JP2017092645A - 無線通信システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザに無線装置の接続状態を通知することを目的とする。【解決手段】無線通信を行う第1の無線装置と第2の無線装置とを備える無線通信システムであって、第1の無線装置は、自装置と第3の無線装置との無線接続の状態に応じて異なるアドバタイズ信号を送信する第1の通信手段を有し、第2の無線装置は、アドバタイズ信号を受信する第2の通信手段と、アドバタイズ信号に基づいて、第1の無線装置の無線接続の状態を示す通知情報を特定する特定手段と、通知情報を表示する表示手段とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、無線通信システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、携帯電話機を含む通信端末がBluetooth(登録商標)の無線通信技術を用いて無線通信する場合の仕様としてBluetooth SIGで規定されるBluetoothLowENERGY(BLE)が知られている。BLE通信技術では、2つの無線端末間の接続を成立させるために、一方の無線端末はアドバタイザと呼ばれる役割となり動作を行い、他方の無線端末は、(スキャナー)イニシエータと呼ばれる役割での動作を行う。
アドバタイザは、他の無線端末からの無線接続要求を受信するためにアドバタイズと呼ばれる動作を行う。具体的には、アドバタイズパケット(ADV_IND)と呼ばれる同報パケットを周期的にブロードキャスト送信し、この同報パケットに対するイニシエータからの応答パケットの受信を待つものである。一方でイニシエータは、アドバタイザに対して無線接続を要求する。具体的には、アドバタイザから送信されるADV_INDパケット(アドバタイズ信号)を受信すると、アドバタイザとイニシエータの無線端末間で無線接続がなされる。BLEに関し、特許文献1には、一度ペアリングし既に登録済みの機器に対してはペアリング処理を省略する技術が開示されている。
また、BLEによる無線通信の接続状態では、マスタ・スレーブのアクセス制御方式が採用されており、マスタとなる無線端末がスレーブとなる無線端末のアクセス権を管理することとなる。一度接続状態となると、アドバタイザの無線端末はスレーブとなりアドバタイズ信号の送信を停止する。イニシエータの無線端末はマスタとなり、スレーブに対してポーリングを行う。スレーブとなった無線端末はマスタのポーリングに対してレスポンスを返す。
上記例のようにアドバタイズを行う装置には、一度特定の相手と接続を確定してしまうと、アドバタイズ信号の送信を停止するものがある。このような場合、その他の無線端末はアドバタイズ信号を受信できないためアドバタイザであった無線端末の状態を知ることができない。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、ユーザに無線装置の接続状態を通知することを目的とする。
そこで、本発明は、無線通信を行う第1の無線装置と第2の無線装置とを備える無線通信システムであって、前記第1の無線装置は、自装置と第3の無線装置との無線接続の状態に応じて異なるアドバタイズ信号を送信する第1の通信手段を有し、前記第2の無線装置は、前記アドバタイズ信号を受信する第2の通信手段と、前記アドバタイズ信号に基づいて、前記第1の無線装置の無線接続の状態を示す通知情報を特定する特定手段と、前記通知情報を表示する表示手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザに無線装置の接続状態を通知することができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態における無線通信システムと、他の無線装置とを示す図である。無線通信システムは、対象とするユーザが所持するカメラ100及び第1の無線端末200とを有している。ここで、カメラ100及び第1の無線端末200は、いずれもBluetooth SIGで規定されるBluetoothLowENERGY(BLE)の仕様に準じたBluetooth(BT)の無線通信技術を用いて無線通信を行う携帯端末装置である。また、第2の無線端末300及び第3の無線端末301は、カメラ100及び第1の無線端末200と無線通信可能な第三者の携帯端末装置である。ここで、カメラ100、第1の無線端末200、第2の無線端末302、第3の無線端末303は、いずれも無線通信可能な無線装置の一例である。
本実施形態においては、カメラ100がアドバタイザ、第1の無線端末200がイニシエータとして無線通信を行う。そして、カメラ100のアドバタイズ信号を検出した無線端末からの接続要求が発生した場合に、第1の無線端末200は、ユーザにカメラ100の無線接続に関する状態通知を行う。また、カメラ100及び第1の無線端末200は、いずれも第1のユーザが所持する装置であり、第2の無線端末302は、第1のユーザの友人である第2のユーザが所持する装置であるものとする。また、第3の無線端末303は、第三者が所持する装置であるものとする。そして、カメラ100は、第2の無線端末302との無線接続を許可する一方で、第3の無線端末303との無線接続については許可しないこととする。
カメラ100のメモリ113には、特定の無線端末のIDが記憶されている。また、メモリ113には、カメラ100との接続が許可された無線端末のIDが記憶されている。特定の無線端末は、無線接続に関する状態通知を行う装置であり、本実施形態においては、イニシエータの無線端末となる第1の無線端末200である。メモリ113には、特定の無線端末のIDとして、第1の無線端末200の識別情報が記憶されている。また、本実施形態においては、接続が許可された無線端末は、第2の無線端末302であり、メモリ113には、無線端末のIDとして、第2の無線端末302の識別情報と、第1の無線端末200の識別情報と、が記憶されている。
以下、カメラ100の識別情報をID_CAM、第1の無線端末200の識別情報をID_MYSPHとする。また、第2の無線端末302及び第3の無線端末303の識別情報をそれぞれ、ID_SPH2及びID_SPH3とする。これらの情報は、各装置のメモリに予め記憶されているものとする。
図2(a)は、カメラ100の機能構成を示すブロック図である。カメラ100は、無線通信部110、制御部120、メモリ130、操作部140、表示部150、撮像部160及び外部記憶部170を有している。制御部120は、例えばCPUやMPU等であり、カメラ100全体の制御を司る。メモリ130は、不揮発性メモリとRAMで構成される。不揮発性メモリは、制御部120の処理手順(プログラム)や、カメラ100の各種設定やメニュー画面などのGUI(Graphical User Interface)データなどを記憶する。RAMは、制御部120のワークエリアとして使用される。なお、後述するカメラ100の機能や処理は、CPU等の制御部120がメモリ130に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。
