JP6101182B2 - データ収集装置、データ収集装置を備えた農業機械及びデータ収集システム - Google Patents

データ収集装置、データ収集装置を備えた農業機械及びデータ収集システム Download PDF

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Description

本発明は、農業機械に関するデータを当該農業機械から収集するデータ収集装置、データ収集装置を備えた農業機械及びデータ収集システムに関する。
従来より、個人農家や営農集団では、圃場の管理、農作業の管理、農作業を行う作業者(農作業者)の管理等を行ってきた。これらの農業についての管理は、手書きのノートやメモ等を用いた手作業で行われることが多かったが、情報技術(IT)の発展に伴いIT化が進んでいる。農業の管理をコンピュータ等により行う技術として、例えば、特許文献1に示すデータ収集システムがある。
特許文献1に開示のデータ収集システムは、データ記録手段およびデータ表示手段を具備する管理端末器と、該管理端末器に対し通信可能に接続される農業機械の制御装置とを備えている。このデータ収集システムにおいて、前記制御装置から管理端末器へ農業機械のセンサで検出されるセンサ情報を送信するに際し、予め農業機械ごとに決まっているセンサ情報の換算係数を送信するように構成したことを特徴とする。
特開平6−68274号公報
特許文献1に開示のデータ収集システムにおいて、データ収集装置(管理端末器)は、農業機械の各センサから送信されたパルス数を逐次積算した後に、積算したパルス数を該農業機械に対応する換算係数を用いて各センサの値に変換することで、該農業機械のデータを収集するものである。特許文献1において、このデータ収集装置を種々の農業機械で共用することができると記載されている。
ところが近年、農業機械から収集されるデータは、その量、種類ともに増加の一途をたどっているため、データ収集装置は、大容量且つ多種多様なデータに対応しなくてはならず、扱うデータの種類が異なる複数の農業機械への対応が困難な場合がある。加えて、データ収集装置が行う処理も、取り付けられた特定の農業機械に特化した処理が増えている。このような事情から、一台のデータ収集装置を複数台の農業機械で共用することは困難であり、データ収集装置が特定の農業機械以外に取り付けられた場合には、特定の農業機械に取り付けて収集したデータと、特定の農業機械以外に取り付けて収集したデータとが混在することになり、データの管理が非常に難しくなる。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、データ収集装置が特定の農業機械以外に取り付けられた場合でも、データ収集装置で収集したデータを適正に管理することが可能となるデータ収集装置、データ収集装置を備えた農業機械及びデータ収集システムを提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成を特徴とする。
データ収集装置は、固有の第1識別情報を保持する制御装置を有する農業機械に搭載されて前記農業機械に関するデータを収集可能なデータ収集装置であって、前記農業機械を識別するための第2識別情報を保持する識別情報保持部と、前記農業機械に保持された第1識別情報と前記識別情報保持部に保持された第2識別情報とを照合する照合部と、前記照合部での照合結果に基づいて前記データの収集に関する処理を実行するデータ収集処理部と、を備え、前記照合部は、前記農業機械に関するデータを収集する際に前記制御装置に要求した第1識別情報と前記識別情報保持部に保持された第2識別情報とを照合し、前記データ収集処理部は、前記第1識別情報と前記第2識別情報との照合が成立した場合、前記農業機械のデータを収集し、前記第1識別情報と前記第2識別情報との照合が不成立の場合、前記照合成立前に既に収集したデータの保護、照合が不成立であることの外部への通知、前記照合成立前に既に収集したデータの外部への出力のいずれかを行うことを特徴とする。
また、データ収集装置は、固有の第1識別情報を保持する制御装置を有する農業機械に搭載されて前記農業機械に関するデータを収集可能なデータ収集装置であって、前記農業機械を識別するための第2識別情報を保持する識別情報保持部と、前記農業機械に保持された第1識別情報と前記識別情報保持部に保持された第2識別情報とを照合する照合部と、前記照合部での照合結果に基づいて前記データの収集に関する処理を実行するデータ収集処理部と、前記農業機械の総稼働時間を測定するアワメータと、を備え、前記照合部は、前記農業機械に関するデータを収集する際に前記制御装置に要求した第1識別情報と前記識別情報保持部に保持された第2識別情報とを照合し、前記データ収集処理部は、前記第1識別情報と前記第2識別情報との照合が成立した場合、前記農業機械のデータを収集し、前記第1識別情報と前記第2識別情報との照合が不成立の場合、前記アワメータによる総稼働時間の測定の停止を行うことを特徴とする。
前記データ収集装置は、前記第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときに、照合が不成立であることを表示する表示部を有することを特徴とする。
前記データ収集装置は、前記収集されたデータを保持する収集データ保持部を備え、前記データ収集処理部は、前記第1識別情報と第2識別情報との照合結果を、収集したデータと共に前記収集データ保持部に保持することを特徴とする。
農業機械は、固有の第1識別情報を保持する農業機械に搭載されて前記農業機械に関するデータを収集可能なデータ収集装置と、前記第1識別情報を保持し且つ前記農業機械の制御を行う制御装置とを備え、前記データ収集装置は、前記農業機械を識別するための第2識別情報を保持する識別情報保持部を備え、前記制御装置は、前記農業機械に保持された第1識別情報と前記識別情報保持部に保持された第2識別情報とを照合する照合部と、前記照合部での照合結果に基づいて前記データの収集に関する処理を実行するデータ収集処理部と、を備え、前記照合部は、前記農業機械に関するデータを収集する際に前記制御装置に要求した第1識別情報と前記識別情報保持部に保持された第2識別情報とを照合し、前記データ収集処理部は、前記第1識別情報と前記第2識別情報との照合が成立した場合、前記農業機械のデータの収集の指令を前記データ収集装置に出力し、前記第1識別情報と前記第2識別情報との照合が不成立の場合、前記照合成立前に既に前記データ収集装置が収集したデータの保護の指令を当該データ収集装置に出力することを特徴とする。
農業機械は、固有の第1識別情報を保持する農業機械に搭載されて前記農業機械に関するデータを収集可能なデータ収集装置と、前記第1識別情報を保持し且つ前記農業機械の制御を行う制御装置とを備え、前記データ収集装置は、前記農業機械を識別するための第2識別情報を保持する識別情報保持部を備え、前記制御装置は、前記農業機械に保持された第1識別情報と前記識別情報保持部に保持された第2識別情報とを照合する照合部と、前記照合部での照合結果に基づいて前記データの収集に関する処理を実行するデータ収集処理部と、前記農業機械の総稼働時間を測定するアワメータと、を備え、前記照合部は、前記農業機械に関するデータを収集する際に前記制御装置に要求した第1識別情報と前記識別情報保持部に保持された第2識別情報とを照合し、前記データ収集処理部は、前記第1識別情報と前記第2識別情報との照合が成立した場合、前記農業機械のデータの収集の指令を前記データ収集装置に出力し、前記第1識別情報と前記第2識別情報との照合が不成立の場合、前記アワメータによる総稼働時間の測定の停止を行うことを特徴とする。
