JP6089754B2 - 作業車両 - Google Patents

作業車両 Download PDF

Info

Publication number
JP6089754B2
JP6089754B2 JP2013028591A JP2013028591A JP6089754B2 JP 6089754 B2 JP6089754 B2 JP 6089754B2 JP 2013028591 A JP2013028591 A JP 2013028591A JP 2013028591 A JP2013028591 A JP 2013028591A JP 6089754 B2 JP6089754 B2 JP 6089754B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
hydraulic
traveling
vehicle body
travel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013028591A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014155468A (ja
Inventor
阪田 賢一郎
賢一郎 阪田
野村 勝
野村  勝
岡田 卓也
岡田  卓也
亨 福井
亨 福井
清家 理伯
清家  理伯
山口 信
信 山口
小佐野 光
光 小佐野
大介 今泉
大介 今泉
直岐 堀田
直岐 堀田
高橋 学
学 高橋
龍之 鳥津
龍之 鳥津
孝行 藤代
孝行 藤代
英希 山下
英希 山下
弘和 仲
弘和 仲
加藤 哲
哲 加藤
和泉 満孝
満孝 和泉
修平 川上
修平 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2013028591A priority Critical patent/JP6089754B2/ja
Publication of JP2014155468A publication Critical patent/JP2014155468A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6089754B2 publication Critical patent/JP6089754B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、苗植付装置を車体の後部に連結した作業車両に関する。
下記特許文献1には、エンジンのアイドリングを停止した後、エンジンを再始動する際のエンジン制御機構を備える作業車両が記載されている。
特開2010−29134号公報
前記特許文献1には、副変速操作レバーが作業位置であるときに走行操作レバーの操作位置が中立になるとエンジンのアイドリングを停止し、アクセルペダルを踏み込む操作をするとエンジンを再始動するエンジン制御機構を備える作業車両が記載されている。(段落[0030]、[0031]、[図16]参照。)
エンジンを停止すると油圧回路への送油も止まるので、エンジンの再始動時にはポンプを作動させてオイルタンクから作動油を油圧回路に供給させる必要がある。しかしながら、エンジンの始動と同時にポンプが作動すると、エンジン回転数が少ない状態で作動油が油圧回路に送られ始めるので、エンジンにかかる負荷が大きくなり、エンジンの耐久性が低下する問題がある。特に、低温時など、作動油の粘性が高いときは圧力損失が生じやすくなるので、いっそうエンジンに大きな負荷をかける問題がある。
また、エンジンの始動に伴い、油圧式無段変速装置が作動する構成となっていることにより、油圧式無段変速装置に十分な量の作動油が供給されていない状態でエンジンからの動力が油圧式無段変速装置に伝動されるので、油圧式無段変速装置にも大きな負荷がかかり、耐久力が低下してしまう問題がある。
本発明の課題は、アイドリングストップ状態からエンジンを再始動させる場合における油圧式無段変速装置の負荷を低減させてエンジンの再始動を確実に行い、エンジンの耐久力を低下させない走行車両を提供することである。
本発明の上記課題は、次の解決手段で解決される。
請求項1記載の発明は、エンジン(20)を備える走行車体(2)と、作動油を貯留するオイルタンク(12)と、エンジン(20)の作動に伴い各種駆動部の油圧回路(Y、Z)に送油するメインポンプ(86)と、走行停止中にエンジン(20)が作動しているとエンジン(20)を停止させると共に、走行が再開されるとエンジン(20)を再始動させる制御装置(100)を備える作業車両において、作動油を油圧回路(Y、Z)に送る方向とオイルタンク(12)に還流させる方向とに切り替えるアンロードバルブ(84)をメインポンプ(86)と油圧回路(Y、Z)の間の油路に配置し、エンジン(20)から駆動力を受けて作動する油圧式無段変速装置(23)を設け、エンジン(20)と油圧式無段変速装置(23)の間に油圧クラッチ(93)を設け、該油圧クラッチ(93)を入切するクラッチ切替バルブ(92)を油圧回路(Y、Z)に設け、制御装置(100)は、エンジン(20)を再始動させた際に、所定時間に亘って作動油をオイルタンク(12)に還流させ、さらに所定時間経過後に油圧回路(Y、Z)側に作動油を送油するようにアンロードバルブ(84)を作動させる制御構成と、アンロードバルブ(84)が油圧回路(Y、Z)に作動油を送油する状態になると、油圧クラッチ切替バルブ(92)が油圧クラッチ(93)を作動させてエンジン(20)と油圧式無段変速装置(23)を連結させる制御構成を備えていることを特徴とする作業車両である。
なお、上記油圧回路(Y、Z)により作動させる各種駆動部とはトルクジェネレータ82、電子油圧バルブ83、HST23等である。
また、走行停止中にエンジン20が作動しているとエンジン20を停止させるが、走行停止で、すぐにエンジン20が停止するわけではなく、走行が停止すると時間をカウントし、所定時間(例:1〜3分)後に制御装置100中のタイマープログラム88からエンジン20の停止信号が出る。
