JP6107720B2 - 探索システム及び探索装置 - Google Patents

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Description

本発明は、探索システム及び探索装置に関する。
従来、子供が誘拐等された場合に、子供の居場所等の捜索を行うことができるシステムが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2007−150904号公報
子供等だけでなく、様々な種類や用途の捜索をして欲しいというニーズは、多く存在する。
本発明は、様々な探索物の探索が可能な探索システム及び探索装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
第1の発明は、探索物に設けられ電波を発信する電波発信機と、前記電波発信機から、電波を受信する携帯情報端末と、前記携帯情報端末に対して通信可能に接続された管理装置と、を備えた探索システムであって、前記電波発信機は、前記電波発信機を識別する装置識別情報を含む電波を発信し、前記携帯情報端末は、前記電波発信機から、前記装置識別情報を含む電波を受信する電波受信手段と、前記電波受信手段が電波を受信したことに応じて、前記装置識別情報を含む電波検知情報を、前記管理装置に送信する情報送信手段と、を備え、前記管理装置は、前記装置識別情報と、探索を開始するための探索開始条件とを対応付けて記憶する探索開始条件記憶部と、前記携帯情報端末から前記電波検知情報を受信する情報受信手段と、前記電波検知情報に含まれる前記携帯情報端末による電波の受信条件が、前記電波に含まれる前記装置識別情報に対応した探索開始条件に合致するものであるか否かを、前記探索開始条件記憶部を参照して判断する条件判断手段と、前記条件判断手段により前記受信条件が前記探索開始条件に合致する場合に、前記探索物に関する通知を行う通知手段と、を備えること、を特徴とする探索システムである。
第2の発明は、第1の発明の探索システムにおいて、前記探索開始条件として、探索対象時間帯の情報を有し、前記受信条件は、前記電波発信機から電波を受信した受信時刻に関する情報であり、前記条件判断手段は、前記受信条件が前記探索対象時間帯に含まれる場合に、探索開始条件に合致するものであると判断すること、を特徴とする探索システムである。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の探索システムにおいて、前記探索開始条件として、探索対象外の地域に関する情報を有し、前記携帯情報端末は、位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、前記情報送信手段は、前記位置情報取得手段が取得した位置情報をさらに含む前記電波検知情報を送信し、前記受信条件は、前記電波を受信した前記携帯情報端末の位置情報であり、前記条件判断手段は、前記受信条件が探索対象の地域に含まれる場合に、探索開始条件に合致するものであると判断すること、を特徴とする探索システムである。
第4の発明は、第1の発明又は第2の発明の探索システムにおいて、前記管理装置は、複数の前記携帯情報端末に対して通信可能に接続されており、前記情報送信手段は、前記携帯情報端末を識別する端末識別情報をさらに含む前記電波検知情報を送信し、前記探索開始条件として、単位時間あたりの受信端末数に関する許容範囲情報を有し、前記受信条件は、単位時間あたりの受信端末数の情報であり、前記条件判断手段は、単位時間あたりの受信端末数が許容範囲外である場合に、探索開始条件に合致するものであると判断すること、を特徴とする探索システムである。
第5の発明は、第2の発明の探索システムにおいて、前記管理装置は、複数の前記携帯情報端末に対して通信可能に接続されており、前記携帯情報端末は、位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、前記情報送信手段は、前記携帯情報端末を識別する端末識別情報と、前記位置情報取得手段により取得した位置情報とをさらに含む前記電波検知情報を送信し、前記探索開始条件として、距離差の許容範囲に関する情報を有し、前記受信条件は、異なる時刻に受信した複数の前記携帯情報端末の位置情報であり、前記条件判断手段は、異なる時刻に受信した複数の前記携帯情報端末の位置情報から算出した距離差が許容範囲外である場合に、探索開始条件に合致するものであると判断すること、を特徴とする探索システムである。
第6の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの探索システムにおいて、前記条件判断手段は、前記電波受信手段によって同じ前記装置識別情報を含む電波を継続して受信するか否かを判断し、前記通知手段は、前記条件判断手段により、前記電波を継続して受信しなくなった場合に、前記探索物に関する通知を行うこと、を特徴とする探索システムである。
第7の発明は、第2の発明、第3の発明及び第6の発明のいずれかの探索システムにおいて、前記探索物は、生物であり、前記電波発信機は、前記探索物の生体情報を検出する生体情報検出部を備え、前記情報送信手段は、前記生体情報検出部が検出した生体情報をさらに含む前記電波検知情報を送信し、前記探索開始条件として、生体情報の許容範囲を有し、受信条件は、前記電波に含まれる前記生体情報であり、前記条件判断手段は、前記受信条件が生体情報の許容範囲を超えている場合に、探索開始条件に合致するものであると判断すること、を特徴とする探索システムである。
第8の発明は、第1の発明の探索システムにおいて、前記電波発信機は、移動状態検出部を備え、前記情報送信手段は、前記移動状態検出部が検出した移動情報をさらに含む前記電波検知情報を送信し、前記探索開始条件として、移動情報の有無に関する情報を有し、受信条件は、前記電波に含まれうる前記移動情報であり、前記条件判断手段は、前記受信条件が受信した電波に前記移動状態検出部が検出した移動情報を含む場合に、探索開始条件に合致するものであると判断すること、を特徴とする探索システムである。
第9の発明は、第1の発明から第8の発明までのいずれかの探索システムにおいて、前記管理装置は、前記条件判断手段により前記受信条件が前記探索開始条件に合致する場合に、前記携帯情報端末に対して特典を付与する特典付与手段を備えること、を特徴とする探索システムである。
第10の発明は、第9の発明の探索システムにおいて、前記携帯情報端末は、前記電波受信手段が電波を受信した位置に関する情報を入力可能な入力画面を出力する入力画面出力手段と、前記入力画面に入力された入力情報を、前記管理装置に送信する入力情報送信手段と、を備え、前記特典付与手段は、前記携帯情報端末から前記入力情報を受信した場合に、前記特典を付与すること、を特徴とする探索システムである。
第11の発明は、第1の発明から第10の発明までのいずれかの探索システムにおいて、前記探索開始条件記憶部は、探索開始済みか否かを示す探索フラグを前記装置識別情報に対応付けて記憶し、前記管理装置は、前記条件判断手段により前記受信条件が前記探索開始条件に合致する場合に、前記探索開始条件記憶部の前記装置識別情報に対応する前記探索フラグを有効にするフラグ有効手段と、前記情報受信手段が前記電波検知情報を受信したときに、前記電波に含まれる前記装置識別情報に対応した前記探索フラグを、前記探索開始条件記憶部を参照して取得するフラグ取得手段と、前記フラグ取得手段により前記探索フラグが有効である場合は、前記携帯情報端末に対して特典を付与する特典付与手段と、を備え、前記条件判断手段は、前記フラグ取得手段により取得した前記探索フラグが有効でないときに行うこと、を特徴とする探索システムである。
第12の発明は、第11の発明の探索システムにおいて、前記管理装置は、前記特典と、前記装置識別情報とを対応付けて記憶する特典記憶部を備え、前記特典付与手段は、前記条件判断手段により条件を満たすと判断されたときから所定時間内に受信した前記携帯情報端末の端末数に応じて、前記特典記憶部に記憶された前記特典を分配して付与すること、を特徴とする探索システムである。
第13の発明は、第11の発明の探索システムにおいて、前記特典付与手段は、前記条件判断手段により条件を満たすと判断された後に受信した前記携帯情報端末の順番に応じて行うこと、を特徴とする探索システムである。
第14の発明は、第13の発明の探索システムにおいて、前記特典付与手段は、前記携帯情報端末の順番に応じて前記特典の量を傾斜配分して付与すること、を特徴とする探索システムである。
第15の発明は、第9の発明から第11の発明までのいずれかの探索システムにおいて、前記特典付与手段は、前記条件判断手段により条件を満たすと判断されたときから受信した電波に含む前記装置識別情報の数に応じて行うこと、を特徴とする探索システムである。
第16の発明は、第1の発明から第15の発明までのいずれかの探索システムにおいて、前記電波発信機は、所定の時間間隔で電波を発信するものであり、前記条件判断手段は、前記情報受信手段が受信した前記電波検知情報の受信回数が一定数以上である場合に、前記受信条件が前記探索開始条件に合致するものであるか否かを判断すること、を特徴とする探索システムである。
第17の発明は、第1の発明から第16の発明までのいずれかの探索システムにおいて、前記電波検知情報には、前記電波の電波強度に関する情報を含み、前記条件判断手段は、前記情報受信手段が受信した前記電波検知情報に含まれる電波強度が所定の強度以上である場合に、前記探索開始条件に合致するものであるか否かを判断すること、を特徴とする探索システムである。
第18の発明は、第17の発明の探索システムにおいて、前記電波発信機は、電波強度の異なる複数の電波を所定間隔で発信させるものであること、を特徴とする探索システムである。
第19の発明は、第1の発明から第3の発明まで、及び第6の発明から第8の発明までのいずれかの探索システムであって、前記管理装置と、前記携帯情報端末とは、一体の装置であること、を特徴とする探索システムである。
第20の発明は、探索物に設けられ電波を発信する電波発信機を識別する装置識別情報と、探索を開始するための探索開始条件とを対応付けて記憶する探索条件記憶部と、前記電波発信機から、前記装置識別情報を含む電波を受信する電波受信手段と、前記電波受信手段による電波の受信条件が、前記電波に含まれる前記装置識別情報に対応した探索開始条件に合致するものであるか否かを、前記探索条件記憶部を参照して判断する条件判断手段と、前記条件判断手段により前記受信条件が前記探索開始条件に合致する場合に、前記探索物に関する通知を行う通知手段と、を備える探索装置である。
本発明によれば、様々な探索物の探索が可能な探索システム及び探索装置を提供することができる。
第1実施形態に係る探索システムの全体構成図である。 第1実施形態に係る探索システムの各装置の機能ブロック図である。 第1実施形態に係る携帯情報端末での処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る携帯情報端末の表示例を示す図である。 第1実施形態に係る管理サーバでの探索処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る管理サーバの記憶部に記憶された各テーブルの例を示す図である。 第1実施形態に係る管理サーバでの探索条件判断処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る管理サーバの記憶部に記憶された条件内容テーブルの例を示す図である。 第1実施形態に係る管理サーバでの情報提供によるクーポン付与処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る探索システムの全体構成図及び携帯情報端末と管理サーバとの機能ブロック図である。 第2実施形態に係る携帯情報端末での処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る管理サーバでの探索処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る管理サーバでの探索条件判断処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る探索システムの全体構成図及び管理サーバとビーコン端末との機能ブロック図である。 第3実施形態に係る管理サーバでの探索処理を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る探索システムの全体概要図である。 第4実施形態に係る管理サーバの機能ブロック図及び記憶部に記憶されたデジタルスタンプテーブルの例を示す図である。 第4実施形態に係る携帯情報端末での処理を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る管理サーバでの探索処理を示すフローチャートである。 第5実施形態に係る探索システムの全体構成図及び管理サーバの機能ブロック図である。 第5実施形態に係る管理サーバでの探索条件判断処理を示すフローチャートである。 第6実施形態に係る探索システムの機能ブロック図である。 第6実施形態に係る携帯情報端末での処理を示すフローチャートである。 第6実施形態に係る携帯情報端末の表示例を示す図である。 第6実施形態に係る管理サーバでの探索処理を示すフローチャートである。 第6実施形態に係る管理サーバでの順位決定処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(第1実施形態)
