JPH1084344A - Atm交換機の診断方式 - Google Patents

Atm交換機の診断方式

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JPH1084344A
JPH1084344A JP8236068A JP23606896A JPH1084344A JP H1084344 A JPH1084344 A JP H1084344A JP 8236068 A JP8236068 A JP 8236068A JP 23606896 A JP23606896 A JP 23606896A JP H1084344 A JPH1084344 A JP H1084344A
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JP8236068A
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English (en)
Inventor
Takayuki Kishida
高幸 岸田
Masatoshi Takita
雅敏 瀧田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は複数段の装置からなるATM交換機の
診断方式に関し,試験セルの確認を段階を追って行うこ
とができ,試験セルによりユーザの通信に影響を少なく
することができることを目的とする。 【解決手段】複数段の各装置内に試験セルをカウントす
るセルカウンタと試験セルを停止させるセル停止回路と
を設け,試験セル発生受信装置を複数段の端部の装置に
接続し,診断対象となる装置に折り返し回路を設ける。
制御装置から診断の対象となるパスのVPI/VCI
を,試験セル発生受信装置,診断の対象となるパスの区
間に関係する装置内のセルカウンタ及びセル停止回路に
指示し,駆動するセルカウンタ及びセル停止回路を選択
して,試験セル発生受信装置から所定数の試験セルを送
出し,各セルカウンタのカウント値を読み出して,送出
セル数及び各カウント値を比較することにより診断する
よう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM交換機におけ
る診断方式に関する。近年,BISDN(Broad-bandI
SDN)に対応する交換機としてATM(Asynchronous
Transfer Mode) 交換機が利用されるようになった。こ
のATM交換機では, セル(53オクテット)単位で高
速のスイッチングが行われるため,高い信頼性を維持す
ることが要求されている。また,障害が発生した場合に
障害発生個所を特定するための診断を効率的に行うこと
が求められている。
【0002】
【従来の技術】図5は従来例の説明図である。図5に
は,交換機のスイッチを構成する各装置(例えば,集線
部,スイッチ部等)が示され,各装置は二重化され,交
換機の最初の段は装置A,装置Bで構成され,次の段は
装置C,最後の段は装置D,装置Eにより構成され,そ
れぞれ0系と1系の2つの装置が設けられている。な
お,各装置には図では1本の線路により示すが実際には
上りと下りの双方向の線路が設けられている。
【0003】このような構成において,診断対象装置と
して装置D(1系)を選んだ場合の従来の診断方式を動
作順に説明する。 (1) セル発生受信装置80から,試験用セルを発生す
る。この場合,試験セルは,ATMセルの構成を備え,
5バイトのヘッダと48バイトのペイロードとで構成さ
れる。試験セルのヘッダには診断対象の装置Dと接続す
るパスに対応するVPI/VCIが設定され,これによ
り図5にで示すルートを通って診断対象の装置Dにセ
ルが到達する。
【0004】(2) 1系の診断対象の装置Dに対し試験セ
ルの折り返しの経路が形成され,のルートで試験セル
をセル発生受信装置80で回収できるようにパスを設定
する。
【0005】(3) パスを設定した後にセル発生受信装置
80から試験用セルを送出すると,のルートで装置D
に達して折り返しの経路を通ってのルートにより試験
セルがセル発生受信装置80に回収される。この時,送
出したセルの数と,回収したセルの数を比較して,正常
にセルが導通したか否かをチェックする。
【0006】(4) 上記の(1) 〜(3) までの処理を行う
と,のルートで診断対象の装置Dを通り,装置C,装
置Aを経由してセル発生受信装置80までセルが達する
が,この場合,送出セル数と受信セル数が等しければ正
常であるが,送出した試験セル数より受信した試験セル
