JP6648654B2 - 移動ビーコンの位置推定システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば歩行者と一緒に移動し且つ電波を発信するビーコンの位置を推定するための移動ビーコンの位置推定システムに関する。
従来から、歩行者の現在位置に関する情報(以下、「現在位置情報」と称する)をリアルタイムで取得し且つ当該歩行者以外の人に知らせたいという要望がある。
例えば、歩行者である子供の現在位置情報を、この子供の親がリアルタイムで知りたいという要望がある。
例えば、歩行者が持ち歩いている携帯端末(例えば、スマートフォン)とデータセンターとの間、及び、この歩行者の家族が所有する情報端末(例えば、スマートフォン)とデータセンターとの間で無線通信が可能な場合は、歩行者の現在位置情報を家族の情報端末に送信可能である。
即ち、歩行者の携帯端末は、全地球測位システム(例えばGPS)の衛星から自身に関する位置情報を受信し、且つ、受信した位置情報をデータセンターの送受信装置へ当該携帯端末のID情報と一緒に無線送信する。さらにデータセンターの送受信装置が、受信した位置情報を現在位置情報として家族の情報端末へ無線送信する。このとき、家族の情報端末にインストールされたアプリケーションに基づく地図画像が情報端末のディスプレイ上に表示されていれば、歩行者の現在位置がこの地図画像上に表示される。従って、子供(歩行者)の家族は、子供の現在位置情報をリアルタイムで知ることが可能である。
特開2015−224943号公報
スマートフォン等の携帯端末は一般的に高価である。
その一方で、電波を発信可能なビーコンは携帯端末より安価である。
そのため、ビーコンを歩行者に持たせて、このビーコンが発生する電波を利用して歩行者の現在位置を特定(推定)できれば、歩行者(及びその家族)の経済的な負担を大きくすることなく上記要望を実現できる。
しかしながら、移動するビーコンの現在位置をある程度高い精度で推定できる手段がこれまでは存在しなかった。
本発明は上述した課題に対処するためになされたものである。即ち、本発明の目的の一つは、移動体と一緒に移動するビーコンの位置をある程度高い精度で推定できる移動ビーコンの位置推定システムを提供することにある。
前記目的を達成するための本発明による移動ビーコンの位置推定システムは、
移動体(P1)と一緒に移動可能であり、且つ、自身の識別情報であるビーコンID信号及び電波強度を表すリファレンス強度信号を含む電波を発信する発信部(24)、及び前記電波強度を所定の周期で変化させる強度調整部(22)を有するビーコン(20)と、
前記ビーコンが発信した電波を前記識別情報及び前記リファレンス強度信号と一緒に受信する端末側受信部(29)、受信した電波の実際の強度及び前記リファレンス強度信号に基づいて前記ビーコンID信号に対応する前記ビーコンと自身との距離である推定距離(L1、L2、L3)を算出する距離推定部(27)、並びに自身の識別情報である端末ID信号、自身の位置情報、前記ビーコンID信号、及び前記推定距離と一緒に電波を発信する端末側発信部(29)、を備える複数の距離推定用受信端末(25A)と、
複数の前記距離推定用受信端末が発信した前記端末ID信号、前記位置情報、前記ビーコンID信号、及び前記推定距離と一緒に受信する電波受信部(16)、及び複数の前記推定距離及び複数の前記位置情報に基づいて前記ビーコンの位置である推定位置(A−L−C)を求める位置推定部(16)、を備える位置推定装置(15)と、
を備え、
前記距離推定部が、前記ビーコンと前記距離推定用受信端末との距離が最も近いimmediately領域、前記ビーコンと前記距離推定用受信端末との距離が前記immediately領域より遠いnear領域、及び前記ビーコンと前記距離推定用受信端末との距離が前記near領域より遠いfar領域、の3つの領域の一つを前記推定距離として算出し且つ所定時間内に前記ビーコンから複数種類の前記リファレンス強度信号を受信したときに、前記各リファレンス強度信号に対応する電波強度の大きさに応じて前記3つの領域の範囲をそれぞれ変化させるように構成され、
前記位置推定部(16)が、前記各位置情報が表す位置をそれぞれ中心とし且つ該各位置から前記各推定距離だけ離れた領域を表す複数の環状帯又は円(C1、C2、C3)の互いに重なった領域である重なり推定領域(A−L)を求め且つ前記重なり推定領域の中から前記推定位置を求める(ステップ1402)ように構成されている。
例えば、歩行者、自転車、及び自動車等が移動体となり得る。
例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータ及びノート型パーソナルコンピュータを距離推定用受信端末として利用可能である。
理論上、重なり推定領域を求めるときに利用する環状帯又は円の種類が多くなればなる程、重なり推定領域には、実際のビーコンの位置から大きくずれた距離が含まれなくなる。換言すると、重なり推定領域から求めた推定位置と、移動体の実際の位置との誤差が小さくなる。
本発明では、「所定時間」を短い時間にすることにより、実質的に同じ時刻においてビーコンが発信した互いに電波強度が異なる複数種類の電波に基づいて多様な種類の複数の環状帯又は円を構成する。そして位置推定部が、これらの環状帯又は円の互いに重なった領域である重なり推定領域を求め且つ重なり推定領域の中から推定位置を求める。
この重なり推定領域は、各環状帯又は円と比べて、実際のビーコンの位置から大きくずれた距離を表す領域が大幅に排除されている。換言すると、この重なり推定領域は、各環状帯又は円と比べてビーコンの実際の現在位置をより精度よく表している。
従って、位置推定部が求めたビーコンの推定位置は、ビーコンの現在位置をある程度の高さで表している可能性が高い。即ち、求めた推定位置とビーコンの実際の現在位置との誤差は小さい可能性が高い。
本発明の一態様において、前記ビーコンの前記発信部(24)が発信する電波の規格がBluetooth Low Energyである。
本発明をこの態様で実施すれば、ビーコンの単位時間当たりの消費電力を小さくできる。
本発明の一態様において、前記位置推定部(16)が、前記ビーコン及び複数の前記距離推定用受信端末が位置するエリアを表す地図データ、及び前記重なり推定領域に基づいて前記推定位置を求めるように構成されている。
例えば、移動体が歩行者の場合に、移動体が地図データ中の川の中にいる可能性は低い。そのため、この場合は重なり推定領域から川と重なる部分を除外した領域の中に移動体が位置する可能性が高い。
