JP6114011B2 - 交換機、交換機の試験方法、及び、試験プログラム - Google Patents

交換機、交換機の試験方法、及び、試験プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6114011B2
JP6114011B2 JP2012253442A JP2012253442A JP6114011B2 JP 6114011 B2 JP6114011 B2 JP 6114011B2 JP 2012253442 A JP2012253442 A JP 2012253442A JP 2012253442 A JP2012253442 A JP 2012253442A JP 6114011 B2 JP6114011 B2 JP 6114011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
test data
communication path
end point
service
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012253442A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014103509A (ja
Inventor
孝信 工藤
孝信 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Communication Systems Ltd
Original Assignee
NEC Communication Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Communication Systems Ltd filed Critical NEC Communication Systems Ltd
Priority to JP2012253442A priority Critical patent/JP6114011B2/ja
Publication of JP2014103509A publication Critical patent/JP2014103509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6114011B2 publication Critical patent/JP6114011B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、交換機、交換機の試験方法、及び、試験プログラムに関する。
交換機は、多対多の通信において、発信者の要求に従って伝送路間の接続を切り替え、通信経路を構成する。交換機、交換機群、又は、交換機を構成するモジュールの試験(以下、「交換機の試験」という。)は、通信経路の一点から送信された試験信号が、通信経路の他点において正しく受信されるか否かを判定することにより、実行されることがある。
交換機の試験の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1の交換機は、試験用回線インタフェースと、試験対象回線インタフェースと、ATM(Asynchronous Transfer Mode;非同期転送モード)スイッチ部と、回線指示制御部とを備える。又、試験用回線インタフェースは、テストセル生成部と、テストセルチェック部とを備える。又、試験対象回線インタフェースは、ループバック制御部を備える。特許文献1の交換機は、以下のように動作する。
試験用の通信経路を構成する試験対象回線インタフェースのそれぞれは、テストセル(試験用のATMセル)を受信したらスイッチルーティング情報内のスイッチ出力ポートのポート番号に指定されている番号を、回線指示制御部から指定された番号に変換する。回線指示制御部は、試験用の通信経路を構成する試験対象回線インタフェースのそれぞれに、この変換のためにあらかじめ指示を出しておく。
次に、テストセル生成部が、まずATMセルを生成する。テストセル生成部は、さらにATMセルのATMヘッダに格納されているVCI(Virtual Channel Identifier)及びVPI(Virtual Path Identifier)からスイッチルーティング情報(ATMスイッチ部内で使用されるルーティング情報)を生成する。テストセル生成部は、スイッチルーティング情報をATMセルに付加してテストセルを生成する。テストセル生成部は、スイッチルーティング情報を生成するとき、スイッチルーティング情報内のスイッチ出力ポートにポート番号として、試験用の通信経路の最初の試験対象回線インタフェースを指定する。テストセル生成部は、テストセルをATMスイッチ部に送出する。
ATMスイッチ部は、テストセルのスイッチ出力ポートのポート番号を読み取り、指定された回線インタフェースにテストセルを送出する。
