JP6091921B2 - 電池モジュール及び組電池 - Google Patents

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Description

本発明は、ラミネート型単電池を組み合わせて構成される電池モジュール及び複数個の電池モジュールを積層した積層体を含んで構成される組電池に関する。
高エネルギ密度化や高出力密度化等が望まれる車載用の動力源として、リチウムイオン電池等をラミネートフィルムによって封止したラミネート型単電池を複数接続して形成される組電池を採用することが提案されている。例えば、特許文献1には、図10に示す組電池1が記載されている。この組電池1は、矩形状のラミネート型単電池2と、ラミネート型単電池2を保持するべくその周縁を囲うフレーム3と、冷却プレート4、4とを有している。ラミネート型単電池2を保持したフレーム3が複数積層されることで電池ユニット5が構成され、該電池ユニット5の積層方向両側を冷却プレート4、4によって挟持することで組電池1が構成されている。なお、図10は、組電池1の部分縦断面図であり、説明の便宜上、電池ユニット5を構成する複数のラミネート型単電池2及びフレーム3のうち、積層方向の中間部分に配置されるものを省略して示している。
具体的には、フレーム3のそれぞれの周縁部には、該フレーム3を積層して電池ユニット5を構成したときに、互いに重畳されることで、電池ユニット5を積層方向に貫通する貫通孔3aが形成されている。また、冷却プレート4、4の周縁部には、電池ユニット5を挟持した際に、貫通孔3aと重なる貫通孔4aが形成されている。
組電池1を形成する場合、先ず、貫通孔4aにボルト6を挿通させた冷却プレート4上に、さらに、貫通孔3aにボルト6を挿通させつつ、鉛直方向にフレーム3を積層する。これによって、冷却プレート4上に電池ユニット5を形成する。この電池ユニット5の上にさらに冷却プレート4を積層し、積層方向上下の冷却プレート4、4で電池ユニット5を挟持して加圧した状態で、ボルト6の両端にナット7、7を螺合する。これによって、複数のフレーム3及び冷却プレート4、4が互いに一体に固定されるとともに、積層された各ラミネート型単電池2の電極(不図示)同士が接触するように面圧が付与されて、緊締状態の組電池1が構成される。
特許第3972884号公報
上記の組電池1では、ラミネート型単電池2を保持した複数のフレーム3同士が重力方向に沿って積層されている。このため、積層方向の下方に配置されるラミネート型単電池2には、重力によって、上方に配置されるラミネート型単電池2の重さ分の荷重が加わる。その結果、積層方向の上下でラミネート型単電池2に付与される面圧の大きさに差が生じてしまう。すなわち、下方のラミネート型単電池2に大きな面圧が生じる。
このような面圧差によって、例えば、局所的に過度な面圧が付与されたラミネート型単電池2では、電池反応が阻害されてしまう懸念がある。例えば、ラミネート型単電池2を直列に接続して構成される組電池1中に、上記のように十分な電池反応が得られないラミネート型単電池2が含まれる場合、組電池1の高出力化が困難となる懸念がある。このような組電池1の出力を高めるためには、ラミネート型単電池2の積層数をさらに増加させなければならず、組電池1が大型化・重量化してしまう。
また、ラミネート型単電池2のそれぞれは、充放電や経年変化によって膨張することがある。上記の組電池1は、ボルト6及びナット7等の緊締部材によって、初期のラミネート型単電池2の厚さに合わせて、積層方向の高さが維持されるように規定されている。このため、組電池1では、ラミネート型単電池2が膨張した際に、固定部材やその周辺の構成に過大な応力が作用することになるので、十分な耐久性が得られない懸念がある。一方、組電池1の構成を上記の応力に耐え得る強度とすると、組電池1が大型化・重量化してしまうことが考えられる。
さらに、組電池1を車体に搭載する場合、車体の設置スペースの形状・容積に適合した組電池1を構成する必要がある。設置スペースの形状や容積は車種によって異なるので、このことに対応して様々な大きさの組電池1が求められる。しかしながら、上記の組電池1では、所定の積層数のラミネート型単電池2及びフレーム3からなる電池ユニット5を一組の冷却プレート4、4で挟持して構成されるため、組電池1全体の大きさ(高さ)を自由に変更することは困難である。すなわち、様々な形状・容積の設置スペースに対応するためには、大きさの異なる複数の組電池1を予め準備する必要があり、生産効率の観点から好ましくない。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、鉛直方向に積層された複数個のラミネート型単電池それぞれに一定の面圧を付与すること、大型化及び重量化することなく耐久性を向上させること、2個のラミネート型単電池を独立した構成単位とし、レイアウト性を向上させることが可能な電池モジュールと、該電池モジュールを複数個積層した積層体を含んで構成され、レイアウトの自由度及び生産効率を向上させることが可能な組電池を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、ラミネート型単電池を組み合わせて構成される電池モジュールであって、
互いに離間して対向するように積層配置される2個の前記ラミネート型単電池と、
