JP6833878B2 - 医療情報管理システム、医療情報管理方法およびプログラム - Google Patents

医療情報管理システム、医療情報管理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、医療情報管理システム、医療情報管理方法およびプログラムに関する。
端末と、当該端末と通信可能に接続された治験データ収集サーバと、を備えるデータ収集処理システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。治験データ収集サーバには、医療機関で取得された処方医薬品や診断名、検査値に関する情報を含む電子カルテ情報が蓄積されている。
特開2008−276761号公報
ところで、治験データ収集サーバが複数存在し、それらのベンダが互いに異なり互いに互換性の無い形式で複数の電子カルテ情報を蓄積しているとする。ここで、ユーザがこれらの治験データ収集サーバから特定の臨床情報を収集しようとする場合、ユーザは、複数の治験データ収集サーバに蓄積された電子カルテ情報それぞれに含まれる検査値情報を、各治験データ収集サーバで個別に電子カルテ情報を確認してそこに含まれる臨床情報を読み出す作業や読み出した検査値情報を記録媒体に保存する作業を強いられる。この場合、電子カルテ情報に含まれる臨床情報の収集効率は低くなってしまう。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、臨床情報を効率的に収集できる医療情報管理システム、医療情報管理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る医療情報管理システムは、
互いに異なる形式で電子カルテ情報を記憶する複数の電子カルテサーバそれぞれが記憶する電子カルテ情報を同一の形式で記憶する電子カルテ情報ストレージと、
複数の電子カルテ情報の中から特定の症例に関する電子カルテ情報を検索するための検索キーの組み合わせを定義する定義情報を生成する定義情報生成部と、
前記定義情報に基づいて前記複数の電子カルテ情報の中から前記特定の症例に関する電子カルテ情報を取得する電子カルテ情報検索部と、
前記電子カルテ情報検索部が取得した電子カルテ情報から前記特定の症例に対応する患者の臨床情報を抽出する臨床情報抽出部と、
前記臨床情報抽出部により抽出された臨床情報が示す予め設定された臨床検査項目の値と前記臨床検査項目について予め設定された判定基準値とを比較することにより、前記特定の症例に対応する患者が陽性であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部による判定結果に基づいて、前記特定の症例に対応する患者の陽性的中度を算出する陽性的中度算出部と、
前記特定の症例に対応する患者の陽性的中度に基づいて、定義情報の妥当性を評価する妥当性評価部と、を備える。
他の観点から見た本発明に係る医療情報管理方法は、
互いに異なる形式で電子カルテ情報を記憶する複数の電子カルテサーバそれぞれが記憶する電子カルテ情報を同一の形式で記憶する電子カルテ情報ストレージを用いた医療情報管理システムによる医療情報管理方法であって、
前記医療情報管理システムが、複数の電子カルテ情報の中から特定の症例に関する電子カルテ情報を検索するための検索キーの組み合わせを定義する定義情報を生成するステップと、
前記医療情報管理システムが、前記定義情報に基づいて前記複数の電子カルテ情報の中から前記特定の症例に関する電子カルテ情報を取得するステップと、
前記医療情報管理システムが、取得した電子カルテ情報から前記特定の症例に対応する患者の臨床情報を抽出するステップと、
前記医療情報管理システムが、抽出された前記臨床情報が示す予め設定された臨床検査項目の値と前記臨床検査項目について予め設定された判定基準値とを比較することにより、前記特定の症例に対応する患者が陽性であるか否かを判定するステップと、
前記医療情報管理システムが、判定結果に基づいて、前記特定の症例に対応する患者の陽性的中度を算出するステップと、
前記医療情報管理システムが、前記特定の症例に対応する患者の陽性的中度に基づいて、定義情報の妥当性を評価するステップと、を含む。
他の観点から見た本発明に係るプログラムは、
コンピュータを、
互いに異なる形式で電子カルテ情報を記憶する複数の電子カルテサーバそれぞれが記憶する電子カルテ情報を同一の形式で記憶する電子カルテ情報ストレージ、
複数の電子カルテ情報の中から特定の症例に関する電子カルテ情報を検索するための検索キーの組み合わせを定義する定義情報を生成する定義情報生成部、
前記定義情報に基づいて前記複数の電子カルテ情報の中から前記特定の症例に関する電子カルテ情報を取得する電子カルテ情報検索部、
前記電子カルテ情報検索部が取得した電子カルテ情報から前記特定の症例に対応する患者の臨床情報を抽出する臨床情報抽出部、
前記臨床情報抽出部により抽出された臨床情報が示す予め設定された臨床検査項目の値と前記臨床検査項目について予め設定された判定基準値とを比較することにより、前記特定の症例に対応する患者が陽性であるか否かを判定する判定部、
前記判定部による判定結果に基づいて、前記特定の症例に対応する患者の陽性的中度を算出する陽性的中度算出部、
前記特定の症例に対応する患者の陽性的中度に基づいて、定義情報の妥当性を評価する妥当性評価部、
として機能させる。
本発明によれば、電子カルテ情報ストレージが、互いに異なる形式で電子カルテ情報を記憶する複数の電子カルテサーバそれぞれが記憶する電子カルテ情報を同一の形式で記憶する。そして、電子カルテ情報検索部が、定義情報生成部が生成した定義情報に基づいて複数の電子カルテ情報の中から特定の症例に関する電子カルテ情報を取得し、臨床情報抽出部が、電子カルテ情報検索部が取得した電子カルテ情報から特定の症例に対応する患者の臨床情報を抽出する。これにより、電子カルテ情報ストレージにアクセスするだけで、複数の電子カルテサーバそれぞれに蓄積された電子カルテ情報から個別にそれらに含まれる臨床情報を収集するのと同様に、臨床情報を収集できる。従って、複数の電子カルテサーバに蓄積された電子カルテ情報に含まれる臨床情報を効率的に収集することが可能となる。また、これにより、収集された臨床情報の二次利用が促進されやすくなる可能性もあるなどの利点もある。
