JP2016111553A - データ通信システムの制御方法、プログラム、データ通信システム、データ通信装置、及び情報処理装置 - Google Patents
データ通信システムの制御方法、プログラム、データ通信システム、データ通信装置、及び情報処理装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】情報記録物の取り忘れによる情報の漏洩を抑制することができるデータ通信システムの制御方法を提供する。【解決手段】データ通信システム100は、ユーザが所持する携帯端末102及び画像形成装置101の距離が所定の距離以上、つまり、「Near」又は「Far」であり、且つ原稿の画像形成装置101への残存が検知されたとき、携帯端末102の表示部311に原稿の取り忘れを示す警告メッセージを表示する。【選択図】図5B
Description
本発明は、データ通信システムの制御方法、プログラム、データ通信システム、データ通信装置、及び情報処理装置に関し、特に、近距離無線通信を行うデータ通信システムの制御方法、プログラム、データ通信システム、データ通信装置、及び情報処理装置に関する。
近距離無線通信機能を有するMFP等のデータ通信装置は、携帯端末等の情報処理装置と近距離無線通信によってデータ通信を行い、データ通信装置は近距離無線通信において送信される電波の強度に応じて情報処理装置との距離を測定する。さらに、データ通信装置は、測定した情報処理装置との距離に基づいて、例えば、情報処理装置を所持するユーザがデータ通信装置に接近したことを検知し、検知した結果に基づいて省電力モードから各種処理を実行する通常モードに移行する(例えば、特許文献1参照)。
例えば、コピー処理を行うデータ通信装置において、ユーザがデータ通信装置に接近すると、当該データ通信装置のモードが省電力モードから通常モードに移行し、ユーザによってコピー処理に用いられる画像データが準備され、各種設定情報が設定されると、コピー処理が実行される。データ通信装置において、画像データは、原稿台に配置された原稿等からスキャン処理によって読み取られ、又はデータ通信装置に接続されたUSB等の記録媒体から取得されて準備される。
しかしながら、ユーザは、コピー処理が実行された後、原稿や画像データが記録された記録媒体としての記録紙(以下、まとめて「情報記録物」という。)を取り忘れる場合がある。これにより、例えば、ユーザが情報記録物を取り忘れたことに気付かずにデータ通信装置から離れた場合、ユーザが取り忘れた情報記録物をユーザ以外の他のユーザが持ち出し、持ち出された情報記録物からユーザ以外の他のユーザに情報が漏洩してしまう可能性がある。
本発明の目的は、情報記録物の取り忘れによる情報の漏洩を抑制することができるデータ通信システムの制御方法、プログラム、データ通信システム、データ通信装置、及び情報処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のデータ通信システムの制御方法は、表示部を有すると共にユーザに所持される情報処理装置と、データ通信装置とを備え、前記情報処理装置及び前記データ通信装置が近距離無線通信を行い、前記ユーザは情報が記録された情報記録物を前記データ通信装置に配置するデータ通信システムの制御方法であって、前記近距離無線通信によって送信された情報に基づいて前記情報処理装置及び前記データ通信装置の距離を測定する測定ステップと、前記情報記録物の前記データ通信装置への残存を検知する検知ステップと、前記測定された距離が所定の距離以上であり、且つ前記情報記録物の前記データ通信装置への残存が検知されたとき、前記情報処理装置の表示部に警告を表示させる表示制御ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、情報記録物の取り忘れによる情報の漏洩を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
本実施の形態では、データ通信装置としての画像形成装置に本発明を適用した場合について説明するが、本発明の適用先は画像形成装置に限られず、近距離無線通信を行うことができるデータ通信装置であれば本発明を適用することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るデータ通信装置としての画像形成装置101を含むデータ通信システム100の構成を概略的に示すブロック図である。
