JP6104585B2 - 台紙なしラベル印刷加工小巻装置、及び、台紙なしラベル印刷加工小巻方法 - Google Patents
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しかし、台紙は、ラベルが利用されるときには、廃棄されてしまうものであった。そこで、環境保護の観点、及び、使用時の台紙廃棄の煩雑さを回避する観点から、台紙を用いない台紙なしラベルが開発されている(例えば、特許文献1)。
台紙なしラベルの製造方法としては、以下の2種類の方法があった。
1つ目の製造方法は、通常の台紙付きのタック紙に対して、印刷機によって印刷と剥離剤の塗布をする工程を行い、一旦巻き取る。次に、この印刷と剥離剤が塗布されたタック紙を切断(スリット)及び小巻用の機械に装填し、所望の幅に切断し、台紙を剥離して除去し、小巻して台紙なしラベルが完成する。
2つ目の製造方法は、粘着層等が設けられていない用紙を用意し、印刷機によって印刷と剥離剤の塗布をする工程を行い、一旦巻き取る。次に、この印刷と剥離剤が塗布された用紙を粘着剤塗布用の機械に装填し、粘着剤の塗布を行い、もう一度巻き取る。さらに、粘着剤が塗布された用紙を、切断(スリット)及び小巻用の機械に装填し、所望の幅に切断し、台紙を剥離して除去し、小巻して台紙なしラベルが完成する。
図1は、本発明による台紙なしラベル印刷加工小巻装置1の実施形態を示す概略図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
図2は、素材シート200の概略を示す断面図である。
素材シート200は、基材201と、剥離層202と、粘着層203とを有している。
基材201としては、例えば、上質紙やコート紙等の紙材、PET(ペット)フィルム等のフィルム、合成紙、サーマル紙等が使用される。また、基材201の表面(剥離層202が形成されている側)には、必要に応じて、商品名、コード、金額、年月日、社名等の印刷が施されていてもよい。
粘着層203は、基材201の裏面に塗布されて形成されている。
本実施形態の印刷部30は、インク供給部31と、UV照射部32とを備え、例えば、フレキソ印刷を行う。インク供給部31は、不図示の版胴及び圧胴により、紫外線硬化型インクを粘着層203の上に供給する。UV照射部32は、粘着層203の上に供給された紫外線硬化型インクに紫外線を照射し、紫外線硬化型インクを硬化乾燥させ、粘着層203の上への印刷が完了する。本実施形態では、印刷部30は、台紙なしラベルの使用前におけるユーザによる価格等の印刷時に、ユーザが所有するラベルプリンタにおいて位置決めに用いるアイマークの印刷を主な印刷内容としている。
なお、印刷部30は、素材シート200の表面にも印刷を行えるようになっていてもよい。
台紙供給部41は、ロール状に巻かれた台紙300が装填されて、台紙300が引き出されることにより台紙なしラベル印刷加工小巻装置1に台紙300を供給する。
台紙仮着部42は、圧着ローラ42a,圧着ローラ42bを備えており、この圧着ローラ42aと圧着ローラ42bとの間に素材シート200と台紙300とを通すことにより、素材シート200の粘着層203に台紙300を仮着させる。
カス取り部81は、ダイカット部50により切断後の素材シート200から不要なカス400(図10参照)を引き離す。
カス回収部82は、カス取り部81により引き離されたカス400を巻き取り、回収する。
台紙剥離部91は、ダイカット部50により切断後の素材シート200から台紙300を剥離する。
台紙回収部92は、台紙剥離部91により剥離された台紙300を巻き取り、回収する。
図3は、小巻部100を拡大して示した図である。
小巻部100は、ベース部101と、巻き取り軸102a,巻き取り軸102b,巻き取り軸102cと、切断刃103と、押さえローラ104とを備えた、3軸ターレット型の巻き取り機(小巻機)である。
押さえローラ104は、新たな紙管500への小巻の開始時に、素材シート200を紙管500へ押し付けるローラである。
切断刃103及び押さえローラ104は、図3中の上下方向に移動可能に設けられている。1ヶ所の巻き取り軸において素材シート200の小巻を完了すると、他の巻き取り軸において素材シート200の巻き取りを行うように自動的に切り替えるために、切断刃103及び押さえローラ104は、不図示の制御部により制御されて自動的に移動する。
図4は、小巻部100が図3の状態での小巻動作を完了した直後にベース部101が図中で120度右回転した状態を示す図である。
小巻部100は、図3の状態で所定量の小巻を行う。ここで、小巻の量は、例えば、巻き取り軸102aの回転量に基づいて制御できる。図3の状態で所定量の小巻が完了すると、巻き取り軸102aの回転が停止し、次いで、ベース部101が図中で120度右回転し、図4の状態となる。
