JP6107497B2 - 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ - Google Patents
画像形成装置、及びプロセスカートリッジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6107497B2 JP6107497B2 JP2013148818A JP2013148818A JP6107497B2 JP 6107497 B2 JP6107497 B2 JP 6107497B2 JP 2013148818 A JP2013148818 A JP 2013148818A JP 2013148818 A JP2013148818 A JP 2013148818A JP 6107497 B2 JP6107497 B2 JP 6107497B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silica particles
- image
- toner
- particles
- image carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
請求項1に係る発明は、
像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
トナー粒子と、個数平均粒径が100nm以上180nm以下であり且つ形状係数SF2が130以上180以下である第1シリカ粒子、及び個数平均粒径が100nm以上180nm以下であり且つ形状係数SF2が100以上125以下である第2シリカ粒子を含む外添剤と、を有するトナーを含む静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記像保持体の表面をクリーニングするクリーニングブレードを有するクリーニング手段と、
前記像保持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、
を備え、
前記第1シリカ粒子の外添量と前記第2シリカ粒子の外添量と前記像保持体の1000回転当たりの前記潤滑剤の供給量とが下記式(1)及び下記式(2)を満足する画像形成装置。
・式(1): (Y/X)×Z=a
・式(2): 0.006≦a≦0.065
(式(1)及び式(2)中、Xは、前記トナー粒子に対する前記第1シリカ粒子の外添量(質量%)であり、Yは、前記トナー粒子に対する第2シリカ粒子の外添量(質量%)であり、Zは、前記像保持体1000回転あたりに供給される前記潤滑剤の供給量(mg/cm 2 )である。)
前記トナー粒子に対する前記第1シリカ粒子の外添量と前記第2シリカ粒子の外添量との質量比(前記第1シリカ粒子の外添量/前記第2シリカ粒子の外添量)が、0.1以上2.9以下である請求項1に記載の画像形成装置。
前記潤滑剤が、ステアリン酸亜鉛である請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
像保持体と、
トナー粒子と、個数平均粒径が100nm以上180nm以下であり且つ形状係数SF2が130以上180以下である第1シリカ粒子、及び個数平均粒径が100nm以上180nm以下であり且つ形状係数SF2が100以上125以下である第2シリカ粒子を含む外添剤と、を有するトナーを含む静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
前記像保持体の表面をクリーニングするクリーニングブレードを有するクリーニング手段と、
前記像保持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、
を備え、
前記第1シリカ粒子の外添量と前記第2シリカ粒子の外添量と前記像保持体の1000回転当たりの前記潤滑剤の供給量とが下記式(1)及び下記式(2)を満足し、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
・式(1): (Y/X)×Z=a
・式(2): 0.006≦a≦0.065
(式(1)及び式(2)中、Xは、前記トナー粒子に対する前記第1シリカ粒子の外添量(質量%)であり、Yは、前記トナー粒子に対する第2シリカ粒子の外添量(質量%)であり、Zは、前記像保持体1000回転あたりに供給される前記潤滑剤の供給量(mg/cm 2 )である。)
そして、静電荷像現像剤は、トナー粒子と、個数平均粒径が100nm以上180nm以下であり且つ形状係数SF2が130以上180以下である第1シリカ粒子(以下「異形シリカ粒子」と称する)、及び個数平均粒径が100nm以上180nm以下であり且つ形状係数SF2が100以上125以下である第2シリカ粒子(以下「球状シリカ粒子」と称する)を含む外添剤と、を有するトナーを含む。
トナー粒子との接点が少なく、トナー粒子から遊離し易い傾向がある。このため、高温高湿環境下において、異形シリカがトナーから遊離しづらくても、球形シリカがトナーから遊離し、遊離した球状シリカ粒子がクリーニングブレードと像保持体との間に侵入し、コロの機能を発揮し、ブレードと像保持体との摩擦力を抑え、像保持体の回転トルク(回転負荷)の上昇を抑制、また遊離した球形トナーにより感光体表面が研磨され、潤滑剤フィルミングも抑制される。
中間転写方式の装置の場合、転写手段は、例えば、表面にトナー画像が転写される中間転写体と、像保持体の表面に形成されたトナー画像を中間転写体の表面に一次転写する一次転写手段と、中間転写体の表面に転写されたトナー画像を記録媒体の表面に二次転写する二次転写手段と、を有する構成が適用される。
図1に示す画像形成装置は、色分解された画像データに基づくイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を出力する電子写真方式の第1乃至第4の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10K(画像形成手段)を備えている。これらの画像形成ユニット(以下、単に「ユニット」と称する場合がある)10Y、10M、10C、10Kは、水平方向に互いに予め定められた距離離間して並設されている。これらユニット10Y、10M、10C、10Kは、画像形成装置に着脱するプロセスカートリッジであってもよい。