従って、例えばこのような方法によって重なり推定領域から移動体が位置する可能性が低い部分を除外し且つ残った領域の中から推定位置を求めれば、求めた推定位置と移動体の実際の現在位置との誤差をより小さくできる。
本発明の一態様において、前記位置推定装置が、前記距離推定用受信端末とは別体の受信端末(25B)に対して、前記推定位置に関する情報を発信する電波発信部(16)を有する。
本発明をこの態様で実施すれば、距離推定用受信端末とは別体の受信端末に対して、ビーコンの推定位置を知らせることが可能になる。
前記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、本発明の各構成要素は、前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
本発明の実施形態に係る移動ビーコンの位置推定システムを示す図である。 ビーコンを所持する対象歩行者を示す図である。 スマートフォンを所持する歩行者を示す図である。 スマートフォンを所持する(対象歩行者P1の)家族Fを示す図である。。 データセンターのディスプレイを示す図である。 第一強度切換周期においてビーコンが発信した無線信号に基づいて二つのスマートフォンが算出した各スマートフォンからビーコンまでの推定距離に基づいて、データセンターの情報処理装置がビーコンの位置を推定する原理を示す図である。 第一強度切換周期においてビーコンが発信した無線信号に基づいて三つのスマートフォンが算出した各スマートフォンからビーコンまでの推定距離に基づいて、情報処理装置がビーコンの位置を推定する原理を示す図である。 第二強度切換周期においてビーコンが発信した無線信号に基づいて二つのスマートフォンが算出した各スマートフォンからビーコンまでの推定距離に基づいて、情報処理装置がビーコンの位置を推定する原理を示す図である。 第二強度切換周期においてビーコンが発信した無線信号に基づいて三つのスマートフォンが算出した各スマートフォンからビーコンまでの推定距離に基づいて、情報処理装置がビーコンの位置を推定する原理を示す図である。 第三強度切換周期においてビーコンが発信した無線信号に基づいて二つのスマートフォンが算出した各スマートフォンからビーコンまでの推定距離に基づいて、情報処理装置がビーコンの位置を推定する原理を示す図である。 第三強度切換周期においてビーコンが発信した無線信号に基づいて三つのスマートフォンが算出した各スマートフォンからビーコンまでの推定距離に基づいて、情報処理装置がビーコンの位置を推定する原理を示す図である。 ビーコンのICチップが実行する処理を示すフローチャートである。 歩行者が所持するスマートフォンのECUが実行する処理を示すフローチャートである。 情報処理装置が実行する処理を示すフローチャートである。 家族が所持するスマートフォンのECUが実行する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る移動ビーコンの位置推定システム10について添付図面を参照しながら説明する。
本実施形態の位置推定システム10は、図1に示すように、主要な構成要素として、データセンター15、ビーコン20、及びスマートフォン25A、25Bを備えている。
データセンター15は、情報処理装置16(コンピューターサーバー)及びディスプレイ18を備えている。
図1に示すようにデータセンター15の情報処理装置16は、ネットワークを介してスマートフォン25A、25Bとデータ通信を行う。
このネットワークは、通信事業者の通信網及びインターネット網を含んでいる。
スマートフォン25A、25Bは、通信事業者の基地局と無線通信(データ通信)を行う。この基地局は、通信事業者の通信網を介してインターネット網に接続されている。
情報処理装置16はインターネット網との間でデータ通信を行う。
さらに後述するように、スマートフォン25Aはビーコン20が発信した電波を受信可能である。
データセンター15の建物内に設置された情報処理装置16はCPU、ROM、RAM及びインターフェース等を含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御回路である。CPUは、メモリ(ROM)に格納されたインストラクションを実行することにより後述する各種機能を実現する。このメモリには、後述する地図データ及び各種のソフトウェアが記録されている。周知のようにCPUは、各ソフトウェアのインストラクションを実行することにより後述する各動作を実行する。
情報処理装置16に接続されたディスプレイ18には、図5に示すダイナミックマップDMが表示される。このダイナミックマップDMは、互いに重ねられた複数のレイヤー(層)によって構成されている。各レイヤーが表す情報の時間変化に応じた変化の度合いは、各レイヤー毎に異なる。
時間変化に応じた変化が最も小さい(実質的に変化しない)レイヤーは、上記地図データに基づく地図画像である。他のレイヤーは、時間変化に応じて変化する情報を表している。例えば、地図画像とは別の一つのレイヤーは、ビーコン20及びスマートフォン25A、25Bの位置情報を表している。
この地図画像は、データセンター15周辺の特定のエリアを表している。
地図画像は互いに平行をなす2本の道路R1、R2の画像を含んでいる。さらに地図画像は、道路R1、R2に対して直交する道路R3、R4、R5、R6を含んでいる。これらの道路R1、R2、R3、R4、R5、R6はいずれも(自転車及び自動二輪車を含む)車両及び歩行者が通行可能である。
道路R1、R3は一点鎖線で描かれた中央分離線によって左側車線と右側車線とに区切られている。なお、車両は道路R1、R3の左側車線を通行する。道路R2、R4、R5、R6には中央分離線が存在しない。
道路R5は橋である。この道路R5の下方を、道路R1、R2と平行な川LVが流れている。
さらに地図画像には、複数の建物(家屋、ビル、工場など)BLの画像が含まれている。
なお、この地図画像は多数のグリッド(格子状の最小単位)によって構成されている。このグリッドの各辺の長さは、実際の地理の2mに対応する距離である。
従って、後述するように地図画像上におけるビーコン20の現在位置(推定位置A−L−C)及びスマートフォン25A、25Bの現在位置を求める場合、これらの現在位置は一つのグリッドに対応する位置となる。
さらにディスプレイ18は、ビーコン20の現在位置が含まれるように地図画像を表示する。即ち、ビーコン20(対象歩行者P1)が移動すると、ディスプレイ18は地図画像をスクロールさせながら表示する。
ビーコン20は小型且つ軽量のタグである。
ビーコン20の外形を構成するケース21の内部には、ICチップ22、バッテリ23、及びアンテナ24が設けられている。