前記ラミネート型単電池同士の間に介在し、前記ラミネート型単電池を互いに離間する方向に弾発付勢する弾性部材と、
前記2個のラミネート型単電池を積層方向の外側から挟持する一組の挟持板と、
前記挟持板同士の間の距離を固定する距離固定手段と、
を備え
前記距離固定手段は、
前記一組の挟持板を前記積層方向に沿って貫通する軸部と、前記軸部の長手方向の一端側に形成され、且つ前記一組の挟持板の前記積層方向の外側の一端面に当接する頭部と、を有するピンと、
前記一組の挟持板を貫通した前記軸部の長手方向の他端側から挿通され、前記一組の挟持板の前記積層方向の外側の他端面に当接する止め輪と、を含んで構成され、
前記ピンの端面に他の電池モジュールが当接し、該ピンが積層荷重を受けるように前記他の電池モジュールを積層可能であることを特徴とする。
この電池モジュールでは、2個を一組とするラミネート型単電池が弾性部材によって弾発付勢されて互いに離間しているため、両者の間にクリアランスが生じる。このクリアランスが、冷却気体が通過する流通路となるので、ラミネート型単電池を冷却することが容易である。
そして、ラミネート型単電池や弾性部材、挟持板等の重さによる荷重を距離固定手段で受けるので、電池モジュール同士を積層したときには、上方の電池モジュールの重さによる荷重が、下方の電池モジュールの距離固定手段に作用する。このため、下方の電池モジュールのラミネート型単電池に荷重が作用することが回避される。従って、この場合においても、各ラミネート型単電池の面圧が互いに略同等となる。
また、一組のラミネート型単電池を積層方向の外側から挟持する挟持板同士の間の距離が、距離固定手段によって規定されて所定の間隔に維持されているので、充放電や経年変化によってラミネート型単電池が膨張する際、ラミネート型単電池の体積は、挟持板側に膨張することが抑止され、該挟持板側とは反対に向かって、すなわち、互いの間に存在する弾性部材に向かって増加する。このことから諒解されるように、距離固定手段によって、ラミネート型単電池や挟持板が初期の位置から積層方向外方に向かって変位することが防止される。
このため、ラミネート型単電池が膨張したときであっても、上方の電池モジュールのラミネート型単電池と、下方の電池モジュールのラミネート型単電池とが押接し合うことが防止される。従って、この場合にも、各ラミネート型単電池の面圧が互いに略同等の状態が保たれる。
さらに、この際には弾性部材が圧縮される。これに伴って体積増加に伴う応力が吸収ないし緩和されるので、挟持板や距離固定手段等に過大な応力が作用することを抑制できる。すなわち、この電池モジュールは、破損が生じ難い。その上、距離固定手段によって挟持板やラミネート型単電池が積層方向の外方に変位することが回避されるので、電池モジュール全体としての体積(大きさ)が変化することがない(寸法変化しない)。
組電池は、上記した電池モジュールを積層した積層体を含んで構成される。すなわち、本発明は、ラミネート型単電池を組み合わせて構成される複数個の電池モジュールを積層した積層体を含んで構成される組電池であって、
前記電池モジュールは、
互いに離間して対向するように積層配置される2個の前記ラミネート型単電池と、
前記ラミネート型単電池同士の間に介在し、前記ラミネート型単電池を互いに離間する方向に弾発付勢する弾性部材と、
前記2個のラミネート型単電池を積層方向の外側から挟持する一組の挟持板と、
前記挟持板同士の間の距離を固定する距離固定手段と、
を備え
前記距離固定手段は、
前記一組の挟持板を前記積層方向に沿って貫通する軸部と、前記軸部の長手方向の一端側に形成され、且つ前記一組の挟持板の前記積層方向の外側の一端面に当接する頭部と、を有するピンと、
前記一組の挟持板を貫通した前記軸部の長手方向の他端側から挿通され、前記一組の挟持板の前記積層方向の外側の他端面に当接する止め輪と、を含んで構成され、
前記積層体では、複数個の前記電池モジュールの前記ピン同士が前記軸部の長手方向に沿って重畳されることで、該ピンが積層荷重を受けることを特徴とする。
この場合、積層体を構成する電池モジュールの積層個数や、積層体の個数、配置等を種々変更することにより、様々な形状・大きさの組電池を得ることができる。1個の電池モジュールを構成するラミネート型単電池が一組であるために個数や配置の自由度が大きいので、設置スペースの形状・容積に合わせて組電池の形状・大きさを設定することが容易である。このように、積層体を組み合わせて組電池を構成するようにしたことにより、レイアウトの自由度、換言すれば、汎用性が向上する。
そして、上記したように、電池モジュールを積層した積層体では、下方の電池モジュールを構成するラミネート型単電池に、上方の電池モジュールを構成するラミネート型単電池の重さによる荷重が作用することが回避される。
従って、各々のラミネート型単電池に付与される面圧を、積層方向の上下に関わらず偏りなく略同等とすることができる。このため、下方のラミネート型単電池に過度な面圧が付与されて電池反応が阻害される懸念が払拭される。
また、ラミネート型単電池が膨張したときであっても、その際に発生した応力が弾性部材を圧縮することで吸収ないし緩和されるので、挟持板や距離固定手段等に過大な応力が作用することが回避される。すなわち、組電池を大型化及び重量化することなく、その耐久性を向上させることができる。その結果として、組電池の高エネルギ密度化及び高出力密度化を図ることが可能になる。
