JP2020166431A - 検索結果表示プログラム、検索結果表示方法および検索結果表示システム - Google Patents

検索結果表示プログラム、検索結果表示方法および検索結果表示システム Download PDF

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Abstract

【課題】患者に関する診療データを、その患者に関する他の種類のデータと一括して表示可能にすること。【解決手段】検索結果表示画面1600は、データ検索条件に応じた検索結果を表示する画面である。例えば、検索結果1601,1602は、健康情報テーブルから検索されたID「1111111111」に対応するレコードに基づく情報である。また、検索結果1603は、データテーブルの一例である病名テーブルから検索されたID「1111111111」に対応するレコードに基づく情報である。検索結果1601〜1603のゲノム変異D、オミックスEおよび検体情報Fは、ゲノム情報テーブルから検索されたID「1111111111」に対応するレコードに基づく情報である。このように、検索結果表示画面1600では、同一患者に関する診療情報と健康情報とゲノム情報とを一括して表示することができる。【選択図】図16

Description

本発明は、検索結果表示プログラム、検索結果表示方法および検索結果表示システムに関する。
近年、全ての医療機関を対象とした診療情報の交換・共有による医療の質の向上を目的として、各医療機関の診療情報は、SS−MIX(Standardized Structured Medical Information eXchange)やSS−MIX2と呼ばれるデータ形式で出力されるようになってきている。
先行技術としては、データマージ実行依頼に含まれる患者IDに関連付けられている病院IDと病院内患者IDからなる複数のペアを取得し、取得した複数のペアに基づいて、病院内サーバから患者の診療情報インデックス情報と診療情報ストレージ情報からなるペアを取得して患者IDごとに統合するものがある。また、検索用の共通ID番号に関連付けられた患者認識情報および医療情報サーバのIPアドレスを抽出し、抽出したIPアドレスに診療情報を送信させる命令信号を発信し、診療情報要求コンピュータに診療情報を送信する技術がある。また、患者が複数回関わった医療イベントの実施日を取得し、実施日ごとに、実施日前後に患者が受診した検査ごとの、検査結果情報を抽出し、実施日から検査日までの経過日数を算出し、抽出した検査結果情報を実施日ごとに同時に時系列で表示する技術がある。
特開2016−157189号公報 特開2003−108676号公報 特開2009−175981号公報
しかしながら、従来技術では、SS−MIX2形式などの診療データを他の種類のデータと患者横断的に検索することができず、患者に関する診療データを、その患者に関する健康診断情報やゲノム情報などとまとめて表示することが難しい。
一つの側面では、本発明は、患者に関する診療データを、その患者に関する他の種類のデータと一括して表示可能にすることを目的とする。
1つの実施態様では、いずれかの格納場所に格納された患者に関するデータ群と、前記格納場所における当該データ群の格納場所を示す情報とを含む診療データを取得し、取得した前記診療データに含まれる各データ群の格納場所を示す情報を参照して、前記各データ群に対応する診療日および施設コードを特定し、診療日および施設コードに対応するカラムをそれぞれ含む複数のテーブルの各テーブルについて、前記各データ群と、特定した前記各データ群に対応する診療日および施設コードとに基づいて、前記各データ群に関するレコードを作成する、検索結果表示プログラムが提供される。
本発明の一側面によれば、患者に関する診療データを、その患者に関する他の種類のデータと一括して表示可能にすることができる。
図1は、実施の形態にかかる検索結果表示方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、検索結果表示システム200のシステム構成例を示す説明図である。 図3は、情報処理装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、診療データのデータ構造例を示す説明図である。 図5は、データファイルの具体例を示す説明図(その1)である。 図6は、データファイルの具体例を示す説明図(その2)である。 図7は、パス情報の具体例を示す説明図(その1)である。 図8は、パス情報の具体例を示す説明図(その2)である。 図9は、健康情報テーブル900の記憶内容の一例を示す説明図である。 図10は、ゲノム情報テーブル1000の記憶内容の一例を示す説明図である。 図11は、情報処理装置101の機能的構成例を示すブロック図である。 図12は、データテーブルのテーブル構成情報の具体例を示す説明図(その1)である。 図13は、データテーブルのテーブル構成情報の具体例を示す説明図(その2)である。 図14は、データテーブルのテーブル構成情報の具体例を示す説明図(その3)である。 図15は、病名テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。 図16は、検索結果表示画面の画面例を示す説明図である。 図17は、情報処理装置101のテーブル作成処理手順の一例を示すフローチャートである。 図18は、情報処理装置101の検索結果表示処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明にかかる検索結果表示プログラム、検索結果表示方法および検索結果表示システムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる検索結果表示方法の一実施例を示す説明図である。図1において、情報処理装置101は、同一患者に関する複数種類のデータを一括で表示可能にするコンピュータである。患者に関する複数種類のデータは、例えば、診療情報、健康情報、ゲノム情報などである。
診療情報は、医療機関における診療に関する情報であり、例えば、患者の基本情報(性別、年齢など)、診療記録などを含む。健康情報は、患者の健康状態を特定するための情報であり、例えば、患者の基本情報、健康診断結果などを含む。ゲノム情報は、患者のゲノム状態を特定するための情報であり、例えば、患者のゲノム変異情報、オミックス情報などを含む。
各医療機関の診療情報は、例えば、各医療機関に導入された電子カルテシステムにおいて作成されるため、電子カルテシステムのベンダーに応じて様々なデータ構造で管理されている。一方で、診療情報の交換・共有による医療の質の向上を目的として、各医療機関の診療情報は、SS−MIXやSS−MIX2と呼ばれる標準化されたデータ形式で出力可能となっている。
例えば、診療情報、健康情報、ゲノム情報などを患者横断的に検索して、まとめて表示することができれば、新たな知見が得られることが期待される。しかし、従来のシステムでは、診療情報ごとやゲノム情報ごとに情報を表示する仕組みはあるものの、同一患者に関する複数種類の情報をまとめて表示することは行われていない。
また、診療情報は、SS−MIX2のデータ形式のままでは、健康情報やゲノム情報などの他の種類のデータと患者横断的に検索することが難しい。このため、従来のシステムでは、患者に関する診療情報を、その患者に関する健康情報やゲノム情報などとまとめて表示することができない。
ここで、医師や研究者が診療データを利用する場合には、いつ、どこで、どのような診療を行ったのかを知りたいことが多い。そこで、本実施の形態では、情報処理装置101は、各医療機関から出力されるSS−MIX2形式などの診療データを、診療日と施設コードとの組み合わせに対応するデータ単位で検索可能な状態で、複数のテーブルに分割して格納する。これにより、診療データを他の種類のデータと患者横断的に検索可能にして、患者に関する診療データを、その患者に関する他の種類のデータと一括して表示可能にする。以下、情報処理装置101の処理例について説明する。