各ユニット10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段の一例)4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8Y、8M、8C、8Kに収められたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーの供給がなされる。
クリーニングブレード6Y−1は、板状(ブレード状)の部材であり、例えば、弾性材料で構成される。その弾性材料としては、例えば、熱硬化型ポリウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、エチレン・プロピレン・ジエンゴム等が挙げられる。
クリーニングブレード6Y−1は、例えば、感光体1Yの近位の側にある端を感光体1Yの回転方向とは反対に向けた状態で配置される。
脂肪酸金属塩としては、例えば、ステアリン酸の、亜鉛、カドミウム、バリウム、鉛、鉄、ニッケル、コバルト、銅、アルミニウム、マグネシウム等の金属塩;二塩基性ステアリン酸鉛:オレイン酸の、亜鉛、マグネシウム、鉄、コバルト、銅、鉛、カルシウム等の金属塩;パルミチン酸の、アルミニウム、カルシウム等の金属塩;カプリル酸鉛、カプロン酸鉛、リノール酸亜鉛、リノール酸コバルト、リシノール酸カルシウム、リシノレイン酸亜鉛、リシノレイン酸カドミウム;及びこれらの混合物等が挙げられる。
フッ素樹脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、クロロトリフルオロエチレン−エチレン共重合体(ECTFE)、ポリビニルフルオライド(PVF)、フルオロオレフィン−ビニルエーテル共重合体、フッ化ビニリデン−四フッ化エチレン共重合体、フッ化ビニリデン−六フッ化プロピレン共重合体等が挙げられる。
ポリオレフィンとしては、例えば、パラフィンワックス、パラフィンラテックス、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
これらの中でも、潤滑剤としては、潤滑剤としての機能、入手性、コストの点から、ステアリン酸亜鉛が好ましい。
まず、動作に先立って、帯電ロール2Yによって感光体1Yの表面が−600V乃至−800Vの電位に帯電される。
感光体1Yは、導電性(例えば20℃における体積抵抗率1×10−6Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂の抵抗)であるが、レーザ光線3Yが照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Yの表面に、図示しない制御部から送られてくるイエロー用の画像データに従って、露光装置3からレーザ光線3Yを照射する。それにより、イエロー画像パターンの静電荷像が感光体1Yの表面に形成される。
感光体1Y上に形成された静電荷像は、感光体1Yの走行に従って予め定められた現像位置まで回転する。そして、この現像位置で、感光体1Y上の静電荷像が、現像装置4Yによってトナー画像として現像され可視化される。
こうして、第1のユニット10Yにてイエロートナー画像が転写された中間転写ベルト20は、第2乃至第4のユニット10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー画像が重ねられて多重転写される。
定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、記録紙Pの表面が平滑であることが望ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等が好適に使用される。
図2は、本実施形態に係るプロセスカートリッジを示す概略構成図である。
図2に示すプロセスカートリッジ200は、例えば、取り付けレール116及び露光のための開口部118が備えられた筐体117により、感光体107(像保持体の一例)と、感光体107の周囲に備えられた帯電ロール108(帯電手段の一例)、現像装置111(現像手段の一例)、感光体クリーニング装置113(クリーニング手段の一例)、及び潤滑剤供給装置(潤滑剤供給手段の一例)114を一体的に組み合わせて保持して構成し、カートリッジ化されている。
潤滑剤供給装置(潤滑剤供給手段の一例)114は、例えば、固体潤滑剤114Sと、固体潤滑剤114S及び感光体107の表面(周面)に接触し感光体107に潤滑剤を付与する回転ブラシ114Bと、を備えている。
本実施形態に係る静電荷像現像剤は、本実施形態に係るトナーのみを含む一成分現像剤であってもよいし、当該トナーとキャリアと混合した二成分現像剤であってもよい。
本実施形態に係るトナーは、トナー粒子と、外添剤と、を含む。
トナー粒子は、例えば、結着樹脂と、必要に応じて、着色剤と、離型剤と、その他添加剤と、を含んで構成される。
結着樹脂としては、例えば、スチレン類(例えばスチレン、パラクロロスチレン、α−メチルスチレン等)、(メタ)アクリル酸エステル類(例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等)、エチレン性不飽和ニトリル類(例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル等)、ビニルエーテル類(例えばビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等)、ビニルケトン類(ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等)、オレフィン類(例えばエチレン、プロピレン、ブタジエン等)等の単量体の単独重合体、又はこれら単量体を2種以上組み合せた共重合体からなるビニル系樹脂が挙げられる。
結着樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂、変性ロジン等の非ビニル系樹脂、これらと前記ビニル系樹脂との混合物、又は、これらの共存下でビニル系単量体を重合して得られるグラフト重合体等も挙げられる。
これらの結着樹脂は、1種類単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
ポリエステル樹脂としては、例えば、公知のポリエステル樹脂が挙げられる。
