JP6099579B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、飛散したトナーを回収する構成を備える画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式で画像を形成可能な複写機のような画像形成装置において、現像工程で飛散したトナーを吸引ファンで吸引することにより回収する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。ところで、画像形成装置において画像形成動作が繰り返される場合には、吸引ファンで発生する気流を導くダクトの内部でトナーが堆積し、吸引ファンによる吸引風量が低下する。そこで、画像形成装置のメンテナンス時において、掃除機などの外部の吸引装置を用いてダクト内部を吸引することで、ダクト内部に堆積したトナーの清掃が行われていた。
特開平10−274883号公報
しかしながら、画像形成装置内部の他の構成部材の配置の関係上、ダクトを屈曲させて配置する必要が生じることもある。この場合、ダクト内部の屈曲箇所などに堆積したトナーは吸引されにくく、メンテナンス時において外部の吸引装置を用いてダクト内部を吸引した場合であっても十分な清掃ができなかった。
本発明の目的は、外部の吸引装置を用いてダクト内部に堆積したトナーを清掃する際の清掃効率を向上可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、現像器と、トナー収容部と、第1ダクトと、吸引ファンと、送風手段と、接続部と、送風制御手段を備える。前記現像器は、トナーを用いて像担持体の静電潜像を現像する。前記トナー収容部は、前記現像器における飛散トナーが収容される。前記第1ダクトは、前記現像器及び前記トナー収容部の間に配置される。前記吸引ファンは、前記第1ダクトを介して前記現像器における飛散トナーを吸引する。前記送風手段は、前記第1ダクト内部の予め定められた送風箇所に空気を吹き付ける。前記接続部は、前記第1ダクトにおいて前記送風箇所より前記吸引ファンの吸引方向下流側に設けられ、前記第1ダクトから空気を吸引可能な吸引装置を接続可能である。前記送風制御手段は、予め定められた送風操作に応じて前記送風手段を駆動させる。
本発明によれば、外部の吸引装置を用いてダクト内部に堆積したトナーを清掃する際の清掃効率を向上させることが可能になる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の筐体の背面を示す図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置のトナー回収部の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置のトナー回収部の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の送風部の一例を示す図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置で実行される送風制御処理の一例を示すフローチャート。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置のトナー回収部の他の例を示す図。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[画像形成装置10の概略構成]
まず、図1〜図3を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の概略構成について説明する。ここで、図3は前記画像形成装置10の背面図である。なお、以下においては、図1における前記画像形成装置10の手前側を正面、奥側を背面であるものとして説明を行う。
図1〜図3に示すように、前記画像形成装置10は、ADF1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、制御部5、操作表示部6、トナー回収部7、及び送風部8を備える。前記画像形成装置10は、画像データに基づいて画像を形成するプリンター機能と共に、スキャン機能、ファクシミリー機能、又はコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。また、本発明は、プリンター装置、ファクシミリー装置、及びコピー機などの画像形成装置に適用可能である。