さらに、ラミネート型単電池が膨張しても、上記したように電池モジュールの大きさが変化することが回避されるため、積層体や組電池の大きさが変化することもない。すなわち、組電池は、組立(電池モジュールの積層)当初の大きさを維持する。従って、組電池の設置スペースを、組立当初の大きさに応じて設定すればよく、ラミネート型単電池の体積増加を考慮する必要は特にない。このため、設置スペースを狭小化することが可能である。
上記の構成において、前記弾性部材が、前記ラミネート型単電池同士の対向面に沿って介装され、且つ前記対向面に沿う面が波形状に形成された板バネであることが好ましい。この場合、板バネの弾性力が、ラミネート型単電池同士の対向面の略全体に加えられる。従って、ラミネート型単電池に付与される面圧を面内方向において略均一にすることができる。
また、前記挟持板は、前記ラミネート型単電池で発生する熱を放散する放熱板であることが好ましい。この場合、2個のラミネート型単電池の積層方向の外側の面に、挟持板として放熱板が面接触するため、上記の熱を効率的に放散することができる。
そして、前記弾性部材と前記ラミネート型単電池との間に介装され、且つ前記ラミネート型単電池で発生する熱を放散する内側放熱板をさらに備えることが好ましい。すなわち、ラミネート型単電池同士の対向面に対して、該対向面に面接触する内側放熱板を介して、弾性部材による弾性力が付与される。このため、ラミネート型単電池に付与される面圧を、面内方向においてより効果的に略均一にすることができる。
また、金属等に比して剛性の低いラミネートフィルム(外装被膜)内に電池要素が収容されたラミネート型単電池であっても、該ラミネート型単電池と弾性部材との間に介装される内側放熱板によって、電池モジュールの構造内に安定して保持される。すなわち、電池モジュール全体の構造を安定化及び高強度化することができる。さらに、内側放熱板がラミネート型単電池同士の対向面に面接触することによって、上記の熱を一層効率的に放熱することができる。
さらに、前記距離固定手段は、前記一組の挟持板を前記積層方向に沿って貫通する軸部と、前記軸部の長手方向の一端側に形成され、且つ前記一組の挟持板の前記積層方向の外側の一端面に当接する頭部と、を有するピンと、
前記一組の挟持板を貫通した前記軸部の長手方向の他端側から挿通され、前記一組の挟持板の前記積層方向の外側の他端面に当接する止め輪と、を含んで構成され、
前記頭部には、前記軸部の他端側を嵌合可能な溝が形成され、前記溝に前記他端側が嵌合されるインロー構造によって、複数の前記ピン同士が前記軸部の長手方向に沿って互いに位置決めされた状態で重畳可能であることが好ましい。
この場合、ピンの軸部が一組の挟持板を積層方向に沿って貫通することで、弾性部材を介して対向する2個のラミネート型単電池、及び該2個のラミネート型単電池を挟持する一組の挟持板をそれぞれ積層した状態で抜け止めすることができる。また、一組の挟持板の積層方向の両端面には、それぞれピンの頭部と、止め輪とが当接するため、頭部と止め輪で挟持板が堰止される。このため、挟持板やラミネート型単電池が積層方向外方に変位することを抑止できる。
これによって、2個のラミネート型単電池のそれぞれが、互いの間に介在する弾性部材によって、挟持板に押し当てられるように弾発付勢された状態で維持される。すなわち、この電池モジュールでは、ピンと止め輪のような簡易な構成によって、互いに間隔をおいて対向するラミネート型単電池を挟持する一組の挟持板同士の間の距離を容易に規定することができる。
また、複数個の電池モジュールを積層する際、積層方向の上下で隣接する電池モジュールのピン同士が、その長手方向に沿って重畳されることになる。この際、下方の電池モジュールのピンの頭部に形成された溝に、上方の電池モジュールのピンの軸部の他端側(先端側)を嵌合させることができる。これによって、電池モジュール同士を積層する際、互いの位置決めが容易となる。
このため、複数個の電池モジュールそれぞれを効率的に積層して積層体を形成することができる。ひいては、1個の積層体又は電気的に接続された複数個の積層体から構成される組電池の生産効率を向上させることができる。
また、この構成の距離固定手段では、上記の通り、複数個の電池モジュールを積層したときに、積層方向上下で隣接する電池モジュールのピン同士が、互いに接触するように重畳される。従って、電池モジュールの重さによる荷重は、重畳されたピンに付加される。この際、各電池モジュール中の一組の挟持板は、上記の通り、ラミネート型単電池を介して弾性部材によって互いに離間するように弾発付勢された状態でピンの頭部と止め輪とで堰止されているので、組電池の構成前後で互いの距離が維持される。
以上のような理由から、上方の電池モジュールの荷重が下方の電池モジュールのラミネート型単電池に付加されることはない。このため、複数個の電池モジュールを鉛直方向に積層しても、積層方向の上下において、ラミネート型単電池に付与される面圧の大きさを簡易な構成によって容易に略均等にすることができる。
前記ピンは、長手方向に沿って貫通孔が形成された中空体であることが好ましい。この場合、複数個の電池モジュールを積層した場合に、重畳されたピンの貫通孔が互いに連通する。このように連通した貫通孔に対して、例えば、締結部材を通すことで、複数個の電池モジュールを積層した状態で容易に固定して積層体を形成することが可能になる。
