JP6117483B2 - 医用データ変換送信装置及び医用データ変換送信方法 - Google Patents

医用データ変換送信装置及び医用データ変換送信方法 Download PDF

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Description

本発明は、各医療機関で作成される患者の診療情報が記載されているローカル医用データを中央の共通サーバに送信するための医用データ変換送信装置及び医用データ変換送信方法に関する。
最近では、病院などの医療機関でも情報の電子化が進み、各医療機関に患者の情報が電子化され蓄積されている。このような電子化される患者診療情報は各患者のカルテとして各医療機関に蓄積される。
カルテには、通常、数値で表される検査データ、レントゲン写真などの画像データ、心拍波形などの波形データや、医師による所見などのデータがある。これらの患者のカルテ情報を中央で集中管理できれば、各箇所から取出し易く、便利である。
ところで、カルテは電子化する以前に各医療機関で使いやすいように人手により作成されており、それが電子化された経緯もあって、特に小さい医療機関での電子カルテは統一されておらず、種々様々な形式で作成されている。
これらの電子カルテを各医療機関で統一形式のものにしようとすると、今までの形式を変えねばならず困難が伴う。したがって、各医療機関の様式の異なる電子カルテを中央の管理サーバにアップロードする過程で形式を変えればよいが、このデータ処理は医療機関毎に異なり、手作業で統一形式に合わせることは非常に煩雑である。また、たとえ同様な形式、項目であるとしても確認しておかないと、各医療機関の電子カルテの様式が中央の管理サーバの項目に合っていないことがある。この場合にも中央の管理サーバに多量の電子カルテを1件ずつ確認して送ることは非常に煩雑である。
特開2005−165442号公報
本発明は上述のような問題にかんがみてなされたもので、各医療機関から患者の医用データを中央の患者診療情報共通サーバに送るときに、複数枚の医用データを容易に送信することが可能な医用データ変換送信装置及び医用データ変換送信方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態は、医療機関における患者のローカル医用データの各領域を画面上に表示させる領域表示手段と、この領域表示手段により表示された前記各領域に対応する共通医用データの各領域を指定されて前記ローカル医用データの各領域と前記共通医用データの各領域の対応関係の領域対応テーブルを作成するテーブル作成手段と、このテーブル作成手段により作成された前記領域対応テーブルに基づき、前記医療機関のローカル医用データの各領域の情報を前記共通医用データの形式に変換して、前記共通医用データの情報を記憶する患者診療情報共通サーバに送信する送信手段とを有する医用データ変換送信装置を提供する。
本発明の第1の実施形態に係る電子カルテ変換送信装置を含む電子カルテシステムの構成例を示す図である。 第1の実施形態におけるA医院患者診療情報サーバの構成例を示す図である。 第1の実施形態におけるカルテ領域表示部の画面例を示す図である。 第1の実施形態における領域定義表示入力部の画面例を示す図である。 第1の実施形態における患者診療情報共通記憶サーバの構成例を示す図である。 第1の実施形態の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。 第2の実施形態の電子カルテ変換送信装置の構成例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
電子カルテシステムの構成例を図1に示す。この電子カルテシステム10は、インターネットなどのネットワーク11に接続されたA医院電子カルテ変換送信装置12a、B医院電子カルテ変換送信装置12b、C医院電子カルテ変換送信装置12cと、患者診療情報共通記憶サーバ13とを有する。
ここでは説明を簡単にするためにA医院、B医院、C医院にある電子カルテ変換送信装置を3つ示すが4以上であっても差し支えない。