前記ADF1は、図1に示すように、原稿セット部11、複数の搬送ローラー12、原稿押さえ13、及び排紙部14を備える自動原稿搬送装置である。そして、前記ADF1では、前記搬送ローラー12各々が不図示のモーターで駆動されることにより、前記原稿セット部11に載置された原稿が前記画像読取部2による画像データの読取位置を通過して前記排紙部14まで搬送される。これにより、前記画像読取部2は、前記ADF1により搬送される原稿から画像データを読み取ることが可能である。
前記画像読取部2は、図1に示すように、原稿台21、読取ユニット22、ミラー23、24、光学レンズ25、及びCCD(Charge Coupled Device)26を備える。前記原稿台21は、前記画像読取部2の上面に設けられた原稿の載置部である。前記読取ユニット22は、LED光源221及びミラー222を備え、不図示のモーターによって副走査方向(図1における左右方向)へ移動可能である。前記LED光源221は、主走査方向(図1における奥行方向)に沿って配列された多数の白色LEDを備える。前記ミラー222は、前記LED光源221から照射されて前記原稿台21上の読取位置にある原稿の表面で反射した後の光を前記ミラー23に向けて反射させる。そして、前記ミラー222で反射した光は、前記ミラー23、24によって前記光学レンズ25に導かれる。前記光学レンズ25は、入射した光を集光して前記CCD26に入射させる。前記CCD26は、前記光学レンズ25から入射される光の受光量に応じた電気信号を前記原稿の画像データとして前記制御部5に入力する光電変換素子などを有する。
前記制御部5は、不図示のCPU、ROM、RAM、及びEEPROMなどの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、前記制御部5は、前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUを用いて実行することにより前記画像形成装置10を統括的に制御する。なお、前記制御部5は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、前記画像形成装置10を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
前記操作表示部6は、前記制御部5からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて前記制御部5に各種の情報を入力するハードキー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
前記画像形成部3は、前記画像読取部2で読み取られた画像データ又は外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて画像形成処理(印刷処理)を実行する電子写真方式の画像形成部である。具体的に、前記画像形成部3は、図1に示すように、感光体ドラム31、帯電装置32、露光装置(LSU)33、現像器34、転写ローラー35、クリーニング装置36、定着ローラー37、加圧ローラー38、及び排紙トレイ39を備える。そして、前記画像形成部3では、前記給紙部4に着脱可能な給紙カセット41から供給される用紙に以下の手順で画像が形成され、画像形成後の用紙が前記排紙トレイ39に排出される。
まず、前記帯電装置32によって前記感光体ドラム31が所定の電位に一様に帯電される。次に、前記露光装置33により前記感光体ドラム31の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、前記感光体ドラム31の表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。そして、前記感光体ドラム31上の静電潜像は前記現像器34によってトナー像として現像(可視像化)される。具体的に、前記現像器34の開口部341において、前記感光体ドラム31に対向して配置された現像ローラーからトナーが供給されることで、前記感光体ドラム31上の静電潜像がトナー像として現像される。なお、前記現像器34には、前記画像形成部3に着脱可能なトナーコンテナ34Aからトナー(現像剤)が補給される。続いて、前記感光体ドラム31に形成されたトナー像は前記転写ローラー35によって用紙に転写される。その後、用紙に転写されたトナー像は、その用紙が前記定着ローラー37及び前記加圧ローラー38の間を通過する際に前記定着ローラー37で加熱されて溶融定着する。なお、前記感光体ドラム31の表面に残存したトナーは前記クリーニング装置36で除去される。ここに、前記感光体ドラム31が像担持体の一例である。
