JP5453654B2 - シリンダ装置 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態に係る横置きシリンダ装置1a〜1cは、鉄道車両用のダンパ(オイルダンパ)として提供されるものであり、後述する第1〜第3の実施形態のいずれかが採用される。また、1dは、縦置きに配置されるダンパである。
まず、本発明の第1の実施形態に係る横置きシリンダ装置1aを図1〜図3に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る横置きシリンダ装置1aは、取付状態で水平方向に延びる外筒2と、該外筒2と同心に配置されたシリンダ3とを備えている。これら外筒2及びシリンダ3の開口両端部は共通の端板4、5によりそれぞれ閉鎖されており、外筒2の内周面とシリンダ3の外周面との間に環状のリザーバ室6が構成される。なお、説明の便宜のため、以下では図中左側を前側、右側を後側としてそれぞれ記載する。本実施形態において、後側端板5は、外筒2の後端を閉鎖する主蓋部材5aと、シリンダ3の後端を閉鎖する副蓋部材5bとの分割構造となっている。なお、主蓋部材5aには、車体側との連結用のブラケット8が固設されている。また、前側端板4はロッドガイドとしても機能し、前側端板4の後方へ突出する突出部9にシリンダ3の下端が嵌合している。なお、前側端板4の突出部9の外周面とシリンダ3の下端の内周面との間にシール部材10が配設されている。符号11はロックリングである。
シリンダ3内は、ピストン15によって2つの油室18、19に区画されており、これらのロッド側油室18及び反ロッド側油室19には作動油(作動液)が封入されている。なお、この作動油はリザーバ室6にも部分的に封入されている。
また、後側端板5の副蓋部材5bには、反ロッド側油室19内の圧力に応じて開弁し該油室19内の作動油をリザーバ室6へ逃がすリリーフ弁22と、リザーバ室6から反ロッド側油室19への作動油の流通のみを許容する逆止弁23とが配設されている。
なお、前側中間筒25a、後側中間筒26a、前側環状筒35a及び後側環状筒36aの下部側は、横置きシリンダ装置1aが台車と車体との間に横置き状態で取り付けられた際にリザーバ室6内の作動油中に浸漬された状態となる。
そこで、上述しているように、前側環状筒35a及び後側環状筒36aの下部側は、横置きシリンダ装置1aが台車と車体との間に横置き状態で取り付けられた際にリザーバ室6内の作動油中に常時浸漬された状態となっているので、前側排出通路51及び後側排出通路52のリザーバ室6側の端部は、常時リザーバ室6内の作動油中に浸漬された状態となる。
本発明の第1の実施形態に係る横置きシリンダ装置1aは、台車と車体との間に横置き状態で取り付けられており、台車にピストンロッド16側のブラケット17が連結され、車体に外筒2側のブラケット8が連結される。
このとき、シリンダ3の周壁に設けた各前側第1連通孔28から作動油と共に前側中間室25に流動したエアは、前側中間室25内を上昇してその上部に集まり、前側中間室25内から前側第2連通孔37を経て前側環状室35内に至る。該前側環状室35内のエアは作動油と共に、前側環状筒35aに設けた前側貫通孔40と前側連通パイプ42との隙間の前側排出通路51からリザーバ室6内の作動油中へ排出される。
このとき、各後側第1連通孔29から作動油と共に後側中間室26に流動したエアは、後側中間室26内を上昇しその上部に集まり、後側中間室26から後側第2連通孔38を経て後側環状室36内に至る。該後側環状室36内のエアは作動油と共に、後側環状筒36aに設けた後側貫通孔44と後側連通パイプ46との隙間の後側排出通路52からリザーバ室6内の作動油中へ排出される。
なお、後側中間筒26a、後側第2連通孔60、後側環状溝61、後側リング62、後側周方向空間63及び後側排出通路64が上述した前側のもと同じ構成で採用される。
ピストンロッド16の伸び行程時には、シリンダ3の周壁に設けた各前側第1連通孔28から作動油と共に前側中間室25に流動したエアは、前側中間室25内を上昇してその上部に集まり、前側中間室25内から前側第2連通孔58を経て前側リング56と前側環状溝55との間の前側周方向空間57に至る。該前側周方向空間57内のエアは作動油と共に、前側連通パイプ42の両側に位置する前側環状溝55の露出部分である前側排出通路59からリザーバ室6内の作動油中へ排出される。
一方、ピストンロッド16の縮み行程時にも、伸び行程時と同様で、後側中間室26を上昇したエアは、後側第2連通孔60、後側周方向空間63及び後側排出通路64を経てリザーバ室6内の作動油中へ排出される。
また、前側環状筒35a’の前側環状室35’に臨む周壁には、上下方向に延びる前側排出通路としての前側貫通孔65が設けられる。該前側貫通孔65は、横置きシリンダ装置1cが台車と車体との間に横置き状態で取り付けられた際、前側環状筒35a’の最も下部側に位置する周壁に形成される。該前側貫通孔65により前側環状室35’とリザーバ室6とが連通される。また、前側環状筒35a’の下部側は、横置きシリンダ装置1cが台車と車体との間に横置き状態で取り付けられた際にリザーバ室6内の作動油中に常時浸漬された状態となっているので、前側貫通孔65のリザーバ室6側の端部は、常時リザーバ室6内の作動油に浸漬された状態となる。
