JP6104632B2 - 品質検査装置及び方法並びに輪転印刷機、枚葉印刷機 - Google Patents

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本発明は、印刷が施された印刷媒体に対して印刷画像の品質を検査する品質検査装置及び方法、並びに、この品質検査装置が適用された輪転印刷機、枚葉印刷機に関するものである。
オフセット枚葉印刷機は、給紙部と印刷部と排紙部とから構成されている。従って、給紙台上に積み重ねられた枚葉紙は、給紙部により吸引されて前方へ送り出され、印刷部で所定の印刷が施された後、排紙部により排紙台上に積み重ねられて排紙される。
このオフセット枚葉印刷機では、印刷部(印刷ユニット)で印刷が施された枚葉紙に対して、印刷画像の品質を検査する品質検査装置が設けられている。この品質検査装置は、印刷画像の汚れや見当不良などにより発生した不正紙を判別し、この不正紙を排紙部に送らずに除去するか、または、マーキングあるいは目印となるテープを挿入するなどして区別している。
この品質検査装置は、一般的に、印刷部と排紙部の間に配置されている。枚葉紙は、印刷部から排紙部に搬送されるとき、前端部が圧胴の爪に把持され、後端部が圧胴とブランケット胴に挟持されることで、圧胴に密着した状態にあることから、品質検査装置は、枚葉紙の印刷画像の品質検査を適正に行うことができる。ところが、枚葉紙は、圧胴が更に回転し、この圧胴とブランケット胴による後端部の挟持が解除されると、この後端部がばたつき、品質検査装置は、枚葉紙の印刷画像の品質検査を適正に行うことが困難となる。
このような問題を解決するものとして、例えば、下記特許文献に記載されたものがある。特許文献1に記載された印刷検査装置は、圧胴上を移動する枚葉紙に対して、撮影手段の撮影位置より下流側に空気を吹き付けるエア吹付手段を設けることで、枚葉紙に吹き付けられた空気がその表面に沿って上流側に流れ、枚葉紙が圧胴の表面に密着してばたつきが防止され、枚葉紙の品質検査を適正に行うことができるものである。
また、特許文献2に記載された打抜き加工品の品質検査装置は、打抜き加工品の被検査面を撮像し、作成した多階調エリア画像と基準多階調エリア画像との対応部分の濃度レベルを比較し、この比較結果から許容値をもとに欠陥箇所を判定するものであり、この比較に際し、被検査多階調エリア画像における打抜き加工品の外方部分をマスク処理し、打抜き加工品における使用に際して重要である部分と重要でない部分を異なる精度の判定レベルで欠陥の有無について判定するようにしている。
特開2011−073421号公報 特開平09−311031号公報
上述した特許文献1の印刷検査装置では、撮影手段とは別にエア吹付手段を設けている。しかし、印刷検査装置にエア吹付け手段を設けたとしても、予期しない紙あばれが発生することもあり、紙あばれが発生した状態で品質検査をすると、この紙あばれによる画像の変動を大きな濃度変動として認識し、品質欠陥として誤検知してしまうおそれがある。また、特許文献2の打抜き加工品の品質検査装置では、打抜き加工品における使用に際して、重要である部分と重要でない部分を異なる精度の判定レベルに設定して検査を行っている。この品質検査装置では、初めからどの部分が重要であり、どの部分が重要でないかがわかっていれば、どの部分を重視して判定するかを予め決めることができる。しかし、例えば、紙あばれなどの外乱が発生した場合、その外乱を品質欠陥として誤検知してしまうおそれがある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、外乱が発生した場合であっても適正で且つ誤検知の少ない印刷画像の品質検査を実施可能とする品質検査装置及び方法並びに輪転印刷機、枚葉印刷機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の品質検査装置は、印刷媒体上の印刷画像を画像データとして取り込む画像取込装置と、前記画像取込装置により所望の色調となった印刷媒体上の印刷画像について予め設定された所定個数だけ取込んで得られる画像データを基準画像データとして印刷領域を分割した複数の印刷ブロックごとに反射光量値に相関するパラメータ基準値及び反射光量値に相関するパラメータ変動量を算出する反射光量値に相関するパラメータ算出部と、前記反射光量値に相関するパラメータ基準値及び前記反射光量値に相関するパラメータ変動量に基づいて前記複数の印刷ブロックごとに品質検査の反射光量値に相関するパラメータ判定値を算出する反射光量値に相関するパラメータ判定値算出部と、前記画像取込装置が前記基準画像データを取り込んだ後に品質検査対象として取り込んだ画像データについて求めた反射光量値に相関するパラメータ検出値と前記反射光量値に相関するパラメータ基準値との差と、前記反射光量値に相関するパラメータ判定値とを前記複数の印刷ブロックごとに比較して前記印刷画像の良否を判定する判定部と、を有することを特徴とするものである。
従って、画像取込装置は、印刷媒体上の印刷画像を画像データとして順次取り込んでいき、反射光量値に相関するパラメータ算出部は、所定個数の画像データを基準画像データとして印刷ブロックごとに反射光量値に相関するパラメータ基準値及び反射光量値に相関するパラメータ変動量を算出し、反射光量値に相関するパラメータ判定値算出部は、この反射光量値に相関するパラメータ基準値及び反射光量値に相関するパラメータ変動量に基づいて印刷ブロックごとに品質検査の反射光量値に相関するパラメータ判定値を算出し、判定部は、画像データに基づいて求めた反射光量値に相関するパラメータ検出値と反射光量値に相関するパラメータ判定値とを複数の印刷ブロックごとに比較して印刷画像の良否を判定する。即ち、事前に取り込んだ所定個数の画像データに基づいて、印刷領域を分割した複数の印刷ブロックごとに品質検査の反射光量値に相関するパラメータ判定値を決めることから、印刷媒体の搬送状態に応じた適正な反射光量値に相関するパラメータ判定値を設定することができる。そして、検査対象となる印刷媒体の画像データから求めた反射光量値に相関するパラメータ検出値とこの反射光量値に相関するパラメータ判定値とを比較することで、外乱が発生した場合であっても、誤判定を防止して印刷画像の良否を適正に判定することができる。