ところで、前記現像器34によって前記感光体ドラム31上の静電潜像がトナー像として現像される際、トナーが前記開口部341から飛散して周囲を汚してしまうことがある。これに対し、前記画像形成装置10では、前記トナー回収部7によって、前記開口部341から飛散したトナーが吸引されてトナー収容容器72に回収される。
次に、図3〜図5を参照しつつ、前記トナー回収部7について説明する。前記トナー回収部7は、第1ダクト71、トナー収容容器72、吸引ファン73、排気ダクト74、接続部75、及び筐体カバー76を備える。ここで、図4は前記現像器34及び前記トナー回収部7の構成を示す斜視図であって、図中における白抜きの矢印は吸引ファン73で発生する気流の流れを示すものである。なお、図4において、左下側が前記画像形成装置10の正面側に当たり、右上側が前記画像形成装置10の背面側に当たる。また、図5は前記トナー回収部7の内部を示す図であって、図中における二点鎖線は前記吸引ファン73で発生する気流の流れを示すものである。
ここで、前記現像器34には、図4に示すように、前記開口部341の下方にトナー吸引孔342が上部に形成された通風路343が設けられている。そして、前記通風路343と前記トナー回収部7とが接続されることで、前記開口部341から飛散したトナーが前記トナー吸引孔342及び前記通風路343を介して、前記トナー回収部7に吸引される。
前記第1ダクト71は、図3〜図5に示すように、前記現像器34及び前記トナー収容容器72の間に配置される。具体的に、前記第1ダクト71の一端は、図5に示すように、前記現像器34の前記通風路343と接続される。そして、前記第1ダクト71の他端は、前記トナー収容容器72の吸気口721に接続される。
前記トナー収容容器72は、前記現像器34における飛散トナーを収容する。具体的に、前記トナー収容容器72の内部には、図5に示すように、前記吸引ファン73が設けられている。前記吸引ファン73は、不図示の電源から供給される電力により回転駆動されることで、前記トナー収容容器72内部において、前記吸気口721から排気口723に向かう気流を発生させる。これにより、前記第1ダクト71及び前記通風路343を介して、前記現像器34の前記開口部341から飛散したトナーが前記トナー吸引孔342に吸引されて、前記トナー収容容器72の前記吸気口721まで吸い寄せられる。
一方、トナー収容容器72の内部には、図5に示すように、前記吸引ファン73の吸引方向における上流側に、吸引したトナーを捕捉するためのフィルター722が設けられている。前記フィルター722に捕捉されたトナーは、不図示の振動機構により前記フィルター722が振動されることで、下方向にふるい落とされて前記トナー収容容器72の底部に蓄積される。なお、前記フィルター722を通過した空気は、前記排気口723に接続された前記排気ダクト74から、前記画像形成装置10の外部に排出される。ここに、前記トナー収容容器72が、トナー収容部の一例である。
前記接続部75は、前記第1ダクト71において、前記第1ダクト71から空気を吸引可能な掃除機などの吸引装置を接続可能に構成されている。具体的に、前記接続部75は、図3に示すように、前記第1ダクト71において前記画像形成装置10の背面に向けて形成された開口及び前記開口を閉鎖可能な蓋を有する。前記画像形成装置10で画像形成動作が繰り返される場合には、前記第1ダクト71の内部でトナーが堆積し、前記吸引ファン73による吸引風量が低下するおそれがある。そこで、前記画像形成装置10のメンテナンス時において、前記接続部75に外部の吸引装置が接続されて前記第1ダクト71の内部が吸引されることで、前記第1ダクト71内部に堆積したトナーが清掃される。なお、前記接続部75は、図5に示すように、前記第1ダクト71の屈曲部711及び712より前記吸引ファン73の吸引方向下流側に設けられている。
