JP3227024U - 顔面装着具 - Google Patents

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Abstract

【課題】顔面へのフィット性を向上させるゴーグル等の顔面装着具を提供する。【解決手段】レンズと、レンズを支持するフレーム12とを備えた顔面装着具である。フレーム12は、レンズを支持するフロント側の部位13と、装着者の顔面に対向するフェイス側の部位14と、両者の間をつなぐ周壁部15とを備える。周壁部15はサスペンション部20を備え、サスペンション部20は、複数の換気用の開口部21と、開口部21同士の間のリブ22とを備える。少なくとも一つの開口部21は括れ部分を介して連通した小穴部24を備えており、前後方向の力を受けることによって、サスペンション部20の前後方向の幅が変化するように、弾性変形可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、スキー、スノーボードやスカッシュやバイク走行などのスポーツを行う時に顔面に装着したり、塵埃や花粉症やドライアイの対策用として顔面に装着したりするゴーグル等の顔面装着具に関するものであり、特に、顔面にフィットするように取り付けられるゴーグル等の顔面装着具に関するものである。
特許文献1〜4に示すように、従来の顔面装着具は、レンズと、前記レンズを支持するフレームとを備えるもので、前記フレームは左右のベルトなどによって着用者の顔面にフィットするように取り付けられる。前記フレームは、前記レンズを支持するフロント側の部位と、装着者の顔面に対向するフェイス側の部位と、前記フロント側の部位と前記フェイス側の部位との間をつなぐ周壁部とを備える。前記フロント側の部位は前記フレームの前面側に配置される。前記周壁部は前記フロント側の部位から後方へ伸びることによって前記レンズと前記装着者の前記顔面との間に空間を保持するように構成されている。
前記フレームは、軟質の合成樹脂などによって成形され、必要に応じて前記フロント側の部位にはスポンジなどのクッション部材が接着剤などによって貼り付けて固定される。前記周壁部には、複数の換気用の開口部と、前記開口部同士の間のリブとが形成され、前記開口部には、多孔質のフィルターシートが貼り付けられる。これらの開口部は、前記レンズの曇り止め等のために、顔面装着具の内外の換気口として機能するものであり、前記フィルターシートは前記開口部を通過する空気に対するフィルターとして機能するものである。
このように、従来の前記周壁部の前記開口部及び前記リブは、換気のために開発されてきたものであり、顔面装着具を着用者の顔面に密着させる観点からの検討は十分に行われていなかった。そのために、前記フレームは多少の柔軟性はあるものの、予め設定されたレンズやフレームの形状が、着用者の顔面の形状と一致しない場合には、顔面装着具を着用者の顔面に密着させることが困難となる場合があり、このような場合には顔面装着具内に外部の空気などが侵入してしまい、空気などの侵入(流入)により顔面装着具が曇りやすくなる。そのため着用者はベルトをきつく締めて対応せざるを得ず、その結果、額が圧迫されるなどの着用感の低下を招いていた。
また、従来の顔面装着具は、前記フェイス側の部位の後ろ側に前述のクッション部材が貼り付けるなどされるが、そのために前記フェイス側の部位は、前記周壁部に接続された基部と、前記基部から前記顔面装着具の内側に向けて伸びる延設部とを備えるものである。この延設部には、前記顔面装着具の内側から前記基部に向けて伸びる複数のスリット部が設けられることにより、顔面、特に鼻周辺へのフィット性を向上させる試みもなされているが、鼻周辺は特に個人差が大きいため隙間が生じやすいため、フィット性をさらに向上させることにより隙間の発生を抑制することができる顔面装着具の開発が求められている。
実公平6−7696号公報 実公平6−5781号公報 特開2001−231905号公報 特開2016−49280号公報
本考案は、フレームが一人一人の顔面形状に応じて変形することによって、顔面への密着性を高めて隙間の発生を抑制することができるパーソナルフィッティング性を備えた顔面装着具の提供を課題とする。
