JP2018033081A - 携帯端末及び通信プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】意図しない機器の操作を行ってしまうことを防止する。【解決手段】通信制御部311により、アンテナ301を介して接続情報に基づいた接続要求を操作対象となるMFP100A又は100Bに送信し、ビーコン判断部315により、アンテナ301を介して受信したMFP100A又は100Bから発信されるビーコン信号の識別情報及び強度を判断し、システム制御部317により、ビーコン信号の判断結果と接続情報とを比較し、接続先のMFP100A又は100Bの前かどうかを判断する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置の遠隔操作に適した携帯端末及び通信プログラムに関する。
たとえば、プリンター、多機能プリンター、複合機などのMFP(Multifunction Peripheral)である画像形成装置においては、無線LAN(Local Area Network)であるWi−Fi(登録商標)やWi−Fi Direct(登録商標)により、スマートフォンやタブレット端末などの携帯端末との無線通信が可能となっている機種がある。
また、携帯端末においては、パネル部を介しての画像形成装置の遠隔操作が可能な機能が搭載されていることがある。この遠隔操作が可能な機能により、たとえば画像形成装置が複数台設置されていて無線LANでの接続が可能な環境では、IPアドレスやデバイス名などから操作したい画像形成装置を選択し、離れた場所から印刷指示などを出すことができる。ところが、画像形成装置が複数台設置されている場合、最も近くにある画像形成装置を瞬時に判断できない場合がある。
このような不具合を解消するものとして、特許文献1では、複数のプリンターから発信されるBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)の強度に基づいて、最も距離が短いプリンターを検出する距離検出部と、検出したプリンターに対し、無線LANを用いて印刷処理の実行を指示する処理実行制御部とを備え、ある携帯POS端末から特定のプリンターに対して無線LANにより印刷データを送信している間も、他の携帯POS端末が特定のプリンターも含めて複数のプリンターの中から最も近くにあるプリンターを検出することができるようにした情報処理装置の制御システムを提案している。
特開2015−200989号公報
上述した特許文献1での情報処理装置の制御システムでは、BLEの強度に基づき、携帯POS端末から最も距離が短いプリンターを検出するので、たとえば店内においてレシートの発行を急ぐことができ、レジ待ちを解消したりできる。
このように、BLEの強度に基づき、携帯POS端末から最も距離が短いプリンターを検出する方法を用いることで、上述した画像形成装置が複数台設置されている場合であっても、最も近くにある画像形成装置を瞬時に判断できる。
ところが、上述したように、画像形成装置と携帯端末とが無線LANで接続可能となっている場合、携帯端末により、たとえば目の前の画像形成装置に接続したつもりが誤って他の画像形成装置に接続してしまうことがある。この場合、意図しない画像形成装置の操作を行ってしまうという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解消することができる携帯端末及び通信プログラムを提供することを目的とする。
本発明の携帯端末は、パネル部と、アンテナと、前記アンテナを介して接続情報に基づいた接続要求を操作対象となる機器に送信する通信制御部と、前記アンテナを介して受信した前記機器から発信されるビーコン信号の識別情報及び強度を判断するビーコン判断部と、前記ビーコン信号の判断結果と前記接続情報とに基づいて、接続先の前記機器の前かどうかを判断するシステム制御部とを備えることを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記接続情報と前記識別情報とを比較し、前記ビーコン信号の強度が閾値以上であって、前記接続情報と前記識別情報にそれぞれ含まれる特定の情報が一致した場合、前記機器の前であると判断することを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記接続情報と前記識別情報にそれぞれ含まれる前記特定の情報が一致しない場合、前記パネル部に接続先の前記機器の前ではないことを示す警告を表示させることを特徴とする。
また、前記特定の情報は、MACアドレス及び/又はIPアドレスであることを特徴とする。