テストセルを受信した試験対象回線インタフェースのループバック制御部は、テストセルのスイッチ出力ポートのポート番号を、あらかじめ回線指示制御部から指示された番号に変換し、テストセルを上り回線側へ折り返し送出する。
上記のATMスイッチ部によるテストセルの送出と、ループバック制御部によるテストセルの上り回線側へ折り返し送出とが、テストセルチェック部がテストセルを受信するまで繰り返される。
テストセルを受信したテストセルチェック部は、テストセルをチェックする。
上記の動作の結果、この交換機では、回線インタフェースが何回線収容されていても、全回線を一度に試験することができる。
交換機の試験の別の一例が、特許文献2に開示されている。特許文献2の交換システムは、2台の端末装置と、2台の終端装置と、2台の加入者交換装置と、1台の中継交換装置と、端末と終端装置を接続するケーブルと、終端装置と加入者交換装置を接続する伝送路と、加入者交換装置と中継交換装置を接続する中継伝送路と、端末、終端装置、及び、加入者交換装置における折り返し経路と、オペレーション装置とを備える。加入者交換装置、及び、中継交換装置は、装置毎に、上り及び下り回線の入力及び出力に各々1個、合計4個の試験機能部を備える。尚、ここでは、交換装置の一方の入出力方向を「上り」と、他方の入出力方向を「下り」という。中継交換装置は、試験セル送受信機能部を備える。特許文献2の交換機は、以下のように動作する。
まず、2台の加入者交換装置の外側にある、端末、終端装置、又は、加入者交換装置における折り返し経路のいずれか1組のみを有効することにより、1個の閉じた試験用の通信経路が設定される。
試験セル送受信機能部は、中継交換装置の上り又は下りのいずれか一方の、2個の試験機能部の間に接続されることにより、試験用の通信経路に挿入される。試験セル又はフレームのペイロードには、シーケンス番号を記入するフィールドが設けられる。試験セル送受信機能部は、そのフィールドにシーケンス番号を初期値から1ずつ増加させながら試験セル又はフレームを発生させて、試験用の通信経路に送出する。
加入者交換装置、及び、中継交換装置が備える試験機能部は、それぞれ、試験用の通信経路を通過する試験セル又はフレームのシーケンス番号の連続性を監視して、損失した試験セルまたはフレームのシーケンス番号を記録する。
オペレーション装置は、試験セル又はフレーム送出後に、すべての試験機能部から損失した試験セルまたはフレームのシーケンス番号の記録を収集する。オペレーション装置は、損失が記録されたシーケンス番号について、試験用の通信経路の通過順とは逆順に、各試験機能部で損失が記録されたシーケンス番号をチェックする。オペレーション装置は、損失が記録されたあるシーケンス番号について、ある試験機能部で損失が記録されており、その1個上流の試験機能部で損失が記録されていないならば、その損失が記録された試験機能部とその1個上流の試験機能部との間が故障区間であると特定する。
上記の動作の結果、この交換システムでは、回線試験において、折り返し点を1回設定することで、故障区間を特定することができる。
特開平10−28125号公報(第4−5ページ、図1−2、図4) 特開平9−247160号公報(第4−5ページ、図1−7)
特許文献1に開示されている技術では、交換機の故障の有無を1回の試験で判定できるが、故障区間を特定できないという問題がある。又、特許文献1に開示されている技術では、試験時に試験用の通信経路を設定するので、運用中の交換機で試験を実施できないという問題がある。
特許文献2に開示されている技術では、試験用の通信経路上での交換機の故障の有無、及び、故障区間を判定できる。しかし、特許文献1に開示されている技術と同様に、試験時に試験用の通信経路を設定するので、運用中の交換機で試験を実施できないという問題がある。
本発明の目的は、運用中の交換機において、交換機の故障の有無、及び、故障区間を判定できる、交換機、交換機の試験方法、及び、試験プログラムを提供することにある。
本発明の交換機は、試験時の通信経路である試験用通信経路において、第1の試験データを上り方向へ送信し、下り方向から受信した第2の試験データを記録する試験データ送受信手段と、サービス時の通信経路であるサービス用通信経路又は試験用通信経路を構成する接続手段と、試験用通信経路において、上り若しくは下り方向から受信した第3の試験データ又は上り若しくは下り方向へ送信した第4の試験データを記録する記録手段とを含む試験手段と、試験データ送受信手段が記録した第1の試験データ及び第2の試験データ、並びに、記録手段が記録した第3の試験データ又は第4の試験データを収集して、試験用通信経路の故障の有無及び故障区間を判定する制御手段とを備え、接続手段は、サービス用通信経路において、上りの始点及び下りの終点を発呼端末から試験データ送受信手段に、上りの終点及び下りの始点を着呼端末から上りの終点及び下りの始点を直接つなぐ折り返し経路に置き換えることにより、試験用通信経路を設定し、試験用通信経路において、上りの始点及び下りの終点を試験データ送受信手段から発呼端末に、上りの終点及び下りの始点を折り返し経路から着呼端末に置き換えて、サービス用通信経路を設定することを特徴とする。
