JP6284804B2 - 台紙なしラベルの巻き取り装置、台紙なしラベルの巻き取り方法、台紙なしラベルのロール体 - Google Patents

台紙なしラベルの巻き取り装置、台紙なしラベルの巻き取り方法、台紙なしラベルのロール体 Download PDF

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Description

本発明は、台紙なしラベルをロール体として巻き取る台紙なしラベルの巻き取り装置、台紙なしラベルの巻き取り方法、台紙なしラベルのロール体に関するものである。
従来、ラベルは、その一方の面が印刷可能な面とされ、他方の面に粘着層が形成されている。そして、従来のラベルは、製造及び取り扱いを容易にするために、粘着層に対して剥離の容易な台紙(剥離紙、又は、セパレータ)が積層されていた。
しかし、台紙は、ラベルが利用されるときには、廃棄されてしまうものであった。そこで、環境保護の観点、及び、使用時の台紙廃棄の煩雑さを回避する観点から、台紙を用いない台紙なしラベルが開発されている。
台紙なしラベルの製造方法としては、例えば、以下の2種類の方法があった。
(方法1)
1つ目の製造方法は、通常の台紙付きのタック紙に対して、印刷機によって印刷と剥離剤の塗布をする工程を行い、一旦巻き取る。次に、この印刷と剥離剤が塗布されたタック紙を切断(スリット)及び小巻用の機械に装填し、所望の幅に切断し、台紙を剥離して除去し、小巻して台紙なしラベルが完成する。
(方法2)
2つ目の製造方法は、粘着層等が設けられていない用紙を用意し、印刷機によって印刷と剥離剤の塗布をする工程を行い、一旦巻き取る。次に、この印刷と剥離剤が塗布された用紙を粘着剤塗布用の機械に装填し、粘着剤の塗布を行い、もう一度巻き取る。さらに、粘着剤が塗布された用紙を、切断(スリット)及び小巻用の機械に装填し、所望の幅に切断し、台紙を剥離して除去し、小巻して台紙なしラベルが完成する。
上述のいずれの方法にしても、台紙なしラベルは、実際の利用形態に合わせた形態に小巻されて台紙なしラベルのロール体とされる。
台紙なしラベルは、台紙がないことから、使用時に廃棄物が発生しないという利点がある。それ故、使用時に最後まで余分な廃棄物が発生しないように、また、台紙なしラベルを最後まで無駄なく使用できるように、巻き芯に対して小巻を開始する巻き取り開始端には、粘着テープ等を用いずに、台紙なしラベルに設けられている粘着面の粘着性を利用していた。
ラベルの例ではないが、特許文献1には、巻き取り開始端を巻き芯に押し当て貼り付ける例が開示されている。なお、特許文献1は、ラベルではなく、カーペット等のゴミを取る粘着ロール等として用いるものを想定しており、粘着面を外側にして巻取るものである。そのため、巻き取り開始端を巻き芯に押し当て貼り付けた後、巻き芯を逆方向に回転させて、巻き取り開始端付近を折り返している。
上述の特許文献1は、ゴミ取り用の粘着ロールであることから、使用末期において粘着剤塗布シートが巻き芯に対して巻き付いている方が望ましいと思われる。したがって、この場合には、巻き芯の表面を粘着剤が貼り付きやすい状態としておくことができる。
特開2001−240279号公報
しかし、台紙なしラベルを最後まで無駄なく使用できるように、台紙なしラベルの巻き芯の表面には、粘着剤が貼り付きにくくする剥離剤が塗布されている場合が多い。また、特に携帯型のラベルプリンタにおける小型化の要求から、巻き芯の外径も小径化される傾向にある。巻き芯の外径が小さくなると、台紙なしラベルの曲げ特性の影響もあり、小巻を行うときに巻き始めが適切に巻き取られずに、巻き取りを失敗する場合があった。また、巻き芯に塗布されている剥離剤も、巻き始めが適切に巻き取られないことの要因の1つとなっていた。