前記データ収集装置は、前記収集されたデータを保持する収集データ保持部を備え、前記データ収集処理部は、前記第1識別情報と第2識別情報との照合結果を、収集したデータと共に前記収集データ保持部に保持する指令を前記データ収集装置に出力することを特徴とする。
データ収集システムは、データ収集装置と、前記データ収集装置から送信されたデータを保存する携帯端末とを備えるデータ収集システムであって、前記携帯端末は、前記第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときのデータは保存しないことを特徴とする。
データ収集システムは、データ収集装置と、前記データ収集装置から送信されたデータを保存するサーバとを備えるデータ収集システムであって、前記サーバは、前記第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときのデータは保存しないことを特徴とする。データ収集システムは、農業機械と、前記農業機械に搭載されたデータ収集装置から送信されたデータを収集する携帯端末とを備えるデータ収集システムであって、前記携帯端末は、前記第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときのデータは保存しないことを特徴とする。
データ収集システムは、農業機械と、前記農業機械に搭載されたデータ収集装置が有するデータを収集するサーバとを備えるデータ収集システムであって、前記サーバは、前記第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときのデータは保存しないことを特徴とする。
本発明によれば、データ収集装置が決められた農業機械に取り付けられているか、又はデータ収集装置が決められた農業機械以外に取り付けられているかについて、第1識別情報と第2識別情報を照合することによって把握することができる。そして、データ収集処理部は、データ収集装置が決められた農業機械に取り付けられている場合(第1識別情報と第2識別情報との照合が成立である場合)と、データ収集装置が決められた農業機械以外に取り付けられている場合(第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立である場合)との照合結果に基づいて、データの収集に関する処理(例えば、データ収集の仕方、データの保護の仕方等)を変えることができるため、データ収集装置で収集したデータを適正に管理することが可能となる。
また、データ収集装置が決められた農業機械以外に取り付けて用いられた場合でも、収集データ保持部に保持されたデータが消去などをされないように保護することができる。
また、データ収集装置が決められた農業機械以外に取り付けて用いられた場合は、決められた農業機械以外のデータを収集することを停止して、データの混在を防止することができる。
また、データ収集装置が決められた農業機械以外に取り付けられたことを外部に通知することによって、データ収集装置を制御装置から切り離したり、データ収集装置の動作を停止したりといった方法で、既に保持されたデータを確実に保護することができる。
また、データ収集装置を決められた農業機械に取り付けて収集したデータ(第1データ)と、データ収集装置を決められた農業機械以外に取り付けて収集したデータ(第2データ)とを区別することが可能となり、それぞれのデータをデータ収集後に分離することができる。
また、データ収集装置が決められた農業機械以外に取り付けられた場合での当該データ収集装置のアワメータの積算を回避することができ、当該データ収集装置のアワメータとデータの不整合を防止することができる。
また、データ収集装置が決められた農業機械以外に取り付けて用いられた場合、データ収集装置を決められた農業機械に取り付けて収集したデータを外部に退避させることができる。
また、作業データの収集が許可されなかったことを、作業者はデータ収集装置のすぐ傍で知ることができ、既に保持されたデータを保護する処置を迅速にとることができる。
また、データ収集装置を決められた農業機械に取り付けて収集したデータ(第1データ)と、データ収集装置を決められた農業機械以外に取り付けて収集したデータ(第2データ)とが存在する場合に、携帯端末に第1データだけを保存することができる。
また、第1データと、第2データとが存在する場合に、サーバに第1データだけを保存することができる。
本発明の実施形態によるデータ収集システムの概略構成を示す図である。 第1実施形態におけるデータ収集システムの構成を詳細に示す図である。 データ収集装置の収集データ保持部で保持された作業データを例示する図である。 トラクタに取り付けられたデータ収集装置が収集した収集データの一例を示す図である。 第1実施形態におけるデータ収集システムの動作を示す図である。 第2実施形態におけるデータ収集システムの構成を詳細に示す図である。 第2実施形態におけるデータ収集システムの動作を示す図である。 トラクタの全体構成を示す概略図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態によるデータ収集装置、及び該データ収集装置を用いたデータ収集システムについて説明する。
[第1実施形態]
図1を参照しながら、本実施形態によるデータ収集システム1の概略構成について説明する。図1は、本実施形態によるデータ収集システム1の概略構成を示す図である。
データ収集システム1は、後述する制御装置6を有する農業機械4と、農業機械4に取り付けられると共に車両通信ネットワークによって制御装置6に接続されるデータ収集装置5と、データ収集装置5と無線通信を行う携帯端末3と、無線通信及びネットワーク回線を通じて携帯端末3と接続するサーバ2とを有している。ここで、農業機械4は、トラクタ、コンバイン、及び田植機など農作業を行う機械である。
図1では、データ収集システム1として、農業機械4である2台のトラクタ4(4a,4b)と、2台の携帯端末3(3a,3b)と、ネットワークNに接続されたサーバ2と、携帯端末3a,3bをネットワークNに接続する中継局Rとが示されている。図1に示すデータ収集システム1において、トラクタ4aは制御装置6(6a)を備え、制御装置6aには、データ収集装置5(5a)が接続されている。トラクタ4a及び制御装置6aには、携帯端末3aが対応付けられている。また、トラクタ4bは制御装置6(6b)を備え、制御装置6bには、データ収集装置5(5b)が接続されている。トラクタ4b及び制御装置6bには、携帯端末3bが対応付けられている。
データ収集システム1において、データ収集装置5aは、トラクタ4aが動作することで得られる様々なデータを、作業データとしてトラクタ4aの制御装置6aから収集し保持する。データ収集装置5aは、保持する作業データを、携帯端末3aからの要求に応じて当該携帯端末3aに出力(送信)する。データ収集装置5aから作業データを受信した携帯端末3aは、中継局R及びネットワークNを介して、受信した作業データをサーバ2へ出力(送信)する。サーバ2は、携帯端末3aから送信された作業データを受信して蓄積する。
