JP7067266B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車等の車両は、直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置を搭載している。特許文献1には、2電源負荷駆動システムが開示されている。前記2電源負荷駆動システムは、電力変換回路に対して、並列に接続された2つの電源を有する。
特開2014-183705号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電力変換装置においては、2つの電源を有するため、電源と電力変換回路との接続の仕方を工夫しなければ、電力変換装置中のバスバ締結点が増加することに起因して、電力変換装置の高温化や大型化を招いたりするおそれがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、温度上昇を抑制しつつ小型化を図ることができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、電力変換回路を構成する半導体モジュール(2)と、
前記半導体モジュールに加わる電圧を平滑化するコンデンサ(3)と、
前記半導体モジュールに接続された第一バスバ(4)と、
前記コンデンサに接続された第二バスバ(5)と、
前記半導体モジュール、前記コンデンサ、前記第一バスバ、及び前記第二バスバを収容する装置ケース(6)と、
電源に電気的に接続されたコネクタ(10)と、を有し、
前記第一バスバと前記第二バスバとは、互いの一部同士が重なり合った重なり部(7)を有し、
前記装置ケースは、前記重なり部を前記装置ケース外に露出させる開口部(61)を有し、
前記コネクタは、前記装置ケースの前記開口部に接続されており、前記コネクタの端子であるコネクタバスバ(101)は、前記重なり部と重なり合っているとともに、締結部材によって前記重なり部と共締めされている、電力変換装置(1)にある。
本態様の電力変換装置において、電力変換回路を構成する半導体モジュールに接続された第一バスバとコンデンサに接続された第二バスバとは、互いの一部同士が重なり合った重なり部を有する。そして、装置ケースは、重なり部を装置ケース外に露出させる開口部を有する。それゆえ、外部電源に電気的に接続されたコネクタの端子を、装置ケースの開口部から露出する重なり部に接続させることができる。これにより、第一バスバと第二バスバと前記コネクタの端子とを、1か所で締結することが可能となる。それゆえ、電力変換装置中のバスバ締結点を低減しやすく、これに伴い、電力変換装置の高温化を防止できるとともに電力変換装置の小型化を図ることができる。
以上のごとく、前記態様によれば、温度上昇を抑制しつつ、小型化を図ることができる電力変換装置を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、電力変換装置の模式的な断面図。 図1の、重なり部周辺の拡大図。 実施形態1における、電力変換装置の開口部周辺の平面図であって、コネクタバスバを除いた図。 実施形態1における、電力変換装置の開口部周辺の拡大平面図 図4の、V-V線矢視断面図。 図4の、VI-VI線矢視断面図。 実施形態1における、電力変換装置の開口部周辺の斜視図。 実施形態1における、電力変換装置の回路構成を説明するための図。
(実施形態1)
電力変換装置の実施形態につき、図1~図8を用いて説明する。
本実施形態の電力変換装置1は、図1、図3に示すごとく、半導体モジュール2とコンデンサ3と第一バスバ4と第二バスバ5と装置ケース6とを有する。図8に示すごとく、半導体モジュール2は、電力変換回路を構成するものである。コンデンサ3は、半導体モジュール2に加わる電圧を平滑化する。図1、図3に示すごとく、第一バスバ4は、半導体モジュール2に接続されている。第二バスバ5は、コンデンサ3に接続されている。装置ケース6は、半導体モジュール2、コンデンサ3、第一バスバ4、及び第二バスバ5を収容する。
図1~図3に示すごとく、第一バスバ4と第二バスバ5とは、互いの一部同士が重なり合った重なり部7を有する。装置ケース6は、重なり部7を装置ケース6外に露出させる開口部61を有する。以後、本実施形態につき詳説する。
