JP2016053237A - 女性用マスクの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】女性が一日など長時間にわたって同じマスクを使用していても、化粧などがマスクに付着するのを防止することができ、快適性に優れた女性用マスクを提供する。
【解決手段】使用者の顔面の少なくとも一部を覆うための多層構造を有するマスク本体と、前記マスク本体の両側に設けられた耳掛け部とを備えた立体型女性用マスクの製造方法であって、化粧の付着を防止するためにシート材の全面をフッ素系加工剤により塗布処理又は含浸処理する工程と、前記工程で得たシート材の該処理面が前記マスク本体の最内層の内側面となるようにして多層構造とした後、プリーツ加工する工程を含むことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、風邪ウイルス、花粉、埃からの防護目的などで使用されるマスクに関し、特に、女性が化粧落ちや化粧直しを気にすることなく、長時間快適に装着できる女性用マスクに関する。
近年、花粉症対策・風邪予防などに効果的なマスクの需要が高まってきている。古くから市販されているマスクとして、概ね矩形状に縫製した複数層のガーゼなどからなるマスク本体と、この本体部の両端に紐やゴムなどの耳掛け部とを備えているものが知られている。一般に吸水性の良好なガーゼマスクが多く普及しており、付け心地がよい反面、長時間使用すると、口や鼻から吐き出される湿った息などのために口や鼻などが触れている内側面が濡れてべとつき、付け心地が悪くなる。
そこで、濡れやべとつきを防止して長時間の快適な使用に耐えうるマスクが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このマスクは、図5に示すように、口や鼻孔などを覆う本体100が、顔面に触れる内側の面(以下、「内側面」とよぶ)に疎水性のシート材101と、これとは反対側の面(以下、「外側面」とよぶ)に親水性のシート材102と備えている。
別の形態として、マスクの表層、内層、最内層に使用する素材の繊維表面にアルキルシリケート系樹脂、シリコーン系樹脂およびフッ素系樹脂から選ばれた少なくとも1種のバインダーと、光触媒剤を付着させることにより、抗菌性、消臭性、着用快適性を向上させたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、ファンデーション、口紅などが直接マスクの内側面に付着して汚れるのを防止するため、交換可能な別体のガーゼを付加的に追加配置させることがよく行われている。ところが、ガーゼは目が粗いので皮膚との接触でファンデーションや口紅を掻き取ってしまい、汚れやすいといった問題があった。そこで、例えば、図6に示すように、皮膚に接触する表面に毛羽たちや凹凸などが少なく滑らかなシート201を、マスク本体200の内側面200Aに付加的に追加配置させる構成のものも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、顔面の形状にフィットするように、使用時にマスク本体が立体的な形状に変形可能なマスクも知られている。このようなマスクとしては、不織布などからなるマスク本体に横方向にプリーツ加工を施したプリーツ加工型マスク(例えば、特許文献4参照)や、マスク本体の中心部で2枚のシート部材を合掌形様に接合した立体成形型マスク(例えば、特許文献5参照)がある。
特開2006−325688号公報 特開2004−154209号公報 特開平10−165527号公報 特開2007−61536号公報 特開2007−54381号公報
しかしながら、従来のマスクでは、特に女性の使用時には、化粧(ファンデーション、口紅など)がマスクの内側面に付着することがある。
このため、ファンデーション、口紅などが付着したマスクを長時間(例えば一日中)そのまま使い続けると、不快で衛生的に好ましくない。また、人前でマスクを外すときには、化粧落ちや化粧直しを気にしてしまい、心理的・精神的にも好ましくない。
また、特許文献3に記載のマスクのように、ファンデーション、口紅などの付着を防止するために別体のシートを追加配置した場合は、長時間使用するとマスク本体からシートがずり落ちてきて、マスク本体から外部に露出し易いという問題がある。また、このシートは、しわを発生し易く、そのまま放置するとごわごわするので使用(装着)感も悪く不快感をもたらすおそれもある。
また、特許文献4および5に記載のマスクのように、使用時にマスク本体が立体的な形状となることが可能なものであっても、長時間使用すると、ファンデーションや口紅などの付着を防止することが困難である。また、近年では立体的な形状のマスクであっても、風邪ウイルスや花粉などからより確実に防御するために、マスクの周辺部分を顔面に密着させるものが増えており、このようなマスクにおいてはファンデーションの化粧移りが起こりやすくなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、女性が長時間にわたって同じマスクを使用していても、化粧などがマスクに付着するのを防止し、化粧落ちや化粧直しを気にする必要がない、快適性に優れた女性用マスクを提供することを目的とする。