操作部140は、ボタン並びにスイッチ群であり、ユーザがカメラ100に各種指示を与えるために用いられる。操作部140には、タッチパネルや加速度ジェスチャー動作を検出する加速度センサ等のモーションセンサも含まれる。表示部150は、例えばOLED(Organic Light Emitting Diode)やLCD(Liquid Crystal Display)であり、撮影した画像や、各種設定を行う際のメニュー画面を表示するために使用される。撮像部160は、図示しない光学ユニット、撮像素子とそれらを駆動するドライバで構成される。光学ユニットは、主としてレンズ(ズームレンズ、フォーカスレンズなど)及びその駆動を行うアクチュエータ等で構成される。撮像素子は、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサである。ドライバは制御部120の制御下において光学ユニットを制御する。
外部記憶部170は、メモリカードであり、コネクタを介してカメラ100に接続され、カメラ100の記憶媒体として機能するための所定のファイルシステムである。外部記憶部170は、例えばDCF(Design rule for Camera File system)に準拠してファイルの記録を行う。無線通信部110は、アンテナ111、通信制御部112及びメモリ113を有している。アンテナ111は、無線信号の送受信を行うアンテナであり、共振回路によって共振周波数が例えば2.4GHz帯に設計されている。メモリ113は、他の無線端末のID情報やアドバタイズ信号生成の為のアドバタイズ情報が記憶された不揮発性メモリである。無線通信部110内にメモリ113を備える構成を例に説明を進めるが、メモリ130の不揮発性メモリを使用する構成でもよい。
通信制御部112は、制御部120からの指示に基づき無線通信信号の送受信を制御する。通信制御部112はまた、他の無線端末との非接続時の送信動作として、メモリ113に保持したアドバタイズ情報を基にアドバタイズ信号(ADV_IND,ADV_DIRECT_IND)の生成を行い、アンテナ111から送信する。ADV_INDは、接続先を指定しないアドバタイズ信号であり、ADV_DIRECT_INDは、接続先を特定するID情報を含むアドバタイズ信号である。
ADV_DIRECT_INDを送信した無線端末に対しては、アドバタイズ信号で指定された無線端末しか接続することができない。アドバタイズ信号のパケット内には、任意の通信データを含めることが可能であり、通信制御部112は、ADV_IND、ADV_DIRECT_INDのそれぞれに対して、カメラ100の状態を示す情報を含めて送信することができる。
通信制御部112は、また他の無線端末との非接続時の受信動作として、他の無線端末からの接続要求(CONNECT_REQ)や問い合わせ(SCAN_REQ)の受信を行う。また、通信制御部112は、ID判別部114、接続判定部115及び通知判定部116を備える。
ID判別部114は、受信した通信信号から送信元のID情報を判別する。通知判定部116は、メモリ113に予め記憶した情報と受信した通信情報を判定し、メモリ113に記憶された特定の無線端末に対して、無線通信に係る接続状態の通知を行うか判定する。接続判定部115は、メモリ113に予め記憶された情報と制御部120からの指示に基づき、接続要求元の無線端末と接続を行うか判定する。接続判定部115で判定した通信情報は、必要に応じてメモリ113に保持される。
通信制御部112の非接続時の送信動作として、通信制御部112は制御部120からの通信信号を受け取ると、通信情報の一部を不揮発性メモリであるメモリ113に保持する。そして、通信制御部112は、受け取った通信信号内の通信情報を元にアドバタイズ信号の生成を行う。通信制御部112は、生成したアドバタイズ信号を通信回路で電波信号へ変換し、アンテナ111から送信する。受信時の動作として、アンテナ111で受信した電波は、通信制御部112へ送られ、通信制御部112内の通信回路にてデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された通信信号は、ID判別、通信判定及び接続判定が行われ、制御部120へ受け渡される。
図2(b)は、第1の無線端末200の機能構成を示すブロック図である。第1の無線端末200は、無線通信部210、制御部220、メモリ230、操作部240及び表示部250を有している。制御部220は、例えばCPU,MPUなどであり、第1の無線端末200全体の制御を司る。メモリ230は、不揮発性メモリやRAM等で構成される。不揮発性メモリは制御部220の処理手順(プログラム)や、第1の無線端末200の各種設定やメニュー画面などのGUIデータなどを記憶する。RAMは制御部220のワークエリアとして使用される。
操作部240は、タッチパネルやスイッチ、ジェスチャー動作を検出するモーションセンサ等であり、ユーザが第1の無線端末200に各種指示を与えるために用いられる。表示部250は、例えばOLEDやLCDであり、撮影した画像や、各種設定を行う際のメニュー画面を表示するために使用される。カメラ100と第1の無線端末200の無線通信部110,210は、無線LANやBT等の無線通信規格に準拠した無線通信機能を有し、無線通信ネットワーク上の外部機器との通信を実現する。本実施形態では、無線通信部110,210は、BLEに準拠した無線通信機能を有するものとする。
無線通信部210は、アンテナ211、通信制御部212及びメモリ213を有している。アンテナ111は、無線信号の送受信を行うアンテナであり、共振回路によって共振周波数が例えば2.4GHz帯に設計されている。メモリ213は、他の無線端末のID情報や通信信号生成のための制御情報を保持している不揮発メモリである。メモリ213は、予め定めた複数の無線端末のID情報等を記憶し保持している。
通信制御部212は、制御部220からの指示に基づき無線通信信号の送受信を制御する。また、通信制御部212は、ID判別部214、接続判定部215及び通知判定部216を有している。ID判別部214は、受信したアドバタイズ信号から送信元のID情報を判別する。ID判別部214は、判別したID情報をメモリ213に保持する。通信制御部212内に現在の時刻を測定する時計回路を備え、アドバタイズ信号の受信時間とアドバタイズ信号内の受信情報と時間情報を関連付けた受信履歴をメモリ213に記憶してもよい。
通知判定部216は、メモリ213に予め記憶した情報と受信した通信情報を判定し、メモリ213に保持した指定の無線端末からのアドバタイズ信号に変化があるかを判定し、ユーザに対して、接続状態の通知を行うか判定する。接続判定部215は、メモリ213に予め記憶した情報と制御部220からのユーザ操作指示に基づき、アドバタイズ信号の送信元の無線端末が接続要求を受けた無線端末と接続許可するかを判定する。通信制御部212で判定した通信情報は、必要に応じてメモリ213に保持される。
通信制御部212は、アドバタイズ信号を受信すると、制御部220へ通信情報を送る。制御部220は、受信した通信信号の情報に基づき動作を行う。また、送信元の無線端末に対して、制御部220の指示に応じた接続要求信号CONNECT_REQや、問い合わせ信号SCAN_REQを生成する。生成されたCONNECT_REQ、SCAN_REQは、電波信号へ変換されアンテナ211を介して、アドバタイズ信号の送信元の無線端末に対して送信される。また、無線接続の完了後には、通信制御部212は、制御部220からの通信データを所定の信号へ変換し、アンテナ211へ送る。
図3は、カメラ100によるアドバタイズ処理を示すフローチャートである。カメラ100は、「アドバタイザ状態通知モード」に設定されると、アドバタイズ処理を開始する。ここで、「アドバタイザ状態通知モード」とは、特定の無線端末以外の他の無線端末から接続要求を受信した場合に、特定の無線端末に対して、カメラ100の接続状態を通知する動作モードである。
