JP6102430B2 - 中継装置、中継装置のプログラムおよび通信方法 - Google Patents

中継装置、中継装置のプログラムおよび通信方法 Download PDF

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Description

本明細書では、画像処理装置およびサーバ装置とネットワークを介して接続されている中継装置などを開示する。
特許文献1に記載されている画像処理装置は、ウェブブラウザを内蔵しており、ウェブページをダウンロードして印刷する機能を備えている。また、当該画像処理装置は、原稿をスキャンして生成したスキャンデータを、JPEGなどの所定のフォーマットに変換した上で、ウェブサーバに送信する機能を備えている。
特開2008−229993号公報
画像処理装置で生成した画像データをそのままサーバへアップロードすることが望ましくない場合や、サーバが記憶している画像データを画像処理装置がそのままダウンロードすることが望ましくない場合がある。
開示例1に記載されている中継装置は、画像処理装置およびサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置である。中継装置は、画像処理装置またはサーバ装置から出力される画像データである出力データに対して実行されるデータ処理であって、複数種類のデータ処理のうちから画像処理装置において選択された少なくとも1種類のデータ処理である選択データ処理を識別する処理識別情報を、画像処理装置から取得する第1取得手段と、複数種類のデータ処理の各々を実行する複数種類のモジュールのうちから、選択データ処理を実行することが可能なモジュールである選択モジュールを選択し、出力データに対する選択データ処理を選択モジュールに実行させるデータ処理手段と、画像処理装置から出力データが出力される場合には、選択モジュールによって出力データに対する選択データ処理が実行されて生成されたデータである処理データを、サーバ装置に取得させ、サーバ装置から出力データが出力される場合には、処理データを画像処理装置に取得させる第2取得手段と、して機能することを特徴とする。
開示例1に記載されている中継装置、プログラム、方法等によれば、画像処理装置またはサーバ装置から出力されるデータに対して、画像処理装置において選択された選択データ処理を、選択データ処理に対応する選択モジュールにて実行させることができる。これにより、画像処理装置で生成した画像データをそのままサーバへアップロードすることが望ましくない場合であっても、選択データ処理にて処理された後のデータをアップロードすることで対処できる。また、サーバが記憶している画像データを画像処理装置がそのままダウンロードすることが望ましくない場合であっても、選択データ処理にて処理された後の処理データをダウンロードすることで対処できる。
開示例2に記載されている中継装置等によれば、画像処理装置で実行することができないデータ処理によって、望まれる第2処理データを生成することが可能となる。また、画像処理装置で解読することができない第3のデータに対してデータ処理し、望まれるデータを生成することが可能となる。
開示例3に記載されている中継装置等によれば、出力データに基づいて形成した画像に対して内容が加工された画像を形成するために望まれる加工画像データを生成することが可能となる。また、データのフォーマットを望まれるフォーマットに変更するフォーマット変更処理を行うことが可能となる。
開示例4に記載されている中継装置等によれば、フォーマット変換処理による変換前のフォーマットと、変換後のフォーマットと、の双方に加工処理で対応する必要なく、望まれるフォーマットの加工データを生成することが可能となる。
開示例5に記載されている中継装置等によれば、多数のデータフォーマットに加工処理で対応する必要なく、加工データを生成することが可能となる。
開示例6に記載されている中継装置等によれば、多数のデータフォーマットに加工処理で対応する必要なく、望まれるフォーマットの加工データを生成することが可能となる。
開示例7に記載されている中継装置等によれば、複数の加工処理を1のデータに対して順次実行する場合に、予め定めた順番で実行し、有利な処理順で、望まれる加工データを生成することができる。例えば、データ処理の結果、データ量が小さくなるような加工処理を最初に持ってくることで、後の加工処理では、小さな量のデータへ加工処理を行うだけで済む。すなわち、処理負担という点で有利な処理で、望まれる加工データを生成することが可能となる。
開示例8本明細書に記載されている中継装置等によれば、画像処理装置がサーバ装置との間で処理データを通信する必要なく、仲介サーバを介して、画像処理装置が出力する出力データを、望まれる処理データに加工し、望まれる処理データをサーバ装置に出力することが可能となる。また、画像処理装置がサーバ装置との間で処理データを通信する必要なく、サーバ装置が出力する出力データを望まれる処理データに加工し、望まれるデータを画像処理装置に取得させることが可能となる。
開示例9に記載されている中継装置等によれば、画像処理装置がサーバ装置との間で処理データを通信する必要なく、仲介サーバを介して、画像処理装置が出力する出力データを、望まれる処理データに加工するための複数の処理を行わせ、最後に選択データ処理を実行させた変換装置が出力する処理データを、仲介サーバを介して、望まれる処理データをサーバ装置または画像処理装置に取得させることができる。
開示例10に記載されている中継装置等によれば、画像処理装置がサーバ装置との間で処理データを通信する必要なく、URLを用いて、望まれる処理データを画像処理装置に取得させることができる。
開示例11に記載されている中継装置等によれば、画像処理装置に、望まれる処理データが生成されるまでは、待機命令を画像処理装置に送信することで、画像処理装置におけるタイムアウトなどのエラーが発生してしまう事態を防止し、望まれる処理データが生成されたら、望まれる処理データをサーバ装置または画像処理装置に取得させることが可能となる。
開示例12に記載されている中継装置等によれば、画像処理装置がサーバ装置との間でアップロード結果情報を通信する必要なく、仲介サーバを介して、望まれる処理データがサーバ装置にアップロードできたか否かをユーザに確認させることができる。
上記の中継装置を実現するための方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。
以下に、開示例を列挙する。
[開示例1]
画像処理装置およびサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置であって、
前記画像処理装置または前記サーバ装置から出力される画像データである出力データに対して実行されるデータ処理であって、複数種類のデータ処理のうちから前記画像処理装置において選択された少なくとも1種類のデータ処理である選択データ処理を識別する処理識別情報を、前記画像処理装置から取得する第1取得手段と、
前記複数種類のデータ処理の各々を実行する複数種類のモジュールのうちから、前記選択データ処理を実行することが可能なモジュールである選択モジュールを選択し、前記出力データに対する前記選択データ処理を前記選択モジュールに実行させるデータ処理手段と、
前記画像処理装置から前記出力データが出力される場合には、前記選択モジュールによって前記出力データに対する前記選択データ処理が実行されて生成されたデータである処理データを、前記サーバ装置に取得させ、前記サーバ装置から前記出力データが出力される場合には、前記処理データを前記画像処理装置に取得させる第2取得手段と、
して機能することを特徴とする中継装置。
[開示例2]
前記データ処理手段は、前記画像処理装置から出力された前記出力データが前記画像処理装置で実行することができるデータ処理によって生成された第1データであって、前記選択データ処理によって生成される前記処理データが前記画像処理装置で実行できないデータ処理によって生成される第2データである場合、または、前記出力データが前記画像処理装置で解読することができない第3データである場合に、前記選択データ処理を前記選択モジュールに実行させることを特徴とする開示例1に記載の中継装置。
[開示例3]
前記複数種類のデータ処理には、
前記出力データに基づいて形成した画像に対して内容が加工された画像を形成するための画像データである加工画像データを、前記出力データに基づいて生成する加工処理と、
前記出力データのフォーマットを変更するフォーマット変更処理と、が含まれており、
前記複数種類のモジュールには、
前記加工処理を実行する加工処理モジュールと、
前記フォーマット変更処理を実行するフォーマット変更処理モジュールと、が含まれており、
前記データ処理手段は、
前記選択データ処理に前記加工処理が含まれている場合には、前記選択モジュールに前記加工処理モジュールが含まれるように前記選択モジュールを選択し、
前記選択データ処理に前記フォーマット変更処理が含まれている場合には、前記選択モジュールにフォーマット変更処理モジュールが含まれるように前記選択モジュールを選択することを特徴とする開示例1または2に記載の中継装置。
[開示例4]
前記データ処理手段は、
前記選択データ処理に前記加工処理および前記フォーマット変更処理が含まれている場合には、
前記選択モジュールに前記加工処理モジュールと前記フォーマット変更処理モジュールとが含まれるように前記選択モジュールを選択し、
前記出力データへの前記加工処理を前記加工処理モジュールに実行させ、
前記加工処理モジュールによって加工処理された加工画像データへの前記フォーマット変更処理を前記フォーマット変更処理モジュールに実行させることを特徴とする開示例3に記載の中継装置。
[開示例5]
前記データ処理手段は、
前記加工処理を前記加工処理モジュールに実行させる出力データのフォーマットが、前記加工処理モジュールで処理できないフォーマットである場合には、
当該加工処理の前に、前記出力データのフォーマットを前記加工処理モジュールで処理できるフォーマットに変換するフォーマット変換処理を、前記フォーマット変更処理モジュールに実行させることを特徴とする開示例3に記載の中継装置。
[開示例6]
前記データ処理手段は、
前記選択データ処理に前記加工処理および前記フォーマット変更処理が含まれている場合において、
前記出力データのフォーマットが、前記加工処理モジュールで処理できないフォーマットである場合には、前記出力データのフォーマットを前記加工処理モジュールで処理できるフォーマットに変換するフォーマット変換処理を前記フォーマット変更処理モジュールに実行させ、前記フォーマット変更処理モジュールによって処理されたデータへの前記加工処理を加工処理モジュールに実行させ、
前記出力データのフォーマットが、前記加工処理モジュールで処理できるフォーマットである場合には、前記出力データへの前記加工処理を前記加工処理モジュールに実行させ、前記加工処理モジュールによって処理された加工画像データへの前記フォーマット変更処理を前記フォーマット変更処理モジュールに実行させることを特徴とする開示例4または5に記載の中継装置。
[開示例7]
前記中継装置は、複数種類の前記加工処理の間での優先順位を記憶部に記憶させる記憶制御手段としてさらに機能し、
前記データ処理手段は、前記選択データ処理に含まれている加工処理である選択加工処理が複数存在する場合には、前記選択モジュールに複数の前記選択加工処理の各々を実行する複数の加工処理モジュールが含まれるように前記選択モジュールを選択し、複数の前記選択加工処理を、前記優先順位に従った順番で、複数の加工処理モジュールの各々に1つずつ実行させることを特徴とする開示例3〜6の何れか1項に記載の中継装置。
[開示例8]
前記中継装置は、
前記画像処理装置およびサーバ装置とネットワークを介して接続することが可能な仲介サーバと、
前記画像処理装置および前記仲介サーバとネットワークを介して接続することが可能であり、前記複数のモジュールのうちの少なくとも1つを備える複数の変換装置と、
を含んでおり、
前記画像処理装置から前記出力データが出力される場合には、前記変換装置は、当該出力データを前記画像処理装置から取得し、取得した前記出力データに対して前記選択データ処理を実行し、前記仲介サーバは、前記処理データを前記変換装置から取得し、取得した前記処理データを前記サーバ装置に出力し、
前記サーバ装置から前記出力データが出力される場合には、前記変換装置は、当該出力データを前記サーバ装置から取得し、取得した前記出力データに対して前記選択データ処理を実行し、前記仲介サーバは、前記処理データを前記画像処理装置に前記変換装置から取得させることを特徴とする開示例1〜7の何れか1項に記載の中継装置。
[開示例9]
前記データ処理手段が複数の前記変換装置の各々に前記選択データ処理を順次実行させる場合において、
前記画像処理装置から前記出力データが出力される場合には、
前記仲介サーバは、1つ目の変換装置に、当該出力データを前記画像処理装置から取得させ、取得した前記出力データに対して前記選択データ処理を実行させ、前記処理データを前記1つ目の変換装置から取得し、
前記仲介サーバは、N個目(Nは2以上の自然数)の変換装置に、N−1個目の変換装置から取得した処理データを出力して前記選択データ処理を実行させ、
前記仲介サーバは、最後の変換装置に前記選択データ処理を実行させることに応じて、前記処理データを前記変換装置から取得し、取得した前記処理データを前記サーバ装置に出力し、
前記サーバ装置から前記出力データが出力される場合には、
前記仲介サーバは、1つ目の変換装置に、当該出力データを前記サーバ装置から取得させ、取得させた前記出力データに対して前記選択データ処理を実行させ、前記処理データを前記1つ目の変換装置から取得し、
前記仲介サーバは、N個目(Nは2以上の自然数)の変換装置に、N−1個目の変換装置から取得した処理データを出力して前記選択データ処理を実行させ、
前記仲介サーバは、最後の変換装置に前記選択データ処理を実行させることに応じて、前記処理データを前記画像処理装置に前記最後の変換装置から取得させることを特徴とする開示例8に記載の中継装置。
[開示例10]
前記仲介サーバは、前記最後の変換装置に前記選択データ処理を実行させることに応じて、前記処理データを前記画像処理装置に前記最後の変換装置から取得させるデータ取得命令情報を前記画像処理装置に出力し、
前記データ取得命令情報は、URL(Uniform Resource Locator)の記述方式によって記述されていることを特徴とする開示例9に記載の中継装置。
[開示例11]
前記データ処理手段は、前記選択データ処理の実行期間中は、前記選択データ処理の完了を待機する待機命令を前記画像処理装置へ出力し、
前記第2取得手段は、前記選択データ処理が完了することに応じて、前記処理データを前記サーバ装置または前記画像処理装置に取得させることを特徴とする開示例1〜10の何れか1項に記載の中継装置。
[開示例12]
前記中継装置は、
前記第2取得手段によって前記サーバ装置に取得させた前記処理データを前記サーバ装置に記憶する記憶処理が成功したか否かを示す情報であって前記サーバ装置から送信される情報である、アップロード結果情報を取得するアップロード結果情報取得手段と、
取得した前記アップロード結果情報に基づいて、前記記憶処理が成功したか否かを判別し、判別結果を前記画像処理装置が備える表示部に表示させるための情報を前記画像処理装置へ出力する判別結果出力手段と、