上記の課題は、以下の手段により解決することができる。
(1)使用者の顔面の少なくとも一部を覆うための多層構造を有するマスク本体と、前記マスク本体の両側に設けられた耳掛け部とを備えた立体型女性用マスクであって、化粧の付着を防止するように前記マスク本体の最内層の内側面が、はっ水はつ油加工剤によりはっ水はつ油処理されていることを特徴とする立体型女性用マスク。
(2)前記マスク本体が、最内層の内側面の全面にはっ水はつ油処理されていることを特徴とする上記(1)に記載の立体型女性用マスク。
(3)前記マスク本体が、最内層にはっ水はつ油加工剤によりはっ水はつ油処理された不織布を用いていることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の立体型女性用マスク。
(4)前記不織布が、ポリエステル系繊維、ポリプロピレン系繊維、レーヨン系繊維、ナイロン系繊維、アセテート系繊維、羊毛系繊維、コットン系繊維、ウレタン系繊維およびポリエチレン系繊維から選ばれる不織布であることを特徴とする上記(3)に記載の立体型女性用マスク。
(5)前記はっ水はつ油加工剤が、フッ素系加工剤であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか1に記載の立体型女性用マスク。
(6)前記マスク本体の立体型の形状が、プリーツ加工型であることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか1に記載の立体型女性用マスク。
(7)前記マスク本体の立体型の形状が、合掌形様に接合した型であることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか1に記載の立体型女性用マスク。
(8)使用者の顔面の少なくとも一部を覆うための多層構造を有するマスク本体と、前記マスク本体の両側に設けられた耳掛け部とを備えた立体型女性用マスクの製造方法であって、化粧の付着を防止するためにシート材の全面をフッ素系加工剤により塗布処理又は含浸処理する工程と、前記工程で得たシート材の該処理面が前記マスク本体の最内層の内側面となるようにして多層構造とした後、プリーツ加工する工程を含むことを特徴とする、立体型女性用マスクの製造方法。
(9)前記シート材の全面をフッ素系加工剤により塗布処理又は含浸処理する工程の後に、該シート材を100℃から170℃で10秒から5分乾燥する工程を含むことを特徴とする上記(8)に記載の立体型女性用マスクの製造方法。
(10)前記シート材が、ポリエステル系繊維、ポリプロピレン系繊維、レーヨン系繊維、ナイロン系繊維、アセテート系繊維、羊毛系繊維、コットン系繊維、ウレタン系繊維およびポリエチレン系繊維から選ばれる不織布であることを特徴とする上記(8)又は(9)に記載の立体型女性用マスクの製造方法。
本発明に係るマスクは、マスク本体の内側面(使用者の顔面に触れる面)がはっ水はつ油処理されているので水分や油分をはじき易く、更に立体的な形状を伴うことで、女性が長時間にわたって同じマスクを装着していても、鼻水や唾液のみならず、水分や油分の多い化粧がマスクに付着するのを防止することができる。したがって、本発明によれば、女性が使用しても、快適性に優れた女性用マスクを提供することができる。
本発明の実施形態に係るマスクの一例を示す概略図である。 (a)は、図1に示すマスクのプリーツを展開した状態を示す説明図、(b)は、図1に示すマスクの使用状態を示す説明図である。 (a)は、図1に示すマスクの断面斜視図、(b)は図3(a)の部分拡大図である。 (a)は、本発明の実施形態に係るマスクの一例を示す概略図、(b)は、図4(a)に示すマスクの使用状態を示す説明図である。 従来のマスクの一例を示す断面図である。 従来の別のマスクの一例を示す斜視図である。
以下、本発明について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るマスク10を示すものである。図1に示すように、このマスク10は、使用者の顔面(例えば、口や鼻孔の周辺)を覆うためのマスク本体11と、このマスク本体11の両側に設けられた細紐で構成される耳掛け部12とを備えている。
図1に示すマスク10はいわゆる「プリーツ加工型」と呼ばれる形態のものであり、マスク本体11は、複数(図1では4本)の横方向の折り目14から形成されるプリーツ16を有している。プリーツ16は、図1に示す状態では2つの略Ω字状に折り畳まれており、プリーツ16を展開すると、図2(a)および(b)に示すように外側に向かって膨らむ立体形状となるように構成されている。このように、本実施形態ではマスク本体11がプリーツ加工されているので、唇や口元などがマスク本体11の内側面11Aに物理的に接触することが少なくなるので、化粧の付着防止に役立ち、また呼吸や会話の妨げになり難くなる。