同じく、データ収集装置5bは、トラクタ4bが動作することで得られる様々なデータを、作業データとしてトラクタ4bの制御装置6bから収集し保持する。データ収集装置5bは、保持する作業データを、携帯端末3bからの要求に応じて当該携帯端末3bに出力(送信)する。データ収集装置5bから作業データを受信した携帯端末3bは、中継局R及びネットワークNを介して、受信した作業データをサーバ2へ出力(送信)する。サーバ2は、携帯端末3bから送信された作業データを受信して蓄積する。
図2〜図4を参照しながら、上述に概略構成を有するデータ収集システム1の詳細について説明する。図2は、図1に示すデータ収集システム1の構成を詳細に示す図である。図3は、収集データの一例を示す図である。図4は、トラクタ4aに取り付けられたデータ収集装置5bが収集した収集データの一例を示す図である。
図2及び図8を参照しながら、データ収集システム1を構成するトラクタ4a,4bの詳細について説明する。トラクタ4a及びトラクタ4bは、ほぼ同様の構成を有しているので、ここではトラクタ4aについて説明する。図8は、トラクタ4aの全体構成を示す概略図である。
図8に示すように、トラクタ4aは、前後に車輪が取り付けられた走行車両(走行車体)10に、エンジン11、変速装置12等が搭載されて構成されている。エンジン11の後方には、独立搭載型のキャビン13が設けられており、キャビン13内に運転席14が設けられている。
また、走行車両10の後部には、3点リンク機構15が昇降可能に設けられると共に、エンジン11からの動力を伝達するPTO軸16が設けられている。3点リンク機構15には、肥料散布装置17、耕耘装置、農薬散布装置、播種散布装置、収穫装置などの作業装置(インプルメント)が着脱自在となっている。本実施形態では、図8に示すように肥料散布装置17が3点リンク機構15に取りつけられている。肥料散布装置17はPTO軸16にも接続されるので、PTO軸16の回転駆動力によって肥料散布装置17を動作させて肥料を散布(施肥)する。
図1及び図2に示すように、上述の構成のトラクタ4aは、トラクタ4aの走行系制御や作業系制御等を行う制御装置6a(例えば、電子制御ユニットであるメインECU等のマイクロコントローラ)を備えている。制御装置6aは、走行系制御として、エンジン11の動作などを制御し、作業系制御として、運転席14の周囲に設けられた操作レバーや操作スイッチなどの操作具からの入力を受けると、入力値に従って、走行(車速)、3点リンク機構15の昇降、及びPTO軸16の出力(回転数)調整などの動作を制御する。
トラクタ4aの走行系制御や作業系制御を行うときの制御信号や制御を行うための各種検出信号(例えば、センサが検出した信号)は、制御装置6aや各種センサから車両通信ネットワーク(例えば、Controller Area Network、FlexRayなど)に出力されて、トラクタ4aの各部に伝達される。なお、制御装置6aによる上述の走行系制御や作業系制御は単なる例示であって、上述したものに限定されない。
さらに、肥料散布装置17には肥料散布装置17の動作を制御するための操作パネルが設けられており、作業者がこの操作パネルのスイッチ類を操作することによって、肥料散布装置17の動作に関する設定を様々に変更することができる。3点リンク機構15に取り付けられている肥料散布装置17に対しては、操作パネルによって、例えば肥料の種類や散布量の設定を変更することができる。
肥料の散布量としては、単位面積(例えば10アール)当たりの肥料の散布量(例えばキログラム)を設定する。肥料散布装置17は、操作パネルによる制御下で、トラクタ4aの車速に応じて肥料の散布量を調整しつつ、操作パネルでの設定値に従って肥料が散布されるように肥料散布を行う。
ここで、操作パネルは上述の車両通信ネットワークに接続されており、操作パネルによって設定された肥料の種類や散布量等も車両通信ネットワークに出力されると共に、車両通信ネットワークを介して、制御装置6aが出力したトラクタ4aの車速などを受信する。
なお、肥料散布装置17と操作パネルとの間では、肥料散布装置17を制御するための制御用信号が有線または無線で送受信される。また操作パネルは、肥料散布装置17の近傍に設置されてもよいし、キャビン内の運転席14近傍に設置されていてもよい。
作業装置(インプルメント)として、肥料散布装置17、農薬散布装置、播種散布装置などを用いた場合は、車両通信ネットワーク上に、制御装置6aから車速やエンジン回転数などが作業データとして出力され、作業装置から散布量(肥料散布量、農薬散布量、播種散布量)などの作業データが出力される。また、作業装置として収穫装置を用いた場合は、車両通信ネットワーク上に、制御装置6aから車速やエンジン回転数などの作業データが出力され、収穫装置から収穫量などの作業データが出力される。
上述の制御装置6aの構成について、さらに説明する。
図2に示すように、制御装置6aは、制御装置6a、あるいは制御装置6aを有するトラクタ4aに固有の情報である農業機械識別情報(第1識別情報)61aを有している。この農業機械識別情報は、制御装置6aやトラクタ4aを識別可能な情報であって、例えば制御装置6aやトラクタ4aの製造番号など、シリアル番号を例示することができる。制御装置6aが有する農業機械識別情報を参照することで、複数台の農業機械の中からトラクタ4aを識別することができる。
トラクタ4bの制御装置6bも、制御装置6bやトラクタ4bを識別可能な農業機械識別情報(第1識別情報)61bを有している。
次に、図2を参照しながら、トラクタ4aに取り付けられるデータ収集装置5aの構成について詳細に説明する。なお、データ収集装置5bは、データ収集装置5aと同様の構成を有しているのでデータ収集装置5bについての説明は省略する。データ収集装置5aは、トラクタ4aに設けられている。このデータ収集装置5aは、車両用通信ネットワークを介して、トラクタ4aが動作しているときの農作業に関する様々なデータ(作業データ)を自動的に収集するものである。
図8に示すように、トラクタ4aの後部には肥料散布装置17が連結されているので、トラクタ4aが動作したときは、車速、エンジン回転数、散布量(肥料散布量、農薬散布量、播種散布量)などのデータが作業データとして車両用通信ネットワークに出力される。
また、他の例として、耕耘装置が連結されたときは、ロータリーの回転数、ロータリーの負荷、エンジン回転数、車速、耕深などの作業データが車両用通信ネットワークに出力される。さらに、収穫装置が連結されたときは、車速、エンジン回転数に加えて、収穫量などの作業データが車両用通信ネットワークに出力される。データ収集装置5aは、車両用通信ネットワークに出力された上述の作業データを収集し保持する。
このように動作するデータ収集装置5aは、農業機械であるトラクタ4aを識別するための第2識別情報を保持する識別情報保持部51aと、トラクタ4aに保持された第1識別情報と識別情報保持部51aに保持された第2識別情報とを照合する照合部55aと、照合部55aでの照合結果に基づいてデータ(作業データ)の収集に関する処理を実行するデータ収集処理部56aと、収集された作業データを保持する収集データ保持部53aと、データ収集装置5aの総稼働時間を測定するアワメータ54aと、携帯端末3aと無線通信を行う第1通信部57aとを有している。
