JP3267242B2 - パケット交換機におけるパケット通信方法,パケット交換機におけるパケット転送方法及びパケット交換機 - Google Patents

パケット交換機におけるパケット通信方法,パケット交換機におけるパケット転送方法及びパケット交換機

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JP3267242B2 JP18188998A JP18188998A JP3267242B2 JP 3267242 B2 JP3267242 B2 JP 3267242B2 JP 18188998 A JP18188998 A JP 18188998A JP 18188998 A JP18188998 A JP 18188998A JP 3267242 B2 JP3267242 B2 JP 3267242B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交換機能を有するパケ
ット交換機のパケット転送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチプロセッサ型交換機は、
「デジタル交換方式(電子通信学会)」のP128〜P1
30に記載されているように、交換処理機能を複数のブ
ロックに分割し各プロセッサに割付け、負荷に応じてこ
れらを負荷分散する機能分散−負荷分散を併用する構成
をとっている。機能分散の問題点として、(1)一つの
プロセッサにおけるソフトウェアエラー等の障害がシス
テム全体に及ぼす影響が極めて大きい、(2)プロセッ
サ間のインタフェースは機能の分割法に依存し、疎なイ
ンタフェースにすると、一般的に処理オーバヘッドが大
きくなる傾向にある、(3)システムの最小構成におい
ても複数のプロッセサを有する、があげられる。デジタ
ル交換機においては、一つのプロセッサ(ユニット)に
完全に独立な機能を持たせる負荷分散を図っても、大容
量化に伴いユニット間を接続させるためのタンデムユニ
ットにおいてパス設定等の呼毎の制御が必要となる。
【0003】交換スループットを向上させるために、固
定長のパケットを用いる非同期転送モード(ATM:As
yncronous Transfer Mode)に代表されるパケットの交
換処理をハードウェアで実現する自己ルーティング方式
が有望である。自己ルーティングスイッチを用いたAT
M交換機の負荷分散構成例としては、電子情報通信学会
技術報告SSE89-39「ATM交換システムアーキテクチャ
の検討」があるが、分散モジュール間を結合するモジュ
ールにおいて、パケットヘッダ処理を行うための制御処
理が含まれ、上記機能分散と同様の問題点を持ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、負荷分散の交換ユニット(ローカルユニット)を結
合する交換ユニット(タンデムユニット)において、パ
スを設定するための呼毎の制御が必要であり、制御信号
を終端し交換処理の一部を行う必要があった。そのた
め、交換ユニットで統一的な交換処理ができなかった。
【0005】本発明の目的は、分散型のパケット交換に
おいて、ローカルユニットとタンデムユニットにルーテ
ィングスイッチを配置し、統一された形で交換動作を行
う分散構成を構築することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、それぞれが交換手段を有する複数の通信装置を有す
る通信ネットワークでパケットを転送する際、発信側通
信装置で受信したパケットを着信側通信装置へ送信する
ために使われる、前記発信側通信装置と前記着信側通信
装置の間の前記通信装置での交換手段の交換情報を、前
記通信ネットワーク上の事前に決められたコネクション
を使用して決定するステップ、及び、前記決定された交
換情報に従って前記パケットを前記発信側通信装置から
前記着信側通信装置へ転送するステップを有するように
する。
【0007】
【作用】呼発生時、発側ローカルユニット−タンデムユ
ニット−着側ローカルユニット間で呼に伴うパケット転
送に必要な交換情報(発側ローカルユニットから着側ロ
ーカルユニットまでのルーティングに必要な交換用の情
報(新たなコネクション))が、事前に決められたコネ
クションに従って決定され、この交換情報に従ってパケ
ットが交換される。従って、ユーザパケットを転送する
際は、この交換手段用に新たに定められた交換情報に従
って転送できるので、即ち、交換手段用に統一された交
換情報で交換手段が交換でき、効率的な交換ができ、交
換速度が速くなる。
【0008】
【実施例】 1.構成の説明 1.1 交換システムの構成 図1は本発明を適用した自己ルーティングパケット交換
システムの構成例である。本交換システムはn本のパケ
ット回線を収容するローカルユニット(1−1〜1−
k)がkユニット、これらローカルユニットと接続する
単一のタンデムユニット2により構成される。ローカル
ユニット1はパケットを自己ルーティングによりスイッ
チする自己ルーティングスイッチ3、制御信号の終端処
理を行なう信号処理部5、呼処理制御、呼リソースを管
理する中央制御部6、及び、回線を終端し、ラベル変換
を行なう回線対応部7により構成される。タンデムユニ
ット2は複数の自己ルーティングスイッチ(4−1〜4
−p)により構成される。ローカルユニット1とタンデ
ムユニット2との間はパケット回線(9−1〜9−q)
により結合され、任意の発着ローカルユニット間におい
て、タンデムスイッチ2内の自己ルーティングスイッチ
(4−1〜4−p)を経由した複数のルートが存在す
る。
【0009】1.2 回線対応部の構成 回線対応部7の回線構成を図2に示す。回線対応部は、
交換機の入力回線8a、及び、タンデムユニットからの
入力回線9bのパケットを処理しローカルユニット1内
自己ルーティング3に接続するパケット回線10a、及
び、262aに出力する上り回路21と、自己ルーティ
ングスイッチ3の出力回線10b、及び、262bから
のパケットを処理し入力回線8bに出力する下り回路2
2とにより構成される。上り回路21と下り回路22の
共通機能として、光/電気変換を行なうE/O(O/
E)変換装置31、同期制御を行なう同期回路32があ
る。さらに、上り回路21において、入回線8a(9
b)は入力レジスタ25に接続され、遅延回路23を介
して出力レジスタ24に接続されている。入力レジスタ
25にはVirtual Connection Identifier:VCIの取
出し線27が設けられ、取り出されたVCIがラベル変
換テーブル26の読出しアドレスとなる。ラベル変換テ
ーブル26のデータ出力線28は出力レジスタ24に接
続され、出力レジスタ24の出力回線10aはタンデム
ユニット2に接続される。
【0010】1.3 ラベル変換テーブル 図3に交換機入力回線8に接続する回線対応部7a内の
ラベル変換テーブルを示し、図4にはタンデムユニット
間回線9と接続する回線対応部7b内のラベル変換テー
ブルを示す。図3の変換テーブルは制御信号用VCIエ
リアとユーザ情報用VCIエリアとに分かれ、入力回線
8aにおけるVCI(VCIi)対応に、タンデムユニ
ット−着ローカルユニット間回線上のVCI(IVC
I)、発ローカルユニット内の自己ルーティングスイッ
チ3の出力ポート番号PT1、及び、タンデムユニット
内の自己ルーティングスイッチ4の出力ポート番号PT
2が設定される。
【0011】図4のラベル変換テーブルは、上記と同様
制御信号用エリアとユーザ情報用エリアとに分かれてお
り、タンデムユニット2からの入力回線9bにおけるI
VCI対応に、制御信号用エリアには出回線制御用VC
I(VCIoc)、出回線制御用Virtual Path Identif
ier:VPI(VPIoc)、及び、着ローカルユニッ
ト内の自己ルーティングスイッチ3の出力ポート番号P
Tが設定され、ユーザ情報用エリアには出回線ユーザ情
報用VCI(VCIou)、出回線ユーザ情報用VPI
(VPIou)、及び、PTが設定される。
【0012】1.4 自己ルーティングスイッチの構成 自己ルーティングスイッチ3、4はパケット中の出力ポ
ート情報により出力回線を選択するパケットスイッチで
あり、単一のスイッチ、あるいは複数の単位スイッチに
より構成される場合とがある。
【0013】図5はローカルユニット内の自己ルーティ
ングスイッチ3の構成図である。入力回線(8a−1〜
8a−n)が接続される回線対応部(7a−1〜7a−
n)の出力線10aを入力すると上り回線用単位自己ル
ーティングスイッチ51aと、タンデムユニットからの
回線(9b−1〜9b−q)が接続される回線対応部
(7b−1〜7b−n)の出力回線262aを入力とす
る下り回線用単位自己ルーティングスイッチ51bとで
構成される。上り回線用の単位自己ルーティングスイッ
チ51aの出力線(262b−1〜262b−q)はタ
ンデムユニット2に接続される回線対応部7bに接続さ
れ、下り回線用単位自己ルーティングスイッチ51bの
出力線(10b−1〜10b−n)は回線対応部(7a