本発明の試験方法は、試験時の通信経路である試験用通信経路において、第1の試験データを上り方向へ送信し、下り方向から受信した第2の試験データを記録し、サービス時の通信経路であるサービス用通信経路又は試験用通信経路を構成し、試験用通信経路において、上り若しくは下り方向から受信した第3の試験データ又は上り若しくは下り方向へ送信した第4の試験データを記録し、第1の試験データ及び第2の試験データ、並びに、第3の試験データ又は第4の試験データを収集して、試験用通信経路の故障の有無及び故障区間を判定し、サービス用通信経路において、上りの始点及び下りの終点を発呼端末から第1の試験データの送信元及び第2の試験データの受信先に、上りの終点及び下りの始点を着呼端末から上りの終点及び下りの始点を直接つなぐ折り返し経路に置き換えることにより、試験用通信経路を設定し、試験用通信経路において、上りの始点及び下りの終点を第1の試験データの送信元及び第2の試験データの受信先から発呼端末に、上りの終点及び下りの始点を折り返し経路から着呼端末に置き換えて、サービス用通信経路を設定することを特徴とする。
本発明の試験プログラムは、交換機が備えるコンピュータを、試験時の通信経路である試験用通信経路において、第1の試験データを上り方向へ送信し、下り方向から受信した第2の試験データを記録する試験データ送受信手段と、サービス時の通信経路であるサービス用通信経路又は試験用通信経路を構成する接続手段と、試験用通信経路において、上り若しくは下り方向から受信した第3の試験データ又は上り若しくは下り方向へ送信した第4の試験データを記録する記録手段とを含む試験手段と、試験データ送受信手段が記録した第1の試験データ及び第2の試験データ、並びに、記録手段が記録した第3の試験データ又は第4の試験データを収集して、試験用通信経路の故障の有無及び故障区間を判定する制御手段とを備え、接続手段は、サービス用通信経路において、上りの始点及び下りの終点を発呼端末から試験データ送受信手段に、上りの終点及び下りの始点を着呼端末から上りの終点及び下りの始点を直接つなぐ折り返し経路に置き換えることにより、試験用通信経路を設定し、試験用通信経路において、上りの始点及び下りの終点を試験データ送受信手段から発呼端末に、上りの終点及び下りの始点を折り返し経路から着呼端末に置き換えて、サービス用通信経路を設定することを特徴とする交換機と、して動作させることを特徴とする。
本発明によれば、運用中の交換機において、交換機の故障の有無、及び、故障区間を判定できるという効果がある。
本発明の第1の実施形態における交換機の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における交換機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における交換機の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における収集された試験データの判定結果の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における収集された試験データの判定結果の別の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における収集された試験データの判定結果の更に別の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における交換機の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態における交換機の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における交換機の構成を示すブロック図である。
本実施形態の交換機100は、複数の試験手段110、130と、試験データ送受信手段170と、制御手段190とを備える。
交換機100は、発呼端末200、及び、着呼端末300に接続される。交換機100は、発呼端末側交換機(図示されない)を経由して発呼端末200に、又は、着呼端末側交換機(図示されない)を経由して着呼端末300に接続されてもよい。
交換機100は、ATM交換機、同期デジタルハイアラーキ(SONET/SDH;Synchronous Optical NETwork/Synchronous Digital Hierarchy)交換機、フレームリレー交換機、又は、パケット交換機等であってよい。
試験データ送受信手段170は、試験時の通信経路である試験用通信経路において、第1の試験データを上り方向へ送信し、下り方向から受信した第2の試験データを記録する。
試験手段110、130は、サービス時の通信経路であるサービス用通信経路、又は、試験時の通信経路である試験用通信経路を構成するモジュールである。試験手段は、サービス時には、加入者を収容して発着信の信号検出をする機能や、三者通話機能や、アナウンス(案内音声等)やビジートーン等の音源の機能等を提供してもよい。
