JP5183387B2 - 制御装置および制御方法 - Google Patents
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また、本発明の制御装置の1構成例において、前記操作量差算出手段は、前記第1の操作量と第2の操作量の各々にダンピング処理を行うダンピング処理手段と、前記ダンピング処理後の第1の操作量からダンピング処理後の第2の操作量を減算して前記操作量差を算出する減算手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の制御装置の1構成例において、前記操作量差算出手段と前記操作量変更手段とは、制御対象を空間的に2つに分割する場合に、ゾーン毎に設けられ、各操作量差算出手段は、一方のゾーンの操作量を前記第1の操作量、他方のゾーンの操作量を前記第2の操作量として、前記操作量差を算出し、各操作量変更手段は、前記操作量差が規定値(−Δ)を下回る場合は、前記第2の操作量を、前記第1の操作量に規定値Δを加算した値に変更し、前記操作量差が規定値Δを上回る場合は、前記第1の操作量を、前記第2の操作量に規定値Δを加算した値に変更することを特徴とするものである。
また、本発明の制御装置の1構成例において、前記操作量差算出手段と前記操作量変更手段とは、制御対象を空間的に2つ以上に分割する場合に、ゾーン毎に設けられ、各操作量差算出手段は、制御対象のゾーンの操作量を前記第1の操作量、制御対象のゾーンに空間的に隣接するゾーンの操作量の平均値を前記第2の操作量として、前記操作量差をゾーン毎に算出し、各操作量変更手段は、制御対象のゾーンについて算出された前記操作量差が規定値(−Δ)を下回る場合は、前記第1の操作量を、前記第2の操作量から規定値Δを減算した値に変更し、制御対象のゾーンについて算出された前記操作量差が規定値Δを上回る場合は、前記第1の操作量を、前記第2の操作量に規定値Δを加算した値に変更することを特徴とするものである。
また、本発明の制御装置の1構成例において、前記第2の操作量は、制御対象のゾーンに空間的に隣接するゾーンの操作量の加重平均値である。
また、本発明の制御方法の1構成例において、前記操作量差算出手順は、前記第1の操作量と第2の操作量の各々にダンピング処理を行うダンピング処理手順と、前記ダンピング処理後の第1の操作量からダンピング処理後の第2の操作量を減算して前記操作量差を算出する減算手順とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の制御方法の1構成例において、前記操作量差算出手順と前記操作量変更手順とは、制御対象を空間的に2つに分割する場合に、ゾーン毎に実行され、各操作量差算出手順は、一方のゾーンの操作量を前記第1の操作量、他方のゾーンの操作量を前記第2の操作量として、前記操作量差を算出し、各操作量変更手順は、前記操作量差が規定値(−Δ)を下回る場合は、前記第2の操作量を、前記第1の操作量に規定値Δを加算した値に変更し、前記操作量差が規定値Δを上回る場合は、前記第1の操作量を、前記第2の操作量に規定値Δを加算した値に変更することを特徴とするものである。
また、本発明の制御方法の1構成例において、前記操作量差算出手順と前記操作量変更手順とは、制御対象を空間的に2つ以上に分割する場合に、ゾーン毎に実行され、各操作量差算出手順は、制御対象のゾーンの操作量を前記第1の操作量、制御対象のゾーンに空間的に隣接するゾーンの操作量の平均値を前記第2の操作量として、前記操作量差をゾーン毎に算出し、各操作量変更手順は、制御対象のゾーンについて算出された前記操作量差が規定値(−Δ)を下回る場合は、前記第1の操作量を、前記第2の操作量から規定値Δを減算した値に変更し、制御対象のゾーンについて算出された前記操作量差が規定値Δを上回る場合は、前記第1の操作量を、前記第2の操作量に規定値Δを加算した値に変更することを特徴とするものである。
大規模あるいは中規模の空間を対象とした空調システムや、複数の加熱エリアを持つ加熱処理装置では、空間や加熱エリアを複数のゾーンに分割し、個々のゾーンにシングルループの制御系を形成して、温度制御や湿度制御を行う。このような構成は、全体として見れば、マルチループの制御系を形成していることになる。通常、マルチループの制御系では、ゾーン間に温度干渉のような状態量干渉が発生することに特徴がある。この状態量干渉を利用し、操作量差を小さくする操作を与えることで、制御量PVを設定値SPに近付ける特性を完全に犠牲にしてしまうことは避けながらも、エネルギー的な不利を緩和することが可能になることに、発明者は着眼した。
