JP3129053U - 多層式マスク - Google Patents

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【課題】花粉やウイルスなどの人体への侵入を確実に防止することができると共に、呼気が漏れて眼鏡が曇ってしまうことを防止する事ができる多層式マスクを提供する。
【解決手段】複数のマスク用シートを積層して構成したマスク本体と、同マスク本体の両側縁部に取り付けた紐体と、を備えた多層式マスクであって、前記複数のマスク用シートのいずれかに、使用者の所望の形状に変形可能とした帯状の可撓体を取り付けると共に、前記複数のマスク用シートのうち最内層の前記マスク用シートに、鼻部に当接する帯状の弾性部材を設けた。
【選択図】図2

Description

本考案は、多層式マスクに関する。
従来、マスクは、人が密集する場所において空気感染や飛沫感染により流行するインフルエンザ等のウイルスの感染を防止するため等に使用されてきた。また、近年スギやヒノキなどの花粉により花粉症を発症する人が増加しており、このような花粉症発症者にとってマスクは必需品とされてきた。
そのため、感染力の強いウイルスや微小な花粉であっても高遮断・高捕集力を発揮して侵入を防ぐことができる高性能なマスクの需要は増大しており、種々のマスクが提案されている。
例えば、口元及び鼻孔周辺を覆うカップ状のカバー部と、同カバー部内側に貼着されるシートカップと、同カバー部の左右両端に連設された耳掛け部とより、被覆部が顔表面の凹凸にフィットするように立体成形し、マスクと顔表面との間に生じる隙間を低減した構成のマスクが知られている。(例えば、特許文献1参照)
特開2005-328937
しかしながら、上記のような従来のマスクは、予め使用者の顔型を想定した立体形状に成型されているため、使用者の個々の顔形状に確実には密着せず、顔体との間に隙間を形成していた。特に、鼻周辺の凹凸形状において隙間を形成し、この隙間から花粉やウイルスが侵入してしまう問題があった。さらに、特に眼鏡を着用する人にとっては、この鼻部分の隙間から呼気が漏れることで眼鏡を曇らせてしまうという問題が生じていた。
本考案は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、鼻部の凹凸形状において隙間を形成することを防止して、花粉やウイルスなどの人体への侵入を確実に防止することができると共に、呼気が漏れて眼鏡が曇ることを防止する事ができる、安価で高機能な多層式マスクを提供する。
そこで、請求項1に係る本考案では、複数のマスク用シートを積層して構成したマスク本体と、同マスク本体の両側縁部に取り付けた紐体と、を備えた多層式マスクであって、前記マスク本体における使用者の鼻部に対応する位置に、所望の形状に変形可能とした帯状の可撓体を取り付けると共に、前記マスク本体における最内層の前記マスク用シートに、使用者の鼻部に当接する帯状の弾性部材を設けたことを特徴とする多層式マスク。とした。
請求項2に係る本考案では、請求項1記載の多層式マスクにおいて、前記マスク本体は、前記マスク用シートを少なくとも4層に積層して形成し、そのうち最外層及び最内層の前記マスク用シートはポリプロピレン・スパンボンド不織布マスク用シートから形成し、中間層のマスク用シートはメルトブローン不織布マスク用シートから形成したことを特徴とした。
請求項3に記載の本考案では、請求項1又は請求項2に記載の多層式マスクにおいて、前記マスク本体に、同マスク本体の長辺と略平行に折り重なる折りひだ部を少なくとも一つ以上設けたことを特徴とした。
請求項4に記載の本考案では、請求項1又は請求項2に記載の多層式マスクにおいて、前記マスク本体は、先端狭窄状のカップ形状に形成したことを特徴とした。
本考案によれば、顔の立体形状、特に鼻部分の凹凸形状に可及的に密着することができ、鼻周辺部における呼気の流出を確実に防止する事ができるマスクであって、花粉やウイルスなどの人体への侵入を確実に防止することができると共に、使用者が眼鏡を装着している場合であっても、呼気が漏れて眼鏡が曇ることを確実に防止する事ができる、多層式マスクを提供することができる。
