JP6110631B2 - 建物の間仕切壁構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の間仕切壁構造に関するものである。
住宅等の建物において、屋内空間を仕切る間仕切壁は、壁下地とその壁下地を挟んで対向する一対の壁面材とを含んで構成されている。ここで、一対の壁面材の間の空間が、電気配線を敷設することが可能な配線スペースとして使用されることがある。例えば、壁下地材が、一対の縦フレーム材とそれら縦フレーム材を連結する横フレーム材とを有している構成において、電気配線を挿通させるための挿通孔を縦フレーム材や横フレーム材に形成する、という技術がある(例えば特許文献1)。この技術では、一対の壁面材の間において、電気配線を縦フレーム材や横フレーム材と交差させた状態で敷設することが可能になっている。
特開2009−256936号公報
しかしながら、縦フレーム材や横フレーム材に挿通孔が形成されている構成では、挿通孔に対して電気配線をその先端から挿通させる必要があり、電気配線の敷設作業に手間がかかる可能性が高い。例えば、天井に形成した引き出し口から電気配線を下方に向けて引き出し、その電気配線を間仕切壁内に敷設する作業においては、引き出し口から下方に引き出した電気配線を再び持ち上げて、横フレーム材や縦フレーム材の挿通孔に先端から挿し入れる必要があり、天井の引き出し口から電気配線を引き出す作業と、横フレーム材や縦フレーム材の挿通孔に電気配線を挿通する作業とを、別々に繰り返し行うという手間がかかってしまう。
そこで、縦フレーム材や横フレーム材に、一対の壁面材のうち一方の壁面材に向けて開放された切り欠き部を形成し、その切り欠き部に電気配線を通すことが考えられる。この場合、電気配線を縦フレーム材や横フレーム材に交差させた状態で延ばしておき、その電気配線を切り欠き部の開放側からその切り欠き部の内部に入れ込むことで、電気配線をその先端から切り欠き部に通さなくても切り欠き部に電気配線を通した状態にすることができる。
ところが、縦フレーム材や横フレーム材に切り欠き部が形成されている構成では、その切り欠き部の開放側に配置させる壁面材を縦フレーム材や横フレーム材にビス固定する際に、ビスの打ち込み位置が切り欠き部に重なっていると、壁面材を貫通したビスが切り欠き部に侵入して電気配線を傷つけることが懸念される。
本発明は、間仕切壁内への電気配線の敷設作業を容易化することができ、しかも、その電気配線が壁面材の取り付け作業に伴って傷つくということを抑制できる建物の間仕切壁構造を提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。
第1の発明の建物の間仕切壁構造は、一対の壁面材の間に壁下地が配置され、前記一対の壁面材の間の離間部分が、電気配線を敷設することが可能な配線スペースとされている建物の間仕切壁構造であって、前記壁下地は、前記配線スペースに沿って並べられた複数の下地部を有し、複数の前記下地部のうち隣り合う下地部の間の離間部分が、前記配線スペースに敷設された前記電気配線が通される配線通し部とされており、前記電気配線が通されている前記配線通し部には、該電気配線を保護するためのカバー部材が取り付けられており、前記一対の壁面材のうち一方の壁面材は、他方の壁面材よりも先に前記壁下地に取り付けられる先付け面材であり、他方の壁面材は、前記先付け面材が前記壁下地に取り付けられた後に前記壁下地に取り付けられる後付け面材であり、前記カバー部材は、前記後付け面材側から前記配線通し部を覆う被覆部を有しており、前記配線通し部は、前記壁下地に前記先付け面材が取り付けられ且つ該壁下地に前記後付け面材が取り付けられていない状態で、前記先付け面材とは反対側に向けて開放され、且つその開放側から前記カバー部材を取り付けることが可能になっていることを特徴とする。
第1の発明によれば、後付け面材が壁下地に取り付けられていない状態では、配線通し部は後付け面材の取り付け側に向けて開放されているため、電気配線を後付け面材の取り付け側から配線通し部内に通すことができる。この場合、電気配線を配線通し部に先端から通す必要がなく、電気配線の敷設に際して作業負担を低減できる。しかも、配線通し部に電気配線を通した後には、その配線通し部にカバー部材を取り付けることで、カバー部材の被覆部により配線通し部の開放側が覆われた状態になる。このため、後付け面材を下地部に対してビス固定する際に、ビスの打ち込み位置が下地部に対して上下左右にずれて配線通し部に重なったとしても、そのビスが配線通し部に侵入することをカバー部材により規制できる。したがって、間仕切壁内への電気配線の敷設作業を容易化することができ、しかも、その電気配線が壁面材の取り付け作業に伴って傷つくということを抑制できる。
第2の発明では、第1の発明において、前記隣り合う下地部は、前記壁面材に沿って横並びに配置されており、前記カバー部材は、前記下地部の上面に対して引っ掛けられている引っ掛け部を有しており、該引っ掛け部が前記隣り合う下地部のそれぞれに引っ掛けられていることで、前記隣り合う下地部に架け渡された状態になっている。
第2の発明によれば、カバー部材を配線通し部に取り付ける際に、引っ掛け部を下地部に上から引っ掛けるという容易な作業により、カバー部材を隣り合う下地部に対して装着することができる。なお、この場合、カバー部材を下地部に対してビス等により必ずしも固定する必要はなく、配線通し部の開放側から壁面材を取り付けることが、下地部に対するカバー部材の引っ掛け状態を保持することにもなる。
なお、カバー部材は、引っ掛け部が隣り合う下地部のそれぞれに固定されていることで、それら下地部を連結していることが好ましい。この場合、間仕切壁における配線通し部が形成された部分の強度をカバー部材により高めることができる。したがって、仮に、間仕切壁の下地に配線通し部を形成したことで間仕切壁の強度が低下するということを抑制できる。
第3の発明では、第2の発明において、前記被覆部は、前記壁面材を前記壁下地に固定するための固定用部材の貫通が困難な板材よりなり、前記カバー部材は、前記被覆部から前記先付け面材に向けて延び、該先付け面材に当接することで前記被覆部が同先付け面材に近付くことを規制する規制部を有している。
第3の発明によれば、仮に固定用部材としてのビスの打ち込み位置が配線通し部に重なったとしても、配線通し部へのビスの侵入を被覆部により規制できることに加えて、被覆部がビスにより先付け面材側に押し込まれることを規制部により規制できる。したがって、配線通し部において、ビスの打ち込みに伴って被覆部が電気配線を押し潰すということを抑制できる。
