JP6089964B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置に関する。
電気自動車、ハイブリッド自動車等の車両には、インバータ等の構造体を備える電力変換装置が搭載されている。そして、電力変換装置には、発熱量の多い電力変換部を冷却するための冷媒が流通する冷媒流路が備えられている。例えば、特許文献1に開示の電力変換装置は、半導体モジュールを含むインバータと当該インバータを冷却する第1冷媒流路を含む第1構造体と、当該半導体モジュール以外の電子部品からなるコンバータと当該コンバータを冷却する第2構造体とを備える。そして、両構造体における冷却器は、冷媒が流通する冷媒流路を備えるとともに、両冷媒流路は、両者を接続する接続部により連通している。
特開2012−210022号公報
しかしながら、上記接続部は、第1構造体及び第2構造体を収納するケースの外側に位置しており、外部に露出している。そして、接続部と上記の両冷媒流路との接続箇所は冷媒の漏えい防止のためにシールされており、接続部とケースとの間も当該ケースの気密性確保のためにシールされている。当該電力変換装置を取り扱う際には、接続部が露出しているために、作業者が接続部に触れたりするなど、当該接続部と外部との間に何らかの干渉が生じる恐れがある。この場合には、接続部と両冷媒流路との間のシール部や、接続部とケースとの間のシール部に負荷がかかり、両シール部のシール性を低下させる可能性がある。また、シール部は接続部と両冷媒流路との間及び接続部とケースとの間にそれぞれ設けられることから、シール部が比較的多くなる。そのため、装置全体としてシール性を確保するうえで構造的に不利である。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、冷媒流路の接続部におけるシール性の低下が防止されるとともに、装置全体としてのシール性の確保が容易な電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する冷媒が流通する第1冷媒流路を有する第1冷却器とを備える第1構造体と、
上記半導体モジュール以外の電子部品と、該電子部品を冷却する冷媒が流通する第2冷媒流路を有する第2冷却器とを備える第2構造体と、
上記第1構造体と上記第2構造体とを内部に収納するケースと、
を有する電力変換装置であって、
上記第1冷媒流路と上記第2冷媒流路とを接続する接続部を備えているとともに、該接続部は、上記ケースの内部に配置されており、
上記第2冷媒流路は、該第2冷媒流路の長手方向に、上記第1冷媒流路よりも突出しており、
上記第1構造体は、上記第2構造体に、上記長手方向に垂直な方向に重ねられており、
上記接続部は、上記第1冷媒流路における上記長手方向に上記第2冷媒流路が突出した側の端部に開口した部分と、上記第2冷媒流路における上記垂直方向に上記第1冷媒流路が重ねられた側の端部に開口した部分とを繋ぐことを特徴とする電力変換装置にある。
上記電力変換装置においては、ケースの内部に収納されている第1構造体における第1冷却器の第1冷媒流路と、第2構造体における第2冷却器の第2冷媒流路とが接続部によって接続されている。そして、接続部はケースの内部に収納されている。これにより、当該電力変換装置を取り扱う際において、作業者が接続部に触れたりするなど、当該接続部と外部との間に何らかの干渉が生じることが防止され、接続部と両冷媒流路との間に設けられているシール部のシール性の低下が防止される。また、接続部はケース内に収納されているため、接続部とケースとの間にシール部を設ける必要がなく、接続部がケースの外側に露出している場合に比べて、シール部を少なくすることができる。その結果、装置全体としてのシール性の確保が容易となる。
以上のごとく、本発明によれば、冷媒流路の接続部におけるシール性の低下が防止されるとともに、装置全体としてのシール性の確保が容易な電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置の断面図。 実施例1における、図1におけるII−II線断面図 実施例1における、図1におけるIII−III線断面図 実施例2における電力変換装置の図1のII−II線相当断面図。 実施例3における電力変換装置の図1のII−II線相当断面図。
上記電力変換装置は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載され、電源電力を駆動用モータの駆動に必要な駆動用電力に変換することに用いられる。