−1〜7a−n)に接続される。
【0014】また、上り回線用単位自己ルーティングス
イッチ51aには上り回線用の信号処理装置53が接続
され、下り回線用単位自己ルーティングスイッチ51b
には下り回線用の信号処理装置52が接続され、さらに
これら信号処理装置はプロセッサバス29を介して中央
処理部に接続される。
【0015】1.5 パケットフォーマットの構成 図6は各回線におけるパケットフォーマットの構成を示
す。パケットはヘッダ部とユーザ部とに分かれ、ヘッダ
部にはVCIとVirtual Path Identifier:VPIエリ
アが含まれている。発側ローカルユニットへの入力回線
8aにおけるパケットフォーマットは図6(a)に示す
ようにパケットヘッダ部に入回線VCI(VCIi)と
入回線VPI(VPIi)が設定されている。発側ロー
カルユニット1−1の回線対応部(例えば7a−1)と
着側ローカルユニット(例えば、1−k)の回線対応部
(7b′−1)との間の回線、例えば、回線対応部7a
−自己ルーティングスイッチ3間回線10、ローカルユ
ニット1−タンデムユニット2間回線9におけるパケッ
トフォーマットを図6(b)に示す。図6(a)におけ
るVCIiエリアにはIVCIが、VPIiエリアには
発側ローカルユニット1−1の自己ルーティングスイッ
チ3−1の出力ポート番号PT1、タンデムユニット2
の自己ルーティングスイッチ4の出力ポート番号PT
2、が設定される。着側ローカルユニット3−kの出力
回線8′bにおけるパケットフォーマットは図6(c)
に示すように出回線VCI(VCIo)と出回線VPI
(VPIo)が設定される。
【0016】1.6 統合化ノードシステム構成 図18は、上記パケット交換システムATMクロスコネ
クティング機能を付加した構成例である。タンデムユニ
ット2内には、ローカルユニット間接続用の自己ルーテ
ィングスイッチ(4−1〜4−p)の他にATM中継網
251に接続するクロスコネクティング用自己ルーティ
ングスイッチ(255)を設置する。該クロスコネクテ
ィング用自己ルーティングスイッチ(255)は、一
つ、あるいは複数のローカルユニットとパケット回線9
で、ATM中継網251とパケット回線250で接続さ
れる。また、タンデムユニット2内自己ルーティング
(4−1〜4−p、255)の前段に回線対応部の上り
回路256を設置する。該上り回路256の構成は、図
2(21)において入力レジスタでセルヘッダ中のVirt
ual Path Identifier:VPIを取り出し、ラベル変換
テーブル256に入力される。また、該ラベル変換テー
ブルを初期設定するための信号処理装置252、及び、
中央処理装置253を設置する。
【0017】タンデムユニット2におけるラベル変換テ
ーブル256の構成を図19に示す。入力回線(9a,
250a)におけるVPI(VPIi)対応に、自己ル
ーティングスイッチ(4,255)の出力ポート番号P
T、その出力回線(9b,250b)上のVPI(VP
Io)、が設定される。
【0018】パケットフォーマットに関しては、端末が
接続する入力回線8においては図6(a)、ローカルユ
ニット−タンデムユニット間回線9、ATM中継網25
1−タンデムユニット間回線250においては図6
(c)に示す。
【0019】2.動作の説明 交換機が扱う呼を接続先より分類すると、自局に着信す
る自局落ち呼と、他局に出ていく他局出接呼とに分かれ
る。
【0020】2.1 自局落ち呼 自局落ち呼には、自局内端末から呼が発生する自局内呼
と、他局から呼が着信する入接呼とがあり、ここでは、
本発明を自局内呼において以下説明する。
【0021】図7において、ローカルユニット1−1に
接続される端末61から呼が発生し、ローカルユニット
1−kに接続される端末62に着信する例を示す。以
下、ローカルユニット1−1を発ローカルユニット、ロ
ーカルユニット1−kを着ローカルユニット、端末61
を発端末、端末62を着端末と称する。発端末−着端末
間における制御信号情報の転送ルートは固定的に割り付
けられており(ここではルート1とする)、ユーザ情報
転送ルートはルート1〜pの間で選択する。
【0022】以下、図8に従い、発端末61が発呼した
以降の本交換システムの動作を説明する。
【0023】(発信処理)発端末からの発呼信号パケット
が、図1における入力回線8aを介して回線対応部7に
入力される。この時のパケットフォーマットは図6
(a)であり、VPIiエリアには制御信号用VPIi
c、VCIiエリアにはユーザ情報用VCIicが設定
されている。図2において、入力レジスタ25からパケ
ットヘッダ部のVCIエリアが分離され、その値である
VCIicがデータ線27を経由してラベル変換テーブ
ル26をアクセスする。図3に示す変換テーブル26に
おいて、制御信号用VCIic対応のアドレス(制御信
号用エリア)にIVCIとPT情報が設定されており、
IVCIとしては入回線番号に対応した割り振られた値
が固定的に設定されており、PT情報のうち、PT1と
して発ローカルユニット3−1内で信号処理部(例えば
図5(53))が接続されている単位自己ルーティング
スイッチ51aの出回線番号が設定される。(PT2と
PT3はここでは使われない。)IVCIとPTの情報
がデータ線28を経由して出力レジスタ24でパケット
ヘッダ部に挿入される。この時のパケットフォーマット
は図6(b)となる。本パケットは回線10aを介して
図5の上り回路用自己ルーティングスイッチ51aに入
力され、パケットヘッダ中のRT1により信号処理装置
53にスイッチングされる。信号処理装置53では、パ
ケット組立て処理、LAPd(Link Access Procedure
on the D-Channel)等の信号処理を行ない、その後中央
制御部6における発信分析プログラム91が起動され
る。
【0024】発信分析プログラム91では、発呼信号に
含まれる発端末61がダイヤルした番号(受信番号)を翻
訳して着ローカルユニット1−kを決定する(10
0)、次に、ローカルユニット間ルート(ルート1〜
P)対応に1ビットで空き塞がりを表示する図10の発
側ルート空き塞がりテーブル(本例では0/1を塞がり
/空きとしている)を読みだし、空きルートを検出する
(101)。次に図11に示す発側ルート使用帯域管理
テーブルにおいて、空きルート対応の使用帯域を読みだ
し、これに発呼信号に含まれるユーザ申告帯域を加算す
る(102)。この結果、割付け制限値以上になるルー
トに関しては空き表示から塞がり表示に偏向し(10
3)、このルート空き塞がりを示すビットパターン、及
び、ユーザ申告値をパラメータとする起動信号をタンデ
ムユニットに送信する処理を行う(104)。
【0025】起動信号は中央処理部6から上り用信号処
理部53に転送され、本信号処理部53でパケットに分
解され、パケットヘッダに、着ローカルユニット1−k
対応に固定的に割り付けられたルート1に対応したPT
1,PT2を設定する。この起動信号は、パケットヘッ
ダ中のルーティング情報に従い、発ローカルユニット1
−1の自己ルーティングスイッチ3−1、タンデムユニ
ットの自己ルーティングスイッチ4−1を経由して、着
ローカルユニット1−kの回線対応部7′bに着信す
る。該回線対応部7′bにおいて、図4に示すラベル変
換テーブルの制御信号用エリアより、出力回線用VCI
oc、VPIoc、及び、信号処理部5−kが接続され
る自己ルーティング3−kの出力ポート番号PTが読み
だされ、ヘッダ部に挿入される。該パケットはPT情報
により自己ルーティングスイッチ3−kでスイッチング
され、着ローカルユニット1−k内の信号処理部5−k
(図5における下りパケット用信号処理部52)に着信
する。
【0026】(着信処理)起動信号が着ローカルユニッ
トに着信した時の処理を以下示す。起動信号を受信した
信号処理装置52では、発ローカルユニットにおける処
理と同様に、パケット組立て処理、LAPD(Link Acc
ess Procedure on the D-Channel)等の信号処理を行な
い、その後中央制御部6における着信分析プログラム9
2が起動される。着信分析プログラム92の処理フロー
を図12に示す。まず、着側ローカルユニット1−kと
タンデムユニット間の割付け可能ルートを選択する(1
20)。この処理は発側ルート選択時と同様、ルート対
応に1ビットで空き塞がりを表示する着側ルート空き塞
がりテーブル(図10に相当)を読みだし、空きルート
を検出する。次に図11に相当する着側ルート使用帯域
管理テーブルにおいて、空きルート対応の使用帯域を読
みだし、これに起動信号に含まれるユーザ申告帯域を加
算する。この結果、割付け制限値以上になるルートに関
しては空き表示から塞がり表示に変更し、この着側ルー
ト空き塞がりを示すビットパターンを求める。この着側
の空き塞がりビットパターンと起動信号のパラメータ中
の発側の空き塞がりビットパターンとANDをとり、空
きルートを選択する(121)。次に、着信ルート帯域
管理テーブルにおける選択ルートの使用帯域をユーザの