してさらに機能することを特徴とする開示例1〜11の何れか1項に記載の中継装置。
[開示例13]
画像処理装置およびサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置が読み取り可能なプログラムであって、
前記中継装置を、
前記画像処理装置または前記サーバ装置から出力される画像データである出力データに対して実行されるデータ処理であって、複数種類のデータ処理のうちから前記画像処理装置において選択された少なくとも1種類のデータ処理である選択データ処理を識別する処理識別情報を、前記画像処理装置から取得する第1取得手段と、
前記複数種類のデータ処理の各々を実行する複数種類のモジュールのうちから、前記選択データ処理を実行することが可能なモジュールである選択モジュールを選択し、前記出力データに対する前記選択データ処理を前記選択モジュールに実行させるデータ処理手段と、
前記画像処理装置から前記出力データが出力される場合には、前記選択モジュールによって前記出力データに対する前記選択データ処理が実行されて生成されたデータである処理データを、前記サーバ装置に取得させ、前記サーバ装置から前記出力データが出力される場合には、前記処理データを前記画像処理装置に取得させる第2取得手段と、
して機能させることを特徴とするプログラム。
[開示例14]
画像処理装置およびサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置の制御方法であって、
前記画像処理装置または前記サーバ装置から出力される画像データである出力データに対して実行されるデータ処理であって、複数種類のデータ処理のうちから前記画像処理装置において選択された少なくとも1種類のデータ処理である選択データ処理を識別する処理識別情報を、前記画像処理装置から取得する第1取得ステップと、
前記複数種類のデータ処理の各々を実行する複数種類のモジュールのうちから、前記選択データ処理を実行することが可能なモジュールである選択モジュールを選択し、前記出力データに対する前記選択データ処理を前記選択モジュールに実行させるデータ処理ステップと、
前記画像処理装置から前記出力データが出力される場合には、前記選択モジュールによって前記出力データに対する前記選択データ処理が実行されて生成されたデータである処理データを、前記サーバ装置に取得させ、前記サーバ装置から前記出力データが出力される場合には、前記処理データを前記画像処理装置に取得させる第2取得ステップと、
を備えることを特徴とする方法。
通信システムの構成を示す。 各デバイスが実行する各処理のシーケンス図を示す。 各デバイスが実行する各処理のシーケンス図を示す。 各デバイスが実行する各処理のシーケンス図を示す。 各デバイスが実行する各処理のシーケンス図を示す。 各デバイスが実行する各処理のシーケンス図を示す。 各デバイスが実行する各処理のシーケンス図を示す。 各デバイスが実行する各処理のシーケンス図を示す。 各デバイスが実行する各処理のシーケンス図を示す。 モジュール指定処理のフロー図を示す。 優先順位テーブルの一例を示す メイン画面の表示例を示す。 アプリケーション選択画面の表示例を示す。 サーバ選択画面の表示例を示す。 基本機能選択画面の表示例を示す。 加工処理選択画面の表示例を示す。
(システムの構成)
図1に示されるように、通信システム2は、多機能機10と、仲介サーバ60と、コンテンツサーバ100および110と、第1データ処理サーバ200と、第2データ処理サーバ300と、を備えている。多機能機10は、LAN4に接続されている。仲介サーバ60、コンテンツサーバ100および110、第1データ処理サーバ200および第2データ処理サーバ300は、インターネット6に接続されている。
(多機能機10の構成)
多機能機10は、印刷機能、スキャン機能、コピー機能、FAX機能等の各機能を実現するための処理を実行可能である。多機能機10は、操作部12と、表示部14と、ネットワークインターフェイス16と、印刷実行部18と、スキャン実行部19と、制御部20と、を備える。操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示を多機能機10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。ネットワークインターフェイス16は、LAN4に接続されている。多機能機10は、ネットワークインターフェイス16を介して、仲介サーバ60や第1データ処理サーバ200などと通信をすることが可能とされている。印刷実行部18は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構を備える。スキャン実行部19は、CCD、CIS等のスキャン機構を備える。制御部20は、CPU22と、メモリ24と、を備える。CPU22は、メモリ24に格納されているプログラム25に従って、様々な処理を実行する。メモリ24は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、ROM、RAM,フラッシュメモリ、ハードディスクなどのnon-transitoryな媒体である。インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、non-transitoryな媒体には含まれない。
(仲介サーバ60の構成)
仲介サーバ60は、第1データ処理サーバ200、第2データ処理サーバ300、コンテンツサーバ100および110とは別体に構成されているサーバである。仲介サーバ60は、第1データ処理サーバ200、第2データ処理サーバ300、コンテンツサーバ100および110の各々と、多機能機10との間の各種データの通信を仲介するためのサーバである。仲介サーバ60は、多機能機10のベンダによって提供されるサーバである。仲介サーバ60は、ネットワークインターフェイス62と、制御部70と、を備える。仲介サーバ60は、ネットワークインターフェイス62を介して、多機能機10、コンテンツサーバ100および110、第1データ処理サーバ200、第2データ処理サーバ300などと通信をすることが可能とされている。制御部70は、CPU72と、メモリ74と、を備える。メモリ74には、プログラム75、優先順位テーブルTB1が記憶されている。CPU72は、プログラム75に従って、様々な処理を実行する。メモリ74は、メモリ24と同様に、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってよい。
優先順位テーブルTB1は、複数種類の加工処理の間での優先順位を示すテーブルである。図11に、優先順位テーブルTB1の一例を示す。優先順位テーブルTB1では、優先順位の1位から3位までの各々に、モノクロ加工処理、Nin1加工処理、ウォーターマーク加工処理が対応付けられている。優先順位は、加工処理を行う前後でのデータ量の減少率が高い加工処理の優先順位が高くなるように定めても良い。これにより、データ量を減少させた状態で次の加工処理を実行させることができるため、次の加工処理における処理負担を軽減することが可能となる。例えば、モノクロ画像データの方がカラー画像データよりもデータ量が小さい。よって、モノクロ加工処理を行ってからNin1加工処理を行う場合には、Nin1加工処理を行う際に取り扱うデータを圧縮することができるため、Nin1加工処理の処理負担を軽減することができる。また、Nページの画像データそれぞれにウォーターマーク加工を行ってからNin1加工処理を行うよりも、Nin1加工処理を行ってからウォーターマーク加工処理を行った方が、ウォーターマーク加工処理の回数が少なくて済むので、処理負担を軽減することができる。なお、加工処理の処理負担を軽減する以外の理由で、複数種類の加工処理の間での優先順位を定めてもよい。
(第1データ処理サーバ200の構成)
第1データ処理サーバ200は、仲介サーバ60、コンテンツサーバ100および110、第2データ処理サーバ300とは別体に構成されているサーバである。第1データ処理サーバ200は、データに対して、後述する各種の処理を実行するためのサーバである。第1データ処理サーバ200は、多機能機10のベンダによって提供されるサーバであってもよい。第1データ処理サーバ200は、ネットワークインターフェイス262と、制御部270と、を備える。制御部270は、CPU272と、メモリ274と、を備える。メモリ274には、プログラム275が記憶されている。CPU272は、プログラム275に従って、様々な処理を実行する。メモリ274は、メモリ24と同様に、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってよい。
プログラム275は、データの内容を変更する加工処理を行うプログラムとして、モノクロ加工モジュール281、Nin1加工モジュール282、ウォーターマーク加工モジュール283、を含んでいる。モノクロ加工モジュール281は、カラーの画像データをモノクロの画像データに加工するプログラムである。Nin1加工モジュール282は、Nページ分の画像データの各々を縮小して、1ページ分の画像データに割り付ける加工を行うプログラムである。ウォーターマーク加工モジュール283は、小さな図案や文字列を画像データに写し込む加工を行うプログラムである。モノクロ加工モジュール281、Nin1加工モジュール282、ウォーターマーク加工モジュール283はいずれも、フォーマットがJPEG形式である画像データを加工し、JPEG形式の、加工済の画像データとして出力する。また、モノクロ加工モジュール281、Nin1加工モジュール282、ウォーターマーク加工モジュール283のことを、基本加工モジュールと記載してもよい。
またプログラム275は、データのフォーマットを変換するフォーマット変換処理を行うプログラムとして、JPEG_to_Office変換モジュール291、Office_to_JPEG変換モジュール292、JPEG_to_PDF変換モジュール293、統一フォーマット変換モジュール294、を含んでいる。JPEG_to_Office変換モジュール291は、データのフォーマットを、JPEG形式からOffice形式に変換するプログラムである。Office形式のデータの一例としては、ワープロソフト形式のデータ、表計算ソフト形式のデータ、プレゼンテーションソフト形式のデータ、などが挙げられる。Office_to_JPEG変換モジュール292は、データのフォーマットを、Office形式からJPEG形式に変換するプログラムである。JPEG_to_PDF変換モジュール293は、データのフォーマットを、JPEG形式からPDF(Portable Document Formatの略)形式に変換するプログラムである。
JPEG_to_Office変換モジュール291は、後述する基本機能のうち「Office変換アップロード」を実行する際に用いられるプログラムでもある。Office_to_JPEG変換モジュール292は、後述する基本機能のうち「Office印刷」を実行するためのプログラムでもある。JPEG_to_PDF変換モジュール293は、後述する基本機能のうち「PDF変換アップロード」を実行するためのプログラムでもある。この他に、後述する基本機能のうち「PDF印刷」を実行するためのデータのプログラムであって、フォーマットを、PDF形式からJPEG形式に変換するプログラムである、PDF_to_JPEG変換モジュールを備えていてもよい。統一フォーマット変換モジュール294は、加工モジュールで処理できないフォーマットのデータを、加工モジュールで処理できるフォーマットのデータに変換するモジュールである。例えば、モノクロ加工モジュール281、Nin1加工モジュール282、ウォーターマーク加工モジュール283、および、後述する、囲って加工モジュール381、折りメモ加工モジュール382いずれもが、JPEG形式のデータを加工できる場合は、統一フォーマット変換モジュール294は、ビットマップ形式、GIF形式などのデータをJPEG形式に変換するモジュールであってよい。それぞれの加工モジュールが、統一フォーマットであるJPEG形式以外のデータを加工できても、もちろんよい。
(第2データ処理サーバ300の構成)
第2データ処理サーバ300は、仲介サーバ60、コンテンツサーバ100および110、第1データ処理サーバ200とは別体に構成されているサーバである。第2データ処理サーバ300は、データに対して、後述する各種の処理を実行するためのサーバである。第2データ処理サーバ300は、ネットワークインターフェイス362と、制御部370と、を備える。制御部370は、CPU372と、メモリ374と、を備える。メモリ374には、プログラム375が記憶されている。メモリ374は、メモリ24と同様に、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってよい。
プログラム375は、データの内容を変更する加工処理を行うプログラムとして、囲って加工モジュール381、折りメモ加工モジュール382、を含んでいる。囲って加工モジュール381は、アプリケーション機能のうち、後述する「囲ってスキャン」「囲ってコピー」を実行するためのアプリケーションであり、原稿に書き込まれたマーカー等によって指示された選択範囲内の画像を抜き出すトリミング処理や、選択範囲内の画像を消去する選択消去処理を行うためのプログラムである。折りメモ加工モジュール382は、アプリケーション機能のうち、後述する「折りメモスキャン」を実行するためのアプリケーションである。囲って加工モジュール381、折りメモ加工モジュール382はいずれも、フォーマットがJPEG形式である画像データを加工し、JPEG形式の、加工済の画像データとして出力する。また、囲って加工モジュール381、折りメモ加工モジュール382のことを、アプリケーション加工モジュールと記載してもよい。
本明細書における記載上の注意点を説明する。本明細書において、「仲介サーバ60のCPU72が、各種の情報を受信する」という記載は、「仲介サーバ60のCPU72が、ネットワークインターフェイス62を介して各種の情報を取得する」という技術内容を含んでいるものとする。また、「仲介サーバ60のCPU72が、各種の情報を送信する」という記載は、「仲介サーバ60のCPU72が、ネットワークインターフェイス62を介して各種の情報を出力する」という技術内容を含んでいるものとする。なお、第1データ処理サーバ200のCPU272およびネットワークインターフェイス262についても、同様の注意点が存在する。また、多機能機10のCPU22およびネットワークインターフェイス16についても、同様の注意点が存在する。
ここで、「データ」および「情報」の文言の定義を説明する。本明細書では、「データ」と「情報」では「情報」を「データ」の上位概念として用いている。そのため、「Aデータ」を「A情報」と言い換えてもよい。また、「Aデータ」から複製された、または、変換された「Bデータ」は、「Aデータ」と同等の意味を持って使用される限り「A情報」である。