しかも、マスク本体を多層状に形成し、特に最外層のマスク用シートはポリプロピレン・スパンボンド不織布マスク用シートから形成したことで、安価な材料で形成可能でありながら、確実に花粉やウイルスを遮断・捕集することができる高機能な多層式マスクとすることができる。
本考案に係る多層式マスクは、複数のマスク用シートを積層して構成したマスク本体と、同マスク本体の両側縁部に取り付けた紐体と、を備えた多層式マスクであって、前記複数のマスク用シートのいずれかに、使用者の所望の形状に変形可能とした帯状の可撓体を取り付けると共に、最内層のマスク用シートに、鼻部に当接する帯状の弾性部材を設けている。
ここで、マスクを顔体に装着したときに最も隙間を生じ易いのは、鼻周りの凹凸部分においてであるが、本多層式マスクにおいては、前記マスク本体における使用者の鼻部に対応する位置に、使用者の所望の形状に変形可能とした帯状の可撓体を取り付けると共に、前記マスク本体における最内層のマスク用シートに使用者の鼻部と当接する弾性部材を設けることとしたため、マスク装着時に、可撓体が鼻の凹凸形状にフィットすると共に弾性部材の弾性力によりマスク本体と鼻部との間に形成される隙間を可及的に低減させることができる。
そのため、従来のマスクのように鼻周辺部に隙間を形成することを防止して、呼気を漏らして眼鏡装着者の眼鏡を曇らせてしまうことを防止しているし、隙間から花粉やウイルスなどが侵入することを確実に防止することができる。
また、マスク本体と鼻との当接箇所にこの弾性部材が位置することで鼻当たりをよくして、装着感を向上させることができる。
また、マスク本体を多層状に構成することにより、花粉やウイルス等の捕集効率を向上させて花粉やウイルス等が口元まで到達する事を確実に防止している。このマスク本体は、異なる性質を有するマスク用シートを4層に積層して形成しており、最外層に位置する第1のマスク用シートと、その内層に位置する第2のマスク用シートと、またその内層に位置する第3のマスク用シートと、さらにその内層に位置して使用者の顔体と接触する第4のマスク用シートとを備えている。
そのうち最外層及び最内層に位置する第1、第4のマスク用シートはポリプロピレン・スパンボンド不織布マスク用シート(以下、PPSB不織布マスク用シートともいう。)から形成し、中間層に位置する第2,第3のマスク用シートはメルトブローン不織布マスク用シート(以下、MB不織布マスク用シートともいう。)から形成している。
ここで、PPSB不織布は、ポリプロピレンを原料として耐磨耗性・耐水性・耐薬品性を向上させた高強度な不織布であり、また、スパンボンド法により原料から直接紡糸してシート化するため、生産性にすぐれ低コストであって、さらに連続長繊維であるため、一般的に短繊維不織布より強度を向上させることができる。このようなPPSB不織布から形成したマスク用シートを最外層に位置させることによって、強度を向上させた多層式マスクとする事ができる。
そして、MB不織布は、メルトブローン法により1〜3μmの超極細繊維で不織布を形成し、フィルターとして構成することができ、したがって第1層を通過したウイルスであってもこの微細な繊維の目によって確実に捕集する事ができる。
また、PPSB不織布の原料となるポリプロピレンの性質を、最外層と最内層とで適当に区別してそれぞれの性質にあったPPSB不織布とする事ができる。すなわち、最外層に位置するPPSB不織布には撥水性の高いポリプロピレンを、最内層には改質物の吸水性を有するポリプロピレンを、それぞれ原料とすれば、最外層においては飛散してくる飛沫等を遮断して飛沫に含まれるウイルスの進入を防ぐ事ができるし、最内層においては、口から放出される水分を吸収することで、多層が水分を含んでマスクの機能が低下してしまうことを防止する事ができる。また、ポリプロピレンは原料が安価であるため、低コストにて本多層式マスクを製造する事ができる。
すなわち、第1のマスク用シートは、撥水性を有する不織布により形成しており、特に撥水性を有するポリプロピレンを原料としたPPSB(Polypropylene Spun Bondedポリプロピレン・スパンボンデッド)不織布で形成する。
このような特性を持つPPSB不織布を、最外層に位置する第1のマスク用シートに用いることにより、唾液や体液及び血液等の飛沫が飛散してきた場合にも、内層に浸透することを阻止して飛沫に含まれるウイルスの進入を防ぐことができる。
