JP6097199B2 - 電力調整装置および電力調整方法 - Google Patents

電力調整装置および電力調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、三相交流のR相、S相、T相の三相間の電力バランスを改善する電力調整装置および電力調整方法に関するものである。
地球温暖化問題に起因する法改正などに伴い、工場や生産ラインのエネルギー使用量管理が強く求められている。工場内の加熱装置や空調機器は特にエネルギー使用量の大きな設備装置であるため、エネルギー使用量の上限を、本来備える最大量よりも低く抑えるように管理されることが多い。例えば電力を使用する設備装置では、電力デマンド管理システムからの指示により、特定の電力使用量以内に制限する運用が行なわれている。
特に複数のアクチュエータ(電気ヒータ)を備える加熱装置では、立ち上げ時(複数の電気ヒータが設置されている領域の一斉昇温時)に同時供給される総電力を抑制するために、電力総和抑制制御(特許文献1参照)などが提案されている。図6は特許文献1に開示された加熱装置の構成を示すブロック図である。加熱装置は、被加熱物を加熱するための加熱処理炉100と、加熱処理炉100の内部に設置された複数の制御アクチュエータである電気ヒータH1〜H4と、それぞれヒータH1〜H4によって加熱される加熱処理炉100内の制御ゾーンZ1〜Z4の温度PVを測定する複数の温度センサS1〜S4と、ヒータH1〜H4に出力する操作量MV1〜MV4を算出する電力総和抑制制御装置101と、電力総和抑制制御装置101から出力された操作量MV1〜MV4に応じた電力をそれぞれヒータH1〜H4に供給する電力調整器102−1〜102−4とから構成される。この図6に示した加熱装置においては、制御ゾーンZ1〜Z4の温度PVを制御する制御ループが、4個形成されていることになる。
電力総和抑制制御装置101は、電力を管理する電力デマンド管理システムのコンピュータである上位PC103から、ヒータH1〜H4の電力使用量を規定する割当総電力PWの情報を受信し、各制御ループの消費電力値から各制御ループの電力余裕を算出し、この電力余裕の総和に対する各制御ループの電力余裕の比率と割当総電力PWに基づいて各制御ループの操作量出力上限値OH1_1〜OH1_4を算出する。そして、電力総和抑制制御装置101は、PID制御演算により各制御ループの操作量MV1〜MV4を算出し、操作量MV1〜MV4を操作量上限値OH1_1〜OH1_4以下に制限する上限リミット処理を実行して、上限処理後の操作量MV1〜MV4を対応する制御ループの電力調整器102−1〜102−4に出力する。こうして、操作量上限値OH1_1〜OH1_4を操作することで、外乱印加におけるリカバリー時の総電力を指定された値以下に抑制できる。
特許文献1に開示された技術によると、温度制御の昇温時(外乱抑制のための大きめの出力時など)以外の定常時(定常状態)は、アクチュエータ(電気ヒータ)の消費電力はPID制御の操作量MVによって決まる任意の中間値(操作量上限値OHによって決まる上限から離れた値)になるので、電力総和抑制制御からは無制約な状態になる。すなわち、温度制御のアクチュエータが単相電気ヒータであれば、相間バランスも配慮されていない状態になる。
ここで相間バランスとは、三相交流のR相、S相、T相について電力消費側で保つべき平衡性のことである。特許文献2に示されるように、電力変換装置レベルでの対応策などは提案されているが、上記のように単相電気ヒータを複数使用する際は、各相をバランスよく使用するように設計したとしても、消費電力が任意の中間値になる場合は、三相間の電力バランスが予め想定できないバランスになる。
例えば理解しやすい形として、RS相とST相とTR相、あるいはR相とS相とT相とニュートラル(以下、簡略的にそれぞれR相、S相、T相と記載)にそれぞれ400Wの単相電気ヒータを割当てる3ヒータ系を想定する。3個全ての電気ヒータについて、PID制御の操作量MVが操作量上限値OH=100%で上限リミット処理される状態MV=100%であれば、R相、S相、T相ともに400Wずつの電力消費状態になり、設計通りの相間バランスが得られた状態ということになる。一方、R相の操作量MV=90%、S相の操作量MV=50%、T相の操作量MV=10%の場合、R相の消費電力が360W、S相の消費電力が200W、T相の消費電力が40Wというように三相間の電力バランスが不適切な状態に陥る。
特開2012−048370号公報 特開2013−066312号公報
以上のように、従来の技術では、装置の使用電力がPID制御(フィードバック制御)の操作量MVによって決まる任意の中間値になる定常状態において、三相間の電力バランスが不適切な状態に陥る可能性があるという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、使用電力がPID制御(フィードバック制御)の操作量MVによって決まる任意の中間値になる定常状態において、三相間の電力バランスを改善する電力調整装置および電力調整方法を提供することを目的とする。なお、この場合の定常状態とは、制御量PVが設定値SPにほぼ一致する整定状態の意味でもある。
本発明の電力調整装置は、三相交流のR相を使用するアクチュエータを制御するR相制御手段と、三相交流のS相を使用するアクチュエータを制御するS相制御手段と、三相交流のT相を使用するアクチュエータを制御するT相制御手段と、三相間の電力バランスを調整するための修正手段とを備え、前記R相制御手段と前記S相制御手段と前記T相制御手段の各々は、対応する相の制御ループの設定値SPに対する修正量を入力する修正量入力手段と、前記修正量が上限値(δ)と下限値(−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、補正修正量を出力する補正修正量決定手段と、対応する相の制御ループの設定値SPに前記補正修正量を加えた値を内部設定値SP’として算出する内部設定値算出手段と、前記内部設定値SP’と、対応する相の制御ループの制御量PVとの偏差に基づき操作量MVを算出する制御演算手段と、前記操作量MVを対応する相のアクチュエータに出力する操作量出力手段とをそれぞれ備え、前記修正手段は、前記R相、S相、T相の各相のアクチュエータの使用電力を計測または推定する使用電力計測推定手段と、この使用電力計測推定手段が計測または推定した使用電力のうち、最大電力と最小電力を検出する最大最