JP5190202B2 - 画像記録装置及びその方法並びに品質判定プログラム - Google Patents
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記録ヘッドにおけるインクの不吐出以外に、例えば記録媒体上にインク等の汚れが付着することも発生する。このように記録媒体上に汚れ付着が発生しても画像記録の品質は著しく低下する。
又、特許文献1は、同一印刷部分が一定間隔で出現するバリアブル印刷の場合、ノズル抜けパターンの合否判定基準となるパターンを予め登録し、同じ部分の任意の場所をスキャナ部53により読み込ませ、不吐出ノズルの有無の判断を行う。
又、特許文献1において印刷メディア51の通過位置情報を取得し、印刷メディア51上の画像記録位置の補正を併せて行う場合、画像記録位置を検出するための検出部を設ける必要がある。印刷メディア51上の画像記録位置の補正は、印刷メディア51への印刷の前に行う必要がある。従って、検出部は、例えばスキャナ部53とは別にインクジェットヘッド部52の上流側に配置する必要がある。このため、高コストとなる。
さらに、本発明の別の態様のひとつである品質判定プログラムは、記録媒体を媒体供給部から第1の媒体搬送部に供給させ、第1の媒体搬送部により搬送中の記録媒体に対して画像記録部により画像記録を行わせ、且つ画像記録が行われた記録媒体を第2の媒体搬送部によって媒体供給部側に戻す処理を行わせ、記録媒体に記録された画像に対する品質判定を中央演算装置により行わせる品質判定プログラムにおいて、中央演算装置に、画像記録された記録媒体を抜き取り第2の媒体搬送部へ搬送させる搬送機能と、第2の媒体搬送部によって媒体供給部に戻され、媒体供給部から第1の媒体搬送部に再供給される記録媒体に記録された画像を読み取らせる画像読取機能と、画像読取機能により読み取られた画像と基準画像との各画素数を比較し、当該比較結果である一致率を求め、画像の品質判定として、画像の画素数が基準画像の画素数よりも少なく一致率が予め設定された検査条件よりも少ない場合に記録媒体への画像の抜けと判定し、画像の画素数が基準画像の画素数よりも多く一致率が予め設定された検査条件よりも多い場合に記録媒体上の汚れ付着と判定し、かつ互いに異なる複数の検査条件毎に画像の品質判定の精度が異なる複数の検査モードを有し、複数の検査モードでは、当該各検査モードに応じてそれぞれ画像の品質判定の頻度が設定され、各検査モードのうちいずれか1つの検査モードを設定可能とする品質判定機能と、を実現させる。
図1は画像記録装置の構成図を示す。かかる装置は、媒体供給部1と、画像読取部2と、第1の媒体搬送部3と、画像記録部4と、排出部5と、第2の媒体搬送部6とを有する。
媒体供給部1は、媒体収納部7を有する。この媒体収納部7は、例えばカセット状のトレイに形成され、複数の記録媒体8が積載されている。この媒体収納部7は、例えば装置本体に対して取り付け、取り外し可能である。この媒体収納部7には、ピックアップローラ9が設けられている。このピックアップローラ9は、媒体収納部7内に積載されている記録媒体8を1枚のみピックアップして記録媒体8の搬送の下流側に給送する。レジストローラ対10は、媒体収納部7から給送された記録媒体8の先端揃えと下流側への給送タイミングを決定する。このレジストローラ対10の上流側には、レジストセンサ11が配置されている。このレジストセンサ11は、レジストローラ対10への記録媒体8の到達と通過とを検出する。
トップエッジセンサ22が搬送ベルト17の上方で、かつ吸着ローラ20と画像記録部4との間に設けられている。このトップエッジセンサ22は、搬送ベルト17上に吸着されて搬送される記録媒体8の先端の到達と後端の通過とを検出する。
第2の媒体搬送部6は、画像記録部4により画像記録された記録媒体8を媒体供給部1側に戻すもので、例えば記録媒体8への両面(第1及び第2面)印刷の動作時に駆動される。第2の媒体搬送部6は、媒体抜取り部としての経路切替機構25を備える。この経路切替機構25は、画像記録された記録媒体8を排出部5と、この排出部5に排出せずに媒体戻しループ機構26側とのいずれか一方に搬送方向を切り替える。この経路切替機構25は、例えば連続して画像記録される複数の記録媒体8のうち1枚の記録媒体8を抜き取って媒体戻しループ機構26側に送る。