組電池においては、前記積層体中の前記複数個の電池モジュールを、互いに離間して積層することが好ましい。この場合、電池モジュール同士の間の空間を介して、ラミネート型単電池で発生する熱をより効果的に放散することが可能になる。
本発明では、弾性部材を介して互いに離間する2個のラミネート型単電池を一組の挟持板で挟持し、該一組の挟持板の間の距離を距離固定手段によって固定することで、電池モジュールを独立に構成した。これによって、複数個の電池モジュールを積層した積層体から組電池を構成する際、積層方向の上下で偏りのない一定の大きさの面圧をラミネート型単電池にそれぞれ付与することができ、また、電池モジュール及び組電池の小型軽量化を図りつつ、耐久性を向上させること、及びレイアウト性や生産効率を向上させることができる。
本実施形態に係る組電池の全体概略斜視図である。 図1のII−II線矢視部分断面図である。 図1に示す組電池を構成する積層体の側面図である。 図3に示す積層体を構成する電池モジュールの全体概略斜視図である。 図4に示す電池モジュールの側面図である。 図4に示す電池モジュールの分解斜視図である。 図4に示す電池モジュールのインロー構造を説明するための組電池の要部拡大縦断面図である。 積層初期のラミネート型単電池の体積と電池モジュールの高さとの関係を説明する説明図である。 膨張時のラミネート型単電池の体積と電池モジュールの高さとの関係を説明する説明図である。 特許文献1記載の組電池の概略構成を示す部分縦断面図である。
以下、本発明に係る電池モジュール及び組電池について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2を参照しつつ、本実施形態に係る組電池10について説明する。図1は、組電池10の全体概略斜視図であり、図2は、図1のII−II線矢視部分断面図である。なお、図1では、説明の便宜上、ケーシング12を省略して示している。
組電池10は、ラミネート型単電池14(後述する図6参照)を組み合わせて構成される電池モジュール16を複数個積層した積層体18を含んで構成される。具体的には、組電池10は、図1に示すように矢印X方向に沿って3個、矢印Y方向に沿って2個の合計6個の積層体18が、直列又は並列に配置された状態で、図2に示すようにケーシング12内に収容されている。
なお、本実施形態では、上記の通りに配置された6個の積層体18から組電池10を構成することとしたが、特にこれに限定されるものではない。組電池を収容するスペースの形状・容積や、求められる組電池の出力の大きさ等に応じて、必要な個数の積層体18を直列又は並列に配置することで、組電池が構成される。また、組電池は、1個の積層体18から構成してもよい。
ケーシング12及び該ケーシング12内に収容された積層体18はそれぞれ、基台20に対して、取付部材22と、タイロッド24(締結部材)と、ナット26とを介して、取り付けられている。ケーシング12は、組電池10を囲繞するものであり、樹脂や金属等から構成することができる。ケーシング12の天板面には、タイロッド24を挿通可能な貫通孔12a(図2参照)が形成されている。
取付部材22は、基台20に面接触する脚部28と、内部にナット26を収容可能な空間が形成されるように、脚部28から鉛直方向(矢印Z方向)上方に向かう凸形状に形成された天板部30とを有している。例えば、不図示の締結部材等によって、基台20に対して、脚部28が取り付けられる。また、天板部30の天面には、タイロッド24が挿通可能な貫通孔30a(図2参照)が形成されている。
図3に示すように、積層体18は、5個の電池モジュール16が鉛直方向に積層されて構成され、後述するように、タイロッド24及びナット26によって、ケーシング12及び取付部材22(基台20)に固定されている。なお、図3は、タイロッド24及びナット26によって基台20に固定された積層体18の側面図であり、説明の便宜上、ケーシング12と、基台20の一部とを省略して示している。
ここで、図1〜図3の例示では、積層体18は、5個の電池モジュール16を積層して構成されることとしたが、電池モジュール16の積層数は勿論これに限定されるものではない。電池モジュール16の積層数は、自由に調整することが可能である。
以下、図4〜図6を参照しつつ、電池モジュール16の構成について詳細に説明する。図4は電池モジュール16の全体概略斜視図であり、図5はその側面図、図6はその分解斜視図である。
電池モジュール16は、2個のラミネート型単電池14、14と、板バネ(弾性部材)32と、2枚を一組とする外側放熱板(挟持板)34、34と、距離固定手段36と、2枚の内側放熱板38、38とを有している。具体的には、電池モジュール16は、鉛直方向(積層方向、矢印Z方向)の下方から、外側放熱板34、ラミネート型単電池14、内側放熱板38、板バネ32、内側放熱板38、ラミネート型単電池14、外側放熱板34の順で積層された状態で、4個の距離固定手段36によって連結されている。
ラミネート型単電池14(図6参照)は、例えば、ラミネート型のリチウムイオン二次電池であり、平板形状の電解質膜を同形状の正極と負極で交互に挟み込んで積層し、電解質液を含浸させた後、絶縁樹脂膜を貼付した外装被覆膜で挟んで、真空引きしながら周囲を熱溶着によってシールすることで構成される。また、ラミネート型単電池14の矢印Y方向の一端部からは、不図示の外部端子を電気的に接続するための集電タブ40が突出している。