本明細書では、仲介サーバ60と第1データ処理サーバ200とがインターネット6で接続されている場合(すなわち、仲介サーバ60として機能する装置と第1データ処理サーバ200として機能する装置とが物理的に離れた位置に配置されている場合)を説明したが、この形態に限られない。仲介サーバ60と第1データ処理サーバ200と第2データ処理サーバ300とのうちの少なくとも2つが、1のサーバ装置で実現されてもよい。例えば仲介サーバ60と第1データ処理サーバ200が1のサーバ装置で実現される場合、1のサーバ装置には、仲介サーバ60として機能するプログラムと、第1データ処理サーバ200として機能するプログラムとが稼動し、両プログラム間の通信は、サーバ装置内のバスラインなどを介して行われる。なお、仲介サーバ60と第1データ処理サーバ200とが、1のサーバ装置で実現される構成の場合、本明細書で、仲介サーバ60と第1データ処理サーバ200との間の通信として説明している通信が、仲介サーバ60として機能するプログラムと、第1データ処理サーバ200として機能するプログラムとの間でのデータの受け渡しに置き換わることとしてよい。また、仲介サーバ60として機能し、かつ、第1データ処理サーバ200としても機能するプログラムが、1のサーバ装置で稼動する形態で実現されてもよい。この場合、本明細書で、仲介サーバ60と第1データ処理サーバ200との間の通信として説明している通信は、仲介サーバ60として機能し、かつ、第1データ処理サーバ200としても機能するプログラム内でのデータの受け渡しに置き換わることとしてよい。
(コンテンツサーバ100および110の構成)
コンテンツサーバ100および110は、多機能機10のベンダによって提供されるオンラインサービスに用いられるサーバである。コンテンツサーバ100および110は、いわゆるストレージサーバである。なお、コンテンツサーバ100および110は、コンテンツサーバ100および110のデータ記憶領域をユーザに貸し出すオンラインサービスに用いられるサーバであってもよい。オンラインサービスの例としては、「Evernote(登録商標)」、「Google(登録商標) Docs」、「PICASA(登録商標)」、「FACEBOOK(登録商標)」等の公知のサービスが挙げられる。オンラインサービスのユーザは、自己に割り当てられた記憶領域に、インターネット6経由で各種データをアップロードまたはダウンロードをすることができる。コンテンツサーバ100は、データ記憶領域101を備えている。データ記憶領域101は、各種のデータを記憶しておく領域である。データ記憶領域101に記憶される各種のデータのことを、コンテンツデータと記載してもよい。
(通信システムの動作)
通信システム2の動作を、図2〜図9のシーケンス図を用いて説明する。多機能機10のCPU22は、電源投入され、メイン画面を表示させる命令を受け付けると、S510において、表示部14にメイン画面を表示させる。メイン画面を表示させる命令は、ユーザによって操作部12から入力されるとしてもよい。メイン画面を表すデータは、メモリ24に予め格納されているとしてもよい。図12に、メイン画面201の一例を示す。メイン画面201は、ボタン画像B1およびB2を含んでいる。ボタン画像B1およびB2は、複数の機能の実行命令の入力を受け付けるための画像である。ボタン画像B1によって受け付けられる機能は、アプリケーション機能である。アプリケーション機能は、囲って加工処理や、折りメモ加工処理などの、応用的な加工を行う機能である。ボタン画像B2によって受け付けられる機能は、基本機能である。基本機能は、多機能機10からコンテンツサーバへスキャンデータをアップロードしたり、コンテンツサーバから多機能機10へダウンロードしたデータを印刷するなどの、基本的な処理を行う機能である。
多機能機10においてボタン画像B1またはB2を選択する操作がなされると、S512においてCPU22は、選択されたボタン画像に対応する機能を示す、機能識別情報を、仲介サーバ60に送信する。機能識別情報の一例としては、ボタン画像B1の名称である「アプリケーション機能」が挙げられる。すなわち、機能識別情報は、選択されたボタンを示す情報であってもよい。なお、機能識別情報は、多機能機10が出力するスキャンデータのフォーマットに対応する装置フォーマット情報を含んでいてもよい。装置フォーマット情報の例として、多機能機10の機種情報でもよい。この場合、仲介サーバ60のCPU72は、多機能機10の機種情報に基づいて、その機種が出力するスキャンデータのフォーマットを認識してもよい。多機能機10がスキャンデータを生成可能なフォーマットが複数ある場合、装置フォーマット情報は、複数のフォーマットのうち、主に使用されるフォーマットであるデフォルトフォーマットを示す情報であってよい。デフォルトフォーマットはJPEGであってよい。なお、後述するアプリケーション機能を実現する処理の実行において、多機能機10はデフォルトフォーマットのスキャンデータを生成してよい。
仲介サーバ60のCPU72は、多機能機10からボタン画像識別情報を受信すると、S514において、機能識別情報が示す機能を判断する。基本機能が示される場合(S514:基本機能)には、S929へ進む。アプリケーション機能が示される場合(S514:アプリケーション機能)には、S518へ進む。S518においてCPU72は、次に多機能機10へ送信する画面データとして、アプリケーション選択画面211を特定する。アプリケーション選択画面211は、複数のアプリケーション機能のうちから、いずれかのアプリケーションの選択を受け付けるための画面である。
S518において、仲介サーバ60のCPU72は、アプリケーション選択画面211を表示させるためのアプリケーション選択画面データを生成する。メモリ74には、アプリケーション選択画面データにどのような情報を含ませる必要があるかを示す、図示しない情報が記憶されている。仲介サーバ60のCPU72は、この情報に従って、アプリケーション選択画面データを生成する。アプリケーション選択画面データには、アプリケーション選択画面211にボタン画像B11〜B13が含まれることを示す情報と、ボタン画像B11〜B13のいずれかを選択するための画面を表示することを示す情報と、ボタン画像B11〜B13の各々に「囲ってスキャン」、「折りメモスキャン」、「囲ってコピー」が対応することを示す情報と、ボタン画像B11〜B13に付して表示するための文字列を示す情報と、が含まれている。S519において、仲介サーバ60のCPU72は、アプリケーション選択画面データを多機能機10に送信する。
多機能機10のCPU22は、仲介サーバ60からアプリケーション選択画面データを受信すると、S521において、アプリケーション選択画面211を表示部14に表示させる。図13に示されるように、アプリケーション選択画面211は、ボタン画像B11〜B13を含んでいる。
ボタン画像B11は、「囲ってスキャン」のアプリケーション機能の選択を受け付けるための画像である。「囲ってスキャン」は、多機能機10で原稿をスキャンして生成したスキャンデータを画像処理し、原稿に対して書き込まれた、選択範囲を指定するマーカーを認識し、選択範囲内の画像に対して各種の処理を実行し、処理後のデータをコンテンツサーバへアップロードするためのアプリケーションである。「囲ってスキャン」では、選択範囲内の画像をトリミングしてもよいし、選択範囲内の画像を消去してもよい。
ボタン画像B12は、「折りメモスキャン」のアプリケーション機能の選択を受け付けるための画像である。「折りメモスキャン」は、多機能機10から出力されたスキャンデータにページ認識処理を実行した上で、処理後のデータをコンテンツサーバへアップロードするためのアプリケーションである。具体的には、「折りメモスキャン」では、ページの境界線が印刷された専用の印刷用紙を使用する。ページの境界線で印刷用紙を折ることによって、1枚の用紙が、複数ページのメモ領域を有するメモ帳として機能することになる。メモ帳に書き込みをした後に、折り目を戻して1枚の印刷用紙の状態に戻してスキャンすると、ページの境界線を認識することによって、ページごとにスキャンすることができる。例えば、1枚の用紙を4つ折りにした場合には、表面と裏面を合わせて8ページ分のメモ領域を有することになる。書き込み後に折り目を戻して「折りメモスキャン」を実行すると、ページ番号が付された8ページ分の画像データを生成することができる。なお、専用の印刷用紙は多機能機10がサーバからダウンロードして印刷するようにしてもよい。
ボタン画像B13は、「囲ってコピー」のアプリケーション機能の選択を受け付けるための画像である。「囲ってコピー」は、多機能機10で原稿をスキャンして生成したスキャンデータを画像処理し、原稿に対して書き込まれた、選択範囲を指定するマーカーを認識し、選択範囲内の画像に対して各種の処理を実行し、処理後のデータを再度多機能機10へダウンロードして印刷するためのアプリケーションである。「囲ってコピー」では、選択範囲内の画像をトリミングしてもよいし、選択範囲内の画像を消去してもよい。
なお、多機能機10のCPU22は、仲介サーバ60から受信したアプリケーション選択画面データに基づいて、ボタン画像B11〜B13の画像を表示するためのビットマップ情報などを作成し、アプリケーション選択画面211を表示部14に表示させる。このように、多機能機10の側でビットマップ情報を作成するため、サーバ選択画面データには、ボタン画像B11〜B13の画像を表示するためのビットマップ情報は含ませる必要がない。また、図13に示される上下の矢印ボタンを表示するためのビットマップ情報も含ませる必要がない。ユーザは、操作部12を操作して、アプリケーション選択画面211の中から、所望するアプリケーションを表すボタン画像を選択する。
多機能機10においてボタン画像を選択する操作がなされると、S531において多機能機10のCPU22は、アプリケーション識別情報を仲介サーバ60に送信する。アプリケーション識別情報は、選択されたアプリケーション機能を識別するための情報である。アプリケーション識別情報の一例としては、アプリケーション機能の名称が挙げられる。すなわち、アプリケーション識別情報は、選択されたボタンを示す情報であってもよい。
仲介サーバ60のCPU72は、多機能機10からアプリケーション識別情報を受信すると、S532において、アプリケーション識別情報が示すアプリケーション機能が、サービスサーバの選択が必要なアプリケーション機能であるか否かを判断する。否定判断の場合(S532:NO)には、S538へ進む。肯定判断の場合(S532:YES)には、S533へ進む。なお、S532においてCPU72は、アプリケーション識別情報が示すアプリケーション機能が「囲ってスキャン」、「折りメモスキャン」の場合に肯定判断し、アプリケーション識別情報が示すアプリケーション機能が「囲ってコピー」の場合に否定判断する。S533において、仲介サーバ60のCPU72は、サービス選択画面212を表示させるためのサービス選択画面データを生成する。S535においてCPU72は、サービス選択画面データを多機能機10に送信する。多機能機10のCPU22は、仲介サーバ60からサービス選択画面データを受信すると、S536において、サービス選択画面212を表示部14に表示させる。そしてCPU22は、サービスの選択を受け付ける。図14に示されるように、サービス選択画面212は、ボタン画像B31およびB32を含んでいる。
ユーザは、操作部12を操作して、サービス選択画面212の中から、データをアップロードするべきコンテンツサーバを表すボタン画像を選択する。本実施例では、ユーザがボタン画像B31(即ちコンテンツサーバ100)を選択する場合を例として、説明を続ける。S537においてCPU22は、ユーザが選択したボタン画像に対応するサービス識別情報を、仲介サーバに送信する。本実施例の説明例では、サーバ名「Server 100」を含むサービス識別情報が、仲介サーバに送信される。すなわち、サービス識別情報は、選択されたボタンを示す情報であってもよい。
S538において、仲介サーバ60のCPU72は、加工処理を選択可能なアプリケーション機能が選択されているか否かを判断する。否定判断の場合(S538:NO)には、S559へ進む。肯定判断の場合(S538:YES)には、S539へ進む。なお、S538においてCPU72は、アプリケーション識別情報が示すアプリケーション機能が「囲ってスキャン」、「囲ってコピー」の場合に肯定判断し、アプリケーション識別情報が示すアプリケーション機能が「折りメモスキャン」の場合に否定判断する。S539において、仲介サーバ60のCPU72は、加工処理選択画面214を表示させるための加工処理選択画面データを生成する。S541において、仲介サーバ60のCPU72は、加工処理選択画面データを多機能機10に送信する。S543において、多機能機10のCPU22は、加工処理選択画面214を表示部14に表示させる。図16に示されるように、加工処理選択画面214は、ボタン画像B51〜B55を含んでいる。
ボタン画像B51は、「モノクロ加工」の選択を受け付けるための画像である。ボタン画像B52は、「Nin1加工」の選択を受け付けるための画像である。ボタン画像B53は、「ウォーターマーク加工」の選択を受け付けるための画像である。ボタン画像B54は、加工処理を行わない選択を受け付けるための画像である。ユーザは、操作部12を操作して、加工処理選択画面214の中から、所望する加工処理を表すボタン画像を選択する。なお、複数の加工処理を選択することも可能である。例えば、実行させたい加工処理を複数タッチし、最後に「決定」を示すボタン画像B55をタッチすることによって、複数の加工処理を選択することができるとしてもよい。
S544においてCPU22は、選択された加工処理を示す加工処理識別情報を、仲介サーバ60に送信する。S559において、仲介サーバ60のCPU72は、モジュール指定処理を行う。モジュール指定処理は、処理を実行させるモジュールである実行対象モジュールを指定する処理である。そして、指定された実行対象モジュールを識別するモジュール識別情報は、不図示のFIFO(First In First Outの略)メモリ領域に記憶される。複数の実行対象モジュールを指定する場合には、複数の実行対象モジュールの識別情報が、指定した順番でFIFOメモリ領域に記憶される。図10のフローチャートを用いて、モジュール指定処理の内容を説明する。なお、図10のフローチャートは、機能識別情報が「アプリケーション機能」を示す場合にも、「基本機能」を示す場合にも、共通するフローチャートとなっている。
S1112においてCPU72は、アプリケーション機能が選択されているか否かを判断する。この判断は、S531で受信した機能識別情報に基づいて行われても良い。アプリケーション機能が選択されている場合の一例としては、S531で受信した機能識別情報が、「囲ってスキャン」を示している場合などが挙げられる。否定判断の場合(S1112:NO)にはS1120へ進み、肯定判断の場合(S1112:YES)にはS1116へ進む。S1116においてCPU72は、選択されているアプリケーション機能に係る加工処理を実行するためのアプリケーション加工モジュールを識別するモジュール識別情報を一時的に記憶する。例えば、CPU72は、「囲ってスキャン」が選択されている場合は囲って加工モジュール381の識別情報を一時的に記憶する。そして、S1120へ進む。