ネットワーク11に接続される各医院の電子カルテ変換送信装置、中央の患者診療情報共通サーバは万全のセキュリティを確保するために、通常、ファイアウォールなど種々の設備を設けているが、図では省略して示している。
A医院電子カルテ変換送信装置12a、B医院電子カルテ変換送信装置12b、C医院電子カルテ変換送信装置12cには、各医院で生成される患者の個人情報、医院で行われた検査、診断などにより得られた当該患者に関する電子カルテの情報、例えば当該患者の検査により得られた心拍数、体温等、数値などの検査データ、CT画像や超音波撮像などの画像データ、心拍波形などの波形データ等が記憶されている。
一方、患者診療情報共通記憶サーバ13は、各医院でローカル電子カルテとして記憶されていた患者の各種データを記憶するサーバであり、このサーバにおいて管理され外部から検索されるので、各医院の各種データを含むローカル電子カルテの患者診療情報は、共通形式の電子カルテ(共通電子カルテ)に変換される必要がある。
例えばA医院電子カルテ変換送信装置12aは、A医院において作成されたローカル電子カルテを共通形式の共通形式に変換して送信する装置である。この装置の一例を図2に示す。
この電子カルテ変換送信装置は、ローカル電子カルテを登録する電子カルテ登録装置2
0と、この電子カルテ登録装置20と協働して、ローカル電子カルテの領域を定義し、実際の電子カルテを送信するアップローダ21を有する。
ローカル電子カルテの各領域の患者診療情報は共通形式の共通電子カルテの各領域に対応付けられ、その領域対応テーブルに基づき、複数の各ローカル電子カルテの情報が共通形式に変換されて、アップローダ21から患者診療情報共通記憶サーバ13に送信される。
電子カルテ登録装置20は、A医院にて各種検査装置、診察などにより作成された電子カルテが蓄積されているカルテ蓄積部22と、カルテ蓄積部22に蓄積されている電子カルテを構成する部品(領域)を自動的に認識する領域自動認識部23と、領域自動認識部23で認識された領域を画面上で実際のローカル電子カルテと共に表示するカルテ領域表示部24と、このカルテ領域表示部24において表示した各領域が適当に分けられていないときに操作者がその領域を適切に分けるカルテ領域訂正入力部25と、を有する。
またアップローダ21は、電子カルテ登録装置20のカルテ領域表示部24の表示画面上に表示されるローカル電子カルテの各領域を何と定義するかを表示させ操作者が入力する領域定義表示入力部26と、操作者により定義されたローカル電子カルテ上の各領域を検知し更に、領域定義表示入力部26の表示画面上に表示するボタンとの関係を登録する領域関連付け検知登録部27と、領域関連付け検知登録部27により検知された電子カルテ上の領域と定義名称とボタンの関係を記憶する領域関係記憶変換部28と、記憶された関係を患者診療情報共通記憶サーバ13に送信する患者診療情報送信部29と、を有する。
その後、カルテ蓄積部22に記憶されていたローカル電子カルテは領域関係記憶変換部28に記憶されている関係に基づいて共通形式に変換され、患者診療情報送信部29を介して患者診療情報共通記憶サーバ13に送信される。
カルテ領域表示部24の表示画面にローカル電子カルテが表示された例を図3に示す。ローカル電子カルテは図示するように、いくつかの領域に分かれている。この例では、7つの領域に分かれており、これらの領域は図2に示す領域自動認識部23により自動的に認識され、各領域に画面上、縁が形成され、仮の番号が1番から順に付される。この自動認識は、画面キャプチャによりなされ、例えば画像が連続していると認識されるか途中で大きく異なっていると認識されるかにより領域の境界を認識する。この例では7つの領域が認識され、仮番号1〜7が各領域に付されている。領域7は、他の領域の上にオーバーラップして表示されている。
