JP2012208834A - ジョブ管理システム、コンピュータ、電気機器、及び画像形成装置 - Google Patents

ジョブ管理システム、コンピュータ、電気機器、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】各電気機器の構成に応じたジョブを作成する。
【解決手段】登録ジョブのうち、登録先機器から受信した能力情報が示す実行可能な機能の機能設定を抽出し、設定値が能力情報の示す設定可能範囲に収まらない場合は更に所定の設定値に変更し、当該抽出された機能設定の組み合わせのうち、登録先機器から受信した禁則情報が示す、組み合わせ不可能な機能の組み合わせに合致する組み合わせから所定の機能の機能設定を除去するか、組み合わせ不可能な設定値の組み合わせに合致する組み合わせから所定の機能の機能設定を抽出して設定値を所定の設定値に変更するか、又は組み合わせ不可能な機能と当該機能とは異なる他の機能に対する設定値との組み合わせに合致する組み合わせから所定の機能の機能設定を除去する若しくは所定の機能の機能設定を抽出して設定値を所定の設定値に変更するかの少なくとも何れか一つを行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、ジョブ管理システム、コンピュータ、電気機器、及び画像形成装置に関し、特に、コンピュータで設定された、機能と当該機能に対する設定値の組み合わせである機能設定を少なくとも1つ以上備えて構成されるジョブを、当該コンピュータに接続された電気機器に登録する技術に関する。
従来から、下記特許文献1に示すように、機能と当該機能に対する設定値の組み合わせである機能設定が少なくとも1つ以上組み合わされてなるサービスプログラム(ジョブ)を実行可能な画像形成装置において、外部のパーソナルコンピュータ等から通信網を介してサービスプログラムを受信し、当該受信したサービスプログラムをメモリに保存(登録)する構成が採用されている。
特開2009−124487号公報
しかしながら、一般的に企業内では、複数の機種や異なるオプション機器が装着された画像形成装置が混在していることが多いため、上記特許文献1に記載の技術を適用した場合であっても、外部のパーソナルコンピュータ等において画像形成装置毎の構成に応じたジョブを構成し、登録先の画像形成装置で実行不可能な機能が当該ジョブに含まれているときには、当該登録先の画像形成装置にジョブを一旦登録した後、実行可能な機能のみを含むようにジョブを構成しなおすという手間をかける必要があった。つまり、登録先の画像形成装置毎に、当該画像形成装置で実行可能な機能に応じてジョブを構成しなおす手間をかける必要があった。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、構成の異なる画像形成装置等の電気機器が複数存在する場合であっても、登録するジョブを登録先の当該各電気機器の構成に応じて作成しなおす手間を軽減することができるジョブ管理システム、コンピュータ、電気機器、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、コンピュータ及び当該コンピュータに接続された電気機器を備えるジョブ管理システムであって、
前記電気機器は、
当該電気機器において実行可能な機能、又は、当該実行可能な機能に対する設定値の設定可能範囲を示す能力情報を記憶する能力情報記憶部と、
当該電気機器において組み合わせ不可能な前記機能の組み合わせ、当該電気機器において組み合わせ不可能な前記設定値の組み合わせ、又は、当該電気機器において組み合わせ不可能な前記機能と当該機能とは異なる他の前記機能に対する前記設定値との組み合わせ、を示す禁則情報を記憶する禁則情報記憶部と、
前記コンピュータから送信されたジョブを受信して、当該受信したジョブを当該電気機器に備えられた記憶部に記憶するジョブ登録部と、を備え、
前記コンピュータは、
前記機能と当該機能に対する設定値の組み合わせである機能設定を少なくとも1つ以上備えて構成される前記ジョブの当該各機能設定の設定を受け付けるとともに、当該ジョブの登録先とする前記電気機器である登録先機器の指定を受け付けるジョブ受付部と、
前記登録先機器から送信された能力情報を受信して、前記ジョブ受付部で受け付けられた、前記登録先機器に登録する対象の前記ジョブである登録ジョブを構成する前記機能設定のうち、前記受信した能力情報が示す前記登録先機器において実行可能な機能に対応する前記機能設定を抽出するとともに、当該抽出した前記機能設定が示す前記機能に対する前記設定値が、前記能力情報が示す当該機能に対する設定値の設定可能範囲に収まらない場合は、更に、当該設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更する、有効機能設定処理を行う有効機能設定部と、
前記登録先機器から送信された禁則情報を受信して、前記有効機能設定部による前記有効機能設定処理で抽出された前記機能設定の組み合わせのうち、
前記受信した禁則情報が示す前記登録先機器において組み合わせ不可能な前記機能の組み合わせに合致する組み合わせから、予め定められた前記機能に対応する前記機能設定を除去するか、
前記禁則情報が示す前記登録先機器において組み合わせ不可能な前記設定値の組み合わせに合致する組み合わせから、予め定められた前記機能に対応する前記機能設定を抽出して、当該抽出した前記機能設定が示す前記機能に対する前記設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更するか、
又は、前記禁則情報が示す前記登録先機器において組み合わせ不可能な前記機能と当該機能とは異なる他の前記機能に対する前記設定値との組み合わせに合致する組み合わせから、予め定められた前記機能に対応する前記機能設定を除去する、若しくは、予め定められた前記機能に対応する前記機能設定を抽出して、当該抽出した前記機能設定が示す前記機能に対する前記設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更するか、のうち、少なくとも何れか一つを行う禁則機能修正処理を行う禁則機能修正部と、
前記禁則機能修正部による前記禁則機能修正処理で得られた前記機能設定の組み合わせからなる前記登録ジョブを前記登録先機器に送信するジョブ送信部と、
を備えるジョブ管理システムである。
また、請求項4に記載の発明は、当該コンピュータに接続された電気機器において実行可能な機能と当該機能に対する設定値の組み合わせである機能設定を少なくとも1つ以上備えて構成されるジョブの当該各機能設定の設定を受け付けるとともに、当該ジョブの登録先とする前記電気機器である登録先機器の指定を受け付けるジョブ受付部と、
前記登録先機器から送信された、当該登録先機器において実行可能な機能、又は、当該実行可能な機能に対する設定値の設定可能範囲を示す能力情報を受信して、前記ジョブ受付部で受け付けられた、前記登録先機器に登録する対象の前記ジョブである登録ジョブを構成する前記機能設定のうち、前記受信した能力情報が示す前記登録先機器において実行可能な機能に対応する前記機能設定を抽出するとともに、当該抽出した前記機能設定が示す前記機能に対する前記設定値が、前記能力情報が示す当該機能に対する設定値の設定可能範囲に収まらない場合は、更に、当該設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更する、有効機能設定処理を行う有効機能設定部と、
前記登録先機器から送信された、当該登録先機器において組み合わせ不可能な前記機能の組み合わせ、当該登録先機器において組み合わせ不可能な前記設定値の組み合わせ、又は、当該登録先機器において組み合わせ不可能な前記機能と当該機能とは異なる他の前記機能に対する前記設定値との組み合わせ、を示す禁則情報を受信して、前記有効機能設定部による前記有効機能設定処理で抽出された前記機能設定の組み合わせのうち、
前記受信した禁則情報が示す前記登録先機器において組み合わせ不可能な前記機能の組み合わせに合致する組み合わせから、予め定められた前記機能に対応する前記機能設定を除去するか、
前記禁則情報が示す前記登録先機器において組み合わせ不可能な前記設定値の組み合わせに合致する組み合わせから、予め定められた前記機能に対応する前記機能設定を抽出して、当該抽出した前記機能設定が示す前記機能に対する前記設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更するか、