多価カルボン酸は、ジカルボン酸と共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上のカルボン酸を併用してもよい。3価以上のカルボン酸としては、例えば、トリメリット酸、ピロメリット酸、これらの無水物、又はこれらの低級(例えば炭素数1以上5以下)アルキルエステル等が挙げられる。
多価カルボン酸は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
多価アルコールとしては、ジオールと共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上の多価アルコールを併用してもよい。3価以上の多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールが挙げられる。
多価アルコールは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
なお、ガラス転移温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線より求め、より具体的にはJIS K−1987「プラスチックの転移温度測定方法」のガラス転移温度の求め方に記載の「補外ガラス転移開始温度」により求められる。
ポリエステル樹脂の数平均分子量(Mn)は、2000以上100000以下が好ましい。
ポリエステル樹脂の分子量分布Mw/Mnは、1.5以上100以下が好ましく、2以上60以下がより好ましい。
なお、重量平均分子量及び数平均分子量は、ゲルパーミュエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定する。GPCによる分子量測定は、測定装置として東ソー製GPC・HLC−8120を用い、東ソー製カラム・TSKgel SuperHM−M(15cm)を使用し、THF溶媒で行う。重量平均分子量及び数平均分子量は、この測定結果から単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校正曲線を使用して算出する。
なお、原料の単量体が、反応温度下で溶解又は相溶しない場合は、高沸点の溶剤を溶解補助剤として加え溶解させてもよい。この場合、重縮合反応は溶解補助剤を留去しながら行う。共重合反応において相溶性の悪い単量体が存在する場合は、あらかじめ相溶性の悪い単量体とその単量体と重縮合予定の酸又はアルコールとを縮合させておいてから主成分と共に重縮合させるとよい。
着色剤としては、例えば、カーボンブラック、クロムイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、スレンイエロー、キノリンイエロー、ピグメントイエロー、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ウオッチヤングレッド、パーマネントレッド、ブリリアンカーミン3B、ブリリアンカーミン6B、デュポンオイルレッド、ピラゾロンレッド、リソールレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ピグメントレッド、ローズベンガル、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、ピグメントブルー、フタロシアニングリーン、マラカイトグリーンオキサレートなどの種々の顔料、又は、アクリジン系、キサンテン系、アゾ系、ベンゾキノン系、アジン系、アントラキノン系、チオインジコ系、ジオキサジン系、チアジン系、アゾメチン系、インジコ系、フタロシアニン系、アニリンブラック系、ポリメチン系、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、チアゾール系などの各種染料等が挙げられる。
着色剤は、1種類単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
離型剤としては、例えば、炭化水素系ワックス;カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス等の天然ワックス;モンタンワックス等の合成又は鉱物・石油系ワックス;脂肪酸エステル、モンタン酸エステル等のエステル系ワックス;などが挙げられる。離型剤は、これに限定されるものではない。
なお、融解温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線から、JIS K−1987「プラスチックの転移温度測定方法」の融解温度の求め方に記載の「融解ピーク温度」により求める。
その他の添加剤としては、例えば、磁性体、帯電制御剤、無機粉体等の周知の添加剤が挙げられる。これらの添加剤は、内添剤としてトナー粒子に含まれる。
トナー粒子は、単層構造のトナー粒子であってもよいし、芯部(コア粒子)と芯部を被覆する被覆層(シェル層)とで構成された所謂コア・シェル構造のトナー粒子であってもよい。
ここで、コア・シェル構造のトナー粒子は、例えば、結着樹脂と必要に応じて着色剤及び離型剤等のその他添加剤とを含んで構成された芯部と、結着樹脂を含んで構成された被覆層と、で構成されていることがよい。
測定に際しては、分散剤として、界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムが好ましい)の5%水溶液2ml中に測定試料を0.5mg以上50mg以下加える。これを電解液100ml以上150ml以下中に添加する。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で1分間分散処理を行い、コールターマルチサイザーIIにより、アパーチャー径として100μmのアパーチャーを用いて2μm以上60μm以下の範囲の粒径の粒子の粒度分布を測定する。なお、サンプリングする粒子数は50000個である。
測定される粒度分布を基にして分割された粒度範囲(チャネル)に対して体積、数をそれぞれ小径側から累積分布を描いて、累積16%となる粒径を体積粒径D16v、数粒径D16p、累積50%となる粒径を体積平均粒径D50v、累積数平均粒径D50p、累積84%となる粒径を体積粒径D84v、数粒径D84pと定義する。