図4の状態になった後、押さえローラ104が下降して、素材シート200を新たな紙管500へ押し付けて、粘着層203により素材シート200を紙管500に貼り付ける(図5)。なお、このときに、先に小巻を完了している巻き取り軸102a側についても押さえローラ104と同様な押さえローラを用いて素材シート200を押さえつけてもよい。
図5の状態から切断刃103が下降して、巻き取り軸102aと巻き取り軸102bとの間に架け渡された素材シート200の切断を行う。素材シート200の切断を行った後、新たな紙管500と共に巻き取り軸102bが回転を開始して、素材シート200を新たな紙管500に対して小巻を開始する。また、この図6の状態で、完成している台紙なしラベルの小巻品600を巻き取り軸102cから取り外し、新たな紙管500を巻き取り軸102cにセットする。なお、この小巻品600の取り外しと、新たな紙管500のセットの作業は、手作業により行われる。
図7に示すように巻き取り軸102bが右回転して素材シート200の小巻を開始すると、切断刃103及び押さえローラ104は、上昇して退避する。
本実施形態の台紙なしラベル印刷加工小巻装置1では、基本的な形態の異なる複数種類の台紙なしラベルを製造可能である。以下、代表的な3形態の台紙なしラベルの製造工程について、それぞれ説明する。
台紙なしラベルの1つ目の形態(以下、タイプ1)の特徴を以下に列挙する。
特徴1:表面に印刷がない無地の台紙なしラベル。
特徴2:角を丸く形成するためにダイカットを行う。
特徴3:ユーザがラベルとして利用する前に、例えば価格等をユーザが有するラベルプリンタで印刷して利用するために、裏面にアイマークを印刷する。
図8は、図1中の位置1−Aにおける素材シート200を示す図である。図8(a)は、表面側を示し、図8(b)は、裏面側を示す。なお、以下に示す図9から図11、及び、図13から図15、及び、図17から図20においても、(a)が表面側を示し、(b)が裏面側を示すものとする。
位置1−Aでは、図8に示すように、素材シート200の表面には印刷がなく、剥離層202が露出しており、素材シート200の裏面には粘着層203が露出している。
次に、素材シート200は、印刷部30に到達し、裏面にアイマークM1が印刷される。
図9は、図1中の位置1−Bにおける素材シート200を示す図である。
本実施形態では、後述するように台紙なしラベルを3列製造するので、アイマークM1は、幅方向に3ヶ所印刷される。
図10は、図1中の位置1−Cにおける素材シート200を示す図である。
ダイカット部50で型抜きされると、素材シート200は、カットされるが、台紙は切断されない、ハーフカットが行われる。また、ダイカットによりラベルLが形成され、個々のラベルL間には、ミシン目204が形成される。ラベルLは、ミシン目204で繋がったラベル連続体を構成しており、このラベル連続体を、本実施形態では、3列作製する。なお、この列数は、所望されるラベルの形態に応じて、適宜変更可能である。さらに、素材シート200の幅方向の両端と、ラベルLの列の間の部分は、カス400が形成される。なお、この時点では、素材シート200の裏面には、台紙300が仮着しているので、アイマークM1は隠れている。
続いて、素材シート200は、台紙剥離回収部90へ到達する。台紙剥離回収部90では、素材シート200は、仮着されていた台紙300が除去される。
図11は、図1中の位置1−Dにおける素材シート200を示す図である。
この位置1−Dでは、素材シート200は、カス400及び台紙300が除去されて、台紙なしラベルのラベル連続体が3列並んだ状態となっている。
このタイプ1の台紙なしラベルは、裏面にアイマークM1を有しているので、ユーザが所有するラベルプリンタによって、任意の情報を印刷して利用することが可能である。
台紙なしラベルの2つ目の形態(以下、タイプ2)の特徴を以下に列挙する。
特徴1:表面に印刷がない無地の台紙なしラベル。
特徴2:ダイカットは行わずにスリットのみを行う。
特徴3:ユーザがラベルとして利用する前に、例えば価格等をユーザが有するラベルプリンタで印刷して利用するために、裏面にアイマークを印刷する。
このタイプ2の台紙なしラベルを製造するためには、図12に示したように通紙を行う。すなわち、印刷部30を通し、台紙300の仮着は行わず、ダイカット部50も通さず、スリット部70を通し、カス取り回収部80及び台紙剥離回収部90は稼動させない。
図13は、図12中の位置2−Aにおける素材シート200を示す図である。
位置2−Aでは、図13に示すように、素材シート200の表面には印刷がなく、剥離層202が露出しており、素材シート200の裏面には粘着層203が露出している。