又は、前記禁則情報が示す前記登録先機器において組み合わせ不可能な前記機能と当該機能とは異なる他の前記機能に対する前記設定値との組み合わせに合致する組み合わせから、予め定められた前記機能に対応する前記機能設定を除去する、若しくは、予め定められた前記機能に対応する前記機能設定を抽出して、当該抽出した前記機能設定が示す前記機能に対する前記設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更するか、のうち、少なくとも何れか一つを行う禁則機能修正処理を行う禁則機能修正部と、
前記禁則機能修正部による前記禁則機能修正処理で得られた前記機能設定の組み合わせからなる前記登録ジョブを前記登録先機器に送信するジョブ送信部と、
を備えるコンピュータである。
また、請求項5に記載の発明は、コンピュータに接続された電気機器であって、
当該電気機器において実行可能な機能、又は、当該実行可能な機能に対する設定値の設定可能範囲を示す能力情報を記憶する能力情報記憶部と、
当該電気機器において組み合わせ不可能な前記機能の組み合わせ、当該電気機器において組み合わせ不可能な前記設定値の組み合わせ、又は、当該電気機器において組み合わせ不可能な前記機能と当該機能とは異なる他の前記機能に対する前記設定値との組み合わせ、を示す禁則情報を記憶する禁則情報記憶部と、
前記コンピュータから送信されたジョブを受信して、当該受信したジョブを当該電気機器に備えられた記憶部に記憶するジョブ登録部と、
を備える電気機器である。
また、請求項6に記載の発明は、コンピュータに接続された画像形成装置であって、
当該画像形成装置において実行可能な機能、又は、当該実行可能な機能に対する設定値の設定可能範囲を示す能力情報を記憶する能力情報記憶部と、
当該画像形成装置において組み合わせ不可能な前記機能の組み合わせ、当該画像形成装置において組み合わせ不可能な前記設定値の組み合わせ、又は、当該画像形成装置において組み合わせ不可能な前記機能と当該機能とは異なる他の前記機能に対する前記設定値との組み合わせ、を示す禁則情報を記憶する禁則情報記憶部と、
前記コンピュータから送信されたジョブを受信して、当該受信したジョブを当該画像形成装置に備えられた記憶部に記憶するジョブ登録部と、
を備える画像形成装置である。
これらの発明では、コンピュータは、ジョブの登録先として指定された画像形成装置等の電気機器(登録先機器)から受信した能力情報に基づいて、当該登録先機器において実行可能な機能と当該機能に設定可能な設定値の組み合わせ(機能設定)を抽出し、更に、抽出した機能設定の組み合わせから、登録先機器から受信した禁則情報に基づいて、登録先機器で組み合わせ不可能な機能の組み合わせ、登録先機器で組み合わせ不可能な設定値の組み合わせ、登録先機器で組み合わせ不可能な機能と当該機能とは異なる他の機能に対する設定値の組み合わせ、に合致しない組み合わせを生成し、つまり、登録先機器で実行可能な機能設定のみからなるジョブを作成して、当該ジョブを登録先機器に送信することができる。また、画像形成装置等の電気機器は、上記コンピュータから送信されたジョブを受信して、当該受信したジョブを当該電気機器に備えられた記憶部に記憶することができる。
このため、構成の異なる画像形成装置等の電気機器が複数存在する場合であっても、各電気機器で実行可能な機能設定のみからなるジョブを作成して、登録するジョブを登録先機器の構成に応じて作成しなおす手間を軽減することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のジョブ管理システムであって、前記ジョブ受付部は、前記ジョブを実行する際に、当該ジョブを構成する前記機能設定が示す前記機能を実行する優先順位を更に受け付け、
前記禁則機能修正部は、前記禁則機能修正処理において、前記ジョブ受付部で受け付けられた前記優先順位が低い前記機能から順に、当該機能に対応する前記機能設定を除去し、又は、当該機能に対応する前記設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更する。
この発明では、ジョブを実行する際に、ジョブを構成する機能設定が示す機能を実行する優先順位を受け付け、禁則機能修正処理において、当該受け付けた優先順位の低い機能から順に禁則情報に対応する機能設定を変更することができる。つまり、ユーザの意図する優先順位を加味しつつ、登録先機器の構成に応じたジョブの設定を行うことができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のジョブ管理システムであって、前記コンピュータは、
前記ジョブを構成する少なくとも1つ以上の前記機能設定を設定入力するための設定画面が表示される表示部と、
前記ジョブ受付部で受け付けられた前記ジョブを構成する前記機能設定のうち、前記有効機能設定処理又は前記禁則機能修正処理によって除去又は変更された前記機能設定を、前記表示部に表示された前記設定画面に設定入力可能な状態で表示する表示制御部を更に備え、
前記ジョブ受付部は、前記表示制御部によって前記設定画面に設定入力可能な状態で表示された、前記有効機能設定処理又は前記禁則機能修正処理によって除去又は変更された前記機能設定の設定入力が行われると、当該設定入力された前記機能設定の設定を受け付ける。
この発明では、ジョブを構成する少なくとも1つ以上の機能設定のうち、有効機能設定処理又は禁則機能修正処理によって除去又は変更された機能設定を設定画面に設定入力可能な状態で表示して、当該機能設定が除去又は変更されたことを認識しながら、当該機能設定に対する設定入力を行うことができる。つまり、当該ジョブの登録先機器で実行可能なジョブの構成を認識しながら、ユーザの意図に応じて機能設定を設定入力することができる。
本発明によれば、構成の異なる画像形成装置等の電気機器が複数存在する場合であっても、登録するジョブを登録先の当該各電気機器の構成に応じて作成しなおす手間を軽減することができるジョブ管理システム、コンピュータ、電気機器、及び画像形成装置を提供することが可能になる。
本発明に係るジョブ管理システムの一例を構成する、画像形成装置、サーバ、及びコンピュータについてのネットワーク構成を示す説明図である。 サーバ及びPCの内部構成の概略を示すブロック図である。 複合機の内部構成の概略を示すブロック図である。 ジョブ管理システムによるジョブの登録処理を示すフローチャートである。 有効機能設定処理を示すフローチャートである。 禁則機能修正処理を示すフローチャートである。 (a)と(b)は、ジョブと禁則情報のそれぞれの一例を示す説明図であり、(c)と(d)は、当該ジョブと禁則情報を利用した禁則機能修正処理の具体例を示す説明図である。 禁則機能修正処理の図7とは別の具体例を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係るジョブ管理システム、コンピュータ、電気機器、及び画像形成装置の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係るジョブ管理システムの一例を構成する、本発明に係る電気機器の一例としての画像形成装置、本発明に係るコンピュータの一例としてのサーバ、及び本発明に係るコンピュータの一例としてのコンピュータについてのネットワーク構成を示す説明図である。
ジョブ管理システム10は、互いにLAN(Local Area Network)等のネットワークにより接続されたサーバ2、クライアントコンピュータPC31〜34、及び画像形成装置1を備えている。
尚、本実施形態では、ジョブ管理システム10は、サーバを1台、クライアントコンピュータを4台、画像形成装置を3台備えているが、本発明に係るジョブ管理システムに備えられるコンピュータ及び画像形成装置の台数をこれに制限する趣旨ではない。
また、以下では、画像形成装置1は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能等の機能を兼ね備えた複合機であるものとして説明するが、これに制限する趣旨ではなく、コピー機、ファクシミリ機、プリンタ、スキャナ等の画像形成装置であってもよい。
複合機1は、スキャナ等からなる画像読取部で読み取った原稿のデータを、複合機1の内部記憶装置や、LAN等によって複合機1に接続されたサーバ2、各クライアントコンピュータ(以下、PC)31〜34内の記憶部等に格納する。
また、複合機1は、複合機1の内部記憶装置に記憶されているデータのプリントアウトや、サーバ2やPC31〜34から送られてきたデータのプリントアウト等を行う。複合機1、サーバ2、各PC31〜34は、相互にデータ通信が可能とされている。そして、複合機1は、サーバ2、各PC31〜34から送信されてくるジョブを受信し、当該ジョブを実行する機能を有している。