各領域はその範囲が認識されるだけでなく、その領域内に存在する内容の性質も自動的に認識される。例えば、領域1ではその中に文字(テキスト)のみが入っている、領域6では、多くの画像が入っていることを認識する。これはその領域の性質、種類を認識することを意味する。領域内の内容にテキストデータが入っている場合には、そのテキストの文字認識もなされる。このようにすれば、後でキーワードを用いて検索することが可能となる。
なお、領域の内容の性質を指定するようにすることも可能である。例えば、図4(a)の領域定義表示入力部26の定義入力画面においてその領域の性質を入力可能とする欄を設け、この欄に情報の性質(種類)を入力するようにしてもよい。
電子カルテの各領域が領域自動認識部23により自動的に認識されるが、例えば領域1が領域2と同じと認識されるなど、誤って認識されることもある。この場合、領域は1〜6番の仮番号が付される。このような場合には、操作者はカルテ領域訂正入力部25から、カルテ領域表示部24の表示画面上で、例えばマウスにより領域を分ける操作を行い、領域の修正を入力指示する。同じ領域であるにも拘らず、不適当に領域が分割されている場合には逆に、カルテ領域訂正入力部25から同じ領域であることの修正入力を指示する。
領域の自動認識は、図示しないが表示画面上の認識ボタンをマウスでクリックすることにより、開始するようにしてもよい。また、特に複雑なフォームの電子カルテなどでは、最初から操作者が指示することにより各領域を認識させるようにしてもよい。
領域定義表示入力部26の領域定義がなされるときの表示画面の例を図4(a)に示す。表示画面には、カルテ領域表示部24で各領域につけられた仮番号が表示され、対応して、その領域の名称入力欄41が表示される。この名称入力欄41には、操作者が仮番号の付いた領域にその欄の名称を例えばキーボードから入力することが可能である。この画面上に他に別途、名称を列挙表示され、それらから選択することによって各領域の名称を入力できるようにしてもよい。このようにすれば、各領域の名称を制限でき、共通の名称に統一することが可能となる。
領域定義表示入力部26はカルテ領域表示部24と、密接に信号のやり取りをしており、カルテ領域表示部24の画面上で表示される各領域の仮番号は領域定義表示入力部26に認識されている。
実際には、患者診療情報共通記憶サーバ13に送られるデータの各々は、上記各領域の名称と対応しており、この名称を手掛かりとして、共通形式(フォーム)に変換される。具体的には、XML形式に類似のHL7(ヘルスケア分野におけるデータ交換標準)に基づいて変換される。
図4(a)では領域1から領域7の各々に、所見、処置、検査、主訴、診断、画像、患者個人情報の名称を付けた例を示している。患者個人情報は、患者の氏名、患者番号などである。各領域の名称について、上述の各領域の性質と合わない場合、領域関連付け検知登録部27からこれを検知し、その旨を領域定義表示入力部26の画面上に表示させることができる。このようにすれば、領域を間違って名称を入力されることを防止することができる。
なお、図4(a)に示す定義入力画面で、名称入力欄41に名称を入力しないこともできる。これは対応する電子カルテの当該仮番号の領域を送る必要がないことを意味する。
領域定義表示入力部26の画面の右上には登録ボタン45が表示されており、この登録ボタン45をマウスやペンでクリックすることにより、カルテ領域表示部24に表示された各領域と各領域の名称の対応関係が領域対応テーブルとして、領域関連付け検知登録部27に登録される。
すると、領域関連付け検知登録部27の画面は例えば図4(b)に示すような画面になる。この画面では、上部に電子カルテの各領域に対応する領域ボタン46が表示され、右横にはアップロードボタン47が表示される。
下部48には、上記領域ボタン46の1つがクリックされたとき、その内容が表示される。図4(b)の例では、所見ボタンがマウス又はペンでクリックされて、その内容が下部48に表示された例を示している。このようにして、上部の領域ボタン46をクリックすることにより、下部48に電子カルテの対応する内容が表示される。図4(a)の定義入力画面で名称が入力されなかった仮番号の領域のボタンは、図4(b)に示す画面の上部には表示されない。