小電力検出手段と、前記最大電力が検出された制御ループの設定値SPに対する修正量Δ_Xを、前記最大電力の上昇が抑制されるように算出する処理、および前記最小電力が検出された制御ループの設定値SPに対する修正量Δ_Yを、前記最小電力の下降が抑制されるように算出する処理のうち少なくとも一方を行なう修正量算出手段と、前記修正量算出手段が算出した修正量Δ_Xを、前記最大電力が検出された相の前記修正量入力手段に出力する処理、および前記修正量算出手段が算出した修正量Δ_Yを、前記最小電力が検出された相の前記修正量入力手段に出力する処理のうち少なくとも一方を行なう修正量出力手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の電力調整装置の1構成例において、さらに、前記R相制御手段と前記S相制御手段と前記T相制御手段の各々は、対応する相の制御ループの制御量PVに前記補正修正量を加えた値が、対応する相の制御ループの設定値SPを基準とする上限値(SP+δ)と下限値(SP−δ)の範囲外の場合に、前記補正修正量が設定値SPと制御量PVとの偏差の上限値(SP−PV+δ)と下限値(SP−PV−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、前記補正修正量を更新する補正修正量更新手段をそれぞれ備え、前記R相制御手段と前記S相制御手段と前記T相制御手段の各々の前記内部設定値算出手段は、対応する相の制御ループの設定値SPに、対応する相の前記補正修正量更新手段が更新した補正修正量を加えた値を内部設定値SP’として算出することを特徴とするものである。
また、本発明の電力調整装置の1構成例において、前記修正量算出手段は、前記最大電力と前記最小電力との差が予め規定された電力調整開始閾値以上である場合に、前記修正量Δ_Xおよび前記修正量Δ_Yの少なくとも一方を算出することを特徴とするものである。
また、本発明の電力調整装置の1構成例において、前記修正量算出手段は、前記最大電力と前記最小電力との差が予め規定された電力調整抑制閾値以下である場合に、前記修正量Δ_Xを漸次0に戻すことを特徴とするものである。
また、本発明の電力調整装置の1構成例において、さらに、前記R相制御手段と前記S相制御手段と前記T相制御手段の各々は、対応する相の制御ループの設定値SPに対する修正量が0ではないときに、設定値SPとは異なる値の内部設定値SP’で制御していることをオペレータに通知する通知手段を備えることを特徴とするものである。
また、本発明の電力調整方法は、三相交流のR相を使用するアクチュエータを制御するR相制御ステップと、三相交流のS相を使用するアクチュエータを制御するS相制御ステップと、三相交流のT相を使用するアクチュエータを制御するT相制御ステップと、三相間の電力バランスを調整するための修正ステップとを含み、前記R相制御ステップと前記S相制御ステップと前記T相制御ステップの各々は、対応する相の制御ループの設定値SPに対する修正量が上限値(δ)と下限値(−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、補正修正量を出力する補正修正量決定ステップと、対応する相の制御ループの設定値SPに前記補正修正量を加えた値を内部設定値SP’として算出する内部設定値算出ステップと、前記内部設定値SP’と、対応する相の制御ループの制御量PVとの偏差に基づき操作量MVを算出する制御演算ステップと、前記操作量MVを対応する相のアクチュエータに出力する操作量出力ステップとをそれぞれ繰り返し実行し、前記修正ステップは、前記R相、S相、T相の各相のアクチュエータの使用電力を計測または推定する使用電力計測推定ステップと、この使用電力計測推定ステップで計測または推定した使用電力のうち、最大電力と最小電力を検出する最大最小電力検出ステップと、前記最大電力が検出された制御ループの設定値SPに対する修正量Δ_Xを、前記最大電力の上昇が抑制されるように算出する処理、および前記最小電力が検出された制御ループの設定値SPに対する修正量Δ_Yを、前記最小電力の下降が抑制されるように算出する処理のうち少なくとも一方を行なう修正量算出ステップと、前記修正量算出ステップで算出した修正量Δ_Xを、前記最大電力が検出された相の前記制御ステップに与える処理、および前記修正量算出ステップで算出した修正量Δ_Yを、前記最小電力が検出された相の前記制御ステップに与える処理のうち少なくとも一方を行なう修正量出力ステップとを繰り返し実行することを特徴とするものである。
本発明によれば、各相の制御手段においては、対応する相の制御ループの設定値SPに対する修正量が上限値(δ)と下限値(−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、対応する相の制御ループの設定値SPに補正修正量を加えた値を内部設定値SP’として算出し、内部設定値SP’と、対応する相の制御ループの制御量PVとの偏差に基づき操作量MVを算出し、修正手段においては、R相、S相、T相の各相のアクチュエータの使用電力を計測または推定し、計測または推定した使用電力のうち、最大電力と最小電力を検出し、最大電力が検出された制御ループの設定値SPに対する修正量Δ_Xを、最大電力の上昇が抑制されるように算出する処理、および最小電力が検出された制御ループの設定値SPに対する修正量Δ_Yを、最小電力の下降が抑制されるように算出する処理のうち少なくとも一方を行なうことにより、使用電力がPID制御(フィードバック制御)の操作量MVによって決まる任意の中間値になる定常状態において、三相間の電力バランスを改善することができる。
また、本発明では、各相の制御手段において、対応する相の制御ループの制御量PVに補正修正量を加えた値が、対応する相の制御ループの設定値SPを基準とする上限値(SP+δ)と下限値(SP−δ)の範囲外の場合に、補正修正量が設定値SPと制御量PVとの偏差の上限値(SP−PV+δ)と下限値(SP−PV−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行なうことにより、PID制御(フィードバック制御)の原理上起こり得る過度な修正を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る電力調整装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御系のブロック線図である。 本発明の実施の形態に係る電力調整装置のR相制御部、S相制御部およびT相制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る電力調整装置の修正量算出機能部の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る電力調整装置の動作例を示す図である。 複数の電気ヒータを備える加熱装置の構成を示すブロック図である。