次に、素材シート200は、印刷部30に到達し、裏面にアイマークM2が印刷される。
図14は、図12中の位置2−Bにおける素材シート200を示す図である。
本実施形態では、後述するように台紙なしラベルを3列製造するので、アイマークM2は、幅方向に3ヶ所印刷される。
図15は、図12中の位置2−Cにおける素材シート200を示す図である。
この位置2−Cでは、素材シート200は、3列にカットされており、台紙なしラベルが3列並んだ状態となっている。
このタイプ2の台紙なしラベルは、裏面にアイマークM2を有しているので、ユーザが所有するラベルプリンタによって、任意の情報を印刷して利用することが可能である。また、このタイプ2では、スリットのみとしたので、ミシン目は形成されていない。しかし、このタイプ2は、裏面にアイマークM2を有しているので、ユーザが所有するラベルプリンタによって、所定の位置で切断することが可能である。
台紙なしラベルの3つ目の形態(以下、タイプ3)の特徴を以下に列挙する。
特徴1:表面に予め印刷が施された台紙なしラベル。
特徴2:角を丸く形成するためにダイカットを行う。
特徴3:ユーザによる印刷は行わないので、アイマークの印刷を行わない。
このタイプ3の台紙なしラベルを製造するためには、図16に示したように通紙を行う。すなわち、印刷部30は通さず、台紙300の仮着を行い、ダイカット部50を通し、スリット部70は通さず、カス400の取り去り、及び、台紙300の剥離を行う。
図17は、図16中の位置3−Aにおける素材シート200を示す図である。
位置3−Aでは、図17に示すように、素材シート200の表面には予め印刷が施された剥離層202が露出しており、素材シート200の裏面には粘着層203が露出している。また、素材シート200の表面には、本実施形態の台紙なしラベル印刷加工小巻装置1において、表面の印刷の位置を検出するアイマークM3が表面の印刷と共に印刷されている。
図18は、図16中の位置3−Bにおける素材シート200を示す図である。
ダイカット部50で型抜きされると、素材シート200は、カットされるが、台紙は切断されない、ハーフカットが行われる。また、ダイカットによりラベルLが形成され、個々のラベルL間には、ミシン目204が形成される。ラベルLは、ミシン目204で繋がったラベル連続体を構成しており、このラベル連続体を、本実施形態では、3列作製する。なお、この列数は、所望されるラベルの形態に応じて、適宜変更可能である。さらに、素材シート200の幅方向の両端と、ラベルLの列の間の部分は、カス400が形成される。なお、この時点では、素材シート200の裏面には、台紙300が仮着している。また、検出部20においてアイマークM3を検出して、予め施されている印刷の位置を把握しているので、ダイカットを印刷の位置に合わせて行うことができる。
続いて、素材シート200は、台紙剥離回収部90へ到達する。台紙剥離回収部90では、素材シート200は、仮着されていた台紙300が除去される。
図19は、図16中の位置3−Cにおける素材シート200を示す図である。
この位置3−Cでは、素材シート200は、カス400及び台紙300が除去されて、台紙なしラベルの形態が3列並んだ状態となっている。
このタイプ3の台紙なしラベルは、表面に既に印刷が施されているので、ユーザは、ミシン目204でラベルLを切り離すだけで、直ぐに使用可能である。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
図20は、剥がし代を形成した台紙なしラベルの例を示す図である。
図20の例は、実施形態において説明したタイプ1の台紙なしラベルにおいて、剥がし代700を形成した例である。印刷部30は、素材シート200の裏面の粘着層203の上にインクを重ねて印刷を行う。したがって、印刷部30が裏面に印刷を行った場合には、インクの部分のみ、粘着性が無効となる。これを利用して、図20に示すように、ラベルLの角部分に剥がし代700を形成すれば、小巻された台紙なしラベルからラベルLを剥がすとき、及び、物品等に貼り付けられたラベルLを剥がすときに、簡単に剥がすことが可能となる。
20 検出部
30 印刷部
31 インク供給部
32 UV照射部
40 台紙供給仮着部
41 台紙供給部
42 台紙仮着部
42a,42b 圧着ローラ
50 ダイカット部
51 ダイカットロール
52 アンビルロール
60 アキューム部
61 移動ローラ
70 スリット部
80 カス取り回収部
81 カス取り部
82 カス回収部
90 台紙剥離回収部
91 台紙剥離部
92 台紙回収部
100 小巻部
101 ベース部
102a,102b,102c 巻き取り軸
103 切断刃
104 押さえローラ