図1において、データ通信システム100は画像形成装置101及び情報処理装置としての携帯端末102を備える。画像形成装置101は、コントローラ部103、スキャナ部104、プリンタ部105、UI部106、及び近距離無線通信部107を備える。携帯端末102は、コントローラ部108、UI部109、及び近距離無線通信部110を備える。画像形成装置101及び携帯端末102は近距離無線通信部107,110を用いて互いに近距離無線通信、例えば、BLE(Bluetooth Low Energy)を用いた無線通信(以下、「BLE通信」という。)を行う。画像形成装置101は、例えば、スキャナ機能やコピー機能等の各種機能を有するMFPからなる。画像形成装置101では、ユーザのUI部106の操作によって設定された設定情報に基づいてコントローラ部103がスキャナ部104及びプリンタ部105にジョブを送信し、スキャナ部104及びプリンタ部105は受信したジョブに応じてスキャン処理やコピー処理を実行する。携帯端末102は、例えば、スマートフォン等の携帯電話、タブレット型パソコン、ノート型パソコン、PDA等からなる。携帯端末102では、コントローラ部108から送信された制御信号に基づいてUI部109に各種画面が表示される。
図2は、図1における画像形成装置101の構成を概略的に示すブロック図である。
図2において、画像形成装置101は、図1のコントローラ部103、スキャナ部104、プリンタ部105、UI部106、及び近距離無線通信部107の他に、原稿検知部201を備える。コントローラ部103は、CPU202、RAM203、ROM204、記憶装置205、画像処理部206、エンジンI/F207、スキャナI/F208、近距離無線コントローラ209、操作部コントローラ210、及び外部I/F211を備える。コントローラ部103に設けられる上述した各構成要素はシステムバス212で互いに接続されている。UI部106は表示部213を備える。
原稿検知部201は、スキャナ部104で用いられる原稿が画像形成装置101の図示しない原稿台に配置されているかを検知する。本実施の形態において、原稿検知部201は、例えば、コピー処理が終了した後、当該コピー処理で用いられた原稿が画像形成装置101の原稿台に残存しているかを検知する。
CPU202は画像形成装置101に設けられる各構成要素を統括的に制御する。RAM203は、CPU202の作業領域として用いられ、CPU202によって用いられる演算データや各種プログラムを格納する。さらに、RAM203は、画像処理部206によって画像処理された画像データを一時的に格納する。ROM204は、CPU202によって用いられる各種プログラム、画像データ、及び設定データを格納する。記憶装置205はデータ量が大きいプログラム及び各種データを格納する。エンジンI/F207はプリンタ部105とデータ通信を行う。例えば、エンジンI/F207はCPU202から送信された制御信号に応じてコピー処理の実行に対応するジョブをプリンタ部105に送信し、プリンタ部105は受信したジョブに基づいてコピー処理を実行する。スキャナI/F208はスキャナ部104とデータ通信を行う。例えば、スキャナI/F208はCPU202から送信された制御信号に応じてスキャン処理の実行に対応するジョブをスキャナ部104に送信し、スキャナ部104は受信したジョブに基づいてスキャン処理を実行する。近距離無線コントローラ209は近距離無線通信部107を介して携帯端末102とBLE通信を行う。操作部コントローラ210はUI部106とデータ通信を行う。例えば、操作部コントローラ210は、ユーザがUI部106を用いて設定した設定情報をUI部106から取得する。また、操作部コントローラ210は、CPU202から送信された制御信号に基づいてUI部106の表示部213に各種操作画面を表示させる。外部I/F211は、例えば、図示しないUSBコネクタで接続された各種機器、図示しない有線LANを介して接続された各種機器、及び公衆回線網を介して接続されたFAX装置と夫々データ通信を行う。
図3は、図1における携帯端末102の構成を概略的に示すブロック図である。
図3において、携帯端末102は、図1のコントローラ部108、UI部109、及び近距離無線通信部110を備える。コントローラ部108は、CPU301、RAM302、ROM303、記憶装置304、通話部305、表示コントローラ306、操作部コントローラ307、近距離無線コントローラ308、及び通信部309を備える。コントローラ部108に設けられる上述した各構成要素はシステムバス310で互いに接続されている。UI部109は、表示部311、タッチパネル312、及びキー313を備える。