本発明の品質検査装置では、前記反射光量値に相関するパラメータ判定値算出部は、前記反射光量値に相関するパラメータ基準値に対する反射光量値に相関するパラメータ検出値の最大変動量または標準偏差と自然数との積を前記反射光量値に相関するパラメータ判定値とすることを特徴としている。
従って、反射光量値に相関するパラメータ基準値に対する反射光量値に相関するパラメータ検出値の最大変動量または標準偏差と自然数の積を反射光量値に相関するパラメータ判定値とすることで、反射光量値に相関するパラメータ基準値を簡単で且つ迅速に求めることができる。
本発明の品質検査装置では、前記判定部は、前記印刷ブロックの周囲にある複数の印刷ブロックを一つの検査対象ブロックに設定し、前記印刷ブロックの前記反射光量値に相関するパラメータ検出値と前記検査対象ブロックにおける最大反射光量値に相関するパラメータ判定値とを比較して前記印刷画像の良否を判定することを特徴としている。
従って、印刷ブロックの反射光量値に相関するパラメータ検出値と検査対象ブロックにおける最大反射光量値に相関するパラメータ判定値とを比較して印刷画像の良否を判定することで、印刷媒体がその搬送方向や幅方向にずれるなどして、より一層の外乱が発生した場合であっても、印刷画像の良否を適正に判定することができる。
本発明の品質検査装置では、印刷媒体における搬送方向の後方側の印刷ブロックの反射光量値に相関するパラメータ判定値は、印刷媒体における搬送方向の前方側の印刷ブロックの反射光量値に相関するパラメータ判定値と比較して大きく設定されていることを特徴とすることを特徴としている。
従って、印刷媒体における搬送方向の前方側が保持されて搬送される形態であるとき、この印刷媒体は、後方側があばれやすいことから、後方側の印刷ブロックの反射光量値に相関するパラメータ判定値を大きくすることで、品質検査の誤検知を減少して適切な品質検査をおこなうことができる。
本発明の品質検査装置では、前記反射光量値に相関するパラメータ判定値を変更可能な操作部を有することを特徴としている。
従って、作業者は、操作部により反射光量値に相関するパラメータ判定値を変更することができ、必要に応じて品質検査レベルを調整することができる。
本発明の品質検査装置では、前記検査対象ブロックの範囲を変更可能な操作部を有することを特徴としている。
従って、機械的に検出した検査対象ブロックでは適正な検査結果が得られない場合であっても、作業者は、ブロックに含める範囲を微調整することができる。
本発明の品質検査装置では、前記複数の印刷ブロックにおける前記反射光量値に相関するパラメータ判定値を表示可能な表示部を有することを特徴としている。
従って、表示部により複数の印刷ブロックにおける反射光量値に相関するパラメータ判定値を表示することで、作業者は、各印刷ブロックにおける反射光量値に相関するパラメータ判定値を確認することができ、品質検査作業における検査レベルを認識することができる。
本発明の品質検査装置では、前記反射光量値に相関するパラメータ算出部は、前記複数の基準画像データに基づいて求めた反射光量値に相関するパラメータ検出値の平均値を前記反射光量値に相関するパラメータ基準値とすることを特徴としている。
従って、反射光量値に相関するパラメータ検出値の平均値を反射光量値に相関するパラメータ基準値とすることで、反射光量値に相関するパラメータ基準値を簡単で且つ迅速に求めることができる。
また、本発明の品質検査方法では、予め設定された所定個数だけ取込んで得られる画像データを基準画像データとして印刷領域を分割した複数の印刷ブロックごとに反射光量値に相関するパラメータ基準値及び反射光量値に相関するパラメータ変動量を算出する反射光量値に相関するパラメータ算出工程と、前記反射光量値に相関するパラメータ基準値及び前記反射光量値に相関するパラメータ変動量に基づいて前記複数の印刷ブロックごとに品質検査の反射光量値に相関するパラメータ判定値を算出する反射光量値に相関するパラメータ判定値算出工程と、印刷媒体上の印刷画像を画像データとして順に取り込む工程と、品質検査対象として取り込んだ画像データについて求めた反射光量値に相関するパラメータ検出値と及び前記反射光量値に相関するパラメータ基準値との差と、前記反射光量値に相関するパラメータ判定値とを前記複数の印刷ブロックごとに比較して前記印刷画像の良否を判定する工程と、を有することを特徴とするとしている。
従って、事前に取り込んだ所定個数の画像データに基づいて、印刷領域を分割した複数の印刷ブロックごとに品質検査の反射光量値に相関するパラメータ判定値を決めることから、印刷媒体の搬送状態に応じた適正な反射光量値に相関するパラメータ判定値を設定することができる。そして、検査対象となる印刷媒体の画像データから求めた反射光量値に相関するパラメータ検出値とこの反射光量値に相関するパラメータ判定値とを比較することで、外乱が発生した場合であっても、誤判定を防止して印刷画像の良否を適正に判定することができる。
また、本発明の輪転印刷機は、ウェブを供給する給紙装置と、前記給紙装置から繰り出されたウェブを印刷胴とブランケット胴との間に挟んで搬送すると共に前記ブランケット胴に形成された画像を前記ウェブに転写して印刷を行う印刷装置と、前記印刷装置で印刷が施された前記ウェブを裁断して折り曲げることで折帖を形成する折り装置と、前記折り装置により形成された前記折帖を排紙する排紙装置と、前記印刷装置と前記折り装置との間で前記ウェブの印刷画像における品質を検査する品質検査装置と、を有する輪転印刷機において、前記品質検査装置として前記品質検査装置が適用される、ことを特徴とするものである。
従って、給紙装置がウェブを供給し、印刷装置がこのウェブを搬送しながら画像を転写して印刷を行い、品質検査装置がウェブの印刷画像における品質を検査した後、折り装置が印刷済のウェブを裁断して折り曲げることで折帖を形成し、排紙装置がこの折帖を排紙する。このとき、品質検査装置は、事前に取り込んだ所定個数の画像データに基づいて、印刷領域を分割した複数の印刷ブロックごとに品質検査の判定値を決めることから、印刷媒体の搬送状態に応じた適正な反射光量値に相関するパラメータ判定値を設定することができる。そして、検査対象となる印刷媒体の画像データから求めた反射光量値に相関するパラメータ検出値とこの反射光量値に相関するパラメータ判定値とを比較することで、外乱が発生した場合であっても、誤判定を防止して印刷画像の良否を適正に判定することができる。