前記筐体カバー76は、前記画像形成装置10の外装に設けられた開閉可能なカバー部材である。具体的に、前記筐体カバー76は、図3に示すように、前記画像形成装置10の背面において、前記トナー回収部7の配置位置に対応して設けられている。例えば、前記筐体カバー76は、左右いずれかの端部に設けられたヒンジによって開閉される。そして、前記画像形成装置10のメンテナンス時においては、前記筐体カバー76が開かれて前記接続部75が外部に露出される。これにより、前記接続部75に外部の吸引装置を接続することが可能となる。なお、前記筐体カバー76の前記ヒンジが設けられた端部の反対側の端部には、前記筐体カバー76の開閉を検出する開閉検出スイッチ76A(図2参照)が設けられている。前記開閉検出スイッチ76Aは、前記筐体カバー76の開閉状態に応じた電気信号を前記制御部5に入力可能である。ここに、前記筐体カバー76が、カバー部材の一例である。
ところで、図4及び図5に示すように、前記画像形成装置10のように内部の他の構成部材の配置の関係上、前記第1ダクト71を屈曲させて配置する必要が生じることもある。この場合、前記第1ダクト71内部の前記屈曲部711及び712などに堆積したトナーは吸引されにくく、メンテナンス時において外部の吸引装置を用いて前記第1ダクト71内部を吸引した場合であっても十分な清掃ができなかった。これに対し、前記画像形成装置10では、メンテナンス時において前記送風部8に前記屈曲部711及び712を送風させることで、メンテナンス時における清掃効率の向上が図られている。
以下、図6を参照しつつ、前記送風部8について説明する。ここで、図6は前記第1ダクト71及び前記送風部8の内部構成を示す図であって、図中の白抜きの矢印は前記吸引ファン73で発生する気流の流れを示すものである。また、図6における黒色太線の矢印は、送風ファン81で発生する気流の流れを示すものである。
前記送風部8は、前記第1ダクト71内部の予め定められた送風箇所に空気を吹き付ける。例えば、前記送風箇所は、前記第1ダクト71の前記屈曲部711及び712のような屈曲箇所である。ここで、前記屈曲箇所には、図6に示すように約90度の曲折状の屈曲部分に限らず、円弧状の屈曲部分も含まれる。なお、前記送風箇所は、前記第1ダクト71内部においてトナーが堆積しやすい箇所であれば、前記屈曲箇所に限られない。例えば、前記送風箇所には、前記第1ダクト71内部においてトナーの堆積しやすい、断面積変化等により段差が生じる部分も含まれる。
前記送風部8は、図6に示すように、送風ファン81及び前記送風ファン81で発生する気流を前記第1ダクト71内部の前記送風箇所へと導く第2ダクト82を含む。前記第2ダクト82は、一端が前記送風ファン81に接続され、前記一端から枝分かれした複数の他端が前記送風箇所である前記屈曲部711及び712に接続される。前記送風ファン81は、不図示の電源により回転駆動されることで、前記第2ダクト82を介して前記屈曲部711及び712に空気を吹き付けることが可能である。ここに、前記送風部8が、送風手段の一例である。
そして、前記制御部5は、図2に示すように、開閉検出部51、状態制御部52、及び送風制御部53を含む。ここに、前記状態制御部52が状態制御手段の一例であり、前記送風制御部53が送風制御手段の一例である。
具体的に、前記制御部5の前記ROM又は前記EEPROMには、前記CPUに後述の送風制御処理(図7参照)を実行させるための送風制御プログラムが予め記憶されている。なお、前記送風制御プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて前記制御部5の前記EEPROMなどの記憶部にインストールされるものであってもよい。そして、前記制御部5は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記送風制御プログラムを実行することにより、前記開閉検出部51、前記状態制御部52、及び前記送風制御部53として機能する。なお、前記制御部5が電子回路である場合、前記開閉検出部51、前記状態制御部52、及び送風制御部53は、前記制御部5が備える各モジュールとして構成される。
前記開閉検出部51は、前記筐体カバー76の開閉状態を検出可能である。例えば、前記開閉検出部51は、前記開閉検出スイッチ76Aから出力される電気信号に基づいて、前記筐体カバー76の開閉状態を検出する。
