JP6116267B2 - 流体圧緩衝器 - Google Patents
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Description
第1〜第5の実施形態に係る流体圧緩衝器1a〜1eは、例えば、鉄道車両の台車と車体との間に横置き状態で取り付けられる水平動ダンパとして採用される。また、第6の実施形態に係る流体圧緩衝器1fは、例えば、自動車のサスペンション装置等に縦置き状態で取り付けられる上下動ダンパとして採用される。
第1の実施形態に係る流体圧緩衝器1aは、図1に示すように、外筒2と、該外筒2と同心状に配置された内筒3とを備えている。これら外筒2及び内筒3の両端開口は前側蓋体4及び後側蓋体5によりそれぞれ閉鎖されている。外筒2の内周面と内筒3の外周面との間に環状のリザーバ室6が形成される。
なお、説明の便宜のため、以下では図中左側(符号を正立視した場合)、つまりブラケット10側を前側、図中右側、つまりブラケット11側を後側としてそれぞれ説明する。
第1実施形態に係る流体圧緩衝器1aは、台車と車体との間に横置き状態で取り付けられており、台車にピストンロッド28側のブラケット10が連結され、車体に外筒2側のブラケット11が連結される。
さらに、ピストンロッド28の伸び行程及び縮み行程時、緩衝用環状溝部37内の圧力P2とリザーバ室6内の圧力P3との圧力差が小さくなるので、内筒3の外周面と前側筒状部材14の副筒状部16の内周面との間からの作動油の噴出が抑制されるようになる。
これにより、従来のオイルダンパ(特許文献1に係るオイルダンパ)では、環状の通路内の圧力P1がリザーバ室6内の圧力P3よりも相当大きくその圧力差によって、内筒3の外周面と前側筒状部材14の副筒状部16の内周面との間から作動油が噴出してエアレーションが発生する虞があったが、本実施の形態では、緩衝用環状溝部37内の圧力P2とリザーバ室6内の圧力P3との圧力差を、従来の環状の通路内の圧力P1とリザーバ室6内の圧力P3との圧力差よりも小さくすることができ、内筒3の外周面と前側筒状部材14の副筒状部16の内周面との間からの作動油の噴出を抑制することが可能になった。
しかも、従来のオイルダンパ(特許文献1に係るオイルダンパ)では、環状の通路の軸方向両側に、前蓋の凹部の内周面と内筒の外周面との間をシールするシール部材をそれぞれ配設して、環状の通路を囲む範囲を完全にシールしているため、ピストン速度が上昇して内筒3内からリザーバへ流動する流量が多くなると、その作動油の流量は噴出パイプ38により絞られ、弁機構へ背圧が付与される問題が生じていたが、第1の実施形態に係る流体圧緩衝器1aでは、環状溝部36よりも後側(前側筒状部材14の副筒状部16の開口端側)に緩衝用環状溝部37を形成しているだけで、環状溝部36を囲む範囲を完全にシールしていないので、ピストン速度が上昇して内筒3内からリザーバ室6へ流動する作動油の流量が多くなっても、調圧弁45へ背圧が付与されるのを抑制することができる。
なお、第1の実施形態では、オリフィス35により内筒3内の作動油を環状溝部36に導く構成を示したが、オリフィス35に変えて第1流路41と、該第1流路41に連通して径方向に延びる第2流路42と、該第2流路42に連通すると共に環状溝部36の下部に連通して軸方向に延びる第3流路43及び調圧弁45をもう一セット設け、調圧弁を調圧弁45よりも開弁圧力の低いものとするように構成してもよい。その場合、まず調圧弁が開弁し、その後調圧弁45が開弁する。このように構成した場合であっても、内筒3の外周面と前側筒状部材14の副筒状部16の内周面との間からの作動油の噴出を抑制することができる。
第2の実施形態に係る流体圧緩衝器1bでは、前側筒状部材14の副筒状部16の内周面に、緩衝用環状溝部37を軸方向に沿って複数設けている。例えば、本実施の形態では、緩衝用環状溝部37を2個形成している。
第3の実施形態に係る流体圧緩衝器1cでは、前側筒状部材14の副筒状部16の下部に、緩衝用環状溝部37の下部と、リザーバ室6の下部とを連通する連通路としてのオリフィス60を設けている。オリフィス60は軸方向に延びている。オリフィス60の通路断面積は、緩衝用環状溝部37の通路断面積よりも小さく設定される。
