JP2007021032A5 - - Google Patents

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マスク
本発明は、鼻口を覆うマスクに関し、特に、花粉に代表されるアレルゲン等の進入防止や、唾液飛沫が周囲へ飛散することを防止すること等に用いられるマスクに関する。
近年、花粉症対策、風邪の予防などに用いられるマスクの需要が増加している。マスクは、鼻および口を含む顔面の対象部を覆う本体部と、この本体部の左右両側に設けられた耳等に係止するための係止部と備える。
本体部の形状は、古くから方形平板状が一般的であり、これに数段のプリーツ加工を施して縦方向へ伸縮可能にした形態もよく知られる。
しかし、本体部が方形平板状であると、顔面の起伏に対するフィット性が十分ではなく、装着時に本体部の周縁部と肌との間に間隙が生じて、かかる間隙から埃や塵が入ることがある。プリーツが形成されたものは、プリーツの適宜の伸縮によって周縁部のフィット性を高めて間隙を少なくすることができるが、このようなプリーツを形成しても顔面の起伏に十分に対応できてはいない。
そこで、近年では、本体部を嘴形状、カップ型形状にして、顔面の起伏に対応してフィット性を高めるとともに、装着時に鼻口との間に空間が形成されるようにして、呼吸をしやすく、また会話をしやすくした、立体形状タイプとも称されるマスクが市販に供されるようになっている。
特開2004−313293号公報 実用新案登録第2533937号
しかし、本体部の形状は、方形平板状が一般的であったため、立体形状マスクは機能的に優れる面はあるものの独特の形状で装着時の見た目が特異であることから利用を控える者も多い。
そこで、本発明の主たる課題は、埃や花粉の鼻口への進入を防止するというマスクの機能を高めつつ、呼吸のしやすさを向上させるとともに、見栄えについても配慮されたマスクを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記の通りである。
<請求項1記載の発明>
鼻および口を含む顔面の対象部を覆う本体部と、この本体部の左右両側に設けられた耳に係止するための係止部と、を備えるマスクであって、
前記本体部が、顔面と対面するインナー部と、このインナー部を被覆する外装部とを有し、
前記インナー部が、装着時において周縁部よりも口および鼻先部分が外側に膨出した略カップ状の立体形状であり、且つ幅方向中央線に関し対称をなし左側部及び右側部一体とされている一枚の通気性部材からなり、さらにJIS-L-1096に規定する剛軟性A法に準拠した剛軟度が40mm以下とされている、
ことを特徴とするマスク。
(作用効果)
本発明のマスクは、いわゆる立体タイプの本体部と平板タイプの本体部の利点を併せ持つ。例えば、インナー部を略カップ状の立体形状としたため、装着時に口元および鼻腔まわりに空間が形成され呼吸がしやすく、または会話のしやすいものとなる。そして、そのインナー部を被覆する外装部を設けた構成としたことにより、インナー部の機能にともなう必然形状にとらわれず、自由なデザインの外装部とすることができ、もって、利用者の求める必要な機能とデザインとを有するマスクとすることができる。また、インナー部を交換可能とすることができ、衛性的に優れたものとすることができる。さらに、外装部を交換可能とすることができ、外観的に優れたものとすることができる。
<請求項2記載の発明>
前記係止部が、外装部に設けられているとともに、インナー部が、その外周面において外装部に対して連結されている請求項1記載のマスク。
(作用効果)
外装部に係止部が設けることにより、外部から視認されたときに、外装部が一般的なマスクの本体部様であるとともに、インナー部を新しい衛生的なものに交換することが可能となる。
<請求項3記載の発明>
前記インナー部が、外装部に対して着脱自在とされている請求項1または2記載のマスク。
(作用効果)
インナー部の外装部に対する位置の調整や、インナー部の交換等が可能となる。
<請求項4記載の発明>
前記外装部が、非装着状態における正面視で方形平板状である請求項1〜3の何れか1項に記載のマスク。
(作用効果)
外装部を、古くからのマスク本体部の一般的形状である方形平板状とすることで、視覚的な違和感を軽減することができる。
<請求項5記載の発明>
前記外装部が、プリーツを備えている請求項1〜4の何れか1項に記載のマスク。
(作用効果)
プリーツの開拡により、インナー部の立体形状を崩さずに、インナー部を被覆しやすくなる。
<請求項6記載の発明>
