JP4976916B2 - 眼鏡を掛けた人用マスク - Google Patents

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本発明は、花粉,ほこり等の吸引防止、風邪の感染防止等の目的で使用されるマスクに関するものであり、特に、眼鏡のくもり止め機能を有するマスクに関するものである。
眼鏡のくもり止め機能を有するマスクは、下記特許文献をはじめとして、多数の特許文献において種々提案されている。しかし、くもり止め効果と製造コストとの両方において満足すべきものが得られているとは言い難い。
特開2001−161843 特開2006−288650 特開2006−305278 特開2006−333972 特開2007−61585
本発明は、十分な眼鏡のくもり止め効果が得られ、かつ、安価に製造し得るマスクを得ることを課題としてなされたものである。
本発明は、上記課題を解決するために、通気性を有する材料から成り、口と鼻とを覆う本体部と、その本体部の両側部から延び出して耳に掛けられる耳掛部とを含むマスクにおいて、前記本体部を、その本体部の上縁の、中央の両側の、前記鼻とその鼻の両側に位置する両頬との間において鼻に沿って延びる2つのくぼみの各々に対応する位置から上方に延び出して眼鏡の2つのパッドの各々と重なり合い、それらパッドにより前記2つのくぼみの各々の底面に押し付けられることによって、それらくぼみと当該本体部との隙間を塞ぐ一対の突出片を含むものとしたことを特徴とするものである。
上記「鼻とその鼻の両側に位置する両頬との間において鼻に沿って延びるくぼみ」を「鼻脇のくぼみ」と称することとするが、通常のマスクを掛けた状態では、マスクの本体部の上縁と鼻脇のくぼみの底面との間に隙間が生じることを避け得ない。したがって、その隙間から呼気の一部が眼鏡に向かって流れ、レンズに接触し、呼気中の水蒸気がレンズをくもらせることとなる。
それに対し、マスク本体部に、その本体部の上縁の、鼻脇の2つのくぼみに対応する位置からそれぞれ上方に延び出して、眼鏡の2つのパッドの各々と重なり合う一対の突出片を設ければ、そのマスクを、眼鏡を掛けた人が使用する際、一対の突出片の各々が眼鏡の2つのパッドの各々により、2つのくぼみの各々の底面に押し付けられることによって、それらくぼみと本体部との隙間が塞がれるため、従来のマスクに比較して、鼻脇のくぼみを通って呼気が眼鏡のレンズへ流れることを良好に防止し、レンズがくもることを容易に防止することができる。しかも、一対の突出片を形成することは容易であり、マスクの製造コストを増大させることがきわめて少なくて済む。
発明の態様
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、少なくとも、請求の範囲に記載された発明である「本発明」ないし「本願発明」を含むが、本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むこともある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
なお、以下の各項において、(17)項が請求項1に相当し、(18)項が請求項2に、(19)項が請求項3に、(20)項が請求項4に、(21)項が請求項5に、(22)項が請求項6に、それぞれ相当する。
(1)通気性を有する材料から成り、口と鼻とを覆う本体部と、その本体部の両側部から延び出して耳に掛けられる耳掛部とを含むマスクであって、
前記本体部が、その本体部の上縁の、中央の両側においてそれぞれその中央より上方に延び出し、前記鼻とその鼻の両側に位置する両頬との間において鼻に沿って延びるくぼみを塞ぐ一対の突出片を備えたことを特徴とするマスク。
本体部の上縁の中央には一対の突出片に挟まれた凹部が形成されることとなるが、この凹部の形状は、凹部の縁を形成する突部の側縁を鼻の側面に密着し易くする上で、V字形あるいはV字の底部に丸味を付けた形状とすることが望ましい。
上記通気性を有する材料としては、不織布,織布等が採用でき、織布としてはガーゼが適している。
(2)当該マスクが眼鏡を掛けた人用であり、前記一対の突出片の各上端部が、正面視において前記眼鏡の一部と重なり合う(1)項に記載のマスク。
突出片の前記上縁の中央に対する突出量は、突出片の形状,剛性,厚み等に応じて変えられるべきであるが、一般に、鼻脇のくぼみを塞ぐ機能を高める上では3mm以上,5mm以上,7mm以上,10mm以上とされることが望ましい。