CPU301は携帯端末102に設けられる各構成要素を統括的に制御する。RAM302は、CPU301の作業領域として用いられ、CPU301によって用いられる演算データや各種プログラムを格納する。ROM303は、CPU301によって用いられる各種プログラム、画像データ、設定データ、画像形成装置101と通信を行う際に用いられる各種アプリケーション等を格納する。記憶装置304はデータ量が大きいプログラム及び各種データを格納する。通話部305は公衆回線を介して接続された携帯電話等と電話を行う。表示コントローラ306はUI部109の表示部311とデータ通信を行う。例えば、表示コントローラ306はCPU301から送信された制御信号に応じて表示部311への表示に対応する表示制御ジョブを表示部311に送信する。本実施の形態において、表示部311には、CPU301の制御信号に応じて、例えば、後述する図6に示す警告メッセージが表示される。操作部コントローラ307はUI部109のタッチパネル312及びキー313とデータ通信を行う。例えば、操作部コントローラ307は、ユーザのタッチパネル312及びキー313の操作によって設定された設定情報をタッチパネル312及びキー313から取得する。近距離無線コントローラ308は近距離無線通信部110を介して画像形成装置101とBLE通信を行う。通信部309は、例えば、図示しないUSBコネクタで接続された各種機器とデータ通信を行う。
次に、データ通信システム100によって行われるBLE通信について説明する。
図4は、図1のデータ通信システム100によるBLE通信の設定処理を説明するための図である。
図4の処理では、画像形成装置101及び携帯端末102によるBLE通信が確立されるまでを説明する。
図4において、まず、画像形成装置101は、信号の送受信を行わないスタンバイ状態から一定の間隔でアドバタイジング・パケットを携帯端末102に送信するアドバタイジング状態に遷移する(ステップS401)。アドバタイジング・パケットには、後述するBLE通信による距離の測定で用いられるTx Power Levelが含まれる。次いで、携帯端末102は、画像形成装置101から送信されたアドバタイジング・パケットを受信すると、BLE通信の設定情報(以下、「BLE設定情報」という。)の送信要求通知を画像形成装置101に送信する(ステップS402)。次いで、画像形成装置101は受信した送信要求通知に応じてBLE設定情報を含むアドバタイジング・パケットを携帯端末102に送信する(ステップS403)。次いで、携帯端末102は、受信したアドバタイジング・パケットに含まれるBLE設定情報に基づいてBLE通信を行う通信先、すなわち、画像形成装置101を特定する(ステップS404)。次いで、携帯端末102は、ステップS404で特定した画像形成装置101からアドバタイジング・パケットを受信すると、画像形成装置101に接続要求通知を送信する(ステップS405)。次いで、画像形成装置101は、携帯端末102から送信された接続要求通知に応じて携帯端末102とのBLE通信の接続を行う(ステップS406)。これにより、画像形成装置101及び携帯端末102のBLE通信が確立される。
図5A及び図5Bは、図1のデータ通信システム100によって実行される警告表示処理を説明するためのフローチャートである。
ユーザは、例えば、コピー処理が実行された後、コピー処理で用いられた原稿を取り忘れる場合がある。これにより、例えば、原稿を取り忘れたことに気付かずに画像形成装置101から離れた場合、ユーザが取り忘れた原稿をユーザ以外の他のユーザが持ち出し、持ち出された原稿からユーザ以外の他のユーザに情報が漏洩してしまう可能性がある。
これに対応して、図5A及び図5Bの処理では、ユーザが所持する携帯端末102及び画像形成装置101の距離が所定の距離以上であり、且つ画像形成装置101の原稿台に原稿が残存していることが検知されたとき、携帯端末102の表示部311に警告メッセージを表示させる。なお、画像形成装置101及び携帯端末102の距離の測定は、画像形成装置101及び携帯端末102の少なくとも一方で行われていればよく、図5A及び図5Bの処理では、一例として、携帯端末102が上記距離の測定を行う場合について説明する。
図5Aの処理において、まず、画像形成装置101は、図4に示すBLE通信の設定処理を実行し、携帯端末102とのBLE通信を確立する(ステップS501)。次いで、画像形成装置101はユーザのUI部106の操作によって設定された設定情報に基づいて、例えば、コピー処理を実行する(ステップS502)。次いで、画像形成装置101は、コピー処理が完了すると、コピー処理が完了したことを示す完了通知を携帯端末102に送信する(ステップS503)。次いで、画像形成装置101は、後述するステップS514,S517で携帯端末102から確認依頼通知が送信されるまで待機し(ステップS504)、携帯端末102から送信された確認依頼通知を受信すると(ステップS504でYES)、受信した確認依頼通知に応じて原稿検知部201の検知結果を取得する。さらに、画像形成装置101は、取得した検知結果、すなわち、原稿台に原稿が残存しているか否かのいずれかを検知結果通知として携帯端末102に送信する(ステップS505)。次いで、画像形成装置101は、取得した検知結果を解析し、原稿が画像形成装置101の原稿台に残存しているか否かを判別する(ステップS506)。