なお、本実施形態においては、特定の無線端末を第1の無線端末200、他の無線端末を第2の無線端末302及び第3の無線端末303として説明する。カメラ100のメモリ113には、特定の無線端末(接続状態の通知先の無線端末)の識別情報として第1の無線端末200の識別情報ID_MYSPHが記憶されている。また、カメラ100は、第1の無線端末200及び第2の無線端末302と過去に無線接続したことがあるものとする。そして、メモリ113には、カメラ100との接続が許可された無線端末のIDとして第2の無線端末302の識別情報ID_SPH2と、第1の無線端末200の識別情報ID_MYSPHと、が記憶されているものとする。
S301において、カメラ100の無線通信部110は、アドバタイズ信号ADV_DIRECT_INDの送信を開始する。次に、S302において、アドバタイザである無線通信部110は、アドバタイズ信号の送信を行う度に、アドバタイズ信号の送信直後の所定の期間、受信制御処理を行う。すなわち、無線通信部110は、他の無線端末からの接続要求信号CONNECT_REQの有無を検出する。アドバタイズ信号の送信は、他の無線端末からの接続要求信号を受信するまで間欠的に継続される。
制御部120は、無線通信部110がカメラ100以外の無線端末から接続要求信号を受信すると(S302でYes)、処理をS303へ進める。なお、接続要求信号には、送信元の装置の識別情報が含まれている。また、イニシエータである無線端末の送信するCONNECT_REQには、送信元のイニシエータを特定するアドレス情報や接続インターバル情報、サービス情報が含まれている。次に、S303において、無線通信部110の通信制御部112は、接続要求信号CONNECT_REQに含まれる識別情報についてID判別を行う。
次に、S304において、通信制御部112は、ID判別部114によって判別したIDと接続要求の内容に応じて、通知判定を行う。通知判定部116は、通信信号内のID情報、接続要求におけるサービスの内容、カメラ100の動作状態に応じて、メモリ113に記憶された特定の無線端末に対する通知を行うか否かを判定する。なお、本実施形態においては、メモリ113には、第1の無線端末200の識別情報であるID_MYSPHが記憶されているものとする。通知判定部116は、例えば接続要求に含まれる接続要求の送信元の識別情報と、メモリ113に記憶されている、接続が許可された無線端末の識別情報とを比較し、両識別情報が一致した場合には、接続状態の通知を行わないと判定する。通信制御部112は、接続状態の通知を行わないと判定した場合には、無線接続を行うよう制御する。
一方、通知判定部116は、両識別情報が一致しない場合に、接続状態の通知を行うと判定する。通信制御部112は、接続状態の通知を行うと判定した場合には、接続要求の送信元の応答パケットの送信を一旦保留し、アドバタイズ信号ADV_DIRECT_INDを生成し、これを送信する。なお、アドバタイズ信号ADV_DIRECT_INDには、送信先として第1の無線端末200の識別情報ID_MYSPHが含まれているものとする。第1の無線端末200は、アドバタイズ信号がADV_INDからADV_DIRECT_INDへ変化したことを検出することにより、カメラ100に対して、第1の無線端末200以外の他の無線端末から接続要求があったことを認識することができる。
他の例としては、通信制御部112は、接続要求信号CONNECT_REQの送信元の識別情報をメモリ113に保持してもよい。また、通信制御部112内に現在の時刻を測定する時計回路を備え、接続要求信号CONNECT_REQの送信元の識別情報とともに時間情報をメモリ113に記憶してもよい。
次に、通信制御部112は、通知処理が完了すると、S305において、接続要求の送信元とカメラ100との接続判定を行う。具体的には、接続判定部115は、メモリ113に記録されている、無線接続が許可された装置の識別情報と送信元の識別情報とが一致する場合には、無線接続を許可し、両識別情報が一致しない場合には、無線接続を禁止する。通信制御部112は、第1の無線端末200から接続要求信号CONNECT_REQを受信した場合には、接続状態の通知は行わないと判定し、接続要求信号CONNECT_REQに対して接続応答等を返し、無線接続を行う。なお、接続判定と通知判定の順序は逆であってもよい。
BLEによる無線通信の接続状態では、マスタ・スレーブのアクセス制御方式が採用されており、マスタとなる無線端末がスレーブとなる無線端末のアクセス権を管理することとなる。通信制御部112は、接続要求を受け入れるとアドバタイズ信号を送信するアドバタイザからスレーブへ状態を移行する。スレーブは、一度接続状態となると、アドバタイズ信号の送信を行わず、マスタである無線端末からのポーリングに対してレスポンスを返すことでデータの受け渡しを行う。
図4は、第1の無線端末200による、イニシエータ処理を示すフローチャートである。第1の無線端末200は、「イニシエータ状態通知モード」に設定されると、イニシエータ処理を開始する。ここで、「イニシエータ状態通知モード」とは、イニシエータである第1の無線端末200がカメラ100からアドバタイズ信号を受信しても接続要求を行わず、アドバタイズ信号の変化を検出した場合に、ユーザへ通知を行う動作状態である。なお、「イニシエータ状態通知モード」は、メモリ213に、監視対象装置として予め登録された無線端末に対してのみ適用される。
第1の無線端末200は、監視対象装置以外の無線端末からアドバタイズ信号を受信した場合には、ユーザ操作に応じた無線接続の対応を行う。第1の無線端末200は、カメラ100と優先的に接続する無線端末として予め設定された無線端末である。ここでは、第1の無線端末200とカメラ100は既に無線接続され、認証済みであるものとする。また、第1の無線端末200のメモリ213には、監視対象装置としてのカメラ100の識別情報ID_CAMが予め記憶されているものとする。
S401において、第1の無線端末200の制御部220は、イニシエータ動作を開始する。次に、S402において、無線通信部210は、アドバタイズ信号の受信待ち受け状態に入る。無線通信部210は、アドバタイズ信号を受信すると(S402でYes)、処理をS403へ進める。S403において、通信制御部212は、接続判定を行う。すなわち、ID判別部214は、アドバタイズ信号のID判別を行い、メモリ213に記憶されたカメラ100からのアドバタイズ信号であるかを判定する。通信制御部212は、イニシエータ状態通知モード中は、監視対象装置として設定されたカメラ100からのアドバタイズ信号に対しては接続要求を行わない。
通信制御部212は、アドバタイズ信号に含まれる識別情報がカメラ100以外の識別情報である場合には(S403でNo)、処理をS404へ進める。S404において、通信制御部212は、アドバタイズ信号のサービス情報に応じて制御部220へアドバタイズ信号受信の通知を行う。アドバタイズ信号の受信通知を受けた制御部220は、識別情報と、接続要求におけるサービスの内容と、第1の無線端末200の動作状態と、に基づいて、アドバタイズ信号の送信元と第1の無線端末200との間の無線接続を行う。
一方、通信制御部212は、判別した識別情報がカメラ100の識別情報である場合には(S403でYes)、処理をS405へ進める。S405において、アドバタイズ信号の通信情報に応じて、ユーザに対する接続状態の通知判定を行う。具体的には、通信制御部212の通知判定部216は、カメラ100からのアドバタイズ信号に変化があったかを判定する。メモリ213には過去に受信したカメラ100からのアドバタイズ信号が記録されており、通信制御部212は、メモリ213を参照することにより、アドバタイズ信号の変化を検出することができる。ユーザに対する通知を行うと判定すると、S406において、無線通信部210から通知依頼が制御部220へ送られ、制御部220は、無線通信部210の情報を基に、表示部250へカメラ100の接続状態を通知するよう制御する。
