JP3421971B2 - 階段手摺装置 - Google Patents
階段手摺装置Info
- Publication number
- JP3421971B2 JP3421971B2 JP08310593A JP8310593A JP3421971B2 JP 3421971 B2 JP3421971 B2 JP 3421971B2 JP 08310593 A JP08310593 A JP 08310593A JP 8310593 A JP8310593 A JP 8310593A JP 3421971 B2 JP3421971 B2 JP 3421971B2
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- JP
- Japan
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- handrail
- moving
- stairway
- handle
- stairs
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- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
- Rehabilitation Tools (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は駅、病院、その他各種公
共的建物等における階段通路に設置され、とくに老人や
病弱者等の誘導用として使用される階段手摺装置に関す
るものである。 【０００２】 【従来の技術】従来、一般に階段通路の誘導案内用とし
て駅、デパート等の階段通路に設置されているエスカレ
ーターがよく知られている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エスカ
レーターは手摺と階段状の踏板とが同調して移動するよ
うになされていることから、大がかりな設置工事を必要
とすると共に、莫大な設備費用がかかる問題点がある。
又、階段状の踏板が一般健康人に合わせた速度で移動さ
れていることから、老人や病弱者にとっては必ずしも使
いやすいものではない問題点がある。 【０００４】本発明はかかる従来の問題点を解消した階
段手摺装置を提供することを目的としている。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は階段通路に沿って誘導用の移動手摺と補助
用として固定手摺を設けたものである。すなわち、本発
明階段手摺装置は、移動手摺と固定手摺からなり、移動
手摺は階段通路に沿って設けられた無端ベルト状の手摺
本体が駆動機により回転駆動され、手摺本体の表面に長
さ方向に適宜間隔をおいて多数の把手が突設されてお
り、固定手摺は階段通路に沿って設けられた長尺の手摺
材が、移動手摺の階段上昇方向に回転駆動する手摺本体
に対して、手摺本体の上面に把手が突設されている場合
には手摺本体の通路側に、手摺本体の側面に把手が突設
されている場合には手摺本体の上側に固定的に設けられ
たものである。 【０００６】 【作用】階段を昇ろうとする人が移動手摺の手摺本体の
把手を持つと、手摺本体の回転駆動により把手に引張ら
れ階段通路に沿って引上げられ、楽に階段を昇ることが
できる。又、人が階段の途中で止まって休む時には把手
から手を放し、固定手摺の手摺材を持つことによりその
場で安全に立ち止まることができる。 【０００７】 【実施例】以下、図面を参照しながら本発明について説
明する。図面において、１は移動手摺、２は固定手摺、
３は階段通路であって、移動手摺１、固定手摺２はいず
れも階段通路３に沿って設置されている。 【０００８】移動手摺１は、階段通路３の壁側又は通路
を二分する中央部に設けられる。この移動手摺１は例え
ば図１、図２の如く、階段通路３に沿って無端ベルト状
の手摺本体１１が設けられ、手摺本体１１の一端側が駆
動輪１３に、他端側が従動輪１４にそれぞれ掛け回され
ている。又、駆動輪１３に減速機を備えた駆動機１２が
直結または伝達チェーン等を介して連結され、手摺本体
１１が回転駆動するようになされている。 【０００９】手摺本体１１はゴム製の無端ベルト状とな
されて駆動輪１３、従動輪１４との摩擦により回転駆動
されてもよいし、回転駆動を確実にするためにチェーン
の無端ベルト状となされ、スプロケットとした駆動輪１
３、従動輪１４との噛合せにより回転駆動されてもよ
い。手摺本体１１がチェーンの無端ベルト状の場合には
