JP2005078183A - 医療情報管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の機関において利用される情報を一元的に管理することにより、患者の情報を効率よく管理して、患者主体の医療サービスを提供する。
【解決手段】各病院における医療情報を管理するデータベースが備えられた病院端末2a〜2bと、医療情報管理サーバ1とが接続され、病院端末2a〜2bにおいて、データベース27の情報が更新されると、更新された医療情報が患者情報と対応付けて医療情報管理サーバ1に送信され、医療情報管理サーバ1において、受信した患者情報に基づいて、データベース17内の関連する医療情報との統合化を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、患者の医療情報を一元化して管理する医療情報管理システムに関する。
近年、医療の効率化が求められている中で、院内外のネットワーク化、システム化が進んでおり、病院情報システム(HIS)、放射線科情報システム(RIS)、画像保存転送システム(PACS)、電子カルテ、遠隔医療などを有機的に連携させるトータルシステムとしてのニーズも大きくなってきている。さらに、地域医療を効率的に行うために医療機関間でのデータの共有化も徐々に進行してきており、これにより患者の重複した検査や治療、薬の投与などが避けられるようになってきた。
例えば、特開平9−28682号公報には、病院情報システムに対し個人健康管理システムが、地域センタを介して接続されたパーソナル健康管理システムが開示されている(特許文献1参照)。このパーソナル健康管理システムによれば、病院内に設けられる病院情報システムと、病院施設の外部に設けられる通信システム、通常健康管理システム、在宅医療時管理システム、個人情報管理システム、生活情報システム、業務情報システムがそれぞれ地域センタを介して接続され、操作者は、所望のシステムを選択して、各システムの提供するサービスを受けることがことができる。
特開平9−28682号公報
しかしながら,上述したパーソナル健康管理システムにおいては、各システムは地域センタを介して接続されているものの、独立したシステムとして構成されているため、各システム間における情報の共有化は図られていなかった。すなわち、患者は、各システムに点在して管理される情報にアクセスすることにより、必要な情報を収集する必要があり、患者の立場に立った利用しやすいシステムではなかった。
また、各システムの情報が個々に管理されるため、情報の管理形態が異なると、同じ患者が別の患者として2重登録される場合もあり得る。これにより、無駄な検査や投薬が行われる可能性も生じていた。
本発明の課題は、複数の機関において利用される情報を一元的に管理することにより、患者の情報を効率よく管理して、患者主体の医療サービスを提供可能な医療システムを提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
医療情報を取得する病院端末と、統合的に医療情報を管理するデータベースを備える医療情報管理サーバとがネットワークを介して接続される医療情報管理システムであって、
前記病院端末は、
前記取得した医療情報を患者情報に対応付けて送信する通信部を備え、
前記医療情報管理サーバは、
医療情報及び患者情報を受信する受信手段と、
前記受信した患者情報に基づいて、前記受信した医療情報に関連する医療情報がデータベースにあるか否かを解析するデータ解析手段と、
前記データ解析手段の解析結果に基づいて、受信した医療情報に関連する医療情報がある場合に、受信した医療情報と関連する医療情報とを一元化してデータベースに格納するデータ一元化手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、
医療情報を格納する第1のデータベースを備える病院端末と、統合的に医療情報を管理する第2のデータベースを備える医療情報管理サーバとがネットワークを介して接続される医療情報管理システムであって、
前記病院端末は、
第1のデータベースに格納される医療情報が更新された場合に、当該更新された医療情報を患者情報に対応付けて送信する更新データ送信手段を備え、
前記医療情報管理サーバは、
更新された医療情報及び患者情報を受信する受信手段と、
前記受信した患者情報に基づいて、前記受信した医療情報に関連する医療情報が第2のデータベースにあるか否かを解析するデータ解析手段と、
前記データ解析手段の解析結果に基づいて、受信した医療情報に関連する医療情報がある場合に、受信した医療情報と関連する医療情報とを一元化して第2のデータベースに格納するデータ一元化手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の医療情報管理システムにおいて、
前記データ解析手段は、第2のデータベースに格納されている医療情報に重複するデータがあるか否かを解析し、