これらを用いて、体積平均粒度分布指標(GSDv)は(D84v/D16v)1/2、数平均粒度分布指標(GSDp)は(D84p/D16p)1/2として算出される。
式:SF1=(ML2/A)×(π/4)×100
上記式中、MLはトナーの絶対最大長、Aはトナーの投影面積を各々示す。
具体的には、形状係数SF1は、主に顕微鏡画像又は走査型電子顕微鏡(SEM)画像を画像解析装置を用いて解析することによって数値化され、以下のようにして算出される。すなわち、スライドガラス表面に散布した粒子の光学顕微鏡像をビデオカメラによりルーゼックス画像解析装置に取り込み、100個の粒子の最大長と投影面積を求め、上記式によって計算し、その平均値を求めることにより得られる。
外添剤としては、異形シリカ粒子、及び球状シリカ粒子が適用される。
異形シリカ粒子は、個数平均粒径が100nm以上180nm以下であり且つ形状係数SF2が130以上180以下のシリカ粒子である。
異形シリカ粒子の平均粒径を100nm以上とすると、トナー粒子に対する埋没が抑制され、外添剤としての機能(スペーサー機能)が確保され易くなる。一方、異形シリカ粒子の平均粒径を180nm以下とすると、低温低湿環境下(例えば10℃、15%RH環境下)及び常温常湿環境下(例えば22℃、55%RH)トナー粒子からの過剰な遊離が抑制され、トナー粒子に外添されている量が維持され、外添剤としての機能(スペーサー機能)が確保され易くなることに加え、像保持体(感光体)への異形シリカの移行及びそれに伴うディフェクト(外添剤すり抜けゴースト・シリカフィルミング)が抑制される。
異形シリカ粒子の形状係数SF2を130以上とすると、異形シリカ粒子とトナー粒子との接触面積が増加し、トナー粒子と異形シリカ粒子の付着力が増すため、異形シリカ粒子がトナー粒子から遊離することを抑制され、前述した通り、異形シリカ粒子のスペーサー機能の発現及び像保持体(感光体)への移行を抑制する。また、像保持体(感光体)上に移行した際も、形状係数SF2を130以上とすることで、クリーニングブレードの掻き取り性が向上し、異形シリカ粒子のすり抜けを防止することができる。一方、異形シリカ粒子の形状係数SF2を180以下とすると、機械的負荷が加わったときでも異形シリカ粒子が欠損し難くなる。
式:形状係数SF2=「PM2/(4・A・π)」×100
ここで、式中、PMは、異形シリカ粒子の周囲長を示す。Aは、異形シリカ粒子の投影面積を示す。πは、円周率を示す。
具体的には、異形シリカ粒子は、ゾルゲルシリカ粒子、水性コロイダルシリカ粒子、アルコール性シリカ粒子、気相法により得られるフェームドシリカ粒子、溶融シリカ粒子が挙げられ、これらの中でも、ゾルゲルシリカ粒子がよい。この異形シリカ粒子としてのゾルゲルシリカ粒子は、例えば、特開2012−006781号公報に記載されたシリカ粒子の製造方法に準じて得られる。
球状シリカ粒子は、個数平均粒径が100nm以上180nm以下であり且つ形状係数SF2が100以上125以下のシリカ粒子である。
球状シリカ粒子の平均粒径を100nm以上とすると、トナー粒子に対する埋没が抑制され、外添剤としての機能(スペーサー機能)が確保され易くなる。一方、球状シリカ粒子の平均粒径を180nm以下とすると、低温低湿環境下(例えば10℃、15%RH環境下)及び常温常湿環境下(例えば25℃、55%RH)トナー粒子からの過剰な遊離が抑制され、トナー粒子に外添されている量が維持され、外添剤としての機能(スペーサー機能)が確保され易くなる。
なお、球状シリカ粒子の体積平均粒径は、異形シリカ粒子と同様な方法で測定される。
球状シリカ粒子の形状係数SF2を上記範囲とすると、クリーニングブレードと像保持体との間でのコロの機能が発揮され易く、当該間での摩擦抵抗を低減し、像保持体の回転トルクの上昇が抑制され易くなる。
なお、球状シリカ粒子の形状係数SF2は、異形シリカ粒子と同様な方法で測定される。
具体的には、異形シリカ粒子は、ゾルゲルシリカ粒子、水性コロイダルシリカ粒子、アルコール性シリカ粒子、気相法により得られるフェームドシリカ粒子、溶融シリカ粒子が挙げられ、これらの中でも、ゾルゲルシリカ粒子がよい。この球状シリカ粒子としてのゾルゲルシリカ粒子は、例えば、周知の単分散球状シリカ粒子の製造方法に準じて得られる。
異形シリカ粒子の外添量と球状シリカ粒子の外添量と像保持体の1000回転当たりの潤滑剤の供給量とは、低温低湿環境下でのゴースト、及び高温高湿環境下での像保持体の回転トルクの上昇を抑制する点から、下記式(1)及び下記(2)(好ましくは(2−2)、より好ましくは(2−3))を満足することがよい。
・式(1) : (Y/X)×Z=a
・式(2) : 0.006≦a≦0.065
・式(2−2): 0.010≦a≦0.050
・式(2−3): 0.010≦a≦0.040
次に、本実施形態に係るトナーの製造方法について説明する。
本実施形態に係るトナーは、トナー粒子を製造後、トナー粒子に対して、外添剤を外添することで得られる。
これらの中でも、凝集合一法により、トナー粒子を得ることがよい。
結着樹脂となる樹脂粒子が分散された樹脂粒子分散液を準備する工程(樹脂粒子分散液準備工程)と、樹脂粒子分散液中で(必要に応じて他の粒子分散液を混合した後の分散液中で)、樹脂粒子(必要に応じて他の粒子)を凝集させ、凝集粒子を形成する工程(凝集粒子形成工程)と、凝集粒子が分散された凝集粒子分散液に対して加熱し、凝集粒子を融合・合一して、トナー粒子を形成する工程(融合・合一工程)と、を経て、トナー粒子を製造する。
キャリアとしては、特に制限はなく、公知のキャリアが挙げられる。キャリアとしては、例えば、磁性粉からなる芯材の表面に被覆樹脂を被覆した被覆キャリア;マトリックス樹脂中に磁性粉が分散・配合された磁性粉分散型キャリア;多孔質の磁性粉に樹脂を含浸させた樹脂含浸型キャリア;等が挙げられる。
なお、磁性粉分散型キャリア及び樹脂含浸型キャリアは、当該キャリアの構成粒子を芯材とし、これに被覆樹脂により被覆したキャリアであってもよい。
なお、被覆樹脂、及びマトリックス樹脂には、導電材料等、その他添加剤を含ませてもよい。
具体的な樹脂被覆方法としては、芯材を被覆層形成用溶液中に浸漬する浸漬法、被覆層形成用溶液を芯材表面に噴霧するスプレー法、芯材を流動エアーにより浮遊させた状態で被覆層形成用溶液を噴霧する流動床法、ニーダーコーター中でキャリアの芯材と被覆層形成用溶液とを混合し、溶剤を除去するニーダーコーター法等が挙げられる。
