JPH10179663A - 階段昇降補助装置 - Google Patents

階段昇降補助装置

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Publication number
JPH10179663A
JPH10179663A JP8349221A JP34922196A JPH10179663A JP H10179663 A JPH10179663 A JP H10179663A JP 8349221 A JP8349221 A JP 8349221A JP 34922196 A JP34922196 A JP 34922196A JP H10179663 A JPH10179663 A JP H10179663A
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JP
Japan
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slider
stairs
sliding
guide rail
stair climbing
Prior art date
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Pending
Application number
JP8349221A
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English (en)
Inventor
Haruji Nakamura
治司 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8349221A priority Critical patent/JPH10179663A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用しないときは折り畳んで邪魔にならない
小型のものとし、家屋への設置に際して補強等の工事を
必要としない軽量のもので、リハビリテーション動作を
も兼ねて安全に階段を昇降することを補助できる階段昇
降補助装置を提供する。 【解決手段】 階段2に沿って傾斜して設置された手摺
状のガイドレール4と、前記ガイドレール4にガイドさ
れて摺動可能なスライダー部5と、前記スライダー部5
の側面に取付けられるハンドル部6と、スライダー部5
が階段上昇方向に摺動するときにフリーに動き、スライ
ダー部が階段下降方向に摺動するときにはロック又は抵
抗を与える一方向運動規制手段30〜38とを備えたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階段の昇降方向に
沿って設置され、加齢等により足腰が弱く階段の昇降に
支障のある高齢者等の階段昇降を補助する階段昇降補助
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の階段昇降補助装置として
は図10に示すようなものが知られている。この階段昇
降補助装置は、階段2に沿って傾斜し、手摺3に対して
平行な配置で側壁(図示せず)に設置されたガイドレー
ル90と、このガイドレール90にガイドされて階段2
の昇降方向に摺動する移動部91と、この移動部91の
上に、加齢等により足腰が弱く階段の昇降に支障のある
高齢者等の操作者が座る椅子部92とを備えている。移
動部91の内部には移動部91を階段2の昇降方向に移
動させる駆動手段を備え、操作者が手元のスイッチ93
を操作することにより、主に電動モータ94の駆動力に
より階段2を自走昇降できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の階段昇降補助装置では、椅子部92に操作者が座り、
その体重を支えながら、重力に逆らって階段上昇方向へ
持ち上げるため、椅子部92や移動部91、ガイドレー
ル90に充分な強度が必要であり、電動モータ等の駆動
力をも必要とする。このため、装置の大型化を招き、装
置全体の重量も大きくなる。従って、家庭の階段にこの
階段昇降補助装置を設置すると、階段の幅が狭くなり、
それを必要としない健常人にとっては極めて不便なもの
となっていた。また木造家屋においては、階段昇降補助
装置の設置のために階段やその側壁等に補強工事が必要
になり、装置自体も高価なものであるので全体として出
費がかさむという問題があった。
【0004】また高齢者にとって辛い日常動作である階
段昇降は、一方では加齢等により弱った足腰のリハビリ