S1120においてCPU72は、基本機能において、画像データのフォーマット変換処理が必要か否かを判断する。この判断は、いずれかのアプリケーション機能が選択されている場合には、否定判断してもよい。基本機能識別情報が「スキャンアップロード」を示し、S958で受信したスキャン設定情報に設定フォーマット情報が含まれる場合には、設定フォーマット情報が示すフォーマットと、S949で受信した出力フォーマット識別情報が示すフォーマットとが一致しない場合に肯定判断し、一致する場合に否定判断してもよい。また、基本機能識別情報が「スキャンアップロード」を示し、S958で受信したスキャン設定情報に設定フォーマット情報が含まれない場合、または、スキャン設定情報を受信していない場合には、S512、またはS941で受信した装置フォーマット情報と、S949で受信した出力フォーマット識別情報とが一致しない場合に肯定判断し、一致する場合に否定判断してもよい。なお、基本機能識別情報が「スキャンアップロード」を示し、出力フォーマット識別情報がOffice形式を示している場合には、基本機能のうち「Office変換アップロード」が選択されていることになる。基本機能識別情報が「スキャンアップロード」を示し、出力フォーマット識別情報がPDF形式を示している場合には、基本機能のうち「PDF変換アップロード」が選択されていることになる。基本機能識別情報が「ダウンロードプリント」を示し、S81で受信した選択データのフォーマットがOffice形式の場合には、基本機能のうち「Office印刷」が選択されていることになる。基本機能識別情報が「ダウンロードプリント」を示し、S81で受信した選択データのフォーマットがPDF形式の場合には、基本機能のうち「PDF印刷」が選択されていることになる。
S1120において否定判断される場合(S1120:NO)にはS1128へ進み、肯定判断される場合(S1120:YES)にはS1124へ進む。S1124においてCPU72は、選択されている機能に対応するフォーマット変更モジュールの識別情報を一時的に記憶する。そしてS1128へ進む。
S1128においてCPU72は、画像の加工機能が選択されているか否かを判断する。この判断は、S544で受信した加工処理識別情報に基づいて行われても良い。画像の加工機能が選択されている場合の一例としては、S544で受信した加工処理識別情報が「モノクロ加工」と「Nin1加工」と、を示している場合が挙げられる。否定判断の場合(S1128:NO)にはS1144へ進み、肯定判断の場合(S1128:YES)にはS1132へ進む。S1132においてCPU72は、加工処理識別情報が示す加工を行う基本加工モジュールのモジュール識別情報を一時的に記憶する。例えば、CPU72は、加工処理識別情報が「モノクロ加工」と「Nin1加工」と、を示している場合は、モノクロ加工モジュール281の識別情報と、Nin1加工モジュール282の識別情報と、を一時的に記憶する。そして、S1136に進む。
S1136においてCPU72は、加工元のデータが、基本加工モジュールで処理できるフォーマットであるか否かを判断する。具体的には、CPU72は、アプリケーション機能が選択されている場合には肯定判断してもよい。これは、アプリケーション加工モジュールはJPEG形式のデータを出力し、基本加工モジュールはJPEG形式のデータを加工するためである。また、CPU72は、基本機能が選択されており、基本機能のうち、「Officeダウンロードプリント」、「PDFダウンロードプリント」が選択されている場合には肯定判断してもよい。これは、Office to JPEG変換モジュール、PDF to JPEG変換モジュールはJPEG形式のデータを出力し、基本加工モジュールはJPEG形式のデータを加工するためである。また、CPU72は、基本機能のうち、「Office変換アップロード」、「PDF変換アップロード」が選択されている場合には、S517、またはS941において受信する機能識別情報に含まれている装置フォーマット情報、または、S958において受信するスキャン設定情報に含まれる設定フォーマット情報に基づいて判断してもよい。この場合、装置フォーマット情報、または、設定フォーマット情報がJPEG形式を示す場合には否定判断し、そうでない場合には肯定判断する。基本機能のうち、「ダウンロードプリント」が選択されている場合には、S55において受信するデータ詳細情報に含まれている選択データの拡張子に基づいて判断してもよい。この場合、拡張子がJPEG形式を示す場合には否定判断し、そうでない場合には肯定判断する。
S1136において肯定判断される場合(S1136:YES)にはS1144へ進み、否定判断される場合(S1136:NO)にはS1140へ進む。なお、選択されているアプリケーション機能、選択されている基本機能は、一時的に記憶したモジュール識別情報に基づいて判断してもよいし、機能識別情報、アプリケーション識別情報、出力フォーマット識別情報に基づいて判断してもよい。
S1140においてCPU72は、統一フォーマット変換モジュールの識別情報を、一時的に記憶する。具体的には、基本機能が選択されており、基本機能のうち、「Officeダウンロードプリント」、「PDFダウンロードプリント」が選択されている場合には、それぞれのフォーマット変換モジュールのモジュール識別情報を統一フォーマット変換モジュールのモジュール識別情報として記憶し、基本機能のうち、「ダウンロードプリント」が選択されており、S55において受信するデータ詳細情報に含まれている選択データの拡張子がJPEG形式以外を示す場合には、拡張子が示す形式のデータをJPEG形式のデータに変換する統一フォーマット変換モジュール294のモジュール識別情報を一時的に記憶してよい。
S1144においてCPU72は、一時的に記憶した各モジュールの実行順を並び替える、並び替え処理を実行する。具体的には、まず、最優先の実行対象モジュールを決定する。アプリケーション機能が選択されている場合には、対応するアプリケーション加工モジュールを最優先の実行対象モジュールとする。基本機能のうち「ダウンロードプリント」が選択されており、S1140においてフォーマット変換モジュールのモジュール識別情報が一時記憶されている場合には、そのフォーマット変換モジュールを最優先の実行対象モジュールとする。基本機能のうち「スキャンアップロード」が選択されており、S1132において、基本加工モジュールのモジュール識別情報が一時記憶されている場合には、その基本加工モジュールを、最優先の実行対象モジュールとする。アプリケーション加工モジュール、またはフォーマット変換モジュールが最優先の実行対象モジュールとなっており、基本加工モジュールのモジュール識別情報が一時記憶されていない場合、CPU72は、アプリケーション加工モジュール、またはフォーマット変換モジュールのモジュール識別情報のみを、FIFOメモリ領域に記憶させる。アプリケーション加工モジュール、またはフォーマット変換モジュールが最優先の実行対象モジュールとなっており、S1132において、基本加工モジュールのモジュール識別情報が一時記憶されている場合には、その基本加工モジュールを、第2位以降に優先する実行対象モジュールとする。なお、S1132において、複数の基本加工モジュールのモジュール識別情報が記憶されている場合には、優先順位テーブルTB1に記憶されている優先順位に従うように、基本加工モジュール間の実行順を決定する。第2位以降に優先する実行対象モジュールを決定した後、基本機能のうち「スキャンアップロード」が選択されており、S1140においてフォーマット変換モジュールのモジュール識別情報が一時記憶されている場合には、そのフォーマット変換モジュールが、最後の順位の実行対象モジュールとなる。最優先の実行対象モジュールから最後の順位の実行対象モジュールまで決定された後、S1144においてCPU72は、複数の実行対象モジュールのモジュール識別情報を、優先順にFIFOメモリ領域に記憶させる。そして、S1148に進む。
S1148においてCPU72は、パラメータ情報を作成する。パラメータ情報は、実行対象モジュールのモジュール識別子を含んだ情報であり、実行対象モジュールの実行順番を示す情報でもある。これによりモジュール指定処理が終了し、S561(図3参照)へ進む。
S561において、仲介サーバ60のCPU72は、スキャンアップロード実行命令情報を生成する。スキャンアップロード実行命令情報は、スキャン処理によって生成したアップロードデータをアップロードすることを、多機能機10へ命令する情報である。S563においてCPU72は、スキャンアップロード実行命令情報を多機能機10へ送信する。S565において、多機能機10のCPU22は、画像のスキャンを実行する。具体的には、ユーザが、スキャン実行部19に所定の画像が記録された用紙をセットして、操作部12の読取開始のボタンを押下すると、CPU22は、スキャン実行部19に用紙に記録された画像を読み取らせ、読み取った画像データからアップロードデータを作成する。なお、「囲ってスキャン」、「囲ってコピー」が選択されている場合は、マーカーが書き込まれた原稿がスキャンされ、「折りメモスキャン」の場合は、専用の折りメモ用紙にメモが書き込まれた原稿がスキャンされる。
S571においてCPU22は、データ処理アップロード先URL取得要求情報およびテンプレート取得要求情報を、仲介サーバ60に送信する。「データ処理アップロード」は、各種のデータを、データ処理のために第1データ処理サーバ200や第2データ処理サーバ300へアップロードする処理である。データ処理アップロード先URL取得要求情報は、第1データ処理サーバ200にアップロードを行うために必要な情報であるデータ処理アップロード先URLを要求するための情報である。テンプレート取得要求情報は、後述するアップロードメッセージのテンプレートを要求するための情報である。
第1データ処理P1(S572〜S651)は、多機能機10が生成したスキャンデータ、または、仲介サーバ60がコンテンツサーバ100から取得したデータを、第1データ処理サーバ200、または、第2データ処理サーバ300にデータ処理させるための処理である。S572において、仲介サーバ60のCPU72は、データ処理サーバにデータ処理させるべきデータは、多機能機10が生成したスキャンデータであるか否かを判断する。具体的には、アプリケーション識別情報に基づいて、アプリケーション機能が選択されている場合に肯定判断してよい。基本機能識別情報に基づいて、基本機能として「スキャンアップロード」、「Office変換アップロード」、または「PDF変換アップロード」が選択されている場合に肯定判断してよい。基本機能として「ダウンロード印刷」、「Office印刷」、または「PDF印刷」が選択されている場合に否定判断してよい。否定判断の場合(S572:NO)にはS53へ進み、肯定判断(S572:YES)の場合にはS573へ進む。
S573において、仲介サーバ60のCPU72は、データ処理アップロード用データID取得要求情報を、第1データ処理P1を実行するデータ処理サーバへ送信する。具体的には、仲介サーバ60のCPU72は、FIFOメモリの先頭に記憶されているモジュール識別情報が示すモジュールを備えるデータ処理サーバへ、データ処理アップロード用データID取得要求情報を送信する。なお、詳しくは後述するが、CPU72は、データ処理したモジュールのモジュール識別情報を、FIFOメモリの先頭から削除する。よって、FIFOメモリの先頭には、まだデータ処理を実行していないモジュールのうちで最優先のモジュール識別情報が記憶されることになる。データ処理アップロード用データID取得要求情報は、データ処理サーバにアップロードしたアップロードデータを識別するためのデータ処理アップロード用データIDを、データ処理サーバに対して要求するための情報である。S575において第1データ処理サーバ200のCPU272、または、第2データ処理サーバ300のCPU372は、データ処理アップロード用データIDを、仲介サーバ60に送信する。
なお、S573およびS575の処理は、第1データ処理サーバ200と第2データ処理サーバ300とのうち、いずれとの間で行われても良い。以後、第1データ処理サーバ200および第2データ処理サーバ300の何れに対しても実行できる処理をシーケンス図に記載する場合には、一方を実線の矢印で記載し、他方を点線の矢印で記載する。
S577においてCPU72は、アップロードメッセージのテンプレートを作成する。アップロードメッセージのテンプレートは、データ処理サーバへアップロードデータをアップロードする際のメッセージの枠組みとなる情報である。
S579においてCPU72は、データ処理アップロード先URLおよびアップロードメッセージのテンプレートを、多機能機10へ送信する。データ処理アップロード先URLの一例としては、データ処理サーバのURLが挙げられる。
S581においてCPU22は、受信したテンプレートと、受信したデータ処理アップロード先URLと、S565で作成されたアップロードデータと、に基づいて、アップロードメッセージを作成する。具体的には、多機能機10は、仲介サーバ60から受信したテンプレートの所定の位置に、アップロードデータのバイナリデータと、データ処理アップロード先URLと、アップロードデータのデータサイズ等の各種の情報を組み合わせる。これにより、データ処理サーバに対応したアップロードメッセージを作成することが出来る。
S583においてCPU22は、データ処理サーバに対して、アップロードメッセージを送信する。S585において、データ処理サーバのCPUは、データ処理アップロード結果情報を、多機能機10へ送信する。データ処理アップロード結果情報は、アップロードデータがデータ処理サーバに正常にアップロードできたか否かを示す情報である。なお、S583およびS585の処理は、第1データ処理サーバ200と第2データ処理サーバ300とのうち、いずれとの間で行われても良い。S587において、多機能機10のCPU22は、受信したデータ処理アップロード結果情報を仲介サーバ60に対して転送する。
S589において、仲介サーバ60のCPU72は、データ処理アップロード結果情報を解読し、解読結果を作成する。データ処理アップロード結果情報は、データ処理サーバから多機能機10へ送信されてきた情報であるため、データ処理サーバに固有の仕様を有している。よって、仲介サーバ60が記憶しているプログラム75に含まれている不図示の解読プログラムを用いることにより、データ処理アップロード結果情報を解読することができる。解読結果は、多機能機10で解読可能な形式のメッセージである。解読結果には、解読されたデータ処理アップロード結果情報に含まれているデータ処理アップロード結果が含まれている。
S619〜S651では、データ処理実行処理が行われる。S619においてCPU72は、第1データ処理要求情報を、データ処理サーバに送信する。第1データ処理要求情報は、S575で受信したデータ処理アップロード用データIDで識別されるアップロードデータ(すなわち、S583でデータ処理サーバにアップロードしたアップロードデータ)に対して、データ処理の実行を要求するための情報である。データ処理は、前述した加工処理およびフォーマット変更処理を含む処理である。なお、FIFOメモリの先頭に記憶されているモジュール識別情報から連続して、同じデータ処理サーバが備えるモジュールのモジュール識別情報がFIFOメモリに記憶されている場合は、CPU72は、第1データ処理要求情報に、FIFOメモリに記憶された順番で複数の処理の実行を要求する情報を含ませる。
