JP6114452B1 - 眼鏡の鼻あて追加用パッド - Google Patents
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Description
さらに、ユーザが鼻の表皮に汗をかいた場合、鼻パッドが鼻の表皮上を滑りやすくなり、眼鏡の位置が下がる、所謂、眼鏡のずり落ちが生じやすいという問題や、鼻パッドが鼻の表皮の汗をかいた箇所を傷つけて表皮が腫れてしてしまうという問題があった。
ここで、オープンセルフォームとは、隣り合うセル同士が接していることによりセル内の空間が連続している構造をいう。
また、セルの平均大きさとは、単位体積当たりのセルの大きさの平均をいう。
さらに、ユーザの鼻と直接するパッド本体部が眼鏡の自重で適度に変形しながら鼻の表皮と接触するため、ユーザの鼻にフィットしてユーザは痛みを感じることなく快適に眼鏡を使用し続けることができる。
すなわち、鼻あて追加用パッドで眼鏡の自重をソフトに鼻で支えて、眼鏡のつるである所謂、テンプルの先端で耳にかかる先セルである所謂、モダンからユーザの耳にかかる負担を低減し、快適に眼鏡を使用し続けることができる。
また、ユーザが鼻の表皮に汗をかいた場合であってもパッド本体部が汗を吸って鼻の表皮の汗膜の形成が回避されるため、眼鏡の位置が下がる、所謂、眼鏡のずり落ちを防止するとともに鼻の表皮を清潔に保って腫れの発生を抑制することができる。
さらに、ユーザが動くことによる眼鏡の振動がより効果的に吸収されるため、ユーザの視野の微細な振動を効果的に低減して目の疲れを低減することができる。
ここで、図1は、本発明の第1実施例の鼻あて追加用パッド100を眼鏡Gに装着した状態を示す斜視図であり、図2(A)は、図1の符号2Aから視た正面図であり、図2(B)は、図2(A)の符号2B−2Bで視た断面図であり、図2(C)は、ユーザが眼鏡Gを装着したときの概念断面図である。
具体的に、鼻あて追加用パッド100は、発泡ウレタン樹脂で形成されたパッド本体部110と、パッド本体部110における鼻あて接触面に粘着剤で形成された粘着層120とを備えている。
そして、パッド本体部110における粘着層側と反対側が、ユーザの鼻の表皮NSと接触する鼻接触面111である。
パット本体部は、所謂、スポンジである軟性発泡ウレタン樹脂で一例として厚さ5mm、長手方向に14mm、短手方向に5mmに形成されている。なお、長手方向に6mm〜13mmに形成しても良い。
これにより、粘着層120が既存の鼻あてNPと接着する。
さらに、図2(C)に示すように、ユーザの鼻と直接するパッド本体部110が眼鏡Gの自重で適度に変形しながら鼻の表皮NSと接触する。
その結果、ユーザの鼻にフィットしてユーザは痛みを感じることなく快適に眼鏡Gを使用し続けることができる。
また、ユーザが鼻の表皮NSに汗をかいた場合であってもパッド本体部110が汗を吸って鼻の表皮NSの汗膜の形成が回避される
その結果、眼鏡Gの位置が下がる、所謂、眼鏡Gのずり落ちを防止するとともに鼻の表皮NSを清潔に保って腫れの発生を抑制することができる。
本実施例では、一例として、パッド本体部110の色が、鼻あてNPの色と同じである。
これにより、パッド本体部110が鼻あてNPと同化して見えて目立たなくなる。
その結果、ユーザは見栄えを気にせずに快適に眼鏡Gを使用し続けることができる。
そして、パッド本体部110の外縁形状S1が、鼻あてNPの外縁形状S2より小さく設けられている。
具体的には、パッド本体部110の外縁が、鼻あてNPの外縁の1mm程度内側となるように設けられている。
これにより、ユーザが眼鏡Gを装着した状態では、鼻あて追加用パッド100が他の人から視認されない。
その結果、見栄えに影響を与えずにユーザは快適に眼鏡Gを使用し続けることができる。
なお、本実施例では、パッド本体部110の鼻接触面側から視た外縁形状S1が、鼻あてNPの外縁形状S2と相似形の関係としたが、パッド本体部110の鼻接触面側から視た外縁形状S1は、鼻あてNPの外縁形状S2と無関係でもよい。