図2は、サーバ2及びPC31〜34の内部構成の概略を示すブロック図である。尚、本発明に係るコンピュータに必要な構成は、サーバ2及びPC31〜34について同様であるため、以下については、PC31を例にして説明する。
PC31は、ROM22と、RAM23と、制御ユニット21と、HDD(ハードディスク)24と、本発明に係る表示部の一例としてのディスプレイ25と、通信I/F26と、入力部27とを備える。これら各部は、互いにCPUバスによりデータ又は信号の送受信が可能とされている。
ROM22は、PC31の各動作についての動作プログラムを記憶するメモリである。RAM23は、制御ユニット21の動作領域等として使用されるメモリである。
制御ユニット21は、CPU等からなり、PC31全体の動作制御を司る。また、制御ユニット21は、ROM22に記憶された動作プログラムに従って動作することで、後述するジョブ受付部212、データ送受信部213、有効機能設定部214、及び禁則機能修正部215として機能し、更にはこれら各部の動作に必要な処理を行うための制御部211として機能する。
HDD24は、印刷の対象とする文書データ又は画像データ等の各種データを記憶するとともに、その記憶領域の一部は、後述するジョブ記憶部241として機能する。
ディスプレイ25は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり、各種データの内容を表示するための確認画面や、複合機1に登録するジョブを設定入力するための設定画面や、当該PC31を操作するユーザに対する各種操作案内等が表示される。
通信I/F26は、複合機1及びサーバ2とのデータ通信を行うためのインタフェースとして機能する。
入力部27は、キーボードやマウス等から構成され、複合機1に対するジョブがユーザから設定入力される。
例えば、入力部27には、プリントジョブとして、当該ジョブを実行させる複合機1の指定、HDD24に記憶されているデータ等の中からのプリント対象データの指定、記録用紙の指定、原稿サイズの指定、原稿読取解像度の指定、モノクロ/カラーの指定、ステープル処理の指定等の、少なくとも1つの機能(上記の例では、実行機指定機能、プリント対象データ指定機能、記録用紙指定機能、原稿サイズ指定機能、原稿読取解像度指定機能、モノクロ/カラー指定機能、ステープル処理指定機能)と、当該各機能に対する設定値の組み合わせ(例えば上記の例では、「複合機A」、「データB」、「A4」、「A4」、「600dpi」、「モノクロ」、「左上」)がユーザから入力される。ただし、入力部27がユーザから受け付けるジョブの種類を上記の例に限定する趣旨ではない。
尚、以下では、上記の機能と当該機能に対する設定値の組み合わせを機能設定と示す。つまり、ジョブは、機能設定を少なくとも1つ以上備えて構成される。
また、入力部27で過去にユーザから設定入力されたジョブや、頻度高く利用されるものと想定されるジョブを、HDD24の記憶領域の一部としてのジョブ記憶部241に記憶しておき、これに合わせて、入力部27は、当該ジョブ記憶部241に記憶されたジョブを指定して、当該指定したジョブを設定入力するように構成してもよい。
この場合、ジョブ記憶部241に記憶された予め設定されたジョブを指定することによって、ジョブを構成する複数の機能を選択入力し、更に、当該機能に対する設定値を設定入力するという、ジョブの設定のために係る入力操作の手間を軽減することができる。
図2に戻り、制御部211は、PC31全体の動作制御を司るものである。
ジョブ受付部212は、表示制御部2122と指示受付部2121とを備え、ユーザから入力部27により設定入力される各ジョブを受け付けるとともに、当該ジョブの登録先とする複合機1の指定を受け付けるものである。
表示制御部2122は、ディスプレイ25の表示制御を司り、複合機1に登録するジョブを構成する機能設定を設定入力するための設定画面等をディスプレイ25に表示させる。
指示受付部2121は、ディスプレイ25に表示された設定画面等の案内に基づく入力部27の操作によって設定入力された、ジョブを構成する各機能設定の設定を受け付け、また、当該ジョブの登録先とする複合機1(登録先機器)の指定を受け付ける。
データ送受信部213は、ジョブ送信部2131と能力情報受信部2132と禁則情報受信部2133とを備え、サーバ2及び複合機1との間で印刷対象データ、ジョブ実行指示等の各種データを送受信する。
ジョブ送信部2131は、ジョブ受付部212により受け付けられた各機能設定からなるジョブが、その後、後述する有効機能設定部214及び禁則機能修正部215によって、登録先機器において実行することができるように構成が変更されて生成されたジョブを登録先機器に送信する。
また、ジョブ送信部2131は、後述する能力情報及び後述する禁則情報を送信することを要求するジョブを登録先機器に送信する。
能力情報受信部2132は、登録先機器から能力情報を受信する。この能力情報とは、例えば、ステープル装置を備えた複合機1におけるプリントジョブ動作時において、ステープル処理指定機能を実行可能であるという情報や、出力画質指定機能に対する設定値は200dpi〜600dpiの範囲に制限されるという情報等、登録先機器において実行可能な機能、又は、当該実行可能な機能に対する設定値の設定可能範囲を示す情報であり、各複合機1に予め記憶されている。尚、能力情報を上記例に限定する趣旨ではない。
禁則情報受信部2133は、登録先機器から禁則情報を受信する。この禁則情報とは、例えば、複合機1におけるコピージョブ動作時において、原稿混載機能と頁集約機能は組み合わせて実行不可能であるという情報や、頁集約機能に対する設定値として4頁を1頁に集約することが設定入力され、記録用紙指定機能に対する設定値としてA6サイズが設定入力されたとしても、A6サイズの小さな用紙に4頁分を集約して出力することは不可能であるという情報や、記録用紙指定機能に対する設定値としてA6サイズが設定入力されている場合に、パンチ処理機能に対する機能設定が設定入力されたとしても、A6サイズの小さな用紙にパンチ穴を開けることは不可能である等、当該登録先機器において組み合わせ不可能な機能の組み合わせ、当該登録先機器において組み合わせ不可能な設定値の組み合わせ、又は、当該登録先機器において組み合わせ不可能な機能と当該機能とは異なる他の機能に対する設定値との組み合わせ、を示す情報であり、複合機1に予め記憶されている。尚、禁則情報を上記例に限定する趣旨ではない。
有効機能設定部214は、ジョブ受付部212で受け付けられた登録先機器に登録する対象のジョブである登録ジョブを構成する機能設定のうち、能力情報受信部2132によって受信された能力情報が示す当該登録先機器において実行可能な機能に対応する機能設定を抽出するとともに、当該抽出した機能設定が示す機能に対する設定値が、能力情報が示す当該機能に対する設定値の設定可能範囲に収まらない場合は、更に、当該設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更する、有効機能設定処理を行う。
禁則機能修正部215は、有効機能設定部214による有効機能設定処理で抽出された機能設定の組み合わせのうち、禁則情報受信部2133によって受信された禁則情報が示す登録先機器において組み合わせ不可能な機能の組み合わせに合致する組み合わせから、予め定められた機能に対応する機能設定を除去するか、禁則情報が示す登録先機器において組み合わせ不可能な設定値の組み合わせに合致する組み合わせから、予め定められた機能に対応する機能設定を抽出して、当該抽出した機能設定が示す機能に対する設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更するか、又は、禁則情報が示す登録先機器において組み合わせ不可能な機能と当該機能とは異なる他の機能に対する設定値との組み合わせに合致する組み合わせから、予め定められた機能に対応する機能設定を除去する、若しくは、予め定められた機能に対応する機能設定を抽出して、当該抽出した機能設定が示す機能に対する設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更するか、のうち、少なくとも何れか一つを行う、禁則機能修正処理を行う。
尚、有効機能設定部214による有効機能設定処理、及び、禁則機能修正部215による禁則機能修正処理の詳細については後述する。