ステップS506の判別の結果、原稿が画像形成装置101の原稿台に残存しているとき、画像形成装置101はステップS505の処理に戻り、原稿台に原稿が残存している旨の検知結果通知を携帯端末102に送信する。
ステップS506の判別の結果、原稿が画像形成装置101の原稿台に残存していないとき、画像形成装置101は以降、検知結果通知を携帯端末102に送信することなく本処理を終了する。
一方、図5Bの処理において、携帯端末102は、図4に示すBLE通信の設定処理を実行し、画像形成装置101とのBLE通信を確立する(ステップS511)。次いで、携帯端末102は、ステップS503で画像形成装置101から完了通知が送信されるまで待機し(ステップS512)、画像形成装置101から送信された完了通知を受信すると(ステップS512でYES)、画像形成装置101及び携帯端末102の距離が予め設定された所定の距離より小さい、つまり、「Immediate」であるか否かを判別する(ステップS513)。本実施の形態では、所定の距離としてBLE通信を行うことができる距離が設定され、画像形成装置101から送信されるアドバタイジング・パケットに含まれるTx Power Levelを閾値として、当該Tx Power Levelと携帯端末102がBLE通信によって受信した電波の強さ(以下、「受信電波の強さ」という。)とを比較し、比較した結果に基づいて画像形成装置101及び携帯端末102の距離が測定される(測定手段)。測定された距離は、「Immediate」、「Near」、「Far」の3段階のいずれかに分別される。例えば、受信電波の強さがTx Power Levelとほぼ等しい場合、測定された距離は「Near」に分別され、受信電波の強さがTx Power Levelより大きい場合、測定された距離は「Immediate」に分別され、受信電波の強さがTx Power Levelより小さい場合、測定された距離は「Far」に分別される。本実施の形態では、測定された距離が「Immediate」である場合、携帯端末102を所持するユーザが画像形成装置101から離れていない、つまり、画像形成装置101の近傍にいることを示し、測定された距離が「Near」又は「Far」である場合、携帯端末102を所持するユーザが画像形成装置101から離れたことを示す。
ステップS513の判別の結果、画像形成装置101及び携帯端末102の距離が予め設定された所定の距離以上、つまり、「Near」又は「Far」であるとき、携帯端末102は、当該携帯端末102を所持するユーザが画像形成装置101から離れたと判断し、コピー処理で用いられた原稿が画像形成装置101の原稿台に残存しているか否かを確認する確認依頼通知を画像形成装置101に送信する(ステップS514)。次いで、携帯端末102は、ステップS505で画像形成装置101から送信された検知結果通知を受信し、受信した検知結果通知を解析する。その後、携帯端末102は、検知結果通知の解析によって原稿が画像形成装置101の原稿台に残存しているか否かを判別する(ステップS515)。
ステップS515の判別の結果、原稿が画像形成装置101の原稿台に残存しているとき、携帯端末102は、当該携帯端末102の表示部311に図6に示すような原稿の取り忘れを示す警告メッセージを表示する(ステップS516)(表示制御手段)。すなわち、本実施の形態では、携帯端末102を所持するユーザが画像形成装置101から離れたと判断され、且つ原稿の原稿台への残存が検知されると、ユーザが原稿を取り忘れたと判別し、ユーザが所持する携帯端末102の表示部311に原稿の取り忘れを示す警告メッセージが表示される。携帯端末102はステップS516の処理の後にステップS513の処理に戻る。
ステップS513の判別の結果、画像形成装置101及び携帯端末102の距離が予め設定された所定の距離より短い、つまり、「Immediate」であるとき、携帯端末102は、原稿が画像形成装置101の原稿台に残存しているか否かを確認する確認依頼通知を画像形成装置101に送信する(ステップS517)。次いで、携帯端末102は、ステップS505で画像形成装置101から送信された検知結果通知を受信し、受信した検知結果通知を解析して原稿が画像形成装置101の原稿台に残存しているか否かを判別する(ステップS518)。
