JPH10274394A - 昇圧供給装置 - Google Patents
昇圧供給装置Info
- Publication number
- JPH10274394A JPH10274394A JP9076196A JP7619697A JPH10274394A JP H10274394 A JPH10274394 A JP H10274394A JP 9076196 A JP9076196 A JP 9076196A JP 7619697 A JP7619697 A JP 7619697A JP H10274394 A JPH10274394 A JP H10274394A
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- pressure
- gas
- pressure gas
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- supply
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 気体充填後、弁の作動不良などの理由で供給
部に高圧気体が残留しても、それを検知して速やかに対
策がとれる安全性の高い昇圧供給装置を提供すること。 【解決手段】 気体を取り込む吸入部と、気体を圧縮し
て高圧気体を得る圧縮部と、高圧気体を充填容器に供給
する供給部と、充填終了後に前記供給部に残留する高圧
気体をパージするためのブローダウンタンクを備えた昇
圧供給装置において、充填終了後に前記供給部に残留す
る高圧気体の圧力を検知し、その圧力が安全値を超える
場合は、警報を発報するか、警報を発報するとともに、
残留高圧気体をバイパス管路を経て前記ブローダウンタ
ンクに導入するようにする。
部に高圧気体が残留しても、それを検知して速やかに対
策がとれる安全性の高い昇圧供給装置を提供すること。 【解決手段】 気体を取り込む吸入部と、気体を圧縮し
て高圧気体を得る圧縮部と、高圧気体を充填容器に供給
する供給部と、充填終了後に前記供給部に残留する高圧
気体をパージするためのブローダウンタンクを備えた昇
圧供給装置において、充填終了後に前記供給部に残留す
る高圧気体の圧力を検知し、その圧力が安全値を超える
場合は、警報を発報するか、警報を発報するとともに、
残留高圧気体をバイパス管路を経て前記ブローダウンタ
ンクに導入するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は天然ガスなどの気体
の昇圧供給装置に関し、さらに詳しくは例えば都市ガス
配管などから供給を受けた天然ガスを、自動車などに搭
載したガスボンベなどに昇圧して供給する装置に関す
る。
の昇圧供給装置に関し、さらに詳しくは例えば都市ガス
配管などから供給を受けた天然ガスを、自動車などに搭
載したガスボンベなどに昇圧して供給する装置に関す
る。
【0002】近年、クリーンなエネルギーであるとして
消費が伸びている天然ガスは、自動車の燃料としても注
目を浴びるようになってきた。このため、都市ガス配管
などから供給される天然ガスを、自動車などに搭載した
ガスボンベなどに昇圧して供給するための装置の開発が
緊急の課題となってきており、多くの提案がなされてい
る(例えば、特願平7−211312号明細書、特願平
8−76605号明細書、特願平8−76621号明細
書など)。
消費が伸びている天然ガスは、自動車の燃料としても注
目を浴びるようになってきた。このため、都市ガス配管
などから供給される天然ガスを、自動車などに搭載した
ガスボンベなどに昇圧して供給するための装置の開発が
緊急の課題となってきており、多くの提案がなされてい
る(例えば、特願平7−211312号明細書、特願平
8−76605号明細書、特願平8−76621号明細
書など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の昇圧供給装置
は、通常、充填終了後は供給部に残留する高圧気体を自
動的にブローダウンタンクにパージして供給部の圧力が
充分安全な値に低下した後に、自動車側のコネクターを
外すようになっているが、パージ系の弁の作動不良など
の場合、供給部に高圧気体が残留したまま気付かないで