200 素材シート
201 基材
202 剥離層
203 粘着層
204 ミシン目
300 台紙
400 カス
500 紙管
600 小巻品
700 剥がし代
L ラベル
M1,M2,M3 アイマーク
Claims (6)
- 基材の一方の面に剥離層が形成され、前記基材の他方の面に粘着層が形成された帯状の素材シートを供給する素材シート供給部と、
前記素材シート供給部から供給された素材シートの少なくとも一方の面に印刷が可能な印刷部と、
前記素材シートを幅方向において複数にスリットするスリット部と、
前記素材シートを小巻する巻き取り軸を複数有し、1ヶ所の巻き取り軸において前記素材シートの小巻を完了すると、他の巻き取り軸において前記素材シートの巻き取りを行うように自動的に切り替える小巻部と、
前記小巻部よりも上流側において、前記素材シートの経路長を変更して前記小巻部に対して前記素材シートの蓄積と供給を行うアキューム部と、
を備える台紙なしラベル印刷加工小巻装置。 - 基材の一方の面に剥離層が形成され、前記基材の他方の面に粘着層が形成された帯状の素材シートを供給する素材シート供給部と、
前記素材シート供給部から供給された素材シートの少なくとも一方の面に印刷が可能な印刷部と、
台紙を供給する台紙供給部と、
前記素材シート供給部から供給された前記素材シートの粘着層に、前記台紙供給部から供給された台紙を仮着する台紙仮着部と、
前記素材シートと前記台紙とが仮着された状態において前記素材シートに対してダイカットを行うダイカット部と、
前記ダイカット部により切断後の前記素材シートから前記台紙を剥離する台紙剥離部と、
前記台紙剥離部により剥離された前記台紙を巻き取る台紙回収部と、
前記ダイカット部により切断後の前記素材シートから不要なカスを引き離すカス取り部と、
前記カス取り部により引き離されたカスを巻き取るカス回収部と、
前記素材シートを小巻する巻き取り軸を複数有し、1ヶ所の巻き取り軸において前記素材シートの小巻を完了すると、他の巻き取り軸において前記素材シートの巻き取りを行うように自動的に切り替える小巻部と、
前記小巻部よりも上流側において、前記素材シートの経路長を変更して前記小巻部に対して前記素材シートの蓄積と供給を行うアキューム部と、
を備える台紙なしラベル印刷加工小巻装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の台紙なしラベル印刷加工小巻装置において、
前記印刷部は、前記粘着層の上にインキを重ねて印刷を行い、台紙なしラベルのプリンタにおいて印刷位置の目印となるアイマークの印刷を行えること、
を特徴とする台紙なしラベル印刷加工小巻装置。 - 請求項3に記載の台紙なしラベル印刷加工小巻装置において、
前記印刷部は、前記アイマークの印刷の他、インキを重ねることにより部分的に前記粘着層の粘着性を無効として剥がし代を形成する印刷を行えること、
を特徴とする台紙なしラベル印刷加工小巻装置。 - 基材の一方の面に剥離層が形成され、前記基材の他方の面に粘着層が形成された帯状の素材シートを供給し、
供給された前記素材シートの少なくとも一方の面に印刷を行い、
前記素材シートを幅方向において複数にスリットし、
前記素材シートを小巻する巻き取り軸を複数有し、1ヶ所の巻き取り軸において前記素材シートの小巻を完了すると、他の巻き取り軸において前記素材シートの巻き取りを行うように自動的に切り替える小巻部により小巻を行い、
前記小巻部よりも上流側において、前記素材シートの経路長を変更して前記小巻部に対して前記素材シートの蓄積と供給を行うこと、
を特徴とする台紙なしラベル印刷加工小巻方法。 - 基材の一方の面に剥離層が形成され、前記基材の他方の面に粘着層が形成された帯状の素材シートを供給し、
供給された前記素材シートの少なくとも一方の面に印刷を行い、
台紙を供給し、
前記素材シート供給部から供給された前記素材シートの粘着層に、供給された台紙を仮着し、
前記素材シートと前記台紙とが仮着された状態において前記素材シートに対してダイカットを行い、
切断後の前記素材シートから前記台紙を剥離し、
剥離された前記台紙を巻き取り、
切断後の前記素材シートから不要なカスを引き離し、
引き離されたカスを巻き取り、
前記素材シートを小巻する巻き取り軸を複数有し、1ヶ所の巻き取り軸において前記素材シートの小巻を完了すると、他の巻き取り軸において前記素材シートの巻き取りを行うように自動的に切り替える小巻部により小巻を行い、
前記小巻部よりも上流側において、前記素材シートの経路長を変更して前記小巻部に対して前記素材シートの蓄積と供給を行うこと、
を特徴とする台紙なしラベル印刷加工小巻方法。
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