試験手段110、130は、それぞれ、接続手段125、145、及び、記録手段120、140を備える。
接続手段125、145は、制御手段190の指示により、サービス用通信経路、又は、試験用通信経路を構成する。
記録手段120、140は、試験用通信経路において、上り若しくは下り方向から受信した第3の試験データ、又は、上り若しくは下り方向へ送信した第4の試験データを記録する。
制御手段190は、サービス用通信経路において、上りの始点及び下りの終点を発呼端末200から第1の試験データの送信元である試験データ送受信手段170に、上りの終点及び下りの始点を着呼端末300から受信した第5の試験データをそのまま送信する経路である折り返し経路180に置き換えることにより、試験用通信経路を設定する。制御手段190は、又、試験データ送受信手段170が送受信した第1及び第2の試験データと、記録手段120、140が記録した第3又は第4の試験データとを収集し、故障の有無と、故障区間を判定する。制御手段190は、又、試験用通信経路において、上りの始点及び下りの終点を第1の試験データの送信元である試験データ送受信手段170から発呼端末200に、上りの終点及び下りの始点を受信した第5の試験データをそのまま送信する経路である折り返し経路180から着呼端末300に置き換えて、サービス用通信経路を設定する。
尚、ここでは、交換機110が2個の試験手段110、130を備える例を示したが、交換機110は、3個以上の試験手段を備えてもよい。
又、ここでは、交換機110が、制御手段190とは別に、試験データ送受信手段170を備える例を示したが、制御手段190が試験データ送受信手段170を含んでもよい。
図2は、交換機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
交換機907は、記憶装置902と、CPU(Central Processing Unit)903と、キーボード904と、モニタ905と、I/O(Input/Output)908とを備え、これらが内部バス906で接続されている。記憶装置902は、制御手段190等のCPU903の動作プログラムを格納する。CPU903は、交換機907全体を制御し、記憶装置902に格納された動作プログラムを実行し、I/O908を介して制御手段190等のプログラムの実行やデータの送受信を行なう。なお、交換機907は、CPU903のみを備え、外部に備えられた、記憶装置902、キーボード904、モニタ905、及びI/O908を用いて動作してもよい。
次に、本実施形態の動作を説明する。
図3は、本実施形態における交換機の動作を示すフローチャートである。
制御手段190は、呼接続要求を受信すると、発呼端末200又は発呼端末側交換機(図示されない)と、試験手段110、130と、着呼端末300又は着呼端末側交換機(図示されない)とを経由する上り及び下り両方向のサービス用通信経路を決定する(ステップS110)。
制御手段190は、サービス用通信経路において、発呼端末200又は発呼端末側交換機(図示されない)を試験データ送受信手段170に、着呼端末300又は着呼端末側交換機(図示されない)を折り返し経路180に置き換えることにより、試験用通信経路を設定する(ステップS120)。
試験データ送受信手段170は、試験用通信経路において、上り方向へ第1の試験データを送信し、下り方向から第2の試験データを受信し、記録する(ステップS130)。なお、第1の試験データは、予め試験データ送受信手段170に設定されている。
記録手段120、140は、試験用通信経路において、上り及び下りの両方向から受信した第3の試験データを記録する(ステップS140)。尚、記録手段120、140は、試験用通信経路の上り及び下りの両方向から受信した第3の試験データだけでなく、試験用通信経路において、上り及び下りの両方向へ送信した第4の試験データも記録してもよい。
制御手段190は、試験データ送受信手段170が送受信した第1及び第2の試験データと、試験手段が記録した第3又は第4の試験データを収集する(ステップS150)。そして、制御手段190は、第1乃至第4の試験データを用いて、故障の有無と、故障区間を判定する(ステップS160)。
各試験手段における試験結果については、例えば、各試験手段が、試験データ送受信手段170が送信した試験データから受信することが期待される試験データを受信すれば成功、期待される試験データを受信しなければ失敗と判定してもよい。
あるいは、例えば、試験データ送受信手段170が、試験データとして、連続したシーケンス番号を持つ一連のパケットを送信し、各試験手段が、試験データ送受信手段170が連続したシーケンス番号を持つ一連のパケットを受信すれば成功、連続したシーケンス番号を持つ一連のパケットを受信しなければ失敗と判定してもよい。