(1)情報処理装置101は、診療データを取得する。ここで、診療データは、いずれかの格納場所に格納された患者に関するデータ群と、格納場所における当該データ群の格納場所を示す情報とを含む。具体的には、例えば、診療データは、階層化された格納場所のいずれかの格納場所に格納された患者に関するデータ群と、階層化された格納場所における当該データ群の格納場所を示す情報とを含む。格納場所は、例えば、フォルダやディレクトリである。
データ群は、同一格納場所に格納された1または複数のデータの集合であり、例えば、階層化された格納場所のうち最下層の格納場所に格納された患者に関するデータの集合である。個々のデータは、例えば、患者の基本情報や診療記録(オーダ、検査結果など)に関するテキストファイルである。
データ群の格納場所を示す情報は、例えば、階層化されたフォルダにおける当該データ群が格納されたフォルダに辿り着くまでのパスを示す情報である。具体的には、例えば、診療データは、病院や診療所などの医療機関から出力されるSS−MIX2形式のデータである。
図1の例では、診療データ110が取得された場合を想定する。診療データ110は、データ群111と、パス情報112とを含む。パス情報112は、階層化されたフォルダにおけるデータ群111の格納場所「AAA¥…¥20190221¥…」を示す。
(2)情報処理装置101は、取得した診療データに含まれる各データ群の格納場所を示す情報を参照して、各データ群に対応する診療日および施設コードを特定する。ここで、階層化された格納場所は、施設コードに対応する格納場所と、診療日に対応する格納場所とを含む。
具体的には、例えば、情報処理装置101は、各データ群が格納されたフォルダのパス情報を参照して、施設コードに対応するフォルダ名を、各データ群に対応する施設コードとして特定する。また、情報処理装置101は、診療日に対応するフォルダ名を、各データ群に対応する診療日として特定する。
図1の例では、パス情報112が示す格納場所「AAA¥…¥20190221¥…」のうち、「AAA」は、施設コードに対応するフォルダを示す。また、「20190221」は、診療日に対応するフォルダを示す。このため、情報処理装置101は、パス情報112から、データ群111に対応する診療日「20190221」および施設コード「AAA」を特定する。なお、診療日「20190221」は、2019年2月21日を示す。
(3)情報処理装置101は、診療日および施設コードに対応するカラムをそれぞれ含む複数のテーブルの各テーブルについて、各データ群と、特定した各データ群に対応する診療日および施設コードとに基づいて、各データ群に関するレコードを作成する。
ここで、複数のテーブルは、診療データに含まれる患者に関する各種の情報を格納するためのものであり、テーブル構成(レイアウト)がそれぞれ異なる。各テーブルのテーブル構成は、例えば、診療データから必要な情報だけを抽出して格納できるように設計者により作成される。
また、診療日と施設コードとの組み合わせに対応するデータ単位の検索を可能にすべく、例えば、情報処理装置101が、複数のテーブルの各テーブルに、診療日および施設コードに対応するカラムを付加する。診療日および施設コードに対応するカラムは、例えば、診療日のカラムと施設コードのカラムである。また、診療日および施設コードに対応するカラムは、診療日と施設コードとの組み合わせ(イベントコード)のカラムであってもよい。
図1の例では、情報処理装置101は、複数のテーブル120の各テーブル120に、診療日カラム、施設コードカラムおよびイベントコード(施設コード+診療日)カラムを付加する。ただし、テーブル120内に、診療日カラムや施設コードカラムが予め含まれている場合には、情報処理装置101は、診療日カラムや施設コードカラムを新たに付加しなくてもよい。
また、情報処理装置101は、各テーブル120について、各データ群を参照して、付加した診療日カラム、施設コードカラムおよびイベントコードカラム以外の各カラムに対応する情報を特定する。そして、情報処理装置101は、特定した各カラムに対応する情報を、各テーブル120内の各カラムに格納する。
また、情報処理装置101は、特定した各データ群に対応する診療日および施設コードを、各テーブル120に付加した診療日カラムおよび施設コードカラムにそれぞれ格納する。さらに、情報処理装置101は、特定した各データ群に対応する診療日と施設コードとの組み合わせを、各テーブル120に付加したイベントコードカラムにそれぞれ格納する。
この結果、各テーブル120に各データ群に関するレコードが作成される。すなわち、診療データ110に含まれるデータ群それぞれについて、複数のテーブル120の各テーブル120内にレコードがそれぞれ作成される。
このように、情報処理装置101によれば、医療機関から出力されるSS−MIX2形式などの診療データを、診療日と施設コードとの組み合わせに対応するデータ単位で検索可能な状態で、複数のテーブルに分割して格納することができる。これにより、診療データを他の種類のデータと患者横断的に検索可能にして、患者に関する診療データを、その患者に関する他の種類のデータと一括して表示可能にすることができる。
図1の例では、診療データ110を、診療日と施設コードとの組み合わせに対応するデータ単位で検索可能な状態で、複数のテーブル120に分割して格納することができる。これにより、診療データ110を健康情報やゲノム情報などとともに患者横断的に検索可能となり、患者に関する診療データを、その患者に関する健康情報やゲノム情報と一括して表示することが可能となる。
(検索結果表示システム200のシステム構成例)
つぎに、実施の形態にかかる検索結果表示システム200のシステム構成例について説明する。検索結果表示システム200は、図1に示した情報処理装置101を含むコンピュータシステムであり、例えば、患者に関する複数種類のデータを収集して、分析、研究等を行うためのシステムに適用される。
図2は、検索結果表示システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、検索結果表示システム200は、情報処理装置101と、複数の医療機関サーバ201と、情報収集サーバ202と、クライアント装置203と、を含む。検索結果表示システム200において、情報処理装置101、医療機関サーバ201、情報収集サーバ202およびクライアント装置203は、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
ここで、情報処理装置101は、データベース220を有する。データベース220は、患者に関する情報を格納する。例えば、データベース220には、データテーブルT1〜Tn(n:2以上の自然数)、後述の図9に示す健康情報テーブル900、後述の図10に示すゲノム情報テーブル1000などが格納される。例えば、情報処理装置101は、サーバである。
データテーブルT1〜Tnは、医療機関から出力される診療データに含まれる患者に関する各種の情報を格納するものであり、テーブル構成(レイアウト)がそれぞれ異なる。例えば、図1に示した複数のテーブル120は、データテーブルT1〜Tnに相当する。なお、データテーブルT1〜Tnのテーブル構成例については、図12〜図14を用いて後述する。
以下の説明では、データテーブルT1〜Tnのうちの任意のデータテーブルを「データテーブルTi」と表記する場合がある(i=1,2,…,n)。
医療機関サーバ201は、病院や診療所などの医療機関に対応するコンピュータである。医療機関サーバ201は、医療機関の電子カルテシステムで作成された診療データ等を管理する。また、医療機関サーバ201は、医療機関の診療データをSS−MIX2形式で出力可能である。
情報収集サーバ202は、患者の健康情報やゲノム情報などを収集するコンピュータである。患者の健康情報やゲノム情報は、例えば、患者本人から収集されてもよく、また、患者の健康診断やゲノム調査等を行った各種検査機関から収集されてもよい。
クライアント装置203は、検索結果表示システム200のユーザが使用するコンピュータである。検索結果表示システム200のユーザは、例えば、医師や研究者などである。例えば、クライアント装置203は、PC(Personal Computer)、タブレットPC、スマートフォンなどである。
(情報処理装置101のハードウェア構成例)