識別情報保持部51aは、トラクタ4aの制御装置6aに保持された第1識別情報である農業機械識別情報61aに対応付けられた情報を第2識別情報として保持している。この第2識別情報は、演算によって農業機械識別情報61aを導出又は特定できる情報や、農業機械識別情報61aそのものであってもよい。
この第2識別情報は、データ収集装置5aが制御装置6aに初めて接続される前に予め識別情報保持部51aに保持されていてもよいし、データ収集装置5aが制御装置6aに接続されたときに、トラクタ4aの制御装置6aに保持された第1識別情報(農業機械識別情報61a)を基に生成されてもよい。
照合部55aは、トラクタ4aの制御装置6aに保持された第1識別情報である農業機械識別情報61aと識別情報保持部51aに保持された第2識別情報との照合を行う。
具体的には、照合部55aは、制御装置6aから第1識別情報である農業機械識別情報61aを取得すると共に、識別情報保持部51aから第2識別情報を取得し、農業機械識別情報61aと第2識別情報を照合(比較)する。この比較によって、第2識別情報が農業機械識別情報61aに関連付けられているか否か、又は第2識別情報が農業機械識別情報61aと一致しているか否かなど、第2識別情報が農業機械識別情報61aに対応しているか否かについて判断することができる。
データ収集処理部56aは、第2識別情報が農業機械識別情報61aに対応する情報であるとき、即ち、第1識別情報と第2識別情報との照合が成立しているときに、データの収集に関する処理として、車両通信ネットワークに流れる作業データの収集を開始する。一方、データ収集処理部56aは、第2識別情報が農業機械識別情報61aに対応しない情報であるとき、即ち、第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときに、後述する不成立の処理(不成立処理)を実行する。
アワメータ54aは、トラクタ4aの総稼働時間を測定するものであり、総稼働時間を、例えば時間、分、秒で表す。以下の説明において、アワメータ54aが示す総稼働時間を、アワメータと呼ぶ。
収集データ保持部53aは、データ収集装置5aが制御装置6aから収集した作業データを逐次保持するものであり、収集されたときのアワメータを作業データに付加して、アワメータが付加された作業データを保持する。
第1通信部57aは、後述する携帯端末3aと無線通信を行うものであって、近距離の無線通信を行う装置で構成されている。第1通信部57aは、例えば、通信規格の1つであるIEEE802.11シリーズのWi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)等により無線通信を行う。
データ収集装置5aは、第1通信部57aを介して、収集データ保持部53aに保持する作業データを後述する携帯端末3aへ出力(送信)する。
上述の識別情報保持部51a、データ収集判断部52a、収集データ保持部53a、アワメータ54a、及び第1通信部57aの動作は、データ収集装置5aの全体の動作を司る制御部(図示せず)によって制御される。
なお、上述のデータ収集装置5aの各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の演算装置、やメモリ等の記憶装置などの電子部品から構成されており、コンピュータプログラムによって動作する。
携帯端末3aは、例えば、比較的演算能力の高いスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレットPC等の携帯可能なコンピュータ端末で構成されている。携帯端末3aは、データ収集装置5aの第1通信部57aとほぼ同様の構成を有すると共に、第1通信部57aと無線通信を行う第2通信部31aと、第2通信部31aを介してデータ収集装置5aの収集データ保持部53aに保持された作業データを要求するデータ要求部32aとを有している。
携帯端末3bは、携帯端末3aと同様の構成を有しているので携帯端末3bについての説明は省略する。
第2通信部31aは、データ収集装置5aやサーバ2と無線通信を行うものであって、通信装置で構成されている。第2通信部31aは、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズのWi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)などによりデータ収集装置5aとの無線通信を行う。また、第2通信部31aは、例えば、データ通信網や携帯電話通信網などによりサーバ2との無線通信を行う。なお、中継局Rは携帯電話通信網の基地局などであり、第2通信部31aは、近距離無線通信と携帯電話通信の2通りの通信手段を備えていることになる。
データ要求部32aは、携帯端末3aを所持する作業者Uaの操作が加えられるなど、一定の条件をきっかけとして、データ収集装置5aに対して、収集データ保持部53aに保持された作業データを要求するデータ要求信号を出力する。
このデータ要求部32aから出力されたデータ要求信号は、第2通信部31aを介してデータ収集装置5aへ送信される。
上述の構成を有する携帯端末3aは、データ収集装置5aの収集データ保持部53aから取得した作業データを、第2通信部31aを介して、ネットワークNに接続されたサーバ2へ送信する。
サーバ2は、携帯端末3aから送信された作業データを受信して蓄積する収集データ蓄積部21を備えている。サーバ2は、データ収集装置5aの作業データを収集データ蓄積部21に蓄積し、データ収集装置5bの作業データも収集データ蓄積部21に蓄積する。このように、トラクタ4a,4bの作業データがサーバ2に蓄積されることで、サーバ2において作業データを分析及び評価することができる。
図3を参照して、トラクタ4aから収集されて収集データ保持部53aに蓄積されたトラクタ4aの作業データについて説明する。図3(a)は、収集データ保持部53aに蓄積された作業データを示している。
収集データ保持部53aには、図3(a)に示す形式で作業データが蓄積されており、車速、PTO回転数及び肥料散布量等の作業データについて、付加されたアワメータをキーとして、同一のアワメータが付加された各作業データが互いに関連づけられて、且つアワメータの降順又は昇順に並べて蓄積されている。
図3(a)では、アワメータの値が“13時間20分00秒(13:20:00)”〜“13時間32分59秒(13:32:59)”である一連の作業データである収集データ群210と、アワメータの値が“13時間45分18秒(13:45:18)”〜“13時間53分26秒(13:53:26)”である一連の作業データである収集データ群211が示されている。図示しないが、収集データ群210よりもアワメータの値が小さい収集データ群も、収集データ保持部53aに蓄積されている。
ここで、収集データ保持部53aに最も直近に蓄積された作業データである収集データ群211は、13時間台を示すアワメータと、約1.50km/hの車速と、約320rpmのPTO回転数と、0.08〜0.09kgの肥料散布量を示している。