一対の突出片を、鼻脇のくぼみを塞ぐに十分なものとしようとすれば、突出片の突出量を大きくすることが必要になり、正面視において眼鏡の一部と重なり合うことが多くなる。通常であれば、マスクの本体部が眼鏡の内側に入り込めば、水蒸気が一層レンズに導かれ易くなり、レンズがくもり易くなるのであるが、本マスクにおいては、一対の突出片は鼻脇のくぼみを塞ぐものであるため、眼鏡と重なりあってもレンズを曇らせることがないか、少なくとも曇らせることが少なくて済む。
(3)前記一対の突出片の前記上端部がそれぞれ眼鏡のパッドと重なり合い、そのパッドにより前記くぼみの底面に押し付けられる(2)項に記載のマスク。
眼鏡のパッドに一対の突出片の上端部を鼻脇のくぼみの底面に押し付けさせれば、鼻脇のくぼみを特に良好に塞ぐことができる。眼鏡には必ずパッドが設けられているため、眼鏡の種類を問わず、くもりを良好に防止し得る。
(4)前記一対の突出片の少なくとも一部にそれぞれ、前記眼鏡のレンズを囲む枠またはレンズの縁と接触することによりそれら枠あるいは縁により押さえられ、前記一対の突出片の各々を前記くぼみの底面に押し付ける押付部が設けられた(2)項に記載のマスク。
眼鏡の枠またはレンズの縁に押付部を押さえさせることにより、押付部に突出片を鼻脇のくぼみの底面に押し付けさせれば、眼鏡の種類を問わず、鼻脇のくぼみを良好に塞ぐことができる。
(5)前記押付部がクッション材により形成された部分を含む(4)項に記載のマスク。
クッション材は(4)項以外の態様のマスクにも適用可能であり、その場合には(4)項の押付部を構成するクッション材より薄くされることが望ましいことが多い。
(6)前記クッション材が、軟質ウレタンフォーム,ポリスチレンフォームおよびわたから選ばれた材料から成る(5)項に記載のマスク。
フォームは比較的柔軟性の高いもの、すなわち単位長さ当たりのセル数が比較的小さいもの(例えば25〜30/25mmの衣料用軟質ウレタンフォーム、JIS K6402−1976 QE相当のもの)あるいは密度の比較的小さいもの(例えば0.010以上0.014未満のポリスチレンフォーム包装用緩衝材、JIS Z 1536−1975の5号相当のもの)が望ましい。フォームは、多数の気泡が互いに独立したものでも、互いに連通したものでもよいが、押付部も適度の通気性を有することが望ましく、その観点からは後者が好適である。また、わたは、天然繊維のわたでもよく、化学繊維のわたでもよい。わたを構成する繊維同士が単純に絡み合わされているものでも、局部的に結合されているものでもよい。後者は、クッション材の形状を安定に保つ上で優れている。
(7)前記クッション材がそのクッション材より肌理の細かな表皮により覆われた(5)項または(6)項に記載のマスク。
クッション材、特に柔らかなクッション材は表面が平滑ではないことが多く、見映えあるいは使い勝手が悪い。本項の構成を採用すれば、柔らかいクッション材のこの欠点を軽減することができる。本体部が複数枚のシートが重ね合わされたものである場合、最も外側のシートの一部を表皮とすることもできる。表皮は、微小な穴を多数有するものとすることも、穴を有しないものとすることも可能である。押付部も適度の通気性を有することが望ましく、その観点からは前者が好適である。
(8)前記表皮が前記本体部と同じ色を有する(7)項に記載のマスク。
押付部が本体と同じ色となり、見映えが向上する。肌理も本体部と同じにすれば、一層見映えがよくなる。
(9)少なくとも前記一対の突出片に設けられ、それら一対の突出片の剛性を前記本体部の他の部分より大きくする剛性付与部を含む(1)項ないし(8)項のいずれかに記載のマスク。
剛性付与部を設けて一対の突出片を比較的剛性の高いものとすれば、突出片を眼鏡の一部に押させさせなくても、突出片自体の腰により、鼻脇のくぼみの底面に密着させることができる。
本項の特徴は、(2)項ないし(8)項の特徴とは別個に採用し得、その場合に、眼鏡との接触が不可欠ではなくなる利点があるが、(2)項ないし(8)項の特徴と併用すれば眼鏡のくもりを一層確実に防止することができる。
(10)前記剛性付与部が、前記突出片と、前記本体部の前記突出片の基端に隣接する隣接部とに跨る領域に配設された(9)項の記載のマスク。