<探索システム100の全体構成>
図1は、第1実施形態に係る探索システム100の全体概要図である。
図2は、第1実施形態に係る探索システム100の各装置の機能ブロック図である。
図1に示す探索システム100は、携帯情報端末1と、携帯情報端末3と、管理サーバ4(管理装置)と、ビーコン端末8(電波発信機)とを備えている。
探索システム100では、依頼人Xは、まず、紛失しては困るもの(つまり、探索物)に対してビーコン端末8を取り付けておく。本実施形態(図1)の場合、ビーコン端末8は、依頼人Xのペットである犬9(探索物)の首輪に取り付け(設け)られている。携帯情報端末1は、各ユーザが所持するものであり、様々な位置に包囲網のように存在する。そして、犬9の周辺に偶然に位置したユーザAの携帯情報端末1A(以下、ユーザAの携帯情報端末1を特定する場合には、携帯情報端末1Aとする。)は、犬9に取り付けられたビーコン端末8が発信する電波(以下、ビーコン端末8が発信する電波を、ビーコン電波ともいう。)を受信して、管理サーバ4に電波検知情報を送信する。ユーザと依頼人Xとは、知り合いであってもなくてもよい。
そして、探索システム100では、管理サーバ4は、携帯情報端末1Aから受信した電波検知情報の受信条件によって、ビーコン端末8を取り付けた犬9が探索開始条件に合致したものであるか否かを判断する。例えば、犬9が飼い主である依頼人Xの家から逃げ出した場合等、依頼人Xが犬9を探してもらいたいとして事前に登録した探索開始条件に合致すると、管理サーバ4は、依頼人Xに対して通知を行う。
そして、その後は、複数の携帯情報端末1が、犬9の探索を行うことができる。依頼人Xは、管理サーバ4からの通知により、依頼人X自らが所持する携帯情報端末3を何ら操作することなく、逃げ出した犬9に関する通知を受け取ることができる。
次に、各装置の構成について説明する。
<携帯情報端末1>
携帯情報端末1は、例えば、スマートフォンに代表されるコンピュータの機能を併せ持った携帯電話機等である。携帯情報端末1は、その他、タブレット端末であってもよい。
携帯情報端末1は、ビーコン端末8との間で、例えば、Bluetooth(登録商標)による近距離無線通信を行うことができる。また、携帯情報端末1は、無線通信の基地局Bと通信ネットワークNとを介して、管理サーバ4と通信可能になっている。
なお、基地局Bは、携帯情報端末1と管理サーバ4との間の通信をするための中継を行う。基地局Bは、例えば、無線LAN(Local Area Network)の基地局や、通信事業者の携帯端末通信網用の基地局等である。
また、通信ネットワークNは、管理サーバ4と基地局Bとの間のネットワークであり、インターネット回線や携帯端末通信網等である。
図2に示すように、携帯情報端末1は、制御部10と、記憶部20と、カメラ部23と、タッチパネルディスプレイ26と、Bluetoothアンテナ27と、GPS(Global Positioning System)アンテナ28と、通信I/F(インタフェース)部29とを備える。
制御部10は、携帯情報端末1の全体を制御する中央処理装置(CPU)である。制御部10は、記憶部20に記憶されているオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部10は、電波受信部11(電波受信手段)と、位置情報取得部12(位置情報取得手段)と、情報送信部13(情報送信手段)と、入力画面出力部14(入力画面出力手段)と、入力情報送信部15(入力情報送信手段)とを備える。
電波受信部11は、ビーコン端末8が発信する電波を、Bluetoothアンテナ27を介して受信する。
位置情報取得部12は、電波受信部11がビーコン電波を受信した際の携帯情報端末1の位置情報を、GPSアンテナ28を介して取得する。この位置情報は、GPS機能により測位演算して得られた緯度経度データである。
情報送信部13は、電波検知情報(後述する)を、管理サーバ4に対して送信する。
入力画面出力部14は、情報入力画面を出力する。情報入力画面は、ビーコン電波を受信した位置に関する情報を、ユーザが入力するための画面である。
入力情報送信部15は、情報入力画面により入力された情報を、管理サーバ4に対して送信する。
記憶部20は、制御部10が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するための半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部20は、探索プログラム20aを備える。
探索プログラム20aは、携帯情報端末1の制御部10が実行する各種機能を実行するためのプログラムである。探索プログラム20aは、例えば、インターネット上のWebサイトからダウンロードして、予め携帯情報端末1にインストールされているものとする。
カメラ部23は、撮影装置である。カメラ部23は、静止画や動画の画像データを取得する。
タッチパネルディスプレイ26は、液晶パネル等で構成される表示部としての機能と、ユーザからの指等によるタッチ入力を検出する入力部としての機能とを有する。
Bluetoothアンテナ27は、ビーコン端末8との間でBluetooth規格に基づいて短距離無線通信が可能である。Bluetoothアンテナ27は、受信したビーコン電波を電波受信部11に送る。
GPSアンテナ28は、GPS衛星(図示せず)によって送信されるGPS信号を受信するアンテナである。GPSアンテナ28は、受信したGPS信号を位置情報取得部12に送る。
通信I/F部29は、通信ネットワークNを介して管理サーバ4との通信を行うためのインタフェース部である。
<携帯情報端末3>
携帯情報端末3は、携帯情報端末1と同様な装置である。本実施形態では、携帯情報端末3は、持ち運び可能な端末として記載するが、持ち運びを前提としないPC(パーソナルコンピュータ)等であってもよい。
携帯情報端末3は、無線通信の基地局Bと通信ネットワークNとを介して、管理サーバ4との間で通信可能となっている。
携帯情報端末3は、制御部30と、記憶部35と、タッチパネルディスプレイ36と、通信I/F部39とを備える。
制御部30は、携帯情報端末3の全体を制御するCPUである。制御部30は、記憶部35に記憶されているOSや、電子メールプログラム等のアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
記憶部35は、制御部30が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するための半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部35は、例えば、登録用プログラム35a(後述する)を記憶している。
タッチパネルディスプレイ36は、液晶パネル等で構成される表示部としての機能と、ユーザからの指等によるタッチ入力を検出する入力部としての機能とを有する。
通信I/F部39は、通信ネットワークNを介して管理サーバ4との通信を行うためのインタフェース部である。
<管理サーバ4>
管理サーバ4は、携帯情報端末1から受信した電波検知情報に基づき、受信条件が探索開始条件に合致するか否かを判断する。そして、管理サーバ4は、受信条件が探索開始条件に合致する場合には、探索物に関する通知を行う。
図2に示すように、管理サーバ4は、制御部40と、記憶部50と、通信I/F部59とを備える。
制御部40は、管理サーバ4の全体を制御するCPUである。制御部40は、記憶部50に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部40は、情報受信部41(情報受信手段)と、フラグ取得部42(フラグ取得手段)と、条件判断部43(条件判断手段)と、通知部44(通知手段)と、特典付与部45(特典付与手段)と、フラグ変更部46(フラグ有効手段)とを備える。
情報受信部41は、携帯情報端末1から送信された電波検知情報を受信する。電波検知情報は、ビーコン端末8を識別するビーコンID(IDentifier)(装置識別情報)に関する情報と、携帯情報端末1を識別する端末IDに関する情報と、ビーコン電波の電波強度に関する情報を含む。
フラグ取得部42は、ビーコン管理テーブル52(後述する)に基づき、情報受信部41が取得した電波検知情報に含まれるビーコンIDに対応する探索フラグ(ON又はOFF)を取得する。探索開始条件を最初に設定した際(初期設定時)の探索フラグの初期状態は、OFFである。
条件判断部43は、フラグ取得部42が取得した探索フラグがOFFの場合に、受信した電波検知情報が探索開始条件に合致するか否かを判断する。条件判断部43は、後述する条件マスタテーブル53の条件IDが「1」の場合の探索開始条件の判断を行う。なお、フラグ取得部42が取得した探索フラグがONの場合には、条件判断部43は、処理を行わない。
通知部44は、条件判断部43で探索開始条件に合致した場合に、電波検知情報の送信元の携帯情報端末1に対して、情報入力画面データを送信する。また、通知部44は、条件判断部43で探索開始条件に合致した場合に、携帯情報端末3に対して、探索物が見つかった旨を、電子メールで通知する。
特典付与部45は、情報入力画面データに対する応答を携帯情報端末1から受信した場合に、特典を付与する。
フラグ変更部46は、条件判断部43で探索開始条件に合致した場合に、ビーコン管理テーブル52の対象の探索フラグを、OFFからONに変更する。
なお、詳細な説明は、後述する。
記憶部50は、制御部40が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部50は、条件内容テーブル51(探索開始条件記憶部)と、ビーコン管理テーブル52(探索開始条件記憶部)と、条件マスタテーブル53とを備える。
条件内容テーブル51は、ビーコンIDに対応する探索開始のための具体的な条件を記憶する。条件内容テーブル51は、ビーコン端末8のビーコンIDと、条件IDと、探索開始のための条件情報とを記憶する。
ビーコン管理テーブル52は、探索システム100で探索するビーコン端末8を管理するテーブルである。ビーコン管理テーブル52は、ビーコンIDと、除外端末IDと、条件IDと、探索フラグと、依頼人連絡先とを記憶する。
条件マスタテーブル53は、探索開始のための条件のカテゴリを記憶するテーブルである。条件マスタテーブル53は、条件IDと、条件の指定内容とを記憶する。
なお、各テーブルの詳細は、後述する。
通信I/F部59は、通信ネットワークNを介して、携帯情報端末1、携帯情報端末3との通信を行うためのインタフェース部である。
<ビーコン端末8>
ビーコン端末8は、本実施形態では、犬9に取り付ける端末である。
図2に示すように、ビーコン端末8は、制御部80と、記憶部85と、電波送出部87とを備える。
制御部80は、ビーコン端末8の全体を制御するCPUである。制御部80は、記憶部85に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
記憶部85は、制御部80が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するための半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部85は、ビーコンIDを記憶している。