図3は、情報処理装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、情報処理装置101は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、ディスクドライブ303と、ディスク304と、通信I/F(Interface)305と、可搬型記録媒体I/F306と、可搬型記録媒体307と、を有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、情報処理装置101の全体の制御を司る。CPU301は、複数のコアを有していてもよい。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMがOS(Operating System)のプログラムを記憶し、ROMがアプリケーションプログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
ディスクドライブ303は、CPU301の制御に従ってディスク304に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク304は、ディスクドライブ303の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク304としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
通信I/F305は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して外部のコンピュータ(例えば、図2に示した医療機関サーバ201、情報収集サーバ202、クライアント装置203)に接続される。そして、通信I/F305は、ネットワーク210と装置内部とのインターフェースを司り、外部のコンピュータからのデータの入出力を制御する。通信I/F305には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
可搬型記録媒体I/F306は、CPU301の制御に従って可搬型記録媒体307に対するデータのリード/ライトを制御する。可搬型記録媒体307は、可搬型記録媒体I/F306の制御で書き込まれたデータを記憶する。可搬型記録媒体307としては、例えば、CD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリなどが挙げられる。
なお、情報処理装置101は、上述した構成部のほかに、例えば、SSD(Solid State Drive)、入力装置、ディスプレイ等を有することにしてもよい。また、情報処理装置101は、上述した構成部のうち、例えば、ディスクドライブ303、ディスク304、可搬型記録媒体I/F306、可搬型記録媒体307を有していなくてもよい。
また、図2に示した医療機関サーバ201、情報収集サーバ202およびクライアント装置203についても、情報処理装置101と同様のハードウェア構成により実現することができる。ただし、クライアント装置203は、上述した構成部のほかに、入力装置、ディスプレイなどを有する。
(診療データのデータ構造例)
つぎに、図4を用いて、医療機関から出力されるSS−MIX2の診療データのデータ構造例について説明する。以下の説明では、医療機関から出力されるSS−MIX2の診療データを「診療データMD」と表記する場合がある。
図4は、診療データのデータ構造例を示す説明図である。図4において、診療データMDは、階層化されたフォルダの階層構造を有し、階層化されたフォルダの最下層のフォルダに格納されたデータファイル群と、階層化されたフォルダにおける当該データファイル群の格納場所を示す情報(例えば、パス情報)とを含む。
具体的には、診療データMDは、「施設コード」を最上層のフォルダ(ルートフォルダ)として、配下に「標準化ストレージ」、「患者ID先頭3文字」、「患者ID4〜6文字」、「患者ID」、「診療日」および「データ種別」のフォルダを順に有する。最下層のフォルダである「データ種別」フォルダには、データファイル群が格納される。
ここで、「施設コード」フォルダは、施設コードごとに設けられ、当該施設コードにより識別される医療機関に関するデータファイルが格納されるフォルダである。施設コードは、医療機関を一意に識別する識別子である。「標準化ストレージ」フォルダは、標準化されたテキストファイル(データファイル)が格納されるフォルダである。
「患者ID先頭3文字」フォルダは、患者IDの先頭3文字ごとに設けられ、患者IDの先頭3文字が当該3文字である患者に関するデータファイルが格納されるフォルダである。患者IDは、各医療機関において患者を一意に識別する識別子である。「患者ID4〜6文字」フォルダは、患者IDの4〜6文字ごとに設けられ、患者IDの4〜6文字が当該4〜6文字である患者に関するデータファイルが格納されるフォルダである。
「患者ID」フォルダは、患者IDごとに設けられ、当該患者IDにより識別される患者に関するデータファイルが格納されるフォルダである。「診療日」フォルダは、医療機関において患者が診療を受けた日付ごとに設けられる。当該日付に受けた診療に関するデータファイルが格納されるフォルダである。なお、診療日は、YYYYMMDD形式で表される。また、日付がないデータファイルの診療日は「−(ハイフン)」で表される。
「データ種別」フォルダは、データ種別ごとに設けられ、当該データ種別のデータファイルが格納されるフォルダである。データ種別としては、例えば、個人情報、処方オーダ、検査オーダなどがある。階層化されたフォルダにおける各データファイルの格納場所は、例えば、各データファイルのパス情報から特定される。
(データファイルの具体例)
つぎに、図5および図6を用いて、データファイルの具体例について説明する。
図5は、データファイルの具体例を示す説明図(その1)である。図5において、データファイル500は、診療データMDに含まれるデータファイルの一例であり、診療日に相当する日付がないテキストファイルである。ただし、図5では、データファイル500の一部を抜粋して表示している。
図6は、データファイルの具体例を示す説明図(その2)である。図6において、データファイル600は、診療データMDに含まれるデータファイルの一例であり、診療日に相当する日付があるテキストファイルである。ただし、図6では、データファイル600の一部を抜粋して表示している。
各データファイル500,600は、「|(パイプ)」や「^(ハット)」などの記号を用いて情報が区切られており、任意の項目の情報を抽出可能な形式で記述されている。例えば、データファイル500,600は、HL7(Health Level Seven)ファイルである。
(パス情報の具体例)
つぎに、図7および図8を用いて、パス情報の具体例について説明する。
図7は、パス情報の具体例を示す説明図(その1)である。図7において、パス情報700は、図5に示したデータファイル500のパス情報である。パス情報700によれば、データファイル500に対応する施設コード「7410000254」を特定することができる。
また、データファイル500に対応する標準化ストレージ「StandardizedStorage」、患者ID先頭3文字「804」、患者ID4〜6文字「090」、患者ID「804090000011」、診療日「−」およびデータ種別「ADT−00」を特定することができる。
図8は、パス情報の具体例を示す説明図(その2)である。図8において、パス情報800は、図6に示したデータファイル600のパス情報である。パス情報800によれば、データファイル600に対応する施設コード「7410000254」を特定することができる。
また、データファイル500に対応する標準化ストレージ「StandardizedStorage」、患者ID先頭3文字「804」、患者ID4〜6文字「090」、患者ID「804090000011」、診療日「20120918」およびデータ種別「OMG−11」を特定することができる。
(健康情報テーブル900の記憶内容)
つぎに、情報処理装置101が有するデータベース220に格納される健康情報テーブル900の記憶内容について説明する。なお、健康情報テーブル900は、例えば、図3に示した情報処理装置101のメモリ302、ディスク304などの記憶装置により実現される。