マスクの中には、使用中、本体部の形状が3次元の立体的な形状を保つものとされるものがあり、この種のマスクに本項の特徴を適用すれば、突出片を本体部の立体形状の延長方向に延びる状態とすることにより、良好に鼻脇のくぼみに押し付けることが可能となる。
(11)前記本体部が複数枚のシート材が合わされて構成され、前記剛性付与部がそれら複数枚のシート材の間に挟まれた剛性付与層を含む(9)項または(10)項に記載のマスク。
剛性付与層は、例えば、複数枚のシートとは別体の弾性シート(剛性付与シート)でもよく、複数枚のシートの少なくとも1枚に固着された剛性付与層でもよい。複数枚のシートの互いに対向する面同士を接着する接着層や複数のシートを互いに溶着することにより剛性が増された溶着部でもよい。これら弾性シート,剛性付与層,接着層,溶着部等は、突出片を鼻脇のくぼみの底面に密着させるには十分な大きさであり、マスクを装着している人に違和感を抱かせるほどには大きくない適度な弾性を有するものであることが望ましい。また、押付部も適度の通気性を有することが望ましく、その観点から、剛性付与部も通気性を有するものとすることが望ましい。
(12)前記剛性付与部が前記突出片の表面に固着された剛性付与層を含む(9)項または(10)項に記載のマスク。
剛性付与層は通気性を低下させる場合が多いため、突出片の表面側に形成し、使用者の肌に直接接触しないようにすることが望ましい場合が多い。(11)項における剛性付与層に関する説明が本項における剛性付与層にも当てはまる。
(13)前記眼鏡に装着され、前記一対の突出片をそれぞれ前記くぼみの底面に押し付ける押付部材を含む(1)項,(2)項,(9)項ないし(12)項のいずれかに記載のマスク。
押付部材は、金属,硬質樹脂等、硬質の弾性材料から成るものとしても、軟質樹脂から成るものとしてよい。ただし、いずれにしても、適度の弾性を有して、眼鏡の種類やマスク使用者の顔形等によって変わる押付部材装着部とマスクの突出片との相対位置のばらつきを吸収し得るものとされることが望ましい。また、押付部材を、互いに異なる材料により形成される複数の部分を備えたものとすることも可能である。例えば、押付部材の眼鏡への取付部は比較的大きな剛性および弾性変形能を有する材料により形成し、押付部は適度な弾性を有する材料により形成し、他の一部を比較的容易に塑性変形させ得る材料により形成し、その塑性変形容易部の塑性変形により、押付部材を、使用者が眼鏡の形状やマスク装着者の顔形に合った形状として、使用し得るものとするのである。
本押付部材は、(1)項におけるように、マスク本体の上縁から突出した1対の突出片を備えたマスクと組み合わせて使用する場合に特に有効である。しかし、突出片がなく上縁がほぼ水平な本体部や、中央が最も高く、側方に向かうに従って低くなる向きに傾斜した本体部を備えたマスクと組み合わせて使用しても、眼鏡レンズのくもり止め効果が得られる。本項の特徴は、(1)項の特徴とは別個に採用することも可能なのである。
(14)前記押付部材が前記眼鏡に着脱可能である(13)項に記載のマスク。
押付部材は眼鏡に取り外し不能に取り付けられるものとすることも可能である。しかし、着脱可能とされることが望ましい。後者の場合、押付部材自体が眼鏡の一部に着脱されるようにしても、眼鏡に押付部材保持部材を恒久的に固着し、その押付部材保持部材に押付部材を着脱し得るようにしてもよい。
(15)前記押付部材が、前記眼鏡の左右のレンズ枠またはレンズを連結するブリッジと、そのブリッジの上方において左右のレンズ枠またはレンズを連結するプレースバーとの少なくとも一方を利用して眼鏡に取り付けられる(13)項または(14)項に記載のマスク。
眼鏡は必ずブリッジを有し、ブリッジと共にプレースバーを有するものもある。したがって、これらブリッジあるいはプレースバーを利用して押付部材を眼鏡に取り付け得るようにすることが便利である。
(16)前記押付部材が、前記眼鏡のメタルフレームのパッド足とパッド箱との少なくとも一方を利用して装着される(13)項ないし(15)項のいずれかに記載のマスク。
眼鏡がメタルフレームを有するものである場合には、フレームにパッドを取り付けるためのパッド足およびパッド箱が設けられるのが普通であり、これらパッド足とパッド箱との少なくとも一方を利用して押付部材が着脱されるようにすることが便利である。本項が(15)項に従属する場合は、押付部材がブリッジとプレースバーとの少なくとも一方と、パッド足とパッド箱との少なくとも一方との両方を利用して装着することとなり、特に安定して装着することができる。