自動車側のコネクターを外すという事故が起きる恐れが
あった。
は、通常、充填終了後は供給部に残留する高圧気体を自
動的にブローダウンタンクにパージして供給部の圧力が
充分安全な値に低下した後に、自動車側のコネクターを
外すようになっているが、パージ系の弁の作動不良など
の場合、供給部に高圧気体が残留したまま気付かないで
自動車側のコネクターを外すという事故が起きる恐れが
あった。
【0004】本発明の目的は、弁の作動不良などの理由
で供給部に高圧気体が残留しても、それを検知して速や
かに対策を講じることができるようにした安全性の高い
昇圧供給装置を提供することである。
で供給部に高圧気体が残留しても、それを検知して速や
かに対策を講じることができるようにした安全性の高い
昇圧供給装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するため鋭意研究した結果、充填終了後に前
記供給部に残留する高圧気体の圧力を検知し、その圧力
が安全値を超える場合は、警報を発報するようにし、好
ましくは、この警報を聞いて来たサービスマンなどがバ
イパス管路に設けたパ−ジ用手動弁あるいはパ−ジ用電
動弁を開放することによって、残留高圧気体をこのバイ
パス管路を経てブローダウンタンクにパージすればよい
ことを見いだし本発明を成すに至った。
課題を解決するため鋭意研究した結果、充填終了後に前
記供給部に残留する高圧気体の圧力を検知し、その圧力
が安全値を超える場合は、警報を発報するようにし、好
ましくは、この警報を聞いて来たサービスマンなどがバ
イパス管路に設けたパ−ジ用手動弁あるいはパ−ジ用電
動弁を開放することによって、残留高圧気体をこのバイ
パス管路を経てブローダウンタンクにパージすればよい
ことを見いだし本発明を成すに至った。
【0006】すなわち、本発明の請求項1の発明は、圧
力の低い気体を取り込む吸入部と、この吸入部と連通
し、気体を圧縮して高圧気体を得る圧縮部と、この圧縮
部で生じた高圧気体を充填容器に供給する供給部と、充
填終了後に前記供給部に残留する高圧気体をパージする
ためのブローダウンタンクを備えた昇圧供給装置におい
て、充填終了後に前記供給部に残留する高圧気体の圧力
を検知し、その圧力が安全値を超える場合は、警報を発
報するようにしたことを特徴とする昇圧供給装置であ
る。
力の低い気体を取り込む吸入部と、この吸入部と連通
し、気体を圧縮して高圧気体を得る圧縮部と、この圧縮
部で生じた高圧気体を充填容器に供給する供給部と、充
填終了後に前記供給部に残留する高圧気体をパージする
ためのブローダウンタンクを備えた昇圧供給装置におい
て、充填終了後に前記供給部に残留する高圧気体の圧力
を検知し、その圧力が安全値を超える場合は、警報を発
報するようにしたことを特徴とする昇圧供給装置であ
る。
【0007】本発明の請求項2の発明は、請求項1記載
の昇圧供給装置において、充填終了後に前記供給部に残
留する高圧気体の圧力を検知してその圧力が安全値を超
える場合は、警報を発報するとともに、残留高圧気体を
バイパス管路を経て前記ブローダウンタンクに導入する
ようにしたことを特徴とする。
の昇圧供給装置において、充填終了後に前記供給部に残
留する高圧気体の圧力を検知してその圧力が安全値を超
える場合は、警報を発報するとともに、残留高圧気体を
バイパス管路を経て前記ブローダウンタンクに導入する
ようにしたことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3の発明は、請求項2記載
の昇圧供給装置において、前記バイパス管路の一端を圧
縮機の最終段に連結し、他端を前記ブローダウンタンク
に連結するとともにこの管路にパ−ジ用開閉弁を設けた
ことを特徴とする。
の昇圧供給装置において、前記バイパス管路の一端を圧
縮機の最終段に連結し、他端を前記ブローダウンタンク
に連結するとともにこの管路にパ−ジ用開閉弁を設けた
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の昇圧供給装置を
用いて自動車の燃料タンクに昇圧した天然ガスを供給す
る様子を示す説明図であり、図2は、図1の本発明の昇
圧供給装置の回路を示す説明図であり、図3(a)は、