電波送出部87は、ビーコンIDを含む電波を送出する。電波送出部87は、制御部80の制御によって、一定間隔(例えば、10秒間隔)で、強弱を繰り返すようにして電波を送出する。電波強度が強の電波は、BluetoothのClass1に対応する電波であり、例えば、ビーコン端末8を中心とした半径50m以内に携帯情報端末1が存在していれば、携帯情報端末1で受信可能である。一方、電波強度が弱の電波は、BluetoothのClass2に対応する電波であり、例えば、ビーコン端末8を中心とした半径10m以内に携帯情報端末1が存在していれば、携帯情報端末1で受信可能である。
<事前準備処理>
次に、探索システム100による処理の前提として、犬9の依頼人Xが管理サーバ4に対して行う事前準備処理について説明する。この事前準備処理は、依頼人Xが、携帯情報端末3を用いて行う。
依頼人Xは、携帯情報端末3を用いて、犬9に取り付けるビーコン端末8のビーコンIDと、探索開始条件と、依頼人連絡先とを登録する。これは、携帯情報端末3の記憶部35に、例えば、登録用プログラム35aをインストール後に実行することで実現できる。ビーコン端末8には、外部から見える態様でビーコンIDが示されている。そして、依頼人Xは、条件登録画面(図示せず)からビーコンIDと、条件IDとを入力する。ここでは、ビーコンIDを手入力するものとして説明しているが、携帯情報端末3がBluetoothアンテナを備え、ビーコン電波を受信することで、ビーコンIDを入力してもよい。条件IDは、図6の条件マスタテーブル53の内容を表示して、依頼人Xに選択させることで入力させてもよい。次に、依頼人Xは、条件IDに対応する探索開始条件と、依頼人連絡先とを入力する。探索開始条件とは、探索を開始して通知するための具体的な条件内容である。
制御部30は、入力されたビーコンIDと、条件IDと、探索開始条件と、依頼人連絡先とを受け付ける。そして、制御部30は、これらの情報と、この携帯情報端末3の端末IDとを含む探索条件情報を、管理サーバ4に対して送信する。例えば、条件IDを「1」に設定して、探索開始条件を、探索対象時間帯(例えば、22時から翌6時まで)と、探索対象外地域(ACB地区)とする。また、依頼人連絡先を、依頼人Xの電子メールアドレスとする。
管理サーバ4の制御部40は、携帯情報端末3から受信した探索条件情報を、条件内容テーブル51と、ビーコン管理テーブル52とに記憶させる(図6のビーコン管理テーブル52及び図8の条件内容テーブル51のビーコンID「B0101」を参照)。そして、管理サーバ4の制御部40は、登録完了通知を送信することで、携帯情報端末3の制御部30は、管理サーバ4から送信された登録完了通知を受信する。そうすることで、携帯情報端末3の依頼人Xは、犬9に関する探索開始条件が設定完了したことを知ることができる。
<携帯情報端末1の処理>
次に、携帯情報端末1の処理について説明する。
図3は、第1実施形態に係る携帯情報端末1での処理を示すフローチャートである。
図4は、第1実施形態に係る携帯情報端末1の表示例を示す図である。
本処理の前提として、携帯情報端末1には、事前に探索プログラム20aがインストールされている。また、探索プログラム20aは、携帯情報端末1において、フォアグラウンドではなく、バックグラウンドで実行中である。バックグラウンドで探索プログラム20aを実行することで、携帯情報端末1のユーザは、探索物の探索に関する操作をさせずに、携帯情報端末1を、ビーコン電波を常時受信可能な状態にできる。
なお、以下に説明する携帯情報端末1の処理は、探索プログラム20aの実行中には、常に繰り返し実行されるものである。
図3のステップS(以下、「S」という。)10において、携帯情報端末1の制御部10(電波受信部11)は、ビーコン電波を受信したか否かを判断する。携帯情報端末1が、ビーコン電波の受信範囲内(例えば、50m以内)に存在する場合には、制御部10(電波受信部11)は、ビーコン電波を受信することができる。ビーコン電波を受信した場合(S10:YES)には、制御部10は、処理をS11に移す。他方、ビーコン電波を受信していない場合(S10:NO)には、制御部10は、本処理を終了する。
S11において、制御部10(位置情報取得部12)は、ビーコン電波を受信した位置の位置情報を、GPSアンテナ28を介して取得する。
S12において、制御部10(情報送信部13)は、電波検知情報を、管理サーバ4に送信する。電波検知情報は、S10で受信したビーコン電波に含まれるビーコンIDを含む。また、電波検知情報は、S10で受信したビーコン電波の強度情報(強又は弱)と、S11で取得した位置情報を含む。さらに、電波検知情報は、この携帯情報端末1の端末IDを含む。
なお、電波検知情報を受信した管理サーバ4での処理は、後述する。
S13において、制御部10は、所定時間内に管理サーバ4から情報入力画面データを受信したか否かを判断する。管理サーバ4では、探索開始条件を満たす場合には、情報入力画面データを携帯情報端末1に送信する。所定時間内に情報入力画面データを受信した場合(S13:YES)には、制御部10は、処理をS14に移す。他方、所定時間内に情報入力画面データを受信していない場合(S13:NO)には、制御部10は、本処理を終了する。
S14において、制御部10(入力画面出力部14)は、タッチパネルディスプレイ26に情報入力画面61を表示させる。
図4(A)は、情報入力画面データを受信した際の表示例である。制御部10は、タッチパネルディスプレイ26に、ポップアップメッセージ60を表示させる。これを見たユーザは、何かを発見したことを知ることができる。そして、ポップアップメッセージ60の「OK」ボタンをユーザが選択することで、制御部10は、ポップアップメッセージ60を消去し、図4(B)に示す情報入力画面61を出力させる。
情報入力画面61は、ポップアップメッセージ60が表示された位置に関する情報を、ユーザに入力させるための画面である。情報入力画面61は、画像登録欄61aと、コメント欄61bと、ボタン61cとを備える。画像登録欄61aは、携帯情報端末1の位置周辺で撮影した写真等を登録するものである。コメント欄61bは、位置に関するコメントを入力するものである。ユーザは、カメラ部23を起動させて周辺の画像を撮影して、画像登録欄61aに登録することができる。また、ユーザは、コメント欄61bを選択することで、文字入力を行うことができる。
図3に戻り、S15において、制御部10は、ユーザによる送信操作を受け付けたか否かを判断する。送信操作は、情報入力画面61に設けられたボタン61cの操作である。送信操作を受け付けた場合(S15:YES)には、制御部10は、処理をS16に移す。他方、送信操作を受け付けていない場合(S15:NO)には、制御部10は、送信操作を受け付けるまで待機する。
なお、情報入力画面61にやめるボタンを設けて、制御部10は、やめるボタンを受け付けた場合には、情報を送信しないようにしてもよい。その場合には、制御部10は、本処理を終了する。
S16において、制御部10(入力情報送信部15)は、情報入力画面61にて入力された入力情報を、管理サーバ4に送信する。
S17において、制御部10は、管理サーバ4からクーポンIDを受信し、タッチパネルディスプレイ26に受信したクーポンIDの情報を表示する。クーポンIDの情報は、例えば、ユーザが購買時に使用できる割引に関するものである。その後、制御部10は、本処理を終了する。
このように、携帯情報端末1は、バックグラウンドでビーコン電波を受信して、管理サーバ4に電波検知情報を随時送信できる。よって、携帯情報端末1のユーザは、意識することなく、探索物の探索協力者になり得る。また、探索物が探索開始条件に合致して探索する状態である場合には、詳細な情報を情報提供することで特典を得ることができるので、インセンティブを付与でき、情報入力を積極的に行う契機になり得る。
<管理サーバ4の処理>
次に、管理サーバ4の処理について説明する。
図5は、第1実施形態に係る管理サーバ4での探索処理を示すフローチャートである。
図6は、第1実施形態に係る管理サーバ4の記憶部50に記憶された各テーブルの例を示す図である。
図7は、第1実施形態に係る管理サーバ4での探索条件判断処理を示すフローチャートである。
図8は、第1実施形態に係る管理サーバ4の記憶部50に記憶された条件内容テーブル51の例を示す図である。
なお、以下に説明する管理サーバ4の探索処理は、電波検知情報を受信するたびに実行されるものである。
図5のS40において、管理サーバ4の制御部40(情報受信部41)は、携帯情報端末1から送信された電波検知情報を受信する。これは、図3のS12において、携帯情報端末1が電波検知情報を送信した場合である。
S41において、制御部40は、ビーコン管理テーブル52を参照して、電波検知情報に含まれるビーコンIDが対象のものであるか否かを判断する。
ここで、ビーコン管理テーブル52について説明する。図6に示すように、ビーコン管理テーブル52は、対象とするビーコンIDと、条件IDと、除外端末IDと、探索フラグと、依頼人連絡先とを記憶する。条件IDは、条件マスタテーブル53に対応するものであり、探索開始条件のカテゴリを判別するためのものである。除外端末IDは、探索開始条件としない端末IDを記憶するものである。探索フラグは、探索開始中か否かを表すものであり、OFFは「0」で、ONは「1」で示している。上述した事前準備処理をした際には、探索フラグは「0」である。依頼人連絡先は、上述した事前準備処理で依頼人Xが入力した電子メールアドレス等である。
図5に戻り、ビーコン管理テーブル52に該当のビーコンIDがある場合には、対象のものである。ビーコンIDが対象のものである場合(S41:YES)には、制御部40は、処理をS42に移す。他方、ビーコンIDが対象のものではない場合(S41:NO)には、制御部40は、本処理を終了する。
S42において、制御部40は、ビーコン管理テーブル52を参照して、電波検知情報に含まれるビーコンIDに対応する除外端末IDを取得する。そして、制御部40は、電波検知情報に含まれる端末IDが取得した除外端末IDであるか否かを判断する。これは、例えば、依頼人Xが携帯情報端末3とは別に携帯情報端末1を所持していたり、携帯情報端末3に携帯情報端末1の機能を有していたりする場合に、その端末の端末IDを予め除外端末IDとして登録しておくことで、その端末を除くための処理である。端末IDが対象のものである場合(S42:YES)には、制御部40は、本処理を終了する。他方、端末IDが対象のものではない場合(S42:NO)には、制御部40は、処理をS43に移す。
S43において、制御部40は、受信した電波通知情報に含まれる電波強度が弱であるか否かを判断する。これは、探索物の発見に関する位置の精度を向上させるため、電波強度が弱のもののみを探索開始条件の判断対象とするためである。電波強度が弱である場合(S43:YES)には、制御部40は、処理をS44に移す。他方、電波強度が弱ではない場合(S43:NO)には、制御部40は、本処理を終了する。
S44において、制御部40は、受信した電波検知情報を、電波検知情報を受信した日時に対応付けて、検知ログとして記憶部50に記憶させる。
S45において、制御部40(条件判断部43)は、電波確実性の条件を満たすか否かを判断する。
電波確実性の条件を満たすか否かの処理は、以下の条件を満たすか否かを判断する。
条件は、「同じビーコンID及び同じ端末IDであって、電波強度が弱である電波検知情報を、現時点からさかのぼって所定時間までの間(例えば、現時点から過去3分間)に複数回(例えば、5回以上)受信しているか。」というものである。
この処理は、携帯情報端末1がビーコン端末8から電波強度が弱であるビーコン電波を1回だけでなく複数回受信することで、探索物の発見に関する確実性を向上させるためのものである。この処理は、記憶部50に記憶された検知ログを使用して行うことができる。
電波確実性の条件を満たしている場合(S45:YES)には、制御部40は、処理をS46に移す。他方、電波確実性の条件を満たしていない場合(S45:NO)には、制御部40は、本処理を終了する。
S46において、制御部40(フラグ取得部42)は、条件内容テーブル51を参照して、電波検知情報に含まれるビーコンIDに対応する探索フラグを取得する。