インナー部が、保湿機能、調湿機能、脱臭機能、細菌およびウィルスの少なくとも一方をフィルタリングする機能、殺菌機能、抗菌機能の少なくとも一つの機能を備える請求項1〜5の何れか1項に記載のマスク。
(作用効果)
各種機能を有するマスクとなる。
以上のとおり、本発明によれば、埃や花粉の鼻口への進入を防止するというマスクの機能を高めつつ、呼吸のしやすさを向上させるとともに、見栄えについても配慮されたマスクを提供することができる。
次いで、本発明の実施の形態を図面を参照しながら以下に詳述する。
図1は、本実施の形態にかかるマスク1を示している。このマスク1は、口許及び鼻腔を覆う本体部2と、この本体部2を身体に係止するための係止部3とを備えている。
本体部2は、顔面Fに直接的に対面するインナー部20と、このインナー部20を被覆する外装部21とで構成されている。外装部21の両側部には、前記係止部3としての耳掛け用ゴム紐が環状3に取り付けられている。
インナー部20と外装部21とはインナー部20の外面20Aの両側部および外装部内面21Bの両側部に設けられた一対のメカニカルファスナー22によって着脱自在に連結されている。インナー部20と外装部21とは他の部分においては接着等されておらず、従って連結部以外では外装部21はインナー部21に対して自由とされている。
なお、他の形態においては、インナー部20と外装部21との連結位置は、適宜の位置とすることができ、インナー部21と外装部21との連結手段は、メカニカルファスナー以外に、粘着剤等の既知の手段を用いることができる。また、インナー部20と外装部21とは着脱自在にせず適宜の位置で既知の接着剤やステープラーにより剥離不能に強固接着した形態をとることがきできる。
インナー部20は、図2にも示すように、幅方向中央線に関して対称をなす左側部材20L及び右側部材2Rからなり、両部材20L,20Rは平坦な通気性素材からなり、かつ幅方向中央側の縁部4で接合されている。接合は、ヒートシールやホットメルト接着、超音波溶着等、公知の接合手段により行うことができる。この接合部分4は、上下両側よりも中間部が外側に膨出する湾曲状をなしている。
インナー部20は、他の形態として、図6に示すように、幅方向中央線に関して対称をなし左側部20l及び右側部20r一体とされている一枚の通気性部材20Xからなり、これら部分20l,20rが前記幅方向中央線の上側部4aおよび下側部4bで接合された形態とすることもできる。
そして、インナー部20は、着用時に作用する左右方向の張力に対して比較的延び難く形成されている。従って、インナー部20は、左側部材20L(20l)と右側部材20R(20r)とを重ね合わせた状態では平坦になるが、装着にかかる前記係止部3の耳への係止作業等によって左側部材20L(20l)と右側部材20R(20r)との間を広げた状態(図示状態)では略カップ状になる。そして、着用者の口許や鼻腔を覆うようにあてがわれた装着状態では、口許や鼻腔のまわりに空間を残した状態となる。そして、インナー部20は、着用者の呼吸によってふくらんだり、へこんだりすることがないように、JIS−L−1096に規定する剛軟性A法に準拠した剛軟度が40mm以下になるように前記左右部材20R,20L(20l,20r)を構成してある。かかる前記左右部材20R,20L(20l,20r)は、熱可塑性合成繊維からなるメルトボンド不織布やスパンボンド不織布などの不織布、織布、プラスチック製ネット、天然繊維からなる織布またはそれらの積層品などによりつくることができる。
ここで、本発明におけるインナー部20は、部材の予めの立体裁断により装着時に略カップ状になる立体形状のものをいう。装着時において平面、平板形態のものは含まれないし、当業界でいわゆる平板タイプといわれる本体部の一態様として知られる、装着後あるいは装着前に予めプリーツを広げる作業を行うことにより擬似的に立体的な形状となる形態も含まれない。
他方、インナー部20は、塵埃等の濾過機能、芳香機能、保湿機能、調湿機能、脱臭機能、細菌・ウィルス・アレルゲンの少なくとも一つをフィルタリングあるいは不活性化する機能、殺菌機能、抗菌機能、形状保持機能の少なくとも一つの機能を備えるのが好適である。
かかる機能の付与は、各種必要な既知の薬品を塗布等によって担持させるなどすればよい。その他、既知の材料、既知の方法を用いることができる。具体例としては、保湿機能を持たせるのであれば、ワセリン、MPCポリマー等の保湿材をインナー部20の顔面に当接する面に塗布しておけばよい。塗布は、インナー部20を形成するための不織布反等(インナー部の部材に裁断する前の原反)に対して予め保湿剤を塗布する作業を行えばよく、このような不織布反等への保湿剤の塗布は、例えばスプレー方式、ロール転写等の既知の方法を取ることがきできる。