申告値で更新する(122)。更新した結果、割付け制
限値に達した場合は着側ルート空き塞がりテーブルも空
きから塞がりに更新する。選択したルートにおけるユー
ザ情報用IVCIuを捕捉した(123)後、受信パケ
ット中の受信番号により着端末62の収容位置を求め
(124)、該着端末と接続する回線PT、及び、その
回線におけるVPIou、VCIouを捕捉する(12
5)。上記VPIou、VCIou、及び、PTは、中
央制御部に接続されるプロセッサバス29を経由して、
着ローカルユニット1−k内ラベル変換テーブルのIV
CIuの対応エリア(ユーザ情報エリア)に設定され
る。(126)。その後、発ローカルユニットに対して
ユーザ申告値、割付け可能ルート(処理121で決定し
たルート)、及び、捕捉したIVCIuをパラメータと
する起動完了信号を送信する(127)。起動完了信号
送信処理は発ローカルユニットにおける起動信号送信処
理と同様に、信号パケットが中央処理部6から信号処理
部53に転送され、本信号処理部53でパケットに分解
され、パケットヘッダに、発ローカルユニット1−1対
応に固定的に割り付けられたルート1に対応するPT
1、PT2を設定する。この起動完了信号は、パケット
ヘッダ中のルーティング情報に従い、着ローカルユニッ
ト1−kの自己ルーティングスイッチ3−k、タンデム
ユニット2の自己ルーティングスイッチ4−1、発ロー
カルユニット1−1の回線対応部7bに着信する。該回
線対応部7bにおいて、図4に示すラベル変換テーブル
の制御信号用エリアより、出力回線用VCIoc、VP
Ioc、及び、信号処理部5−1が接続される自己ルー
ティング3−1の出力ポート番号PTが読みだされ、ヘ
ッダ部に挿入される。該パケットはPT情報により自己
ルーティングスイッチ3−1でスイッチングされ、着ロ
ーカルユニット1−k内の信号処理部5−1(図5にお
ける下りパケット用信号処理部52)に着信する。
【0027】(起動完了処理)起動完了信号が発ローカ
ルユニットに着信した時の処理を以下示す。起動信号を
受信した信号処理装置52では、パケット組立て処理、
信号処理を行ない、その後中央制御部6における起動完
了処理プログラム93が起動される。起動完了処理プロ
グラム93の処理フローを図13に示す。信号のパラメ
ータ中にある割付けルートについて図11の発側ルート
使用帯域管理テーブルを更新する(140)。発端末6
1と接続する回線におけるVPIiu、VCIiuを補
足する(141)。ラベル変換テーブルのVCIiu対
応のエリア(ユーザ情報エリア)に、起動完了信号中の
パラメータIVCIu、及び、出力ポート情報PT1P
T2を中央制御部に接続されるプロセッサバス29を経
由して設定する。出力ポート情報については発着ローカ
ルユニット間ルートから求まる。
【0028】以上の処理により、呼設定処理が完了す
る。
【0029】(情報転送時)呼設定後、発端末61から
パケットヘッダにVPIiu、VCIiuを持つユーザ
情報パケット78が発ローカルユニット1−1に着信し
た時の動作について以下説明する。
【0030】図2上り回路21において、入力レジスタ
25からパケットヘッダ部のVCIエリアが分離され、
その値であるVCIicがデータ線27を経由して入側
ラベル変換テーブル26をアクセスする。図3に示す入
側変換テーブル26において、ユーザ情報用VCIiu
対応のアドレスに呼設定時捕捉されたIVCIuと選択
された出力ポート情報PT1、PT2が設定されてい
る。IVCIiuとPTの情報がデータ線28を経由し
て出力レジスタ24でパケットヘッダ部に挿入される。
本パケットは回線10−aを経由して、自己ルーティン
グスイッチ3−1でパケットヘッダ中のPT1によりス
イッチングされ、回線例えば9a−qを経由してタンデ
ムスイッチユニット2に転送される。タンデムユニット
2内自己ルーティングスイッチ4−qではパケットヘッ
ダ中のPT2によりスイッチングされ、回線9′b−1
を経由して、着ローカルユニット1−kにおける回線対
応部7′b−1に到着する。図2上り回路21におい
て、入力レジスタ25からパケットヘッダ部のVCIエ
リアが分離され、その値であるIVCIuがデータ線2
7を経由してラベル変換テーブル26をアクセスする。
変換テーブル26には、ユーザ情報用IVCIu対応の
アドレスに着端末62が接続されている回線PT、及
び、その回線上のVPIou、VCIouが認定され、
これらがデータ線28を経由して出力レジスタ24でパ
ケットヘッダ部に挿入される。着ローカルユニット1−
k内自己ルーティングスイッチ3−kでパケットヘッダ
中のPTによりスイッチングされ、着端末に接続されて
いる回線対応部例えば7′a−1に着信する。VPIo
u、VCIouが挿入されたユーザ情報パケットは出回
路8′b−1を経由して着端末62に着信する。
【0031】2.2 他局出接呼 他局出接呼には、自局の端末から呼が発生する出接続呼
と、他局から着信するタンデム呼とに分かれる。ここで
は、自局発信の出接続呼を例にとり以下説明する。
【0032】(出ルートの選択順序)交換機には通常複
数の出ルート(他交換機に行くルート)が接続され、受
信したダイヤル番号を翻訳した結果より、このうち一つ
の出ルートを選択し、該ルート内の回線より必要な帯域
を確保する。確保できない場合は、あらかじめ決定され
ている迂回ルートの回線より必要な帯域を捕捉する。上
記最初に選択するルートを第1ルートと称し、上記迂回
ルートを第2ルートと称す。
【0033】複数ローカルユニットが存在する分散型の
交換機において、交換機からの同一出ルートに関して
は、複数回線収容する場合は危険分散を考慮して、図1
4に示すように第1ルート、第2ルート共に複数のロー
カルユニットに分散して回線を収容する。
【0034】図14に示すローカルユニット151内の
端末150から発生した呼に関し、次の順序でルートを
選択する。
【0035】 自ローカルユニット151収容第1ルートの選択 上記がビジーならば、他ローカルユニット(例えば
152)収容第1ルートの選択 上記がビジーならば、自ローカルユニット151
収容第2ルートの選択 上記がビジーならば、他ローカルユニット(例えば
152)収容第2ルートの選択 (発信処理)上記自局落ち呼と同様、図8における信号
シーケンスにより制御する。
【0036】出接続呼に関し、図9発信分析プログラム
91の着ユニット決定処理100は、上記ルート選択順
序に従って決定されたルートが収容されるユニットを決
定するものであり、図15にその処理フローを示す。受
信した番号により、番号翻訳テーブル180、181を
索引し、出接続識別し、出ルート番号に当たるVPIを
読みだす(170)。自ローカルユニット内該VPに対
して、割付け可能かをチェック(171)し、割付け可
能ならば、自ローカルユニット内で閉じた接続を行う。
割付け不可、あるいは、自ローカルユニットに該当の回
線が接続していない場合、出接続呼管理テーブル182
において該VPI対応の使用帯域状況を読みだす(17
2)。本使用帯域状況を例えば各ユニット対応に2ビッ
トで表現し、値0は未使用、1は低使用状態(あるしき
い値より低い)、2は高使用状態(あるしきい値より高
い)、3は塞がりを示す(未実装は3)。これより、割
付け可能なユニットを選択する(173)。全てのユニ
ットに関し、割付け不可能ならば、迂回テーブル183
を用いて、迂回ルート(ネクストVPI)を読みだし
(174)、以降、上記第1ルートと同様の処理(処理
171〜175)を行う。迂回テーブル183において
迂回ルートが無い場合、ブロック処理を行う(17
5)。着ローカルユニットが決定した場合は、自局落ち
呼と同様図9に示す発着ローカルユニット間のルート選
択処理105を行う。ルート対応に1ビットで空き塞が
りを表示する図10の発側ルート空き塞がりテーブル
(本例では0/1を塞がり/空きとしている)を読みだ
し、空きルートを検出する(101)。次に図11に示
す発側ルート使用帯域管理テーブルにおいて、空きルー
ト対応の使用帯域を読みだし、これに発呼信号に含まれ
るユーザ申告帯域を加算する(102)。この結果、割
付け制限値以上になるルートに関しては空き表示から塞
がり表示に変更し(103)、このルート空き塞がりを
示すビットパターン、及び、ユーザ申告値をパラメータ
とする起動信号をタンデムユニットに送信する処理を行
う(104)。
【0037】(着信処理)起動信号が着ローカルユニッ
トに着信した時、図16に示す出接着信分析プログラム
92が起動される。起動信号のパラメータに含まれる指
定VPIの現在使用されている帯域を出ルート使用帯域
テーブル196より読みだし(190)、割付け可能か
をチェックする(191)。割付け不可能ならば、起動
不完了信号を発ローカルユニットに返送し(194)、
割付け可能ならば、出ルート使用帯域テーブル196を
更新する。本割付けの結果、出接続管理テーブル182
において、あらかじめ決められた呼設定時のしきい値を
超した場合、他の全ユニットにたいして変化した値をパ
ラメータとする出ルート制御信号を送信する(19