正常時の圧力と時間の関係を示すグラフであり、(b)
は、異常時の圧力と時間の関係を示すグラフであり、図
4は、制御例を説明する説明図である。
に基づいて説明する。図1は、本発明の昇圧供給装置を
用いて自動車の燃料タンクに昇圧した天然ガスを供給す
る様子を示す説明図であり、図2は、図1の本発明の昇
圧供給装置の回路を示す説明図であり、図3(a)は、
正常時の圧力と時間の関係を示すグラフであり、(b)
は、異常時の圧力と時間の関係を示すグラフであり、図
4は、制御例を説明する説明図である。
【0010】図1において1は例えば地下などに埋設さ
れる都市ガス配管、10はこの都市ガス配管から供給さ
れる天然ガスを昇圧して吐出し、自動車2に搭載した燃
料タンクとしてのガスボンベ3に充填する本発明の昇圧
供給装置である。
れる都市ガス配管、10はこの都市ガス配管から供給さ
れる天然ガスを昇圧して吐出し、自動車2に搭載した燃
料タンクとしてのガスボンベ3に充填する本発明の昇圧
供給装置である。
【0011】昇圧供給装置10は、都市ガス配管から供
給される天然ガスを取り込むための、連結パイプ11a
・開閉弁11bからなる吸入部11と、この吸入部11
から受け取った天然ガスを所定の圧力例えば20MPa
に達するまで昇圧して吐出することのできる、圧縮機1
2と、この圧縮機12で生じた高圧ガスを自動車2のガ
スボンベ3に供給するフレキシブルホース13a、この
ホースの先端に設けられて自動車側コネクター4に接離
可能なコネクター13bなどからなる供給部13と、圧
縮機12に冷却のための外気を取り込んで機外に吹き出
すための冷却ファン14と、圧縮機12が吐出して供給
部13を流れている天然ガスの圧力を計測するための圧
力センサ15と、圧縮機12・冷却ファン14などを制
御する制御装置16と、充填が完了すると圧縮機12を
停止して供給部13に残留する高圧ガスをパ−ジして一
時的に蓄えるブローダウンタンク19と、ブローダウン
タンク19内のガスを系外に排気するための排気用管路
20とを備えている。21はリリーフ弁である。
給される天然ガスを取り込むための、連結パイプ11a
・開閉弁11bからなる吸入部11と、この吸入部11
から受け取った天然ガスを所定の圧力例えば20MPa
に達するまで昇圧して吐出することのできる、圧縮機1
2と、この圧縮機12で生じた高圧ガスを自動車2のガ
スボンベ3に供給するフレキシブルホース13a、この
ホースの先端に設けられて自動車側コネクター4に接離
可能なコネクター13bなどからなる供給部13と、圧
縮機12に冷却のための外気を取り込んで機外に吹き出
すための冷却ファン14と、圧縮機12が吐出して供給
部13を流れている天然ガスの圧力を計測するための圧
力センサ15と、圧縮機12・冷却ファン14などを制
御する制御装置16と、充填が完了すると圧縮機12を
停止して供給部13に残留する高圧ガスをパ−ジして一
時的に蓄えるブローダウンタンク19と、ブローダウン
タンク19内のガスを系外に排気するための排気用管路
20とを備えている。21はリリーフ弁である。
【0012】図2に示したように、吸入部11から受け
取った天然ガスは複合弁17を経て圧縮機12で圧縮さ
れ、供給部13を経て前記自動車2のガスボンベ3に充
填する。所定の圧力に達して天然ガスの充填が完了する
と圧縮機12が停止し、供給部13に残留する高圧ガス
はパ−ジ用管路18、複合弁17を経てブローダウンタ
ンク19にパージされて供給部13は安全な低圧となる
ので、供給部13のコネクター13bを自動車側コネク
ター4から切り離すことができるようになっている。2
0はブローダウンタンク19に連結された排気用管路で
あり、リリーフ弁21を経て系外にブローダウンタンク
19内のガスを排出する。22はブローダウンタンク1
9に設けられた圧力センサである。23は温度センサ、
24は高圧圧力スイッチであり、この高圧圧力スイッチ
24は、供給部13に設けられた圧力センサ15、温度
センサ23が壊れたような場合でも、充填する天然ガス
の圧力が所定の圧力を超えて危険な高圧にならないよう
に圧縮機12を停止する働きをする。
取った天然ガスは複合弁17を経て圧縮機12で圧縮さ
れ、供給部13を経て前記自動車2のガスボンベ3に充
