JP6110622B2 - 容器用のキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、ボトル状の容器の口部に設けられる容器用のキャップに関する。
蓋付容器に用いられる公知のキャップとして、中栓と上蓋とを備え、中栓において、ボトルの開口部に嵌着される本体側筒状部と、その先端にスコアを介して連設されている分離部とを設けたものが存在する(特許文献1の図10等参照)。
このキャップでは、上蓋をボトルの開口部へねじ込むことによって本体側筒状部から分離部を破断によって分離するとともに、分離された分離部を上蓋の上端内壁から下方に延びる環状の突出部によって保持させることとしている。
このキャップは、上蓋を容器口部にねじ込むだけで簡単に開栓を行なうことができ、開栓によって分離された分離部を上蓋の上端内壁側に保持させて開封後のシールとして機能させることができるので、極めて操作性すなわち使い勝手がよい。
ところで、特許文献1に記載のキャップを備えた蓋付容器では、上蓋の上端内壁から下方に延びる環状の突出部で中栓の分離部を保持させることから、開栓前の未使用状態で環状の突出部の内周面と分離部の外周面とを密接又は近接させることが望ましい。
このような蓋付容器を例えば移動させる際に誤って落下させた場合、特に上蓋の角部に衝撃が加えられると、その衝撃が、上蓋の突出部を介して中栓に伝達され、それによって中栓の本体側筒状部と分離部とを連設させているスコアを分離等損傷させてしまう虞がある。流通段階でこうした意図しない開封が生じると不良品として取り扱われるので、このような意図しない開封を極力防止することが望ましい。
国際公開第WO2007/126062号
そこで、本発明は、上蓋に衝撃が加わった場合にも、中栓の分離部と本体部との分離のような意図しない損傷が生じることを効果的に阻止できる容器用のキャップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る容器用のキャップは、(a)容器本体とともに内容物を封入する密閉空間を形成し、密閉空間に開口部を形成するための分離部を有する中栓と、(b)中栓の側面を覆う側面壁と側面壁に連設し中栓の開口部を覆う上端壁とを有する上蓋と、を備える容器用のキャップであって、(c)上蓋は、側面壁と上端壁とを繋ぐ角部の少なくとも一部に衝撃吸収部を有し、衝撃吸収部は、上蓋の表面から窪みとして形成された環状に延びる2つの溝、及び上蓋の裏面から窪みとして形成された環状に延びる2つの溝のいずれか一方であり、溝は、側面壁の上端部分と上端壁の外縁部分とにそれぞれ形成されており、溝に対応する肉薄の部分が弾性変形して衝撃を吸収する。

上記キャップでは、上蓋が側面壁と上端壁とを繋ぐ角部の少なくとも一部に衝撃吸収部を有するので、上蓋に衝撃が働いた場合であっても、その影響が上蓋の他の部分や中栓に及ぶことを防止できる。なお、衝撃吸収部が衝撃の痕跡を残すようなものであれば、落下等によって上蓋又は中栓に損傷が生じた可能性を視覚的に確認できる手段を提供することになる。
また、衝撃吸収部が溝であることにより、溝の部分で上蓋が肉薄となって変形しやすくなる。つまり、溝周辺での変形によって上蓋に作用する衝撃を吸収させることができる。
また、本発明に係る容器用のキャップの具体的な側面によれば、衝撃吸収部が、角部の周縁上に設けられる。この場合、角部の周縁に沿ったどの箇所に衝撃が働いても、上蓋又は中栓に損傷が生じる可能性を低減することができる。
本発明のさらに別の側面によれば、上蓋は、分離部を中栓から分離して開口部を形成することを可能にするとともに分離部の分離に際して当該分離部を保持する保持手段を有する。この場合、衝撃吸収部の存在により、上蓋に加えられた衝撃が保持手段を介して中栓の分離部に伝達されることを抑制でき、分離部と本体側筒状部との連結部が損傷されることを防止できる。
本発明のさらに別の側面によれば、中栓は、分離部によって閉塞可能な開口部において分離部に連設されるとともに周縁において容器本体に係止される本体部を有し、保持手段は、上蓋の上端壁下面から下方に延びるとともに分離部の上部に形成されたフランジの周縁に分離部の開封に伴う分離前に当接し分離部の分離後にフランジの周縁に係合可能な環状の突出部を有する。この場合、上蓋に加えられた衝撃が突出部及びフランジを介して分離部に伝わりやすくなるので、衝撃吸収部を設ける意義が高まる。