前記データ統合化手段は、前記データ解析手段の解析結果に基づいて、重複する医療情報がある場合に、重複する医療情報を削除することにより第2のデータベースに格納された医療情報を一元化することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の医療情報管理システムにおいて、
前記データ一元化手段は、前記データ解析手段の解析結果に基づいて、受信した医療情報に関連する医療情報が第2のデータベースにない場合、受信した医療情報を新規な情報として、第2のデータベースに格納させることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の医療情報管理システムにおいて、
前記患者情報は、患者氏名、患者ID、年齢、住所、性別、血液型、身長、体重、DNA情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、医療情報管理サーバにおいて、医療情報を一元化して管理することができるため、必要な医療情報を迅速かつ的確に取得することができ、診断の効率化や診断精度を向上させることができる。これにより、例えば、同一患者に対する重複検査や重複投薬を防いで、患者を主体とした良質な医療サービスを提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、第1のデータベースに格納される医療情報が更新された場合に、更新された医療情報を医療情報管理サーバに送信して、医療情報管理サーバの備える第2のデータベースにて一元的に医療情報を管理することができる。これにより、複数の病院端末において管理されている医療情報を的確に医療情報管理サーバにて統合的に管理することができる。
請求項3記載の発明によれば、第2のデータベースに記憶される医療情報のうち重複する医療情報を削除してデータの一元化を行うことにより、有効に第2のデータベース資源を利用することができる。また、医療情報を利用する際に重複した医療情報が取得されることを防いで、迅速かつ的確に医療情報を利用した診断を行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、病院端末において更新された医療情報と関連する医療情報が第2のデータベースにない場合、受信した医療情報を新規な情報として管理することにより、医療情報を適切に管理することができる。
請求項5記載の発明によれば、データ解析手段により種々の情報に基づいて医療情報の関連性を判断することができ、関連する医療情報について的確にデータの統合化を行うことができる。これにより、効率良く医療情報の取得及び利用を図ることができる。
以下、図1〜図10を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
まず、本実施の形態の構成を説明する。
本実施の形態における医療情報管理システム100は、地域医療情報化を目的とするものであり、各種病院端末2a〜2bで運用されているデータベースをネットワークNにより接続し、各病院端末2a〜2bにて管理される医療情報を医療情報管理サーバ1により一元管理する。また、医療情報管理サーバ1により管理される医療情報を病院端末2a〜2b及び患者端末3a〜3bにホームページを通じて利用可能とすることにより、病院又は患者間における情報の共有化を図るものである。
図1は、医療情報管理システム100のシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように、医療情報管理システム100は、医療情報管理サーバ1と、病院端末2a〜2bと、患者端末3a〜3bとから構成され、各装置はネットワークNを介して相互にデータの送受信が可能なように構成されている。なお、各装置の設置台数及び設置箇所は図示例に限定されず、任意に設置可能なことは勿論である。
ネットワークNは、医療情報管理サーバ1と、複数の病院端末2a〜2b及び患者端末3a〜3bとを接続して構成され、接続されたサーバ及び複数の端末間で情報や資源(例えば、データベース、出力装置等)を共有するための限られたエリア内におけるネットワークである。ネットワークNは、例えば、WWW(ワールド・ワイド・ウェブ)やTCP/IPなどの、インターネットで普及している技術を使って構築することにより、信頼性の高いネットワークをスピーディに構築できるとともに、インターネットとの親和性を高めることができる。なお、ネットワークNは、情報管理の信頼性の観点から、特定のユーザのみアクセス可能なセキュリティを確保しているネットワークであることが望ましい。
医療情報管理サーバ1は、医療情報を一元管理するための装置であり、ネットワークNを介して接続された病院端末2a〜2bから医療情報を受信し、情報を一元化してデータベース17に格納する。また、医用情報管理サーバ1は、ネットワークN上にホームページ(HP)を開設し、このHP上において病院端末2a〜2b,患者端末3a〜3bに一元管理された医療情報の提供を行う。