図5は、接続状態の通知処理(情報処理)を示すシーケンス図である。図5を参照しつつ、カメラ100に対して第2の無線端末302から接続要求があった場合の、カメラ100と第1の無線端末200の処理について説明する。例えば、第1のユーザが手元に第1の無線端末200を持つ一方で、カメラ100をカバンに入れている場合のように、カメラ100の無線通信の接続状態を目視確認できない場合がある。このような場合に、第1の無線端末200は、上述のようにカメラ100の接続状態を表示することができる。したがって、第1のユーザは、第1の無線端末200を確認することにより、カメラ100をカバンから取り出すことなく、カメラ100の接続状態を確認することができる。
S501において、第1の無線端末200は、ユーザ操作に応じて動作モードをイニシエータ状態通知モードに設定する。次に、S502において、制御部220は、無線通信部210へイニシエータ動作開始の指示を送る。無線通信部210は、イニシエータ動作を開始し、カメラ100からのアドバタイズ信号の受信待ち受け状態となる。ここでのユーザ操作は、第1の無線端末200にインストールしたアプリケーションの起動動作等によって行ってもよい。制御部220からのイニシエータ動作指示(S502)は、バックグラウンドでの処理として実行され、表示部250を介し必ずしもユーザから見えなくともよい。
一方、S503において、カメラ100は、ユーザ操作に従い、無線端末からの無線通信信号を受信可能なアドバタイザ状態通知モードに設定される。カメラ100は、アドバイザ状態通知モードに設定されると、制御部120が、無線通信部へアドバタイズ動作開始の指示を送る。なお、上述のように、メモリ113には、接続状態の通知先の無線端末である第1の無線端末200の識別情報ID_MYSPHが記録されている。また、メモリ113には、接続が許可された無線端末のIDとして、第1の無線端末200の識別情報ID_MYSPHと、第2の無線端末302の識別情報ID_SPH2が記憶されている。
次に、S504において、無線通信部110は、アドバタイザに設定されると、アドバタイズ信号ADV_IND_Aの送信を開始する。ここで、アドバタイズ信号ADV_IND_Aの送信は、不特定の無線端末に対するブロードキャスト送信である。ADV_IND_Aは、アドバタイザ状態通知モード中のアドバタイズ信号として予め第1の無線端末200と情報共有しているアドバタイズ信号である。また、ADV_IND_Aには、送信元であるカメラ100の識別情報ID_CAMが含まれている。
すなわち、第1の無線端末200のメモリ213には、アドバタイズ信号と、アドバタイズ信号が意味する内容とを示す情報が予め記憶されている。例えば、メモリ213には、アドバタイズ信号ADV_IND_Aは、アドバタイザ状態通知モード中であることを示す信号として記録されている。また、アドバタイズ信号ADV_DIRECT_IND_MYSPH_1は、接続が許可された無線端末から接続要求があることを示す信号として記憶されている。また、アドバタイズ信号DV_DIRECT_IND_MYSPH_2は、接続が許可された無線端末との接続が完了したことを示す信号として記憶されている。また、DV_DIRECT_IND_MYSPH_3は、接続が許可されていない無線端末からの接続要求があることを示すアドバタイズ信号として記憶されている。なお、カメラ100のメモリ113にも、同様にアドバタイズ信号と、アドバタイズ信号が意味する内容とが記憶されている。これらの情報の共有により、第1の無線端末200は、アドバタイズ信号の変化に基づいて、カメラ100の接続状態が変化したことを知ることができる。
アドバタイザ状態通知モードへの設定は、カメラ100の操作部140を介したユーザ操作によって行ってもよく、第1の無線端末200から無線接続を介して設定してもよい。また、他の例としては、カメラ100の電源OFF動作の様に特定の操作に伴い自動的に設定されるものとしてもよい。ここではアドバイザ状態通知モードが設定された状態において、ユーザ操作によって電源OFFされると、カメラ100の制御部120は、無線通信部110を残し、その他の各機能ブロックをスリープ或いは電源OFFの状態に入れる。
第1の無線端末200の無線通信部210はS504でアドバタイズ信号ADV_IND_Aを受信すると、S505において、ID判定を行い、アドバタイズ信号の送信元の識別情報を判別する。そして、無線通信部210は、送信元の識別情報がメモリ213に記憶された監視対象装置としてのカメラ100の識別情報か否かを判定する。アドバタイズ信号の送信先がカメラ100である場合には、無線通信部210は、通知判定を行う。前述のように、メモリ213には、監視対象装置の識別情報としてカメラ100の識別情報ID_CAMが記憶されている。無線通信部210は、アドバタイズ信号の送信元が監視対象装置である場合には、接続応答を行わずに待機し続ける。
S506において、カメラ100は、第2の無線端末302から接続要求信号CONNECT_REQを受信すると、処理をS507へ進める。なお、接続要求信号CONNECT_REQには、送信元の識別情報ID_SPH2が含まれているものとする。ここで、S506の処理は、自装置以外の無線端末から接続要求を受信するよう制御する受信制御処理の一例である。S507において、カメラ100は、通知判定と接続判定を行う。無線通信部110は、ID判別を行い、接続要求の送信元の識別情報ID_SPH2がメモリ113に記憶された、接続が許可された無線端末の識別情報と一致するかを判定する。通信制御部112は、送信元が接続許可された無線端末である場合には、続いて通知判定を行い、第1の無線端末200への通知を行う。通知判定及び接続判定の条件は、予めメモリ113に保持されている。本例においては、接続要求信号の送信元が、接続が許可された無線端末であるため、通信制御部112は、送信元である第2の無線端末302との無線接続を許可する。
次に、S508において、通信制御部112は、第1の無線端末200に対して状態通知を行うため、アドバタイズ信号を変更する。具体的には、通信制御部112は、メモリ113に記憶された接続情報に従い、送信していたアドバタイズ信号をADV_IND_AからADV_DIRECT_IND_MYSPH_1へ変更する。第1の無線端末200の無線通信部210は、S508において、アドバタイズ信号ADV_DIRECT_IND_MYSPH_1を受信すると、S509において、受信したアドバタイズ信号のID判別を行う。そして、通信制御部212は、アドバタイズ信号に含まれる識別情報がID_CAMである事を検出すると通知判定を行う。無線通信部210のメモリ213には、監視対象装置としてのカメラ100の識別情報ID_CAMが記憶されている。第1の無線端末200の通知判定では、通信制御部212は、アドバタイズ信号のアドバタイズ情報を判定し、カメラ100の送信するアドバタイズ信号がADV_INDからADV_DIRECT_IND_MYSPH_1へ変更されたことを検出する。
そして、S510において、通信制御部212は、制御部220へADV_INDからADV_DIRECT_IND_MYSPH_1への変更の検出通知を送信する。前述の通り、無線通信部210のメモリ213には、予めカメラ100のアドバタイズ信号とその意味を示す情報が保持されている。これにより、第1の無線端末200は、受信したアドバタイズ信号がどのアドバタイズ信号に変化したかを検出することによって、カメラ100の接続状の変化を知ることができる。