ICチップ22は、一つの基板、及び、この基板上に実装された多数の電子部品(例えば、トランジスタ、抵抗、コンデンサ、及びダイオード)を有する小型の電子部品である。ICチップ22は無線信号(電波)を生成する機能を有している。ICチップ22が生成する電波の規格はBluetooth Low Energyである。即ち、ICチップ22は2.4GHz帯の電波を生成する。ICチップ22は所定時間毎(例えば100ミリ秒毎)に無線信号を生成する。さらにICチップ22は、無線信号を生成する毎に、ビーコン20を他のビーコンと識別するためのビーコンID信号を生成する。
バッテリ23はボタン式バッテリである。バッテリ23は、容量がゼロになるまで常に電力をICチップ22及びアンテナ24へ供給する。ICチップ22が生成する電波の規格がBluetooth Low Energyであるため、バッテリ23の単位時間当たりの消費電力は小さい。
アンテナ24はICチップ22に接続されている。バッテリ23の電力が供給されたICチップ22が無線信号を生成すると、アンテナ24は生成された無線信号をビーコンID信号と一緒に外部に向けて所定時間毎(例えば100ミリ秒毎)に繰り返し送信する。以下、ビーコン20による無線信号の送信周期を「ビーコン送信周期」と称する。
さらに、ICチップ22は所定時間毎(例えば1秒毎)に、自身が生成する電波の強度を変更する。ICチップ22が生成可能な電波強度はタイプ1、タイプ2、及びタイプ3の3種類である。タイプ1よりもタイプ2の方が電波強度(単位:dB)は高く、且つ、タイプ2よりもタイプ3の方が電波強度は高い。以下、ICチップ22による電波強度の切り替え周期を「強度切換周期」と称する。
さらにICチップ22は、電波を生成するときに(即ち、例えば100ミリ秒毎に)、各タイプの電波強度の大きさを表すリファレンス強度信号を生成する。リファレンス強度信号が表す電波強度(リファレンス強度)は、アンテナ24が発信した電波を、ビーコン20から1m離れた位置で受信機(例えば、スマートフォン)が受信する場合の、この受信機が受信した電波の電波強度を表す。即ち、タイプ1に対応するリファレンス強度よりもタイプ2に対応するリファレンス強度の方が高い。同様に、タイプ2に対応するリファレンス強度よりもタイプ3に対応するリファレンス強度の方が高い。
ICチップ22が生成した各々一つのリファレンス強度信号及びビーコンID信号は一つのセットとして、ICチップ22が生成した無線信号に重畳される。リファレンス強度信号及びビーコンID信号を有する一つセットは、例えばペイロードとして無線信号に重畳可能である。
そしてアンテナ24は、タイプ1の電波を、ビーコンID信号及びタイプ1に対応するリファレンス強度信号と一緒に発信する。同様にアンテナ24は、タイプ2の電波を、ビーコンID信号及びタイプ2に対応するリファレンス強度信号と一緒に発信する。同様にアンテナ24は、タイプ3の電波を、ビーコンID信号及びタイプ3に対応するリファレンス強度信号と一緒に発信する。
なお、ビーコン20に内蔵されたICチップ22を別種類のICチップ(図示略)と交換すれば、ビーコン20は上記とは異なる強度の複数タイプの電波(及びリファレンス強度信号)を生成可能となる。この場合にビーコン20が生成する電波の強度の種類は、3つでもよいし、又は3つ以外の複数であってもよい。さらに別種類のICチップを交換することにより、ビーコン送信周期及び強度切換周期をそれぞれ変更できる。
本実施形態では、図2及び図5に示す対象歩行者P1がビーコン20を所持している。より具体的には、子供(例えば、小学生)である対象歩行者P1は鞄P1aを身に着けており、この鞄P1aにビーコン20が取り付けられている。
データセンター15の情報処理装置16及びスマートフォン25BのROMには、対象歩行者P1の氏名、年齢、住所等の情報が、ビーコンID信号と関連付けて記録されている。
スマートフォン25A及びスマートフォン25Bの基本構造は互いに同一である。
スマートフォン25A、25Bの外形を構成するケース26の内部にはECU27、バッテリ28、無線通信用アンテナ29及びGPS用受信アンテナ30が設けられている。
ECU27(エレクトリックコントロールユニット)は、CPU、ROM、RAM及びインターフェース等を含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御回路である。CPUは、メモリ(ROM)に格納されたインストラクションを実行することにより後述する各種機能を実現する。さらにECU27のメモリには、様々なソフトウェア(アプリケーション)がインストールされている。例えば、スマートフォン25Bのメモリには所定の「歩行者位置表示用アプリケーション」がインストールされている。
ECU27は無線信号を生成可能である。
さらにECU27は、各スマートフォン25A、25Bを他のスマートフォンと識別するための端末ID信号を、所定時間毎(例えば、1秒毎)に繰り返し生成可能である。
さらにECU27は、生成した端末ID信号をRAMに時系列的に記録する。
バッテリ28は充電式バッテリであり、その容量がゼロになるまで常に電力をECU27、無線通信用アンテナ29、GPS用受信アンテナ30、及びディスプレイ31へ供給する。
無線通信用アンテナ29はECU27に接続されている。スマートフォン25A、25Bがビーコン20が送信する無線信号が届く範囲内に位置するとき、無線通信用アンテナ29は、ビーコン20が発信した無線信号、ビーコンID信号及びリファレンス強度信号を所定時間毎(例えば、100ミリ秒毎)に繰り返し受信する。以下、無線通信用アンテナ29によるビーコン20が発信した無線信号、ビーコンID信号及びリファレンス強度信号の受信周期を「ビーコン送信情報受信周期」と称する。このビーコン送信情報受信周期は、例えばビーコン送信周期と同一にすることが可能である。
さらにECU27は、受信したビーコンID信号及びリファレンス強度信号をRAMに時系列的に記録する。
GPS用受信アンテナ30はECU27に接続されている。周知のようにGPS用受信アンテナ30は、GPS衛星から送信されたGPS信号を受信することにより、GPS用受信アンテナ30(スマートフォン25A、25B)の位置に関する情報(以下、「GPS位置情報」と称する)を所定時間毎(例えば、1秒毎)に繰り返し取得する。以下、GPS用受信アンテナ30によるGPS位置情報の受信周期を「GPS情報受信周期」と称する。例えば、GPS情報受信周期は強度切換周期と同一にすることが可能である。
さらにECU27は、受信したGPS位置情報を、例えばGPS情報受信周期と同じ周期でRAMに時系列的に記録する。