請求項2記載の発明は、走行車体(2)の前後進、停止及び走行速度を操作する走行操作レバー(17)と、該走行操作レバー(17)の操作量を検知するレバーポテンショメータ(87)とを設け、該レバーポテンショメータ(87)が検知する走行操作レバー(17)の操作量がほぼ0(中立)になると作動するタイマープログラム(88)を制御装置(100)に組み込み、エンジン(20)が作動状態のまま、タイマープログラム(88)の設定時間(例:1〜3分)を超えるまでレバーポテンショメータ(87)の検知による走行操作レバー(17)の操作量がほぼ0であると、エンジン(20)を停止させる制御構成を制御装置(100)に設け、エンジン(20)が停止した後で、走行操作レバー(17)の操作又は走行クラッチペダル(91)の踏み込みにより作動してエンジン(20)を再始動させるエンジン再始動スイッチ(89)を走行操作レバー(17)の前進または後進操作位置に設けるか、または走行クラッチペダル(91)の踏み込み位置に設け、エンジン再始動スイッチ(89)が入り操作されると、エンジン(20)を再始動させると共にエンジン(20)の再始動から所定時間の経過後に作動油をオイルタンク(12)へ還流させる側にアンロードバルブ(84)を切り替える制御構成を制御装置(100)に設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両である。
請求項記載の発明は、走行車体(2)の後部に作業装置(4)を設け、作業装置(4)を昇降させる昇降油圧シリンダ(46)を走行車体(2)に配置し、走行車体(2)の走行状態を、「路上走行速」、「作業速」及び「中立」のいずれかに切り替える副変速操作レバー(16)を設け、副変速操作レバー(16)の操作位置を検知する操作位置検知スイッチ(95)を設け、走行車体(2)の移動状態を検知する移動検知センサ(96)を設け、操作位置検知スイッチ(95)が入のときに移動検知センサ(96)が非検知状態になると、制御装置(100)に組み込まれたタイマープログラム(88)がカウントを開始し、タイマープログラム(88)が所定時間(例:1〜3分)の経過をカウントすると、油圧回路(Y、Z)の電子油圧バルブ(83)が昇降油圧シリンダ(46)を収縮させて作業装置(4)を上昇させ、さらにエンジン(20)を自動停止させる制御構成を制御装置(100)に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の作業車両である。
なお、ここで走行車体2の走行状態は、専ら路上を走行する「路上走行速」、苗を植え付ける植付装置の作動などを伴う圃場などでの作業時の低速走行速である「作業速」及び植付装置のみが作動して走行車体2の移動速度がゼロの「中立」がある。
また、副変速操作レバー16の操作位置は作業位置であるか否かが検知できればよい。また、移動検知センサ96は後輪回転センサ、すなわち車速を測定するセンサを用いることが望ましい。さらに操作位置検知スイッチ95が入のときに移動検知センサ96が非検知状態、すなわち車速がゼロとなり、該車速ゼロから所定時間が経過すると、作業装置4が少しだけ上昇すれば良いので、作業装置4の上昇量を検知するセンサ等は不要である。
請求項記載の発明は、走行車体(2)の後部に作業装置(4)を設け、作業装置(4)を昇降させる昇降油圧シリンダ(46)を走行車体(2)に配置すると共に、走行車体(2)に、作業中に使用する消費材(苗や肥料など)を積載する消費材積載部材(例えば、苗植付部4の苗載台51や施肥ホッパ60)を設け、消費材積載部材(51,60)での消費材の残量が一定未満になったことを検知する残量検知部材(苗載台51の残量スイッチ、施肥ホッパ60内の残量センサなど)(67)を設け、該残量検知部材(67)が検知状態になったことを報知する報知部材(ブザー68、ランプ69)を設け、走行車体(2)の前後進、停止及び走行速度を操作する走行操作レバー(17)と、該走行操作レバー(17)の操作量を検知するレバーポテンショメータ(87)とを設け、報知部材(68、69)が作動した状態でレバーポテンショメータ(87)の検知量がほぼ0になると、所定の設定時間(例:0〜30秒)経過後に油圧回路(Y、Z)の電子油圧バルブ(83)が昇降油圧シリンダ(46)を収縮させて作業装置(4)を上昇させ、エンジン(20)を自動停止させる制御構成を制御装置(100)に設けたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の作業車両である。
請求項記載の発明は、制御装置(100)に、エンジン(20)の再始動信号の発信回数をカウントする出力カウンタ(97)を設け、前記再始動信号が発信されてもエンジン(20)が再始動しないとカウントを増加させ、エンジン(20)が再始動した段階でカウント数をリセットし、カウント数が所定値(例:5回)に到達するか又は最初の再始動信号の発信から所定時間(例:10秒)が経過すると、エンジン(20)の再始動ができない状態とし、走行車体(2)に設けた報知部材(68、69)を作動させる制御構成を制御装置(100)に設けたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の作業車両である。
請求項1記載の発明によれば、アイドリングストップ時からエンジン20を再始動させる際、最初の所定時間の間は、メインポンプ86によりオイルタンク12内の作動油が油圧回路Y、Zに送油される前にオイルタンク12に還流され、その後、エンジン回転数が上がってから油圧回路Y、Zへの送油を開始できるので、エンジン回転数が小さいときの送油圧力損失により油圧回路Y、Zへの作動油の送油が滞ることが防止され、アイドリングストップからのエンジン20の再始動が確実に行える。
また、エンジン回転数が上がってから油圧回路Y、Zへの送油が開始されるので、作動油が安定して油圧回路Y、Zへ送油されることにより、エンジン20にかかる負荷が軽減されるので、エンジン20の耐久性が従来技術より向上する。特に、低温時等の作動油の粘性が高い時でもエンジン回転数が上がってから油圧回路Y、Zへ送油を開始するので、送油圧力の損失が生じにくくなり、エンジン20の再始動の確実化が図られ、作業能率が従来技術より向上する。
更に、エンジン20と油圧式無段変速装置23の間に油圧クラッチ93を設けることにより、アンロードバルブ84が作動油を油圧回路Zに流さないで、オイルタンク12に還流させている間はエンジン20と油圧式無段変速装置23の連結を切ることができるので、エンジン20の再始動時に油圧式無段変速装置23が駆動抵抗になることが無くなり、エンジン20の再始動が確実に行われる。
また、エンジン20の再始動時にエンジン20にかかる負荷が軽減され、エンジン20の耐久性が従来技術より向上し、十分な作動油が供給されていない状態で油圧式無段変速装置23がエンジン20により再始動されることを防止できるので、無理な作動により油圧式無段変速装置23に負荷が掛からなくなり、油圧式無段変速装置23の耐久性も従来技術より向上する。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、レバーポテンショメータ87が走行操作レバー17の中立を検知して所定時間が経過すると、エンジン20が自動停止することにより、すなわち、苗や肥料の補充作業等の際にアイドリング状態で走行車体2を長時間停止させていると、所定時間後にエンジン20が自動的に停止するので、前記作業が長引いたときに余分に燃料を消費することが防止される。