また、本発明の枚葉印刷機は、枚葉紙を送り出す給紙装置と、前記給紙装置から送り出された前記枚葉紙を圧胴とブランケット胴との間に挟んで搬送すると共に前記ブランケット胴に形成された画像を前記枚葉紙に転写して印刷を行う印刷装置と、前記印刷装置で印刷が施された前記枚葉紙を排紙する排紙装置と、前記印刷装置と前記排紙装置との間で枚葉紙の印刷画像における品質を検査する品質検査装置と、を有する枚葉印刷機において、前記品質検査装置として前記品質検査装置が適用される、ことを特徴とするものである。
従って、給紙装置が枚葉紙を送り出し、印刷装置がこの枚葉紙を搬送しながら画像を転写して印刷を行い、品質検査装置が枚葉紙の印刷画像における品質を検査した後、排紙装置が印刷済で検査済の枚葉紙を排紙する。このとき、品質検査装置は、事前に取り込んだ所定個数の画像データに基づいて、印刷領域を分割した複数の印刷ブロックごとに品質検査の判定値を決めることから、印刷媒体の搬送状態に応じた適正な反射光量値に相関するパラメータ判定値を設定することができる。そして、検査対象となる印刷媒体の画像データから求めた反射光量値に相関するパラメータ検出値とこの反射光量値に相関するパラメータ判定値とを比較することで、外乱が発生した場合であっても、誤判定を防止して印刷画像の良否を適正に判定することができる。
本発明の品質検査装置及び方法並びに輪転印刷機、枚葉印刷機によれば、所定個数の基準画像データに基づいて印刷領域を分割した複数の印刷ブロックごとに反射光量値に相関するパラメータ基準値及び反射光量値に相関するパラメータ変動量を算出し、反射光量値に相関するパラメータ基準値及び反射光量値に相関するパラメータ変動量に基づいて印刷ブロックごとに品質検査の反射光量値に相関するパラメータ判定値を算出し、印刷媒体上の印刷画像における反射光量値に相関するパラメータ検出値と反射光量値に相関するパラメータ判定値とを比較して印刷画像の良否を判定するので、外乱が発生した場合であっても、適正で且つ誤検知の少ない印刷画像の品質検査を実施することができる。
図1は、本発明の一実施例に係る品質検査装置が適用されたオフセット枚葉印刷機を表す概略図である。 図2は、本実施例の品質検査装置を表す概略構成図である。 図3は、品質検査装置を表す制御ブロック図である。 図4は、品質検査方法を説明するための概略図である。 図5は、印刷枚数に対する濃度値を表すグラフである。 図6は、品質検査装方法を表すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る品質検査装置及び方法並びに輪転印刷機、枚葉印刷機の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施例に係る品質検査装置が適用されたオフセット枚葉印刷機を表す概略図、図2は、本実施例の品質検査装置を表す概略構成図、図3は、品質検査装置を表す制御ブロック図、図4は、品質検査方法を説明するための概略図、図5は、印刷枚数に対する濃度値を表すグラフ、図6は、品質検査装方法を表すフローチャートである。
本実施例において、図1に示すように、オフセット枚葉印刷機10は、給紙装置11と印刷装置12と排紙装置13とが枚葉紙(印刷媒体)Sの搬送方向に直列に配置されて構成されている。
給紙装置11は、給紙台21と給紙機構(セパレータ装置)22を有している。給紙台21は、枚葉紙Sを積み重ねて載置するものであり、給紙機構22は、この給紙台21上に積み重ねられた枚葉紙Sを上から順に1枚ずつ取り上げて送り出すものである。この場合、給紙台21は、給紙機構22が枚葉紙Sと略一定の高さ位置関係を維持できるように、枚葉紙Sの供給に対応して上下に移動可能となっている。
給紙装置11と印刷装置12との間にシート搬送装置23が配置されている。このシート搬送装置23は、給紙装置11から送り出された枚葉紙Sを搬送して所定の位置に位置決めすると共に、印刷装置12に順に供給するものであり、図示しないが、フィードローラ、咥えローラ、搬送ベルト、前当てから構成されている。
印刷装置12は、4つの印刷ユニット12a,12b,12c,12dにより構成されている。この4つの印刷ユニット12a,12b,12c,12dは、カラー印刷を実現できるように、4色のインキ(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)により印刷が可能となっている。各印刷ユニット12a,12b,12c,12dは、ほぼ同様の構成をなし、インキ装置31と版胴32とブランケット胴33と圧胴34とを有している。この版胴32とブランケット胴33と圧胴34は、鉛直方向上側から下側にこの順で相互に接するように配置されている。そして、印刷ユニット12a,12b,12c,12dは、各圧胴34との間に中間胴35が設けられている。
印刷ユニット12a,12b,12c,12dは、インキ装置31により版胴32を介してブランケット胴33にインキが供給され、このブランケット胴33と圧胴34との間に枚葉紙Sが通過するときに、ブランケット胴33から枚葉紙Sの表面にインキを転写することで、印刷画像を形成することができる。
排紙装置13は、印刷装置12で印刷された枚葉紙Sを搬送し、整列した状態で積み重ねるものである。この排紙装置13は、枚葉紙Sを搬送するチェーングリッパ機構24と、印刷済の枚葉紙Sが積層される排紙台25と、排紙台25にて枚葉紙Sの進行方向における下流側位置を規制する紙当て26を有している。チェーングリッパ機構24は、枚葉紙Sの進行方向に対して最下流側に配置される印刷ユニット12dから枚葉紙Sを受け取って排紙台25の上方位置の所定位置まで搬送するものであり、一対のスプロケット27,28と、無端のチェーン29と、チェーン29に等間隔で設けられた複数の爪29aを有している。排紙台25は、枚葉紙Sが積層されるにしたがって最上段の上面部高さが上昇した場合に、枚葉紙Sの落下距離が略一定となるように連続的、あるいは、段階的に昇降可能となっている。
