JP6100481B2 - 車両用ドア及び車両用ドアの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は車両用ドアとその製造方法に関し、特に車両用ドアを構成する部材の接合構造とその製造方法に関する。
車両用ドアを構成するドアフレームやドアパネルは、板状材をプレス成形、ロール成形、押出成形などによって所要の断面形状にした複数の構成部材を組み合わせて構成される場合が多い。こうしたドア構成部材を接合固定させる手法として、一方の部材の縁部を折り返して他方の部材の縁部を挟むヘミング加工接合が知られている。例えば特許文献1では、ドアフレームのうち上下方向に延設されるサイドサッシュを構成するアウタ部材とインナ部材を、ヘミング加工接合を用いて接合させている。
特開2008-302788号公報
ヘミング加工接合部では、挟持される側の部材が接合部分から抜けてしまうような接合不良を防ぐ必要がある。その対策として、ヘミング加工時の潰し圧力を強めることなどが考えられるが、より簡単かつ確実に接合強度を高めたいという要求があった。そこで本発明は、簡単な構成でヘミング加工接合部の接合強度を向上させることができる車両用ドアとその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、金属製板状材から形成され車両用ドアを構成する2つのドア構成部材の一方の縁部である被挟持部を、他方のドア構成部材の縁部に形成した支持部と該支持部に対向する折返部とにより挟んで密着固定したヘミング加工接合部を有する車両用ドアにおいて、折返部の先端が被挟持部に当接するまで折返部を圧着させると共に、被挟持部自体の肉厚を増大させた厚肉部からなる突出抜止部を設け、突出抜止部が被挟持部から折返部に接近する方向に突出して該折返部に係合する。また、被挟持部を有するドア構成部材は、折返部を挟んで被挟持部に対向する対向部を有し、折返部全体が被挟持部と非平行な直線形状であることを特徴としている。
突出抜止部は、被挟持部の先端に隣接する位置に設けるとよい。あるいは、被挟持部の先端から離れた幅方向の中間位置に突出抜止部を設けてもよい。被挟持部から折返部に接近する方向への突出抜止部の突出量は、突出抜止部を有さない部分の被挟持部の肉厚よりも小さいことが好ましい。
被挟持部に加えて折返部の側にも、被挟持部に接近する方向に突出する第2の抜止突出部を形成することが可能である。
本発明を適用した車両用ドアの製造方法として、被挟持部を有するドア構成部材金属材の押出成形によって形成することが好ましい
本発明は窓開口を囲むドアフレームを構成する部材の接合に好適である。例えば、支持部及び折返部を有するドア構成部材を、ドアフレームの立柱サッシュの構成部材として適用するとよい。このドア構成部材は、金属材のプレス成形品であることが好ましく、立柱サッシュの長手方向位置に応じて車内側と車外側を結ぶ車幅方向での幅を徐変させる。
より具体的には、2つのドア構成部材の一方を、車外側と車内側に離間して対向する車外側面部及び車内側面部と、車外側面部及び車内側面部を接続する接続部とに囲まれドアフレーム内周側に開口するガラスラン保持凹部を有するガラスランチャンネルとし、このガラスランチャンネルにおける車内側面部から車外側に向けて被挟持部が突出される。2つのドア構成部材の他方を、ガラスランチャンネルの車外側面部及び接続部に対してドアフレーム外周側に隣接して位置する第2の車外側面部及び第2の接続部と、この第2の接続部から車内側に突出しガラスランチャンネルの車内側面部と組み合わせて閉鎖断面の筒状部を形成する車内側突出枠部とを有するアウタ部材とし、このアウタ部材における車内側突出枠部の縁部に支持部及び折返部が形成される。
以上の本発明の車両用ドアによれば、折返部に係合する突出抜止部を、被挟持部自体の肉厚を増大させた厚肉部として設けると共に、被挟持部を有するドア構成部材に折返部を挟んで被挟持部に対向する対向部を設け、折返部全体を被挟持部と非平行な直線形状とするという簡単な構成によって、ヘミング加工接合部の接合強度を向上させることができる。また、被挟持部と突出抜止部を有するドア構成部材を金属材の押出成形を用いて製造することで、優れた生産性を得ることができる。