ステップS518の判別の結果、原稿が画像形成装置101の原稿台に残存しているとき、携帯端末102はステップS513の処理に戻る。
ステップS515の判別の結果又はステップS518の判別の結果、原稿が画像形成装置101の原稿台に残存していないとき、携帯端末102は本処理を終了する。
図5A及び図5Bの処理によれば、ユーザに所持される携帯端末102及び画像形成装置101の距離が所定の距離以上、つまり、「Near」又は「Far」であり、且つ画像形成装置101の原稿台に原稿が残存していることが検知されたとき、携帯端末102の表示部311に図6に示す警告メッセージが表示される。ここで、原稿が画像形成装置101の原稿台に残存したまま、ユーザが画像形成装置101から所定の距離以上離れた場合は、ユーザが原稿を取り忘れた場合に他ならない。したがって、原稿を取り忘れたユーザに警告を表示することができ、もって、原稿の取り忘れによる情報の漏洩を抑制することができる。
また、図5A及び図5Bの処理によれば、BLE通信によって画像形成装置101から送信されるTx Power Level及び携帯端末で受信する受信電波の強さに基づいて画像形成装置101及び携帯端末102の距離が測定される。これにより、例えば、衛星から電波を受信するGPSを用いた測距を行うことができないビルや地下の部屋においても、画像形成装置101及び携帯端末102の距離を測定することができるので、画像形成装置101及び携帯端末102の配置場所に関して制約を受けることなく、ユーザが原稿を取り忘れたと判断することができる。
さらに、図5A及び図5Bの処理によれば、所定の距離はBLE通信を行うことができる(近距離無線通信可能)距離に該当する。これにより、BLE通信における受信電波の強さに基づいて画像形成装置101及び携帯端末102の距離を確実に測定することができる。
以上、本発明について実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。
例えば、図7A及び図7Bに示すように携帯端末102は画像形成装置101から送信される後述する残存判別通知を格納し、格納した残存判別通知に基づいて原稿が画像形成装置101の原稿台に残存しているか否かを判別してもよい。
図7A及び図7Bは、図5A及び図5Bの警告表示処理の変形例を説明するためのフローチャート図である。
なお、図7A及び図7Bの処理においても、一例として、携帯端末102が画像形成装置101及び携帯端末102の距離の測定を行う場合について説明する。
図7Aの処理において、まず、画像形成装置101は、図5AのステップS501〜S503と同様の処理を行う。次いで、画像形成装置101は、原稿検知部201の検知結果を取得し、取得した検知結果を解析し、原稿が画像形成装置101の原稿台に残存しているか否かを示す残存判別通知を携帯端末102に送信して(ステップS701)、本処理を終了する。一方、図7Bの処理において、携帯端末102は、図5BのステップS511,S512と同様の処理を行い、ステップS701で画像形成装置101から送信された残存判別通知を携帯端末102のRAM302及び記憶装置304に格納する(ステップS711)。次いで、携帯端末102は、画像形成装置101及び携帯端末102の距離が「Immediate」であるか否かを判別する(ステップS712)。
ステップS712の判別の結果、画像形成装置101及び携帯端末102の距離が「Near」又は「Far」であるとき、携帯端末102は、当該携帯端末102を所持するユーザが画像形成装置101から離れたと判断し、ステップS711で格納された残存判別通知に基づいて原稿が画像形成装置101の原稿台に残存しているか否かを判別する(ステップS713)。
ステップS713の判別の結果、原稿が画像形成装置101の原稿台に残存しているとき、情報処理装置102の表示部311に図6に示すような原稿の取り忘れを示す警告メッセージを表示し(ステップS714)、ステップS711の処理に戻る。
ステップS712の判別の結果、画像形成装置101及び携帯端末102の距離が「Immediate」であるとき、ステップS711で格納された残存判別通知に基づいて原稿が画像形成装置101の原稿台に残存しているか否かを判別する(ステップS715)。
ステップS715の判別の結果、原稿が画像形成装置101の原稿台に残存しているとき、携帯端末102はステップS712の処理に戻る。
ステップS713の判別の結果又はステップS715の判別の結果、原稿が画像形成装置101の原稿台に残存していないとき、携帯端末102は本処理を終了する。