このオフセット枚葉印刷機10にて、給紙装置11の給紙台21に積載された枚葉紙Sは、給紙機構22により最上部から1枚ずつ取り出されてシート搬送装置23に送り出され、このシート搬送装置23は、枚葉紙Sを所定の位置に位置決めした後、順次、印刷装置12に供給する。この印刷装置12は、枚葉紙Sに対して、各印刷ユニット12a,12b,12c,12dがそれぞれ異なる4色のインキを転写することで、印刷が行われる。そして、この印刷が行われた枚葉紙Sは、排紙装置13のチェーングリッパ機構24に保持されながら搬送され、排紙台25上に積み上げられて排紙される。
このように構成された本実施例のオフセット枚葉印刷機10は、品質検査装置14が設けられている。この品質検査装置14は、印刷装置12と排紙装置13との間に配置されており、印刷が施された枚葉紙Sに対して、転写された印刷画像の品質を検査するものである。この品質検査装置14は、印刷画像の汚れや見当不良などにより発生した不正紙を判別し、テープインサータ30を用いてテープを挿入する。
なお、このテープインサータ30は、詳細は図示しないが、テープが巻回されたテープリールと、テープリールからテープを送り出す送り機構を有している。そして、品質検査装置14が枚葉紙Sを不正紙であると判別すると、テープインサータ30は、送り機構がテープを送り出し、先端部を排紙台25に積み重なった枚葉紙Sとチェーン29との間に挿入し、その挿入部分を送り機構に組み込まれた切断装置により切り離すものである。
品質検査装置14は、図2に示すように、画像取込装置としてのカメラ41と、光源42と、カメラ41が撮像した印刷画像の画像データに基づいて印刷画像の良否を判定することで、枚葉紙Sが不正紙であるかを検査する制御装置43とを有している。カメラ41は、例えば、CCDカメラであって、枚葉紙Sの幅方向に沿って枚葉紙Sの印刷画像における幅方向の全域に対向し、且つ、所定距離をあけて配置されている。そのため、圧胴34が枚葉紙Sを把持して回転し、この枚葉紙Sを搬送することで、カメラ41は、枚葉紙Sの印刷画像を全て撮像することができる。光源42は、カメラ41と同様に、枚葉紙Sの幅方向に沿って枚葉紙Sの印刷画像における幅方向の全域に対向し、且つ、所定距離をあけて配置されている。
即ち、光源42は、枚葉紙Sの印刷画像に向けて光を照射し、カメラ41は、枚葉紙Sの印刷画像を画像データとして取り込み、取り込んだ画像データを制御装置43に出力する。制御装置43は、取り込んだ画像データに基づいて濃度値(反射光量値に相関するパラメータ)を求める。例えば、光源42の光量が100であり、カメラ41が取り込んだ画像データの反射光量が1であるとき、印刷画像の反射率Rは、R=0.01となり、下記数式より印刷画像の濃度値を算出することができる。
濃度値=log101/R=2.0D
また、品質検査装置14は、制御装置43に対して指令を入力する操作部44と、制御装置43の検査結果を表示する表示部45とを有している。
ここで、上述した制御装置43について詳細に説明する。図3に示すように、制御装置43は、平均値算出部51と、変動量算出部52と、濃度判定値算出部53と、判定部54とを有している。この場合、平均値算出部51と変動量算出部52により本発明の濃度算出部が構成される。
そして、制御装置43は、印刷領域を分割した複数の印刷ブロックごとに品質検査を行う。即ち、図4に示すように、カメラ41が取り込んだ画像データは、1画素単位となっており、本実施例では、4画素の範囲を1印刷ブロックとして規定する。つまり、P1,P2,P3,P4の4画素を合わせた範囲を印刷ブロックB13と規定する。品質検査装置14は、4画素の範囲を1印刷ブロックと規制し、複数の印刷ブロックBごとに品質検査を行う。
なお、本発明の品質検査装置は、4画素の範囲を1印刷ブロックとして規定することに限定されるものではなく、6画素の範囲を1印刷ブロックとして規定したり、9画素の範囲を1印刷ブロックとして規定したりしてもよい。また、1画素の範囲を1印刷ブロックとして規定してもよい。
また、制御装置43は、印刷を開始し、色合わせ処理や見当合わせ処理が終了した後、予め設定された枚数(例えば、50枚)の印刷済の枚葉紙Sに対して、画像データ(所定個数の画像データ)を基準画像データとして取り込む。平均値算出部51は、この所定個数の基準画像データに基づいて印刷ブロックごとに濃度基準値を算出する。また、変動量算出部52は、この所定個数の基準画像データに基づいて印刷ブロックごとに濃度変動量を算出する。
カメラ41が取り込んで制御装置43が処理した枚葉紙Sにおける印刷画像の濃度値は、枚葉紙Sごとに変化することが多い。枚葉紙Sは、印刷装置12を搬送されるとき、図2に示すように、前端部が圧胴の爪34aに把持され、後端部が圧胴34とブランケット胴33に挟持されることで、圧胴34の表面に密着した状態にある。しかし、この枚葉紙Sは、圧胴34が更に回転し、この圧胴34とブランケット胴33による後端部の挟持が解除されると、この後端部がばたつくことがある。そのため、各枚葉紙Sにおける印刷画像の濃度値は、後端部がばたつくことから、図5に示すように、枚葉紙Sごとに変化している。
この場合、平均値算出部51は、所定個数の基準画像データに基づいて求めた濃度検出値Mの平均値(平均濃度値)Aを濃度基準値として規定する。変動量算出部52は、この所定個数の基準画像データに基づいて求めた濃度検出値Mの最大値Mmaxと濃度平均値Aとの差分(偏差)Maと、濃度検出値Mの最小値Mminと濃度平均値Aとの差分(偏差)Miを算出する。この差分Maが濃度基準値Aに対する増加側の濃度変動量であり、差分Miが濃度基準値Aに対する減少側の濃度変動量であることから、この差分Maと差分Miとを合計することで、濃度における全体の変動量Mtが規定される。この場合、4画素の範囲を1印刷ブロックとして規定していることから、4画素に対応した濃度検出値の平均値を濃度検出値とする。
なお、変動量算出部52による変動量の算出方法は、この算出方法に限定されるものではない。例えば、変動量算出部52は、所定個数の基準画像データに基づいて印刷ブロックごとに標準偏差を算出し、この標準偏差を変動量としてもよい。最大値Mmax及び最小値Mminで変動量を算出する方法に対し、標準偏差は統計手法を使う為、少ないサンプル数(=平均数)でバラツキの上下限を推定できる点において優れている。
