JP6099340B2 - 階段昇降用補助具 - Google Patents
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Description
特許文献2に開示されている昇降補助及び転落防止器具では、梃子の原理を利用して移動基体に固着されたハンドルを引き、ローラーを支持するバネを押し縮めたときにストッパーゴムが手摺りに当接し、摩擦により移動基体の移動が停止するようになっているが、ハンドルの長さや押しバネの強さの調整などを適切に行う必要があり、取り扱いが容易でないという問題がある。
特許文献3に開示されている手摺り用昇降装置では、手摺り本体の下面には、鋸歯状のラチェット溝を形成しなければならないため、一般的な円柱形状の手摺りをそのまま利用することができず、特許文献1及び2と同様に取り扱いが容易でないという問題がある。
すなわち、請求項1の発明によれば、 階段の少なくとも一側に備わる垂壁から取付けブラケットを介して支持された円柱状の手摺りに着脱可能に装着される階段昇降用補助具であって、手摺りに沿って移動可能で、手摺りに取り付けられるフレームと、フレームに設けられ、階段を昇降する人が把持するハンドルと、ハンドルを使用する際に、フレームが手摺りの周方向へすべることを防止するすべり防止手段と、を備えたことを特徴とする階段昇降用補助具が提供される。
したがって、本発明は、一般的に良く用いられる円柱形状の手摺りに容易に取り付けることができ、取り扱いも容易である簡易な構造の階段昇降用補助具を提供することができる。
本発明の階段昇降用補助具は、軽量な金属材料で形成され、階段の少なくとも一側に備わる垂壁1から複数の取付けブラケット2を介して支持された円柱状の手摺り3に、着脱可能に装着されるものであり、手摺りに沿って移動可能で、手摺りに取り付けられるフレームと、フレームに設けられ、階段を昇降する人が把持するハンドルと、ハンドルを使用する際に、フレームが手摺りの周方向へすべることを防止するすべり防止手段とを備えるものである。手摺り3は、家屋内に設置される一般的に良く用いられる円柱状の手摺りであり、直径が35mm又は40mmの手摺りが一例として例示される。
図1に示すように、第1の実施形態の階段昇降用補助具10は、手摺り3の長手方向に直線移動可能で、かつ、手摺り3の周方向にも回転可能なフレーム11と、フレーム11から垂壁1の反対側へ一体的に延出して設けられ、階段を昇降する人が把持するハンドル12と、フレーム11からハンドル12とは反対側の垂壁1側に延出して設けられた係止腕13(すべり防止手段)と、を備えている。
図2に示すように、階段昇降用補助具20は、手摺り3の長手方向に直線移動可能で、かつ、手摺り3の周方向にも回転可能なフレーム21と、フレーム21から垂壁1の反対側へ一体的に延出して設けられ、階段を昇降する人が把持するハンドル22と、フレーム21からハンドル22とは反対側の垂壁1側に延出して設けられた係止腕23(すべり防止手段)と、を備えている。係止腕23の先端が手摺り3の中心を通る水平線Hより下側に位置する接触点Cで垂壁1に当接する点や、フレーム21が、手摺りの中心を通る水平線より下側に位置する接触点Aと、手摺りの中心を通る水平線より上側に位置する接触点Bとの二点で手摺り3の外周面に接触する点に関しては、第1の実施形態と同様である。本実施形態では、フレーム21の壁部21aと壁部21bとが鋭角に交差しており、ハンドル22の把持部26の位置が第1の実施形態のハンドル12の把持部16の位置より低い点で、第1の実施形態と相違する。本実施形態の階段昇降用補助具20は、ハンドル22の把持部26の位置が低いため、ハンドル22の把持部26を把持しやすいという利点がある。
図3に示すように、本実施形態の階段昇降用補助具30は、フレーム31と、ハンドル32と、係止腕33とを備えている点は、第1及び2の実施形態と同様である。フレーム31は、半円弧状の断面を有し、下側の開口端部34が手摺り3の直径と同程度の長さで開口している。フレーム31の開口端部34の間口は、取付けブラケット2の支持部2aの幅より広い。開口端部34の間口を手摺り3の直径より狭幅に形成することも可能であるが、本実施形態のように、手摺り3の直径と同程度の長さにすることにより、開口端部34を下向きにして、階段昇降用補助具30を手摺り3の軸方向に直交する方向、すなわち手摺り3の上側から階段昇降用補助具30を取り付けることができる利点がある。また、本実施形態の階段昇降用補助具30は、フレーム31が半円弧状の断面を有しているため、手摺り3のフレーム31の接触面積が大きくなり、階段昇降用補助具30のバランスが良くなり、手摺り3から外れ難くなるという利点がある。なお、本実施形態の階段昇降用補助具30の作用については、上記の第1及び第2の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態の階段昇降用補助具40は、フレーム41と、ハンドル42と、係止腕43とを備えている点は、第1〜3の実施形態と同様である。フレーム41は、手摺り3の上側の略半分を覆うように、コの字状に形成されている。このため、本実施形態の階段昇降用補助具40では、フレーム41と手摺り3とは三つの接触点A,B,Dで接触している点で、フレーム11,21と手摺り3とが二つの接触点A,Bで接触している第1及び2の実施形態と相違すると共に、半円弧状の湾曲面でフレーム31と手摺り3とが面接触する第3の実施形態と相違している。