メモリ230には、アドバタイズ信号と、通知情報とが対応付けて記憶されている。例えば、アドバタイズ信号ADV_DIRECT_IND_MYSPH_1と、カメラ100が第1の無線端末200以外の他の無線端末から接続要求を受信したことを示す通知情報とが対応付けて記憶されている。また、アドバタイズ信号DV_DIRECT_IND_MYSPH_2と、他の無線端末とカメラ100の無線接続が解除されたことを示す通知情報とが対応付けて記憶されている。また、アドバタイズ信号DV_DIRECT_IND_MYSPH_3と、接続が許可されていない無線端末から接続要求を受信したことを示す通知情報とが対応付けて記憶されている。
S511において、制御部220は、メモリ213を参照し、変化後のアドバタイズ信号ADV_DIRECT_IND_MYSPH_1に対応付けられている通知情報、すなわち他の無線端末から接続要求を受信したことを示す通知情報を特定する。そして、制御部220は、特定した通知情報を抽出し、抽出した通知情報を表示部250に表示するよう制御する(表示制御処理)。図6は、表示部250に表示された通知情報の表示例を示す図である。これにより、ユーザは、第1の無線端末200の表示内容から、カメラ100に対して、他の無線端末から接続要求があったことを知ることができる。さらに、カメラ100の通信制御部112は、S508の処理の後、第2の無線端末302との無線接続を行うよう制御する(通信制御処理)。
本処理の時点においてS506の処理から一定時間以上が経過していたとする。この場合、通信制御部112は、S512において、再びアドバタイズ信号ADV_IND_Aを送信し、再び第2の無線端末302から接続要求信号CONNECT_REQを受信するのを待つ。通信制御部112は、第2の無線端末302から接続要求信号CONNECT_REQを受信すると、アドバタイザからスレーブであるペリフェラルへ移行する。このとき、通信制御部112は、カメラ状態を判定し、電源OFFの状態であれば制御部220へ起動信号を送信する。その後、S513において、カメラ100と、イニシエータからマスタとなった第2の無線端末302との無線接続が確立される。
次に、S514において、カメラ100の通信制御部112は、第2の無線端末302との無線接続を終了させると、制御部120の指示に基づき、再びアドバタイザ状態通知モードへ移行する。そして、制御部120は、無線通信部110をアドバタイザ動作開始の指示を送る。通信制御部112は、アドバタイザに設定されると通知判定を行い、第1の無線端末200に対して接続状態の通知を決定する。通知判定は、メモリ113に記憶した前回の接続相手である無線端末の識別情報と状態通知先に設定された無線端末の識別情報との比較により行われ、通信制御部112は、ID_MYSPHで識別される第1の無線端末200への送信を決める。
次に、S515において、通信制御部112は、メモリ113に記憶された前回のアドバタイズ履歴から、今回送信するアドバタイズ信号を決定する。通信制御部112は、前回送信したアドバタイズ信号がADV_DIRECT_IND_MYSPH_1であったことから、次に送信すべきアドバタイズ信号として、DV_DIRECT_IND_MYSPH_2を生成する。そして、通信制御部112は、生成したアドバタイズ信号の送信を開始する。なお、他の例としては、通信制御部112は、第2の無線端末302との接続状態が、接続が解除された状態であることから、次に送信すべきアドバタイズ信号として、DV_DIRECT_IND_MYSPH_2を生成してもよい。
制御部120は、通信制御部112からのアドバタイズ動作開始を確認すると、カメラ動作状態を判定し、前回の無線接続開始前と同じスリープ状態に入る。この時、無線通信部110を残し、その他の各機能ブロックをスリープ或いは電源OFFの状態に入れる。一方、通信制御部112は、一定期間DV_DIRECT_IND_MYSPH_2の送信を行うと、処理をS520へ進める。S520において、通信制御部112は、アドバタイズ信号を再びADV_IND_Aに変更し、周期的なブロードキャスト送信を開始する。
一方、S516において、第1の無線端末200の通信制御部212は、受信したアドバタイズ信号のID判別を行い、ID_CAMである事を検出すると通知判定を行う。通信制御部212は、アドバタイズ信号のアドバタイズ情報を判定する。そして、通信制御部212は、カメラ100の送信するアドバタイズ信号がADV_DIRECT_IND_MYSPH_1からDV_DIRECT_IND_MYSPH_2へ変更されたことを検出する。通信制御部212は変更を検出すると、S517において、制御部220へ検出通知を送信する。この検出通知は、ADV_DIRECT_IND_MYSPH_1からADV_DIRECT_IND_MYSPH_2へ変更されたことを示す情報である。
そして、S518において、制御部220は、メモリ213を参照し、アドバタイズ信号DV_DIRECT_IND_MYSPH_2に対応付けられている、通知情報を特定し、これを抽出する。ここでは、他の無線端末とカメラ100の無線接続が解除されたことをユーザに通知する通知情報が抽出される。そして、制御部220は、この通知情報を表示部250に表示するよう制御する(表示制御処理)。これにより、ユーザは、第1の無線端末200の表示内容から、カメラ100と他の無線端末との無線接続が解除されたことを知ることができる。
一方で、S507で、接続要求信号CONNECT_REQの送信元がメモリ113に記憶された、接続が許可された無線端末でないと判定されたとする。この場合には、通信制御部112は、送信元との無線接続を許可しないと判断する。そして、通信制御部112は、第1の無線端末200に対し状態通知を行うため、アドバタイズ信号をADV_IND_AからADV_DIRECT_IND_MYSPH_3に変更する。そして、第1の無線端末200は、アドバタイズ信号ADV_DIRECT_IND_MYSPH_3を受信すると、接続が許可されていない無線端末から接続要求があったことを通知する通知情報を表示部250に表示するよう制御する。なお、S507、S508、S515の処理は、送信制御処理の一例である。
以上のように、本実施形態に係る無線通信システムは、ユーザに無線装置の状態を通知することができる。したがって、ユーザが第1の無線端末200からカメラ100への接続を試みた際に、原因不明の接続不能状態を回避することが可能となり、より快適な無線接続環境を提供できる。接続不能状態として想定される状況として、第三者による接続状態にある、無線通信の障害や無線端末自体の故障、電池残量の不足等、複数の状況が考えられる。特に1つのアドバタイザである無線端末を複数のユーザ間でシェアして接続する場合では、原因不明の接続不可状態がユーザに対して大きなストレスを与える事となる。これに対し、上述のように、本実施形態に係る無線通信システムにおいては、無線通信の接続時に特定の無線端末に対して、接続状態を通知することができる。
なお、第1の実施形態に係る無線通信システムの第1の変更例としては、実施形態において無線通信部110が行う通知判定処理は、第1の無線端末200の制御部220が行うこととしてもよい。この場合、無線通信部210は、アドバタイズ信号の変化の有無を検出すると制御部220へ通知し、制御部220は、アドバタイズ信号の変化の有無に基づいて、通知判定を行ってもよい。また、他の例としては、無線通信部210は、アドバタイズ信号を受信する度に、受信したアドバタイズ情報を制御部220に送信してもよい。この場合、制御部220はさらにアドバタイズ信号の変化の有無を検出すればよい。