本実施形態の電力変換装置1は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載され、2つの直流電源と、三相交流モータ15との間において電力変換するよう構成されている。まず、本実施形態の電力変換装置1の回路構成につき、説明する。
図8に示すごとく、直流電源は、バッテリ121を備えた第一電源部12と、燃料電池を備えた第二電源部13との2つの電源を備える。そして、本実施形態においては、第一電源部12と第二電源部13とが、電力変換回路に対して並列に接続される。そして、電力変換回路は、第一電源部12及び第二電源部13から入力される直流電力を、交流電力に変換する。
第一電源部12は、バッテリ121の電圧を昇圧する昇圧回路14を備える。昇圧回路14は、250V程度の低圧のバッテリ121の電圧を例えば最大650Vに昇圧する。第一電源部12は、昇圧回路14によって昇圧された電圧を、電力変換回路に出力する。第一電源部12のうち、バッテリ121は装置ケース6の外部に配されており、昇圧回路14は装置ケース6の内部に収容されている。
第二電源部13は、図示しない燃料電池と、燃料電池の電圧を昇圧する図示しない昇圧回路とを備える。第二電源部13の昇圧回路は、燃料電池の電圧を例えば最大650Vに昇圧する。第二電源部13は、第二電源部13の昇圧回路によって昇圧された電圧を、電力変換回路に出力する。
電力変換回路は、コンデンサ3と第一変換回路111と第二変換回路112とを備える。コンデンサ3と第一変換回路111と第二変換回路112とは、互いに並列に接続されている。コンデンサ3は、第一電源部12及び第二電源部13から入力される電圧を平滑化する。各電力変換回路は、半導体素子を樹脂モールドしてなる半導体モジュール2を3つ並列接続してなる。第一変換回路111及び第二変換回路112は、それぞれ、コンデンサ3で平滑化された直流電圧を交流電圧に変換する。第一変換回路111と第二変換回路112とは、それぞれ別の三相交流モータ15に、変換後の交流電圧を出力する。なお、各電力変換回路は、3つの半導体モジュール2を並列接続するものに限定されるものではなく、例えば4つ以上の半導体モジュール2を並列接続することもできる。
次に、本実施形態の電力変換装置1の構造につき、説明する。
図1~図3に示すごとく、電力変換装置1は、装置ケース6を有する。装置ケース6は、略直方体形状を呈している。図1~図3に示すごとく、装置ケース6は、前述の開口部61を有する。図3に示すごとく、開口部61の開口方向から見たとき、開口部61は、角丸四角形状を呈している。
以後、装置ケース6における開口部61の開口方向を上下方向Zという。なお、上下の表現は便宜的なものであり、鉛直方向に対する電力変換装置1の配置姿勢を限定するものではない。また、半導体モジュール2とコンデンサ3とが並ぶ方向を、横方向Xという。本実施形態において、横方向Xは、上下方向Zに直交する方向である。また、上下方向Zと横方向Xとの双方に直交する方向を縦方向Yという。
図1~図3に示すごとく、装置ケース6は、開口部61の周縁から装置ケース6の外側に向かって立設するリブ62を有する。リブ62は、開口部61の全周から、上下方向Zにおける装置ケース6の外側に立設している。リブ62は、上下方向Zから見たとき、角丸四角形状を呈している。なお、以後、上下方向Zにおける開口部61からリブ62が突出した側を上側といい、その反対側を下側という。
図3に示すごとく、電力変換装置1は、電力変換回路を構成する半導体モジュール2を複数備える。半導体モジュール2は、例えばIGBT等のスイッチング素子及び各スイッチング素子に対して逆並列接続されたFWD等のダイオードを内蔵してなる。
図1、図3に示すごとく、各半導体モジュール2は、モジュール本体部21と正極端子22及び負極端子23を有する。図8に示すごとく、モジュール本体部21は、ハイサイド側の半導体素子、ローサイド側の半導体素子、及びこれらのそれぞれに逆並列接続されたダイオードを樹脂モールドしてなる。図3に示すごとく、モジュール本体部21は、縦方向Yに厚みを有する。図1、図3に示すごとく、正極端子22及び負極端子23は、モジュール本体部21から横方向Xにおけるコンデンサ3側に突出している。正極端子22は、半導体モジュール2におけるハイサイド側のスイッチング素子のコレクタに接続されており、負極端子23は、半導体モジュール2におけるローサイド側のスイッチング素子のエミッタに接続されている。