上記電力変換装置において、第1構造体において、半導体モジュールはインバータの一部を構成することができる。第2構造体に含まれる半導体モジュール以外の電子部品には、例えば、リアクトル、コンデンサなどが含まれるものとすることができる。第1構造体と第2構造体とによってインバータを構成することとしてもよい。また、インバータとコンバータを備える電力変換装置の場合には、インバータを第1構造体とし、コンバータを第2構造体としてもよい。
(実施例1)
本例の実施例に係る電力変換装置につき、図1〜図3を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、第1構造体10、第2構造体20、ケース30を備える。第1構造体10は、半導体モジュール11と、半導体モジュール11を冷却する冷媒が流通する第1冷媒流路120を有する第1冷却器12とを備える。第2構造体20は、半導体モジュール11以外の電子部品21(リアクトル211、コンデンサ212)と、電子部品21を冷却する冷媒が流通する第2冷媒流路220を有する第2冷却器22とを備える。ケース30は、第1構造体10と第2構造体20を内部に収納している。
さらに、電力変換装置1は、第1冷媒流路120と第2冷媒流路220とを接続する接続部40を備えている。そして、接続部40は、ケース30の内部に配置されている。
なお、本例では、電力変換装置1は、第1構造体10及び第2構造体20によりインバータを構成している。
以下、本例の電力変換装置1の構成要素について、詳述する。
第1構造体10において、図1及び図2に示すように、第1冷却器12は、冷却管121、連結管122、第1冷媒導入管123、第1冷媒排出管124により構成されている。半導体モジュール11及び冷却管121はそれぞれ複数備えられている。複数の半導体モジュール11と複数の冷却管121とは、X方向(積層方向X)に沿って交互に積層されて積層体13を形成している。各冷却管121は連結管122で接続されて連通しており、冷媒が流通する第1冷媒流路120が形成されている。第1冷媒導入管123及び第1冷媒排出管124は、積層体13の一端側の端部に位置する冷却管121において、積層体13の積層方向Xに平行に延在するように接続されている。
第1冷媒導入管123は、第1冷媒流路120に冷媒を導入するように構成されており、第1冷媒排出管124は、第1冷媒流路120を流通する冷媒を排出するように構成されている。そして、第1冷媒導入管123及び第1冷媒排出管124は同一方向(積層方向X)に互いに異なる長さで延在している。本例では、図2に示すように、第1冷媒排出管124の積層方向Xにおける長さd2は、第1冷媒導入管123の積層方向Xにおける長さd1よりも短くなるように構成されている。第1冷媒導入管123はケース30の貫通孔34を介してケース30を貫通しており、第1冷媒導入管123の積層方向Xにおける一方の端部123aは、ケース30の外側に位置している。一方、第1冷媒排出管124の積層方向Xにおける一方の端部124aは、ケース30の内側に位置している。
なお、第1構造体10は、後述の第1ケース31に収納されている。
第2構造体20において、図1に示すように、半導体モジュール11以外の電子部品21には、リアクトル211、コンデンサ212が含まれている。電子部品21(リアクトル211、コンデンサ212)は、図示しないが、半導体モジュール11と電気的に接続されている。
第2構造体20において、図1及び図3に示すように、第2冷却器22は、第2冷媒流路220、第2冷媒導入管222、第2冷媒排出管223を備えている。第2冷媒流路220は、後述の第2ケース32の底部32aと、第2ケース32内に設けられた仕切部221との間に形成されている。仕切部221は、第2ケース32と一体的に形成されている。本例においては、仕切部221は底部32aと平行となっているとともに、底部32aから所定距離だけ離隔している。そして、仕切部221は、底部32aの第2ケース32の内側面と外形が略同一の平板状を成している。これにより、第2冷媒流路220は仕切部221及び底部32aと平行な平板状を成すように形成されている。図3に示すように、第2冷媒流路220の内部には、長手方向(X方向)に平行に、仕切部221から底部32aに向かって立壁224が立設されている。また、仕切部221には、底部32aと反対側の面に電子部品21(リアクトル211、コンデンサ212)が配置されている。