ゾーンZ1の操作量MV1とゾーンZ2の操作量MV2(MV1>MV2)に対して、操作量差δMV(=MV1−MV2)を小さくするために、大きい方の操作量MV1を小さくする(ステップS1)。
ゾーンZ1とZ2との間には温度干渉があるので、ゾーンZ2にも影響が発生し、ゾーン2の制御量(温度)PV2は上昇する(ステップS3)。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図2は本発明の第1の実施の形態に係る空調システムの構成を示すブロック図である。
1は空調制御の対象となる空間、Z1,Z2は空間1を分割した2つのゾーン、2−1,2−2はゾーンZ1,Z2毎に温度制御を行うコントローラ、3はコントローラ2−1からゾーンZ1に出力される操作量MV1をMV1’に変更する連携動作演算部、4−1,4−2はゾーンZ1,Z2の制御量PV1,PV2を計測するセンサ、5−1,5−2はゾーンZ1,Z2に冷温風を供給する空調機、6−1,6−2はゾーンZ1,Z2の冷温風出口である。
図3に本実施の形態の空調システムで用いる制御装置の構成を示す。制御装置は、シングルループの制御系を構成するための構成要素であるコントローラ2−1,2−2と、連携動作演算部3とからなる。
本実施の形態では、操作量MV2をマスター操作量とし、操作量MV1を変更の対象となるスレーブ操作量としており、スレーブ操作量MV1に関してのみ、比較操作量入力部30−1と操作量差算出部31−1と操作量変更部32−1とが設けられる。
ダンピング処理部310,311は、操作量MV1,MV2の高周波のふらつきを削減するための構成要素である。ダンピング処理部310,311は、例えば1次遅れの時間遅れ特性のローパスフィルタで実現すればよい。ゾーンZ1のダンピング処理の時定数をT1、ゾーンZ2のダンピング処理の時定数をT2、ラプラス演算子をsとすると、ダンピング処理部310の伝達関数は1/(1+T1s)、ダンピング処理部311の伝達関数は1/(1+T2s)となる。
δMV=MV1−MV2 ・・・(1)
If δMV≦−Δ Then MV1’=MV2−Δ ・・・(2)
If δMV≧Δ Then MV1’=MV2+Δ ・・・(3)
設定値SP1は、例えばゾーンZ1の居住者によって設定され、コントローラ2−1の設定値SP入力部20−1を介してPID演算部22−1に入力される(ステップS100)。設定値SP2は、例えばゾーンZ2の居住者によって設定され、コントローラ2−2の設定値SP入力部20−2を介してPID演算部22−2に入力される(ステップS101)。
MV1=Kg1{1+(1/Ti1s)+Td1s}(SP1−PV1)
・・・(4)
MV2=Kg2{1+(1/Ti2s)+Td2s}(SP2−PV2)
・・・(5)
操作量MV出力部23−1,23−2は、PID演算部22−1,22−2から出力された操作量MV1,MV2を連携動作演算部3に出力する。なお、冷房・冷却時には、PID演算部22−1,22−2は、算出した操作量MV1,MV2をそれぞれ反転させた上で出力する。すなわち、0%の操作量MVを100%とし、100%の操作量MVを0%とするといったように反転させて出力する。
このように、本実施の形態では、ゾーン干渉と、操作量MVと制御量PVとの非線形性を利用することで、制御量PVを設定値SPに近づける特性を完全に犠牲にしてしまうことは避けながらも、エネルギー消費量を抑制することが可能になる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図9は本発明の第2の実施の形態に係る空調システムの構成を示すブロック図であり、図10は図9の空調システムで用いる制御装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態は、第1の実施の形態と同様に、中規模の空間1を2つのゾーンZ1,Z2に分けて温度制御を行なうものである。
制御装置は、コントローラ2a−1,2a−2と、連携動作演算部3aとからなる。