図3は、複合機1の内部構成の概略を示すブロック図である。ジョブ管理システム10に備えられる各複合機1は、同様の構成である。複合機1は、装置の各部の動作を制御する制御ユニット100と、原稿画像を読み取るスキャナ等を有する画像読取部110と、画像読取部110によって読み取られた原稿のデータ等を一時的に記憶する、及び、印刷対象となるデータを一時的に保存する領域となる画像メモリ120と、画像読取部110によって読み取られた原稿のデータや、サーバコンピュータ2から送信されてきたデータ等を印刷する印刷部130と、を備えている。
また、複合機1は、ファクシミリ通信に必要な各機能を実行し、公衆回線を通じて外部のファクシミリ装置から画像データを受信するファクシミリ通信部140と、印刷又は送信スタートキー、テンキー及び短縮番号キー等からなり、ジョブを構成する複数の機能の組み合わせと当該各機能に対する設定値の組み合わせの設定入力等、各種操作指示の入力を受け付ける操作部20と、各種データの内容を表示するための確認画面や、ジョブを設定入力するための設定画面や、ユーザへの操作案内等を表示するLCD等からなる表示部150とを備える。尚、この表示部150がタッチパネル機能を備えることにより、ユーザからの各種操作指示の入力を受け付けるように構成してもよい。
更に、複合機1は、画像読取部110によって読み取られた原稿画像データ等を記憶する大容量の記憶領域を有するHDD(ハードディスク)170を備えている。このHDD170は、画像読取部110によって読み取られた原稿画像データや、サーバコンピュータ2又はPC31〜34から送信されてきたデータを蓄積する。
また、HDD170は、その記憶領域の一部が、ジョブを記憶するジョブ記憶部1701、当該複合機1の能力情報を記憶する能力情報記憶部1702、及び、当該複合機1の禁則情報を記憶する禁則情報記憶部1703として機能する。
制御ユニット100は、ROMやRAM等のメモリやCPU等を備えてなり、複合機1の全体的な動作を司る。制御ユニット100は、ROMに記憶された動作プログラムがCPUによって実行されることにより、通信部101と、ジョブ登録部102として機能し、更には、これらの各部によって複合機1に登録されたジョブを実行する等、各部の動作に必要な処理を行うための制御部103として機能する。
通信部101は、ジョブ受信部1011と能力情報送信部1012と禁則情報送信部1013とを備え、サーバコンピュータ2とPC31〜34との間でデータの送受信に必要な処理を行う。
ジョブ受信部1011は、PC31等から送信されてきたジョブをネットワークI/F部160を介して受信する。
能力情報送信部1012は、ジョブ受信部1011によってPC31等から受信されたジョブが、当該複合機1の能力情報を送信することを要求するジョブである場合に、能力情報記憶部1702に記憶されている能力情報を、当該ジョブを送信してきたPC31等に送信する。
禁則情報送信部1013は、ジョブ受信部1011によってPC31等から受信されたジョブが、当該複合機1の禁則情報を送信することを要求するジョブである場合に、禁則情報記憶部1703に記憶されている禁則情報を、当該ジョブを送信してきたPC31等に送信する。
ジョブ登録部102は、ジョブ受信部1011によってPC31等から当該複合機1に登録するジョブを受信した場合に、当該受信したジョブをジョブ記憶部1701に記憶する。
制御部103は、複合機1全体の動作制御を司るものである。本実施形態では、制御部103は、操作部20等によってジョブ記憶部1701に記憶されたジョブが指定されると、当該指定されたジョブを構成する各機能設定に従って当該各機能設定が示す機能を動作制御して当該ジョブを実行する。
更に、複合機1は、画像読取部110が読み取った画像イメージデータ編集/加工(符/復号処理、拡大/縮小処理、圧縮/伸長処理)処理等を行う画像処理部190と、サーバコンピュータ2、PC31〜34との間で各種データのやりとりを行うために用いられるネットワークI/F160とを備えている。
次に、ジョブ管理システム10による複合機1へのジョブの登録処理について、図4を用いて説明する。当該ジョブ管理システム10では、サーバ2又はPC31〜34において、ユーザから複合機1に登録するためのジョブが設定入力されると、当該設定入力されたジョブの登録先としてユーザから指定された複合機1である登録先機器に、当該サーバ2又はPC31〜34から当該ジョブが送信され、当該ジョブを受信した登録先機器は、この受信したジョブを登録する。以下、PC31から登録先機器としての複合機1にジョブを送信する場合を例にして詳述する。
先ず、PC31において、ユーザによって入力部27が操作されることによって設定入力された、ジョブを構成する各機能設定の設定及び当該ジョブの登録先とする複合機1の指定をジョブ受付部212で受け付けると(SP1)、ジョブ送信部2131は、当該ジョブの登録先として指定された複合機1である登録先機器に対して、当該登録先機器の能力情報及び禁則情報を送信することを要求するジョブを送信する(SP2)。
ここで、登録先機器において、PC31から当該登録先機器の能力情報及び禁則情報を送信することを要求するジョブがジョブ受信部1011で受信されると(SM1)、能力情報送信部1012は、能力情報記憶部1702に記憶された能力情報を読み出して、当該読み出した能力情報をPC31に送信し、禁則情報送信部1013は、禁則情報記憶部1703に記憶された禁則情報を読み出して、当該読み出した禁則情報をPC31に送信する(SM2)。
そして、PC31において、能力情報受信部2132によって登録先機器の能力情報が受信され、禁則情報受信部2133によって登録先機器の禁則情報が受信されると(SP3)、有効機能設定部214は、当該受信した能力情報を利用して有効機能設定処理を開始する(SP4)。
図5に示すように、有効機能設定部214は、有効機能設定処理を開始すると、ステップSP1で受け付けたジョブを構成する、全ての機能設定のうち、後述するステップSP43における判定処理が行われていない1つの機能設定を抽出する(SP41、SP42)。
次に、有効機能設定部214は、ステップSP42で抽出した1つの機能設定と、ステップSP3で受信された能力情報とを比較して、当該抽出した機能設定が示す機能が登録先機器で実行不可能な機能であるか、当該抽出した機能設定が示す機能は登録先機器で実行可能な機能であるが当該機能に対して設定された設定値が登録先機器における設定可能範囲に収まらないか、又は、当該抽出した組み合わせが示す機能は登録先機器で実行可能な機能であって当該機能に対して設定された設定値が登録先機器における設定可能範囲に収まるかの判定処理を行う(SP43)。
ステップSP43において、有効機能設定部214は、ステップSP42で抽出した機能設定が示す機能が登録先機器で実行不可能な機能であると判定すると(SP43;A)、当該機能設定をジョブの構成から削除する(SP44)。
例えば、ステープル装置が備えられていない複合機1に登録するプリントジョブとして、ステープル処理指定機能と当該機能に対する設定値として「左上」が設定入力された機能設定が含まれている場合において、有効機能設定部214は、当該ステープル処理指定機能に対応する機能設定を抽出すると(SP42)、ステップSP3で受信された能力情報に当該複合機1で実行可能な機能としてステープル処理指定機能が含まれていないため、ステープル処理指定機能が当該複合機1で実行不可能な機能であると判定し(SP43;A)、当該ステープル処理指定機能に対応する機能設定を当該プリントジョブの構成から削除する(SP44)。
一方、ステップSP43において、有効機能設定部214は、ステップSP42で抽出した機能設定が示す機能は登録先機器で実行可能な機能であるが当該機能に対して設定された設定値が登録先機器における設定可能範囲に収まらないと判定すると(SP43;B)、当該設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更する(SP45)。
例えば、原稿読取解像度を200dpi〜600dpiの範囲で設定可能な複合機1に登録するプリントジョブとして、原稿読取解像度指定機能と当該機能に対する設定値として「800dpi」が設定入力された機能設定が含まれている場合において、有効機能設定部214は、当該原稿読取解像度指定機能に対応する機能設定を抽出すると(SP42)、ステップSP3で受信された能力情報に当該複合機1で実行可能な機能として原稿読取解像度指定機能は含まれているが、当該機能に対して設定された設定値が設定可能範囲に収まらないと判定し(SP43;B)、当該設定値を当該原稿読取解像度指定機能に対して予め定められた設定値である上限値の「600dpi」に変更する(SP45)。
