JP6120562B2 - 通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
[ハードウェア構成]
図1は、カメラ1000のハードウェア構成の一例を示す図である。カメラ100は、画像処理装置の一例である。
内部バス1010に対してCPU1001、ROM1002、RAM1003、入力処理部1004、出力処理部1006、通信制御部1008、記録媒体制御部1011、カメラ信号処理部1015、符号・復号処理部1016が接続される。CPUは、Central Processing Unitの略である。ROMは、Read Only Memoryの略である。RAMは、Random Access Memoryの略である。
内部バス1010に接続される各部は、内部バス1010を介して互いにデータのやりとりを行うことができるようにされている。
ROM1002は、CPU1001が動作するための各種プログラムが格納される。ROM1002には、フラッシュメモリ等も含まれる。RAM1003は、CPU1001が動作時に必要とするプログラムや変数、作業用の一時データ等が適宜、記憶される。
CPU1001は、ROM1002又は記録媒体1012に格納されるプログラムに従い、RAM1003をワークメモリとして用いて、このカメラ1000の各部を制御する。
カメラ信号処理部1015は、CPU1001の制御に基づき、撮像素子1014で変換されたデジタル信号に対し、所定の画素補間・縮小といったリサイズ処理や色変換、各種補正処理等を行う。
符号・復号処理部1016は、CPU1001の制御に基づき、カメラ信号処理部1015で処理されたデジタル信号を所定のビットレート、フォーマット形式で圧縮符号化、又は映像圧縮符号化データの復号化を行う。
なお、音声についてはとくに図示していないが、光学系1013、撮像素子1014をマイクに、表示部1007をスピーカーとすることで、ほぼ同様の処理により音声信号も扱うことが可能である。映像記録時には映像と共に音声も同時に収録され、符号・復号処理部1016で映像と音声を多重化することで、音声付映像データを生成することが可能である。
出力処理部1006は、CPU1001がプログラムに従い生成したGUI(Graphical User Interface)等の表示データに基づき、表示部1007に対して表示させるための表示信号を出力する。
なお、操作部1005としてタッチパネルを用いる場合、操作部1005と表示部1007とを一体的に構成することができる。例えば、タッチパネルを光の透過率が表示部1007の表示を妨げないように構成し、表示部1007の表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネルにおける入力座標と、表示部1007上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザーが表示部1007上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。
記録媒体1012は、撮影した映像データのほか、CPU1001の制御に必要な情報も記録することが可能である。
通信制御部1008は、CPU1001の制御に基づき、コネクタ(有線)やアンテナ(無線)1009を介して、端末2000との通信を行う。
図2の端末2000において、多くの構成部分はカメラ1000と同様となるため、カメラ1000と説明が重複するCPU2001から記録媒体2012までの説明は省略する。なお、端末2000におけるライブストリーミング・リモコン(以下、LSR)のアプリケーション(アプリ)のプログラムは、プログラムの一部としてROM2002に格納され、CPU2001によって実行される。なお、LSRアプリは、例えばカメラ1000のメーカー等からインターネットを介して提供されることが一般的である。ユーザーはLSRアプリを端末2000にダウンロードし、インストールすることによりLSRアプリが使用可能となる。もちろん、LSRアプリの入手方法はこれに限定されず、例えば端末2000の出荷時に既にインストールされている状態でもよい。
符号・復号処理部2013は、CPU2001の制御に基づき、映像圧縮符号化データの復号化、及び必要に応じて復号化したデータの再符号化を行う。
携帯電話制御部2014は、CPU2001の制御に基づいて、内部アンテナを介して携帯電話としての通信処理と通話機能の処理とを制御する。
図3は、LSRのシステムのシステム構成の一例を示す図である。LSRのシステムとは、例えば携帯端末から離れた場所にあるカメラの動作を制御可能とし、カメラで撮像された映像データを携帯端末にリアルタイムで送信するシステムである。なお、以下の説明ではLSRアプリが処理の主体であるかのように記載する場合があるが、実際にはLSRアプリのプログラムを読み込んだCPU2001が処理を実行する。
LSRのシステムは、図3に示すように、カメラ1000、端末2000を有し、カメラ1000と端末2000とは無線LANで接続される。本実施形態では、カメラ1000がアクセスポイント機能を内蔵し、端末2000はカメラ1000が形成するネットワークに参加することで、カメラ1000との無線LANネットワークを介した通信が可能になるものとする。