S47において、制御部40(条件判断部43)は、S46で取得した探索フラグがOFFであるか否かを判断する。探索フラグがOFFである場合(S47:YES)には、制御部40は、処理をS48に移す。他方、探索フラグがONである場合(S47:NO)には、制御部40は、処理をS52に移す。
S48において、制御部40(条件判断部43)は、探索条件判断処理を行う。
ここで、探索条件判断処理について、図7に基づき説明する。
S60において、制御部40は、条件内容テーブル51を参照して、該当のビーコンIDに対応する条件内容を参照する。そして、制御部40は、電波検知情報の受信日時が条件内容の時間帯の範囲内であるか否かを判断する。電波検知情報の受信日時が条件内容の時間帯の範囲内である場合(S60:YES)には、制御部40は、処理をS61に移す。他方、電波検知情報の受信日時が条件内容の時間帯の範囲内ではない場合(S60:NO)には、制御部40は、処理をS62aに移す。
S61において、制御部40は、電波検知情報の位置情報が条件内容の地区内であるか否かを判断する。電波検知情報の位置情報が条件内容の地区内である場合(S61:YES)には、制御部40は、処理をS62に移す。他方、電波検知情報の位置情報が条件内容の地区内ではない場合(S61:NO)には、制御部40は、処理をS62aに移す。
S62において、制御部40は、条件内容テーブル51の条件を満たすと判断する。その後、制御部40は、本処理を終了して、図5に戻る。
他方、S62aにおいて、制御部40は、条件内容テーブル51の条件を満たさないと判断する。その後、制御部40は、本処理を終了して、図5に戻る。
ビーコンIDが「B0101」の例(図8参照)では、20時以降翌朝6時までの時間帯(夜間)であって(S60:YES)、ACB地区(例えば、居住圏)外で、犬9に取り付けられたビーコン端末8からの電波を受信した場合(S61:YES)には、探索開始条件に合致している。他方、犬9に取り付けられたビーコン端末8からの電波を受信しても、昼間等であれば(S60:NO)、探索開始条件に合致しない。
図5に戻り、S49において、制御部40(条件判断部43)は、探索条件判断処理の結果、条件を満たしているか否かを判断する。条件を満たしている場合(S49:YES)には、制御部40は、処理をS50に移す。他方、条件を満たしていない場合(S49:NO)には、制御部40は、本処理を終了する。
S50において、制御部40(フラグ変更部46)は、ビーコン管理テーブル52の該当のビーコンIDに対応する探索フラグを、OFFからONに変更する。
S51において、制御部40(通知部44)は、依頼人Xの携帯情報端末3に対して、通知処理を行う。具体的には、制御部40は、ビーコン管理テーブル52を参照して、依頼人連絡先に登録した電子メールアドレス宛に、犬9が発見された旨の電子メールを送信する。なお、後述する情報提供ページのURI(Uniform Resource Identifier)を電子メールの本文に記載しておいてもよい。
S52において、制御部40は、次に説明する情報提供によるクーポン付与処理を行う。その後、制御部40は、本処理を終了する。
なお、探索フラグのONからOFFへの変更は、適宜行ってよい。例えば、制御部40は、探索フラグをONからOFFへの変更を、所定時間後に行ってもよいし、情報提供によるクーポン付与を行った数が所定数になったことによって行ってもよい。また、依頼人Xによる携帯情報端末3からの操作によって行ってもよい。
ここで、情報提供によるクーポン付与処理を説明する。
図9は、第1実施形態に係る管理サーバ4での情報提供によるクーポン付与処理を示すフローチャートである。
S70において、制御部40(通知部44)は、電波検知情報を送信した携帯情報端末1に対して情報入力画面データ(図4参照)を送信する。
S71において、制御部40は、入力情報を受信したか否かを判断する。制御部40は、図3のS16において、携帯情報端末1が入力情報を送信した場合には、入力情報を受信できる。入力情報を受信した場合(S71:YES)には、制御部40は、処理をS72に移す。他方、入力情報を受信していない場合(S71:NO)には、制御部40は、本処理を終了する。つまり、この探索システム100では、入力情報を受信した場合にのみクーポンを付与する。
S72において、制御部40は、受信した入力情報を、通報ログとして記憶部50に記憶させる。
S73において、制御部40は、記憶された通報ログを依頼人Xが参照できるように、情報提供ページを作成する。
これにより、依頼人Xは、例えば、携帯情報端末3を用いて、管理サーバ4にアクセスし、携帯情報端末1が入力して送信した各種の情報(写真や位置に関するコメント等)を参照できる。依頼人Xは、予めビーコン端末8を取り付けておいた探索物が発見された場所についての情報を得ることができる。
S74において、制御部40(特典付与部45)は、電波検知情報を送信した携帯情報端末1に対して、予め記憶部50(特典記憶部)に記憶されているクーポンIDを送信する。その後、制御部40は、本処理を終了して、図5に戻る。
このように、第1実施形態の探索システム100によれば、以下のような効果がある。
(1)管理サーバ4は、犬9に取り付けたビーコン端末8からの電波を受信したときの受信条件が、探索物の発見を通知するための探索開始条件に合致する場合に、携帯情報端末3に通知をする。よって、受信条件が探索開始条件に合致しない場合には、通知しないので、煩わしさがない。また、管理サーバ4は、1回通知をした後は、探索開始条件の判断や携帯情報端末3に対する通知等を行わないので、無駄な処理を行わないようにできる。
(2)管理サーバ4は、条件内容テーブル51及びビーコン管理テーブル52に探索開始条件を予め記憶しておくことで、探索開始条件に合致する場合に、携帯情報端末3に自動的に通知できる。
(3)管理サーバ4は、条件内容テーブル51と、ビーコン管理テーブル52と、条件マスタテーブル53とを備えているので、様々な探索開始条件を登録できる。よって、依頼人Xは、探索物の行動等の特徴に合った条件を選んで設定することで、様々な種類の探索物に使用できる。
(4)管理サーバ4は、電波検知情報の受信時刻が探索対象時間帯に含まれれば、探索開始条件に合致したとして通知をする。よって、予め設定した時刻になった場合に探索開始できる。
(5)また、管理サーバ4は、ビーコン端末8を取り付けた犬9が、探索開始位置に移動した場合に、移動後の位置でビーコン電波を受信した携帯情報端末1の位置によって、探索開始条件に合致したとして通知ができる。
(6)管理サーバ4は、情報提供をした携帯情報端末1のユーザにクーポンという特典を付与するので、探索のための一連の動作を携帯情報端末1に行わせるための探索プログラム20aを、携帯情報端末1にインストールすることを促進できる。また、携帯情報端末1のユーザに、情報を積極的に入力させるように促すことができる。
(7)管理サーバ4は、電波強度が弱で、一定数以上のビーコン電波を受信した場合に探索開始条件の判断を行うので、確実性を向上できる。結果として、犬9の位置を特定しうる。
(8)電波受信としての役割を携帯情報端末1が担い、管理サーバ4では、記憶部50の探索開始条件を一元的に管理して、携帯情報端末1から受信した電波検知情報に基づいて集中処理できる。よって、携帯情報端末1と、管理サーバ4とにより処理が分散できるので、各装置の負荷を軽減できる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、依頼人の携帯情報端末が、見張り対象物(探索物)からのビーコン電波を常に受信してサーバに送信するものであり、携帯情報端末を所持する依頼人から見張り対象物が離れた場合に、探索を開始するものを説明する。なお、以降の説明において、上述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
<探索システム200>
図10は、第2実施形態に係る探索システム200の全体構成図及び携帯情報端末203と管理サーバ204との機能ブロック図である。
探索システム200は、依頼人のペットである犬9(見張り対象物)が依頼人の傍から離れた場合に、探索を開始するものである。
探索システム200は、携帯情報端末1と、携帯情報端末203と、管理サーバ204と、ビーコン端末8とを備える。
<携帯情報端末203>
携帯情報端末203は、依頼人が所持する携帯情報端末である。
携帯情報端末203は、制御部230と、記憶部235と、タッチパネルディスプレイ36と、通信I/F部39の他、Bluetoothアンテナ237を備える。
制御部230は、携帯情報端末203の全体を制御するCPUである。制御部230は、記憶部235に記憶されているOSや、電子メールプログラム等のアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
記憶部235は、制御部230が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するための半導体メモリ素子等の記憶領域である。記憶部235は、見張りプログラム235aを記憶している。
見張りプログラム235aは、携帯情報端末203の制御部230が実行する各種機能を実行するためのプログラムである。見張りプログラム235aは、インターネット上のWebサイト等からダウンロードして、携帯情報端末203にインストールされているものとする。
Bluetoothアンテナ237は、携帯情報端末1のBluetoothアンテナ27と同様である。
<管理サーバ204>
管理サーバ204は、制御部240と、記憶部50と、通信I/F部59とを備える。
制御部240が備える条件判断部243は、条件マスタテーブル53(図6参照)の条件IDが「2」の場合の探索開始条件の判断を行う。
<事前準備処理>
次に、探索システム200による処理の前提として、犬9の依頼人が管理サーバ204に対して行う事前準備処理について説明する。この事前準備処理は、依頼人が、携帯情報端末203を用いて行う。
依頼人は、携帯情報端末203に見張りプログラム235aをインストールして実行する。携帯情報端末203の制御部230は、ビーコン端末8が送出する電波を受信する。この電波には、ビーコンIDを含む。そして、依頼人は、条件登録画面(図示せず)から依頼人連絡先を入力する。制御部230は、受信したビーコンIDと、見張りプログラム235aに予め設定されている条件IDと、依頼人連絡先との情報と、この携帯情報端末3の端末IDと、条件IDとを含む探索条件情報を、管理サーバ204に対して送信する。
また、携帯情報端末203の制御部230は、受信したビーコン電波に含まれたビーコンIDを記憶部235に記憶させる。
管理サーバ204の制御部240は、携帯情報端末203から受信した探索条件情報に基づき、ビーコン管理テーブル52と、条件内容テーブル51とを更新する。例えば、条件IDを「2」に設定して、探索開始条件を、継続受信対象端末ID(例えば、TA0301)とする。また、依頼人連絡先を、依頼人の電子メールアドレスとする。そして、管理サーバ204は、携帯情報端末203に対して登録完了通知を送信する。
携帯情報端末203の制御部230は、管理サーバ204から送信された登録完了通知を受信するので、携帯情報端末203の依頼人は、犬9に関する更なる探索開始条件が設定完了したことを知ることができる。
<携帯情報端末203の処理>
次に、携帯情報端末203の処理について説明する。
図11は、第2実施形態に係る携帯情報端末203での処理を示すフローチャートである。
本処理の前提として、携帯情報端末203では、見張りプログラム235aを、携帯情報端末203のバックグラウンドで実行中である。バックグラウンドで見張りプログラム235aを実行することで、携帯情報端末203の依頼人に特段の意識をさせずに、携帯情報端末203を、ビーコン電波を常時受信可能な状態にできる。
なお、以下に説明する携帯情報端末203の処理は、見張りプログラム235aの実行中には、常に繰り返し実行されるものである。
S201において、携帯情報端末203の制御部230は、ビーコン電波を受信したか否かを判断する。携帯情報端末203が、ビーコン電波の受信範囲内(例えば、50m以内)に存在していれば、制御部230は、ビーコン電波を受信することができる。ビーコン電波を受信した場合(S201:YES)には、制御部230は、処理をS202に移す。他方、ビーコン電波を受信していない場合(S201:NO)には、制御部230は、本処理を終了する。