(17)通気性を有する材料から成り、口と鼻とを覆う本体部と、その本体部の両側部から延び出して耳に掛けられる耳掛部とを含むマスクであって、
前記本体部が、その本体部の上縁の、中央の両側の、前記鼻とその鼻の両側に位置する両頬との間において鼻に沿って延びる2つのくぼみの各々に対応する位置から上方に延び出して眼鏡の2つのパッドの各々と重なり合い、それらパッドにより前記2つのくぼみの各々の底面に押し付けられることによってそれらくぼみを塞ぐ一対の突出片を含むことを特徴とする眼鏡を掛けた人用マスク。
(18)前記一対の突出片の間に形成された下向きの凹部の最下部からそれら突出片の最上部までの距離が7mm以上とされた(17)項に記載の眼鏡を掛けた人用マスク。
(19)前記一対の突出片の間に形成された前記凹部がV字形を成す(18)項に記載の眼鏡を掛けた人用マスク。
(20)前記本体部の上縁が、前記一対の突出片の各々と左端および右端との間においてそれぞれ下に凸に湾曲した曲線により画定された(18)項または(19)項に記載の眼鏡を掛けた人用マスク。
(21)前記本体部の上縁が、前記一対の突出片の各々と左端および右端との間においてそれぞれ下に凸に湾曲した曲線により画定されるとともに、前記一対の突出部の上端部において上向きに凸に湾曲させられ、その上向きに凸に湾曲させられた部分が、前記凹部を画定する縁に滑らかに連ならされた(18)項または(19)項に記載の眼鏡を掛けた人用マスク。
(22)前記本体部が、それぞれ複数枚の布から成って互いに対称の形状を有する右構成部と左構成部とを含み、それら右構成部と左構成部とが、それぞれの一方の側縁に、(a)外方に凸の湾曲部,(b)その湾曲部の上端から上部ほど後方に位置する向きに傾斜した第1傾斜部,および(c)その第1傾斜部の上端からさらに大きな傾斜角度で後方に傾斜させられた第2傾斜部を備え、前記湾曲部および前記第1傾斜部において互いに結合される一方、前記第2傾斜部においては結合されず、それら左構成部と右構成部とが左右に開かれた状態で中高の3次元形状を呈するとともに、前記互いに結合されない第2傾斜部が前記一対の突出片の間の前記下向きの凹部を形成する(17)項ないし(21)項のいずれかに記載の眼鏡を掛けた人用マスク。
以下、請求可能発明のいくつかの実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、請求可能発明は、下記実施例の他、上記〔発明の態様〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更を施した態様で実施することができる。
図1ないし図3に、請求可能発明の一実施例としてのマスクを示す。本マスクは、着用者の口,鼻およびそれらの周辺を覆う本体部10と、その本体部10の両側部から延び出して耳に掛けられる耳掛部12とを含む。本体部10は、左構成部14と右構成部16とから成り、左構成部14は図2に示す形状の熱可塑性合成繊維から成る不織布が複数枚(図示の例で3枚)重ねられたものであり、右構成部16は左構成部14と面対称の構成を有している。耳掛け部12も左構成部22と右構成部24とから成り、左構成部22は、図2に示すように、基部26と紐部28とから成っている。基部26は、本体部10を構成する複数枚の不織布の一部のものが側方へ延び出させられるとともに、二股に分かれさせられたものであり、本体部10を構成する他の不織布と溶着部30において溶着されている。また、紐部28は、熱可塑性合成樹脂材料により伸縮性の良い紐状に形成され、両端部32が、基部26の二股部の各先端部に溶着により結合されている。紐部28は基部26より弾性変形能に優れている。右構成部24は左構成部22と、面対称の構成を有している。