また、走行車体2の走行再開の操作によって再始動スイッチ89が操作されることにより、作業者の走行再開の意思に従ってエンジン20が再始動されるので、誤操作によりエンジン20が意図しない時に再始動することが防止され、余分な燃料の消費がなくなる。
なお、走行再始動スイッチ89は、走行クラッチペダル91を踏み込んで左右のサイドクラッチ(図示省略)の伝動遮断状態を解除し、又は走行操作レバー17を前進側又は後進側に操作するときに作動する構成としている。
請求項記載の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて、走行車体2の作業途中でアイドリング状態が続くと自動的にエンジン20が停止することにより、余分な燃料の消費が抑えられる。また、走行車体2の移動時にはエンジン20の停止制御が行なわれないので、走行車体2が道路上で停止するおそれがない。
さらに、アイドリングによるエンジン20の停止前に作業装置4が自動上昇することにより、作業装置4が地面に潜り込むことを防止できるので、作業装置4に付着した泥土が作業を妨げることがなく、作業能率が向上する。
例えば、田植機の場合、作業装置4を接地状態で放置すると施肥ホース62の出口に泥土や水が入り込み、放出される肥料が出口付近に付着し、詰まることがあるが、上記構成によりこのような不具合が生じない。
請求項記載の発明によれば、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の発明の効果に加えて、消費材(苗や肥料など)の残量が一定未満になり、補充のために走行操作レバー17を中立に操作して走行車体を停止させると、短時間で作業装置の上昇やエンジン20の自動停止が行われることにより、圃場端での消費材の積込作業時等の時間のかかりやすい作業に臨む際に、エンジン20を早期に停止させておくことができるので、余分な燃料消費や排気が防止され、燃費の向上や環境の保全が図られる。
アイドリングによるエンジン20の停止前に作業装置4が自動上昇することにより、作業装置4が地面に潜り込むことを防止できるので、作業装置4に付着した泥土が作業を妨げることがなく、作業能率が従来より向上する。
請求項記載の発明によれば、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の発明の効果に加えて、何度試行してもエンジン20の再始動ができない状態(例:再始動の条件が整っていない、バッテリの電圧不足、その他故障)であることを報知部材68、69により作業者に知らせることができるので、作業者が何度も再始動操作を行うことなく対応作業(走行操作レバー17の操作や走行クラッチペダル91の踏み込み、バッテリの交換等)に移ることができ、作業能率が従来より向上する。
本発明の実施例の乗用型苗移植機の側面図である。 図1の乗用型苗移植機の平面図である。 図1の乗用型苗移植機の作動部材の油圧回路図の一例である。 図1の乗用型苗移植機の制御ブロック図である。 図1の乗用型苗移植機の作動部材の油圧回路図の一例である。 図1の乗用型苗移植機の副変速レバーの操作部分の部分背面図である。 図1の乗用型苗移植機の苗載台部分の平面図である。 図7の乗用型苗移植機の苗載台部分の下方部分の側断面図である。 図7の乗用型苗移植機の苗載台部分の一部拡大平面図である。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1及び図2は作業車両の一実施例である乗用型苗移植機の側面図及び平面図である。この乗用型苗移植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して作業装置である苗植付部4(以下、作業装置4ということがある)が昇降可能に装着されている。
この乗用型苗移植機1は、駆動輪である左右一対の前輪10,10及び左右一対の後輪11,11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13,13が設けられ、該左右前輪ファイナルケース13,13の操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸(図示せず)に左右前輪10,10が各々取り付けられている。
また、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。
さらに、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸(図示せず)を支点にして後輪ケース18,18がローリング自在に支持され、その後輪ケース18,18から外向きに突出する後輪車軸(図示せず)に後輪11,11が取り付けられている。
エンジン20はメインフレーム15の上に搭載されており、該エンジン20の回転動力が、静油圧式無段変速装置(HST)23などを介してミッションケース12に伝達される。ミッションケース12に伝達された回転動力は、該ミッションケース12内の主変速装置及び副変速装置により変速された後、走行動力と外部取り出し軸に分離して取り出される。
エンジン20からHST23を介して伝達される走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13,13を経て前輪10,10を駆動すると共に、残りが後輪ケース18,18を経て後輪11,11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース(図示せず)に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動される。
エンジン20の上部には操縦席31が設置された操縦部33があり、該操縦部33にはHST23を操作して走行車体2の前後進、停止及び走行速度を変速する走行操作レバー(HST操作レバー)17と走行車体2の走行速度をチェンジにより複数段に変速するための副変速レバー16が配置されている。
操縦席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー32があり、その上方に前輪10,10を操向操作するハンドル34が設けられている。フロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35は多数の穴が設けられており(図2参照)、該ステップ35を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下するようになっている。フロアステップ35上の後部は、後輪フェンダを兼ねるリアステップ36となっている。