テーション動作にもなる。そこで、足腰が弱って階段昇
降に支障があるからといってそれをやめたり、従来のよ
うな自走式の階段昇降補助装置を使用すると、階段昇降
によるリハビリテーション効果がなくなり、ますます足
腰を弱くすることにもなる。
【0005】そこで本発明は上記のような問題点を解決
し、本装置を使用しないときは折り畳んで邪魔にならな
い小型のものとし、家屋への設置に際して補強等の工事
を必要としない軽量のもので、リハビリテーション動作
をも兼ねて安全に階段を昇降することを補助できる階段
昇降補助装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の階段昇降補助装
置は上記目的を達成するために、階段に沿って傾斜して
設置された手摺状のガイドレールと、前記ガイドレール
にガイドされて摺動可能なスライダー部と、前記スライ
ダー部の側面に取付けられるハンドル部と、スライダー
部が階段上昇方向に摺動するときにフリーに動き、スラ
イダー部が階段下降方向に摺動するときにはロック又は
抵抗を与える一方向運動規制手段とを備えたことを特徴
とするものである。
【0007】上記構成によれば、操作者がハンドル部を
把持して動かすことによって、スライダー部がガイドレ
ールにガイドされて摺動するが、スライダー部が階段上
昇方向に摺動するときには一方向運動規制手段がフリー
に働いてスライダー部が容易に摺動し、スライダー部の
下降動はロック又は抵抗が与えられているので、加齢等
により足腰が弱くなった高齢者等でも前記ハンドル部を
把持することにより、楽に階段を昇ることができる。特
に昇る際に少しでもスライダー部が下降しようとすると
スライダー部の摺動がロックされるようにすれば、操作
者はハンドル部を支えに階段を楽に上がることができ
る。そしてスライダー部が下降方向に摺動するときには
スライダー部に抵抗が与えられるようにすれば、スライ
ダー部の摺動速度が遅くなり、操作者はハンドル部を支
えにし自身の体重を掛けながらスライダー部の下降摺動
に合わせて安全に階段を降りることができる。
【0008】前記一方向運動規制手段は、スライダー部
が階段上昇方向に摺動するときのみフリーに働く一方向
クラッチ機構と、スライダー部が階段下降方向に摺動す
るときにはスライダー部の摺動速度を減じるように抵抗
を与える抵抗付与機構とを備えたものや、前記一方向運
動規制手段は、スライダー部が階段上昇方向に摺動する
ときのみフリーに働く一方向クラッチ機構と、スライダ
ー部が階段下降方向に摺動するときにはスライダー部の
摺動をロックするロック機構とを備えたものであると好
適である。
【0009】また本発明の階段昇降補助装置は上記目的
を達成するために、階段に沿って傾斜して設置された手
摺状のガイドレールと、前記ガイドレールにガイドされ
て摺動可能なスライダー部と、前記スライダー部の側面
に取付けられるハンドル部と、スライダー部が階段上昇
方向に摺動するときのみフリーに働く一方向クラッチ機
構と、スライダー部が階段下降方向に摺動するときには
スライダー部の摺動をロックするロック機構と、スライ
ダー部が階段下降方向に摺動するときにはスライダー部
の摺動速度を減じるように抵抗を与える抵抗付与機構と
を備え、ロック機構と抵抗付与機構を任意に切替えられ
ることを特徴とするものである。
【0010】上記構成によれば、前記のように操作者が
階段を昇るためにスライダー部を階段上昇方向に摺動さ
せるときには、ロック機構のロック機能を選択すること
によってスライダー部がフリーになり、その際にハンド
ル部を把持する腕を引きつける等してスライダー部が少
しでも下降しようとすると、ロック機能が働く。一方、
操作者が階段を降りるためにスライダー部を階段下降方
向に摺動させるときには抵抗付与機構の機能に切替える
ことによって、スライダー部は下方へとゆっくりとした
速度で摺動する。このように操作者は、階段の昇降に適
した2つの機構を任意に切替えることができるので、安
全確実に階段の昇降動作を行うことができる。
【0011】更にハンドル部を、スライダー部に軸支さ
れた回転レバーに高さ調節可能なように取付けることに
よって、階段を昇るときに最適なハンドル部の高さを、
降りるときには高く設定して最適な高さに直すことがで
き、階段の昇降動作に適した操作しやすいハンドル位置
が確保できると共に、操作者の身体支持を確実にでき
る。
【0012】そしてハンドル部を、スライダー部の側面
に沿うように折り畳めるように回動機構を介して取付け
ることによって、階段昇降補助装置を必要としないとき
にはハンドル部を折り畳むようにすれば、一般健常者等