第4の発明では、第3の発明において、前記隣り合う下地部は、互いに対向する対向面をそれぞれ有しており、前記規制部は、前記隣り合う下地部の並び方向における前記被覆部の両端に設けられ、各規制部は、それぞれ前記隣り合う下地部の各対向面に重ねられた状態になっており、前記引っ掛け部は、前記規制部の上端に設けられている。
第4の発明によれば、カバー部材においては被覆部が後付け面材に重ねられているため、配線通し部における電気配線を通すことが可能な領域を極力大きくできる。また、規制部が下地部の側面に当接することで、被覆部の取り付け位置が左右方向にずれることを抑制できる。
第5の発明では、第2乃至第4のいずれかの発明において、前記カバー部材は、前記引っ掛け部としての第1引っ掛け部から前記下地部を挟んで下方に離間した位置に設けられ、前記下地部の下面に対して引っ掛けられている第2引っ掛け部を有しており、前記第2引っ掛け部は、前記隣り合う下地部のそれぞれに引っ掛けられている。
第5の発明によれば、カバー部材を配線通し部に取り付ける際に、カバー部材の第1引っ掛け部と第2引っ掛け部との間に下地部を入り込ませるようにするという容易な作業により、隣り合う下地部に対してカバー部材を装着することができる。この場合、第1引っ掛け部と第2引っ掛け部とが下地部を上下から挟み込んだ状態になっているため、カバー部材を下地部に対してビス等により固定しなくても、隣り合う下地部に対するカバー部材の装着状態が保持されやすくなっている。
第6の発明では、第1乃至第5のいずれかの発明において、前記一対の壁面材の並び方向において前記カバー部材としての第1カバー部材に並べられた状態で、前記配線通し部に取り付けられている第2カバー部材を備え、前記第2カバー部材は、前記第1カバー部材とは反対側の前記先付け面材側から前記配線通し部を覆う被覆部を有している。
第6の発明によれば、配線通し部が、後付け面材側からは第1カバー部材により覆われ、先付け面材側からは第2カバー部材により覆われているため、一対の壁面材のいずれにビスが打ち込まれる場合でも、そのビスが配線通し部に侵入することを第1カバー部材や第2カバー部材により規制できる。
第7の発明では、第6の発明において、前記隣り合う下地部は、互いに独立して設けられた2つの下地ブロックにより形成されており、前記第2カバー部材は、前記隣り合う下地ブロックを連結している連結部材である。
第7の発明によれば、壁下地が複数の下地ブロックを有している構成において、隣り合う一対の下地ブロックが第2カバー部材により連結されているため、一対の下地ブロック及び第2カバー部材により、横桟や縦桟に相当する下地部材を形成することができる。この場合、互いに独立した状態の下地ブロックに対して壁面材を取り付ける場合に比べて、下地ブロックに壁面材を取り付ける際の作業負担を低減できる。
第8の発明では、第1乃至第7のいずれかの発明において、前記壁下地は、前記先付け面材が重ねられている下地面材を有し、前記下地部は前記下地面材から前記後付け面材側に向けて突出しており、前記配線スペースは、前記下地面材と前記後付け面材との間の離間部分である。
第8の発明によれば、間仕切壁の構造強度を下地面材により高めることができる。また、先付け面材が下地面材に重ねられた状態でビス固定される場合に、そのビスが先付け面材側から配線通し部に侵入することを下地面材により規制できる。この場合、配線通し部が先付け面材側からは下地面材により保護され、後付け面材側からはカバー部材により保護されるため、配線通し部にて電気配線が傷つくことをより確実に抑制できる。
第9の発明では、第1乃至第8のいずれかの発明において、前記一対の壁面材は、横桟を挟んで対向した状態で、該横桟にそれぞれ固定されており、前記横桟には、前記後付け面材側に向けて開放された切り欠き部が複数設けられており、前記配線通し部は、前記切り欠き部により形成されており、前記下地部は、前記横桟において隣り合う前記切り欠き部の間の部分により形成されている。
第9の発明によれば、間仕切壁の下地が横桟を含んで構成されている場合であっても、その横桟においては切り欠き部により配線通し部が形成されているため、電気配線を配線通し部に通すことで横桟を縦断するように上下方向に延ばすことができる。この場合でも、切り欠き部の開放側にカバー部材が設けられることで、切り欠き部側に配置された壁面材を横桟に固定するためのビスが切り欠き部に侵入することをカバー部材により規制することができる。
第1の実施形態における間仕切壁の構成を示す斜視図 間仕切パネルの分解斜視図 カバー部材の構成を示す図 第2の実施形態における間仕切パネルの分解斜視図 カバー部材の構成を示す図 別の間仕切パネルの分解斜視図 別のカバー部材の構成を示す図 別のカバー部材の構成を示す図 別のカバー部材の構成を示す図 別の保護カバーの構成を示す図
[第1の実施形態]
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、間仕切壁を有する住宅等の建物において間仕切壁構造を具体化している。図1は間仕切壁11の構成を示す斜視図、図2は間仕切パネル12の分解斜視図、図3はカバー部材31の構成を示す図である。なお、図3においては、(a)にカバー部材31が壁下地21に取り付けられた状態の斜視図を示し、(b)にカバー部材31の斜視図を示す。また、(b)には、(a)とは反対側から見たカバー部材31を示している。
図1に示すように、建物10内には間仕切壁11が設けられており、その間仕切壁11により屋内空間が複数の居住空間に仕切られている。建物10においては、複数の居住空間によりリビングやキッチン、寝室、廊下などが形成されている。間仕切壁11は、複数の間仕切パネル12を有しており、それら間仕切パネル12が横並びに配置されることで形成されている。各間仕切パネル12は、屋内空間の天井高さとほぼ同じ高さ寸法を有しており、床面から上方に向けて天井面まで延びている。
図2に示すように、間仕切パネル12は、その間仕切パネル12(間仕切壁11)の下地材としての壁下地21と、壁下地21を挟んで対向する一対の壁面材22とを有している。各壁面材22は、石膏ボード等により矩形板状に形成されており、互いに所定間隔だけ離間させて対向配置されている。なお、一対の壁面材22のそれぞれにおいては、互いに向かい合っている対向面が内側面とされ、互いに反対側を向いている面が外側面とされており、各外側面にはクロス(壁紙)等の化粧材が貼り付けられている。
壁下地21は、矩形板状の下地面材25と、略立方体状の下地ブロック26とを有している。下地面材25は、パーティクルボードや合板等により形成されており、下地ブロック26は、木材により形成されたブロック片とされている。下地ブロック26は、下地面材25の両板面のうち一方の板面に対して複数取り付けられている。各下地ブロック26は、それぞれの一側面を下地面材25の板面に重ね合わせた状態で、その板面に沿って互いに離間させて並べられており、縦方向及び横方向において整列された状態になっている。