本発明のさらに別の側面によれば、上蓋は、回転動作により容器本体側との着脱を可能にする螺合部を有し、当該螺合部の回転動作により分離部を押圧することで当該分離部を中栓から分離して開口部を形成する。
本発明のさらに別の側面によれば、本体部は、開口部を画成する本体側筒状部を有し、分離部は、本体側筒状部に対して内径側及び外径側のいずれか一方にオフセットさせた分離部側筒状部を有する。
本発明のさらに別の側面によれば、上蓋と中栓とを螺合によって互いに結合させる。この場合、上蓋と中栓を容器本体とは別の工程で予め組付けることができるので、生産工程の合理化が図れる。
本発明の一実施形態である容器用のキャップの分解斜視図である。 キャップの中栓を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面断面図、(c)は底面図である。 図1の容器用のキャップの上蓋を示すもので、(a)は正面断面図、(b)は底面図である。 キャップの上蓋と中栓とを組付ける以前の状態のそれぞれを示した縦断面図である。 キャップの上蓋と中栓とを組付けた状態を示した縦断面図である。 キャップを容器本体の開口部に組付けた状態を示した縦断面図である。 キャップの開栓作用を示した縦断面図である。 キャップの中栓の分離部を分離させた状態で、上蓋を取外した状態を示した縦断面図である。 キャップに外力が作用して、キャップが変形した状態を示した要部縦断面図である。 図1等に示す容器用のキャップの変形例を説明する図である。 (a)、(b)は、図1等に示す容器用のキャップの別の変形例をそれぞれ説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る容器用のキャップの具体的な実施形態について説明する。
キャップ1は、図1に示すように、ボトルである容器本体50の口部50aに装着される中栓2と、中栓2を覆うようにして中栓2に装着される上蓋3とを備える。これらキャップ1と容器本体50とは、液体を収納して保存するための蓋付容器100となっている。
中栓2は、樹脂製の一体成形品であり、図2(a)〜2(c)に示すように、分離部4と、嵌合部5と、本体側筒状部6とを備える。ここで、嵌合部5と本体側筒状部6とは、中栓2の本体部20を構成する。
中栓2の分離部4は、図2(b)に示すように、本体側筒状部6に対して当該本体側筒状部6の肉厚だけ内径側にオフセットさせた分離部側筒状部4aを備えている。この分離部側筒状部4aには、その開口部OP(図8参照)を閉塞する天井壁4bが張設されている。また、天井壁4bには、半径方向外方に延びるフランジ4cが形成されている。そして、分離部側筒状部4aの下端は、図2(b)に拡大して示したように、本体側筒状部6の上端と肉薄のスコア7によって連設されている。
中栓2の嵌合部5は、図2(b)に示すように、容器本体50の口部50aの外周壁に密着して固定される外筒部5aと、口部50aの内周壁に密着して固定される内筒部5bと、口部50aに密着して外筒部5aと内筒部5bとを連結する水平部5cと、水平部5cの内側から上方に延びる筒状の筒状部5eとを有して構成される。そして、外筒部5aには、図2(c)に拡大して示したように、外筒部5aの内周面全周に亘って多数の突部5dが形成されている。この突部5dは、容器本体50の口部50aの環状凹部50cに嵌入して、中栓2と容器本体50とを強固に結合させる。筒状部5eの外周面には、螺合部である雄ネジ5fが形成されている。この雄ネジ5fは、後述する上蓋3の雌ネジ3dに螺合する。また、筒状部5eの内周面には、内方に向けて周方向等間隔に複数(実施形態では4つ)のリブ5gが形成されている。このリブ5gは、筒状部5eを補強している。
中栓2の本体側筒状部6は、全体として円錐筒状に形成され、端部において上方に向けて口径が増大するリップ6aを有し、容器本体50内の液体を注ぎ出す際の液切れを良くする。
中栓2は、打栓により容器本体50とともに内容物を気密又は液密に封入する密閉空間を形成する。中栓2のうち、分離部4は、図2(b)に拡大して示すように、スコア7において中栓2の開封、即ち中栓2の最初の開栓の際に切り取られ、開口部OP(図8参照)を形成する。