数が少ない場合や,送出数より受信数の方が多い場合に
は,ルート上の何れかの装置で異常があることを検出す
ることができる。なお,送出したセル数より受信したセ
ル数の方が多い場合としては,セルをコピーする機能が
異常になった場合等に起きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例によれ
ば,試験セルの送出数と受信数の不一致が検出された場
合に,往復の,のルート上の何れか一部の障害か,
診断対象装置Dにおける障害かの何れであるか識別する
ことができないという問題があった。
【0008】また,装置Dの障害内容によってはセルが
増幅(セルをコピーする動作が異常に起きた場合)され
ると,装置Cの許容量を越えたセルが装置Cに入力する
可能性がある。その場合,正常にサービスを受けている
ユーザの帯域を圧迫してしまいシステムのサービス継続
性を失わせ,信頼性を低下させることになってしまうと
いう問題があった。
【0009】本発明は試験セルの確認を段階を追って行
うことができ,試験セルによりユーザの通信に影響を少
なくすることができるATM交換機の診断方式を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図である。図1のA〜Dは本発明によるATM交換機診
断のための構成と手順を示し,この構成では,簡略化の
ため試験セル発生受信装置と,セルが通過する通過装置
と診断対象装置の3つのブロックだけを示す。
【0011】図中,1は試験セル発生受信装置,2はA
TM交換機内のセルの通過装置,3はATM交換機内の
診断対象装置,4〜4”及び5〜5”は各ATM交換機
の各装置に組み込まれた回路であり,4,4’,4”は
通過したセル(指定されたセル)数をカウントするセル
カウンタ,5,5’,5”は指定されたセルを停止(セ
ルを無効化または廃棄することと同義)させてその後の
伝送路のトラヒックに影響を与えないようにするセル停
止回路,6は折り返し回路である。
【0012】図1のAに示す第1の段階では,診断対象
装置3の内部に設けられたセルカウンタ4に対し図示省
略された制御装置から試験セルをカウンタするよう指示
し,セル停止回路5に対し試験セルを停止する(セルを
無効化,または廃棄する)よう指示し,試験セル発生受
信装置1の発生部1aから特定のパスが指定(セルのヘ
ッダのVPI/VCIで指定)された試験セルを発生す
る。試験セルのヘッダには試験セルを表す1ビットの表
示ビットがセットされている。この試験セルはセルカウ
ンタ4において試験セルをカウントして,セル停止回路
5で試験セルを停止する。これにより,発生部1aで発
生する試験セル数は指定された個数であるため,セルカ
ウンタ4でカウントした値を検出することにより通過装
置2を介して診断対象装置3にセルが伝達されたか否か
を判別して,試験セルがパス上を正常に伝送されたかの
診断をすることができる。この時,セル停止回路5によ
り試験セルが停止されるため,それ以降の伝送路上には
試験セルが存在しないため他の通信に影響を与えない。
【0013】Bに示す第2の段階では,診断対象装置3
内の折り返し回路6を制御装置(図示せず)からの制御
により駆動して折り返しの経路を設定して上りのパスを
下りのパスへ折り返し,更に診断対象装置3内の下りの
パス(上りのパスに対応する)上に別のセルカウンタ
4’とセル停止回路5’を接続する。この状態で試験を
行う場合,セル停止回路5を動作させずにセルカウンタ
4,4’及びセル停止回路5’を駆動するよう制御す
る。試験セル発生受信装置1の発生部1aからセルを発
生して,診断対象装置3のセルカウンタ4及び4’で試
験セルをカウントし,セル停止回路5で試験セルを停止
する。この場合,発生部1aから発生した試験セルの個
数と,セルカウンタ4,セルカウンタ4’のカウント値
を比較して,折り返しを含むパスを診断することができ
る。
【0014】Cに示す第3の段階では,上記Bで形成し
た折り返しの経路を通過装置2まで延ばした場合であ
り,通過装置2に備えられたカウンタ”とセル停止回路
5”を駆動し,セル停止回路5,5’は駆動しないで,
試験セル発生受信装置1の発生部1aから試験セルを発
生する。この状態では,診断対象装置3のセルカウンタ
4,4’及び通過装置のセルカウンタ4”が駆動される
ため,発生部1aで発生した試験セルの個数,各セルカ
ウンタ4,4’及び4”のカウント値を判別することで
通過装置2のセルカウンタ4”までのパスの状態を診断
することができる。
【0015】Dに示す第4の段階では,折り返しの経路