本発明の課題は、台紙なしラベルの巻き始めにおいて巻き取りの失敗を防止できる台紙なしラベルの巻き取り装置、台紙なしラベルの巻き取り方法、台紙なしラベルのロール体を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、帯状の台紙なしラベルの粘着面を内側にして巻き取る台紙なしラベルの巻き取り装置であって、前記台紙なしラベルの巻き取り開始端を切断する切断部と、前記切断部により切断された前記巻き取り開始端に前記粘着面の側が谷側となるように折り目をつける折り曲げ部と、巻き芯が回転駆動可能に装着される装着部と、前記装着部に装着された巻き芯に対して、前記巻き取り開始端を押圧する押圧部と、前記押圧部により前記巻き取り開始端が前記巻き芯に対して押圧された状態で前記巻き芯を回転駆動させて前記台紙なしラベルの巻き取りを開始するように制御する制御部と、を備える台紙なしラベルの巻き取り装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の台紙なしラベルの巻き取り装置において、前記切断部による切断動作と、前記折り曲げ部による折り目をつける動作とは、同時に行われること、を特徴とする台紙なしラベルの巻き取り装置である。
請求項3の発明は、帯状の台紙なしラベルの粘着面を内側にして巻き取る台紙なしラベルの巻き取り方法であって、前記台紙なしラベルの巻き取り開始端を切断する切断部により切断を行い、前記切断部により切断された前記巻き取り開始端に前記粘着面の側が谷側となるように折り目をつける折り曲げ部により前記巻き取り開始端に折り曲げを行い、装着部に装着された巻き芯に対して、前記巻き取り開始端を押圧する押圧部により前記巻き取り開始端の押圧を行い、前記押圧部により前記巻き取り開始端が前記巻き芯に対して押圧された状態で前記巻き芯を回転駆動させて前記台紙なしラベルの巻き取りを開始するように制御する制御部により前記台紙なしラベルの巻き取り開始の制御を行う台紙なしラベルの巻き取り方法である。
請求項4の発明は、請求項3に記載の台紙なしラベルの巻き取り方法において、前記切断部による切断動作と、前記折り曲げ部による折り目をつける動作とは、同時に行われること、を特徴とする台紙なしラベルの巻き取り方法である。
請求項5の発明は、巻き芯を有し、前記巻き芯に対して帯状の台紙なしラベルがその粘着面を内側にして巻き取られた台紙なしラベルのロール体であって、前記台紙なしラベルの巻き取り開始端には、粘着面の側が谷側となるように折り目が設けられていること、を特徴とする台紙なしラベルのロール体である。
請求項6の発明は、請求項5に記載の台紙なしラベルのロール体において、前記巻き芯の巻き取りを行う表面は、前記粘着面の貼り付きを防止する剥離容易化面として形成されていること、を特徴とする台紙なしラベルのロール体である。
本発明によれば、台紙なしラベルの巻き取り装置、台紙なしラベルの巻き取り方法、台紙なしラベルのロール体は、台紙なしラベルの巻き始めにおいて巻き取りの失敗を防止できる。
本発明による台紙なしラベルの巻き取り装置100の実施形態を示す概略図である。 本実施形態の台紙なしラベルの巻き取り装置100の制御ブロックを説明する概略図である。 本実施形態の台紙なしラベルの巻き取り装置100の巻き取り動作の概要を示すフローチャートである。 第1装着部51において小巻動作を行っている状態(S11の状態)を示す概略図である。 ターレット59を90度回転させた直後の状態(S13を実行直後の状態)を示す概略図である。 受け台43と、押さえローラ42と、押さえバー44とが台紙なしラベル1を押さえる位置に移動させた直後の状態(S14を実行直後の状態)を示す概略図である。 切断部60が台紙なしラベル1の切断を行っている状態(S15を実行中の状態)を示す概略図である。 折り曲げ部70が台紙なしラベル1の巻き取り開始端1cに折り目1dを付けている状態を示す概略図である。 押圧部80が台紙なしラベル1の巻き取り開始端1cを新しい巻き芯5に対して押圧している状態(S18の状態)を示す概略図である。 押圧部80が退避(S20の動作)した後、巻き取りを継続している状態を示す概略図である。 小巻されて完成した台紙なしラベルのロール体3の概略図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(実施形態)
図1は、本発明による台紙なしラベルの巻き取り装置100の実施形態を示す概略図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
台紙なしラベルの巻き取り装置100は、素材シート供給部10と、スリット部30と、変位ローラ41と、押さえローラ42と、受け台43と、押さえバー44と、小巻部50と、切断部60と、折り曲げ部70と、押圧部80とを備えている。