S621においてデータ処理サーバのCPU272は、処理データ取得情報を仲介サーバ60に送信する。処理データ取得情報は、データ処理の実行を要求する処理(S619)に応じて行われるデータ処理を識別するための情報である、データ処理ジョブIDを含んでいてもよい。処理データ取得情報は、URLの記述方式によって記述されていてもよい。なお、S619においてCPU72が、第1データ処理要求情報に、複数の処理の実行を要求する情報を含ませた場合は、1つの処理データ取得情報が、複数のデータ処理全体を識別する。
S631〜S651の処理は、アップロードデータについてデータ処理を開始する際に、データ処理が完了するまで多機能機10を待機させる処理である。データ処理サーバは、S619において第1データ処理要求情報を受信することに応じて、アップロードデータに対してデータ処理を実行する。データ処理は、所定データ量(例:100KB)ごとに分割されたアップロードデータに対して行われるとしても良い。また、所定データ量は、データ処理によって適したデータ量としてもよい。例えば、「JPEG_to_Office変換処理」「JPEG_to_PDF変換処理」が含まれている場合は、100Kバイトごとに変換処理を行ってもよい。「JPEG_to_Office変換処理」「JPEG_to_PDF変換処理」が含まれておらず、「囲って加工処理」「折りメモ加工処理」「モノクロ加工処理」「Nin1加工処理」「ウォーターマーク加工処理」のみであれば、アップロードデータ全体について加工処理を行ってもよい。
S631において、仲介サーバ60のCPU72は、データ処理完了確認要求情報をデータ処理サーバに送信する。データ処理完了確認要求情報は、S619でデータ処理サーバに対して要求したデータ処理が完了したか否かを、データ処理サーバに対して確認するための情報である。CPU72は、データ処理を識別するために、データ処理完了確認要求情報に、S621でデータ処理サーバが送信した処理データ取得情報を含ませる。
S632においてデータ処理サーバのCPUは、データ処理が完了したか否かを判断する。具体的には、データ処理完了確認要求情報に含まれる処理データ取得情報に対応するデータ処理を、データ処理の完了の可否を判断するデータ処理であると特定する。そして、特定したデータ処理において、アップロードデータの先頭部分から所定データ量分の変換が完了したか否かが判断される。具体的には、100Kバイトごとの処理を行うデータ処理については、100Kバイトの処理が完了したかを判断し、アップロードデータ全体を処理するデータ処理については、アップロードデータ全体のデータ処理が完了しているかを判断する。データ処理が完了していない場合(S632:NO)にはS633へ進む。
S633においてCPUは、データ処理が完了していないことを示すデータ処理未完了通知情報を、仲介サーバ60へ送信する。S635において仲介サーバ60のCPU72は、データ処理未完了通知情報を受信することに応じて、待機命令を生成する。待機命令は、多機能機10に、データ処理の完了を待機させるための命令である。
S637においてCPU72は、待機命令を多機能機10へ送信する。S639において多機能機10のCPU22は、データ処理の完了を待機する待機処理を実行する。待機処理は、例えば、データ処理のタイムアウトを検知するためにスタートしていたタイマーをリセットして、再スタートさせる処理であってもよい。また例えば、メモリ24に記憶されているタイムアウト時間を増加させることで、データ処理がタイムアウトになる時間を延長する処理であってもよい。
S641においてCPU22は、待機処理の実行が完了したことを示す待機処理完了情報を、仲介サーバ60へ送信する。そしてS631へ戻る。
一方、S632においてデータ処理が完了したと判断された場合(S632:YES)には、S651へ進む。S651においてデータ処理サーバのCPUは、アップロードデータの先頭部分での所定データ量分のデータ処理が完了したことを示すデータ処理完了通知情報を、仲介サーバ60へ送信する。なお、データ処理実行処理(S619〜S651)は、第2データ処理サーバ300との間で行われてもよい。
S654において、データ処理完了通知情報を受信した仲介サーバ60のCPU72は、FIFOメモリの先頭から、所定データ量分のデータ処理が完了したデータ処理に対応するモジュール識別情報を削除する。S619においてCPU72が、第1データ処理要求情報に複数の処理の実行を要求する情報を含ませている場合は、複数の処理に対応するモジュール識別情報を、FIFOメモリの先頭から削除する。
S659において、仲介サーバ60のCPU72は、FIFOメモリにモジュール識別情報が記憶されているか否かを判断する。否定判断の場合(S659:NO)には、FIFOメモリに記憶したすべてのモジュールでのデータ処理がなされた処理データを出力する処理を行うためにS752へ進み、肯定判断(S659:YES)の場合には、新たなデータ処理を行うために、S663へ進む。
S663において仲介サーバ60のCPU72は、第1処理データ取得命令情報を今までデータ処理していたデータ処理サーバへ送信する。第1処理データ取得命令情報は、処理データ取得情報で識別される処理データを、今までデータ処理していたデータ処理サーバから仲介サーバ60へ送信させるための命令である。
S665において今までデータ処理していたデータ処理サーバのCPUは、第1処理データ取得命令情報によって特定される処理データを、仲介サーバ60に送信する。データ処理サーバにおいて、アップロードデータに対するデータ処理が100KBずつ行われた場合には、S663で送信された第1処理データ取得命令情報に対して、S665において、100KBずつ処理データが仲介サーバ60へ送信されるとしてもよい。この場合、仲介サーバ60のCPU72は、FIFOメモリの先頭に記憶されているモジュール識別情報が示すモジュールがデータ処理可能な最低量のデータを受信するまで、S663による第1処理データ取得命令情報の送信と、S665による処理データの受信とを繰り返してよい。
第2データ処理P2(S673〜S751)は、第1データ処理P1で処理された処理データ、または、第2データ処理P2で処理された処理データを、今までデータ処理していたモジュールとは異なるモジュールを備えるデータ処理サーバにおいて、さらにデータ処理させるための処理である。
S673〜S685では、S665で今までデータ処理していたデータ処理サーバから取得した処理データを、新たなデータ処理を行うデータ処理サーバへアップロードするための処理が行われる。S673、S675、S683、S685の各処理の内容は、データ処理の対象とするデータが、少なくともいずれかのデータ処理がなされた処理データであること、アップロードメッセージが仲介サーバ60から送信されること、および、仲介サーバ60が送信するアップロードメッセージに含まれる処理データが、データ処理モジュールがデータ処理可能な最低量のデータである場合は、データ処理モジュールでデータ処理が開始された後も、残りの処理データを含むアップロードメッセージが仲介サーバ60から送信されること、を除けば、前述したS573、S575、S583、S585の各処理の内容と同様であるため、ここでは説明を省略する。
S719〜S751では、新たなデータ処理を行うデータ処理サーバにアップロードしたデータに対して、データ処理を実行させるための処理が行われる。各処理の内容は、具体的なデータ処理の内容が異なる以外は、前述したS619、S621、S631、S632、S633、S639、S651の各処理の内容と同様であるため、ここでは説明を省略する。なお、第2データ処理P2は、第1データ処理サーバ200と第2データ処理サーバ300とのうち、いずれとの間で行われても良い。S751の次は、S654へ戻る。
一方、S659で否定判断される場合(S659:NO)は、S752において仲介サーバ60のCPU72は、データ処理された処理データの出力先が、多機能機10であるか否かを判断する。例えば、基本機能として「ダウンロードプリント」、「Officeダウンロードプリント」、または「PDFダウンロードプリント」が選択されている場合、または、アプリケーション機能として「囲ってコピー」が選択されている場合には、データの出力先が多機能機10であると判断されてもよい。また、基本機能として「スキャンアップロード」、「Office変換アップロード」、または「PDF変換アップロード」が選択されている場合、または、アプリケーション機能として「囲ってスキャン」、または「折りメモスキャン」が選択されている場合には、データの出力先がコンテンツサーバであると判断されてもよい。S752の判断はパラメータ情報に含まれるモジュール識別情報に基づいて判断してもよい。パラメータ情報とは別に記憶した、アプリケーション識別情報、および、基本機能識別情報に基づいて判断してもよい。データの出力先が多機能機10である場合(S752:YES)には、S753へ進む。
S753〜S773の処理は、第1データ処理サーバ200や第2データ処理サーバ300でデータ処理された処理データの印刷を多機能機10に実行させるための処理である。S753において仲介サーバ60のCPU72は、第2処理データ取得命令情報を生成する。第2処理データ取得命令情報は、データ処理の順番が最後のデータ処理モジュールでのデータ処理が、先頭部分の所定データ量分完了した(S732:YES)ことを多機能機10に通知する情報でもある。
第2処理データ取得命令情報を受信すると、S757においてCPU72は、第2処理データ取得命令情報を多機能機10へ送信する。S759において多機能機10のCPU22は、第1のダウンロード元URL要求情報および処理データ取得情報要求情報を仲介サーバ60へ送信する。第1のダウンロード元URL要求情報は、S731でデータ処理完了確認が行われた処理データにアクセスするための第1のダウンロード元URLを、仲介サーバ60に対して要求する情報である。また処理データ取得情報要求情報は、S731でデータ処理完了確認が行われた処理データを生成したジョブを識別するための情報である。
S761においてCPU72は、処理データに対して最後に処理を行ったデータ処理モジュールを備えるデータ処理サーバから処理データを取得するための第1のダウンロード元URLおよび処理データ取得情報を生成し、多機能機10へ送信する。
S763において多機能機10のCPU22は、処理データ取得情報で識別される処理データをダウンロードするためのダウンロード要求情報を、第1のダウンロード元URLに基づいて、第1データ処理サーバ200、または、第2データ処理サーバ300に送信する。S765においてデータ処理サーバのCPUは、ダウンロード要求情報によって特定される処理データを、多機能機10に送信させる。なお、S763およびS765の処理は、第1データ処理サーバ200と第2データ処理サーバ300とのうち、いずれとの間で行われても良い。
データ処理サーバにおいて、データ処理が100KBずつ行われた場合には、S763で送信されたダウンロード要求情報に対して、S765において、100KBずつ処理データが多機能機10へ送信されるとしてもよい。この場合、多機能機10のCPU22は、印刷実行部に印刷処理を実行させることが可能な最低量のデータを受信するまで、S763によるダウンロード要求情報の送信と、S765による処理データの受信とを繰り返す。印刷実行部に印刷処理を実行させることが可能なデータの最低量は、印刷実行部18がインクジェットプリンタである場合には、インクヘッドを1回キャリッジさせるのに十分な量であってよく、印刷実行部18がレーザープリンタである場合には、印刷用紙の1枚分を印刷させるのに十分な量であってよい。
S767において多機能機10のCPU22は、印刷実行部18に印刷処理を実行させる。印刷処理は、印刷データの印刷可能な最小単位で実行されるとしてもよい。例えば、印刷実行部18がインクジェットプリンタである場合には、ライン単位で印刷処理を実行してもよい。印刷実行部18がレーザープリンタである場合には、印刷用紙の1枚単位で印刷処理を実行してもよい。
処理データの印刷処理が完了すると、S769においてCPU22は、印刷処理が完了したことを示す印刷完了通知情報を、仲介サーバ60へ送信する。S771において仲介サーバ60のCPU72は、処理完了通知情報を多機能機10へ送信する。S773において多機能機10のCPU22は、完了画面を表示部14に表示させる。そしてフローが終了する。
一方、S752において、データ処理サーバでデータ処理された処理データの出力先が多機能機10でないと判断された場合(S752:NO)には、処理データをコンテンツサーバに出力するために、S853(図7参照)へ進む。
S853において仲介サーバ60のCPU72は、処理データに対して最後に処理を行ったデータ処理モジュールを備えるデータ処理サーバから処理データを取得するための第3処理データ取得命令情報を生成し、生成した第3処理データ取得命令情報をデータ処理サーバへ送信する。
S855においてデータ処理サーバのCPUは、第3処理データ取得命令情報によって特定される処理データを、仲介サーバ60に送信させる。データ処理サーバにおいて、データ処理が100KBずつ行われる場合には、S853で送信された第3処理データ取得命令情報に対して、S855において、100KBずつ処理データが仲介サーバ60へ送信されるとしてもよい。この場合、仲介サーバ60のCPU72は、コンテンツサーバに送信可能な最低量のデータを受信するまで、S853による第3処理データ取得命令情報の送信と、S855による処理データの受信とを繰り返す。なお、S85およびS855の処理は、第1データ処理サーバ200と第2データ処理サーバ300とのうち、いずれとの間で行われても良い。
S857において仲介サーバ60のCPU72は、保存アップロード先URL取得要求情報を、コンテンツサーバ100に送信する。「保存アップロード」は、各種のデータを、保存のためにコンテンツサーバへアップロードする処理である。保存アップロード先URL取得要求情報は、コンテンツサーバ100にアップロードを行うために必要な情報である保存アップロード先URLを、要求するための情報である。S859においてCPU72は、コンテンツサーバ100から送信されてくる保存アップロード先URLを受信する。S861において仲介サーバ60のCPU72は、処理データをコンテンツサーバ100に対して送信する。S863においてCPU72は、コンテンツサーバ100から送信されてくる保存アップロード結果情報を受信する。保存アップロード結果情報は、処理データがコンテンツサーバ100に正常に記憶されたか否かを示す情報である。
S865においてCPU72は、保存アップロード結果情報を解読し、解読結果を作成する。処理データが正常に記憶されていれば、正常に記憶されていることを示す解読結果が得られる。正常に記憶されなかった場合、例えば、アップロードした処理データのデータサイズが、コンテンツサーバ100で記憶可能なデータサイズを超えている場合には、容量オーバーのために保存できなかったことを示す解読結果が作成される。
S867において仲介サーバ60のCPU72は、処理完了通知情報を多機能機10へ送信する。処理完了通知情報は、多機能機10の表示部14に解読結果を表示させるためのデータを含んでいる。S869において多機能機10のCPU22は、処理完了通知情報に基づいて、解読結果を表示部14に表示させる。そして、フローが終了する。
一方、仲介サーバ60のCPU72は、S514(図2参照)において、機能識別情報が基本機能を示す場合(S514:基本機能)には、S929(図8参照)へ進む。S929、S931、S933の各ステップの内容は、前述したS533、S535、S536の各ステップの内容と同様であるため、ここでは説明を省略する。