このようにして、電子カルテの各領域と名称の関係を定義づけ、更にその内容を確認することができる。
図4(b)に示す領域定義表示入力部26の画面のアップロードボタン47をクリックすることにより、登録された領域名称テーブルは領域関連付け検知登録部27から領域関係記憶変換部28に送られ記憶される。記憶された領域名称テーブルは領域関係記憶変換部28から患者診療情報送信部29に送られて、ネットワーク11を介して患者診療情報共通記憶サーバ13に送信される。
その後、電子カルテ登録装置20のカルテ蓄積部22に蓄積されていた所定形式の一連の電子カルテは、領域関係記憶変換部28に送られ、先に定義された形式に変換される。
患者診療情報共通記憶サーバ13の構成例を図5に示す。患者診療情報共通記憶サーバ13は、電子カルテの情報を受信するカルテ情報受信部51と、この受信された共通電子カルテの情報を蓄積するカルテ情報蓄積部52と、このカルテ情報蓄積部52に蓄積されている患者の情報を検索し結果を得るカルテ情報検索部53と、外部の医療機関などから患者の電子カルテに記載されている情報について問合せを受けて、カルテ情報検索部53に検索を依頼しその結果を受け取るカルテ情報問合せ応答部54とを有する。
患者診療情報共通記憶サーバ13は、各医療機関からの共通電子カルテに変換された情報を受信し蓄積するだけでなく、外部からインターネットを介して蓄積された患者のカルテ情報の問合せを受けて、問合せに対する回答をカルテ情報問合せ応答部54から問合せ先に送る機能も有している。ここではこのサーバにおける検索応答機能については詳しくは触れない。
一方、上述のように図2に示すアップローダ21の患者診療情報送信部29から、インターネット等のネットワーク11を介して患者診療情報記憶サーバ13に送られてきた患者カルテ情報は、カルテ情報受信部51で受信された後カルテ情報蓄積部52に蓄積される。
ここで、患者診療情報共通記憶サーバ13で受け取る電子カルテの領域と、各医院の電子カルテで各領域について付けた名称との関係について説明する。
患者診療情報共通記憶サーバ13に蓄積される共通電子カルテの情報は、通常SOAPと呼ばれる項目である。即ち、Subject(患者の訴え、病歴)ではその期間、病名、病名コードなど)、Object(診察所見、検査所見)では、検査、検査コード、検査名称、Assessment(診断)では、病名、病名コード、Plan(治療方針)では、処方、薬名、用量、用法などがある。
カルテ(診療録)として記録しなければならないものとしては、診療を受けた者の住所、氏名、性別、年齢、病名及び主要症状、病名及び主要症状、治療方法(処方及び処置)、診療の年月日である。一方、通常、カルテで重要とされる項目には、患者の基本情報(個人情報)、主訴(患者が来院するもとになった訴え)、現病歴、既往歴、家族歴、社会歴、嗜好、アレルギー、所見、検査、入院後経過、看護記録、治療方針などがある。
これらのカルテの項目が領域定義表示入力部26の図4(a)(b)に示したような画面で入力され、患者診療情報共通記憶サーバ13のカルテ情報蓄積部52に蓄積される共通のカルテ項目に対応づけられる。
なお、例えば患者診療情報共通記憶サーバ13に送らなければならない項目については事前に聞いており、これに基づいて電子カルテの送信する項目を決める。
この実施形態の電子カルテ変換送信装置の動作を図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
図6において、ステップS601では電子カルテ登録装置20を立ち上げ、ステップS602では、アップローダ21を立ち上げる。次のステップS603では、一例となる患者のローカル電子カルテをカルテ蓄積部22から読み出す。ステップS604では、読み出したローカル電子カルテを領域自動認識部23において自動的に認識する。ステップS605では、領域自動認識部23において認識された各領域は、仮番号を付されて、図3に示したようにカルテ領域表示部24の表示画面上に表示される。