一対の壁面材22は、それぞれ壁下地21に対して固定されている。この場合、一対の壁面材22のうち一方は、下地面材25に重ねられた状態でその下地面材25に対してビス固定されており、他方は、複数の下地ブロック26に重ねられた状態でその下地ブロック26に対してビス固定されている。なお、一対の壁面材22のうち、下地ブロック26側に配置されたものを第1壁面材22aとし、下地面材25側に配置されたものを第2壁面材22bとする。また、壁面材22,22bは、壁下地21に対してビスや釘等の固定用部材により固定されていればよい。
間仕切パネル12においては一対の壁面材22a,22bが平行に配置されており、それら壁面材22a,22bの間には、電気配線Cを敷設することが可能な配線スペース27が形成されている(図1参照)。ここで、一対の壁面材22a,22bの間には壁下地21が存在しているため、配線スペース27は、第1壁面材22aと下地面材25との間の隙間空間とされており、複数の下地ブロック26が配線スペース27に存在していることになる。
ここで、下地ブロック26ではなく横桟が設けられている構成を想定すると、配線スペース27において電気配線Cを左右方向に延びるように敷設するには横桟が支障にはならないが、電気配線Cを上下方向に延びるように敷設するには横桟が支障になる。これに対して、本実施形態では、複数の下地ブロック26が上下左右に並べられているため、電気配線Cを下地ブロック26同士の間を通すことで、電気配線Cを上下方向及び左右方向のいずれにも延びた状態で容易に敷設することができる。この場合、左右に隣り合う下地ブロック26の離間部分が、配線スペース27に敷設される電気配線を通すことが可能な配線通し部28とされており(図1参照)、その配線通し部28には、電気配線Cを上下方向に通すことが可能になっている。
間仕切壁11の構築に際しては、電気配線Cを壁下地21に沿わせるように下地ブロック26同士の間に通し、その状態で第1壁面材22aを壁下地21の下地ブロック26側に重ね合わせて、下地ブロック26に対してビス固定する。ビス固定に際しては、一対の壁面材22a,22bの間に横桟が設置されている場合と同様に、横並びの下地ブロック26の列を狙って第1壁面材22aの外側から下地ブロック26に対して複数のビスを横並びに打ち込むことになるが、ビスが下地ブロック26の間の配線通し部28に打ち込まれた場合には、配線通し部28に敷設された電気配線Cにビスが接触してその電気配線Cが傷つくおそれがある。
そこで、本実施形態では、配線通し部28に通された電気配線Cを保護するカバー部材31がその配線通し部28に取り付けられている。この場合、作業者は、ビスを左右に隣り合う下地ブロック26の間の部分に打ち込んだ際に、ビスがカバー部材31に当たることでビスの打ち込み場所が下地ブロック26に対して左右にずれていることを知ることができる。カバー部材31は、複数の配線通し部28のうち、電気配線Cが通されている配線通し部28に対して取り付けられており、電気配線Cが通されていない配線通し部28に対しては取り付けられていない。
なお、電気配線Cが通されているか否かに関係なく、全ての配線通し部28に対してカバー部材31が取り付けられていてもよい。
図3(a),(b)に示すように、カバー部材31は、第1壁面材22a側から配線通し部28を覆う被覆部32と、その被覆部32が第2壁面材22b側に近付くことを規制する規制部34と、その配線通し部28を挟んで左右に隣り合う一対の下地ブロック26のそれぞれに引っ掛けられている引っ掛け部35とを有している。
被覆部32は、第1壁面材22aの裏面に重ねられる板部であり、左右に隣り合う下地ブロック26の先端(第1壁面材22a側の端部)同士に架け渡された状態になっている。規制部34は、下地ブロック26の側面に重ねられる板部であり、被覆部32から壁厚み方向において第2壁面材22bに向けて延びており、被覆部32を挟んで対向するように一対設けられている。この場合、一対の規制部34の間に、上下方向に延びる溝部36が形成されており、溝部36は被覆部32とは反対側に向けて開放されている。カバー部材31は、溝部36の開放側を第2壁面材22bに向けた状態で配線通し部28に対して取り付けられている。
被覆部32及び規制部34は、全体として平面視略コ字状の鋼材により形成されており、その鋼材のウェブにより被覆部32が形成され、ウェブを挟んで対向する一対のフランジにより一対の規制部34が形成されている。被覆部32は、ビスを貫通させない程度の厚みや硬さ、強度を有しており、第1壁面材22a側からビスが溝部36(配線通し部28)内に侵入することを規制することが可能になっている。
引っ掛け部35は、溝部36を挟んで一対設けられている。具体的には、引っ掛け部35は、一対の規制部34のそれぞれに設けられており、それら引っ掛け部35は、規制部34の上端から溝部36とは反対側に向けて延びている。各引っ掛け部35が下地ブロック26にそれぞれ引っ掛けられることで、カバー部材31が一対の下地ブロック26にぶらさげられた状態になる。
カバー部材31は、金属板が折り曲げられることで形成されている。カバー部材31においては、略長方形状の金属板を、その長手方向における中間部分を板厚み方向の一方に向けて凹ませるように折り曲げることで、被覆部32及び一対の規制部34を形成する。そして、一対の規制部34の上端から突出している各板部を溝部36の外側に向けてそれぞれ折り曲げることで、一対の引っ掛け部35を形成する。
なお、カバー部材31は、複数の部材が溶接等で接続されることで形成されていてもよい。例えば、断面略コ字状の溝形鋼を短尺状に切断することで被覆部32及び規制部34を形成し、その溝形鋼の一対のフランジの各上端に金属板をそれぞれ溶接等で接続することで引っ掛け部35を形成することが可能である。また、3つの金属板を溶接等で接続することにより、被覆部32及び一対の規制部34が形成されていてもよい。
カバー部材31において、被覆部32の幅寸法は、配線通し部28の幅寸法と同じ又はそれよりも若干小さくされており、被覆部32は溝部36の開放側から一対の下地ブロック26の間に嵌め込まれた状態になっている。また、一対の規制部34の外側面同士の離間距離は、被覆部32の幅寸法と同じにされている。この場合、配線通し部28にカバー部材31の一対の規制部34が挿し入れられており、配線通し部28においては、一対の規制部34の間の領域(溝部36内の領域)が電気配線Cを実際に通すことが可能な実領域となっている。ここで、一対の規制部34は、一対の下地ブロック26における互いに対向した各対向面に当接しており、実領域が極力大きくされている。