次に、図1、図2、図3を用いて、LSRのシステムの概略動作について説明する。
まず、ユーザーはカメラ1000を操作し、カメラ1000のアクセスポイント機能を起動させる。また、ユーザーは端末2000を操作し、ユーザーはカメラ1000を操作し、カメラ1000をライブストリーミングモードにする。さらにユーザーは端末2000を操作してLSRアプリを起動する。この状態でユーザーはカメラ1000と端末2000を操作し、カメラ1000と端末2000との機器間接続を確立するする。
カメラ1000と端末2000との接続が確立すると、端末2000のLSRアプリからカメラを操作できるようになる。一方のカメラ1000本体での操作は、リモコンからの操作と衝突しないように、操作できる機能が制限される。つまり、操作権の一部がカメラ側からリモコン側に移る。
端末2000のアンテナ2009は、受信したデータを通信制御部2008に供給する。通信制御部2008は、無線LAN伝送形式のデータを元のデータ形式に変換してCPU2001に送信する。受信したデータが符号化されたデータである場合、CPU2001は、受信したデータを符号・復号処理部2013に送信して復号化を行い、映像音声データを復元する。符号化されていないデータである場合、CPU2001は、受信したデータをそのまま映像音声データとして扱う。CPU2001は、映像データを出力処理部2006に供給し、出力処理部2006は、受信した映像データを表示部2007に表示する。また、CPU2001は、音声データを図示されないスピーカーを介して音声として出力する。
上記一連の処理によって、ユーザーは、無線の電波が到達可能な範囲内であれば、端末2000の表示部2007やスピーカー(不図示)を介して、カメラ1000が撮像・集音している映像音声情報を離れた場所において確認する事ができる。
なお、無線通信として、無線LAN以外にも、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)等の他の無線接続を用いてもよい。また、通信遅延が大きい環境においては、有線接続においても本技術を適用することができる。有線接続の一例としては、例えば、有線LANを介してカメラ1000と端末2000とを接続する、といった形式がある。
本実施形態におけるLSRアプリは、端末2000上での動作状態を以下の4つに分類できる。
第1の状態は、LSRアプリを起動する前の状態で、LSRアプリを用いて端末2000とカメラ1000との無線接続が確立していない状態である。
第2の状態は、LSRアプリを起動したあと、ユーザーがLSRアプリを終了した状態である。本実施形態では、LSRアプリを終了しても端末2000とカメラ1000の無線接続自体は継続する。
第3の状態は、LSRアプリは起動しているが、ユーザーが操作できない状態である。この状態になる例としては、LSRアプリを起動した後に他のアプリが起動され、LSRアプリがいわゆるOSのバックグラウンドに移動した場合である。例えば、LSRアプリを起動したあとに電話の着信があった場合等も、通話アプリが起動するため、LSRアプリは起動状態を保つものの、ユーザーはカメラを操作できなくなる。なお、端末のアラームやスケジュール、ゲーム等のアプリケーションが不意に起動した場合や、端末が省電力モードに移行した場合も同様である。
第4の状態は、LSRアプリを起動した状態、かつ、ユーザーがそのLSRアプリを操作可能な状態である。LSRアプリは、この状態でなければカメラを操作することができない。
まず、無線接続情報を取得図4(a)は、無線接続情報の取得に関する、カメラ1000における処理フローチャートである。カメラ1000のフローチャートに係る処理は、CPU1001が、ROM1002や記録媒体1012等に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することによって実現される。以下においても同様である。
S4a01では、CPU1001は、無線接続情報の取得を開始する。CPU1001は、一定期間ごとにS4a01の処理を実行する。
S4a02では、CPU1001は、端末2000との無線接続が確立しているかどうかの情報を取得する。
S4a03では、CPU1001は、無線接続情報の取得処理を終了する。
図4(b)は、無線接続情報の取得に関する、端末2000における処理フローチャートである。4b01と4b02とは、それぞれ処理の開始と終了とだが、具体的な処理は行わない。つまり、無線接続情報の取得に関して、端末2000側の処理は無い。
図5(b)は、LSRアプリの終了通知に関する、端末2000における処理フローチャートである。端末2000のフローチャートに係る処理は、CPU2001が、ROM2002や記録媒体2012等に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することによって実現される。以下においても同様である。
S5b01では、CPU2001は、アプリ終了通知の送信を開始する。CPU2001は、ユーザーが端末2000でLSRアプリを終了する操作をした場合にこの処理を実行する。