本体部10においては、左構成部14と右構成部16とが、図2において外方に凸の湾曲部34、および上部ほど後方に位置する向きに傾斜した第1傾斜部36において互いに溶着により結合され、左右に開かれて装着される状態では図2に示すように中高の3次元形状を呈するようにされている。しかし、第1傾斜部36より更に後方への傾斜角度が大きい第2傾斜部38においては、左構成部14と右構成部16が結合されていない。そのため、本体部10が左右に開かれた状態では、図3に示すように、上縁の中央にV字形の凹部42に形成される。また、左構成部14と右構成部16との上縁は、左右の端から中央に向かうに従って加速度的に上方に向かうように湾曲、すなわち下に凸に湾曲させられた後、湾曲の向きが上に凸に変化させられ、上記第2傾斜部38に滑らかにつながらされている。その結果、本体部10が左右に開かれた状態では、上記V字形の凹部42の両側に、上方に突出し、上端が丸められた1対の突部44が形成された状態となる。両突部44の、本体部10の上縁からの突出量、すなわち、凹部42の最下部から突部44の最上部までの距離は12mmとされている。
上記一対の突出片44の上端部は、図3に示すように、本マスクの装着者が眼鏡50を掛けた場合に、装着者を正面から見た正面視においてその眼鏡50のパッド52と重なり合う位置にある。そのため、突出片44はパッド52により鼻脇のくぼみの底面に押し付けられることとなり、左右の鼻脇のくぼみが一対の突出片44により塞がれる。したがって、マスク装着者の呼気が鼻脇のくぼみを流れて、眼鏡50のレンズ54に接触することが良好に回避され、十分なレンズ54のくもり止め効果が得られる。
別の実施例であるマスクを図4および図5に示す。本マスクは、上記実施例のマスクと、本体部10から上方に突出させられた突出片62の構成において異なる。すなわち、突出片62は、前記突出片44より突出量が小さく(約7mm)されるとともに、上端部の丸味の曲率半径が大きくされた形状を有し、装着者を正面から見た正面視において、眼鏡50のパッド52とは重なり合わないが、眼鏡50の枠56(枠56を有しない眼鏡においてはレンズ54)の一部と重なり合う形状,寸法で形成されている。枠56の下部の、鼻寄りの隅部が突出片62と重なり合うようにされているのである。
上記突出片62には押付部64が設けられている。押付部64は、図5に示すように、クッション材66が表皮68により覆われて形成されている。クッション66材は、軟質ウレタンフォームから成る突出片62とほぼ同じ形状,寸法の平板状部材である。突出片62は本体部10の突出片62以外の部分と同様に3枚の不織布から構成されているが、図5に示すように、それら3枚の不織布のうち、最も表面側の1枚と、内側の2枚との間に上記クッション材66が挟まれ、接着により突出片62に固定されている。すなわち、最も表面側の不織布の一部が表皮68として利用されているのである。
本マスクの装着者が眼鏡50を掛ければ、図4に示すように、押付部64が眼鏡50の枠56およびレンズ54の一部と重なり合う状態となり、その一部により押されて、突出片62を鼻脇のくぼみ58の底面に押し付ける。それにより、鼻脇のくぼみ58が突出片62により塞がれた状態となり、マスク装着者の呼気が鼻脇のくぼみ58を流れて、眼鏡50のレンズ54をくもらせることが良好に防止される。
上記平板状のクッション材66に代えて、図6に示すように、横断面形状がT字形を成すクッション材68を採用することも可能である。このクッション材68は、T字の脚部の下端に相当する部分70で眼鏡50の枠56またはレンズ54に接触するため、弾性変形が容易であるとともに、T字の両腕部に相当する部分72で広く突出片62を鼻脇のくぼみ58の底面に押し付けることとなるため、鼻脇のくぼみ58を良好に塞ぐことができる。なお、T字の脚部の下端に相当する部分70は、上下方向に長く延びる状態で形成され、眼鏡50の枠56またはレンズ54と確実に接触するようにされることが望ましい。また、クッション材68は、突出片62の表面に軟質ウレタンフォームまたはポリスチレンフォームにより形成され、本体部10と同色で、光沢がなく、通気性を有する表皮で覆われることが望ましい。
別の実施例であるマスクを図7ないし図9に示す。本マスクは、前記図4および図5に示したマスクのクッション材66の代わりに、弾性板82を、突出片62を構成している3枚の不織布のうち、最も表面側の1枚と、内側の2枚との間に挟み、接着により固定したものである。弾性板82は、正面視において楕円形状を成す一方、側面視において円弧状に湾曲した形状を有し、図9に示すように、全体に多数の小孔84が形成されている。材質は特に限定されないが、例えば、透明な硬質合成樹脂の薄板を打ち抜くとともに、円弧状に湾曲させて製造することができる。