填する。所定の圧力に達して天然ガスの充填が完了する
と圧縮機12が停止し、供給部13に残留する高圧ガス
はパ−ジ用管路18、複合弁17を経てブローダウンタ
ンク19にパージされて供給部13は安全な低圧となる
ので、供給部13のコネクター13bを自動車側コネク
ター4から切り離すことができるようになっている。2
0はブローダウンタンク19に連結された排気用管路で
あり、リリーフ弁21を経て系外にブローダウンタンク
19内のガスを排出する。22はブローダウンタンク1
9に設けられた圧力センサである。23は温度センサ、
24は高圧圧力スイッチであり、この高圧圧力スイッチ
24は、供給部13に設けられた圧力センサ15、温度
センサ23が壊れたような場合でも、充填する天然ガス
の圧力が所定の圧力を超えて危険な高圧にならないよう
に圧縮機12を停止する働きをする。
【0013】図3(a)に示したように、本発明の昇圧
装置10が正常に作動してガスの充填を行う場合は、圧
縮機12が作動して充填を開始すると圧力は上昇して所
定の圧力に達し、ガスの充填が完了すると圧縮機12が
停止し、供給部13に残留する高圧ガスはパ−ジされて
供給部13は急速に低圧となる。
装置10が正常に作動してガスの充填を行う場合は、圧
縮機12が作動して充填を開始すると圧力は上昇して所
定の圧力に達し、ガスの充填が完了すると圧縮機12が
停止し、供給部13に残留する高圧ガスはパ−ジされて
供給部13は急速に低圧となる。
【0014】しかし、図3(b)に示したように、本発
明の昇圧装置10の複合弁17のパージ関係に異常が発
生した場合は、供給部13に残留する高圧ガスのパ−ジ
が行われず、供給部13に高圧ガスが残留した状態が続
く。このような状態に気付かないでコネクター13bを
外すと事故が起きる恐れがある。
明の昇圧装置10の複合弁17のパージ関係に異常が発
生した場合は、供給部13に残留する高圧ガスのパ−ジ
が行われず、供給部13に高圧ガスが残留した状態が続
く。このような状態に気付かないでコネクター13bを
外すと事故が起きる恐れがある。
【0015】そこで本発明においては、充填終了後に供
給部13に残留する高圧気体の圧力を検知し、その圧力
が安全値を超える場合は、警報を発報するようにする。
給部13に残留する高圧気体の圧力を検知し、その圧力
が安全値を超える場合は、警報を発報するようにする。
【0016】また、本発明においては、充填終了後に供
給部13に残留する高圧気体の圧力を検知し、その圧力
が安全値を超える場合は、警報を発報するとともに、残
留高圧気体をバイパス管路25を経てブローダウンタン
ク19にパージするようにする。このバイパス管路25
は、図2に示したように、バイパス管路25の一端を圧
縮機12の最終段に連結し、他端をブローダウンタンク
19に連結するとともにこのバイパス管路25に手動式
あるいは電動式のパ−ジ用開閉弁26を設けてある。こ
のようにすれば警報を聞いて来たサービスマンがパ−ジ
用開閉弁26を開放することによって、残留高圧気体を
バイパス管路25を経てブローダウンタンク19にパー
ジできる。バイパス管路25を供給部13に取り付ける
位置は圧縮機12の最終段に限定されず、例えば、バイ
パス管路25の一端を管路18あるいは昇圧供給装置1
0内に配設されている供給部13の管路に連結し、そし
て他端をブローダウンタンク19に連結してもよい。
給部13に残留する高圧気体の圧力を検知し、その圧力
が安全値を超える場合は、警報を発報するとともに、残
留高圧気体をバイパス管路25を経てブローダウンタン
ク19にパージするようにする。このバイパス管路25
は、図2に示したように、バイパス管路25の一端を圧
縮機12の最終段に連結し、他端をブローダウンタンク
19に連結するとともにこのバイパス管路25に手動式
あるいは電動式のパ−ジ用開閉弁26を設けてある。こ
のようにすれば警報を聞いて来たサービスマンがパ−ジ
用開閉弁26を開放することによって、残留高圧気体を
バイパス管路25を経てブローダウンタンク19にパー
ジできる。バイパス管路25を供給部13に取り付ける
位置は圧縮機12の最終段に限定されず、例えば、バイ
パス管路25の一端を管路18あるいは昇圧供給装置1