また、壁厚み方向においてカバー部材31(規制部34)の厚み寸法は、下地面材25からの下地ブロック26の突出寸法とほぼ同じにされており、被覆部32の外側面は、下地ブロック26における第1壁面材22a側の側面と同一面を形成している。さらに、上下方向において被覆部32及び規制部34の高さ寸法は、一対の下地ブロック26の高さ寸法とほぼ同じにされており、被覆部32及び規制部34の上端面及び下端面は、一対の下地ブロック26の各上面及び各下面と同一面を形成している。
カバー部材31において、規制部34からの引っ掛け部35の突出寸法は、下地ブロック26の幅寸法の1/2よりも小さくされている。この場合、1つの下地ブロック26の両側に配線通し部28が形成され、その下地ブロック26の両側から別々のカバー部材31の引っ掛け部35がそれぞれ引っ掛けられる場合でも、それぞれの引っ掛け部35が下地ブロック26の幅方向において互いに離間した状態とすることができる。換言すれば、1つの下地ブロック26に対して2つのカバー部材31の各引っ掛け部35を互いに干渉しない状態で引っ掛けることができる。
各引っ掛け部35には、それら引っ掛け部35を下地ブロック26に固定するための固定孔37が設けられている。固定孔37は、引っ掛け部35を厚み方向に貫通しており、ビスが固定孔37に挿通された状態で下地ブロック26に打ち込まれることで、カバー部材31が下地ブロック26に固定されている。
図2の説明に戻り、壁下地21の下地ブロック26と第1壁面材22aとの間には、カバー部材31と同様に、配線通し部28に通された電気配線Cを保護する保護シート41が設けられている。保護シート41は、全体として略矩形状に形成されており、下地ブロック26の並び方向に沿って水平方向に延びている。保護シート41には、金属繊維によりシート状に形成された耐靭繊維部42が複数設けられており、それら耐靭繊維部42は配線通し部28に重なる位置に配置されている。この場合、第1壁面材22aの外側から配線通し部28に対してビスが打ち込まれる際に、配線通し部28へのビスの侵入をカバー部材31だけでなく耐靭繊維部42により規制することができる。
なお、保護シート41には、その保護シート41を下地ブロック26側から壁下地21に引っ掛けることが可能なフック43が設けられており、保護シート41は、フック43が壁下地21の上端に引っ掛けられることで壁下地21の上端から垂れ下がった状態になっている。また、保護シート41は、第1壁面材22aに沿って横方向に延びるシート部44を複数有しており、それらシート部44は、上下方向に並ぶ複数の下地ブロック26に合わせて、上下方向に所定間隔で複数並べられている。
各シート部44においては、耐靭繊維部42が横並びの下地ブロック26の離間距離に合わせて所定間隔で複数並べられている。この場合、電気配線Cが通されている配線通し部28においては、カバー部材31の被覆部32の外側面に耐靭繊維部42が重ねられた状態になっている。ちなみに、複数のシート部44は紐状の連結部材45により上下に連結されている。
間仕切壁11を構築する際の施工手順について簡単に説明する。
まず、居住空間の間仕切位置において、壁下地21を立てた状態のまま天井及び床に対して固定する。その後、壁下地21の下地ブロック26の反対側から下地面材25に第2壁面材22bを重ね、その状態で下地面材25に対して第2壁面材22bをビス固定する。この場合、下地面材25は十分な厚み寸法を有しており、第2壁面材22bの外側から打ち込まれたビスの先端が下地ブロック26側に突出しないようになっている。なお、第2壁面材22bが先付け面材に相当する。
また、壁下地21を立設した状態で、その壁下地21の上端に沿って並んでいる複数の下地ブロック26の間の部分に合わせて、天井裏空間から居住空間に向けて電気配線Cを引き出すための引き出し口を形成しておき、その引き出し口から引き出した電気配線Cを下地面材25における下地ブロック26が取り付けられた面に沿って延ばすように敷設する。
そして、左右に隣り合う一対の下地ブロック26のうち、それら下地ブロック26の間に電気配線Cが通された一対の下地ブロック26に対して、カバー部材31を装着する。つまり、配線通し部28を形成する部分に対してカバー部材31を装着する。この場合、一対の下地ブロック26の間に通された電気配線Cをカバー部材31の溝部36内に収納させながら、それら下地ブロック26の上面にカバー部材31の各引っ掛け部35を引っ掛ける。その後、引っ掛け部35の固定孔37にビス等を打ち込むことで、カバー部材31を一対の下地ブロック26に固定する。
電気配線Cが通された経路について、全ての一対の下地ブロック26に対してカバー部材31を取り付けた後、保護シート41を、下地ブロック26及びカバー部材31を下地面材25とは反対側から覆うように壁下地21の上端に引っ掛ける。そして、第1壁面材22aを、下地面材25との間に下地ブロック26、カバー部材31及び保護シート41を挟み込むように壁下地21に重ね、下地ブロック26に対してビス固定する。ビス固定の作業においては、横並びに配置された複数の下地ブロック26の列に沿って複数のビスを固定していく。なお、第1壁面材22aが後付け面材に相当する。
ここで、ビスの打ち込み位置が下地ブロック26に対して左右方向にずれた場合、ビスを配線通し部28に向けて打ち込むことになるが、その配線通し部28にカバー部材31が取り付けられていれば、配線通し部28に対するビスの打ち込みがカバー部材31により規制される。この場合、配線通し部28に通されている電気配線Cをビスの打ち込みにより破損させることを回避できる。また、作業者はビスの打ち込みがカバー部材31により規制されることで、ビスの打ち込み位置が下地ブロック26に対して左右にずれていることを認識できる。したがって、第1壁面材22aにビスを打ち込んだにもかかわらずその第1壁面材22aが下地ブロック26に対してビス固定されていないということを回避できる。
さらに、電気配線Cが通されていない配線通し部28に向けてビスを打ち込んだ場合には、ビスがカバー部材31には当たらないがビスの先端に保護シート41の耐靭繊維部42が絡むことで、作業者は、ビスにより電気配線Cを破損させることはなくてもビスの打ち込み位置が下地ブロック26に対して左右にずれていることを認識できる。しかも、ビスの打ち込み位置が下地ブロック26に対して上下にずれている場合には、ビスの先端に耐靭繊維部42が絡むこともないため、作業者は、ビスが耐靭繊維部42に絡めばビスの打ち込み位置が下地ブロック26に対して左右方向にずれており、ビスが耐靭繊維部42に絡まなければビスの打ち込み位置が下地ブロック26に対して上下方向にずれていると判断することができる。