(樹脂粒子分散液(1)の作製)
・テレフタル酸 30モル部
・フマル酸 70モル部
・ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物 20モル部
・ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物 80モル部
攪拌装置、窒素導入管、温度センサ、及び精留塔を備えた内容量5リットルのフラスコに、上記の材料を仕込み、1時間を要して温度を190℃まで上げ、上記材料100部に対してジブチル錫オキサイド1.2部を投入した。生成する水を留去しながら6時間を要して240℃まで温度を上げ、該温度で3時間脱水縮合反応を継続した後、反応物を冷却した。こうして、重量平均分子量9700、ガラス転移温度60℃のポリエステル樹脂(1)を合成した。
回転子の回転速度60Hz、圧力5kg/cm2の条件でキャビトロンCD1010を運転し、体積平均粒径160nmの樹脂粒子が分散した樹脂粒子分散液を得た。該樹脂粒子分散液にイオン交換水を加え、固形分量を30質量%に調整して、樹脂粒子分散液(1)とした。
(着色剤分散液(1)の作製)
・シアン顔料 50部
(大日精化工業社製C.I.Pigment Blue 15:3)
・アニオン界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK) 1部
・イオン交換水 200部
上記の材料を混合し、ホモジナイザー(IKA製ウルトラタラックスT50)を用いて10分間分散して、着色剤粒子が分散された着色剤分散液(1)(固形分量20質量%)を得た。着色剤粒子の体積平均粒径は168nmであった。
(離型剤分散液(1)の作製)
・パラフィンワックス(日本精蝋社製HNP−9) 50部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK) 1部
・イオン交換水 200部
上記の材料を混合して95℃に加熱し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、マントンゴーリン高圧ホモジナイザー(ゴーリン社製)で分散処理し、離型剤粒子が分散された離型剤分散液(1)(固形分量20質量%)を得た。離型剤粒子の体積平均粒径は200nmであった。
(トナー粒子(P1)の作製)
・樹脂粒子分散液(1) 310部
・着色剤分散液(1) 40部
・離型剤分散液(1) 50部
・アニオン性界面活性剤(テイカ社製TeycaPowerBN2060、20質量%水溶液) 2部
上記材料を丸型ステンレス製フラスコに入れ、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用い分散した。次いで、0.1Nの硝酸を添加してpHを3.5に調整した後、ポリ塩化アルミニウム濃度が10質量%の硝酸水溶液30部を添加した。続いて、ホモジナイザーを用いて30℃において分散した後、加熱用オイルバス中で45℃まで加熱し60分間保持した。その後、樹脂粒子分散液(1)100部を緩やかに追加し30分保持した。
その後、0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを8.5に調整した後、攪拌を継続しながら85℃まで加熱し180分保持した。凝集粒子が融合したことを光学顕微鏡で確認した後、1℃/分の速度で20℃まで冷却した。
冷却した後、粒子を濾別し、イオン交換水で充分に洗浄し、乾燥させることにより、体積平均粒径(D50v)6.0μmのトナー粒子(P1)を得た。
トナー粒子(P1)の作製において、加熱用オイルバス中の45℃での保持時間を60分から20分に変更して、体積平均粒径(D50v)5.0μmのトナー粒子(P2)を作製した。
トナー粒子(P1)の作製において、加熱用オイルバス中での温度を45℃から55℃に変更して、体積平均粒径9.0μmのトナー粒子(P3)を作製した。
(シリカ粒子(S1))
[造粒工程]
−アルカリ触媒溶液準備工程〔アルカリ触媒溶液の調製〕−
金属製撹拌棒、滴下ノズル(テフロン(登録商標)製マイクロチューブポンプ)、及び、温度計を有した容積3Lのガラス製反応容器にメタノール300質量部、10%アンモニア水47.8質量部を入れ、攪拌混合して、アルカリ触媒溶液を得た。
次に、アルカリ触媒溶液の温度を25℃に調整し、アルカリ触媒溶液を窒素置換した。その後、アルカリ触媒溶液を撹拌しながら、テトラメトキシシラン(TMOS)450部と、触媒(NH3)濃度が4.44%のアンモニア水270部とを、下記供給量で、同時に滴下を行いシリカ粒子の懸濁液(シリカ粒子懸濁液)を得た。
ここで、テトラメトキシシランの供給量は、7.08部/min、4.44%アンモニア水の供給量は、4.25部/minとした。
得られたシリカ粒子懸濁液の粒子の体積平均粒子径(D50v)は75nmであった。
次に、得られた親水性シリカ粒子の懸濁液(親水性シリカ粒子分散液)を、スプレードライにより乾燥して、溶媒を除去し、親水性シリカ粒子の粉末を得た。
得られた親水性シリカ粒子の粉末100部をミキサーに入れ、窒素雰囲気下で200℃に加熱しながら200rpmで撹拌し、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)を親水性シリカ粒子の粉末に対し、30部滴下し2時間反応させた。その後、冷却させ疎水処理された疎水性のシリカ粒子(S1)を得た。
シリカ粒子(S1)の作製において、アルカリ触媒溶液準備工程におけるメタノール、10%アンモニア水、粒子生成工程におけるテトラメトキシシランの総供給量及び供給量、4.44%アンモニア水の総供給量及び供給量を表1に示す条件に変更した以外は、シリカ粒子(S1)と同様にして、疎水性のシリカ粒子(SA1)〜(SA10)を得た。なお、各シリカ粒子の個数平均粒径(D50p)、平均円形度(SF2)を表1に示す。
シリカ粒子(S1)の作製において、アルカリ触媒溶液準備工程におけるメタノール、10%アンモニア水、粒子生成工程におけるテトラメトキシシランの総供給量及び供給量、4.44%アンモニア水の総供給量及び供給量を表1に示す条件に変更した以外は、シリカ粒子(S1)と同様にして、疎水性のシリカ粒子(SB1)〜(SB8)を得た。なお、各シリカ粒子の個数平均粒径(D50p)、平均円形度(SF2)を表1に示す。
(トナー(T1)の作製)