本発明の実施の形態に係る医療情報管理システムの概略構成図である。 実施の形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る定義情報記憶部が記憶するテーブルの内容を示す図である。 実施の形態に係るストレージサーバ、検査値情報取得サーバおよび電子カルテサーバの構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る標準化ストレージのディレクトリ構造を示す図である。 実施の形態に係る検査値情報記憶部が記憶するテーブルの内容を示す図である。 実施の形態に係る端末装置、検査値情報取得サーバおよびストレージサーバの動作の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態に係るストレージサーバのユーザインタフェースの表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。 実施の形態に係るストレージサーバおよび電子カルテサーバの動作の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態に係る端末装置が実行する検査値情報取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施の形態に係る検査値情報取得サーバが実行する検査値情報送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施の形態に係るストレージサーバが実行する電子カルテ情報検索処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施の形態に係るストレージサーバが実行する標準化ストレージ管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施の形態に係る電子カルテサーバが実行する電子カルテ情報送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。 変形例に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 変形例に係る判定基準記憶部が記憶するテーブルの内容を示す図である。 変形例に係るPPV記憶部が記憶するテーブルの内容を示す図である。 変形例に係る端末装置が実行するPPV評価処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態に係る医療情報管理システムについて図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態に係る医療情報管理システムは、電子カルテ情報を蓄積するストレージサーバを備え、ストレージサーバに蓄積された電子カルテ情報の中から検索キーの組み合わせを定義する定義情報を用いて特定の電子カルテ情報を取得する。そして、医療情報管理システムは、取得した電子カルテ情報から所望の臨床情報を取得する。
本実施の形態に係る医療情報管理システムは、図1に示すように、医薬品の臨床検査を実施する検査機関に設置された端末装置1と、医療施設に設置された検査値情報取得サーバ(臨床情報取得サーバ)5、ストレージサーバ2および複数の電子カルテサーバ3と、を備える。端末装置1は、検査機関に敷設されたネットワークNT1に接続されている。検査値情報取得サーバ5およびストレージサーバ2は、医療施設に敷設されたネットワークNT2に接続されている。また、複数の電子カルテサーバ3は、医療施設に敷設されたネットワークNT2またはネットワークNT2とは異なるネットワークNT4に接続されている。複数の電子カルテサーバ3は、互いにベンダが異なっており、それぞれ異なる形式で複数の電子カルテ情報を記憶している。また、ネットワークNT2には、医療施設のユーザ(例えば、医師、薬剤師など)が用いる端末装置4が接続されている。検査機関のネットワークNT1と医療施設のネットワークNT2とは、それぞれファイアウオール装置61、62を介して広域ネットワークNT3に接続されている。検査機関のユーザは、例えば端末装置1に対して、特定の病気を患った患者に対して行われた検査の検査値情報を抽出するための検索キーの組み合わせを入力する。そうすると、端末装置1は、入力された検索キーの組み合わせを定義する定義情報を生成し、生成した定義情報を医療施設のストレージサーバ2へ送信する。一方、検査値情報取得サーバ5は、定義情報を受信すると、受信した定義情報をストレージサーバ2へ送信する。ストレージサーバ2は、受信した定義情報により定義される検索キーの組み合わせを用いて電子カルテ情報を検索し、得られた電子カルテ情報を検査値情報取得サーバ5へ送信する。検査値情報取得サーバ5は、受信した電子カルテ情報の中から検査値情報を抽出して検査機関の端末装置1へ送信する。端末装置1は、検査値情報取得サーバ5から検査値情報を受信すると、受信した検査値情報を記憶する。
端末装置1は、例えば汎用のパーソナルコンピュータから構成され、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)101と、主記憶部102と、補助記憶部103と、ユーザインタフェース104と、通信部105と、これらを相互に接続するバス106と、を備える。主記憶部102は、揮発性メモリから構成され、CPU101の作業領域として用いられる。補助記憶部103は、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成され、端末装置1の各種機能を実現するためのプログラムを記憶する。そして、CPU101が、このプログラムを主記憶部102に読み出して実行することにより、端末装置1の各種機能が実現される。通信部105は、検査機関に敷設されたネットワークNT1に接続されている。ユーザインタフェース104は、例えばキーボードやタッチパネル等から構成される入力部とディスプレイから構成される表示部とを有する。
CPU101は、補助記憶部103が記憶するプログラムを実行することにより、定義情報生成部111および検査値情報取得部112として機能する。また、補助記憶部103は、定義情報記憶部131を有する。定義情報記憶部131は、例えば図3に示すように、検索キーの組み合わせを定義する定義情報を、その定義情報に対応する病名と、定義情報識別情報と、対応づけたテーブルを記憶する。
図2に戻って、定義情報生成部111は、後述の標準化ストレージが記憶する複数の電子カルテ情報の中から特定の症例(以下、「ポテンシャルケース」と称する。)に関する電子カルテ情報を検索するための検索キーの組み合わせを定義する定義情報を生成する。検索キーは、電子カルテ情報に含まれる病名、治療薬、診療行為を示す情報から構成される。そして、ポテンシャルケースは、定義情報に基づいて機械的に抽出された電子カルテ情報に対応する症例に相当する。ユーザがユーザインタフェース104を介して端末装置1に入力した、特定の病気を患った患者に対して行われた医療検査結果を示す検査値情報を抽出するための検索キーの組み合わせから定義情報を生成する。そして、定義情報生成部111は、生成した定義情報に定義情報識別情報を付与して定義情報記憶部131に記憶させる。定義情報は、例えばXML形式のファイルとして定義情報記憶部131に記憶されている。
検査値情報取得部112は、定義情報記憶部131から定義情報を取得して検査値情報取得サーバ5へ送信することにより、検査値情報取得サーバ5から定義情報の検索キーに該当する患者(以下、「ポテンシャルケース」と称する。)それぞれの検査値情報を取得する。
ストレージサーバ2は、図4に示すように、CPU201と、主記憶部202と、補助記憶部203と、ユーザインタフェース204と、通信部205と、これらを相互に接続するバス206と、を備える。補助記憶部203は、ストレージサーバ2の各種機能を実現するためのプログラムを記憶する。そして、CPU201が、このプログラムを主記憶部202に読み出して実行することにより、ストレージサーバ2の各種機能が実現される。通信部205は、医療施設に敷設されたネットワークNT2に接続されている。