次のステップS606では、操作者がカルテ領域表示部24の表示画面を見て電子カルテの各領域が適切に分けられているかを確認する。1つの領域が2つ以上に分けられていたり、2つ以上の領域が1つになっていたりする場合には、ステップS607でペン又はマウスを動かすことにより各領域を適切に分けて修正入力し、再びステップS605に移り電子カルテの各領域が表示される。このとき、先に分けられた領域の仮番号が振り直される。即ち、例えば誤って1つの領域となっていた仮番号が2の領域を2つに分けると、この各々の領域に仮番号2,3が付される。
各領域が適切に分けられている場合には、ステップS606からステップS608に移り、領域定義表示入力部26の入力画面で領域仮番号に対して、領域名称を入力する。名称の入力が終わり、登録ボタン45をクリックすると、ステップS609で領域関連付け検知登録部27に、各領域と領域名称の対応関係が登録される。
ステップS610で、各領域と領域名称の対応関係のテーブル(領域対応テーブル)が領域関連付け検知登録部27から領域関係記憶変換部28に送られて記憶される。この領域対応テーブルは、各医療機関のローカル電子カルテと共通形式の電子カルテの領域関係を示すテーブル(表)である。
ステップS611では、カルテ蓄積部22に蓄積されていた電子カルテを領域関係記憶変換部28に送り、所定の形式に変換して、患者診療情報送信部29に送る。ステップS612では、共通形式に変換された電子カルテが患者診療情報送信部29からネットワーク11を介して患者診療情報共通記憶サーバ13に送られる。このようにしてA医院のローカル電子カルテと患者診療情報共通記憶サバ13における共通カルテの項目が対応付けられた。この後、A医院のローカル電子カルテが複数枚、アップローダ21によりアップロードされ、ネットワーク11を介して患者診療情報共通記サーバ13に送られる。
上記実施形態では、A医院の電子カルテ変換送信装置12aについて説明したが、B医院やC医院にも同じように適用される。
このようにして、各医療機関の個別形式の電子カルテが共通形式に変換されて、患者診療情報共通記憶サーバに送られることになる。
以上述べたように、この実施形態によれば、カルテ領域表示部と領域定義表示入力部の表示画面を見ながら各領域の名称を定義し、共通形式に合わせて、患者診療情報共通記憶サーバ13に送ることが可能となる。
<第2の実施形態>
上記実施形態では、カルテ領域表示部及び領域定義表示入力部を用いた例について説明したが、1つの装置に個々の機能を有するプログラムをインストールして動作させ1画面の中に2つの画面を表示し領域名称を定義するようにしてもよい。その実施形態について、図7を用いて、次に説明する。
この電子カルテ変換送信装置は、電子カルテ登録装置70とアップローダ71から成る。
電子カルテ登録装置70は、A医院にて各種検査装置、診察などにより作成された電子カルテが蓄積されているカルテ蓄積部72と、カルテ蓄積部72に蓄積されている電子カルテを構成する部品(領域)を自動的に認識する領域自動認識部73と、領域自動認識部73で認識された領域を画面上で実際の電子カルテと共に表示する領域表示定義入力部74と、この領域表示定義入力部74において表示した各領域が適当に分けられていないときに操作者がその領域を適切に分けるカルテ領域訂正入力部75と、を有する。
またアップローダ71は、電子カルテ登録装置70の表示画面上に表示される電子カルテの各領域を何と定義するかを表示させ操作者が入力する領域表示定義入力部74と、操作者により定義された電子カルテ上の各領域を検知し更に、領域表示定義入力部74の表示画面上に表示するボタンとの検知する領域関連付け検知登録部77と、領域関連付け検知登録部77により検知された電子カルテ上の領域と定義名称とボタンの関係を記憶する領域関係記憶変換部78と、記憶された関係を患者診療情報共通記憶サーバ13に送信する患者診療情報送信部79と、を有する。
領域表示定義入力部74は、電子カルテ領域を表示させるカルテ領域表示画面74aと、各領域の仮番号を表示させ、領域定義表示入力を可能とする領域定義表示入力画面74bとを有し、電子カルテ登録装置70に属すると共にアップローダ71にも属する。これらの画面74a,74bを表示し領域名称を入力可能なように機能する2つのプログラムが内蔵されている。