なお、第1壁面材22a及び第2壁面材22bについては、壁下地21に対していずれを先に取り付けてもよい。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
第1壁面材22aが壁下地21に取り付けられていない状態では、配線通し部28が第2壁面材22bとは反対側に向けて開放されているため、電気配線Cを第2壁面材22bとは反対側から配線通し部28内に通すことができる。この場合、電気配線Cを配線通し部28に上方や下方から通す必要がなく、電気配線Cの敷設に際して作業負担を低減できる。しかも、電気配線Cを通した状態の配線通し部28に対してカバー部材を取り付けることで、カバー部材31により第1壁面材22aとは反対側から配線通し部28の開放側を塞ぐことができる。このため、第1壁面材22aを壁下地21にビス固定する際に、ビスの打ち込み位置が下地ブロック26ではなく配線通し部28に重なる位置にずれたとしても、そのビスが配線通し部28に侵入することをカバー部材31により規制できる。
したがって、間仕切壁11内への電気配線Cの敷設作業を容易化することができ、しかも、その電気配線Cが壁面材22の取り付け作業に伴って傷つくということを抑制できる。
カバー部材31は、その引っ掛け部35を隣り合う下地ブロック26の各上面に引っ掛けるという容易な作業により、配線通し部28に装着することができる。この場合、カバー部材31を下地ブロック26に対してビス固定する際に、片手でカバー部材31を抑えておく必要がないため、ビス固定の作業を両手で容易に行うことができる。
カバー部材31の規制部34が下地面材25に当接しているため、カバー部材31が下地ブロック26にビス固定されていない状態において、カバー部材31が引っ掛け部35を軸として第2壁面材22b側に向けて回動することを規制できる。このため、第1壁面材22a側から被覆部32に対してビスが打ち込まれても、配線通し部28に通された電気配線Cを被覆部32が押し潰すということを回避できる。
上下方向において、カバー部材31の高さ寸法が下地ブロック26の高さ寸法とほぼ同じとされているため、配線通し部28のほぼ全体を被覆部32により覆うことができる。これらのことから、配線通し部28に通された電気配線Cをカバー部材31により確実に保護することができる。
カバー部材31においては、一対の規制部34が隣り合う下地ブロック26の間に嵌め込まれた状態になっているため、配線通し部28の有効幅寸法を極力大きくできる。また、規制部34が下地ブロック26の側面に当接することで、被覆部32の取り付け位置が左右方向にずれることを抑制できる。
壁下地21が下地面材25を有しているため、間仕切壁11の構造強度を下地面材25により高めることができる。また、配線通し部28に通された電気配線Cを、第1壁面材22a側からはカバー部材31により保護することができ、第2壁面材22b側からは下地面材25により保護することができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について、上記第1の実施形態との相違点を中心に説明する。第1の実施形態では、間仕切パネル12においては1つのカバー部材31が配線通し部28に対して取り付けられていたが、第2の実施形態では、壁厚み方向に並べられた一対のカバー部材31が配線通し部28に対して取り付けられている。図4は、本実施形態における間仕切パネル12の分解斜視図、図5はカバー部材31の構成を示す図である。なお、図5においては、(a)にカバー部材31a,31bが取り付けられた状態の斜視図を示し、(b)にカバー部材31a,31bの分解斜視図を示す。
図4、図5に示すように、配線通し部28には、一対のカバー部材31として第1カバー部材31a及び第2カバー部材31bが取り付けられている。第1カバー部材31aと第2カバー部材31bとは、それぞれの溝部36の開放側同士を向い合せた状態で設置されている。この場合、第1カバー部材31aの被覆部32は、第1壁面材22a側から配線通し部28を覆っており、第2カバー部材31bの被覆部32は、第2壁面材22b側から配線通し部28を覆っている。
一対のカバー部材31a,31bにおいては、それぞれの厚み寸法の合計が配線通し部28の厚み寸法とほぼ同じにされている。具体的には、一対のカバー部材31a,31bの各厚み寸法は、それぞれ配線通し部28の厚み寸法の1/2とされている。この場合、第1カバー部材31aにおける被覆部32の外側面は、下地ブロック26における第1壁面材22a側と同一面を形成しており、第2カバー部材31bにおける被覆部32の外側面は、下地ブロック26における第2壁面材22b側と同一面を形成している。
配線通し部28が、第1カバー部材31aにより第1壁面材22a側から覆われ、且つ第2カバー部材31bにより第2壁面材22b側から覆われている構成では、壁厚み方向のいずれについても、ビスが配線通し部28に侵入することをカバー部材31a,31bにより規制できる。
そこで、第2の実施形態では、一対の壁面材22a,22bがいずれも下地ブロック26に対してビス固定されており、壁下地21は下地面材25を有しておらず、壁下地21は全体として矩形枠状に形成されている。
壁下地21は、上下方向に延びる一対の縦桟51を有しており、それら縦桟51の間に各下地ブロック26が設けられている。ここで、左右に隣り合う下地ブロック26は、一対のカバー部材31a,31bのうち一方により連結されている。例えば、第2カバー部材31bにより連結されている。また、左右に並ぶ複数の下地ブロック26のうち、端に配置された各下地ブロック26は、一対の縦桟51にそれぞれ固定されている。この場合、横並びに配置された複数の下地ブロック26と、それら下地ブロック26を連結している第2カバー部材31bとが、一対の縦桟51を連結する横桟としての役割を果たしていることになる。なお、第2カバー部材31bは、一対の下地ブロック26を連結する連結部材に相当する。
縦桟51は、木材や金属材料などにより長尺板状に形成されている。一対の縦桟51は、板面同士を対向させた状態で設けられており、それぞれの対向面に下地ブロック26がビス等により固定されている。
ここで、壁下地21を製作する際の作業手順について簡単に説明する。
まず、一対の下地ブロック26を第2カバー部材31bにより連結する。ここでは、一対の下地ブロック26を作業台などに横並びに置き、それら下地ブロック26の上面に対して第2カバー部材31bの各引っ掛け部35をそれぞれ引っ掛ける。そして、第2カバー部材31bを一対の下地ブロック26にビス固定し、一対の下地ブロック26を第2カバー部材31bにより連結する。