また、走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく予備苗枠38(予備苗載せ台38a,38b,38c,38d)を設けても良い。予備苗枠38は機体に支持された支持枠体49に第3予備苗載台38cと第2、第3移動リンク部材39b,39cを取り付け、第2、第3移動リンク部材39b,39cで第2予備苗載台38bを支持し、さらに第1、第2移動リンク部材39a,39bと第2予備苗載台38bで第1予備苗載台38aを支持している。第1、第2、第3移動リンク部材39a,39b,39cは支持枠体49に取り付けられた第2移動リンク部材39bの回動中心軸に設けられた図示しないモータからなる回動機構70で回動して、第1予備苗載台38a、第2予備苗載台38b、第3予備苗載台38cを前後ほぼ同一平面状に展開する展開状態と上下に段状に配置される積層状態に変更することができる。
また、苗植付部4の昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,41を備えている。これらリンク40,41,41は、その基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。
そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。メインフレーム15に固着した支持部材と上リンク40に一体形成したスイングアーム(図示せず)の先端部との間に昇降用油圧シリンダ46が設けられており、該シリンダ46を油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
また、苗載せ台51は苗植付部4の全体を支持する左右方向と上下方向に幅一杯の矩形の支持枠体65bと支持ローラ65aからなる枠体構造物65をレール状にして左右方向にスライドする構成である。
苗植付部4は6条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分ずつ各条の苗取出口51a,…に供給するとともに横一列分の苗を全て苗取出口51a,…に供給すると苗送りベルト51b,…により苗を下方に移送する苗載台51、苗取出口51a,…に供給された苗を圃場に植え付ける苗植付爪52aを備えた苗植付装置52,…、次工程における機体の進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ184等を備えている。
なお、機体の前部左右両側には、隣接条に植え付けられた苗の上方に位置し続け、作業者が機体を走行させる目安とする左右一対のサイドマーカ75,75を備えている。前記線引きマーカ184,184は圃場面を削って直進走行の目安となる線を形成するものであるが、土質が柔らかいと、溝が時間の経過によって自然に埋まったり、線引きマーカ184,184が巻き上げた泥で溝が見えなくなったりすることがある。このときは、サイドマーカ75,75と既に植えた隣接条の苗を合わせながら走行すると、隣接条の苗の植え付けにあわせた苗の植え付けが可能となるので、苗の植え付け方向が乱れることがなく、植付精度が向上する。
また、苗植付部4の下部には中央にセンターフロート55、その左右両側にサイドフロート56,56がそれぞれ設けられている。
これらフロート55,56,56を、圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロート55,56,56が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置52,…により苗が植え付けられる。各フロート55,56,56は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動がフロート傾斜角センサ(図示せず)により検出され、その検出結果に応じ前記昇降用油圧シリンダ46を制御する電子油圧バルブ83を切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
苗植付部4には整地装置の一例であるロータ27(27a,27b)が取り付けられている。整地ロータ27a,27bの後ろ上方には、ロータカバー28を設け、フロート55,56上に泥がかからないようにしている。
施肥装置5は、肥料ホッパ60に貯留されている粒状の肥料を繰出部61,…によって一定量ずつ繰り出し、その肥料を施肥ホース62,…でフロート55,56,56の左右両側に取り付けた施肥ガイド(図示せず),…まで導き、施肥ガイド,…の前側に設けた作溝体64(図1),…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込むようになっている。ブロア用電動モータ53で駆動するブロア58で発生させたエアが左右方向に長いエアチャンバ59を経由して施肥ホース62に吹き込まれ、施肥ホース62内の肥料を風圧で強制的に搬送するようになっている。
操縦席31の前方下部に設けられた副変速レバー16は図6に示すレバーガイド21に沿って回動操作することにより、副変速装置が「路上走行速」、「中立」、「作業速」のいずれかに手動で切り換わるように構成されている。そして、副変速レバー16の基部側に設けた副変速レバーセンサ(レバー16の操作角度を検出するポテンショメータ87など)(図示せず)によって副変速レバー16の操作位置を検出することができる。
また図4に本実施例の制御ブロック図を示す。
図3には参考例の油圧回路Yの構成を示し、図5には本実施例の油圧回路Zの構成を示す。
作動油を貯留するオイルタンクであるミッションケース12には、エンジン20の作動に伴いトルクジェネレータ82、昇降シリンダ46やHST23への作動油の入切を切り替える電子油圧バルブ83、油圧式無段変速装置(HST)23及び昇降シリンダ46へそれぞれ作動油を送油する油路と該油路に送油するためのメインポンプ86が設けられている。
参考例及び本実施例では走行停止中にエンジン20が作動しているとエンジン20を停止させるアイドリングストップ機能を有している。このアイドリングストップ機能は、走行車体2が走行停止するとすぐにエンジン20を停止させるのではなく、前記走行停止から時間をカウントし、所定時間(例:1〜3分)後にエンジン20の停止信号を発信するタイマープログラム88を制御装置100に設けている。