本考案は、フレームの周壁部における弾性変形の容易性を高めることによって、フィッティング性を向上させた顔面装着具の提供を課題とする。
本考案は、フレームのフェイス側の部位における弾性変形の容易性を高めることによって、フィッティング性を向上させた顔面装着具の提供を課題とする。
本考案は、レンズと、前記レンズを支持するフレームとを備え、前記フレームは、前記レンズを支持するフロント側の部位と、装着者の顔面に対向するフェイス側の部位と、前記フロント側の部位と前記フェイス側の部位との間をつなぐ周壁部とを備え、前記周壁部は前記フロント側の部位から後方の前記フェイス側の部位へ向けて伸びることによって前記レンズと前記装着者の前記顔面との間に空間を保持するように構成された顔面装着具において、次の手段を備えたものを提供する。
本考案の顔面装着具においては、前記周壁部がサスペンション部を備える。前記サスペンション部は、複数の換気用の開口部と、前記開口部同士の間のリブとを備える。前記サスペンション部の少なくとも一つの前記開口部は括れ部分を介して連通した小穴部を備えており、前記サスペンション部の前後方向の幅が変化するように、弾性変形可能に構成されたものである。
また、本考案の顔面装着具においては、前記周壁部がサスペンション部を備える。前記サスペンション部は、複数の換気用の開口部と、前記開口部同士の間のリブとを備える。前記複数の開口部は、中央に配置された中央開口部と、前記中央開口部の左右両側に配置された左側開口部と右側開口部との少なくとも3つの開口部を含む。前記中央開口部と前記左側開口部との間の左斜めリブと、前記中央開口部と前記右側開口部との間の右斜めリブとの間の角度が鈍角であり、前記サスペンション部は、前後方向の幅が変化するように弾性変形可能に構成されたものである。
従って、本考案の顔面装着具は、下記の手段を備えたものとすることが好ましい。前記周壁部がサスペンション部を備える。前記サスペンション部は、複数の換気用の開口部と、前記開口部同士の間のリブとを備える。前記サスペンション部の少なくとも一つの前記開口部は括れ部分を介して連通した小穴部を備えている。前記括れ部分又は前記小穴部は、その前後方向の幅が変化するように、弾性変形可能に構成されたものである。加えて前記複数の開口部は、中央に配置された中央開口部と、前記中央開口部の左右両側に配置された左側開口部と右側開口部との少なくとも3つの開口部を含むものとする。前記中央開口部と前記左側開口部との間の左斜めリブと、前記中央開口部と前記右側開口部との間の右斜めリブとの間の角度が鈍角である。
これらの手段により、前記サスペンション部は、前後方向からの力を受けると、括れ部分又は小穴部の前後方向の幅が小さくなることによってリブがスムーズに弾性変形し、サスペンション部の前後方向の幅が小さくなる。また、顔の大きな人が着用した場合等、フレームの曲率半径が大きくなるように力を受けると、括れ部分又は小穴部の前後方向の幅が大きくなるように、サスペンション部が弾性変形することができる。
加えて本考案は、前記サスペンション部の複数の前記開口部は、フィルターシートによって覆われており、前記開口部は、上下方向から見て多角形をなし、前記多角形の少なくとも一つの頂点に前記小穴部を備え、前記小穴部は、円の3分の2以上の円弧によって規定されている略円形状をなしているものとして実施することも好ましい。
加えて本考案は、前記中央開口部の前方に前側開口部を備え、前記前側開口部と前記左側開口部との間の左横リブと、前記左斜めリブとの間の角度が鋭角であり、前記前側開口部と前記右側開口部との間の右横リブと、前記右斜めリブとの間の角度が鋭角であるものとして実施することも好ましい。
加えて本考案は、前記フェイス側の部位の後ろ側には、クッション部材が配置されており、前記フェイス側の部位は、前記周壁部に接続された基部と、前記基部から前記顔面装着具の内側に向けて伸びる延設部とを備え、
前記延設部は、前記顔面装着具の内側から前記基部に向けて伸びる複数のスリット部を備えており、
少なくとも一つの前記スリット部の延長線上に、凹溝部を備えているものとして実施することも好ましい。