電池モジュール16は、上記のラミネート型単電池14を2個一組として備えている。2個のラミネート型単電池14、14は、額縁形状のフレーム42によって、周縁部がそれぞれ保持された状態で、互いに離間して対向するように積層配置されている。フレーム42は、例えば、樹脂を射出成形すること等によって形成することができ、該フレーム42の4隅には、貫通孔42aが形成されている。
板バネ32は、ラミネート型単電池14、14同士の互いに対向する側の面(対向面14a)に沿って介装され、該対向面14aに沿う面が波形状に形成されている。この板バネ32は、内側放熱板38、38を介して、ラミネート型単電池14、14を互いに離間する方向に弾発付勢する。
また、板バネ32の矢印X方向の一端側の2隅には貫通孔32aが形成され、他端側の2隅には、切欠部32bが形成されている。板バネ32は、例えば、アルミニウムや銅等の熱伝導性に優れた材料から形成されることが好ましい。この場合、板バネ32を介して、ラミネート型単電池14、14で発生した熱を効率的に放散することが可能になる。
一組の外側放熱板34、34は、2個のラミネート型単電池14、14を積層方向の外側から挟持している。また、外側放熱板34の4隅には、貫通孔34aが形成されている。外側放熱板34は、例えば、アルミニウムや銅等の熱伝導性に優れた材料から形成され、ラミネート型単電池14に接触することによって、該ラミネート型単電池14で発生した熱を効率的に放散することができる。
内側放熱板38、38は、板バネ32とラミネート型単電池14、14との間にそれぞれ介装されている。また、内側放熱板38の4隅には、貫通孔38aが形成されている。内側放熱板38も外側放熱板34と同様に、例えば、アルミニウムや銅等の熱伝導性に優れた材料から形成され、ラミネート型単電池14で発生した熱を効率的に放散する。
電池モジュール16の上記した各構成要素を積層した半製品では、該半製品の4隅をそれぞれ積層方向に沿って貫通する貫通孔が形成されている。すなわち、外側放熱板34、フレーム42、内側放熱板38それぞれの4隅と、板バネ32の2隅とにそれぞれ形成された貫通孔34a、42a、38a、32aは、互いに連通するように積層される。同様に、貫通孔34a、42a、38aと、板バネ32の2隅に形成された切欠部32bとは、互いに連通するように積層される。以下、互いに連通した貫通孔34a、42a、38a、32a及び切欠部32bを総称して貫通孔16aともいう。
距離固定手段36は、貫通孔16aに対してそれぞれ設けられ、上記の通り積層された外側放熱板34、34同士の間の距離を固定する。具体的には、距離固定手段36は、ピン44と、止め輪46と、シム48とを備えている。
ピン44は、長手方向に沿って貫通孔44aが形成された中空体である。また、ピン44は、貫通孔16aに挿通される軸部50と、該軸部50の長手方向の一端側に形成された頭部52とを備えている。頭部52は、軸部50に比して大きい径であり、該軸部50が貫通孔16aに挿通された際に、外側放熱板34の積層方向の外側の一端面(外面34b)に当接する。また、外面34bと当接する頭部52の面と反対側の面には、軸部50の先端側が嵌合可能な溝54が形成されている。
止め輪46は、例えばC型のスナップリングであり、貫通孔16aに通された軸部50の先端側に取り付けられる。なお、軸部50の先端側には、止め輪46が係合する係合溝50a(後述する図7参照)が形成されていてもよい。
このように、軸部50に止め輪46が取り付けられることで、頭部52と止め輪46との間に、上記の半製品の各構成要素が抜け止めされて介在した状態で、該頭部52と止め輪46との間の距離が固定される。
すなわち、外側放熱板34、34は、上記の通り、板バネ32の弾性力によって互いに離間する方向に弾発付勢されている。その一方で、外側放熱板34、34は、頭部52と止め輪46によって堰止される。従って、本実施形態では、一組の外側放熱板34、34同士の間の距離が、ピン44及び止め輪46と、板バネ32とによって固定されている。
ここで、板バネ32は、上記の通り、矢印X方向の一端側の貫通孔32aに軸部50が挿通されることで抜け止めされ、半製品に対して位置決め固定されている。一方で、矢印X方向の他端側の切欠部32bは、軸部50に対して接近又は離反することが可能になっている。これによって、板バネ32は、矢印X方向に伸縮可能である。そして、伸張状態であるときには、内側放熱板38を介して、該内側放熱板38から積層方向外側の各構成要素を互いに離間する方向に弾発付勢することができる。
シム48は、軸部50の先端側において、止め輪46と外側放熱板34との間に介在することで、一組の外側放熱板34、34同士の間の距離を調整するものである。すなわち、シム48の厚さや枚数を調整することで、板バネ32によってラミネート型単電池14に付与するべき面圧の大きさや、膨張時のラミネート型単電池14の体積等に応じて、外側放熱板34、34同士の間を適切な距離とすることができる。
本実施形態に係る電池モジュール16は、基本的には以上のように構成されるものであり、5個の電池モジュール16が、ピン44に設けられたインロー構造によって互いに位置決めされつつ積層されることで積層体18が形成される。