が階段を昇降するのに邪魔にならない。
【0013】また、前記回転レバーが水平軸回りに回転
したときに係止する停止部を、スライダー部の側面の階
段上方側と階段下方側の2箇所に設け、回転レバーを階
段上方側の停止部に係止したときにはロック機構のロッ
ク機能が選択でき、回転レバーを階段下方側の停止部に
係止したときには抵抗付与機構の抵抗付与機能が選択で
きるようにすれば、スライダー部が階段上昇方向に摺動
するときにはロック機能を働かせて安全を確保しなが
ら、操作者はスライダー部の軽い上昇摺動に合わせて楽
に階段を上がることができ、スライダー部が階段下降方
向に摺動するときには抵抗付与機能を働かせて操作者は
スライダー部のゆっくりとした下降摺動に合わせて安全
に階段を降りることができる。このような機能の選択を
ハンドル部の高さ調整と同時に行うことができて操作性
が良くなり、その確実な切替え操作によって階段の昇降
動作をリハビリテーションを兼ねて安全で楽に行うこと
ができる。
【0014】また、スライダー部に、ガイドレールに当
接してスライダー部の摺動に応じて回転する回転輪と、
この回転輪と入力側が接続された一方向クラッチ機構
と、回転輪の回転を規制するブレーキ手段と、一方向ク
ラッチ機構の出力側に常に接続されて一方向クラッチ機
構の出力側の回転を規制する抵抗付与機構と、一方向ク
ラッチ機構の出力側に接続され、一方向クラッチ機構の
出力側の回転をロックするロック機構と、このロック機
構のロックとその解除とを任意に切替えることができる
切替え手段とを有するようにすれば、回転輪の出力側の
回転をロックするロック機構と一方向クラッチ機構の出
力側の回転を規制する抵抗付与機構とを切替え手段によ
って任意に選択することによって、既述したような安全
で楽な階段の昇降動作に寄与できる。また両機構をギヤ
を介して別軸に構成することによって、スライダー部の
幅を狭くし装置全体の小型化と軽量化を図ることができ
る。
【0015】また、ブレーキ手段は一方向クラッチ機
構、ロック機構及び抵抗付与機構の働きにかかわらず、
スライダー部が下降摺動の際にどの位置やタイミングに
おいても操作して回転輪の回転を規制することができる
ので、操作者がつまづいたりよろめいたりしたときに階
段での転倒や転落等を防止し、安全な階段昇降動作を保
障することができる。
【0016】また、スライダー部にワイヤーの下端を取
付け、ガイドレールの上端部に、前記ワイヤーをスライ
ダー部の重量に対抗する力で巻取るプーリを備えたもの
にすれば、スライダー部の重量による悪影響を除去で
き、軽くて操作しやすい階段昇降補助装置にすることが
できるし、更にワイヤーを、ガイドレールの上下端部に
それぞれ備えられたプーリを介して張設された無端輪状
ベルトにし、どちらか一方のプーリに前記無端輪状ベル
トをスライダー部の重量に対抗する力で巻き上げるモー
タ駆動手段を接続したものにすれば、スライダー部の重
量による悪影響を除去でき、階段上昇方向への操作を大
きく軽減することに加え、モータ駆動手段に発生させる
トルクの設定を変えることによって操作者の体重や脚
力、好み等に合わせて調整することが可能になる。
【0017】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図1
から図9を参照して説明する。
【0018】(実施の形態1)図1ないし図5は本発明
の実施の形態1を示している。図1において階段2に沿
って傾斜し、側壁(図示しない)等に設置された手摺3
は、健常者が使用するのに最適な高さに設置されてい
る。この手摺3に平行に上方或いは下方に適当な間隔を
離し、手摺状のガイドレール4が設置されている。手摺
3とガイドレール4間には両者にガイドされて摺動しな
がら昇降するスライダー部5が、その一端を手摺3に支
持されると共に他端をガイドレール4に係合して取付け
られている。尚、本実施の形態では既存の手摺3を利用
し、ガイドレール4と併せて2本のガイドレールとした
が、ガイドレールの本数や設置形態は上記に示すものに
限定されず、手摺の設置されていない階段では、スライ
ダー部の摺動に必要な任意の本数のガイドレールを新た
に設置するようにする。
【0019】スライダー部5の側面には、操作者1が把
持する棒状のハンドル部6が取付けられており、操作者
1自身の身体を支えるのに供されている。ハンドル部6
にはブレーキレバー7が備えられ、このブレーキレバー
7を引くことによりスライダー部5のガイドレール4に
沿った階段昇降をどの位置でも止めることができる。
【0020】またハンドル部6の取付部には、操作者1