尚、ステップS45における機能に対して予め定められた設定値は、上記の例のように、能力情報が示す当該機能に対する設定値の設定可能範囲の上限値に限定する趣旨ではなく、例えば、当該設定可能範囲の平均値を設定する、又は、下限値よりも小さい設定値が設定入力された場合には予め定められた設定値として当該設定可能範囲の下限値を設定する等して、適宜変更してもよい。
また、ステップSP43において、有効機能設定部214は、ステップSP42で抽出した機能設定が示す機能は登録先機器で実行可能な機能であって当該機能に対して設定された設定値が登録先機器における設定可能範囲に収まると判定すると(SP43;C)、当該機能設定に対しては何ら変更を加えない。
そして、有効機能設定部214は、ステップSP1で受け付けたジョブを構成する、全ての機能設定についての、ステップSP43における判定処理を終了すると(SP41;YES)、有効機能設定処理を終了する。
図4に戻り、PC31において、有効機能設定部214による有効機能設定処理を終了すると、禁則機能修正部215は、ステップSP3で禁則情報受信部2133によって受信された禁則情報を利用して禁則機能修正処理を開始する(SP5)。
図6に示すように、禁則機能修正部215は、禁則機能修正処理を開始すると、ステップSP4で、有効機能設定部214による有効機能設定処理によって抽出された、ジョブを構成する全ての機能設定のうち、後述するステップSP54における判定処理が行われていない1つの機能設定を抽出して(SP51、SP52)、当該抽出した組み合わせをRAM23に記憶する(退避する)(SP53)。
次に、禁則機能修正部215は、RAM23に退避されている少なくとも1つ以上の機能設定の組み合わせと、ステップSP3(図4)で受信された禁則情報とを比較して、当該禁則情報に合致する機能設定の組み合わせが存在するかの判定処理を行う(SP54)。
具体的には、ステップSP54において、禁則機能修正部215は、RAM23に退避されている機能設定の組み合わせのうち、禁則情報が示す登録先機器において組み合わせ不可能な機能の組み合わせに合致する組み合わせが存在すると判定すると(SP54;D)、ステップSP53において、最も直近にRAM23に退避された機能設定をジョブの構成から除去するとともに、RAM23からも当該機能設定を除去し(SP55)、変更カウンタを1カウントアップして(SP56)、ステップS51に戻る。尚、変更カウンタは、初期値として0が設定され、RAM23に記憶されている。
又は、ステップSP54において、禁則機能修正部215は、RAM23に退避されている機能設定の組み合わせのうち、禁則情報が示す登録先機器において組み合わせ不可能な設定値の組み合わせに合致する組み合わせが存在すると判定した場合も(SP54;D)、ステップSP53において、最も直近にRAM23に退避された機能設定が示す機能に対する設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更することを、ジョブを構成する当該機能設定及びRAM23に退避された当該機能設定に反映し(SP55)、変更カウンタを1カウントアップして(SP56)、ステップS51に戻る。
又は、ステップSP54において、禁則機能修正部215は、RAM23に退避されている機能設定の組み合わせのうち、禁則情報が示す登録先機器において組み合わせ不可能な機能と当該機能とは他の機能に対する設定値との組み合わせに合致する組み合わせが存在すると判定した場合も(SP54;D)、ステップSP53において、最も直近にRAM23に退避された機能設定を除去する、若しくは、最も直近にRAM23に退避された機能設定が示す機能に対する設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更することを、ジョブを構成する当該機能設定及びRAM23に退避された当該機能設定に反映し(SP55)、変更カウンタを1カウントアップして(SP56)、ステップS51に戻る。
尚、ステップSP54において、禁則機能修正部215は、RAM23に退避されている機能設定の組み合わせが複数の禁則情報に合致するものと判定した場合は、ステップSP55において、当該複数の禁則情報のうちの何れか1つの禁則情報に合致しなくなるように、ステップSP53において、最も直近にRAM23に退避された機能設定を除去する又は変更することを、ジョブ及びRAM23に退避された機能設定に反映する。
一方、ステップSP54において、禁則機能修正部215は、RAM23に退避されている少なくとも1つ以上の機能設定の組み合わせが禁則情報の何れにも合致しないと判定した場合は(SP54;E)、ステップSP51に戻る。
そして、禁則機能修正部215は、ジョブを構成する全ての機能設定についての、ステップSP54における判定処理を終了すると(SP51;YES)、ステップSP53によってRAM23に退避された機能設定を全て削除(クリア)し(SP57)、RAM23に記憶されている変更カウンタが0よりも大きいか否かの判定を行う(SP58)。
ステップSP58において、禁則機能修正部215は、RAM23に記憶されている変更カウンタが0よりも大きくはないと判定すると(SP58;NO)、禁則機能修正処理を終了する。
一方、ステップSP58において、禁則機能修正部215は、RAM23に記憶されている変更カウンタが0よりも大きいと判定すると(SP58;YES)、RAM23に記憶されている変更カウンタを0に設定(リセット)して(SP59)、ステップSP55において変更されたジョブを構成する全ての機能設定に対して、ステップSP51以降の処理を実行する。
以下では、ステップSP4(図4)で抽出された、ジョブを構成する全ての機能設定が、図7(a)に示すように、ステープル指定機能、パンチ指定機能、集約指定機能、記録紙指定機能の4つの機能と、当該各機能に対する設定値としての、「左上」、「中央」、「4in1(原稿4頁分を1頁の記録紙に集約することを示す)」、「A6」と、の4つの機能設定を示し、更に、登録先機器から受信した禁則情報が、図7(b)に示すように定められている場合を例にして、上記の禁則機能修正処理について具体的に説明する。
尚、図7(b)は、ステープル指定機能とパンチ指定機能とを組み合わせ不可能であることを示す禁則情報X1と、集約指定機能の設定値として「4in1」を設定し、記録紙指定機能の設定値として「A6」を設定し、当該2つの設定値を組み合わせ不可能であることを示す禁則情報X2と、パンチ指定機能と記録紙指定機能の設定値として「A6」を設定する組み合わせが不可能であることを示す禁則情報X3が定められていることを示している。
この場合、図7(c)及び図6に示すように、(1−1)禁則機能修正部215は、禁則機能修正処理を開始すると、ステップSP4(図4)で抽出されたジョブを構成する全ての機能設定のうち、ステープル指定機能に対応する機能設定を抽出してRAM23に退避し(SP51〜53)、RAM23に退避されているステープル指定機能に対応する機能設定は何れの禁則情報にも合致しないと判定すると(SP54;E)、ステップSP51に戻る。
(1−2)次に、禁則機能修正部215は、パンチ指定機能に対応する機能設定を抽出してRAM23に退避し(SP51〜53)、RAM23に退避されているステープル指定機能及びパンチ指定機能に対応する機能設定の組み合わせが禁則情報X1に合致するものと判定すると(SP54;D)、最も直近にRAM23に退避された、パンチ指定機能に対応する機能設定をジョブの構成及びRAM23から除去し(SP55)、変更カウンタを1カウントアップして(SP56)、ステップS51に戻る。
(1−3)次に、禁則機能修正部215は、集約指定機能に対応する機能設定を抽出してRAM23に退避し(SP51〜53)、RAM23に退避されているステープル指定機能及び集約指定機能に対応する機能設定の組み合わせが、禁則情報の何れにも合致しないと判定すると(SP54;E)、ステップSP51に戻る。
(1−4)次に、禁則機能修正部215は、記録紙指定機能に対応する機能設定を抽出してRAM23に退避し(SP51〜53)、RAM23に退避されているステープル指定機能、集約指定機能及び記録紙指定機能に対応する機能設定の組み合わせが、禁則情報X2に合致するものと判定すると(SP54;D)、最も直近にステップSP53でRAM23に退避された、記録紙指定機能に対応する機能設定における設定値の内容「A6」を記録紙指定機能に対して予め定められた設定値「A4」に変更することをジョブの構成及びRAM23に退避された機能設定に反映し(SP55)、変更カウンタを1カウントアップして(SP56)、ステップS51に戻る。