操作量差算出部31a−1,31a−2と操作量変更部32a−1,32a−2とは、操作量差δMVを算出し、操作量差δMVに応じて操作量MV1,MV2のうち大きい方を変更し、変更後の操作量MV1’,MV2’を操作量MV出力部23a−1,23a−2に帰還させる連携制御系を構成している。
操作量差算出部31a−1,31a−2内のダンピング処理部310,311と減算部312の動作は、第1の実施の形態と同様である。
If δMV≧Δ Then MV1’=MV2+Δ ・・・(6)
If δMV≦−Δ Then MV2’=MV1+Δ ・・・(7)
以上のような操作量MV1,MV2の変更により、操作量差δMVの絶対値は規定値Δ以下に制限される。
図13のステップS300〜S305の処理は、第1の実施の形態のステップS100〜S105と同じである。
こうして、本実施の形態のようにマスター、スレーブを規定しない場合においても、操作量MV1,MV2のうち大きい方の値が小さくなるように変更することにより、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
第2の実施の形態では、操作量MV1,MV2のうち大きい方を変更したが、操作量MV1,MV2の両方を変更してもよい。この場合、操作量変更部32a−1は、式(8)に示すように操作量差δMVが規定値Δ以上の場合、変更後の操作量MV1’を(MV1+MV2)/2+Δ/2とし、操作量変更部32a−2は、変更後の操作量MV2’を(MV1+MV2)/2−Δ/2とすればよい。
If δMV≧Δ Then MV1’=(MV1+MV2)/2+Δ/2
MV2’=(MV1+MV2)/2−Δ/2
・・・(8)
If δMV≦−Δ Then MV1’=(MV1+MV2)/2−Δ/2
MV2’=(MV1+MV2)/2+Δ/2
・・・(9)
その他の構成は第2の実施の形態と同じである。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。図14は本発明の第4の実施の形態に係る空調システムの構成を示すブロック図である。
1bは空調制御の対象となる空間、Z1〜Z6は空間1bを分割した6つのゾーン、2a−1〜2a−6はゾーンZ1〜Z6毎に温度制御を行うコントローラ、3bは連携動作演算部、4−1〜4−6はゾーンZ1〜Z6の制御量PV1〜PV6を計測するセンサ、5−1〜5−6はゾーンZ1〜Z6に冷温風を供給する空調機、6−1〜6−6はゾーンZ1〜Z6の冷温風出口である。
図15に本実施の形態の空調システムで用いる制御装置の構成を示す。制御装置は、コントローラ2a−1〜2a−6と、連携動作演算部3bとからなる。
操作量差算出部31b−1と操作量変更部32b−1とは、操作量差δMV1を算出し、操作量差δMV1に応じて制御対象のゾーンZ1の操作量MV1を変更し、変更後の操作量MV1’を操作量MV出力部23a−1に帰還させる連携制御系を構成している。
操作量差算出部31b−1内のダンピング処理部310の構成および動作は、第1の実施の形態と同様である。
MVa1=(MV2+MV4)/2 ・・・(10)
MVa1=(W2×MV2+W4×MV4)/(W2+W4) ・・・(11)
加重W2,W4は、それぞれゾーンZ2,Z4とゾーンZ1との間の制御量の干渉を考慮して調整すればよい。
δMV1=MV1−MVa1 ・・・(12)
If δMV1≦−Δ Then MV1’=MVa1−Δ ・・・(13)
If δMV1≧Δ Then MV1’=MVa1+Δ ・・・(14)
ここまでゾーンZ1の処理について説明したが、他のゾーンについても同様の処理を行えばよい。
MV3=Kg3{1+(1/Ti3s)+Td3s}(SP3−PV3)
・・・(15)
MVa2=(MV1+MV3+MV5)/3 ・・・(16)
MVa2=(W1×MV1+W3×MV3+W5×MV5)/(W1+W3+W5)
・・・(17)
加重W1,W3,W5は、それぞれゾーンZ1,Z3,Z5とゾーンZ2との間の制御量の干渉を考慮して調整すればよい。
MVa3=(MV2+MV6)/2 ・・・(18)
MVa3=(W2×MV2+W6×MV6)/(W2+W6)
・・・(19)
加重W2,W6は、それぞれゾーンZ2,Z6とゾーンZ3との間の制御量の干渉を考慮して調整すればよい。
δMV2=MV2−MVa2 ・・・(20)
δMV3=MV3−MVa3 ・・・(21)
If δMV2≦−Δ Then MV2’=MVa2−Δ ・・・(22)