5)。それ以降は、自局落ち呼の着信分析92と同様処
理を行う。着側ローカルユニット1−kとタンデムユニ
ット間の割付け可能ルートを選択する(120)。この
処理は発側ルート選択時と同様、ルート対応に1ビット
で空き塞がりを表示する着側ルート空き塞がりテーブル
(図10に相当)を読みだし、空きルートを検出する。
次に図11に相当する着側ルート使用帯域管理テーブル
において、空きルート対応の使用帯域を読みだし、これ
に起動信号に含まれるユーザ申告帯域を加算する。この
結果、割付け制限値以上になるルートに関しては空き表
示から塞がり表示に変更し、この着側ルート空き塞がり
を示すビットパターンを求める。この着側の空き塞がり
ビットパターンと起動信号のパラメータ中の発側の空き
塞がりビットパターンとANDをとり、空きルートを選
択する(121)。次に、着信ルート帯域管理テーブル
における選択ルートの使用帯域をユーザの申告値で更新
する(122)。更新した結果、割付け制限値に達した
場合は着側ルート空き塞がりテーブルも空きから塞がり
に更新する。選択したルートにおけるユーザ情報用IV
CIuを捕捉した(123)後、受信パケット中の受信
番号により着端末62が接続する回線PTを求め(12
4)、該着端末と接続する回線におけるVPIou、V
CIouを捕捉する(125)。上記VPIou、VC
Iou、PTは、中央制御部に接続されるプロセッサバ
ス29を経由して、着ローカルユニット内回線対応部に
おけるラベル変換テーブルのIVCIu対応のエリア
(ユーザ情報エリア)に設定される(126)。その
後、発ローカルユニットに対してユーザ申告値、割付け
可能ルート(処理121で決定したルート)、及び、捕
捉したIVCIuをパラメータとする起動完了信号を送
信する(127)。以下、自局落ち呼と同様にして呼が
設定され、ユーザ情報が転送される。
【0038】(解放処理)呼を解放するにあたり、相手
局からの切断信号によって、着ローカルユニットの中央
制御部における図17に示す解放処理プログラムが起動
される。出ルート使用帯域テーブル196の更新(減
算)を行い(201)、各呼リソースを解放し(20
2)、解放信号を発ローカルユニットに送信する(20
3)。呼の解放処理により、出接続管理テーブル182
において、あらかじめ決められた解放時のしきい値を超
したかをチェックし(204)、しきい値を超した場合
は他の全ユニットにたいして変化した値をパラメータと
する出ルート制御信号を送信する(205)。
【0039】(通知処理)上記実施例では、呼毎に使用
帯域の変化をチェックし、あらかじめ決められたしきい
値を超した場合に出ルート制御信号を送信した値であっ
たが、呼毎ではチェックせず、周期的に各ローカルユニ
ットが使用状況を他の全ユニットに通知する方式もあ
る。本方式では、ローカルユニットの中央制御部には、
出ルート情報転送プログラムが設置され、周期的に本プ
ログラムが起動され、自ローカルユニット内のVPIご
との使用状況をチェックし、例えば、出接続管理テーブ
ル182に設定すべき2ビット値をパラメータとする出
ルート制御信号を送信する。
【0040】2.3 統合化ノード構成における呼動作 図18に示す統合化ノードシステムにおける呼動作を以
下述べる。ATMネットワークにおいて、交換機(ノー
ド)間は物理リンク、仮想パスVP、仮想コネクション
VCが階層的に設定され、本構成では、ATMネットワ
ークに接続する回線250、及び、ローカルスイッチ1
−ATMクロスコネクタ用自己ルーティングスイッチ2
55間は上記ネットワーク構成が適用される。これと同
様にローカルユニット−タンデムユニット間回線9に対
しても上記構成を設定する。従って、発ローカルユニッ
トはタンデムユニット2に出力されるパケットに対し、
発ローカルユニット−タンデムユニット間VPIを付与
し、タンデムユニット2では自己ルーティングスイッチ
(4,255)の前段のラベル変換テーブル256該V
PI(VPIi)により、着ローカルユニット−タンデ
ムユニット間VPI(VPIo)、及び、自己ルーティ
ングスイッチ(4,25)の出力ポート番号PTに変換
する。
【0041】タンデムユニット2を通過する呼には、自
己ルーティングスイッチ4−1から4−pを介する実施
例2.1項、2.2項記載のローカルユニット間呼、ク
ロスコネクトとして自己ルーティングスイッチ255を
用いる出(入)接続呼、及び、中継網251からの呼を
自局に落とさず再び中継網251に通過させる中継呼の
3種類がある。
【0042】(1)ローカルユニット間呼 タンデムユニット2内ローカルユニット間接続用自己ル
ーティングスイッチ4−1〜4−pを経由する呼であ
り、発ローカルユニットにおいて、タンデムスイッチ2
内自己ルーティングスイッチ4−1〜4−pの出力ポー
ト番号RTを指定するのではなく、発ローカルユニット
タンデムユニット間VPIiを指定し(パケットヘッダ
中に挿入)、タンデムユニット2のラベル変換テーブル
256で該VPIiから着ローカルユニットタンデムユ
ニット間VPIo、及び、自己ルーティングスイッチ4
−1〜4−pの出力ポート番号RTに変換し、実施例
2.1項、及び、2.2項記載の呼動作を行なう。
【0043】(2)出(入)接続呼 タンデムユニット2内クロスコネクト用自己ルーティン
グスイッチ255を経由する本ノード−中継網251間
の呼としては、本ノードからATM中継網251に出る
出接続呼、ATM中継網251から本ノードに着信する
入接続呼がある。ここでは、出接続呼について述べる。
【0044】実施例2.2項記載の呼設定動作によりユ
ーザ情報は発ローカルユニット(例えば1−1)−タン
デムユニット内自己ルーティング(例えば4−1)−着
ローカルユニット(例えば1−k)の順に転送され、着
ローカルユニットからは図6(c)のパケットフォーマ
ットでタンデムスイッチ2内のクロスコネクタ用自己ル
ーティングスイッチ255に接続されるパケット回線
9′a−sに送出される。タンデムスイッチ2内のパケ
ット回線9′a−sに接続するラベル変換テーブル25
6において、VPIoからATM中継網251用VP
I、及び、クロスコネクタ用自己ルーティングスイッチ
255の出力ポート番号PTに変換されると共に、これ
らの情報がパケットヘッダ中に挿入される。上記PTに
より、自己ルーティングスイッチ255において該パケ
ットはスイッチングされ、ATM中継網251に接続す
るパケット回線(例えば250b−1)に送出される。
【0045】(3)中継呼 中継網251からの呼を該パケット交換機に着信せず、
タンデムスイッチ2内のクロスコネクタ用自己ルーティ
ングスイッチ255を用いて再び中継網251に通過さ
せる呼であり、この場合、本ノードはATMクロスコネ
クタとしてのみ用いられる。ATM中継網251からは
図6(C)のパケットフォーマットで例えばパケット回
線250a−uを経由してパケットがタンデムスイッチ
2に着信する。以下、該パケットは上記出接続呼と同様
にATM中継網251に接続するパケット回線(例えば
250b−1)に転送される。
【0046】また、タンデムユニット中の信号処理部2
52、中央処理部253は上記情報転送時には使用され
ず、ラベル変換テーブル設定時に用いられる。局建時、
あるいは、増設時、テーブル書換え要求信号としてロー
カルユニット1は特殊VPIを用いた制御用パケットを
タンデムスイッチ2に送信し、タンデムユニット内ラベ
ル変換テーブル256では信号処理部252に接続する
回線の出力ポート番号PTが出力され、信号処理部25
2で終端される。信号処理部252はパケットを組み立
て、これを中央制御部253に通知する。中央制御部2
53では、該信号のパラメータによりラベル変換テーブ
ル256を設定する。
【0047】
【発明の効果】呼発生時、発側ローカルユニット−タン
デムユニット−着側ローカルユニット間で呼に伴うパケ
ット転送に必要な交換情報(発側ローカルユニットから
着側ローカルユニットまでのルーティングに必要な交換
用の情報(新たなコネクション))が、事前に決められ
たコネクションに従って決定され、この交換情報に従っ
てパケットが交換される。従って、本構成により、ユー
ザパケットを転送する際は、この交換手段用に新たに定
められた交換情報に従って転送できるので、即ち、交換
手段用に統一された交換情報で交換手段が交換でき、効
率的な交換ができ、交換速度が速くなる。
【0048】また、各ローカルユニットに独立の交換機
能を持たせ、タンデムユニットにおいて呼毎の制御を行
なわない完全な負荷分散構成をとることにより、 (1)タンデムユニット、もしくは、ローカルユニット
−タンデムユニット間回線で障害となっても、ローカル
ユニット内で折り返す呼についてはスタンドアロンで稼
働することができる。
【0049】(2)ローカルユニット−タンデムユニッ
ト間通信を局間インタフェースとすることにより、標準
装置、標準プログラムを使用することができる。
【0050】(3)最小構成は一ローカルユニットのみ
とでき、経済性に優れており、大規模に対しての増設性