[発明の原理1]
電気ヒータなどのアクチュエータを含む制御装置の使用電力は操作量MVによって決まるのであるから、PID制御ループ(制御量PVをフィードバックして設定値SPに一致させる制御ループ)が厳密な制御を行なえば、使用電力はPID制御の事情のみで一律に決定するということである。
しかし、発明者は、少なからぬケースにおいて、PID制御ループが厳密にSP=PVの状態を維持しなくてもよいような許容幅を伴うことに着眼した。そして、R相、S相、T相の各相別に電力総和(あるいは操作量MV総和)を計測あるいは推定し、相間電力最大差が閾値以上の場合に、偏差許容範囲内で設定値SP(内部設定値SP’)を修正することにより、相間電力最大差を改善できることに想到した。
例えば、電気ヒータによる加熱制御において、R相の使用電力がS相の使用電力よりも閾値以上に上回っているときは、R相を使用する電気ヒータによるPID制御ループの設定値SP(内部設定値SP’)を低い側に修正して、その操作量MVを下げさせることにより、R相の使用電力を下げさせる。あるいは、S相を使用する電気ヒータによるPID制御ループの設定値SP(内部設定値SP’)を高い側に修正して、その操作量MVを上げさせることにより、S相の使用電力を上げさせる。複数のPID制御ループ間の相間バランスが完全に改善されることはなくても、工場全体の相間バランスが重要なので、相間バランスを整える改善に寄与することの意義は大きい。
なお、閾値はゼロとして閾値以上であるかどうかの判定を実質的に省略してもかまわないが、相間バランス自体が厳格な要求事項ではないので、閾値判定を設定しておくのが現実的である。
[発明の原理2]
PID制御(フィードバック制御)では、完全にSP’=PVの状態に維持できるとは必ずしも限らないので、制御状態に応じて内部設定値SP’の修正を自重するように構成することが好ましい。すなわち、設定値SPに対する内部設定値SP’が偏差許容範囲内であったとしても、実際に計測される制御量PVが設定値SPに対して偏差許容範囲内になくなるのであれば、相間バランス改善のために内部設定値SP’を設定値SPから離す操作(修正量を増やす側の操作)を制限する。これにより、PID制御(フィードバック制御)の原理上起こり得る過度な修正を防止することができる。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る電力調整装置(制御装置)の構成を示すブロック図である。本実施の形態は、上記発明の原理1、発明の原理2に対応する例である。また、説明を簡単化するため、R相、S相、T相の電気ヒータを1個ずつとし、それぞれが別々のPID制御ループにおけるアクチュエータとして使用されている構成とする。なお、偏差許容範囲δについては、3個のPID制御ループに共通の数値設定であるものとする。
電力調整装置は、R相を使用する電気ヒータ(アクチュエータ)を制御するR相制御部1Rと、S相を使用する電気ヒータを制御するS相制御部1Sと、T相を使用する電気ヒータを制御するT相制御部1Tと、三相間の電力バランスを調整するための修正量算出機能部2(修正手段)とから構成される。
R相制御部1Rは、設定値SP_R入力部10Rと、制御量PV_R入力部11Rと、R相の制御ループの設定値SP_Rに対する修正量Δ_Rを入力する修正量Δ_R入力部12Rと、修正量Δ_Rが上限値(δ)と下限値(−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、補正修正量Δ_R’を求める補正修正量Δ_R’決定部13Rと、制御量PV_Rに補正修正量Δ_R’を加えた値が、設定値SP_Rを基準とする上限値(SP_R+δ)と下限値(SP_R−δ)の範囲外の場合に、補正修正量Δ_R’が設定値SP_Rと制御量PV_Rとの偏差の上限値(SP_R−PV_R+δ)と下限値(SP_R−PV_R−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、補正修正量Δ_R’を更新する補正修正量Δ_R’更新部14Rと、設定値SP_Rと補正修正量Δ_R’により内部設定値SP’_Rを算出する内部設定値SP’_R算出部15Rと、内部設定値SP’_Rと制御量PV_Rとの偏差に基づき操作量MV_Rを算出するPID_R制御演算部16Rと、操作量MV_RをR相の電気ヒータの電力調整器に出力する操作量MV_R出力部17Rとを備えている。
S相制御部1Sは、設定値SP_S入力部10Sと、制御量PV_S入力部11Sと、S相の制御ループの設定値SP_Sに対する修正量Δ_Sを入力する修正量Δ_S入力部12Sと、修正量Δ_Sが上限値(δ)と下限値(−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、補正修正量Δ_S’を求める補正修正量Δ_S’決定部13Sと、制御量PV_Sに補正修正量Δ_S’を加えた値が、設定値SP_Sを基準とする上限値(SP_S+δ)と下限値(SP_S−δ)の範囲外の場合に、補正修正量Δ_S’が設定値SP_Sと制御量PV_Sとの偏差の上限値(SP_S−PV_S+δ)と下限値(SP_S−PV_S−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、補正修正量Δ_S’を更新する補正修正量Δ_S’更新部14Sと、設定値SP_Sと補正修正量Δ_S’により内部設定値SP’_Sを算出する内部設定値SP’_S算出部15Sと、内部設定値SP’_Sと制御量PV_Sとの偏差に基づき操作量MV_Sを算出するPID_S制御演算部16Sと、操作量MV_SをS相の電気ヒータの電力調整器に出力する操作量MV_S出力部17Sとを備えている。