If δMV2≧Δ Then MV2’=MVa2+Δ ・・・(23)
If δMV3≦−Δ Then MV3’=MVa3−Δ ・・・(24)
If δMV3≧Δ Then MV3’=MVa3+Δ ・・・(25)
こうして、空間や加熱エリアを2つ以上のゾーンに分ける場合においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
Claims (14)
- 制御対象を空間的に分割した複数のゾーンをそれぞれ制御する複数の制御ループを備えたマルチループ制御系の制御装置において、
各制御ループの制御量PVとこれに対応する各制御ループの設定値SPとの偏差に基づいて操作量を制御ループ毎に算出する複数の制御演算手段と、
算出された複数の前記操作量のうち、特定の第1の操作量と他の第2の操作量との操作量差を算出する操作量差算出手段と、
前記操作量差の絶対値が規定値Δを超える場合に前記操作量差の絶対値が小さくなるように、制御対象に出力する前記第1の操作量と第2の操作量のうち少なくとも一方を変更する操作量変更手段とを備えることを特徴とする制御装置。 - 請求項1に記載の制御装置において、
前記操作量差算出手段は、
前記第1の操作量と第2の操作量の各々にダンピング処理を行うダンピング処理手段と、
前記ダンピング処理後の第1の操作量からダンピング処理後の第2の操作量を減算して前記操作量差を算出する減算手段とを備えることを特徴とする制御装置。 - 請求項1または2に記載の制御装置において、
前記操作量差算出手段と前記操作量変更手段とは、制御対象を空間的に2つに分割する場合に、一方のゾーンについてのみ設けられ、
前記操作量差算出手段は、前記一方のゾーンの操作量を前記第1の操作量、他方のゾーンの操作量を前記第2の操作量として、前記操作量差を算出し、
前記操作量変更手段は、前記操作量差が規定値(−Δ)を下回る場合は、前記第1の操作量を、前記第2の操作量から規定値Δを減算した値に変更し、前記操作量差が規定値Δを上回る場合は、前記第1の操作量を、前記第2の操作量に規定値Δを加算した値に変更することを特徴とする制御装置。 - 請求項1または2に記載の制御装置において、
前記操作量差算出手段と前記操作量変更手段とは、制御対象を空間的に2つに分割する場合に、ゾーン毎に設けられ、
各操作量差算出手段は、一方のゾーンの操作量を前記第1の操作量、他方のゾーンの操作量を前記第2の操作量として、前記操作量差を算出し、
各操作量変更手段は、前記操作量差が規定値(−Δ)を下回る場合は、前記第2の操作量を、前記第1の操作量に規定値Δを加算した値に変更し、前記操作量差が規定値Δを上回る場合は、前記第1の操作量を、前記第2の操作量に規定値Δを加算した値に変更することを特徴とする制御装置。 - 請求項1または2に記載の制御装置において、
前記操作量差算出手段と前記操作量変更手段とは、制御対象を空間的に2つに分割する場合に、ゾーン毎に設けられ、
各操作量差算出手段は、一方のゾーンの操作量を前記第1の操作量、他方のゾーンの操作量を前記第2の操作量として、前記操作量差を算出し、
各操作量変更手段は、前記操作量差が規定値(−Δ)を下回る場合は、前記第1の操作量を、前記第1の操作量と第2の操作量との平均値からΔ/2を減算した値に変更すると共に、前記第2の操作量を、前記平均値にΔ/2を加算した値に変更し、前記操作量差が規定値Δを上回る場合は、前記第1の操作量を、前記平均値にΔ/2を加算した値に変更すると共に、前記第2の操作量を、前記平均値からΔ/2を減算した値に変更することを特徴とする制御装置。 - 請求項1または2に記載の制御装置において、
前記操作量差算出手段と前記操作量変更手段とは、制御対象を空間的に2つ以上に分割する場合に、ゾーン毎に設けられ、
各操作量差算出手段は、制御対象のゾーンの操作量を前記第1の操作量、制御対象のゾーンに空間的に隣接するゾーンの操作量の平均値を前記第2の操作量として、前記操作量差をゾーン毎に算出し、
各操作量変更手段は、制御対象のゾーンについて算出された前記操作量差が規定値(−Δ)を下回る場合は、前記第1の操作量を、前記第2の操作量から規定値Δを減算した値に変更し、制御対象のゾーンについて算出された前記操作量差が規定値Δを上回る場合は、前記第1の操作量を、前記第2の操作量に規定値Δを加算した値に変更することを特徴とする制御装置。 - 請求項6に記載の制御装置において、