濃度判定値算出部53は、濃度基準値A及び濃度変動量Mtに基づいて複数の印刷ブロックごとに品質検査の濃度判定値を算出する。ここでは、濃度検出値Mの平均値Aを濃度基準値として規定し、差分Ma及び差分Miに基づいて濃度判定値と規定する。即ち、濃度基準値Aに差分Maを加算することで、濃度上限値となる第1判定値MJ1が規定され、濃度基準値Aから差分Miを減算することで、濃度下限値となる第2判定値MJ2が規定される。つまり、第1判定値MJ1以下で、且つ、第2判定値MJ2以上の濃度領域が印刷画像における濃度値の適正範囲となる。
なお、濃度判定値算出部53による濃度判定値の算出方法は、この算出方法に限定されるものではない。例えば、濃度判定値算出部53は、差分Maに補正係数(例えば、0.8)を乗算したものと、差分Miに補正係数(例えば、0.8)を乗算し、補正した差分Maと差分Miに基づいて判定値MJ1,MJ2を規定してもよい。また、変動量算出部52が算出した標準偏差に補正係数(例えば、1、2、3・・・などの自然数)を乗算したものを濃度判定値と規定してもよい。
濃度検出値Mの濃度基準値Aと濃度判定値MJ1,MJ2が規定されると、判定部54は、予め設定された枚数(例えば、50枚)の印刷が完了した後、継続して入力される画像データに基づいて求めた濃度検出値Mと濃度基準値Aとを比較し、両者の差分(偏差)を算出する。そして、濃度検出値Mと濃度基準値Aの差分(偏差)が変動量Mt以内であるかを比較して印刷画像の良否を判定する。即ち、濃度検出値Mが第1判定値MJ1以下で、且つ、第2判定値MJ2以上であるかを判定し、濃度検出値Mがこの適正領域内にあれば、印刷画像が良であると判定し、濃度検出値Mがこの適正領域内から外れていれば、印刷画像が否であると判定する。
具体例をあげて説明すると、所定個数の基準画像データに基づいて求めた濃度検出値Mの濃度基準値(平均濃度値)A=130、濃度検出値Mの最大値Mmax=150、濃度検出値Mの最小値Mmin=120とすると、下記のように差分Ma,Miと全体の変動量Mtが算出される。
Ma=Mmax−A=150−130=20
Mi=A−Mmin=130−120=10
Mt=Ma+Mi=20+10=30
そして、濃度基準値Aと差分Ma,Mi(変動量Mt)に基づいて、下記のように濃度上限値となる第1判定値MJ1と、濃度下限値となる第2判定値MJ2が算出される。
MJ1=A+Ma=130+20=150
MJ2=A−Mi=130−10=120
なお、この場合、濃度検出値Mの最大値Mmaxと第1判定値MJ1が一致し、濃度検出値Mの最小値Mminと第1判定値MJ2が一致したが、前述したように、差分Ma,Miに補正係数をかける処理をすると、各判定値MJ1,MJ2が変動する。
そのため、濃度検出値Mがこの第1判定値MJ1(150)以下で、且つ、第2判定値MJ2(120)以上であれば、印刷画像が良であると判定する。例えば、濃度検出値Mが140であれば良品と判定し、濃度検出値Mが160や100であれば不良品と判定する。
なお、判定部54による判定方法は、上述した方法に限定されるものではない。例えば、カメラ41が取り込んだ画像データに基づいて求めた濃度検出値Mと濃度基準値(平均濃度値)Aとの偏差を算出し、濃度検出値と濃度基準値の偏差と差分Ma,Miとを比較して良否判定を行ってもよい。即ち、濃度検出値が濃度基準値より大きいとき、偏差が差分Ma以下であれば良品と判定し、偏差が差分Maより大きければ不良品と判定する。また、濃度検出値が濃度基準値より小さいとき、偏差が差分Mi以上であれば良品と判定し、偏差が差分Miより小さければ不良品と判定する。
また、枚葉紙Sは、後端部が圧胴34とブランケット胴33による挟持から解除されてばたつくとき、枚葉紙Sの搬送方向や幅方向にずれることがある。枚葉紙Sがずれた状態で画像データが取り込まれると、この画像データに基づいて求めた濃度検出値Mは、本来比較されるべき平均濃度値(濃度基準値)とは異なる値と比較されるため、正しい判定結果が得られないおそれがある。そのため、判定部54は、印刷ブロックの周囲にある複数の印刷ブロックを一つの検査対象ブロックに設定し、印刷ブロックの濃度検出値と検査対象ブロックにおける最大濃度判定値とを比較して印刷画像の良否を判定する。
即ち、図4に示すように、4画素の範囲を1印刷ブロックとして規定し、例えば、P1,P2,P3,P4の4画素を合わせた範囲を印刷ブロックB13と規定したとき、その周囲にある印刷ブロックB1〜12及び印刷ブロックB14〜25を検査対象ブロックとして規定する。そして、品質検査装置14は、印刷ブロックB13の濃度検出値と検査対象ブロックとしての印刷ブロックB1〜25内における差分Maの最大値及び差分Miの最大値とを比較して印刷画像の良否を判定する。
また、制御装置43は、操作部44が接続されていることから、作業者は、この操作部44を用いて手動により濃度判定値を変更することができる。また、印刷ブロックの周囲にある複数の印刷ブロックを一つの検査対象ブロックに設定する場合、作業者は、この操作部44を用いて検査対象ブロックに含める範囲を任意に変更することができる。更に、制御装置43は、表示部45が接続されていることから、作業者は、この表示部45に複数の印刷ブロックにおける濃度判定値を表示することができる。
このように構成された本実施例の品質検査装置14による品質検査方法は、予め設定された所定個数の基準画像データに基づいて印刷領域を分割した複数の印刷ブロックごとに濃度基準値及び濃度変動量を算出する工程と、濃度基準値及び濃度変動量に基づいて複数の印刷ブロックごとに品質検査の濃度判定値を算出する工程と、枚葉紙S上の印刷画像を画像データとして順に取り込む工程と、画像データに基づいて求めた濃度検出値と濃度判定値とを比較して印刷画像の良否を判定する工程とを有している。
本実施例の品質検査装置14による品質検査方法について、図6のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
本実施例の品質検査装置14による品質検査方法において、図6に示すように、ステップS11にて、印刷が開始されると、ステップS12にて、インキ供給装置による色合わせ処理や見当合わせ処理が行われる。ステップS13にて、この色合わせ処理や見当合わせ処理が完了すると、ステップS14にて、カメラ41は、搬送される枚葉紙Sにおける印刷画像を画像データとして取り込む処理を開始する。この場合、カメラ41は、予め設定された枚数(例えば、50枚)の印刷済の枚葉紙Sに対して、所定個数の画像データを基準画像データとして取り込む。