両面供給経路28が媒体戻しループ機構26による搬送到達位置に設けられている。この両面供給経路28の端部には、スイッチバック機構29が設けられている。このスイッチバック機構29は、記録媒体8の表裏を反転する。この表裏反転された記録媒体8は、再びレジストローラ対10に給送される。
図3は制御部30の具体的な機能ブロック図を示す。制御部30は、CPU等の中央演算装置31を有する。この中央演算装置31には、ROM等から成るプログラムメモリ32及びデータメモリ33が接続されている。このプログラムメモリ32には、例えば画像記録動作プログラムが格納されている。
中央演算装置31は、側端情報生成部34からの順次更新される左右両端位置PA、PBを画像記録部4に与えるので、万一、記録媒体8が搬送方向aに対して横ずれしても、この横ずれを検出して記録媒体8上の画像記録位置をリアルタイムに補正できる。
媒体検出部12は、カラーのラインセンサを用いているが、記録媒体8の左右両端位置PA、PBを検出するのであれば、カラー画像信号のような色情報を必要としない。従って、図4では任意の単色を例に説明した。
この場合、媒体検出部12によって記録媒体8の第1面における左右両端側に記録された画像の濃度が著しく濃い場合でも記録媒体8の左右両端位置PA、PBを検出できるように、閾値THP及び検出感度等の調整がなされる。媒体検出部12から出力されるカラー画像信号を処理して記録媒体8の左右両端位置PA、PBを検出する媒体検出アルゴリズムとしては、例えばアドレス最小側及びアドレス最大側において左右両端位置PA及びPBを決定することがより好ましい。
品質判定部39は、媒体検出部12により読み取られた記録媒体8の画像データ(以下、読取画像データと称する)と基準画像データとを各画素毎に比較し、この比較結果から読取画像データと基準画像データとの一致率を求め、この一致率に基づいて読取画像データの品質判定、すなわち一致率が予め設定された検査条件よりも少ない場合に記録媒体8への読取画像の抜けと判定し、かつ一致率が予め設定された検査条件よりも多い場合に記録媒体8上に汚れ付着が有りと判定する。なお、記録媒体8への読取画像の抜けは、インクジェットヘッド等の記録ヘッド23のノズルからインクが吐き出されないことにより生じる。記録媒体8上に汚れ付着は、例えばインクジェットヘッド等の記録ヘッド23のノズルからインクが余分に吐き出されることにより生じる。
具体的に品質判定部39は、第1の積分処理部40と、補正部41と、色変換部42と、第2の積分処理部43と、画像比較部44と、検査条件設定部45と、判定部46とを有する。第1の積分処理部40は、媒体検出部12から出力されるカラー画像信号を入力し、このカラー画像信号の光の3原色であるR(赤)G(緑)B(青)空間毎に当該カラー画像信号の蓄積を行う。このカラー画像信号の蓄積は、画像比較部44と判定部46とによる読取画像データと基準画像データとの比較判定のSN比を向上させるために、例えば、記録媒体8の搬送距離として10mm分、媒体検出部12の更新周期として5回分行う。これ以降、記録媒体8の搬送距離10mmを比較単位と称する。この比較単位は、記録媒体8に画像記録された画像の品質を判定するための判定単位ブロックとなる。従って、第1の積分処理部40は、比較単位毎に、色空間RGB毎の各カラー画像信号の蓄積データを補正部41に送る。
しかるに、第1の画像メモリ37には、第1の積分処理部40から送出された比較単位毎の色空間RGBの読取画像データの蓄積データ、又は補正部41により補正された比較単位毎の色空間RGBの読取画像データの蓄積データが記憶される。
しかるに、第2の画像メモリ38には、比較単位毎の色空間RGBの基準画像データの蓄積データが記憶される。
画像比較部44は、第1の画像メモリ37に記憶されている読取画像データと第2の画像メモリ38に記憶されている基準画像データとを比較単位毎に、かつ色空間RGB別の各画素単位で比較し、読取画像データと基準画像データとの各画素単位においてどのくらい一致しているのかを示す実際の一致率を求める。
ここでは、記録媒体8の両面記録(いわゆる両面印刷)、記録枚数3枚、検査モードとして標準検査モードで記録動作を行うものとする。又、判定頻度は、図5に示すように標準検査モードにおいて「20枚」に設定されているが、説明を簡略化するため「2枚」とする。実際には1枚目の記録媒体8の第2面に対する記録前に2枚目の記録媒体8を給送するという給送スケジューリング処理を行なうが、説明を簡略化するため、1枚目の記録媒体8に対して両面の画像記録を行い、この後、2枚目の記録媒体8に対する記録動作を行なうという処理を前提に説明する。