(1−5)そして、禁則機能修正部215は、ジョブを構成する全ての機能設定についての、ステップSP54における判定処理を終了して(SP51;YES)、ステップSP53によってRAM23に退避された機能設定をクリアし(SP57)、RAM23に記憶されている変更カウンタが0よりも大きいと判定すると(SP58;YES)、変更カウンタを0に設定(リセット)して(SP59)、変更後のジョブを構成する全ての機能設定に対して、ステップSP51以降の処理を実行する。
尚、このとき、当該変更後のジョブの構成は、上記の(1−2)及び(1−4)におけるステップS55で変更された内容が反映されており、ステープル指定機能、集約指定機能、及び記録紙指定機能と、当該各機能の設定値としての、「左上」、「4in1」、「A4」と、の3つの機能設定からなる。
(2−1)次に、禁則機能修正部215は、変更後のジョブを構成する全ての機能設定のうち、ステープル指定機能に対応する機能設定を抽出してRAM23に退避し(SP51〜SP53)、RAM23に退避されているステープル指定機能に対応する機能設定は、何れの禁則情報にも合致しないと判定すると(SP54;E)、ステップSP51に戻る。
(2−2)次に、禁則機能修正部215は、集約指定機能に対応する機能設定を抽出してRAM23に退避し(SP51〜SP53)、RAM23に退避されているステープル指定機能及び集約指定機能に対応する機能設定の組み合わせは、何れの禁則情報にも合致しないと判定すると(SP54;E)、ステップSP51に戻る。
(2−3)次に、禁則機能修正部215は、記録紙指定機能に対応する機能設定を抽出してRAM23に退避し(SP51〜SP53)、RAM23に退避されているステープル指定機能、集約指定機能及び記録紙指定機能に対応する機能設定の組み合わせは、何れの禁則情報にも合致しないと判定すると(SP54;E)、ステップSP51に戻る。
(2−4)そして、禁則機能修正部215は、ジョブを構成する全ての機能設定についての、ステップSP54における判定処理を終了して(SP51;YES)、ステップSP53によってRAM23に退避された機能設定をクリアし(SP57)、RAM23に記憶されている変更カウンタが0よりも大きくないと判定すると(SP58;NO)、禁則機能修正処理を終了する。
したがって、禁則機能修正処理を終了した時点におけるジョブの構成は、ステープル指定機能、集約指定機能、及び記録紙指定機能と、当該各機能の設定値としての、「左上」、「4in1」、「A4」と、の3つの機能設定からなる。
図4に戻り、PC31において、禁則機能修正部215による禁則機能修正処理が終了すると、表示制御部2122は、ステップSP1で受け付けられた当初のジョブの構成のうち、ステップSP4及びステップSP5によって除去又は変更された機能設定を、設定入力可能な状態でディスプレイ25に表示する(SP6)。
例えば、上記具体例の場合、(1−2)及び(1−4)(図7(c))で変更されたパンチ指定機能及び記録紙指定機能に対応する機能設定が設定入力可能な状態でディスプレイ25に表示される。
ここで、ステップSP4及びステップSP5によって除去又は変更された機能設定がユーザによって確認され、入力部27によってジョブを構成する各機能設定の設定を更に修正する設定入力がなされると(SP7;YES)、ジョブ受付部212によって、当該修正されたジョブが受け付けられ(SP8)、当該受け付けられた修正されたジョブに対して、再びステップSP4以降の処理が実行される。
そして、ジョブを構成する各機能設定の設定を修正する設定入力が終了すると(SP7;NO)、ジョブ送信部2131は、当該設定入力が終了したジョブを登録対象のジョブとして、登録先機器に送信する(SP9)。
そして、登録先機器において、PC31から送信された登録対象のジョブがジョブ受信部1011で受信されると(SM3)、ジョブ登録部102は、当該受信したジョブをジョブ記憶部1701に記憶する(SM4)。したがって、これ以降、当該複合機1では操作部20等によってジョブ記憶部1701に記憶されたジョブが指定されると、制御部103によって、当該ジョブを実行することができる。
このように、本構成によれば、PC31は、ジョブの登録先として指定された複合機1(登録先機器)から受信した能力情報に基づいて、当該登録先機器において実行可能な機能と当該機能に設定可能な設定値の組み合わせ(機能設定)を抽出し、更に、抽出した機能設定の組み合わせから、登録先機器から受信した禁則情報に基づいて、登録先機器で組み合わせ不可能な機能の組み合わせ、登録先機器で組み合わせ不可能な設定値の組み合わせ、登録先機器で組み合わせ不可能な機能と当該機能とは異なる他の機能に対する設定値の組み合わせ、に合致しない組み合わせを生成し、つまり、登録先機器で実行可能な機能設定のみからなるジョブを作成して、当該ジョブを登録先機器に送信することができる。また、登録先機器としての複合機1は、PC31から受信したジョブをジョブ記憶部1701に記憶して、当該ジョブ記憶部1701に記憶したジョブを実行することができる。
つまり、構成の異なる複合機1が複数存在する場合であっても、各複合機1で実行可能な機能設定のみからなるジョブを作成して、登録するジョブを登録先機器である複合機1の構成に応じて作成しなおす手間を軽減することができる。
また、ジョブを構成する少なくとも1つ以上の機能設定のうち、有効機能設定処理(図4におけるSP4)又は禁則機能修正処理(図4におけるSP5)によって除去又は変更された機能設定を設定画面に設定入力可能な状態で表示して、当該機能設定が除去又は変更されたことを認識しながら、当該機能設定に対する設定入力を行うことができる。つまり、当該ジョブの登録先機器で実行可能なジョブの構成を認識しながら、ユーザの意図に応じて機能設定を設定入力することができる。
尚、ジョブの登録処理の流れを上記の図4に示す処理の流れに限定する趣旨ではなく、例えば、ステップSP6〜SP8の処理を実行することなく、つまり、ユーザにジョブの手動修正を行わせることなく、ステップSP4及びステップSP5によって登録先機器で実行可能なジョブに自動的に構成が変更されたジョブを登録対象のジョブとして送信するように、簡易的に構成してもよい。又は、一度ステップSP4を実行した後は、ステップSP6において、ステップSP4で変更(除外)された機能設定を設定入力不可能な状態でディスプレイ25に表示し、これ以降は、ステップSP4を実行しないように簡易的に構成してもよい。
また、ジョブ受付部212は、ジョブを実行する際に、当該ジョブを構成する機能設定が示す機能を実行する優先順位を更に受け付けるように構成し、これに合わせて、禁則機能修正部215は、禁則機能修正処理において、ジョブ受付部212で受け付けられた優先順位が低い機能から順に、当該機能に対応する機能設定を除去し、又は、当該機能に対応する設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更するように構成してもよい。
本構成は、例えば、ジョブを実行する際に、当該ジョブを構成する機能設定が示す機能を実行する優先順位を設定入力可能に、ジョブを構成する各機能設定の設定入力を行うための設定画面を構成し、入力部27によって当該設定画面に優先順位を含むジョブを構成する各機能設定の設定が設定入力されると、ジョブ受付部212は、ステップSP1及びステップSP8(図4)において、当該優先順位を含むジョブを受け付けるようにして実現することができる。
これに合わせて、禁則機能修正部215は、ステップSP52(図6)において、ステップSP54における判定処理が行われていない1つの機能設定を抽出する場合に、優先順位の低い機能から順に、当該機能に対応する機能設定を抽出するように構成し、更に、ステップSP55(図6)において、RAM23に退避された機能設定の組み合わせのうち、最も過去にRAM23に退避された機能設定を変更するように構成して実現することができる。
以下では、ステップSP4(図4)が実行された後、図8(a)に示すように、ジョブを構成する全ての機能設定が、図7(a)に示したジョブと同様に、ステープル指定機能、パンチ指定機能、集約指定機能、記録紙指定機能の4つの機能と、当該各機能に対する設定値としての、「左上」、「中央」、「4in1」、「A6」と、の4つの機能設定を示し、更に、各機能に対する上記の優先順位が、記録紙指定機能、集約指定機能、パンチ指定機能、ステープル指定機能の順で低くなるように(1が最も高い優先順位)設定入力され、ステップSP3(図4)で受信した禁則情報が、図8(b)に示すように、図7(b)に示した禁則情報と同一内容の、禁則情報X1〜X3を示すように定められている場合を例にして、本構成における禁則機能修正処理について具体的に説明する。