第2カバー部材31bによる下地ブロック26の連結作業を繰り返すことで、複数の下地ブロック26及び複数の第2カバー部材31bにより、横桟としての役割を果たす長尺状部材を製作する。そして、その長尺状部材を複数製作し、それら長尺状部材の各端部を一対の縦桟51のそれぞれに固定することで、各長尺状部材により一対の縦桟51を連結する。このようにして、矩形枠状の壁下地21を製作する。
壁下地21を製作した後は、居住空間の間仕切位置に壁下地21を立設し、その壁下地21に対してまず第2壁面材22bを取り付ける。そして、左右に隣り合う下地ブロック26の間を通すように電気配線Cを敷設する。この場合、電気配線Cが第2カバー部材31bの溝部36内を上下に通った状態になっている。その後、互いの間(配線通し部を形成する部分)に電気配線Cが通された一対の下地ブロック26に対して第1カバー部材31aを取り付ける。この場合、第1カバー部材31aを、その溝部開放側が電気配線Cを挟んで第2カバー部材31bの溝部開放側と向い合う向きで、各引っ掛け部35を一対の下地ブロック26の上面に引っ掛け、引っ掛け部35の固定孔37を通じてビス等により下地ブロック26に対して固定する。
互いの間に電気配線Cが通された複数組の下地ブロック26のそれぞれに対して第1カバー部材31aを取り付けた後、壁下地21に対して第1壁面材22aをビス固定する。この場合、下地ブロック26に対して第1壁面材22aを固定するためのビスが、電気配線Cが通された配線通し部28に侵入することが第1カバー部材31aにより規制されるため、第1壁面材22aを固定するためのビスにより電気配線Cが傷つくということを回避できる。
なお、第2壁面材22bは、電気配線Cを敷設した後に壁下地21に対してビス固定してもよい。この場合でも、下地ブロック26に対して第2壁面材22bを固定するためのビスが、電気配線Cが通された配線通し部28に侵入することが第2カバー部材31bにより規制されるため、第2壁面材22bを固定するためのビスにより電気配線Cが傷つくということを回避できる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
配線通し部28に通された電気配線Cが、第1壁面材22a側からは第1カバー部材31aにより保護され、第2壁面材22b側からは第2カバー部材31bにより保護されるため、それら壁面材22a,22bのいずれにビスが打ち込まれる場合でも、そのビスにより電気配線Cが傷つくことを抑制できる。したがって、壁下地21が下地面材25を有しておらず、下地ブロック26が壁面材22a,22bの両方に当接している構成であっても、配線通し部28において電気配線Cを好適に保護することができる。
隣り合う下地ブロック26を第2カバー部材31bにより連結しておき、その状態の下地ブロック26に対して第2壁面材22bをビス固定することができる。この場合、配線通し部28に通された電気配線Cを保護するための第2カバー部材31bが、横桟としての機能を有する長尺部材を下地ブロック26と共に形成することになる。また、その長尺部材により一対の縦桟51が連結されることで、第2カバー部材31bにより壁下地21の強度を高めることにもなる。
[他の実施形態]
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記第1の実施形態では、カバー部材31が下地ブロック26に取り付けられていたが、カバー部材31は、一対の壁面材22a,22bの間に設けられた横架材に取り付けられていてもよい。例えば、図6に示すように、壁下地21は、上下方向に延びる一対の縦桟61と、それら縦桟61を連結する横架材としての横桟62とを有しており、それら縦桟61及び横桟62により略矩形枠状に形成されている。なお、壁下地21を下地フレームと称し、縦桟61を縦フレーム材と称し、横桟62を横フレーム材と称することもできる。
縦桟61及び横桟62は、いずれも木材等により長尺板状に形成されている。横桟62は上下方向に互いに平行に複数並べられており、各横桟62はいずれも一対の縦桟61の間に配置されている。横桟62には、第1壁面材22a側の側面を切り欠いた切り欠き部63が設けられており、その切り欠き部63は、横桟62の長手方向に沿って所定間隔で複数並べられている。各切り欠き部63は、横桟62における第1壁面材22a側の側面が第2壁面材22bに向けて凹むことで形成されており、各切り欠き部63の内部空間は上下方向に開放されている。
この場合、一対の壁面材22a,22bの間の配線スペース27が横桟62により上下に仕切られている構成でも、切り欠き部63に電気配線Cを上下方向に通すことが可能になっており、切り欠き部63が配線通し部に相当することになる。また、横桟62における隣り合う切り欠き部63の間の部分を切り欠き形成部64とすれば、隣り合う切り欠き形成部64の間に切り欠き部63が配置されていることになり、隣り合う一対の切り欠き形成部64が、配線通し部を挟んで配置された隣り合う下地部に相当する。
壁下地21に設けられた複数の切り欠き部63のうち、電気配線Cが通されている切り欠き部63には、カバー部材31が取り付けられている。図7に示すように、カバー部材31においては、被覆部32及び一対の規制部34が切り欠き部63内に入り込んだ状態で、切り欠き部63を挟んで隣り合う一対の切り欠き形成部64の上面に各引っ掛け部35が引っ掛けられている。カバー部材31の厚み寸法は、切り欠き部63の凹み寸法とほぼ同じにされており、被覆部32の被覆部32の外側面は切り欠き形成部64の端面(第1壁面材22a側の端面)と同一面を形成している。各引っ掛け部35は固定孔37を通じてビス等により切り欠き形成部64にそれぞれ固定されている。
図6の説明に戻り、第1壁面材22aは、その板面が横桟62における切り欠き形成部64の端面に当接した状態で配置され、第1壁面材22aを貫通して切り欠き形成部64に対してビスが打ち込まれることで、横桟62に対して固定されている。この場合、ビスの打ち込み位置が切り欠き部63に重なったとしても、ビスが切り欠き部63内に打ち込まれることがカバー部材31により規制されるため、切り欠き部63に通された電気配線Cがビスにより傷つくということを回避できる。
一方、第2壁面材22bは、その板面が横桟62における切り欠き部63とは反対側の側端面に当接した状態で配置され、第2壁面材22bを貫通して横桟62における切り欠き部63よりも第2壁面材22b側の部分にビスが打ち込まれることで、横桟62に対して固定されている。この場合、第2壁面材22b側からではビスが切り欠き部63に到達しないため、そのビスにより切り欠き部63内の電気配線Cが傷つくということを回避できる。