本考案は、フレームが一人一人の顔面形状に応じて変形することによって、顔面への密着性を高めて隙間の発生を抑制することができるパーソナルフィッティング性を備えた顔面装着具を提供することができたものである。
本考案は、フレームの周壁部における弾性変形の容易性を高めることによって、フィッティング性を向上させた顔面装着具を提供することができたものである。
本考案は、フレームのフェイス側の部位における弾性変形の容易性を高めることによって、フィッティング性を向上させた顔面装着具を提供することができたものである。
本考案の実施形態に係る顔面装着具は、フィット性が向上する結果、ベルトをきつく締めなくても、種々の形態の顔に隙間なく均一にフィットするため、長時間使用しても圧迫感を抑制することができ快適に着用することができる。
即ち、従来は空気などの侵入(流入)によりゴーグルが曇りやすくなるため、ベルトをきつく締める必要があり、額や頬等が部分的に圧迫される場合があったが、パーソナルフィッティング性を高めた本考案の顔面装着具にあっては、ベルトをきつく締めなくても、個々の顔に合わせて全体的(均一的)に力を分散されることができ、装着感の低下を抑制することができる。
また、本考案の実施形態に係る顔面装着具は、顔面装着具に対して前方などから衝撃を受けた場合でも、フレームの周壁部がサスペンションとして機能して、その衝撃を拡散して緩和することができる。その結果、レンズの厚みや強度にかかわらず、レンズの変形を抑制することができると共に、着用者の顔面に加わる衝撃を緩和することができる。
本考案の実施の形態に係る顔面装着具のフレームを斜め後方から見た斜視図。 同フレームの平面図。 同フレームの底面図。 (A)は同フレームの背面図、(B)は図4(A)のb−b線拡大断面図、(C)は図4(A)のc−c線拡大断面図である。 レンズ、フィルターシート及びクッション部材の左半分を切除した状態の同顔面装着具の斜視図。 (A)は同フレームのサスペンション部の要部拡大平面図であり、(B)はサスペンション部に前後方向からの力が加わった状態の平面図である。 (A)(B)(C)はそれぞれ同フレームの開口部の他の実施の形態を示す平面図である。
以下、図1〜図6を参照して本考案の実施の形態を説明する。
(全体の概要)
この実施の形態に係る顔面装着具はゴーグルとして実施されたもので、特に図5に示されるように、レンズ11と、レンズ11を支持するフレーム12とを備える。フレーム12は、軟質合成樹脂やゴム系素材などの弾性変形可能な素材によって形成され、大きく分けて、環状をなすフロント側の部位13、環状をなすフェイス側の部位14及び周壁部15の各部から構成される。
フロント側の部位13は、レンズ11を支持する顔面装着具の前面側に配置されているもので、この例ではレンズ11の周縁部が嵌め入れられる溝が内周側に設けられている。
フェイス側の部位14は、図1、図4などに示されるように、顔面装着具の後面側に配置されているもので、装着者の顔面(図示せず)に対向する。このフェイス側の部位14には、図5に示すように、発泡樹脂などによって構成されるスポンジ製などのクッション部材18が接着剤などで固定されるが、クッション部材18を省略して実施することもできる。
周壁部15は、図1、図2などに示されるように、フロント側の部位13とフェイス側の部位14をつなぐもので、フロント側の部位13からフェイス側の部位14に向けて後方へ伸びることによってレンズ11と装着者の顔面との間に空間を保持するように構成されている。周壁部15の上面の略全体と、下面の左右には開口部21を備えたサスペンション部20が配置され、左右の両側にはベルト(図示せず)を通すなどして取り付けるためのベルト支持部16が設けられている。
(サスペンション部20について)