を試験セル発生受信装置1の受信部1bまで接続する。
この場合,各セル停止回路5,5’及び5”を駆動しな
いで,各セルカウンタ4,4’及び4”を駆動して,試
験セル発生受信装置1の発生部1aから試験セルを発生
し,折り返しの経路を介して戻ってきた試験セルは受信
部1bで回収されカウントされる。これにより,試験セ
ル発生受信装置1において,発生した試験セルの数と回
収した試験セルの数を判別することにより上りと下りを
合わせたパスを診断することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図2は実施例の構成図である。図
2において,10は上記図1の試験セル発生受信装置1
に対応し試験セルの発生と受信を行う試験セル発生装
置,11,13は多数の回線または中継線のセルの多重
化と分離を行う集線機能共通部,12はセルのスイッチ
ングを行うスイッチング部,14は端末または中継線と
接続する回線対応部140と,二重化された集線機能共
通部13と接続するインタフェース(IF)141,1
42とを備えた回線対応装置部,15は各部と制御線に
より接続され,それぞれを制御すると共に,診断を行う
ための制御と結果データの収集と判別を行う制御装置で
ある。
【0017】図2の構成では,集線機能共通部11,ス
イッチング部12及び集線機能共通部13はそれぞれ0
系(#0で表す)と1系(#1で表す)の二重化された
装置であるが,試験セル発生装置10と回線対応装置部
14は端末または中継線に対して1つ設けられる装置
(一重化)である。
【0018】集線機能共通部11からスイッチング部1
2,集線機能共通部13,及び回線対応装置部14から
端末(または中継線)へセルを伝送する方向を下りと
し,逆方向を上りとする。二重化装置では,同じセルが
0系と1系の集線機能共通部11,スイッチング部12
及び集線機能共通部13のパスp1,p3を通って回線
対応装置部14へ入力され,回線対応部140の選択部
S1において何れか一方が選択される。通常は,その時
のメイン系のパスのセルが選択され,図2の例では0系
をメイン系とすると,0系の下りのパスp1の信号が選
択されて,端末(または中継線)へ送出される。また,
回線対応装置部14からの上りのセルは,回線対応部1
40から同じセルが2つの系に対応するインタフェース
(IF)141,142の両方の上りのパスp2,p4
へ送出されるが,折り返し回路が駆動される場合は,
選択部S2が動作してp2への経路を切ってp4への経
路だけ選択される。
【0019】図2の集線機能共通部11,スイッチング
部12,集線機能共通部13及び回線対応装置部14に
備えられたはセルカウンタ(図1の4に対応),は
セル停止回路(図1の5に対応)を表し,回線対応装置
部14に設けられたは同一系内で折り返し経路を形成
する折り返し回路,は異なる系間での折り返し経路
(及び同一系間の折り返しを含む)を形成する折り返し
回路である。
【0020】各折り返し回路,は,下りのパスを伝
送する試験セルを上りのパスに送出する機能を備える
が,試験セルのヘッダに設定されたVPI/VCIは,
下りのパスと,上りのパスでは異なるため,各折り返し
回路は予め制御装置15から入力するセルのVPI/V
CIに対応して出力する(折り返される)セルのVPI
/VCIが指定されており,その指定に対応してVPI
/VCIの変換を行う。
【0021】なお図2には,集線機能共通部13の0系
と1系の片方向のパスp1,p4に接続するセルカウン
タ,セル停止回路だけが示されているが,反対方向
のパスP2,p3にも同様に,が設けられ,更に他
の集線機能共通部11やスイッチング部12にも同様に
,の各回路が予め必要な数だけ設けられている。
【0022】図2のようなATM交換機の構成におい
て,障害が発生した場合に試験セル発生装置10から,
特定のパスに対応するVPI/VCIをヘッダ(5バイ
ト)内に設定し,ペイロード(48バイト)内に試験セ
ルを表示するビットを含む試験セルを発生するよう制御
装置15から試験セル発生装置10に指示し,診断対象
装置の前後の装置のカウンタに対しカウントすべき試
験セル(特定のVPI/VCIを持ち試験セルの表示を
持つ)を指定すると共に試験セルを停止させる位置のセ
ル停止回路を指定して駆動させる。
【0023】図2の構成に対しても,障害の発生個所が
明確でない場合には上記図1に示す原理により順番に診
断の範囲を変えることにより障害発生の原因となる装置
や,装置間の接続部分等を判別することができるが,以
下の説明では診断対象を回線対応装置部14として,回