T相制御部1Tは、設定値SP_T入力部10Tと、制御量PV_T入力部11Tと、T相の制御ループの設定値SP_Tに対する修正量Δ_Tを入力する修正量Δ_T入力部12Tと、修正量Δ_Tが上限値(δ)と下限値(−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、補正修正量Δ_T’を求める補正修正量Δ_T’決定部13Tと、制御量PV_Tに補正修正量Δ_T’を加えた値が、設定値SP_Tを基準とする上限値(SP_T+δ)と下限値(SP_T−δ)の範囲外の場合に、補正修正量Δ_T’が設定値SP_Tと制御量PV_Tとの偏差の上限値(SP_T−PV_T+δ)と下限値(SP_T−PV_T−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、補正修正量Δ_T’を更新する補正修正量Δ_T’更新部14Tと、設定値SP_Tと補正修正量Δ_T’により内部設定値SP’_Tを算出する内部設定値SP’_T算出部15Tと、内部設定値SP’_Tと制御量PV_Tとの偏差に基づき操作量MV_Tを算出するPID_T制御演算部16Tと、操作量MV_TをT相の電気ヒータの電力調整器に出力する操作量MV_T出力部17Tとを備えている。
修正量算出機能部2は、R相を使用する電気ヒータの使用電力W_Rを計測する電力W_R計測部20Rと、S相を使用する電気ヒータの使用電力W_Sを計測する電力W_S計測部20Sと、T相を使用する電気ヒータの使用電力W_Tを計測する電力W_T計測部20Tと、R相の使用電力W_R、S相の使用電力W_S、T相の使用電力W_Tのうち、最大電力W_Xと最小電力W_Yを検出する最大最小電力検出部21と、最大電力W_Xが検出された制御ループの設定値SPに対する修正量Δ_X(Δ_R,Δ_S,Δ_Tのいずれか)を、最大電力W_Xの上昇が抑制されるように算出する処理、および最小電力W_Yが検出された制御ループの設定値SPに対する修正量Δ_Y(Δ_R,Δ_S,Δ_Tのいずれか)を、最小電力W_Yの下降が抑制されるように算出する処理のうち少なくとも一方を行なう修正量算出部22と、修正量Δ_Xを最大電力W_Xが検出された相の修正量入力部に出力する処理、および修正量Δ_Yを最小電力W_Yが検出された相の修正量入力部に出力する処理のうち少なくとも一方を行なう修正量出力部23とを備えている。電力W_R計測部20Rと電力W_S計測部20Sと電力W_T計測部20Tとは、使用電力計測推定手段を構成している。
図2は本実施の形態の制御系のブロック線図である。R相制御部1RとR相の電気ヒータHRと制御対象3RとがR相のPID制御ループを構成し、S相制御部1SとS相の電気ヒータHSと制御対象3SとがS相のPID制御ループを構成し、T相制御部1TとT相の電気ヒータHTと制御対象3TとがT相のPID制御ループを構成している。
本実施の形態の電力調整装置を図6に示した加熱装置に適用する場合、例えば単相電気ヒータH1,H2,H3がR相、S相、T相の電気ヒータHR,HS,HTとなり、電気ヒータH1,H2,H3(HR,HS,HT)が加熱する加熱処理炉の制御ゾーンZ1,Z2,Z3が制御対象3R,3S,3Tとなり、温度センサS1,S2,S3が測定する温度が制御量PV_R,PV_S,PV_Tとなる。操作量MV_R,MV_S,MV_Tの実際の出力先は電力調整器102−1,102−2,102−3であり、操作量MV_R,MV_S,MV_Tに応じた電力が電力調整器102−1,102−2,102−3から電気ヒータH1,H2,H3(HR,HS,HT)に供給される。なお、電気ヒータH4は、相間バランスに影響しない三相電気ヒータが採用されるものとする。このように設計することで、全ての電気ヒータ出力が中間値以外の状態になるならば、相間バランスが保たれ、かつコスト的に有利な単相電気ヒータを多く採用できる設計になる。
以下、本実施の形態の電力調整装置の動作を説明する。図3はR相制御部1Rの動作を示すフローチャート、図4は修正量算出機能部2の動作を示すフローチャートである。
まず、R相制御部1Rの動作について説明する。設定値SP_Rは、電力調整装置のオペレータなどによって設定され、設定値SP_R入力部10Rを介して補正修正量Δ_R’決定部13Rと補正修正量Δ_R’更新部14Rと内部設定値SP’_R算出部15Rとに入力される(図3ステップS100)。
制御量PV_R(温度)は、温度センサによって測定され、制御量PV_R入力部11Rを介して補正修正量Δ_R’更新部14RとPID_R制御演算部16Rとに入力される(図3ステップS101)。
修正量Δ_R入力部12Rは、修正量算出機能部2から修正量Δ_Rを受け取り、この修正量Δ_Rを補正修正量Δ_R’決定部13Rに入力する(図3ステップS102)。なお、修正量算出機能部2からの修正量Δ_Rの入力がない場合、修正量Δ_R入力部12Rは、修正量Δ_Rの現在値を保持し、この現在値を補正修正量Δ_R’決定部13Rに入力し続ける。修正量Δ_Rの初期値は例えば0である。
次に、補正修正量Δ_R’決定部13Rは、修正量Δ_Rが上限値(δ)と下限値(−δ)の範囲(δは予め規定された正値)内の値になるように制限する補正処理を行ない、補正修正量Δ_R’を出力する(図3ステップS103)。
IF Δ_R>δ THEN Δ_R’=δ ・・・(1)
IF Δ_R<−δ THEN Δ_R’=−δ ・・・(2)
IF −δ≦Δ_R≦δ THEN Δ_R’=Δ_R ・・・(3)
つまり、補正修正量Δ_R’決定部13Rは、修正量Δ_Rがδより大きい場合、補正修正量Δ_R’=δとし、修正量Δ_Rが−δより小さい場合、補正修正量Δ_R’=−δとし、修正量Δ_Rが−δ以上δ以下の場合、修正量Δ_Rを補正修正量Δ_R’としてそのまま出力する。
続いて、補正修正量Δ_R’更新部14Rは、制御量PV_Rに補正修正量Δ_R’を加えた値が設定値SP_Rを基準とする上限値(SP_R+δ)と下限値(SP_R−δ)の範囲外の場合に、補正修正量Δ_R’が設定値SP_Rと制御量PV_Rとの偏差の上限値(SP_R−PV_R+δ)と下限値(SP_R−PV_R−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、補正修正量Δ_R’を更新する(図3ステップS104)。
IF PV_R+Δ_R’>SP_R+δ
THEN Δ_R’=SP_R−PV_R+δ ・・・(4)
IF PV_R+Δ_R’<SP_R−δ
THEN Δ_R’=SP_R−PV_R−δ ・・・(5)
つまり、補正修正量Δ_R’更新部14Rは、制御量PV_Rに補正修正量Δ_R’を加えた値が上限値(SP_R+δ)より大きい場合、補正修正量Δ_R’=SP_R−PV_R+δとし、制御量PV_Rに補正修正量Δ_R’を加えた値が下限値(SP_R−δ)より小さい場合、補正修正量Δ_R’=SP_R−PV_R−δとし、制御量PV_Rに補正修正量Δ_R’を加えた値が下限値(SP_R−δ)以上で上限値(SP_R+δ)以下の場合、Δ_R’をそのまま出力する。