図7A及び図7Bの処理によれば、画像形成装置101によって原稿検知部201の検知結果が解析されるので、図5A及び図5Bの処理に比べて携帯端末102の解析処理の負担を軽減することができる。
上述した図7A及び図7Bの処理において、画像形成装置101及び携帯端末102の距離が「Immediate」であり、且つ原稿が画像形成装置101の原稿台に残存しているとき、画像形成装置101の表示部213に図8に示す原稿の取り忘れを示す警告メッセージを表示してもよい。これにより、ユーザが画像形成装置101の近くにいる場合、携帯端末102の表示部を確認することなく、ユーザに原稿の取り忘れを気付かせる機会を与えることができる。
また、上述した図7A及び図7Bの処理において、画像形成装置101の表示部213に図8に示す原稿の取り忘れを示す警告メッセージが表示された後に画像形成装置101及び携帯端末102の距離が「Near」又は「Far」となると、画像形成装置101の表示部213への警告メッセージの表示を中止し、携帯端末102の表示部311に図6に示す警告メッセージを表示してもよい。ここで、画像形成装置101及び携帯端末102の距離が「Near」又は「Far」となり、携帯端末102を所持するユーザが画像形成装置101から離れてしまうと、ユーザが画像形成装置101の表示部213を確認できない、若しくは確認しにくくなるが、原稿の取り忘れを示す警告メッセージの表示先が画像形成装置101の表示部213から携帯端末102の表示部311に切り替わるので、警告メッセージの表示の機会を必要最小限にしつつ、ユーザによる警告メッセージの表示の確認を容易にすることができる。
上述した図5A、図5B、図7A、及び図7Bの処理において、画像形成装置101及び携帯端末102の距離の測定を実行する主体は携帯端末102に限られず、例えば、画像形成装置101であってもよい。これにより、携帯端末102による測定処理の負荷を軽減することができる。
また、上述した図5A、図5B、図7A、及び図7Bの処理において、原稿の残存が検知された際、図9に示すようなテーブルに検知結果を記録してもよく、テーブルには、例えば、原稿の残存を検知した時間や原稿の残存を行ったユーザを特定するユーザ情報が含まれることが好ましい。その結果、例えば、ユーザがBLE通信を行えない距離まで画像形成装置101から離れてしまっても、図9に示すテーブルに基づいて、例えば、Wi−fiを用いた無線通信を用いて定期的に携帯端末102の表示部311に警告メッセージを表示させることができる。
上述した図5A、図5B、図7A、及び図7Bの処理において、検知された原稿の残存に基づいて警告メッセージを表示しているが、残存を検知する対象は原稿以外の情報記録物、例えば、コピー処理によって画像データが印刷された印刷物や画像形成装置に接続されるUSBを含む記録媒体であってもよい。
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 画像形成装置
102 携帯端末
107,110 近距離無線通信部
201 原稿検知部
311 表示部
102 携帯端末
107,110 近距離無線通信部
201 原稿検知部
311 表示部
Claims (17)
- 表示部を有すると共にユーザに所持される情報処理装置と、データ通信装置とを備え、前記情報処理装置及び前記データ通信装置が近距離無線通信を行い、前記ユーザは情報が記録された情報記録物を前記データ通信装置に配置するデータ通信システムの制御方法であって、
前記近距離無線通信によって送信された情報に基づいて前記情報処理装置及び前記データ通信装置の距離を測定する測定ステップと、
前記情報記録物の前記データ通信装置への残存を検知する検知ステップと、
前記測定された距離が所定の距離以上であり、且つ前記情報記録物の前記データ通信装置への残存が検知されたとき、前記情報処理装置の表示部に警告を表示させる表示制御ステップとを有することを特徴とするデータ通信システムの制御方法。 - 前記測定ステップは、BLE(Bluetooth Low Energy)を用いた近距離無線通信によって送信される電波の強さを示す情報に基づいて前記情報処理装置及び前記データ通信装置の距離を測定することを特徴とする請求項1記載のデータ通信システムの制御方法。
- 前記所定の距離は、前記BLEを用いた近距離無線通信可能な距離を含むことを特徴とする請求項2記載のデータ通信システムの制御方法。
- 前記情報記録物は、原稿、印刷物、及び記録媒体からなる群から選択された少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータ通信システムの制御方法。