図1、図3に示すごとく、複数の半導体モジュール2は、装置ケース6内に配された冷却器8によって冷却されている。冷却器8は、複数の冷却管81と複数の連結管82とを有する。冷却管81及び連結管82は、内部に冷媒が流通できるよう構成されている。図3に示すごとく、複数の冷却管81は、複数の半導体モジュール2と交互に、縦方向Yに積層されて積層体16を構成している。
図3に示すごとく、半導体モジュール2は、その厚み方向の両面から冷却管81によって挟持されている。連結管82は、積層方向(すなわち縦方向Y)に隣り合う一対の冷却管81を連結している。連結管82は、冷却管81の長手方向における冷却管81の両端にそれぞれ設けられている。
図3に示すごとく、複数の冷却管81のうち、積層体16の積層方向の一端に配された冷却管81からは、前記積層方向の一方に向って冷媒導入管83及び冷媒排出管84が突出している。冷媒導入管83は、冷却器8に冷媒を導入するための管であり、冷媒排出管84は、冷却器8から冷媒を排出するための管である。冷媒導入管83及び冷媒排出管84は、冷却管81の長手方向における冷却管81の両端に設けられている。
図1、図3に示すごとく、積層体16における、モジュール本体部21に対して正極端子22及び負極端子23が突出した側に、コンデンサ3が配されている。図1に示すごとく、コンデンサ3は、コンデンサ素子31と、コンデンサ素子31を収容するとともに、一面に開放部321を有するコンデンサケース32とを有する。コンデンサ素子31は、金属化フィルムを巻回してなるフィルムコンデンサである。コンデンサ素子31は、その巻回軸方向である上下方向Zの両面に、一対の電極面が形成されている。コンデンサ3は、コンデンサケース32の開放部321が、半導体モジュール2側を向くような姿勢で配されている。
コンデンサケース32内には、コンデンサ素子31を封止するポッティング樹脂33が充填されている。そして、ポッティング樹脂33は、コンデンサケース32の開放部321から露出するとともに、横方向Xにおける半導体モジュール2側を向くポッティング面331を有する。ポッティング面331は、積層体16側を向いている。
図1に示すごとく、半導体モジュール2の正極端子22及び負極端子23のそれぞれには、第一バスバ4が接続されている。第一バスバ4は、正極端子22に接続される正極第一バスバ4pと、負極端子23に接続される負極第一バスバ4nとを有する。正極第一バスバ4p、負極第一バスバ4nのそれぞれは、半導体モジュール2の正極端子22及び負極端子23から端子台17の上面まで延設されている。図示は省略するが、端子台17は、装置ケース6と一体化されている。また、図2に示すごとく、端子台17は、ボルトBを螺合する雌ネジ孔171を有する。
図1に示すごとく、コンデンサ素子31の一対の電極面には、第二バスバ5が接続されている。第二バスバ5は、コンデンサ素子31の正極側の電極面に接続された正極第二バスバ5pと、コンデンサ素子31の負極側の電極面に接続された負極第二バスバ5nとを有する。第二バスバ5は、コンデンサケース32の開放部321から、コンデンサケース32外部に引き出されている。
図2、図5に示すごとく、第二バスバ5におけるコンデンサケース32から引き出された部位は、端子台17上に配された第一バスバ4の上に重なっている。図5に示すごとく、正極第二バスバ5pは、正極第一バスバ4pの上面に重なっており、負極第二バスバ5nは、負極第一バスバ4nの上面に重なっている。端子台17上において第一バスバ4と第二バスバ5とが重なった部分が前述の重なり部7である。第一バスバ4と第二バスバ5とは、重なり部7において互いに導通している。以後、第一バスバ4における重なり部7を構成する部分を第一重なり部71といい、第二バスバ5における重なり部7を構成する部分を第二重なり部72という。
第一重なり部71及び第二重なり部72のそれぞれは上下方向Zに厚みを有する。そして、第一重なり部71と第二重なり部72は、互いに上下方向Zに重なり合っている。第一重なり部71及び第二重なり部72のそれぞれは、上下方向Zに貫通するとともに、重なり部7を締結するためのボルトBを挿入するためのボルト挿通孔が形成されている。
図2、図3に示すごとく、重なり部7は、装置ケース6の開口部61から、装置ケース6外部に露出している。図3に示すごとく、上下方向Zから見たとき、重なり部7は、開口部61の内側に位置している。図1、図2に示すごとく、重なり部7は、装置ケース6の開口部61近傍に配されている。例えば、重なり部7は、上下方向Zにおける重なり部7から開口部61までの最短距離が、上下方向Zにおける装置ケース6のリブ62の突出長さよりも短くなる程度、開口部61近傍に配されている。