前記状態制御部52は、前記筐体カバー76が開かれた場合に、前記画像形成装置10を予め定められた一部の機能が制限される機能制限状態へと遷移させる。具体的に、前記状態制御部52は、前記開閉検出部51によって前記筐体カバー76の開状態が検出された場合に、前記画像形成装置10を通常状態から前記機能制限状態へと遷移させる。また、前記状態制御部52は、前記筐体カバー76が閉じられた場合には、前記画像形成装置10を前記機能制限状態から前記通常状態へと遷移させる。例えば、前記一部の機能には、前記画像形成部3における画像形成機能が含まれる。なお、前記状態制御部52による前記機能制限状態への状態遷移は、前記筐体カバー76を開けて前記画像形成装置10内部の部品交換などの作業を行うメーカーのサービスマンなどの作業者の安全を確保するために行われる。ここで、前記画像形成装置10では、前記機能制限状態で制限される前記一部の機能に前記送風部8における前記送風ファン81の駆動が含まれていない。即ち、前記制御部5は、前記機能制限状態においても前記送風ファン81を駆動させることが可能である。
前記送風制御部53は、予め定められた送風操作に応じて前記送風ファン81を駆動させる。ここで、前記送風操作は、前記操作表示部6を用いて行われる操作を含む。例えば、前記送風制御部53は、前記操作表示部6に対して前記送風操作が行われてから予め定められた待機時間の経過後に、予め定められた送風時間の間だけ前記送風ファン81を駆動させる。前記待機時間は、作業者が前記操作表示部6において前記送風操作を行ってから前記接続部75に前記吸引装置を接続して前記第1ダクト71内の清掃準備が整うまでに要する時間として適宜設定される時間である。また、前記送風時間は、前記吸引装置を用いて行われる前記第1ダクト71内の清掃時間の前又は清掃時間中を含む時間として適宜設定される時間である。例えば、前記待機時間を1分から5分の間で設定可能とし、前記送風時間を1分から10分の間で設定可能とすることが考えられる。なお、前記送風ファン81の駆動は、前記吸引装置による清掃時間を含む連続した時間に限らず、前記送風ファン81が前記待機時間及び前記清掃時間の間に一度だけ又は間欠的に駆動されることも考えられる。
[送風制御処理]
以下、図7を参照しつつ、前記画像形成装置10において前記制御部5が前記送風制御プログラムに従って実行する送風制御処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS1、S2・・・は、前記制御部5により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。
<ステップS1>
まず、ステップS1において、前記制御部5は、前記筐体カバー76の開状態を検出したか否かを判断する。例えば、前記制御部5は、前記開閉検出スイッチ76Aから出力される電気信号に基づいて、前記筐体カバー76の開状態を検出する。ここに、前記ステップS1の処理は、前記制御部5の前記開閉検出部51により実行される。
ここで、前記制御部5は、前記筐体カバー76の開状態を検出したと判断すると(S1のYes側)、処理をステップS2に移行させる。また、前記筐体カバー76の開状態を検出していなければ(S1のNo側)、前記制御部5は、前記ステップS1で前記筐体カバー76の開状態が検出されるのを待ち受ける。
<ステップS2>
ステップS2において、前記制御部5は、前記画像形成装置10を前記通常状態から前記機能制限状態へと遷移させる。ここで、前記画像形成装置10では、前記機能制限状態において制限される前記一部の機能に、前記送風ファン81の駆動が含まれていない。そのため、前記筐体カバー76で覆われる前記画像形成装置10の内部に前記接続部75を設けた場合であっても、外部の吸引装置による前記第1ダクト71の清掃時に前記送風ファン81を駆動させることが可能である。ここに、前記ステップS2の処理は、前記制御部5の前記状態制御部52により実行される。
<ステップS3>
ステップS3において、前記制御部5は、前記筐体カバー76の閉状態を検出したか否かを判断する。具体的に、前記制御部5は、前記開閉検出スイッチ76Aから出力される電気信号に基づいて、前記筐体カバー76の閉状態を検出する。ここに、前記ステップS3の処理は、前記制御部5の前記開閉検出部51により実行される。
ここで、前記制御部5は、前記筐体カバー76の閉状態を検出したと判断すると(S3のYes側)、処理をステップS7に移行させる。また、前記筐体カバー76の閉状態を検出していなければ(S3のNo側)、前記制御部5は、処理をステップS4に移行させる。
<ステップS4>
ステップS4において、前記制御部5は、前記操作表示部6に対する前記送風操作が実行されたか否かを判断する。
ここで、前記制御部5は、前記送風操作が実行されたと判断すると(S4のYes側)、処理をステップS5に移行させる。また、前記送風操作が実行されていなければ(S4のNo側)、前記制御部5は、処理を前記ステップS3に戻し、前記筐体カバー76の閉状態が検出されるまでの間、前記送風操作が実行されるのを待ち受ける。