CPU201は、補助記憶部203が記憶するプログラムを実行することにより、受信部211、解析部212、情報管理部213、ポテンシャルケース検索部214およびコネクション制御部218として機能する。補助記憶部203は、標準化ストレージ(電子カルテ情報ストレージ)231を有する。
標準化ストレージ231は、例えばSS−MIX標準化ストレージから構成され、複数の電子カルテサーバ3が互いに異なる形式で記憶する電子カルテ情報を同一の形式で記憶する。同一の形式としては、例えばHL7(Health Level 7)に適合した形式が挙げられる。ここで、HLとは、電子化ヘルスケア情報の包括的枠組みに関する標準を意味する。各ファイルの名称は、例えば「(患者識別情報)_(診療日)_(データ種別)_(オーダNo)_(発生日時)_(診療科)_(コンディションフラグ)」の構造を有する。ここで、データ種別は、図5の吹き出しで示すように診療情報の交換に関わる情報から構成される。オーダNoは、医師や看護師等の指示を特定するための識別番号である。発生日時は、ファイル作成日時を示す。コンディションフラグは、ファイルが有効か無効かを示すフラグ情報である。ファイルの構造は、図5の吹き出しで示すように、事象情報、患者識別情報、患者来院情報、障害情報および検査結果情報を含む。ここで、事象情報は、患者が医療施設を訪れた日付や病気が発生した日付等を示す情報である。患者識別情報は、患者の名前や住所等を示す情報である。患者来院情報は、患者に同行した人の名前や医療施設に訪れた回数等を示す情報である。障害情報は、患者に見られる異常を示す情報である。検査結果情報は、患者に対して行った検査の結果を示す情報である。
また、標準化ストレージ231は、例えば図5に示すように、電子カルテ情報を、複数の電子カルテ情報それぞれに含まれる患者識別情報、診療日を示す情報およびデータ種別を示す情報に基づくディレクトリ構造で管理している。
図4に戻って、受信部211は、検査機関の端末装置1から送信された定義情報と、電子カルテサーバ3から送信された電子カルテ情報パケットと、を受信する。解析部212は、受信部211が受信した電子カルテ情報パケットを解析して電子カルテ情報パケットに含まれる患者識別情報、診療日を示す情報およびデータ種別を示す情報を抽出する。
情報管理部213は、電子カルテ情報に含まれる患者識別情報、診療日を示す情報およびデータ種別を示す情報に基づいて、取得した電子カルテ情報のファイルパスを設定する。そして、情報管理部213は、設定したファイルパスに基づいて、電子カルテ情報を、標準化ストレージ231に記憶させる。
ポテンシャルケース検索部214は、電子カルテ情報取得要求から定義情報を抽出し、抽出した定義情報に基づいて複数の電子カルテ情報の中からポテンシャルケースの電子カルテ情報を検索して取得する。
ポテンシャルケース送信部215は、ポテンシャルケース検索部214が検索して取得した電子カルテ情報を、検査値情報取得サーバ5へ送信する。
コネクション制御部218は、接続要求の送信元である電子カルテサーバ3の認証処理を実行する。また、コネクション制御部218は、電子カルテサーバ3の認証に成功した場合、電子カルテサーバ3とのコネクションを確立し、電子カルテサーバ3へ接続許可通知を送信する。
検査値情報取得サーバ5は、図4に示すように、CPU501と、主記憶部502と、補助記憶部503と、ユーザインタフェース504と、通信部505と、これらを相互に接続するバス506と、を備える。補助記憶部503は、検査値情報取得サーバ5の各種機能を実現するためのプログラムを記憶する。そして、CPU501が、このプログラムを主記憶部502に読み出して実行することにより、検査値情報取得サーバ5の各種機能が実現される。通信部505は、医療施設に敷設されたネットワークNT2に接続されている。
CPU501は、補助記憶部503が記憶するプログラムを実行することにより、ポテンシャルケース取得部(電子カルテ情報検索部)514、検査値情報抽出部(臨床情報抽出部)515、結合部516および検査値情報送信部517として機能する。補助記憶部503は、検査値情報記憶部532を有する。
検査値情報記憶部532は、図6に示すように、定義情報に対応する検査値情報を、定義情報識別情報およびポテンシャルケースと対応づけたテーブルを記憶する。検査値情報は、検査項目とそれに対応する検査値とから構成される。また、検査値情報記憶部532は、1つの定義情報に対応する複数の検査値情報を結合した検査値情報も記憶している。検査値情報は、例えばXML形式のファイルとして検査値情報記憶部532に記憶されている。
図4に戻って、ポテンシャルケース取得部514は、検査機関の端末装置1から受信した定義情報を含む電子カルテ情報要求を生成する。そして、ポテンシャルケース取得部514は、生成した電子カルテ情報要求をストレージサーバ2へ送信することにより、ストレージサーバ2からポテンシャルケースの電子カルテ情報を取得する。
検査値情報抽出部515は、ポテンシャルケース取得部514が取得した電子カルテ情報からポテンシャルケースに対応する患者の臨床情報である、医療検査結果を示す検査値情報を抽出する。そして、検査値情報抽出部515は、抽出した検査値情報を検査値情報記憶部532に記憶させる。
結合部516は、ユーザの指定した結合条件に沿って複数の検査値情報を結合する。ユーザが検査値情報取得サーバ5のユーザインタフェース504を介して結合条件を特定する情報を入力する操作を行うと、結合部516は、複数の検査値情報を結合するよう要求する検査値情報結合要求を受け付ける。この検査値情報結合要求は、ユーザの指定した結合条件を示す情報を含む。そして、結合部516は、検査値情報結合要求に含まれる結合条件を示す情報に沿って、複数の検査値情報を結合する。また、結合部516は、互いに結合された検査値情報を圧縮してから検査値情報記憶部532に記憶させる。
検査値情報送信部517は、検査値情報記憶部532から圧縮された検査値情報を取得し、取得した検査値情報を端末装置1へ送信する。
複数の電子カルテサーバ3は、それぞれ異なる形式で複数の電子カルテ情報を記憶している。各電子カルテサーバ3は、CPU301と、主記憶部302と、補助記憶部303と、ユーザインタフェース304と、通信部305と、これらを相互に接続するバス306と、を備える。補助記憶部303は、電子カルテサーバ3の各種機能を実現するためのプログラムを記憶する。そして、CPU301が、このプログラムを主記憶部302に読み出して実行することにより、電子カルテサーバ3の各種機能が実現される。通信部305は、医療施設に敷設されたネットワークNT2に接続されている。
CPU301は、補助記憶部303が記憶するプログラムを実行することにより、取得部311、パケット生成部312および送信部313として機能する。また、補助記憶部303は、電子カルテストレージ331を有する。
取得部311は、端末装置4から電子カルテ情報を取得して電子カルテストレージ331に記憶させる。電子カルテストレージ331は、互いに互換性の無い異なる形式で複数の電子カルテ情報を記憶している。パケット生成部312は、電子カルテストレージ331が記憶する電子カルテ情報を含む電子カルテ情報パケットを生成する。送信部313は、パケット生成部312によりHL7に適合する形式に変換された電子カルテ情報に、HL7に基づくヘッダ情報を付加してストレージサーバ2へ送信する。