ステップS15にて、取り込み枚数(サンプル枚数)が所定枚数(例えば、50枚)に到達したら、ステップS16にて、平均値算出部51は、この所定個数の基準画像データに基づいて印刷ブロックごとに平均濃度値(濃度基準値)Aを算出する。続いて、ステップS17にて、変動量算出部52は、この所定個数の基準画像データに基づいて求めた濃度検出値Mの最大値Mmaxと最小値Mminに基づいて濃度の変動量Mtを算出する。
ステップS18にて、濃度判定値算出部53は、平均濃度値(濃度基準値)Aと濃度変動量Mtに基づいて複数の印刷ブロックごとに品質検査の濃度判定値MJ1,MJ2を算出する。ここでは、上述したように、最大濃度値Mmaxと平均濃度値Aとの差分Maと、最小濃度値Mminと平均濃度値Aとの差分Miに基づいて、濃度上限値となる第1判定値MJ1と、濃度下限値となる第2判定値MJ2が設定される。この第1判定値MJ1と第2判定値MJ2が設定されると、ステップS19にて、印刷済の枚葉紙Sの印刷画像に対する品質検査が開始される。
まず、ステップS20にて、判定部54は、カメラ41が取り込んだ画像データに基づいて求めた濃度検出値Mが第1判定値MJ1以下で、且つ、第2判定値MJ2以上であるかどうかを判定する。ここで、濃度検出値Mが第1判定値MJ1以下で、且つ、第2判定値MJ2以上であると判定されたら、ステップS21にて、この枚葉紙Sが良品であると判定する。一方、濃度検出値Mが第1判定値MJ1より大きいと判定されたり、または、濃度検出値Mが第2判定値MJ2より小さいと判定されたりすると、ステップS22にて、この枚葉紙Sが不良品であると判定する。
本実施例にて、枚葉紙Sの印刷画像は、複数の印刷ブロックに分割されて検査が実施されていることから、異なる濃度基準値と濃度判定値が設定された全ての印刷ブロックに対して同様の検査が行われる。
ステップS23では、印刷枚数が予め設定された印刷枚数に到達したかどうかを判定している。ここで、印刷枚数が印刷枚数に到達していないと判定されれば、印刷と検査を継続する。一方、印刷枚数が印刷枚数に到達したと判定されれば、ステップS24にて、印刷と検査を終了する。
なお、ステップS19以降の処理は、1つの印刷指令(ジョブ)が終了するまで継続して実施されることから、ステップS23にて、印刷枚数が予め設定された印刷枚数に到達したかどうかの判定は、なくてもよい。
また、操作部44にトリガーとしての取り直し操作ボタンを設け、作業者は、検査開始後に、取り込んだ画像データ、濃度基準値、濃度判定値などに不具合があると判断した場合、取り直し操作ボタンを操作することで、ステップS14の画像取り込み開始処理から処理をやり直して濃度基準値や濃度判定値などを再設定してもよい。
このように本実施例の品質検査装置にあっては、枚葉紙S上の印刷画像を画像データとして取り込むカメラ41と、所定個数の画像データを基準画像データとして印刷領域を分割した複数の印刷ブロックごとに平均濃度値(濃度基準値)を算出する平均値算出部51と、所定個数の画像データを基準画像データとして印刷領域を分割した複数の印刷ブロックごとに濃度変動量を算出する変動量算出部52と、平均濃度値及び濃度変動量に基づいて印刷ブロックごとに品質検査の濃度判定値を算出する濃度判定値算出部53と、カメラ41が複数の基準画像データを取り込んだ後に継続して取り込んだ画像データに基づいて求めた濃度検出値と濃度判定値とを比較して印刷画像の良否を判定する判定部54とを設けている。
従って、カメラ41は、枚葉紙Sの印刷画像を画像データとして順次取り込んでいき、平均値算出部51は、所定個数の画像データを基準画像データとして印刷領域を分割した複数の印刷ブロックごとに平均濃度値を算出し、変動量算出部52は、同様に、複数の印刷ブロックごとに濃度変動量を算出し、濃度判定値算出部53は、この平均濃度値及び濃度変動量に基づいて印刷ブロックごとに品質検査の濃度判定値を算出し、判定部54は、画像データに基づいて求めた濃度検出値と濃度判定値とを比較して印刷画像の良否を判定する。
具体的に、平均値算出部51は、所定個数の画像データに基づいた濃度検出値Mから平均濃度値Aを算出し、変動量算出部52は、濃度検出値Mから濃度変動量Mt(差分Ma,Mi)を算出し、濃度判定値算出部53は、この平均濃度値A及び濃度変動量Mt(差分Ma,Mi)に基づいて印刷ブロックごとに品質検査の濃度判定値MJ1,MJ2を算出する。判定部54は、カメラ41が取り込んだ画像データに基づいて求めた濃度検出値Mが第1判定値MJ1以下で、且つ、第2判定値MJ2以上であるかどうかを判定する。ここで、濃度検出値Mが第1判定値MJ1以下で、且つ、第2判定値MJ2以上であれば、この枚葉紙Sが良品であると判定する。一方、濃度検出値Mが第1判定値MJ1より大きかったり、濃度検出値Mが第2判定値MJ2より小さかったりすると、この枚葉紙Sが不良品であると判定する。
即ち、事前に取り込んだ所定個数の画像データに基づいて、印刷領域を分割した複数の印刷ブロックごとに品質検査の濃度判定値(第1判定値MJ1、第2判定値MJ2)を決めることから、枚葉紙Sの搬送状態に応じた適正な濃度判定値を設定することができる。つまり、濃度判定値は、枚葉紙S後端部のように比較的ばたつきが大きい印刷ブロックでは大きく設定され、枚葉紙Sの搬送状態が比較的安定している印刷ブロックでは小さく設定される。そして、検査対象となる枚葉紙Sの画像データから求めた濃度検出値とこの濃度判定値とを比較することで、誤判定を防止して印刷画像の良否を適正に判定することができる。
カメラ41は、枚葉紙Sが圧胴34に把持されて搬送されるとき、その表面の印刷画像を撮像するが、この枚葉紙Sは、ブランケット胴33による後端部の挟持が解除されると、この後端部がばたつき、カメラ41との距離が変動し、印刷画像の濃度値を適正に検出することが困難となり、良否の判定レベルが高い(厳しい)場合、良品であるにもかかわらず、不良品であると判定してしまう。この場合、枚葉紙Sにおける良否の判定レベルを低く(甘く)すると、ほとんどが良品となってしまい、今度は、不良品であるにもかかわらず、良品であると判定してしまう。