線対応装置部14の1系のインタフェース142と上り
側の1系の集線機能共通部13が接続する部分にセルを
増幅するような障害がある場合について診断動作を順を
追って説明する。
【0024】(1) 診断対象装置である回線対応装置部1
4に対して,制御装置15から折り返しポイントとし
て,の折り返し部を駆動して0系から1系への折り返
し経路を形成すると共に,0系のインタフェース141
内の折り返し回路を駆動して0系内で折りかえし経路
を形成する。この時,選択部S1,S2は図2に示す状
態にすると0系の下りのパスp1から1系の上りのパス
p4へ折り返される。また, 回線対応装置部14内の回
線対応部140に備えられた上りのセル停止回路と,
1系の集線機能共通部13内のセル停止回路を駆動状
態に設定する。
【0025】(2) 試験セル発生装置10から試験セルを
診断対象装置である回線対応装置部14に対して送出す
る。この場合は,回線対応装置部14に達するまでのル
ートは診断対象装置が障害になっていても影響を受けな
いので問題はない。
【0026】(3) 上記(2) により予め決められた個数の
試験セルを送出した後,送出を止めて,制御装置15か
ら集線機能共通部13の0系の下りのパスp1のセルカ
ウンタと,インタフェース141の折り返し回路に
より接続された0系の上りのパスp2のセルカウンタ
(図示省略)及び回線対応装置部14の回線対応部14
0の下り側のセルカウンタの各計数値を取り出して比
較する。
【0027】(4) この例では,上記0系の下りのパスp
1,0系の上りのパスp2及び回線対応部の各セルカウ
ンタの一致が検出されるため,0系の下りのパスp1と
上りのパスp2について集線機能共通部13と回線対応
装置部14のインタフェース141の間に異常はないこ
とが確認される。
【0028】(5) また,回線対応装置部14内の折り返
し部で折り返した後の1系の集線機能共通部13の上
りのセルカウンタの値と,回線対応装置部14内の回
線対応部140の下り側のカウンタ(折り返し前のカ
ウンタ)の値のそれぞれと,試験セル発生装置10から
の送出セル数とを比較する。
【0029】(6) 上記の比較について, この例のように
回線対応装置部14のインタフェース142と集線機能
共通部13の上り側にセルを増幅する障害がある場合
は,回線対応装置部14の回線対応部140の上りのセ
ルカウンタのカウント値と送出セル数は同じである
が,1系の集線機能共通部13の上りのセルカウンタ
のカウント値が送出セル数と異なることが確認される。
【0030】(7) 従って,回線対応装置部14の1系の
インタフェース141と1系の集線機能共通部13の間
に障害があることが判明する。この例のように,セル増
幅の障害の場合,セル停止回路がなければ回線対応装
置部14によってセルが増幅され障害が無い装置に対し
て悪影響を及ぼすことになる。すなわち,予定外のセル
が流入されることで帯域が圧迫され,集線機能共通部1
3に接続されたその他の回線対応装置部14の加入者の
帯域申告値を維持できなくなる。また,0系,1系との
間に透過セル数の差分が出てしまい二重化装置とはいえ
ない状態になるが,各部のセル停止回路を診断対象の
区間に応じて駆動することによりこのような影響を無く
すことができる。
【0031】上記の診断動作は,回線対応装置部14を
対象装置として0系側の下りのパスを折り返して1系の
パスに折り返して行っているが,逆に1系側から0系側
への折り返しを行うことにより,同様の診断を行うこと
ができる。
【0032】図3はセルカウンタの構成例である。図3
において,40はVPI/VCIセルカウンタ,41は
アンド回路,42は微分回路,43はリードレジスタ,
である。VPI/VCIセルカウンタ40は,カウンタ
・リセット信号の立ち上がりを微分回路42で検出する
ことによりリセットされる。その後,アンド回路41の
一方のVPI/VCI・En信号は,伝送路に入力され
たセルが試験セルであることを表すビットがヘッダに設
定され,ヘッダのVPI/VCIが,予め制御装置(図
2の15)から指定されたVPI/VCIと一致したこ
とを表す信号であり,アンド回路41の他方の入力であ
るカウント開始信号は開始により“H”に保持される。
これにより,指定されたVPI/VCIをヘッダに持
ち,試験ビットが“1”に設定された試験セルが入力さ
れる毎にVPI/VCIセルカウンタ40のEN(イネ
ーブル)端子が駆動されてカウントを行う。リードレジ
スタ43はリード(Read) 信号の入力によりEN端子が
駆動されると,VPI/VCIセルカウンタ40のカウ
ント値が設定されて出力される。