また、第2の変更例としては、状態通知を行う場合のカメラ100からのアドバタイズ信号は、第1の無線端末200を特定するADV_DIRECT_INDでなくともよい。例えば、待機中のアドバタイズ信号をADV_IND_A、接続が許可された無線端末からの接続要求があることを示すアドバタイズ信号をADV_IND_Bとしてもよい。さらに、接続が許可された無線端末との接続が解除されたことを示すアドバタイズ信号をADV_IND_C、接続が許可されていない無線端末からの接続要求があることを示すアドバタイズ信号をADV_IND_Dとしてもよい。そして、アドバタイズ信号のペイロードの情報を変化させることによっても同様の効果を得ることができる。第1の無線端末200の無線通信部210は、メモリ213にこれらのアドバタイズ情報を保持し、アドバタイズ信号の変化を検出する度に通知判定を行い、カメラ100の接続状態を確認することができる。
また、第3の変更例としては、ADV_IND、ADV_DIRECT_INDに、カメラ100に接続要求した無線端末の識別情報を含めてもよい。さらにこの場合、第1の無線端末200の制御部220は、通知情報と共に接続要求の送信元の識別情報を表示するよう制御してもよい。同様に、ADV_DIRECT_IND_MYSPH_(1,2,3)に、カメラ100に接続要求した無線端末の識別情報を含めてもよい。そして、第1の無線端末200の制御部220は、通知情報と共に接続要求の送信元の識別情報を表示するよう制御してもよい。これにより、ユーザは、カメラ100の無線接続状態だけでなく、接続要求の送信元の装置についても知ることができる。
また、第4の変更例としては、カメラ100の通信制御部112は、メモリ113に接続要求の受信履歴を記録してもよい。なお、受信履歴には、接続要求の送信元の識別情報が含まれるものとする。そして、カメラ100は、第1の無線端末200からの要求に応じて、履歴情報を第1の無線端末200に送信してもよい。この場合、第1の無線端末200は、表示部250にこれまでの無線接続の履歴を表示してもよい。さらに、接続が許可されていない無線端末から接続要求があった場合の通知情報については、接続要求を受信したタイミングよりも後のタイミングにおいて、過去の履歴として表示するようにしてもよい。
図7は、表示部250に表示された通知情報の表示例を示す図である。図7に示す例では、表示部250には、過去に実際に行われた無線接続に関する情報と、過去に接続が許可されなかった接続要求があったことを示す情報とが表示されている。制御部220はさらに、送信元の識別情報又は送信元の識別情報に紐付けされたユーザの識別情報を接続履歴と共に表示する。
また、第5の変更例としては、第1の実施形態においては、カメラ100が電源OFF、待機状態である場合を例に説明してきたが、カメラ100はその他のカメラ動作モードにあってもよい。例えば、カメラ100が撮影モードで起動されている状態において、その他の無線端末から接続要求を受けることも可能である。また、カメラ100が直接ユーザ操作されている場合や、第1の無線端末200から他の無線LAN接続等の無線手段を介して遠隔操作されている場合に、第1の無線端末200へ接続状態の通知を行うと、かえってユーザ操作の邪魔になることもある。このような場合、カメラ100の通信制御部112は、カメラ動作状態を判定し、接続状態の通知を行わないと判定してもよい。
また、第6の変更例としては、本実施形態においては、無線端末としてカメラ100と第1の無線端末200を例に説明したが、無線端末は、無線機能を備えた電子機器であればよく、これらに限定されるものではない。無線端末の他の例としては、PCやタブレット端末等が挙げられる。また、本実施形態において、通信制御部112の処理を制御部120が行ってもよい。同様に、通信制御部212の処理を制御部220が行ってもよい。
また、第7の変更例としては、第1の無線端末200が通知情報を表示するタイミングは、実施形態に限定されるものではない。第1の無線端末200は、ユーザからの指示に応じて、指示を受け付けたタイミングにおけるカメラ100の接続状態を示す通知情報を表示してもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る無線通信システムについて説明する。第2の無線通信システムにおいては、カメラ100は、接続要求信号の送信元が、接続が許可された無線端末でない場合に、ユーザ操作に従い、接続を行うか否かを判断する。本実施形態においては、S507において、カメラ100の通信制御部112が、接続要求の送信元の無線端末が、接続が許可された無線端末でないと判定したとする。この場合、通信制御部112は、接続要求の送信元の無線端末との無線接続を行うか否かの判定を保留状態とした上で、アドバタイズ信号DV_DIRECT_IND_MYSPH_3を第1の無線端末200に送信する。
次に、第2の実施形態に係る無線通信システムについて説明する。第2の無線通信システムにおいては、カメラ100は、接続要求信号の送信元が、接続が許可された無線端末でない場合に、ユーザ操作に従い、接続を行うか否かを判断する。本実施形態においては、S507において、カメラ100の通信制御部112が、接続要求の送信元の無線端末が、接続が許可された無線端末でないと判定したとする。この場合、通信制御部112は、接続要求の送信元の無線端末との無線接続を行うか否かの判定を保留状態とした上で、アドバタイズ信号DV_DIRECT_IND_MYSPH_3を第1の無線端末200に送信する。
第1の無線端末200の通信制御部212は、アドバタイズ信号DV_DIRECT_IND_MYSPH_3を受信すると、接続要求CONNECT_REQを返し、カメラ100と無線接続を行う。さらに、第1の無線端末200の制御部220は、図8に示すように表示部250に対して不明な無線端末からの接続要求があることを提示し、ユーザからの操作入力を求める。
ユーザ操作により接続許可が選択されると、制御部220は、接続許可を受け付ける(受付処理)。そして、通信制御部212は、許可情報をカメラ100に送信する。そして、カメラ100は、許可情報を受信すると、接続要求信号の送信元との間での無線接続を行う。以上のように、本実施形態に係る無線通信システムにおいては、ユーザ操作に応じて無線接続を行うか否かを制御することができる。なお、第2の実施形態に係る無線通信システムのこれ以外の構成及び処理は、第1の実施形態に係る無線通信システムの構成及び処理と同様である。
第2の実施形態に係る無線通信システムの第1の変更例としては、第1の無線端末200における無線接続の許可動作は、ユーザの直接入力でなくともよい。例えば、第1の無線端末200において状態通知用のアプリケーションを起動し、起動されたアプリケーションに許可動作を判定させてもよい。この場合、ユーザによってアプリケーション上で、カメラ100への接続許可情報を予め設定しておく。第1の無線端末200のアプリケーションは、制御部220から無線通信部210のメモリ213に接続許可する無線端末の識別情報を設定する。第1の無線端末200は、カメラ100から接続許可を求められると、メモリ213に保持された接続許可情報に応じて、カメラ100へ接続許可を返信する。カメラ100は、第1の無線端末200からの許可情報に基づいて、接続要求の送信元と無線接続を行う。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る無線通信システムについて説明する。第3の無線通信システムにおいては、カメラ100が接続要求信号を受信する度に、カメラ100と第1の無線端末200とが無線接続を行う。そして、カメラ100は、無線接続を介してカメラ100の無線接続状態を第1の無線端末200に送信する。