従って、ユーザがモード設定部36を操作して不吐出判定における任意の判定一致率、判定画素数、判定単位数を入力すると、このモード設定部36に入力された判定一致率、判定画素数、判定単位数は、検査条件設定部45、判定部46を通して中央演算装置31に送られる。この中央演算装置31は、ステップS31において、不吐出判定における判定一致率、判定画素数、判定単位数を図5に示す検査条件テーブル47上の不吐出判定における判定一致率、判定画素数、判定単位数の各欄に設定する。
次に、中央演算装置31は、再びステップS6において、画像検査フラグ及びループカウンタを確認する。この時点で、画像検査フラグ=1、ループカウンタ=1であるので、中央演算装置31は、ステップS7に移行し、記録媒体8の第1面に記録された画像の画質判定を行なう。
中央演算装置31は、ステップS41において、判定回数であるnと、判定カウンタと、画像判定結果とをそれぞれ初期化する。なお、画像判定結果の初期値は「画像品質良い:OK」とする。
次に、中央演算装置31は、ステップS42において、図5に示す検査条件テーブル47上の標準検査モードから判定パラメータとしての判定一致率と、判定画素数と、判定単位数とを読み出し、これら判定一致率と、判定画素数と、判定単位数とをそれぞれレジスタにセットする。検査条件テーブル47上の標準検査モードにおける不吐出判定の判定一致率は「−50」であり、判定画素数は「5」であり、判定単位数は「3」である。又、汚れ判定の判定一致率は「+50」であり、判定画素数は「50」であり、判定単位数は「1」である。従って、中央演算装置31は、不吐出一致率レジスタに「−50」をセットし、不吐出画素数レジスタに「5」をセットし、不吐出単位数レジスタに「3」をセットする。これと共に中央演算装置31は、汚れ一致率レジスタに「+50」をセットし、汚れ画素数レジスタに「50」をセットし、汚れ単位数レジスタに「1」をセットする。
次に、中央演算装置31は、ステップS44において、品質判定部39を動作させ、図6に示すように各比較単位S1、S2、S3、…毎に媒体検出部12から出力されるカラー画像信号を入力して画像品質判定を行う。すなわち、品質判定部39において、第1の積分処理部40は、媒体検出部12から出力されるカラー画像信号を入力し、このカラー画像信号のRGB空間毎に蓄積する。補正部41は、媒体検出部12の検出分解能と画像記録部4の記録密度とが同一でない場合、第1の積分処理部40から送出される色空間RGBの読取画像データのデータ密度を変換し、媒体検出部12の検出分解能を画像記録部4の記録密度に合せる。しかるに、第1の画像メモリ37には、第1の積分処理部40から送出された比較単位毎の色空間RGBの読取画像データの蓄積データ、又は補正部41により補正された比較単位毎の色空間RGBの読取画像データの蓄積データが記憶される。
これと共に画像比較部44は、第1の画像メモリ37に記憶されている読取画像データにおけるインクジェットヘッド等の記録ヘッド23の各ノズル列方向と同一方向である各ノズルラインm1、m2、…、mk毎の画素数を求め、これら画素数と第2の画像メモリ38に記憶されている基準画像データにおける基準インク画素数とを比較し、その不一致画素数を求める。
判定部46は、ステップS49において、各ノズルラインm1、m2、…、mk毎に、画像比較部44により求められた不一致画素数を受け取り、この不一致画素数が正値であれば、インクジェットヘッド等の記録ヘッド23のノズルからインクが余計に吐き出されたことにより生じる記録媒体8上の汚れ付着と判定する。この場合、判定部46は、標準検査モードにおいて、不一致画素数と図5に示す検査条件テーブル47上の汚れ判定における判定画素数「50」とを比較し、連続する不一致画素数が判定画素数「50」を超えると、汚れ判定での画像品質の低下と判定する。
次に、中央演算装置31は、ステップS16において、ループカウンタのカウント値を確認し、ここでは、ループカウンタ値「1」であるので、ステップS17に移り、記録媒体8の第2面の画像品質判定を行うために経路切替機構25に対して媒体戻しループ機構26側に搬送方向を切り替える指令を発する。これと併せて中央演算装置31は、ループカウンタを増加し、「2」にセットする。これにより、第1及び第2面の両面に画像記録された記録媒体8は、媒体戻しループ機構26に送られる。