本発明の通信プログラムは、通信制御部により、アンテナを介して接続情報に基づいた接続要求を操作対象となる機器に送信する工程と、ビーコン判断部により、前記アンテナを介して受信した前記機器から発信されるビーコン信号の識別情報及び強度を判断する工程と、システム制御部により、前記ビーコン信号の判断結果と前記接続情報とに基づいて、接続先の前記機器の前かどうかを判断する工程とを携帯端末を制御するコンピューターに実行させることを特徴とする。
本発明の携帯端末及び通信プログラムでは、通信制御部により、アンテナを介して接続情報に基づいた接続要求を操作対象となる機器に送信し、ビーコン判断部により、アンテナを介して受信した機器から発信されるビーコン信号の識別情報及び強度を判断し、システム制御部により、ビーコン信号の判断結果と接続情報とを比較し、接続先の機器の前かどうかを判断する。
これにより、携帯端末により、たとえば目の前の機器であるたとえば画像形成装置に接続したつもりが誤って他の機器であるたとえば画像形成装置に接続してしまうことがあっても、接続先の機器の前かどうかを確実に判断できる。
本発明の携帯端末及び通信プログラムによれば、接続先の機器の前かどうかを確実に判断できるので、意図しない機器であるたとえば画像形成装置の操作を行ってしまうことを防止できる。
本発明の携帯端末を通信システムに適用した場合の一実施形態を説明するための図である。 図1のMFP及び携帯端末の構成の一例について説明するための図である。 ビーコン信号の強度とMFPからの距離との関係の一例を説明するための図である。 図1の携帯端末での接続処理の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の携帯端末の一実施形態を、図1〜図4を参照しながら説明する。
まず、図1は、本発明の携帯端末が適用される通信システムの一構成例を示している。図1に示すように、通信システムは、複数のMFP(Multifunction Peripheral)100A、100Bと、無線通信機200と、携帯端末300とを備えている。MFP100A、100B、無線通信機200、携帯端末300は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク400を介して接続されている。なお、MFP100A、100Bについては、図示のように2台に限らず、3台以上であってもよい。また、それぞれのMFP100A、100Bは、近接配置されていてもよいし、特定の距離だけ離して配置されてもよい。
MFP100A、100Bは、たとえば印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク400経由でのデータ送受信機能などを搭載した複合的な画像形成装置である。また、MFP100A、100Bは、Wi−Fi(登録商標)、Wi−Fi Direct(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの複数の無線通信I/F(インターフェース:以下、通信方式という)を有している。なお、Wi−Fi(登録商標)、Wi−Fi Direct(登録商標)は、無線LANの規格に基づいた通信方式である。Bluetooth(登録商標)は、近距離通信の規格に基づいた通信方式である。また、MFP100A、100Bは、ビーコン発信器104を有し、BLE(Bluetooth (登録商標) Low Energy:以下、ビーコン信号という)を発信する。なお、ビーコン信号には、それぞれのMFP100A、100Bの識別情報(たとえば、MACアドレス、IPアドレス)が含まれている。
無線通信機(たとえば無線LANのアクセスポイント)200は、通信方式が、たとえば無線LANの規格に基づいたWi−Fi(登録商標)となっている。携帯端末300は、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコンなどである。携帯端末300は、通信回線の電波、又は無線通信機200を介してネットワーク400に接続できる。また、携帯端末300は、無線通信機200を介してMFP100に接続できる。また、携帯端末300は、Wi−Fi Direct(登録商標)又はBluetooth(登録商標)により、MFP100に接続できる。また、携帯端末300は、たとえばMFP100A、100Bに対する無線LANでの接続情報を有している。接続情報には、MFP100A、100Bの識別情報と同じMACアドレス、IPアドレスが含まれている。
次に、図2を参照し、MFP100A、100B及び携帯端末300の構成の一例について説明する。まず、MFP100は、プリンター部101、I/F(インターフェース)102、送受信部103、ビーコン発信器104、パネル部105、HDD106を制御する制御部110を備えている。なお、MFP100A、100Bは、スキャナー部、FAX部などを備えていてもよい。