S935において多機能機10のCPU22は、S537と同様に、ユーザが選択したボタン画像に対応するサービス識別情報を、仲介サーバに送信する。
S937において、仲介サーバ60のCPU72は、基本機能選択画面213を表示させるための基本機能選択画面データを生成する。S938において、仲介サーバ60のCPU72は、基本機能選択画面データを多機能機10に送信する。
多機能機10のCPU22は、S939において、基本機能選択画面213を表示部14に表示させる。図15に示されるように、基本機能選択画面213は、ボタン画像B41およびB42を含んでいる。
ボタン画像B41は、「スキャンアップロード」の基本機能の選択を受け付けるための画像である。「スキャンアップロード」は、多機能機10で生成したスキャンデータを、S933で選択したサービスにアップロードする機能である。ボタン画像B42は、「ダウンロードプリント」の基本機能の選択を受け付けるための画像である。「ダウンロードプリント」は、S933で選択したサービスからダウンロードした画像データを用いて、多機能機10で印刷処理を実行するためのアプリケーションである。
多機能機10においてボタン画像B41またはB42を選択する操作がなされると、S941においてCPU22は、選択されたボタンに対応する基本機能を示す基本機能識別情報を仲介サーバ60に送信する。基本機能識別情報の一例としては、ボタン画像B41の名称である「スキャンアップロード」が挙げられる。すなわち、基本機能識別情報は、選択されたボタンを示す情報であってもよい。なお、基本機能識別情報は、多機能機10が出力するスキャンデータのフォーマットに対応する装置フォーマット情報を含んでいてもよい。装置フォーマット情報は、先に述べたデフォルトフォーマットを示す情報であってよい。
S943において仲介サーバ60のCPU72は、出力フォーマット選択画面データを生成する。出力フォーマット選択画面は、出力データのフォーマットの選択を受け付けるための画面である。選択された基本機能が「スキャンアップロード」の場合は、サービスにアップロードするデータが出力データであり、選択された基本機能が「ダウンロードプリント」の場合は、多機能機10がダウンロードするデータが出力データである。S945において、CPU72は、出力フォーマット選択画面データを多機能機10に送信する。S947において、多機能機10のCPU22は、出力フォーマット選択画面を表示部14に表示させる。CPU22は、操作部12を介した、ユーザによるフォーマットの入力を受け付ける。フォーマットの一例としては、JPEG(Joint Photographic Experts Groupの略)、Office形式、PDF、GIF(Graphics Interchange Formatの略)などが挙げられる。なお、出力フォーマット選択画面では「フォーマット変換しない」ことも選択可能であってもよい。
ユーザによる出力フォーマットの選択が受け付けられると、S949においてCPU22は、ユーザが選択した出力フォーマットを識別する出力フォーマット識別情報を、仲介サーバに送信する。S951において、仲介サーバ60のCPU72は、いずれの基本機能が選択されているかを、基本機能識別情報に基づいて判断する。「スキャンアップロード」の場合(S951:スキャンアップロード)は、S953に進む。S953において、仲介サーバ60のCPU72は、スキャン設定画面を表示させるためのスキャン設定画面データを生成する。スキャン設定画面は、スキャンの各種設定(例:多機能機10が生成するスキャンデータのフォーマット、解像度、カラーモードなど)の入力を受け付けるための画面である。
S955においてCPU72は、スキャン設定画面データを多機能機10に送信する。S957において、多機能機10のCPU22は、スキャン設定画面を表示部14に表示させる。CPU22は、操作部12を介した、ユーザによるスキャンの各種設定の入力を受け付ける。
S958においてCPU22は、スキャン設定情報を、仲介サーバ60に送信する。スキャン設定情報は、ユーザによる各種設定を示す情報であり、多機能機10が生成可能なスキャンデータのフォーマットのうち、ユーザにより設定されたフォーマットである設定フォーマットを識別するための設定フォーマット情報を含んでいてもよい。設定フォーマット情報の一例としては、拡張子が挙げられる。そしてS539(図3参照)へ進む。
一方、仲介サーバ60のCPU72は、S951において、「ダウンロードプリント」が選択されていると判断した場合(S951:ダウンロードプリント)には、S31へ進む。S31においてCPU72は、データ情報要求情報をコンテンツサーバ100に送信する。データ情報要求情報は、データ情報を要求する情報である。データ情報は、選択されたコンテンツサーバに記憶されている複数のデータの各々を識別するための情報である。データ情報の一例としては、ファイル名が挙げられる。コンテンツサーバ100は、仲介サーバ60からデータ情報要求情報を受信すると、S33において、データ情報を仲介サーバ60に送信する。
S34において、仲介サーバ60のCPU72は、S33において受信したデータ情報に基づいて、データ選択画面221を表示させるためのデータ選択画面データを生成する。データ選択画面は、ダウンロードするデータを、ユーザに選択させるための画面である。S35においてCPU72は、データ選択画面データを多機能機10に送信する。
多機能機10のCPU22は、仲介サーバ60からデータ選択画面データを受信すると、S37において、データ選択画面を表示部14に表示させる。そしてCPU22は、コンテンツサーバ100に記憶されている複数のデータのうちから、選択データを選択する処理を受け付ける。選択データは、コンテンツサーバ100からダウンロード対象として選択されたデータである。CPU22は、複数の選択データを選択する処理を受け付けてもよい。ユーザは操作部12を操作して、データ選択画面の中から、ダウンロードしたいデータにアクセスするためのボタン画像を選択する。画像データファイル名を含んで表示されたボタン画像が、ダウンロードしたいデータにアクセスするためのボタン画像の例である。ボタン画像は、ボタンが対応する画像データのサムネイルを含んで表示されてもよい。
S41において、多機能機10のCPU22は、ユーザが選択したボタン画像に対応するデータ選択指示情報を、仲介サーバ60に送信する。データ選択指示情報は、選択データを識別するための情報である。本実施例の説明例では、ボタン画像B21に対応するデータが選択されたことを示す情報が送信される。データ選択指示情報は、URL(Uniform Resource Locatorの略)の記述方式によって記述されていてもよい。
S53において、仲介サーバ60のCPU72は、データ詳細情報を要求するためのデータ詳細情報要求情報を、コンテンツサーバ100に送信する。データ詳細情報の一例としては、選択データの形式を示す拡張子、データ更新日、データサイズ、などが挙げられる。
S55においてCPU72は、データ詳細情報をコンテンツサーバ100から受信する。S37において選択された選択データが複数である場合には、複数の選択データの各々についてのデータ詳細情報が、全て受信される。
S73において、仲介サーバ60のCPU72は、ダウンロード元URL要求情報をコンテンツサーバ100に送信する。ダウンロード元URL要求情報は、S41で受信したデータ選択指示情報で識別される選択データにアクセスするためのダウンロード元URLを、要求する情報である。コンテンツサーバ100は、仲介サーバ60からダウンロード元URL要求情報を受信すると、まず、データ記憶領域101を参照して、ダウンロード元URL要求情報により指定された選択データにアクセスするためのダウンロード元URLを特定する。S75において、コンテンツサーバ100は、特定されたダウンロード元URLを仲介サーバ60に送信する。
S79において仲介サーバ60のCPU72は、ダウンロード要求情報をコンテンツサーバ100に送信する。ダウンロード要求情報には、S75で取得したダウンロード元URLが含まれている。ダウンロード要求情報は、ダウンロード元URLによって特定される選択データの送信を、コンテンツサーバ100に対して要求するための情報である。S81においてコンテンツサーバ100は、ダウンロード元URLによって特定される選択データを、仲介サーバ60に送信する。
S93〜S101では、加工処理の選択を受け付ける処理が行われる。S93、S95、S97、S101の各処理の内容は、前述したS539、S541、S543、S544の各処理の内容と同様であるため、ここでは説明を省略する。
S102において仲介サーバ60のCPU72は、モジュール指定処理を実行する。モジュール指定処理の内容は、S559で前述した内容と同様であるため、ここでは説明を省略する。
S111〜S117では、S81においてコンテンツサーバから取得した選択データを、データ処理を行うデータ処理サーバへアップロードする、アップロード実行処理が行われる。S111、S113、S115、S117の各処理の内容は、対象とするデータが選択データであること、および、選択データが仲介サーバ60から送信されること、を除けば、前述したS573、S575、S583、S585の各処理の内容と同様であるため、ここでは説明を省略する。なお、アップロード実行処理(S111〜S117)は、第2データ処理サーバ300との間で行われてもよい。そして、選択データをデータ処理サーバにデータ処理させるために、S619(図4参照)へ進む。
(第1動作具体例)
第1動作具体例を説明する。例として、S521(図2参照)で表示されたアプリケーション選択画面で「囲ってコピー」が選択され、S543(図3参照)で表示された加工処理選択画面で「モノクロ加工」および「ウォーターマーク加工」が選択された場合を説明する。また、多機能機10から出力されるデータがJPEG形式であり、各加工モジュールはJPEG形式に対応している場合を説明する。
S559(図3参照)において行われる、モジュール指定処理の結果を説明する。アプリケーション機能のうち「囲ってコピー」が選択されている(図10、S1112:YES)ので、囲って加工モジュール381のモジュール識別情報が一時的に記憶される(図10、S1116)。また、画像データのフォーマット変換処理が必要ないと判断される(図10、S1120:NO)。画像の加工機能が選択されており(図10、S1128:YES)、多機能機10から出力されるアップロードデータのフォーマットであるJPEG形式が、モノクロ加工モジュール281、および、ウォーターマーク加工モジュール283のいずれも処理できる形式であると判断される(S1136:YES)ので、モノクロ加工モジュール281のモジュール識別情報、および、ウォーターマーク加工モジュール283のモジュール識別情報が一時的に記憶される(S1132)。
一時的に記憶されたモジュール識別情報の並び替え処理が行われ(S1144)、囲って加工モジュール381のモジュール識別情報がFIFOメモリの先頭に記憶される。次に、優先順位テーブルTB1(図11参照)に従って、モノクロ加工モジュール281、ウォーターマーク加工モジュール283の順に、モジュール識別情報がFIFOメモリに記憶される。そして、パラメータ情報が作成される(S1148)。
仲介サーバ60は、多機能機10が生成したスキャンデータをデータ処理サーバに処理させる場合であると、FIFOメモリ、またはパラメータ情報に基づいて判断する(S572:YES)。そして、多機能機10に、囲って加工モジュール381を備えている第2データ処理サーバ300へスキャンデータを送信させ(図3および図4、S573〜S589)、第1データ処理要求情報を、第2データ処理サーバ300に送信する(図4、S619〜S621)。第1データ処理要求情報には、スキャンデータ内のマーカー部分のデータを識別し、マーカーに基づいたトリミング処理、または選択消去処理を行うことを指示する情報が含まれる。次に、仲介サーバ60は、囲って加工モジュールがデータ処理した処理データを、第2データ処理サーバ300から取得し(図4、S631〜図5、665)、処理順番が2番目のモノクロ加工モジュール281、および、3番目のウォーターマーク加工モジュール283を用いて、処理データをモノクロ加工、およびウォーターマーク加工することを指示する第2データ変換要求情報を、第1データ処理サーバ200に送信させる(図5、S673〜721)。モノクロ加工、およびウォーターマーク加工が順番に実行され、完了すると(図5、S721〜S751)、仲介サーバ60は、処理データを第1データ処理サーバ200から取得する(S665)。
データの出力先が多機能機10であるため(図5、S752:YES)、仲介サーバ60は、多機能機10に、第1データ処理サーバ200から処理データを取得させる(図6、S753〜S765)。そして多機能機10は、囲って処理、モノクロ加工、ウォーターマーク加工がおこなわれた処理データを第1データ処理サーバ200から取得し(図7、S853〜S855)、取得した処理データを印刷する(図6、S767)。
(第2動作具体例)
第2動作具体例を説明する。例として、S521(図2参照)で表示されたアプリケーション選択画面で「囲ってスキャン」が選択される点が、第1動作具体例とは異なる。第2動作具体例では、第2データ処理サーバ300にて囲って処理が行われ、第1データ処理サーバ200にてモノクロ加工、およびウォーターマーク加工が順番に実行され、完了するまでは第1動作具体例と同じである。第2動作具体例では、データの出力先がコンテンツサーバ100であるため(図5、S752:NO)、仲介サーバ60は、囲って処理、モノクロ加工、ウォーターマーク加工がおこなわれた処理データを第1データ処理サーバ200から取得し(図7、S853〜S855)、取得した処理データをコンテンツサーバ100へ保存アップロードする(図7、S857〜S869)。
(第3動作具体例)
第3動作具体例を説明する。例として、S510(図2参照)で表示されたメイン画面で「基本機能」が選択され、S939(図8参照)で表示された基本機能選択画面で「ダウンロードプリント」が選択された場合を説明する。また、S37(図9参照)で表示されたデータ選択画面において、Office形式のコンテンツデータがダウンロード対象の選択データとして選択される場合を説明する。また、S97(図9参照)で表示された加工処理選択画面において、「Nin1加工」および「ウォーターマーク加工」が選択される場合を説明する。また、多機能機10がOffice形式のデータを解読できない場合を説明する。また、Nin1加工モジュール282およびウォーターマーク加工モジュール283がOffice形式のデータを加工できず、JPEG形式のデータを加工できる場合を説明する。
S102(図9参照)において行われる、モジュール指定処理の結果を説明する。アプリケーション機能が選択されていない(図10、S1112:NO)。基本機能の「ダウンロードプリント」が選択されており、選択データのフォーマットがOffice形式であるので、画像データのフォーマット変換処理が必要と判断され(図10、S1120:YES)、「Office印刷」に対応するOffice to JPEG変換モジュール292のモジュール識別情報が一時的に記憶される。画像の加工機能が選択されており(図10、S1128:YES)、Office to JPEG変換モジュールが処理した処理データのフォーマットであるJPEG形式が、Nin1加工モジュール282、および、ウォーターマーク加工モジュール283のいずれも処理できる形式であると判断される(S1136:YES)ので、Nin1加工モジュール28のモジュール識別情報、および、ウォーターマーク加工モジュール283のモジュール識別情報が一時的に記憶される(S1132)。