そして参考例及び本実施例ではオイルタンク12からトルクジェネレータ82などが配置される油圧回路Y,Zに送油する油路の最上流部にアンロードバルブ84を配置していることに特徴があり、前記油路のオイルタンク12側からトルクジェネレータ82に向けて順にフィルタ73、メインポンプ86及びアンロードバルブ84が配置されている。
従来、田植機がアイドリングストップしている状態からエンジン20を再始動するときには、エンジン回転数が不足した状態であるにもかかわらずメインポンプ86が油圧回路全体に作動油を送油していたので、油圧回路内での圧力損失によりエンジン20に多大な負荷が掛かり、エンジン20が再始動しにくい問題や、エンジン20やメインポンプ86の耐久性が低下する問題がある。特に、低温時に作動油の粘度が高いと、油圧回路内での圧力損失がいっそう生じやすくなるので、エンジン20にかかる負荷がさらに増大し、問題が生じやすくなる。特に低温時には油圧回路Y,Zの圧力損失が増大して、エンジン20に多大な負荷が掛かり、エンジン20の再起動が困難になる可能性がある。
しかし、上記図3に示す参考例と図5に示す本実施例の油圧回路Y,Zによれば、アンロードバルブ84を油圧回路Y,Zに送油する油路の最上流部に設けているので、エンジン20の停止後に再始動させて所定時間(例:1〜3秒)に亘って作動油をオイルタンク12に還流させるようにアンロードバルブ84の電磁弁を作動させると、オイルタンク12に作動油を還流させることができ、エンジン20に対する負荷が軽減でき、エンジン20の再始動性の向上を図ることができる。
上記アンロードバルブ84の切替は図示しないアキュムレータ(図示せず)と併用して用いられることが多いが、油路内の油圧が規定圧力に達した時にメインポンプ86を無負荷にさせるためのアンロードバルブ84が作動し、油路内の圧力を低下させずにメインポンプ86の吐出する流量をそのままオイルタンク12に戻すことができる。
また、エンジン20の停止後に走行車体2の走行を再開させるためには、エンジン20を再始動させると、所定時間(例:1〜3秒)に亘って作動油をオイルタンク12に還流させ、さらに所定時間経過後に油圧回路Y側に作動油を送油するようにアンロードバルブ84を作動させるエンジン20再始動信号が制御装置100から発信されてアンロードバルブ84の電磁弁を作動させる。
図3,図5に示す油圧回路Y,Zを用いることでアイドリングストップ時からエンジン20を再始動させる際、最初の所定時間の間は、メインポンプ86によりオイルタンク12内の作動油が油圧回路Y,Zに送油される前にオイルタンク12に還流され、その後、エンジン回転数が上がってから油圧回路Y,Zへの送油を開始することができるので、エンジン回転数が小さいときの送油圧力損失により油圧回路Yへの作動油の送油が滞ることが防止され、アイドリングストップからのエンジン再始動が確実に行える。
また、エンジン回転数が上がってから油圧回路Y,Zへの送油が開始されるので、作動油が安定して油圧回路Y,Zへ送油されることにより、エンジン20にかかる負荷が軽減されるので、エンジン20の耐久性が従来技術より向上する。特に、低温時等の作動油の粘性が高い時でもエンジン回転数が上がってから油圧回路Y,Zへの送油を開始するので、送油圧力の損失が生じにくくなり、エンジン20の再始動の確実化が図られ、作業能率が従来技術より向上する。
また、次のような構成を採用することもできる。
すなわち、走行車体2の前後進、停止及び走行速度を操作する走行操作レバー17の操作量を検知するレバーポテンショメータ87を設け、該レバーポテンショメータ87が検知する走行操作レバー17の操作量がほぼ0(中立)になると作動するタイマープログラム88を制御装置100に組み込み、エンジン20が作動状態のまま、タイマープログラム88の設定時間(例:1〜3分)を超えるまでレバーポテンショメータ87の検知による走行操作レバー17の操作量がほぼ0であると、制御装置100がエンジン20を停止させる停止信号をエンジン20に向けて発信することができる。
また、エンジン20の停止後に走行車体2の走行を再開させるためには、再始動スイッチ89をオンにすると制御装置100が再始動信号をエンジンスタータ76に発信してエンジン20を再始動させることができる。再始動スイッチ89がオンになると、制御装置100がエンジン20を再始動させると共に、アンロードバルブ84により作動油をオイルタンク12に還流する方向に移動させる。
なお、エンジン再始動スイッチ89を走行操作レバー17の前進または後進操作位置に設けるか、または走行クラッチペダル91の踏み込み位置に設ける。
エンジン再始動スイッチ89が入り操作されると、エンジン20を再始動させる再始動信号をエンジンスタータ76に発信すると共に所定時間の後に作動油がオイルタンク12へ還流させる側にアンロードバルブ84を切り替える制御構成を制御装置100に設けた。
こうして、レバーポテンショメータ87が走行操作レバー17の中立を検知して所定時間が経過すると、エンジン20が自動停止することにより、すなわち、苗や肥料の補充作業等の際にアイドリング状態で走行車体2を長時間停止させていると、所定時間後にエンジン20が自動的に停止するので、前記作業が長引いたときに余分に燃料を消費することが防止される。
また、走行車体2の走行再開の操作によって再始動スイッチ89が操作されることにより、作業者の走行再開の意思に従ってエンジン20が再始動されるので、誤操作によりエンジン20が意図しない時に再始動することが防止され、余分な燃料の消費が防止される。
なお、走行再開時には、走行クラッチペダル91を踏み込んで解除し、走行操作レバー17を前進側又は後進側に操作する。
図5に示す図3とは別の油圧回路Zは、エンジン20と油圧式無段変速装置23の間に油圧クラッチ93を設け、該油圧クラッチ93を入切する油圧クラッチ切替バルブ92を該油圧回路Zのアンロードバルブ84とトルクジェネレータ82の間の油路に設けた構成である。
この構成では、アンロードバルブ84が油圧回路Zに作動油を送油する状態になると、油圧クラッチ切替バルブ92が油圧クラッチ93を作動させてエンジン20と油圧式無段変速装置23を連結する。
図5に示すように、エンジン20と油圧式無段変速装置23の間に油圧クラッチ93を設けておき、例えばエンジン20が始動して所定時間(例:1〜3秒)の間はアンロードバルブ84が作動油をオイルタンク12に還流させることにより、エンジン20と油圧式無段変速装置23の連結を切ることができるので、エンジン20の再始動時に油圧式無段変速装置23が駆動抵抗になることが防止され、エンジン20の再始動が確実に行われる。