が把持したときに操作者1の身体とハンドル部6が平行
になる水平位置から90°回動した垂直位置まで跳ね上
げてハンドル部6を折り畳めるようにヒンジ式の回動機
構8が備えられている。図1に仮想線で示すようにハン
ドル部6をスライダー部5に密着して折り畳むようにす
れば、健常者等、この階段昇降補助装置を必要としない
ものが階段を昇降するときにも邪魔にならず、通常と同
じ階段昇降が可能である。9は、後述するロック機構と
抵抗付与機構(本実施の形態では以下、ダンパー機構と
称す)との切替えレバーであり、操作部をスライダー部
5の側面に突出させている。
【0021】スライダー部5の内部を図2に断面して示
す。スライダー部5と手摺3及びガイドレール4のそれ
ぞれの接触部には滑り手段としてブッシュ10、11が
設けられ、スライダー部5が手摺3及びガイドレール4
に対して軽く摺動できるようにしている。このブッシュ
10、11は樹脂ブッシュやボールブッシュを採用す
る。ハウジング20の内部には後述する一方向運動規制
手段としての一方向クラッチ機構とダンパー機構、およ
びロック機構が内蔵されている。切替えレバー9を上側
にすることによりロック機構の機能が選択でき、下側に
することによりロック機構のロックを解除してダンパー
機構の機能が選択できるようになっている。
【0022】スライダー部5の内部中央には回転輪21
が固定軸41の周りにガイドレール4に当接して配さ
れ、ガイドレール4と回転輪21の外周部22とガイド
レール4との接触面には滑りを防止するためにゴムライ
ニング23が施されている。尚、回転輪21が歯車であ
り、その外周部22が歯車部である場合には、前記接触
面の滑りを防止するためガイドレール4の歯車部との当
接面にラック歯加工を施工するようにすることもでき
る。
【0023】また図3に示すように、回転輪21がアイ
ドラープーリ24を備えたプーリである場合、ベルト2
5をガイドレール4の両端間に張り、アイドラープーリ
24を介してベルト25を回転輪21に巻き付けるよう
にすることもできる。ベルト25はゴムベルト、スチー
ルワイヤー等が適当であり、例えば歯付きベルトにする
と共に回転輪21を歯付きプーリにすることにより高負
荷においても滑らない構成にすると好適である。
【0024】図4はハウジング20の内部を示す横断平
面図である。図5は固定軸41に軸受45を介して配さ
れた回転輪21に接続された一方向運動規制手段(一方
向クラッチ機構、ダンパー機構、ロック機構)、ブレー
キ手段、ロック解除手段の構成と動作を分かりやすく示
した模式図である。以下、図4及び図5を参照してこれ
ら各手段の構成とその動作を説明する。
【0025】まず、ロック機構のロック機能が選択され
ているときの動作を説明する。図4において、回転輪2
1がスライダー部5の階段上昇方向への摺動により回転
すると、回転輪21に固定された入力輪31が同時に回
転する。この入力輪31のスライダー部5の階段上昇方
向への摺動による回転が出力輪32に対してフリーとな
るように一方向伝達機構30は設定されており、スライ
ダー部5は自由に階段上昇方向に摺動することができ
る。
【0026】また入力輪31が逆に、スライダー部5の
階段下降方向への摺動による回転方向に回転しようとす
る場合には、この回転が出力輪32と一体的に回転する
よう一方向伝達機構30は設定されている。階段下降方
向への回転時には一方向クラッチ機構の出力輪32が回
転しようとするが、ロック機構を構成するロック爪36
と出力外輪38が噛み合ってロックされているので回転
できない。故にスライダー部5の階段下降方向への摺動
はできない。
【0027】次にダンパー機構の機能が選択されている
ときの動作を説明する。回転輪21がスライダー部5の
階段上昇方向への摺動により回転すると、回転輪21に
固定された入力輪31が同時に回転する。この入力輪3
1のスライダー部5の階段上昇方向への摺動による回転
が出力輪32に対してフリーになるように一方向伝達機
構30は設定されており、スライダー部5は自由に階段
上昇方向に摺動することができる。
【0028】また入力輪31が逆に、スライダー部5の
階段下降方向への摺動による回転方向に回転しようとす
る場合には、この回転が出力輪32と一体的に回転する
よう一方向伝達機構30は設定されている。階段下降方
向への回転時には一方向クラッチ機構の出力輪32が回
転しようとするが、ダンパー機構が選択されているモー
ドではロック爪36と出力外輪38との噛み合いを切替
えレバー9を下げることによりロックが解除されている
ので、出力輪32が回転できる。