次に、端末装置1、検査値情報取得サーバ5およびストレージサーバ2の動作について図7を参照しながら説明する。まず、検査機関のユーザがユーザインタフェース104を介して端末装置1にポテンシャルケースを検索するための検索キーの組み合わせを入力すると、端末装置1は、入力された検索キーの組み合わせから定義情報を生成する(ステップS1)。次に、生成された定義情報が、端末装置1から検査値情報取得サーバ5へ送信される(ステップS2)。
一方、検査値情報取得サーバ5は、定義情報を受信すると、定義情報を含む電子カルテ情報要求を生成する(ステップS3)。続いて、電子カルテ情報要求が、検査値情報取得サーバ5からストレージサーバ2へ送信される(ステップS4)。一方、ストレージサーバ2は、検査値情報取得サーバ5から電子カルテ情報要求を取得すると、取得した電子カルテ情報要求に含まれる定義情報を抽出し、その定義情報を用いて、標準化ストレージ231を検索し(ステップS5)、ポテンシャルケースの電子カルテ情報を取得する。その後、取得されたポテンシャルケースの電子カルテ情報が、ストレージサーバ2から検査値情報取得サーバ5へ送信される(ステップS6)。そして、検査値情報取得サーバ5は、ストレージサーバ2から受信したポテンシャルケースの電子カルテ情報から検査値情報を抽出して検査値情報記憶部532に記憶させる(ステップS7)。
次に、医療施設のユーザが検査値情報取得サーバ5に対してユーザインタフェース204を介して検査値情報を結合するための操作を行ったとする。この場合、検査値情報取得サーバ5は、検査値情報を結合するよう要求する検査値情報結合要求を受け付ける(ステップS8)。ここで、ユーザインタフェース204の表示部には、例えば図8に示すような操作画面204aが表示される。そして、ユーザが、結合したい検査値情報のチェックボックスにチェックを入れてから(図8中の破線で囲んだ部分CB参照)、マージデータ出力釦EKをクリックしたとする。この場合、検査値情報取得サーバ5は、識別番号1乃至3の検査値情報を結合する旨の結合条件を含む検査値情報結合要求を受け付ける。
図7に戻って、検査値情報取得サーバ5は、検査値情報結合要求を受け付けると、ユーザの指定した結合条件に沿って検査値情報を結合する(ステップS9)。続いて、検査値情報取得サーバ5は、結合した検査値情報を圧縮して検査値情報記憶部532に記憶させる(ステップS10)。その後、圧縮された検査値情報が、検査値情報取得サーバ5から端末装置1へ送信される(ステップS11)。
一方、端末装置1は、検査値情報を受信すると、受信した検査値情報を展開して主記憶部102に記憶させる(ステップS12)。
次に、ストレージサーバ2および電子カルテサーバ3の動作について図9を参照しながら説明する。ストレージサーバ2は、前出の図7を用いて説明した動作と並行して以下に説明する処理を実行する。まず、医療施設のユーザが端末装置4において電子カルテ情報を電子カルテサーバ3へ送信する操作を行うと、電子カルテサーバ3が端末装置4から電子カルテ情報を受信する(ステップS21)。このとき、コネクションの確立を要求する接続要求が、電子カルテサーバ3からストレージサーバ2へ送信される(ステップS22)。また、電子カルテサーバ3は、受信した電子カルテ情報を電子カルテストレージ331に記憶させる。
一方、ストレージサーバ2は、接続要求を受信すると、接続要求の送信元である電子カルテサーバ3の認証処理を実行する(ステップS23)。ここで、ストレージサーバ2は、電子カルテサーバ3の認証が正常に行われた場合、電子カルテサーバ3とのコネクションを確立させる(ステップS24)。次に、電子カルテサーバ3に対してストレージサーバ2への接続を許可する旨を通知する接続許可通知が、ストレージサーバ2から電子カルテサーバ3へ送信される(ステップS25)。
一方、電子カルテサーバ3は、ストレージサーバ2から接続許可通知を受信すると、電子カルテストレージ331から電子カルテ情報を取得し、取得した電子カルテ情報から電子カルテ情報パケットを生成する(ステップS26)。ここで、電子カルテサーバ3は、電子カルテストレージ331から複数のポテンシャルケースそれぞれに対応する電子カルテ情報パケットを生成する。
続いて、電子カルテ情報パケットが、電子カルテサーバ3からストレージサーバ2へ送信される(ステップS27)。
一方、ストレージサーバ2は、電子カルテ情報パケットを受信すると、それに含まれる電子カルテ情報に対応するファイルパスを設定する(ステップS28)。その後、ストレージサーバ2は、設定されたファイルパスに基づいて、受信した電子カルテ情報を、標準化ストレージ231に記憶させる(ステップS29)。次に、受信した電子カルテ情報が標準化ストレージ231に記憶されたことを通知する記憶完了通知が、ストレージサーバ2から電子カルテサーバ3へ送信される(ステップS30)。
一方、電子カルテサーバ3がストレージサーバ2から記憶完了通知を受信すると、他の電子カルテ情報パケットが、電子カルテサーバ3からストレージサーバ2へ送信される(ステップS31)。一方、ストレージサーバ2は、電子カルテ情報パケットを受信すると、それに対応するファイルパスを設定し(ステップS32)、そのファイルパスに基づいて電子カルテ情報を標準化ストレージ231に記憶させる(ステップS33)。続いて、記憶完了通知が、ストレージサーバ2から電子カルテサーバ3へ送信される(ステップS34)。以後、電子カルテサーバ3が生成した電子カルテ情報パケットの全ての送信を完了するまで、ステップS31乃至S34の処理が繰り返し実行される。
その後、電子カルテサーバ3が、HL7に適合する形式に変換した電子カルテ情報パケットを全て送信したと判定すると(ステップS35)、電子カルテ情報の送信を終了する旨を通知する送信終了通知が、電子カルテサーバ3からストレージサーバ2へ送信される(ステップS36)。一方、ストレージサーバ2は、送信終了通知を受信すると、電子カルテサーバ3とのコネクションを遮断する(ステップS37)。
次に、本実施の形態に係る端末装置1が実行する検査値情報取得処理について図10を参照しながら説明する。この検査値情報取得処理は、ユーザにより端末装置1に対して検査値情報取得処理を実行するための操作がなされたことを契機として開始される。
まず、定義情報生成部111は、ユーザがユーザインタフェース104を介して端末装置1に入力した、特定の病気を患った患者に対して行われた検査の検査値情報を抽出するための検索キーの組み合わせから定義情報を生成する(ステップS101)。このとき、定義情報生成部111は、生成した定義情報に定義情報識別情報を付与して定義情報記憶部131に記憶させる。
次に、検査値情報取得部112は、定義情報をストレージサーバ2へ送信する(ステップS102)。続いて、検査値情報取得部112は、定義情報送信後の予め設定された待ち時間の間、検査値情報を受信したか否かを判定する(ステップS103)。検査値情報取得部112は、待ち時間の間に検査値情報を受信しない場合(ステップS103:No)、再度定義情報をストレージサーバ2へ送信する(ステップS102)。一方、検査値情報取得部112は、検査値情報を受信したと判定すると(ステップS103:Yes)、受信した検査値情報を展開して主記憶部102に記憶させる(ステップS104)。
次に、本実施の形態に係る検査値情報取得サーバ5が実行する検査値情報送信処理について図11を参照しながら説明する。この検査値情報送信処理は、ストレージサーバ2へ電源が投入されたことを契機として開始される。