図3(b)に示すように、トラクタ4bから収集された作業データも、収集データ保持部53bにおいて、収集データ群220及び収集データ群221として蓄積されている。図示しないが、収集データ保持部53bにおいても、収集データ群220よりもアワメータの値が小さい収集データ群が蓄積されている。
ここで、収集データ保持部53bに最も直近に蓄積された作業データである収集データ群221は、98〜99時間台を示すアワメータと、約1.80km/hの車速と、約350rpmのPTO回転数と、0.04〜0.05kgの肥料散布量を示しており、収集データ保持部53aの収集データ群211とは傾向が異なっている。
上述の構成を有するデータ収集システム1によって、トラクタ4aの作業データが確実に収集データ保持部53aに保存され、トラクタ4bの作業データが確実に収集データ保持部53bに保存される。ここで、トラクタ4bに装着したデータ収集装置5bを取り外してトラクタ4aに装着した場合、データ収集装置5bには、トラクタ4bの作業データと、トラクタ4aの作業データとが混在してしまい、作業データの管理が難しくなる。
図4は、トラクタ4bに装着したデータ収集装置5bをトラクタ4aに装着した場合の収集データの一例を示している。
図4に示す収集データ群220及び収集データ群221は、図3(b)に示したトラクタ4bに関する作業データであり、図4に示す収集データ群230はトラクタ4aに関する作業データである。
図4に示すように、収集データ群230は、作業データは、約1.50km/hの車速と、約320rpmのPTO回転数と、0.08〜0.09kgの肥料散布量を示しており、トラクタ4aについての値を示している。これらのデータ(値)は、データ収集装置5aに対応するアワメータ、例えば、13時間台のアワメータに関連付けされていなければならないが、データ収集装置5bに対応するアワメータ、例えば、98〜99時間台に続くアワメータに関連付けされてしまうことになる。つまり、データ収集装置5bには、99時間台のアワメータを示すトラクタ4bについての収集データ群221に続いて、99時間台のアワメータに対応するトラクタ4aについての収集データ群230が蓄積されてしまい、トラクタ4b及びトラクタ4aの作業データの管理が難しくなる。
このように、データ収集装置5a、5bが、別のトラクタ4a、4bに取り付けられた場合は、作業データの管理が難しくなるため、まず、本発明では、
トラクタ4a(4b)側に第1識別情報を保持させると共に、データ収集装置5a(5b)側に第2識別情報を保持させたうえで、データの収集時には照合部55a(55b)によって、第1識別情報及び第2識別情報の照合を実行することで、データ収集装置5が取り替えられていないか否かの判断をしている。そして、データ収集装置5が取り替えられていると判断したとき、即ち、第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときには、データ収集処理部56a(56b)によって次に示す不成立処理を実行する。
上述したように、トラクタ4aにデータ収集装置5aが装着されている場合及び、トラクタ4bにデータ収集装置5bが装着されている場合は、照合は成立するため不成立処理は実行されない。一方、トラクタ4aにデータ収集装置5bが装着されている場合及び、トラクタ4bにデータ収集装置5aが装着されている場合は、照合は不成立なため、不成立処理が実行される。
次に、トラクタ4aにデータ収集装置5bが装着されている場合を例にとり、第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときのデータ収集装置5b(データ収集処理部56b)の不成立処理について説明する。なお、データ収集装置5a(データ収集処理部56a)の不成立処理の動作は、データ収集装置5b(データ収集処理部56b)と同様であるため説明を省略する。
データ収集処理部56bで行う不成立処理は、第1処理から第7処理までの複数ある。
1つめの処理(第1処理)は、収集データ保持部53bへの作業データの書き込みを禁止して、保持された作業データを保護する。例えば、データ収集処理部56bは、収集データ保持部53bに対して、図4に示した収集データ群230の書き込みを禁止する。
2つめの処理(第2処理)は、収集データ保持部53bに既に格納されている作業データ(照合成立時の作業データ)が上書きによって失われないように保護する。例えば、データ収集処理部56bは、収集データ群220、221の作業データが新たに収集された収集データ群230の上書き保存によって消去されないように、当該収集データ群220、221の保護を行う。例えば、データ収集処理部56bは、収集データ群230と、収集データ群220、221とを別々に収集データ保持部53bに保存したり、収集データ群220、221のデータ領域を上書き不能とする。
3つめの処理(第3処理)は、収集データ保持部53bに既に保持されたデータ(照合成立時の作業データ)をサーバ3や携帯端末3a、3b等の外部に出力して、保持された作業データを退避させる。例えば、データ収集処理部56bは、既に収集データ保持部53bに保持されている収集データ群220、221の作業データをサーバ2や携帯端末3a、3bに送信する。このとき、収集データ群220、221がトラクタ4b或いはデータ収集装置5bに対応していることがサーバ2で認識できるように、データ収集装置5bは、トラクタ4bの第1識別情報(農業機械識別情報61b)、或いは、トラクタ4bに装着されたデータ収集装置5bの第2識別情報を収集データ群220、221と共に送信する。
4つめの処理(第4処理)は、第1識別情報と第2識別情報との照合の不成立後のデータ収集装置5bによる作業データの収集を停止する。例えば、データ収集処理部56bは、第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立後、収集データ群230の収集を実行しない。
5つめの処理(第5処理)は、第1識別情報と第2識別情報との照合の不成立後に、データ収集装置5bによる作業データの収集は続けるものの、第1識別情報と第2識別情報との照合結果を作業データに関連付けて、当該作業データ及び照合結果を収集データ保持部53bに保存する。例えば、データ収集処理部56bは、第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であることを示す不成立フラグFを、照合が不成立後に収集した収集データ群230に付加して、不成立フラグ及び収集データ群230を収集データ保持部53bに保存する。
6つめの処理(第6処理)は、第1識別情報と第2識別情報との照合の不成立であることをサーバ2や携帯端末3a、3b等の外部に通知する。例えば、データ収集処理部56bは、第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立となった時点で携帯端末3bに不成立であることを送信して、不成立であることを携帯端末3bに表示する。この通知によって、例えば、データ収集装置5bを制御装置6bから切り離したり、データ収集装置5bの動作を停止したりといった方法で、収集データ保持部53bに既に保持されたデータを確実に保護することができる。