カルテ蓄積部72、領域自動認識部73、カルテ領域訂正入力部75、領域関連付け検知登録部77、領域関係記憶変換部78、患者診療情報送信部79は、図2に示した、カルテ蓄積部22、領域自動認識部23、カルテ領域訂正入力部25、領域関連付け検知登録部27、領域関係記憶変換部28、患者診療情報送信部29と同様な機能を有し同様な動作をする。
この実施形態において、カルテ蓄積部72にその医療機関の電子カルテを蓄積しその1つを領域自動認識部23で領域を認識させる。その結果の領域を領域表示定義入力部74のカルテ領域表示画面74aに表示させて、必要ならば、カルテ領域訂正入力部75から領域の訂正を入力する。操作者はカルテ領域表示画面74aを見ながら領域定義表示入力画面74bで各領域の名称を入力し定義する。
領域の定義が終わったら領域関連付け検知登録部77で領域と領域名称の関係を登録しそのテーブルを領域関係記憶変換部78に記憶させ、患者診療情報送信部79からインターネット11を介して患者診療情報共通記憶サーバ13に送る。その後、カルテ蓄積部72において蓄積されていた当該医療機関の電子カルテが、領域関係記憶変換部78で共通形式に変換されて患者診療情報送信部79から患者診療情報共通記憶サーバ13に送られる。
このようにして、各医療機関の個別形式の電子カルテが共通形式に変換されて、患者診療情報共通記憶サーバ13に送られることになる。
この実施形態によれば、領域表示定義入力部74の装置において電子カルテの各領域が表示されそれらの領域に対する名称が定義されるので、領域の表示と名称の定義が円滑に行える利点がある。
しかし、各医療機関のカルテの項目と患者診療情報共通記憶サーバの共通形式の項目の対応が関係づけられればいいのであって、各医療機関における電子カルテの名称を新しく定義する必要は必ずしもない。例えば図3の画面で各領域に付された仮番号と、中央のサーバにおける共通形式の電子カルテの対応が関係づけられればそれでもよい。このようにすれば、医療機関の電子カルテの各領域に名称を付ける必要がなく、医療機関の電子カルテと共通形式の共通記憶サーバにおける電子カルテの領域の対応付けが容易となる利点がある。
ところで、上記実施形態では、電子カルテのフォームを予め定義づけ患者診療情報共通記憶サーバのフォームに関連づけて、その後一連の患者カルテを自動的にアップロードして患者診療情報共通記憶サーバに送るようにしていた。しかし、一連の患者毎あるいは、一人の患者に対して電子カルテの関連付けを行い、その度毎にアップロードするようにしてもよい。
なお、電子カルテの形式が複数ある時には予め、領域と各領域名称の関係を、名前を付けて記憶させておき、電子カルテのフォームに合わせてそれらのフォーマットを呼び出すようにすることも可能である。
上記実施形態では、CT画像や超音波撮像などの画像データ、心拍波形などの波形データも電子カルテに含まれるとして説明した。しかし、電子カルテではこれらのデータを含ませなくてもよい。心電図、脳波形などのほかPACS、検査など画像データ、表示データも各医療機関に患者のデータとして記憶されている場合もある。それらのデータをまとめて別途、患者診療情報共通記憶サーバ13にアップロードしこれらの画像データ、表示データ等を電子カルテにリンク付けすることができる。このようにこれらのデータなどをリンク付けすれば、検索して電子カルテを見るときに付されているURLをクリックすることによって、同時に具体的な画像データ表示データなどを診るようにすることが可能となる。特にCT画像や超音波撮像などの写真は多数枚になりその情報量が多くなることが多い。そのような場合にこれらの画像データを電子カルテに含ませないことは有効である。こうすれば、電子カルテ自体のアップロード時間を短縮できる利点もある。