図9は、健康情報テーブル900の記憶内容の一例を示す説明図である。図9において、健康情報テーブル900は、ID、基本情報_性別、基本情報_生年、イベント、調査日、イベントコード、健康診断情報A、特定健診情報Bおよび検体検査情報Cのフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、健康情報(例えば、健康情報900−1〜900−4)がレコードとして記憶される。
ここで、IDは、検索結果表示システム200において患者を一意に識別する識別子である。IDとして、例えば、マイナンバーを用いることにしてもよく、また、個人を特定できないように生成された識別子を用いることにしてもよい。基本情報_性別は、患者の性別である。基本情報_生年は、患者の生年である。イベントは、患者に対して実施された健康診断の名称である。調査日は、健康診断が行われた日付である。
イベントコードは、健康診断を識別する識別子である。ここでは、イベントコードは、イベントと調査日との組み合わせによって表される。健康診断情報Aは、健康診断において行われた質問(問診)の回答(問診結果)である。特定健診情報Bは、健康診断において行われた特定健診の結果である。検体検査情報Cは、健康診断において行われた検体検査の結果である。
(ゲノム情報テーブル1000の記憶内容)
つぎに、情報処理装置101が有するデータベース220に格納されるゲノム情報テーブル1000の記憶内容について説明する。なお、ゲノム情報テーブル1000は、例えば、図3に示した情報処理装置101のメモリ302、ディスク304などの記憶装置により実現される。
図10は、ゲノム情報テーブル1000の記憶内容の一例を示す説明図である。図10において、ゲノム情報テーブル1000は、ID、調査日、ゲノム変異D、オミックスE、検体情報Fのフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、ゲノム情報(例えば、ゲノム情報1000−1,1000−2)をレコードとして記憶する。
ここで、IDは、検索結果表示システム200において患者を一意に識別する識別子である。調査日は、ゲノム状態の調査(ゲノム変異解析、オミックス解析など)が行われた日付である。ゲノム変異Dは、ゲノム変異を示す。オミックスEは、オミックス解析の結果を示す。検体情報Fは、検体に関する情報を示す。なお、ゲノム情報テーブル1000において、調査日のフィールドは設けなくてもよい。
(情報処理装置101の機能的構成例)
図11は、情報処理装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図11において、情報処理装置101は、取得部1101と、特定部1102と、作成部1103と、受付部1104と、検索部1105と、出力部1106と、を含む。具体的には、例えば、取得部1101〜出力部1106は、図3に示したメモリ302、ディスク304、可搬型記録媒体307などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、通信I/F305により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302、ディスク304などの記憶装置に記憶される。
取得部1101は、診療データMDを取得する。ここで、診療データMDは、階層化されたフォルダのいずれかのフォルダに格納された患者に関するデータファイル群と、階層化されたフォルダにおける当該データファイル群が格納された場所を示す情報とを含む。
図5および図6に示したデータファイル500,600は、患者に関するデータファイルの一例である。また、図7および図8に示したパス情報700,800は、データファイル群が格納された場所を示す情報の一例である。具体的には、例えば、取得部1101は、図2に示した医療機関サーバ201から診療データMDを受信することにより、受信した診療データMDを取得する。
これにより、各医療機関から出力されるSS−MIX2形式の診療データMDを取得することができる。
また、取得部1101は、患者に関する健康情報を取得する。ここで、患者に関する健康情報は、患者の健康状態を特定するための情報であり、例えば、患者の基本情報や健康診断結果などを含む。健康情報には、例えば、患者の健康診断が行われた日付が含まれる。図9に示した健康情報900−1〜900−4は、患者に関する健康情報の一例である。
具体的には、例えば、取得部1101は、図2に示した情報収集サーバ202から患者に関する健康情報を受信することにより、受信した患者に関する健康情報を取得する。取得された患者に関する健康情報は、例えば、図9に示した健康情報テーブル900に記憶される。
これにより、患者の健康状態を診断する検査機関等から出力される患者に関する健康情報を取得することができる。
また、取得部1101は、患者に関するゲノム情報を取得する。ここで、患者に関するゲノム情報は、患者のゲノム状態を特定するための情報であり、例えば、患者のゲノム変異情報、オミックス解析情報などを含む。ゲノム情報には、例えば、患者のゲノム状態の調査が行われた日付が含まれる。図10に示したゲノム情報1000−1,1000−2は、患者に関するゲノム情報の一例である。
具体的には、例えば、取得部1101は、情報収集サーバ202から患者に関するゲノム情報を受信することにより、受信した患者に関するゲノム情報を取得する。取得された患者に関するゲノム情報は、例えば、図10に示したゲノム情報テーブル1000に記憶される。
これにより、患者のゲノム状態を解析する検査機関等から出力される患者に関するゲノム情報を取得することができる。
特定部1102は、取得された診療データMDに含まれる各データファイル群の格納場所を示す情報を参照して、各データファイル群に対応する診療日および施設コードを特定する。ここで、あるデータファイル群に含まれる一つのデータファイルが、図5に示したデータファイル500である場合を想定する。
この場合、特定部1102は、データファイル500の格納場所を示すパス情報700を参照して、データファイル500を含むデータファイル群に対応する診療日および施設コードを特定する。図7の例では、データファイル500を含むデータファイル群に対応する診療日「−」および施設コード「7410000254」が特定される。
なお、情報処理装置101は、診療データMDから、階層化されたフォルダの階層構造を特定可能である。すなわち、情報処理装置101は、各階層のフォルダが何を示しているかを特定可能である。例えば、情報処理装置101は、第1階層(最上層)のフォルダが施設コードであり、第6階層のフォルダが診療日であると特定することができる。
また、あるデータファイル群に含まれる一つのデータファイルが、図6に示したデータファイル600である場合を想定する。この場合、特定部1102は、データファイル600の格納場所を示すパス情報800を参照して、データファイル600を含むデータファイル群に対応する診療日および施設コードを特定する。図8の例では、データファイル600を含むデータファイル群に対応する診療日「20120918」および施設コード「7410000254」が特定される。
作成部1103は、データテーブルT1〜Tnの各データテーブルTiについて、診療日および施設コードに対応するカラムを付加して、各データファイル群と、特定された各データファイル群に対応する診療日および施設コードとに基づいて、各データファイル群に関するレコードを作成する。
データテーブルT1〜Tnは、診療データMDに含まれる患者に関する各種の情報を格納するものであり、テーブル構成(レイアウト)がそれぞれ異なる。各データテーブルTiのテーブル構成をどのようなものとするかは、例えば、設計者によって予め決められている。各データテーブルTiは、患者の識別子(例えば、検索結果表示システム200において患者を一意に識別するID)のカラムを含む。
具体的には、例えば、作成部1103は、各データテーブルTiのテーブル構成情報(初期)を参照して、各データテーブルTiに診療日および施設コードに対応するカラムを付加する。テーブル構成情報(初期)は、診療日および施設コードに対応するカラムを付加する前の初期状態のデータテーブルTiのテーブル構成を示す情報である。データテーブルTiのテーブル構成情報(初期)は、例えば、予め作成されてメモリ302、ディスク304などの記憶装置に記憶されている。