プリンター部101は、制御部110から出力される印刷データに基づき、図示しない用紙上に画像を印刷するデバイスである。I/F102は、無線通信機200を介し携帯端末300との通信を受け持つ。また、I/F102は、ネットワーク400を介し、携帯端末300との通信を受け持つ。なお、I/F102は、図示しないコンテンツサーバーやウェブサーバーなどとの通信を受け持ってもよい。
送受信部103は、無線LANのWi−Fi(登録商標)、Wi−Fi Direct(登録商標)、近距離通信のBluetooth(登録商標)などのそれぞれの通信方式による電波などを受信したり送信したりする。ビーコン発信器104は、MFP100A又は100Bの位置を知らせるビーコン信号を発信する。なお、ビーコン信号には、たとえばMACアドレス、IPアドレスを含む識別情報が含まれている。パネル部105は、MFP100A、100Bの印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能や、各種設定のための表示を行うタッチパネルなどのデバイスである。
HDD106は、MFP100A、100Bの種々の機能を提供するためのアプリケーションプログラムなどを記憶している記憶デバイスである。また、HDD106は、たとえば携帯端末300や図示しないユーザー端末から登録された印刷ジョブを記憶するユーザーボックスを有している。
制御部110は、画像形成プログラムや制御プログラムなどを実行してMFP100全体の動作を制御するプロセッサーである。制御部110は、プリンター制御部111、通信制御部112、ビーコン制御部113、RAM114、ROM115、画像処理部116、パネル操作制御部117、HDD制御部118、システム制御部119を備えている。また、これらは、データバス120に接続されている。プリンター制御部111は、プリンター部101の印刷動作を制御する。通信制御部112は、I/F102を介し、ネットワーク400を介しての通信と、送受信部103を介しての通信とを制御する。なお、通信制御部112は、ネットワーク400を介して通信を担うものと、送受信部103を介して通信を担うものとを別々に設ける必要があるが、説明の都合上、1個として示している。
ビーコン制御部113は、ビーコン発信器104の動作を制御する。RAM114は、プログラムを実行するためのワークメモリーである。ROM115には、各部の動作チェックなどを行う制御プログラムが記憶されている。画像処理部116は、たとえばHDD106のユーザーボックスに登録された印刷ジョブに対する画像処理(ラスタライズ)を行う。なお、システム制御部119は、画像処理部116が画像処理した印刷データを、一旦、RAM114に記憶させる。
パネル操作制御部117は、パネル部105の表示動作を制御する。また、パネル操作制御部117は、パネル部105を介し、印刷、コピー、FAX、ネットワーク経由でのデータ送受信などの開始の設定などを受け付ける。HDD制御部118は、HDD106に対するデータの読み込み及び書き込みなどを制御する。
システム制御部119は、各部の連携動作を制御する。また、システム制御部119は、携帯端末300からのたとえば印刷指示を受け付けると、画像処理部116に対する画像処理の指示、プリンター制御部111に対するプリンター部101による印刷の指示などを行う。
一方、携帯端末300は、アンテナ301、パネル部302を制御する制御部310を備えている。アンテナ301は、通信方式がWi−Fi(登録商標)の場合、無線通信機200との間で電波を送受信する。また、アンテナ301は、通信方式がP2P(Peer to Peer)(例えば、Wi−Fi Direct(登録商標)、Bluetooth(登録商標))、無線のネットワーク(例えば、無線LAN(Local Area Network))の場合、MFP100A又は100Bの送受信部103との間で電波を送受信する。また、アンテナ301は、MFP100A又は100Bのビーコン発信器104からのビーコン信号を受信する。
制御部310は、制御プログラムなどを実行して携帯端末300全体の動作を制御するプロセッサーである。制御部310は、通信制御部311、RAM312、ROM313、接続情報管理部314、ビーコン判断部315、パネル操作制御部316、システム制御部317を備えている。また、これらは、データバス318に接続されている。
通信制御部311は、アンテナ301を介し、たとえばMFP100A又は100Bとのデータなどの送受信の制御を行う。また、通信制御部311は、アンテナ301を介し、MFP100A又は100Bのビーコン発信器104からのビーコン信号の受信の制御を行う。RAM312は、プログラムを実行するためのワークメモリーである。ROM313には、各部の動作チェックなどを行う制御プログラムが記憶されている。