なお、後側中間筒26a、後側環状筒36a’、後側連通パイプ46及び後側排出通路としての後側貫通孔69が上述した前側のものと同じ構成で採用されるが、後側中間筒26aの大径部30の周壁に設けた第2の連通路としての後側第2連通孔38は、後側中間筒26aの大径部30の後寄りに形成され、該後側第2連通孔38だけを覆うように該後側環状筒36a’が構成される。また、後側環状筒36a’の前側に後側連通パイプ46が配置される。
ピストンロッド16の伸び行程時には、シリンダ3の周壁に設けた各前側第1連通孔28から作動油と共に前側中間室25に流動したエアは前側中間室25を上昇して、前側中間室25内から前側第2連通孔37を経て前側環状室35’内に至る。該前側環状室35’内のエアは作動油と共に、前側環状筒35a’に設けた前側排出通路としての前側貫通孔65からリザーバ室6内の作動油中へ排出される。
一方、ピストンロッド16の縮み行程時にも、伸び行程時と同様で、後側中間室26を上昇したエアは後側第2連通孔38、後側環状室36’及び後側排出通路としての後側貫通孔69を経てリザーバ室6内の作動油中へ排出される。
このように、本発明の第1〜第3の実施形態に係る横置きシリンダ装置1a〜1cによれば、該シリンダ装置を水平状態に取り付けた場合でも効率良くガス抜きを行うことができる。
図7に示す縦置きシリンダ装置1dは第1実施形態に係る横置きシリンダ装置1aの環状筒35aに代えて、第2連通孔37と接続されるL字型のパイプ状筒70を設けている。パイプ状筒70は一端が第2連通孔37と接続され、他端は、シリンダ装置1dを縦置きにしたときに下側となる位置にあるリザーバ室6内まで延び、常時リザーバ室6内の作動油に浸漬された状態となる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る縦置きシリンダ装置1dの作用を説明する。なお、減衰力を発生する作動油の流路は第1〜第3の実施形態と同様であるため、シリンダ3内のエアを抜くための作用のみ説明する。
本第4の実施の形態では、シリンダ3内からエアを抜く作用がされるのは、ピストンロッド16の伸び行程のみとなる。ピストンロッド16の伸び行程では、シリンダ3の周壁に設けた各第1連通孔28から作動油と共に中間室25に流動したエアは中間室25を経て、中間室25内から第2連通孔37を介してパイプ状筒70内の室70’内に至る。該パイプ状筒室70’内のエアは作動油と共に、リザーバ室6内の作動油中へ排出される。
以上説明したように、本発明の第4の実施形態に係る縦置きシリンダ装置1dでは、伸び行程でロッド側油室18内を上昇したエアは、第1連通孔28を介して中間室25内を上昇してその上部に集まり、中間室25内から第2連通孔37を経て、パイプ状筒70内を通り、リザーバ室6内の作動油中に排出される。
また、本発明の第1〜第3の実施形態に係る横置きシリンダ装置1a〜1cでは、ピストン15の無効ストロークを従来よりも大幅に減少させ、作動油のボリュームを減少させることができるので応答性が大幅に改善される。さらに、ピストン15の無効ストロークを従来よりも大幅に減少されるので、本横置きシリンダ装置1a〜1c全体の長さを短縮することができ、ひいては軽量化、コストダウンを達成することができる。
また、本発明の実施の形態では、作動液として油を用いた例を示したが、それに限らず水などの液体を用いてもよい。
また、本発明の第1〜第4の実施の形態では、中間筒を2つの筒体25a、26aから構成したが、中間筒を一体で形成してもよい。しかし、中間筒を2体にしたことにより、中間筒と第1の連通路、第3の連通路、排出通路との寸法公差に対し許容することができるので、2体にしたほうがさらによい。
Claims (2)
- 外筒と、
前記外筒内に設けられ、内部に作動液が満たされたシリンダと、
前記シリンダと前記外筒との間に画成され、作動液とガスが封入された環状のリザーバ室と、
前記シリンダと前記外筒との間に画成され、前記シリンダ内と連通する中間室を形成する中間筒と、
前記シリンダ内に摺動可能に挿嵌され、該シリンダ内を2つの液室に画成するピストンと、
軸方向の一側が前記ピストンに取り付けられ、他側が前記シリンダの外部に突出したピストンロッドと、
前記中間室に連通し、前記ピストンの摺動によって生じる作動液の流れを制御して減衰力を発生させる減衰力発生機構と、
前記シリンダの軸方向端部の、取り付け状態で上部側となる位置に形成され、前記中間室に連通する第1の連通路と、
前記中間筒の軸方向端部の、取り付け状態で上部側となる位置に形成される第2の連通路と、
前記中間筒の外側に配され、前記第2の連通路と連通する空間を形成する閉塞部材と、
前記中間室と前記減衰力発生機構とを連通させる第3の連通路と、
一端が前記空間と連通し、他端が前記リザーバ室に常時作動液中となる位置に配される排出通路と、
を備えたことを特徴とするシリンダ装置。 - 前記第3の連通路は、前記中間筒、前記閉塞部材、前記外筒を貫通して設け、前記排出通路は、前記第3の連通路と前記閉塞部材の貫通孔との間の隙間であることを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
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