次に、第3の実施形態に係る無線通信システムについて説明する。第3の無線通信システムにおいては、カメラ100が接続要求信号を受信する度に、カメラ100と第1の無線端末200とが無線接続を行う。そして、カメラ100は、無線接続を介してカメラ100の無線接続状態を第1の無線端末200に送信する。
図9は、第3の実施形態に係る接続状態の通知処理を示すシーケンス図である。ここでは、図5を参照しつつ説明した第1の実施形態に係る通知処理と異なる処理について説明する。第1の無線端末200は、アドバタイズ信号の受信直後に、パッシブスキャン動作から、アクティブスキャン動作に移行する。ここで、パッシブスキャン動作とは、アドバタイズ信号の受信のみで送信を行わない動作であり、アクティブスキャン動作とは、送信元のアドバタイザに対して追加情報を求める動作である。アクティブスキャン動作では、アドバタイズ信号を受信するとスキャン要求SCAN_REQを送信相手に要求する。アドバタイザはSCAN_REQを受信するとスキャナーの要求事項に対して返答SCAN_RSPを返す。
カメラ100に対して第2の無線端末302から接続要求があると、カメラ100は通知判定を行う。ID判別を行い、接続要求の送信元のIDを判別し、メモリ113に記憶された許可された無線端末か否かを判定する。判定後、カメラ100は、第2の無線端末302の識別情報ID_SPH2をメモリ113に記憶する。そして、カメラ100は、第1の無線端末200に対して状態通知を行うため、アドバタイズ信号をADV_INDからADV_DIRECT_IND_MYSPH_1へ変更する。
第1の無線端末200は、アドバタイズ信号がADV_INDからADV_DIRECT_IND_MYSPH_1へ変更されたことを検出すると、S901において、パッシブスキャン動作からアクティブスキャン動作へ移行する。次に、S902において、第1の無線端末200は、受信したADV_DIRECT_IND_MYSPH_1に対して、SCAN_REQを送信する。ここで、SCAN_REQは、接続要求の送信元の識別情報の送信要求である。
カメラ100は、SCAN_REQに対して、S903において、第2の無線端末302の識別情報ID_PH2を含むスキャン返信SCAN_RSPを返す。次に、S904において、第1の無線端末200は、カメラ100からのSCAN_RSPに含まれるID_SPH2をメモリ213に記憶された識別情報と比較し、通知判定を行う。識別情報の一致が確認されると、通信制御部212は、制御部220へ状態通知の指示を送信する。次に、S905において、制御部220は、表示部250等のUIへカメラ100に対して接続要求があったことを示す通知情報を表示する。
カメラ100は、第1の無線端末200からSCAN_REQを受信すると、SCAN_REQの内容に応じた返答を返す。ここでは、通知した接続要求に対して接続要求の送信元の識別情報をSCAN_RSPで返す。続いて、通信制御部212は、SCAN_REQを受信することにより、第1の無線端末200に対する接続要求の状態通知が完了したと判断する。通信制御部212は、状態通知が完了した後に、S906にいて、第2の無線端末302との無線接続を行う。カメラ100は、第2の無線端末302との無線接続が解除されると、制御部120の指示に基づき、再び状態通知モードへ移行する。そして、カメラ100は、接続完了を状態通知するアドバタイズ信号DV_DIRECT_IND_MYSPH_2の送信を開始する。
第1の無線端末200は、アドバタイズ信号DV_DIRECT_IND_MYSPH_2を受信すると、S907において、回受信したADV_DIRECT_IND_MYSPH_1からアドバタイズ信号が変更されたことを検出する。そして、S908において、第1の無線端末200は、カメラ100に対してSCAN_REQを送信し接続完了の確認を行う。第1の無線端末200は、S909において、カメラ100からSCAN_RSPを受信すると、通信制御部212は、制御部220へ状態通知の指示を送信する。S910において、制御部220は、表示部250へ無線接続が解除されたことを示す通知情報を表示する。
カメラ100は、第1の無線端末200からSCAN_REQを受信し、SCAN_RSPを返すと、状態通知が完了したと判断し、S911において、アドバタイズ信号をADV_IND_Aに変更し、アドバタイズ信号ADV_IND_Aの送信を開始する。
第1の無線端末200は、カメラ100からのアドバタイズ信号がADV_IND_Aへ変更されたことを検出すると、アドバタイズ信号が再度変更されたことを検出するまで待機状態へ移行する。なお、第3の実施形態に係る無線通信システムのこれ以外の構成及び処理は、他の実施形態に係る無線通信システムの構成及び処理と同様である。
第3の実施形態に係る無線通信システムの第1の変更例について説明する。第3の実施形態においては、カメラ100が第1の無線端末200からのSCAN_REQを受ける事で、第1の無線端末200への状態通知完了を判定するとした。しかし、例えば、そのタイミングで第1の無線端末200の電池残量不足により動作停止している、または、電波の届かない距離にいるため、アドバタイズ信号が届かない等が考えられる。そこで、他の例としては、通信制御部112は、アドバタイズ信号ADV_DIRECT_INDを送信してから所定の時間経過を観測し、既定時間を超えると第1の無線端末200からの応答を待たずに、接続要求の送信元との接続判定を行ってもよい。
また、第2の変更例としては、第1の無線端末200は、カメラ100からのアドバタイズ信号に対し、SCAN_REQに替えて、CONNECT_REQを返し、無線接続を行ってもよい。この場合、カメラ100は、受信したCONNECT_REQに対して、接続判定、通知判定を行う。状態通知を行う無線端末として認識された第1の無線端末200からの接続要求であることを判定すると、カメラ100は状態通知を行わず、第1の無線端末200と接続を行う。無線接続が確立された状態でカメラ100は必要な情報を第1の無線端末200へ渡し、同時に第1の無線端末200は、カメラ100に対して接続許可情報を送る。
カメラ100の接続状態の情報を受けると、第1の無線端末200は無線接続を解除し、表示部250へ状態通知を行う。無線接続が解除されるとカメラ100は、第1の無線端末200からの接続許可情報をもとに、第2の無線端末302や第3の無線端末303との無線接続を行う。以上のように、カメラ100に対して第三の無線端末からの接続要求を検出する度に、カメラ100と第1の無線端末200が無線接続を行うことでも、カメラ100の状態を第1の無線端末200へ通知することができる。
以上、上述した各実施形態によれば、ユーザに無線装置の接続状態を通知することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータがコンピュータプログラムをダウンロードするような方法も考えられる。
100 カメラ
200 第1の無線端末
302 第2の無線端末
303 第3の無線端末
200 第1の無線端末
302 第2の無線端末
303 第3の無線端末
Claims (20)
- 無線通信を行う第1の無線装置と第2の無線装置とを備える無線通信システムであって、
前記第1の無線装置は、