<ステップS5>
ステップS5において、前記制御部5は、前記ステップS4で前記送風操作が実行されてから前記待機時間が経過したか否かを判断する。なお、前記制御部5は、前記ステップS4で前記送風操作が実行されたときに計時を開始する。また、前記制御部5は、前記ステップS5において、前記待機時間が経過するまでの残り時間を前記操作表示部6に表示させてもよい。さらに、前記制御部5が、作業者に前記操作表示部6を参照させることなく前記残り時間を把握させるため、音声によって前記残り時間を報知することも考えられる。
ここで、前記制御部5は、前記送風操作が実行されてから前記待機時間が経過したと判断すると(S5のYes側)、処理をステップS6に移行させる。また、前記待機時間が経過していなければ(S5のNo側)、前記制御部5は、前記ステップS5で前記待機時間の経過を待ち受ける。これにより、前記画像形成装置10のメンテナンスを行うメーカーのサービスマン等の作業者は、前記待機時間の間に、前記筐体カバー76を開けて前記接続部75に外部の吸引装置を接続するなどの前記第1ダクト71の清掃準備を行えばよく、清掃作業をスムーズに進めることが可能である。これに対し、前記吸引装置を前記接続部75に接続してから前記送風操作を実行する必要がある場合には、例えば前記吸引装置を前記接続部75に接続した状態を維持する構成、或いは複数の作業者が必要となる。
<ステップS6>
ステップS6において、前記制御部5は、前記送風ファン81を前記待機時間の経過時から前記送風時間の間だけ駆動させる。これにより、前記第1ダクト71内部の前記屈曲部711及び712に前記送風ファン81から前記第2ダクト82を介して送風される空気が吹き付けられ、前記屈曲部711及び712に堆積したトナーが吹き散らされる。なお、前記制御部5は、前記ステップS5と同様に、前記送風時間が経過するまでの残り時間を前記操作表示部6に表示させてもよい。その後、前記制御部5は、処理を前記ステップS3へと移行させる。ここに、前記ステップS5及び前記ステップS6の処理は、前記制御部5の前記送風制御部53により実行される。
<ステップS7>
一方、前記ステップS3において前記筐体カバー76の閉状態が検出された場合には、前記制御部5はステップS7の処理を実行する。前記ステップS7において、前記制御部5は、前記画像形成装置10を前記機能制限状態から前記通常状態へと遷移させる。その後、前記制御部5は、処理を前記ステップS1へと移行させる。ここに、前記ステップS7の処理は、前記制御部5の前記状態制御部52により実行される。
このように、前記送風制御処理では、前記送風操作に応じて、前記屈曲部711及び712に前記送風ファン81からの空気が吹き付けられる。そのため、前記画像形成装置10のメンテナンス時において、外部の吸引装置では吸引されにくい前記屈曲部711及び712に堆積したトナーを前記送風ファン81からの空気によって吹き散らすことが可能となり、前記第1ダクト71の清掃効率を向上させることが可能となる。
また、前記画像形成装置10では、前記送風部8が前記送風ファン81及び前記第2ダクト82により構成されている。そのため、前記第2ダクト82の他端を複数に分岐させることで、前記送風ファン81から送られる空気を複数の前記送風箇所に吹き付けることが可能である。
[他の実施形態]
なお、前記接続部75と前記第1ダクト71の前記トナー収容容器72との接続部分までの間を閉鎖可能とすることが、他の実施形態として考えられる。これにより、例えば前記第1ダクト71内部の清掃効率が向上し、又は前記トナー収容容器72からのトナーの逆流が防止される。
具体的に、他の実施形態に係る前記画像形成装置10は、図8に示すように、前記第1ダクト71において前記接続部75より前記吸引ファン73の吸引方向下流側に設けられ、前記接続部75及び前記トナー収容容器72の間を閉鎖可能な閉鎖部77を有する。例えば、前記閉鎖部77は、前記第1ダクト71を閉鎖させる板状の閉鎖部材と、前記閉鎖部材を移動させる移動機構により構成することが考えられる。これにより、外部の吸引装置を用いて前記第1ダクト71内部を清掃する際に、前記接続部75から前記吸引方向における下流側を吸引することによる吸引力低下が抑制されると共に、前記トナー収容容器72内に収容されているトナーが吸引されることも防止される。例えば、前記移動機構は、前記閉鎖部材を前記第1ダクト71における送風方向に平行な第1の状態と前記第1ダクト71における送風方向に直交する第2の状態との間で回動可能に支持し、前記閉鎖部材を回動させるモーター又はソレノイドなどの駆動部を備える。