第4の実施形態に係る流体圧緩衝器1dでは、前側筒状部材14の副筒状部16の下部及び噴出パイプ38の上部周壁に、緩衝用環状溝部37の下端部と噴出パイプ38内とを連通する連通路としてのオリフィス61を連続して設けている。オリフィス61は径方向に延びる。オリフィス61の通路断面積は、緩衝用環状溝部37の通路断面積より小さく設定される。
そして、第2〜第4実施形態に係る流体圧緩衝器1b〜1dは、第1の実施形態に係る流体圧緩衝器1aと同等の作用効果を奏するものである。
第5の実施形態に係る流体圧緩衝器1eでは、前側筒状部材14の副筒状部16の外周面と外筒2の内周面との間に環状隙間63を設け、環状溝部36の下端部と環状隙間63の下端部とを連通させるオリフィス65を設けている。オリフィス65は径方向に延びている。なお、第5の実施形態に係る流体圧緩衝器1eでは、第1の実施形態に係る流体圧緩衝器1aに備えた緩衝用環状溝部37は備えられていない。
そして、第5の実施形態に係る流体圧緩衝器1eでは、ピストン速度が速くなり環状溝部36の圧力P1が高くなると、作動油は主に環状溝部36から噴出パイプ38を経て下側のリザーバ室6の作動油中に流出するが、オリフィス65からも前側筒状部材14の副筒状部16の外周面と外筒2の内周面との間の環状隙間63を経て下側のリザーバ室6の作動油中に流出する。この結果、内筒3の外周面と前側筒状部材14の副筒状部16の内周面との間からの作動油の噴出を抑制することが可能になる。
すなわち、第6の実施形態に係る流体圧緩衝器1fでは、環状溝部36の底部の、平面視で調圧弁45が備えられている位置に連通するオリフィス67が形成される。該オリフィス67は径方向に延びる。また、オリフィス67は、前側筒状部材14の副筒状部16の外周面に設けた外周環状溝部68に連通する。外周環状溝部68の断面は矩形状に形成される。また、該外周環状溝部68は、前側筒状部材14の副筒状部16の外周面と外筒2の内周面との間の環状隙間63に連通する。外周環状溝部68の通路断面積は環状溝部36の通路断面積よりも小さく設定される。なお、第6の実施形態に係る流体圧緩衝器1fにおいても、第1の実施形態に係る流体圧緩衝器1aに備えた緩衝用環状溝部37は備えられていない。
そして、第6の実施形態に係る流体圧緩衝器1fでは、環状溝部36の圧力P1が高くなると、作動油は環状溝部36から主に噴出パイプ38を経由してリザーバ室6の作動油中に流出する。これと同時に作動油は、オリフィス67から外周環状溝部68及び環状隙間63を経て外筒2の内周面に衝突して、外周環状溝部68によってその噴出の勢いが緩和され、環状隙間63に沿ってリザーバ室6内に滴り落ちる。この結果、エアレーションを抑制することができる。
Claims (3)
- 同心状にそれぞれ配設した外筒及び内筒の両端を蓋体によりそれぞれ閉鎖して、両者の間を作動液と気体とを封入した環状のリザーバ室として構成し、前記内筒の少なくとも一端部と前記蓋体に設けた筒状部との嵌合部に、径方向に延びる環状通路及び減衰力発生用オリフィスを備えた流体圧緩衝器であって、
前記環状通路は、前記減衰力発生用オリフィスを介して、前記内筒内の液室に連通しており、前記環状通路よりも前記筒状部の軸方向他側である開口端側に該環状通路の通路断面積より小さい環状空間を形成し、前記環状通路よりも前記筒状部の軸方向一側に収容溝部を設け、該収容溝部だけにシール部材が収容されていることを特徴とする流体圧緩衝器。 - 前記流体圧緩衝器は横置きに配置され、前記蓋体に前記内筒内の液室から前記環状通路に連通する連通流路を形成し、該連通流路には作動液の移動に伴って減衰力を発生させる調圧弁を備え、一側が前記環状通路と連通し、他側が前記リザーバ室の作動液中に延びるパイプが備えられることを特徴とする請求項1に記載の流体圧緩衝器。
- 前記環状空間は連通路により前記リザーバ室と連通し、該連通路は前記環状空間の断面積よりも小さい断面積を有することを特徴とする請求項1または2に記載の流体圧緩衝器。
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