本発明を適用する自動車の前部座席用の側面ドアを車内側から見た側面図である。 図1のドアを構成する立柱サッシュの分解斜視図である。 図1のA-A線に沿う立柱サッシュの断面図である。 立柱サッシュを構成するガラスランチャンネルとアウタ部材のヘミング接合部分を拡大した断面図である。 ガラスランチャンネルとアウタ部材のヘミング接合部分の異なる実施形態を示す断面図である。 本発明とは異なる形態のガラスランチャンネルとアウタ部材のヘミング接合部分を示す断面図である。 ドアパネルを構成するインナパネルとアウタパネルのヘミング接合部分に適用した実施形態を示す断面図である。 本発明のドアフレーム構造を適用する自動車の後部座席用の側面ドアを車内側から見た側面図である。
図1は自動車の前部座席用の側面ドア10を示している。ドア10は、二点鎖線で概略形状を示すドアパネル12と、ドアパネル12の上部に枠状に形成されたドアフレーム14とを有し、ドアパネル12の上縁部とドアフレーム14の内縁部とで囲まれる窓開口16内にドアガラス(図示略)が昇降する。窓開口16に臨むドアフレーム14の内周側には弾性材からなるガラスラン15(図3)が配設されており、ドアガラスの縁部がガラスラン15により保持される。ドアフレーム14は、ドア上縁部を形成するアッパサッシュ18と、ドアパネル12の後部から上方へ延設された立柱サッシュ20を備えており、アッパサッシュ18の後端部と立柱サッシュ20の上端部がドアコーナー部で接合される。ドアパネル12は車外側のアウタパネルと車内側のインナパネルを組み合わせて構成され、アッパサッシュ18の前方下部はミラーブラケット22を介してインナパネルに固定され、立柱サッシュ20の下部はロックブラケット24を介してインナパネルに固定される。ミラーブラケット22とロックブラケット24に対して、車両前後方向に延びるベルトラインリンフォース26が固定される。ドア10を閉じたとき、アッパサッシュ18は、図示しない車両ボディのルーフパネルのドア開口部に沿って位置し、立柱サッシュ20は、車両ボディのセンターピラーに沿って位置される。アッパサッシュ18と立柱サッシュ20の外周側には弾性材からなるウェザストリップ(図示略)が配設されており、ドア10を閉じるとウェザストリップが弾性変形して、ドア10と車両ボディの間を液密に塞ぐ。以下の説明では、ドアフレーム14において窓開口16に臨む側を内周側と呼び、これと反対側の車両ボディ開口部に臨む側を外周側と呼ぶ。また、前方、後方、上方、下方、車内側、車外側といった方向の表現は、この前部座席用ドア10が取り付けられる自動車のボディを基準とした方向を意味する。
図2及び図3に示すように、立柱サッシュ20はガラスランチャンネル42とアウタ部材43とウェザストリップチャンネル44を組み合わせて構成されている。ガラスランチャンネル42はアルミ材の押出成形又はロール成形により形成される長尺部材であり、車外側に位置する車外側壁(車外側面部)45と、車外側壁45の外周側端部から車内側に延びるガラスラン保持底壁(接続部)46と、ガラスラン保持底壁46から内周側に延びる車内側壁(車内側面部)47と、車内側壁47の内周側端部を車外側に曲げて形成した被挟持部48とを有する。車内側壁47は、車外側壁45に対向する外周側壁部47aと車外側壁45に対向しない内周側壁部47bを有し、内周側壁部47bが外周側壁部47aよりも車内側に位置している。外周側壁部47aと内周側壁部47bは対向部47cによって接続されている。被挟持部48の先端は、概ね外周側壁部47aを内周側に延長した位置にある。
アウタ部材43は、アルミ材のプレス成形により形成される長尺部材であり、車外側に位置する車外側壁(第2の車外側面部)50と、車外側壁50の内周側端部から車内側に延びる底壁(第2の接続部)51と、底壁51から車内側に延長されたウェザストリップ当接壁52と、ウェザストリップ当接壁52の車内側端部から内周側に延びる車内側壁53と、車内側壁53から離れて車外側に進むにつれて徐々に内周側に進む傾斜壁54と、傾斜壁54から角度を変えて車外側に延びる内周壁(支持部)55と、内周壁55の車外側端部をU字状の湾曲部57を経て外周側に折り返した折返部56を有する。ウェザストリップ当接壁52から折返部56に至るまでの部分は、車内側に突出して車外側に向けて開放された袋状断面形状の車内側突出枠部58を構成しており、折返部56は車内側突出枠部58の縁部に形成されている。
ガラスランチャンネル42とアウタ部材43は、ガラスラン保持底壁46の外周側に底壁51を重ねて溶接で固定される。ガラスランチャンネル42とアウタ部材43はさらに、被挟持部48を内周壁55と折返部56で挟んで密着固定させたヘミング加工接合部49によっても固定される。ウェザストリップチャンネル44は、底壁51の外周側に溶接等で固定されるウェザストリップ保持底壁60と、ウェザストリップ保持底壁60の車外側と車内側の端部から外周側に突出する一対の保持爪61、62とを備えており、アルミ材のプレス成形又はロール成形によって形成される。