さらに無線通信用アンテナ29は後述するように、ECU27からの指令により、RAMに記録されたビーコンID信号、GPS位置情報及び端末ID信号等を、例えば、GPS情報受信周期と同じ周期で繰り返し外部に無線送信する。
さらに無線通信用アンテナ29は、基地局が発信した無線信号を受信可能である。
さらにケース26の表面にはディスプレイ31が設けられている。このディスプレイ31もECU27に接続されている。
さらにスマートフォン25A、25Bの表面には、ECU27に接続された入力手段(図示略)が設けられている。この入力手段の形式は問わない。即ち、入力手段は、例えば、ケース26に対して相対移動可能な機械式ボタンであってもよいし、又は、ディスプレイ31の一部をなすタッチパネルであってもよい。
本実施形態では、スマートフォン25Aは図3及び図5に示す複数の歩行者P2が所持している。
さらに、スマートフォン25Bは図4に示すように、対象歩行者P1の家族F(の一人)が所持している。
続いて位置推定システム10の動作の概略について説明する。なお、以下の説明は、以下の状態1乃至4が実現されていることを前提にしている。
状態1:ビーコン20のバッテリ23及びスマートフォン25A、25Bのバッテリ28の容量がゼロではない。
状態2:スマートフォン25A、25Bの電源スイッチがON状態にある。
状態3:スマートフォン25BのECU27が歩行者位置表示用アプリケーションを読み込んでいる(換言すると、スマートフォン25Bのディスプレイ31に歩行者位置表示用アプリケーションの地図画像が表示されている)。
状態4:複数の歩行者P2がビーコン20を中心とする所定半径の円内(所定エリア)に位置する。
本実施形態では、対象歩行者P1が所持するビーコン20が発信する無線信号の強度は所定の強度切換周期(例えば、1秒)で変更される。しかし、無線信号の強度がいずれの大きさの場合も、ビーコン20から発信された無線信号はビーコン20から数十メートル先まで到達する。換言すると、ビーコン20を中心とする半径数十メートルの円の内側にスマートフォン25A(歩行者P2)が位置する場合は、ビーコン20が発信する無線信号がスマートフォン25Aによって受信される。
ビーコン20が発信する無線信号、ビーコンID信号及びリファレンス強度信号を、スマートフォン25Aの無線通信用アンテナ29が受信すると、ECU27は実際に受信した無線信号の強度(以下、「実強度」と称する)及びリファレンス強度信号が表すリファレンス強度を比較する。そしてECU27は、実強度及びリファレンス強度に基づいて、スマートフォン25Aとビーコン20との距離である推定距離を演算(推定)する。
具体的にはECU27は、以下のように推定距離を演算する。
例えば、実強度がリファレンス強度より大幅に大きい場合は、ECU27は「推定距離はimmediately領域にある」と推定する。このimmediately領域は、ビーコン20とスマートフォン25Aとの距離が極めて近い領域である。
実強度がリファレンス強度より僅かに大きい場合は、ECU27は「推定距離はnear領域にある」と推定する。このnear領域は、ビーコン20とスマートフォン25Aとの距離が近く且つimmediately領域よりは遠い領域である。
実強度がリファレンス強度より小さい場合は、ECU27は「推定距離はfar領域にある」と推定する。このfar領域は、ビーコン20とスマートフォン25Aとの距離がnear領域よりも遠い領域である。
但し、実強度とリファレンス強度との大小関係と、3つの推定距離との関係は、この関係には限定されない。
immediately領域、near領域、及びfar領域の範囲は、スマートフォン25Aが受信したリファレンス強度信号が表すリファレンス強度の大きさによって変化する。即ち、ICチップ22が生成する電波の各電波強度(タイプ1、タイプ2、及びタイプ3)のimmediately領域、near領域、及びfar領域は以下の大きさである。

(タイプ1)
immediately領域:1m以下
near領域:1mより大きく且つ3m以下
far領域:3mより大きく且つ10m以下
(タイプ2)
immediately領域:2m以下
near領域:2mより大きく且つ5m以下
far領域:5mより大きく且つ15m以下
(タイプ3)
immediately領域:2.5m以下
near領域:2.5mより大きく且つ8m以下
far領域:8mより大きく且つ20m以下
所定時間毎(例えば、100ミリ秒毎)にスマートフォン25AのECU27が推定距離を繰り返し演算すると、ECU27は演算した推定距離をリファレンス強度信号及びビーコンID信号と一緒に所定時間毎(例えば、100ミリ秒毎)にRAMに時系列的に記録する。
ところで、上述のようにECU27は、受信したGPS位置情報をGPS情報受信周期と同じ周期でRAMに時系列的に記録する。
そしてECU27は、一つのGPS位置情報をRAMに記録するとき、このGPS位置情報がGPS用受信アンテナ30によって受信されたときのGPS情報受信周期の間にECU27が演算した推定距離、並びに、無線通信用アンテナ29が受信したビーコンID信号及びリファレンス強度信号を、このGPS位置情報とセットとしてRAMに記録する。上述のように、GPS情報受信周期はビーコン送信情報受信周期より長く、一つのGPS情報受信周期が経過する間に複数のビーコン送信情報受信周期が経過する。従って、一つのGPS位置情報と、複数の推定距離、複数のリファレンス強度信号、及び複数のビーコンID信号と、が一つのセットとしてRAMに記録される。なお、例えばGPS情報受信周期が1秒且つビーコン送信情報受信周期が100ミリ秒の場合は、一つのGPS位置情報と、10個の推定距離、10個のリファレンス強度信号、及び10個のビーコンID信号が一つのセットとしてRAMに記録される。以下、この一つのセットを「推定距離及びGPS情報セット」と称する。
さらに無線通信用アンテナ29はECU27からの指令に基づいて、GPS位置情報(又は推定距離及びGPS情報セット)、並びに、端末ID信号を一つのセットとして一緒にデータセンター15の情報処理装置16へ、例えばGPS情報受信周期と同一の所定周期(例えば、1秒)で繰り返し送信する。
情報処理装置16は、例えばGPS情報受信周期と同じ長さのセンター受信周期毎に、複数のスマートフォン25からGPS位置情報(又は推定距離及びGPS情報セット)、並びに、端末ID信号を受信し、且つ、所定周期(例えば、センター受信周期と同じ周期)でGPS位置情報(又は推定距離及びGPS情報セット)、並びに、端末ID信号をRAMに記録する。