前記第2の操作量は、制御対象のゾーンに空間的に隣接するゾーンの操作量の加重平均値であることを特徴とする制御装置。 - 制御対象を空間的に分割した複数のゾーンをそれぞれ制御する複数の制御ループを備えたマルチループ制御系の制御方法において、
各制御ループの制御量PVとこれに対応する各制御ループの設定値SPとの偏差に基づいて操作量を制御ループ毎に算出する制御演算手順と、
算出された複数の前記操作量のうち、特定の第1の操作量と他の第2の操作量との操作量差を算出する操作量差算出手順と、
前記操作量差の絶対値が規定値Δを超える場合に前記操作量差の絶対値が小さくなるように、制御対象に出力する前記第1の操作量と第2の操作量のうち少なくとも一方を変更する操作量変更手順とを備えることを特徴とする制御方法。 - 請求項8に記載の制御方法において、
前記操作量差算出手順は、
前記第1の操作量と第2の操作量の各々にダンピング処理を行うダンピング処理手順と、
前記ダンピング処理後の第1の操作量からダンピング処理後の第2の操作量を減算して前記操作量差を算出する減算手順とを備えることを特徴とする制御方法。 - 請求項8または9に記載の制御方法において、
前記操作量差算出手順と前記操作量変更手順とは、制御対象を空間的に2つに分割する場合に、一方のゾーンについてのみ実行され、
前記操作量差算出手順は、前記一方のゾーンの操作量を前記第1の操作量、他方のゾーンの操作量を前記第2の操作量として、前記操作量差を算出し、
前記操作量変更手順は、前記操作量差が規定値(−Δ)を下回る場合は、前記第1の操作量を、前記第2の操作量から規定値Δを減算した値に変更し、前記操作量差が規定値Δを上回る場合は、前記第1の操作量を、前記第2の操作量に規定値Δを加算した値に変更することを特徴とする制御方法。 - 請求項8または9に記載の制御方法において、
前記操作量差算出手順と前記操作量変更手順とは、制御対象を空間的に2つに分割する場合に、ゾーン毎に実行され、
各操作量差算出手順は、一方のゾーンの操作量を前記第1の操作量、他方のゾーンの操作量を前記第2の操作量として、前記操作量差を算出し、
各操作量変更手順は、前記操作量差が規定値(−Δ)を下回る場合は、前記第2の操作量を、前記第1の操作量に規定値Δを加算した値に変更し、前記操作量差が規定値Δを上回る場合は、前記第1の操作量を、前記第2の操作量に規定値Δを加算した値に変更することを特徴とする制御方法。 - 請求項8または9に記載の制御方法において、
前記操作量差算出手順と前記操作量変更手順とは、制御対象を空間的に2つに分割する場合に、ゾーン毎に実行され、
各操作量差算出手順は、一方のゾーンの操作量を前記第1の操作量、他方のゾーンの操作量を前記第2の操作量として、前記操作量差を算出し、
各操作量変更手順は、前記操作量差が規定値(−Δ)を下回る場合は、前記第1の操作量を、前記第1の操作量と第2の操作量との平均値からΔ/2を減算した値に変更すると共に、前記第2の操作量を、前記平均値にΔ/2を加算した値に変更し、前記操作量差が規定値Δを上回る場合は、前記第1の操作量を、前記平均値にΔ/2を加算した値に変更すると共に、前記第2の操作量を、前記平均値からΔ/2を減算した値に変更することを特徴とする制御方法。 - 請求項8または9に記載の制御方法において、
前記操作量差算出手順と前記操作量変更手順とは、制御対象を空間的に2つ以上に分割する場合に、ゾーン毎に実行され、
各操作量差算出手順は、制御対象のゾーンの操作量を前記第1の操作量、制御対象のゾーンに空間的に隣接するゾーンの操作量の平均値を前記第2の操作量として、前記操作量差をゾーン毎に算出し、
各操作量変更手順は、制御対象のゾーンについて算出された前記操作量差が規定値(−Δ)を下回る場合は、前記第1の操作量を、前記第2の操作量から規定値Δを減算した値に変更し、制御対象のゾーンについて算出された前記操作量差が規定値Δを上回る場合は、前記第1の操作量を、前記第2の操作量に規定値Δを加算した値に変更することを特徴とする制御方法。 - 請求項13に記載の制御方法において、
前記第2の操作量は、制御対象のゾーンに空間的に隣接するゾーンの操作量の加重平均値であることを特徴とする制御方法。
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