立柱サッシュ20のうち、ガラスランチャンネル42の車外側壁45、ガラスラン保持底壁46及び車内側壁47に囲まれる部分は、内部にガラスラン15を嵌合保持させるガラスラン保持部64を構成している。ガラスラン保持部64は内周側に向けて開かれた有底の箱形形状をなしている。ヘミング加工接合部49の外面に対して、ガラスラン保持部64内に保持した状態のガラスラン15が係合する。
立柱サッシュ20のうち、アウタ部材43の車外側壁50、底壁51及びウェザストリップ当接壁52とウェザストリップチャンネル44とに囲まれる部分は、内部にウェザストリップを嵌合保持させるウェザストリップ保持部65を構成する。ウェザストリップチャンネル44の保持爪61と保持爪62によってウェザストリップの脱落が防止される。ドア10を閉じたときに、ウェザストリップの一部がウェザストリップ当接壁52に当接する。
アウタ部材43の車内側突出枠部58の車外側を向く開口部分がガラスランチャンネル42の車内側壁47によって塞がれ、この車内側突出枠部58と車内側壁47に囲まれる部分が角筒状(袋状)の中空断面のメインフレーム部66を構成する。メインフレーム部66の断面形状は立柱サッシュ20の上下方向の位置によって異なり、下方に進むにつれてウェザストリップ当接壁52と内周壁55及び傾斜壁54の車内側への突出量が大きくなる。すなわち、下方に進むにつれてメインフレーム部66が徐々に車内側に長くなるように、車幅(ドアの厚み)方向におけるアウタ部材43の車内側突出枠部58の幅が徐変している。車内側突出枠部58は、立柱サッシュ20の長手方向におけるいずれの断面位置でも車外側に開放された断面形状になっており、車内側壁53から離れて車外側に進むにつれて、底壁51及びウェザストリップ当接壁52からなる外周側の壁部と、傾斜壁54及び内周壁55からなる内周側の壁部との間隔が広くなる。ガラスランチャンネル42の車外側壁45とアウタ部材43の車外側壁50に対して、図示を省略する外装部材(ガーニッシュ)が取り付けられる。図1に示すように、立柱サッシュ20における車外側壁50は、上方から下方に進むにつれて徐々に幅を広くする。
ガラスランチャンネル42とアウタ部材43を接合するヘミング加工接合部49の構造を説明する。図4に示すように、ヘミング加工接合部49を構成するガラスランチャンネル42の縁部の被挟持部48は、車内側壁47の内周側壁部47bを車外側に折り曲げて形成されており、被挟持部48の内周側の面に沿ってアウタ部材43の内周壁55が延設されている。内周壁55に続くアウタ部材43の車内側突出枠部58の縁部は、ガラスランチャンネル42とアウタ部材43を接合させる前の状態では図4に二点鎖線で示すように、内周壁55に対して開かれた角度の直線状になっており、ヘミング接合の際に、同図に実線で示すように湾曲部57が外周側にU字状に曲げられて折返部56が内周壁55の外周側に重なる態様で変形される。このとき被挟持部48の先端と湾曲部57との間に隙間Sが形成される。アウタ部材43の縁部は、折返部56の先端が被挟持部48の外周側の面に当接するまで曲げられ、折返部56の全体が被挟持部48に対して非平行な直線形状になって、内周壁55と折返部56によって被挟持部48を挟んで密着保持する。これにより車内側への被挟持部48の抜けが防止される。この状態で、ガラスランチャンネル42の被挟持部48と対向部47cが、折返部56を挟んで対向する関係にある。
ヘミング加工接合部49における接合強度をさらに向上させるため、被挟持部48に抜止突起(突出抜止部)70が形成されている。抜止突起70は、被挟持部48の先端の外周側を向く面から折返部56に接近する方向に突出させた突起である。図4に示すように、被挟持部48は内周側を向く面が先端に至るまで平坦になっており、被挟持部48の先端部分に、外周側への肉厚を増大させた厚肉部として抜止突起70が設けられている。図4に示すように、被挟持部48は、抜止突起70が設けられている厚肉の先端部分を除いて概ね一定の肉厚を有しており、被挟持部48の外周側を向く面からの抜止突起70の突出量(抜止突起70の肉厚)は、抜止突起70が形成されていない部分の被挟持部48の肉厚より小さい。抜止突起70の先端は折返部56の内周側の面に当接している。内周壁55と折返部56の間から被挟持部48を車内側に引き抜く方向の力が作用した場合、抜止突起70が折返部56に対する接触圧を高める機能を果たし、被挟持部48の抜けが確実に防止される。