シリカ粒子Aとしてシリカ粒子(SA1)の量が0.8質量%(対トナー粒子)、シリカ粒子Bとしてシリカ粒子(SB1)の量が1.2質量%となるように、各粒子をトナー粒子(P1)に加え、5リットルヘンシェルミキサーを用い、周速30m/sで15分間混合した後、45μmの目開きの篩を用いて粗大粒子を除去し、トナー(T1)を作製した。
表2〜表3に従って、トナー粒子の種類、各シリカ粒子の種類及び量を変更した以外は、トナー(T1)と同様にして、トナー(T2)〜(T25)を作製した。
(現像剤(D1)の作製)
トナー(T1)4部とキャリア96部とをV−ブレンダーを用いて40rpmで20分間攪拌し、目開き250μmのシーブで篩って現像剤(D1)を作製した。但し、キャリアは、下記キャリア1を用いた。
・フェライト粒子(平均粒径:50μm): 100部
・トルエン: 14部
・スチレン−メチルメタクリレート共重合体(成分比:90/10): 2部
・カーボンブラック(R330:キャボット社製): 0.2部
まず、フェライト粒子以外の上記成分を10分間スターラーで撹拌させ、分散した被覆液を調製し、次に、この被覆液とフェライト粒子を真空脱気型ニーダーに入れ、60℃で30分撹拌した後、更に加温しながら減圧して脱気し、乾燥させることによりキャリア1を作製した。
表2〜表3に従って、トナーの種類を変更した以外は、現像剤(D1)と同様にして、現像剤(D2)〜(D25)を作製した。
表2〜表3に示す各現像剤を、富士ゼロックス社製の画像形成装置「Color 1000 press(感光体をクリーニングするクリーニングブレード、及び潤滑剤(ステアリン酸亜鉛)を感光体に供給する供給装置を搭載した装置)」の現像装置に充填した。
この画像形成装置を用いて、以下の評価を行った。但し、潤滑剤の感光体1000回転当たりの供給量(表中「潤滑剤供給レート」と表記)は、表2〜表3に記載された量に設定した。その結果を表2〜表3に示す。
評価基準は、以下の通りである。
各例の画像形成装置により、高温高湿環境下(28℃、85%RH)で、画像密度10%のハーフトーン画像をA4紙に2000枚出力続けた。その際に装置にトルクメータを取り付け、回転トルクをモニター。この回転トルクの推移及び感光体の回転トルク上昇によるエラー表示の有無により評価した。
評価基準は、以下の通りである。
A:エラー表示無し、トルク上昇無し
B:エラー表示無し、トルク上昇有り(上昇率50%未満)
C:エラー表示無し、トルク上昇有り(上昇率50%以上)
D:エラー表示有り
各例の画像形成装置により、低温低湿環境下(10℃、15%RH)で、添付のようなチャート(画像密度1%相当)を5000枚出力し続けた後、感光体の表面をレーザ顕微鏡「VK9500(キーエンス社製)」で観察し、シリカの被覆状態を観察、観察画像におけるシリカフィルミング部分の割合を算出。シリカフィルミング部分の割合が10%を超えると実用上問題が有る。
各例の画像形成装置により、画像密度1%のハーフトーン画像をA4紙に1万枚出力続けた、その後、1枚目と1万枚目の画像濃度をX−Rite938(X−Rite社製)で、それぞれ5か所測定して平均値を求めた。その1枚面の画像濃度の平均値に対する1万枚目の画像濃度の平均値の割合(%)を算出することにより。転写維持性について評価を行った。なお、転写効率が81%を下回ると実用上問題が有る。
各例の画像形成装置により、添付画像のようなゴースト評価チャートをA3紙に50枚出力し、その際のゴースト発生部と未発生部のL*差(ΔL*)を測定し、ゴーストについて評価を行った。ΔL*が0.5を上回ると実用上問題が有る。
各例の画像形成装置により、画像密度1%のチャートを20000枚出力した後感光体表面を観察した。評価基準は、以下の通りである。
A:感光体上に傷が見られない
B:感光体上に軽微な傷が見られるものの、画質には影響しない。
C:感光体上に傷が見られ、画像に筋が確認された。
また、本実施例は、潤滑剤フィルミング、シリカフィルミング、転写維持性、感光体傷の評価も共に良好であることがわかる。
2Y、2M、2C、2K、帯電ロール(帯電手段の一例)
3 露光装置(静電荷像形成手段の一例)
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
4Y、4M、4C、4K 現像装置(現像手段の一例)
5Y、5M、5C、5K 一次転写ロール(一次転写手段の一例)
6Y、6M、6C、6K 感光体クリーニング装置(クリーニング手段の一例)
6Y−1、6M−1、6C−1、6K−1 クリーニングブレード
7Y、7M、7C、7K 潤滑剤供給装置(潤滑剤供給手段の一例)
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K 画像形成ユニット
20 中間転写ベルト(中間転写体の一例)
22 駆動ロール
24 支持ロール
26 二次転写ロール(二次転写手段の一例)
28 定着装置(定着手段の一例)
30 中間転写体クリーニング装置
P 記録紙(記録媒体の一例)
107 感光体(像保持体の一例)
108 帯電ロール(帯電手段の一例)
109 露光装置(静電荷像形成手段の一例)
111 現像装置(現像手段の一例)
112 転写装置(転写手段の一例)
113 感光体クリーニング装置(クリーニング手段の一例)
113−1 クリーニングブレード
114 潤滑剤供給装置(潤滑剤供給手段の一例)
114B 回転ブラシ
114S 固体潤滑剤
115 定着装置(定着手段の一例)
116 取り付けレール
117 筐体
118 露光のための開口部
200 プロセスカートリッジ
300 記録紙(記録媒体の一例)
Claims (4)
- 像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
トナー粒子と、個数平均粒径が100nm以上180nm以下であり且つ形状係数SF2が130以上180以下である第1シリカ粒子、及び個数平均粒径が100nm以上180nm以下であり且つ形状係数SF2が100以上125以下である第2シリカ粒子を含む外添剤と、を有するトナーを含む静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記像保持体の表面をクリーニングするクリーニングブレードを有するクリーニング手段と、
前記像保持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、