にも優れている。
【0051】ローカルユニット−タンデムユニット間の
回線使用帯域を該回線が接続されるローカルユニットで
管理し、呼設定時制御信号により発着回線の帯域使用状
態を考慮して最適ルートを選択することにより、発側ロ
ーカルユニットのみでルートを選択する方式に比べ、呼
損率を小さくすることができる。
【0052】情報が転送される着側ローカルユニットで
VCIを捕捉することにより、複数のローカルユニット
から同一の回線に多重される呼に関してもユニークに付
与することができるため、VCIのみで呼の識別を可能
となる。従って、ラベル変換テーブルのアドレス量もV
CIのみですみ、発ユニットも考慮したアドレスを付与
する場合に比べ、n個のローカルユニットを収容するシ
ステムにおいて1/nのメモリ量になる。
【0053】また、システムの共通リソースを扱う出接
続呼制御を本完全分散構成において可能とすることによ
り、共通メモリ、共通リソースサーバを設けるシステム
に比べ、障害の波及性、呼遅延時間等の性能面で有利に
なる。
【0054】さらに、ATMクロスコネクト機能をタン
デムスイッチに取り込むことによって、従来、交換装置
/電送装置で独立に行なわれていた増設等の保守運用が
同一の操作により実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパケット交換機の構成例。
【図2】パケット回線対応部。
【図3】ラベル変換テーブル。
【図4】ラベル変換テーブル。
【図5】ローカルユニット構成例。
【図6】パケットフォーマット。
【図7】発着ローカルユニット間のルーティング構成。
【図8】信号シーケンス図。
【図9】発信処理フロー。
【図10】ルート管理テーブル。
【図11】ルート管理テーブル。
【図12】着信処理フロー。
【図13】起動完了処理フロー。
【図14】出ルート選択順序。
【図15】着ユニット決定処理フロー。
【図16】出接着信処理フロー。
【図17】解放処理フロー。
【図18】統合化ノードシステムの構成例。
【図19】ラベル変換テーブル。
【符号の説明】
1,151,153…ローカルユニット、2,153…
タンデムユニット、3,4,51,255…自己ルーテ
ィングスイッチ、5,52,53,252…信号処理
部、6,253…中央制御部、7,262…回線対応
部、8…交換機入力回線、9…ユニット間パケット回
線、10…回線対応部−スイッチ間パケット回線、21
…上り回線用回線対応部、31…下り回線用回線対応
部、23…遅延回路、24…出力レジスタ、25…入力
レジスタ、26,256…ラベル変換テーブル、27,
28…データ線、29…プロセッサバス、31…O/E
(E/O)変換装置、32…同期回路、61,150…
発端末、62…着端末、71〜81…制御信号、91〜
93,100〜104,120〜127,140〜14
3,170〜175,190〜195,201〜205
…処理、154〜157…出ルート、180〜183,
196…呼処理関連テーブル、250…ATM中継網−
タンデムユニット間回線、251…ATM中継網。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−218142(JP,A) 特開 昭63−169850(JP,A) 特開 昭60−219846(JP,A) 特開 昭63−305643(JP,A) 特開 昭60−232742(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが、複数のパケット回線と、受信
    パケットの宛先に対応した新しいコネクション識別子を
    記録するためのメモリと、パケットヘッダの受信コネク
    ション識別子を前記メモリに記録された新しいコネクシ
    ョン識別子に変換する変換器と、および前記新しいコネ
    クション識別子を元に前記パケットを前記複数のパケッ
    ト回線の一つに転送するスイッチを有する複数のローカ
    ル通信ユニットと、少なくとも一つの中間通信ユニット
    とを有するパケット交換機におけるパケット通信方法で
    あって、 制御信号用に事前に決められたコネクションを用いて発
    信側通信ユニットと着信側通信ユニットとの間で制御信
    号を通信することによって、前記発信側通信ユニット
    入力パケット回線から前記着信側通信ユニットの出力パ
    ケット回線へパケットを転送するためのコネクションを
    決定するステップと、 前記発信側通信ユニットと前記着信側通信ユニットのそ
    れぞれの前記メモリに、前記決定されたコネクションに
    対応する新しいコネクション識別子を記録するステップ
    と、 受信したパケットのヘッダの前記コネクション識別子を
    前記記録ステップで記録した前記新しいコネクション識
    別子の一つに変換し、前記発信側通信ユニットで決定さ
    れたコネクションへ前記新しいコネクション識別子に従
    って前記受信したパケットを転送する第1の変換ステッ
    プと、 前記受信したパケットを、前記着信側通信ユニットへ前
    記発信側通信ユニットと前記着信側通信ユニットの間の
    中間通信ユニットを介して、前記新しい通信識別子に従
    って、転送するステップと、及び、 前記中間通信ユニットから受信した前記パケットのヘッ
    ダの前記コネクション識別子を前記記録ステップで記録
    した前記新しいコネクション識別子の他の一つへ変換
    し、前記着信側通信ユニットでの他の新しいコネクショ
    ン識別子に従って出力パケット回線へ前記パケットを転
    送する第2の変換ステップとを有することを特徴とする
    パケット通信方法。
  2. 【請求項2】 それぞれが、複数のパケット回線と、受信
    パケットの宛先に対応した新しいコネクション識別子を
    記録するためのメモリと、パケットヘッダの受信コネク
    ション識別子を前記メモリに記録された新しいコネクシ
    ョン識別子に変換する変換器と、前記新しいコネクショ
    ン識別子を基づき前記複数のパケット回線の一つに前記
    パケットを転送するスイッチを有する複数の通信ユニッ
    を有するパケット交換機におけるパケット通信方法で
    あって、 制御信号用に事前に決められたコネクションを介して発
    信側通信ユニットと着信側通信ユニット間で制御信号を
    通信することによって、前記発信側通信ユニットの入力
    パケット回線から前記着信側通信ユニットの出力パケッ
    ト回線へパケットを転送するためのコネクションを決定
    するステップと、 前記発信側通信ユニットと前記着信側通信ユニットの前
    記メモリのそれぞれに、前記決定されたコネクションに
    対応する新しいコネクション識別子を記録するステップ
    と、 受信したパケットのヘッダの前記コネクション識別子を
    前記記録ステップで記録した前記新しいコネクション識
    別子の一つに変換し、前記発信側通信ユニットで決定さ
    れたコネクションへ前記新しいコネクション識別子に従
    って前記受信パケットを転送する第1の変換ステップ
    と、及び、 前記発信側通信ユニットから受信した前記パケットのヘ
    ッダの前記コネクション識別子を前記記録するステップ
    で記録した前記新しいコネクション識別子の他の一つへ
    変換し、前記パケットを、前記着信側通信ユニットでの
    他の新しいコネクション識別子に従って出力パケット回
    線へ転送する第2の変換ステップとを有することを特徴
    とするパケット通信方法。
  3. 【請求項3】 複数の通信ユニットを有し、前記複数の通
    ユニットのそれぞれが、複数のパケット回線と、コネ
    クション識別子を記録するメモリと、前記コネクション
    識別子に従って前記パケットを交換するスイッチと、前
    記パケットへコネクション識別子を与えパケット制御
    部を有するパケット交換機におけるパケット転送方法で
    あって、 事前に決められたルールに従って、発信側通信ユニット
    の入力パケット回線から着信側通信ユニットの出力パケ
    ット回線へパケットを転送するコネクションを決定する
    ステップと、 前記発信側通信ユニットおよび前記着信側通信ユニット
    のそれぞれのメモリに記録されたコネクション情報に従
    って決められたコネクションに沿って、前記着信側通信
    ユニットへ前記パケットを転送するためのコネクション
    情報を記録するステップと、 前記発信側通信ユニットで新しいコネクション情報をパ
    ケットへ割り当てるステップと、 前記新しいコネクション情報に従って前記着信側通信
    ニットへ前記パケットを転送するステップと、 前記着信側通信ユニット前記パケットから、それに
    割り当てた前記新しいコネクション情報を取り外すステ
    ップと、 及び、 前記着信側通信ユニットから前記出力パケット回線へ前
    記パケットを出力するステップとを有するパケット転送