図5はヘミング加工接合部49の異なる実施形態を示している。図4の実施形態と同じく被挟持部48に抜止突起70が形成されているが、さらに折返部56にも抜止突起(第2の突出抜止部)72が形成されている。抜止突起72は、折返部56の先端の内周側を向く面から被挟持部48に接近する方向に突出させた突起であり、抜止突起72の先端が被挟持部48の外周側の面に当接している。被挟持部48の抜止突起70に加えて、被挟持部48を挟持する折返部56の側にも抜止突起72を設けることにより、抜止突起70と抜止突起72の両方が被挟持部48の抜けを防止する突出抜止部として機能し、ヘミング加工接合部49における接合強度がさらに向上する。
図6は本発明を適用した実施形態とは異なる構成のヘミング加工接合部49’を示している。ヘミング加工接合部49’では、被挟持部48における抜止突起7が、被挟持部48の先端から離れた幅方向の中間部分に形成されている。抜止突起74被挟持部48の外周側を向く面から折返部56に接近する方向に突出しており、折返部56に当接している。抜止突起74は山型の断面形状をなしており、被挟持部48の内周側を向く面には、外周側に突出する抜止突起74の裏面形状に対応する凹部75’が形成されている。
以上の図4と図5の各実施形態から分かるように、内周壁55と折返部56で被挟持部48を挟んで保持したヘミング加工接合部49において、折返部56の先端を被挟持部48に当接させると共に、折返部56に係合する抜止突起70を被挟持部48の肉厚を大きくした厚肉部として設けることにより、ヘミング加工接合部49での接合強度を高めることができる。これに加えて図5の実施形態のように、折返部56の側にも抜止突起72を設けて、接合強度の向上を図ることもできる。
以上の各実施形態では、立柱サッシュ20を構成するガラスランチャンネル42とアウタ部材43を固定させる構造に本発明を適用したが、本発明はドア10における立柱サッシュ20以外の箇所にも適用が可能である。例えば、アッパサッシュ18が複数部材で構成される場合、アッパサッシュを構成する部材のヘミング加工接合にも適用が可能である。さらに、ドアフレーム14のみならず、ドアパネル12の構成部材のヘミング加工接合にも適用が可能である。図7はドアパネル12を構成するインナパネル76とアウタパネル78を固定させるヘミング加工接合部149に適用した例である。車内側に位置するインナパネル76の上縁に被挟持部80が形成されている。アウタパネル78の上縁には、被挟持部80の車外側に沿う車外側壁82と、車外側壁82に続く領域をU字状の湾曲部84を経て車内側に折り返した折返部86が形成されており、折返部86は先端が被挟持部80に当接するまで折り返されて、車外側壁82との間に被挟持部80を挟持している。被挟持部80の先端の車内側の面には、被挟持部80の肉厚を増大させた厚肉部として、折返部86に接近する方向に突出する抜止突起(突出抜止部)88が形成されていて、抜止突起88が折返部86に係合することによってヘミング加工接合部149の接合強度を高めている。図7に示すように、被挟持部80の車内側を向く面からの抜止突起88の突出量(抜止突起88の肉厚)は、抜止突起88が形成されていない部分の被挟持部80の肉厚より小さい。
以上の各実施形態は自動車の前部座席用の側面ドア10へ適用しているが、図8に示す後部座席用の側面ドア110など、他のドアにも適用が可能である。ドア110はドアパネル112とドアフレーム114を有し、ドア上縁部を形成するアッパサッシュ118と、ドアパネル112の前部から上方へ延設された立柱サッシュ120が、ドア前方上部のドアコーナー部分で互いの端面を当接させて接合される。この後部座席用のドア110におけるドアフレーム114やドアパネル112の構成部材の接合に本発明を適用することができる。
以上、図示実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は図示した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて改良や改変が可能である。例えば図示実施形態のドアフレームを構成する各部材はアルミ材としたが、鉄などの異なる材質で形成されるドアフレームにも本発明は適用が可能である。また、図示実施形態の抜止突起70、88は被挟持部48、80の先端部分に設けられているが、被挟持部48、80の先端から離れた幅方向の中間部分に抜止突起70、88を設けることも可能である。