まず、ポテンシャルケース取得部514は、端末装置1から定義情報を受信したか否かを判定する(ステップS201)。ポテンシャルケース取得部514が定義情報を受信していないと判定すると(ステップS201:No)、後述のステップS210の処理が実行される。
一方、ポテンシャルケース取得部514が定義情報を受信したと判定すると(ステップS201:Yes)、ポテンシャルケース取得部514は、受信した定義情報を含む電子カルテ情報送信要求を生成してストレージサーバ2へ送信する(ステップS202)。次に、ポテンシャルケース取得部514は、ストレージサーバ2から電子カルテ情報を受信したか否かを判定する(ステップS203)。ポテンシャルケース取得部514は、ストレージサーバ2から電子カルテ情報を受信していないと判定すると(ステップS203:No)、再びステップS202の処理を実行する。一方、ポテンシャルケース取得部514は、ストレージサーバ2から電子カルテ情報を受信したと判定すると(ステップS203:Yes)、受信したポテンシャルケースの電子カルテ情報を主記憶部102に記憶させる。そして、検査値情報抽出部515は、ストレージサーバ2から取得した電子カルテ情報から検査値情報を抽出し抽出した検査値情報を検査値情報記憶部532に記憶させる(ステップS204)。
続いて、結合部516は、前述の検査値情報結合要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS205)。結合部516は、前述のようにユーザがストレージサーバ2に対して複数の検査値情報を結合するための操作を行ったときに、検査値情報結合要求を受け付ける。結合部516が検査値情報結合要求を受け付けていないと判定すると(ステップS205:No)、後述のステップS209の処理が実行される。
一方、結合部516は、検査値情報結合要求を受け付けたと判定すると(ステップS205:Yes)、検査値情報結合要求に含まれる結合条件を取得し(ステップS206)、結合条件に沿って複数の検査値情報を結合する(ステップS207)。その後、結合部516は、互いに結合された検査値情報を圧縮してから検査値情報記憶部532に記憶させる(ステップS208)。
次に、検査値情報送信部517は、検査値情報記憶部532が記憶する圧縮された検査値情報を、端末装置1へ送信する(ステップS209)。続いて、ポテンシャルケース取得部514は、ユーザがユーザインタフェース504を介して検査値情報送信処理を終了させるよう指令する終了指令が有ったか否かを判定する(ステップS210)。ポテンシャルケース取得部514により終了指令が有ったと判定されると(ステップS210:Yes)、検査値情報送信処理が終了する。一方、ポテンシャルケース取得部514は、終了指令が無いと判定すると(ステップS210:No)、再びステップS201の処理を実行する。
次に、本実施の形態に係るストレージサーバ2が実行する電子カルテ情報検索処理について図12を参照しながら説明する。この電子カルテ情報検索処理は、ストレージサーバ2へ電源が投入されたことを契機として開始される。まず、受信部211は、検査値情報取得サーバ5から電子カルテ情報要求を受信したか否かを判定する(ステップS601)。受信部211が電子カルテ情報要求を受信していないと判定すると(ステップS601:No)、後述のステップS605の処理が実行される。
一方、受信部211が電子カルテ情報要求を受信したと判定すると(ステップS601:Yes)、ポテンシャルケース検索部214は、受信した電子カルテ情報要求に含まれる定義情報を抽出する(ステップS602)。次に、ポテンシャルケース検索部214は、抽出した定義情報により定義される検索キーの組み合わせを用いて、ポテンシャルケースの電子カルテ情報を検索する(ステップS603)。
続いて、ポテンシャルケース送信部215は、ポテンシャルケース検索部214が検索して取得した電子カルテ情報を、検査値情報取得サーバ5へ送信する(ステップS604)。
その後、受信部211は、ユーザがユーザインタフェース204を介して電子カルテ情報検索処理を終了させるよう指令する終了指令が有ったか否かを判定する(ステップS605)。受信部211により終了指令が有ったと判定されると(ステップS605:Yes)、電子カルテ情報検索処理が終了する。一方、受信部211は、終了指令が無いと判定すると(ステップS605:No)、再びステップS601の処理を実行する。
次に、本実施の形態に係るストレージサーバ2が実行する標準化ストレージ管理処理について図13を参照しながら説明する。この標準化ストレージ管理処理は、前述の電子カルテ情報検索処理と並行して実行され、ストレージサーバ2へ電源が投入されたことを契機として開始される。
まず、受信部211は、電子カルテサーバ3から接続要求を受信したか否かを判定する(ステップS301)。受信部211が接続要求を受信していないと判定すると(ステップS301:No)、後述のステップS312の処理が実行される。
一方、受信部211が接続要求を受信したと判定すると(ステップS301:Yes)、コネクション制御部218は、接続要求の送信元である電子カルテサーバ3の認証処理を実行する(ステップS302)。コネクション制御部218が電子カルテサーバ3の認証に失敗した場合(ステップS303:No)、後述のステップS312の処理が実行される。
一方、コネクション制御部218は、電子カルテサーバ3の認証に成功した場合(ステップS303:Yes)、電子カルテサーバ3とのコネクションを確立し(ステップS304)、電子カルテサーバ3へ接続許可通知を送信する(ステップS305)。
次に、解析部212は、接続許可通知の送信後予め定められた待ち時間内に、電子カルテサーバ3から電子カルテ情パケットを受信したか否かを判定する(ステップS306)。解析部212が待ち時間内に電子カルテ情報パケットを受信していないと判定すると(ステップS306:No)、後述のステップS310の処理が実行される。
一方、解析部212は、待ち時間内に電子カルテ情報パケットを受信したと判定すると(ステップS306:Yes)、受信部211が受信した電子カルテ情報パケットを解析して電子カルテ情報パケットに含まれる患者識別情報、診療日を示す情報およびデータ種別を示す情報を抽出する。そして、情報管理部213が、電子カルテ情報に含まれる患者識別情報、診療日を示す情報およびデータ種別を示す情報に基づいて、取得した電子カルテ情報のファイルパスを設定する(ステップS307)。
続いて、情報管理部213は、設定したファイルパスに基づいて、電子カルテ情報を標準化ストレージ231に記憶させる(ステップS308)。その後、情報管理部213は、電子カルテ情報の標準化ストレージ231への記憶が完了したことを通知する記憶完了通知を電子カルテサーバ3へ送信する(ステップS309)。
次に、受信部211は、電子カルテサーバ3から送信終了通知を受信したか否かを判定する(ステップS310)。受信部211が送信終了通知を受信していないと判定すると(ステップS310:No)、再びステップS306の処理が実行される。