上記弾性板82は、本体部10の突出片62に隣接する部分と、突出片62とに跨って配置され、上記隣接部により方向が定められるため、突出片62を図8に二点鎖線で示すように、鼻脇のくぼみの底面に向かって湾曲した状態に保つ。そして、本マスクが装着されると、図8に実線で示すように、突出片62の先端部が鼻脇のくぼみの底面により、曲率半径が大きくなる向きに押し戻された状態となり、その際に発生する復元力により突出片62を鼻脇のくぼみの底面に押し付けることとなる。したがって、突出片62が眼鏡50のどこにも接触しなくても、鼻脇のくぼみが良好に塞がれる。なお、突出片62の縁部が弾性板82の縁から2mm,3mmあるいは5mm以上突出した状態とされており、そのため比較的広い面で鼻脇のくぼみの底面に密着し、鼻脇のくぼみを良好に塞ぐ。
別の実施例であるマスクを図10ないし図12に示す。本マスクは、前記図5のマスクより一層高さの低い(約5mm)突出片88を有するものであり、かつ、マスクとは別体に製造され、眼鏡50に着脱可能に装着される押付部材90を補助部材として備え、この押付部材90がマスクの一対の突出片88を鼻脇のくぼみの底面に押し付ける。押付部材90は、図11および図12に示すように、概して、左右一対の押付部94が連結部96により連結された形状を有している。連結部96には、眼鏡50のブリッジ98に係合させられる取付部100が設けられている。取付部100は、図12に示すように、横断面形状がC字形を成しており、C字の開口部102が上方からブリッジ98に押し付けられることにより、スナップアクションでブリッジ98に係合させられる。一対の押付部94の連結部96に隣接する部分は、横断面形状が円形の脚部104とされており、この脚部104が眼鏡50のパッド足106(パッド足106の詳細については図13ないし図15参照)に、鼻の側(中央側)から係合させられる。脚部104のパッド足106に係合する部分の自由状態における間隔は、パッド足106の間隔より広くされており、装着された状態では連結部96と脚部104とがパッド足106により、脚部104の間隔が狭くなる向きに弾性変形させられ、その弾性変形の復元力により脚部104がパッド足106に係合させられる。この状態では、押付部材90は、ブリッジ98と、一対のパッド足106とにより、3箇所において安定して保持され、図10に示すように、押付部94がマスクの突出片88を鼻脇のくぼみの底面に押し付け、そのくぼみを塞がせる。押付部材90は、透明な合成樹脂材料により、一体に成形されることが望ましい。
押付部材は上記実施例のものに限られるわけではない。例えば、上記押付部材90は一対の押付部94が連結部96により連結されて一体のものとされているが、図13ないし図16左側の押付部材110を代表的に示すように、それぞれ1つずつの押付部112を備えて互いに独立した2つの押付部材110とすることも可能である。押付部材110は、図16に示す横断面形状を有する本体部114と、その本体部114の上面の一端部から上方に突出した第1係合部116と、一側面から側方へ突出した第2係合部118と、その第2係合部118と本体部114との側面から側方へ突出させられた後、下方へ垂下させられた第3係合部120と、その第3係合部の下端からさらに下方へ延び出させられた前記押付部112とを備えている。第2係合部118は、図16に最も明瞭に表されているように、C字形の横断面形状を有し、パッド足106の、パッド箱122が固定される側の端部124とスナップアクションにより係合させられる。その状態で、第1係合部116が、図13に示すように、平面視の形状が互いに逆向きに湾曲する2つの湾曲部を備えてS字状をなすパッド足106の一方の湾曲部126に係合する一方、第3係合部120がパッド箱122に係合する。結局、押付部材110は、第1,第2係合部116,118においてパッド足106と係合するとともに、第3係合部120においてパッド箱122と係合し、3箇所において、眼鏡50に安定して保持されることとなる。
なお、図示の例では、第3係合部120が帯板状とされて、パッド箱122の一側面に安定して係合するようにされている。しかし、横断面形状を円形とすることも可能であり、逆に横断面形状をコの字形とするなどにより、積極的にパッド箱122を保持する形状としてもよい。
また、前記押付部材90は、一対の脚部104の間隔が弾性的に狭められた状態で中央側(鼻側)から一対のパッド足106に係合させられ、装着されるのであるが、眼鏡が、プラスチック枠のようにパッド足がなく、パッドが枠と一体に形成されるものである場合には、一対の脚部104の間隔が弾性的に拡げられた状態で、側方から一対のパッドに係合させられるようにされることが望ましい。