本実施例の品質検査装置14では、枚葉紙Sの印刷領域を複数の印刷ブロックに分割し、ブロックごとで枚葉紙Sのばたつき度合を事前に把握し、そのばたつき度合に応じて各ブロックで最適な判定値を設定している。そのため、枚葉紙Sの品質検査で、良否の誤判定を抑制し、適正な品質検査を可能としている。
この場合、平均値算出部51は、複数の基準画像データに基づいて求めた濃度検出値の平均値を濃度基準値としている。従って、平均濃度値を濃度基準値とすることで、濃度基準値を簡単で且つ迅速に求めることができる。
また、濃度判定値算出部53は、平均濃度値に対する濃度検出値の最大変動量または標準偏差を濃度判定値としている。従って、濃度判定値を簡単で且つ迅速に求めることができる。
本実施例の品質検査装置では、判定部54は、印刷ブロックの周囲にある複数の印刷ブロックを一つの検査対象ブロックに設定し、印刷ブロックの濃度検出値と検査対象ブロックにおける最大濃度判定値とを比較して印刷画像の良否を判定している。枚葉紙Sがばたつくとき、この枚葉紙Sは、厚さ方向だけでなく、搬送方向や幅方向にずれることがある。そのため、判定部54は、印刷ブロックの周囲にある複数の印刷ブロックの濃度判定値を加味して印刷画像の良否を判定する。従って、枚葉紙Sがその搬送方向や幅方向にずれても、印刷画像の良否を適正に判定することができる。
本実施例の品質検査装置では、濃度判定値を変更可能な操作部44を設けている。従って、作業者は、操作部44により濃度判定値を変更することができ、必要に応じて品質検査レベルを調整することができる。また、作業者は、この操作部44を用いて検査対象ブロックに含める範囲を任意に変更することができ、例えば、機械的に検出した検査対象ブロックでは適正な検査結果が得られない場合であっても、ブロックに含める範囲を微調整することができる。
本実施例の品質検査装置では、複数の印刷ブロックにおける濃度判定値を表示可能な表示部45を設けている。従って、表示部45に複数の印刷ブロックにおける濃度判定値を表示することで、作業者は、各印刷ブロックにおける濃度判定値を確認することができ、品質検査作業における検査レベルを認識することができる。また、表示部45に枚葉紙Sにおける印刷画像の良否判定結果を表示することで、作業者は、各印刷ブロックにおける濃度判定値の適正を認識し、必要があれば、操作部44を用いて濃度判定値を変更することができる。
また、本実施例の品質検査方法にあっては、予め設定された所定個数の基準画像データに基づいて印刷領域を分割した複数の印刷ブロックごとに平均濃度値(濃度基準値)及び濃度変動量を算出する工程と、平均濃度値及び濃度変動量に基づいて複数の印刷ブロックごとに品質検査の濃度判定値を算出する工程と、枚葉紙S上の印刷画像を画像データとして順に取り込む工程と、画像データに基づいて求めた濃度検出値と濃度判定値とを比較して印刷画像の良否を判定する工程とを有している。
従って、事前に取り込んだ所定個数の画像データに基づいて、印刷領域を分割した複数の印刷ブロックごとに品質検査の濃度判定値を決めることから、枚葉紙Sの搬送状態に応じた適正な濃度判定値を設定することができる。そして、検査対象となる枚葉紙Sの画像データから求めた濃度検出値とこの濃度判定値とを比較することで、誤判定を防止して印刷画像の良否を適正に判定することができる。
また、本実施例のオフセット枚葉印刷機にあっては、印刷装置12と排紙装置13との間に枚葉紙Sの印刷画像における品質を検査する品質検査装置14を設けている。従って、枚葉紙Sにおける良否の誤判定を防止して印刷画像の良否を適正に判定することができることから、製品品質を向上することができる。
なお、上述した実施例では、品質検査装置14が印刷画像の濃度値に基づいて品質検査を行うように構成したが、この構成に限定されるものではなく、反射光量値に相関するパラメータであればよい。この反射光量値に相関するパラメータとは、濃度、反射率、XYZ刺激値、色彩値(L*a*b*等)など反射光量値をもとにして定義されたパラメータでのことである。
また、上述した実施例では、画像取込装置としてカメラ41を用いたが、この構成に限定されるものではなく、例えば、反射濃度計や色彩計などを用いてもよい。
また、上述した実施例では、品質検査装置14をオフセット枚葉印刷機10に適用して説明したが、商業用オフセット輪転印刷機や電子写真印刷機などに適用してもよい。なお、商業用オフセット輪転印刷機は、ウェブを供給する給紙装置と、給紙装置から繰り出されたウェブを印刷胴とブランケット胴との間に挟んで搬送すると共にブランケット胴に形成された画像をウェブに転写して印刷を行う印刷装置と、印刷装置で印刷が施されたウェブを裁断して折り曲げることで折帖を形成する折り装置と、折り装置により形成された折帖を排紙する排紙装置とを有しており、品質検査装置は、印刷装置と折り装置との間でウェブの印刷画像における品質を検査する。ウェブ式の印刷に上述した品質検査装置を適用すれば、輪転印刷機において、ウェブのテンション変動や蛇行などがあっても誤検知を少なくして適正にウェブの印刷画像における品質を検査することができる。
10 オフセット枚葉印刷機
11 給紙装置
12 印刷装置
13 排紙装置
14 品質検査装置
30 テープインサータ
33 ブランケット胴
34 圧胴
41 カメラ(画像取込装置の一例)
42 光源
43 制御装置
44 操作部
45 表示部
51 平均値算出部
52 変動量算出部
53 濃度判定値算出部
54 判定部
S 枚葉紙(印刷媒体の一例)

Claims (14)

  1. 印刷媒体上の印刷画像を画像データとして取り込む画像取込装置と、
    印刷開始後に前記画像取込装置により所望の色調となった印刷媒体上の印刷画像について予め設定された所定個数だけ取込んで得られる画像データを基準画像データとして印刷領域を分割した印刷ブロックごとに反射光量値に相関するパラメータ基準値及び反射光量値に相関するパラメータ変動量を算出する反射光量値に相関するパラメータ算出部と、
    記反射光量値に相関するパラメータ変動量に基づいて前記印刷ブロックごとに品質検査の反射光量値に相関するパラメータ判定値を算出する反射光量値に相関するパラメータ判定値算出部と、