ここで、図7を参照しつつ、上記のインロー構造について説明する。なお、図7は、組電池10の要部拡大縦断面図である。また、図7では、説明の便宜上、積層方向に隣接する上方の電池モジュール16に「161」の参照符号を付し、下方の電池モジュール16に「162」の参照符号を付している。また、ピン44の各構成についても同様に、積層方向の上方と下方とで異なる符号を付している。
例えば、図7に示すように、電池モジュール161、162を鉛直方向の上下で隣接するように積層する場合、電池モジュール161のピン441と、電池モジュール162のピン442が、互いの長手方向に沿って重畳される。このとき、下方の電池モジュール162のピン442の頭部522に形成された溝542に、上方の電池モジュール161のピン441の軸部501の先端側を嵌合させることができる。
このため、電池モジュール161、162を積層する際に、ピン442の頭部522と、ピン441の軸部501との間に設けられたインロー構造によって、互いの積層方向の位置を容易に揃えることができる。すなわち、位置決めを容易に行うことができる。この嵌合に伴い、インロー構造が構成される。
また、このように積層された電池モジュール161、162では、軸部501の先端と、溝542の底部とが接触する。このため、軸部501の長さ、及び溝542の深さは、電池モジュール161、162同士の間が図7に示す所定の距離Lで離間するように設定されている。これによって、電池モジュール161、162同士の間にクリアランスが形成されるため、該クリアランスを介して、ラミネート型単電池14で発生する熱を効果的に放散することが可能になる。
積層体18を形成する場合、上記と同様に、例えば、5個の電池モジュール16をそれぞれ積層する。これによって重畳されたピン44では、互いの中空部分が連なる。すなわち、積層体18を積層方向に沿って貫通する貫通孔18aが、重畳されたピン44の内部に形成される。この貫通孔18aに、上記のタイロッド24を挿通することが可能になっている。
従って、積層体18をケーシング12の内部に収容し、且つ基台20に取り付けて、組電池10を構成する場合、先ず、電池モジュール16を上記のインロー構造によって積層して積層体18を形成する。この積層体18の貫通孔18aと、ケーシング12の貫通孔12aとが連なるように、該ケーシング12の天板部を積層体18の積層方向上端部に配置する。さらに、積層体18の貫通孔18aと、取付部材22の天板部30に形成された貫通孔30aとが連なるように、取付部材22を積層体18の積層方向下端部に配置する。
これによって連通した貫通孔12a、18a、30aにタイロッド24を挿通し、貫通孔30aから突出したタイロッド24の先端側にナット26を螺合させる。これによって、取付部材22と、積層体18と、ケーシング12とが一体に固定される。積層体18の4隅に形成された貫通孔18aに対して、それぞれ同様に、タイロッド24を挿通し、取付部材22及びケーシング12と積層体18とを一体に固定する。
なお、ケーシング12とタイロッド24の頭部との間には、カラー部材56を介在させてもよい。カラー部材56は、ピン44の頭部52に形成された溝54に嵌合可能な軸部と、ケーシング12の外面に当接する頭部とを有する中空体である。カラー部材56によって、例えば、タイロッド24とナット26とを螺合する際に、ケーシング12を保護することや、タイロッド24による固定が緩むことを抑制することができる。
次いで、取付部材22の脚部28を基台20に対して上記のように取り付ける。これによって、取付部材22を介して、積層体18及びケーシング12が基台20に対して取り付けられる。
以上のようにして、例えば、6個の積層体18を、基台20に取り付け、且つ互いの集電タブ40を不図示のバスバーや接続線を介して電気的に接続することによって、組電池10を得ることができる。
すなわち、組電池10は、上記の通り、2個のラミネート型単電池14を独立した構成単位として含む電池モジュール16を複数個積層した積層体18から構成されている。この積層体18中、積層方向の上下で隣接する電池モジュール16において互いに接触するのは、上方のピン44(441)の軸部50(501)の先端と、下方のピン44(442)の溝54(542)の底部である(図7参照)、すなわち、ピン44同士である。
このため、積層方向の上方の電池モジュール16の重さによる荷重は、積層方向の下方の電池モジュール16のピン44に作用する。つまり、電池モジュール16それぞれの外側放熱板34同士の間の距離は、組電池10の構成前と同一距離を維持し、且つ上記の荷重は、ラミネート型単電池14には付加されない。このため、電池モジュール16を積層した積層体18では、積層方向の上下において、ラミネート型単電池14に付与される面圧の大きさを一定にすることができる。
また、ラミネート型単電池14は、充放電や経年変化によって体積が膨張することがある。積層初期(膨張前)のラミネート型単電池14の体積と電池モジュール16の高さとの関係を図8に模式的に示し、膨張時のラミネート型単電池14の体積と電池モジュール16の高さとの関係を図9に模式的に示す。
図8及び図9に示すように、電池モジュール16では、ラミネート型単電池14の対向面14aと反対側の面14bがそれぞれ外側放熱板34に接触し、且つこの外側放熱板34同士の間の距離が距離固定手段36によって固定されている。このため、ラミネート型単電池14の体積が外側放熱板34側に膨張することが抑止されている。
