JPH0748274Y2 - 階段における転落防止装置 - Google Patents

階段における転落防止装置

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JPH0748274Y2
JPH0748274Y2 JP1991106479U JP10647991U JPH0748274Y2 JP H0748274 Y2 JPH0748274 Y2 JP H0748274Y2 JP 1991106479 U JP1991106479 U JP 1991106479U JP 10647991 U JP10647991 U JP 10647991U JP H0748274 Y2 JPH0748274 Y2 JP H0748274Y2
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JP
Japan
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stairs
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endless belt
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Application number
JP1991106479U
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JPH0548967U (ja
Inventor
春男 宮田
Original Assignee
宮田自動機販売株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は急な階段や老人或いは子
供が用いる階段に付設しておき、足を踏み外した際に階
下に転落することを的確に防止する階段における転落防
止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、階段からの転落防止手段としては
階段のステップの段差を小さくしたり、ステップに滑り
止めを設けた程度のものであって、転落を予防すること
に役立ってもステップから足を踏み外した場合には何ら
役に立たないものであった。また、作業用移動梯子のよ
うな急勾配で危険な階段に足を踏み外した際の転落防止
装置を組み込むことは実開昭61ー100447号公報
などにも見られるところであるが、この種のものは体裁
を省みる必要が殆どないため、身体保持部材に連結した
ブレーキ付の安全器が梯子に組み込んだレールに沿って
常時移動するようにしてあるもので、体裁が重視される
一般家屋の階段には不向きなものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
するところは、誤って階段から足を踏み外しても階下に
転落することを的確に防止することのでき、しかも、一
般家屋の階段に体裁良く組み込むことができる安価な階
段における転落防止装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
しようとする本考案に係る階段における転落防止装置
は、階段の最上段から最下段まで設けられた人力による
移動部材と、該移動部材に取り付けられた身体保持部材
と、該身体保持部材に過大な荷重がかかる緊急時に前記
移動部材の移動を止めるロック機構とよりなり、前記移
動部材が駆動源のないベルトコンベアで、身体保持部材
がベルトコンベアの無端ベルトに取り付けられた腕環で
あることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】このような階段における転落防止装置は、階段
の手摺相当位置などに最上段から最下段まで設けられて
いる人力による移動部材に取り付けてある身体保持部材
ある腕輪に被昇降者の腕をホールドさせたうえ被昇降
者が自力で階段を昇降すれば、身体保持部材を介して移
動部材である駆動源のないベルトコンベアも従動するの
で被昇降者の階段昇降にはなんら支障は生じないが、万
一被昇降者が階段から足を踏み外した緊急時には、身体
保持部材ある腕輪に加わる急激な荷重が身体保持部材を
介して移動部材である駆動源のないベルトコンベアにか
かってこの無理な力がロック機構に伝達され、ベルトコ
ンベアの移動を止めるロック機構が作動して無端ベルト
に取り付けられた身体保持部材としての腕輪自体の進退
動を停止させるから、被昇降者が階下に転落することは
的確に防止される。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図1、図2、図3に示される
実施例について詳細に説明する。図1において、1は最
上段から最下段まで移動可能なように階段の手摺相当位
置に設けられている人力による移動部材で、該移動部材
1は床や壁などの構造体に固定された最上段の支柱2と
最下段の支柱3間に無端ベルト4を用いた人力式のベル
トコンベアを設置したものである。5は該移動部材1が
正常位置において停止しているとき最上段および最下段
のステップ側方に位置するように移動部材1に取り付け
られた身体保持部材であって、この身体保持部材5は図
2に示すようにベルトコンベアの無端ベルト4の2分位
置表面に設けた連結部4aに腕環を取り付けたものとして
いる。
【0007】図2において、6は身体保持部材5に急激
な荷重が加えられた緊急時に前記移動部材1を固定状態
に保持するロック機構であって、移動部材1としてベル
トコンベア無端ベルト4を巻き掛けるローラ7の係止
歯車8付の軸9を軸支している軸受10をばね11の弾
発下に前記支柱2に取り付けるとともに、この支柱2に
前記係止歯車8が進退動自在に嵌合される切欠部12を
形成して該切欠部12の一側には前記係止歯車8と係合
する係止歯13を設けたもので、身体保持部材5として
の腕輪に急激な荷重が加えられる緊急時に無端ベルト
に該身体保持部材5を介して無理な力が伝達されると、
軸受10がばね11の弾発力に抗して斜め下方に摺動
し、この摺動により軸受10は軸9共々スライドして軸
9の係止歯車8が切欠部12の係止歯13に係合し、軸
9の回転を停止させて無端ベルト4の循環移動が停止す
ることとなる。なお、図中14は無端ベルト4の内面に