より詳細に説明すると、例えば、作成部1103は、各データテーブルTiのテーブル構成情報(初期)に、診療日および施設コードに対応するカラム(項目)の情報を追加することにより、診療日および施設コードに対応するカラムが付加されたデータテーブルTiのテーブル構成情報を作成する。そして、作成部1103は、作成した各データテーブルTiのテーブル構成情報を参照して、各データファイル群と、特定された各データファイル群に対応する診療日および施設コードとに基づいて、各データファイル群に関するレコードを作成する。
ここで、図12〜図14を用いて、診療日および施設コードに対応するカラムが付加されたデータテーブルTiのテーブル構成情報の具体例について説明する。
図12〜図14は、データテーブルのテーブル構成情報の具体例を示す説明図である。図12〜図14において、テーブル構成情報1200,1300,1400は、診療日および施設コードに対応するカラムが付加されたデータテーブルTi(患者基本、放射線指示検査、病名)のテーブル構成の一例を示す。
テーブル構成情報1200,1300,1400は、セグメントナンバー、項番、項目名、属性およびKEYに関する情報を含む。セグメントナンバーは、データファイル内のセグメントを特定する情報である。項番は、データテーブルTi内の項目(カラム)の番号である。項目名は、データテーブルTi内の項目(カラム)の名称である。
属性は、データテーブルTi内の項目(カラム)の属性である。属性としては、例えば、bigint、varchar、datetimeなどがある。KEYは、データテーブルTi内の項目(カラム)が主キーであるか否かを示す。ここでは、KEY「主」の場合に、項目が主キーであることを示す。
例えば、作成部1103は、テーブル構成情報1200を参照して、患者基本テーブルについて、各データファイル群と、特定部1102によって特定された各データファイル群に対応する診療日および施設コードとに基づいて、各データファイル群に関するレコードを作成する。患者基本テーブルは、データテーブルTiの一例である。
テーブル構成情報1200の場合、項番「1」、項目名「施設コード」の項目、項番「29」、項目名「診療日」の項目および項番「30」、項目名「イベントコード」の項目が付加されたカラム(項目)である。ただし、施設コードや診療日の項目について、データテーブルTi内に予め含まれる場合には、新たに付加しなくてもよい。
具体的には、例えば、作成部1103は、テーブル構成情報1200を参照して、患者基本テーブル内の項番「1」、項目名「施設コード」の項目に、特定部1102によって特定されたデータファイル群に対応する施設コードを格納する。また、作成部1103は、患者基本テーブル内の項番「29」、項目名「診療日」の項目に、特定部1102によって特定されたデータファイル群に対応する診療日を格納する。さらに、作成部1103は、患者基本テーブル内の項番「30」、項目名「イベントコード」の項目に、特定部1102によって特定されたデータファイル群に対応する診療日および施設コードの組み合わせを格納する。
また、作成部1103は、テーブル構成情報1200を参照して、データファイル群から、残りの各項目に対応するセグメントナンバーから特定されるセグメントの情報を抽出する。そして、作成部1103は、各項目について抽出した情報を、患者基本テーブル内の各項目に格納する。
テーブル構成情報1200の項番「2」のセグメントナンバー「PID−3.1」を例に挙げると、作成部1103は、データファイル群から、PIDの行のパイプで区切られた3番目の箇所のうち、ハットで区切られた1番目の部分の情報を抽出する。そして、作成部1103は、抽出した情報を、患者基本テーブル内の項番「2」、項目名「ID」の項目に格納する。データファイル500の例では、「PID−3.1」の情報は、「804090000011」である。このため、患者基本テーブル内の項番「2」、項目名「ID」の項目に、「804090000011」が格納される。
また、セグメントナンバーが「−」の項目については、どのような情報を格納するかのルールが予め定義されている。例えば、患者基本テーブル内の項番「11」、項目名「都道府県コード」の項目について、作成部1103は、「PID−11.8」の先頭3文字がプログラムで定義した都道府県名と一致したら、指定のコードを格納する。一方、「PID−11.8」が、空もしくは一致する都道府県が存在しなかった場合は、作成部1103は、「00」を格納する。
これにより、患者基本テーブル内の各項目にデータファイル群に関する情報がそれぞれ設定されて、データファイル群に関するレコードが作成される。
同様に、作成部1103は、テーブル構成情報1300を参照して、放射線指示検査テーブルについて、各データファイル群と、特定部1102によって特定された各データファイル群に対応する診療日および施設コードとに基づいて、各データファイル群に関するレコードを作成する。また、作成部1103は、テーブル構成情報1400を参照して、病名テーブルについて、各データファイル群と、特定部1102によって特定された各データファイル群に対応する診療日および施設コードとに基づいて、各データファイル群に関するレコードを作成する。放射線指示検査テーブルおよび病名テーブルは、それぞれデータテーブルTiの一例である。
ここで、図15を用いて、データテーブルTiの一例である病名テーブルの記憶内容について説明する。ただし、ここでは、病名テーブル内の項目を一部省略して説明する。
図15は、病名テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。図15において、病名テーブル1500は、ID、患者基本情報、病名、施設コード、診療日およびイベントコードのフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、病名情報(例えば、病名情報1500−1,1500−2)をレコードとして記憶する。
ここで、IDは、検索結果表示システム200において患者を一意に識別する識別子である。患者基本情報は、患者の基本情報である。病名は、患者の病名である。施設コードは、医療機関を一意に識別する識別子である。診療日は、患者が診療を受けた日付である。診療日は、「YYYYMMDD」または「−」で表される。イベントコードは、施設コードと診療日(YYYYMMDD、または、−)との組み合わせである。
図11の説明に戻り、受付部1104は、データ検索条件を受け付ける。ここで、データ検索条件は、データを検索するための条件であり、例えば、検索結果表示システム200のユーザ(医師、研究者など)によって指定される。データ検索条件としては、例えば、患者識別子が指定される。
患者識別子は、患者の識別子であり、例えば、検索結果表示システム200において患者を一意に識別するIDである。また、データ検索条件として、期間や、IDと期間の組み合わせや、病名などが指定されてもよい。具体的には、例えば、受付部1104は、図2に示したクライアント装置203から検索条件を受信することにより、受信した検索条件を受け付ける。
検索部1105は、データテーブルT1〜Tnの各データテーブルTiから、受け付けたデータ検索条件から特定される患者識別子に対応するレコードを検索する。具体的には、例えば、検索部1105は、各データテーブルTi(例えば、病名テーブル1500)から、データ検索条件で指定されたIDに対応するレコードを検索する。
また、データ検索条件でIDと期間との組み合わせが指定されたとする。この場合、検索部1105は、各データテーブルTi(例えば、病名テーブル1500)から、データ検索条件で指定されたIDに対応し、かつ、データ検索条件で指定された期間内に診療日が含まれるレコードを検索する。
また、データ検索条件で病名のみが指定されたとする。この場合、検索部1105は、例えば、データ検索条件で指定された病名に対応する患者のIDを特定する。病名に対応する患者のIDは、例えば、病名テーブル1500から特定することができる。そして、検索部1105は、各データテーブルTiから、特定したIDに対応するレコードを検索する。