一方、受信部211が送信終了通知を受信したと判定すると(ステップS310:Yes)、コネクション制御部218は、電子カルテサーバ3とのコネクションを遮断する(ステップS311)。続いて、受信部211は、ユーザがユーザインタフェース204を介して標準化ストレージ管理処理を終了させるよう指令する終了指令が有ったか否かを判定する(ステップS312)。受信部211により終了指令が有ったと判定されると(ステップS312:Yes)、標準化ストレージ管理処理が終了する。一方、受信部211は、終了指令が無いと判定すると(ステップS312:No)、再びステップS301の処理を実行する。
次に、本実施の形態に係る電子カルテサーバ3が実行する電子カルテ情報送信処理について図14を参照しながら説明する。この電子カルテ情報送信処理は、電子カルテサーバ3へ電源が投入されたことを契機として開始される。
まず、取得部311は、端末装置4から電子カルテ情報を受信したか否かを判定する(ステップS401)。取得部311が電子カルテ情報を受信していないと判定すると(ステップS401:No)、後述のステップS410の処理が実行される。
一方、取得部311が電子カルテ情報を受信したと判定すると(ステップS401:Yes)、送信部313は、接続要求をストレージサーバ2へ送信する(ステップS402)。次に、パケット生成部312は、接続要求送信後予め設定された待ち時間内にストレージサーバ2から接続許可通知を受信したか否かを判定する(ステップS403)。パケット生成部312が待ち時間内に接続許可通知を受信していないと判定すると(ステップS403:No)、再びステップS402の処理が実行される。
一方、パケット生成部312は、待ち時間内に接続許可通知を受信したと判定すると(ステップS403:Yes)、電子カルテストレージ331から複数の電子カルテ情報を取得し、取得した複数の電子カルテ情報を含む電子カルテ情報パケットを生成する(ステップS404)。続いて、送信部313は、生成した電子カルテ情報パケットをストレージサーバ2へ送信する(ステップS405)。
その後、送信部313は、電子カルテ情報送信後予め設定された待ち時間内に、ストレージサーバ2から記憶完了通知を受信したか否かを判定する(ステップS406)。送信部313は、待ち時間内に記憶完了通知を受信しなかった場合(ステップS406:No)、同一の電子カルテ情報パケットをストレージサーバ2へ再送信してから(ステップS407)、再びステップS406の処理を実行する。
一方、送信部313は、待ち時間内に記憶完了通知を受信すると(ステップS406:Yes)、生成した電子カルテ情報パケットを全てストレージサーバ2へ送信したか否かを判定する(ステップS408)。送信部313は、生成した複数の電子カルテ情報パケットの中に未送信の電子カルテ情報パケットが残っていると判定すると(ステップS408:No)、再びステップS405の処理を実行する。
一方、送信部313は、生成した複数の電子カルテ情報パケットを全てストレージサーバ2へ送信したと判定すると(ステップS408:Yes)、送信終了通知をストレージサーバ2へ送信する(ステップS409)。次に、取得部311は、ユーザがユーザインタフェース304を介して電子カルテ情報送信処理を終了させるよう指令する終了指令が有ったか否かを判定する(ステップS410)。取得部311により終了指令が有ったと判定されると(ステップS410:Yes)、電子カルテ情報送信処理が終了する。一方、取得部311は、終了指令が無いと判定すると(ステップS410:No)、再びステップS401の処理を実行する。
ところで、例えば互いにベンダの異なる複数の電子カルテサーバ3に蓄積された電子カルテ情報を収集する場合、複数の電子カルテサーバ3それぞれに蓄積された電子カルテ情報に互換性がない場合がある。この場合、ユーザは、複数の電子カルテサーバ3に蓄積された電子カルテ情報それぞれに含まれる検査値情報を、各電子カルテサーバ3で個別に電子カルテ情報を確認してそこに含まれる検査値情報を読み出す作業や読み出した検査値情報を記録媒体に保存する作業を強いられる虞がある。
これに対して、本実施の形態に係る医療情報管理システムでは、ストレージサーバ2の標準化ストレージ231が、互いに異なる形式で電子カルテ情報を記憶する複数の電子カルテサーバ3それぞれが記憶する電子カルテ情報を同一の形式で記憶する。そして、ポテンシャルケース検索部214が、定義情報に基づいて複数の電子カルテ情報の中からポテンシャルケースの電子カルテ情報を取得する。検査値情報抽出部515が、ポテンシャルケース検索部214が取得した電子カルテ情報からポテンシャルケースの検査値情報を抽出する。これにより、ストレージサーバ2の標準化ストレージ231にアクセスするだけで、前述の複数の電子カルテサーバ3それぞれに蓄積された電子カルテ情報から個別にそれらに含まれる検査値情報を収集するのと同様に、検査値情報を収集できる。従って、前述の複数の電子カルテサーバ3に蓄積された電子カルテ情報に含まれる検査値情報を効率的に収集することが可能となる。また、収集された検査値情報の二次利用を促進しやすくなる可能性もあるなどの利点もある。
また、本実施の形態に係る検査値情報取得サーバ5は、ユーザの指定した結合条件に沿って複数の検査値情報を結合する結合部516を有する。これにより、ユーザは、ポテンシャルケースの電子カルテ情報を自らが指定した結合条件に沿って纏めることが可能となるので、電子カルテ情報の管理を行い易くなるという利点がある。
更に、本実施の形態に係る標準化ストレージ231は、複数の電子カルテ情報を、複数の電子カルテ情報それぞれに含まれる患者識別情報、診療日を示す情報およびデータ種別を示す情報に基づくディレクトリ構造で管理している。そして、情報管理部213が、電子カルテ情報を取得すると、取得した電子カルテ情報に含まれる、患者識別情報、診療日を示す情報およびデータ種別を示す情報識別情報に基づいて、取得した電子カルテ情報のファイルパスを設定する。これにより、電子カルテ情報に含まれる患者識別情報や診療日を示す情報等に基づいて、標準化ストレージ231が記憶する電子カルテ情報のファイルパスを特定し易くなるので、電子カルテ情報の検索効率が向上するという利点がある。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は前述の実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、ネットワークNT1とネットワークNT2とが繋がっておらず、端末装置1からストレージサーバ2への定義情報の受け渡しおよびストレージサーバ2から端末装置1への検査値情報の受け渡しが、USB(Universal Serial Bus)メモリのような記録媒体を通じて行われる構成であってもよい。
実施の形態に係る医療情報管理システムにおいて、ストレージサーバ2に蓄積された電子カルテ情報の中から特定の医療情報を抽出する際に用いる定義情報の妥当性を評価する機能を有するものであってもよい。この変形例に係る医療情報管理システムは、例えば、前述の定義情報を用いて抽出した医療情報を至適標準(ゴールドスタンダード)とする情報源と照合して抽出した医療情報の陽性的中度(PPV:Positive Predictive Value)を算出するものであってもよい。また、医療情報管理システムは、算出した陽性的中度の高い検索キーの組み合わせほどその妥当性が高いと評価してもよい。