第2冷媒導入管222は、第2ケース32内において、第2冷媒流路220に接続されているとともに、底部32aと反対側に延在して開口しており、第2冷媒流路220に冷媒を導入するように構成されている。第2冷媒排出管223は、第2冷媒流路220に接続されているとともに、ケース30の貫通孔35を介してケース30を貫通しており、第2冷媒流路220を流通する冷媒をケース30の外側に排出するように構成されている。
ケース30は、図1に示すように、第1ケース31と第2ケース32を備える。第1ケース31には、第1構造体10が収納されており、第2ケース32には第2構造体20が収納されている。第1ケース31は、蓋部(図示せず)を備えた箱状を成している。第2ケース32は箱状を成しており、一方の側が開口している。第1ケース31は、第2ケース32の開口側に設けられて、第2ケース32の開口側を塞ぐように第2ケース32に、積層方向X及び幅方向Yに垂直なZ方向に重ねられている。第1ケース31と第2ケース32との間には、図示しないシール部材が介在されており、両者の間の気密性が保たれている。第1ケース31における第2ケース32側の壁面(底部31a)には、第2ケース32側に貫通している孔部33が形成されている。
なお、第1ケース31のX方向の側壁には貫通孔34が設けられている。貫通孔34には第1冷媒導入管123が挿通している。貫通孔34と第1冷媒導入管123との間にはケースシール部52が設けられており、両者の間の気密性が保たれている。同様に、第2ケース32のX方向の側壁には貫通孔35が設けられている。貫通孔35には第2冷媒排出管223が挿通している。貫通孔35と第2冷媒排出管223との間にはケースシール部53が設けられており、両者の間の気密性が保たれている。
接続部40は、樹脂製の成形部材であって、図1及び図2に示すように、管状を成している。接続部40はケース30内に収納されており、第1ケース31の底部31aに形成された孔部33に挿通されて、接続部40の一端側の端部が第1ケース31内に位置するとともに、接続部40の他端側の端部が第2ケース32内に位置している。
接続部40の一端側の端部には、第1冷媒流路120における第1冷媒排出管124の外径よりも大きい内径を有する拡径部41が形成されている。拡径部41には、第1冷媒排出管124が挿入されている。拡径部41と第1冷媒排出管124との間にはシール部50が設けられている。シール部50は、拡径部41と第1冷媒排出管124との間に弾性を有する環状のグロメットが介在されることにより形成されている。シール部50により、拡径部41と第1冷媒排出管124との間の気密性が保たれている。
一方、接続部40の他端側の端部には、挿入部42が形成されている。第2冷媒流路220において、第2冷媒導入管222は挿入部42の外径よりも大きい内径を有しており、挿入部42は第2冷媒導入管222に挿入されている。挿入部42と第2冷媒導入管222との間にはシール部51が設けられている。シール部51は、挿入部42と第2冷媒導入管222との間に環状のグロメットが介在されることにより形成されている。シール部51により、挿入部42と第2冷媒導入管222との間の気密性が保たれている。
なお、接続部40は、図示しない締結部材により、第1ケース31に固定されている。
図1に示すように、第1構造体10において、積層体13の積層方向Xが長手方向となっており、積層体13の幅方向Yと長手方向(積層方向X)に平行な面が、第1構造体10の主面Pとなっている。一方、第2構造体20において、仕切部221は、第2ケース32の底部32aに平行に形成されており、平板状の仕切部221の上に電子部品21が設けられている。そして、第2冷媒流路220は仕切部221に沿って平板状に形成されている。そのため、第2構造体20は仕切部221が形成されている面に沿って構成されており、当該仕切部221が形成されている面が第2構造体20の主面Qとなっている。本例では、図1に示すように、第1構造体10の主面Pと第2構造体20の主面Qとが互いに平行となるように配置されている。そして、第1冷媒導入管123及び第1冷媒排出管124は第1構造体10の主面Pの方向(積層方向X)に延在しており、接続部40は第2構造体20側に折曲している折曲部43を備えている。本例では、折曲部43は、積層方向Xから直角にZ方向に折り曲げられて形成されている。