S202において、制御部230は、ビーコン電波に含むビーコンIDが対象のものであるか否かを判断する。ビーコンIDが事前準備処理において記憶部235に記憶されたものと同一であれば、対象のものである。ビーコンIDが対象のものである場合(S202:YES)には、制御部230は、処理をS203に移す。他方、ビーコンIDが対象のものではない場合(S202:NO)には、制御部230は、本処理を終了する。
S203において、制御部230は、電波検知情報を、管理サーバ204に送信する。電波検知情報は、ビーコンIDと、ビーコン電波の強度情報(強又は弱)と、この携帯情報端末203の端末IDとを含む。その後、制御部230は、本処理を終了する。
<携帯情報端末1の処理>
携帯情報端末1の処理は、図3(第1実施形態)と同様である。
<管理サーバ204の処理>
次に、管理サーバ204の処理について説明する。
最初に、探索処理について説明する。
これは、携帯情報端末1から電波検知情報を受信した場合の管理サーバ204での処理である。
図12は、第2実施形態に係る管理サーバ204での探索処理を示すフローチャートである。
なお、以下に説明する管理サーバ204の探索処理は、電波検知情報を受信するたびに実行されるものである。
S240からS244までは、図5(第1実施形態)のS40からS42まで、S44及びS46と同様である。S241において、依頼人の携帯情報端末203の端末IDは、除外端末IDとして登録してある。
S245において、制御部240(条件判断部243)は、S244で取得した探索フラグがOFFであるか否かを判断する。探索フラグがOFFである場合(S245:YES)には、制御部240は、本処理を終了する。他方、探索フラグがONである場合(S245:NO)には、制御部240は、処理をS246に移す。
S246及びS247は、図5(第1実施形態)のS51及びS52と同様である。
なお、この例では、電波強度の強弱に関する処理を行っていないが、第1実施形態と同様に、電波確実性の高い場合にのみ通知処理を行うようにしてもよい。
また、通知処理を、探索フラグがONになった直後の初回のみ行うようにしてもよい。
次に、探索条件判断処理について説明する。
これは、携帯情報端末203から電波検知情報を受信した場合の管理サーバ204での処理である。
なお、管理サーバ204は、この探索条件判断処理と、上述した探索処理とを、同時に処理を行うことができる。
図13は、第2実施形態に係る管理サーバ204での探索条件判断処理を示すフローチャートである。
S260において、管理サーバ204の制御部240は、ビーコン管理テーブル52と、条件内容テーブル51とを参照して、条件IDが「2」のビーコンIDと、それに対応付けられた電波受信対象の端末IDとを抽出して取得する。
S261において、制御部240は、電波検知情報を受信したか否かを判断する。電波検知情報を受信した場合(S261:YES)には、制御部230は、処理をS262に移す。他方、電波検知情報を受信していない場合(S261:NO)には、制御部230は、処理をS263に移す。
S262において、制御部240は、受信した電波検知情報に、S260で取得したビーコンIDと、端末IDとが含まれているか否かを判断する。この電波検知情報を受信できるのは、図11のS203において、携帯情報端末203が電波検知情報を送信した場合である。受信した電波検知情報に、取得したビーコンIDと、端末IDとが含まれている場合(S262:YES)には、制御部240は、処理をS261に移す。他方、受信した電波検知情報に、取得したビーコンIDと、端末IDとが含まれていない場合(S262:NO)には、制御部240は、処理をS263に移す。
S263において、制御部240は、携帯情報端末203から見張り対象物からの電波検知情報を最後に受信してから一定時間(例えば、5分)が経過したか否かを判断する。電波検知情報を一定時間受信しないということは、継続して電波検知情報を受信できない状況になっている場合である。一定時間を経過した場合(S263:YES)には、制御部240は、処理をS264に移す。他方、一定時間が経過していない場合(S263:NO)には、制御部240は、処理をS261に移す。
S264において、制御部240(フラグ取得部42)は、ビーコン管理テーブル52を参照して、対象のビーコンIDに対応する探索フラグを取得する。
S265において、制御部240(条件判断部243)は、S264で取得した探索フラグがOFFであるか否かを判断する。探索フラグがOFFである場合(S265:YES)には、制御部240は、処理をS266に移す。他方、探索フラグがONである場合(S265:NO)には、制御部240は、本処理を終了する。
S266において、制御部240(フラグ変更部46)は、ビーコン管理テーブル52の該当のビーコンIDに対応する探索フラグをOFFからONに変更する。その後、制御部240は、本処理を終了する。
なお、探索フラグのONからOFFへの変更は、適宜行ってよい。例えば、管理サーバ204が携帯情報端末203から電波検知情報を再度受信したときとしてもよい。また、依頼人による携帯情報端末203からの操作によって行ってもよい。
このように、第2実施形態によれば、以下のような効果がある。
ビーコン端末8を取り付けた犬9と携帯情報端末203とが離れた場合に、携帯情報端末203は、ビーコン端末8が発信する電波を受信できなくなる。そこで、管理サーバ204は、ビーコン端末8が発信する電波を携帯情報端末203が受信できなくなったことを、探索開始条件に合致したとして、携帯情報端末203に通知ができる。よって、携帯情報端末203では、予めビーコン端末8を見張りプログラム235aによって登録すればよく、他の携帯情報端末1が犬9を探索してくれる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、通常は設置場所に固定されて移動しないもの(探索物)が移動した場合に、通知をするものを説明する。
<探索システム300>
図14は、第3実施形態に係る探索システム300の全体構成図及び管理サーバ304と、ビーコン端末308との機能ブロック図である。
探索システム300は、携帯情報端末1と、携帯情報端末3と、管理サーバ304と、ビーコン端末308とを備える。
<管理サーバ304>
管理サーバ304は、制御部340と、記憶部50と、通信I/F部59とを備える。
制御部340が備える条件判断部343は、条件マスタテーブル53(図6参照)の条件IDが「3」の場合の探索開始条件の判断を行う。
<ビーコン端末308>
ビーコン端末308は、通常移動させないものに取り付ける端末である。このようなものとは、例えば、金庫309等である。
ビーコン端末308は、制御部380と、記憶部85と、加速度センサ382と、電波送出部387とを備える。
制御部380は、ビーコン端末308の全体を制御するCPUである。制御部380は、記憶部85に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
加速度センサ382は、例えば、取り付け対象である金庫309の移動を検出する。加速度センサ382は、移動を検出した場合に、加速度情報を制御部380に出力する機能を備える。
電波送出部387は、ビーコンIDを含む電波を送出する。また、電波送出部387は、加速度情報を受け付けた場合には、ビーコンIDと、加速度情報とを含む電波を送出する。なお、電波送出部387が強弱のある電波を所定の時間間隔で送出する点は、第1実施形態と同様である。
<事前準備処理>
次に、探索システム300による処理の前提として、金庫309を監視したい依頼人が管理サーバ304に対して行う事前準備処理について説明する。この事前準備処理は、例えば、依頼人が、携帯情報端末3を用いて行う。
事前準備処理は、条件IDを「3」に設定する以外は、第1実施形態と同様である。条件IDを「3」に設定する場合には、条件内容の設定は不要である。携帯情報端末3は、ビーコンIDと、条件IDと、依頼人連絡先と、この携帯情報端末3の端末IDとを含む探索条件情報を、管理サーバ304に対して送信する。
管理サーバ304の制御部340は、携帯情報端末3から受信した探索条件情報を、条件内容テーブル51と、ビーコン管理テーブル52とに記憶させる。例えば、条件IDを「3」に設定して、探索開始条件を、「加速度情報>0」とする。また、依頼人連絡先を、依頼人の電子メールアドレスとする。そして、管理サーバ304は、携帯情報端末3に対して登録完了通知を送信する。携帯情報端末3は、管理サーバ304から送信された登録完了通知を受信する。そうすることで、携帯情報端末3の依頼人は、金庫309に関する探索開始条件が設定完了したことを知ることができる。
<携帯情報端末1の処理>
次に、携帯情報端末1の処理について説明する。
携帯情報端末1の処理は、図3(第1実施形態)と同様である。なお、電波検知情報は、さらに受信したビーコン電波に加速度情報を含む場合には、電波検知情報にも加速度情報を含む。
<管理サーバ304の処理>
次に、管理サーバ304の処理について説明する。
図15は、第3実施形態に係る管理サーバ304での探索処理を示すフローチャートである。
なお、以下に説明する管理サーバ304の探索処理は、電波検知情報を受信するたびに実行されるものである。
S340、S341の処理は、図5(第1実施形態)のS40、S41と同様である。
S342からS344までの処理は、図5(第1実施形態)のS44、S46、S47と同様である。S344において探索フラグがONである場合(S344:NO)には、制御部340は、処理をS348に移す。
S345において、制御部340(条件判断部343)は、ビーコン管理テーブル52と、条件内容テーブル51とを参照して、該当のビーコンIDに対応する条件内容を参照する。そして、制御部340(条件判断部343)は、受信した電波検知情報に加速度情報を含むか否かを判断する。加速度情報を含む場合(S345:YES)には、制御部340は、処理をS346に移す。他方、加速度情報を含まない場合(S345:NO)には、制御部340は、本処理を終了する。
この例(金庫309)では、受信した電波検知情報の電波強度や受信数等は関係なく、電波検知情報に加速度情報が含まれる場合には、どのような電波強度であっても、また、1回受信した場合であっても、探索開始条件に合致すると判断する。電波検知情報に加速度情報が含まれない場合には、探索開始条件に合致していないものと判断し、制御部340は、その後の処理を行わない。
S346からS348までは、図5のS50からS52までと同様である。
なお、金庫309を例に説明したが、それ以外でも家具等のように、通常移動させないものであれば、適用できる。
このように、第3実施形態によれば、以下のような効果がある。
ビーコン端末308は、加速度センサ382を備える。よって、管理サーバ304は、金庫309に設けられたビーコン端末308からの電波に加速度情報を含む場合には、探索開始条件に合致するので、金庫309が移動したことを依頼人に通知できる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、スタンプラリーに適用するものを説明する。
<探索システム400>
図16は、第4実施形態に係る探索システム400の全体概要図である。
図17は、第4実施形態に係る管理サーバ404のブロック図及び記憶部450に記憶されたデジタルスタンプテーブル454の例を示す図である。
図16に示す探索システム400は、携帯情報端末401と、携帯情報端末403と、管理サーバ404と、ビーコン端末408A〜408Eとを備えている。
探索システム400では、スタンプラリーの主催者Yは、スタンプラリー会場内に設けたスタンプラリー参加者が探索するものに、ビーコン端末408を取り付けておく。この例の場合、スタンプラリーとして取得するスタンプは5つであり、各スタンプに対応するビーコン端末408A〜408Eは、ポスター409A〜409E(探索物)に取り付けられている。スタンプラリー参加者であるユーザCの携帯情報端末401C(以下、ユーザCの携帯情報端末401を、携帯情報端末401Cとする。)は、例えば、ポスター409Aに取り付けられたビーコン端末408Aが発信する電波を受信して、管理サーバ404に電波検知情報を送信する。そして、管理サーバ404は、携帯情報端末401Cから受信した電波検知情報の受信条件によって、対象のものであるか否かを判断し、対象のものである場合には、その携帯情報端末401Cに対して、デジタルスタンプデータを送信(通知)する。これにより、ユーザCは、スタンプラリー会場内のポスター409を探索して、様々なデジタルスタンプデータを収集できる。