第2のマスク用シート11は、第1のマスク用シートよりも微細な繊維から成る医療用の抗菌不織布により形成しており、特にMB(Melt Blownメルトブローン)不織布により形成している。また、この第2のマスク用シートは、前記した第1のマスク用シートよりもやや肉厚とすると、より捕集効果を上げる事ができて好ましい。
第3のマスク用シートは、帯電性を有する不織布により形成し、特に第2のマスク用シートと同様にMB不織布により形成することが望ましい。また、例えばポリエステルを原料とする不織布とすれば静電気を良好に帯電することができ、第2層を通過したウイルスであったとしても、表面に効果的に吸着させて捕集する事ができる。
これにより第2、第3のマスク用シートからなる中間層をフィルター状に構成することができ、主として浮遊病原菌等の通過を効果的に阻止することができる。この第3のマスク用シートは、相対的に第2のマスク用シートよりも微細な目を有する不織布より形成し、中間層を目の粗さの異なる不織布より構成することにより捕集効率を向上させている。加えて第2のマスク用シートよりもやや肉厚とすると、この第3層において良好に帯電させる事ができて好ましい。
第4のマスク用シートは、第1層と同様にPPSB不織布により形成する。第4のマスク用シートにおいては、吸水性を有する改質物のポリプロピレンを原料とすることにより、吸水性・拡散性の高い不織布とすることができて、使用者の口から放出される水分を吸収して、他層が水分を含むことによるマスクの機能低下を防止することができる。
上記のように第1〜第4のマスク用シートを積層する構成によれば、まず、第1のマスク用シート10でウイルスの大半を吸着し、これより内層側でのウイルス吸着量を減じ、第2のマスク用シートでウイルスを完全に遮断する。そして、万一各マスク用シートを通過したウイルスがあったとしても、静電気を帯電させた第3のマスク用シート12によって確実に遮断する。さらに、第4のマスク用シート13により、使用者の口から出る水分を吸着して、他層の機能が低下することを防止している。
なお、第1〜第4のマスク用シートを積層する順番は、上記したものに限らないが、特に上記の順番で積層して構成すると、それぞれの機能を生かして最大の効果を発揮させることができ、望ましい。
さらに、マスク本体には同マスク本体の長辺と略平行に折り重なる折りひだ部を少なくとも一つ以上設けている。この折りひだ部は、3つ程形成することが好ましく、それぞれマスク本体の左右端部において溶着固定して、マスク本体の中央部分においてそれぞれ伸長可能な構成としている。
従って、装着時にこの折りひだ部を伸長することで、マスク本体を、口前方に突出して顔の曲面に沿う立体形状とすることができる。このようにマスク体と口との間に空間を生じさせることができるため、会話や呼吸がし易く、女性の口紅等の化粧が落ちてしまうことを防止することができる。
さらに、この折りひだ部を伸長した状態でマスク本体を顔に装着すると、マスク本体の上下縁部、特に上縁部は、顔体に角度を付けた状態で当接して顔体を押圧することとなる。従って、よりマスク本体と鼻部分とが密着した状態を形成することができ、隙間の形成をより確実に防止することができる。
以下、本発明に係る多層式マスクの実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る多層式マスクの表面斜視図、図2は、本実施形態に係る多層式マスクの裏面斜視説明図である。
図1、図2に示すように、本多層式マスク1は、複数のマスク用シートを積層して構成した略方形のマスク本体2と、同マスク本体の両側縁にそれぞれ設けられた紐体3と、を備えた多層式マスクである。
マスク本体2は、異なる性質を有するマスク用シートを4層に積層して形成しており、最外層に位置する第1のマスク用シート10、その内層に位置する第2のマスク用シート11、またその内層に位置する第3のマスク用シート12、さらにその内層に位置して使用者の顔体と接触する第4のマスク用シート13を備えている。第1〜第4のマスク用シート10〜13のそれぞれの性質については後述する。