一方、前記外装部21は、図3および4にも示すように、幅方向に沿うプリーツ6(ジグザグ状に折り重ねて形成した襞)を複数有しおり、その両側部には、係止部3としての耳掛け用ゴム紐が環状に取り付けられている。プリーツの数は2〜3本が好ましい。プリーツの形態としては、断面Ω状としてもよい。
そして、上述のとおり、外装部21はインナー部20に対して両側部の連結部以外では自由であるので、外装部21の幅方向中間部において上端と下端とを離間させるように引っ張ると、中央部が上下に伸張して、インナー部20の外面に沿ってプリーツ6が拡開する。これにより、図1に示すように、略カップ状のインナー部20の立体形状に沿って、好適にインナー部20が被覆される。
なお、外装部21の形態は、プリーツ形態に限らず、インナー部20を被覆できる範囲で、適宜の形状とすることができる。図5に示すとおり、プリーツを省略した簡素な形態を採用してもよい。また、外装部21の形状としては、図示のような矩形の他、楕円形、菱形等、適宜の形状を採用することができる。
外装部21は、インナー部20の立体形状を崩さないようにしつつインナー部20を被覆すべく、やわらかく、しなやかな素材により形成するのが望ましい。また、外装部21も、インナー部20と同様に通気性であり、不織布等により形成される。不織布を用いる場合は、積層不織布を用いることができる。例えば、スパンボンド法によりウェブを形成したスパンボンド不織布(S)層と;メルトブローン法によりウェブを形成したメルトブローン不織布層(M)とを2層以上適宜積層させた不織布積層体を素材として使用することができる。
ここで、本体部2のサイズは適宜定めることができ、特に限定されるものではないが、装着時にインナー部20が外装部21によって被覆されて、外部よりインナー部20がほとんど視認されないようにするのが望ましい。好適にはインナー部外面側表面積の50〜100%が外装部21で被覆されるように構成するのが好適である。外装部21およびインナー部20の各部の具体的な大きさの例としては、例えば、インナー部は、縦80〜150mm、横60〜110mm程度が好適であり、外装部(プリーツ6を有する場合はプリーツ6を拡げない状態で)は、縦80〜110mm、横80〜180mm程度が好適である。
本発明は、花粉症等におけるアレルゲンの遮断や、風邪等における感染防止を目的として、鼻や口を覆うマスクの他、広範な用途に適用できるものである。
マスクの装着状態を示す側面図である。 インナー部の例を示す斜視図である。 外装部の例を示す斜視図である。 図3のIV−IV断面図である。 外装部の他の例を示す斜視図である。 インナー部の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1…マスク、2…本体部、20…インナー部、20L…左側部材、20R…右側部材、21…外装部、3…係止部、4…接合部分、5…開口、6…プリーツ。

Claims (6)

  1. 鼻および口を含む顔面の対象部を覆う本体部と、この本体部の左右両側に設けられた耳に係止するための係止部と、を備えるマスクであって、
    前記本体部が、顔面と対面するインナー部と、このインナー部を被覆する外装部とを有し、
    前記インナー部が、装着時において周縁部よりも口および鼻先部分が外側に膨出した略カップ状の立体形状であり、且つ幅方向中央線に関し対称をなし左側部及び右側部一体とされている一枚の通気性部材からなり、さらにJIS-L-1096に規定する剛軟性A法に準拠した剛軟度が40mm以下とされている、
    ことを特徴とするマスク。
  2. 前記係止部が、外装部に設けられているとともに、インナー部が、その外周面において外装部に対して連結されている請求項1記載のマスク。
  3. 前記インナー部が、外装部に対して着脱自在とされている請求項1または2記載のマスク。
  4. 前記外装部が、非装着状態における正面視で方形平板状である請求項1〜3の何れか1項に記載のマスク。
  5. 前記外装部が、プリーツを備えている請求項1〜4の何れか1項に記載のマスク。
  6. インナー部が、保湿機能、調湿機能、脱臭機能、細菌およびウィルスの少なくとも一方をフィルタリングする機能、殺菌機能、抗菌機能の少なくとも一つの機能を備える請求項1〜5の何れか1項に記載のマスク。
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