あるいは、例えば、各試験手段が、試験データ送受信手段170が送信したものと同じ試験データを受信すれば成功、同じ試験データを受信しなければ失敗と判定してもよい。
図4は、本発明の第1の実施形態における収集された試験データの判定結果の一例を示す図である。図4の第2−6列は試験用通信経路上の各点を、第2行以降の各行は試験用通信経路上の各点での試験結果のパターンを(成功:“OK”、失敗:“NG”)、最右列は試験結果のパターンに対応する故障の有無又は有の場合の故障区間を示す(例えば、“510−520”は点510と点520の間に故障が存在することを示す)。
図5は、記録手段120、140が、試験用通信経路の上り及び下りの両方向から受信した試験データだけでなく、試験用通信経路の上り及び下りの両方向へ送信した試験データも記録した場合の、本発明の第1の実施形態における収集された試験データの判定結果の一例を示す図である。図5の第2−11列は試験用通信経路上の各点を、第2行以降の各行は試験用通信経路上の各点での試験結果のパターンを、最右列は試験結果のパターンに対応する故障の有無又は有の場合の故障区間を示す。この場合、交換機100は、故障区間をより詳細に特定できる。
制御手段190は、試験用通信経路上に故障が無ければ(ステップS160:No)、試験用通信経路において、試験データ送受信手段170を発呼端末200又は発呼端末側交換機(図示されない)に、折り返し経路180を着呼端末300又は着呼端末側交換機(図示されない)に置き換えて、サービス用通信経路を設定する(ステップS180)。
制御手段190は、試験用通信経路上に故障があれば(ステップS160:Yes)、エラー処理を行う(ステップS170)。例えば、制御手段190は、エラー処理として、故障区間の試験手段を故障の無い別の試験手段に置き換えて、故障の無いサービス用通信経路を設定してもよい。
尚、ここでは、折り返し経路180が試験データを試験手段110に折り返し、上り及び下り両方の試験用通信路の試験を行う例を挙げたが、折り返し経路180が試験データを試験データ送受信手段170に折り返し、一部の下りの試験用通信路の試験を省略してもよい。この場合、交換機100は、早いタイミングで試験を開始でき、又、試験の実施に要する時間を短縮できる。
図6は、本発明の第1の実施形態において、下りの試験用通信路の試験を省略した場合に収集された試験データの判定結果の一例を示す図である。図6の第2−4列は試験用通信経路上の各点を、第2行以降の各行は試験用通信経路上の各点での試験結果のパターンを、最右列は試験結果のパターンに対応する故障の有無又は有の場合の故障区間を示す。
以上説明したように、本実施形態における交換機は、運用中の交換機において、交換機の故障の有無、及び、故障区間を判定できる。その理由は、制御手段190が、呼接続要求の受信時に、サービス用通信経路の一部を含む試験用通信経路を設定し、試験用通信経路の試験実施後に、サービス用通信経路を設定するからである。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態における交換機の構成を示すブロック図である。
尚、以下では、第1の実施形態と本実施形態とで共通する説明は省略し、第1の実施形態に対する本実施形態の相違点のみについて説明する。
本実施形態の交換機105は、第1の実施形態における交換機100と同じ、複数の試験手段110、130と、試験データ送受信手段170とを備える(一点鎖線で囲まれた範囲。以降、「運用系」という)。
交換機105は、更に、複数の試験手段410、430と、試験データ送受信手段470とを備える(二点鎖線で囲まれた範囲。以降、「予備系」という)。予備系の各構成要素は、運用系の各構成要素に一対一に対応し、それぞれ運用系の各構成要素と同じ機能を備える。
交換機105は、更に、第1の実施形態における制御手段190の代わりに、制御手段195を備える。制御手段195は、第1の実施形態における制御手段190と同様の機能を備えるが、運用系の各構成要素だけでなく、予備系の各構成要素も制御する。制御手段195は、更に、サービス時に利用する構成要素を、運用系の各構成要素から予備系の各構成要素に切り替えることができる。
交換機105は、第1の実施形態における交換機100と同じく、発呼端末200、及び、着呼端末300に接続される。交換機105は、発呼端末側交換機(図示されない)を経由して発呼端末200に、又は、着呼端末側交換機(図示されない)を経由して着呼端末300に接続されてもよい。
図8は、本実施形態における交換機の動作を示すフローチャートである。
交換機105は、予備系において、第1の実施形態におけるステップS110−S160と同様に動作する(ステップS210−S260)。
制御手段195は、試験用通信経路上に故障があれば(ステップS260:Yes)、エラー処理を行う(ステップS270)。制御手段195は、予備系において、試験用通信経路上に故障が無ければ(ステップS260:No)、試験用通信経路を解放する(ステップS280)。