各スマートフォン25から推定距離及びGPS情報セットを受信すると、複数の推定距離に関する情報に基づいて、情報処理装置16は、受信したビーコンID信号と対応するビーコン20(対象歩行者P1)の現在位置を、以下の原理に沿って推定する。
例えば、一つのセンター受信周期において2つのスマートフォン25A(25A−1、25A−2)のみから推定距離及びGPS情報セットを対応する端末ID信号と一緒に受信したときは、情報処理装置16は図6に示した原理に基づいてビーコン20(対象歩行者P1)の現在位置が含まれると推定される範囲を求める。
即ち、情報処理装置16は、スマートフォン25A−1を中心とし且つスマートフォン25A−1が算出した推定距離L1(far領域)の上限値を外径とし且つ下限値を内径とする環状帯C1と、スマートフォン25A−2を中心とし且つスマートフォン25A−2が算出した推定距離L2(far領域)の上限値を外径とし且つ下限値を内径とする環状帯C2と、が重なる仮推定領域A−2を求める。この仮推定領域A−2が、ビーコン20の現在位置が含まれると推定される範囲である。なお、例えば推定距離L1がimmediately領域の場合は、この推定距離L1の上限値を半径とする円C1と、環状帯C2と、が重なる領域が仮推定領域A−2となる。
なお、情報処理装置16が各スマートフォン25A−1、25A−2から受信した一つの推定距離及びGPS情報セットの中には、通常、複数の推定距離が含まれる。そのため、情報処理装置16は各スマートフォン25A−1、25A−2から一つの推定距離及びGPS情報セットを受信したときに、通常、4つ以上の複数の仮推定領域A−2を演算する。
これらの仮推定領域A−2は、ビーコン20が発信した同じ電波強度の無線信号に基づいて演算されたものである。そのため、これらの仮推定領域A−2の形状は互いにほぼ同一である。
また、一つのセンター受信周期において3つのスマートフォン25(25A−1、25A−2、25A−3)から推定距離及びGPS情報セットを対応する端末ID信号と一緒に受信したときは、情報処理装置16は図7に示した原理に基づいてビーコン20の現在位置が含まれると推定される範囲を求める。
即ち、情報処理装置16は、環状帯C1と、環状帯C2と、スマートフォン25A−3を中心とし且つスマートフォン25A−3が算出した推定距離L3の上限値を外径とし且つ下限値を内径とする環状帯C3(near領域)とが重なる仮推定領域A−3を求める。この仮推定領域A−3が、ビーコン20の現在位置が含まれると推定される範囲である。
仮推定領域A−3は、3つの推定距離に基づく領域であるため、仮推定領域A−2よりもビーコン20の現在位置をより正確に表している可能性が高い。
またこの場合も、通常情報処理装置16はセンター受信周期毎に3つのスマートフォン25Aから複数の推定距離を受信するので、センター受信周期毎に情報処理装置16は通常6つ以上の仮推定領域A−3を求める。
なお、一つのセンター受信周期において情報処理装置16が4つ以上のスマートフォン25Aから推定距離及びGPS情報セットを対応する端末ID信号と一緒に受信したときは、情報処理装置16は、4つのスマートフォン25Aから受信した推定距離及びGPS情報セットに基づいて仮推定領域A−2、A−3に相当する領域を求める。
推定距離及びGPS情報セットを情報処理装置16に対して送信するスマートフォン25の数が多くなればなる程、情報処理装置16はビーコン20の現在位置が含まれると推定される範囲をより正確に求めることが可能となる。
ところで、上述のようにビーコン20は強度切換周期毎に電波強度を変更しながら電波を繰り返し発信する。従って、一つの強度切換周期(以下、「第一強度切換周期」と称する)が終了し次の強度切換周期(以下、「第二強度切換周期」と称する)が到来すると、各ビーコン20はその電波強度を変更する。即ち、ビーコン20は電波強度をタイプ1からタイプ2、タイプ2からタイプ3、又はタイプ3からタイプ1に切換える。
従って、第二強度切換周期においてビーコン20が発信した無線信号及びリファレンス強度信号に基づいて各スマートフォン25Aが求めた推定距離を情報処理装置16が受信すると、図8及び図9に示すように、情報処理装置16は複数の仮推定領域A−2’、A−3’を演算する。
そして第二強度切換周期においてビーコン20が発信した無線信号及びリファレンス強度信号に基づいて各スマートフォン25Aが求めた推定距離(即ち、環状帯、円C1、C2、C3の形状)は、第一強度切換周期においてビーコン20が発信した無線信号及びリファレンス強度信号に基づいて各スマートフォン25Aが求めた推定距離とは異なる。
従って、この仮推定領域A−2’、A−3’の形状は仮推定領域A−2、A−3とは異なる可能性が高い。
さらに第二強度切換周期の次の強度切換周期(以下、「第三強度切換周期」と称する)においてビーコン20が発信した無線信号及びリファレンス強度信号に基づいて各スマートフォン25Aが求めた推定距離を情報処理装置16が受信すると、図10及び図11に示すように、情報処理装置16は複数の仮推定領域A−2’’、A−3’’を演算する。
そして第三強度切換周期においてビーコン20が発信した無線信号及びリファレンス強度信号に基づいて各スマートフォン25Aが求めた推定距離(即ち、環状帯、円C1、C2、C3の形状)は、第二強度切換周期においてビーコン20が発信した無線信号及びリファレンス強度信号に基づいて各スマートフォン25Aが求めた推定距離とは異なる。
従って、この仮推定領域A−2’’、A−3’’の形状は仮推定領域A−2’、A−3’とは異なっている可能性が高い。
そして情報処理装置16は、連続する第一強度切換周期、第二強度切換周期及び第三強度切換周期においてビーコン20が発信した無線信号及びリファレンス強度信号を利用して求めた仮推定領域A−2(A−3)、A−2’(A−3’)、A−2’’(A−3’’)を互いに重ね合わせることにより重なり推定領域A−Lを演算する。この重なり推定領域A−Lは図5に二点鎖線で示した領域である。
ビーコン20を所持する対象歩行者P1及びスマートフォン25Aを所持する歩行者P2が第一強度切換周期、第二強度切換周期及び第三強度切換周期の間に移動可能な距離は微小であると推測される。換言すると、この間に対象歩行者P1及び歩行者P2が移動可能な距離は、一つのグリッドの各辺に対応する実際の距離(2m)以下であると推測される。従って、各仮推定領域A−2(A−3)、A−2’(A−3’)、及びA−2’’(A−3’’)はいずれも、実質的に同じ時刻において対象歩行者P1が位置する可能性がある領域を表していると言える。換言すると、第一強度切換周期、第二強度切換周期及び第三強度切換周期においてビーコン20が発信した各無線信号は、実質的に同じ時刻においてビーコン20が発信したものとして扱うことが可能である。