0内に配設されている供給部13の管路に連結し、そし
て他端をブローダウンタンク19に連結してもよい。
【0017】本発明の昇圧供給装置の制御例を図4に示
す。図示しない制御器にROMなどを設けて、圧縮機1
2、冷却ファン14などを次のように制御できるように
し、複合弁17などに異常がある場合には供給部13に
残存するガスの圧力を検知して圧力が安全値を超える場
合には警報を発報するように構成する。すなわち、制御
装置16に備えられた図示しないスイッチが操作されて
天然ガスの充填が指示されると制御フローがスタート
し、ステップS1では冷却ファン14に信号を出力して
これを起動し、ステップS2では冷却ファン14起動後
の経過時間T1の計時を開始し、ステップS3ではこの
経過時間T1が第1の所定時間、例えば10秒に達した
か否かを判定し、経過時間T1がこの第1の所定時間の
10秒に達するとステップS4に移行して圧縮機12を
起動する。ステップS5では、充填を停止する制御信号
を受信したか否かを判定し、充填停止指令を受信すると
スッテプS6に移行して先ず圧縮機12の運転を停止す
る。
す。図示しない制御器にROMなどを設けて、圧縮機1
2、冷却ファン14などを次のように制御できるように
し、複合弁17などに異常がある場合には供給部13に
残存するガスの圧力を検知して圧力が安全値を超える場
合には警報を発報するように構成する。すなわち、制御
装置16に備えられた図示しないスイッチが操作されて
天然ガスの充填が指示されると制御フローがスタート
し、ステップS1では冷却ファン14に信号を出力して
これを起動し、ステップS2では冷却ファン14起動後
の経過時間T1の計時を開始し、ステップS3ではこの
経過時間T1が第1の所定時間、例えば10秒に達した
か否かを判定し、経過時間T1がこの第1の所定時間の
10秒に達するとステップS4に移行して圧縮機12を
起動する。ステップS5では、充填を停止する制御信号
を受信したか否かを判定し、充填停止指令を受信すると
スッテプS6に移行して先ず圧縮機12の運転を停止す
る。
【0018】次いでステップS6−1に移行して供給部
13に残存するガスの圧力の検知を開始し、ステップS
6−2ではこの圧力が安全値、例えば11MPa以下に
なっているかを判定し、11MPa以上の場合は複合弁
17などに異常があると判断してエラーコードを出力
し、ステップS6−3に移行して警報を発報する。
13に残存するガスの圧力の検知を開始し、ステップS
6−2ではこの圧力が安全値、例えば11MPa以下に
なっているかを判定し、11MPa以上の場合は複合弁
17などに異常があると判断してエラーコードを出力
し、ステップS6−3に移行して警報を発報する。
【0019】この警報を聞いたサービスマンなどがパ−
ジ用開閉弁26を開放して、残留高圧ガスをバイパス管
路25を経てブローダウンタンク19にパージする処置
がとられた後は、前記ステップS6−2で11MPa以
下になっていると判定された場合と同様にして、ステッ
プS7に移行し、経過時間T2の計時を開始し、スッテ
プS8ではこの経過時間T2が第2の所定時間の5秒に
達するとステップS9に移行して冷却ファン14の運転
を停止して、一連の制御を終了するように構成する。な
お、上記の例においては、供給部13に残存するガスの
圧力の安全値として11MPaを用いたが、安全値はこ
の値に限定されるものではなく、例えば11MPaより
低い値を用いることができる。
ジ用開閉弁26を開放して、残留高圧ガスをバイパス管
路25を経てブローダウンタンク19にパージする処置
がとられた後は、前記ステップS6−2で11MPa以
下になっていると判定された場合と同様にして、ステッ
プS7に移行し、経過時間T2の計時を開始し、スッテ
プS8ではこの経過時間T2が第2の所定時間の5秒に
達するとステップS9に移行して冷却ファン14の運転
を停止して、一連の制御を終了するように構成する。な
お、上記の例においては、供給部13に残存するガスの
圧力の安全値として11MPaを用いたが、安全値はこ
の値に限定されるものではなく、例えば11MPaより
低い値を用いることができる。
【0020】本発明の昇圧供給装置は上記のように構成
して実施するため、天然ガスなどの気体を自動車2に搭