交換機105は、運用系において、第1の実施形態におけるステップS110−S160と同様に動作する(ステップS310−S360)。
制御手段195は、試験用通信経路上に故障があれば(ステップS360:Yes)、故障が見つかった運用系の構成要素を、対応する予備系の構成要素に切り替える(ステップS370)。
制御手段195は、運用系において、試験用通信経路上に故障が無ければ(ステップS360:No)、試験用通信経路において、試験データ送受信手段170を発呼端末200又は発呼端末側交換機(図示されない)に、折り返し経路180を着呼端末300又は着呼端末側交換機(図示されない)に置き換えて、サービス用通信経路を設定する(ステップS380)。
尚、ここでは、ステップS210−S380が直列に実行される例を挙げた。本実施例は、これに限らず、ステップS210−S280とステップS310−S350とが並列に実行され、ステップS270又はS280の終了後にステップS360−S380が実行されてもよい。
又、ここでは、折り返し経路180又は折り返し経路480が試験データを試験手段110又は試験手段410に折り返し、上り及び下り両方の試験用通信路の試験を行う例を挙げたが、折り返し経路180又は折り返し経路480が試験データを試験データ送受信手段170又は試験データ送受信手段470に折り返し、一部の下りの試験用通信路の試験を省略してもよい。この場合、交換機105は、早いタイミングで試験を開始でき、又、試験の実施に要する時間を短縮できる。
以上説明したように、本実施形態における交換機は、運用中の交換機において、交換機の故障の有無、及び、故障区間を判定できる。その理由は、制御手段195が、呼接続要求の受信時に、サービス用通信経路の一部を含む試験用通信経路を設定し、試験用通信経路の試験実施後に、サービス用通信経路を設定するからである。
更に、本実施形態における交換機は、運用中の交換機において、故障が見つかった運用系の構成要素を、対応する予備系の構成要素に切り替えてサービスを提供できる。その理由は、制御手段195が、故障区間に対応する運用系の試験手段を故障の無い予備系の試験手段に置き換えて、故障の無いサービス用通信経路を設定するからである。
更に、本実施形態における交換機は、運用中の交換機において、故障が発生した場合、故障が見つかった運用系の構成要素を、対応する予備系の構成要素に切り替えてサービスを継続できる可能性を高めることができる。その理由は、制御手段195が、故障区間に対応する運用系の試験手段を試験済みの予備系の試験手段に置き換えて、故障の無いサービス用通信経路を設定するからである。
尚、本願発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更、変形して実施することができる。
180、480 折り返し経路
510、520、530、540、550、710、720、730、740、750 試験用通信経路上の試験点(上り)
610、620、630、640、650、810、820、830、840、850 試験用通信経路上の試験点(下り)

Claims (6)

  1. 試験時の通信経路である試験用通信経路において、第1の試験データを上り方向へ送信し、下り方向から受信した第2の試験データを記録する試験データ送受信手段と、
    サービス時の通信経路であるサービス用通信経路又は前記試験用通信経路を構成する接続手段と、前記試験用通信経路において、上り若しくは下り方向から受信した第3の試験データ又は上り若しくは下り方向へ送信した第4の試験データを記録する記録手段とを含む試験手段と、
    前記試験データ送受信手段が記録した前記第1の試験データ及び前記第2の試験データ、並びに、前記記録手段が記録した前記第3の試験データ又は前記第4の試験データを収集して、前記試験用通信経路の故障の有無及び故障区間を判定する制御手段とを備え、
    前記接続手段は、前記サービス用通信経路において、上りの始点及び下りの終点を発呼端末から前記試験データ送受信手段に、上りの終点及び下りの始点を着呼端末から上りの終点及び下りの始点を直接つなぐ折り返し経路に置き換えることにより、前記試験用通信経路を設定し、前記試験用通信経路において、上りの始点及び下りの終点を前記試験データ送受信手段から発呼端末に、上りの終点及び下りの始点を前記折り返し経路から着呼端末に置き換えて、前記サービス用通信経路を設定する
    ことを特徴とする交換機。
  2. 前記折り返し経路は、前記第4の試験データを前記試験データ送受信手段へ入力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の交換機。
  3. 更に、試験時の通信経路である第2の試験用通信経路において、第6の試験データを上り方向へ送信し、下り方向から受信した第7の試験データを記録する第2の試験データ送受信手段と、
    サービス時の通信経路である第2のサービス用通信経路又は前記第2の試験用通信経路を構成する第2の接続手段と、前記第2の試験用通信経路において、上り若しくは下り方向から受信した第8の試験データ又は上り若しくは下り方向へ送信した第9の試験データを記録する第2の記録手段とを含む第2の試験手段と、