チェーンを覆うカバー材が取り付けられて手摺状となさ
れる。勿論、手摺本体１１が手摺としての機能を発揮す
るために、駆動輪１３、従動輪１４との間には適宜ガイ
ドが設けられ、手摺本体１１がガイドに沿って案内され
て回転駆動するようになされている。 【００１０】又、手摺本体１１の表面には長さ方向に沿
って適宜間隔をおいて多数の把手１５が突設されてい
る。把手１５の形状は図３、図４の場合には略コ字状と
なされているが、棒状、握り玉状等人がつかみやすい形
状であればよい。把手１５の突出方向についても例えば
図３の如く手摺本体１１の上面側であってもよいし、図
４の如く手摺本体１１の側面側であってもよいし、ある
いは上面側と側面側の両方に跨がっていてもよい。 【００１１】上記移動手摺１は、一般に駆動輪１３、従
動輪１４の軸が水平状となされて手摺本体１１が垂直状
に設置され、階段通路３を上昇する方向に回転駆動する
側が上側となされ、この手摺となる手摺本体１１の上側
部分のみが露出され、他はカバー等により覆われてい
る。又、手摺本体１１の回転駆動速度は老人、病弱者等
が階段を昇りうる程度のきわめて遅い速度となされてい
る。この手摺本体１１は常時回転駆動されていてもよい
が、センサーと連動されてセンサーが人を感知した時の
み回転駆動するようになされていると省エネとなり好ま
しい。 【００１２】なお、駆動輪１３、従動輪１４の軸が垂直
状となされて手摺本体１１が水平状に設置されてもよ
く、この場合にも階段通路３を上昇する方向に回転駆動
する側を手摺として使用すればよい。 【００１３】固定手摺２は、階段通路３に沿って設けら
れた長尺の棒状の手摺材２１が支持材２２により支持さ
れ、階段通路３の壁面や床面等に固定された従来と同様
な手摺構造のものであればよい。この固定手摺２は手摺
材２１が、移動手摺１の階段上昇方向に回転駆動する手
摺本体１１に対して、その上側又は通路側に設けられて
いる。 【００１４】一般に手摺材２１は、図３の如く手摺本体
１１の上面に把手１５が突設されている場合には手摺本
体１１の通路側に、図４の如く手摺本体１１の側面に把
手１５が突設されている場合には手摺本体１１の上側に
それぞれ設けられている。手摺材２１は必ずしも把手１
５の突出方向にかかわらず、少なくとも把手１５を持つ
のにじゃまにならない位置に固定されている。 【００１５】 【発明の効果】以上詳述した如く、本発明階段手摺装置
は、移動手摺の無端ベルト状の手摺本体が階段通路に沿
って設けられて駆動機により回転駆動され、手摺本体の
表面に長さ方向に適宜間隔をおいて多数の把手が突設さ
れているので、老人や病弱者等が階段を昇る時、把手を
持つことにより楽に昇ることができる。しかも、従来の
エスカレーターの如き大がかりな設置工事を必要とせ
ず、費用面でも割安とでき、階段通路に容易に設置でき
る。 【００１６】又、固定手摺の手摺材が、移動手摺の階段
上昇方向に回転駆動する手摺本体に対してその上側又は
通路側に固定的に設けられているので、階段を昇る老人
や病弱者等が階段の途中で止まって休みたい時に、移動
手摺の把手から手を放しても、容易に手摺材を持つこと
ができ、その場で安全に立ち止まることができる。
共的建物等における階段通路に設置され、とくに老人や
病弱者等の誘導用として使用される階段手摺装置に関す
るものである。 【０００２】 【従来の技術】従来、一般に階段通路の誘導案内用とし
て駅、デパート等の階段通路に設置されているエスカレ
ーターがよく知られている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エスカ
レーターは手摺と階段状の踏板とが同調して移動するよ
うになされていることから、大がかりな設置工事を必要
とすると共に、莫大な設備費用がかかる問題点がある。
又、階段状の踏板が一般健康人に合わせた速度で移動さ
れていることから、老人や病弱者にとっては必ずしも使
いやすいものではない問題点がある。 【０００４】本発明はかかる従来の問題点を解消した階
段手摺装置を提供することを目的としている。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は階段通路に沿って誘導用の移動手摺と補助
用として固定手摺を設けたものである。すなわち、本発
明階段手摺装置は、移動手摺と固定手摺からなり、移動
手摺は階段通路に沿って設けられた無端ベルト状の手摺
本体が駆動機により回転駆動され、手摺本体の表面に長
さ方向に適宜間隔をおいて多数の把手が突設されてお
り、固定手摺は階段通路に沿って設けられた長尺の手摺