図1~図3に示すごとく、重なり部7の少なくとも一部は、コンデンサケース32の開放部321の開放方向(すなわち横方向X)において、開放部321と横方向Xに重なる位置に配されている。図2に示すごとく、重なり部7全体は、コンデンサケース32の開放部321の上端部と、横方向Xに重なる位置に配されている。
図2、図3に示すごとく、重なり部7は、冷却器8と対向するよう配されている。本実施形態において、重なり部7は、冷却器8と少なくとも横方向Xに対向するよう配されている。重なり部7は、冷却器8と熱交換できる程度に、冷却器8に近接して配されている。重なり部7は、装置ケース6内の空間に対して、冷却器8を上下方向Z、横方向X、及び縦方向Yに投影した領域に配されることが、冷却性能向上の観点から好ましい。
図2に示すごとく、重なり部7の少なくとも一部は、冷却器8とコンデンサ3との間に配されている。すなわち、重なり部7は、横方向Xにおいて、冷却器8とコンデンサ3との双方に挟まれる位置に配されている。本実施形態において、重なり部7は、冷却器8及びコンデンサ3のそれぞれと、横方向Xに重なる位置に配されている。
図1、図3に示すごとく、重なり部7は、コンデンサ3と半導体モジュール2との並び方向(すなわち横方向X)における、コンデンサ3と半導体モジュール2のモジュール本体部21との間に配されている。なお、本実施形態において、重なり部7とモジュール本体部21とは、横方向Xに重なる位置には配されていない。
図1に示すごとく、電力変換装置1は、第二電源部(図8の符号13参照)を構成する燃料電池に電気的に接続されたコネクタ10を有する。コネクタ10は、装置ケース6の開口部61に接続されている。コネクタ10は、装置ケース6に形成されたボス部63にボルト締結されている。コネクタ10は、その端子となるコネクタバスバ101を有する。図4~図7に示すごとく、コネクタバスバ101は、燃料電池の正極に電気的に接続された正極コネクタバスバ101pと、燃料電池の負極に電気的に接続された負極コネクタバスバ101nとを有する。なお、図7においては、リブ62、開口部61、コネクタバスバ101、ボルトB以外の図示は省略している。
図2、図5に示すごとく、コネクタバスバ101は、重なり部7と上下方向Zに重なり合っている。正極コネクタバスバ101pは、正極第二バスバ5pの上面に重なっており、負極コネクタバスバ101nは、負極第二バスバ5nの上面に重なっている。以後、コネクタバスバ101における、重なり部7に重なった部分を、コネクタ重なり部102という。
コネクタ重なり部102は、上下方向Zに厚みを有する。そして、重なり部7及びコネクタ重なり部102は、上下方向Zに重なり合っている。コネクタ重なり部102は、上下方向Zに貫通するとともに、ボルトBを挿入するためのボルト挿通孔が形成されている。そして、図2に示すごとく、コネクタバスバ101は、ボルトBによって重なり部7と共締めされている。すなわち、ボルトBが、互いに重なったコネクタバスバ101及び重なり部7のそれぞれのボルト挿通孔に挿通されるとともに、端子台17に形成された雌ネジ孔171に螺合されることにより、コネクタバスバ101と重なり部7とは共締めされている。
図4~図7に示すごとく、各コネクタバスバ101は、コネクタ重なり部102と、コネクタ重なり部102から上側に延設された上下バスバ部103と、上下バスバ部103の上端から上下方向Zに直交する方向に延設された直交バスバ部104とを有する。コネクタ重なり部102は上下方向Zに厚みを有し、上下バスバ部103は上下方向Zに直交する方向に厚みを有し、直交バスバ部104は上下方向Zに厚みを有する。上下バスバ部103は、開口部61及びリブ62の内側に配されており、直交バスバ部104は、装置ケース6の外側に配されている。
図5~図7に示すごとく、コネクタバスバ101の上下バスバ部103は、リブ62の内周面と対向する対向部105を有する。図5、図7に示すごとく、正極コネクタバスバ101pの対向部105は、リブ62の内周面と縦方向Yに対向しており、図6、図7に示すごとく、負極コネクタバスバ101nの対向部105は、リブ62の内周面と横方向Xに対向している。以後、正極コネクタバスバ101pの対向部105を正極対向部105pといい、負極コネクタバスバ101nの対向部105を負極対向部105nという。