更に、本発明は電子カルテを送信する場合だけでなく、各医療機関から医用のビューワーなどにより見ることが可能な患者診療情報である、その医療機関に決められたローカル医用データを変換送信する場合にも適用できる。この場合にも患者診療情報のローカル医用データを領域で分けてそれらの領域に仮番号を付して対応する中央の患者診療情報共通記憶サーバに記憶される共通医用データの各項目と対応付けすればよい。
上述の実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・・電子カルテシステム
11・・・・ネットワーク
12a・・・・A医院電子カルテ変換送信装置
12b・・・・B医院電子カルテ変換送信装置
12c・・・・C医院電子カルテ変換送信装置
13・・・・患者診療情報共通記憶サーバ
20,70・・・・電子カルテ登録装置
21,71・・・・アップローダ
22,72・・・・カルテ蓄積部
23,73・・・・領域自動認識部
24・・・・カルテ領域表示部
25,75・・・・カルテ領域訂正入力部
26・・・・・領域定義表示入力部
27,77・・・・領域関連付け検知登録部
28,78・・・・領域関係記憶変換部
29,79・・・・患者診療情報送信部
51・・・・カルテ情報受信部
52・・・・カルテ情報蓄積部
53・・・・カルテ情報検索部
54・・・・カルテ情報問合せ応答部
74・・・・領域表示定義入力部
74a・・・・カルテ領域表示画面
74b・・・・領域定義表示入力画面

Claims (6)

  1. 共通電子カルテ情報を記憶する患者診療情報共通記憶サーバに、医療機関におけるローカル電子カルテ情報を送信し記憶させる医用データ変換送信装置であって、
    各医療機関におけるローカル電子カルテの各領域を自動的に認識するカルテ領域自動認識部と、
    カルテ領域自動認識部により認識された前記各領域を、前記患者診療情報共通記憶サーバに記憶される共通電子カルテの共通形式の各領域に対応付ける領域対応テーブルを得るカルテ領域対応付け部と、
    カルテ領域対応付け部により得られた前記領域対応テーブルに基づき前記医療機関において作成された複数の前記ローカル電子カルテの患者診療情報を共通電子カルテの共通形式に変換して、前記患者診療情報共通記憶サーバに送信する患者診療情報送信部と、
    有し、
    カルテ領域対応付け部は、対応付けられた共通電子カルテの共通形式の領域が、カルテ領域自動認識部により認識された領域の性質と合っていないことを検知可能であり、操作者の操作指示により、カルテ領域自動認識部により認識された領域と、共通電子カルテの共通形式の領域との対応付けを訂正可能である、医用データ変換送信装置。
  2. 操作者の操作指示により、カルテ領域自動認識部により自動的に認識された領域とは異なる態様で、領域を認識するように修正する修正入力部とを備える、請求項に記載の医用データ変換送信装置。
  3. 前記カルテ領域対応付け部は、前記ローカル電子カルテの各領域を画面上に表示させ、表示された各領域に対して前記共通電子カルテの共通形式の各領域の対応付けを行わせて前記領域対応テーブルを得る、請求項1または2に記載の医用データ変換送信装置。
  4. 前記カルテ領域対応付け部は、前記カルテ領域自動認識部により認識された前記ローカル電子カルテの各領域と各領域に対して仮の番号を表示させるカルテ領域表示部と、カルテ領域表示部の画面上に表示された各領域の仮の番号に対する名称を入力させ前記ローカル電子カルテの各領域を定義する領域定義表示入力部と、を有する請求項1〜3のいずれかに記載の医用データ変換送信装置。
  5. 前記カルテ領域表示部と前記領域定義表示入力部は一体とされて成る請求項記載の医用データ変換送信装置。
  6. 前記領域定義表示入力部により定義づけられたローカル電子カルテと共通電子カルテの領域の対応関係を示す前記領域対応テーブルを検知し登録する領域関連付け検知登録部と、領域関連付け検知登録部において登録された対応関係を記憶し、前記ローカル電子カルテの内容を前記対応関係に基づいて変換する領域関係記憶変換部とを更に有する請求項4または5に記載の医用データ変換送信装置。
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