接続情報管理部314は、たとえばMFP100A、100BのMACアドレス、IPアドレスを含む接続情報を管理する。接続情報管理部314は、管理する接続情報を、パネル部302を介して取得することができる。取得された接続情報は、不揮発性記憶装置に記憶され、接続情報をパネル部302に表示する際に使用される。
ビーコン判断部315は、MFP100A、100Bのビーコン発信器104からのビーコン信号に含まれている識別情報(たとえば、MACアドレス、IPアドレス)を判断する。また、ビーコン判断部315は、ビーコン信号の強度を判断する。パネル操作制御部316は、パネル部302の表示動作を制御する。
システム制御部317は、各部の連携動作を制御する。また、システム制御部317は、パネル部302を介してMFP100A、100Bの接続情報の表示要求があると、パネル操作制御部316を介し、パネル部302に接続情報管理部314が管理しているMFP100A、100Bの接続情報を表示させる。また、システム制御部317は、パネル部302に表示させたMFP100A又は100Bの接続情報が選択されると、通信制御部311に対し、接続要求を発信させる。また、システム制御部317は、ビーコン判断部315が判断したビーコン信号の強度を基に、MFP100A又は100Bの前であるかどうか、すなわち、携帯端末300とMFP100A又は100Bとの距離が特定範囲内であるかどうかを判断する。また、システム制御部317は、MFP100A又は100Bの前であると判断すると、続いて、パネル部302を介して選択された接続情報と、MFP100A又は100Bのビーコン発信器104からのビーコン信号に含まれている識別情報とを比較する。そして、システム制御部317は、接続情報と識別情報にそれぞれ含まれる特定の情報、例えば、接続情報に含まれるMACアドレス及びIPアドレスと識別情報に含まれるMACアドレス及びIPアドレスが一致している場合、近接しているMFP100A又は100Bが接続先であると判断する。なお、システム制御部317は、接続情報と識別情報にそれぞれ含まれる特定の情報特定の情報をMACアドレス又はIPアドレスとして、接続情報と識別情報にそれぞれ含まれるMACアドレス又はIPアドレスのみを比較し、MACアドレス又はIPアドレスが一致している場合、近接しているMFP100A又は100Bが接続先であると判断してもよい。
次に、図3を参照し、ビーコン信号の強度とMFP100A又は100Bからの距離との関係の一例について説明する。まず、図3は、横軸にMFP100A又は100Bからの距離(m)を示し、縦軸にビーコン信号の強度(dBm)を示している。
すなわち、MFP100A又は100Bのビーコン発信器104からのビーコン信号の強度は、距離の2乗に反比例して減衰する。ここで、ビーコン判断部315がビーコン信号の強度をたとえば−60dBm(0.000001mW)と判断した場合、携帯端末300とMFP100A又は100Bとの距離がたとえば4mとなる。また、ビーコン判断部315がビーコン信号の強度をたとえば−30dBm(0.001mW)と判断した場合、携帯端末300とMFP100A又は100Bとの距離がたとえば0.3mとなる。
システム制御部317は、ビーコン判断部315が判断したビーコン信号の強度がたとえば−30dBm(0.001mW)である場合、すなわち、携帯端末300とMFP100A又は100Bとの距離が0.3mである場合、MFP100A又は100Bの前であることを判断できる。よって、本実施形態では、たとえばビーコン信号の強度であるたとえば−30dBm(0.001mW)を閾値とし、ビーコン判断部315が判断したビーコン信号の強度が閾値以上であれば、システム制御部317がMFP100A又は100Bの前であると判断するものとする。
次に、図4を参照し、携帯端末300側の接続処理について説明する。なお、以下においては、携帯端末300の接続先がたとえばMFP100Bである場合として説明する。また、携帯端末300のシステム制御部317による、MFP100A又は100Bの前かどうかを判断するための閾値を、上述したように、たとえば−30dBm(0.001mW)とする。また、携帯端末300からMFP100Bに対しての操作指示として、たとえば印刷指示である場合とする。
(ステップS101)
システム制御部119は、接続情報の要求があるかどうかを判断する。
この場合、システム制御部317は、パネル操作制御部316からのパネル部302でのMFP100A、100Bの接続情報の表示要求と、パネル部302に表示された接続情報の選択とが有ったことを示す通知が無ければ接続情報の要求が無いと判断する(ステップS101:No)。
これに対し、システム制御部317は、パネル操作制御部316からのパネル部302でのMFP100A、100Bの接続情報の表示要求と、パネル部302に表示された接続情報の選択とが有ったことを示す通知が有れば接続情報の要求が有ると判断し(ステップS101:Yes)、ステップS102に移行する。
(ステップS102)