また、パッド本体部110の鼻接触面側から視た外縁形状S1が、鼻あてNPの外縁形状S2と相似形の関係であり、パッド本体部110の外縁形状S1が、鼻あてNPの外縁形状S2より小さいことにより、見栄えに影響を与えずにユーザは快適に眼鏡Gを使用し続けることができるなど、その効果は甚大である。
ここで、図3(A)は、第2実施例の鼻あて追加用パッド200を装着したときの正面図であり、図3(B)は、図3(A)の符号3B−3Bで視た断面図であり、図3(C)は、ユーザが眼鏡Gを装着したときの概念断面図である。
第2実施例の鼻あて追加用パッド200は、第1実施例の鼻あて追加用パッド100の大きさを変更したものであり、多くの要素について第1実施例の鼻あて追加用パッド100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する200番台の符号を付すのみとする。
具体的には、パッド本体部210の外縁が、鼻あてNPの外縁の1mm程度外側となるように設けられている。
これにより、鼻あてNPの外縁とユーザの鼻の表皮NSとの接触が確実に回避される。
その結果、鼻あてNPがユーザの鼻の表皮NSを傷つける虞がない。
ここで、図4(A)は、第3実施例の鼻あて追加用パッド300を装着したときの正面図であり、図4(B)は、図4(A)の符号4B−4Bで視た断面図であり、図4(C)は、ユーザが眼鏡Gを装着したときの概念断面図である。
第3実施例の鼻あて追加用パッド300は、第1実施例の鼻あて追加用パッド100の鼻接触面側の形状を変更したものであり、多くの要素について第1実施例の鼻あて追加用パッド100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する300番台の符号を付すのみとする。
これにより、眼鏡Gの自重を受けて凸部分312が鼻の表皮NSと接触して積極的に変形する。
その結果、鼻あて追加用パッド300がユーザの鼻によりフィットすることができる。
さらに、ユーザが動くことによる眼鏡Gの振動がより効果的に吸収される。
その結果、ユーザの視野の微細な振動を効果的に低減して目の疲れを低減することができる。
ここで、図5(A)は、第4実施例の鼻あて追加用パッド400を装着したときの正面図であり、図5(B)は、図5(A)の符号5B−5Bで視た断面図であり、図5(C)は、ユーザが眼鏡Gを装着したときの概念断面図である。
第4実施例の鼻あて追加用パッド400は、第1実施例の鼻あて追加用パッド100の鼻接触面側の形状を変更したものであり、多くの要素について第1実施例の鼻あて追加用パッド100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する400番台の符号を付すのみとする。
ここで、パッド本体部410の鼻接触面側から視た外縁形状S1の長手方向は、ユーザが眼鏡Gを装着した状態において、略縦方向(鉛直方向)となる。
その結果、ユーザの視野の横方向振動を効果的に低減して目の疲れを低減することができる。
ここで、図6(A)は、第5実施例の鼻あて追加用パッド500を装着したときの正面図であり、図6(B)は、図6(A)の符号6B−6Bで視た断面図であり、図6(C)は、ユーザが眼鏡Gを装着したときの概念断面図である。
第5実施例の鼻あて追加用パッド500は、第4実施例の鼻あて追加用パッド400の鼻接触面側の溝413の延設方向を変更したものであり、多くの要素について第4実施例の鼻あて追加用パッド400と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する500番台の符号を付すのみとする。
ここで、パッド本体部510の鼻接触面側から視た外縁形状S1の短手方向は、ユーザが眼鏡Gを装着した状態において、略縦方向(鉛直方向)と直交する略横方向(水平方向)となる。
その結果、ユーザの視野の縦方向振動を効果的に低減して目の疲れを低減することができる。