また、上記構成によりエンジン20の再始動時にエンジン20にかかる負荷が軽減され、エンジン20の耐久性が従来技術より向上し、十分な作動油が供給されていない状態で油圧式無段変速装置23がエンジン20により再始動されることを防止できるので、無理な作動により油圧式無段変速装置23に負荷がかかることが防止され、油圧式無段変速装置23の耐久性も従来技術より向上する。
副変速操作レバー16の操作位置(「路上走行」、「作業(走行低速+植付装置作動)」又は「中立(植付装置のみ作動)」の何れかの位置)を検知する操作位置検知スイッチ95をフロントカバー32の機体後側(座席31側)で且つ下側に設け(なお操作位置検知スイッチ95は作業位置であるか否かが検知できればよい)、該操作位置検知スイッチ95が入のときに走行車体2が走行停止して後輪回転センサ96が非検知状態になると、タイマープログラム88がカウントを開始し、タイマープログラム88が所定時間(例:1〜3分)の経過をカウントすると、油圧回路Zの電子油圧バルブ83が昇降油圧シリンダ46を収縮させて苗植付部4を上昇させて、さらにエンジン20を自動停止させる制御構成を制御装置100に設けた。
図6に副変速レバー16の操作部分を機体後方から見た部分背面図を示す。
なお、前記苗植付部4の上昇量は少しだけであり、電子油圧バルブ83の作動量で前記上昇量をコントロールするので、前記上昇量を検知するセンサ等は設ける必要がない。
上記構成により走行車体2の作業途中でアイドリング状態が続くと自動的にエンジン20が停止されるので、余分な燃料の消費が抑えられる。また、走行車体2の移動時にはエンジン20の停止制御が行われないため、走行車体2が道路上で停止することが防止される。
また、上記作業途中のアイドリング状態では制御は、圃場内で植付作業中に苗を苗載台51に補充したり、走行車体2に積み込んだ肥料袋から施肥ホッパ60に肥料を補充する時に用いる制御である。
さらに、上記構成により、アイドリングによるエンジン20の停止前に苗植付部4が自動上昇することにより、苗植付部4が地面に潜り込むことを防止できるので、苗植付部4に付着した泥土が作業を妨げることがなく、作業能率が従来より向上する。
特に作業車両が田植機である場合には、苗植付部4を接地状態で放置すると施肥ホース62の出口に泥土や水が入り込み、放出される肥料が前記出口付近に付着し、詰まることがあるので、前記走行車体2が走行停止している間に苗植付部4を少し上昇させる制御構成は効果的である。
走行車体2には、苗の植付作業中などに使用する苗や肥料などの消費材を苗植付部4の苗載台51や施肥ホッパ60に積載するが、前記消費材の残量が一定未満になったことを苗載台51内に設置された図示しない残量スイッチ、施肥ホッパ60内の残量センサなどの残量検知部材67で検知し、該残量検知部材67が検知状態になったことを報知する報知部材(ブザー68、ランプ69)を設け、該報知部材68、69が作動した状態でレバーポテンショメータ87の検知量がほぼ0になると、第2の設定時間(例:0〜30秒)経過後に電子油圧バルブ83が昇降油圧シリンダ46を収縮させて苗植付部4を上昇させ、エンジン20を自動停止させる制御構成を制御装置100に設けても良い。
前記消費材(苗や肥料などの)の残量が一定未満になり、補充のために走行操作レバー17を中立に操作して走行車体2を停止させると、短時間で苗植付部4の上昇やエンジン20の自動停止が行われることにより、圃場端での消費材の積込作業時等の時間のかかりやすい作業に臨む際に、エンジン20を早期に停止させておくことができるので、余分な燃料消費や排気が防止され、燃費の向上や環境の保全を図ることができる。
また、アイドリングによるエンジン20の停止前に苗植付部4が自動上昇することにより、苗植付部4が地面に潜り込むことを防止できるので、苗植付部4に付着した泥土が作業を妨げることがなく、作業能率が従来以上に向上する。
制御装置に、エンジン20の再始動信号の発信回数をカウントする出力カウンタ97(プログラム)を設け、前記再始動信号が発信されてもエンジン20が再始動しないと、出力カウンタ97はカウントを増加させ、エンジン20が再始動した段階でカウント数をリセット(0に戻す)し、カウント数が所定値(例:5回)に到達するか又は最初の再始動信号の発信から所定時間(例:10秒)が経過すると、エンジン20が再始動ができない状態とし、報知部材68,69を作動させる制御構成を制御装置100に設けることができる。
このように、何度試行してもエンジン20の再始動ができない状態(例:再始動の条件が整っていない、バッテリの電圧不足、その他故障)であることを報知部材68、69により作業者に知らせることができるので、作業者が何度も再始動操作を行うことなく対応作業(走行操作レバー17の位置やクラッチペダル91の踏み込み、バッテリの交換等)に移ることができ、作業能率が向上する。
図7に8条植用の苗載台51の平面図を示す。
図7の苗載台51では、従来は全体に亘り下部と中央部に横方向に長い横フレーム98a、98bが設けられている。しかし、この構成では苗載台51のねじれ剛性が不足しているので、図7に示す下部横フレーム98aと中央部横フレーム98bの間をつなぐ縦フレーム99を苗載台51の内側に設ける。また苗植付部4のローリング用のローリングフレーム104の両側にローリング修正スプリング101を設けて、ねじれ剛性を改善する。該ローリング修正スプリング101は、ローリングフレーム104とスプリング支持体105の間に弾性支持される。
図8に苗載台51の下部の断面図を示し、図9に苗載台51の下方部分の一部平面図を示す。この苗載台51は図示していないが、両端の条を折り畳む構成であり本体側の6条分の苗載台51と両端の折り畳む構成である各1条分の苗載台51(これを「延長苗載台51」という)を連結するロックボルト102を設ける必要がある。しかし、この延長苗載台51付近には施肥ホース62が配置されるので、前記ロックボルト102の支持部材と施肥ホース62が干渉することがあった。
そこで、図8に示すように、延長苗載台51を連結するロックボルト102を苗送ベルト51bの内側に配置することで、前記ロックボルト102の支持部材と施肥ホース62が干渉しない構成とした。なおロックボルト102はボルト操作ノブ103で操作可能である。
本発明は、苗植付部を搭載した乗用型苗移植機に限らず、他の作業車両にも利用可能である。
1 施肥装置付き乗用型苗移植機 2 走行車体
3 昇降リンク装置 4 苗植付部
5 施肥装置 10 前輪
11 後輪 11a 後輪駆動軸
12 ミッションケース 13 前輪ファイナルケース