マスク本体11を構成する材料としては、一般にマスクの材料として周知の材料を用いることができる。具体的には、ポリエステル系繊維、ポリプロピレン系繊維、レーヨン系繊維、ナイロン系繊維、アセテート系繊維、羊毛系繊維、コットン系繊維、ウレタン系繊維、ポリエチレン系繊維などからなる不織布や、ガーゼ、紙、透湿性樹脂シートなどが挙げられる。これらのうち、はっ水はつ油処理に適した材料は、ポリエステル系繊維、レーヨン系繊維、ナイロン系繊維、ガーゼ、紙、透湿性樹脂シートなどである。中でも、加工性の観点から、ポリエステル系繊維やポリプロピレン系繊維などからなる不織布(以下、それぞれポリエステル不織布、ポリプロピレン不織布と略称する。)を使用することが好ましい。
マスク本体11は、図3(a)および(b)に示すように、複数のシート材15(図3では、最外層15A、2層の中間層15B、最内層15Cの計4層)からなる多層構造を有することが好ましい。このようにマスク本体11が多層構造を有することにより、マスク本体11の耐久性を向上させることができる。具体的には、中間層15Bとしては、ポリエステル不織布、ポリプロピレン不織布などを使用することが好ましい。また、最内層15Cは、肌触りがよく、かつ、はっ水はつ油処理や耐熱加工性に優れていることから、ポリエステル不織布を使用することが好ましい。
また、好みに応じて最外層15Aに着色剤や香料や柄模様を付与したり、中間層15Bおよび最内層15Cに抗菌性、保湿性などを付与するなど、各層に対して適宜所望の処理を施すことができる。特に、着色剤としてはピンク系、オレンジ系、ラベンダー系、イエロー系などの色が、香料としてはアロマ系などの香りが、柄模様としてはハート柄、チェック柄、花柄、レース柄などの模様が好ましい。
耳掛け部12を構成する材料としては、一般に用いられている周知の材料を使用することができる。
また、マスク本体11の内側面11A(図2(b))には、はっ水はつ油加工剤によりはっ水はつ油処理が施されている。はっ水はつ油処理は、マスク本体11の内側面11Aの一部又は全面に施すことができる。この処理により、マスク本体11の内側面11Aにはっ水はつ油性が付与されているので水分や油分をはじき易く、一般に水分や油分の多いファンデーションや口紅などの化粧品がマスクの内側面に付着し難い構成となっている。
更に、必要に応じて耳掛け部12にもはっ水はつ油処理を施すことが可能である。その場合、耳掛け部12の材料としては、ポリエステル系繊維、レーヨン系繊維、ナイロン系繊維、ガーゼ、紙、透湿性樹脂シートなどが好ましい。
一般に、図2に示すようなプリーツ加工されたマスクでは、平面状のマスクに比べて唇や口元などが内側面11Aに接触しにくくなっているが、長時間(丸一日など)使用している間に立体形状が崩れたり、呼吸や会話によって内側面11Aが口元に吸い寄せられたりして、内側面11Aが使用者の顔面に接触し、化粧などが付着するおそれがある。また、マスク本体11と顔面とが密着する部分18A,18Bでは、顔面と擦れて化粧が移りやすくなる。しかしながら、本実施形態においては、上記のようにマスク本体11の内側面11Aがはっ水はつ油処理されているので、ファンデーションや口紅などの化粧移りを防止でき、化粧落ちを回避することができる。
はっ水はつ油加工剤としては、人体に対して安全性の高い材料であれば周知のものを使用することができるが、皮膚に対し刺激が少ないものを使用することがより好ましい。具体的には、フッ素系樹脂を含むフッ素系加工剤、シリコン系樹脂を含むシリコン系加工剤、パラフィン系加工剤、ワックス系加工剤などが挙げられ、中でもフッ素系加工剤を使用することが好ましい。フッ素系加工剤としては、フッ素樹脂エマルション、フッ素樹脂水溶液などを使用することができる。
また、はっ水はつ油加工剤は、液状、粉末状など種々の形態のものを使用できる。
はっ水はつ油加工剤による処理方法としては、特に限定されず、スプレー、ロール、刷毛などの手段による塗布や含浸など適宜の方法で添着・塗布することができる。処理条件としては、例えばはっ水はつ油加工剤としてフッ素系加工剤を使用した場合、処理温度は通常20℃から70℃、好ましくは20℃から40℃、処理時間は、用いる材料の大きさや処理方法にもよるが、通常数秒から数分程度で十分ある。なお、はっ水はつ油加工剤の使用量は当業者が適宜設定することができる。
また、はっ水はつ油加工剤の添着・塗布後、適宜乾燥させることが好ましい。乾燥工程としては、通常100℃から170℃で10秒から5分乾燥するが、好ましくは100℃から120℃で10秒から5分乾燥し、更に150℃から170℃で10秒から5分乾燥する二段階乾燥がよい。
また、マスク本体11の上辺部分には、ノーズフィッター13が設けられている。ノーズフィッター13としては、金属製、ポリエチレン製などから形成されるテープを使用することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。