【0029】しかしダンパー機構としてのダンパー輪3
3が出力外輪38に噛み合っているので回転は規制さ
れ、ダンパー輪33に設定されたダンピング係数で決定
されるゆっくりした速度でしか回転できない。よってス
ライダー部5の階段下降方向への摺動はゆっくりしたも
のとなる。
【0030】上記の一方向クラッチ機構30〜32とし
ては、ラチェット機構、スプラグ、ローラベアリングを
使用したもの等、一般に市販されている回転式の一方向
クラッチ機構を使用することができる。
【0031】また上記のダンパー機構33〜35とし
て、ダンピング油35として高粘度シリコングリースを
用い、それを支持固定軸34と内羽根付きダンパー輪3
3の間に封入したものを使用しているが、その他、前記
出力輪32の回転に抵抗を与え、スライダー部5に対し
て抵抗付与機能を持つものであれば、ディスク型のもの
やダンピング剤として空気を使用したものでも実施可能
である。
【0032】次にブレーキ手段の働きを説明する。図1
に示すブレーキレバー7への操作量は自転車用のものと
同様のブレーキワイヤーで図4に示すブレーキアーム2
6に伝えられ、ブレーキアーム26に接続された偏心カ
ム27を回転させてブレーキシュー28を回転輪21の
ブレーキライニング部29に押しつける。このことによ
り回転輪21の回転を制御することができる。
【0033】上記のロック機構とダンパー機構は、ギヤ
を介して別軸に構成している。こうすることによりハウ
ジング20の幅を狭くし、図1に示すようにスライダー
部5を手摺3の棒の幅程度にすることによって、装置全
体を小型化することができる。また図5に示すように回
転輪21、ブレーキ手段26〜29、一方向クラッチ機
構30〜32、ロック機構36、38、ロック解除手
段、ダンパー機構33〜35を1つの軸線上に連続的に
連結しても実施可能である。
【0034】次に階段昇降補助装置を操作する方法につ
いて説明する。図1に示すように、操作者1は階段を昇
るときはハンドル部6の下方に立ってハンドル部6を把
持し、切替えレバー9を上方側にすることによりロック
機構の機能を選択する。ハンドル部6を階段上昇方向に
押し出すことにより一方向クラッチ機構がフリーとなり
スライダー部5は容易にガイドレール4及び手摺3に沿
って摺動する。次に操作者1がハンドル部6を把持する
腕を引きつけること等によってスライド部5が下降しか
けると出力輪32の回転がロックされ、スライダー部5
の下方への摺動が止まるので、ハンドル部6を支えに操
作者1自身の体を引き上げるよう階段を1段上がる。こ
の動作を繰り返すことにより安全で楽に階段を昇ること
ができる。
【0035】次に操作者1が階段を降りるときについて
説明する。図1に示す方向とは逆にハンドル部6の上方
に立ってハンドル部6を把持し、切替えレバー9を下方
側にすることによりダンパー機構の機能を選択する。す
ると出力輪32の回転へのロックが解除されて、ハンド
ル部6を階段下方に押し出すように体重を掛けると、出
力輪32がダンパー輪33により抵抗を与えられながら
回転し、スライダー部5はゆっくりした速度で下方に摺
動し始める。操作者1はハンドル部6を支えにし自身の
体重を掛けながらスライダー部5の下降に合わせて階段
を1段づつ降りていく。この動作を繰り返すことにより
安全かつ楽に階段を降りることができる。階段を降りる
際、どの位置やタイミングにおいてもブレーキレバー7
を引けばスライダー部5は固定されるので、操作者1が
つまづいたりよろめいたりしたときでも階段からの転落
を防止することができる。
【0036】(実施の形態2)実施の形態1では階段2
を昇るときに最適なようにハンドル部6の高さを設定し
ているので、階段2を降りるときに操作者1は最適な位
置よりは1段上の階段面に立ってハンドル部6を把持し
なければならない。このためハンドル部6の位置が操作
者1に対し階段の蹴上げ1段分低くなって把持しにくい
場合がある。そこでこの点を改善した本発明の実施の形
態を図6及び図7を用いて説明する。
【0037】図6において、階段2に沿って傾斜して設
置された手摺3、そして手摺3に平行に設置された手摺
状のガイドレール4、そして手摺3とガイドレール4間
に設置されたスライダー部5は実施の形態と同様である
(共通部分には共通符号を付している)。
【0038】実施の形態1では、操作者1が把持するハ
ンドル部6がヒンジ式の回動機構8によってスライダー
部5に取付けられ、ハンドル部6がスライダー部5の側
面に対して水平位置から90°回動した垂直位置まで跳
ね上げて折り畳めるようになっていた。これに対し実施
の形態2では、ハンドル部6が固定軸41に回動可能に