<管理サーバ404>
図17(A)に示すように、管理サーバ404は、制御部440と、記憶部450と、通信I/F部59とを備える。
制御部440が備える条件判断部443は、条件マスタテーブル53(図6参照)の条件IDが「4」の場合の探索開始条件の判断を行う。
制御部440が備える通知部444は、デジタルスタンプデータを携帯情報端末401に送信する。
記憶部450が備えるデジタルスタンプテーブル454は、図17(B)に示すように、ビーコンIDと、デジタルスタンプデータとを対応付けて記憶する。
ビーコン端末408(408A〜408E)は、本実施形態では、電波強度が弱の電波(上述したBluetoothのClass2に対応するビーコン電波)のみを発信するものとする以外は、第1実施形態と同様である。
<事前準備処理>
次に、探索システム400による処理の前提として、主催者Yが管理サーバ404に対して行う事前準備処理について説明する。この事前準備処理は、主催者Yが、携帯情報端末403を用いて行う。
主催者Yは、携帯情報端末403を用いて、ポスター409A〜409Eに取り付けたビーコン端末408A〜408EのビーコンIDと、探索開始条件と、デジタルスタンプデータとを登録する。登録方法は、依頼人連絡先の入力の代わりにデジタルスタンプデータの登録をする以外は、第1実施形態と同様である。この例では、条件IDを「4」に設定して、探索開始条件を、スタンプラリー開催期間(例えば、2014年2月1日10時から2014年2月28日20時まで)とする。また、デジタルスタンプデータは、この例では、画像データとする。
管理サーバ404の制御部440は、携帯情報端末403から受信した探索条件情報を、条件内容テーブル51と、ビーコン管理テーブル52とを更新する。例えば、条件IDを「4」に設定して、探索開始条件を、時間帯(例えば、2014/2/1 10:00〜2014/2/28 20:00)とする。また、制御部440は、携帯情報端末403から受信したデジタルスタンプデータを、デジタルスタンプテーブル454に記憶する。そして、管理サーバ404は、携帯情報端末403に対して登録完了通知を送信する。
携帯情報端末403は、管理サーバ404から送信された登録完了通知を受信する。そうすることで、携帯情報端末403の主催者Yは、探索開始条件が設定完了したことを知ることができる。
<携帯情報端末401の処理>
次に、携帯情報端末401の処理について説明する。
図18は、第4実施形態に係る携帯情報端末401での処理を示すフローチャートである。
本処理の前提として、携帯情報端末401には、事前に探索プログラムがインストールされている。
また、以下に説明する携帯情報端末401の処理は、探索プログラムの実行中には、常に繰り返し実行されるものである。
S410において、携帯情報端末401の制御部(電波受信部)は、ビーコン電波を受信したか否かを判断する。携帯情報端末401が、ビーコン端末408(408A〜408Eのいずれでもよい)からのビーコン電波の受信範囲内(例えば、10m以内)に存在する場合には、制御部は、ビーコン電波を受信することができる。ビーコン電波を受信した場合(S410:YES)には、制御部は、処理をS411に移す。他方、ビーコン電波を受信していない場合(S410:NO)には、制御部は、本処理を終了する。
S411において、制御部(情報送信部)は、電波検知情報を、管理サーバ404に送信する。電波検知情報は、S410で受信した電波に含まれるビーコンIDを含む。また、電波検知情報は、この携帯情報端末401の端末IDを含む。
なお、電波検知情報を受信した管理サーバ404での処理は、後述する。
S412において、制御部は、所定時間内に管理サーバ404からデジタルスタンプデータを受信したか否かを判断する。管理サーバ404では、探索開始条件を満たす場合には、デジタルスタンプデータを携帯情報端末401に送信する。所定時間内にデジタルスタンプデータを受信した場合(S412:YES)には、制御部は、処理をS413に移す。他方、所定時間内にデジタルスタンプデータを受信していない場合(S412:NO)には、制御部は、本処理を終了する。
S413において、制御部(入力画面出力部)は、タッチパネルディスプレイにデジタルスタンプを表示させる。その後、制御部は、本処理を終了する。
デジタルスタンプは、図16に示すようなものである。参加者は、これを携帯情報端末401の記憶部に保存できる。
S414において、制御部は、クーポンIDを受信したか否かを判断する。全てのスタンプデータを集めた場合には、携帯情報端末401は、管理サーバ404が送信したクーポンIDを受信できる。クーポンIDを受信した場合(S414:YES)には、制御部は、処理をS415に移す。他方、クーポンIDを受信していない場合(S414:NO)には、制御部は、本処理を終了する。
S415において、制御部は、クーポンIDをタッチパネルディスプレイに表示する。その後、制御部は、本処理を終了する。
<管理サーバ404の処理>
次に、管理サーバ404の処理について説明する。
図19は、第4実施形態に係る管理サーバ404での探索処理を示すフローチャートである。
なお、以下に説明する管理サーバ404の探索処理は、電波検知情報を受信するたびに実行されるものである。
S440からS444までは、図5(第1実施形態)のS40、S41、S44、S46及びS47までと同様である。なお、S444において探索フラグがONである場合(S444:NO)には、制御部440は、処理をS447に移す。
S445において、制御部440(条件判断部443)は、条件内容テーブル51を参照して、該当のビーコンIDに対応する条件内容を参照する。そして、制御部440(条件判断部443)は、電波検知情報の受信日時が条件の期間内であるか否かを判断する。電波検知情報の受信日時が条件の期間内である場合(S445:YES)には、制御部440は、処理をS446に移す。他方、電波検知情報の受信日時が条件の期間内ではない場合(S445:NO)には、制御部440は、本処理を終了する。
S446において、制御部440(フラグ変更部46)は、ビーコン管理テーブル52の該当のビーコンIDに対応する探索フラグをOFFからONに変更する。
ビーコンIDが「B041A」の例では、ポスター409に取り付けられたビーコン端末408Aが発信したビーコン電波を受信した後の電波検知情報の受信日時が2014年2月1日10時以降であって、かつ期間内であれば(S445:YES)、探索開始条件に合致している。よって、スタンプラリーの開始後になる。他方、電波検知情報の受信日時が2014年2月1日10時より前であれば(S445:NO)、ビーコン端末408Aが発信したビーコン電波を受信しても、探索開始条件に合致しない。よって、スタンプラリーは開始されない。
なお、探索フラグのONからOFFの変更は、現在日時が期間内から期間外になったことを条件に、制御部440が自動的に変更してもよい。また、主催者Yが携帯情報端末403を操作してOFFにしてもよい。
S447において、制御部440(通知部444)は、デジタルスタンプテーブル454を参照して、ビーコンIDに対応するデジタルスタンプデータを、携帯情報端末401に対して送信する。
S448において、制御部440は、端末IDと、ビーコンIDとを対応付けて記憶部450に記憶させる。
S449において、制御部440は、記憶部450に記憶された端末IDと、ビーコンIDとの対応付けを参照して、その端末IDにおいて全てのスタンプを収集済であるか否かを判断する。この例では、スタンプラリー開始後に携帯情報端末401がビーコン端末408A〜408Eからのビーコン電波を受信している場合には、全てのスタンプを収集済である。全てのスタンプを収集済である場合(S449:YES)には、制御部440は、処理をS450に移す。他方、全てのスタンプを収集済ではない場合(S449:NO)には、制御部440は、本処理を終了する。
S450において、制御部440は、記憶部450に予め記憶されているクーポンIDを、携帯情報端末401に送信する。その後、制御部440は、本処理を終了する。
このように、第4実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)探索システム400は、ビーコン端末408A〜408Eからのビーコン電波を使用して、スタンプラリーを実施できる。また、スタンプラリー参加者は、自分の携帯情報端末401に探索プログラムをインストールするという簡単な操作によりスタンプラリーに参加できる。
(2)主催者Yは、管理サーバ404に予めスタンプラリーの開催期間を登録しておけば、開催期間が到来すれば自動的に開催可能にできる。よって、開始のための行為をその場で行わずに済むので、手間がかからないものにできる。
(第5実施形態)
第5実施形態では、複数台の携帯情報端末によって探索物を探索して発見を通知するものを説明する。
<探索システム500>
図20は、第5実施形態に係る探索システム500の全体構成図及び管理サーバ504の機能ブロック図である。
探索システム500は、複数台の携帯情報端末1(例えば、1X,1Y,1Z)と、携帯情報端末3と、管理サーバ504と、ビーコン端末8とを備える。
複数台の携帯情報端末1は、第1実施形態の携帯情報端末1と同様の構成である。
ビーコン端末8が移動することで、複数台の携帯情報端末1と、各々ビーコン端末8とが近づいた場合に、発信するビーコン電波を受信することになる。
<管理サーバ504>
管理サーバ504は、制御部540と、記憶部50と、通信I/F部59とを備える。
制御部540が備える条件判断部543は、条件マスタテーブル53の条件IDが「4」の場合の探索開始条件の判断を行う。
<事前準備処理>
次に、探索システム500による処理の前提として、犬9の依頼人が管理サーバ504に対して行う事前準備処理について説明する。この事前準備処理は、例えば、依頼人が、携帯情報端末3を用いて行うことができる。
事前準備処理は、条件IDを「4」に設定し、条件内容を条件IDが「4」に対応した条件になるように指定する以外は、第1実施形態と同様である。
本実施形態では、時間間隔と端末数とを設定する。つまり、ある時間間隔の間にビーコン電波を受信した端末数が極端に多い場合には、平常とは異なる状態であると判断され、ビーコン端末8を取り付けた犬9が逃げたものと想定するものである。
<管理サーバ504の処理>
次に、管理サーバ504の処理について説明する。
図21は、第5実施形態に係る管理サーバ504での探索条件判断処理を示すフローチャートである。
管理サーバ504の探索処理は、図5(第1実施形態)と同様である。
S560において、制御部540(条件判断部543)は、条件内容テーブル51(図8参照)を参照して、該当のビーコンIDに対応する条件内容を確認する。そして、制御部540は、現在時刻からさかぼって設定されている時間範囲内のビーコンIDの検知ログを抽出する。
S561において、制御部540は、抽出した検知ログから異なる端末IDの数を算出する。制御部540は、同じ端末IDを集約することで、異なる端末IDの数を算出できる。
S562において、制御部540は、算出した端末IDの数が条件内容テーブル51に記憶されている条件を満たすか否かを判断する。算出した端末IDの数が条件を満たす場合(S562:YES)には、制御部540は、処理をS563に移す。他方、算出した端末IDの数が条件を満たさない場合(S562:NO)には、制御部540は、処理をS563aに移す。
S563において、制御部440は、条件内容テーブル51の条件を満たすと判断する。その後、制御部440は、本処理を終了して、探索処理(図5)に戻る。
他方、S563aにおいて、制御部440は、条件内容テーブル51の条件を満たさないと判断する。その後、制御部440は、本処理を終了して、探索処理(図5)に戻る。
ビーコンIDが「B0505」の例では、現在時刻からさかのぼって10分間の間に100台以上の携帯情報端末1からビーコンIDが「B0505」のビーコン電波を受信していた場合(S562:YES)には、探索開始条件に合致している。