そして、マスク本体2において、第1〜第4のマスク用シート10〜13のいずれかに、使用者の所望の形状に変形可能とした帯状の可撓体5を取り付けると共に、この可撓体5と重合する位置であって、第4のマスク用シート13の内側面の上端部に、鼻部に当接する帯状の弾性部材4を設けている。
可撓体5は、可撓性の高いプラスチック素材や、金属箔などから形成することができ、使用者の所望の形状に変形させることができるようにしている。したがって、可撓体5の変形に伴って、マスク本体2の形状を使用者Hの所望の形状、例えば使用者の顔面形状であって特に鼻の凹凸形状に沿って変形させることができるようにしている。
弾性部材4は、使用者の好みに合わせて低反発ウレタンや高反発ウレタンなどの弾性素材により形成することができる。
また、マスク本体2は、その長辺と平行に折り重なる折りひだ部6を少なくとも一つ以上備えている。本実施形態においては、3段の折りひだ部6を備えることとしている。
図3は、本実施形態に係る多層式マスクの断面説明図であって、図3に示すように、この折りひだ部6は、4層に積層してなるマスク本体2を上下方向に折り重ねて形成し、その折り目をマスク本体2の左右端部にて溶着或いは接着して固定したものである。本実施形態においては、この折りひだ部6を3段に設けることとしているが、これに限られず、1段以上であればよい。
この折りひだ部6は、両端部においては固着してマスク本体2と一体としているものの、中央部分は固定していないため、折り目を広げることができる。この折りひだ部6の折り目を広げることで、マスク本体2の中央部分は上下方向へ変形して幅広形状となるが、折りひだ部6の固着されているマスク本体2の両側端部分は変形することがないため、マスク本体2を、前方に膨出する立体形状となすことができる。
なお、それぞれの折りひだ部6は、図3に示すような、折り目が同一方向を向く形状に限らず、2つの折りひだ部6の折り目が対向する形態、所謂ボックスプリーツの形態をなす折りひだ部6として形成することもできる。
紐体3は、その両端部をそれぞれ、マスク本体2両側縁の上下端部で溶着などして固着している。
図4は、本多層式マスク1の着用状態を示した斜視説明図、図5は、本多層式マスク1の着用状態を示した平面説明図である。
本多層式マスク1を着用したとき、マスク本体2の中央部分における折りひだ部6は、図4に示すように、その折り目を拡開された状態となる。したがって、マスク本体2は、使用者Hの口前方に膨出する立体形状をなし、使用者Hの口前方に空間部を形成するため、使用者Hの呼吸を妨げることを防止している。
マスク本体2の上端縁部に設けた可撓体5を使用者Hの鼻の立体形状に沿うように変形させ、鼻部分においてマスク本体2と使用者Hの顔体とを可及的に密着させる。
このとき、図5に示すように、マスク本体2の最内面に位置する弾性部材4は、その弾性力によって使用者の鼻部分の凹凸形状に密着して、鼻部分において隙間が形成されることを防止すると共に使用者の呼気が本多層式マスク1の鼻部分から漏れてしまうことを防止している。
従って、使用者Hが眼鏡を装着している場合であっても、その眼鏡を曇らせることがなく、装着性を向上させている。また、この弾性部材4は緩衝材の機能も果たし、可撓体5を備えたマスク本体2が使用者の顔体を強く押圧することによる締め付け感を低減して、むしろ装着性を向上させている。
なお、マスク本体2の両側端の角部にそれぞれ取り付けた紐体3を使用者Hの耳に掛ける事で、マスク本体2の上下両縁部に左右方向への力を加えて、この上端縁部を使用者の顔体にさらに密着させることができる。
図6、図7は、他の実施形態に係る多層式マスクを示しており、図6は、この他の実施形態に係る多層式マスク20の斜視図、図7は、同断面説明図である。この多層式マスク20は、マスク本体を、先端狭窄状のカップ形状に形成したことを特徴としている。
図6に示すように、他の実施形態に係る多層式マスク20は、4枚のマスク用シートを積層すると共に先端狭窄状のカップ形状に形成したマスク本体30と、マスク本体30の両側縁部に取り付けた紐体31とを備えている。この先端狭窄状のマスク本体30は、開口部33を備えており、この開口部33を拡開させることでカップ形状をなす構成としている。