10 ドア
12 ドアパネル
14 ドアフレーム
15 ガラスラン
18 アッパサッシュ
20 立柱サッシュ
22 ミラーブラケット
24 ロックブラケット
42 ガラスランチャンネル
43 アウタ部材
44 ウェザストリップチャンネル
45 車外側壁
46 ガラスラン保持底壁
47 車内側壁
48 被挟持部
49 ヘミング加工接合部
50 車外側壁
51 底壁
52 ウェザストリップ当接壁
53 車内側壁
54 傾斜壁
55 内周壁(支持部)
56 折返部
57 湾曲部
58 車内側突出枠部
60 ウェザストリップ保持底壁
61 62 保持爪
64 ガラスラン保持部
65 ウェザストリップ保持部
66 メインフレーム部
70 抜止突起(突出抜止部)
72 抜止突起(第2の突出抜止部
0 被挟持部
82 車外側壁
84 湾曲部
86 折返部
88 抜止突起(突出抜止部)
110 ドア
112 ドアパネル
114 ドアフレーム
149 ヘミング加工接合部

Claims (8)

  1. 金属製板状材から形成され車両用ドアを構成する2つのドア構成部材の一方の縁部である被挟持部を、他方のドア構成部材の縁部に形成した支持部と該支持部に対向する折返部とにより挟んで密着固定したヘミング加工接合部を有する車両用ドアにおいて、
    上記折返部の先端を上記被挟持部に当接させたこと
    上記被挟持部自体の肉厚を増大させた厚肉部からなり、上記被挟持部から上記折返部に接近する方向に突出して上記折返部に係合する突出抜止部を有すること;
    上記被挟持部を有する上記ドア構成部材は、上記折返部を挟んで上記被挟持部に対向する対向部を有すること;及び
    上記折返部全体が上記被挟持部と非平行な直線形状であること;
    を特徴とする車両用ドア。
  2. 請求項1記載の車両用ドアにおいて、上記突出抜止部は上記被挟持部の先端に隣接する位置に設けられている車両用ドア。
  3. 請求項1または2記載の車両用ドアにおいて、上記被挟持部から上記折返部に接近する方向への上記突出抜止部の突出量は、上記突出抜止部を有さない部分の上記被挟持部の肉厚よりも小さい車両用ドア。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載の車両用ドアにおいて、窓開口を囲むドアフレームを構成し上下方向に延びる立柱サッシュを備え、上記支持部及び上記折返部を有するドア構成部材は、上記立柱サッシュを構成する金属材のプレス成形品であり、上記立柱サッシュの長手方向位置に応じて車内側と車外側を結ぶ車幅方向での幅を徐変させる車両用ドア。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載の車両用ドアにおいて、上記2つのドア構成部材は窓開口を囲むドアフレームを構成しており、
    上記2つのドア構成部材の一方は、車外側と車内側に離間して対向する車外側面部及び車内側面部と、上記車外側面部及び上記車内側面部を接続する接続部とに囲まれドアフレーム内周側に開口するガラスラン保持凹部を有するガラスランチャンネルであり、上記車内側面部から車外側に向けて上記被挟持部を突出させており、
    上記2つのドア構成部材の他方は、上記ガラスランチャンネルの上記車外側面部及び上記接続部に対してドアフレーム外周側に隣接して位置する第2の車外側面部及び第2の接続部と、上記第2の接続部から車内側に突出し上記ガラスランチャンネルの上記車内側面部と組み合わせて閉鎖断面の筒状部を形成する車内側突出枠部とを有するアウタ部材であり、上記支持部及び上記折返部は上記車内側突出枠部の縁部に形成されている車両用ドア。
  6. 請求項1記載の車両用ドアにおいて、上記突出抜止部は上記被挟持部の先端から離れた幅方向の中間位置に設けられている車両用ドア。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項記載の車両用ドアにおいて、上記折返部に、上記被挟持部に接近する方向に突出する第2の抜止突出部が形成されている車両用ドア。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の車両用ドアを製造する製造方法において、上記被挟持部を有する上記ドア構成部材は金属材の押出成形によって形成される車両用ドアの製造方法。
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