内部設定値SP’_R算出部15Rは、設定値SP_Rに補正修正量Δ_R’を加えた値を内部設定値SP’_Rとして算出する(図3ステップS105)。
SP’_R=SP_R+Δ_R’ ・・・(6)
PID_R制御演算部16Rは、内部設定値SP’_Rと制御量PV_Rとの偏差に基づいて、以下の伝達関数式のようなPID制御演算を行なって操作量MV_Rを算出する(図3ステップS106)。
MV_R=(100.0/PB_R){1+(1/TI_Rs)+TD_Rs}
×(SP’_R−PV_R) ・・・(7)
PB_Rは予め規定された比例帯、TI_Rは予め規定された積分時間、TD_Rは予め規定された微分時間、sはラプラス演算子である。
操作量MV_R出力部17Rは、操作量MV_RをR相の制御対象3R(実際の出力先はR相の電気ヒータHRに電力を供給する電力調整器)に出力する(図3ステップS107)。
R相制御部1Rは、以上のようなステップS100〜S107の処理を例えばオペレータの指示によって制御が終了するまで(ステップS108においてYES)、制御周期毎に行う。
次に、S相制御部1Sの動作について説明する。S相制御部1Sの動作はR相制御部1Rと同様であるので、図3の符号を用いて説明する。
設定値SP_Sは、オペレータなどによって設定され、設定値SP_S入力部10Sを介して補正修正量Δ_S’決定部13Sと補正修正量Δ_S’更新部14Sと内部設定値SP’_S算出部15Sとに入力される(ステップS100)。
制御量PV_S(温度)は、温度センサによって測定され、制御量PV_S入力部11Sを介して補正修正量Δ_S’更新部14SとPID_S制御演算部16Sとに入力される(ステップS101)。
修正量Δ_S入力部12Sは、修正量算出機能部2から修正量Δ_Sを受け取り、この修正量Δ_Sを補正修正量Δ_S’決定部13Sに入力する(ステップS102)。なお、修正量算出機能部2からの修正量Δ_Sの入力がない場合、修正量Δ_S入力部12Sは、修正量Δ_Sの現在値を保持し、この現在値を補正修正量Δ_S’決定部13Sに入力し続ける。修正量Δ_Sの初期値は例えば0である。
次に、補正修正量Δ_S’決定部13Sは、修正量Δ_Sが上限値(δ)と下限値(−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、補正修正量Δ_S’を出力する(ステップS103)。
IF Δ_S>δ THEN Δ_S’=δ ・・・(8)
IF Δ_S<−δ THEN Δ_S’=−δ ・・・(9)
IF −δ≦Δ_S≦δ THEN Δ_S’=Δ_S ・・・(10)
補正修正量Δ_S’更新部14Sは、制御量PV_Sに補正修正量Δ_S’を加えた値が設定値SP_Sを基準とする上限値(SP_S+δ)と下限値(SP_S−δ)の範囲外の場合に、補正修正量Δ_S’が設定値SP_Sと制御量PV_Sとの偏差の上限値(SP_S−PV_S+δ)と下限値(SP_S−PV_S−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、補正修正量Δ_S’を更新する(ステップS104)。
IF PV_S+Δ_S’>SP_S+δ
THEN Δ_S’=SP_S−PV_S+δ ・・・(11)
IF PV_S+Δ_S’<SP_S−δ
THEN Δ_S’=SP_S−PV_S−δ ・・・(12)
内部設定値SP’_S算出部15Sは、設定値SP_Sに補正修正量Δ_S’を加えた値を内部設定値SP’_Sとして算出する(ステップS105)。
SP’_S=SP_S+Δ_S’ ・・・(13)
PID_S制御演算部16Sは、内部設定値SP’_Sと制御量PV_Sとの偏差に基づいて、以下の伝達関数式のようなPID制御演算を行なって操作量MV_Sを算出する(ステップS106)。
MV_S=(100.0/PB_S){1+(1/TI_Ss)+TD_Ss}
×(SP’_S−PV_S) ・・・(14)
PB_Sは予め規定された比例帯、TI_Sは予め規定された積分時間、TD_Sは予め規定された微分時間である。
操作量MV_S出力部17Sは、操作量MV_SをS相の制御対象3S(実際の出力先はS相の電気ヒータHSに電力を供給する電力調整器)に出力する(ステップS107)。S相制御部1Sは、ステップS100〜S107の処理を例えばオペレータの指示によって制御が終了するまで(ステップS108においてYES)、制御周期毎に行う。
次に、T相制御部1Tの動作について説明する。T相制御部1Tの動作はR相制御部1Rと同様であるので、図3の符号を用いて説明する。
設定値SP_Tは、オペレータなどによって設定され、設定値SP_T入力部10Tを介して補正修正量Δ_T’決定部13Tと補正修正量Δ_T’更新部14Tと内部設定値SP’_T算出部15Tとに入力される(ステップS100)。
制御量PV_T(温度)は、温度センサによって測定され、制御量PV_T入力部11Tを介して補正修正量Δ_T’更新部14TとPID_T制御演算部16Tとに入力される(ステップS101)。
修正量Δ_T入力部12Tは、修正量算出機能部2から修正量Δ_Tを受け取り、この修正量Δ_Tを補正修正量Δ_T’決定部13Tに入力する(ステップS102)。なお、修正量算出機能部2からの修正量Δ_Tの入力がない場合、修正量Δ_T入力部12Tは、修正量Δ_Rの現在値を保持し、この現在値を補正修正量Δ_T’決定部13Tに入力し続ける。修正量Δ_Tの初期値は例えば0である。
次に、補正修正量Δ_T’決定部13Tは、修正量Δ_Tが上限値(δ)と下限値(−δ)の範囲(δは予め規定された正値)内の値になるように制限する補正処理を行ない、補正修正量Δ_T’を出力する(ステップS103)。
IF Δ_T>δ THEN Δ_T’=δ ・・・(15)
IF Δ_T<−δ THEN Δ_T’=−δ ・・・(16)
IF −δ≦Δ_T≦δ THEN Δ_T’=Δ_T ・・・(17)
補正修正量Δ_T’更新部14Tは、制御量PV_Tに補正修正量Δ_T’を加えた値が設定値SP_Tを基準とする上限値(SP_T+δ)と下限値(SP_T−δ)の範囲外の場合に、補正修正量Δ_T’が設定値SP_Tと制御量PV_Tとの偏差の上限値(SP_T−PV_T+δ)と下限値(SP_T−PV_T−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、補正修正量Δ_T’を更新する(ステップS104)。