(2)カバー部材31は、下地ブロック26等の下地部の上面に引っ掛けられるとともに、下地部の下面に引っ掛けられる構成としてもよい。例えば、図8(a)に示すように、カバー部材31が、規制部34の上端から延びる第1引っ掛け部71と、規制部33の下端から延びる第2引っ掛け部72とを有する構成とする。この構成では、第1引っ掛け部71と第2引っ掛け部72との間に下地ブロック26を入り込ませるようにして、カバー部材31が下地ブロック26に対して取り付けられる。
第1引っ掛け部71と第2引っ掛け部72との離間距離は、下地ブロック26の高さ寸法とほぼ同じにされている。この場合、第1引っ掛け部71と第2引っ掛け部72との間に下地ブロック26が嵌合することになるため、引っ掛け部71,72が下地ブロック26にビス等により固定されていなくても、下地ブロック26に対するカバー部材31の装着状態が解除されにくくなっている。
また、カバー部材31は規制部34を有していなくてもよい。例えば、図8(b)に示すように、引っ掛け部71,72が被覆部32から壁厚み方向に延びている構成とする。この構成では、引っ掛け部71,72の幅寸法は一対の下地ブロック26の離間距離よりも大きくされており、引っ掛け部71,72は、左右に隣り合う一対の下地ブロック26に架け渡された状態となっている。
規制部34からの引っ掛け部71,72の突出寸法は、壁厚み方向における下地ブロック26の厚み寸法よりも小さくなっている。この場合、引っ掛け部71,72が下地ブロック26に引っ掛けられた場合に、引っ掛け部71,72が、一対の壁面材22の間の配線スペース27を壁厚み方向において全て上下に仕切るのではなく、壁厚み方向において一部だけ上下に仕切るだけであるため、引っ掛け部71,72の奥側において電気配線Cを上下方向に通すことが可能になっている。したがって、一対の下地ブロック26にカバー部材31の引っ掛け部71,72が引っ掛けられた状態でも、それら下地ブロック26の間を上下方向に電気配線Cを通すことが可能になる。
また、カバー部材31においては、引っ掛け部71,72が3つ以上の下地ブロック26に架け渡すことが可能な幅寸法を有している。被覆部32は、引っ掛け部71,72の長手方向において所定間隔で複数並べられており、それら被覆部32は、それぞれ異なる配線通し部28を壁厚み方向にて覆うことになる。この場合、1つのカバー部材31により、複数の配線通し部28についてそれら配線通し部28に通された電気配線Cを保護することが可能となる。また、引っ掛け部71,72が各下地ブロック26にビス等により固定されることで、それら全ての下地ブロック26がカバー部材31により連結されることになる。なお、カバー部材31は、引っ掛け部71,72のうち一方だけを有していてもよい。
(3)上記各実施形態では、カバー部材31において一対の規制部34が被覆部32を挟んで対向していたが、図9に示すように、一対の被覆部32が規制部34を挟んで対向していてもよい。この構成では、一対の被覆部32の間に溝部36が形成されており、溝部36は規制部34とは反対側に向けて開放されている。
図9(a)に示すカバー部材31おいては、引っ掛け部35が、カバー部材31の幅方向において規制部34から一方だけに向けて延びており、一対の下地ブロック26のうち一方にだけ引っ掛けられている。この場合、カバー部材31は、一対の下地ブロック26のうち一方の下地ブロック26により片持ちされた状態で、その下地ブロック26に固定されている。
一対の下地ブロック26の間に電気配線Cが通された状態で、それら下地ブロック26に対してカバー部材31を取り付ける場合、電気配線Cを一対の下地ブロック26の間から手前側に引き出して、カバー部材31の溝部36内にその溝開放側から入れ込み、電気配線Cごとカバー部材31の被覆部32及び規制部34を一対の下地ブロック26の間に挿し入れる。この場合、一対の被覆部32により、壁厚み方向のいずれ側に対してもビス等が一対の下地ブロック26の間に侵入することを規制できる。
また、図9(b)に示すカバー部材31は、下地ブロック26の並び方向において、引っ掛け部35の両側に被覆部32及び規制部34を有している。この構成では、各被覆部32がそれぞれ異なる配線通し部28を覆っている。この場合、1つのカバー部材31により2つの配線通し部28を対象として電気配線Cを保護することができる。
(4)図9(c)に示すように、カバー部材31は引っ掛け部35を有していなくてもよい。例えば、カバー部材31の規制部34がビス等により下地ブロック26に対して固定された構成とする。この構成では、カバー部材31において規制部34と下地ブロック26との当接部分が接着剤やビス等により接合されている。
ここで、カバー部材31は、上下方向に並ぶ複数の配線通し部28に架け渡された状態で設けられており、それら配線通し部28の全てについて電気配線Cを保護することが可能になっている。カバー部材31はウェブ及び一対のフランジを有しており、一対のフランジが一対の規制部34となるように下地ブロック26に対して取り付けられている。なお、カバー部材31は、一対のフランジが一対の被覆部32となるように下地ブロック26に対して取り付けられていてもよい。この場合、一対のフランジにより、壁厚み方向の両方についてネジ等が配線通し部28に侵入することを規制できる。
また、上下方向に並ぶ複数の配線通し部28に架け渡されるカバー部材31としては、図9(d)に示すように、上下方向に延びる被覆部32に引っ掛け部35が設けられたカバー部材31が挙げられる。このカバー部材31においては、2つの被覆部32が所定間隔で横並びに配置され、それら被覆部32の上端が引っ掛け部35により連結されている。この場合、カバー部材31は、2つの被覆部32の離間部分に下地ブロック26が配置され、且つ各被覆部32が配線通し部28に重なる位置において、引っ掛け部35が上下に並ぶ複数の下地ブロック26のいずれかに引っ掛けられる。また、引っ掛け部35は、被覆部32の下端にも設けられている。
(5)上記各実施形態では、カバー部材31の被覆部32が配線通し部28の全体を覆う大きさ及び形状とされていたが、被覆部32は、配線通し部28の一部を覆うことが可能な大きさ及び形状とされていてもよい。例えば、カバー部材31において、被覆部32よりも壁内側に配線通し部28を確保することが可能であれば、被覆部32の幅寸法は配線通し部28の幅寸法より小さくてもよい。また、上下方向において、被覆部32の高さ寸法は配線通し部28の高さ寸法より小さくても大きくてもよい。なお、被覆部32の高さ寸法が配線通し部28の高さ寸法よりも大きい場合、引っ掛け部35は上下方向における被覆部32の中間位置に配置されていることが好ましい。
また、壁厚み方向において、カバー部材31(規制部34)の厚み寸法は配線通し部28の厚み寸法より小さくてもよい。この場合でも、規制部34が被覆部32から第2壁面材22b側に向けて延びていれば、下地面材25と被覆部32との間に電気配線Cを通すことが可能な領域を確保できる。なお、被覆部32は、その外側面が下地ブロック26の先端面よりも第2壁面材22b側に入り込んだ位置に配置されていてもよい。