本変形例に係る端末装置2001は、実施の形態に係る端末装置1と同様に、図15に示すように、CPU(Central Processing Unit)101と、主記憶部102と、補助記憶部103と、ユーザインタフェース104と、通信部105と、これらを相互に接続するバス106と、を備える。なお、図15において、実施の形態に係る端末装置1と同様の構成については図2と同一の符号を付している。
CPU101は、補助記憶部103が記憶するプログラムを実行することにより、定義情報生成部111、検査値情報取得部112、判定部113、PPV算出部(陽性的中度算出部)114および定義妥当性評価部115として機能する。また、補助記憶部103は、定義情報記憶部131と、判定基準記憶部132と、PPV記憶部133とを有する。
判定基準記憶部132は、検査値情報から病気の有無を判定するための現在利用可能な判定基準のうち最良とされている判定方法(ゴールドスタンダード)を実行するために必要な各種情報を記憶する。判定基準は、例えば「化学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2010」や「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版」等を参考に決定される。判定基準記憶部132は、例えば図16Aに示すように、判定基準値を示す判定基準値情報を、対応する臨床検査項目および病名と対応づけたテーブルを記憶する。PPV記憶部133は、各定義情報により得られた検査値情報に対応するPPVを、定義情報識別情報と対応づけて記憶する。また、判定基準記憶部132は、判定対象となる期間を示す対象期間情報と、判定対象の患者が真の患者であるか否かを判定する判定方法を示す判定方法情報と、を更に記憶する。
PPV記憶部133は、例えば図16Bに示すように、PPVと、定義情報識別情報と、対応づけたテーブルを記憶する。
図15に戻って、判定部113は、判定基準記憶部132が記憶する判定基準を示す情報を含むテーブルを参照して、検査値情報取得部112により取得された検査値情報を用いて、ポテンシャルケースに対応する患者が陽性であるか否かを判定する。以下、ポテンシャルケースに対応する患者が陽性である場合を「真のケース」と称する。判定部113は、例えば検査値情報が判定対象期間内の同日または別の日に2回実施された検査での検査値の両方が判定基準値以上であることを示す場合、その検査値情報に対応するポテンシャルケースを真のケースと判定する。
PPV算出部114は、判定部113による判定の結果に基づいて、ポテンシャルケースに対応する患者の陽性的中度(以下、「PPV」と称する。)を算出する。具体的には、PPV算出部114は、ポテンシャルケースに対応する患者の全てについて、判定部113により真のケースと判定された患者の人数と、真のケースと判定されなかった患者の人数と、を集計する。そして、PPV算出部114は、真のケースと判定された患者の人数をポテンシャルケースに対応する全ての患者の人数で除することによりPPVを算出する。PPV算出部114は、算出したPPVを定義情報識別情報と対応付けてPPV記憶部133に記憶させる。
定義妥当性評価部115は、PPV記憶部133を参照して、ポテンシャルケースに対応する患者のPPVに基づいて、定義情報の妥当性を評価する。定義妥当性評価部115は、各定義情報について、PPVの大きさが大きい定義情報ほど妥当性が高くなるようにランク付けを実行する。
次に、本変形例に係る端末装置2001が実行するPPV評価処理について図17を参照しながら説明する。このPPV評価処理は、ユーザにより端末装置2001に対してPPV評価処理を実行するための操作がなされたことを契機として開始される。
まず、判定部113は、判定基準記憶部132が記憶する判定基準値情報、対象期間情報および判定方法情報を参照して、主記憶部102が記憶する検査値情報を用いて、ポテンシャルケースに対応する患者が真のケースであるか否かを判定する(ステップS701)。ここで、判定部113は、ポテンシャルケースに対応する患者の全てについてそれぞれ真のケースであるか否かを判定し、判定結果を主記憶部102に記憶させる。
次に、PPV算出部114は、ポテンシャルケースに対応する患者の全てについて、判定部113により真のケースと判定された患者の人数と、真のケースと判定されなかった患者の人数と、を集計する。そして、PPV算出部114は、真のケースと判定された患者の人数をポテンシャルケースに対応する全ての患者の人数で除することによりPPVを算出する(ステップS702)。PPV算出部114は、算出したPPVを定義情報識別情報と対応付けてPPV記憶部133に記憶させる。
続いて、定義妥当性評価部115は、PPV記憶部133を参照して、各定義情報の妥当性を評価する(ステップS703)。
本構成によれば、判定部113が、検査値情報取得サーバ5の検査値情報抽出部515が抽出した検査値情報を用いて、特定の症例に対応する患者が陽性であるか否かを判定し、PPV算出部114が、判定部113による判定結果に基づいて、特定の症例に対応する患者のPPV評価処理を算出する。その上で、定義妥当性評価部115が、特定の症例に対応する患者のPPVに基づいて、定義情報の妥当性を評価する。これにより、ユーザは、検索キーの組み合わせを定義する定義情報の妥当性の評価結果を参照して適宜定義情報の選択や修正を行うことができる。従って、ユーザは、適切な検索キーの組み合わせを用いて、複数の電子カルテ情報の中から、高い確率で陽性の患者の電子カルテ情報を取得することができるので、電子カルテ情報を用いた臨床試験の精度が向上するという利点がある。
実施の形態では、臨床情報が、医療検査結果を示す検査値情報である例について説明したが、これに限らず、例えばすべての臨床に関わる他の情報(患者の全身状態、局所の状態、薬剤に対する感受性、再発の有無、生存状況など)であってもよい。
実施の形態では、ストレージサーバ2が、ポテンシャルケース検索部214およびポテンシャルケース送信部215を有する例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば検査値情報取得サーバ5のようなストレージサーバ2以外のサーバが、ポテンシャルケース検索部214およびポテンシャルケース送信部215を有する構成であってもよい。
実施の形態では、複数の電子カルテサーバ3の一部がネットワークNT2に接続され他の電子カルテサーバ3が他のネットワークNT4に接続されている例について説明した。但し、これに限らず、例えば複数の電子カルテサーバ3がそれぞれ各別のネットワークに接続されている構成であってもよい。或いは、複数の電子カルテサーバ3が同一のネットワークに接続されている構成であってもよい。また、ストレージサーバ2と複数の電子カルテサーバ3との間での電子カルテ情報の授受が、USBメモリのような記録媒体を通じて行われる構成であってもよい。
また、本発明に係る端末装置1、ストレージサーバ2および電子カルテサーバ3の各種機能は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、ネットワークに接続されているコンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、コンピュータシステムが読み取り可能な非一時的な記録媒体(CD−ROMや磁気ディスク等)に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行する端末装置1、ストレージサーバ2および電子カルテサーバ3を構成してもよい。