このように、第5実施形態によれば、以下のような効果がある。
複数台の携帯情報端末1が、ビーコン端末8からのビーコン電波を検知して、管理サーバ504に電波検知情報を送信できる。
そして、管理サーバ504では、電波検知情報を受信したことに応じて、検知ログを記憶するので、過去の検知ログの受信状況から、単位時間内の受信端末数が予め設定した許容範囲外になった場合には、平常とは異なる状態であるとして通知できる。
(第6実施形態)
第6実施形態では、宝探しゲームに適用するものを説明する。
<探索システム600>
図22は、第6実施形態に係る探索システム600の機能ブロック図である。
探索システム600は、携帯情報端末601と、管理サーバ604と、ビーコン端末608とを備える。
<携帯情報端末601>
携帯情報端末601は、制御部610と、記憶部620と、タッチパネルディスプレイ26と、Bluetoothアンテナ27と、GPSアンテナ28と、通信I/F部29との他に、NFCチップ(Near Field Communication)624と、NFC用アンテナ624aとを備える。
制御部610は、ビーコン端末608が発信したビーコン電波を受信し、管理サーバ604に電波検知情報を送信する。また、制御部610は、ビーコン端末608と、NFC用アンテナ624aとが通信を行うことで、NFCチップ624に記憶されているチップIDを管理サーバ604に送信する。
記憶部620に記憶された探索プログラム620aは、上述した制御部610の処理を実行するためのプログラムである。
NFCチップ624は、NFCの規格により作成されたIC(Integrated Circuit)チップである。NFCの規格(ISO/IEC18092(NFC IP−1)、ISO/IEC21481(NFC IP−2))では、13.56MHzの電磁波を使い、100mm程度の至近距離でデータ通信を行う近距離無線通信が可能である。NFCチップ624は、NFC用アンテナ624aにより、ビーコン端末608との間でNFC規格に準じて近距離無線通信を行う。
NFC用アンテナ624aは、ループアンテナである。
<管理サーバ604>
管理サーバ604は、制御部640と、記憶部650と、通信I/F部59とを備える。
制御部640が備える条件判断部643は、条件マスタテーブル53の条件IDが「6」の場合の探索開始条件の判断を行う。
制御部640が備える通知部644は、位置表示データを携帯情報端末601に送信する。
記憶部650が備えるクーポンテーブル655(特典記憶部)は、順位(順番)と、クーポンIDとを対応付けて記憶する。クーポンIDが示すクーポンは、順位が上位であるほど、より特典の価値が高い。例えば、順位が1番であれば、1000円割引のクーポンであり、順位が2番であれば、500円割引のクーポンである等、順位によりその内容に差を設けている。
<ビーコン端末608>
ビーコン端末608は、宝探しエリア内に配置された宝物609(探索物)に取り付ける端末である。
ビーコン端末608は、制御部680と、記憶部85と、電波送出部87との他に、NFCチップ684と、NFC用アンテナ684aとを備える。
制御部680は、ビーコン端末608の全体を制御するCPUである。
NFCチップ684は、NFCの規格により作成されたICチップである。NFCチップ684は、NFC用アンテナ684aにより、携帯情報端末601との間でNFC規格に準じて近距離無線通信を行う。NFCチップ684は、その記憶部(図示せず)にNFCチップを特定するチップIDを記憶している。
NFC用アンテナ684aは、ループアンテナである。
<事前準備処理>
次に、探索システム600による処理の前提として、宝探しゲーム主催者は、管理サーバ604に対して行う事前準備処理について説明する。この事前準備処理は、宝探しゲーム主催者が、登録用携帯情報端末(図示せず)を用いて行う。
宝探しゲーム主催者は、登録用携帯情報端末を用いて、宝物609に取り付けたビーコン端末608のビーコンIDと、チップIDと、探索開始条件とを登録する。これは、登録用携帯情報端末が、携帯情報端末601と同様の構成を備え、探索プログラム620aの代わりに、例えば、事前登録用プログラム(図示せず)をインストールして実行することで実現できる。登録用携帯情報端末の制御部は、ビーコン端末608が送出するビーコン電波を受信する。このビーコン電波には、ビーコンIDを含む。
そして、登録用携帯情報端末の制御部は、条件登録画面(図示せず)から条件ID(図6参照)を入力する。また、登録用携帯情報端末と、ビーコン端末608とを近接させることで、登録用携帯情報端末の制御部は、ビーコン端末608とNFC規格による近距離無線通信を行って、チップIDを受信する。宝探しゲーム主催者は、条件IDに対応する探索開始条件と、クーポン情報とを入力する。登録用携帯情報端末の制御部は、受信したビーコンIDと、チップIDと、条件IDと、探索開始条件と、クーポン情報とを受け付けて、これらの情報を含む探索条件情報を、管理サーバ604に対して送信する。この例では、条件IDを「6」に設定して、探索開始条件を、宝探しゲーム開催期間(例えば、2014年3月1日10時から20時まで)とする。
管理サーバ604の制御部640は、登録用携帯情報端末から受信した探索条件情報を、条件内容テーブル51と、ビーコン管理テーブル52とに記憶させる。また、制御部640は、登録用携帯情報端末から受信したクーポン情報を、クーポンテーブル655に記憶する。そして、管理サーバ604は、登録用携帯情報端末に対して登録完了通知を送信する。登録用携帯情報端末は、管理サーバ604から送信された登録完了通知を受信する。そうすることで、登録用携帯情報端末を操作していた宝探しゲーム主催者は、探索開始条件が設定完了したことを知ることができる。
<携帯情報端末601の処理>
次に、携帯情報端末601の処理について説明する。
図23は、第6実施形態に係る携帯情報端末601での処理を示すフローチャートである。
図24は、第6実施形態に係る携帯情報端末601の表示例を示す図である。
本処理の前提として、携帯情報端末601には、事前に探索プログラム620aがインストールされている。
また、以下に説明する携帯情報端末601の処理は、探索プログラム620aの実行中には、常に繰り返し実行されるものである。
図23のS610において、携帯情報端末601の制御部610(電波受信部11)は、ビーコン電波を受信したか否かを判断する。携帯情報端末601が、ビーコン端末608からのビーコン電波の受信範囲内(例えば、50m以内)に存在する場合には、制御部610(電波受信部11)は、ビーコン電波を受信することができる。ビーコン電波を受信した場合(S610:YES)には、制御部610は、処理をS611に移す。他方、ビーコン電波を受信していない場合(S610:NO)には、制御部610は、処理をS614に移す。
S611において、制御部610(情報送信部13)は、電波検知情報を、管理サーバ604に送信する。電波検知情報は、S610で受信したビーコン電波に含まれるビーコンIDを含む。また、電波検知情報は、この携帯情報端末601の端末IDを含む。
なお、電波検知情報を受信した管理サーバ604での処理は、後述する。
S612において、制御部610は、管理サーバ604から位置表示データを受信したか否かを判断する。管理サーバ604では、探索開始条件を満たす場合には、位置表示データを携帯情報端末601に送信する。位置表示データを受信した場合(S612:YES)には、制御部610は、処理をS613に移す。他方、位置表示データを受信していない場合(S612:NO)には、制御部610は、処理をS614に移す。
S613において、制御部610は、タッチパネルディスプレイ26に位置表示画面662を表示させる。
携帯情報端末601の制御部610は、位置表示データを受信した場合には、図24(A)に示すように、ポップアップメッセージ660をタッチパネルディスプレイ26に表示させる。ここで、宝探しゲーム参加者が宝物609の位置を確認したい場合には、「位置を確認する」のボタンを選択することで、制御部610は、図24(B)に示すような位置表示画面662を表示させる。宝探しゲーム参加者は、この画面を見ながら、宝物609の現在位置からの距離を確認することができ、宝物609に近づくことができる。
なお、この位置表示画面662は、一度表示させた後は、携帯情報端末601の制御部610(電波受信部11)がビーコン電波を受信した都度更新された位置表示データに基づいて表示するようにしてもよい。その場合には、位置表示画面662は、宝物609に段々と近づく様子が分かるように更新できる。
図23に戻り、S614において、制御部610は、NFCのタグIDを受信したか否かを判断する。宝探しゲーム参加者は、宝物609を発見した場合に、宝物609に取り付けたビーコン端末608と携帯情報端末601とを近接させる。そうすることで、制御部610は、ビーコン端末608に備えるNFCチップ684のタグIDを受信することができる。NFCチップ684のタグIDを受信した場合(S614:YES)には、制御部610は、処理をS615に移す。他方、NFCチップ684のタグIDを受信していない場合(S614:NO)には、制御部610は、本処理を終了する。
S615において、制御部610は、タグIDを管理サーバ604に対して送信する。
そうすることで、管理サーバ604では、後述する順位決定処理を行う。
S616において、制御部610は、発見順位データを受信して、タッチパネルディスプレイ26に表示させる。その後、制御部610は、本処理を終了する。
<管理サーバ604の処理>
次に、管理サーバ604の処理について説明する。
図25は、第6実施形態に係る管理サーバ604での探索処理を示すフローチャートである。
なお、以下に説明する管理サーバ604の探索処理は、常時繰り返して実行されるものである。
S640において、管理サーバ604の制御部640(情報受信部41)は、携帯情報端末601から送信された電波検知情報を受信した否かを判断する。電波検知情報を受信した場合(S640:YES)には、制御部640は、処理をS641に移す。他方、電波検知情報を受信していない場合(S640:NO)には、制御部640は、処理をS646に移す。
S641からS645までは、図19(第4実施形態)のS441、S443からS446までと同様である。
ビーコンIDが「B0606」の例(図8参照)では、宝物609に取り付けられたビーコン端末608が発信したビーコン電波を受信した後の電波検知情報の受信日時が「2014年3月1日10時」以降であり、かつ期間内であれば、探索開始条件に合致している。よって、携帯情報端末601は、宝探しゲームを開始する。他方、電波検知情報の受信日時が「2014年3月1日10時」より前であれば、ビーコン端末608が発信したビーコン電波を受信しても、探索開始条件に合致しない。よって、携帯情報端末601は、宝探しゲームを開始しない。
なお、探索フラグのONからOFFの変更は、現在日時が期間内から期間外になったことを条件に、制御部640が自動的に変更してもよい。また、宝探しゲーム主催者が登録用携帯情報端末を操作してOFFにしてもよい。
S646において、制御部640は、探索フラグがONであるか否かを判断する。探索フラグがONである場合(S646:YES)には、制御部640は、処理をS647に移す。他方、探索フラグがOFFである場合(S646:NO)には、制御部640は、本処理を終了する。
S647において、制御部640は、携帯情報端末601からNFCチップ684のタグIDを受信したか否かを判断する。このタグIDを受信した場合(S647:YES)には、制御部640は、処理をS648に移す。他方、このタグIDを受信していない場合(S647:NO)には、制御部640は、処理をS648aに移す。
S648において、制御部640は、順位決定処理を行う。その後、制御部640は、本処理を終了する。
他方、S648aにおいて、制御部640(通知部644)は、受信した電波検知情報に含む電波強度の強弱から位置表示データを生成して、携帯情報端末601に対して送信する。その後、制御部640は、本処理を終了する。
次に、順位決定処理について説明する。
図26は、第6実施形態に係る管理サーバ604での順位決定処理を示すフローチャートである。
S670において、制御部640は、タグIDと、端末IDとを対応付けて記憶部650に記憶させる。