サスペンション部20には、周壁部15を内外に貫通して形成された換気用の開口部21が複数個設けられている。開口部21と開口部21との間は比較的細いリブ22が設けられており、このリブ22によって、フロント側の部位13とフェイス側の部位14とがつながれている。言い換えれば、開口部21は、その周囲がリブ22とフロント側の部位13とフェイス側の部位14との何れかによって囲まれた空間であると言える。この開口部21の形状は、三角形や四角形など種々の多角形とすることができ、図2の中央前方の7角形状の開口部21(A)のように変形した多角形でも構わないし、その少なくとも一辺が弓状などの曲線の略多角形であったり、円形や楕円形などであったりしても構わない。また開口部は、図7(A)に示す開口部21や、図7(B)に示す開口部21のように様々に変更して実施することができるし、図7(C)に示すように全ての開口部21が、後述の括れ部分23と小穴部24を備えたものである必要はない。
これらの開口部21は、図5に示すように、顔面装着具内外の換気に際して異物の侵入などを抑制するために、発泡樹脂製や不織布製のフィルターシート17によって覆われている。
(小穴部24について)
これらの開口部21の少なくとも一つは、図6(A)に示すように、その端部に小穴部24を備えているものとして実施することが適当である。小穴部24が設けられる位置は特には問わないが、開口幅の小さな括れ部分23を介して開口部21の本体とつながっていることが適当である。小穴部24は開口部21よりも開口面積が小さいが、括れ部分23はその開口幅が開口部21及び小穴部24の開口幅よりも小さくなっている。小穴部24の形状は、平面視において、様々な形状で実施することができるが、力の分散を考慮すると略円形状や略楕円形状をなしているものであることが好ましい。具体的には円の3分の2以上(240度以上)の円弧によって規定されていることが適当である。
このサスペンション部20は、図6(B)に示すように、前後方向(図の上下方向)からの力を受けると、括れ部分23又は小穴部24の前後方向の幅が小さくなることによってリブ22がスムーズに弾性変形し、サスペンション部20の前後方向の幅が小さくなる。また、顔の大きな人が着用した場合等、フレーム12の曲率半径が大きくなるように力を受けると、括れ部分23又は小穴部24の前後方向の幅が大きくなるように、サスペンション部20が弾性変形することができる。
(開口部21の配置について)
本考案における開口部21は、サスペンション部20の弾性変形性を高めるために様々な配置形態で実施することができるが、この実施の形態のサスペンション部20における開口部21の配置は、図6に示すように、中央の中央開口部21(C)の左右に、左側開口部21(L)と右側開口部21(R)とが配置されている。
またさらに、中央開口部21(C)の前方には前側開口部21(F)が配置されたものとして実施することができる。
中央開口部21(C)と左側開口部21(L)との間には左斜めリブ22(SL)が設けられており、中央開口部21(C)と右側開口部21(R)との間には、右斜めリブ22(SR)が設けられている。また、前側開口部21(F)と左側開口部21(L)との間には左横リブ22(HL)が設けられており、前側開口部21(F)と右側開口部21(R)との間には、右横リブ22(HR)が設けられている。これらの4つのリブは集合部25に向けて集まっていると言うこともでき、この集合部25は、中央開口部21(C)の一つの頂点と前側開口部21(F)の一辺との間に位置している。
この図6の例では、左横リブ22(HL)と右横リブ22(HR)は略直線上に連続している。また、左斜めリブ22(SL)と右斜めリブ22(SR)とがなす角度は鈍角である。そして、左斜めリブ22(SL)と左横リブ22(HL)とがなす角度は鋭角である。より好ましくは、左斜めリブ22(SL)と右斜めリブ22(SR)とがなす角度は120度以上であり、左斜めリブ22(SL)と左横リブ22(HL)とがなす角度と、右斜めリブ22(SR)と右横リブ22(HR)とがなす角度とはそれぞれ30度以下である。
このように左斜めリブ22(SL)と右斜めリブ22(SR)とがなす角度は鈍角であり、両者の間に他のリブが存在しないため、言い換えれば中央開口部21(C)が鈍角三角形などの鈍角を備えた多角形であるため、前後方向に力が加わった場合に左斜めリブ22(SL)と右斜めリブ22(SR)がさらにその角度を広げるように変形しやすい構造となっており、サスペンション部20の前後幅が小さくなるように弾性変形しやすい構造となっている(図6(B)参照)。