なお、対象歩行者P1及び/又は歩行者P2の移動速度が速い場合は、連続する第一強度切換周期、第二強度切換周期及び第三強度切換周期の間に対象歩行者P1及び/又は歩行者P2が2mより長い距離移動する可能性がある。
しかし、この移動距離が2mよりも大幅に長くならない限り、第一強度切換周期、第二強度切換周期及び第三強度切換周期においてビーコン20が発信した各無線信号は、実質的に同じ時刻においてビーコン20が発信したものとして扱うことが可能である。
さらに、各スマートフォン25Aが情報処理装置16へ送信する推定距離の少なくとも一つが「near領域」又は「far領域」の場合は、重なり推定領域A−Lは大きな領域となる。特にいずれかの推定距離が「far領域」の場合は、重なり推定領域A−Lは極めて大きな領域となるおそれがある。換言すると、これらの場合は、重なり推定領域A−Lは一つのグリッドより(かなり)広い領域を表す可能性が高い。そのため、これらの場合は、この重なり推定領域A−Lをビーコン20(対象歩行者P1)の現在位置として扱うのは不適切である。
従って、情報処理装置16は、求めた重なり推定領域A−Lに対して以下のフィルタリング処理を実行する。
図5に示した重なり推定領域A−Lは川LVの一部及び一部の建物BLと重なっている。
しかし、対象歩行者P1が川LVの中にいる可能性は低いと考えられる。さらに、ビーコン20のビーコンID信号が表す対象歩行者P1の住所とは異なる住所の建物BL内に対象歩行者P1がいる可能性も低いと考えられる。
そのため、情報処理装置16は重なり推定領域A−Lの中で川LV及び建物BLと重なる領域を重なり推定領域A−Lから排除した、排除後重なり領域A−L−eを演算する。この排除後重なり領域A−L−eは、図5にハッチングで示した領域である。
情報処理装置16によるフィルタリング処理は、このようにして実行される。
さらに情報処理装置16は、排除後重なり領域A−L−eの中心位置である推定位置A−L−Cを演算する。即ち、情報処理装置16は算出された推定位置A−L−Cを、対象歩行者P1(ビーコン20)の現在位置として扱う。
そして情報処理装置16は、図5に示すように、各ビーコン20推定位置A−CをビーコンID信号と関連付けてディスプレイ18上の一つのグリッドに表示させる。
情報処理装置16は、次の連続する第一強度切換周期、第二強度切換周期及び第三強度切換周期においてビーコン20が発信した無線信号及びリファレンス強度信号を利用して推定位置A−L−Cを演算する。即ち、情報処理装置16は推定位置A−L−Cの演算作業を、例えばセンター受信周期と同じ周期で繰り返し実行する。さらに情報処理装置16はセンター受信周期と同じ周期で、演算した各推定位置A−L−Cを時系列的にRAMに記録する。
そしてディスプレイ18は、例えばセンター受信周期と同じ周期で、対象歩行者P1の推定位置A−L−Cを繰り返し表示する。即ち、対象歩行者P1が移動すると、地図画像上の対象歩行者P1の位置が変化する。
データセンター15の情報処理装置16のROMには、各スマートフォン25A、25Bの端末IDが記録されている。
そのため情報処理装置16は、受信した端末ID信号と対応するスマートフォン25A、25BのGPS位置情報に基づく位置を、ダイナミックマップDMの地図画像上に重ねて表示させる。即ち、地図画像上のGPS位置情報が表す位置に、対応するスマートフォン25A、25Bの位置が重ねて表示される。
さらに情報処理装置16は、ビーコン20のビーコンID信号及び推定位置A−L−Cに関する情報を、所定周期(例えば、センター受信周期と同一周期)毎にスマートフォン25Bへ送信する。
例えば、ビーコン20(対象歩行者P1)のビーコンID信号及び推定位置A−L−Cに関する情報をスマートフォン25Bが所定周期(例えば、センター受信周期と同一周期)で受信すると、歩行者位置表示用アプリケーションを読み込んでいるスマートフォン25BのECU27はディスプレイ31上の地図画像に推定位置A−L−Cを表示する。なお、ディスプレイ31に表示される地図画像は図5の地図画像と実質的に同じである。さらにビーコン20が移動すると、ディスプレイ31は地図画像をスクロールさせながら表示する。
従って、スマートフォン25Bのディスプレイ31を見た家族Fは、対象歩行者P1が現在どこにいるかをリアルタイムで認識できる。
上述のように、ビーコン20が発信した無線信号及びリファレンス強度信号に基づいて各スマートフォン25Aが演算する推定距離(immediately領域、near領域、及びfar領域)は特定の一つの距離ではない。換言すると、各推定領域には幅がある。従って、推定距離に基づいて情報処理装置16が演算した各仮推定領域の中には、実際のビーコン20の位置から大きくずれた距離が含まれている可能性がある。
しかしながら、理論上、重なり推定領域A−Lを求めるときに利用する仮推定領域A−2(A−3)、A−2’(A−3’)、及びA−2’’(A−3’’)の種類が多くなればなる程、重なり推定領域A−Lには、実際のビーコン20の位置から大きくずれた距離が含まれ難くなる。換言すると、重なり推定領域A−Lから求めた排除後重なり領域A−L−eの中心位置と、歩行者P1(ビーコン20)の現在位置との誤差が小さくなる。
本実施形態では、実質的に同じ時刻においてビーコン20が発信した互いに電波強度が異なる3種類の無線信号に基づいて、情報処理装置16が多様な形状の各仮推定領域A−2(A−3)、A−2’(A−3’)、及びA−2’’(A−3’’)を演算する。そして情報処理装置16が各仮推定領域A−2(A−3)、A−2’(A−3’)、及びA−2’’(A−3’’)を互いに重ねることにより重なり推定領域A−Lを求める。
従って、この重なり推定領域A−Lは実際のビーコン20の位置から大きくずれた距離を表す領域を殆ど含んでいないと推測できる。換言すると、この重なり推定領域A−Lは、各仮推定領域と比べてビーコン20の実際の現在位置をより精度よく表している。
従って、情報処理装置16が最終的に求めたビーコン20の推定位置A−L−Cは、ビーコン20の現在位置をある程度の高さで表している可能性が高い。即ち、求めた推定位置A−L−Cとビーコン20の実際の現在位置との誤差は小さい可能性が高い。
さらにビーコン20が生成する無線信号は2.4GHz帯の電波であるため、この無線信号は周囲の環境の影響を受けやすい。即ち、例えば地図画像が表す地域で雨が降っている場合は、各スマートフォン25Aがこの無線信号を受信し難くなる。
しかしビーコン20は各強度切換周期において複数回(例えば、ICチップ22が100ミリ秒毎に無線信号を生成し且つ強度切換周期が1秒の場合は10回)無線信号を発信する。