図2を参照して、医療情報管理サーバ1について詳細に説明する。図2は、医療情報管理サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、医療情報管理サーバ1は、制御部11、通信部12、ホームページ開設手段13、アクセス件管理手段14、データ解析手段15、データ一元化手段16、データベース17等を備えて構成される。
制御部11は、データベース17内の記憶装置(図示せず)に記憶されている各種システムプログラムを読み出して実行し、医療情報管理サーバ1の各部を駆動制御する。
具体的に、制御部11は、病院端末2a〜2bから受信した更新された医療情報を一元化してデータベース17に格納する更新データ一元化処理(図7参照)と、データベース17に格納される医療情報のうち重複するデータを一元化する重複データ一元化処理(図8参照)を実行する。
通信部12は、LAN、WAN、あるいはインターネット等のネットワークNに接続された伝送媒体に接続可能なインターフェ−スである。
ホームページ開設手段13は、作成されたホームページのデータをプロバイダへのアップロードし、ネットワーク上にホームページを公開する。本実施の形態においては、このホームページにおいて、病院端末2a〜2b及び患者端末3a〜3bのアクセスを受け付け、データベース17に格納される医療情報を提供する。
アクセス権管理手段14は、上述したホームページを介してアクセスされた病院端末2a〜2b又は患者端末3a〜3bの認証を行い、データベース17に格納される医療情報のうちアクセス可能な医療情報をアクセス権に応じて提供する。例えば、病院Aに勤務する医師により病院端末2aを介してアクセスされた場合、アクセス権管理手段14は、データベース17に格納される全ての患者の電子カルテを閲覧可能とする。また、患者端末3aを介して患者Cからアクセスされた場合、データベース17に格納される電子カルテのうち患者Cの情報についてのみ閲覧可能とする。
データ解析手段15は、ネットワークを介して受信した医療情報と、データベースに格納されている医療情報との関連性を解析する。例えば、患者情報をキーワードとして、受信した医療情報と同一患者の医療情報がデータベース17内に格納されているかを検証し、データベース内に同一患者の医療情報が格納されている場合、データベースから同一患者の医療情報を取得して、受信した医療情報と比較し、医療情報に関連性があるか否かを解析する。そして、医療情報の関連性の有無を解析結果としてデータ一元化手段16に出力する。
また、データ解析手段15は、データベース内に格納されている医療情報を同一患者毎に解析し、同一患者の医療情報について重複する情報があるか否かを判別する。重複する医療情報がある場合、重複する医療情報についての解析結果をデータ一元化手段16に出力する。
データ一元化手段16は、データ解析手段15の解析結果に基づいて、データベース内に格納されるデータの一元化を行う。具体的に、ネットワークを介して受信した医療情報について、データ解析手段15の解析結果に基づき、関連性があるとされた医療情報とデータの一元化を行う。また、関連性のない医療情報に付いては、新規な医療情報として管理する。また、データ一元化手段16は、データベース内に格納されている医療情報について、データ解析手段15の解析結果に基づき、重複する医療情報についてデータの一元化を行う。
データベース17は、あらかじめ定義された形式によりデータを格納することにより、医療情報管理システム100において集積される医療情報を統括的に管理するものである。図3に示すように、データベース17は、医療情報として、患者情報、電子カルテ情報、病院情報等を格納している。例えば、患者情報は、患者を特定できる情報として、患者氏名、患者ID、年齢、住所、性別、血液型、身長、体重、DNA情報等を含んでいる。電子カルテ情報は、患者情報に対応付けて、症例管理データ、薬歴管理データ、アレルギーデータ、感染症データ等を含んでいる。また、病院情報は、医療情報管理システムと提携してる病院についての情報が含まれ、例えば、病院名、所在地、診療科、医師名等を含んでいる。データベース17に格納される情報は、例えば、患者を特定する情報に対応付けてそれぞれ一元的に管理されているものとする。
病院端末2a〜2dは、医療情報管理システム100と連携する病院において管理される端末であり、各病院において管理される医療情報を記憶するデータベースを備えている。例えば、病院端末2aは,病院Aにおいて管理される端末であり、データベースには病院Aを利用した患者に関する医療情報を格納している。また、病院端末2bは、病院Bにおいて管理される端末であり、データベースには病院Bを利用した患者に関する医療情報を格納している。この病院端末2a〜2bは、データベースに格納される医療情報が更新されると、更新された医療情報を患者情報に対応付けて医療情報管理サーバ1に送信し、医療情報の統合化を行わせる。