また、7つめの処理(第7処理)は、データ収集装置5bのアワメータを停止する。例えば、図4に示すように、データ収集装置5bにおいて、不成立直前のアワメータが99時間03分16秒(99:03:16)であったとすると、不成立処理時は、99時間03分16秒以降のアワメータのカウント処理を停止する。このように、データ収集装置5bのアワメータを停止させることによって、トラクタ4aにデータ収集装置5aとは異なるデータ収集装置5bが装着された場合でも、データ収集装置5bのアワメータの積算を回避することができ、データ収集装置5bのアワメータとデータとの不一致を防止することができる。
なお、データ収集処理部56bは、不成立処理時に上述した第1処理〜第7処理のいずれかの処理を実行するが、第1処理〜第7処理を組み合わせて実行してもよい。
データ収集処理部56bは、例えば、照合不成立後の作業データの収集データ保持部53bへの書き込みを禁止する第1処理を行うと共に、照合不成立前に収集データ保持部53bの保存されている作業データをサーバ3や携帯端末3a、3b等の外部に出力する第3処理を行ってもよい。また、データ収集処理部56bは、照合不成立前に収集した作業データに対して上書き不能にする第2処理を行うと共に、第1識別情報と第2識別情報との照合の不成立であることをサーバ2等に通知する第6処理を行ってもよい。また、データ収集処理部56bは、第2処理を行うと共に、作業データの収集を停止する第3処理を行ってもよい。
なお、第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であること外部に通知する方法としては、データ収集装置5aにLED(発光ダイオード)等の発光素子からなる表示部(図示せず)を設け、この表示部を点灯するという方法でもよい。データ収集装置5aにこの表示部が設けられていれば、第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であることを、データ収集装置5aのすぐ傍で知ることができ、収集データ保持部53aに既に保持されたデータを保護する処置を迅速にとることができる。
以上、第1実施形態における制御装置6、データ収集装置5等の動作をまとめると、図5に示すようになる。まず、データ収集装置5a(5b)が制御装置6a(6b)から作業データの収集を開始するのに先だって、データ収集装置5a(5b)の照合部55a(55b)は、制御装置6a(6b)に対して、第1識別情報である農業機械識別情報61a(61b)を要求する(S100)。
照合部55a(55b)からの要求を受けて、制御装置6a(6b)は、農業機械識別情報61a(61b)をデータ収集装置5a(5b)に出力する(S110)。
照合部55a(55b)は、農業機械識別情報61a(61b)を取得する(S120)。照合部55a(55b)は、識別情報保持部51a(51b)から第2識別情報を取得し、ステップS120で制御装置6a(6b)から取得した第1識別情報である農業機械識別情報61a(61b)を第2識別情報と比較(照合)する(S130)。データ収集処理部56bは、照合部55a(55b)によって第1識別情報と第2識別情報とを照合した結果、第1識別情報と第2識別情報との照合が成立している場合(S140、成立)は、作業データの収集を開始し(S160)、1識別情報と第2識別情報との照合が不成立の場合(S140、不成立)は、上述した不成立処理を行う(S150)。
収集データ保持部53a(53b)は、収集された作業データをアワメータを付加して保持する(S170)。携帯端末3a(3b)のデータ要求部32a(32b)がデータ収集装置5a(5b)に対して、収集した作業データの送信を要求した場合(S180)、データ収集装置5a(5b)は、データ要求部32a(32b)からの要求を受けて、収集データ保持部53a(53b)に保持した作業データを、携帯端末3a(3b)へ出力する(S190)。
携帯端末3a(3b)は、データ収集装置5a(5b)から出力された作業データを受信して、受信した作業データをサーバ2へ送信する。携帯端末3a(3b)からの作業データを受信したサーバ2は、受信した作業データを収集データ蓄積部21へ蓄積する(S200)。
[第2実施形態]
第2実施形態は、図6に示すように、農業機械4aの制御装置6aに、第1識別情報と第2識別情報との照合を行う照合部55cと、照合部55cでの照合結果に基づいてデータの収集に関する処理を実行するデータ収集処理部56cを設けたものである。なお、農業機械4bの制御装置6bにも、照合部55dと、照合部55dでの照合結果に基づいてデータの収集に関する処理を実行するデータ収集処理部56dが設けられているが、後述する照合部55c及びデータ収集処理部56cと同様であるため説明を省略する。また、第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成について説明する。
照合部55cは、トラクタ4aの制御装置6aに保持された第1識別情報である農業機械識別情報61aと識別情報保持部51aに保持された第2識別情報との照合を行う。具体的には、照合部55cは、データ収集装置5aから第2識別情報である第2識別情報を取得し、制御装置6aに格納された第1識別情報である農業機械識別情報61aと、第2識別情報を照合(比較)する。この比較によって、第2識別情報が農業機械識別情報61aに関連付けられているか否か、又は第2識別情報が農業機械識別情報61aと一致しているか否かなど、第2識別情報が農業機械識別情報61aに対応しているか否かについて判断することができる。
データ収集処理部56cは、第1識別情報と第2識別情報との照合が成立しているときに、データの収集に関する処理として、データ収集装置5aに対して車両通信ネットワークに流れる作業データの収集開始を指令する。データ収集装置5aは、データ収集処理部56cからの収集開始の指令に応じて作業データの収集を開始する。一方、データ収集処理部56cは、第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときに、後述する不成立の処理(不成立処理)を実行する。
次に、第1実施形態と同様に、トラクタ4aにデータ収集装置5bが装着されている場合を例にとり、第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときの制御装置6a(データ収集処理部56c)の不成立処理について説明する。なお、制御装置6b(データ収集処理部56d)の不成立処理の動作は、制御装置6a(データ収集処理部56c)と同様であるため説明を省略する。
データ収集処理部56cで行う不成立処理は、第1処理から第6処理までの複数ある。
1つめの処理(第1処理)は、収集データ保持部53bへの作業データの書き込みを禁止する指令をデータ収集装置5bに出力する。そうすると、データ収集装置5bは、例えば、収集データ保持部53bに対して、図4に示した収集データ群230の書き込みを禁止する。
2つめの処理(第2処理)は、収集データ保持部53bに既に格納されている作業データ(照合成立時の作業データ)が上書きによって失われないように保護する指令をデータ収集装置5bに出力する。そうすると、データ収集装置5bは、収集データ群220、221の作業データが新たに収集された収集データ群230の上書き保存によって消去されないように、収集データ群230と収集データ群220、221とを別々に収集データ保持部53bに保存したり、収集データ群220、221のデータ領域を上書き不能としたりといった対応を行う。