この場合、図8(c)及び図6に示すように、(3−1)禁則機能修正部215は、禁則機能修正処理を開始すると、ステップSP4(図4)で抽出されたジョブを構成する全ての機能設定のうち、優先順位が最も低いステープル指定機能に対応する機能設定を抽出してRAM23に退避し(SP51〜SP53)、RAM23に退避されているステープル指定機能に対応する機能設定は何れの禁則情報にも合致しないと判定すると(SP54;E)、ステップSP51に戻る。
(3−2)次に、禁則機能修正部215は、ステープル指定機能に次いで優先順位が低いパンチ指定機能に対応する機能設定を抽出してRAM23に退避し(SP51〜SP53)、RAM23に退避されているステープル指定機能及びパンチ指定機能に対応する機能設定の組み合わせが、禁則情報X1に合致するものと判定すると(SP54;D)、最も過去にRAM23に退避された、つまり、RAM23に退避された機能設定の組み合わせのうち、優先順位が最も低い機能に対応する機能設定である、ステープル指定機能に対応する機能設定をジョブの構成及びRAM23から除去し(SP55)、変更カウンタを1カウントアップして(SP56)、ステップS51に戻る。
(3−3)次に、禁則機能修正部215は、パンチ指定機能に次いで優先順位が低い集約指定機能に対応する機能設定を抽出してRAM23に退避し(SP51〜SP53)、RAM23に退避されているパンチ指定機能及び集約指定機能に対応する機能設定の組み合わせが、何れの禁則情報にも合致しないと判定すると(SP54;E)、ステップSP51に戻る。
(3−4)次に、禁則機能修正部215は、集約指定機能に次いで優先順位が低い記録紙指定機能に対応する機能設定を抽出してRAM23に退避し(SP51〜SP53)、RAM23に退避されているパンチ指定機能、集約指定機能、及び記録紙指定機能に対応する機能設定の組み合わせが、禁則情報X2及び禁則情報X3に合致するものと判定すると(SP54;D)、禁則情報X2に合致しなくなるように、最も過去にRAM23に退避された、つまり、RAM23に退避された機能設定の組み合わせのうち、優先順位が最も低い機能に対応する機能設定である、パンチ指定機能に対応する機能設定をジョブの構成及びRAM23から除去し(SP55)、変更カウンタを1カウントアップして(SP56)、ステップS51に戻る。
(3−5)そして、禁則機能修正部215は、ジョブを構成する全ての機能設定についての、ステップSP54における判定処理を終了して(SP51;YES)、ステップSP53によってRAM23に退避された機能設定をクリアし(SP57)、RAM23に記憶されている変更カウンタが0よりも大きいと判定すると(SP58;YES)、変更カウンタを0に設定(リセット)して(SP59)、変更後のジョブを構成する全ての機能設定に対して、ステップSP51以降の処理を実行する。
尚、このとき、当該変更後のジョブの構成は、上記の(3−2)及び(3−4)におけるステップS55で変更された内容が反映されており、集約指定機能及び記録紙指定機能と、当該各機能の設定値としての、「4in1」、「A6」と、の2つの機能設定からなる。
(4−1)次に、禁則機能修正部215は、優先順位が最も低い集約指定機能に対応する機能設定を抽出してRAM23に退避し(SP51〜SP53)、RAM23に退避されている集約指定機能に対応する機能設定は何れの禁則情報にも合致しないと判定すると(SP54;E)、ステップSP51に戻る。
(4−2)次に、禁則機能修正部215は、集約指定機能に次いで優先順位が低い記録紙指定機能に対応する機能設定を抽出してRAM23に退避し(SP51〜SP53)、RAM23に退避されている集約指定機能及び記録紙指定機能に対応する機能設定の組み合わせが、禁則情報X2に合致するものと判定すると(SP54;D)、最も過去にRAM23に退避された、つまり、RAM23に退避された機能設定の組み合わせのうち、優先順位が最も低い機能に対応する機能設定である、集約指定機能に対応する機能設定における設定値の内容「4in1」を、集約指定機能に対して予め定められた設定値「2in1」に変更することをジョブの構成及びRAM23に退避された機能設定に反映し(SP55)、変更カウンタを1カウントアップして(SP56)、ステップS51に戻る。
(4−3)そして、禁則機能修正部215は、ジョブを構成する全ての機能設定についての、ステップSP54における判定処理を終了して(SP51;YES)、ステップSP53によってRAM23に退避された機能設定をクリアし(SP57)、RAM23に記憶されている変更カウンタが0よりも大きいと判定すると(SP58;YES)、変更カウンタを0に設定(リセット)して(SP59)、変更後のジョブを構成する全ての機能設定に対して、ステップSP51以降の処理を実行する。
尚、このとき、当該変更後のジョブの構成は、上記の(4−2)におけるステップS55で変更された内容が反映されており、集約指定機能及び記録紙指定機能と、当該各機能の設定値としての、「2in1」、「A6」と、の2つの機能設定からなる。
(5−1)次に、禁則機能修正部215は、優先順位が最も低い集約指定機能に対応する機能設定を抽出してRAM23に退避し(SP51〜SP53)、RAM23に退避されている集約指定機能に対応する機能設定は何れの禁則情報にも合致しないと判定すると(SP54;E)、ステップSP51に戻る。
(5−2)次に、禁則機能修正部215は、集約指定機能に次いで優先順位が低い記録紙指定機能に対応する機能設定を抽出してRAM23に退避し(SP51〜SP53)、RAM23に退避されている集約指定機能及び記録紙指定機能に対応する機能設定の組み合わせが、何れの禁則情報にも合致しないと判定すると(SP54;E)、ステップSP51に戻る。
(5−3)そして、禁則機能修正部215は、ジョブを構成する全ての機能設定についての、ステップSP54における判定処理を終了して(SP51;YES)、ステップSP53によってRAM23に退避された機能設定をクリアし(SP57)、RAM23に記憶されている変更カウンタが0よりも大きくないと判定すると(SP58;NO)、禁則機能修正処理を終了する。
したがって、禁則機能修正処理を終了した時点におけるジョブの構成は、集約指定機能及び記録紙指定機能と、当該各機能の設定値としての、「2in1」、「A6」との2つの機能設定からなる。
本構成によれば、ジョブを実行する際に、ジョブを構成する機能設定が示す機能を実行する優先順位を受け付け、禁則機能修正処理において、当該受け付けた優先順位の低い機能から順に禁則情報に対応する機能設定を変更することができる。つまり、ユーザの意図する優先順位を加味しつつ、登録先機器の構成に応じたジョブの設定を行うことができる。
尚、上記実施形態において、本発明に係る画像形成装置の一例として複合機を例に説明したが、本発明に係る画像形成装置は、これに限定する趣旨ではなく、プリンタ、コピー機、スキャナ、又はFAX等の画像形成装置であってもよい。また、本発明に係る電気機器の一例として複合機等の画像形成装置を例に説明したが、本発明に係る電気機器は、これに限定する趣旨ではなく、パーソナルコンピュータ等の電気機器であってもよい。
また、本発明は、上述の実施形態の構成に限られず種々の変形が可能である。前記図1乃至図8に示した構成及び処理は、本発明に係る実施形態の例示に過ぎず、本発明を前記実施形態に限定する趣旨ではない。
1 複合機(電気機器、画像形成装置)
10 ジョブ管理システム
1011 ジョブ受信部
1012 能力情報送信部
1013 禁則情報送信部
102 ジョブ登録部
103 制御部
1701 ジョブ記憶部
1702 能力情報記憶部
1703 禁則情報記憶部
2 サーバ(コンピュータ)
31〜34 PC(コンピュータ)
25 ディスプレイ(表示部)
212 ジョブ受付部
2121 指示受付部
2122 表示制御部
213 データ送受信部
2131 ジョブ送信部(機器情報送信要求部)
2132 能力情報受信部
2133 禁則情報受信部
214 有効機能設定部
215 禁則機能修正部
241 ジョブ記憶部
X1〜X3 禁則情報

Claims (6)

  1. コンピュータ及び当該コンピュータに接続された電気機器を備えるジョブ管理システムであって、
    前記電気機器は、
    当該電気機器において実行可能な機能、又は、当該実行可能な機能に対する設定値の設定可能範囲を示す能力情報を記憶する能力情報記憶部と、
    当該電気機器において組み合わせ不可能な前記機能の組み合わせ、当該電気機器において組み合わせ不可能な前記設定値の組み合わせ、又は、当該電気機器において組み合わせ不可能な前記機能と当該機能とは異なる他の前記機能に対する前記設定値との組み合わせ、を示す禁則情報を記憶する禁則情報記憶部と、