図4を参照して、病院端末2a〜2bについて詳細に説明する。なお、病院端末2a及び2bは略同一の構成であるため、以下では病院端末2aを代表として説明を行う。図4に示すように、病院端末2aは、CPU21、入力部22、表示部23、通信部24、RAM25、更新データ送信手段26、データベース27等から構成され、各部はバス28により接続されている。
CPU21は、図示しないROM(Read Only Memory)を備え、ROMに記憶された各種制御プログラムに従って、病院端末2aの各部を集中制御する。具体的に、CPU21は、データベース26内の医療情報が更新された場合に、更新されたデータを患者情報に対応付けて医療情報管理サーバ1に送信する更新データ送信処理(図6参照)を実行する。なお、処理の詳細については後述する。
入力部22は、カーソルキー、数字キー、各種機能キー、ジョグダイアルキー等を備えて構成され、撮影者により操作された押下されたキーに対応する押下信号をCPU21に出力する。なお、入力部22は、必要に応じてタッチパネル等のポインティングデバイスや、その他の入力装置を備えるものとしてもよい。
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)等による表示ディスプレイを備えた表示手段であり、CPU21からの表示指示に基づいて各種表示情報を表示する。具体的に、表示部23は、入力部22を介して入力された医療情報や、通信部24を介して受信したホームページの閲覧画面等を表示する。
通信部24は、LAN、WAN、あるいはインターネット等のネットワークNに接続された伝送媒体に接続可能なインタ−フェ−スである。
RAM(Random Access Memory)25は、前述の指定されたアプリケーションプログラム、入力指示、入力データ及び処理結果等を格納するワークメモリエリアを有する。
更新データ送信手段26は、入力部22を介して入力された医療情報や通信部24を介して受信した医療情報に基づいて、データベース27の内容が更新されると、更新された医療情報を取得し、患者情報と対応付けて更新された医療情報を医療情報管理サーバ1に送信する。
データベース27は、あらかじめ定義された形式によりデータを格納することにより、各病院において集積される医療情報を統括的に管理するものである。具体的に、データベース27は、A病院において診察を受けた患者に関する患者情報、電子カルテ情報、診療情報、病院情報等を格納している。
患者端末3a〜3bは、医療情報管理システム100を利用する患者により管理される端末であり、具体的には、医療情報管理サーバ1により開設されるホームページにアクセスして、認証を受け、アクセス権に基づいて、医療情報管理サーバ1に管理される医療情報の提供を受けるものである。
患者端末3a〜3bは、図5に示すように、CPU31、入力部32、表示部33、通信部34、RAM35、記憶部36等を備えて構成され、各部はバス37により接続されている。なお、患者端末3a〜3bは、上述した病院端末2aと略同様の構成によってなるため、同一部分には対応する符号を付して、詳細な説明を省略する。
患者端末3aのCPU31は、図示しないROM(Read Only Memory)を備え、ROMに記憶された各種制御プログラムに従って、患者端末3aの各部を集中制御する。具体的に、CPU31は、入力部32を介して、医療情報管理サーバ1の開設するホームページへのアクセス指示が入力されると、通信部34を制御して、アクセス要求を送信する。また、通信部34を介して、トップページデータを受信すると、ホームページを閲覧するためのブラウザを起動させて、トップページを表示部33に表示させる。そして、入力部32から入力される各種指示応じて、医療情報の閲覧を行わせる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
なお、動作説明の前提として、以下のフローチャートに記述されている各処理を実現するためのプログラムは、医療情報管理サーバ1の制御部11、病院端末2a〜2bのCPU21が読み取り可能なプログラムコードの形態でデータベース17、データベース27に格納されており、制御部11、CPU21は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
まず、病院端末2aの動作について説明する。図6は、病院端末2aのCPU21により実行される更新データ送信処理を示すフローチャートである。図6に示すように、CPU21は、データベース26に格納される医療情報が更新されたか否かを判別し(ステップS1)、医療情報が更新された場合(ステップS1;YES)、更新された医療情報を取得する(ステップS2)。
次いで、CPU21は、更新された医療情報に対応する患者情報を取得して(ステップS3)、医療情報と患者情報を対応付けて医療情報管理サーバ1に送信する(ステップS4)。そして、CPU21は、本医療情報送信処理を終了する。