例えば、ユーザのランニング時にユーザの視野の縦方向振動を効果的に低減することができる。
なお、上述した第4実施例の長手方向の溝413と、本実施例の短手方向の溝514とを組み合わせてもよいのは勿論である。
ここで、図7は、第6実施例の鼻あて追加用パッド600を装着したときの概念断面図である。
第6実施例の鼻あて追加用パッド600は、第1実施例の鼻あて追加用パッド100のセルの大きさの分布が厚さ方向で変化している構造としたものであり、多くの要素について第1実施例の鼻あて追加用パッド100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する600番台の符号を付すのみとする。
ここで、オープンセルフォームとは、隣り合うセル同士が接していることによりセル内の空間が連続している構造をいう。
例えば、セルの平均大きさが異なる複数の発泡ウレタン樹脂層を重ねることによって、パッド本体部610を構成してもよい。
これにより、毛細管現象によりパッド本体部610において水分を保持する力が鼻接触面側と比べて粘着層側の方が大きくなる。
その結果、鼻接触面側で吸収された鼻の表皮NSからの汗を奥側となる粘着層側へ移動させて鼻の表皮NSを清潔に保って腫れの発生をより効果的に抑制することができる。
110、210、310、410、510、610 ・・・ パッド本体部
111、211、311、411、511、611 ・・・ 鼻接触面
312 ・・・ 凹凸の凸部分
413 ・・・ (長手方向の)溝
514 ・・・ (短手方向の)溝
615 ・・・ 粘着層側のセル
616 ・・・ 鼻接触面側のセル
120、220、320、420、520、620 ・・・ 粘着層
G ・・・ 眼鏡
NP・・・ 鼻あて
S1・・・ パッド本体部の外縁形状
S2・・・ 鼻あての外縁形状
NS・・・ 鼻の表皮
Claims (7)
- 眼鏡の鼻あての鼻あて面に追加して取り付けられる鼻あて追加用パッドであって、
発泡ウレタン樹脂で形成されたパッド本体部と、
前記パッド本体部における鼻あて接触面に粘着剤で形成された粘着層とを備えており、
前記パッド本体部は、オープンセルフォームであり、
前記パッド本体部の粘着層側のセルの平均大きさが、前記パッド本体部の鼻接触面側のセルの平均大きさより小さく、
前記パッド本体部は、厚さが5mmであることを特徴する、眼鏡の鼻あて追加用パッド。 - 前記パッド本体部の色が、前記鼻あての色と同じである、請求項1に記載の眼鏡の鼻あて追加用パッド。
- 前記パッド本体部の鼻接触面側から視た外縁形状が、前記鼻あての外縁形状と相似形の関係であり、
前記パッド本体部の外縁形状が、前記鼻あての外縁形状より小さい、請求項1または請求項2に記載の眼鏡の鼻あて追加用パッド。 - 前記パッド本体部の鼻接触面側から視た外縁形状が、前記鼻あての外縁形状と相似形の関係であり、
前記パッド本体部の外縁形状が、前記鼻あての外縁形状より大きい、請求項1または請求項2に記載の眼鏡の鼻あて追加用パッド。 - 前記パッド本体部の鼻接触面側に凹凸が形成されている、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の眼鏡の鼻あて追加用パッド。
- 前記パッド本体部が、前記鼻接触面側においてパッド本体部の鼻接触面側から視た外縁形状の長手方向に延設された溝を有している、請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の眼鏡の鼻あて追加用パッド。
- 前記パッド本体部が、前記鼻接触面側においてパッド本体部の鼻接触面側から視た外縁形状の短手方向に延設された溝を有している、請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の眼鏡の鼻あて追加用パッド。
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