材が、移動手摺の階段上昇方向に回転駆動する手摺本体
に対して、手摺本体の上面に把手が突設されている場合
には手摺本体の通路側に、手摺本体の側面に把手が突設
されている場合には手摺本体の上側に固定的に設けられ
たものである。 【０００６】 【作用】階段を昇ろうとする人が移動手摺の手摺本体の
把手を持つと、手摺本体の回転駆動により把手に引張ら
れ階段通路に沿って引上げられ、楽に階段を昇ることが
できる。又、人が階段の途中で止まって休む時には把手
から手を放し、固定手摺の手摺材を持つことによりその
場で安全に立ち止まることができる。 【０００７】 【実施例】以下、図面を参照しながら本発明について説
明する。図面において、１は移動手摺、２は固定手摺、
３は階段通路であって、移動手摺１、固定手摺２はいず
れも階段通路３に沿って設置されている。 【０００８】移動手摺１は、階段通路３の壁側又は通路
を二分する中央部に設けられる。この移動手摺１は例え
ば図１、図２の如く、階段通路３に沿って無端ベルト状
の手摺本体１１が設けられ、手摺本体１１の一端側が駆
動輪１３に、他端側が従動輪１４にそれぞれ掛け回され
ている。又、駆動輪１３に減速機を備えた駆動機１２が
直結または伝達チェーン等を介して連結され、手摺本体
１１が回転駆動するようになされている。 【０００９】手摺本体１１はゴム製の無端ベルト状とな
されて駆動輪１３、従動輪１４との摩擦により回転駆動
されてもよいし、回転駆動を確実にするためにチェーン
の無端ベルト状となされ、スプロケットとした駆動輪１
３、従動輪１４との噛合せにより回転駆動されてもよ
い。手摺本体１１がチェーンの無端ベルト状の場合には
チェーンを覆うカバー材が取り付けられて手摺状となさ
れる。勿論、手摺本体１１が手摺としての機能を発揮す
るために、駆動輪１３、従動輪１４との間には適宜ガイ
ドが設けられ、手摺本体１１がガイドに沿って案内され
て回転駆動するようになされている。 【００１０】又、手摺本体１１の表面には長さ方向に沿
って適宜間隔をおいて多数の把手１５が突設されてい
る。把手１５の形状は図３、図４の場合には略コ字状と
なされているが、棒状、握り玉状等人がつかみやすい形
状であればよい。把手１５の突出方向についても例えば
図３の如く手摺本体１１の上面側であってもよいし、図
４の如く手摺本体１１の側面側であってもよいし、ある
いは上面側と側面側の両方に跨がっていてもよい。 【００１１】上記移動手摺１は、一般に駆動輪１３、従
動輪１４の軸が水平状となされて手摺本体１１が垂直状
に設置され、階段通路３を上昇する方向に回転駆動する
側が上側となされ、この手摺となる手摺本体１１の上側
部分のみが露出され、他はカバー等により覆われてい
る。又、手摺本体１１の回転駆動速度は老人、病弱者等
が階段を昇りうる程度のきわめて遅い速度となされてい
る。この手摺本体１１は常時回転駆動されていてもよい
が、センサーと連動されてセンサーが人を感知した時の
み回転駆動するようになされていると省エネとなり好ま
しい。 【００１２】なお、駆動輪１３、従動輪１４の軸が垂直
状となされて手摺本体１１が水平状に設置されてもよ
く、この場合にも階段通路３を上昇する方向に回転駆動
する側を手摺として使用すればよい。 【００１３】固定手摺２は、階段通路３に沿って設けら
れた長尺の棒状の手摺材２１が支持材２２により支持さ
れ、階段通路３の壁面や床面等に固定された従来と同様
な手摺構造のものであればよい。この固定手摺２は手摺
材２１が、移動手摺１の階段上昇方向に回転駆動する手
摺本体１１に対して、その上側又は通路側に設けられて
いる。 【００１４】一般に手摺材２１は、図３の如く手摺本体
１１の上面に把手１５が突設されている場合には手摺本
体１１の通路側に、図４の如く手摺本体１１の側面に把
手１５が突設されている場合には手摺本体１１の上側に
それぞれ設けられている。手摺材２１は必ずしも把手１
５の突出方向にかかわらず、少なくとも把手１５を持つ
のにじゃまにならない位置に固定されている。 【００１５】 【発明の効果】以上詳述した如く、本発明階段手摺装置
は、移動手摺の無端ベルト状の手摺本体が階段通路に沿
って設けられて駆動機により回転駆動され、手摺本体の
表面に長さ方向に適宜間隔をおいて多数の把手が突設さ
れているので、老人や病弱者等が階段を昇る時、把手を
持つことにより楽に昇ることができる。しかも、従来の
エスカレーターの如き大がかりな設置工事を必要とせ
ず、費用面でも割安とでき、階段通路に容易に設置でき
る。 【００１６】又、固定手摺の手摺材が、移動手摺の階段