本実施形態の階段昇降用補助具40は、半円弧状断面のフレーム31を有する第3の実施形態の階段昇降用補助具30と同様に、階段昇降用補助具40のバランスが良くなり、手摺り3から外れ難くなるという利点がある。なお、本実施形態の階段昇降用補助具40の作用については、上記の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図5及び係止腕(53)を省略した図6に示す第5の実施形態の階段昇降用補助具50は、手摺り3の外径に対応する内径を有し、手摺り3の上側部分を抱持する半円弧状断面を有するフレーム51と、フレーム51の一側に設けられ、階段を昇降する人が把持する枢動可能なハンドル52と、ハンドル52の位置する側とは反対側のフレーム51の他側に設けられ、ハンドル52が使用位置にあるときに、フレーム51が手摺り3の周方向へすべることを防止する係止腕53(すべり防止手段)と、を備えている。
図9〜11において、本実施形態の階段昇降用補助具60が、手摺り3の外径に対応する内径を有し、手摺り3の上側部分を抱持する半円弧状断面を有するフレーム61と、フレーム61の一側に設けられ、階段を昇降する人が把持する枢動可能なハンドル62と、ハンドル62の位置する側とは反対側のフレーム61の他側に設けられ、ハンドル62が使用位置にあるときに、フレーム61が手摺り3の周方向へすべることを防止する係止腕63(すべり防止手段)と、を備えている点は、上記の第5の実施形態と同様である。
したがって、本発明は、一般的に良く用いられる円柱形状の手摺り3に容易に取り付けることができ、また、取り扱いも容易な簡易な構造の階段昇降用補助具を提供することができる。
2 取付けブラケット
3 手摺り
10,20,30,40,50,50A,50B,60,70 階段昇降用補助具
11,21,31,41,51,51A,51B,61,71 フレーム
12,22,32,42,52,62,72 ハンドル
13,23,33,43,53,53A,53B,63,73 係止腕(すべり防止手段)
34,54,54A,54B,64,74 開口端部
55,65,75 当接部
Claims (10)
- 階段の少なくとも一側に備わる垂壁から取付けブラケットを介して支持された円柱状の手摺りに着脱可能に装着される階段昇降用補助具であって、
手摺りに沿って移動可能で、手摺りに取り付けられるフレームと、
フレームに設けられ、階段を昇降する人が把持するハンドルと、
ハンドルを使用する際に、フレームが手摺りの周方向へすべることを防止するすべり防止手段と、
を備え、
前記すべり防止手段が、前記フレームから前記ハンドルの反対側の垂壁側に延出して設けられ、該垂壁に先端が当接することにより手摺りの周方向へ前記フレームがすべることを防止する係止腕であり、該係止腕の前記フレームからの延出長さは、垂壁側の前記フレームの端部と垂壁との間の距離より長いことを特徴とする階段昇降用補助具。 - フレームが手摺りの外径に対応する内径を有して湾曲する弧状の断面を有することを特徴とする請求項1に記載の階段昇降用補助具。
- フレームが、手摺りの外径より狭幅の開口を有し、手摺りの一端側から手摺りの軸方向に沿ってスライドさせながら取り付けられることを特徴とする請求項2に記載の階段昇降用補助具。
- ハンドルは、使用位置と不使用位置との間で枢動可能にフレームに設けられ、
ハンドルは、該ハンドルが使用位置にあるときにハンドルの枢動を止める枢止手段を有し、該枢止手段によりハンドルの枢動が止まることにより、階段を昇降する人がハンドルを使用できる状態となることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の階段昇降用補助具。 - ハンドルが、垂壁に略平行な不使用位置と垂壁に対して略垂直に延伸する使用位置との間において枢動軸周りで枢動可能に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の階段昇降用補助具。
- 枢止手段が、ハンドルの手摺り側の端部に突出して形成され、手摺りの外周面に当接する当接部であり、ハンドルの使用位置で当接部が手摺りの外周面に当接することによりハンドルの枢動が止まることを特徴とする請求項5に記載の階段昇降用補助具。
- 枢止手段が、ハンドルの手摺り側の端部に形成され、手摺りの外面に沿って湾曲する湾曲面を有する湾曲部であり、ハンドルの使用位置でフレームとの間で手摺りを挟持することによりハンドルの枢動を止めることを特徴とする請求項4に記載の階段昇降用補助具。
- ハンドルを不使用位置へ戻すため、ハンドルを常時付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項4〜7の何れか一項に記載の階段昇降用補助具。
- ハンドルがフレームに一体形成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の階段昇降用補助具。
- 互いに離間する一対の係止腕が設けられ、一対の係止腕がばねにより連結されて互いに接近する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の階段昇降用補助具。
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