係合された回転レバー40に、回動機構8を介して取付
けられている。スライダー部5には、回転レバー40の
回転角を階段上方側で規制するストッパー45を備えて
いる。切替えレバー9は階段下方側で回転角を規制する
ストッパーを兼ねている。このようにして回転レバー4
0は、切替えレバー9とストッパー45との間で図6に
矢印Aで示すように水平軸回りにほぼ180°回転す
る。回転レバー40が回転して下方側の切替えレバー9
に係止したとき切替えレバー9を押し下げ、ロック機構
のロック機能を選択する階段降下モードになる。逆に回
転レバー40が階段上方側のストッパー45に係止した
とき、切替えレバー9は押し下げられず、切替えレバー
9を上方に引き上げるバネ(図示せず)の作用によりダ
ンパー機構のダンパー機能を選択する階段上昇モードに
なる。
【0039】ハンドル部6は図6に示すように、スライ
ダー部5の側面に対して垂直位置から水平方向に90°
回転してスライダー部5の側面に沿うようにして折り畳
めるようになっている。そして実施の形態1同様に、一
般健常者等が階段昇降補助装置を使用しないで階段を昇
降するときはハンドル部6を折り畳むようにすれば邪魔
にならず通常と同じ階段昇降が可能である。
【0040】このように構成することにより、図7に示
すように例えば階段2を昇るときには回転レバー40を
ストッパー45で係止して階段上方側に位置させ、操作
者50に対し最適なようにハンドル部6の高さを設定す
る。一方、階段2を降りるときには回転レバー40を階
段下方側に位置させ、階段下降方向を向いた操作者51
に対し最適なようにハンドル部6の高さを設定すること
ができる。このとき回転レバー40の長さは階段2の1
段ごとの水平面の長さ、操作者の腕の長さ、腕力の強さ
等を考慮して決定されるが、腕の長さの6分の1から等
倍までである。
【0041】好ましくは腕の長さの4分の1程度が適切
である。
【0042】(実施の形態3)実施の形態1では、階段
を昇るときに操作者1がスライダー部5を押し上げるの
に、スライダー部5を重力に逆らって押し上げる必要が
ある。スライダー部5は充分軽量にできているが足腰が
弱った高齢者等にとっては無視できない負担となる。そ
こでこの点を改善した本発明の実施の形態3を図8及び
図9を用いて説明する。
【0043】図8に示すように、スライダー部5の階段
上方側の側面にワイヤー42の下端を取付け、ガイドレ
ール4の階段上方側の一端にワイヤー42を巻取るプー
リ43を配置する。このプーリ43には渦巻バネや定ト
ルクバネ(図示せず)が接続されており、スライダー部
5の重量のガイドレール4方向の力成分に相当する引っ
張り力でワイヤー42を巻き上げている。このようにし
てスライダー部5の重量は事実上感じられず、軽くて操
作しやすい階段昇降補助装置が実現される。
【0044】また実施の形態3の変形例を図9において
説明する。ガイドレール4の両端にプーリを配置しこれ
らプーリを介して無端状ベルトに周回させる。さらにス
ライダー部5の内部の回転輪21にアイドラープーリ2
4を介して前記プーリを巻き付ける。これらプーリの
内、ガイドレール4のどちらか一端のプーリ44にモー
タ駆動手段(図示せず)とスライダー部5が降下しない
ようにする一方向運動規制手段を具備させる。
【0045】前記モータ駆動手段に、スライダー部5の
重量のガイドレール4方向の力成分に相当する引っ張り
力でベルト25を巻き上げるだけのトルクを発生させ
る。このようにしてスライダー部5の重量は事実上感じ
られなくすることができる。また本実施の形態ではモー
タに発生させるトルクの設定を変えることによって操作
者の体重や脚力、好みに合わせて調整することができる
操作しやすい階段昇降補助装置が実現される。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
請求項1ないし請求項3記載の階段昇降補助装置によれ
ば、操作者が階段を昇るときには一方向クラッチ機構が
フリーに働いてスライダー部が容易に摺動し、加齢等に
より足腰が弱くなった高齢者等でもハンドル部を把持す
ることにより、楽に階段を昇ることができるし、その際
に少しでもスライダー部が下降しようとするとロック機
構を働かせることによってスライダー部の摺動がロック
されるようにすれば、操作者はハンドル部を支えに階段
を楽に上がることができる。そして操作者が階段を降り
るときには抵抗付与機構を働かせることによってスライ
ダー部に抵抗が与えられるようにすれば、スライダー部
の摺動速度が遅くなり、操作者はハンドル部を支えにし