S5b02では、CPU2001は、LSRアプリの終了を、端末2000からカメラ1000に通知するための通信処理を行う。この通信処理に対応して、カメラ1000で実行される通信処理の一部が、図5(a)である。
S5b03では、CPU2001は、アプリ終了通知の送信処理を終了する。 図5(a)は、LSRアプリの終了通知に関する、カメラ1000及び端末2000における処理フローチャートである。
S5a01では、CPU1001は、端末2000からのアプリ終了通知を受信すると、アプリ終了通知の取得を開始する。この処理は、端末2000の通信処理(図5(b)参照)に対応する、カメラ1000の通信処理の一部として実行される。
S5a02では、CPU1001は、LSRアプリの終了通知を取得する。
S5a03では、CPU1001は、カメラ1000でのアプリ動作チェック(図6(a)参照)に備えて、アプリ終了通知を保持する。
S5a04では、CPU1001は、アプリ終了通知の取得を終了する。
図6(a)は、LSRアプリの状態の判定に関する、カメラ1000における処理フローチャートである。このアプリ状態の判定には、図4、5で得られた無線接続状態とLSRアプリの起動状態が用いられる。
S6a01では、CPU1001は、アプリ状態の判定を開始する。CPU1001は、一定期間ごとにこの処理を実行する。
S6a02では、CPU1001は、図4(a)のフローチャートで取得した無線接続情報を用いて、端末2000との接続状態をチェックする。CPU1001は、接続状態であればS6a03に遷移し、接続状態でなければS6a07へ遷移する。ここで接続状態でないと判断された場合、端末2000の状態は上記第1の状態であると判断される。
S6a03では、CPU1001は、図5(a)のフローチャートで保持したアプリ終了通知を用いて、LSRアプリの起動状態をチェックする。具体的には、終了通知を受けていればLSRアプリは起動していないと判断し、終了通知を受けていなければLSRアプリは起動していると判断する。CPU1001は、起動状態であればS6a04に遷移し、起動状態でなければS6a07へ遷移する。ここで起動状態でないと判断された場合、端末2000の状態は上記第1の状態であると判断される。 S6a04では、CPU1001は、LSRアプリがユーザー操作可能な状態か否かをチェックするために必要なアプリ情報(アプリケーション情報)を取得する。CPU1001は、要求コマンドを端末2000に対して送信する。
S6b01では、CPU2001は、アプリ情報の送信処理を開始する。CPU2001は、この処理を、カメラ1000から送信された要求コマンド(図6(a)参照)を、端末2000が受信したタイミングで実行する。
S6b02では、CPU2001は、カメラ1000の操作に係るアプリの動作状態を取得する。アプリの動作状態とは、ユーザー操作が可能な動作状態や、ユーザー操作できない待機状態等の情報である。その取得方法は端末2000のOS(Operation System)で提供されるAPI(Apprication Program Interface)を用いる等、方法は問わない。
S6b03では、CPU2001は、取得したアプリの動作状態をアプリ情報として、カメラ1000へ送信する通信処理を行う。
S6b04では、CPU2001は、アプリ情報の送信処理を終了する。以上が端末2000側の動作である。
以下、カメラ1000の動作に説明を戻す。CPU2001は端末2000から応答を受信して、アプリ情報を保持する。
一方、操作可能な状態でなければS6a07へ遷移する。なお、CPU1001は、S6a04で端末2000から応答がなければ、アプリは操作可能な状態ではないと判定する。例えば端末2000に電話が着信した場合、取得したアプリ情報がユーザー操作できないと判定されるか、アプリ情報が取得できないため、CPU1001は、S6a07へ遷移する。LSRアプリが操作可能な状態でないと判断された場合、端末2000の状態は上記第3の状態であると判断される。
まず、S6a06に進んだ場合について説明する。このステップに進んだということは、端末2000の状態は上記第4の状態であると判断されたということである。この場合、CPU1001は、端末2000のLSRアプリからカメラの操作を可能とする。LSRアプリからカメラの操作が可能となる間、CPU1001は、カメラ1000本体での操作を、リモコンからの操作と衝突しないように、操作できる機能を制限する。
次に、S6a07に進んだ場合について説明する。このステップに進んだということは、端末2000の状態は上記第1〜3の状態であると判断されたということである。この場合、CPU1001は、ライブストリーミングモードを終了し、端末2000との無線接続を終了して端末2000から操作をできなくする。加えて、CPU1001は、カメラ1000における操作制限を終了し、カメラ1000本体ですべての操作ができるようにする(操作権をリモコンからカメラに移す)。
S6a08では、CPU1001は、アプリ状態の判定を終了する。
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点について説明を行う。
図7は、アプリ状態の判定に関する、カメラ1000における処理フローチャートである。なお、図7の9a01〜9a04、9a07〜9a09は、それぞれ図6の6a01〜6a04、6a06〜6a08と同じため、説明を省略する。