3つめの処理(第3処理)は、収集データ保持部53bに既に保持されたデータ(照合成立時の作業データ)をサーバ3や携帯端末3a、3b等の外部に出力する指令をデータ収集装置5bに出力する。そうすると、データ収集装置5bは、既に収集データ保持部53bに保持されている収集データ群220、221の作業データをサーバ2や携帯端末3a、3bに送信する。
4つめの処理(第4処理)は、第1識別情報と第2識別情報との照合の不成立後のデータ収集装置5bによる作業データの収集を停止する指令をデータ収集装置5bに出力する。そうすると、データ収集装置5bは、第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立後、収集データ群230の収集を実行しない。
5つめの処理(第5処理)は、第1識別情報と第2識別情報との照合結果を作業データに関連付けて当該作業データ及び照合結果を収集データ保持部53bに保存する指令をデータ収集装置5bに出力する。これを受けて、データ収集装置5bは、第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であることを示す不成立フラグFを、照合が不成立後に収集した収集データ群230に付加して、不成立フラグ及び収集データ群230を収集データ保持部53bに保存する。
また、6つめの処理(第6処理)は、データ収集装置5bのアワメータを停止する指令をデータ収集装置5bに出力する。これによって、データ収集装置5bは、例えば、図4に示すように、不成立直前のアワメータが99時間03分16秒(99:03:16)であったとすると、不成立処理時は、99時間03分16秒以降のアワメータのカウント処理(計時処理)を停止する。
なお、制御装置6a(データ収集処理部56c)は、不成立処理時に上述した第1処理〜第6処理のいずれかの処理を実行するが、第1処理〜第6処理を組み合わせて実行してもよい。
以上、第2実施形態における制御装置6、データ収集装置5等の動作をまとめると、図7に示すようになる。まず、データ収集装置5a(5b)が制御装置6a(6b)から作業データの収集を開始するのに先だって、制御装置6a(6b)の照合部55c(55d)は、データ収集装置5a(5b)に対して、第2識別情報を要求する(S300)。
照合部55c(55d)からの要求を受けて、データ収集装置5a(5b)は、第2識別情報を制御装置6a(6b)に出力する(S310)。
照合部55c(55d)は、第2識別情報を取得する(S320)。照合部55c(55d)は、農業機械識別情報61a(61b)と、ステップS320でデータ収集装置5a(5b)から取得した第2識別情報とを比較(照合)する(S330)。制御装置6a(6b)のデータ収集処理部56c(56d)は、第1識別情報と第2識別情報との照合が成立している場合(S340、成立)は、作業データの収集開始の指令をデータ収集装置5a(5b)に出力する(S360)し、データ収集装置5a(5b)はデータ収集を開始する(S370)。データ収集処理部56c(56d)は、第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立の場合(S340、不成立)は、上述した不成立処理を行う(S350)。
収集データ保持部53a(53b)は、収集された作業データを、アワメータを付加して保持する(S380)。携帯端末3a(3b)のデータ要求部32a(32b)がデータ収集装置5a(5b)に対して、収集した作業データの送信を要求した場合(S390)、データ収集装置5a(5b)は、データ要求部32a(32b)からの要求を受けて、収集データ保持部53a(53b)に保持した作業データを、携帯端末3a(3b)へ出力する(S400)。
携帯端末3a(3b)は、データ収集装置5a(5b)から出力された作業データを受信して、受信した作業データをサーバ2へ送信する。携帯端末3a(3b)からの作業データを受信したサーバ2は、受信した作業データを収集データ蓄積部21へ蓄積する(S410)。
さて、上述した第1実施形態及び第2実施形態では、携帯端末3a、3bやサーバ2は、データ収集装置5から送信された作業データを受信することができるが、第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときの作業データ(照合が不成立時にデータ収集装置5によって収集された作業データ)は受け付けない処理を行う。詳しくは、携帯端末3a、3b又はサーバ2は、図4に示すような収集データ群220、221及び収集データ群230のうち、収集データ群230の作業データを受信しない。或いは、携帯端末3a、3b又はサーバ2は、収集データ群220、221及び収集データ群230を受信したとしても、不成立フラグに対応付けられた収集データ群230は保存せず、不成立フラグに対応していない、収集データ群220、221のみを保存する。
なお、携帯端末3a、3bやサーバ2は、第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときの作業データ(照合が不成立時にデータ収集装置5によって収集された作業データ)は消去する処理を行ってもよい。例えば、携帯端末3a、3b又はサーバ2は、収集データ群220、221及び収集データ群230を一旦受信して、収集データ群220、221及び収集データ群230の作業データを保存後、収集データ群230のみを自動的に消去する。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
上述の実施形態において、携帯端末3aからサーバ2に送信された作業データはサーバ2の収集データ蓄積部21に蓄積され、携帯端末3bからサーバ2に送信された作業データもサーバ2の収集データ蓄積部21に蓄積されていた。この構成を変更して、携帯端末3aが収集データ蓄積部21を有し、携帯端末3bが収集データ蓄積部21有する構成としても、同様に収集データ蓄積部21に蓄積される作業データの整合性を確実に確保することができる。
また、上述した実施形態では、作業機の総稼動時間であるアワメータを備えたものとなっていたが、アワメータを備えていない場合でも本発明は適用可能である。上述した実施形態では、データ収集装置5は、作業機のアワメータを稼動データに関連付けて収集していたが、データ収集装置5はアワメータの代わりに、収集した稼動データを整理するためのインデックス情報(例えば、整理番号)を関連付けて収集してもよい。この場合、データ収集処理部56は、第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときは、インデックス情報の更新を停止する。
1 データ収集システム
2 サーバ
3a、3b 携帯端末
4a、4b 農業機械(トラクタ)
5a、5b データ収集装置
6a、6b 制御装置
21 収集データ蓄積部
31a、31b 第2通信部
32a、32b データ要求部
51a、51b 識別情報保持部
53a、53b 収集データ保持部
54a、54b アワメータ
55a、55b、55c、55d 照合部
56a、56b、56c、56d データ収集処理部
57a、57b 通信部
61a、61b 農業機械識別情報
Ua、Ub 作業者