4枚のマスク用シートとして、最外層の第1のマスク用シート21、その内層に位置する第2のマスク用シート22、その内層に位置する第3のマスク用シート23、その内層、すなわち最内層に位置する第4のマスク用シート24を備えている。なお、この第1〜第4のマスク用シート21〜24は、前記の実施形態と同様のものとする。
また、図7に示すように、このカップ形状のマスク本体30の一側面側の内面、すなわち第4のマスク用シート24の内面側に、帯状に形成した弾性部材26を設け、この弾性部材26に重合する位置で第1のマスク用シートの外面側に、可撓性の高いプラスチック素材により帯状に形成した可撓体25を設けている。
図8は、この多層式マスク20を着用した状態を示す斜視説明図である。多層式マスク20は、図8に示すように、着用時に開口部33が使用者H’の鼻及び口を囲うと共に、マスク本体30が、同使用者H’の鼻及び口を被覆して口前方へ先端狭窄状に膨出する形状をなす。そして、可撓体25を使用者H’の鼻部の凹凸形状に沿うように変形させることで弾性部材26を確実に鼻部に密着させることができる。
このような構成としたことで、マスク本体30と使用者H’の顔体とを可及的に密着させることができて、隙間が形成されることを防止することができる。特に、鼻周辺の凹凸形状に確実に密着させることができて、呼気の流出や外気の流入を確実に防止することができる。また、マスク着用時に口前方に形成する空間を大きくとることができ、マスク着用時であっても呼吸や会話を容易に行うことができる。
このように、本考案に係る多層式マスクは、特に鼻の凹凸部分における密着性を向上させており、花粉やウイルスの侵入を確実に防止することができると共に、使用者が眼鏡装着者であっても、呼気の流出によって眼鏡が曇ってしまうことを効果的に防止できる。
本実施形態に係る多層式マスクの表面斜視図である。 本実施形態に係る多層式マスクの裏面斜視説明図である。 本実施形態に係る多層式マスクの断面説明図である。 本実施形態に係る多層式マスクの着用状態を示す説明図である。 本実施形態に係る多層式マスクの着用時を示す説明図である。 他の実施形態に係る多層式マスクの斜視図である。 他の実施形態に係る多層式マスクの断面説明図である。 他の実施形態に係る多層式マスクの着用状態を示す説明図である。
符号の説明
1 多層式マスク
2 マスク本体
3 紐体
4 弾性部材
5 可撓体
6 折りひだ部
10 第1のマスク用シート
11 第2のマスク用シート
12 第3のマスク用シート
13 第4のマスク用シート
20 多層式マスク
21 紐体
23 開口部
21 第1のマスク用シート
22 第2のマスク用シート
23 第3のマスク用シート
24 第4のマスク用シート
25 可撓体
26 弾性部材
30 マスク本体
40 多層式マスク
H 使用者
H’ 使用者

Claims (4)

  1. 複数のマスク用シートを積層して構成したマスク本体と、同マスク本体の両側縁部に取り付けた紐体と、を備えた多層式マスクであって、
    前記マスク本体における使用者の鼻部に対応する位置に、所望の形状に変形可能とした帯状の可撓体を取り付けると共に、
    前記マスク本体における最内層の前記マスク用シートに、使用者の鼻部に当接する帯状の弾性部材を設けたことを特徴とする多層式マスク。
  2. 前記マスク本体は、前記マスク用シートを少なくとも4層に積層して形成し、
    そのうち最外層及び最内層の前記マスク用シートはポリプロピレン・スパンボンデッド不織布マスク用シートから形成し、中間層のマスク用シートはメルトブローン不織布マスク用シートから形成したことを特徴とする請求項1記載の多層式マスク。
  3. 前記マスク本体は、その長辺と平行に折り重なる折りひだ部を少なくとも一つ以上備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の多層式マスク。
  4. 前記マスク本体は、先端狭窄状のカップ形状に形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多層式マスク。
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