    方法。
  4. 【請求項4】 複数のパケット受信部分と、複数のパケッ
    ト送信部分と、それぞれがパケットに対しコネクション
    情報を変更する制御を行う複数のパケット制御部と、前
    記コネクション情報を記録する複数のメモリと、および
    前記コネクション情報に従って前記パケットを交換する
    複数のスイッチとを有するパケット交換機におけるパケ
    ット転送方法であって、 事前に決められたルールに従って、パケット受信部分か
    らパケット出力部分へパケットを転送するためのコネク
    ションを決定するステップと、 前記決定されたコネクションの上の前記パケット制御部
    のそれぞれに存在するメモリのそれぞれに記録されたコ
    ネクション情報に従ってパケット出力部分へ、パケット
    を転送するためのコネクション情報を記録するステップ
    と、 前記パケット受信部分へ接続された第1のパケット制御
    部で前記コネクション情報を前記パケットに割り当てる
    ステップと、 前記コネクション情報に従って前記パケット出力部分へ
    前記パケットを転送するステップと、 前記パケット出力部分に接続された第2のパケット制御
    部でパケットから、それに割り当てた前記新しいコネ
    クション情報を取り外すステップと、及び、 前記パケット出力部分から前記パケットネットワークへ
    前記パケットを出力するステップとを有するパケット転
    送方法。
  5. 【請求項5】 それぞれが、複数のパケット回線と、パケ
    ット内のコネクション識別子に基づきパケットをルーテ
    ィングするスイッチを有する複数の通信ユニットが通信
    回線により接続されたパケット交換機におけるパケット
    転送方法であって、 発信側通信端末に接続された第1の通信ユニットでパケ
    ットを受信するステップと、 前記第1の通信ユニットに前記通信回線を介して接続さ
    れ、かつ着信側通信端末に接続された第2の通信ユニッ
    を通して、前記発信側通信端末と前記着信側通信端末
    の間の通信用のコネクションを、前記第1の通信ユニッ
    によって、決定するステップと、 前記第1及び第2の通信ユニットのそれぞれのメモリに
    前記決定されたコネクションに対応したコネクション識
    別子を記録するステップと、 前記パケットが、前記第2の通信ユニットへルーティン
    グされるように、前記第1の通信ユニットで、前記発信
    側通信端末からの前記パケットに、前記メモリに記録さ
    れた前記コネクション識別子の1つを与えるステップ
    と、 前記第1の通信ユニットから前記第2の通信ユニット
    前記コネクション識別子を持つ前記パケットを転送する
    ステップと、 前記第2の通信ユニットで前記コネクション識別子を持
    つ前記パケットを受信するステップと、 前記パケットをその最初の形に戻すために、前記第1の
    通信ユニットによって与えられた前記コネクション識別
    子を前記パケットから取り除くステップと、及び、 前記着信側通信端末が接続される前記第2の通信ユニッ
    の前記パケット回線の1つへ前記パケットを出力する
    ステップを有するパケット転送方法。
  6. 【請求項6】 それぞれが交換手段を有する複数の通信
    ニットを有するパケット交換機におけるパケット転送方
    法であって、 発信側通信ユニットで受信したパケットを着信側通信
    ニットへ送信するために使われる、前記発信側通信ユニ
    ットと前記着信側通信ユニットの間の前記通信ユニット
    での交換手段の交換情報を、前記通信システム上の事前
    に決められたコネクションを使用して決定するステッ
    プ、及び、 前記決定された交換情報に従って前記パケットを前記発
    信側通信ユニットから前記着信側通信ユニットへ転送す
    るステップを有するパケット転送方法。
  7. 【請求項7】前記交換情報は、前記交換手段の出力ポー
    トであることを特徴とする請求項6記載のパケット転送
    方法。
  8. 【請求項8】 それぞれが交換手段を有する複数の通信
    ニットを有するパケット交換機におけるパケット転送方
    法であって、 発信側通信ユニットで受信したパケットを着信側通信
    ニットへ送信するために使われる、前記発信側通信ユニ
    ットと前記着信側通信ユニットの間の前記通信ユニット
    での新たなコネクションを、前記通信システム上の事前
    に決められたコネクションを使用して決定するステッ
    プ、及び、 前記決定された新たなコネクションに従って前記パケッ
    トを前記発信側通信ユニットから前記着信側通信ユニッ
    へ転送するステップを有するパケット転送方法。
  9. 【請求項9】 複数の通信回線に接続される複数の通信ユ
    ニットを有し、発信側通信ユニットの通信回線から受信
    したパケットを着信側通信ユニットの通信回線へ転送す
    るパケット交換機であって、 それぞれの通信ユニットは、 複数のパケット入出力インタフェースと、 受信パケットの宛先に対応する新接続識別子を蓄積する
    メモリと、 受信パケットのヘッダに含まれる接続識別子を前記メモ
    リに蓄積された新接続識別子に変換する変換器と、 前記新識別子に基づき受信パケットを複数のパケット入
    出力インタフェースの一つに転送するスイッチとを備
    え、 前記発信側通信ユニットと着信側通信ユニットとの間に
    予め設定した第1のコネクションで制御信号を通信して
    前記受信パケットを転送する第2のコネクションを決定
    すると、前記第2のコネクションが設定される複数の通
    信ユニットのメモリに、前記第2のコネクションに対応
    する新接続識別子を蓄積し、 前記発側通信ユニットの入力インタフェースでパケット
    を受信すると、前記受信パケットの接続識別子を蓄積さ
    れた新接続識別子に変換し、前記第2のコネクションが
    設定された複数の通信ユニットを介して、前記パケット
    の宛先となる着信側通信ユニットの出力インタフェース
    に出力するパケット交換機。
  10. 【請求項10】 複数の通信回線と接続される複数の通信
    ユニットを有し、発信側通信ユニットの通信回線から受
    信したパケットを着信側通信ユニットの通信回線へ転送
    するパケット交換機であって、 それぞれの通信ユニットは、 複数のパケット入出力インタフェースと、 メモリと、 受信パケットのヘッダに含まれる接続識別子を前記メモ
    リに蓄積された新接続識別子に変換する変換器と、 前記新識別子に基づき受信パケットを複数のパケット入
    出力インタフェースの一つに転送するスイッチとを備
    え、 前記発信側通信ユニットと前記着信側通信ユニットとの
    間に予め設定した第1のコネクションで制御信号を通信
    し、前記受信パケットを転送する第2のコネクションを
    決定すると、前記第2のコネクションが設定される複数
    の通信ユニットの前記メモリに、前記第2のコネクショ
    ンに対応する新接続識別子を蓄積し、 前記発側通信ユニットの入力インタフェースでパケット
    を受信すると、前記受信パケットの接続識別子を蓄積さ
    れた新接続識別子に変換し、前記受信パケット を前記第
    2のコネクションを介して前記着信側通信ユニットに転
    送し、前記着信側通信ユニットで前記新接続識別子を新
    接続識別子に再変換し、パケットの宛先となる出力イン
    タフェースに出力するパケット交換機。
  11. 【請求項11】 複数の通信回線と接続される複数のロー
    カル通信ユニットと、中継ユニットとを有し、発信側ロ
    ーカル通信ユニットの通信回線から受信したパケットを
    着信側ローカル通信ユニットが接続される通信回線へ転
    送するパケット交換機であって、 それぞれのローカル通信ユニットは、 複数のパケット入出力インタフェースと、 メモリと、 受信パケットのヘッダに含まれる接続識別子を前記メモ
    リに蓄積された新接続識別子に変換する変換器と、 前記新識別子に基づき受信パケットを複数のパケット入
    出力インタフェースの一つに転送するスイッチとを備
    え、 前記発信側ローカル通信ユニットと前記着信側ローカル
    通信ユニットとの間に予め設定した第1のコネクション
    で制御信号を通信して前記受信パケットを転送する第2
    のコネクションを決定すると、前記第2のコネクション
    が設定される複数のローカル通信ユニットの前記メモリ
    に、前記第2のコネクションに対応する新接続識別子を
    蓄積し、 前記発側ローカル通信ユニットの入力インタフェースで
    パケットを受信すると、前記受信パケットの接続識別子
    を蓄積された新接続識別子に変換し、前記第2のコネク
    ションを設定した出力インタフェースを介して前記パケ