次に、中央演算装置31は、再びステップS6において、画像検査フラグ及びループカウンタを確認する。この時点で、画像検査フラグ=1、ループカウンタ=2であるので、中央演算装置31は、ステップS7に移行し、記録媒体8の第2面に記録された画像の画質判定を行なう。この記録媒体8の第2面に記録された画像の画質判定は、上記図13に示す画像品質判定処理のサブルーチンのフローチャートに従って行われるので、ここではその説明を省略する。
次に、中央演算装置31は、ステップS16において、ループカウンタを確認し、この時点でループカウンタ値は「2」であるので、ステップ18に移って、排紙処理を行う。すなわち、中央演算装置31は、経路切替機構25に対して搬送方向を排出部5側に切り替える指令を発する。これにより、第1面と第2面とに画像記録がなされた記録媒体8は、排出部5に送られ、排出トレイ内に収納される。これにより、1枚目の記録媒体8に対する画像記録が終了する。これと同時に、中央演算装置31は、判定頻度カウンタをカウントアップして「1」とし、ループカウンタを初期値である「0」にセットする。
中央演算装置31は、ステップS20において、判定頻度カウンタの判定頻度カウンタ値が判定頻度レジスタの判定頻度レジスタ値に一致したか否かを確認する。判定頻度カウンタは判定頻度カウンタ値「1」であり、判定頻度レジスタは判定頻度レジスタ値「2」であるので、これら値は一致しない。これにより、中央演算装置31は、ステップS4に移って2枚目の記録媒体8の給送を行なう。
画像品質判定を行う判定頻度は、例えば高精度検査モード又は標準検査モードによって異なるが、標準検査モードであれば、例えば20枚に1枚等の割合で記録媒体8の画像品質判定を行うので、複数の記録媒体8に対する画像記録動作を停止する必要はない。標準検査モードは、撮影データ等の画像の印刷物よりは重要度の低い印刷物、例えばオフィス用で用いられる文書で印刷された資料等の印刷物に対する品質判定に設定されるので、例えば20枚に1枚等の割合で記録媒体8の画像品質判定を行っても実質的に問題ない。従って、例えばオフィス用で用いられる文書で印刷された資料等の印刷物に対する画像品質判定では、必要以上に高い精度で画像品質判定することがなくなり、過剰に異常判定を出力することもなくなる。
高精度検査モード又は標準検査モードの検査条件で画像品質判定を行うのでなく、検査条件をユーザにより任意に設定したい場合は、任意設定検査モードに変更してモード設定部36から任意の検査条件で画像品質判定ができる。
このような画像品質判定の結果、「NG」であれば、記録媒体8に対する画像記録動作を停止し、インクジェットヘッド等の記録ヘッド23の清掃等のメンテナンス処理を含む異常回復処理を実行できる。
Claims (7)
- 記録媒体を供給する媒体供給部と、前記媒体供給部から供給された前記記録媒体を搬送する第1の媒体搬送部と、前記第1の媒体搬送部により搬送中の前記記録媒体に対して画像記録を行う画像記録部と、前記画像記録部により前記画像記録された前記記録媒体を前記媒体供給部側に戻す第2の媒体搬送部とを有する画像記録装置において、
前記画像記録された前記記録媒体を抜き取って前記第2の媒体搬送部に送る媒体抜取り部と、
前記第2の媒体搬送部により戻されて前記媒体供給部から前記第1の媒体搬送部に再供給される前記記録媒体に記録された前記画像を読み取る画像読取部と、
前記画像読取部により読み取られた前記画像と基準画像との各画素数を比較し、当該比較結果である一致率を求め、前記画像の品質判定として、前記画像の画素数が前記基準画像の画素数よりも少なく前記一致率が予め設定された検査条件よりも少ない場合に前記記録媒体への前記画像の抜けと判定し、前記画像の画素数が前記基準画像の画素数よりも多く前記一致率が予め設定された前記検査条件よりも多い場合に前記記録媒体上の汚れ付着と判定し、かつ互いに異なる複数の前記検査条件を有し、これら検査条件毎に前記画像の品質判定の精度が異なる複数の検査モードを有し、当該複数の検査モードでは、当該各検査モードに応じてそれぞれ前記画像の前記品質判定の頻度が設定され、前記各検査モードのうちいずれか1つの前記検査モードを設定可能とする品質判定部と、