次に、医療情報管理サーバ1の動作について説明する。図7は、医療情報管理サーバ1の制御部11により実行される更新データ一元化処理を示すフローチャートである。図7に示すように、CPU21は、病院端末2a〜2bから医療情報を受信したか否かを判別し(ステップS11)、医療情報を受信した場合(ステップS11;YES)、医療情報に対応付けて送信された患者情報を取得する。そして、制御部11は、データ解析手段15により、受信した医療情報と関連する医療情報がデータベース17にあるか否かの解析を行わせる(ステップS12)。
データ解析手段15は、取得した患者情報に基づいて、データベース17において同一の患者についての医療情報を検索する(ステップS12)。ここで、データ解析手段15は、患者情報として患者氏名「山田太郎」を取得した場合、「やまだたろう」、「ヤマダタロウ」、「YAMADA TARO」、「Taro Yamada」等を検索キーワードとして、医療情報の検索を行う。また、データ解析手段15は、患者情報に含まれるその他の情報に基づいてデータベース内の検索を行い、一致する情報が所定数以上含まれる医療情報を関連性あり、すなわち、同一患者に関する医療情報であると解析して、解析結果をデータ一元化手段16に出力する。
続いて、制御部11は、データ解析手段15から出力される解析結果に基づいて、受信した医療情報に関連する医療情報があるか否か、すなわち、同一患者に関する医療情報があるか否かを判別し(ステップS13)、同一の患者の医療情報がある場合(ステップS13;YES)、データ一元化手段16により、同一患者の医療情報について情報の一元化を行わせる。
具体的に、データ一元化手段16は、データベース17から同一患者についての医療情報を取得して、受信した医療情報とを比較し(ステップS14)、重複する部分を除いて、新たな医療情報につきデータベース17に格納させることによりデータの一元化を行う(ステップS15)。
一方、データ解析手段15の解析結果に基づいて、病院端末2aから受信した医療情報がデータベース内の医療情報と関連性がないと判別された場合、すなわち、同一患者に関する医療情報がデータベース17内に格納されていない場合(ステップS13;NO)、制御部11は、受信した医療情報を新たな患者としてデータベース17に格納する(ステップS16)。そして、制御部11は、本更新データ一元化処理を終了する。
図8は、医療情報管理サーバ1の制御部11により実行される重複データ一元化処理を示すフローチャートである。なお、重複データ一元化処理は、所定期間毎(例えば、1日1回や1週間に1回)に行われるものであり、予め設定された時間に実行されるか、オペレータの指示により処理が行われるものとする。
図8に示すように、制御部11は、データ一元化処理を指示された場合(ステップS21;YES)、データベース17から一の患者情報を取得する(ステップS22)。次いで、制御部11は、データ解析手段15により、データベース17に格納される医療情報について取得した患者情報との関連性を解析させ、一の患者情報に関連する全ての医療情報をデータベース17から取得する(ステップS23)。
続いて、制御部11は、データ一元化手段16により、取得した医療情報のうち重複する部分を抽出させて、重複する医療情報を削除してデータ一元化を行わせる(ステップS25)。続いて、制御部11は、データベース内に解析を行っていない患者情報があるか否かを判別し、解析を行っていない患者情報がある場合(ステップS26;YES)、ステップS22に戻り、上述した処理を繰り返して実行する。また、解析を行っていない患者情報がない場合(ステップS26;NO)、すなわち、データベース17内に格納される全ての患者情報について、医療情報のデータ一元化を行った場合、本重複データ統合化処理を終了する。
また、医療情報管理サーバ1は、ホームページ開設手段13により、作成されたホームページデータをネットワークN上にアップロードして、ホームページを介して受信したアクセス要求に応じて医療情報を提供する医療情報提供処理を実行する。図9は、制御部11により実行される医療情報提供処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、ネットワーク上に開設したホームページを介して、病院端末2a〜2b又は患者端末3a〜3bからアクセス要求を受信すると(ステップS31;YES)、制御部11は、対応する端末に認証画面を送信して(ステップS32)、認証情報を受信する(ステップS34)。
次いで、制御部11は、受信した認証情報に基づいて、認証を行い、データベース17へのアクセス権を許容する(ステップS34)。続いて、制御部11は、医療情報の閲覧要求を受信すると、許容したアクセス権に応じて医療情報を対応する病院端末2a〜2b又は患者端末3a〜3bに送信して、医療情報の提供を行う(ステップS35)。そして、アクセスが終了すると本医療情報提供処理を終了する。