第1構造体10において、図1に示すように、冷媒は、第1冷媒導入管123を介して一端側の端部の冷却管121に供給されて、連結管122を介して他の冷却管121を流通して、第1冷媒排出管124を介して第1構造体10から排出される。冷媒が各冷却管121を流通することにより、各半導体モジュール11との間で熱交換がなされて、各半導体モジュール11はそれぞれ冷却されることとなる。その後、第1構造体10から排出された冷媒は、接続部40を介して、第2構造体20の第2冷媒導入管222へ導かれて、第2冷媒流路220に導入される。第2冷媒導入管222から導入された冷媒は、図3において矢印で示すように、第2冷媒流路220を流通する。そして、電子部品21(リアクトル211、コンデンサ212)との間で熱交換がなされて、電子部品21が冷却される。その後、第2冷媒流路220を流通する冷媒は、第2構造体20の第2冷媒排出管223から外部へ排出される。
次に、本例の電力変換装置1における作用効果について、以下に詳述する。
電力変換装置1においては、ケース30の内部に収納されている第1構造体10における第1冷却器12の第1冷媒流路120と、第2構造体における第2冷却器22の第2冷媒流路220とが接続部40によって接続されている。そして、接続部40はケース30内に収納されている。これにより、電力変換装置1を取り扱う際において、作業者が接続部40に触れたりするなど、接続部40と外部との間に何らかの干渉が生じることが防止され、接続部40と両冷媒流路120、220との間に設けられているシール部50、51のシール性の低下が防止される。また、接続部40はケース30内に収納されているため、接続部40とケース30との間にシール部を設ける必要がなく、接続部40がケース30の外側に露出している場合に比べて、シール部を少なくすることができる。その結果、装置全体としてのシール性の確保が容易となる。
また、電力変換装置1においては、第1冷却器12は、第1冷媒流路120に冷媒を導入する冷媒導入管(第1冷媒導入管123)と、第1冷媒流路120を流通する冷媒を排出する冷媒排出管(第1冷媒排出管124)とを備える。そして、冷媒導入管(第1冷媒導入管123)及び冷媒排出管(第1冷媒排出管124)は、同一方向(積層方向X)に互いに異なる長さで延在している。接続部40は、冷媒導入管(第1冷媒導入管123)及び冷媒排出管(第1冷媒排出管124)のうち、延在する方向(積層方向X)における長さが短い方に接続されている。本例では、接続部40は、第1冷媒導入管123及び第1冷媒排出管124のうち、積層方向Xにおける長さが短い第1冷媒排出管124に接続されている。これにより、ケース30内に収納される接続部40を、積層方向Xにおける長さが長い方(本例では、第1冷媒導入管123)に接続した場合に比べて、当該延在方向(積層方向X)においてケース30を小さくすることができ、電力変換装置1を小型化できる。
また、電力変換装置1においては、冷媒導入管(第1冷媒導入管123)及び冷媒排出管(第1冷媒排出管124)は第1構造体10の主面P方向(積層方向X)に延在しており、接続部40は冷媒導入管(第1冷媒導入管123)及び冷媒排出管(第1冷媒排出管124)のいずれか一方(本例では、第1冷媒排出管124)に接続されている。そして、第1構造体10と第2構造体20は、それぞれの主面P、Qが互いに平行となるように配置されているとともに、接続部40は第2構造体20側に折曲している折曲部43を備えている。これにより、第1構造体10と第2構造体20を接続する接続部40が過度に長くならないため、電力変換装置1を小型化できる。
また、本例では、シール部50、51として、弾性を有するグロメットを採用した。これにより、接続部40は、それぞれのシール部50、51において、第1冷媒流路120及び第2冷媒流路220に生じうる熱膨張、熱収縮に対して追従性・柔軟性を有するものとなる。これにより、熱ストレスに起因する冷媒の漏れ等を防止することができ、シール部50、51におけるシール性の低下が防止される。
なお、本例では、冷媒は、第1冷媒流路120を流通した後、第2冷媒流路220を流通させることとしたが、これに限定されない。例えば、接続部40の一端側の端部を第2冷媒流路220の第2冷媒排出管223に接続するとともに、接続部40の他端側の端部を第1冷媒流路120の第1冷媒導入管123に接続することができる。この場合は、冷媒は、第2冷媒流路220を流通した後、第1冷媒流路120を流通させることとなる。なお、この場合には、第2冷媒排出管223及び第1冷媒導入管123に接続される接続部40がケース30内に収納されるように、第2冷媒排出管223及び第1冷媒導入管123の長さを所定の長さとする。