システム制御部317は、接続を開始させる。
この場合、システム制御部317は、たとえばMFP100Bの接続情報が選択されると、通信制御部311に対し、MFP100Bの接続情報に含まれるIPアドレスを基に、接続要求を発信させる。
(ステップS103)
システム制御部317は、接続が確立したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部317は、MFP100Bからの応答が無ければ接続が確立していないと判断する(ステップS103:No)。
これに対し、システム制御部317は、MFP100Bからの応答が有れば接続が確立したと判断し(ステップS103:Yes)、ステップS104に移行する。
(ステップS104)
システム制御部317は、ビーコン信号を受信したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部317は、ビーコン判断部315がビーコン信号の強度を判断していなければビーコン信号を受信していないと判断する(ステップS104:No)。
これに対し、システム制御部317は、ビーコン判断部315がビーコン信号の強度を判断していればビーコン信号を受信したと判断し(ステップS104:Yes)、ステップS105に移行する。
(ステップS105)
システム制御部317は、MFP100A又は100Bの前かどうかを判断する。
この場合、システム制御部317は、ビーコン判断部315が判断したビーコン信号の強度が閾値(たとえば−30dBm)未満であれば、MFP100A又は100Bの前でないと判断する(ステップS105:No)。
これに対し、システム制御部317は、ビーコン判断部315が判断したビーコン信号の強度が閾値(たとえば−30dBm)以上であれば、MFP100A又は100Bの前であると判断し(ステップS105:Yes)、ステップS106に移行する。
(ステップS106)
システム制御部317は、接続先がどうかを判断する。
この場合、システム制御部317は、パネル部302を介して選択された接続情報(たとえば、MACアドレス、IPアドレス)と、ビーコン判断部315が判断したビーコン信号に含まれている識別情報(たとえば、MACアドレス、IPアドレス)とを比較し、MACアドレス及びIPアドレスが一致していない場合、接続先でないと判断し(ステップS106:No)、ステップS109に移行する。
ここで、システム制御部317は、MACアドレス又はIPアドレスのみを比較し、MACアドレス又はIPアドレスが一致している場合、近接しているMFP100A又は100Bが接続先であると判断してもよい。
なお、近接しているMFP100A又は100Bが接続先でない場合として、たとえばユーザーがMFP100Bの前に位置しているに関わらず、誤ってMFP100Aに接続したことが想定される。また、ユーザーがMFP100Bに接続したにも関わらず、誤ってMFP100Aの前に居ることが想定される。また、ユーザーがMFP100Bの前に移動する過程で、ビーコン判断部315がMFP100Aのビーコン発信器104からのビーコン信号の強度が閾値(たとえば−30dBm)以上であると判断した場合も想定される。
これに対し、システム制御部317は、パネル部302を介して選択された接続情報(たとえば、MACアドレス、IPアドレス)と、ビーコン判断部315が判断したビーコン信号に含まれている識別情報(たとえば、MACアドレス、IPアドレス)とを比較し、MACアドレス及びIPアドレスが一致している場合、接続先であると判断し(ステップS106:Yes)、ステップS107に移行する。
(ステップS107)
システム制御部317は、操作指示があるかどうかを判断する。
この場合、システム制御部317は、パネル操作制御部316からのパネル部302を介してたとえば印刷指示が有ったことを示す通知が無ければ操作指示が無いと判断する(ステップS107:No)。
これに対し、システム制御部317は、パネル操作制御部316からのパネル部302を介してたとえば印刷指示が有ったことを示す通知が有れば操作指示が有ると判断し(ステップS107:Yes)、ステップS108に移行する。
(ステップS108)
システム制御部317は、操作指示に応じた要求を送信させる。
この場合、システム制御部317は、通信制御部311に対し、操作指示に応じたたとえば印刷指示の要求を送信させる。
(ステップS109)
システム制御部317は、警告を表示させる。
この場合、システム制御部317は、パネル操作制御部316を介し、パネル部302に対して接続先のMFP100Bの前ではないことを知らせる警告を表示させる。
これにより、ユーザーは、接続先のMFP100Bの前ではないことを知ることができる。