(6)上記各実施形態では、左右に隣り合う一対の下地ブロック26の離間部分が配線通し部28とされていたが、配線通し部28は、上下に隣り合う一対の下地ブロック26の離間部分とされていてもよい。この構成では、カバー部材31は、上下に隣り合う一対の下地ブロック26に架け渡されるように取り付けられている。この場合、上下に隣り合う下地ブロック26の各側面に対して、カバー部材31の各引っ掛け部35が引っ掛けられた状態で、引っ掛け部35が各下地ブロック26にビス等により固定され、それによって、それら下地ブロック26に対してカバー部材31取り付けられている。
電気配線Cが配線通し部28を左右に通るように敷設されている場合、その配線通し部28にカバー部材31が取り付けられていることで、壁面材22a,22bに対するビスの打ち込み位置が下地ブロック26に対して上下方向にずれたとしても、配線通し部28内にビスが侵入することをカバー部材31により規制することができる。
(7)上記各実施形態では、保護シート41において耐靭繊維部42が上下左右に複数並べられていたが、図10(a)に示すように、上下方向に沿って延びる耐靭繊維部42が横並びに複数配置された構成としてもよい。この構成では、複数の耐靭繊維部42が横並びに配置された複数の下地ブロック26の配置に合わせて設けられている。また、図10(b)に示すように、保護シート41が上下方向に延びる長尺状に形成され、保護シート41のほぼ全体が耐靭繊維部42とされていてもよい。この保護シート41においては、耐靭繊維部42の上端部が折り曲げられることでフック43が形成されている。
また、上記第2の実施形態では、左右に隣り合う下地ブロック26が第2カバー部材31bにより連結され、それによって形成される長尺部材が横桟としての役割を果たしていたが、上下に隣り合う下地ブロック26がカバー部材31a,31bのうち一方により連結され、それによって形成される長尺部材が縦桟としての役割を果たしていてもよい。
10…建物、11…間仕切壁、12…間仕切パネル、21…壁下地、22…壁面材、22a…後付け面材としての第1壁面材、22b…先付け面材としての第2壁面材、25…下地面材、26…下地部としての下地ブロック、27…配線スペース、28…配線通し部、31…カバー部材、31a…第1カバー部材、31b…連結部材としての第2カバー部材、32…被覆部、34…規制部、35…引っ掛け部、62…横桟、63…切り欠き部、64…隣り合う切り欠き部の間の部分としての切り欠き形成部。

Claims (6)

  1. 一対の壁面材の間に壁下地が配置され、前記一対の壁面材の間の離間部分が、電気配線を敷設することが可能な配線スペースとされている建物の間仕切壁構造であって、
    前記壁下地は、前記配線スペースに沿って並べられた複数の下地部を有し、複数の前記下地部のうち隣り合う下地部の間の離間部分が、前記配線スペースに敷設された前記電気配線が通される配線通し部とされており、
    前記電気配線が通されている前記配線通し部には、該電気配線を保護するための第1カバー部材が取り付けられており、
    前記一対の壁面材のうち一方の壁面材は、他方の壁面材よりも先に前記壁下地に取り付けられる先付け面材であり、他方の壁面材は、前記先付け面材が前記壁下地に取り付けられた後に前記壁下地に取り付けられる後付け面材であり、
    前記第1カバー部材は、前記後付け面材側から前記配線通し部を覆う被覆部を有しており、
    前記配線通し部は、前記壁下地に前記先付け面材が取り付けられ且つ該壁下地に前記後付け面材が取り付けられていない状態で、前記先付け面材とは反対側に向けて開放され、且つその開放側から前記第1カバー部材を取り付けることが可能になっており、
    前記一対の壁面材の並び方向において前記第1カバー部材に並べられた状態で、前記配線通し部に取り付けられている第2カバー部材を備え、
    前記第2カバー部材は、前記第1カバー部材とは反対側の前記先付け面材側から前記配線通し部を覆う被覆部を有しており、
    前記隣り合う下地部は、互いに独立して設けられた2つの下地ブロックにより形成されており、
    前記第2カバー部材は、前記隣り合う下地ブロックを連結している連結部材である、ことを特徴とする建物の間仕切壁構造。
  2. 前記隣り合う下地部は、前記壁面材に沿って横並びに配置されており、
    前記第1カバー部材及び前記第2カバー部材は、前記下地部の上面に対して引っ掛けられている引っ掛け部を有しており、該引っ掛け部が前記隣り合う下地部のそれぞれに引っ掛けられていることで、前記隣り合う下地部に架け渡された状態になっていることを特徴とする請求項1に記載の建物の間仕切壁構造。
  3. 前記被覆部は、前記壁面材を前記壁下地に固定するための固定用部材の貫通が困難な板材よりなり、
    前記第1カバー部材は、
    前記被覆部から前記先付け面材に向けて延び、前記第2カバー部材に当接することで前記被覆部が同先付け面材に近付くことを規制する規制部を有していることを特徴とする請求項2に記載の建物の間仕切壁構造。
  4. 前記隣り合う下地部は、互いに対向する対向面をそれぞれ有しており、
    前記規制部は、前記隣り合う下地部の並び方向における前記被覆部の両端に設けられ、各規制部は、それぞれ前記隣り合う下地部の各対向面に重ねられた状態になっており、
    前記引っ掛け部は、前記規制部の上端に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の建物の間仕切壁構造。
  5. 前記壁下地は、前記先付け面材が重ねられている下地面材を有し、前記下地部は前記下地面材から前記後付け面材側に向けて突出しており、
    前記配線スペースは、前記下地面材と前記後付け面材との間の離間部分であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の建物の間仕切壁構造。
  6. 前記一対の壁面材は、横桟を挟んで対向した状態で、該横桟にそれぞれ固定されており、
    前記横桟には、前記後付け面材側に向けて開放された切り欠き部が複数設けられており、
    前記配線通し部は、前記切り欠き部により形成されており、前記下地部は、前記横桟において隣り合う前記切り欠き部の間の部分により形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の建物の間仕切壁構造。
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