    ットを前記中継通信ユニットに出力し、 前記中継通信ユニットは、前記新接続識別子に従い前記
    第2のコネクションで受信パケットを前記着信側ローカ
    ル通信ユニット宛に転送し、 前記着信側ローカル通信ユニットは、受信したパケット
    の接続識別子を新接続識別子に再変換し、前記パケット
    の宛先となる出力インタフェースに出力するパケット交
    換機。
  12. 【請求項12】 複数の通信回線と接続される複数の通信
    ユニットを有し、発信側通信ユニットの通信回線から受
    信したパケットを着信側通信ユニットの通信回線へ転送
    するパケット交換機であって、 それぞれの通信ユニットは、 複数のパケット入出力インタフェースと、 メモリと、 受信パケットのヘッダに含まれる接続識別子を前記メモ
    リに蓄積された新接続識別子に変換する変換器と、 前記新識別子に基づき受信パケットを複数のパケット入
    出力インタフェースの一つに転送するスイッチとを備
    え、 前記発信側通信ユニットと着信側通信ユニットとの間の
    複数のコネクションのそれぞれの空き/塞がり、または
    帯域に基づき前記受信パケットを転送する1つのコネク
    ションを選択すると、その選択したコネクションが設定
    される複数の通信装置の前記メモリに、そのコネクショ
    ンに対応する新接続識別子を蓄積し、 前記発信側通信ユニットの入力インタフェースでパケッ
    トを受信すると、その受信パケットの接続識別子を蓄積
    された前記新接続識別子に変換し、前記選択されたコネ
    クションが設定される複数の通信ユニットを介して、そ
    のパケットの宛先となる着信側通信ユニットの出力イン
    タフェースに転送するパケット交換機。
  13. 【請求項13】 複数の通信回線と接続される複数の通信
    ユニットを有し、発信側通信ユニットの通信回線から受
    信したパケットを着信側通信ユニットの通信回線へ転送
    するパケット交換機であって、 それぞれの通信ユニットは、 複数のパケット入出力インタフェースと、 メモリと、 受信パケットのヘッダに含まれる接続識別子を前記メモ
    リに蓄積された新接続識別子に変換する変換器と、 前記新識別子に基づき受信パケットを複数のパケット入
    出力インタフェースの 一つに転送するスイッチとを備
    え、 前記発信側通信ユニットと着信側通信ユニットとの間に
    設定可能な複数のコネクションのそれぞれの空き/塞が
    り、または帯域に基づき前記受信パケットを転送するコ
    ネクションを前記複数のコネクションから決定すると、
    その決定したコネクションが設定される複数の通信ユニ
    ットの前記メモリに、そのコネクションに対応する新接
    続識別子を蓄積し、 前記発信側通信ユニットの入力インタフェースでパケッ
    トを受信すると、その受信パケットの接続識別子を蓄積
    された前記新接続識別子に変換し、前記コネクションが
    設定される複数の通信ユニットを介して、そのパケット
    の宛先となる着信側通信ユニットの出力インタフェース
    に転送するパケット交換機。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のパケット交換機であ
    って、 前記コネクションの選択は、前記発信側通信ユニットと
    前記着信側通信ユニットとの間に予め設けた制御信号用
    コネクションを介して制御信号を通信して行うパケット
    交換機。
  15. 【請求項15】複数の通信回線と接続される複数の通信
    ユニットを有し、発信側通信ユニットから受信したパケ
    ットを着信側通信ユニットへ転送するパケット交換機で
    あって、 それぞれの通信ユニットは、 複数のパケット入出力インタフェースと、 メモリと、 受信パケットの接続識別子に基づき前記受信パケットを
    前記複数のパケット入出力インタフェースの一つに転送
    するスイッチとを備え、 受信パケットが前記発信側通信ユニットから前記着信側
    通信ユニットへ転送されるコネクションを決定し、前記
    コネクションを決定すると、前記コネクションが設定さ
    れる複数の通信ユニットの前記メモリに前記コネクショ
    ンに対応する新接続識別子を蓄積し、 前記受信パケットを前記発信側通信ユニットが受信する
    と、前記受信パケット の接続識別子を前記発信側通信ユ
    ニットのメモリに蓄積される新接続識別子に変換し、前
    記受信パケットは、前記発信側通信ユニットのパケット
    出力インタフェースから出力され、前記コネクションが
    設定される前記複数の通信ユニットを介して前記着信側
    通信ユニットへ転送され、前記着信側通信ユニットのパ
    ケット出力インタフェースから着信側に出力されるパケ
    ット交換機。
  16. 【請求項16】複数の通信回線と接続される複数の通信
    ユニットを有し、発信側通信ユニットから受信したパケ
    ットを着信側通信ユニットへ転送するパケット交換機で
    あって、 それぞれの通信ユニットは、 複数のパケット入出力インタフェースと、 メモリと、 受信パケットの接続識別子に基づき前記受信パケットを
    前記複数のパケット入出力インタフェースの一つに転送
    するスイッチとを備え、 受信パケットが前記発信側通信ユニットら前記着信側通
    信ユニットへ転送されるコネクションを決定し、前記コ
    ネクションを決定すると、前記コネクションが設定され
    る複数の通信ユニットの前記メモリに前記コネクション
    に対応する新接続識別子を蓄積し、 前記発信側通信ユニットが前記受信パケットを発信元か
    ら受信すると、前記受信パケットの接続識別子を前記発
    信側通信ユニットの前記メモリに蓄積される新接続識別
    子に変換し、前記受信パケットは、前記発信側通信ユニ
    ットのパケット出力インタフェースから出力され、前記
    コネクションが設定される前記複数の通信ユニットを介
    して上記着信側通信ユニットへ転送され、上記着信側通
    信ユニットのパケット出力インタフェースから着信側に
    出力され、 前記着信側通信ユニットは前記新接続識別子を接続識別
    子に再変換し、再変換された接続識別子を有する前記受
    信パケットを該受信パケットの宛先であるパケット出力
    インタフェースへ出力するパケット交換機。
  17. 【請求項17】複数の通信回線と接続された複数のロー
    カル通信ユニットと、発信側ローカル 通信ユニットから
    の受信パケットを着信側ローカル通信ユニットへ転送す
    る中継通信ユニットとを含むパケット交換機であって、 それぞれのローカル通信ユニットは、 複数のパケット入出力インタフェースと、 メモリと、 受信パケットの接続識別子に基づき前記受信パケットを
    前記複数のパケット入出力インタフェースの一つに転送
    するスイッチとを備え、 受信パケットが前記発信側ローカル通信ユニットから前
    記着信側ローカル通信ユニットへ転送されるコネクショ
    ンを決定し、前記コネクションを決定すると、前記コネ
    クションが設定される複数のローカル通信ユニットの前
    記メモリに前記コネクションに対応する新接続識別子を
    蓄積し、 前記中継通信ユニットは、前記新接続識別子に応じて前
    記コネクションを介して前記受信パケットを前記着信側
    ローカル通信ユニットに転送し、 前記着信側ローカル通信ユニットは、前記受信パケット
    の新接続識別子を前記接続識別子に再変換し、前記受信
    パケットを該受信パケットの宛先であるパケット出力イ
    ンタフェースへ出力するパケット交換機。
  18. 【請求項18】互いに接続された複数の通信ユニットを
    有し、それぞれの通信ユニットは複数のパケット入出力
    インタフェースと、受信パケットの接続識別子に基づき
    前記受信パケットを前記複数のパケット入出力インタフ
    ェースの一つに転送するスイッチとを備えているパケッ
    ト交換機において、発信側通信ユニットと接続された通
    信回線から着信側通信ユニットと接続された通信回線へ
    パケットを転送する方法であって、 前記発信側通信ユニットと前記着信側通信ユニットとの
    間に事前に設定された第一のコネクションを介して通信
    される制御信号を用いて、前記受信パケットが送信され
    る第二のコネクションを決定し、 前記第二のコネクションを決定すると、前記第二のコネ
    クションが設定される複数の通信ユニットのメモリに前
    記第二のコネクションに対応する新接続識別子を蓄積
    し、 前記発信側通信ユニットのパケット入出力インタフェー
    スにパケットが受信されると前記受信パケットの接続識
    別子を前記発信側通信ユニットのメモリに蓄積される前