このように、本実施形態では、通信制御部311により、アンテナ301を介して接続情報に基づいた接続要求を操作対象となるMFP100A又は100B(機器)に送信し、ビーコン判断部315により、アンテナ301を介して受信したMFP100A又は100B(機器)から発信されるビーコン信号の識別情報及び強度を判断し、システム制御部317により、ビーコン信号の判断結果と接続情報とを比較し、接続先のMFP100A又は100B(機器)の前かどうかを判断する。
これにより、携帯端末300により、たとえば目の前のMFP100A又は100B(機器)に接続したつもりが誤って他のMFP100A又は100B(機器)に接続してしまうことがあっても、接続先のMFP100A又は100B(機器)の前かどうかを確実に判断できるので、意図しないMFP100A又は100B(機器)の操作を行ってしまうことを防止できる。
なお、本実施形態では、接続先のMFP100A又は100Bの前かどうかを判断するために、ビーコン信号を用いたが、これに限らず、距離に応じて強度が変化する信号であればよく、たとえば音波信号や赤外線などの信号を用いてもよい。
また、本実施形態では、システム制御部317は、図4に示すステップS109の後、処理をステップS105に移行させてもよい。この場合、ステップS106の判断がYesになるまで、警告の表示を継続してもよい。
また、本実施形態では、携帯端末300の操作対象となる機器としてMFP100A、100Bを適用したが、これに限らず、プリンターや多機能プリンターは勿論のこと、テレビジョン(Television)、録画機、ホーム家電などの他の機器を適用してもよい。
100A、100B MFP
101 プリンター部
102 I/F
103 送受信部
104 ビーコン発信器
105、302 パネル部
106 HDD
110 制御部
111 プリンター制御部
112、311 通信制御部
113 ビーコン制御部
114、312 RAM
115、313 ROM
116 画像処理部
117 パネル操作制御部
118 HDD制御部
119、317 システム制御部
120、318 データバス
200 無線通信機
300 携帯端末
301 アンテナ
310 制御部
314 接続情報管理部
315 ビーコン判断部
316 パネル操作制御部
400 ネットワーク

Claims (5)

  1. パネル部と、
    アンテナと、
    前記アンテナを介して接続情報に基づいた接続要求を操作対象となる機器に送信する通信制御部と、
    前記アンテナを介して受信した前記機器から発信されるビーコン信号の識別情報及び強度を判断するビーコン判断部と、
    前記ビーコン信号の判断結果と前記接続情報とに基づいて、接続先の前記機器の前かどうかを判断するシステム制御部とを備える
    ことを特徴とする携帯端末。
  2. 前記システム制御部は、前記接続情報と前記識別情報とを比較し、前記ビーコン信号の強度が閾値以上であって、前記接続情報と前記識別情報にそれぞれ含まれる特定の情報が一致した場合、前記機器の前であると判断することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記システム制御部は、前記接続情報と前記識別情報にそれぞれ含まれる前記特定の情報が一致しない場合、前記パネル部に接続先の前記機器の前ではないことを示す警告を表示させることを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記特定の情報は、MACアドレス及び/又はIPアドレスであることを特徴とする請求項2又は3に記載の携帯端末。
  5. 通信制御部により、アンテナを介して接続情報に基づいた接続要求を操作対象となる機器に送信する工程と、
    ビーコン判断部により、前記アンテナを介して受信した前記機器から発信されるビーコン信号の識別情報及び強度を判断する工程と、
    システム制御部により、前記ビーコン信号の判断結果と前記接続情報とに基づいて、接続先の前記機器の前かどうかを判断する工程とを携帯端末を制御するコンピューターに実行させる
    ことを特徴とする通信プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019202429A (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 東芝テック株式会社 出力システム、出力デバイス及びその制御プログラム

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JP2019202429A (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 東芝テック株式会社 出力システム、出力デバイス及びその制御プログラム

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