自身の体重を掛けながらスライダー部の下降摺動に合わ
せて安全に階段を降りることができる。
【0047】従って、操作者の全体重を支えながら装置
を階段上昇方向へ持ち上げていた従来装置のような強度
や電動モータ等の駆動手段を必要としないので、装置を
小型化や軽量化、簡単化を図ることができ、階段やその
側壁に補強工事を特に必要としないので木造家屋にも設
置でき、製品も安価に提供することができる。また高齢
者にとって、自分の脚力や腕力を使って階段を昇降する
ことが加齢等により弱った足腰のリハビリテーション動
作にもなる。
【0048】また本発明の請求項4記載の階段昇降補助
装置によれば、前記のように操作者が階段を昇るために
スライダー部を階段上昇方向に摺動させるときには、ロ
ック機構の機能を選択することによってスライダー部が
フリーになり、その際にハンドル部を把持する腕を引き
つける等してスライダー部が少しでも下降しようとする
と、ロック機能が働く。一方、操作者が階段を降りるた
めにスライダー部を階段下降方向に摺動させるときには
抵抗付与機構の機能に切替えることによって、スライダ
ー部は下方へとゆっくりとした速度で摺動する。このよ
うに操作者は、階段の昇降に適した2つの機構を任意に
切替えることができるので、安全確実に階段の昇降動作
を行うことができる。
【0049】また本発明の請求項5記載の階段昇降補助
装置によれば、階段の昇降動作に適した操作しやすいハ
ンドル位置が確保できると共に、操作者の身体支持を確
実にし、安全で楽に階段を昇降できるようにする。
【0050】また本発明の請求項6記載の階段昇降補助
装置によれば、階段昇降補助装置を必要としないときに
はハンドル部を折り畳むようにすれば、一般健常者等が
階段を昇降するのに邪魔にならない小型でコンパクトな
ものとすることができる。
【0051】また本発明の請求項7記載の階段昇降補助
装置によれば、操作者はスライダー部の階段上昇方向な
いし下降方向の摺動に併せ、安全を確保しながら楽に階
段を上がったり、安全に階段を降りることができる。そ
してこのようなロック機構と抵抗付与機構の2つの機能
の選択とスライダー部の高さ調節を同時にできて操作性
が良くなり、確実な切替え操作によって階段の昇降動作
をリハビリテーションを兼ねて安全で楽に行うことがで
きる。
【0052】また本発明の請求項8記載の階段昇降補助
装置によれば、ロック機構と抵抗付与機構とを切替え手
段によって任意に行うことができると共に、両機構をギ
ヤを介して別軸に構成することによってスライダー部の
幅を狭くし装置全体の小型化と軽量化を図ることがで
き、ブレーキ手段はスライダー部が下降摺動の際にどの
位置やタイミングにおいても操作できるので、操作者が
つまづいたりよろめいたりしたときに階段での転倒や転
落等を防止し、安全な階段昇降動作を保障することがで
きる。
【0053】また本発明の請求項9記載の階段昇降補助
装置によれば、スライダー部の重量による悪影響を除去
でき、軽くて操作しやすい階段昇降補助装置にすること
ができるし、更にワイヤーを請求項10記載のものにす
れば、スライダー部の重量による悪影響を除去でき、階
段上昇方向への操作を大きく軽減することに加え、モー
タ駆動手段に発生させるトルクの設定を変えることによ
って操作者の体重や脚力、好み等に合わせて調整するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の操作状態を示す斜視
図。
【図2】実施の形態1のスライダー部を示す縦断側面
図。
【図3】その変形例を示す縦断側面図。
【図4】そのスライダー部のハウジング内部を示す横断
平面図。
【図5】スライダー部に接続される各手段の構成を示す
模式図。
【図6】本発明の実施の形態2を示す斜視図。
【図7】実施の形態2の操作状態を示す縦断側面図。
【図8】本発明の実施の形態3におけるスライダー部を
示す縦断側面図。
【図9】実施の形態3の変形例におけるスライダー部を
示す縦断側面図。
【図10】従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
2 階段 4 ガイドレール 5 スライダー部 6 ハンドル部 7 ブレーキレバー 8 回動機構 9 切替えレバー(切替え手段、停止部) 21 回転輪 24 アイドラープーリ 25 ベルト 26〜29 ブレーキ手段 30〜32 一方向クラッチ機構 33〜35 ダーパー機構(抵抗付与機構) 36、38 ロック機構 42 ワイヤー 43、44 プーリ 45 ストッパー(停止部)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段に沿って傾斜して設置された手摺状