【0033】本発明で使用するセル停止回路(図2の
)は,セルを無効化(またはセルの廃棄)と同じ機能
であり,実際にはセルヘッダ内にセルの有効・無効を表
すビットを設け,セル停止回路において予め制御装置か
ら指定されたセルの有効・無効を表すビットを無効状態
にセットする動作が行われる。
【0034】次に図4は実施例の構成による他の診断動
作の例を示す。図4に示す符号10〜15は上記図2に
示す同じ符号と名称及び機能は同じであり,説明を省略
する。但し,図4には0系の下りのパスp1と1系の上
りのパスp4だけ示し,これに対応して回線対応装置部
14のインタフェース141,142の内部を簡単化し
て示す。
【0035】この診断動作の例では,回線対応装置部1
4内で障害が有るが,回線対応部140にあるのか,イ
ンタフェース141,142の何れにあるか特定できな
い場合の診断動作であり,以下に順を追って説明する。
【0036】(1) 診断対象装置である回線対応装置部1
4に対して制御装置15から折り返しポイントを設定
し,回線対応装置部14の回線対応部141のセル停止
回路を駆動状態(停止動作を行う状態)に設定する。
この場合の折り返しポイントは,回線対応装置部14の
系間の折り返しを行う折り返し回路である。
【0037】(2) 試験セル発生装置10から試験セルを
診断対象装置である回線対応装置部14に対して送出す
る。この場合は,診断対象装置が障害になっていても影
響を受けないので問題ない。
【0038】(3) 予め決められた個数の試験セルを送出
した後,制御装置15から集線機能共通部13のセルカ
ウンタと回線対応装置部14の下り側のインタフェー
ス141のカウンタを読み出して,送出セル数と比較
する。この例では,障害個所が含まれていないので同じ
であることが確認できる。
【0039】(4) 回線対応装置部14で折り返した後の
インタフェース142の上りのパスのセルカウンタと
1系の集線機能共通部13のセルカウンタの各値と,
送出セル数を比較する。
【0040】(5) この例では,0系の場合は全てのセル
カウンタが同じであることが確認されるが,1系の場合
は回線対応装置部14のインタフェース142のセルカ
ウンタの値と送出セル数が違うことが確認される。
【0041】(6) 回線対応装置部14内の回線対応部1
40の各セルカウンタと送出セル数が同じであること
が確認される。 (7) この結果から,回線対応装置部14内の回線対応部
140とインタフェース142の間に障害があることが
確認でき,この試験中にシステムには悪影響を及ぼすこ
となく診断を実施することができる。
【0042】回線対応装置部14の回線対応部140の
折り返し回路により,0系の下りのパスを1系の上り
のパスp4に折り返すことにより,0系をメイン系とし
た場合に折り返しの経路がサブ系(予備系)を通るた
め,折り返しによりユーザのセルの伝送に与える影響を
少なくすることができる。
【0043】上記の図2に示す構成において,回線対応
装置部14内のインタフェース141内に設けられた,
折り返し回路は0系の下りのパスp1と上りのパスp
2の間で折り返し経路を形成して診断を行う場合に使用
する。同様に,インタフェース142内に設けられた折
り返し回路も1系の下りのパスp3と上りのパスp4
との間で折り返しを行う場合に使用する。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば以下のような効果を奏す
る。 (1) 診断を行った時に試験セルを障害発生装置において
セル増幅が発生してもセル入力を抑止することができ
る。
【0045】(2) 診断実行時に障害発生装置からのセル
誤配送を抑止することができる。 (3) 診断実行時にセルの停止(廃棄)位置を変化させる
ことにより障害個所を特定化することが可能となる。
【0046】(4) 診断実行時にポイント・ツウ・ポイン
トの試験で誤配送の障害試験を行ってもシステムへの影
響を与えることなく実施することができる。 (5) 診断実行時にポイント・ツウ・マルチポイントの試
験で誤配送の障害試験を行ってもシステムへ影響を与え
ることなく試験を実施することが可能となる。
【0047】(6) 診断実行時に障害発生装置からのセル
増幅により加入者への帯域圧迫を抑えることができる。 (7) 診断実行時に,ユーザセルと試験セルを別々に制御
して試験セルだけを透過させることにより試験セルと認
識されないようなセルに対して抑止することができ,シ
ステムへの影響を低減でき,信頼性の向上を図ることが
できる。