素材シート供給部10は、ロール状に巻かれた比較的幅広の素材シート2が装着されて、これを供給する。ここで、素材シート2は、後述のスリット部30により小幅に切断される前の幅の広い台紙なしラベルであり、表面2a側は、剥離コートがされており、裏面側には、粘着剤が塗布された粘着面2bとなっている。
スリット部30は、素材シート供給部10からガイドローラ21に案内されて搬送されてきた素材シート2を幅方向において複数にスリットする円盤状の回転カッタである。スリット部30によりスリットされた素材シートは、複数の帯状の台紙なしラベル1となる。この台紙なしラベル1も、素材シートと同様に、表面1a側は、剥離コートがされており、裏面側には、粘着剤が塗布された粘着面1bとなっている。
変位ローラ41は、ガイドローラ22と、後述の小巻部50との間に設けられており、図中の上下方向に位置が変位可能に設けられている。変位ローラ41が下降することにより、変位ローラ41よりも下流側(小巻部50側)に搬送されている台紙なしラベル1を上流側へ実質的に逆搬送することができる。
押さえローラ42は、小巻部50に設けられた支持ローラ55,56,57,58に対して台紙なしラベル1の表面1a側から接近及び離間するように移動するローラである。押さえローラ42は、支持ローラ55,56,57,58との間で台紙なしラベル1を挟持してこれを支持する。
受け台43は、小巻部50内の台紙なしラベル1の搬送路に粘着面1b側から接近及び離間するように移動する樹脂製の部材である。受け台43の台紙なしラベル1に面する側には、溝部43aが形成されている。なお、受け台43の少なくとも粘着面1bに接触する部位には、粘着剤が付着しにくいように剥離剤がコートされているか、受け台43を形成する樹脂自体が剥離性を有する素材により構成されている。
押さえバー44は、小巻部50内の台紙なしラベル1の搬送路に表面1a側から接近及び離間するように移動する。押さえバー44の先端には、例えば、スポンジ状に形成された弾性部材が取り付けられており、受け台43との間で台紙なしラベル1を挟持してこれを支持する。
小巻部50は、台紙なしラベル1を巻き取って、台紙なしラベルのロール体3(図4等参照)として納品可能な状態に小巻する。
小巻部50は、ターレット59と、第1装着部51と、第2装着部52と、第3装着部53と、第4装着部54と、支持ローラ55,56,57,58とを備えた、4軸ターレット型の巻き取り機構である。
ターレット59は、不図示のモータにより回転可能に設けられた略円盤状の部材である。ターレット59は、90度ずつ回転して、第1装着部51,第2装着部52,第3装着部53,第4装着部54の位置を移動させ、巻き取り(小巻)を行う装着部を変更する。
第1装着部51,第2装着部52,第3装着部53,第4装着部54は、いずれも巻き芯5が回転駆動可能に装填可能であり、巻き芯5を回転させることにより、台紙なしラベル1を巻き取る(小巻する)。
第1装着部51,第2装着部52,第3装着部53,第4装着部54は、いずれもターレット59に取り付けられており、ターレット59の回転と共に回転(公転)する。なお、巻き芯5は、製造する台紙なしラベルの幅に適合した幅を有したものが複数、第1装着部51,第2装着部52,第3装着部53,第4装着部54に装填される。すなわち、幅広の素材シート2は、スリット部30により所望の幅に切断され、製品となる台紙なしラベル1が複数列同時に製造されるので、その列数分だけ、巻き芯5が並べられて装填される。
ここで、本実施形態の巻き芯5は、外径寸法がたとえばφ15mmであり、これは、従来から用いられている巻き芯よりも大幅に小さくなっている。また、巻き芯5の表面には、粘着剤が貼り付かないように、シリコン樹脂が薄くコートされている。さらに、本実施形態の台紙なしラベル1は、たとえば厚さ70〜100μmのサーマル紙により形成されており、ラベル用紙としては、曲げ強度(コシ)が比較的強いものとなっている。よって、本実施形態の台紙なしラベル1を従来と同様な手法によって巻き芯5に小巻しようとしても、巻き始めにおいて適切に巻き取られずに、巻き取りを失敗してしまう。
支持ローラ55,56,57,58は、それぞれ、第1装着部51と第2装着部52との間、第2装着部52と第3装着部53との間、第3装着部53と第4装着部54との間、第4装着部54と第1装着部51との間に位置するように、ターレット59に配置されている。