    前記第2の接続手段は、前記サービス用通信経路において、上りの始点及び下りの終点を発呼端末から前記試験データ送受信手段に、上りの終点及び下りの始点を着呼端末から上りの終点及び下りの始点を直接つなぐ折り返し経路に置き換えることにより、前記試験用通信経路を設定し、前記試験用通信経路において、上りの始点及び下りの終点を前記試験データ送受信手段から発呼端末に、上りの終点及び下りの始点を前記折り返し経路から着呼端末に置き換えて、前記サービス用通信経路を設定し、
    前記制御手段は、更に、前記第2の試験データ送受信手段が記録した前記第6の試験データ及び前記第7の試験データ、並びに、前記第2の記録手段が記録した前記第8の試験データ又は前記第の試験データを収集して、前記第2の試験用通信経路の故障の有無及び故障区間を判定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の交換機。
  4. 前記折り返し経路手段は、前記第4の試験データを前記試験データ送受信手段へ入力するか、又は、
    前記第2の折り返し経路は、前記第9の試験データをそのまま前記第2の試験データ送受信手段へ入力する
    ことを特徴とする請求項3に記載の交換機。
  5. 試験時の通信経路である試験用通信経路において、第1の試験データを上り方向へ送信し、下り方向から受信した第2の試験データを記録し、
    サービス時の通信経路であるサービス用通信経路又は前記試験用通信経路を構成し、前記試験用通信経路において、上り若しくは下り方向から受信した第3の試験データ又は上り若しくは下り方向へ送信した第4の試験データを記録し、
    前記第1の試験データ及び前記第2の試験データ、並びに、前記第3の試験データ又は前記第4の試験データを収集して、前記試験用通信経路の故障の有無及び故障区間を判定し、
    前記サービス用通信経路において、上りの始点及び下りの終点を発呼端末から前記第1の試験データの送信元及び前記第2の試験データの受信先に、上りの終点及び下りの始点を着呼端末から上りの終点及び下りの始点を直接つなぐ折り返し経路に置き換えることにより、前記試験用通信経路を設定し、前記試験用通信経路において、上りの始点及び下りの終点を前記第1の試験データの送信元及び前記第2の試験データの受信先から発呼端末に、上りの終点及び下りの始点を前記折り返し経路から着呼端末に置き換えて、前記サービス用通信経路を設定する
    ことを特徴とする試験方法。
  6. 交換機が備えるコンピュータを、
    試験時の通信経路である試験用通信経路において、第1の試験データを上り方向へ送信し、下り方向から受信した第2の試験データを記録する試験データ送受信手段と、
    サービス時の通信経路であるサービス用通信経路又は前記試験用通信経路を構成する接続手段と、前記試験用通信経路において、上り若しくは下り方向から受信した第3の試験データ又は上り若しくは下り方向へ送信した第4の試験データを記録する記録手段とを含む試験手段と、
    前記試験データ送受信手段が記録した前記第1の試験データ及び前記第2の試験データ、並びに、前記記録手段が記録した前記第3の試験データ又は前記第4の試験データを収集して、前記試験用通信経路の故障の有無及び故障区間を判定する制御手段とを備え、
    前記接続手段は、前記サービス用通信経路において、上りの始点及び下りの終点を発呼端末から前記試験データ送受信手段に、上りの終点及び下りの始点を着呼端末から上りの終点及び下りの始点を直接つなぐ折り返し経路に置き換えることにより、前記試験用通信経路を設定し、前記試験用通信経路において、上りの始点及び下りの終点を前記試験データ送受信手段から発呼端末に、上りの終点及び下りの始点を前記折り返し経路から着呼端末に置き換えて、前記サービス用通信経路を設定する
    ことを特徴とする交換機として動作させるための試験プログラム。
JP2012253442A 2012-11-19 2012-11-19 交換機、交換機の試験方法、及び、試験プログラム Active JP6114011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012253442A JP6114011B2 (ja) 2012-11-19 2012-11-19 交換機、交換機の試験方法、及び、試験プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012253442A JP6114011B2 (ja) 2012-11-19 2012-11-19 交換機、交換機の試験方法、及び、試験プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014103509A JP2014103509A (ja) 2014-06-05