また、検索部1105は、データテーブルT1〜Tnとは異なる他のテーブルから、データ検索条件から特定される患者識別子に対応するレコードを検索する。ここで、他のテーブルは、患者識別子のカラムを含むテーブルであり、例えば、図9に示した健康情報テーブル900や、図10に示したゲノム情報テーブル1000である。
具体的には、例えば、検索部1105は、健康情報テーブル900から、データ検索条件で指定されたIDに対応するレコードを検索する。また、検索部1105は、ゲノム情報テーブル1000から、データ検索条件で指定されたIDに対応するレコードを検索する。
また、データ検索条件でIDと期間との組み合わせが指定されたとする。この場合、検索部1105は、健康情報テーブル900から、データ検索条件で指定されたIDに対応し、かつ、データ検索条件で指定された期間内に調査日が含まれるレコードを検索する。また、検索部1105は、ゲノム情報テーブル1000から、データ検索条件で指定されたIDに対応し、かつ、データ検索条件で指定された期間内に調査日が含まれるレコードを検索する。
また、データ検索条件で病名のみが指定されたとする。この場合、検索部1105は、例えば、データ検索条件で指定された病名に対応する患者のIDを特定する。そして、検索部1105は、健康情報テーブル900、ゲノム情報テーブル1000から、特定したIDに対応するレコードを検索する。
出力部1106は、各データテーブルTiから検索されたレコードと、他のテーブルから検索されたレコードとを対応付けて出力する。また、出力部1106は、各データテーブルTiから検索されたレコードと、他のテーブルから検索されたレコードとを時系列にソートして出力することにしてもよい。
具体的には、例えば、出力部1106は、検索された検索結果に基づいて、データ検索条件を受け付けたクライアント装置203に、検索結果表示画面を表示することにしてもよい。検索結果表示画面は、患者の診療情報(各データテーブルTiから検索された検索結果)と、患者の健康情報(健康情報テーブル900から検索された検索結果)と、患者のゲノム情報(ゲノム情報テーブル1000から検索された検索結果)とを一括して表示する画面である。検索結果表示画面の画面例については、図16を用いて後述する。
なお、情報処理装置101の各機能部は、例えば、検索結果表示システム200内の複数のコンピュータ(例えば、情報処理装置101とクライアント装置203)により実現されることにしてもよい。
(検索結果表示画面の画面例)
つぎに、クライアント装置203に表示される検索結果表示画面の画面例について説明する。検索結果表示画面は、クライアント装置203からのデータ検索条件に応じて、クライアント装置203のディスプレイ(不図示)に表示される。
図16は、検索結果表示画面の画面例を示す説明図である。図16において、検索結果表示画面1600は、クライアント装置203からのデータ検索条件に応じた検索結果1601〜1606を表示する画面である。
ここでは、データ検索条件として、ID「1111111111」とID「2222222222」とが指定された場合を想定する。検索結果1601〜1603は、ID「1111111111」に対応する検索結果である。検索結果1604〜1606は、ID「2222222222」に対応する検索結果である。検索結果1601〜1606は、患者単位で時系列にソートされている。
例えば、検索結果1601,1602は、健康情報テーブル900から検索されたID「1111111111」に対応するレコードに基づく情報である。具体的には、検索結果1601,1602のID、性別、生年、情報取得日、イベントコード、健康診断情報A、特定健診情報Bおよび検体検査情報Cは、健康情報テーブル900から検索されたレコードのID、基本情報_性別、基本情報_生年、調査日、イベントコード、健康診断情報A、特定健診情報Bおよび検体検査情報Cに相当する。
また、検索結果1601,1602のゲノム変異D、オミックスEおよび検体情報Fは、ゲノム情報テーブル1000から検索されたID「1111111111」に対応するレコードに基づく情報である。ここでは、同じ患者であればゲノム情報は変化しないことを前提として、IDが同じ全検索結果1601〜1603に、同じゲノム情報が設定されている。ただし、患者に対してゲノム情報が複数回調査された場合には、各ゲノム情報それぞれを一つの検索結果として表示することにしてもよい。
検索結果1603は、データテーブルTiの一例である病名テーブル1500から検索されたID「1111111111」に対応するレコードに基づく情報である。具体的には、検索結果1603のID、情報取得日、イベントコード、患者基本Gおよび病名Hは、病名テーブル1500から検索されたレコードのID、診療日、イベントコード、患者基本情報および病名に相当する。また、同じ患者であれば基本情報(性別、生年)は変化しないため、検索結果1603の性別、生年には、IDが同じ検索結果1601,1602と同じ性別、生年が設定されている。
このように、検索結果表示画面1600では、同一患者に関する診療情報と健康情報とゲノム情報とを一括して表示することができる。これにより、ユーザは、例えば、患者の健康診断の結果をもとに健康状態の変化を確認しながら、どのような病気になってどのような経過であるかといったことを確認することができる。また、ユーザは、患者のゲノム状態もあわせて確認することができる。また、ユーザは、イベントコードに含まれる施設コードから、患者がどの医療機関で診療を受けたのかについても把握することができる。
なお、データテーブルTi(例えば、病名テーブル1500)から同一イベントコードの複数のレコードが検索された場合には、情報処理装置101は、例えば、各レコードに対応する検索結果をそれぞれ表示してもよい。また、情報処理装置101は、複数のレコードを一つの検索結果にまとめて表示してもよい(例えば、病名をカンマ区切りで表示)。また、情報処理装置101は、複数の検索結果が存在することを示すマークを表示し、詳細な内容は別画面で表示することにしてもよい。
(情報処理装置101の各種処理手順)
つぎに、情報処理装置101の各種処理手順について説明する。まず、図17を用いて、情報処理装置101のテーブル作成処理手順について説明する。
図17は、情報処理装置101のテーブル作成処理手順の一例を示すフローチャートである。図17のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、医療機関から出力された診療データMDを取得する(ステップS1701)。つぎに、情報処理装置101は、データテーブルT1〜Tnのうち選択されていない未選択のデータテーブルTiを選択する(ステップS1702)。
そして、情報処理装置101は、選択したデータテーブルTiに診療日および施設コードに対応するカラムを付加する(ステップS1703)。つぎに、情報処理装置101は、取得した診療データMDに含まれるデータファイル群のうち選択されていない未選択のデータファイル群を選択する(ステップS1704)。
そして、情報処理装置101は、診療データMDに含まれる、選択したデータファイル群のパス情報を参照して、選択したデータファイル群に対応する診療日および施設コードを特定する(ステップS1705)。つぎに、情報処理装置101は、選択したデータテーブルTiについて、選択したデータファイル群と、特定した診療日および施設コードとに基づいて、選択したデータファイル群に関するレコードを作成する(ステップS1706)。
そして、情報処理装置101は、診療データMDに含まれるデータファイル群のうち選択されていない未選択のデータファイル群があるか否かを判断する(ステップS1707)。ここで、未選択のデータファイル群がある場合(ステップS1707:Yes)、情報処理装置101は、ステップS1704に戻る。
一方、未選択のデータファイル群がない場合(ステップS1707:No)、情報処理装置101は、データテーブルT1〜Tnのうち選択されていない未選択のデータテーブルがあるか否かを判断する(ステップS1708)。ここで、未選択のデータテーブルがある場合(ステップS1708:Yes)、情報処理装置101は、ステップS1702に戻る。