例えば、上記実施形態においては、プリーツ加工が施されたマスク10を一例として示したが、図4に示すようないわゆる「立体成形型マスク」と呼ばれる形態のマスクにも本発明を適用することができる。
すなわち、図4(a)および(b)に示すマスク40は、左右一対の扇型のシート材44A,44Bを接合部43で接合させて形成したマスク本体41と、耳掛け部42とを備えている。接合部43は外側に突出する曲線に形成されており、シート材44A,44Bを左右に開くことによって外側に向かって膨らむ立体形状となるように構成されている。
このマスク本体41の内側面41Aにも、はっ水はつ油加工剤によるはっ水はつ油処理が施されているので、内側面41Aにファンデーションや口紅などが付着し難く、化粧崩れも回避でき、快適に使用できる。
また、本発明に係るマスクは、上記のような立体成形マスクのほかにも、平面状のガーゼマスクなどにも適用することができる。ガーゼマスクに本発明を適用した場合は、上記効果が得られるのに加え、口当てシートなどを付加的に追加配置させる必要がないので使用感の低下を防止することができる。
さらに、上記実施形態においては、マスク本体10が4層のシート材15から形成された形態を例示したが、本発明に係るマスクはこれに限定されず、4層以外の多層構造を有するものでも良いし、単層であってもよい。
本発明のマスクは、女性の使用に適したものであるが、男性の使用を妨げるものではない。また小人も使用することができる。
ファンデーションや口紅などの化粧をした女性の被験者に対して、本発明に係るマスク及び従来のマスクを装着したときの化粧移りの程度を比較・検証した。具体的には、表1に示すタイプのファンデーション及び口紅をそれぞれ用いて化粧をした被験者4名(A,B,C,D)に、丸1日にわたりマスクを装着させた。実施例(本発明品)、比較例および参考例のマスクとして、図1のマスク10と同様の形状のもの(プリーツ加工型)を用いた。
また、マスク本体11は4層のシート材を用いて形成し、シート材は、外側から順にポリエステル不織布−ポリプロピレン不織布−ポリプロピレン不織布−ポリエステル不織布を使用した。
実施例1および参考例においては、マスク本体11の内側面11Aにフッ素樹脂エマルションによりフッ素コートしたものを使用した。具体的には、最内層のシート材として、幅1m×縦5mのポリエステル不織布をフッ素樹脂エマルションに25℃にて数秒間含浸させた後、110℃にて90秒乾燥し、更に160℃にて30秒乾燥させたものを使用した。
比較例1,2では内側面11Aに何も処理していないものを使用した。
上記の不織布を用いた以外は、通常の方法でプリーツ加工型マスクを製造した。
また、参考例及び比較例1ではプリーツを開かないで平面状でマスクを装着させ、実施例1及び比較例2ではプリーツを開いて立体形状でマスクを装着させた。
使用後、各被験者は、マスクの内側面に化粧がついているかどうかを目視にて観察し、マスク使用後に化粧直しが必要かどうかを点数評価した。点数評価は以下の要領で行った。この評価結果を表2に示す。
(使用後評価)
・3点:化粧がついておらず、化粧直しも全く必要ない。
・2点:少し化粧がついていたが、化粧直しは不必要。
・1点:化粧がついており、化粧直しも必要。
・0点:かなり化粧がついており、すぐに化粧直しが必要。
表2に示すように、4人中3人までがフッ素コートを施したマスク(参考例,実施例1)は、何も処理していないマスク(比較例1,2)に比べて、化粧移りが少なく、特に、立体形状で使用したときは、化粧直しの必要性を全く感じないとの結果であった。以上より、本発明のマスクは女性にとって快適性に優れたものであることが示された。
10,40 マスク
11,41 マスク本体
11A、41A 内側面
12,42 耳掛け部

Claims (3)

  1. 使用者の顔面の少なくとも一部を覆うための多層構造を有するマスク本体と、前記マスク本体の両側に設けられた耳掛け部とを備えた立体型女性用マスクの製造方法であって、化粧の付着を防止するためにシート材の全面をフッ素系加工剤により塗布処理又は含浸処理する工程と、前記工程で得たシート材の該処理面が前記マスク本体の最内層の内側面となるようにして多層構造とした後、プリーツ加工する工程を含むことを特徴とする、立体型女性用マスクの製造方法。
  2. 前記シート材の全面をフッ素系加工剤により塗布処理又は含浸処理する工程の後に、該シート材を100℃から170℃で10秒から5分乾燥する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の立体型女性用マスクの製造方法。
  3. 前記シート材が、ポリエステル系繊維、ポリプロピレン系繊維、レーヨン系繊維、ナイロン系繊維、アセテート系繊維、羊毛系繊維、コットン系繊維、ウレタン系繊維およびポリエチレン系繊維から選ばれる不織布であることを特徴とする請求項1又は2に記載の立体型女性用マスクの製造方法。
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