側の、燃料用
ガスが流入する充填容器を調整することができ、これに
よって多くの機種の昇圧供給装置に対応させることがで
きるとともに、様々な気温のもとでの試運転にも対応さ
せることができる。
【0032】この実施形態では、2個の充填補助容器8
6,88を設けているが、試験装置82の充填容器を調
整する必要がない場合、第1充填補助容器86及び第2
充填補助容器88並びにこれらに関連する構成要素(第
1容量調整弁98、第2容量調整弁100等)を省略し
てもよく、その調整を少なくする場合、第1充填補助容
器86及び第2充填補助容器88のいずれか一方並びに
これに関連する構成要素を省略してもよく、またその調
整を多くする場合、充填補助容器を3個以上設けてもよ
い。
【0033】充填容器84には排出ライン102が設け
られ、この排出ライン102に放出弁104が設けられ
ている。放出弁104は手動開閉弁、電動開閉弁等から
構成され、開状態になると充填容器84内に充填された
ガスが排出ライン102を通して大気中に排出される。
また、ガスライン92には第3圧力計106が設けら
れ、第3圧力計106は、ガスライン92の圧力、換言
すると充填容器84に充填された燃料用ガスの圧力を検
出する。
【0034】上記昇圧供給装置2にこの試験装置82を
適用て本発明に従う昇圧供給装置の試験方法の一例を実
施し、図6に示す通りの試験、即ちパージ試験、過充填
防止試験及びリリーフ弁作動試験を行うことができる。
この実施形態では、図6に示すように、まず、ステップ
S−11においてパージ試験が行われ、次いでステップ
S−12において過充填防止試験が行われ、その後ステ
ップS−13においてリリーフ弁作動試験が行われ、こ
れら3つの試験が一連の動作として行われ、このように
試験することによって試験の効率化、試験時間の短縮化
を図ることができる。
【0035】図7は、上記試験装置82を用いた試験の
動作を示すフローチャートであり、主として図5及び図
7を参照して更に説明すると、第1番目に実施されるパ
ージ試験では、昇圧供給装置2の充填ホース14の充填
ノズル16を試験装置82のレセプタクル90に接続
し、試験装置82の放出弁104を開状態にする(ステ
ップS11−1)。次いで、ステップS11−2におい
て、第1容量調整弁98及び第2容量調整弁100を開
放、閉塞して試験装置82側の充填容器を設定する。
尚、パージ作動試験、過充填防止試験を単に行う場合、
ステップS11−2の充填容器調整の操作を省略するこ
とができる。
【0036】その後、ステップS11−3において昇圧
供給装置2が作動される。この作動は、上述した通り、
昇圧手段26の電動モータ34が回転駆動され、これに
よって多段圧縮機36が作動され、低圧ガスライン4か
らの燃料用ガスがブローダウンタンク24を通して多段
圧縮機36に送給され、多段圧縮機36にて昇圧された
燃料用ガスが高圧ガスライン42及び充填ホース14を
通して試験装置82に供給される。試験装置82に供給
された燃料用ガスは、第1容量調整弁98及び第2容量
調整弁100が閉状態である場合(又は第1の容量調整
弁98が閉状態で第2容量調整弁100が開状態である
場合、第1容量調整弁98が開状態で第2容量調整弁1
00が閉状態である場合、第1容量調整弁98及び第2
容量調整弁100が開状態である場合)、充填容器84
に(又は充填容器84及び第2充填補助容器88に、充
填容器84及び第1充填補助容器86に、充填容器8
4,第1充填補助容器86及び第2充填補助容器88
に)に送給され、充填容器84に送給された燃料用ガス
の一部が放出弁104を通して大気中に放出される。
【0037】ステップS11−4では、排出ライン10
2を通して燃料用ガスが排出されたかの確認が行われ、
燃料用ガスが排出されたことを確認することによってパ
ージ試験が終了し、これによって、昇圧供給装置2内
(ブローダウンタンク24,多段圧縮機36等)が燃料
用ガスに置換されたことが確認できる。通常、ブローダ
ウンタンク24内には、製造の段階で窒素ガスが充填さ
れており、従って昇圧供給装置2を使用する前に窒素ガ
スを排出して昇圧供給装置2内を燃料用ガスに置換する
必要があり、この置換が行われたかを確認するためにパ
ージ試験が行われる。このパージ試験における燃料用ガ
スの排出確認は、例えば、排出ライン102から排出さ
れるガスが燃料用ガス臭になっていることを作業者が嗅
覚で感じることによって及び/又は排出ライン102か
ら排出されるガスをガスバックに貯め、貯めたガスに着
火して燃焼するかを確認することによって行うことがで
きる。また、これらに代えて、又はこれら加えて濃度計
を用いてガス濃度を確認することもできる。このように
ステップS11−1〜ステップS11−4を遂行するこ
とによってパージ試験が行われる。
【0038】パージ試験の終了後、第2番目の試験とし
て続いて過充填防止試験が行われる。この過充填防止試
験では、ステップS12−1において放出弁104が閉
状態に切り換えられ、昇圧供給装置2からの燃料用ガス
が試験装置82の充填容器84に(又は充填容器84及
び第2充填補助容器88に、充填容器84及び第1充填
補助容器86に、充填容器84,第1充填補助容器86
及び第2充填補助容器88に)充填される。そして、ス
テップS12−2において昇圧供給装置2が上述したよ