上蓋3は、樹脂製の一体成形品であり、図3(a)及び3(b)に示すように、湾曲した側面壁3aと平坦な上端壁3bとを備える。側面壁3aと上端壁3bとは、円錐台状の外観を形成し、中栓2を覆って埃、水気等の外部環境から保護する。側面壁3aには、内面上部から上蓋3の回転軸AXである軸心と平行で下方に延びる筒状部3cが形成され、当該筒状部3cの内周面には、螺合部として上記中栓2の雄ネジ5fに螺合する雌ネジ3dが形成されている。また、筒状部3cの外周面には、周方向等間隔で、軸心と平行に下方に延びる複数本(実施形態では、8本)のリブ3eが形成されている。このリブ3eは、筒状部3cを補強する。さらに、側面壁3aの下部外周面には、ローレット3fが形成されている。このローレット3fは、上蓋3を周方向に回転させる際の、滑り止めの機能を有する。
上蓋3において、側面壁3aの上端部分A1には、側面壁3aと上端壁3bとの間の角部3gに沿って環状に延びる段差状の窪み(溝)3iが形成されている。また、上端壁3bの外縁部分A2には、角部3gに沿って環状に延びる断面V字の窪み(溝)3jが形成されている。これらの窪み(溝)3i,3jは、角部3gに加わる衝撃を弱める衝撃吸収部又は緩衝手段となっている。つまり、上蓋3を装着した蓋付容器100が反転して落下し、角部3gから着した場合、窪み(溝)3i,3jに対応する肉薄の部分が弾性変形し、段差状の窪み3iと断面V字の窪み(溝)3jとの間に配置された中間部3kが一時的又は恒常的に陥没し、落下の衝撃が上端壁3b全体に及ぶことを防止している。
上蓋3は、上端壁3bの下面に下方に延びる環状の突出部8を備えている。突出部8の内周面8aは、上下のAB方向に延びる上蓋3の回転軸AXと略平行に形成され、外周面8fは、回転軸AXに対して僅かに傾斜して形成され、突出部8は、下端にゆくにしたがって厚みが薄くなるようにテーパ状に形成されている。突出部8の下端には、開封時に中栓2のフランジ4cに係合するための爪8cが上蓋3の回転軸AXがある中心方向に向けて形成されている。つまり、上端壁3bは、突出部8及び爪8cを備えることで、中栓2の分離部4を保持可能とする保持部として機能する。
図1に戻って、容器本体50は、樹脂製の一体成形品、またはガラス製の一体成形品であり、口部50aが他の胴部50bよりも絞り込まれている。そして、口部50aの外周面には、周方向に環状凹部50cが形成されている。
以下、キャップ1の組み付け、蓋付容器100の開封動作等について図4乃至図8を参照しながら説明する。
まず、キャップ1の組み付けは、図4に示すように、上蓋3を中栓2に被せ、上蓋3の雌ネジ3dを中栓2の雄ネジ5fに螺合させて上蓋3を回転させ、図5に示すように、上蓋3を中栓2に係合させる。その際、突出部8が中栓2の分離部4のフランジ4cによって外方に拡げられながら、爪8cがフランジ4cを通過する。そして、爪8cがフランジ4cを通過しきったとき、突出部8が弾性によって復元され、爪8cがフランジ4cを包み込むように当接しつつ係合する。
次いで、このキャップ1を容器本体50の口部50aに装着する。キャップ1の容器本体50への装着は、図6に示すように、キャップ1における外筒部5aと内筒部5bとの間に容器本体50の口部50aを押し込むことによって行なわれる。この状態では、中栓2の突部5dが容器本体50の環状凹部50cに嵌合して、中栓2と容器本体50との結合を確実にする。
容器内への液体の収容の手順は、先ず容器本体50に液体を注入し、その容器本体50に、予め組付けたキャップ1を上記のようにして装着する。なお、液体を注入した容器本体50に中栓2を装着し、その後に中栓2に上蓋3を装着してもよい。
この状態の蓋付容器100から内容物を取り出す場合には、先ず上蓋3を締め込む方向、即ち時計方向回りに回転させる。すると、図7に示すように、上蓋3の上端壁3bの下面で中栓2の分離部4を押し込むことになり、それによって、スコア7が切断されて、分離部4が本体部20の本体側筒状部6から離脱可能となる。つまり、キャップ1は、本体部20に開口部OP(図8参照)が形成された開封状態又は分離状態となる。この状態においては、分離部4のフランジ4cが突出部8の内周面8a内に収容され、上蓋3の上端壁3bに近接した状態となる。