切断部60は、所定量の小巻が終了し、次の小巻を行う前に、台紙なしラベルの巻き取り開始端を切断するカッタである。本実施形態の切断部60は、円盤状に形成されており、その外縁部に多数の切断刃が設けられており、回転しながら図1中の紙面奥行き方向(台紙なしラベル1の幅方向)に移動して台紙なしラベル1の切断を行うクロスカッタである。切断部60は、切断時に紙面奥行き方向に移動する他、切断を行わないときには、紙面手前側に移動して、小巻部50から退避することができる。
折り曲げ部70は、小巻部50内の台紙なしラベル1の搬送路に表面1a側から接近及び離間するように移動する。そして、折り曲げ部70は、その先端が受け台43上の巻き取り開始端1cを折り曲げながら溝部43aに挿入される。これにより、折り曲げ部70は、切断部60により切断された巻き取り開始端1cに前記粘着面の側が谷側となるように折り目1d(図8参照)をつける。
押圧部80は、小巻部50内の台紙なしラベル1の搬送路に表面1a側から接近及び離間するように移動する。押圧部80は、その先端に複数の押圧ローラ81を備えている。押圧部80は、第1装着部51,第2装着部52,第3装着部53,第4装着部54に装着された巻き芯5に対して、押圧ローラ81により巻き取り開始端1cを押圧する。
図2は、本実施形態の台紙なしラベルの巻き取り装置100の制御ブロックを説明する概略図である。
台紙なしラベルの巻き取り装置100は、制御部90を備えている。この制御部は、各可動部と電気的に接続されており、各可動部の動作を統括制御する。
図3は、本実施形態の台紙なしラベルの巻き取り装置100の巻き取り動作の概要を示すフローチャートである。
以下、図3及び図4から図10を参照しながら、台紙なしラベルの巻き取り装置100の巻き取り動作について説明する。なお、図3のフローチャートは、第1装着部51が小巻を実行している状態からフローが開始しているものとする。
図4は、第1装着部51において小巻動作を行っている状態(S11の状態)を示す概略図である。
ステップ(以下、Sとする)11では、制御部90は、第1装着部51において実行されている台紙なしラベル1の巻き取り動作(小巻動作)を継続する。なお、この第1装着部51が小巻を実行している状態において、次に小巻を行う第2装着部52に対して、利用者が新しい巻き芯5を装着しておく。
S12では、制御部90は、第1装着部51において実行されている台紙なしラベル1の巻き取り動作(小巻動作)により、所定量の巻き取りを行ったか否かを判断する。所定量の巻き取りは、例えば、巻き取り長さにより判断してもよいし、台紙なしラベル1にミシン目等がもうけられて1枚分が計数可能であるならば所定枚数の巻き取りにより判断してもよい。なお、この所定量の計数は、不図示のロータリエンコーダや光センサ等を利用して行われる。
S13では、制御部90は、ターレット59を図中の右回転方向に90度回転させる。
図5は、ターレット59を90度回転させた直後の状態(S13を実行直後の状態)を示す概略図である。
このS13の動作により、第1装着部51は、図5の右側の位置に移動しており、第1装着部51が直前まであった位置には、第2装着部52が移動してきている。
S14では、制御部90は、受け台43と、押さえローラ42と、押さえバー44とが台紙なしラベル1を押さえる位置に移動させる。具体的には、受け台43は、台紙なしラベル1の搬送路に粘着面1b側から接近する。押さえローラ42は、支持ローラ55に対して台紙なしラベル1の表面1a側から接近する。押さえバー44は、台紙なしラベル1の表面1a側から受け台43に向かって接近する。
図6は、受け台43と、押さえローラ42と、押さえバー44とが台紙なしラベル1を押さえる位置に移動させた直後の状態(S14を実行直後の状態)を示す概略図である。
S15では、制御部90は、切断部60により台紙なしラベル1の切断を行う。
図7は、切断部60が台紙なしラベル1の切断を行っている状態(S15を実行中の状態)を示す概略図である。
このS15の切断動作を行う前、切断部60は、図中の紙面手前側にあって、台紙なしラベル1の搬送経路から退避している。そして、切断を実行するときに、刃を回転させながら、図中の紙面奥側へ移動して、台紙なしラベル1の切断を行う。この切断を行う位置は、第1装着部51における巻き取り(小巻)の終了位置であり、すなわち、次に小巻を行う第2装着部52における巻き取り(小巻)の開始端1cとなる位置である。
S16では、制御部90は、折り曲げ部70により、次に小巻を行う第2装着部52における巻き取り(小巻)の開始端1cに折り目1dを付ける。
図8は、折り曲げ部70が台紙なしラベル1の巻き取り開始端1cに折り目1dを付けている状態を示す概略図である。
折り曲げ部70は、台紙なしラベル1の表面1a側から受け台43に向かって接近し、図8に示したように先端が受け台43上の台紙なしラベル1の巻き取り開始端1cを折り曲げながら溝部43aに挿入される。これにより、溝部43aの上方のエッジ部分において、台紙なしラベル1が折り曲げられて、折り目1dが形成される。
S17では、制御部90は、受け台43と、押さえローラ42と、押さえバー44とを台紙なしラベル1から退避させて初期位置に戻す。また、これと同期して変位ローラ41が下降し、変位ローラ41よりも下流側(小巻部50側)に搬送されている台紙なしラベル1を上流側へ実質的に逆搬送させる。この逆搬送により、制御部90は、台紙なしラベル1の巻き取り開始端1cを、第2装着部52に装着されている新しい巻き芯5上に移動させる。
なお、この逆搬送時に、台紙なしラベル1の位置が不定とならないように、台紙なしラベル1をガイドするガイド構造や可動式のニップローラ等を設けるとよい。
S18では、制御部90は、押圧部80を第2装着部52に装着された新しい巻き芯5へ向かって下降させ、台紙なしラベル1の巻き取り開始端1cを新しい巻き芯5に対して押圧させる。
図9は、押圧部80が台紙なしラベル1の巻き取り開始端1cを新しい巻き芯5に対して押圧している状態(S18の状態)を示す概略図である。
このとき、台紙なしラベル1の巻き取り開始端1cには、折り目1dが粘着面1b側を谷側として形成されているので、巻き取り開始端1cの先端部分は、自然と新しい巻き芯5に沿うような形態となる。
S19では、制御部90は、押圧部80が台紙なしラベル1の巻き取り開始端1cを新しい巻き芯5に対して押圧している状態のまま、第2装着部52に装着されている巻き芯5の回転(図中では、右回転)を開始する。これにより、第2装着部52に装着されている巻き芯5による巻き取り(小巻)動作が開始される。
この時、折り目1dが粘着面1b側を谷側として形成されているので、巻き取り開始端1cの先端部分は、自然と新しい巻き芯5に沿うような形態となっており、これをきっかけとして、巻き取り開始端1cが自然と巻き芯5に巻き取られる。よって、巻き取りの開始時に巻き取り不良となることがない。
S20では、制御部90は、押圧部80を退避させて初期位置に戻す。押圧部80は、巻き取りの開始時にのみ台紙なしラベル1を押圧すればよく、その後は余計な負荷となるので、退避させることが望ましい。
図10は、押圧部80が退避(S20の動作)した後、巻き取りを継続している状態を示す概略図である。
この後は、S11に戻り、同様な動作を繰り返す。
図11は、小巻されて完成した台紙なしラベルのロール体3の概略図である。
完成した台紙なしラベルのロール体3の、巻き芯5への巻き取り開始端1cには、折り目1dが残った状態となっている。
なお、図11は、誇張して示しているので、実際には、隙間がない状態で巻取られていてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、台紙なしラベル1の巻き取り開始端1cに折り目を設けたので、巻き芯5の外径寸法が従来よりも小さくなっても、巻き初めを適切に巻き取ることが可能である。また、巻き芯5の外周に粘着剤が貼り付きにくくする剥離剤が塗布される等、剥離容易化処理が行われていたとしても、巻き初めを適切に巻き取ることが可能である。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
本実施形態において、巻き芯5の外周面には、シリコン樹脂がコートされている例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、巻き芯自体がシリコン樹脂等により形成されることにより、巻き芯の巻き取りを行う表面が、粘着面の貼り付きを防止する剥離容易化面として形成されていてもよい。