を備え、
前記第1シリカ粒子の外添量と前記第2シリカ粒子の外添量と前記像保持体の1000回転当たりの前記潤滑剤の供給量とが下記式(1)及び下記式(2)を満足する画像形成装置。
・式(1): (Y/X)×Z=a
・式(2): 0.006≦a≦0.065
(式(1)及び式(2)中、Xは、前記トナー粒子に対する前記第1シリカ粒子の外添量(質量%)であり、Yは、前記トナー粒子に対する第2シリカ粒子の外添量(質量%)であり、Zは、前記像保持体1000回転あたりに供給される前記潤滑剤の供給量(mg/cm 2 )である。) - 前記トナー粒子に対する前記第1シリカ粒子の外添量と前記第2シリカ粒子の外添量との質量比(前記第1シリカ粒子の外添量/前記第2シリカ粒子の外添量)が、0.1以上2.9以下である請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記潤滑剤が、ステアリン酸亜鉛である請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 像保持体と、
トナー粒子と、個数平均粒径が100nm以上180nm以下であり且つ形状係数SF2が130以上180以下である第1シリカ粒子、及び個数平均粒径が100nm以上180nm以下であり且つ形状係数SF2が100以上125以下である第2シリカ粒子を含む外添剤と、を有するトナーを含む静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
前記像保持体の表面をクリーニングするクリーニングブレードを有するクリーニング手段と、
前記像保持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、
を備え、
前記第1シリカ粒子の外添量と前記第2シリカ粒子の外添量と前記像保持体の1000回転当たりの前記潤滑剤の供給量とが下記式(1)及び下記式(2)を満足し、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
・式(1): (Y/X)×Z=a
・式(2): 0.006≦a≦0.065
(式(1)及び式(2)中、Xは、前記トナー粒子に対する前記第1シリカ粒子の外添量(質量%)であり、Yは、前記トナー粒子に対する第2シリカ粒子の外添量(質量%)であり、Zは、前記像保持体1000回転あたりに供給される前記潤滑剤の供給量(mg/cm 2 )である。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013148818A JP6107497B2 (ja) | 2013-07-17 | 2013-07-17 | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013148818A JP6107497B2 (ja) | 2013-07-17 | 2013-07-17 | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015022078A JP2015022078A (ja) | 2015-02-02 |
JP6107497B2 true JP6107497B2 (ja) | 2017-04-05 |
Family
ID=52486597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013148818A Active JP6107497B2 (ja) | 2013-07-17 | 2013-07-17 | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6107497B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6524694B2 (ja) * | 2015-02-20 | 2019-06-05 | コニカミノルタ株式会社 | 静電潜像現像用トナー及び静電潜像現像用二成分現像剤 |
JP6327177B2 (ja) * | 2015-03-03 | 2018-05-23 | コニカミノルタ株式会社 | 静電潜像現像用二成分現像剤 |
JP2017138482A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | キヤノン株式会社 | トナー及び画像形成方法 |
JP6724575B2 (ja) | 2016-06-10 | 2020-07-15 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
JP6729017B2 (ja) | 2016-06-10 | 2020-07-22 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
JP6816427B2 (ja) * | 2016-09-23 | 2021-01-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
JP2018049244A (ja) * | 2016-09-23 | 2018-03-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
US10520884B2 (en) | 2017-12-15 | 2019-12-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Cartridge and image forming apparatus |
JP7250487B2 (ja) | 2018-11-14 | 2023-04-03 | キヤノン株式会社 | プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP7347069B2 (ja) | 2019-09-24 | 2023-09-20 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006085042A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP5531377B2 (ja) * | 2008-02-07 | 2014-06-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP5304042B2 (ja) * | 2008-06-10 | 2013-10-02 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用現像剤および画像形成装置 |