キャップ1の本体部20から分離部4が分離された開封状態で、図8に示すように、上蓋3を緩める方向即ち反時計回りに回転させると、上蓋3に伴って、突出部8の爪8cによって拘束された分離部4が中栓2の本体側筒状部6から離脱される。そして、上蓋3を上方へ持ち上げると、図6に示したように、フランジ4cが突出部8の爪8cに当接し、上蓋3の上昇に伴って分離部4を引き上げることになり、分離部4が中栓2の本体側筒状部6から容易に離脱される。以上のようにして、中栓2は開封され、形成された開口部OPから容器本体50内の液体を注ぎ出すことが可能となる。また、上蓋3は、容器本体50に対して着脱自在となる。
このようにして開栓された容器本体50に上蓋3(分離部4を保持している)を装着するには、上蓋3の雌ネジ3dを中栓2の雄ネジ5fに再び螺合させ、上蓋3を時計方向に回転させる。すると、上述した開封によって上蓋3に保持されている分離部4が、中栓2の本体側筒状部6の開口部OPに嵌合され、当該開口部OPが塞がれる。この状態は、図7と同様になる。この際に、分離部4は、内側シール栓として機能する。
以上のように、本実施形態では、キャップ1での開封動作において、分離部4を中栓2から切り取るので、比較的簡単な構造でありながら、上蓋3の回転動作に伴うキャップ1の開封即ち中栓2の開封が可能となり、開栓作業が容易となる。そして、分離された分離部4は上蓋3に保持されるため紛失の虞がなく、また衛生的に保管される。
また、図9に示したように、この実施形態の蓋付容器100では、例えば蓋付容器100を床に落とした場合のように、蓋付容器100が上下反転して傾いて落下することが考えられる。この場合、上蓋3の側面壁3aと上端壁3bの角部3gに斜め方向に衝撃Fが作用することがある。この場合、衝撃Fを受けて窪み3iや断面V字の窪み(溝)3jの周辺が変形し中間部3kが陥没するが、中間部3kの陥没によって衝撃Fのエネルギーが吸収され、突出部8を介して中栓2の分離部4に伝達される衝撃が緩和される。したがって、分離部4と本体側筒状部6とを連結しているスコア7が損傷されることが防止される。なお、上蓋3の上端壁3bがその上面3sに垂直な方向から衝撃を受けた場合、比較的丈夫な筒状部3cを介して中栓2の筒状部5eに力が伝わるので、上蓋3は、変形せず、中栓2の分離部4に伝達される衝撃は少なくなる。つまり、分離部4と本体側筒状部6とを連結しているスコア7が損傷される現象は生じにくい。
以上のように実施形態のキャップ1では、上蓋3が側面壁3aと上端壁3bとを繋ぐ角部3gの少なくとも一部に衝撃吸収部としての窪み3i,3jを有するので、上蓋3に衝撃が働いた場合であっても、その影響が上蓋3の他の部分や中栓2に及ぶことを抑制できる。なお、窪み(衝撃吸収部)3i,3jは、落下の衝撃が大きい場合、中間部3kが陥没したまま、もしくは窪み3jの一部が破断して衝撃の痕跡を残すようにできるので、落下等によって仮に上蓋3又は中栓2に損傷が生じても損傷の可能性を視覚的に確認できる。
本発明は、上記実施形態に限定されものではなく、様々な変形が可能である、例えば、図10に示すように、突出部8には、周方向複数箇所(例えば8箇所)にスリット8bを形成することもできる。これにより、突出部8は、少なくとも先端側で複数(実施形態では8個)の突出要素80に分割形成されたものとなっている。結果的に、突出部8すなわち突出要素80の下端部は、変形が容易になる。
上記実施形態では、衝撃吸収部として、側面壁3aに1つの窪み3iを設け、上端壁3bに1つの窪み3jを設けているが、側面壁3aに例えば2つ以上の同心に配置された窪み3iを設け、上端壁3bに例えば2つ以上の同心に配置された窪み3jを設けることもできる。
上記実施形態では、衝撃吸収部として、側面壁3aの表面側に凹の窪み3iを設け、上端壁3bの表面側に凹の窪み3jを設けているが、側面壁3aの裏面側に凹の窪み103iを設け、上端壁3bの裏側側に凹の窪み103jを設けることもできる。(図11(a)参照)。
上記実施形態では、衝撃吸収部として、窪み3i,3jを設けているが、これに代えて或いは追加して、角部3gにおいて上方に延びる突起203mを形成することもできる(図11(b)参照)。
また、本実施形態では、中栓2は、打栓式複合キャップであり、嵌合部5を用いて打栓により容器本体50とともに内容物を気密又は液密に封入するものとしているが、打栓に限らず、例えばスクリュー式や溶着によるシーリングによっても容器本体50の内容物たる液体の収納が可能である。