14 コ字状のフレーム 14a 牽引用フック
15 メインフレーム 16 副変速レバー
17 走行操作レバー 18 後輪ケース
20 エンジン 21 レバーガイド
23 静油圧式無段変速装置(HST)
26 植付伝動軸 27(27a,27b) 整地ロータ
28 ロータカバー 30 エンジンカバー
31 操縦席 32 フロントカバー(ボンネット)
33 操縦部 34 ハンドル
35 フロアステップ 37a,37b,37c,37d 取付ステー
38 予備苗枠(38a,38b,38c,38d)
38d 第1補助苗載せ台 38e 第1補助苗載せ台
39a,39b,39c 移動リンク部材
40 上リンク 41 下リンク
42 リンクベースフレーム 43 縦リンク
44 連結軸 46 昇降用油圧シリンダ
49 苗枠支持枠体(フレーム)
50 伝動ケース 51 苗載台
51a 苗取出口 51b 苗送りベルト
52 苗植付装置 52a 苗植付爪
53 ブロア用電動モータ 55 センターフロート
56 サイドフロート 58 ブロア
59 エアチャンバ 60 肥料ホッパ
61 繰出部 62 施肥ホース
64 作溝体 65 枠体構造物
65a 支持ローラ 65b 支持枠体
67 残量検知部材 68 ブザー
69 ランプ 70 回動機構
73 フィルタ 75 サイドマーカ
76 エンジンスタータ 80 回動支持フレーム
81 苗枠支柱 82 トルクジェネレータ
83 電子油圧バルブ 84 アンロードバルブ
86 メインポンプ 87 レバーポテンショメータ
88 タイマープログラム 89 再始動スイッチ
91 走行クラッチペダル 92 油圧クラッチ切替バルブ
93 油圧クラッチ 95 操作位置検知スイッチ
96 後輪回転センサ 97 出力カウンタ
98a、98b 下部横フレーム 99 縦フレーム
100 制御装置 101 ローリング修正スプリング
102 ロックボルト 103 ボルト操作ノブ
184 線引きマーカ Y、Z 油圧回路

Claims (5)

  1. エンジン(20)を備える走行車体(2)と、
    作動油を貯留するオイルタンク(12)と、
    エンジン(20)の作動に伴い各種駆動部の油圧回路(Y、Z)に送油するメインポンプ(86)と、
    走行停止中にエンジン(20)が作動しているとエンジン(20)を停止させると共に、走行が再開されるとエンジン(20)を再始動させる制御装置(100)
    を備える作業車両において、
    作動油を油圧回路(Y、Z)に送る方向とオイルタンク(12)に還流させる方向とに切り替えるアンロードバルブ(84)をメインポンプ(86)と油圧回路(Y、Z)の間の油路に配置し、
    エンジン(20)から駆動力を受けて作動する油圧式無段変速装置(23)を設け、
    エンジン(20)と油圧式無段変速装置(23)の間に油圧クラッチ(93)を設け、
    該油圧クラッチ(93)を入切するクラッチ切替バルブ(92)を油圧回路(Y、Z)に設け、
    制御装置(100)は、エンジン(20)を再始動させた際に、所定時間に亘って作動油をオイルタンク(12)に還流させ、さらに所定時間経過後に油圧回路(Y、Z)側に作動油を送油するようにアンロードバルブ(84)を作動させる制御構成と、アンロードバルブ(84)が油圧回路(Y、Z)に作動油を送油する状態になると、油圧クラッチ切替バルブ(92)が油圧クラッチ(93)を作動させてエンジン(20)と油圧式無段変速装置(23)を連結させる制御構成を備えていることを特徴とする作業車両。
  2. 走行車体(2)の前後進、停止及び走行速度を操作する走行操作レバー(17)と、 該走行操作レバー(17)の操作量を検知するレバーポテンショメータ(87)とを設け
    該レバーポテンショメータ(87)が検知する走行操作レバー(17)の操作量がほぼ0になると作動するタイマープログラム(88)を制御装置(100)に組み込み、
    エンジン(20)が作動状態のまま、タイマープログラム(88)の設定時間を超えるまでレバーポテンショメータ(87)の検知による走行操作レバー(17)の操作量がほぼ0であると、エンジン(20)を停止させる制御構成を制御装置(100)に設け、
    エンジン(20)が停止した後で、走行操作レバー(17)の操作又は走行クラッチペダル(91)の踏み込みにより作動してエンジン(20)を再始動させるエンジン再始動スイッチ(89)を走行操作レバー(17)の前進または後進操作位置に設けるか、または走行クラッチペダル(91)の踏み込み位置に設け、
    エンジン再始動スイッチ(89)が入り操作されると、エンジン(20)を再始動させると共にエンジン(20)の再始動から所定時間の経過後に作動油をオイルタンク(12)へ還流させる側にアンロードバルブ(84)を切り替える制御構成を制御装置(100)に設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 走行車体(2)の後部に作業装置(4)を設け、
    作業装置(4)を昇降させる昇降油圧シリンダ(46)を走行車体(2)に配置し、
    走行車体(2)の走行状態を、「路上走行速」、「作業速」及び「中立」のいずれかに切り替える副変速操作レバー(16)を設け、
    副変速操作レバー(16)の操作位置を検知する操作位置検知スイッチ(95)を設け、
    走行車体(2)の移動状態を検知する移動検知センサ(96)を設け、
    操作位置検知スイッチ(95)が入のときに移動検知センサ(96)が非検知状態になると、制御装置(100)に組み込まれたタイマープログラム(88)がカウントを開始し、タイマープログラム(88)が所定時間の経過をカウントすると、油圧回路(Y、Z)の電子油圧バルブ(83)が昇降油圧シリンダ(46)を収縮させて作業装置(4)を上昇させ、さらにエンジン(20)を自動停止させる制御構成を制御装置(100)に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の作業車両。
  4. 走行車体(2)の後部に作業装置(4)を設け、
    作業装置(4)を昇降させる昇降油圧シリンダ(46)を走行車体(2)に配置すると共に、走行車体(2)に、作業中に使用する消費材を積載する消費材積載部材(51,60)を設け、
    消費材積載部材(51,60)での消費材の残量が一定未満になったことを検知する残量検知部材(67)を設け、
    該残量検知部材(67)が検知状態になったことを報知する報知部材(68、69)を設け、
    走行車体(2)の前後進、停止及び走行速度を操作する走行操作レバー(17)と、該走行操作レバー(17)の操作量を検知するレバーポテンショメータ(87)とを設け、