JP5418085B2 (ja) * | 2009-09-08 | 2014-02-19 | 株式会社リコー | トナー、二成分現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
JP5790337B2 (ja) * | 2011-09-01 | 2015-10-07 | 富士ゼロックス株式会社 | シリカ粒子、及び、トナー |
JP5910052B2 (ja) * | 2011-12-09 | 2016-04-27 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置および画像形成方法 |
-
2013
- 2013-07-17 JP JP2013148818A patent/JP6107497B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015022078A (ja) | 2015-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6107497B2 (ja) | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
US9910372B2 (en) | Electrostatic charge image developing toner, electrostatic charge image developer, and toner cartridge | |
JP6724530B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6435688B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6340856B2 (ja) | 静電荷像現像トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5949566B2 (ja) | 静電荷像現像トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6107484B2 (ja) | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP6729017B2 (ja) | 静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6597326B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP7443793B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP7443776B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6459639B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、および画像形成方法 | |
JP7338346B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2018159864A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6064818B2 (ja) | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
US9946178B2 (en) | Toner for electrostatic image development, electrostatic image developer, toner cartridge, process cartridge, image forming apparatus, and image forming method | |
JP2020148890A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP7392273B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP7263870B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6724575B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2016180901A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2015184361A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2016070985A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2015014652A (ja) | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP2020148822A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161104 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161115 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170207 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170220 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6107497 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |