JP6103327B2 - 高い流動性を有するポリカーボネート及びその製造方法 - Google Patents

高い流動性を有するポリカーボネート及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、高い流動性を有するポリカーボネート及びその製造方法に係り、より詳細には、ポリカーボネート骨格内に脂肪族多価アルコール−置換ジフェノール化合物を含むことで高い流動性を有するポリカーボネート及びその製造方法に関する。
ポリカーボネートは、強靭で透明な高い耐衝撃性の熱可塑性樹脂としてよく知られている。しかし、ポリカーボネートはまた、比較的大きな溶融粘度を有する。したがって、ポリカーボネートを成形製品として製造するためには、比較的高い押出及び成形温度が必要である。ポリカーボネートの溶融粘度を減少させながらも、好ましい物理的特性を維持するために、数年にわたって多くの努力を傾けてきた。これら方法には、可塑剤の使用、脂肪族連鎖停止剤の使用、分子量の減少、長鎖脂肪族置換体を有するビスフェノール及び各種のポリカーボネート共重合体だけでなく、ポリカーボネートとその他の重合体のブレンドの製造が含まれる。
可塑剤の使用と関連して、可塑剤は、一般的に熱可塑性樹脂と共に使用されて、より大きい溶融流動性を達成するようにする。しかし、ポリカーボネート組成物内に可塑剤を混入させることは、可塑剤の脆性及び変わりやすい特性のような好ましくない特徴を伴う。
脂肪族連鎖停止剤の使用により増進された流動性を適切かつ容易に収得することができるが、ノッチ付きアイゾットで測定した耐衝撃性が非常に劣る。脆性もまた問題となり得る。
脂肪族長鎖を有するビスフェノールを使用する場合、流動性の増加を観察することができる。しかし、通常、好ましい衝撃強度特性の相当な減少が伴う。
したがって、高い流動性を有するポリカーボネートの開発が要求されている実情である。
本発明の目的は、ポリカーボネート骨格内に脂肪族多価アルコール−置換ジフェノール化合物を含むことで高い流動性を有するポリカーボネート及びその製造方法に関する。
本発明に係る高い流動性を有するポリカーボネートは、ジフェノール混合物とカーボネート前駆物質の重合体を含み、ここで、前記ジフェノール混合物が、下記化学式1の脂肪族多価アルコール−置換ジフェノール化合物とビスフェノール化合物を含む:
Figure 0006103327
上記式中、Rは、水素または炭素数1〜4のアルキル基であり、nは、10〜50の整数である。
また、本発明に係る高い流動性を有するポリカーボネートの製造方法は、(1)下記化学式1の脂肪族多価アルコール−置換ジフェノール化合物0.05〜1.0重量%と、ビスフェノール化合物99.0〜99.95重量%とを混合してジフェノール混合物を準備する混合段階と、
(2)前記ジフェノール混合物を塩基性媒質に溶解させた後、前記ジフェノール混合物が溶解されたジフェノール溶液に有機溶媒を添加して反応混合物を収得する溶解段階と、
(3)前記溶解段階で収得される反応混合物に、前記ジフェノール混合物1モルを基準としてカーボネート前駆物質1.0〜1.2モルを注入して界面重合させてポリカーボネートを収得する重合段階と、
を含む:
Figure 0006103327
上記式中、Rは、水素または炭素数1〜4のアルキル基であり、nは、10〜50の整数である。
本発明によれば、ビスフェノールAなどのようなビスフェノール化合物と、ホスゲンなどのようなカーボネート前駆物質との重合により形成されるポリカーボネート骨格内に脂肪族多価アルコール−置換ジフェノール化合物を導入することによって、ポリカーボネート骨格内に、特に、芳香族環化合物の間に脂肪族の多価アルコール部位が導入されるようにして流動性を高めた高い流動性を有するポリカーボネート及びその製造方法を提供することができる効果がある。
実施例1で製造されたコモノマーであるhydroxybenzoate−PPG(HB PPG)のH NMRスペクトルである。 実施例1で製造されたコモノマーであるhydroxybenzoate−PPG(HB PPG)及びこれらから重合されたコポリカーボネートであるHB PPG−PC(Co−PC)のH NMRスペクトルを上から下へ順に配列したもので、HB−PPGが共重合されるときに現れるピーク移動(peak shift)を通じてコポリカーボネートの製造を確認することができる。
以下、本発明をより詳細に説明すると、次の通りである。
本発明に係る高い流動性を有するポリカーボネートは、ジフェノール混合物とカーボネート前駆物質の重合体を含み、ここで、前記ジフェノール混合物が、下記化学式1の脂肪族多価アルコール−置換ジフェノール化合物とビスフェノール化合物を含むことを特徴とする:
Figure 0006103327
上記式中、Rは、水素または炭素数1〜4のアルキル基であり、nは、10〜50の整数である。
本発明の一具体例によれば、前記化学式1の脂肪族多価アルコール−置換ジフェノール化合物としては、好ましくは、Rが水素であるポリエチレングリコール−置換ジフェノール化合物、またはRが1であるポリプロピレングリコール−置換ジフェノール化合物を好ましく使用することができ、これらを使用して収得されるポリカーボネートに高い流動性を提供するという効果がある。
本発明の他の一具体例によれば、前記化学式1の脂肪族多価アルコール−置換ジフェノール化合物としては、4−ヒドロキシ安息香酸とポリプロピレンのエステル結合形態を有する化合物(HO−phenyl−COO−PPG−OOC−phenyl−OH;ここで、PPGは、ポリプロピレングリコールである)を使用することができる。
前記化学式1の脂肪族多価アルコール−置換ジフェノール化合物において脂肪族多価アルコールの繰り返し単位の数、すなわち、nは、10〜50、好ましくは20〜50、より好ましくは30〜45個の範囲内となることが好ましく、これらを使用して収得されるポリカーボネートに高い流動性を提供するという効果がある。
本発明に係る高い流動性を有するポリカーボネートは、ジフェノール混合物1モルを基準として、カーボネート前駆物質1.0〜1.2モル、好ましくは1.05〜1.15モル、より好ましくは1.08〜1.12モルの重合体を含み、ここで、前記ジフェノール混合物が、下記化学式1の脂肪族多価アルコール−置換ジフェノール化合物0.05〜1.0重量%、及び残量としてのビスフェノール化合物、すなわち、99.0〜99.95重量%を含むことを特徴とする:
Figure 0006103327
上記式中、Rは、水素または炭素数1〜4のアルキル基であり、nは、10〜50の整数である。
前記ジフェノール混合物は、好ましくは、前記化学式1の脂肪族多価アルコール−置換ジフェノール化合物0.1〜0.8重量%、好ましくは0.2〜0.5重量%、より好ましくは0.2〜0.4重量%、及び残量としてのビスフェノール化合物、すなわち、99.2〜99.9重量%、好ましくは99.5〜99.8重量%、より好ましくは99.6〜99.8重量%を含み、この範囲内で、本発明によって収得されるポリカーボネートに高い流動性を付与しながらも、好ましい物理的特性、すなわち、強靭で透明な高い耐衝撃性を付与するという効果がある。
前記ビスフェノール化合物は、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA;BPA)、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン(ビスフェノールZ;BPZ)、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−クロロフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン、α,ω−ビス[3−(ο−ヒドロキシフェニル)プロピル]ポリジメチルシロキサンからなる群から選択される1種以上の化合物であってもよく、このうちビスフェノールAが特に好ましいが、本発明がこれらに制限されるものと意図されるものではない。これらビスフェノール化合物は、ポリカーボネートの製造において使用されるものであって、当業者にとっては、国内外有数の製造業者からこれらを商用的に購入して使用することができる程度に公知となったものと理解することができる。
前記カーボネート前駆物質は、ホスゲン、ジホスゲン、トリホスゲン、ブロモホスゲンからなる群から選択される1種以上の化合物であってもよいが、本発明がこれらに制限されるものと意図されるものではない。これらカーボネート前駆物質もまたポリカーボネートの製造において使用されるものであって、当業者にとっては、国内外有数の製造業者からこれらを商用的に購入して使用することができる程度に公知となったものと理解することができる。
本発明に係る高い流動性を有するポリカーボネートは、一例として、重量平均分子量が20,000〜100,000g/mol、40,000〜50,000g/mol、または45,000〜49,000g/molであってもよく、この範囲内で、流動性に優れるという効果がある。
本発明に係る高い流動性を有するポリカーボネートは、ノッチ付き衝撃強度が700〜900J/mまたは750〜900J/mであり、MFR値が15〜30または17〜28であり、この範囲内で、物性バランスに優れるという効果がある。
本発明に係る高い流動性を有するポリカーボネートの製造方法は、(1)下記化学式1の脂肪族多価アルコール−置換ジフェノール化合物0.05〜1.0重量%と、ビスフェノール化合物99.0〜99.95重量%とを混合してジフェノール混合物を準備する混合段階と、
(2)前記ジフェノール混合物を塩基性媒質に溶解させた後、前記ジフェノール混合物が溶解されたジフェノール溶液に有機溶媒を添加して反応混合物を収得する溶解段階と、
(3)前記溶解段階で収得される反応混合物に、前記ジフェノール混合物1モルを基準としてカーボネート前駆物質1.0〜1.2モルを注入して界面重合させてポリカーボネートを収得する重合段階と、
を含んでなることを特徴とする:
Figure 0006103327
上記式中、Rは、水素または炭素数1〜4のアルキル基であり、nは、10〜50の整数である。
前記重合反応後には、エマルジョン状態の樹脂を遠心分離または沈殿などの方法で分離し、精製する過程が行われてもよい。また、重合において、重合触媒としては、例えば、トリエチルアミン(triethylamine)または四級アンモニウム塩(quaternary ammonium salt)を使用することができ、反応停止剤としては、フェノール(phenol)またはp−tert−ブチルフェノール(p−tert−butylphenol)を使用することができるが、本発明がこれらに制限されるものと意図されるものではない。
前記溶解段階において、前記塩基性媒質は塩基性化合物の水溶液であってもよい。塩基性化合物の水溶液を用いてジフェノール化合物を溶解させることによって、ジフェノール化合物のヒドロキシル基が脱プロトン化(deprotonation)され、ジフェノール化合物の脱プロトン化された酸素がカーボネート前駆物質とカルボニル結合を通じて反応して、クロロホルメートが形成され、前記生成されたクロロホルメートは、他のジフェノール化合物分子と反応して、生成された塩素アニオンが除去され、カーボネート結合する過程を繰り返してポリカーボネートとなる。
前記塩基性化合物は、アルカリ金属またはアルカリ土金属化合物からなる群から選択される1種以上であってもよく、前記アルカリ金属としては、好ましくは、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを用いることができる。
前記塩基性化合物は、前記ジフェノール混合物:前記塩基性化合物の当量比が1:1.0〜1.8の範囲内の量で使用されることが、効率的な重合反応のために好ましく、この範囲内で、重合効率が高くなるという効果が提供される。
前記塩基性媒質中の塩基性化合物の濃度は、5〜15重量/体積%の範囲内で用いられることが好ましく、この範囲内で、重合効率が高くなるという効果が提供される。前記濃度単位である重量/体積%は、本明細書全体において他に表示しない限り、溶質として塩基性化合物と溶媒、好ましくは、溶媒として水からなる溶液の総体積を100として、前記溶質としての塩基性化合物の重量を表示する単位として定義される。
前記溶解段階において、前記有機溶媒は、水に不溶性であり、重合反応に対して不活性であり、また、重合反応により生成されたポリカーボネートを溶解させることができる有機化合物である。前記有機溶媒は、塩化メチレン、テトラクロロエタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエチレン、四塩化炭素、トリクロロエタン、ジクロロエタンなどのような塩素化脂肪族炭化水素;クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロトルエンなどのような塩素化芳香族炭化水素;アセトフェノン、シクロヘキサン、アニソール及びこれらの混合物を含み、このうち塩化メチレンが最も好ましい。前記のように塩基性媒質と有機溶媒を混合使用することによって、界面重合が行われる反応システムが構築される。
前記有機溶媒は、前記ジフェニル混合物1モルを基準として0.1〜1Lの範囲内の量で使用されることが好ましく、この範囲内で、界面重合が効果的に行われることで、重合効率が高くなるという効果が提供される。
前記重合段階が、前記カーボネート前駆物質を10〜120分、好ましくは10〜100分、より好ましくは10〜70分間注入することによって行われ、この範囲内の時間の間のカーボネート前駆物質の注入によって、重合反応が一定に進行して重合効率が高くなるという効果が提供される。
前記塩基性媒質には、硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、水素化ホウ素ナトリウムからなる群から選択される1種以上の着色防止剤がさらに含まれてもよい。
以下、本発明の理解を助けるために好適な実施例を提示するが、下記の実施例は本発明を例示するものに過ぎず、本発明の範疇及び技術思想の範囲内で様々な変更及び修正が可能であるということは当業者にとって明らかであり、このような変更及び修正が添付の特許請求の範囲に属することも当然なものである。
[実施例]
実施例1
<コモノマーの製造>
250mLのフラスコ(flask)にMethylene chloride100mL、4−Acetoxybenzoic acid6g、そして、DMF(Dimethylformamide)1〜2滴を投入した後、Oxalyl chloride2.92mLをゆっくり注入し、2時間反応させた。反応終了後、溶媒を減圧して除去し、残った物質をethyl acetate(EA)100mLに溶解させた後、これに、ポリプロピレングリコール(PPG)16.6gとトリエチルアミン(TEA)6.9mLをEA50mLに溶解させた溶液をフラスコにゆっくり注入した。その後、90℃で環流させながら8時間反応させた。反応終了後、水とEAで後処理した後、EA層を飽和炭酸水素ナトリウム(saturated sodium bi−carbonate)で洗浄した。その後、Magnesium sulfateでEA層から水分を除去した後、濾過(filter)後、減圧してEAを除去した。その後、残った物質にEthanol150mLを投与し、0℃に冷却した。これに、Sodium methoxide methanol solution0.94mLをゆっくり投与し、1時間反応させた後、1N−HCl 10mLを投与し、EAと水で後処理した。その後、EA層の水分をMagnesium sulfateで除去し、濾過(filter)後、減圧してEAを除去した。収得したコモノマー、Hydroxybenzoate−PPG(HB−PPG)の構造は、H NMR(Varian 500MHz)を通じて確認した(下記の図1参照)。
<コポリカーボネートの製造>
重合反応器に水2044g、NaOH140g、BPA(Bisphenol A)232gを入れ、N雰囲気下で混合して溶解させた。これに、PTBP(para−tert butylphenol)4.60gと先に製造されたPPG−HB0.116gをMC(Methylene chloride)で溶解して入れた。その後、TPG(triphosgene)128gをMCに溶解して、pHを11以上に維持させながら1時間投入して反応させた後、10分後にTEA(triethylamine)46gを入れてカップリング(Coupling)反応させた。総反応時間1時間20分が経過した後、pHを4に下げてTEAを除去し、蒸留水で3回洗浄して、生成された重合体のpHを6〜7中性に合せた。このように得た重合体をメタノールとヘキサン混合溶液で再沈殿させて収得した後、これを120℃で乾燥して、最終コポリカーボネート樹脂を得、その構造は、H NMR(Varian 500MHz)を通じて確認した(下記の図2参照)。
<射出試片の製造>
製造されたコポリカーボネート樹脂に、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト0.05重量部、オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート0.01重量部、ペンタエリスリトールテトラステアレート0.03重量部を添加し、ベント付きHAAK Mini CTWを用いてペレット化した後、HAAK Minijet射出成形機を用いてシリンダー温度300℃、金型温度120℃で射出成形することで、試片を製造した。
実施例2
前記実施例1において、コモノマーを0.232g(0.10重量%)及びビスフェノールAを231.7g(99.90重量%)使用したこと以外は、前記実施例1と同様の方法でコポリカーボネート及びその射出試片を製造した。
実施例3
前記実施例1において、コモノマーを0.464g(0.20重量%)及びビスフェノールAを231.5g(99.80重量%)使用したこと以外は、前記実施例1と同様の方法でコポリカーボネート及びその射出試片を製造した。
実施例4
前記実施例1において、コモノマーを0.696g(0.30重量%)及びビスフェノールAを231.3g(99.70重量%)使用したこと以外は、前記実施例1と同様の方法でコポリカーボネート及びその射出試片を製造した。
実施例5
前記実施例1において、コモノマーを0.928g(0.40重量%)及びビスフェノールAを231g(99.60重量%)使用したこと以外は、前記実施例1と同様の方法でコポリカーボネート及びその射出試片を製造した。
実施例6
前記実施例1において、コモノマーを1.16g(0.50重量%)及びビスフェノールAを230.8g(99.50重量%)使用したこと以外は、前記実施例1と同様の方法でコポリカーボネート及びその射出試片を製造した。
実施例7
前記実施例1において、コモノマーを2.32g(1.00重量%)及びビスフェノールAを229.7g(99.00重量%)使用したこと以外は、前記実施例1と同様の方法でコポリカーボネート及びその射出試片を製造した。
比較例1
前記実施例1において、コモノマーを使用せずにPTBP(para−tert butylphenol)3.30gを使用したこと以外は、前記実施例1と同様の方法でポリカーボネート及びその射出試片を製造した。
比較例2
前記実施例1において、コモノマーを使用しなかったこと以外は、前記実施例1と同様の方法でポリカーボネート及びその射出試片を製造した。
比較例3
前記実施例1において、コモノマーを使用せずにPTBP(para−tert butylphenol)5.10gを使用したこと以外は、前記実施例1と同様の方法でポリカーボネート及びその射出試片を製造した。
比較例4
前記実施例1において、コモノマーを使用せずにPTBP(para−tert butylphenol)5.4gを使用したこと以外は、前記実施例1と同様の方法でポリカーボネート及びその射出試片を製造した。
比較例5
前記実施例1において、コモノマーを使用せずにPTBP(para−tert butylphenol)6.5gを使用したこと以外は、前記実施例1と同様の方法でポリカーボネート及びその射出試片を製造した。
参照例1
前記実施例1において、コモノマーを4.64g(2.00重量%)及びビスフェノールAを227.3g(98.00重量%)使用したこと以外は、前記実施例1と同様の方法でコポリカーボネート及びその射出試片を製造した。
参照例2
前記実施例1において、コモノマーを6.96g(3.00重量%)及びビスフェノールAを225.0g(97.00重量%)使用したこと以外は、前記実施例1と同様の方法でコポリカーボネート及びその射出試片を製造した。
[試験例]
前記実施例1〜7、比較例1〜5及び参照例1,2で製造されたポリカーボネート樹脂試片の特性を下記の方法で測定し、その結果を下記表1に示す。
*重量平均分子量:PC Standardを用いてGPC(Agilent 1200 series)方法で測定した。
*衝撃強度(J/m):ASTM D256(1/8inch、Notched Izod)に準拠して23℃で測定した。
*MFR:ASTM D1238(300℃、1.2kgの条件)に準拠して測定した。
Figure 0006103327
前記表1に示したように、本記載のコポリカーボネート樹脂(実施例1〜7)は、HB−PPGを含まないか(比較例1〜5)、これを2.00重量%以上、過剰に含むポリカーボネート樹脂(参照例1及び2)と比較して、流動性及び衝撃強度がいずれも優れていることが確認できた。特に、HB−PPGを0.20〜0.40重量%で含む実施例3〜5の場合、流動性及び衝撃強度の物性バランスが最も優れていることが確認できた。

Claims (14)

  1. ジフェノール混合物1モルを基準としてカーボネート前駆物質1.0〜1.2モルのジフェノール混合物とカーボネート前駆物質の重合体を含み、ここで、前記ジフェノール混合物が、下記化学式1の脂肪族多価アルコール−置換ジフェノール化合物0.05〜0.8重量%とビスフェノール化合物99.2〜99.95重量%を含むことを特徴とする、ポリカーボネート:
    Figure 0006103327
    上記式中、Rは、水素または炭素数1〜4のアルキル基であり、nは、10〜50の整数である
    であって、ノッチ付き衝撃強度が700〜900J/mである、ポリカーボネート
  2. 前記ビスフェノール化合物は、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA;BPA)、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン(ビスフェノールZ;BPZ)、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−クロロフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン、α,ω−ビス[3−(ο−ヒドロキシフェニル)プロピル]ポリジメチルシロキサンからなる群から選択される1種以上の化合物であることを特徴とする、請求項に記載のポリカーボネート。
  3. 前記カーボネート前駆物質が、ホスゲン、ジホスゲン、トリホスゲン、ブロモホスゲンからなる群から選択される1種以上の化合物であることを特徴とする、請求項に記載のポリカーボネート。
  4. 前記ポリカーボネートは、重量平均分子量が20,000〜100,000g/molであることを特徴とする、請求項1に記載のポリカーボネート。
  5. 前記ポリカーボネートは、MFR値が15〜30であることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載のポリカーボネート。
  6. (1)下記化学式1の脂肪族多価アルコール−置換ジフェノール化合物0.05〜0.8重量%と、ビスフェノール化合物99.〜99.95重量%とを混合してジフェノール混合物を準備する混合段階と、
    (2)前記ジフェノール混合物を塩基性媒質に溶解させた後、前記ジフェノール混合物が溶解されたジフェノール溶液に有機溶媒を添加して反応混合物を収得する溶解段階と、
    (3)前記溶解段階で収得される反応混合物に、前記ジフェノール混合物1モルを基準としてカーボネート前駆物質1.0〜1.2モルを注入して界面重合させてポリカーボネートを収得する重合段階と、
    を含むことを特徴とする、ポリカーボネートの製造方法:
    Figure 0006103327
    上記式中、Rは、水素または炭素数1〜4のアルキル基であり、nは、10〜50の整数である
    であって、前記ポリカーボネートは、ノッチ付き衝撃強度が700〜900J/mである、ポリカーボネートの製造方法
  7. 前記溶解段階において、前記塩基性媒質が塩基性化合物の水溶液であることを特徴とする、請求項に記載のポリカーボネートの製造方法。
  8. 前記塩基性化合物が、アルカリ金属またはアルカリ土金属化合物からなる群から選択される1種以上であることを特徴とする、請求項に記載のポリカーボネートの製造方法。
  9. 前記アルカリ金属が、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムであることを特徴とする、請求項に記載のポリカーボネートの製造方法。
  10. 前記塩基性化合物が、前記ジフェノール混合物:前記塩基性化合物の当量比が1:1.0〜1.8の範囲内の量で使用されることを特徴とする、請求項に記載のポリカーボネートの製造方法。
  11. 前記塩基性媒質中の塩基性化合物の濃度が5〜15重量/体積%の範囲内であることを特徴とする、請求項に記載のポリカーボネートの製造方法。
  12. 前記溶解段階において、前記有機溶媒が、塩化メチレン、テトラクロロエタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエチレン、四塩化炭素、トリクロロエタン、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロトルエン、アセトフェノン、シクロヘキサン、アニソール及びこれらの混合物を含んでなる群から選択される1種以上であることを特徴とする、請求項に記載のポリカーボネートの製造方法。
  13. 前記有機溶媒が、前記ジフェノール混合物1モルを基準として0.1〜1Lの範囲内の量で使用されることを特徴とする、請求項に記載のポリカーボネートの製造方法。
  14. 前記重合段階が、前記カーボネート前駆物質を10〜120分間注入することによって行われることを特徴とする、請求項に記載のポリカーボネートの製造方法。
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