    のガイドレールと、 前記ガイドレールにガイドされて摺動可能なスライダー
    部と、 前記スライダー部の側面に取付けられるハンドル部と、 スライダー部が階段上昇方向に摺動するときにフリーに
    動き、スライダー部が階段下降方向に摺動するときには
    ロック又は抵抗を与える一方向運動規制手段とを備えた
    ことを特徴とする階段昇降補助装置。
  2. 【請求項2】 前記一方向運動規制手段は、スライダー
    部が階段上昇方向に摺動するときのみフリーに働く一方
    向クラッチ機構と、スライダー部が階段下降方向に摺動
    するときにはスライダー部の摺動速度を減じるように抵
    抗を与える抵抗付与機構とを備えたものであることを特
    徴とする請求項1に記載の階段昇降補助装置。
  3. 【請求項3】 前記一方向運動規制手段は、スライダー
    部が階段上昇方向に摺動するときのみフリーに働く一方
    向クラッチ機構と、スライダー部が階段下降方向に摺動
    するときにはスライダー部の摺動をロックするロック機
    構とを備えたものであることを特徴とする請求項1に記
    載の階段昇降補助装置。
  4. 【請求項4】 階段に沿って傾斜して設置された手摺状
    のガイドレールと、 前記ガイドレールにガイドされて摺動可能なスライダー
    部と、 前記スライダー部の側面に取付けられるハンドル部と、 スライダー部が階段上昇方向に摺動するときのみフリー
    に働く一方向クラッチ機構と、 スライダー部が階段下降方向に摺動するときにはスライ
    ダー部の摺動をロックするロック機構と、 スライダー部が階段下降方向に摺動するときにはスライ
    ダー部の摺動速度を減じるように抵抗を与える抵抗付与
    機構とを備え、 ロック機構と抵抗付与機構を任意に切替えられることを
    特徴とする階段昇降補助装置。
  5. 【請求項5】 ハンドル部は、スライダー部に軸支され
    た回転レバーに高さ調節可能なように取付けたことを特
    徴とする請求項1、2、3または4に記載の階段昇降補
    助装置。
  6. 【請求項6】 ハンドル部は、スライダー部の側面に沿
    うように折り畳めるように回動機構を介して取付けられ
    ていることを特徴とする請求項1、2、3、4または5
    に記載の階段昇降補助装置。
  7. 【請求項7】 回転レバーが水平軸回りに回転したとき
    に係止する停止部を、スライダー部の側面の階段上方側
    と階段下方側の2箇所に設け、回転レバーを階段上方側
    の停止部に係止したときにはロック機構のロック機能が
    選択でき、回転レバーを階段下方側の停止部に係止した
    ときには抵抗付与機構の抵抗付与機能が選択できるよう
    にしたことを特徴とする請求項4に記載の階段昇降補助
    装置。
  8. 【請求項8】 スライダー部に、ガイドレールに当接し
    てスライダー部の摺動に応じて回転する回転輪と、この
    回転輪と入力側が接続された一方向クラッチ機構と、回
    転輪の回転を規制するブレーキ手段と、一方向クラッチ
    機構の出力側に常に接続されて一方向クラッチ機構の出
    力側の回転を規制する抵抗付与機構と、一方向クラッチ
    機構の出力側に接続され、一方向クラッチ機構の出力側
    の回転をロックするロック機構と、このロック機構のロ
    ックとその解除とを任意に切替えることができる切替え
    手段とを有することを特徴とする請求項4または7に記
    載の階段昇降補助装置。
  9. 【請求項9】 スライダー部にワイヤーの下端を取付
    け、ガイドレールの上端部に、前記ワイヤーをスライダ
    ー部の重量に対抗する力で巻取るプーリを備えている請
    求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の階段
    昇降補助装置。
  10. 【請求項10】 ワイヤーが、ガイドレールの上下端部
    にそれぞれ備えられたプーリを介して張設された無端輪
    状ベルトであり、どちらか一方のプーリに前記無端輪状
    ベルトをスライダー部の重量に対抗する力で巻き上げる
    モータ駆動手段を接続した請求項1、2、3、4、5、
    6、7または8に記載の階段昇降補助装置。
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