正極対向部105pに対向するリブ62の壁部のうち、最も正極対向部105pに近い壁部621と、負極対向部105nに対向するリブ62の壁部のうち、最も負極対向部105nに近い壁部622とは、異なる壁部である。正極対向部105pと、負極対向部105nとは、角丸四角形のリブ62の4辺のうち、異なる辺の内周面に対向している。リブ62における正極対向部105pが対向した部位と負極対向部105nが対向した部位とは、互いに周方向の反対側に位置している。つまり、リブ62における正極対向部105pが対向した部位と負極対向部105nが対向した部位とは近接していない。また、負極コネクタバスバ101nの直交バスバ部104は、リブ62の一辺に沿うよう形成されている。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
本実施形態の電力変換装置1において、電力変換回路を構成する半導体モジュール2に接続された第一バスバ4とコンデンサ3に接続された第二バスバ5とは、互いの一部同士が重なり合った重なり部7を有する。そして、装置ケース6は、重なり部7を装置ケース6外に露出させる開口部61を有する。それゆえ、第二電源部13に電気的に接続されたコネクタ10のコネクタバスバ101を、装置ケース6の開口部61から露出する重なり部7に接続させることができる。これにより、第一バスバ4と第二バスバ5とコネクタバスバ101とを、1か所で締結することが可能となる。それゆえ、電力変換装置1中のバスバ締結点を低減しやすく、これに伴い、電力変換装置1の高温化を防止できるとともに電力変換装置1の小型化を図ることができる。
また、重なり部7は、コンデンサ3とモジュール本体部21との並び方向における、コンデンサ3と半導体モジュール2との間に配されている。それゆえ、コンデンサ3と半導体モジュール2とを接続する第一バスバ4及び第二バスバ5を、短くしやすい。これにより、第一バスバ4及び第二バスバ5の配策スペースを小さくすることができ、電力変換装置1全体の小型化を実現しやすいとともに、第一バスバ4及び第二バスバ5のインダクタンスを低減しやすい。
また、第二バスバ5は、コンデンサケース32の開放部321からコンデンサケース32外部に引き出されており、コンデンサ3は、コンデンサケース32の開放部321が、半導体モジュール2側を向くような姿勢で配されている。それゆえ、第二バスバ5を短くしやすい。これによっても、電力変換装置1全体の小型化を実現しやすいとともに、第二バスバ5のインダクタンスを低減しやすい。
また、重なり部7の少なくとも一部は、コンデンサケース32の開放部321の開放方向において、開放部321と開放方向に重なる位置に配されている。これにより、第二バスバ5におけるコンデンサケース32の開放部321から引き出された部位から重なり部7までの経路を短くしやすい。これによっても、電力変換装置1全体の小型化を実現しやすいとともに、第二バスバ5のインダクタンスを低減しやすい。
また、重なり部7は、冷却器8と対向するよう配されている。それゆえ、電気抵抗値が大きくなりやすく発熱しやすい重なり部7を、冷却器8によって冷却することができる。それゆえ、電力変換装置1の内部の温度上昇を抑制しやすい。
また、重なり部7の少なくとも一部は、冷却器8とコンデンサ3との間に配されている。それゆえ、冷却器8による重なり部7の冷却性能を確保できるとともに、第二バスバ5を短くすることができる。これにより、第二バスバ5の冷却性を確保しながら、電力変換装置1全体の小型化を実現しやすいとともに、第二バスバ5のインダクタンスを低減しやすい。
また、コネクタバスバ101は、重なり部7と重なり合っているとともに、締結部材によって重なり部7と共締めされている。それゆえ、半導体モジュール2に接続された第一バスバ4と、コンデンサ3に接続された第二バスバ5と、燃料電池に接続されたコネクタバスバ101との3つを、1点で締結することができる。それゆえ、前述のごとく、電力変換装置1の高温化を防止できるとともに電力変換装置1の小型化を図ることができる。
また、コネクタバスバ101は、リブ62の内周面と対向する対向部105を有する。それゆえ、コネクタバスバ101に生じた熱を、対向部105からリブ62へ放熱することができる。これによっても、電力変換装置1の高温化を防止することができる。