さらに、前述の小穴部24が、左側開口部21(L)と右側開口部21(R)のそれぞれに、集合部25を挟んで設けられているために、前後方向の力が加わった場合、左斜めリブ22(SL)と左横リブ22(HL)との間の間隔並びに右斜めリブ22(SR)と右横リブ22(HR)との間の間隔が小さくなるように弾性変形しやすい構造となっている。
このように前後方向の力を受けた際に、括れ部分23と小穴部24の作用によって、開口部21とリブ22の配列構造の如何に関わらず、括れ部分23と小穴部24が変形することによって、一つ一つの開口部21及びリブ22が変形しやすい構造となっている。
また、上述した開口部21とリブ22の配列構造の作用によって、括れ部分23と小穴部24の存在の如何に関わらず、開口部21とリブ22が変形しやすいものである。
従ってサスペンション部20は、この二つの構造による相乗効果によって、前後方向の力を受けた際に、良好な弾性変形性を示すものであり、その結果、この実施の形態に係る顔面装着具は、前後方向の幅が弾性変形によって変化するサスペンション構造を総合的に備えたものと言えるものである。
(フェイス側の部位14について)
次に、フェイス側の部位14は、図1及び図4に示されるように、クッション部材18を支持するために全体的には平たい帯状をなした環状面となっているが、平たい帯状をなした環状面はその環状の形状が変形しにくい形状であるとも言える。その結果、個々の着用者の顔面形状の差異には柔軟に対応しにくい形状であるとも言える。
これに対して本考案の実施の形態にあっては、フェイス側の部位14の略全周に設けられたスリット部43に加えて凹溝部44を設けることによって、フレーム12に加わる圧力がスリット部43から凹溝部44へ伝わることで、スリット部43の変形の自由度が高まり、着用者の鼻の幅や高さや、顔面の凹凸に合わせて自在に変形することができる。これによりそれぞれの着用者の顔面違和感なく馴染むことができ、心地良い装着感を実現するパーソナルフィッティング可能な構造となっている。なお、凹溝部44は全てのスリット部43に対応して設ける必要はなく、一部のスリット部43のみに対応して設けるものでも構わない。
より具体的な構造は、図4(B)(C)に示すように、フェイス側の部位14は、周壁部15に接続された基部41と、基部41から顔面装着具の少なくとも内側に向けて伸びる延設部42とを備える。延設部42は基部41から顔面装着具の内側と外側との両方に伸びるものであっても構わない。延設部42には、顔面装着具の内側から外側の基部41に向けて伸びるスリット部43が複数箇所に形成されている。さらにスリット部43の延長線上には、外側に向けて凹溝部44が形成されている。スリット部43は延設部42を厚み方向に貫通しているものであるが、凹溝部44は貫通するまでに至らず、溝状の凹みとなっているものである。この凹溝部44は、基部41や延設部42の背面側(即ち後側)の表面よりも高さが低くなっているものである。なおこの例では、凹溝部44は、フェイス側の部位14の外周まで達しているが途中で止まるものであっても構わないし、徐々に溝の深さが浅くなるものであっても構わない。またこの凹溝部44は延設部42の背面側の面に形成されたものでも構わないし、正面側の面に形成されたものでも構わないし、双方の面に形成されたものでも構わない。
このような凹溝部44をスリット部43の延長線上に設けるこれにより、それぞれの着用者の顔面違和感なく馴染むことができ、心地良い装着感を実現するパーソナルフィッティングを実現できるものである。
以上、本考案は、スポーツ用、医療用、防疫用、ドライアイ対策用、花粉症対策用、防塵用、医療用眼鏡など、風や異物からの目や顔面の保護など種々の目的に利用されるものに適用することができる。レンズの個数は、左右のレンズが繋がった1眼のレンズであってよく、左右1枚ずつの2眼のレンズなど、複数枚のレンズを用いたものであっても構わない。フレームの顔面への取り付け手段は、ベルトの他、テンプルやモダンを用いたものでもよく、本考案はベルト装着式のゴーグルの他、サングラスやメガネでに変更して実施しても構わない。