    前記画像取込装置が印刷開始後に前記基準画像データを取り込んだ後に品質検査対象として取り込んだ画像データについて求めた反射光量値に相関するパラメータ検出値と前記反射光量値に相関するパラメータ判定値とを前記印刷ブロックごとに比較して前記印刷画像の良否を判定する判定部と、
    を有することを特徴とする品質検査装置。
  2. 前記画像取込装置は、搬送される印刷媒体上の印刷画像を画像データとして取り込むことを特徴とする請求項1に記載の品質検査装置。
  3. 前記反射光量値に相関するパラメータ判定値算出部は、前記反射光量値に相関するパラメータ基準値に前記反射光量値に相関するパラメータ変動量を加算または減算して前記印刷ブロックごとに品質検査の反射光量値に相関するパラメータ判定値を算出し、前記判定部は、前記反射光量値に相関するパラメータ検出値と前記反射光量値に相関するパラメータ判定値とを前記印刷ブロックごとに比較して前記印刷画像の良否を判定することを特徴とする請求項1または2に記載の品質検査装置。
  4. 前記反射光量値に相関するパラメータ判定値算出部は、前記反射光量値に相関するパラメータ変動量を前記印刷ブロックごとに品質検査の反射光量値に相関するパラメータ判定値とし、前記判定部は、前記画像取込装置が印刷開始後に前記基準画像データを取り込んだ後に品質検査対象として取り込んだ画像データについて求めた反射光量値に相関するパラメータ検出値と前記反射光量値に相関するパラメータ基準値との偏差と、前記反射光量値に相関するパラメータ判定値とを前記印刷ブロックごとに比較して前記印刷画像の良否を判定することを特徴とする請求項1または2に記載の品質検査装置。
  5. 前記反射光量値に相関するパラメータ判定値算出部は、前記反射光量値に相関するパラメータ基準値に対する反射光量値に相関するパラメータ検出値の最大変動量または標準偏差と自然数との積を前記反射光量値に相関するパラメータ判定値とすることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の品質検査装置。
  6. 前記判定部は、前記印刷ブロックと前記印刷ブロックの周囲にある複数の前記印刷ブロックを一つの検査対象ブロックに設定し、前記印刷ブロックの前記反射光量値に相関するパラメータ検出値と前記検査対象ブロックにおける最大反射光量値に相関するパラメータ判定値とを比較して前記印刷画像の良否を判定することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の品質検査装置。
  7. 印刷媒体における搬送方向の後方側の印刷ブロックの反射光量値に相関するパラメータ判定値は、印刷媒体における搬送方向の前方側の印刷ブロックの反射光量値に相関するパラメータ判定値と比較して大きく設定されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の品質検査装置。
  8. 前記反射光量値に相関するパラメータ判定値を変更可能な操作部を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の品質検査装置。
  9. 前記検査対象ブロックの範囲を変更可能な操作部を有することを特徴とする請求項6に記載の品質検査装置。
  10. 前記印刷ブロックにおける前記反射光量値に相関するパラメータ判定値を表示可能な表示部を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載の品質検査装置。
  11. 前記反射光量値に相関するパラメータ算出部は、前記複数の基準画像データに基づいて求めた反射光量値に相関するパラメータ検出値の平均値を前記反射光量値に相関するパラメータ基準値とすることを特徴とする請求項1から10のいずれか一つに記載の品質検査装置。
  12. 印刷開始後に予め設定された所定個数だけ取込んで得られる画像データを基準画像データとして印刷領域を分割した印刷ブロックごとに反射光量値に相関するパラメータ基準値及び反射光量値に相関するパラメータ変動量を算出する反射光量値に相関するパラメータ算出工程と、
    記反射光量値に相関するパラメータ変動量に基づいて前記印刷ブロックごとに品質検査の反射光量値に相関するパラメータ判定値を算出する反射光量値に相関するパラメータ判定値算出工程と、
    印刷媒体上の印刷画像を画像データとして順に取り込む工程と、
    印刷開始後に前記基準画像データを取り込んだ後に品質検査対象として取り込んだ画像データについて求めた反射光量値に相関するパラメータ検出値と前記反射光量値に相関するパラメータ判定値とを前記印刷ブロックごとに比較して前記印刷画像の良否を判定する工程と、
    を有することを特徴とする品質検査方法。
  13. ウェブを供給する給紙装置と、
    前記給紙装置から繰り出されたウェブを印刷胴とブランケット胴との間に挟んで搬送すると共に前記ブランケット胴に形成された画像を前記ウェブに転写して印刷を行う印刷装置と、
    前記印刷装置で印刷が施された前記ウェブを裁断して折り曲げることで折帖を形成する折り装置と、
    前記折り装置により形成された前記折帖を排紙する排紙装置と、
    前記印刷装置と前記折り装置との間で前記ウェブの印刷画像における品質を検査する品質検査装置と、
    を有する輪転印刷機において、
    前記品質検査装置として請求項1から11のいずれか一つに記載の品質検査装置が適用される、
    ことを特徴とする輪転印刷機。
  14. 枚葉紙を送り出す給紙装置と、
    前記給紙装置から送り出された前記枚葉紙を圧胴とブランケット胴との間に挟んで搬送すると共に前記ブランケット胴に形成された画像を前記枚葉紙に転写して印刷を行う印刷装置と、
    前記印刷装置で印刷が施された前記枚葉紙を排紙する排紙装置と、
    前記印刷装置と前記排紙装置との間で枚葉紙の印刷画像における品質を検査する品質検査装置と、
    を有する枚葉印刷機において、
    前記品質検査装置として請求項1から11のいずれか一つに記載の品質検査装置が適用される、
    ことを特徴とする枚葉印刷機。
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