【0048】(8) 診断時に,メイン系に影響を与えるこ
とがないようにサブ系からセルの回収を行うことでシス
テムの信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】実施例の構成図である。
【図3】セルカウンタの構成例である。
【図4】実施例の構成による他の診断動作の例を示す図
である。
【図5】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 試験セル発生受信装置 1a 発生部 1b 受信部 2 ATM交換機内のセルの通過装置 3 ATM交換機内の診断対象装置 4〜4” セルカウンタ 5〜5” セル停止回路 6 折り返し回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数段の装置からなるATM交換機の診
    断方式において,複数段の各装置内に試験セルをカウン
    トするセルカウンタと試験セルを停止させるセル停止回
    路とを備え,試験セルを発生すると共に受信する試験セ
    ル発生受信装置を前記複数段の端部の装置に接続し,各
    部を制御する制御装置から診断の対象となるパスのVP
    I/VCIを,前記試験セル発生受信装置,及び診断の
    対象となる前記パスの区間に関係する装置内のセルカウ
    ンタ及びセル停止回路に指示すると共に駆動するセルカ
    ウンタ及びセル停止回路を選択して,前記試験セル発生
    受信装置から所定数の試験セルを送出し,各セルカウン
    タのカウント値を読み出して,送出セル数及び各カウン
    ト値を比較することにより診断することを特徴とするA
    TM交換機の診断方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記ATM交換機を
    構成する複数段の装置の中の端末または中継線が接続さ
    れる装置内に下りのパスを上りのパスに折り返す折り返
    し回路を設け,前記複数段の装置の中の前記端末または
    中継線が接続される装置と反対側の終段の装置に前記試
    験セル発生受信装置を接続し,前記制御装置からの制御
    により前記折り返し回路を駆動すると共に,各装置の下
    りと上りの折り返し経路上の診断対象となる区間に関係
    するセルカウンタ及びセル停止回路を駆動して,前記試
    験セル発生受信装置から試験セルを発生することを特徴
    とするATM交換機の診断方式。
  3. 【請求項3】 請求項1において,前記ATM交換機
    は,端末または中継線が接続された回線対応装置部と,
    回線対応装置部に接続され,それぞれが二重化された一
    方の集線機能共通部,スイッチング部及び他方の集線機
    能共通部の各装置により構成され,前記回線対応装置部
    に集線機能共通部の一方の系からの下りのパスを他方の
    系の上りのパスへ折り返す折り返し回路を設け,制御装
    置は,診断時に前記折り返し回路を設定し,各装置の一
    方の系の下りのパス及び折り返し後の他方の系の経路上
    の診断対象となる区間に関係するセルカウンタ及びセル
    停止回路を選択して駆動し,前記試験セル発生受信装置
    から試験セルを発生することを特徴とするATM交換機
    の診断方式。
  4. 【請求項4】 請求項3において,前記回線対応装置部
    は,端末または中継線と接続する回線対応装置部と前記
    二重化された各集線機能共通部とを接続するための2つ
    のインタフェースを備え,前記各インタフェースには,
    それぞれ自系の集線機能共通部からの下りのパスを自系
    の上りのパスへ折り返す折り返し回路を備え,制御装置
    は,診断時に前記折り返し回路を設定し,各装置の同一
    系の下りのパス及び折り返し経路上の診断対象となる区
    間に関係するセルカウンタ及びセル停止回路を選択して
    駆動し,前記試験セル発生受信装置から試験セルを発生
    することを特徴とするATM交換機の診断方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014103509A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Nec Commun Syst Ltd 交換機、交換機の試験方法、及び、試験プログラム

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