また、コンピュータにプログラムを提供する方法は任意である。例えば、プログラムは、通信回線の掲示版(BBS)にアップロードされ、通信回線を介してコンピュータに配信されてもよい。そして、コンピュータは、このプログラムを起動して、OSの制御の下、他のアプリケーションと同様に実行する。これにより、コンピュータは、上述の処理を実行する端末装置1、ストレージサーバ2および電子カルテサーバ3として機能する。
また、本発明で用いられる電子カルテ情報ストレージは、本発明の実施の形態では主に標準化ストレージを挙げているが、標準化ストレージ以外のもの(例えば拡張ストレージなど)も含まれる。
以上、本発明の各実施の形態および変形例(なお書きに記載したものを含む。以下、同様。)について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明は、実施の形態及び変形例が適宜組み合わされたもの、それに適宜変更が加えられたものを含む。
本出願は、2017年2月15日に出願された日本国特許出願特願2017−026368号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2017−026368号の明細書、特許請求の範囲および図面全体を参照として取り込むものとする。
本発明は、薬剤疫学研究において電子カルテ情報を二次利用する場合などに好適である。
1,2,4,2001:端末装置、2:ストレージサーバ、3:電子カルテサーバ、5:検査値情報取得サーバ、61,62:ファイアウオール装置、101,201,301,501:CPU、102,202,302,502:主記憶部、103,203,303,503:補助記憶部、104,204,304,504:ユーザインタフェース、105,205,305,505:通信部、106,206,306,506:バス、111:定義情報生成部、112:検査値情報取得部、113:判定部、114:PPV算出部、115:定義妥当性評価部、131:定義情報記憶部、132:判定基準記憶部、133:PPV記憶部、204a:操作画面、211:受信部、212:解析部、213:情報管理部、214:ポテンシャルケース検索部、215:ポテンシャルケース送信部、218:コネクション制御部、231:標準化ストレージ、311:取得部、312:パケット生成部、313:送信部、331:電子カルテストレージ、514:ポテンシャルケース取得部、515:検査値情報抽出部、516:結合部、517:検査値情報送信部、532:検査値情報記憶部、NT1,NT2,NT4:ネットワーク、NT3:広域ネットワーク

Claims (5)

  1. 互いに異なる形式で電子カルテ情報を記憶する複数の電子カルテサーバそれぞれが記憶する電子カルテ情報を同一の形式で記憶する電子カルテ情報ストレージと、
    複数の電子カルテ情報の中から特定の症例に関する電子カルテ情報を検索するための検索キーの組み合わせを定義する定義情報を生成する定義情報生成部と、
    前記定義情報に基づいて前記複数の電子カルテ情報の中から前記特定の症例に関する電子カルテ情報を取得する電子カルテ情報検索部と、
    前記電子カルテ情報検索部が取得した電子カルテ情報から前記特定の症例に対応する患者の臨床情報を抽出する臨床情報抽出部と、
    前記臨床情報抽出部により抽出された臨床情報が示す予め設定された臨床検査項目の値と前記臨床検査項目について予め設定された判定基準値とを比較することにより、前記特定の症例に対応する患者が陽性であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に基づいて、前記特定の症例に対応する患者の陽性的中度を算出する陽性的中度算出部と、
    前記特定の症例に対応する患者の陽性的中度に基づいて、定義情報の妥当性を評価する妥当性評価部と、を備える、
    医療情報管理システム。
  2. ユーザの指定した結合条件に沿って複数の前記臨床情報を結合する結合部を更に備える、
    請求項に記載の医療情報管理システム。
  3. 前記電子カルテ情報ストレージは、前記複数の電子カルテ情報を、前記複数の電子カルテ情報それぞれに含まれる識別情報に基づくディレクトリ構造で管理し、
    電子カルテ情報を取得すると、取得した電子カルテ情報に含まれる識別情報に基づいて、前記取得した電子カルテ情報のファイルパスを設定する情報管理部を更に有する、
    請求項1または2に記載の医療情報管理システム。
  4. 互いに異なる形式で電子カルテ情報を記憶する複数の電子カルテサーバそれぞれが記憶する電子カルテ情報を同一の形式で記憶する電子カルテ情報ストレージを用いた医療情報管理システムによる医療情報管理方法であって、
    前記医療情報管理システムが、複数の電子カルテ情報の中から特定の症例に関する電子カルテ情報を検索するための検索キーの組み合わせを定義する定義情報を生成するステップと、
    前記医療情報管理システムが、前記定義情報に基づいて前記複数の電子カルテ情報の中から前記特定の症例に関する電子カルテ情報を取得するステップと、
    前記医療情報管理システムが、取得した電子カルテ情報から前記特定の症例に対応する患者の臨床情報を抽出するステップと、
    前記医療情報管理システムが、抽出された前記臨床情報が示す予め設定された臨床検査項目の値と前記臨床検査項目について予め設定された判定基準値とを比較することにより、前記特定の症例に対応する患者が陽性であるか否かを判定するステップと、
    前記医療情報管理システムが、判定結果に基づいて、前記特定の症例に対応する患者の陽性的中度を算出するステップと、
    前記医療情報管理システムが、前記特定の症例に対応する患者の陽性的中度に基づいて、定義情報の妥当性を評価するステップと、を含む、
    医療情報管理方法。
  5. コンピュータを、
    互いに異なる形式で電子カルテ情報を記憶する複数の電子カルテサーバそれぞれが記憶する電子カルテ情報を同一の形式で記憶する電子カルテ情報ストレージ、
    複数の電子カルテ情報の中から特定の症例に関する電子カルテ情報を検索するための検索キーの組み合わせを定義する定義情報を生成する定義情報生成部、
    前記定義情報に基づいて前記複数の電子カルテ情報の中から前記特定の症例に関する電子カルテ情報を取得する電子カルテ情報検索部、
    前記電子カルテ情報検索部が取得した電子カルテ情報から前記特定の症例に対応する患者の臨床情報を抽出する臨床情報抽出部、
    前記臨床情報抽出部により抽出された臨床情報が示す予め設定された臨床検査項目の値と前記臨床検査項目について予め設定された判定基準値とを比較することにより、前記特定の症例に対応する患者が陽性であるか否かを判定する判定部、
    前記判定部による判定結果に基づいて、前記特定の症例に対応する患者の陽性的中度を算出する陽性的中度算出部、
    前記特定の症例に対応する患者の陽性的中度に基づいて、定義情報の妥当性を評価する妥当性評価部、
    として機能させるためのプログラム。
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