一方、未選択のデータテーブルがない場合(ステップS1708:No)、情報処理装置101は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。なお、2回目以降のテーブル作成処理では、各データテーブルTiに診療日および施設コードに対応するカラムが付加されているため、ステップS1703の処理を省略することができる。
これにより、データテーブルT1〜Tnそれぞれについて、診療日および施設コードに対応するカラム(項目)を付加して、診療データMDに含まれる各データファイル群に関するレコードを作成することができる。
つぎに、図18を用いて、情報処理装置101の検索結果表示処理手順について説明する。
図18は、情報処理装置101の検索結果表示処理手順の一例を示すフローチャートである。図18のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、クライアント装置203からデータ検索条件を受け付けたか否かを判断する(ステップS1801)。ここで、情報処理装置101は、データ検索条件を受け付けるのを待つ(ステップS1801:No)。
そして、情報処理装置101は、データ検索条件を受け付けた場合(ステップS1801:Yes)、データテーブルT1〜Tnの各データテーブルTiから、受け付けたデータ検索条件から特定されるID(患者識別子)に対応するレコードを検索する(ステップS1802)。
つぎに、情報処理装置101は、健康情報テーブル900から、データ検索条件から特定されるID(患者識別子)に対応するレコードを検索する(ステップS1803)。つぎに、情報処理装置101は、ゲノム情報テーブル1000から、データ検索条件から特定されるID(患者識別子)に対応するレコードを検索する(ステップS1804)。
そして、情報処理装置101は、検索した検索結果に基づいて、クライアント装置203に検索結果表示画面を表示して(ステップS1805)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。これにより、同一患者に関する診療情報と健康情報とゲノム情報とを一括して表示することができる。
以上説明したように、実施の形態にかかる情報処理装置101によれば、階層化されたフォルダのいずれかのフォルダに格納された患者に関するデータファイル群と、階層化されたフォルダにおける当該データファイル群が格納された場所を示す情報とを含む診療データMDを取得することができる。
これにより、各医療機関から出力されるSS−MIX2形式などの標準化された診療データMDを取得することができる。
また、情報処理装置101によれば、取得した診療データMDに含まれる各データファイル群の格納場所を示す情報を参照して、各データファイル群に対応する診療日および施設コードを特定することができる。また、情報処理装置101によれば、テーブル構成がそれぞれ異なるデータテーブルT1〜Tnの各データテーブルTiに、診療日および施設コードに対応するカラムを付加することができる。そして、情報処理装置101によれば、診療日および施設コードに対応するカラムをそれぞれ付加した各データテーブルTiについて、各データファイル群と、特定した各データファイル群に対応する診療日および施設コードとに基づいて、各データファイル群に関するレコードを作成することができる。
これにより、医療機関から出力されるSS−MIX2形式などの診療データMDを、診療日と施設コードとの組み合わせに対応するデータ単位で検索可能な状態で、データテーブルT1〜Tnに分割して格納することができる。このため、診療データMDを他の種類のデータと患者横断的に検索可能にして、患者に関する診療情報を、その患者に関する他の種類のデータと一括して表示可能にすることができる。
また、情報処理装置101によれば、データ検索条件を受け付け、データテーブルT1〜Tnの各データテーブルTiから、受け付けたデータ検索条件から特定される患者識別子(例えば、ID)に対応するレコードを検索し、データテーブルT1〜Tnとは異なる他のデータテーブルから、データ検索条件から特定される患者識別子に対応するレコードを検索することができる、他のデータテーブルは、例えば、健康情報テーブル900やゲノム情報テーブル1000である。そして、情報処理装置101によれば、各データテーブルTiから検索したレコードと、他のデータテーブルから検索したレコードとを対応付けて出力することができる。
これにより、診療データMDと他の種類のデータとを患者横断的に検索することができ、患者に関する診療情報を、その患者に関する健康情報やゲノム情報などと一括して表示することができる。このため、例えば、医師や研究者は、患者の健康状態の変化を確認しながら、どのような病気になってどのような経過であるか、また、そのときのゲノム状態はどのようなものであったかということを確認することができる。
また、情報処理装置101によれば、各データテーブルTiから検索したレコードと、他のデータテーブルから検索したレコードとを時系列にソートして出力することができる。これにより、患者の診療情報、健康状態、ゲノム状態などの時間的な変化を把握しやすい表示を提供することができる。
これらのことから、実施の形態にかかる検索結果表示システム200によれば、同一患者に関する複数種類のデータをまとめて閲覧可能にすることで、病気の要因等を多角的な視点から分析可能にして、新たな知見の獲得につなげることができる。
なお、本実施の形態で説明した検索結果表示方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本検索結果表示プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD、USBメモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本検索結果表示プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
また、本実施の形態で説明した情報処理装置101は、スタンダードセルやストラクチャードASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定用途向けICやFPGAなどのPLD(Programmable Logic Device)によっても実現することができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)いずれかの格納場所に格納された患者に関するデータ群と、前記格納場所における当該データ群の格納場所を示す情報とを含む診療データを取得し、
取得した前記診療データに含まれる各データ群の格納場所を示す情報を参照して、前記各データ群に対応する診療日および施設コードを特定し、
診療日および施設コードに対応するカラムをそれぞれ含む複数のテーブルの各テーブルについて、前記各データ群と、特定した前記各データ群に対応する診療日および施設コードとに基づいて、前記各データ群に関するレコードを作成する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする検索結果表示プログラム。
(付記2)前記各テーブルは、患者識別子のカラムを含み、
データ検索条件を受け付け、
前記各テーブルから、受け付けた前記データ検索条件から特定される患者識別子に対応するレコードを検索し、
患者識別子のカラムを含む、前記複数のテーブルとは異なる他のテーブルから、前記データ検索条件から特定される患者識別子に対応するレコードを検索し、
前記各テーブルから検索したレコードと、前記他のテーブルから検索したレコードとを対応付けて出力する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1に記載の検索結果表示プログラム。
(付記3)前記他のテーブルは、患者識別子と、当該患者識別子により識別される患者の健康情報とを対応付けて記憶する健康情報テーブルである、ことを特徴とする付記2に記載の検索結果表示プログラム。
(付記4)前記他のテーブルは、患者識別子と、当該患者識別子により識別される患者のゲノム情報とを対応付けて記憶するゲノム情報テーブルである、ことを特徴とする付記2または3に記載の検索結果表示プログラム。