上昇方向に回転駆動する手摺本体に対してその上側又は
通路側に固定的に設けられているので、階段を昇る老人
や病弱者等が階段の途中で止まって休みたい時に、移動
手摺の把手から手を放しても、容易に手摺材を持つこと
ができ、その場で安全に立ち止まることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明階段手摺装置の一実施例を示す斜視図で
ある。 【図２】図１の階段手摺装置における移動手摺の模型的
構造を示す説明図である。 【図３】図１の階段手摺装置における移動手摺と固定手
摺の一部拡大斜視図である。 【図４】本発明階段手摺装置の他の実施例における移動
手摺と固定手摺の一部拡大斜視図である。 【符号の説明】 １ 移動手摺 １１ 手摺本体 １２ 駆動機 １３ 駆動輪 １４ 従動輪 １５ 把手 ２ 固定手摺 ２１ 手摺材 ２２ 支持材 ３ 階段通路
ある。 【図２】図１の階段手摺装置における移動手摺の模型的
構造を示す説明図である。 【図３】図１の階段手摺装置における移動手摺と固定手
摺の一部拡大斜視図である。 【図４】本発明階段手摺装置の他の実施例における移動
手摺と固定手摺の一部拡大斜視図である。 【符号の説明】 １ 移動手摺 １１ 手摺本体 １２ 駆動機 １３ 駆動輪 １４ 従動輪 １５ 把手 ２ 固定手摺 ２１ 手摺材 ２２ 支持材 ３ 階段通路
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 移動手摺と固定手摺からなり、移動手摺
は階段通路に沿って設けられた無端ベルト状の手摺本体
が駆動機により回転駆動され、手摺本体の表面に長さ方
向に適宜間隔をおいて多数の把手が突設されており、固
定手摺は階段通路に沿って設けられた長尺の手摺材が、
移動手摺の階段上昇方向に回転駆動する手摺本体に対し
て、手摺本体の上面に把手が突設されている場合には手
摺本体の通路側に、手摺本体の側面に把手が突設されて
いる場合には手摺本体の上側に固定的に設けられた階段
手摺装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08310593A JP3421971B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 階段手摺装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08310593A JP3421971B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 階段手摺装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06292699A JPH06292699A (ja) | 1994-10-21 |
| JP3421971B2 true JP3421971B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=13792924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08310593A Expired - Lifetime JP3421971B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 階段手摺装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3421971B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2583066Y2 (ja) * | 1993-06-02 | 1998-10-15 | 株式会社フジキン | 移動手摺装置 |
| KR200466140Y1 (ko) * | 2011-09-23 | 2013-04-03 | 서호찬 | 난간의 안전 보조장치 |
-
1993
- 1993-04-09 JP JP08310593A patent/JP3421971B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06292699A (ja) | 1994-10-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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