一時的に記憶されたモジュール識別情報の並び替え処理が行われ(S1144)、Office to JPEGモジュール292のモジュール識別情報がFIFOメモリの先頭に記憶される。次に、優先順位テーブルTB1(図11参照)に従って、Nin1加工モジュール282、ウォーターマーク加工モジュール283の順に、モジュール識別情報がFIFOメモリに記憶される。そして、パラメータ情報が作成される(S1148)。
モジュール指定処理によってパラメータ情報が作成されると、仲介サーバ60は、コンテンツサーバ100から取得した(図9、S53〜S81)選択データを、Office to JPEGモジュール292、Nin1加工モジュール282、および、ウォーターマーク加工モジュール283を備えている第1データ処理サーバ200へ送信させ(図9、S111〜S117)、Office to JPEGモジュール292、Nin1加工モジュール282、および、ウォーターマーク加工モジュール283を用いて、選択データをJPEG変換、Nin1加工、およびウォーターマーク加工することを指示する第1データ処理要求情報を、第1データ処理サーバ200に送信させる(図4、S619〜S621)。JPEG変換、Nin1加工、およびウォーターマーク加工が順番に実行され、完了する(S651)。
データの出力先が多機能機10であるため(図5、S752:YES)、仲介サーバ60は、多機能機10に、第1データ処理サーバ200から処理データを取得させる(図6、S753〜S765)。そして多機能機10は、JPEG変換、Nin1加工およびウォーターマーク加工がおこなわれた処理データを第1データ処理サーバ200から取得し、取得した処理データを印刷する(図6、S767)。
(第4動作具体例)
第4動作具体例を説明する。例として、S510(図2参照)で表示されたメイン画面で「基本機能」が選択され、S939(図8参照)で表示された基本機能選択画面で「スキャンアップロード」が選択される場合を説明する。また、S947(図8参照)において表示された出力フォーマット選択画面において「フォーマット変換しない」が選択される場合を説明する。また、S957(図8参照)で表示されたスキャン設定画面において、GIF形式が設定フォーマットとして選択される場合を説明する。また、S97(図9参照)で表示された加工処理選択画面において、「モノクロ加工」および「Nin1加工」が選択される場合を説明する。また、また、モノクロ加工モジュール281およびNin1加工モジュール282がいずれもGIF形式のデータを加工できず、JPEG形式のデータを加工できる場合を説明する。
S102(図9参照)において行われる、モジュール指定処理の結果を説明する。アプリケーション機能が選択されていない(図10、S1112:NO)。基本機能の「スキャンアップロード」が選択されており、出力フォーマットの変換が選択されていないので、画像データのフォーマット変換処理が不要と判断される(図10、S1120:NO)。画像の加工機能が選択されており(図10、S1128:YES)、設定フォーマットであるGIF形式が、モノクロ加工モジュール281およびNin1加工モジュール282の少なくともいずれかが処理できる形式でないと判断される(S1136:NO)ので、統一フォーマット変換モジュール294のモジュール識別情報が一時的に記憶され(S1140)、モノクロ加工モジュール281のモジュール識別情報、および、Nin1加工モジュール282のモジュール識別情報が一時的に記憶される(S1132)。
一時的に記憶されたモジュール識別情報の並び替え処理が行われ(S1144)、統一フォーマット変換モジュール294のモジュール識別情報がFIFOメモリの先頭に記憶される。次に、優先順位テーブルTB1(図11参照)に従って、モノクロ加工モジュール281、Nin1加工モジュール282の順に、モジュール識別情報がFIFOメモリに記憶される。そして、パラメータ情報が作成される(S1148)。
モジュール指定処理によってパラメータ情報が作成されると、仲介サーバ60は、コンテンツサーバ100から取得した(図9、S53〜S81)選択データを、Office to JPEGモジュール292、Nin1加工モジュール282、および、ウォーターマーク加工モジュール283を備えている第1データ処理サーバ200へ送信させ(図9、S111〜S117)、Office to JPEGモジュール292、Nin1加工モジュール282、および、ウォーターマーク加工モジュール283を用いて、選択データをJPEG変換、Nin1加工、およびウォーターマーク加工することを指示する第1データ処理要求情報を、第1データ処理サーバ200に送信させる(図4、S619〜S621)。JPEG変換、Nin1加工、およびウォーターマーク加工が順番に実行され、完了する(S651)。以降は、第1データ処理サーバ200にて統一フォーマット変換、モノクロ加工、およびNin1加工が順番に実行される。そして、仲介サーバ60は、処理データを第1データ処理サーバ200から取得し(図7、S853〜S855)、取得した処理データをコンテンツサーバ100へ保存アップロードする(図7、S857〜S869)。
(第5動作具体例)
第5動作具体例を説明する。例として、S947(図8参照)で表示された出力フォーマット選択画面で「Office形式」が選択される点が、第1動作具体例とは異なる。第5動作具体例では、第1データ処理サーバ200にて統一フォーマット変換、モノクロ加工、ウォーターマーク加工、JPEG to Office変換が順番に実行される。そして、仲介サーバ60は、処理データを第1データ処理サーバ200から取得し(図7、S853〜S855)、取得した処理データをコンテンツサーバ100へ保存アップロードする(図7、S857〜S869)。
(効果)
本明細書に記載されている仲介サーバ60によれば、多機能機10またはコンテンツサーバから出力されるデータに対するデータ処理を、第1データ処理サーバ200および第2データ処理サーバ300が備えている各種のモジュールに実行させることができる。これにより、多機能機10で実行することができない各種の加工処理(例:モノクロ加工処理、囲って加工処理、フォーマット変更処理など)や、多機能機10で実行することができない各種のフォーマット変更処理(例:Office形式からJPEG形式への変更処理など)を、実行することが可能となる。よって、多機能機10で解読および生成できないフォーマットのデータを多機能機10からサーバ装置へアップロードする処理や、多機能機10で解読できないフォーマットのデータをサーバ装置からダウンロードして多機能機10で印刷を行う処理などを、実行することが可能となる。
本明細書に記載されている仲介サーバ60によれば、加工処理およびフォーマット変更処理の両方をデータに対して実行する場合には、加工処理がフォーマット変更処理の前に行われるように、加工モジュールおよびフォーマット変更モジュールを指定する(S1132、S1124)。これにより、加工モジュールで対応する必要のあるデータフォーマットの数を抑制することが可能となる。
本明細書に記載されている仲介サーバ60によれば、加工処理を加工処理モジュールに実行させるデータのフォーマットが、加工処理モジュールで処理できないフォーマットである場合(S1136:N)には、データのフォーマットを加工処理モジュールで処理できる統一フォーマットに変換する処理を、統一フォーマット変換モジュール294に実行させる(S1140)。これにより、加工モジュールで対応する必要のあるデータフォーマットの数を抑制することが可能となる。
本明細書に記載されている仲介サーバ60によれば、複数の加工処理を1のデータに対して順次実行する場合に、優先順位テーブルTB1に記憶されている優先順位に従って実行させることができる(S1144)。これにより、例えば、加工処理を行う前後でのデータ量の減少率が高い加工処理を先に行うことができるため、データ量を減少させた状態で次の加工処理を実行させることが可能となり、加工処理の処理負担を軽減することができる。
本明細書に記載されている仲介サーバ60によれば、第1データ処理サーバ200にデータを出力(S583)して第1の処理を実行させ、第1の処理後のデータを第1データ処理サーバ200から取得することができる(S665)。次に、第1の処理後のデータを第2データ処理サーバ300へ出力(S683)して第2の処理を実行させ、第2の処理後のデータを多機能機10に第2データ処理サーバ300から取得させることができる(S755)。これにより、第1データ処理サーバ200および第2データ処理サーバ300の各々に処理を順次実行させることが可能となる。
本明細書に記載されている仲介サーバ60によれば、各種の処理の実行期間中は、処理の完了を待機する待機命令を多機能機10へ送信することができる(S637)。よって、タイムアウトなどのエラーが多機能機10で発生してしまう事態を防止することが可能となる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例が含まれる。
(変形例)
データ処理サーバは3つ以上存在していても良い。例えば、N個(Nは2以上の自然数)のデータ処理サーバの各々に順番に処理を実行させる場合には、N−1個目のデータ処理サーバで処理された処理データを、N個目のデータ処理サーバに渡すようにすればよい。そして、最後のデータ処理サーバでのデータ処理が完了することに応じて、処理後のデータを多機能機10またはコンテンツサーバに出力すればよい。
統一フォーマット変換モジュール294を実行対象モジュールとして指定する処理(S1140)は、省略することが可能である。この場合、S1136およびS1140を省略して、S1128からS1132へ進むとしてもよい。また、並び替え処理(S1144)は、省略することが可能である。この場合、S1144を省略して、S1124からS1148へ進むとしてもよい。待機命令を多機能機10へ送信する処理(S637)は、省略することが可能である。この場合、S635からS641を省略して、S633からS631へ戻るとしてもよい。以上より、一般的に言うと、仲介サーバ60は、「第1取得手段」と、「データ処理手段」と、「第2取得手段」と、を少なくとも備えていれば良い。具体例としては、多機能機10は、S102と、S204と、S344とを少なくとも実行すればよい。
いずれかの基本加工モジュールがJPEG形式のデータを処理できない場合、S1136においてCPU72は、次のように処理してもよい。まず、優先順位テーブルTB1に記憶されている優先順位に従うように、基本加工モジュール間の実行順を決定する。例えば、いずれかのアプリケーション機能が選択されており、実行順が第1位の基本加工モジュールがビットマップ形式のデータしか処理できない場合、JPEG形式のデータをビットマップ形式のデータに変換する変換モジュールの識別情報を、統一フォーマット変換モジュールの識別情報として記憶する。この場合、S1144においてCPU72は、実行対象モジュールの実行順を、アプリケーション加工モジュールのいずれか、JPEG形式のデータをビットマップ形式のデータに変換する変換モジュール、基本加工モジュール、の順にする。
第1データ処理サーバ200や第2データ処理サーバ300は、各種の変換モジュールを備えていても良い。例えば、「Office印刷」に対応するモジュールとして、Office形式のデータをPDL(Page Description Languageの略)形式に変換する変換モジュールを備えていてもよい。また、「PDF印刷」に対応するモジュールとして、PDF形式のデータをPDL形式に変換する変換モジュールを備えていてもよい。
「囲ってスキャン」のアプリケーション機能は、各種の機能を備えていても良い。例えば、スキャンデータに基づくプレビュー画像を多機能機10に表示し、表示したプレビュー画像へのタッチパネル入力で選択範囲の指定を受け付けてもよい。そして、選択範囲内の画像に対して、第1データ処理サーバ200などに各種の処理を実行させてもよい。
図13に例示したアプリケーション選択画面211では、アプリケーションの選択を受け付けるのみならず、各種の処理の選択を受け付けても良い。例えば、アプリケーション選択画面211には、「Office変換アップロード」「PDF変換アップロード」「Officeダウンロードプリント」「PDFダウンロードプリント」に対応するボタンを表示してもよい。また、「Office変換アップロード」「PDF変換アップロード」「Officeダウンロードプリント」「PDFダウンロードプリント」のいずれかが選択された場合は、S532においてCPU72は、基本機能が選択され直した場合であると判断してもよい。そしてS929へ進むようにしてもよい。
アプリケーション機能には、加工ダウンロードアプリケーション機能が含まれていても良い。加工ダウンロードアプリケーション機能は、サービスサーバが記憶しているコンテンツデータに対して、モノクロ加工、Nin1加工その他の加工を加工モジュールにて実行させ、加工後の画像データを多機能機10にダウンロードさせる機能である。具体的には、図2のS518〜S531にて選択されたアプリケーション機能が加工ダウンロードアプリケーション機能である場合、図2のS533〜S537と同様の処理を行い、ユーザにサービスを選択させればよい。ユーザがサービスを選択した後、図9のS31〜S41と同様の処理を行い、仲介サーバ60がコンテンツデータを取得すればよい。図4のS619〜S651,または図5のS719〜S751と同様の手順で、加工ダウンロードアプリケーション機能に対応するデータ処理モジュールに、コンテンツデータを加工させればよい。加工済の処理データを、図6のS753〜S765と同様の手順で、多機能機10に取得させればよい。
S539〜S544は省略してもよい。この場合、S559のモジュール指定処理のうち、「モノクロ加工」、「Nin1加工」、「ウォーターマーク加工」に対応するモジュールを選択する処理は実行されないことになる。
S579においてCPU72が多機能機10へ送信するデータ処理アップロード先URLは、データ処理サーバのURLに限られない。例えば、データ処理サーバがアクセス可能な記憶媒体のURLであってもよい。
S619において、同じデータ処理サーバが備えるモジュールのモジュール識別情報が、FIFOメモリに連続して記憶されている場合でも、FIFOメモリの先頭に記憶されたモジュール識別情報のモジュールにだけ処理の実行を要求してもよい。
S943〜S949の処理は「スキャンアップロード」の時のみ実行してもよい。この場合「ダウンロードプリント」では、出力データ形式をJPEG形式とすればよい。
本実施形態ではインターネット6にコンテンツサーバ100および110が接続されている場合を説明したが、3つ以上のコンテンツサーバがインターネット6に接続されていてもよい。
本実施形態では、多機能機10、仲介サーバ60、第1データ処理サーバ200、第2データ処理サーバ300のCPU22、72、272、372がソフトウェアに従って処理を実行する場合を説明したが、この形態に限られない。ソフトウェアに従って実現される機能のうちの少なくとも一部は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