IF PV_T+Δ_T’>SP_T+δ
THEN Δ_T’=SP_T−PV_T+δ ・・・(18)
IF PV_T+Δ_T’<SP_T−δ
THEN Δ_T’=SP_T−PV_T−δ ・・・(19)
内部設定値SP’_T算出部15Tは、設定値SP_Tに補正修正量Δ_T’を加えた値を内部設定値SP’_Tとして算出する(ステップS105)。
SP’_T=SP_T+Δ_T’ ・・・(20)
PID_T制御演算部16Tは、内部設定値SP’_Tと制御量PV_Tとの偏差に基づいて、以下の伝達関数式のようなPID制御演算を行なって操作量MV_Tを算出する(ステップS106)。
MV_T=(100.0/PB_T){1+(1/TI_Ts)+TD_Ts}
×(SP’_T−PV_T) ・・・(21)
PB_Tは予め規定された比例帯、TI_Tは予め規定された積分時間、TD_Tは予め規定された微分時間である。
操作量MV_T出力部17Tは、操作量MV_TをT相の制御対象3T(実際の出力先はT相の電気ヒータHTに電力を供給する電力調整器)に出力する(ステップS107)。T相制御部1Tは、ステップS100〜S107の処理を例えばオペレータの指示によって制御が終了するまで(ステップS108においてYES)、制御周期毎に行う。以上のようにS100〜S107の処理がR相、S相、T相の制御ループ毎に実施される。
次に、修正量算出機能部2の動作について説明する。電力W_R計測部20Rは、R相を使用する電気ヒータHRの使用電力W_Rを計測する(図4ステップS200)。電力W_S計測部20Sは、S相を使用する電気ヒータの使用電力W_Sを計測する(図4ステップS201)。電力W_T計測部20Tは、T相を使用する電気ヒータの使用電力W_Tを計測する(図4ステップS202)。
最大最小電力検出部21は、R相の使用電力W_R、S相の使用電力W_S、T相の使用電力W_Tのうち、最大電力W_Xと最小電力W_Yを検出する(図4ステップS203)。例えば3つの使用電力のうちW_Rが最大であれば、最大電力W_X=W_Rとなり、W_Tが最小であれば、最小電力W_Y=W_Tとなる。
修正量算出部22は、最大電力W_Xと最小電力W_Yとの差W_X−W_Yが予め規定された電力調整開始閾値TH以上であるかどうかを判定する(図4ステップS204)。修正量算出部22は、最大電力W_Xと最小電力W_Yとの差W_X−W_Yが電力調整開始閾値TH以上である場合(ステップS204においてYES)、最大電力W_Xが検出された制御ループの設定値SP_X(SP_R,SP_S,SP_Tのいずれか)に対する修正量Δ_X(Δ_R,Δ_S,Δ_Tのいずれか)、および最小電力W_Yが検出された制御ループの設定値SP_Y(SP_R,SP_S,SP_Tのいずれか)に対する修正量Δ_Y(Δ_R,Δ_S,Δ_Tのいずれか)を下記のように算出する(図4ステップS205)。
Δ_X←Δ_X’−D ・・・(22)
Δ_Y←Δ_Y’+D ・・・(23)
つまり、修正量算出部22は、現在の補正修正量Δ_X’(Δ_R’,Δ_S’,Δ_T’のいずれか)から変更量D(Dは予め規定された正値)を引いた値を新たな修正量Δ_Xとし、現在の補正修正量Δ_Y’(Δ_R’,Δ_S’,Δ_T’のいずれか)に変更量Dを加えた値を新たな修正量Δ_Yとする。なお、電力調整開始閾値TH以上であるかどうかの判定は、必須のものではない。下記のように最大電力W_Xと最小電力W_Yとの差W_X−W_Yが電力調整抑制閾値TL以下の場合を除いて無条件にステップS205の処理を実施してもよい。
また、修正量算出部22は、最大電力W_Xと最小電力W_Yとの差W_X−W_Yが予め規定された電力調整抑制閾値TL以下(TH>TLで、閾値TLは例えば電力調整開始閾値THの半分以下)の場合(図4ステップS206においてYES)、現在の補正修正量Δ_X’(Δ_R’,Δ_S’,Δ_T’のいずれか)が所定量(例えば変更量D)だけ0に近づくように変更した値を新たな修正量Δ_Xとする(図4ステップS207)。図4の処理は制御周期毎に繰り返し実施されるので、最大電力W_Xと最小電力W_Yとの差W_X−W_Yが電力調整抑制閾値TL以下の状態が続くと、修正量Δ_Xが少しずつ0に戻っていくことになる。
修正量出力部23は、修正量算出部22が算出した修正量Δ_Xを、最大電力W_Xが検出された相の修正量入力部(12R,12S,12Tのいずれか)に出力し、修正量算出部22が算出した修正量Δ_Yを、最小電力W_Yが検出された相の修正量入力部(12R,12S,12Tのいずれか)に出力する(図4ステップS208)。
修正量算出機能部2は、ステップS200〜S208の処理を例えばオペレータの指示によって制御が終了するまで(ステップS209においてYES)、制御周期毎に行う。
上記の修正量Δ_Xおよび修正量Δ_Yの算出手順によれば、使用電力W_R,W_S,W_Tのいずれか最大のものW_Xに対応する制御ループの設定値SP_Xに対する修正量Δ_X(Δ_R’,Δ_S’,Δ_T’のいずれか)が負値側へと変更され、使用電力W_R,W_S,W_Tのいずれか最小のものW_Yに対応する制御ループの設定値SP_Yに対する修正量Δ_Y(Δ_R’,Δ_S’,Δ_T’のいずれか)が正値側へと変更される。
すなわち、使用電力W_R,W_S,W_Tのいずれか最大のものW_Xに対応する制御ループの操作量MV_X(MV_R,MV_S,MV_Tのいずれか)が下降して使用電力W_Xも下降し、使用電力W_R,W_S,W_Tのいずれか最小のものW_Yに対応する制御ループの操作量MV_Y(MV_R,MV_S,MV_Tのいずれか)が上昇して使用電力W_Yも上昇する。これにより、三相間の電力バランスが調整される。本発明は、R相、S相、T相の制御ループが複数ずつあっても、適用可能である。
変更量Dは修正量を逐次変更するための任意の変更量なので、小さめの正値に設計するのが好ましい。三相間の電力バランスを調整するための修正量算出機能部2は、変更量Dに基づきΔ_R,Δ_S,Δ_Tを変更するが、各相の制御部1R,1S,1T側で修正量Δ_R,Δ_S,Δ_Tを補正修正量Δ_R’,Δ_S’,Δ_T’に補正するので、この補正後の結果を修正量算出機能部2側にフィードバックし、補正修正量Δ_R’,Δ_S’,Δ_TをΔ_R,Δ_S,Δ_Tの現在値として修正量算出部22の処理を実行するのが適切である。