うに自動停止するかを調べ、自動停止した場合、ステッ
プS12−3に進み、過充填か否かを確認する。この過
充填か否かの確認は、温度計を用いて周囲温度を計測す
るとともに、第3圧力計106の圧力値を計測し、第3
圧力計106の計測値と周囲温度との関係で設定される
燃料タンク20への充填圧力値、即ち制御手段60の第
2メモリ64に記憶されている圧力値と比較することに
よって行われる。そして、第3圧力計106の計測値が
周囲温度との関係で設定される充填圧力値に等しい又は
この圧力値より小さいときには、過充填となっておら
ず、昇圧供給装置が正常であることが確認できる。一
方、昇圧供給装置2は自動停止するが、第3圧力計10
6の計測値が上記充填圧力値を超えているときには、過
充填が発生しており、このときには昇圧供給装置2に何
らかの故障が発生している、何らかの設定ミスが存在す
る等の不具合が存在しているになり、このようなときに
は、昇圧供給装置2の使用を止め、不具合を調べて修理
を行う。
【0039】これに対して、第3圧力計106の計測値
が異常圧力値、例えば20MPaを超えても昇圧供給装
置2が自動停止しない場合、ステップS11−2及びス
テップS12−4を経てステップS12−5に進み、昇
圧供給装置2の停止ボタン72を押圧し、昇圧供給装置
2の作動を停止する(ステップS12−6)。充填容器
84内の圧力が異常圧力値を超えるときには、この昇圧
供給装置2に何らかの不具合が存在していることであ
り、上述したと同様に、不具合を調べて修理を行う。
【0040】上述したようにステップS12−1〜ステ
ップS12−6を遂行することによって、過充填防止試
験が行われ、この過充填防止試験に続いてリリーフ弁作
動試験が行われる。ステップS12−3又はステップS
12−6からステップS−31−1に進むと、リリーフ
弁56を通して燃料用ガスが排出されたか否かの確認が
行われる。昇圧供給装置2の作動が停止すると、レセプ
タクル90に逆止弁が内蔵されていないので、試験装置
82の充填容器84に(又は充填容器84及び第2充填
補助容器88に、充填容器84及び第1充填補助容器8
6に、充填容器84、第1充填補助容器86及び第2充
填補助容器88に)に充填された燃料用ガスが充填ホー
ス14を通して昇圧供給装置2側に逆流し、開状態にな
ったブローダウンタンクライン46を通してブローダウ
ンタンク24内に流入する。このとき、試験装置82側
の充填容器は、第1容量調整弁98及び第2容量調整弁
100を開閉することによって所要の通りに調整されて
おり、従って試験装置82側のタンクに充填された燃料
用ガスがブローダウンタンク24に流入すると、ブロー
ダウンタンク24内の圧力が第2圧力値を超え、第2リ
リーフ弁56が開状態となってブローダウンタンク24
内に流入した燃料用ガスの一部がリリーフライン54及
びガス排出ライン50を通して装置本体12の外部、こ
の場合大気中に排出される。リリーフ弁作動試験では、
昇圧供給装置2の作動停止後にガス排出ライン50から
燃料用ガスが排出されたことを確認することによって、
リリーフ弁作動試験が終了し、これによって、第2リリ
ーフ弁56が正常に作動したことを確認できる。尚、リ
リーフ弁作動試験における燃料用ガスの排出確認は、パ
ージ試験と同様に、例えばガス排出ライン102から排
出されるガスが燃料用ガス臭になっていることを作業者
が嗅覚で感じることによって行うことができる。これに
代えて、又はこれに加えて排気音を聞くこと及び/又は
エラー表示を行うことによって排出確認を行うことがで
きる。
【0041】以上、本発明に従う昇圧供給装置の試験シ
ステム及び試験方法の実施形態について説明したが、本
発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発
明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能
である。
【0042】例えば、図示の実施形態では、パージ試
験、過充填防止試験及びリリーフ弁作動試験をこの順序
で連続して行っているが、これに限定されず、これら試
験の一つ一つを単独で行うようにすることもでき、また
これらの試験の二つを任意に組み合わせて行うようにす
ることもできる。
【0043】
【発明の効果】本発明の請求項1の昇圧供給装置の試験
システムによれば、燃料用ガスを試験装置の充填容器に
充填した後の昇圧手段の作動停止状態において、充填容
器内の燃料用ガスがブローダウンタンク内に戻されるの
で、ブローダウンタンク内の圧力が上昇してリリーフ弁
が開状態となり、このようにリリーフ弁が動作すること
を確認することによって、リリーフ弁の動作試験を行う
ことができる。
【0044】また、本発明の請求項2の昇圧供給装置の
試験システムによれば、試験装置が充填容器に加えて充
填補助容器及び容積調整弁を備えているので、容積調整
弁を切り換えることによって、試験装置における、燃料
用ガスが充填されるタンク容積を変えることができる。
【0045】また、本発明の請求項3の昇圧供給装置に
よれば、充填容器に関連して設けられた放出弁を通して
燃料用ガスが排出されることを確認することによって、
予めブローダウンタンク内に充填されていた気体が排出
されたことを確認するパージ試験を行うことができる。
【0046】更に、本発明の請求項4の昇圧供給装置の