形成される滑り止め歯で、該滑り止め歯14はローラ7
の歯車15に歯合される。
【0008】このように構成されたものは、階段を昇降
しようとするときは最上段および最下段のステップ側方
に位置するように移動部材1としての人力によるベルト
コンベアの無端ベルト4に取り付けられている身体保持
部材5としての腕環に被昇降者の腕をホールドさせて被
昇降者が自力で階段を昇降すれば、移動部材1としての
ベルトコンベアの無端ベルト4は身体保持部材5として
の腕環を介して被昇降者の昇降動分だけ回動するので被
昇降者の階段昇降にはなんら支障は生じないものである
が、万一被昇降者が階段から足を踏み外した緊急時に
は、身体保持部材5に加わる急激な荷重がこの身体保持
部材5を介して移動部材1であるベルトコンベアの無端
ベルト4にかかって該無端ベルトが急激に回動しようと
する。
【0009】ところが、この移動部材1であるベルトコ
ンベアにはロック機構6が組み込まれているから、無端
ベルト4に掛かった荷重によってローラ7が強く引かれ
て係止歯車8付の軸9を軸支する軸受10はばね11の
弾発力に抗して軸9共々階下側に移動する。このため、
軸9の係止歯車8は支柱2の切欠部12内を移動して切
欠部12の係止歯13と歯合してローラ7の回転を停止
させるから、ローラ7に巻き掛けられた無端ベルト
循環移動は停止し、身体保持部材5としての腕輪も移動
部材1の停止とともに移動が止められるから、無端ベル
ト4に取り付けた身体保持部材5としての腕環は被昇降
者を確実にホールドして被昇降者が階下へ転落すること
を的確に防止する。
【0010】特に、本発明では移動部材1を人力による
ベルトコンベアとしその無端ベルトの2分位置にそれ
ぞれ身体保持部材5としての腕輪を取り付けてあること
により不使用時に移動部材1の上下端に必ず身体保持部
材5が用意されることとなるので、身体保持部材5を正
常位置に復帰させておく機構などを省略できるうえに
端ベルトの回転が円滑なうえに身体保持上も便利にな
り、さらに、一般家屋の階段に体裁良く組み込むことが
できるので好ましい。
【0011】
【考案の効果】本考案は前記説明によって明らかなよう
に、階段の手摺相当位置などに最上段から最下段まで設
けてある人力による移動部材としてのベルトコンベア
が、緊急時に身体保持部材としての腕輪にかかる急激な
荷重を受けて作動するロック機構により移動不能な状態
となるので、階段を昇降する際に被昇降者がベルトコン
ベアに取付けられている腕輪に身体の一部を保持させて
おけば、被昇降者が例えステップから足を踏み外しても
被昇降者が階下に転落することは的確に防止されること
となる。従って、本考案は誤って階段から足を踏み外し
ても階下に転落することを的確に防止することのできる
もので、構造が簡単でしかも駆動源を使用していないの
で安価なうえに既設の住宅にも体裁良く取り付けること
ができる利点もあり、従来の階段の問題点を解決した階
段における転落防止装置として実用的価値極めて大なも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の実施例を示す要部の一部切欠斜視図で
ある。
【図3】本考案の実施例の軸受を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 移動部材 4 無端ベルト 5 身体保持部材 6 ロック機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段の最上段から最下段まで設けられた
    人力による移動部材(1) と、該移動部材(1) に取り付け
    られた身体保持部材(5) と、該身体保持部材(5) に過大
    な荷重がかかる緊急時に前記移動部材(1) の作動を止め
    るロック機構(6) とよりなり、前記移動部材(1) が駆動
    源のないベルトコンベアで、身体保持部材(5) がベルト
    コンベアの無端ベルト(4) に取り付けられた腕環である
    ことを特徴とする階段における転落防止装置。
JP1991106479U 1991-11-30 1991-11-30 階段における転落防止装置 Expired - Lifetime JPH0748274Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991106479U JPH0748274Y2 (ja) 1991-11-30 1991-11-30 階段における転落防止装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991106479U JPH0748274Y2 (ja) 1991-11-30 1991-11-30 階段における転落防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0548967U JPH0548967U (ja) 1993-06-29
JPH0748274Y2 true JPH0748274Y2 (ja) 1995-11-08

Family

ID=14434631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991106479U Expired - Lifetime JPH0748274Y2 (ja) 1991-11-30 1991-11-30 階段における転落防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0748274Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59184036A (ja) * 1983-04-01 1984-10-19 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd サイドダンプカ−の側煽戸自動開閉装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0548967U (ja) 1993-06-29

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Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960419