使用電力W_R,W_S,W_Tは、電力計による計測に限らず、例えば操作量MV_R,MV_S,MV_Tに基づく推定値であってもよい。使用電力W_R,W_S,W_Tを推定する方法としては、特開2009−229382号公報に開示された技術が知られている。
修正量Δ_R,Δ_S,Δ_Tが0.0ではないときは、本来の設定値SPとは異なる内部設定値SP’で制御しているので、本来の設定値SPとは異なる内部設定値SP’で制御していることをオペレータに通知する信号を、例えば修正量入力部12R,12S,12Tから出力するのが好ましい。この場合、修正量入力部12R,12S,12Tは、通知手段となる。また、修正量Δ_R,Δ_S,Δ_Tが偏差許容範囲δによって制限されている状態である場合についても、修正量Δ_R,Δ_S,Δ_Tが制限されていることをオペレータに通知する信号を、例えば補正修正量決定部13R,13S,13Tおよび補正修正量更新部14R,14S,14Tから出力するのが好ましい。
図5(A)〜図5(C)は本実施の形態の電力調整装置の動作例を示す図であり、図5(A)は設定値SP_R,SP_S,SP_T,SP’_R,SP’_S,SP’_T、制御量PV_R,PV_S,PV_Tの変化を示す図、図5(B)は操作量MV_R,MV_S,MV_Tの変化を示す図、図5(C)は使用電力W_R,W_S,W_Tの変化を示す図である。ここでは、説明をさらに簡単化するため、電気ヒータ特性や回路特性などにより、温度(制御量PV)を一定に維持しながらも、R相の使用電力が徐々に上昇し、T相の使用電力が徐々に下降するケースを仮定した。
もともと使用電力が高いR相で使用電力W_Rがさらに上昇し、もともと使用電力が低いT相で使用電力W_Tがさらに下降するので、特定の時点でR相とT相の使用電力の差(最大最小電力の差)が電力調整開始閾値TH以上になる。これに伴い、R相の設定値SP_Rに対して負値の補正修正量Δ_R’が加算され、T相の設定値SP_Tに対して正値の補正修正量Δ_T’が加算される。この結果、内部設定値SP’_Rが図5(A)に示すように下降することにより、操作量MV_Rが図5(B)に示すように下降し、内部設定値SP’_Tが上昇することにより、操作量MV_Tが上昇する。そして、R相の使用電力W_Rの上昇が抑制され、またT相の使用電力W_Tの下降が抑制され、R相とT相の使用電力の差(最大最小電力の差)が電力調整開始閾値TH近傍で維持される。すなわち、本実施の形態を適用しない場合に比べると、三相間の電力バランスが改善される。
なお、本実施の形態では、修正量算出部22で修正量Δ_XとΔ_Yの両方を算出するようにしているが、修正量Δ_XとΔ_Yのどちらか一方のみを算出するようにしてもよい。この場合、修正量出力部23は、修正量Δ_XとΔ_Yのどちらか一方のみを出力することになる。
また、最大電力W_Xが検出された制御ループが複数存在する場合には、この複数の制御ループのそれぞれについて修正量Δ_Xを算出し、最小電力W_Yが検出された制御ループが複数存在する場合には、この複数の制御ループのそれぞれについて修正量Δ_Yを算出すればよい。
また、本実施の形態において、補正修正量Δ_R’更新部14Rと補正修正量Δ_S’更新部14Sと補正修正量Δ_T’更新部14Tとは必須のものではない。これら更新部14R,14S,14Tを設けない場合、内部設定値SP’_R算出部15Rと内部設定値SP’_S算出部15Sと内部設定値SP’_T算出部15Tと修正量算出部22とは、補正修正量Δ_R’決定部13Rと補正修正量Δ_S’決定部13Sと補正修正量Δ_T’決定部13Tとが算出した補正修正量Δ_R’,Δ_S’,Δ_T’を用いて処理を実施すればよい。
本実施の形態で説明した電力調整装置は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って本実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、三相交流のR相、S相、T相の三相間の電力バランスを改善する技術に適用することができる。
1R…R相制御部、1S…S相制御部、1T…T相制御部、2…修正量算出機能部、10R,10S,10T…設定値入力部、11R,11S,11T…制御量入力部、12R,12S,12T…修正量入力部、13R,13S,13T…補正修正量決定部、14R,14S,14T…補正修正量更新部、15R,15S,15T…内部設定値算出部、16R,16S,16T…制御演算部、17R,17S,17T…操作量出力部、20R,20S,20T…電力計測部、21…最大最小電力検出部、22…修正量算出部、23…修正量出力部。

Claims (10)

  1. 三相交流のR相を使用するアクチュエータを制御するR相制御手段と、
    三相交流のS相を使用するアクチュエータを制御するS相制御手段と、
    三相交流のT相を使用するアクチュエータを制御するT相制御手段と、
    三相間の電力バランスを調整するための修正手段とを備え、
    前記R相制御手段と前記S相制御手段と前記T相制御手段の各々は、
    対応する相の制御ループの設定値SPに対する修正量を入力する修正量入力手段と、
    前記修正量が上限値(δ)と下限値(−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、補正修正量を出力する補正修正量決定手段と、
    対応する相の制御ループの設定値SPに前記補正修正量を加えた値を内部設定値SP’として算出する内部設定値算出手段と、
    前記内部設定値SP’と、対応する相の制御ループの制御量PVとの偏差に基づき操作量MVを算出する制御演算手段と、
    前記操作量MVを対応する相のアクチュエータに出力する操作量出力手段とをそれぞれ備え、
    前記修正手段は、
    前記R相、S相、T相の各相のアクチュエータの使用電力を計測または推定する使用電力計測推定手段と、
    この使用電力計測推定手段が計測または推定した使用電力のうち、最大電力と最小電力を検出する最大最小電力検出手段と、
    前記最大電力が検出された制御ループの設定値SPに対する修正量Δ_Xを、前記最大電力の上昇が抑制されるように算出する処理、および前記最小電力が検出された制御ループの設定値SPに対する修正量Δ_Yを、前記最小電力の下降が抑制されるように算出する処理のうち少なくとも一方を行なう修正量算出手段と、