試験方法によれば、昇圧手段を作動させて燃料用ガスを
充填ホースを通して試験装置の充填容器に充填すること
によって過充填防止試験を行い、次いで充填容器に充填
した燃料用ガスをブローダウンタンクに流入させること
によってリリーフ弁の作動試験を行い、燃料用ガスを試
験装置の充填容器に充填し、その後排出するという一連
の動作でもって過充填防止試験及びリリーフ弁の作動試
験を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験システムの昇圧供給装置の使用例を簡略的
に示す図である。
【図2】図1の昇圧供給装置の構造を簡略的に示す断面
図である。
【図3】図2の昇圧供給装置の制御系を簡略的に示すブ
ロック図である。
【図4】図2の昇圧供給装置の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】本発明に従う試験システムの一実施形態の全体
を簡略的に示す図である。
【図6】図5の試験システムを用いた試験の流れを概略
的に示すフローチャートである。
【図7】図6の試験の流れをより具体的に示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
2 昇圧供給装置 4 低圧ガスライン 6 低圧ガス供給源 14 充填ホース 22 燃料タンク 24 ブローダウンタンク 26 昇圧手段 42 高圧ガスライン 50 排出ライン 52 第1リリーフ弁 54 第2リリーフ弁 60 制御手段 82 試験装置 84 充填容器 86 第1充填補助容器 88 第2充填補助容器 98 第1容量調整弁 100 第2容量調整弁 104 放出弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料用ガスを昇圧するための昇圧手段
    と、前記昇圧手段によって昇圧された燃料用ガスを充填
    する充填ホースと、前記充填ホース内に残存する燃料用
    ガスを蓄えるためのブローダウンタンクと、前記ブロー
    ダウンタンク内の圧力が所定値を超えると燃料用ガスを
    外部に排出するリリーフ弁とを具備する昇圧供給装置
    と;燃料用ガスが充填される充填容器を備えた試験装置
    と;を備え、 前記昇圧供給装置の前記充填ホースを前記試験装置に接
    続して昇圧された燃料用ガスを前記充填容器に充填し、
    しかる後前記昇圧手段を作動停止させた状態で前記充填
    容器に充填された燃料用ガスを前記昇圧供給手段の前記
    ブローダウンタンクに戻すことを特徴とする昇圧供給装
    置の試験システム。
  2. 【請求項2】 前記試験装置は、燃料用ガスが充填され
    る充填補助容器と、この充填補助容器及び前記充填容器
    を連通、遮断するための容量調整弁とを更に備え、前記
    容量調整弁を開放することによって、前記充填補助容器
    が前記充填容器に連通されることを特徴とする請求項1
    記載の昇圧供給装置の試験システム。
  3. 【請求項3】 前記試験装置は、前記充填容器に関連し
    て設けられた放出弁を備え、前記放出弁を開放すること
    によって、前記充填容器に充填された燃料用ガスが大気
    に排出されることを特徴とする請求項1又は2記載の昇
    圧供給装置の試験システム。
  4. 【請求項4】 燃料用ガスを昇圧するための昇圧手段
    と、前記昇圧手段によって昇圧された燃料用ガスを充填
    する充填ホースと、前記充填ホース内に残存する燃料用
    ガスを蓄えるためのブローダウンタンクと、前記ブロー
    ダウンタンク内の圧力が所定値を超えると燃料用ガスを
    外部に排出するリリーフ弁とを具備する昇圧供給装置
    を、燃料用ガスが充填される充填容器を備えた試験装置
    を用いて試験を行う試験方法であって、 前記昇圧手段を作動させて昇圧した燃料用ガスを前記充
    填ホースを通して前記試験装置の前記充填容器に充填し
    て過充填防止試験を行い、 次いで、前記充填容器に充填された燃料用ガスを前記昇
    圧供給装置の前記ブローダウンタンクに流入させて前記
    リリーフ弁の作動試験を行うことを特徴とする昇圧供給
    装置の試験方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100956062B1 (ko) 2008-06-30 2010-05-07 주식회사 엔케이 유체 충전 장치
KR200449728Y1 (ko) 2008-01-17 2010-08-04 한전케이피에스 주식회사 진공릴리프밸브 성능시험장치
CN110608877A (zh) * 2019-09-19 2019-12-24 湖南研华机电设备有限公司 一种发动机机油泄压阀试验台
CN111189629A (zh) * 2020-03-04 2020-05-22 中国船舶科学研究中心(中国船舶重工集团公司第七0二研究所) 一种水下电控阀门启闭测试试验装置及试验方法
CN111271340A (zh) * 2020-01-16 2020-06-12 中广核核电运营有限公司 汽轮机调节油系统安全阀离线整定装置及整定方法

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