図10を参照して、上述した医療情報提供処理において医療情報管理サーバ1が提供するホームページの閲覧画面について説明する。図10(a)は、医療情報管理サーバ1により開設されるホームページのトップページの一例を示す図である。図10に示すように、トップページ101には、「ME.com」、「DO-ctor Network」、「Clinic I」、「My Carte」の項目がそれぞれ設けられ、各項目に対応するサイトへのリンクが貼られている。
具体的に、「ME.com」は、患者同士が情報交換を行うサイトであり、例えば、病院や医師に関する情報の交換を行うことができる。「DO-ctor Network」は医者同士が情報交換を行うサイトであり、複数の医師による共同診療やWEBカンファレンスを行うことができる。「Clinic I」は、医者と患者との間で情報交換が行われるサイトであり、医師による遠隔診断や複数の医師によるセカンドオピニオンを行うことができる。「My Carte」は、患者の電子カルテを閲覧するためのサイトであり、本実施の形態における医療情報提供処理は、主にこのサイトを利用して行われるものとする。
なお、トップページ101において、各項目がクリックされると、各項目に対応するサイトを利用する前に、医療情報管理サーバ1からユーザ認証を行うための認証画面が送信される。図10(b)は、認証画面の一例を示す図である。図10(b)に示すように、認証画面には、医療情報管理システム100を利用するためのユーザIDと、パスワードを入力する項目が設けられている。ユーザID及びパスワードは、予め登録され、アクセス権とともにデータベース17に格納されているものとする。この認証画面101において、ユーザID及びパスワードが入力され、送信ボタンをクリックされると、ユーザID及びパスワードが認証情報として医療情報管理サーバ1に送信され、送信した認証情報に基づいて各アクセス権が許可される。
以上のように、本実施の形態によれば、各病院における医療情報を管理するデータベース27が備えられた病院端末2a〜2bと、医療情報管理サーバ1とが接続され、病院端末2a〜2bにおいて、データベース27の情報が更新されると、更新された医療情報が患者情報と対応付けて医療情報管理サーバ1に送信され、医療情報管理サーバ1において、受信した患者情報に基づいて、データベース17内の関連する医療情報との一元化が行われる。また、医療情報管理サーバ1は、データベース17内において、同一患者の医療情報について抽出し、重複するデータを削除して情報の一元化を行う。
したがって、各地域に点在して管理される医療情報を医療情報管理サーバ1の備えるデータベース17において統合的に管理することができる。これにより、各病院において取得された医療情報を複数の病院において利用することができ、重複した検査や、重複投薬を防止することができる。この結果、患者は安心して医療サービスを受けることができる。また、医療情報が統合的に管理されることにより、各地域において均一の医療サービスを受けることができ、医療サービスの質を向上させることができる。
また、データベース17内において、重複して格納される医療情報についても、患者情報に基づいて統合的に管理されるため、不必要なデータがデータベースに蓄積されることなく、データベース資源を有効に利用することができる。また、患者情報に基づいてデータが効率化されることにより、必要なデータを速やかに取得することができる。
さらに、医療情報管理サーバ1は、ネットワークN上にホームページを開設し、ホームページを介してアクセスした病院端末2a〜2b又は患者端末3a〜3bに医療情報を提供するため、医師及び患者はホームページを介して24時間いつでも速やかに必要な情報を取得することができる。これにより、例えば、体調の急変等に迅速に対応することが可能となり、的確な処置を施すことができる。
また、医療情報管理サーバ1において、アクセス権管理手段14により、病院端末2a〜2b又は患者端末3a〜3bから受信した認証情報に基づいて、データベース17に格納される医療情報のアクセス権を管理するため、個人情報を含む重要な情報のセキュリティを適切に保護することができる。
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明に係る医療情報管理システムの一例であり、これらに限定されるものではない。例えば、医療情報管理サーバ1のデータベース17に格納される医療情報の種類は上述した例に限らず、各医療機関において取得、管理される種々の情報が格納されているものとする。
また、医療情報の関連性を患者情報に基づいて判別する構成として説明を行ったが、これに限らず、医療情報を一元化する上で好適な情報に基づいて、医療情報の関連性を判別し、関連する医療情報についてデータの統合化を行う構成であればよい。