一方で、ラミネート型単電池14の面14bが内側放熱板38に接触し、該内側放熱板38を介して板バネ32(図5)に臨んでいる。すなわち、内側放熱板38は、板バネ32側に指向する力が作用したとき、該板バネ32の弾性力に抗して、ラミネート型単電池14、14同士の間の空間側に移動することが可能である。
従って、図9に示すように、ラミネート型単電池14が膨張する際、ラミネート型単電池14の体積は、内側放熱板38側に向かって増加する。換言すると、ラミネート型単電池14、14同士の間の空間に向かって増加する。つまり、ラミネート型単電池14がそれぞれ膨張しても、上記の通り、電池モジュール16自体の積層方向の高さhは変化しない(寸法変化しない)。
このように、寸法変化することがない電池モジュール16を複数個積層した積層体18、ひいては、積層体18を複数個組み合わせて構成される組電池10についても、ラミネート型単電池14の体積変化に関わらず寸法変化が生じることがない。このため、組電池10と該組電池10を収容するスペースとの間の寸法整合性が良く、レイアウトの自由度を向上させることができる。
また、電池モジュール16では、上記の通り、ラミネート型単電池14、14同士の間に予め空間が確保されており、この空間に向かってラミネート型単電池14が膨張することができる。このため、ラミネート型単電池14が膨張しても、ピン44や外側放熱板34等の構成部材に過大な応力が作用することが抑制される。従って、電池モジュール16の構成を上記の荷重に耐え得るような強度とするべく、大型化及び重量化することなく、その耐久性を向上させることができる。
さらに、電池モジュール16では、2個のラミネート型単電池14を独立した構成単位として含んでいる。このように構成単位が比較的小さい電池モジュール16を所望の個数積層して、積層体18を形成することができるため、組電池10の大きさを容易に設定することができる。従って、組電池10を収容するスペース等に合わせて、電池モジュール16の積層数等を変更することによって、組電池10のレイアウト性を向上させることができ、且つ予め大きさの異なる複数の組電池を準備する必要がなくなり、生産効率を向上させることができる。
また、上記の通り、電池モジュール16を積層する際、ピン44の頭部52と、軸部50との間に設けられたインロー構造によって、容易に互いの位置決めを行うことができる。これによって、複数個の電池モジュール16それぞれを効率的に積層して積層体18を形成することができる。ひいては、組電池10の生産効率を向上させることができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に特に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、上記した実施形態では、ラミネート型単電池14、14同士の対向面14aに沿って介装される板バネ32を弾性部材として備えることとした。これによって、板バネ32の弾性力が、ラミネート型単電池14、14同士の対向面14aの略全体に加えられるため、ラミネート型単電池14に付与される面圧を面内方向において略均一にすることができるという効果が得られる。しかしながら、電池モジュール16は、板バネ32以外の弾性部材を備えてもよい。例えば、内側放熱板38同士の間において、ピン44の軸部50が内部に挿通されるように配置されたコイルバネ等を採用することも可能である。
また、上記した実施形態では、2個のラミネート型単電池14、14を積層方向の外側から挟持する一組の挟持板として外側放熱板34、34を備えることとしたが、特にこれに限定されるものではない。挟持板は、ラミネート型単電池14が膨張した際に、電池モジュール16の積層方向外側に向かって、ラミネート型単電池14の体積が増加することを抑止することができるものであればよく、例えば、剛性の高い材料から形成された平板部材を採用してもよい。
さらに、上記した実施形態に係る電池モジュール16は、2枚の内側放熱板38、38を備えることとした。しかしながら、電池モジュール16は、板バネ32とラミネート型単電池14、14との間のいずれか一方に介装される一枚の内側放熱板38のみを備えてもよい。また、内側放熱板38を備えなくてもよい。
さらにまた、上記した実施形態に係る距離固定手段36は、ピン44と止め輪46とを備えることとしたが、距離固定手段36は、電池モジュール16の各構成を抜け止めしつつ、内側放熱板38、38同士の間の距離を規定・維持し得るものであれば、特にこれに限定されるものではない。
また、上記した実施形態に係る積層体18は、中空体のピン44の内部に形成される貫通孔18aに、タイロッド24が挿通されることで固定されることとしたが、積層体18を固定する部材は、これに限られるものではない。
10…組電池 12…ケーシング
12a、16a、18a、30a、32a、34a、38a、42a、44a…貫通孔
14…ラミネート型単電池 14a…対向面
14b…面 16、161、162…電池モジュール
18…積層体 20…基台
22…取付部材 24…タイロッド
26…ナット 28…脚部
30…天板部 32…板バネ
32b…切欠部 34…外側放熱板
34b…外面 36…距離固定手段
38…内側放熱板 40…集電タブ
42…フレーム 44、441、442…ピン
46…止め輪 48…シム
50、501、502…軸部 52、521、522…頭部
54、542…溝 56…カラー部材

Claims (14)