を具備することを特徴とする画像記録装置。 - 前記一致率は、比較単位毎に、前記読取画像から前記記録媒体上に着弾されたインクの各画素数を検出し、これらインクの画素数と前記基準画像における基準インク画素数との一致する率を示すことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
- 前記品質判定部は、前記複数の検査モードのうち前記精度の高い高精度検査モードと、前記高精度検査モードよりも前記精度の低い標準検査モードとを有することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
- 前記品質判定部は、前記検査条件を任意に変更設定可能とする任意設定検査モードを有することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
- 前記画像記録部は、インクを吐き出して前記記録媒体上への画像記録を行うインクジェットヘッドを有し、
前記品質判定部は、前記画像の抜けを前記インクジェットヘッドから前記インクが吐き出されないと判定し、前記記録媒体上の汚れ付着を少なくとも前記インクジェットヘッドから前記インクが余分に吐き出されたと判定する、
ことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。 - 記録媒体を媒体供給部から第1の媒体搬送部に供給し、
当該第1の媒体搬送部によって搬送中の前記記録媒体に対して画像記録部により画像記録を行い、
かつ前記記録媒体への前記画像の記録動作中に、前記第1の媒体搬送部により連続的に順次搬送される複数の前記記録媒体から前記画像が記録された少なくとも1枚の前記記録媒体を抜取り部によって抜き取り、
当該抜き取られた前記記録媒体を第2の媒体搬送部によって反転させて前記媒体供給部に戻し、
当該媒体供給部から再び前記第1の媒体搬送部に供給される前記記録媒体に記録された前記画像を画像読取部により読み取り、
前記画像読取部により読み取られた前記画像と基準画像との各画素数を品質判定部により比較し、当該比較結果である一致率を求め、前記画像の品質判定として、前記画像の画素数が前記基準画像の画素数よりも少なく前記一致率が予め設定された検査条件よりも少ない場合に前記記録媒体への前記画像の抜けと判定し、前記画像の画素数が前記基準画像の画素数よりも多く前記一致率が予め設定された前記検査条件よりも多い場合に前記記録媒体上の汚れ付着と判定し、かつ互いに異なる複数の前記検査条件毎に前記画像の品質判定の精度が異なる複数の検査モードを有し、当該複数の検査モードでは、当該各検査モードに応じてそれぞれ前記画像の前記品質判定の頻度が設定され、前記各検査モードのうちいずれか1つの前記検査モードを設定可能とする、
ことを特徴とする画像記録方法。 - 記録媒体を媒体供給部から第1の媒体搬送部に供給させ、前記第1の媒体搬送部により搬送中の前記記録媒体に対して画像記録部により画像記録を行わせ、且つ前記画像記録が行われた前記記録媒体を第2の媒体搬送部によって前記媒体供給部側に戻す処理を行わせ、前記記録媒体に記録された前記画像に対する品質判定を中央演算装置により行わせる品質判定プログラムにおいて、
前記中央演算装置に、
前記画像記録された前記記録媒体を抜き取り前記第2の媒体搬送部へ搬送させる搬送機能と、
前記第2の媒体搬送部によって前記媒体供給部に戻され、前記媒体供給部から前記第1の媒体搬送部に再供給される前記記録媒体に記録された前記画像を読み取らせる画像読取機能と、
前記画像読取機能により読み取られた前記画像と基準画像との各画素数を比較し、当該比較結果である一致率を求め、前記画像の品質判定として、前記画像の画素数が前記基準画像の画素数よりも少なく前記一致率が予め設定された検査条件よりも少ない場合に前記記録媒体への前記画像の抜けと判定し、前記画像の画素数が前記基準画像の画素数よりも多く前記一致率が予め設定された前記検査条件よりも多い場合に前記記録媒体上の汚れ付着と判定し、かつ互いに異なる複数の前記検査条件毎に前記画像の品質判定の精度が異なる複数の検査モードを有し、当該複数の検査モードでは、当該各検査モードに応じてそれぞれ前記画像の前記品質判定の頻度が設定され、前記各検査モードのうちいずれか1つの前記検査モードを設定可能とする品質判定機能と、
を実現させる品質判定プログラム。
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