多機能機10は画像処理装置の一例である。コンテンツサーバ100および110はサーバ装置の一例である。仲介サーバ60、または、仲介サーバ60と第1データ処理サーバ200と第2データ処理サーバ300は中継装置の一例である。S544、S51を実行するCPUは、第1取得手段および第1取得ステップの一例である。S559、S619、S52を実行するCPUは、データ処理手段およびデータ処理ステップの一例である。S861、S765を実行するCPUは、第2取得手段および第2取得ステップの一例である。第1データ処理サーバ200および第2データ処理サーバ300は、複数の変換装置の一例である。S863を実行するCPUは、アップロード結果情報取得手段の一例である。S867を実行するCPUは、判別結果出力手段の一例である。
10:多機能機、22、72、272、372:CPU、60:仲介サーバ、100および110:コンテンツサーバ、200:第1データ処理サーバ、300:第2データ処理サーバ

Claims (13)

  1. 画像処理装置およびサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置であって、
    前記画像処理装置または前記サーバ装置から出力される画像データである出力データに対して実行されるデータ処理であって、複数種類のデータ処理のうちから前記画像処理装置において選択された少なくとも1種類のデータ処理である選択データ処理を識別する処理識別情報を、前記画像処理装置から取得する第1取得手段と、
    前記複数種類のデータ処理の各々を実行する複数種類のモジュールのうちから、前記選択データ処理を実行することが可能なモジュールである選択モジュールを選択し、前記出力データに対する前記選択データ処理を前記選択モジュールに実行させるデータ処理手段と、
    前記画像処理装置から前記出力データが出力される場合には、前記選択モジュールによって前記出力データに対する前記選択データ処理が実行されて生成されたデータである処理データを、前記サーバ装置に取得させ、前記サーバ装置から前記出力データが出力される場合には、前記処理データを前記画像処理装置に取得させる第2取得手段と、
    して前記中継装置は機能し、
    前記中継装置は、前記画像処理装置およびサーバ装置とネットワークを介して接続することが可能な仲介サーバと、前記画像処理装置および前記仲介サーバとネットワークを介して接続することが可能であり、前記複数種類のモジュールのうちの少なくとも1つを備える複数の変換装置と、を含んでおり、
    前記画像処理装置から前記出力データが出力される場合には、前記変換装置は、当該出力データを前記画像処理装置から取得し、取得した前記出力データに対して前記選択データ処理を実行し、前記仲介サーバは、前記処理データを前記変換装置から取得し、取得した前記処理データを前記サーバ装置に出力し、
    前記サーバ装置から前記出力データが出力される場合には、前記変換装置は、当該出力データを前記サーバ装置から取得し、取得した前記出力データに対して前記選択データ処理を実行し、前記仲介サーバは、前記処理データを前記画像処理装置に前記変換装置から取得させることを特徴とする中継装置。
  2. 前記データ処理手段は、前記画像処理装置から出力された前記出力データが前記画像処理装置で実行することができるデータ処理によって生成された第1データであって、前記選択データ処理によって生成される前記処理データが前記画像処理装置で実行できないデータ処理によって生成される第2データである場合、または、前記出力データが前記画像処理装置で解読することができない第3データである場合に、前記選択データ処理を前記選択モジュールに実行させることを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記複数種類のデータ処理には、
    前記出力データに基づいて形成した画像に対して内容が加工された画像を形成するための画像データである加工画像データを、前記出力データに基づいて生成する加工処理と、
    前記出力データのフォーマットを変更するフォーマット変更処理と、が含まれており、
    前記複数種類のモジュールには、
    前記加工処理を実行する加工処理モジュールと、
    前記フォーマット変更処理を実行するフォーマット変更処理モジュールと、が含まれており、
    前記データ処理手段は、
    前記選択データ処理に前記加工処理が含まれている場合には、前記選択モジュールに前記加工処理モジュールが含まれるように前記選択モジュールを選択し、
    前記選択データ処理に前記フォーマット変更処理が含まれている場合には、前記選択モジュールにフォーマット変更処理モジュールが含まれるように前記選択モジュールを選択することを特徴とする請求項1または2に記載の中継装置。
  4. 前記データ処理手段は、
    前記選択データ処理に前記加工処理および前記フォーマット変更処理が含まれている場合には、
    前記選択モジュールに前記加工処理モジュールと前記フォーマット変更処理モジュールとが含まれるように前記選択モジュールを選択し、
    前記出力データへの前記加工処理を前記加工処理モジュールに実行させ、
    前記加工処理モジュールによって加工処理された加工画像データへの前記フォーマット変更処理を前記フォーマット変更処理モジュールに実行させることを特徴とする請求項3に記載の中継装置。
  5. 前記データ処理手段は、
    前記加工処理を前記加工処理モジュールに実行させる出力データのフォーマットが、前記加工処理モジュールで処理できないフォーマットである場合には、
    当該加工処理の前に、前記出力データのフォーマットを前記加工処理モジュールで処理できるフォーマットに変換するフォーマット変換処理を、前記フォーマット変更処理モジュールに実行させることを特徴とする請求項3に記載の中継装置。
  6. 前記データ処理手段は、
    前記選択データ処理に前記加工処理および前記フォーマット変更処理が含まれている場合において、
    前記出力データのフォーマットが、前記加工処理モジュールで処理できないフォーマットである場合には、前記出力データのフォーマットを前記加工処理モジュールで処理できるフォーマットに変換するフォーマット変換処理を前記フォーマット変更処理モジュールに実行させ、前記フォーマット変更処理モジュールによって処理されたデータへの前記加工処理を加工処理モジュールに実行させ、
    前記出力データのフォーマットが、前記加工処理モジュールで処理できるフォーマットである場合には、前記出力データへの前記加工処理を前記加工処理モジュールに実行させ、前記加工処理モジュールによって処理された加工画像データへの前記フォーマット変更処理を前記フォーマット変更処理モジュールに実行させることを特徴とする請求項4または5に記載の中継装置。
  7. 前記中継装置は、複数種類の前記加工処理の間での優先順位を記憶部に記憶させる記憶制御手段としてさらに機能し、
    前記データ処理手段は、前記選択データ処理に含まれている加工処理である選択加工処理が複数存在する場合には、前記選択モジュールに複数の前記選択加工処理の各々を実行する複数の加工処理モジュールが含まれるように前記選択モジュールを選択し、複数の前記選択加工処理を、前記優先順位に従った順番で、複数の加工処理モジュールの各々に1つずつ実行させることを特徴とする請求項3〜6の何れか1項に記載の中継装置。
  8. 前記データ処理手段が複数の前記変換装置の各々に前記選択データ処理を順次実行させる場合において、
    前記画像処理装置から前記出力データが出力される場合には、
    前記仲介サーバは、1つ目の変換装置に、当該出力データを前記画像処理装置から取得させ、取得した前記出力データに対して前記選択データ処理を実行させ、前記処理データを前記1つ目の変換装置から取得し、
    前記仲介サーバは、N個目(Nは2以上の自然数)の変換装置に、N−1個目の変換装置から取得した処理データを出力して前記選択データ処理を実行させ、
    前記仲介サーバは、最後の変換装置に前記選択データ処理を実行させることに応じて、前記処理データを前記変換装置から取得し、取得した前記処理データを前記サーバ装置に出力し、
    前記サーバ装置から前記出力データが出力される場合には、
    前記仲介サーバは、1つ目の変換装置に、当該出力データを前記サーバ装置から取得させ、取得させた前記出力データに対して前記選択データ処理を実行させ、前記処理データを前記1つ目の変換装置から取得し、
    前記仲介サーバは、N個目(Nは2以上の自然数)の変換装置に、N−1個目の変換装置から取得した処理データを出力して前記選択データ処理を実行させ、
    前記仲介サーバは、最後の変換装置に前記選択データ処理を実行させることに応じて、前記処理データを前記画像処理装置に前記最後の変換装置から取得させることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の中継装置。
  9. 前記仲介サーバは、前記最後の変換装置に前記選択データ処理を実行させることに応じて、前記処理データを前記画像処理装置に前記最後の変換装置から取得させるデータ取得命令情報を前記画像処理装置に出力し、
    前記データ取得命令情報は、URL(Uniform Resource Locator)の記述方式によって記述されていることを特徴とする請求項に記載の中継装置。
  10. 前記データ処理手段は、前記選択データ処理の実行期間中は、前記選択データ処理の完了を待機する待機命令を前記画像処理装置へ出力し、
    前記第2取得手段は、前記選択データ処理が完了することに応じて、前記処理データを前記サーバ装置または前記画像処理装置に取得させることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の中継装置。
  11. 前記中継装置は、
    前記第2取得手段によって前記サーバ装置に取得させた前記処理データを前記サーバ装置に記憶する記憶処理が成功したか否かを示す情報であって前記サーバ装置から送信される情報である、アップロード結果情報を取得するアップロード結果情報取得手段と、
    取得した前記アップロード結果情報に基づいて、前記記憶処理が成功したか否かを判別し、判別結果を前記画像処理装置が備える表示部に表示させるための情報を前記画像処理装置へ出力する判別結果出力手段と、
    してさらに機能することを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の中継装置。
  12. 画像処理装置およびサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置が読み取り可能なプログラムであって、
    前記中継装置を、
    前記画像処理装置または前記サーバ装置から出力される画像データである出力データに対して実行されるデータ処理であって、複数種類のデータ処理のうちから前記画像処理装置において選択された少なくとも1種類のデータ処理である選択データ処理を識別する処理識別情報を、前記画像処理装置から取得する第1取得手段と、
    前記複数種類のデータ処理の各々を実行する複数種類のモジュールのうちから、前記選択データ処理を実行することが可能なモジュールである選択モジュールを選択し、前記出力データに対する前記選択データ処理を前記選択モジュールに実行させるデータ処理手段と、
    前記画像処理装置から前記出力データが出力される場合には、前記選択モジュールによって前記出力データに対する前記選択データ処理が実行されて生成されたデータである処理データを、前記サーバ装置に取得させ、前記サーバ装置から前記出力データが出力される場合には、前記処理データを前記画像処理装置に取得させる第2取得手段と、
    して機能させ
    前記中継装置は、前記画像処理装置およびサーバ装置とネットワークを介して接続することが可能な仲介サーバと、前記画像処理装置および前記仲介サーバとネットワークを介して接続することが可能であり、前記複数種類のモジュールのうちの少なくとも1つを備える複数の変換装置と、を含んでおり、
    前記プログラムは、前記画像処理装置から前記出力データが出力される場合には、前記変換装置に、当該出力データを前記画像処理装置から取得させ、取得した前記出力データに対して前記選択データ処理を実行させ、前記仲介サーバに、前記処理データを前記変換装置から取得させ、取得した前記処理データを前記サーバ装置に出力させ、
    前記プログラムは、前記サーバ装置から前記出力データが出力される場合には、前記変換装置に、当該出力データを前記サーバ装置から取得させ、取得した前記出力データに対して前記選択データ処理を実行させ、前記仲介サーバに、前記処理データを前記画像処理装置に前記変換装置から取得させることを特徴とするプログラム。
  13. 画像処理装置およびサーバ装置にネットワークを介して接続することが可能な中継装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置または前記サーバ装置から出力される画像データである出力データに対して実行されるデータ処理であって、複数種類のデータ処理のうちから前記画像処理装置において選択された少なくとも1種類のデータ処理である選択データ処理を識別する処理識別情報を、前記画像処理装置から取得する第1取得ステップと、
    前記複数種類のデータ処理の各々を実行する複数種類のモジュールのうちから、前記選択データ処理を実行することが可能なモジュールである選択モジュールを選択し、前記出力データに対する前記選択データ処理を前記選択モジュールに実行させるデータ処理ステップと、
    前記画像処理装置から前記出力データが出力される場合には、前記選択モジュールによって前記出力データに対する前記選択データ処理が実行されて生成されたデータである処理データを、前記サーバ装置に取得させ、前記サーバ装置から前記出力データが出力される場合には、前記処理データを前記画像処理装置に取得させる第2取得ステップと、
    を備え
    前記中継装置は、前記画像処理装置およびサーバ装置とネットワークを介して接続することが可能な仲介サーバと、前記画像処理装置および前記仲介サーバとネットワークを介して接続することが可能であり、前記複数種類のモジュールのうちの少なくとも1つを備える複数の変換装置と、を含んでおり、
    前記画像処理装置から前記出力データが出力される場合には、前記変換装置は、当該出力データを前記画像処理装置から取得し、取得した前記出力データに対して前記選択データ処理を実行し、前記仲介サーバは、前記処理データを前記変換装置から取得し、取得した前記処理データを前記サーバ装置に出力し、
    前記サーバ装置から前記出力データが出力される場合には、前記変換装置は、当該出力データを前記サーバ装置から取得し、取得した前記出力データに対して前記選択データ処理を実行し、前記仲介サーバは、前記処理データを前記画像処理装置に前記変換装置から取得させることを特徴とする方法。
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