    記新接続識別子に変換し、 前記第二のコネクションが設定された前記複数の通信ユ
    ニットを介して前記着信側通信ユニットに送信された前
    記受信パケットを、前記着信側通信ユニットのパケット
    出力インタフェースから出力するパケット転送方法。
  19. 【請求項19】互いに接続された複数の通信ユニットを
    含み、それぞれの通信ユニットは複数のパケット入出力
    インタフェースと受信パケットの接続識別子に基づき前
    記受信パケットを前記複数のパケット入出力インタフェ
    ースの一つに転送するスイッチとを備えているパケット
    交換機において、発信側通信ユニットと接続された通信
    回線から着信側通信ユニットと接続された通信回線へパ
    ケットを転送する方法であって、 前記発信側通信ユニットと前記着信側通信ユニットとの
    間に、事前に設定された第一のコネクションを介して通
    信される制御信号を用いて、前記受信パケットが送信さ
    れる第二のコネクションを決定し、 前記第二のコネクションを決定すると、前記第二のコネ
    クションが設定される複数の通信ユニットのメモリに前
    記第二のコネクションに対応する新接続識別子を蓄積
    し、 前記発信側通信ユニットのパケット入力インタフェース
    にパケットが受信されると、前記受信パケットの接続識
    別子を前記発信側通信ユニットのメモリに蓄積される新
    接続識別子に変換し、 前記受信パケットを、前記第二のコネクションを介して
    前記着信側通信ユニットに転送し、 前記着信側通信ユニットにおいて前記新接続識別子は前
    記接続識別子に再変換し、 前記受信パケットの宛先である前記着信側通信ユニット
    のパケット出力インタフェースへ転送することを特徴と
    するパケット転送方法。
  20. 【請求項20】 中継通信ユニットと接続された複数のロ
    ーカル通信ユニットを含み、前記中継ユニットと前記複
    数のローカル通信ユニットのそれぞれは複数のパケット
    入出力インタフェースと、受信パケットの接続識別子に
    基づき前記受信パケットを前記複数のパケット入出力イ
    ンタフェースの一つに転送するスイッチとを備えている
    パケット交換機において、発信側ローカル通信ユニット
    と接続される通信回線から着信側ローカル通信ユニット
    と接続される通信回線へパケットを転送する方法であっ
    て、 前記発信側ローカル通信ユニットと前記着信側ローカル
    通信ユニットとの間に事前に設定された第一のコネクシ
    ョンを介して通信される制御信号を用いて前記受信パケ
    ットが送信される第二のコネクションを決定し、 前記第二のコネクションを決定すると、前記第二のコネ
    クションが設定される複数のローカル通信ユニットのメ
    モリに前記第二のコネクションに対応する新接続識別子
    を蓄積し、 前記発信側ローカル通信ユニットのパケット入力インタ
    フェースがパケットを受信すると、前記受信パケットの
    接続識別子を、前記発信側ローカル通信ユニットによ
    り、前記発信側ローカル通信ユニットのメモリに蓄積さ
    れる新接続識別子に変換し、 前記発信側ローカル通信ユニットからの前記受信パケッ
    トを前記第二のコネクションが設定されるパケット入力
    インタフェースを介して前記中継通信ユニットに出力
    し、 前記中継通信ユニットにより、前記受信パケットを前記
    新接続識別子に応じた前記第二のコネクションを介して
    前記着信側ローカル通信ユニットに転送し、 前記着信側ローカル通信ユニットにより、前記受信パケ
    ットの前記新接続識別子を前記接続識別子に再変換し、
    前記受信パケットを該受信パケットの宛先である前記着
    信側ローカル通信ユニットの前記パケット出力インタフ
    ェースに出力するパケット転送方法。
  21. 【請求項21】互いに接続された複数の通信ユニットを
    含み、それぞれの通信ユニットは複数のパケット入出力
    インタフェースと、受信パケットの接続識別子に基づき
    前記受 信パケットを前記複数のパケット入出力インタフ
    ェースの一つに転送するスイッチとを備えているパケッ
    ト交換機において、発信側通信ユニットから着信側通信
    ユニットへパケットを転送する方法であって、 前記発信側通信ユニットから前記着信側通信ユニットへ
    前記受信パケットが転送されるコネクションを決定し、 前記コネクションを決定すると、前記コネクションが設
    定される複数の通信ユニットのメモリに前記コネクショ
    ンに対応する新接続識別子を蓄積し、 前記発信側通信ユニットによって発信元から前記受信パ
    ケットを受信すると、 前記受信パケットの接続識別子を前記発信側通信ユニッ
    トのメモリに蓄積される前記新接続識別子に変換し、 前記受信パケットを前記発信側通信ユニットの前記パケ
    ット出力インタフェースから出力し、 前記受信パケットを前記コネクションが設定される前記
    複数の通信ユニットを介して前記着信側通信ユニットに
    転送し、 前記受信パケットを前記着信側通信ユニットのパケット
    出力インタフェースから宛先へ出力するパケット転送方
    法。
  22. 【請求項22】互いに接続された複数の通信ユニットを
    含み、それぞれの通信ユニットは複数のパケット入出力
    インタフェースと受信パケットの接続識別子に基づき前
    記受信パケットを前記複数のパケット入出力インタフェ
    ースの一つに転送するスイッチとを備えているパケット
    交換機において、発信側通信ユニットから受信したパケ
    ットを着信側通信ユニットへ転送する方法であって 前記発信側通信ユニットから前記着信側通信ユニットへ
    前記受信パケットが送信されるコネクションを決定し、 前記コネクションを決定すると、前記コネクションが設
    定される複数の通信ユニットのメモリに前記コネクショ
    ンに対応する新接続識別子を蓄積し、 前記発信側通信ユニットによって発信元から前記受信パ
    ケットを受信すると、前記受信パケットの接続識別子を
    前記発信側通信ユニットのメモリに蓄積される前記新接
    続識別子に変換し、 前記受信パケットを前記発信側通信ユニットのパケット
    出力インタフェースから出力し、 前記着信側通信ユニットが前記受信パケットの前記新接
    続識別子を前記接続識別子に再変換し、前記再変換され
    た接続識別子を有する前記受信パケットを宛先に転送す
    ることにより前記着信側通信ユニットのパケット出力イ
    ンタフェースから前記受信パケットを前記宛先へ出力す
    ることによって、前記受信パケットを前記コネクション
    が設定される前記複数の通信ユニットを介して前記着信
    側通信ユニットに転送するパケット転送方法。
  23. 【請求項23】中継通信ユニットと接続された複数のロ
    ーカル通信ユニットとを含み、前記中継通信ユニットお
    よび前記複数のローカル通信ユニットのそれぞれは複数
    のパケット入出力インタフェースと、受信パケットの接
    続識別子に基づき前記受信パケットを前記複数のパケッ
    ト入出力インタフェースの一つに転送するスイッチとを
    備えているパケット交換機において、発信側ローカル通
    信ユニットから受信したパケットを着信側ローカル通信
    ユニットへ転送する方法であって、 前記受信パケットが前記発信側ローカル通信ユニットか
    ら前記着信がローカル通信ユニットへ転送されるコネク
    ションを決定し、 前記コネクションを決定すると、前記コネクションが設
    定される複数のローカル通信ユニットのメモリに前記コ
    ネクションに対応する新接続識別子を蓄積し、 前記発信側ローカル通信ユニットによって発信元から前
    記受信パケットを受信すると、前記受信パケットの接続
    識別子を前記発信側ローカル通信ユニットのメモリに蓄
    積される新接続識別子に変換し、 前記コネクションが設定される前記発信側ローカル通信
    ユニットのパケット出力インタフェースを介して前記受
    信パケットを前記中継通信ユニットに出力し、 前記中継通信ユニットによって、前記受信パケットを前
    記新接続識別子に応じた前記コネクションを介して前記
    着信側ローカル通信ユニットに転送し、 前記着信側ローカル通信ユニットによって、前記受信パ
    ケットの前記新接続識別子を前記接続識別子に再変換
    し、 再変換された接続識別子を有する前記受信パケットを該
    受信パケットの宛先で ある前記着信側ローカル通信ユニ
    ットの前記パケット出力インタフェースに出力するパケ
    ット転送方法。
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