(付記5)テーブル構成がそれぞれ異なる複数のテーブルの各テーブルに診療日および施設コードに対応するカラムを付加する、処理を前記コンピュータに実行させ、
前記作成する処理は、
前記カラムを付加した前記複数のテーブルの各テーブルについて、前記各データ群と、特定した前記各データ群に対応する診療日および施設コードとに基づいて、前記各データ群に関するレコードを作成する、ことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の検索結果表示プログラム。
(付記6)前記格納場所は、施設コードに対応する格納場所と、診療日に対応する格納場所とを含む階層化された格納場所である、ことを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の検索結果表示プログラム。
(付記7)前記データ群は、前記格納場所のうちの最下層の格納場所に格納された患者に関するテキストファイル群である、ことを特徴とする付記6に記載の検索結果表示プログラム。
(付記8)前記他のテーブルは、日付のカラムを含み、
前記出力する処理は、
前記各テーブルから検索したレコードと、前記他のテーブルから検索したレコードとを時系列にソートして出力する、ことを特徴とする付記2〜4のいずれか一つに記載の検索結果表示プログラム。
(付記9)前記診療データは、医療機関から出力されるSS−MIX2形式のデータである、ことを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の検索結果表示プログラム。
(付記10)いずれかの格納場所に格納された患者に関するデータ群と、前記格納場所における当該データ群の格納場所を示す情報とを含む診療データを取得し、
取得した前記診療データに含まれる各データ群の格納場所を示す情報を参照して、前記各データ群に対応する診療日および施設コードを特定し、
診療日および施設コードに対応するカラムをそれぞれ含む複数のテーブルの各テーブルについて、前記各データ群と、特定した前記各データ群に対応する診療日および施設コードとに基づいて、前記各データ群に関するレコードを作成する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする検索結果表示方法。
(付記11)いずれかの格納場所に格納された患者に関するデータ群と、前記格納場所における当該データ群の格納場所を示す情報とを含む診療データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記診療データに含まれる各データ群の格納場所を示す情報を参照して、前記各データ群に対応する診療日および施設コードを特定する特定部と、
診療日および施設コードに対応するカラムをそれぞれ含む複数のテーブルの各テーブルについて、前記各データ群と、前記特定部が特定した前記各データ群に対応する診療日および施設コードとに基づいて、前記各データ群に関するレコードを作成する作成部と、
を含むことを特徴とする検索結果表示システム。
101 情報処理装置
110,MD 診療データ
111 データ群
112,700,800 パス情報
120 テーブル
200 検索結果表示システム
201 医療機関サーバ
202 情報収集サーバ
203 クライアント装置
210 ネットワーク
220 データベース
300 バス
301 CPU
302 メモリ
303 ディスクドライブ
304 ディスク
305 通信I/F
306 可搬型記録媒体I/F
307 可搬型記録媒体
500,600 データファイル
900 健康情報テーブル
1000 ゲノム情報テーブル
1101 取得部
1102 特定部
1103 作成部
1104 受付部
1105 検索部
1106 出力部
1200,1300,1400 テーブル構成情報
1500 病名テーブル
1600 検索結果表示画面

Claims (8)

  1. いずれかの格納場所に格納された患者に関するデータ群と、前記格納場所における当該データ群の格納場所を示す情報とを含む診療データを取得し、
    取得した前記診療データに含まれる各データ群の格納場所を示す情報を参照して、前記各データ群に対応する診療日および施設コードを特定し、
    診療日および施設コードに対応するカラムをそれぞれ含む複数のテーブルの各テーブルについて、前記各データ群と、特定した前記各データ群に対応する診療日および施設コードとに基づいて、前記各データ群に関するレコードを作成する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする検索結果表示プログラム。
  2. 前記各テーブルは、患者識別子のカラムを含み、
    データ検索条件を受け付け、
    前記各テーブルから、受け付けた前記データ検索条件から特定される患者識別子に対応するレコードを検索し、
    患者識別子のカラムを含む、前記複数のテーブルとは異なる他のテーブルから、前記データ検索条件から特定される患者識別子に対応するレコードを検索し、
    前記各テーブルから検索したレコードと、前記他のテーブルから検索したレコードとを対応付けて出力する、
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の検索結果表示プログラム。
  3. 前記他のテーブルは、患者識別子と、当該患者識別子により識別される患者の健康情報とを対応付けて記憶する健康情報テーブルである、ことを特徴とする請求項2に記載の検索結果表示プログラム。
  4. 前記他のテーブルは、患者識別子と、当該患者識別子により識別される患者のゲノム情報とを対応付けて記憶するゲノム情報テーブルである、ことを特徴とする請求項2または3に記載の検索結果表示プログラム。
  5. テーブル構成がそれぞれ異なる複数のテーブルの各テーブルに診療日および施設コードに対応するカラムを付加する、処理を前記コンピュータに実行させ、
    前記作成する処理は、
    前記カラムを付加した前記複数のテーブルの各テーブルについて、前記各データ群と、特定した前記各データ群に対応する診療日および施設コードとに基づいて、前記各データ群に関するレコードを作成する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の検索結果表示プログラム。
  6. 前記診療データは、医療機関から出力されるSS−MIX2形式のデータである、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の検索結果表示プログラム。
  7. いずれかの格納場所に格納された患者に関するデータ群と、前記格納場所における当該データ群の格納場所を示す情報とを含む診療データを取得し、
    取得した前記診療データに含まれる各データ群の格納場所を示す情報を参照して、前記各データ群に対応する診療日および施設コードを特定し、
    診療日および施設コードに対応するカラムをそれぞれ含む複数のテーブルの各テーブルについて、前記各データ群と、特定した前記各データ群に対応する診療日および施設コードとに基づいて、前記各データ群に関するレコードを作成する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする検索結果表示方法。
  8. いずれかの格納場所に格納された患者に関するデータ群と、前記格納場所における当該データ群の格納場所を示す情報とを含む診療データを取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記診療データに含まれる各データ群の格納場所を示す情報を参照して、前記各データ群に対応する診療日および施設コードを特定する特定部と、
    診療日および施設コードに対応するカラムをそれぞれ含む複数のテーブルの各テーブルについて、前記各データ群と、前記特定部が特定した前記各データ群に対応する診療日および施設コードとに基づいて、前記各データ群に関するレコードを作成する作成部と、
    を含むことを特徴とする検索結果表示システム。
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