11 レンズ
12 フレーム
13 フロント側の部位
14 フェイス側の部位
15 周壁部
16 ベルト穴
17 フィルターシート
18 クッション部材
20 サスペンション部
21 開口部
21(A)開口部
21(L)左側開口部
21(C)中央開口部
21(R)右側開口部
21(F)前側開口部
22 リブ
22(SL)左斜めリブ
22(SR)右斜めリブ
22(HL)左横リブ
22(HR)右横リブ
23 括れ部分
24 小穴部
25 集合部
41 基部
42 延設部
43 スリット部
44 凹溝部

Claims (5)

  1. レンズと、前記レンズを支持するフレームとを備え、
    前記フレームは、前記レンズを支持するフロント側の部位と、装着者の顔面に対向するフェイス側の部位と、前記フロント側の部位と前記フェイス側の部位との間をつなぐ周壁部とを備え、
    前記周壁部は前記フロント側の部位から後方の前記フェイス側の部位へ向けて伸びることによって前記レンズと前記装着者の前記顔面との間に空間を保持するように構成された顔面装着具において、
    前記周壁部はサスペンション部を備え、
    前記サスペンション部は、複数の換気用の開口部と、前記開口部同士の間のリブとを備え、
    前記サスペンション部の少なくとも一つの前記開口部は括れ部分を介して連通した小穴部を備えており、
    前記サスペンション部の前後方向の幅が変化するように、弾性変形可能に構成されたことを特徴とする顔面装着具。
  2. 前記サスペンション部の複数の前記開口部は、フィルターシートによって覆われており、
    前記開口部は、上下方向から見て多角形をなし、
    前記多角形の少なくとも一つの頂点に前記小穴部を備え、
    前記小穴部は、円の3分の2以上の円弧によって規定されている略円形状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の顔面装着具。
  3. レンズと、前記レンズを支持するフレームとを備え、
    前記フレームは、前記レンズを支持するフロント側の部位と、装着者の顔面に対向するフェイス側の部位と、前記フロント側の部位と前記フェイス側の部位との間をつなぐ周壁部とを備え、
    前記周壁部は前記フロント側の部位から後方の前記フェイス側の部位へ向けて伸びることによって前記レンズと前記装着者の前記顔面との間に空間を保持するように構成された顔面装着具において、
    前記周壁部はサスペンション部を備え、
    前記サスペンション部は、複数の換気用の開口部と、前記開口部同士の間のリブとを備え、
    前記複数の開口部は、中央に配置された中央開口部と、前記中央開口部の左右両側に配置された左側開口部と右側開口部との少なくとも3つの開口部を含み、
    前記中央開口部と前記左側開口部との間の左斜めリブと、前記中央開口部と前記右側開口部との間の右斜めリブとの間の角度が鈍角であり、
    前記サスペンション部は、前後方向の幅が変化するように弾性変形可能に構成されたことを特徴とする顔面装着具。
  4. 前記中央開口部の前方に前側開口部を備え、
    前記前側開口部と前記左側開口部との間の左横リブと、前記左斜めリブとの間の角度が鋭角であり、
    前記前側開口部と前記右側開口部との間の右横リブと、前記右斜めリブとの間の角度が鋭角であることを特徴とする請求項3に記載の顔面装着具。
  5. 前記フェイス側の部位の後ろ側には、クッション部材が配置されており、
    前記フェイス側の部位は、前記周壁部に接続された基部と、前記基部から前記顔面装着具の内側に向けて伸びる延設部とを備え、
    前記延設部は、前記顔面装着具の内側から前記基部に向けて伸びる複数のスリット部を備えており、
    少なくとも一つの前記スリット部の延長線上に、凹溝部を備えていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の顔面装着具。
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