S671において、制御部640は、記憶部650に記憶されたタグIDと、端末IDとの対応付けを参照して、その端末IDでの発見順位を決定する。
S672において、制御部640は、所定の順位内であるか否かを判断する。例えば、クーポンテーブル655に設定されたクーポンIDが上位10名までであれば、所定の順位とは、10位である。所定の順位内である場合(S672:YES)には、制御部640は、処理をS673に移す。他方、所定の順位内ではない場合(S672:NO)には、制御部640は、処理をS674aに移す。
S673において、制御部640は、クーポンテーブル655を参照して、順位に応じたクーポンIDを取得する。
S674において、制御部640は、クーポンIDを含む発見順位データを生成する。発見順位データは、例えば、「あなたは、宝物をxx番に発見しました。」(XXは、順位を表す。)等と書かれたページデータである。その後、制御部640は、処理をS675に移す。
他方、S674aにおいて、制御部640は、発見順位データを生成する。この場合には、景品であるクーポンIDを含まない。
S675において、制御部640は、発見順位データを、携帯情報端末601に対して送信する。その後、制御部640は、本処理を終了する。
このように、第6実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)携帯情報端末601は、ビーコン端末608から発信するビーコン電波を受信して管理サーバ604に送信する。よって、管理サーバ604では、受信したビーコン電波の強弱によって、ビーコン端末608が取り付けられた宝物609の位置表示データを生成して、携帯情報端末601に送信できる。
携帯情報端末601では、位置表示データを受信して、宝物609からの距離が分かる態様で位置表示画面を出力するので、宝物609の位置を参加者に分かりやすく表示できる。
(2)携帯情報端末601と、ビーコン端末608とは、NFCチップを利用して両者が近接するまでの位置に近づいたことを検出できる。そして、携帯情報端末601は、ビーコン端末608のNFCチップ684のチップIDを受信して管理サーバ604に送信することで、管理サーバ604では、宝物609を発見した順位を把握できる。そして、管理サーバ604では、発見順にクーポンを付与できる。
(3)クーポン内容は、順位がより上位であるほど、より特典の価値が高いものになっているので、参加者は、価値が高いクーポンを取得しようとする効果を生じることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)第1実施形態では、ビーコン端末8は、ビーコンIDを含むビーコン電波を発信するものであった。しかし、ビーコン端末は、生体センサ(生体情報検出部)を備え、この生体センサが検出した情報を含んだビーコン電波を発信してもよい。生体センサは、探索物(例えば、犬)の脈拍数を検出するものであってよい。そのようにすることで、平常時の脈拍数の範囲を探索開始条件に設定し、平常時とは異なる脈拍数を検知した時に通知をする、という設定をすることができる。なお、生体センサは、平常時との違いを検出できるものであれば、脈拍数の検出に限定されない。
(2)第1実施形態では、探索対象時間内に探索地区外でビーコン端末8からの電波を受信した場合に、探索フラグをONにして依頼人Xの携帯情報端末1に通知するものを説明した。しかし、管理サーバは、探索地区外を設定せず、異なる時刻にビーコン電波を検知した複数の携帯情報端末の位置情報の距離差が許容範囲外であるという条件を設定して、その条件を満たす場合に、探索フラグをONにして依頼人に通知するものであってもよい。この場合には、地区を指定せずに、ビーコン端末を取り付けた探索物が移動したことを検知することで、探索開始できる。
(3)第1実施形態では、探索物として犬9を例にして説明した。しかし、その他のペットであってもよいし、ペット以外に人物(子供、高齢者等)であっても、適用できる。その場合には、日常生活での活動範囲外を条件内容に設定することで、日常とは違う場所及び違う時間の少なくともいずれかで活動した場合に、通知ができる。また、生物に限定されず、自転車等の物であってもよい。
(4)第1実施形態では、犬9を探索するものを例に説明をした。しかし、この探索システムは、例えば、探索に限らず、ビーコン端末を店舗の入口等につけて店舗の開店時刻に合わせた案内情報の提供を行うもの等においても使用できる。
なお、その場合には、設定する時間帯を、日時や、曜日等を含むものにしてもよい。
(5)第1実施形態では、位置情報をGPSにより取得するものとして説明した。しかし位置情報は、ユーザが手入力した住所等であってもよい。
(6)第1実施形態では、管理サーバ4が携帯情報端末1から電波検知情報を受信した日時情報を用いて、条件の時間帯に含まれるか否かを判断するものとして説明した。しかし、携帯情報端末1がビーコン電波を受信した日時情報を、電波検知情報に含めて送信し、電波検知情報に含まれる日時情報を用いて、条件の時間帯に含まれるか否かを判断してもよい。
(7)第1実施形態では、情報提供によるクーポンについて、記憶部50に記憶されているものとした。しかし、このクーポンは、依頼人が事前準備処理で選択してもよい。その場合には、クーポンを、ビーコンIDに対応付けて記憶部に記憶してもよい。そのようにすることで、依頼人が、探索物を探索してくれたユーザに対するクーポンを、報酬として予め決めることができる。また、ユーザが情報提供を行う際に、情報入力画面にクーポンの内容を表示してもよい。そうすることで、ユーザは、表示されたクーポンの内容により、情報を入力するか否かを決めることができる。
(8)第1実施形態では、情報提供をした携帯情報端末1にクーポンIDで特定される購買で使用可能なクーポンを送信するものとして説明した。しかし、情報提供のインセンティブになるようなものであれば、クーポンに限定するものではない。例えば、購買で使用可能なポイント等であってもよい。
(9)第1実施形態では、携帯情報端末3に登録用プログラム35aをインストールして実行することで、事前準備処理を行うものとして説明した。しかし、登録用プログラムをインストールせず、事前準備処理を行うためのWebページにアクセスして、Webページ上に入力することで事前準備処理を行ってもよい。
(10)第1実施形態から第3実施形態及び第5実施形態では、管理サーバは、依頼人に対する通知を、電子メールで行い、ユーザが提供した情報は、URIを遷移することで確認するものとして説明した。しかし、管理サーバは、ユーザが提供した情報を含んだ電子メールを作成して、依頼人に提供してもよい。
(11)第6実施形態では、携帯情報端末601とビーコン端末608とにNFCチップを備えるものとして説明した。しかし、携帯情報端末には、コードを読み取るリーダを備え、ビーコン端末には、コードIDが記憶されたバーコードや二次元コードをその表面に記載してもよい。そのようにすることで、管理サーバは、携帯情報端末からコードIDを受信して、携帯情報端末が探索物の位置まで到達したことを判断してもよい。
(12)第6実施形態では、管理サーバ604が位置表示データを生成して携帯情報端末601に送信することで、携帯情報端末601では受信した位置表示データを表示するものとして説明した。しかし、携帯情報端末の探索プログラムに位置表示データを生成する機能を有するようにしてもよい。その場合には、管理サーバでは、位置表示データを生成する処理及び位置表示データを受信するための通信を行わずに済む。
(13)各実施形態では、携帯情報端末を識別するものとして端末IDを送信する例で説明したが、これに限定されない。携帯情報端末が特定できるものであればよく、例えば、端末ごとに異なる探索プログラムのID等であってもよい。
(14)各実施形態では、管理サーバは、1つのサーバとして説明した。しかし、探索開始条件を満たすか否かを判断する条件サーバと、満たした場合に携帯情報端末に発見通知を行う通知サーバとを別サーバにしてもよい。その場合には、条件サーバがPush配信サービスを行う通知サーバに対して通知を依頼すればよく、処理分散を図ることができる。
(15)第1実施形態から第3実施形態では、携帯情報端末と管理サーバとにより探索開始をするか否かを判断するものとして説明した。しかし、携帯情報端末と管理サーバとの機能を有した一体の探索装置であってもよい。
1,401,601 携帯情報端末
3,203,403 携帯情報端末
4,204,304,404,504,604 管理サーバ
8,308,408A〜408E,608 ビーコン端末
9 犬
10,410,610 制御部
11 電波受信部
12 位置情報取得部
13 情報送信部
14 入力画面出力部
15 入力情報送信部
20,620 記憶部
20a,620a 探索プログラム
27 Bluetoothアンテナ
30,230 制御部
35,235 記憶部
40,240,340,440,540,640 制御部
41 情報受信部
42 フラグ取得部
43,243,343,443,543,643 条件判断部
44 通知部
45 特典付与部
46 フラグ変更部
50,450,650 記憶部
51 条件内容テーブル
52 ビーコン管理テーブル
53 条件マスタテーブル
61 情報入力画面
80,380,680 制御部
85 記憶部
87,387 電波送出部
100,200,300,400,500,600 探索システム
237 Bluetoothアンテナ
309 金庫
382 加速度センサ
409 ポスター
454 デジタルスタンプテーブル
609 宝物
624,684 NFCチップ
655 クーポンテーブル
662 位置表示画面
N 通信ネットワーク

Claims (1)

  1. 複数のユーザが持ち歩く携帯情報端末と、前記携帯情報端末との間で、データの送受信を行う管理装置と、
    所定の距離の範囲内において、この電波発信機を識別する装置識別情報を発信する複数の電波発信機と、
    を備える探索システムにおいて、
    前記携帯情報端末は、
    前記電波発信機の初期設定として、特定のユーザが所有する前記電波発信機と、同一のユーザが所有する前記携帯情報端末とを対応付け、対応関係を前記装置識別情報と共に前記管理装置へと送信する事前処理手段と、
    いずれかの前記電波発信機から送信された前記装置識別情報を含む電波を受信する電波受信手段と、
    前記装置識別情報をいずれかの前記電波発信機から受信した際に、受信した前記携帯情報端末が受信したタイミングにおける自らの位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    受信した前記装置識別情報及び前記位置情報取得手段が取得した前記位置情報を、前記管理装置へと送信する情報送信手段と、
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記事前処理手段によって送信された、前記装置識別情報と、前記携帯情報端末との対応関係を記憶する探索開始条件記憶部と、
    前記装置識別情報をいずれかの前記電波発信機から受信した携帯情報端末から、前記装置識別情報と、前記位置情報とを受信すると、前記探索開始条件記憶部を参照して、前記装置識別情報によって特定されるユーザの前記電波発信機に対して前記事前処理手段によって対応付けられた前記携帯情報端末を特定し、特定されたユーザの前記携帯情報端末へと前記位置情報に関連する情報を含む通知を行う通知手段と、
    を備え、
    前記電波発信機が取り付けられた探索物であって、前記探索物に関する探索が開始済みか否かを示す探索情報が探索開始済みとなっているものから所定の距離の範囲内に、前記電波受信手段を有するいずれかのユーザの前記携帯情報端末が位置することにより、前記探索物に取り付けられた前記電波発信機と対応付けられた特定のユーザの前記携帯情報端末に対して、前記通知手段が通知をするとともに、
    前記探索情報が探索開始済みとなっていない場合、前記通知手段は、前記装置識別情報と対応付けられた前記携帯情報端末への通知を行わないようにし、
    前記位置情報に関連する情報は、前記携帯情報端末により電波が取得された位置を中心とした同心形状で表した位置表示データを含むこと、
    を特徴とする探索システム。
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