  1. ラミネート型単電池を組み合わせて構成される電池モジュールであって、
    互いに離間して対向するように積層配置される2個の前記ラミネート型単電池と、
    前記ラミネート型単電池同士の間に介在し、前記ラミネート型単電池を互いに離間する方向に弾発付勢する弾性部材と、
    前記2個のラミネート型単電池を積層方向の外側から挟持する一組の挟持板と、
    前記挟持板同士の間の距離を固定する距離固定手段と、
    を備え
    前記距離固定手段は、
    前記一組の挟持板を前記積層方向に沿って貫通する軸部と、前記軸部の長手方向の一端側に形成され、且つ前記一組の挟持板の前記積層方向の外側の一端面に当接する頭部と、を有するピンと、
    前記一組の挟持板を貫通した前記軸部の長手方向の他端側から挿通され、前記一組の挟持板の前記積層方向の外側の他端面に当接する止め輪と、を含んで構成され、
    前記ピンの端面に他の電池モジュールが当接し、該ピンが積層荷重を受けるように前記他の電池モジュールを積層可能であることを特徴とする電池モジュール。
  2. 請求項1記載の電池モジュールにおいて、
    前記弾性部材は、前記ラミネート型単電池同士の対向面に沿って介装され、且つ前記対向面に沿う面が波形状に形成された板バネであることを特徴とする電池モジュール。
  3. 請求項1又は2記載の電池モジュールにおいて、
    前記挟持板は、前記ラミネート型単電池で発生する熱を放散する放熱板であることを特徴とする電池モジュール。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電池モジュールにおいて、
    前記弾性部材と前記ラミネート型単電池との間に介装され、且つ前記ラミネート型単電池で発生する熱を放散する内側放熱板をさらに備えることを特徴とする電池モジュール。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電池モジュールにおいて、
    前記距離固定手段前記頭部には、前記軸部の他端側を嵌合可能な溝が形成され、前記溝に前記他端側が嵌合されるインロー構造によって、複数の前記ピン同士が前記軸部の長手方向に沿って互いに位置決めされた状態で重畳可能であることを特徴とする電池モジュール。
  6. 請求項5記載の電池モジュールにおいて、
    前記ピンが、長手方向に沿って貫通孔が形成された中空体であることを特徴とする電池モジュール。
  7. ラミネート型単電池を組み合わせて構成される複数個の電池モジュールを積層した積層体を含んで構成される組電池であって、
    前記電池モジュールは、
    互いに離間して対向するように積層配置される2個の前記ラミネート型単電池と、
    前記ラミネート型単電池同士の間に介在し、前記ラミネート型単電池を互いに離間する方向に弾発付勢する弾性部材と、
    前記2個のラミネート型単電池を積層方向の外側から挟持する一組の挟持板と、
    前記挟持板同士の間の距離を固定する距離固定手段と、
    を備え
    前記距離固定手段は、
    前記一組の挟持板を前記積層方向に沿って貫通する軸部と、前記軸部の長手方向の一端側に形成され、且つ前記一組の挟持板の前記積層方向の外側の一端面に当接する頭部と、を有するピンと、
    前記一組の挟持板を貫通した前記軸部の長手方向の他端側から挿通され、前記一組の挟持板の前記積層方向の外側の他端面に当接する止め輪と、を含んで構成され、
    前記積層体では、複数個の前記電池モジュールの前記ピン同士が前記軸部の長手方向に沿って重畳されることで、該ピンが積層荷重を受けることを特徴とする組電池。
  8. 請求項7記載の組電池において、
    前記弾性部材は、前記ラミネート型単電池同士の対向面に沿って介装され、且つ前記対向面に沿う面が波形状に形成された板バネであることを特徴とする組電池。
  9. 請求項7又は8記載の組電池において、
    前記挟持板は、前記ラミネート型単電池で発生する熱を放散する放熱板であることを特徴とする組電池。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項に記載の組電池において、
    前記電池モジュールは、前記弾性部材と前記ラミネート型単電池との間に介装され、且つ前記ラミネート型単電池で発生する熱を放散する内側放熱板をさらに備えることを特徴とする組電池。
  11. 請求項7〜10のいずれか1項に記載の組電池において、
    前記距離固定手段前記頭部には、前記軸部の他端側を嵌合可能な溝が形成され、前記溝に前記他端側が嵌合されるインロー構造によって、複数の前記ピン同士が前記軸部の長手方向に沿って互いに位置決めされた状態で重畳可能であることを特徴とする組電池。
  12. 請求項11記載の組電池において、
    前記ピンが、長手方向に沿って貫通孔が形成された中空体であることを特徴とする組電池。
  13. 請求項12記載の組電池において、
    前記ピンが重畳されることで互いに連なった貫通孔に締結部材が通されることを特徴とする組電池。
  14. 請求項7〜13のいずれか1項に記載の組電池において、
    前記積層体中の前記複数個の電池モジュールは、互いに離間して積層されることを特徴とする組電池。
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