S9a05では、CPU1001は、取得したアプリ情報を用いて、アプリがユーザー操作可能な状態か否かをチェックする。CPU1001は、LSRアプリが操作可能な状態であればS9a07に遷移し、操作可能な状態でなければS9a06へ遷移する。
S9a06では、CPU1001は、端末2000との無線接続を維持したまま、LSRアプリから受け付けた操作を無効化する。加えて、CPU1001は、カメラ1000における操作制限を終了し、カメラ1000本体ですべての操作ができるようにする(操作権をリモコンからカメラに移す)。
その後、S9a04へ遷移して、CPU1001は、再びアプリ情報を取得する。つまり、CPU1001は、アプリが操作可能な状態に変化するのを待ち、LSRアプリが操作可能な状態に変化したらS9a07に遷移する。このように、上記第3の状態ではライブストリーミングモード自体を終了せず、一時的にカメラ1000側での操作を可能にするに留めた。このことにより、例えば突然の着信等のたびにライブストリーミングモードが終了してしまうことを防止することができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
できる。
また、上述の実施形態の全て又は一部を適宜組み合わせてもよい。
Claims (11)
- 通信装置であって、
外部装置と通信する通信手段と、
ユーザーからの操作を受け付ける操作手段と、
前記操作手段に対する操作によって前記通信装置の動作のうちの少なくとも一部を制御する第1のモードと、所定のアプリケーションを実行している前記外部装置に対する操作によって前記通信装置の動作のうちの少なくとも一部を制御する第2のモードとを含む複数のモードのうちのいずれか一つのモードを設定する制御手段と、
前記通信手段を介して、前記外部装置で動作する前記所定のアプリケーションの状態を取得する取得手段とを有し、
前記所定のアプリケーションの状態がバックグラウンドで起動している状態であると判断された場合、前記制御手段は前記第1のモードに設定することを特徴とする通信装置。 - 撮像手段を更に有し、
前記通信装置の動作の制御のうちの少なくとも一部は、前記撮像手段による撮像処理に関する制御を含むことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記撮像手段による撮像処理の実行中に、前記所定のアプリケーションの状態がバックグラウンドで起動している状態であると判断された場合、前記制御手段は、前記撮像手段による撮像処理を継続したまま、前記第1のモードに設定することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
- 前記撮像手段による撮像処理の実行中に、前記所定のアプリケーションの状態が起動していない状態であると判断された場合、前記制御手段は、前記撮像手段による撮像処理を終了すると共に、前記第1のモードに設定することを特徴とする請求項2又は3に記載の通信装置。
- 前記撮像処理は、映像音声データの生成を含むことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記第1のモードにおいて、前記所定のアプリケーションの状態がユーザー操作可能な状態であると判断された場合、前記制御手段は、前記第2のモードに設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記外部装置が省電力状態であると判断された場合、前記制御手段は前記第1のモードに設定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記所定のアプリケーションが起動していない状態でも、前記外部装置との接続は切断されないことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記取得手段は、前記外部装置で動作する前記所定のアプリケーションの状態を、繰り返し取得することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信装置。
- 外部装置と通信する通信手段と、ユーザーからの操作を受け付ける操作手段と、を有する通信装置の制御方法であって、
前記操作手段に対する操作によって前記通信装置の動作のうちの少なくとも一部を制御する第1のモードと、所定のアプリケーションを実行している前記外部装置に対する操作によって前記通信装置の動作のうちの少なくとも一部を制御する第2のモードとを含む複数のモードのうちのいずれか一つのモードを設定する制御ステップと、
前記通信手段を介して、前記外部装置で動作する前記所定のアプリケーションの状態を取得する取得ステップとを有し、
前記制御ステップでは、前記所定のアプリケーションの状態がバックグラウンドで起動している状態であると判断された場合、前記第1のモードに設定することを特徴とする通信装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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