載したガスボンベ3に所定の高圧まで充填終了後、例え
複合弁17などの異常により供給部13に高圧のガスが
安全値を超えて残留していても、それを検知して警報を
発報するか、あるいは警報を発報するとともに、パ−ジ
用開閉弁26を備えたバイパス管路25を設けておき、
この残留高圧ガスをパ−ジ用開閉弁26を開放してバイ
パス管路25を経てブローダウンタンク19にパージで
きるようにしてあるので安全性が高い。
して実施するため、天然ガスなどの気体を自動車2に搭
載したガスボンベ3に所定の高圧まで充填終了後、例え
複合弁17などの異常により供給部13に高圧のガスが
安全値を超えて残留していても、それを検知して警報を
発報するか、あるいは警報を発報するとともに、パ−ジ
用開閉弁26を備えたバイパス管路25を設けておき、
この残留高圧ガスをパ−ジ用開閉弁26を開放してバイ
パス管路25を経てブローダウンタンク19にパージで
きるようにしてあるので安全性が高い。
【0021】ところで、本発明は上記一実施形態に限定
されるものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨
から逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
されるものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨
から逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わる昇圧供給装置
は、充填終了後に供給部に残留する高圧気体の圧力を検
知し、その圧力が安全値を超える場合は、警報を発報す
るようにしたので、供給部と自動車などとの連結部を切
り離す以前に、安全対策を講じることができる。
は、充填終了後に供給部に残留する高圧気体の圧力を検
知し、その圧力が安全値を超える場合は、警報を発報す
るようにしたので、供給部と自動車などとの連結部を切
り離す以前に、安全対策を講じることができる。
【0023】本発明の請求項2に係わる昇圧供給装置
は、充填終了後に供給部に残留する高圧気体の圧力を検
知し、その圧力が安全値を超える場合は、警報を発報す
るとともに、残留高圧気体をバイパス管路を経てブロー
ダウンタンクに導入するようにしたので、安全対策を一
層容易に行える。
は、充填終了後に供給部に残留する高圧気体の圧力を検
知し、その圧力が安全値を超える場合は、警報を発報す
るとともに、残留高圧気体をバイパス管路を経てブロー
ダウンタンクに導入するようにしたので、安全対策を一
層容易に行える。
【0024】本発明の請求項3に係わる昇圧供給装置
は、バイパス管路の一端を圧縮機の最終段に連結し、他
端をブローダウンタンクに連結するとともにこの管路に
パ−ジ用開閉弁を設けたので、残留高圧気体をこのパ−
ジ用開閉弁を開放してバイパス管路を経てブローダウン
タンクに容易にパージできる。
は、バイパス管路の一端を圧縮機の最終段に連結し、他
端をブローダウンタンクに連結するとともにこの管路に
パ−ジ用開閉弁を設けたので、残留高圧気体をこのパ−
ジ用開閉弁を開放してバイパス管路を経てブローダウン
タンクに容易にパージできる。
【図1】 本発明の昇圧供給装置を用いて自動車の燃料
タンクに昇圧した天然ガスを供給する様子を示す説明図
である。
タンクに昇圧した天然ガスを供給する様子を示す説明図
である。
【図2】 図1の本発明の昇圧供給装置の回路を示す説
明図である。
明図である。
【図3】 (a)は、正常時の圧力と時間の関係を示す
グラフであり、(b)は、異常時の圧力と時間の関係を
示すグラフである。
グラフであり、(b)は、異常時の圧力と時間の関係を
示すグラフである。
【図4】 制御例を説明する説明図である。
1 都市ガス配管 2 自動車 3 ガスボンベ 4 自動車側コネクター 10 昇圧供給装置 11 吸入部 11a 連結パイプ 11b 開閉弁 12 圧縮機 13 供給部 13a フレキシブルホース 13b コネクター 14 冷却ファン 15、22 圧力センサ 16 制御装置 17 複合弁 18 パ−ジ用管路 19 ブローダウンタンク 20 排気用管路 21 リリーフ弁 23 温度センサ 24 高圧圧力スイッチ 25 バイパス管路 26 パ−ジ用開閉弁