従って、地図画像が表す地域で雨が降っていても、各スマートフォン25Aが一つの強度切換周期においてビーコン20が発信した無線信号を受信できる可能性が高い。即ち、地図画像が表す地域で雨が降っていても、情報処理装置16がビーコン20の推定位置A−L−Cを演算できる可能性が高い。
なお、一部の仮推定領域A−2(A−3)、A−2’(A−3’)、及びA−2’’(A−3’’)が他の仮推定領域と重ならない場合は、情報処理装置16はこの一部の仮推定領域を除外した上で重なり推定領域A−Lを求めてもよい。
また、第一強度切換周期、第二強度切換周期及び第三強度切換周期においてビーコン20が発信した各無線信号に基づいて複数のスマートフォン25Aが演算した推定距離がいずれもimmediately領域の場合がある。例えば、図6に示すC1及びC2がimmediately領域の場合である。この場合は、これらの推定距離に基づいて情報処理装置16が求めた仮推定領域は、一つのグリッドとほぼ同じ広さとなる。
但し、この場合に、GPS位置情報に基づいて情報処理装置16が演算したした2つのスマートフォン25A同士の直線距離が、このimmediately領域の上限値の2倍より長い場合は、少なくとも一つのスマートフォン25Aの演算結果に誤りがあると考えらえる。従って、この場合は、情報処理装置16はこの仮推定領域を除外して重なり推定領域A−Lを求めてもよい。
続いて図12乃至図15のフローチャートを用いながら、ビーコン20、各スマートフォン25のECU27、スマートフォン25BのECU27、及びデータセンター15の情報処理装置16がそれぞれ実行する具体的な動作について説明する。
ビーコン20のICチップ22は所定時間が経過する毎に図12のフローチャートが示すルーチンを繰り返し実行する。
ICチップ22はまずステップ1201においてビーコンID信号を生成する。
さらにICチップ22はステップ1202に進み、リファレンス強度信号を生成する。
さらにICチップ22はステップ1203に進み、ビーコンID信号及びリファレンス強度信号を一つのセットとして無線信号(電波)と一緒にアンテナ24から外部へ送信する。このときの無線信号の電波強度は、このリファレンス強度信号が表す大きさである。
ステップ1203の処理を終えたICチップ22は、本ルーチンを一旦終了する。
歩行者P2が所持しているスマートフォン25AのECU27は、所定時間が経過する毎に図13に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
ECU27はステップ1301において、無線通信用アンテナ29がビーコン20からビーコンID信号及びリファレンス強度信号を受信したか否かを判定する。
ステップ1301でYesと判定した場合、ECU27はステップ1302へ進み、ビーコン20からアンテナ24が受信した無線信号の実強度及びリファレンス強度信号に基づいて、このスマートフォン25Aから受信したビーコンID信号に対応するビーコン20までの推定距離を演算する。
ステップ1302の処理を終えたECU27はステップ1303へ進み、ビーコンID信号、リファレンス強度信号及び推定距離を一緒にRAMに記録する。
ステップ1303の処理を終えたECU27はステップ1304へ進み、GPS用受信アンテナ30がGPS位置信号を受信しているか否かを判定する。
ステップ1304でNoと判定した場合、ECU27は本ルーチンを一旦終了する。
ステップ1304でYesと判定した場合、ECU27はステップ1305へ進み、端末ID信号を生成する。
ステップ1305の処理を終えたECU27はステップ1306へ進み無線通信用アンテナ29を制御する。その結果、前回GPS位置信号を受信してから本ルーチンのステップ1304でGPS位置信号を受信するまでの間にRAMに記録(蓄積)された推定距離及びGPS情報セット(又はGPS位置情報)、並びに、端末ID信号が無線通信用アンテナ29から送信される。
ステップ1306の処理を終えたECU27は本ルーチンを一旦終了する。
データセンター15の情報処理装置16は、所定時間が経過する毎に図14に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
情報処理装置16はステップ1401において、複数のスマートフォン25Aから推定距離及びGPS情報セット、並びに、端末ID信号を受信したか否かを判定する。
ステップ1401でNoと判定した場合、情報処理装置16は本ルーチンを一旦終了する。
ステップ1401でYesと判定した場合、情報処理装置16はステップ1402へ進み、上述の手順に従ってビーコン20の推定位置A−L−Cを求める。
ステップ1402の処理を終えた情報処理装置16はステップ1403へ進み、ディスプレイ18上の地図画像に推定位置A−L−Cを表示させる。
ステップ1403の処理を終えた情報処理装置16はステップ1404へ進み、推定位置A−L−Cに関する情報をスマートフォン25Bへ送信する。
ステップ1404の処理を終えた情報処理装置16は本ルーチンを一旦終了する。
スマートフォン25BのECU27は、所定時間が経過する毎に図15に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
ECU27はステップ1501において、ディスプレイ31に地図画像で表示されているか否かを判定する。換言すると、ECU27は、歩行者位置表示用アプリケーションが読み込まれているか否かを判定する。
ステップ1501でNoと判定した場合、ECU27は本ルーチンを一旦終了する。
ステップ1501でYesと判定した場合、ECU27はステップ1502へ進み、情報処理装置16からビーコン20の推定位置A−L−Cを受信しているか否かを判定する。
ステップ1502でNoと判定した場合、ECU27は本ルーチンを一旦終了する。
ステップ1502でYesと判定した場合、ECU27はステップ1503へ進み、ディスプレイ31の地図画像に推定位置A−L−Cを表示させる。
ステップ1503の処理を終えたECU27は本ルーチンを一旦終了する。
本発明は前記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
ビーコン20が生成及び発信する電波の規格はBluetooth Low Energyには限定されない。例えば、この電波の規格はBluetooth(登録商標)であってもよい。
距離推定用情報端末及び/又は受信端末はスマートフォン25A、25Bには限定されない。例えば、タブレットコンピュータ及びノート型パーソナルコンピュータを距離推定用情報端末及び/又は受信端末として利用可能である。