    報知部材(68、69)が作動した状態でレバーポテンショメータ(87)の検知量がほぼ0になると、所定の設定時間経過後に油圧回路(Y、Z)の電子油圧バルブ(83)が昇降油圧シリンダ(46)を収縮させて作業装置(4)を上昇させ、エンジン(20)を自動停止させる制御構成を制御装置(100)に設けたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の作業車両。
  5. 制御装置(100)に、エンジン(20)の再始動信号の発信回数をカウントする出力カウンタ(97)を設け、
    前記再始動信号が発信されてもエンジン(20)が再始動しないとカウントを増加させ、
    エンジン(20)が再始動した段階でカウント数をリセットし、
    カウント数が所定値に到達するか又は最初の再始動信号の発信から所定時間が経過すると、エンジン(20)の再始動ができない状態とし、走行車体(2)に設けた報知部材(68、69)を作動させる制御構成を制御装置(100)に設けたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の作業車両。
JP2013028591A 2013-02-18 2013-02-18 作業車両 Active JP6089754B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013028591A JP6089754B2 (ja) 2013-02-18 2013-02-18 作業車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013028591A JP6089754B2 (ja) 2013-02-18 2013-02-18 作業車両

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016037632A Division JP6213593B2 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 苗移植機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014155468A JP2014155468A (ja) 2014-08-28
JP6089754B2 true JP6089754B2 (ja) 2017-03-08

Family

ID=51576815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013028591A Active JP6089754B2 (ja) 2013-02-18 2013-02-18 作業車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6089754B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6638418B2 (ja) * 2016-01-19 2020-01-29 井関農機株式会社 作業車両

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2874250B2 (ja) * 1990-02-23 1999-03-24 井関農機株式会社 農作業機
JPH06249150A (ja) * 1993-02-19 1994-09-06 Honda Motor Co Ltd 油圧ポンプ装置
JPH0739201A (ja) * 1993-08-04 1995-02-10 Iseki & Co Ltd トラクタの油圧ケース
JPH07232568A (ja) * 1994-02-24 1995-09-05 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 作業車の油圧操作機構
JP2003293915A (ja) * 2002-04-03 2003-10-15 Toyota Motor Corp 駆動装置およびこれを搭載する自動車
JP5560542B2 (ja) * 2008-07-30 2014-07-30 井関農機株式会社 苗植機
JP5704869B2 (ja) * 2010-09-14 2015-04-22 株式会社クボタ 水田作業機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014155468A (ja) 2014-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102511298B1 (ko) 작업 차
JP2014045685A (ja) 苗移植機
JP5054575B2 (ja) 田植機
JP6019811B2 (ja) 苗移植機
JP5493508B2 (ja) 農作業機
JP2015149942A (ja) 苗移植機
JP6089754B2 (ja) 作業車両
JP5812773B2 (ja) 作業車のエンジン停止操作構造
JP7044827B2 (ja) 作業車
JP5337213B2 (ja) 圃場用供給作業車の報知制御構造
JP2011050343A (ja) 乗用型田植機
JP5818610B2 (ja) 作業車
JP6213593B2 (ja) 苗移植機
JP5888613B2 (ja) 苗移植機
JP6032177B2 (ja) 作業車両
JP6344451B2 (ja) 作業車両
JP5861984B2 (ja) 苗移植機
JP2014155462A5 (ja)
JP2015084673A5 (ja)
JP5530397B2 (ja) 作業車の供給物補給構造
JP2012237213A (ja) 作業車のエンジン始動構造
JP6222254B2 (ja) 作業車両
JP6115785B2 (ja) 苗移植機
JP5831659B2 (ja) 苗移植機
JP6128078B2 (ja) 苗移植機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161012

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170123

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6089754

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150