Claims (3)
- 【請求項1】 圧力の低い気体を取り込む吸入部と、こ
の吸入部と連通し、気体を圧縮して高圧気体を得る圧縮
部と、この圧縮部で生じた高圧気体を充填容器に供給す
る供給部と、充填終了後に前記供給部に残留する高圧気
体をパージするためのブローダウンタンクを備えた昇圧
供給装置において、充填終了後に前記供給部に残留する
高圧気体の圧力を検知し、その圧力が安全値を超える場
合は、警報を発報するようにしたことを特徴とする昇圧
供給装置。 - 【請求項2】 充填終了後に前記供給部に残留する高圧
気体の圧力を検知してその圧力が安全値を超える場合
は、警報を発報するとともに、残留高圧気体をバイパス
管路を経て前記ブローダウンタンクに導入するようにし
たことを特徴とする請求項1記載の昇圧供給装置。 - 【請求項3】 前記バイパス管路の一端を圧縮機の最終
段に連結し、他端を前記ブローダウンタンクに連結する
とともにこの管路にパ−ジ用開閉弁を設けたことを特徴
とする請求項2記載の昇圧供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9076196A JPH10274394A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 昇圧供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9076196A JPH10274394A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 昇圧供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10274394A true JPH10274394A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13598404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9076196A Pending JPH10274394A (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 昇圧供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10274394A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030053955A (ko) * | 2001-12-24 | 2003-07-02 | 광신기계공업 주식회사 | 고압 천연가스 압축시스템 |
KR100956062B1 (ko) | 2008-06-30 | 2010-05-07 | 주식회사 엔케이 | 유체 충전 장치 |
CN101780940A (zh) * | 2010-03-25 | 2010-07-21 | 沈军 | 子母加气站 |
CN111149787A (zh) * | 2020-01-15 | 2020-05-15 | 广州翼鲲生物科技有限公司 | 喷药系统及其控制方法 |
-
1997
- 1997-03-27 JP JP9076196A patent/JPH10274394A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030053955A (ko) * | 2001-12-24 | 2003-07-02 | 광신기계공업 주식회사 | 고압 천연가스 압축시스템 |
KR100956062B1 (ko) | 2008-06-30 | 2010-05-07 | 주식회사 엔케이 | 유체 충전 장치 |
CN101780940A (zh) * | 2010-03-25 | 2010-07-21 | 沈军 | 子母加气站 |
CN111149787A (zh) * | 2020-01-15 | 2020-05-15 | 广州翼鲲生物科技有限公司 | 喷药系统及其控制方法 |
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