- 表示部を有すると共にユーザに所持される情報処理装置と、データ通信装置とを備え、前記情報処理装置及び前記データ通信装置が近距離無線通信を行い、前記ユーザは情報が記録された情報記録物を前記データ通信装置に配置するデータ通信システムの制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記データ通信システムの制御方法は、
前記近距離無線通信によって送信された情報に基づいて前記情報処理装置及び前記データ通信装置の距離を測定する測定ステップと、
前記情報記録物の前記データ通信装置への残存を検知する検知ステップと、
前記測定された距離が所定の距離以上であり、且つ前記情報記録物の前記データ通信装置への残存が検知されたとき、前記情報処理装置の表示部に警告を表示させる表示制御ステップとを有することを特徴とするプログラム。 - 表示部を有すると共にユーザに所持される情報処理装置と、データ通信装置とを備え、前記情報処理装置及び前記データ通信装置が近距離無線通信を行い、前記ユーザは情報が記録された情報記録物を前記データ通信装置に配置するデータ通信システムであって、
前記近距離無線通信によって送信された情報に基づいて前記情報処理装置及び前記データ通信装置の距離を測定する測定手段と、
前記情報記録物の前記データ通信装置への残存を検知する検知手段と、
前記測定された距離が所定の距離以上であり、且つ前記情報記録物の前記データ通信装置への残存が検知されたとき、前記情報処理装置の表示部に警告を表示させる表示制御手段とを有することを特徴とするデータ通信システム。 - 前記測定手段は、BLEを用いた近距離無線通信によって送信される電波の強さを示す情報に基づいて前記情報処理装置及び前記データ通信装置の距離を測定することを特徴とする請求項6記載のデータ通信システム。
- 前記所定の距離は、前記BLEを用いた近距離無線通信可能な距離を含むことを特徴とする請求項7記載のデータ通信システム。
- 前記情報記録物は、原稿、印刷物、及び記録媒体からなる群から選択された少なくとも1つであることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載のデータ通信システム。
- 表示部を有すると共にユーザに所持される情報処理装置と近距離無線通信を行い、前記ユーザによって情報が記録された情報記録物が配置されるデータ通信装置であって、
前記近距離無線通信によって送信された情報に基づいて前記情報処理装置との距離を測定する測定手段と、
前記情報記録物の残存を検知する検知手段と、
前記測定された距離が所定の距離以上であり、且つ前記情報記録物の残存が検知されたとき、前記情報処理装置の表示部に警告を表示させる表示制御手段とを有することを特徴とするデータ通信装置。 - 前記測定手段は、BLEを用いた近距離無線通信によって送信される電波の強さを示す情報に基づいて前記情報処理装置との距離を測定することを特徴とする請求項10記載のデータ通信装置。
- 前記所定の距離は、前記BLEを用いた近距離無線通信可能な距離を含むことを特徴とする請求項11記載のデータ通信装置。
- 前記情報記録物は、原稿、印刷物、及び記録媒体からなる群から選択された少なくとも1つであることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載のデータ通信装置。
- 表示部を有すると共にユーザによって所持され、且つ前記ユーザによって情報が記録された情報記録物が配置されるデータ通信装置と近距離無線通信を行う情報処理装置であって、
前記近距離無線通信によって送信された情報に基づいて前記データ通信装置との距離を測定する測定手段と、
前記データ通信装置から送信された情報記録物の残存を示す信号を受信する受信手段と、
前記測定された距離が所定の距離以上であり、且つ前記データ通信装置から送信された情報記録物の残存を示す信号を受信したとき、前記表示部に警告を表示させる表示制御手段とを有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記測定手段は、BLEを用いた近距離無線通信によって送信される電波の強さを示す情報に基づいて前記データ通信装置との距離を測定することを特徴とする請求項14記載の情報処理装置。
- 前記所定の距離は、前記BLEを用いた近距離無線通信可能な距離を含むことを特徴とする請求項15記載の情報処理装置。
- 前記情報記録物は、原稿、印刷物、及び記録媒体からなる群から選択された少なくとも1つであることを特徴とする請求項14乃至16のいずれか1項に記載の情報処理装置。
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