JP6114011B2 true JP6114011B2 (ja) 2017-04-12

Family

ID=51025660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012253442A Active JP6114011B2 (ja) 2012-11-19 2012-11-19 交換機、交換機の試験方法、及び、試験プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6114011B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0272788A (ja) * 1988-09-07 1990-03-13 Nec Corp 通話路自動試験装置
JP3279738B2 (ja) * 1993-06-22 2002-04-30 富士通株式会社 予備系装置の正常性確認方式
JP3249648B2 (ja) * 1993-07-19 2002-01-21 富士通株式会社 Atm交換機及びその試験方法
JPH08274778A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Fujitsu Ltd 通信路診断方式
JPH09238146A (ja) * 1996-03-01 1997-09-09 Fujitsu Ltd Atm交換機の通信監視システム
JPH1084344A (ja) * 1996-09-06 1998-03-31 Fujitsu Ltd Atm交換機の診断方式

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014103509A (ja) 2014-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06350631A (ja) Atm交換機によるフレームリレー交換方式,フレームリレー交換用インターフェイス装置およびatm交換機における呼受付判定方式
US20040042480A1 (en) Network service provider architecture in communications network
JP2972257B2 (ja) パケット交換機
JP3516490B2 (ja) 回線インタフェース装置
JP6114011B2 (ja) 交換機、交換機の試験方法、及び、試験プログラム
JP4372078B2 (ja) ゲートウェイ装置
US7304957B2 (en) Methods and systems for simultaneous, multi-channel link fault sectionalization testing
JP3717460B2 (ja) ネットワーク、ネットワークセンタおよびネットワーク装置
JP2978766B2 (ja) Atm交換機システムのループバック方式
JP3607080B2 (ja) 回線障害検出方法および装置
WO2024116323A1 (ja) 制御装置、通信システム及び制御方法
KR100255800B1 (ko) Atm 교환기의 셀 경로 시험방법
KR100369331B1 (ko) 교환시스템의 서비스 격리 상태에서 시험장치를 이용한 경로 시험 방법
KR100227342B1 (ko) Atm 광교환기
KR200301952Y1 (ko) 이더넷을 이용한 프로세서 통신회로
JP2655630B2 (ja) アラーム表示信号発生回路
KR100639244B1 (ko) 변환모듈 진단기능이 구비된 이동통신시스템 및 그제어방법
KR100247024B1 (ko) 유사 동기식 디지털 계위(pdh)호에 대한 비동기전송모드(atm) 궤환 시험 방법
KR101110595B1 (ko) 개선된 비침입 모니터링 기능들을 위한 방법 및 장치
JP3267242B2 (ja) パケット交換機におけるパケット通信方法,パケット交換機におけるパケット転送方法及びパケット交換機
Herzog et al. Proxy stripping: a performance-enhancing technique for optical metropolitan area ring networks
CN118101476A (zh) 适用于异构协议之间相互通信的软件定义互连装置及方法
JP2010199794A (ja) パケット通信システム及びパケット通信装置
KR0179585B1 (ko) Atm-mss의 가입자 정합 모듈내 셀버스 이중화 장치
KR20000033346A (ko) 루프백 시험을 이용한 스위치 링크의 장애 메시지 출력 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6114011

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350