以上のごとく、本例の電力変換装置1によれば、接続部40におけるシール性の低下が防止されるとともに、装置全体としてシール性の確保が容易となる。
(実施例2)
本例の電力変換装置1は、実施例1におけるケース30(図1)に替えて、図4に示すケース300を備える。さらに、実施例1における接続部40(図1)に替えて、図4に示す接続部400を備える。その他の構成要素について、実施例1の場合と同等のものは、本例においても実施例1の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
ケース300は、図4に示すように、本体部301、上側蓋部302、流路蓋部303を備える。本体部301は、一方が開口した箱状を成しており、開口側が上側蓋部302によって塞がれている。一方、本体部301において、開口側と反対側には平板状の仕切部221が本体部301と一体的に形成されている。仕切部221における開口側と反対側の面は凹状となっており、流路蓋部303により覆われている。これにより、仕切部221と流路蓋部303との間に第2冷媒流路220が形成されている。第2冷媒流路220には、ケース300内に開口している第2冷媒導入管222aが形成されている。第2冷媒導入管222aは管状を成しており、後述の接続部400の他端側の端部402の内径よりも若干大きい外径を有している。
図4に示すように、第1構造体10及び第2構造体20は、ケース300内に形成されている一つの収納空間300a内に収納されている。
接続部400は、可撓性樹脂製の管状部材であって、図4に示すように、ケース300内に収納されている。接続部400の一端側の端部401の内径は、第1冷媒流路120における第1冷媒排出管124の外径よりも若干小さい。接続部400の一端側の端部401に第1冷媒排出管124が挿入されている。そして、シール部500により接続部400の一端側の端部が第1冷媒排出管124に固定されている。一方、接続部400の他端側の端部402には、第2冷媒流路220の第2冷媒導入管222aが挿入されている。そして、シール部510により接続部400の他端側の端部402が第2冷媒導入管222aに固定されている。シール部500、510はいずれも、いわゆるホースクランプからなっており、シール部500、510によって、接続部400の両端部401、402の内周部と、第1冷媒排出管124及び第2冷媒導入管222aの外周部とが、それぞれ密着するように構成されている。
本例の電力変換装置1において、ケース300は、実施例1における第1構造体10を収納する第1ケース31と、第2構造体20を収納する第2ケース32とからなるケース30(図1)とは異なり、図4に示すようにケース300内に形成された一つの収納空間300aに第1構造体10及び第2構造体20を収納している。これにより、電力変換装置1を一層小型化することができる。
また、接続部400は、可撓性樹脂製であるため、実施例1の場合のように各シール部50、51にグロメットを設けなくとも、第1冷媒流路120及び第2冷媒流路220に生じうる熱膨張、熱収縮に対して追従性・柔軟性を有している。これにより、熱ストレスに起因する冷媒の漏れ等を防止することができ、シール部52、53におけるシール性の低下が防止される。
なお、本例の電力変換装置1においても、実施例1の場合と同様の作用効果を奏する。
(実施例3)
本例における電力変換装置1は、図5に示すように、インバータ10aと、インバータ10aにより変換された電力を昇圧又は降圧するコンバータ20aとを備える。インバータ10aが第1構造体10を構成しており、コンバータ20aが第2構造体20を構成している。なお、実施例1、2と同等の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
ケース310は、箱状を成しており、内部に設けられた仕切部313により、第1収納部311と第2収納部312に区画されている。第1収納部311は、仕切部313と反対側が開口しており、蓋部302により覆われている。また、第2収納部312も、仕切部313と反対側が開口しており、蓋部304により覆われている。そして、第1収納部311にはインバータ10a(第1構造体10)が収納され、第2収納部312にはコンバータ20a(第2構造体20)が収納されている。インバータ10aは、インバータ10aが備える積層体13の積層方向Xが仕切部313の形成方向と平行となるように、第1収納部311内に配置されている。なお、インバータ10aを構成する電子部品の一つであるリアクトル211は、仕切部211の第1収納部311内の面に配置されており、第1収納部311内に収納されている。