また、正極対向部105pに対向するリブ62の壁部のうち、最も正極対向部105pに近い壁部621と、負極対向部105nに対向するリブ62の壁部のうち、最も負極対向部105nに近い壁部622とは、異なる壁部である。それゆえ、正極対向部105pに生じた熱と負極対向部105nに生じた熱との双方が、リブ62の一部に集中することを防止することができる。これにより、コネクタバスバ101からリブ62への熱移動を促進させやすく、コネクタバスバ101の放熱性を一層向上させやすい。
以上のごとく、本実施形態によれば、温度上昇を抑制しつつ、小型化を図ることができる電力変換装置を提供することができる。
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1 電力変換装置
2 半導体モジュール
3 コンデンサ
4 第一バスバ
5 第二バスバ
6 装置ケース
61 開口部
7 重なり部

Claims (8)

  1. 電力変換回路を構成する半導体モジュール(2)と、
    前記半導体モジュールに加わる電圧を平滑化するコンデンサ(3)と、
    前記半導体モジュールに接続された第一バスバ(4)と、
    前記コンデンサに接続された第二バスバ(5)と、
    前記半導体モジュール、前記コンデンサ、前記第一バスバ、及び前記第二バスバを収容する装置ケース(6)と、
    電源に電気的に接続されたコネクタ(10)と、を有し、
    前記第一バスバと前記第二バスバとは、互いの一部同士が重なり合った重なり部(7)を有し、
    前記装置ケースは、前記重なり部を前記装置ケース外に露出させる開口部(61)を有し、
    前記コネクタは、前記装置ケースの前記開口部に接続されており、前記コネクタの端子であるコネクタバスバ(101)は、前記重なり部と重なり合っているとともに、締結部材によって前記重なり部と共締めされている、電力変換装置(1)。
  2. 前記半導体モジュールは、半導体素子を樹脂モールドしてなるモジュール本体部(21)を有し、前記重なり部は、前記コンデンサと前記モジュール本体部との並び方向における、前記コンデンサと前記半導体モジュールとの間に配されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記コンデンサは、コンデンサ素子(31)と、前記コンデンサ素子を収容するとともに、一面に開放部(321)を有するコンデンサケース(32)とを有し、前記第二バスバは、前記コンデンサ素子に接続されるとともに、前記コンデンサケースの前記開放部から前記コンデンサケース外部に引き出されており、前記コンデンサは、前記コンデンサケースの前記開放部が、前記半導体モジュール側を向くような姿勢で配されている、請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 前記重なり部の少なくとも一部は、前記コンデンサケースの前記開放部の開放方向において、前記開放部と前記開放方向に重なる位置に配されている、請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記装置ケース内に配された冷却器(8)を更に有し、前記重なり部は、前記冷却器と対向するよう配されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 前記重なり部の少なくとも一部は、前記冷却器と前記コンデンサとの間に配されている、請求項5に記載の電力変換装置。
  7. 前記装置ケースは、前記開口部の周縁から前記装置ケースの外側に向かって立設するリブ(62)を有し、前記コネクタバスバは、前記リブの内周面と対向する対向部(105)を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  8. 前記コネクタバスバは、正極側の正極コネクタバスバ(101p)と、負極側の負極コネクタバスバ(101n)とを有し、前記正極コネクタバスバの前記対向部である正極対向部(105p)に対向する前記リブの壁部のうち、最も前記正極対向部に近い壁部(621)と、前記負極コネクタバスバの前記対向部である負極対向部(105n)に対向する前記リブの壁部のうち、最も前記負極対向部に近い壁部(622)とは、異なる壁部である、請求項に記載の電力変換装置。
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