本実施形態において、切断部60は、クロスカッタである例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、裁断機と同様な形態の切断部としてもよい。
本実施形態において、素材シート供給部10から供給された素材シート2は、そのままスリット部30によりスリットされる例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、素材シート供給部10とスリット部30との間に、印刷部を設けたり、ダイカット部を設けたりしてもよい。
なお、本実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1 台紙なしラベル
1a 表面
1b 粘着面
1c 巻き取り開始端
1d 折り目
2 素材シート
2a 表面
2b 粘着面
3 台紙なしラベルのロール体
5 巻き芯
10 素材シート供給部
21,22 ガイドローラ
30 スリット部
41 変位ローラ
42 押さえローラ
43 受け台
43a 溝部
44 押さえバー
50 小巻部
51 第1装着部
52 第2装着部
53 第3装着部
54 第4装着部
55 支持ローラ
56 支持ローラ
57 支持ローラ
58 支持ローラ
59 ターレット
60 切断部
70 折り曲げ部
80 押圧部
81 押圧ローラ
90 制御部
100 台紙なしラベルの巻き取り装置

Claims (6)

  1. 帯状の台紙なしラベルの粘着面を内側にして巻き取る台紙なしラベルの巻き取り装置であって、
    前記台紙なしラベルの巻き取り開始端を切断する切断部と、
    前記切断部により切断された前記巻き取り開始端に前記粘着面の側が谷側となるように折り目をつける折り曲げ部と、
    巻き芯が回転駆動可能に装着される装着部と、
    前記装着部に装着された巻き芯に対して、前記巻き取り開始端を押圧する押圧部と、
    前記押圧部により前記巻き取り開始端が前記巻き芯に対して押圧された状態で前記巻き芯を回転駆動させて前記台紙なしラベルの巻き取りを開始するように制御する制御部と、
    を備える台紙なしラベルの巻き取り装置。
  2. 請求項1に記載の台紙なしラベルの巻き取り装置において、
    前記切断部による切断動作と、前記折り曲げ部による折り目をつける動作とは、同時に
    行われること、
    を特徴とする台紙なしラベルの巻き取り装置。
  3. 帯状の台紙なしラベルの粘着面を内側にして巻き取る台紙なしラベルの巻き取り方法で
    あって、
    前記台紙なしラベルの巻き取り開始端を切断する切断部により切断を行い、
    前記切断部により切断された前記巻き取り開始端に前記粘着面の側が谷側となるように折り目をつける折り曲げ部により前記巻き取り開始端に折り曲げを行い、
    装着部に装着された巻き芯に対して、前記巻き取り開始端を押圧する押圧部により前記巻き取り開始端の押圧を行い、
    前記押圧部により前記巻き取り開始端が前記巻き芯に対して押圧された状態で前記巻き芯を回転駆動させて前記台紙なしラベルの巻き取りを開始するように制御する制御部により前記台紙なしラベルの巻き取り開始の制御を行う台紙なしラベルの巻き取り方法。
  4. 請求項3に記載の台紙なしラベルの巻き取り方法において、
    前記切断部による切断動作と、前記折り曲げ部による折り目をつける動作とは、同時に
    行われること、
    を特徴とする台紙なしラベルの巻き取り方法。
  5. 巻き芯を有し、
    前記巻き芯に対して帯状の台紙なしラベルがその粘着面を内側にして巻き取られた台紙
    なしラベルのロール体であって、
    前記台紙なしラベルの巻き取り開始端には、粘着面の側が谷側となるように折り目が設
    けられ
    前記巻き取り開始端が前記巻き芯に押圧され、前記巻き取り開始端の先端が前記巻き芯に沿うように形成されていること、
    を特徴とする台紙なしラベルのロール体。
  6. 請求項5に記載の台紙なしラベルのロール体において、
    前記巻き芯の巻き取りを行う表面は、前記粘着面の貼り付きを防止する剥離容易化面として形成されていること、
    を特徴とする台紙なしラベルのロール体。
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