また、前記画像形成装置10が、前記送風部8を駆動させるための操作を前記接続部75の近傍の位置で受け付け可能であることが、他の実施形態として考えられる。
具体的に、他の実施形態に係る前記画像形成装置10は、図8に示すように、前記接続部75に近い予め定められた範囲内に設けられた操作スイッチ78を備える。そして、前記制御部5は、前記操作スイッチ78の操作を前記送風操作として受け付ける。例えば、前記操作スイッチ78は、前記操作部75からの距離が20センチメートル以内となる位置に設けられる。これにより、前記画像形成装置10のメンテナンスを行うメーカーのサービスマン等の作業者は、前記接続部75に外部の吸引装置を接続した直後に前記送風部8を駆動させることが可能となり、清掃作業をスムーズに進められる。例えば、前記吸引装置を前記接続部75に接続した状態を維持する構成を要することなく1人の作業者が清掃作業を行うことが可能である。なお、このような構成によれば、前記待機時間を設けて前記制御部5が前記送風ファン81の自動駆動を開始させる必要はない。
1 :ADF
2 :画像読取部
3 :画像形成部
34:現像器
341:開口部
342:トナー吸引孔
343:通風路
4 :給紙部
5 :制御部
51:開閉検出部
52:状態制御部
53:送風制御部
6 :操作表示部
7 :トナー回収部
71:第1ダクト
72:トナー収容容器
73:吸引ファン
74:排気ダクト
75:接続部
76:筐体カバー
76A:開閉検出スイッチ
77:閉鎖部材
78:操作スイッチ
8 :送風部
81:送風ファン
82:第2ダクト
10:画像形成装置

Claims (5)

  1. トナーを用いて像担持体の静電潜像を現像する現像器と、
    前記現像器における飛散トナーが収容されるトナー収容部と、
    前記現像器及び前記トナー収容部の間に配置される第1ダクトと、
    前記第1ダクトを介して前記現像器における飛散トナーを吸引する吸引ファンと、
    前記第1ダクト内部の屈曲箇所に空気を吹き付ける送風手段と、
    前記第1ダクトにおいて前記送風箇所より前記吸引ファンの吸引方向下流側に設けられ、前記第1ダクトから空気を吸引可能な吸引装置を接続可能な接続部と、
    予め定められた送風操作に応じて前記送風手段を駆動させる送風制御手段と、
    を備え
    前記送風手段が、一端が前記屈曲箇所に接続される第2ダクト、及び前記第2ダクトを介して前記屈曲箇所に空気を吹き付ける送風ファンである画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置の外装に設けられた開閉可能なカバー部材と、
    前記カバー部材が開かれた場合に前記画像形成装置を予め定められた一部の機能が制限される状態へと遷移させる状態制御手段と、
    を更に備え、
    前記一部の機能に、前記送風手段の駆動が含まれておらず、
    前記送風制御手段は、前記カバー部材が開かれた後に、前記送風操作に応じて前記送風手段を駆動させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1ダクトにおいて前記接続部より前記吸引ファンの吸引方向下流側に設けられ、前記接続部及び前記トナー収容部の間を閉鎖可能な閉鎖部を有する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記接続部に近い予め定められた範囲内に設けられた操作スイッチを更に備え、
    前記送風操作が、前記操作スイッチの操作を含む請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置に対する操作入力を受け付ける操作部を更に備え、
    前記送風操作が、前記操作部を用いて行われる操作であって、
    前記送風制御手段が、前記送風操作が行われてから予め定められた待機時間の経過後に、予め定められた送風時間の間だけ前記送風手段を駆動させる請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
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