N ネットワーク
R 中継局
210、211、220、221、230 収集データ群

Claims (11)

  1. 固有の第1識別情報を保持する制御装置を有する農業機械に搭載されて前記農業機械に関するデータを収集可能なデータ収集装置であって、
    前記農業機械を識別するための第2識別情報を保持する識別情報保持部と、
    前記農業機械に保持された第1識別情報と前記識別情報保持部に保持された第2識別情報とを照合する照合部と、
    前記照合部での照合結果に基づいて前記データの収集に関する処理を実行するデータ収集処理部と、
    を備え、
    前記照合部は、前記農業機械に関するデータを収集する際に前記制御装置に要求した第1識別情報と前記識別情報保持部に保持された第2識別情報とを照合し、
    前記データ収集処理部は、前記第1識別情報と前記第2識別情報との照合が成立した場合、前記農業機械のデータを収集し、前記第1識別情報と前記第2識別情報との照合が不成立の場合、前記照合成立前に既に収集したデータの保護、照合が不成立であることの外部への通知、前記照合成立前に既に収集したデータの外部への出力のいずれかを行うことを特徴とするデータ収集装置。
  2. 固有の第1識別情報を保持する制御装置を有する農業機械に搭載されて前記農業機械に関するデータを収集可能なデータ収集装置であって、
    前記農業機械を識別するための第2識別情報を保持する識別情報保持部と、
    前記農業機械に保持された第1識別情報と前記識別情報保持部に保持された第2識別情報とを照合する照合部と、
    前記照合部での照合結果に基づいて前記データの収集に関する処理を実行するデータ収集処理部と、
    前記農業機械の総稼働時間を測定するアワメータと、
    を備え、
    前記照合部は、前記農業機械に関するデータを収集する際に前記制御装置に要求した第1識別情報と前記識別情報保持部に保持された第2識別情報とを照合し、
    前記データ収集処理部は、前記第1識別情報と前記第2識別情報との照合が成立した場合、前記農業機械のデータを収集し、前記第1識別情報と前記第2識別情報との照合が不成立の場合、前記アワメータによる総稼働時間の測定の停止を行うことを特徴とするデータ収集装置。
  3. 前記データ収集装置は、前記第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときに、照合が不成立であることを表示する表示部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ収集装置。
  4. 前記データ収集装置は、前記収集されたデータを保持する収集データ保持部を備え、
    前記データ収集処理部は、前記第1識別情報と第2識別情報との照合結果を、収集したデータと共に前記収集データ保持部に保持することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のデータ収集装置。
  5. 固有の第1識別情報を保持する農業機械に搭載されて前記農業機械に関するデータを収集可能なデータ収集装置と、前記第1識別情報を保持し且つ前記農業機械の制御を行う制御装置とを備え、
    前記データ収集装置は、前記農業機械を識別するための第2識別情報を保持する識別情報保持部を備え、
    前記制御装置は、前記農業機械に保持された第1識別情報と前記識別情報保持部に保持された第2識別情報とを照合する照合部と、前記照合部での照合結果に基づいて前記データの収集に関する処理を実行するデータ収集処理部と、を備え、
    前記照合部は、前記農業機械に関するデータを収集する際に前記制御装置に要求した第1識別情報と前記識別情報保持部に保持された第2識別情報とを照合し、
    前記データ収集処理部は、前記第1識別情報と前記第2識別情報との照合が成立した場合、前記農業機械のデータの収集の指令を前記データ収集装置に出力し、前記第1識別情報と前記第2識別情報との照合が不成立の場合、前記照合成立前に既に前記データ収集装置が収集したデータの保護の指令を当該データ収集装置に出力することを特徴とする農業機械。
  6. 固有の第1識別情報を保持する農業機械に搭載されて前記農業機械に関するデータを収集可能なデータ収集装置と、前記第1識別情報を保持し且つ前記農業機械の制御を行う制御装置とを備え、
    前記データ収集装置は、前記農業機械を識別するための第2識別情報を保持する識別情報保持部を備え、
    前記制御装置は、前記農業機械に保持された第1識別情報と前記識別情報保持部に保持された第2識別情報とを照合する照合部と、前記照合部での照合結果に基づいて前記データの収集に関する処理を実行するデータ収集処理部と、前記農業機械の総稼働時間を測定するアワメータと、を備え、
    前記照合部は、前記農業機械に関するデータを収集する際に前記制御装置に要求した第1識別情報と前記識別情報保持部に保持された第2識別情報とを照合し、
    前記データ収集処理部は、前記第1識別情報と前記第2識別情報との照合が成立した場合、前記農業機械のデータの収集の指令を前記データ収集装置に出力し、前記第1識別情報と前記第2識別情報との照合が不成立の場合、前記アワメータによる総稼働時間の測定の停止を行うことを特徴とする農業機械。
  7. 前記データ収集装置は、前記収集されたデータを保持する収集データ保持部を備え、
    前記データ収集処理部は、前記第1識別情報と第2識別情報との照合結果を、収集したデータと共に前記収集データ保持部に保持する指令を前記データ収集装置に出力することを特徴とする請求項5又は6に記載の農業機械。
  8. 請求項1〜4の何れかに記載のデータ収集装置と、前記データ収集装置から送信されたデータを保存する携帯端末とを備えるデータ収集システムであって、
    前記携帯端末は、前記第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときのデータは保存しないことを特徴とするデータ収集システム。
  9. 請求項1〜4の何れかに記載のデータ収集装置と、前記データ収集装置から送信されたデータを保存するサーバとを備えるデータ収集システムであって、
    前記サーバは、前記第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときのデータは保存しないことを特徴とするデータ収集システム。
  10. 請求項5〜7の何れかに記載の農業機械と、前記農業機械に搭載されたデータ収集装置から送信されたデータを収集する携帯端末とを備えるデータ収集システムであって、
    前記携帯端末は、前記第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときのデータは保存しないことを特徴とするデータ収集システム。
  11. 請求項5〜7の何れかに記載の農業機械と、前記農業機械に搭載されたデータ収集装置が有するデータを収集するサーバとを備えるデータ収集システムであって、
    前記サーバは、前記第1識別情報と第2識別情報との照合が不成立であるときのデータは保存しないことを特徴とするデータ収集システム。
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