自装置と第3の無線装置との無線接続の状態に応じて異なるアドバタイズ信号を送信する第1の通信手段を有し、
前記第2の無線装置は、
前記アドバタイズ信号を受信する第2の通信手段と、
前記アドバタイズ信号に基づいて、前記第1の無線装置の無線接続の状態を示す通知情報を特定する特定手段と、
前記通知情報を表示する表示手段と
を有することを特徴とする無線通信システム。 - 前記表示手段は、前記第2の通信手段が受信するアドバタイズ信号の変化が検出された場合に、変化後のアドバタイズ信号から特定された前記通知情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
- 前記特定手段は、異なる複数のアドバタイズ信号それぞれと、複数の通知情報それぞれとを対応付ける情報に基づいて、前記通知情報を特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信システム。
- 前記第1の通信手段は、第1のアドバタイズ信号を送信し、前記第1のアドバタイズ信号に対応し、前記第3の無線装置から接続要求を受信した場合に、第2のアドバタイズ信号を送信し、
前記特定手段は、前記第2のアドバタイズ信号に基づいて、前記第1の無線装置が接続要求を受信したことを示す通知情報を特定することを特徴とする請求項1乃至3何れか1項に記載の無線通信システム。 - 前記第1の無線装置は、
前記第1の無線装置との無線接続が許可された無線装置の識別情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記識別情報と前記接続要求の送信元の前記第3の無線装置の識別情報とに基づいて、前記第3の無線装置が、前記無線接続が許可された無線装置であるか否かを判定する判定手段と
をさらに有し、
前記第1の通信手段は、前記第3の無線装置が、前記無線接続が許可された無線装置であると判定された場合に、前記第3の無線装置と無線接続することを特徴とする請求項4に記載の無線通信システム。 - 前記第1の通信手段は、前記第3の無線装置が、前記無線接続が許可された無線装置であると判定された場合に、前記第2のアドバタイズ信号を送信することを特徴とする請求項5に記載の無線通信システム。
- 前記特定手段は、前記第2のアドバタイズ信号に基づいて、前記第1の無線装置が、前記無線接続が許可された無線装置から前記接続要求を受信したことを示す前記通知情報を特定することを特徴とする請求項6に記載の無線通信システム。
- 前記第1の通信手段は、前記第3の無線装置が、前記無線接続が許可された無線装置であると判定され、さらに前記第2のアドバタイズ信号に対応し、前記第2の無線装置から前記接続要求の送信元の識別情報の送信要求を受信した場合に、前記第3の無線装置と無線接続することを特徴とする請求項6又は7に記載の無線通信システム。
- 前記第1の通信手段は、前記送信要求に対応し、前記第2の無線装置に前記送信元の識別情報を送信し、
前記表示手段は、前記第2の通信制御手段が前記送信元の識別情報を受信した場合に、前記送信元の識別情報を前記通知情報と共に表示することを特徴とする請求項8に記載の無線通信システム。 - 前記第1の通信手段は、前記第3の無線装置が、前記無線接続が許可された無線装置でないと判定された場合には、前記第2のアドバタイズ信号を送信しないことを特徴とする請求項5乃至9何れか1項に記載の無線通信システム。
- 前記第1の通信手段は、前記第3の無線装置が、前記無線接続が許可された無線装置でないと判定された場合には、第3のアドバタイズ信号を送信し、
前記特定手段は、前記第3のアドバタイズ信号に基づいて、前記第1の無線装置が、前記無線接続が許可されていない無線装置から前記接続要求を受信したことを示す前記通知情報を特定することを特徴とする請求項5乃至10何れか1項に記載の無線通信システム。 - 前記第2の無線装置は、
ユーザから、前記第3の無線装置との接続許可の入力を受け付ける受付手段をさらに有し、
前記第1の通信手段は、前記受付手段が前記接続許可の入力を受け付けた場合に、前記第3の無線装置と無線接続することを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。 - 前記第1の通信手段は、前記第3の無線装置との接続が終了した場合に、第4のアドバタイズ信号を送信し、
前記特定手段は、前記第2の通信手段が前記第4のアドバタイズ信号を受信した場合に、前記第4のアドバタイズ信号に基づいて、前記第1の無線装置と前記第3の無線装置との間の接続が終了したことを示す通知情報を特定することを特徴とする請求項1乃至12何れか1項に記載の無線通信システム。 - 自装置以外の無線装置から接続要求を受信する受信手段と、
接続が許可された無線装置から接続要求を受信した場合に、第1のアドバタイズ信号を送信し、接続が許可されていない無線装置から接続要求を受信した場合に、第2のアドバタイズ信号を送信する送信手段と
を有することを特徴とする無線装置。 - アドバタイズ信号を受信する通信手段と、
前記アドバタイズ信号に基づいて、前記アドバタイズ信号の送信元の無線装置の無線接続の状態を示す通知情報を特定する特定手段と、
前記通知情報を表示する表示手段と
を有することを特徴とする無線装置。 - 無線通信を行う第1の無線装置と第2の無線装置とを備える無線通信システムが実行する情報処理方法であって、
前記第1の無線装置が、自装置と第3の無線装置との無線接続の状態に応じて異なるアドバタイズ信号を送信する第1の通信ステップと、
前記第2の無線装置が、前記アドバタイズ信号を受信する第2の通信ステップと、
前記第2の無線装置が、前記アドバタイズ信号に基づいて、前記第1の無線装置の無線接続の状態を示す通知情報を特定する特定ステップと、
前記第2の無線装置が、前記通知情報を表示する表示ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 無線装置が実行する情報処理方法であって、
自装置以外の無線装置から接続要求を受信する受信ステップと、
接続が許可された無線装置から接続要求を受信した場合に、第1のアドバタイズ信号を送信し、接続が許可されていない無線装置から接続要求を受信した場合に、第2のアドバタイズ信号を送信する送信ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 無線装置が実行する情報処理方法であって、
アドバタイズ信号を受信する通信ステップと、
前記アドバタイズ信号に基づいて、前記アドバタイズ信号の送信元の無線装置の無線接続の状態を示す通知情報を特定する特定ステップと、
前記通知情報を表示する表示ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータを、
自装置以外の無線装置から接続要求を受信するよう制御する受信制御手段と、
接続が許可された無線装置から接続要求を受信した場合に、第1のアドバタイズ信号を送信し、接続が許可されていない無線装置から接続要求を受信した場合に、第2のアドバタイズ信号を送信するよう制御する送信制御手段と
として機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
アドバタイズ信号を受信するよう制御する通信制御手段と、
前記アドバタイズ信号に基づいて、前記アドバタイズ信号の送信元の無線装置の無線接続の状態を示す通知情報を特定する特定手段と、
前記通知情報を表示するよう制御する表示制御手段と
として機能させるためのプログラム。
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