距離推定用情報端末(例えば、スマートフォン25A)が、GPS以外の全地球航法衛星システム(例えばガリレオ)の衛星からの情報を受信可能なアンテナを備えてもよい。
ビーコン20が発信する無線信号に基づいてビーコン20までの推定距離を演算し且つ推定距離に関する情報を情報処理装置16へ送信する距離推定用情報端末として、ダイナミックマップDMの地図画像が表すエリアに設置された固定式距離推定用情報端末を用いてもよい。
ビーコン20と一緒に移動する移動体の種類は対象歩行者P1には限定されない。例えば、移動体が自転車であってもよい。
また、距離推定用情報端末(例えば、スマートフォン25A)を歩行者P2以外の者が所持していてもよい。例えば、自動車の乗員が距離推定用情報端末を所持していてもよい。
但し、自転車及び自動車の移動速度は対象歩行者P1及び歩行者P2より速い。そのため、ビーコン20及び/又は距離推定用情報端末が自動車及び/又は自転車と一緒に移動する場合は、ビーコン20のビーコン送信周期及び強度切換周期、距離推定用情報端末のビーコン送信情報受信周期及びGPS情報受信周期、並びに情報処理装置16のセンター受信周期を、上記実施形態より短くする必要がある。例えば、自動車の運転手が距離推定用情報端末を所持する場合は、自動車の一般的な速度(例えば50km/h)を歩行者の一般的な速度(例えば、0.6m/sec。即ち、2.16km/h)で割った値(例えば、「23」)で各周期を割った値をそれぞれの周期として用いる。このようにすれば、自動車の運転手が距離推定用情報端末を所持する場合であっても、第一強度切換周期、第二強度切換周期及び第三強度切換周期においてビーコン20が発信した各無線信号は、実質的に同じ時刻においてビーコン20が発信したものとして扱うことが可能となる。
また、車両(例えば、自動車又は自動二輪車)に固定された情報端末(例えば、カーナビゲーション機能を有する情報端末)を距離推定用受信端末として利用してもよい。
さらに車両(例えば、自動車又は自動二輪車)と一緒に移動する距離推定用受信端末に対して、データセンター15の情報処理装置情16がビーコン20の推定位置A−L−Cを送信してもよい。
この場合、例えば、距離推定用受信端末が自身の位置及び推定位置A−L−Cに基づいて自身の位置からビーコン20までの距離を演算し、且つ、この距離が所定の閾値距離より短いときに、距離推定用受信端末が車両に設けたスピーカーに作動信号を送ってもよい。この場合は、当該距離が閾値距離より短いときにスピーカーが警報を発することにより、車両の運転手に対して、近くに対象歩行者P1がいる旨の注意喚起を行える。
また、この距離が閾値距離より短いときに、距離推定用受信端末が車両のブレーキ装置に作動信号を送って、ブレーキ装置を自動的に作動させてもよい。
10・・・位置推定システム、15・・・データセンター(位置推定部)、16・・・情報処理装置(位置推定装置)(電波受信部)、18・・・ディスプレイ、20・・・ビーコン(タグ)、22・・・ICチップ(強度調整部)、24・・・アンテナ(発信部)、25A・・・スマートフォン(距離推定用受信端末)、25B・・・スマートフォン(受信端末)、27・・・ECU(距離推定部)、29・・・無線通信用アンテナ(端末側受信部)(端末側発信部)、A−L・・・・重なり推定領域、A−L−e・・・排除後重なり領域、A−L−C・・・推定位置、
P1・・・対象歩行者(移動体)、P2・・・歩行者。

Claims (4)

  1. 移動体と一緒に移動可能であり、且つ、自身の識別情報であるビーコンID信号及び電波強度を表すリファレンス強度信号を含む電波を発信する発信部、及び前記電波強度を所定の周期で変化させる強度調整部を有するビーコンと、
    前記ビーコンが発信した電波を前記識別情報及び前記リファレンス強度信号と一緒に受信する端末側受信部、受信した電波の実際の強度及び前記リファレンス強度信号に基づいて前記ビーコンID信号に対応する前記ビーコンと自身との距離である推定距離を算出する距離推定部、並びに自身の識別情報である端末ID信号、自身の位置情報、前記ビーコンID信号、及び前記推定距離と一緒に電波を発信する端末側発信部、を備える複数の距離推定用受信端末と、
    複数の前記距離推定用受信端末が発信した前記端末ID信号、前記位置情報、前記ビーコンID信号、及び前記推定距離と一緒に受信する電波受信部、及び複数の前記推定距離及び複数の前記位置情報に基づいて前記ビーコンの位置である推定位置を求める位置推定部、を備える位置推定装置と、
    を備え、
    前記距離推定部が、前記ビーコンと前記距離推定用受信端末との距離が最も近いimmediately領域、前記ビーコンと前記距離推定用受信端末との距離が前記immediately領域より遠いnear領域、及び前記ビーコンと前記距離推定用受信端末との距離が前記near領域より遠いfar領域、の3つの領域の一つを前記推定距離として算出し且つ所定時間内に前記ビーコンから複数種類の前記リファレンス強度信号を受信したときに、前記各リファレンス強度信号に対応する電波強度の大きさに応じて前記3つの領域の範囲をそれぞれ変化させるように構成され、
    前記位置推定部が、前記各位置情報が表す位置をそれぞれ中心とし且つ該各位置から前記各推定距離だけ離れた領域を表す複数の環状帯又は円の互いに重なった領域である重なり推定領域を求め且つ前記重なり推定領域の中から前記推定位置を求めるように構成された、
    移動ビーコンの位置推定システム。
  2. 請求項1に記載の移動ビーコンの位置推定システムにおいて、
    前記ビーコンの前記発信部が発信する電波の規格がBluetooth Low Energyである、
    移動ビーコンの位置推定システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の移動ビーコンの位置推定システムにおいて、
    前記位置推定部が、
    前記ビーコン及び複数の前記距離推定用受信端末が位置するエリアを表す地図データ、及び前記重なり推定領域に基づいて前記推定位置を求めるように構成された、
    移動ビーコンの位置推定システム。
  4. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の移動ビーコンの位置推定システムにおいて、
    前記位置推定装置が、
    前記距離推定用受信端末とは別体の受信端末に対して、前記推定位置に関する情報を発信する電波発信部を有する、
    移動ビーコンの位置推定システム。
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