また、本実施の形態において、病院端末2a〜2bがデータベース27を備え、データベース27の医療情報が更新された場合に、更新データ送信手段26により、更新された医療情報が患者情報に対応付けられて医療情報管理サーバ1に送信される場合を例として説明を行ったが、これに限らず、例えば、オペレータにより、医療情報を送信する指示が入力され、データベース27に格納された医療情報が送信される構成であってもよい。或いは、病院端末2a〜2bにデータベース27を備えず、病院端末2a〜2bの入力部22を介して医療情報が入力された場合、又は、オペレータにより入力された医療情報を送信する指示が入力された場合に、医療情報を患者情報と対応付けて医療情報管理サーバ1に送信する構成であってもよい。
その他、本実施の形態における医療情報管理システム100における各装置の細部構成、及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明を適用した実施の形態における医療情報管理システム100のシステム構成を示す図である。 図1に示す医療情報管理サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。 図1に示す病院端末2aの機能的構成を示すブロック図である。 図2に示すデータベース17のデータ構成例を示す図である。 図1に示す患者端末3aの機能的構成を示すブロック図である。 病院端末2aのCPU21により実行される更新データ送信処理を示すフローチャートである。 医療情報管理サーバ1の制御部11により実行される更新データ統合処理を示すフローチャートである。 医療情報管理サーバ1の制御部11により実行される重複データ統合処理を示すフローチャートである。 医療情報管理サーバ1により開設されるホームページのトップページを示す図である。 医療情報管理サーバ1により開設されるホームページの認証画面を示す図である。
符号の説明
1 医療情報管理サーバ
11 制御部
12 通信部
13 ホームページ開設手段
14 アクセス権管理手段
15 データ解析手段
16 データ一元化手段
17 データベース
2 病院端末
21 CPU
22 入力部
23 表示部
24 通信部
25 RAM
26 更新データ送信手段
3 患者端末
31 制御部
32 入力部
33 表示部
34 通信部
35 RAM
36 記憶部
N ネットワーク

Claims (5)

  1. 医療情報を取得する病院端末と、統合的に医療情報を管理するデータベースを備える医療情報管理サーバとがネットワークを介して接続される医療情報管理システムであって、
    前記病院端末は、
    前記取得した医療情報を患者情報に対応付けて送信する通信部を備え、
    前記医療情報管理サーバは、
    医療情報及び患者情報を受信する受信手段と、
    前記受信した患者情報に基づいて、前記受信した医療情報に関連する医療情報がデータベースにあるか否かを解析するデータ解析手段と、
    前記データ解析手段の解析結果に基づいて、受信した医療情報に関連する医療情報がある場合に、受信した医療情報と関連する医療情報とを一元化してデータベースに格納するデータ一元化手段と、
    を備えることを特徴とする医療情報管理システム。
  2. 医療情報を格納する第1のデータベースを備える病院端末と、統合的に医療情報を管理する第2のデータベースを備える医療情報管理サーバとがネットワークを介して接続される医療情報管理システムであって、
    前記病院端末は、
    第1のデータベースに格納される医療情報が更新された場合に、当該更新された医療情報を患者情報に対応付けて送信する更新データ送信手段を備え、
    前記医療情報管理サーバは、
    更新された医療情報及び患者情報を受信する受信手段と、
    前記受信した患者情報に基づいて、前記受信した医療情報に関連する医療情報が第2のデータベースにあるか否かを解析するデータ解析手段と、
    前記データ解析手段の解析結果に基づいて、受信した医療情報に関連する医療情報がある場合に、受信した医療情報と関連する医療情報とを一元化して第2のデータベースに格納するデータ一元化手段と、
    を備えることを特徴とする医療情報管理システム。
  3. 前記データ解析手段は、第2のデータベースに格納されている医療情報に重複するデータがあるか否かを解析し、
    前記データ統合化手段は、前記データ解析手段の解析結果に基づいて、重複する医療情報がある場合に、重複する医療情報を削除することにより第2のデータベースに格納された医療情報を一元化することを特徴とする請求項2記載の医療情報管理システム。
  4. 前記データ一元化手段は、前記データ解析手段の解析結果に基づいて、受信した医療情報に関連する医療情報が第2のデータベースにない場合、受信した医療情報を新規な情報として、第2のデータベースに格納させることを特徴とする請求項2記載の医療情報管理システム。
  5. 前記患者情報は、患者氏名、患者ID、年齢、住所、性別、血液型、身長、体重、DNA情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の医療情報管理システム。
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