    前記修正量算出手段が算出した修正量Δ_Xを、前記最大電力が検出された相の前記修正量入力手段に出力する処理、および前記修正量算出手段が算出した修正量Δ_Yを、前記最小電力が検出された相の前記修正量入力手段に出力する処理のうち少なくとも一方を行なう修正量出力手段とを備えることを特徴とする電力調整装置。
  2. 請求項1記載の電力調整装置において、
    さらに、前記R相制御手段と前記S相制御手段と前記T相制御手段の各々は、
    対応する相の制御ループの制御量PVに前記補正修正量を加えた値が、対応する相の制御ループの設定値SPを基準とする上限値(SP+δ)と下限値(SP−δ)の範囲外の場合に、前記補正修正量が設定値SPと制御量PVとの偏差の上限値(SP−PV+δ)と下限値(SP−PV−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、前記補正修正量を更新する補正修正量更新手段をそれぞれ備え、
    前記R相制御手段と前記S相制御手段と前記T相制御手段の各々の前記内部設定値算出手段は、対応する相の制御ループの設定値SPに、対応する相の前記補正修正量更新手段が更新した補正修正量を加えた値を内部設定値SP’として算出することを特徴とする電力調整装置。
  3. 請求項1または2記載の電力調整装置において、
    前記修正量算出手段は、前記最大電力と前記最小電力との差が予め規定された電力調整開始閾値以上である場合に、前記修正量Δ_Xおよび前記修正量Δ_Yの少なくとも一方を算出することを特徴とする電力調整装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電力調整装置において、
    前記修正量算出手段は、前記最大電力と前記最小電力との差が予め規定された電力調整抑制閾値以下である場合に、前記修正量Δ_Xを漸次0に戻すことを特徴とする電力調整装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電力調整装置において、
    さらに、前記R相制御手段と前記S相制御手段と前記T相制御手段の各々は、対応する相の制御ループの設定値SPに対する修正量が0ではないときに、設定値SPとは異なる値の内部設定値SP’で制御していることをオペレータに通知する通知手段を備えることを特徴とする電力調整装置。
  6. 三相交流のR相を使用するアクチュエータを制御するR相制御ステップと、
    三相交流のS相を使用するアクチュエータを制御するS相制御ステップと、
    三相交流のT相を使用するアクチュエータを制御するT相制御ステップと、
    三相間の電力バランスを調整するための修正ステップとを含み、
    前記R相制御ステップと前記S相制御ステップと前記T相制御ステップの各々は、
    対応する相の制御ループの設定値SPに対する修正量が上限値(δ)と下限値(−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、補正修正量を出力する補正修正量決定ステップと、
    対応する相の制御ループの設定値SPに前記補正修正量を加えた値を内部設定値SP’として算出する内部設定値算出ステップと、
    前記内部設定値SP’と、対応する相の制御ループの制御量PVとの偏差に基づき操作量MVを算出する制御演算ステップと、
    前記操作量MVを対応する相のアクチュエータに出力する操作量出力ステップとをそれぞれ繰り返し実行し、
    前記修正ステップは、
    前記R相、S相、T相の各相のアクチュエータの使用電力を計測または推定する使用電力計測推定ステップと、
    この使用電力計測推定ステップで計測または推定した使用電力のうち、最大電力と最小電力を検出する最大最小電力検出ステップと、
    前記最大電力が検出された制御ループの設定値SPに対する修正量Δ_Xを、前記最大電力の上昇が抑制されるように算出する処理、および前記最小電力が検出された制御ループの設定値SPに対する修正量Δ_Yを、前記最小電力の下降が抑制されるように算出する処理のうち少なくとも一方を行なう修正量算出ステップと、
    前記修正量算出ステップで算出した修正量Δ_Xを、前記最大電力が検出された相の前記制御ステップに与える処理、および前記修正量算出ステップで算出した修正量Δ_Yを、前記最小電力が検出された相の前記制御ステップに与える処理のうち少なくとも一方を行なう修正量出力ステップとを繰り返し実行することを特徴とする電力調整方法。
  7. 請求項6記載の電力調整方法において、
    さらに、前記R相制御ステップと前記S相制御ステップと前記T相制御ステップの各々は、
    対応する相の制御ループの制御量PVに前記補正修正量を加えた値が、対応する相の制御ループの設定値SPを基準とする上限値(SP+δ)と下限値(SP−δ)の範囲外の場合に、前記補正修正量が設定値SPと制御量PVとの偏差の上限値(SP−PV+δ)と下限値(SP−PV−δ)の範囲内の値になるように制限する補正処理を行ない、前記補正修正量を更新する補正修正量更新ステップをそれぞれ含み、
    前記R相制御ステップと前記S相制御ステップと前記T相制御ステップの各々の前記内部設定値算出ステップは、対応する相の制御ループの設定値SPに、対応する相の前記補正修正量更新ステップで更新した補正修正量を加えた値を内部設定値SP’として算出するステップを含むことを特徴とする電力調整方法。
  8. 請求項6または7記載の電力調整方法において、
    前記修正量算出ステップは、前記最大電力と前記最小電力との差が予め規定された電力調整開始閾値以上である場合に、前記修正量Δ_Xおよび前記修正量Δ_Yの少なくとも一方を算出するステップを含むことを特徴とする電力調整方法。
  9. 請求項6乃至8のいずれか1項に記載の電力調整方法において、
    前記修正量算出ステップは、前記最大電力と前記最小電力との差が予め規定された電力調整抑制閾値以下である場合に、前記修正量Δ_Xを漸次0に戻すステップを含むことを特徴とする電力調整方法。
  10. 請求項6乃至9のいずれか1項に記載の電力調整方法において、
    さらに、前記R相制御ステップと前記S相制御ステップと前記T相制御ステップの各々は、対応する相の制御ループの設定値SPに対する修正量が0ではないときに、設定値SPとは異なる値の内部設定値SP’で制御していることをオペレータに通知する通知ステップを含むことを特徴とする電力調整方法。
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