本願の請求可能発明の一実施例であるマスクが装着された場合の形状を示す斜視図である。 図1に示すマスクの側面図である。 図1に示すマスクが装着された状態を示す正面図である。 別の実施例であるマスクが装着された状態を示す正面図である。 図4における5−5断面端面図である。 さらに別の実施例であるマスクの図5に相当する図である。 さらに別の実施例であるマスクが装着された状態を示す正面図である。 図7における8−8断面端面図である。 図7に示すマスクの一構成要素を取り出して示す正面図である。 さらに別の実施例であるマスクが装着された状態を示す正面図である。 図10に示すマスクの補助部材を示す背面図である。 図11における補助部材を右方から見た側面図である。 さらに別の実施例であるマスクの補助部材たる押付部材が、眼鏡に装着された状態を示す平面図である。 図13に示す部分の背面図である。 図13に示す部分の側面図である。 図13における16−16断面図である。
符号の説明
10:本体部 12:耳掛け部 14:左構成部 16:右構成部 22:左構成部 24:右構成部 26:基部 28:紐部 34:湾曲部 36:第1傾斜部 38:第2傾斜部 42:凹部 44:突出片 50:眼鏡 52:パッド 54:レンズ 56:枠 62:突出片 64:押付部 66:クッション材 68:クッション材 70:T字の脚部の下端に相当する部分 72:T字の両腕部に相当する部分 82:弾性板 84:小孔 88:突出片 90:押付部材 94:押付部 96:連結部 98:ブリッジ 100:取付部 104:脚部 106:パッド足 110:押付部材 112:押付部 114:本体部 116:第1係合部 118:第2係合部 120:第3係合部 122:パッド箱 124:端部(パッド足の) 126:湾曲部

Claims (6)

  1. 通気性を有する材料から成り、口と鼻とを覆う本体部と、その本体部の両側部から延び出して耳に掛けられる耳掛部とを含むマスクであって、
    前記本体部が、その本体部の上縁の、中央の両側の、前記鼻とその鼻の両側に位置する両頬との間において鼻に沿って延びる2つのくぼみの各々に対応する位置から上方に延び出して眼鏡の2つのパッドの各々と重なり合い、それらパッドにより前記2つのくぼみの各々の底面に押し付けられることによって、それらくぼみと当該本体部との隙間を塞ぐ一対の突出片を含むことを特徴とする眼鏡を掛けた人用マスク。
  2. 前記一対の突出片の間に形成された下向きの凹部の最下部からそれら突出片の最上部までの距離が7mm以上とされた請求項1に記載の眼鏡を掛けた人用マスク。
  3. 前記一対の突出片の間に形成された前記凹部がV字形を成す請求項2に記載の眼鏡を掛けた人用マスク。
  4. 前記本体部の上縁が、前記一対の突出片の各々と左端および右端との間においてそれぞれ下に凸に湾曲した曲線により画定された請求項2または3に記載の眼鏡を掛けた人用マスク。
  5. 前記本体部の上縁が、前記一対の突出片の各々と左端および右端との間においてそれぞれ下に凸に湾曲した曲線により画定されるとともに、前記一対の突出部の上端部において上向きに凸に湾曲させられ、その上向きに凸に湾曲させられた部分が、前記凹部を画定する縁に滑らかに連ならされた請求項2または3に記載の眼鏡を掛けた人用マスク。
  6. 前記本体部が、それぞれ複数枚の布から成って互いに対称の形状を有する右構成部と左構成部とを含み、それら右構成部と左構成部とが、それぞれの一方の側縁に、(a)外方に凸の湾曲部,(b)その湾曲部の上端から上部ほど後方に位置する向きに傾斜した第1傾斜部,および(c)その第1傾斜部の上端からさらに大きな傾斜角度で後方に傾斜させられた第2傾斜部を備え、前記湾曲部および前記第1傾斜部において互いに結合される一方、前記第2傾斜部においては結合されず、それら左構成部と右構成部とが左右に開かれた状態で中高の3次元形状を呈するとともに、前記互いに結合されない第2傾斜部が前記一対の突出片の間の前記下向きの凹部を形成する請求項2ないし5のいずれかに記載の眼鏡を掛けた人用マスク。
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