仕切部313は、第2収納部312側が凹状となっているとともに、流路蓋部303によって覆われている。これにより、仕切部313と流路蓋部303との間に、仕切部313の形成方向に沿って、第2冷媒流路220が形成されている。仕切部313のX方向の一端側には、第1収納部311側へ延在して、第1収納部311側に開口している第2冷媒導入管222が設けられている。接続部40は、第1冷媒排出管124と、第2冷媒導入管222とにそれぞれ接続され、第1冷媒流路120と第2冷媒流路220とを接続している。
コンバータ20aは、流路蓋部303における、仕切部313と反対側の面に配置されている。これにより、コンバータ20aは、流路蓋部303を介して、第2冷媒流路220を流通する冷媒との間で熱交換がなされ、冷却されることとなる。
本例の電力変換装置1によれば、冷媒が第1冷媒流路120及び第2冷媒流路220を順次流通することにより、インバータ10a及びコンバータ20aがそれぞれ冷却される。本例の電力変換装置1においても、接続部40により第1冷媒流路120及び第2冷媒流路220が接続されていることにより、実施例1の場合と同等の作用効果を奏する。
1 電力変換装置
10 第1構造体
11 半導体モジュール
12 第1冷却器
120 第1冷媒流路
20 第2構造体
21 電子部品
22 第2冷却器
220 第2冷媒流路
30、300、310 ケース
40、400 接続部

Claims (3)

  1. 半導体モジュール(11)と、該半導体モジュール(11)を冷却する冷媒が流通する第1冷媒流路(120)を有する第1冷却器(12)とを備える第1構造体(10)と、
    上記半導体モジュール(11)以外の電子部品(21)と、該電子部品(21)を冷却する冷媒が流通する第2冷媒流路(220)を有する第2冷却器(22)とを備える第2構造体(20)と、
    上記第1構造体(10)と上記第2構造体(20)とを内部に収納するケース(30、300、310)と、
    を有する電力変換装置(1)であって、
    上記第1冷媒流路(120)と上記第2冷媒流路(220)とを接続する接続部(40、400)を備えているとともに、該接続部(40、400)は、上記ケース(30、300、310)の内部に配置されており、
    上記第2冷媒流路(220)は、該第2冷媒流路(220)の長手方向(X)に、上記第1冷媒流路(120)よりも突出しており、
    上記第1構造体(10)は、上記第2構造体(20)に、上記長手方向(X)に垂直な方向(Z)に重ねられており、
    上記接続部(40、400)は、上記第1冷媒流路(120)における上記長手方向(X)に上記第2冷媒流路(220)が突出した側の端部に開口した部分と、上記第2冷媒流路(220)における上記垂直方向(Z)に上記第1冷媒流路(120)が重ねられた側の端部に開口した部分とを繋ぐことを特徴とする電力変換装置(1)。
  2. 上記第1冷却器(12)は、上記第1冷媒流路(120)に冷媒を導入する冷媒導入管(123)と、上記第1冷媒流路(120)を流通する冷媒を排出する冷媒排出管(124)とを備えるとともに、上記冷媒導入管(123)及び上記冷媒排出管(124)は同一方向(X)に互いに異なる長さで延在しており、上記接続部(40、400)は、上記冷媒導入管(123)及び上記冷媒排出管(124)のうち、上記延在する方向(X)における長さが短い方に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置(1)。
  3. 上記冷媒導入管(123)及び上記冷媒排出管(124)は上記第1構造体の主面(P)方向(X)に延在しており、上記接続部(40)は上記冷媒導入管(123)及び上記冷媒排出管(124)のいずれか一方に接続されるとともに、上記第1構造体(10)と上記第2構造体(20)は、それぞれの主面(P、Q)が互いに平行となるように配置されているとともに、上記接続部(40)は上記第2構造体(20)側に折曲している折曲部(43)を備えることを特徴とする請求項に記載の電力変換装置(1)。
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