    前記コンピュータから送信されたジョブを受信して、当該受信したジョブを当該電気機器に備えられた記憶部に記憶するジョブ登録部と、を備え、
    前記コンピュータは、
    前記機能と当該機能に対する設定値の組み合わせである機能設定を少なくとも1つ以上備えて構成される前記ジョブの当該各機能設定の設定を受け付けるとともに、当該ジョブの登録先とする前記電気機器である登録先機器の指定を受け付けるジョブ受付部と、
    前記登録先機器から送信された能力情報を受信して、前記ジョブ受付部で受け付けられた、前記登録先機器に登録する対象の前記ジョブである登録ジョブを構成する前記機能設定のうち、前記受信した能力情報が示す前記登録先機器において実行可能な機能に対応する前記機能設定を抽出するとともに、当該抽出した前記機能設定が示す前記機能に対する前記設定値が、前記能力情報が示す当該機能に対する設定値の設定可能範囲に収まらない場合は、更に、当該設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更する、有効機能設定処理を行う有効機能設定部と、
    前記登録先機器から送信された禁則情報を受信して、前記有効機能設定部による前記有効機能設定処理で抽出された前記機能設定の組み合わせのうち、
    前記受信した禁則情報が示す前記登録先機器において組み合わせ不可能な前記機能の組み合わせに合致する組み合わせから、予め定められた前記機能に対応する前記機能設定を除去するか、
    前記禁則情報が示す前記登録先機器において組み合わせ不可能な前記設定値の組み合わせに合致する組み合わせから、予め定められた前記機能に対応する前記機能設定を抽出して、当該抽出した前記機能設定が示す前記機能に対する前記設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更するか、
    又は、前記禁則情報が示す前記登録先機器において組み合わせ不可能な前記機能と当該機能とは異なる他の前記機能に対する前記設定値との組み合わせに合致する組み合わせから、予め定められた前記機能に対応する前記機能設定を除去する、若しくは、予め定められた前記機能に対応する前記機能設定を抽出して、当該抽出した前記機能設定が示す前記機能に対する前記設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更するか、のうち、少なくとも何れか一つを行う禁則機能修正処理を行う禁則機能修正部と、
    前記禁則機能修正部による前記禁則機能修正処理で得られた前記機能設定の組み合わせからなる前記登録ジョブを前記登録先機器に送信するジョブ送信部と、
    を備えるジョブ管理システム。
  2. 前記ジョブ受付部は、前記ジョブを実行する際に、当該ジョブを構成する前記機能設定が示す前記機能を実行する優先順位を更に受け付け、
    前記禁則機能修正部は、前記禁則機能修正処理において、前記ジョブ受付部で受け付けられた前記優先順位が低い前記機能から順に、当該機能に対応する前記機能設定を除去し、又は、当該機能に対応する前記設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更する請求項1に記載のジョブ管理システム。
  3. 前記コンピュータは、
    前記ジョブを構成する少なくとも1つ以上の前記機能設定を設定入力するための設定画面が表示される表示部と、
    前記ジョブ受付部で受け付けられた前記ジョブを構成する前記機能設定のうち、前記有効機能設定処理又は前記禁則機能修正処理によって除去又は変更された前記機能設定を、前記表示部に表示された前記設定画面に設定入力可能な状態で表示する表示制御部を更に備え、
    前記ジョブ受付部は、前記表示制御部によって前記設定画面に設定入力可能な状態で表示された、前記有効機能設定処理又は前記禁則機能修正処理によって除去又は変更された前記機能設定の設定入力が行われると、当該設定入力された前記機能設定の設定を受け付ける請求項1又は2に記載のジョブ管理システム。
  4. 当該コンピュータに接続された電気機器において実行可能な機能と当該機能に対する設定値の組み合わせである機能設定を少なくとも1つ以上備えて構成されるジョブの当該各機能設定の設定を受け付けるとともに、当該ジョブの登録先とする前記電気機器である登録先機器の指定を受け付けるジョブ受付部と、
    前記登録先機器から送信された、当該登録先機器において実行可能な機能、又は、当該実行可能な機能に対する設定値の設定可能範囲を示す能力情報を受信して、前記ジョブ受付部で受け付けられた、前記登録先機器に登録する対象の前記ジョブである登録ジョブを構成する前記機能設定のうち、前記受信した能力情報が示す前記登録先機器において実行可能な機能に対応する前記機能設定を抽出するとともに、当該抽出した前記機能設定が示す前記機能に対する前記設定値が、前記能力情報が示す当該機能に対する設定値の設定可能範囲に収まらない場合は、更に、当該設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更する、有効機能設定処理を行う有効機能設定部と、
    前記登録先機器から送信された、当該登録先機器において組み合わせ不可能な前記機能の組み合わせ、当該登録先機器において組み合わせ不可能な前記設定値の組み合わせ、又は、当該登録先機器において組み合わせ不可能な前記機能と当該機能とは異なる他の前記機能に対する前記設定値との組み合わせ、を示す禁則情報を受信して、前記有効機能設定部による前記有効機能設定処理で抽出された前記機能設定の組み合わせのうち、
    前記受信した禁則情報が示す前記登録先機器において組み合わせ不可能な前記機能の組み合わせに合致する組み合わせから、予め定められた前記機能に対応する前記機能設定を除去するか、
    前記禁則情報が示す前記登録先機器において組み合わせ不可能な前記設定値の組み合わせに合致する組み合わせから、予め定められた前記機能に対応する前記機能設定を抽出して、当該抽出した前記機能設定が示す前記機能に対する前記設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更するか、
    又は、前記禁則情報が示す前記登録先機器において組み合わせ不可能な前記機能と当該機能とは異なる他の前記機能に対する前記設定値との組み合わせに合致する組み合わせから、予め定められた前記機能に対応する前記機能設定を除去する、若しくは、予め定められた前記機能に対応する前記機能設定を抽出して、当該抽出した前記機能設定が示す前記機能に対する前記設定値を当該機能に対して予め定められた設定値に変更するか、のうち、少なくとも何れか一つを行う禁則機能修正処理を行う禁則機能修正部と、
    前記禁則機能修正部による前記禁則機能修正処理で得られた前記機能設定の組み合わせからなる前記登録ジョブを前記登録先機器に送信するジョブ送信部と、
    を備えるコンピュータ。
  5. コンピュータに接続された電気機器であって、
    当該電気機器において実行可能な機能、又は、当該実行可能な機能に対する設定値の設定可能範囲を示す能力情報を記憶する能力情報記憶部と、
    当該電気機器において組み合わせ不可能な前記機能の組み合わせ、当該電気機器において組み合わせ不可能な前記設定値の組み合わせ、又は、当該電気機器において組み合わせ不可能な前記機能と当該機能とは異なる他の前記機能に対する前記設定値との組み合わせ、を示す禁則情報を記憶する禁則情報記憶部と、
    前記コンピュータから送信されたジョブを受信して、当該受信したジョブを当該電気機器に備えられた記憶部に記憶するジョブ登録部と、
    を備える電気機器。
  6. コンピュータに接続された画像形成装置であって、
    当該画像形成装置において実行可能な機能、又は、当該実行可能な機能に対する設定値の設定可能範囲を示す能力情報を記憶する能力情報記憶部と、
    当該画像形成装置において組み合わせ不可能な前記機能の組み合わせ、当該画像形成装置において組み合わせ不可能な前記設定値の組み合わせ、又は、当該画像形成装置において組み合わせ不可能な前記機能と当該機能とは異なる他の前記機能に対する前記設定値との組み合わせ、を示す禁則情報を記憶する禁則情報記憶部と、
    前記コンピュータから送信されたジョブを受信して、当該受信したジョブを当該画像形成装置に備えられた記憶部に記憶するジョブ登録部と、
    を備える画像形成装置。
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