また、上記実施形態では、分離部側筒状部4aを本体側筒状部6よりも、本体側筒状部6の肉厚分だけ内側にオフセットさせた中栓2を示しているが、分離部側筒状部4aを本体側筒状部6よりも本体側筒状部6の肉厚分だけ外側にオフセットさせたものであってもよい。
また、上記実施形態において、分離部側筒状部4aの外周面と本体側筒状部6の内周面との少なくとも一方に、環状の低い突起であるシールを設けることができる。このようなシールを設けることによって、分離部側筒状部4aと本体側筒状部6との間に確実な液密状態を確保することができる。つまり、最初の開封後に繰返される再使用に際して液漏れを確実に防ぐことができる。
また、上記実施形態では、上蓋3を中栓2に螺合させているが、上蓋3を容器本体50に螺合させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、開封前に上蓋3の突出部8の爪8cが中栓2のフランジ4cに係合し開封後に爪8cがフランジ4cに係合しフランジ4cを保持する構成としているが、開封前に上蓋3の突出部8の爪8cが中栓2のフランジ4cに当接するだけで、開封後に爪8cがフランジ4cに係合しこれを保持する構成とすることもできる。
1…キャップ、 2…中栓、 3…上蓋、 3a…側面壁、 3b…上端壁、 3c…筒状部、 3d…雌ネジ、 3i,3j…窪み(衝撃吸収部)、 3g…角部、 3f…ローレット、 4…分離部、 4a…分離部側筒状部、 4b…天井壁、 4c…フランジ、 5…嵌合部、 5a…外筒部、 5b…内筒部、 5c…水平部、 5d…突部、 5e…筒状部、 5f…雄ネジ、 5g…リブ、 6…本体側筒状部、 6a…リップ、 7…スコア、 8…突出部、 8a…内周面、 8c…爪、 20…本体部、 50…容器本体、 50a…口部、 100…蓋付容器、 OP…開口部

Claims (7)

  1. 容器本体とともに内容物を封入する密閉空間を形成し、前記密閉空間に開口部を形成するための分離部を有する中栓と、
    前記中栓の側面を覆う側面壁と前記側面壁に連設し前記中栓の前記開口部を覆う上端壁とを有する上蓋と、
    を備える容器用のキャップであって、
    前記上蓋は、前記側面壁と前記上端壁とを繋ぐ角部の少なくとも一部に衝撃吸収部を有し、
    前記衝撃吸収部は、前記上蓋の表面から窪みとして形成された環状に延びる2つの溝、及び前記上蓋の裏面から窪みとして形成された環状に延びる2つの溝のいずれか一方であり、
    前記溝は、前記側面壁の上端部分と前記上端壁の外縁部分とにそれぞれ形成されており、
    前記溝に対応する肉薄の部分が弾性変形して衝撃を吸収することを特徴とする容器用のキャップ。
  2. 前記衝撃吸収部は、前記角部の周縁上に設けられることを特徴とする請求項1に記載の容器用のキャップ。
  3. 前記上蓋は、前記分離部を前記中栓から分離して前記開口部を形成することを可能にするとともに前記分離部の分離に際して当該分離部を保持する保持手段を有することを特徴とする請求項1及び2のいずれか一項に記載の容器用のキャップ。
  4. 前記中栓は、前記開口部において前記分離部に連設されるとともに周縁において前記容器本体に係止される本体部を有し、
    前記保持手段は、前記上蓋の上端壁下面から下方に延びるとともに前記分離部の上部に形成されたフランジの周縁に前記分離部の開封に伴う分離前に当接し前記分離部の分離後に前記フランジの周縁に係合可能な環状の突出部を有することを特徴とする請求項3に記載の容器用のキャップ。
  5. 前記上蓋は、回転動作により前記容器本体側との着脱を可能にする螺合部を有し、当該螺合部の回転動作により前記分離部を押圧することで当該分離部を前記中栓から分離して前記開口部を形成することを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載の容器用のキャップ。
  6. 前記本体部は、前記開口部を画成する本体側筒状部を有し、
    前記分離部は、前記本体側筒状部に対して内径側及び外径側のいずれか一方にオフセットさせた分離部側筒状部を有することを特徴とする請求項5に記載の容器用のキャップ。
  7. 前記上蓋と前記中栓とを螺合によって互いに結合させたことを特徴とする請求項5及び6のいずれか一項に記載の容器用のキャップ。
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